JP2023153650A - 商品ラック - Google Patents

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JP2023153650A
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Abstract

【課題】商品収納通路の設定変更作業を容易なものとすること。【解決手段】ラックベース30に対して仕切板40が係合手段を介して係合されて支持されて商品収納通路50が並設された商品ラックであって、係合手段は、先端部分にフック状の突起部41aが形成された係合爪41と、挿入された係合爪41と係合する係合孔38とを備え、係合孔38は、係合爪41の挿脱を許容する第1開口部381と、第1開口部381に連続して形成され、第1開口部381から変位した係合爪41の突起部41aが縁部の一部に係止しつつ係合爪41が縁部の一部に当接することで係合爪41が上下左右、並びに前後に変位することを規制する第2開口部382と、第1開口部381と第2開口部382との間に形成され、係合爪41が相対的に変位する場合に係合爪41に接した状態で係合爪41を第1開口部381と第2開口部382との間で案内するガイド縁部383とを有する。【選択図】図8

Description

本発明は、商品ラックに関し、より詳細には、商品の販売を行う自動販売機等に適用され、かつ該商品を収納する商品ラックに関するものである。
従来、商品の販売を行う自動販売機には、商品収容庫の商品ラックに収納された商品を搬送トレイに繰り出した後、搬送トレイによって搬送して所定の商品取出領域に払い出すようにしたものが知られている。商品取出領域は、商品取出口を介して商品収容庫の外部に連通された空間であり、利用者が商品取出口から手を差し入れれば、購入した商品の取り出しが可能である。
通常、この種の自動販売機では、前面を構成する前面扉の一部がガラス等の透明な面板によって構成されており、商品収容庫の商品ラックに収納された商品を外部から視認して選択することが可能であり、更に、商品ラックから繰り出された購入商品が搬送トレイによって商品取出領域まで搬送される状態を観察することができる。このように商品収容庫の内部が視認可能な自動販売機によれば、利用者の購買意欲を高めることができる等の利点がある。
このような自動販売機における商品ラックは、ラックベースに対して複数の仕切板を左右方向に所定間隔毎に例えばネジ等の締結部材により締結させて支持させることにより、複数の商品コラムが左右に並設されて構成されている。商品ラックを構成する各商品コラムは、前後方向に沿って延在する商品収納通路を有しておりスパイラルが配設されている。
スパイラルは、商品収納通路の延在方向、すなわち前後方向に沿って螺旋状に巻回される態様で構成されている。このスパイラルは、伝達機構を介して駆動源であるモータより駆動力が伝達された場合に、中心軸回りに回転するものである。
そのような構成を有する商品ラックでは、各商品コラムにおいて、常態においてはスパイラルの各ピッチ間に商品を拘束しており、スパイラルが回転する場合には各ピッチ間に拘束された商品を漸次前方に向けて搬出して最前の商品を払い出すようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-165870号公報
ところで、上記商品ラックでは、複数の商品コラムを並設させるために、ラックベースに対して複数の仕切板をネジ等の締結部材により締結させて支持させるので、次のような問題があった。
すなわち、商品コラムの左右寸法の変更等のような商品収納通路の設定変更作業を行う場合、作業者は、工具を持参する必要があるだけでなく、仕切板の支持個所を変更するために、自動販売機から商品ラックを一旦取り出してから該当する仕切板を取り外す必要があり、結果的に、商品収納通路の設定変更作業が煩雑なものとなっていた。
