JP2023152469A - 消毒装置 - Google Patents

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英雄 小野寺
Hideo Onodera
晋伍 豊田
Shingo Toyoda
周太 藤原
Shuta Fujiwara
勇治 桑名
Yuji Kuwana
和男 手塚
Kazuo Tezuka
憲二 田上
Kenji Tagami
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Abstract

【課題】消毒作業を簡便化すること。【解決手段】実施形態に係る消毒装置は、装着部材と、消毒機構と、検出回路と、制御部とを備える。前記装着部材は、消毒の対象物を覆うように当該対象物へ装着可能に形成されている。前記消毒機構は、前記対象物に装着された状態で当該対象物を消毒可能に構成される。前記検出回路は、前記対象物への装着を検出可能に構成される。前記制御部は、前記検出回路の出力に基づいて前記対象物への装着を検知したとき、前記消毒機構による前記対象物の消毒を開始するように構成される。【選択図】図1

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、消毒装置に関する。
従来、コンピュータへの操作入力のための入力インタフェースとして、トラックボールを搭載するキーボードやマウス、専用の操作パネルが知られている。例えば、トラックボールを搭載する操作パネルは、超音波診断装置などの医用装置に適用される場合もある。
このような中、複数の操作者が同一の入力インタフェースを使用する場合があった。また、超音波診断装置の超音波プローブなど、同一の医用装置が複数の被検体に対して使用される場合があった。これらの場合、接触部位を介した微生物や細菌、ウイルスの移動に伴う感染拡大を予防するために、アルコールを含ませた布などで接触部位を消毒する消毒作業が行われていた。ここで、消毒作業とは、例えば、微生物や細菌、ウイルスの数を減らすこと、あるいは微生物や細菌、ウイルスを無毒化する作業である。つまり、消毒とは、微生物や細菌の少なくとも一部の除去及び/又は死滅を含む。また、消毒とは、ウイルスの少なくとも一部の除去及び/又は不活化を含む。
しかしながら、消毒作業のたびにアルコールや布などを準備する必要があり、手間が掛かっていた。また、全体が露出していないトラックボールや複雑な形状を有する超音波プローブの消毒作業には時間を要し、消毒のために次の検査が開始できない場合があった。
特表2018-528000号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、消毒作業を簡便化することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る消毒装置は、装着部材と、消毒機構と、検出回路と、制御部とを備える。前記装着部材は、消毒の対象物を覆うように当該対象物へ装着可能に形成されている。前記消毒機構は、前記対象物に装着された状態で当該対象物を消毒可能に構成される。前記検出回路は、前記対象物への装着を検出可能に構成される。前記制御部は、前記検出回路の出力に基づいて前記対象物への装着を検知したとき、前記消毒機構による前記対象物の消毒を開始するように構成される。
図1は、実施形態に係る消毒システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る消毒装置の構成の一例を示す図である。 図3は、図2の消毒装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、図2の消毒装置において実行される処理の流れの一例を示す図である。 図5は、図2の消毒装置に装着されるアダプタの構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る消毒システムの構成の別の一例を示すブロック図である。 図7は、図6の超音波診断装置において実行される処理の流れの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら各実施形態に係る消毒装置及び超音波診断装置を説明する。なお、以下の説明において、既出の図に関して前述したものと同一又は略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表されている場合もある。また、例えば図面の視認性を確保する観点から、各図面の説明において主要な構成要素だけに参照符号を付し、同一又は略同一の機能を有する構成要素であっても参照符号を付していない場合もある。
以下に説明する各実施形態において、消毒とは、微生物や細菌、ウイルスの数を減らすこと、あるいは微生物や細菌、ウイルスを無毒化することであるとする。つまり、消毒とは、微生物や細菌の少なくとも一部の除去及び/又は死滅を含む。また、消毒とは、ウイルスの少なくとも一部の除去及び/又は不活化を含む。
なお、以下に説明する各実施形態においては、主として対象の消毒を例示するが、これに限らない。各実施形態に係る技術は、対象に付着した汚れの除去などの清掃に対して適用することもできる。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態に係る消毒システム9の構成の一例を示す図である。消毒システム9は、図1に示すように、超音波診断装置1及び消毒装置7を有する。
超音波診断装置1は、図1に示すように、装置本体10、ディスプレイ30及び入力インタフェース50を有する。装置本体10には、超音波プローブ20が着脱可能に接続される。超音波プローブ20は、ケーブル21を介して装置本体10に接続される。
装置本体10は、超音波診断装置1の全体制御を行う。例えば、装置本体10は、超音波プローブ20が受信した超音波の反射波に基づく超音波画像データの生成に係る各種制御を実行する。ディスプレイ30は、装置本体10において生成された超音波画像データ等を表示したり、超音波診断装置の操作者が入力インタフェース50を用いて各種設定などの操作入力を行うためのGUI(Graphical User Interface)を表示したりする。また、入力インタフェース50は、超音波診断装置1の操作者からの操作入力を受け付け、装置本体10に対して受け付けた操作入力に応じた操作信号を送信する。
超音波プローブ20は、複数の振動子22(図6参照)を有し、これら複数の振動子22は、装置本体10が有する送受信回路110から供給される駆動信号に基づき超音波を発生する。また、超音波プローブ20は、被検体Pからの反射波を受信して電気信号に変換する。