本発明は、上記実情に鑑みて、商品収納通路の設定変更作業を容易なものとすることができる商品ラックを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る商品ラックは、ラックベースに対して仕切部材が係合手段を介して係合されて支持されることにより、該ラックベースの上方域に商品収納通路が並設された商品ラックであって、前記係合手段は、先端部分にフック状の突起部が形成された係合爪と、前記係合爪が挿入された場合に該係合爪と係合する係合孔とを備え、前記係合孔は、前記係合爪の挿脱を許容する第1開口部と、前記第1開口部に連続して形成され、かつ該第1開口部から変位した前記係合爪の前記突起部が縁部の一部に係止しつつ該係合爪が縁部の一部に当接することで該係合爪が上下左右、並びに前後に変位することを規制する第2開口部と、前記第1開口部と前記第2開口部との間に形成され、かつ前記係合爪が相対的に変位する場合に前記係合爪に接した状態で該係合爪を前記第1開口部と前記第2開口部との間で案内するガイド縁部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品ラックにおいて、前記係合手段は、前記係合爪が前記仕切部材の下端部に形成され、前記係合孔が前記ラックベースに形成されたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品ラックにおいて、前記ラックベースは、前記係合孔が形成されたベース基部と、前記ベース基部の後端部分より上方に向けて延在するベース後壁部とを有してなり、前記係合手段は、前記仕切部材の後端部分より後方に向けて突出する態様で形成された後延係合片と、前記ベース後壁部に形成され、かつ前記後延係合片が前方より挿通された場合に該後延係合片が左右方向に変位することを規制する後壁規制孔とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品ラックにおいて、前記係合手段は、前記仕切部材の下端部における前記係合爪の後方域にて下方に向けて突出する態様で形成された下延係合片と、前記ベース基部における前記係合孔の後方域に形成され、かつ前記下延係合片が上方より挿通された場合に該下延係合片が左右方向に変位することを規制するベース規制孔とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、係合手段が先端部分にフック状の突起部が形成された係合爪と、係合爪が挿入された場合に該係合爪と係合する係合孔とを備え、係合孔が、係合爪の挿脱を許容する第1開口部と、第1開口部に連続して形成され、かつ該第1開口部から変位した係合爪の突起部が縁部の一部に係止しつつ該係合爪が縁部の一部に当接することで該係合爪が上下左右、並びに前後に変位することを規制する第2開口部と、第1開口部と第2開口部との間に形成されたガイド縁部とを有し、このガイド縁部が、係合爪が相対的に変位する場合に係合爪に接した状態で該係合爪を第1開口部と第2開口部との間で案内するので、仕切部材を着脱可能に支持することができる。これにより、商品収納通路の設定変更作業を容易なものとすることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である商品ラックが適用された自動販売機の外観構成を示す正面図である。 図2は、本発明の実施の形態である商品ラックが適用された自動販売機の内部構造を模式的に示す断面側面図である。 図3は、図1及び図2に示した1つの商品ラック、すなわち本発明の実施の形態である商品ラックの外観構成を示す斜視図である。 図4は、図3に示した商品ラックの要部の分解斜視図である。 図5は、図3及び図4に示した仕切板の側面図である。 図6は、図4に示した後壁規制孔を示す正面図である。 図7は、図4に示したベース規制孔を示す平面図である。 図8は、図4に示した係合孔を示す平面図である。 図9の(a)~(d)は、仕切板の取付手順を示す説明図である。 図10の(a)は、係合孔に係合爪を挿入させた状態を示す横断面図であり、図10の(b)は、係合孔に係合爪を挿入させた状態を示す拡大斜視図である。 図11の(a)は、係合孔に挿入させた係合爪を第1開口部から第2開口部に変位させている途中の状態を示す横断面図であり、図11の(b)は、係合孔に挿入させた係合爪を第1開口部から第2開口部に変位させている途中の状態を示す拡大斜視図である。 図12の(a)は、係合爪が第2開口部にて規制された状態を示す横断面図であり、図12の(b)は、係合爪が第2開口部にて規制された状態を示す拡大斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る商品ラックの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である商品ラックが適用された自動販売機を示すものであり、図1は、自動販売機の外観構成を示す正面図であり、図2は、自動販売機の内部構造を模式的に示す断面側面図である。