なお、超音波プローブ20の形態は特に問わず、如何なる形態の超音波プローブが用いられてもよい。例えば、超音波プローブ20は、被検体Pを2次元で走査する1Dアレイプローブであってもよい。また、超音波プローブ20は、被検体Pを3次元で走査するメカニカル4Dプローブや2Dアレイプローブであってもよい。
ディスプレイ30は、各種の情報及び画像を表示する。具体的には、ディスプレイ30は、処理回路170(図6参照)から送られる情報及び画像のデータを表示用の電気信号に変換して出力する。例えば、ディスプレイ30は、液晶モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタ、タッチパネルなどによって実現される。なお、超音波診断装置1が備える出力装置としては、ディスプレイ30に限らず、例えば、スピーカを備えていても良い。例えば、スピーカは、装置本体10の処理状況を操作者に通知するために、ビープ音などの所定の音声を出力する。
入力インタフェース50は、操作者から各種の指示及び情報の入力操作を受け付ける。具体的には、入力インタフェース102は、操作者から受け付けた入力操作を電気信号へ変換して装置本体10の処理回路170(図6参照)に出力する。入力インタフェース50は、図1に示すように、操作パネル上に配置されたトラックボール51、スイッチ53、ボタン55、タッチコマンドスクリーン57などを有する。図1は、トラックボール51、スイッチ53及びボタン55が設けられた第1操作パネルと、タッチコマンドスクリーン57が設けられた第2操作パネルとを例示する。なお、第2操作パネルは、ディスプレイ30と一体に構成されていてもよい。なお、入力インタフェース50は、上述したような物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェース50の例に含まれる。
本実施形態では、入力インタフェース50のトラックボール51が消毒装置7による消毒対象である場合を例示する。つまり、本実施形態において、トラックボール51は、超音波診断装置1の操作者による操作入力を受け付ける入力インタフェース50の一例である。また、以下の説明において操作パネルと記載する場合には、少なくともトラックボール51が搭載された上記の第1操作パネルを示す。
トラックボール51は、操作者の操作に応じて回転するように構成されている。トラックボール51は、例えば球状の回転部材と、当該回転部材の回転量及び回転方向を検出する検出装置とを有する。本実施形態では、トラックボール51の回転部材の表面のうちの操作者に対して露出する領域を露出面(露出部分)と記載する。また、本実施形態では、トラックボール51の回転部材の表面のうちの露出面の他の領域を背面と記載する。回転部材の露出面及び背面は、回転部材が回転されることに伴い、回転部材の表面における位置が変化する。
消毒装置7は、トラックボール51に対する消毒作業を行うように構成されている。消毒装置7は、消毒作業において、トラックボール51に押し付けるようにして、トラックボール51が搭載された操作パネルに取り付けられる。
消毒装置7は、図1に示すように、装置本体701及び装着部材703を有する。装着部材703は、操作パネルとの接触部分、例えば装置本体701の下方(図1ではZ-方向)に設けられている。装着部材703は、消毒の対象物の一例としてのトラックボール51を覆うように、トラックボール51へ装着可能に形成されている。
一例として、装着部材703は、消毒装置7が操作パネルに取り付けられたとき、消毒装置7と操作パネルとの間のすき間を低減するように構成されている。
一例として、装着部材703は、トラックボール51が設けられた操作パネルの形状に沿う形状に形成されている。
例えば、装着部材703は、操作パネルにおけるトラックボール51の周囲の凹凸、すなわちトラックボール51の周囲に設けられているスイッチ53やボタン55などの表面形状に沿う形状を有する。
なお、図1は矩形状の形状を有する装着部材703を例示するが、装着部材703の形状は、消毒対象のトラックボール51が設けられている操作パネルの表面の凹凸に応じて適宜決定されればよく、円形状の形状であってもよい。例えば、装着部材703は、操作パネルにおけるトラックボール51の周囲に環状に設けられた複数のボタン55の内側に嵌まる形状を有する。
一例として、装着部材703は、トラックボール51が設けられた操作パネルの形状に沿うように変形可能に構成されている。
例えば、装着部材703は、ゴムやシリコンなどの弾性及び/又は柔軟性を有する材料により形成される。
一例として、装着部材703及び装置本体701は、それぞれ、消毒機構75aからの紫外光に対する吸収率又は反射率が高い材料で形成されている。
一例として、装着部材703及び装置本体701の表面には、消毒機構75aからの紫外光に対する吸収率又は反射率が大きい材料で形成された層が設けられている。
なお、装着部材703及び装置本体701は、一体に形成されていてもよいし、別体に形成された後に組付けられて構成されていてもよい。
図2は、実施形態に係る消毒装置7の構成の一例を示す図である。消毒装置7の装置本体701は、図2に示すように、処理回路71、回転機構73a,73b、消毒機構75a,75b,75c、検出回路77及びインジケータ79を有する。処理回路71、回転機構73a,73b、消毒機構75a,75b,75c、検出回路77及びインジケータ79は、それぞれ消毒装置7の装置本体701に設けられている。
なお、以下の説明では、回転機構73a,73bを区別しない場合には、回転機構73と総称する。同様に、消毒機構75a,75b,75cを区別しない場合には、消毒機構75と総称する。
消毒装置7の内壁705は、上記の装置本体701の表面の一部である。内壁705は、消毒装置7がトラックボール51へ装着された状態で当該トラックボール51の露出部分に対向する位置に設けられる。内壁705は、消毒対象の形状、すなわちトラックボール51の露出部分に沿う形状に形成されている。換言すれば、内壁705は、トラックボール51の露出部分にフィットする形状を有する。
一例として、内壁705は、トラックボール51の半球状の露出面の形状に沿う、半球状の形状を有する。
一例として、内壁705には、消毒機構75aからの紫外光に対する反射率が高い材料で反射層が形成されている。
回転機構73は、トラックボール51へ装着された状態で、トラックボール51を少なくとも1つの回転方向へ回転可能に構成される。回転機構73は、それぞれモータなどのアクチュエータと、アクチュエータからの動力をトラックボール51に伝達する伝達部材とを有する。伝達部材は、消毒装置7がトラックボール51に取り付けられた状態で、トラックボール51の露出面に接触する位置に設けられている。例えば、伝達部材は、一部が内壁705から突出するように設けられている。
一例として、消毒装置7は、図2に示すように、複数の回転機構73a,73bを有する。回転機構73a,73bは、互いに異なる回転軸でトラックボール51を回転させるように構成されている。例えば、回転機構73aは、Y軸を回転軸としてトラックボール51を回転させるように構成されている。また、例えば、回転機構73bは、Z軸を回転軸としてトラックボール51を回転させるように構成されている。
一例として、回転機構73は、共通のアクチュエータからの動力を互いに異なる方向の動力としてトラックボール51に伝達する複数の伝達部材を有する。例えば、一方の伝達部材は、Y軸を回転軸としてトラックボール51を回転させるように構成されている。また、例えば、他方の伝達部材は、Z軸を回転軸としてトラックボール51を回転させるように構成されている。
なお、回転機構73によるトラックボール51の回転方向は、上述の例に限らず任意に設計可能である。また、回転機構73によるトラックボール51の回転軸は、1軸であってもよいし、3以上の複数軸であってもよい。
消毒機構75は、トラックボール51に装着された状態でトラックボール51を消毒可能に構成される。消毒機構75は、トラックボール51の外表面のうちの外部に露出している露出部分を消毒可能に構成される。
一例として、消毒装置7は、図2に示すように、トラックボール51の露出部分の外表面、すなわち露出面に紫外光UVLを照射するように構成された消毒機構75aを有する。消毒機構75aは、例えば所定の紫外領域の波長を有する紫外光を発生するLED(Light Emitting Diode)などの紫外線源である。
なお、消毒機構75aは、紫外光を発生できればよく、水銀ランプなど他の紫外線源であってもよい。また、消毒機構75aからの紫外光は、一例として、200~280nm程度の波長を含む深紫外光(UV-C)である。
一例として、消毒装置7は、図2に示すように、オゾンを発生するように構成された消毒機構75bを有する。消毒機構75bにより発生されたオゾンは、内壁705に設けられた開口からトラックボール51の露出面と内壁705との間の空間に拡散される。つまり、消毒機構75bは、トラックボール51の外表面の近傍にオゾンを発生可能に構成される。
一例として、消毒装置7は、図2に示すように、トラックボール51の露出面を拭き取り可能に構成された消毒機構75cを有する。消毒機構75cは、拭き取り部材と、貯留部と、供給部とを有する。拭き取り部材は、消毒装置7がトラックボール51に取り付けられた状態で、トラックボール51の露出面に接触する位置に設けられている。例えば、拭き取り部材は、一部が内壁705から突出するように設けられている。貯留部は、アルコールなどの消毒液を貯留する。供給部は、貯留部の消毒液で拭き取り部材を浸すように構成されている。つまり、消毒機構75cは、消毒液を浸した拭き取り部材によりトラックボール51の外表面の拭き取り可能に構成される。
なお、図2は、消毒機構75a,75b,75cが1つずつ設けられている場合を例示するが、これに限らない。例えば、消毒機構75a,75b,75cのうちのいずれかが設けられていなくてもよい。また、例えば、消毒機構75a,75b,75cのうちの少なくとも1つが複数の箇所に設けられていてもよい。
検出回路77は、消毒装置7のトラックボール51への装着を検出可能に構成される。検出回路77は、消毒装置7が操作パネルに取り付けられたことを検知するためのセンサである。検出回路77は、例えば消毒装置7がトラックボール51へ装着されたとき、操作パネルに接触する位置に設けられる。検出回路77は、例えば、消毒装置7がトラックボール51に押し付けられたときにオンするように構成されたスイッチである。
ここで、消毒装置7がトラックボール51に押し付けることとは、消毒機構75によりトラックボール51の露出面の消毒可能に、消毒装置7を操作パネルに取り付けることを意味する。なお、押し付けるとは、必ずしも接触に際して操作者が力を加えることを意味しない。
なお、本実施形態では、トラックボール51の露出面の消毒可能に消毒装置7を操作パネルに取り付けることを、単に消毒装置7を操作パネル又はトラックボール51に取り付けることと、あるいは消毒装置7を操作パネル又はトラックボール51に押し付けることと記載する場合もある。
一例として、消毒装置7が操作パネルに取り付けられるとは、トラックボール51の露出面の形状に沿う形状を有する内壁507がトラックボール51の露出面に沿うように、消毒装置7が操作パネルに取り付けられることを言う。
インジケータ79は、消毒機構75によるトラックボール51の消毒の状態を操作者に提示可能に構成される。消毒の状態とは、例えば、電源オフで消毒動作が実行されない状態や、電源オンであるが消毒動作が開始されていない状態、消毒動作が開始されて消毒中の状態、消毒動作が終了した消毒完了の状態の少なくとも1つの状態である。インジケータ79は、例えばLEDである。インジケータ79は、処理回路71の制御に従い発光する。
なお、インジケータ79は、複数のLEDを有するなど、発光の数を変更可能に構成されていてもよい。また、インジケータ79は、複数色で発光可能に構成されていてもよい。また、インジケータ79は、テキストメッセージやアイコンを表示可能に構成されていてもよい。また、インジケータ79は、通知音や音声メッセージを出力可能に構成されていてもよい。
なお、図2は、消毒装置7の上面(図2ではZ+側の面)にインジケータ79が設けられる場合を例示するが、これに限らない。インジケータ79は、消毒装置7がトラックボール51に取り付けられた状態でユーザが視認可能な位置であれば、消毒装置7のいずれの位置に設けられていてもよい。
処理回路71は、消毒装置7全体の動作を制御する。例えば、処理回路71は、ハードウェア資源として、プロセッサ及びメモリを有する。
図3は、消毒装置7の機能構成の一例を示すブロック図である。処理回路71は、図3に示すように、検知機能711、消毒制御機能712及び通知機能713を実現するように構成されている。ここで検知機能711を実現する処理回路71は、検知部の一例である。また、消毒制御機能712を実現する処理回路71は、制御部の一例である。また、通知機能713を実現する処理回路71は、通知部の一例である。
なお、検知機能711、消毒制御機能712及び通知機能713は、単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより検知機能711、消毒制御機能712及び通知機能713を実現するものとしても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、あるいは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))などの回路を意味する。