ここで例示する自動販売機1は、例えば店舗等に設置されるものであり、装置本体である本体キャビネット10を備えている。
本体キャビネット10は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)10aを有した直方状の筐体であり、内部に商品収容庫11を有している。商品収容庫11は、断熱材に囲繞されて断熱構造を有した室であり、商品ラック13が上下方向に沿って複数段設けられている。これら商品ラック13は、それぞれ商品収容庫11の両側に立設された図示せぬラック支持側板の間に架設されており、商品を収納するものである。
上記商品収容庫11には、蒸発器14aが設けられている。蒸発器14aは、商品収容庫11の下方域に画成された機械室12に配設された圧縮機14bや凝縮器14c、膨張機構14dと冷媒を循環させる冷媒回路14を構成しており、自身の図示せぬ冷媒通路を通過する冷媒と、自身の周囲を通過する商品収容庫11の内部の空気とを熱交換させて該空気を冷却させるものである。
蒸発器14aの周囲で冷却された空気は、庫内送風ファン15が駆動することにより、商品収容庫11の背面に設置された背面ダクト16の吸込口16aより通風路16bに吸い込まれ、この通風路16bを通過した後に各吹出口16cから吹き出されることにより、商品ラック13に収納された商品を冷却することになる。
商品収容庫11における上記商品ラック13の前方域には、その両側に左右一対となる態様で搬送レール17aが配設されており、これら搬送レール17a間を搬送トレイ17bが図示せぬ搬送機構により上下方向に沿って移動可能に配設されている。つまり、搬送レール17a間には、搬送トレイ17bを通過させるための搬送通路17が形成されている。この搬送通路17は、機械室12の前方域まで延在しており、該機械室12の前方域となる最下位置が商品取出領域18となっている。
上記本体キャビネット10の前面開口10aは、前面扉20により開閉される。前面扉20は、前面開口10aを閉塞するのに十分な大きさを有した扉体であり、本体キャビネット10の前方側の左側縁部に揺動可能に設けられている。
この前面扉20は、断熱構造を有するものであり、外部より内部の視認を可能にする断熱性のガラス板21aが装着された窓部21を備えているとともに、窓部21の下方部に矩形状の商品取出口22が形成されている。
この商品取出口22は、搬送トレイ17bにより商品取出領域18まで搬送された商品を、利用者が取り出すための開口であり、商品取出扉23により開閉されるものである。
また前面扉20は、窓部21の右方部に、商品選択部24、硬貨投入口25、金額表示器26、紙幣挿入口27、硬貨返却口28等が設けられている。
商品選択部24は、押釦テンキーや表示器等を有しており、利用者が商品を選択するためのものである。硬貨投入口25は、硬貨を投入する開口である。金額表示器26は、例えばLCD等により構成されており、投入金額等を表示する金額表示器である。
紙幣挿入口27は、紙幣を挿入するための開口である。硬貨返却口28は、投入された硬貨の返却、あるいは釣銭等を返却するための開口である。またこれら以外に、いわゆる電子マネーと称される金額情報が格納された記録媒体が所定の通信可能領域に保持される場合に、該記録媒体との間で金銭に関するデータの送受信を行うカードリーダ等が設けられている。
図3は、図1及び図2に示した1つの商品ラック13、すなわち本発明の実施の形態である商品ラック13の外観構成を示す斜視図である。尚、図1及び図2に示した複数の商品ラック13はいずれも同様の構成を有しているので、以下においては、1つの商品ラック13について説明し、その他の商品ラック13の説明は割愛する。ここで例示する商品ラック13は、ラックベース30と、仕切板(仕切部材)40とを備えて構成されている。
ラックベース30は、板金等により構成されるもので、ベース基部31と、ベース側壁部32と、ベース後壁部33とを備えて構成されている。
ベース基部31は、略矩形状を成す底壁部分である。このベース基部31は、上部にベース板34を有している。ベース板34は、前後方向に沿って延在する複数の凹部341が左右に並設されており、互いに隣接する凹部341の相互間は平面状を成した平面部342となっている。