処理回路71において実行される各種処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で処理回路71のメモリへ記憶されている。処理回路71は、メモリからプログラムをプロセッサにより読み出して実行することで各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の各回路は、読み出したプログラムに対応する機能を有することとなる。
また、処理回路71のメモリは、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶回路を含む。なお、処理回路71のメモリとしては、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子やハードディスク、光ディスクなどの他の記憶回路も適宜利用可能である。
検知機能711において処理回路71は、検出回路77の出力に基づいて、消毒装置7のトラックボール51への装着状態を検知する。具体的には、処理回路71は、検出回路77が装着状態でオンするスイッチの場合、検出回路77からの信号を検知したことに応じて消毒装置7がトラックボール51へ装着されたことを検知する。
消毒制御機能712において処理回路71は、消毒装置7のトラックボール51への装着が検知されたとき、消毒機構75によるトラックボール51の消毒動作を開始する。このとき、処理回路71は、回転機構73により少なくとも1つの回転方向へトラックボール51を回転させて露出部分を変更しながら、消毒機構75によりトラックボール51を消毒する。処理回路71は、トラックボール51が予め定められた回転量以上回転されたとき、消毒機構75によるトラックボール51の消毒を終了する。ここで、しきい値となる回転量は、少なくとも1つの各回転方向それぞれについて、少なくとも1回転以上するように見積もられた回転量以上の回転量である。例えば回転機構73の回転数が処理回路71からの制御信号により制御される場合、処理回路71は、各回転機構73a,73bによる、各回転方向についてのトラックボール51の回転量を取得可能である。
通知機能713において処理回路71は、インジケータ79により、消毒機構75によるトラックボール51の消毒の開始及び終了の少なくとも一方を操作者に通知する。処理回路71は、検出回路77の出力に基づいてトラックボール51への装着状態を監視し、消毒に不適切な装着状態となったときに、操作者へ装着状態の修正を促す通知をしてもよい。
ここで、図面を参照し、消毒装置7の動作例を説明する。図4は、消毒装置7において実行される処理の流れの一例を示す図である。
検知機能711において処理回路71は、検出回路77の出力に基づいて、消毒装置7がトラックボール51に押し付けられたか否かを判定する(S101)。消毒装置7がトラックボール51に押し付けられたと判定されなかったとき(S101:No)、図4の流れは、消毒装置7がトラックボール51に押し付けられたと判定されるまで、例えば所定の時間間隔でS101の処理を繰り返す。
消毒装置7がトラックボール51に押し付けられたと判定されたとき(S101:Yes)、通知機能713において処理回路71は、インジケータ79により消毒開始を操作者へ通知する。
一例として、通知機能713において処理回路71は、インジケータ79の発光を開始させることにより、消毒開始を操作者へ通知する。一例として、インジケータ79が複数のLEDを有する場合、処理回路71は、インジケータ79の発光の数を変化させることにより、消毒開始を操作者へ通知する。一例として、インジケータ79が複数色で発光可能に構成されている場合、処理回路71は、インジケータ79の発光の色を変化させることにより、消毒開始を操作者へ通知する。例えば、処理回路71は、消毒装置7の電源オンに応じてオレンジ色に発光しているインジケータ79を赤色に変更する。
なお、通知機能713において処理回路71は、インジケータ79の構成に応じて、テキストメッセージやアイコンの表示、通知音や音声メッセージの出力により消毒開始を操作者へ通知してもよい。
消毒制御機能712において処理回路71は、回転機構73によりトラックボール51を回転させながら、消毒機構75によるトラックボール51の消毒動作を実行する(S103)。
また、消毒制御機能712において処理回路71は、回転機構73により所定の回転量以上トラックボール51を回転させたか否かを判定する(S104)。具体的には、処理回路71は、各回転機構73a,73bにより、各回転方向について所定の回転量以上トラックボール51を回転させたか否かを判定する。
所定の回転量以上トラックボール51を回転させたと判定されなかったとき(S104:No)、図4の流れは、所定の回転量以上トラックボール51が回転されるまで、S103及びS104の処理を繰り返す。
所定の回転量以上トラックボール51を回転させたと判定されたとき(S104:No)、消毒制御機能712において処理回路71は、回転機構73及び消毒機構75の動作を停止する。また、通知機能713において処理回路71は、インジケータ79により消毒完了を操作者へ通知する(S105)。その後、図4の流れは終了する。
このように、実施形態に係る消毒装置7は、装着部材703と、消毒機構75と、検出回路77と、処理回路71とを備える。また、処理回路71は、検出回路77の出力に基づいてトラックボール51への装着を検知したとき、消毒機構75によるトラックボール51の消毒を開始するように構成される。
この構成によれば、操作パネルのトラックボール51の上面に消毒装置7を被せる、すなわち押し付けることにより、紫外線照射などの消毒作業を開始することができる。これにより、例えば検査間などのわずかな時間での消毒が可能となり、消毒の為に検査を止める状況を低減することができる。また、消毒装置7による自動消毒を実施することにより、消毒のためにアルコールや布の準備を不要とすることができる。したがって、本実施形態に係る消毒装置7によれば、消毒作業を簡便化することができる。
また、実施形態に係る消毒装置7は、トラックボール51へ装着された状態で少なくとも1つの回転方向へ当該トラックボール51を回転可能に構成される回転機構73を備える。ここで、消毒機構75は、トラックボール51の外表面のうちの外部に露出している露出部分を消毒可能に構成される。また、処理回路71は、回転機構73により、少なくとも1つの回転方向へトラックボール51を回転させることにより、トラックボール51の露出部分を変更しながら、消毒機構75によりトラックボール51を消毒する。この構成によれば、自動的にトラックボール51を回転させて露出面を変更しながら、すなわちトラックボール51の露出していない部分を露出させることにより、トラックボール51の外表面の全体を消毒することができる。換言すれば、実施形態に係る消毒装置7によれば、トラックボール51に押し付けるだけで、トラックボール51の外表面の全体を消毒することができる。