ベース側壁部32は、ベース基部31の左右の両端部分より上方に向けて延在する左右一対の側壁部分である。ベース後壁部33は、ベース基部31の後端部分より上方に向けて延在する後壁部分である。このベース後壁部33は、ベース側壁部32の後端部分同士を連結している。
仕切板40は、複数設けられており、それぞれが板金等により構成された長尺板状部材である。これら仕切板40は、詳細は後述するが、ベース基部31及びベース後壁部33に係合されることにより、自身の長手方向が前後方向に一致する態様でラックベース30に支持されている。
このようにして、ラックベース30に複数の仕切板40が支持されることにより、互いに隣接する仕切板40の相互間、並びにベース側壁部32とこれに隣接する仕切板40との間には、前後方向に沿って延在する商品収納通路50が画成されている。そして、ベース板34が各商品収納通路50の底面を構成し、特にベース板34の複数の凹部341がそれぞれ商品収納通路50の底部を構成している。尚、上記ベース後壁部33において、各商品収納通路50の後面となる部分には、円形状の連結孔33a(図4参照)が形成されている。
そのような商品収納通路50には、スパイラル55が設けられて商品コラムが形成されている。スパイラル55は、例えば金属製の棒状体が前後方向に沿って螺旋状に巻回されることで形成されたものである。このようなスパイラル55は、後端部分が伝達部材56を介して上記連結孔33aより一部が前方に露出する態様でベース後壁部33に設けられた図示せぬ駆動ユニットに連結されており、駆動ユニットに内蔵されたモータの駆動により伝達部材56と一体的に自身の中心軸回りに回転可能なものである。
かかるスパイラル55は、中心軸回りに回転することにより、各ピッチ間に拘束される商品を漸次前方に向けて搬出するとともに、最前のピッチ間に拘束された商品を払い出すものである。
そのような構成を有する商品コラムにおいては、利用者により商品選択部24を通じて当該商品コラムの商品が選択され、かつ所望の金銭の投入、あるいは所定の金銭処理(減算処理)がなされたことを条件として、モータが駆動し、伝達部材56の回転によりスパイラル55が回転し、これによりスパイラル55の各ピッチ間に拘束された商品は前方に向けて搬出され、最前のピッチ間に拘束された商品は前方に向けて払い出される。この商品コラムより払い出された商品は、搬送トレイ17bに受容され、搬送トレイ17bにより商品取出領域18まで搬送されて、商品取出口22を通じて取り出し可能な状態となる。
次に仕切板40の支持構造について説明する。仕切板40は、図4及び図5に示すように、係合爪41、下延係合片42及び後延係合片43が形成されている。
係合爪41は、仕切板40の下端部における前端部分において、下方に向けて突出する態様で形成されている。そのような係合爪41は、先端部分に前方に向けて突出するフック状の突起部41aが形成されている。
下延係合片42は、仕切板40の下端部における後端部分において、すなわち仕切板40の下端部における係合爪41の後方域において、下方に向けて突出する態様で形成された舌片状部分である。
そのような仕切板40の下端部では、係合爪41と下延係合片42との間において、左方に屈曲された左側台座片44Lと、右方に屈曲された右側台座片44Rとが形成されている。
後延係合片43は、仕切板40の後端部分の所定高さ位置より後方に向けて突出する態様で形成された舌片状部分である。
一方、ラックベース30には、後壁規制孔36、ベース規制孔37及び係合孔38が形成されている。後壁規制孔36は、図4に示したように、平面部342の後方側となるベース後壁部33の所定の高さ位置に形成されている。このような後壁規制孔36は、図6に示すように、第1後壁規制開口361、第2後壁規制開口362及び第3後壁規制開口363により構成された異形孔である。
第1後壁規制開口361は、上下方向が長手方向となる略矩形状の開口部分である。第2後壁規制開口362は、上下方向が長手方向となる略矩形状の開口部分である。この第2後壁規制開口362は、第1後壁規制開口361の上端部分に連続する態様で、該第1後壁規制開口361の右側に形成されている。第3後壁規制開口363は、上下方向が長手方向となる略矩形状の開口部分である。この第3後壁規制開口363は、第1後壁規制開口361の下端部分に連続する態様で、該第1後壁規制開口361の右側に形成されている。また第3後壁規制開口363は、第2後壁規制開口362の下方域に形成されている。