また、実施形態に係る消毒装置7において、内壁705は、消毒装置7がトラックボール51へ装着された状態で当該トラックボール51の露出部分に対向する位置に設けられる。また、内壁705は、トラックボール51の露出部分に沿う形状に形成される。この構成によれば、トラックボール51と内壁705に設けられる消毒機構75との距離を低減することができるため、例えばトラックボール51へLEDなどの紫外線源からの紫外光を効率よく照射することができる。また、トラックボール51と内壁705とのすき間を低減することができるため、例えばトラックボール51の外表面に効率よくオゾンを行き渡らせることができる。換言すれば、実施形態に係る消毒装置7によれば、トラックボール51に押し付けるだけで、トラックボール51を効率よく消毒できる。
また、実施形態に係る消毒装置7において、トラックボール51は、超音波診断装置1の操作者による操作入力を受け付ける入力インタフェース50の一例である。この構成によれば、複数の医師や技師などの操作者が触れる超音波診断装置1の操作パネルにおいて、アルコールなどの消毒液を浸した布での拭き取りに手間を要するトラックボール51を簡便に消毒することができる。
また、実施形態に係る消毒装置7において、処理回路71は、トラックボール51が予め定められた回転量以上回転されたとき、消毒機構75によるトラックボール51の消毒を終了する。この構成によれば、トラックボール全体を効率よく消毒できる。
また、実施形態に係る消毒装置7は、消毒機構75によるトラックボール51の消毒の状態を操作者に提示可能に構成されるインジケータ79を備える。ここで、処理回路71は、消毒機構75によるトラックボール51の消毒の開始及び終了の少なくとも一方を操作者に通知する。この構成によれば、操作者は、トラックボール51に押し付けるだけで開始される消毒装置7による消毒の完了などを容易に把握することができる。また、処理回路71は、消毒中にトラックボール51への装着が消毒に不適切な状態となったことを通知してもよい。この場合、操作者は、適切な装着状態であるか否かを容易に把握できる。つまり、不十分な消毒や消毒のやり直しの発生を低減することもできる。
また、実施形態に係る消毒装置7において、消毒機構75は、消毒機構75a,75b,75cの少なくとも1つを有する。消毒機構75aは、トラックボール51の外表面へ紫外光の照射可能に構成される。消毒機構75bは、トラックボール51の外表面の近傍にオゾンを発生可能に構成される。消毒機構75cは、消毒液を浸した拭き取り部材によりトラックボール51の外表面の拭き取り可能に構成される。この構成によれば、所望の消毒のレベルに応じた適切なトラックボール51の消毒が可能となる。また、複数種の消毒機構を有する場合には、消毒の効果が増加するとともに、消毒作業の準備が不要となる効果がより顕著なものとなる。
なお、消毒制御機能712において処理回路71は、消毒が開始されてから予め定められた時間以上経過したとき、消毒機構75によるトラックボール51の消毒を終了すると判定してもよい。ここで、しきい値となる時間は、例えば回転機構73による回転速度と、回転軸の数とに基づき、トラックボール51の全体の消毒に要する時間として見積もられた時間以上の時間である。この構成であっても、トラックボール全体を効率よく消毒できる。
なお、消毒装置7は、例えば光学的にトラックボール51の回転量及び/又は回転方向を検出可能に構成されていてもよい。この場合、検知機能711において処理回路71は、当該光学的にトラックボール51の回転量及び/又は回転方向を検出する光センサの出力に基づいて各回転方向についてのトラックボール51の回転量を取得してもよい。
なお、回転機構73の各伝達部材には例えばロータリエンコーダが接続されていてもよい。この場合、検知機能711において処理回路71は、当該エンコーダの出力に基づいて各回転方向についてのトラックボール51の回転量を取得してもよい。
なお、本実施形態では、超音波診断装置1の入力インタフェース50としてのトラックボール51を例示したが、これに限らない。実施形態に係る消毒装置7の消毒対象は、他の医用装置に搭載されたトラックボールであってもよいし、医用装置の他の装置に搭載されたトラックボールであってもよい。これらの場合であっても、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、他の医用装置としては、X線コンピュータ断層撮影(CT:Computed Tomography)装置、磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置、超音波診断装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置とX線CT装置とが一体化されたSPECT-CT装置、PET(Positron Emission computed Tomography)装置とX線CT装置とが一体化されたPET-CT装置などの種々の医用画像診断装置や治療装置、治療計画装置、医用ワークステーションなどの種々の装置があり得る。
また、医用装置の他の装置としては、ユーザの操作入力のための入力インタフェースとして、トラックボールを搭載するキーボードやマウス、専用の操作パネルを有するコンピュータがあり得る。一例として、当該コンピュータは、トラックボールを入力インタフェースとして使用する遊技機であってもよい。つまり、実施形態に係る消毒装置7の消毒対象は、トラックボールを搭載するキーボードやマウス、専用の操作パネルであり、これらがいずれの装置に対する入力インタフェースとして設けられていても構わない。
なお、消毒装置7は、トラックボール51に限らず、ダイヤルやベルトのように、露出面が消毒対象面の一部である要素を消毒対象とすることもできる。この場合、消毒装置7の装着部材703の形状や内壁705の形状、回転機構73の構成及び配置、消毒機構75の構成及び配置など、消毒対象の形状に応じて適宜設計されればよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、消毒装置7による消毒対象としてトラックボール51を例示したが、これに限らない。消毒装置7は、超音波診断装置1の超音波プローブ20を消毒対象とするように構成されていてもよい。
図5は、図2の消毒装置7に装着されるアダプタ8の構成の一例を示す図である。
アダプタ8は、消毒装置7の装着部材703が装着可能に構成される。また、アダプタ8は、超音波診断装置1に搭載される超音波プローブ20を挿入可能に形成される。
一例として、アダプタ8の本体801は、消毒装置7への装着方向、あるいは超音波プローブ20の挿入方向に沿って2以上に分割可能である。この場合、アダプタ8は、分割された本体801で超音波プローブ20を挟み込むように組み付け可能に構成される。
一例として、アダプタ8は、ケーブル21の超音波プローブ20とは反対側から超音波プローブ20に装着される。換言すれば、超音波プローブ20は、本体801の装着部材703への装着側に、ケーブル21から挿入される。この場合、アダプタ8の本体801は、分割可能に構成されていなくてもよい。
アダプタ8の内壁802は、超音波プローブ20が挿入された状態で当該超音波プローブ20の外表面に対向する位置に設けられる。内壁802は、当該外表面に沿う形状に形成される。換言すれば、内壁802は、超音波プローブ20の外表面にフィットする形状を有する。
消毒機構75は、アダプタ8が装着された状態でアダプタ8に挿入された超音波プローブ20を消毒可能に構成される。具体的には、消毒機構75は、超音波プローブの外表面の少なくとも一部分を消毒可能に構成される。一例として、消毒機構75は、超音波プローブ20の外表面のうちのヘッド及びグリップのうちの少なくとも一方を消毒可能に構成される。
一例として、消毒装置7の消毒機構75aは、超音波プローブ20の外表面に紫外光UVLを照射するように構成される。
一例として、消毒装置7の消毒機構75bは、超音波プローブ20の外表面の近傍にオゾンを発生可能に構成される。
一例として、消毒装置7の消毒機構75cは、消毒液を浸した拭き取り部材により超音波プローブ20の外表面を拭き取り可能に構成される。
なお、消毒機構75のうちの少なくとも1つは、内壁802を介して超音波プローブ20を消毒可能に構成されていてもよい。図5は、消毒機構75cがアダプタ8にも搭載される場合を例示する。具体的には、図5は、消毒機構75aにより超音波プローブ20のヘッドに紫外光を照射し、消毒機構75bによりヘッド及びグリップの近傍にオゾンを行き渡らせ、内壁802に設けられる消毒機構75cによりグリップ部分をアルコールなどの消毒液で拭き取る場合を例示する。この場合、上述の内壁705に設けられる消毒機構75cは、無効化され得る。
なお、アダプタ8には、消毒機構75が設けられていなくてもよい。
なお、アダプタ8を装着する場合、消毒装置7には、回転機構73は設けられていなくてもよい。
なお、回転機構73の伝達部材は、超音波プローブ20が挿入されたアダプタ8が消毒装置7に装着された状態で、超音波プローブ20の外表面に接触する位置に設けられていてもよい。あるいは、アダプタ8は、超音波プローブ20が挿入された状態で超音波プローブ20の外表面に接触する位置に設けられたアダプタ側伝達部材を有していてもよい。この場合、アダプタ側伝達部材は、アダプタ8が消毒装置7に装着された状態で、回転機構73の伝達部材との間で動力を伝達可能に構成され得る。これらの構成によれば、回転機構73により、超音波プローブ20を回転させることができる。あるいは、回転機構73により、超音波プローブ20の回転量及び回転方向の少なくとも一方を検出することができる。
なお、アダプタ8は、消毒装置7に対して回転可能に装着可能に構成されていてもよい。この場合、回転機構73は、アダプタ8を回転可能に構成されていてもよい。
なお、本実施形態に係る消毒装置7又はアダプタ8は、超音波プローブ20の回転量及び回転方向の少なくとも一方を計測可能に構成されるセンサを搭載していてもよい。センサとしては、例えば光学的に回転量及び回転方向の少なくとも一方を計測する光センサが利用可能である。
検知機能711において処理回路71は、検出回路77の出力に基づいて、消毒装置7へのアダプタ8の装着状態を検知する。具体的には、処理回路71は、検出回路77が装着状態でオンするスイッチの場合、検出回路77からの信号を検知したことに応じて消毒装置7へアダプタ8が装着されたことを検知する。
消毒制御機能712において処理回路71は、アダプタ8の装着が検知されたとき、消毒機構75による超音波プローブ20の消毒を開始する。処理回路71は、超音波プローブ20が予め定められた回転量以上、例えば操作者により回転されたとき、消毒機構75による超音波プローブ20の消毒を終了する。ここで、しきい値となる回転量は、少なくとも1回転以上するように見積もられた回転量以上の回転量である。例えば回転機構73により超音波プローブ20が回転される場合、処理回路71は、各回転機構73a,73bによる、各回転方向についてのトラックボール51の回転量を取得可能である。
通知機能713において処理回路71は、インジケータ79により、消毒機構75による超音波プローブ20の消毒の開始及び終了の少なくとも一方を操作者に通知する。処理回路71は、検出回路77の出力に基づいてアダプタ8の装着状態を監視し、消毒に不適切な装着状態となったときに、操作者へ装着状態の修正を促す通知をしてもよい。
このように、本実施形態に係る消毒装置7は、アダプタ8の装着により、トラックボール51に限らず超音波プローブ20を消毒可能に構成される。この構成によれば、消毒対象ごとに消毒装置7を準備する必要がないため、消毒作業を簡便化することができる。
(第3の実施形態)
なお、実施形態に係る消毒装置7は、装着されたアダプタ8の種類を検出可能に構成されていてもよい。
一例として、アダプタ8の消毒装置7との接続部分の形状は、アダプタ8の種類ごとに異なる。例えば消毒装置7の装着部材703には、複数の凹部が設けられており、各凹部には検出回路77が設けられている。この場合、検知機能711において処理回路71は、いずれの凹部に設けられた検出回路77がアダプタ8を検出したかに基づいて装着されたアダプタ8の種類、すなわち消毒対象の超音波プローブ20の種類を検知する。
一例として、アダプタ8は、アダプタ8の種類を示す情報が格納されたメモリを有する。なお、アダプタ8には、アダプタ8の種類を示すバーコードや二次元コードが設けられていてもよい。この場合、消毒装置7は、当該メモリに格納された情報を有線又は無線で読み取り可能に構成される。検知機能711において処理回路71は、読み取られた情報に基づき、装着されたアダプタ8の種類、すなわち消毒対象の超音波プローブ20の種類を検知する。
一例として、消毒装置7は、操作者による操作入力を受け付ける入力インタフェースを有する。消毒装置7は、操作者によるアダプタ8の種類を指定する操作入力に基づき、装着されたアダプタ8の種類、すなわち消毒対象の超音波プローブ20の種類を検知する。