そのような後壁規制孔36においては、第1後壁規制開口361の右側縁部361aと、第2後壁規制開口362の左側縁部362a及び第3後壁規制開口363の左側縁部363aとの離間距離D1が、後延係合片43の厚み寸法(左右寸法)よりも僅かに大きいものであり、第2後壁規制開口362の上側延部362bと、第3後壁規制開口363の下側縁部363bとの離間距離D2が、後延係合片43の幅寸法(上下寸法)よりも十分に大きいものである。
ベース規制孔37は、図4に示したように、平面部342の後端部分に形成されている。このようなベース規制孔37は、図7に示すように、第1ベース規制開口371及び第2ベース規制開口372により構成された異形孔である。
第1ベース規制開口371は、前後方向が長手方向となる略矩形状の開口部分である。この第1ベース規制開口371は、第1後壁規制開口361の前方側に形成されている。第2ベース規制開口372は、前後方向が長手方向となる略矩形状の開口部分であり、第2後壁規制開口362及び第3後壁規制開口363の前方側に形成されている。この第2ベース規制開口372は、第1ベース規制開口371の後端部分に連続する態様で、該第1ベース規制開口371の右側に形成されている。
そのようなベース規制孔37においては、第1ベース規制開口371の右側縁部371aと、第2ベース規制開口372の左側縁部372aとの離間距離E1が、下延係合片42の厚み寸法(左右寸法)よりも僅かに大きいものであり、第1ベース規制開口371の前側縁部371bと、第2ベース規制開口372の後側縁部372bとの離間距離E2が、下延係合片42の幅寸法(前後寸法)よりも十分に大きいものである。
係合孔38は、図4に示したように、平面部342の前端部分に形成されている。この係合孔38とベース規制孔37との離間距離は、係合爪41と下延係合片42との離間距離に略等しい。かかる係合孔38は、図8に示すように、第1開口部381と、第2開口部382と、ガイド縁部383とにより構成された異形孔である。
第1開口部381は、図8において仮想の二点鎖線で示した前後方向が長手方向となる略矩形状の開口部分である。この第1開口部381は、前後寸法F1が係合爪41の最大前後寸法(係合爪41の先端部分の前後寸法)よりも十分に大きく、かつ左右寸法F2が係合爪41の厚み寸法(左右寸法)よりも十分に大きいものである。
第2開口部382は、図8において仮想の二点鎖線で示した異形開口であり、後方側開口3821及び前方側開口3822により構成されている。後方側開口3821は、第1開口部381の前端部分に連続する態様で該第1開口部381の左側に形成されている。前方側開口3822は、後方側開口3821の前端部分に連続する態様で該後方側開口3821の左側に形成されている。この前方側開口3822は、後方側開口3821よりも前方に向けて突出している。
このような第2開口部382においては、後方側開口3821の後側縁部3821aと前方側開口3822の前側縁部3822aとの離間距離F3が、係合爪41の先端部分を除く前後寸法よりも僅かに大きく、かつ該係合爪41の先端部分の前後寸法よりも小さいものである。また後方側開口3821の左側縁部3821bと、前方側開口3822の右側縁部3822bとの離間距離F4が係合爪41の厚み寸法(左右寸法)よりも僅かに大きいものである。
ガイド縁部383は、第1開口部381の左側縁部381aの前端部分より、第2開口部382の前方側開口3822の右側縁部3822bの途中部分に向けて形成されている。より詳細には、ガイド縁部383は、第1開口部381と第2開口部382との間に形成され、かつ前方に向かうに連れて漸次左方に傾斜する態様で形成されている。
上記仕切板40は、次のようにしてラックベース30に支持される。
図9の(a)に示すように、仕切板40を前方側が上方となる傾斜姿勢にし、図9の(b)に示すように、後延係合片43を後壁規制孔36に前方より挿入させてから仕切板40の前方側を下方に向けて徐々に移動させて下延係合片42をベース規制孔37に上方より挿入させる。