消毒制御機能712において処理回路71は、装着されたアダプタ8の種類に応じて消毒機構75による消毒内容を決定する。アダプタ8の種類と消毒内容との関係は、例えば予め定められて消毒装置7に設けられるメモリ内に記憶されているとする。
この構成によれば、消毒対象の超音波プローブ20の種類、すなわちその表面積や形状、消毒対象とする領域に応じて、消毒終了とする回転量や時間のしきい値を変更したり、動作させる消毒機構75を変更したりすることができる。つまり、本実施形態に係る消毒装置7によれば、消毒対象に適した消毒が可能になる。
(第4の実施形態)
なお、実施形態に係る消毒装置7及びアダプタ8は、一体に形成されていてもよい。つまり、第1の実施形態に係る消毒装置7は、トラックボール51に代えて、超音波プローブ20を消毒対象とするように構成されていてもよい。
この構成であっても、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
(第5の実施形態)
なお、上述の実施形態に係る消毒システム9において、超音波診断装置1は、消毒装置7に連動して動作するように構成されていてもよい。具体的には、操作者への通知は、インジケータ79に加えて、あるいは代えて超音波診断装置1のディスプレイ30により行われてもよい。以下、第1の実施形態との相違点を主に説明する。
図6は、実施形態に係る消毒システム9の構成の別の一例を示すブロック図である。図6に示すように、超音波診断装置1及び消毒装置7は、有線又は無線により通信可能に接続される。
本実施形態に係る通知機能713において、処理回路71は、消毒機構75による対象物の消毒の開始又は終了の少なくとも一方を、インジケータ79に加えて、あるいは代えて超音波診断装置1に通知する。具体的には、処理回路71は、消毒機構75による対象物の消毒が開始されるとき、消毒開始を示す情報を超音波診断装置1のディスプレイ30に表示させるための信号を超音波診断装置1に送信する。あるいは、処理回路71は、消毒機構75による対象物の消毒が終了したとき、消毒完了を示す情報を超音波診断装置1のディスプレイ30に表示させるための信号を超音波診断装置1に送信する。つまり、本実施形態に係る消毒装置7の処理回路71は、消毒機構75による対象物の消毒の開始又は終了の少なくとも一方を、インジケータ79に加えて、あるいは代えて超音波診断装置1のディスプレイ30に表示させる。
超音波診断装置1において、超音波プローブ20、ディスプレイ30及び入力インタフェース50は、装置本体10と通信可能に接続される。
装置本体10は、図1に示すように、送受信回路110、バッファメモリ120、信号処理回路130、画像生成回路140、記憶回路150、NW(network)インタフェース160及び処理回路170を有する。送受信回路110、バッファメモリ120、信号処理回路130、画像生成回路140、記憶回路150、NWインタフェース160及び処理回路170は、互いに通信可能に接続される。
送受信回路110は、パルス発生器、送信遅延部、パルサ等を有し、超音波プローブ101に駆動信号を供給する。パルス発生器は、所定のレート周波数で、送信超音波を形成するためのレートパルスを繰り返し発生する。また、送信遅延部は、超音波プローブ101から発生される超音波をビーム状に集束し、かつ送信指向性を決定するために必要な振動子101aごとの遅延時間を、パルス発生器が発生する各レートパルスに対し与える。また、パルサは、レートパルスに基づくタイミングで、超音波プローブ101に駆動信号(駆動パルス)を印加する。すなわち、送信遅延部は、各レートパルスに対し与える遅延時間を変化させることで、振動子面から送信される超音波の送信方向を任意に調整する。
また、送受信回路110は、プリアンプ、A/D(Analog to Digital)変換器、直交検波回路等を有し、超音波プローブ101が受信した反射波信号に対して各種処理を行って反射波データを生成する。
プリアンプは、反射波信号をチャンネルごとに増幅してゲイン調整(ゲイン補正)を行なう。A/D変換器は、ゲイン補正された反射波信号をA/D変換することでゲイン補正された反射波信号をデジタル信号に変換する。直交検波回路は、A/D変換された反射波信号をベースバンド帯域の同相信号(I信号、I:In-phase)と直交信号(Q信号、Q:Quadrature-phase)とに変換する。
直交検波回路は、I信号およびQ信号を、反射波データとして出力する。以下、I信号及びQ信号を総称する場合、IQ信号という。また、IQ信号はA/D変換されたデジタルデータであるため、IQデータともいう。
バッファメモリ120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子によって実現される。バッファメモリ120は、送受信回路110から出力された反射波データを記憶する。
信号処理回路130は、バッファメモリ120に記憶された反射波データを取得する。また、信号処理回路130は、バッファメモリ120から取得した反射波データに対して、対数増幅、包絡線検波処理等を行なって、信号強度が輝度の明るさで表現されるデータ(Bモードデータ)を生成する。また、信号処理回路130は、バッファメモリ120から取得した反射波データから速度情報を周波数解析し、ドプラ効果による血流や組織、造影剤エコー成分を抽出し、速度、分散、パワー等の移動体情報を多点について抽出したデータ(ドプラデータ)を生成する。
また、信号処理回路130は、2次元の反射波データ及び3次元の反射波データの両方について処理可能である。すなわち、信号処理回路130は、2次元の反射波データから2次元のBモードデータを生成し、3次元の反射波データから3次元のBモードデータを生成する。また、信号処理回路130は、2次元の反射波データから2次元のドプラデータを生成し、3次元の反射波データから3次元のドプラデータを生成する。
画像生成回路140は、信号処理回路130が生成したデータから超音波画像を生成する。例えば、画像生成回路140は、信号処理回路130が生成した2次元のBモードデータから反射波の強度を輝度で表した2次元のBモード画像を生成する。
また、例えば、画像生成回路140は、信号処理回路130が生成した2次元のドプラデータから、血流情報が映像化された2次元のドプラ画像を生成する。2次元のドプラ画像は、血流の平均速度を表す速度画像データ、血流の分散値を表す分散画像データ、血流のパワーを表すパワー画像データ、又は、これらを組み合わせた画像データである。また、画像生成回路140は、ドプラ画像として、血流の平均速度、分散値、パワー等の血流情報がカラーで表示されるカラードプラ画像を生成したり、1つの血流情報がグレースケールで表示されるドプラ画像を生成したりする。