上述したように、後壁規制孔36は、離間距離D1が後延係合片43の厚み寸法よりも僅かに大きく、離間距離D2が後延係合片43の幅寸法よりも十分に大きいので、後延係合片43が第1後壁規制開口361の右側縁部361aと、第2後壁規制開口362の左側縁部362a及び第3後壁規制開口363の左側縁部363aとの間に配置されることにより、該後延係合片43が左右方向に変位することを規制する。
また上述したように、ベース規制孔37は、離間距離E1が下延係合片42の厚み寸法よりも僅かに大きく、離間距離E2が下延係合片42の幅寸法よりも十分に大きいので、下延係合片42が第1ベース規制開口371の右側縁部371aと、第2ベース規制開口372の左側縁部372aとの間に配置されることにより、該下延係合片42が左右方向に変位することを規制する。
その後、仕切板40の前方側を徐々に下方に向けて移動させることにより、左側台座片44Lと右側台座片44Rを平面部342の上面に載置させ、図9の(C)、並びに図10の(a)及び(b)に示すように、前後寸法F1が係合爪41の先端部分の前後寸法よりも十分に大きく、左右寸法F2が係合爪41の厚み寸法よりも十分に大きい係合孔38の第1開口部381に係合爪41を上方より挿入させる。
そのようにして係合爪41が係合孔38の第1開口部381に上方より挿入した場合に、図9の(d)に示すように、仕切板40をラックベース30に対して相対的に前方に向けて移動させる。これにより、係合爪41は、図11の(a)及び(b)に示すように、ガイド縁部383に接しながら左方に傾斜した状態で第1開口部381から第2開口部382に変位する。この際、仕切板40は、全体として左方に僅かに撓むことになる。
そして、突起部41aが第2開口部382における前方側開口3822の前側縁部3822aの下方域に配置された状態で係合爪41が該前側縁部3822aに当接した後、係合爪41が左側に変位するように仕切板40を押圧することで、図12の(a)及び(b)に示すように、係合爪41が第2開口部382における後方側開口3821の左側縁部3821bに当接しつつ前方側開口3822の前側縁部3822a及び右側縁部3822bに当接する。
上述したように、第2開口部382は、離間距離F3が係合爪41の先端部分を除く前後寸法よりも僅かに大きくて係合爪41の先端部分の前後寸法よりも小さく、離間距離F4が係合爪41の厚み寸法よりも僅かに大きいので、突起部41aが第2開口部382の前方側開口3822の前側縁部3822aに係止した状態で、係合爪41が後方側開口3821の左側縁部3821bに当接しつつ前方側開口3822の前側縁部3822a及び右側縁部3822bに当接し、該係合爪41が上下左右、並びに前後に変位することを規制する。このようにして仕切板40がラックベース30に支持される。
一方、仕切板40をラックベース30から取り外す際には、図9に示した手順の逆を行えばよい。すなわち、仕切板40をラックベース30に対して相対的に後方側に移動させることで、仕切板40を撓ませつつ係合爪41を係合孔38の第2開口部382から第1開口部381に移動させ、その後に仕切板40の前方側を上方に回動させて傾斜姿勢にすることで係合爪41が係合孔38から離脱し、更に下延係合片42がベース規制孔37から離脱する。そして、傾斜姿勢の仕切板40を前方に向けて移動させることで後延係合片43が後壁規制孔36から離脱し、仕切板40をラックベース30から取り外すことができる。
以上説明したように、仕切板40に形成された係合爪41、下延係合片42及び後延係合片43、並びにラックベース30に形成された後壁規制孔36、ベース規制孔37及び係合孔38が、本発明における係合手段を構成している。
そして、本発明の実施の形態である商品ラック13によれば、後壁規制孔36が後延係合片43を左右方向に変位することを規制した状態で挿脱可能に挿入させ、ベース規制孔37が下延係合片42を左右方向に変位することを規制した状態で挿脱可能に挿入させ、かつ係合孔38が先端部分に突起部41aを有する係合爪41が挿脱することを許容する第1開口部381と、係合爪41を上下左右、並びに前後に変位することを規制する第2開口部382とを有し、係合爪41が相対的に変位する場合にガイド縁部383が係合爪41に接した状態で該係合爪41を第1開口部381と第2開口部382との間で案内するので、仕切板40を着脱可能に支持することができる。これにより、商品ラック13を商品収容庫11に設置したまま仕切板40を取り外すことにより、商品収納通路50の左右寸法の変更等のような商品収納通路50の設定変更作業を行うことができ、従来のように商品ラックを取り外す必要がなく、商品収納通路50の設定変更作業を容易なものとすることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態及びその変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、後壁規制孔36に後延係合片43を挿脱可能に挿入させ、ベース規制孔37に下延係合片42を挿脱可能に挿入させていたが、本発明においては、後壁規制孔36、後延係合片43、ベース規制孔37、下延係合片42が設けられていなくてもよい。すなわち、これら後壁規制孔36、後延係合片43、ベース規制孔37、下延係合片42が係合手段を構成していなくてもよく、ラックベースに形成されたスリット等に仕切部材に形成された舌片状部分が挿脱可能に挿入されているだけでも良いし、係合爪及び係合孔が前後に複数設けられていてもよい。
上述した実施の形態では、仕切板40に形成された係合爪41、下延係合片42及び後延係合片43、並びにラックベース30に形成された後壁規制孔36、ベース規制孔37及び係合孔38が係合手段を構成していたが、係合手段は、ラックベースや仕切部材に直接形成されている必要はなく、これらラックベースと仕切部材との間に介在していればよい。すなわち、係合手段を構成する係合孔等は、ラックベースに支持された別部材に形成され、係合手段を構成する係合爪等は、仕切部材を支持するための別部材に形成されていてもよい。
1…自動販売機、10…本体キャビネット、11…商品収容庫、13…商品ラック、30…ラックベース、31…ベース基部、32…ベース側壁部、33…ベース後壁部、34…ベース板、341…凹部、342…平面部、36…後壁規制孔、37…ベース規制孔、38…係合孔、381…第1開口部、382…第2開口部、383…ガイド縁部、40…仕切板(仕切部材)、41…係合爪、41a…突起部、42…下延係合片、43…後延係合片、50…商品収納通路、55…スパイラル。

Claims (4)

  1. ラックベースに対して仕切部材が係合手段を介して係合されて支持されることにより、該ラックベースの上方域に商品収納通路が並設された商品ラックであって、
    前記係合手段は、
    先端部分にフック状の突起部が形成された係合爪と、
    前記係合爪が挿入された場合に該係合爪と係合する係合孔と
    を備え、
    前記係合孔は、
    前記係合爪の挿脱を許容する第1開口部と、
    前記第1開口部に連続して形成され、かつ該第1開口部から変位した前記係合爪の前記突起部が縁部の一部に係止しつつ該係合爪が縁部の一部に当接することで該係合爪が上下左右、並びに前後に変位することを規制する第2開口部と、
    前記第1開口部と前記第2開口部との間に形成され、かつ前記係合爪が相対的に変位する場合に前記係合爪に接した状態で該係合爪を前記第1開口部と前記第2開口部との間で案内するガイド縁部と
    を備えたことを特徴とする商品ラック。
  2. 前記係合手段は、前記係合爪が前記仕切部材の下端部に形成され、前記係合孔が前記ラックベースに形成されたことを特徴とする請求項1に記載の商品ラック。
  3. 前記ラックベースは、前記係合孔が形成されたベース基部と、前記ベース基部の後端部分より上方に向けて延在するベース後壁部とを有してなり、
    前記係合手段は、
    前記仕切部材の後端部分より後方に向けて突出する態様で形成された後延係合片と、
    前記ベース後壁部に形成され、かつ前記後延係合片が前方より挿通された場合に該後延係合片が左右方向に変位することを規制する後壁規制孔と
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の商品ラック。
  4. 前記係合手段は、
    前記仕切部材の下端部における前記係合爪の後方域にて下方に向けて突出する態様で形成された下延係合片と、
    前記ベース基部における前記係合孔の後方域に形成され、かつ前記下延係合片が上方より挿通された場合に該下延係合片が左右方向に変位することを規制するベース規制孔と
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の商品ラック。
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