また、例えば、画像生成回路140は、信号処理回路130が生成した1走査線上のBモードデータの時系列データから、Mモード画像を生成することも可能である。また、画像生成回路140は、信号処理回路130が生成したドプラデータから、血流や組織の速度情報を時系列に沿ってプロットしたドプラ波形を生成することも可能である。
ここで、画像生成回路140は、一般的には、超音波走査の走査線信号列を、テレビ等に代表されるビデオフォーマットの走査線信号列に変換(スキャンコンバート)し、表示用の超音波画像を生成する。具体的には、画像生成回路140は、超音波プローブ101による超音波の走査形態に応じて座標変換を行なうことで、表示用の超音波画像を生成する。また、画像生成回路140は、スキャンコンバート以外に種々の画像処理として、例えば、スキャンコンバート後の複数の画像フレームを用いて、輝度の平均値画像を再生成する画像処理(平滑化処理)や、画像内で微分フィルタを用いる画像処理(エッジ強調処理)等を行なう。また、画像生成回路140は、超音波画像データに、種々のパラメータの文字情報、目盛り、ボディーマーク等を合成する。
すなわち、Bモードデータ及びドプラデータは、スキャンコンバート処理前のデータであり、画像生成回路140が生成するデータは、スキャンコンバート処理後の表示用の画像データである。以下、スキャンコンバート処理前のデータ(Bモードデータ及びドプラデータ)を、「RAWデータ」ともいう。
画像生成回路140は、RAWデータである2次元のBモードデータや2次元のドプラデータから、2次元の超音波画像である、2次元のBモード画像や2次元のドプラ画像を生成する。また、画像生成回路140は、例えば2次元のBモード画像上にカラードプラ画像を重畳させた重畳画像も生成することができる。
また、画像生成回路140は、消毒装置7の状態を通知する通知画面を生成する。
記憶回路150は、各種のデータを記憶する。例えば、記憶回路150は、超音波送受信、画像処理及び表示処理を行なうための制御プログラムや、診断情報(例えば、患者ID、医師の所見等)や、診断プロトコルや各種ボディーマーク等の各種データを記憶する。例えば、記憶回路150は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、HDD、光ディスク等によって実現される。
また、記憶回路150が記憶するデータは、NWインタフェース160を経由して、外部装置へ転送することができる。なお、外部装置は、例えば、画像診断を行う医師が使用するPC(Personal Computer)やタブレット端末、画像を保管する画像保管装置、プリンター等である。
NWインタフェース160は、装置本体104と外部装置との間で行われる通信を制御する。具体的には、NWインタフェース160は、外部装置から各種の情報を受信し、受信した情報を処理回路170に出力する。例えば、NWインタフェース160は、ネットワークカードやネットワークアダプタ、NIC(Network Interface Controller)等によって実現される。
処理回路170は、超音波診断装置100の処理全体を制御する。具体的には、処理回路170は、入力インタフェース102を介して操作者から入力された各種設定要求や、記憶回路150から読み込んだ各種制御プログラム及び各種データに基づき、送受信回路110、信号処理回路130及び画像生成回路140の処理を制御する。また、処理回路170は、超音波画像の表示を制御する。例えば、処理回路71は、ハードウェア資源として、プロセッサ及びメモリを有する。
また、処理回路170は、図6に示すように、連動機能171を実現するように構成されている。なお、連動機能171は、単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより連動機能171を実現するものとしても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU、あるいは、ASIC、SPLD、CPLD、FPGAなどの回路を意味する。
処理回路170において実行される各種処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路150へ記憶されている。処理回路170は、記憶回路150からプログラムをプロセッサにより読み出して実行することで各プログラムに対応する機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の各回路は、読み出したプログラムに対応する機能を有することとなる。
連動機能171において処理回路170は、消毒装置7からの信号に応じて、消毒開始を示す情報や消毒完了を示す情報をディスプレイ30により表示する。
次に、超音波診断装置1が実行する処理について説明する。図7は、図6の超音波診断装置1において実行される処理の流れの一例を示す図である。ここでは、図4の消毒装置7において実行される処理との関係を合わせて説明する。
連動機能171において処理回路170は、消毒装置7からの消毒開始の通知を受信したか否かを判定する(S201)。消毒装置7からの消毒開始の通知を受信したと判定されなかったとき(S201:No)、図7の流れは、消毒装置7からの消毒開始の通知を受信したと判定されるまで、例えば所定の時間間隔でS201の処理を繰り返す。
消毒装置7の処理回路71は、S102の処理において、消毒開始を超音波診断装置1へさらに通知する。そして、消毒装置7からの消毒開始の通知を受信したと判定されたとき(S201:Yes)、連動機能171において処理回路170は、トラックボール51による操作入力を無効化する(S202)。
このとき、処理回路170は、消毒装置7によるトラックボール51の消毒が開始されたことを示す通知画面をディスプレイ30に表示してもよい。また、処理回路170は、トラックボール51による操作入力が無効化されたことを示す通知画面をディスプレイ30に表示してもよい。
なお、トラックボール51の消毒が検査間に行われる場合など、既にトラックボール51の操作入力が無効化されている場合もあり得るため、S202の処理は必須ではない。
また、連動機能171において処理回路170は、消毒装置7からの消毒完了の通知を受信したか否かを判定する(S203)。消毒装置7からの消毒完了の通知を受信したと判定されなかったとき(S203:No)、図7の流れは、消毒装置7からの消毒完了の通知を受信したと判定されるまで、例えば所定の時間間隔でS203の処理を繰り返す。
消毒装置7の処理回路71は、S105の処理において、消毒完了を超音波診断装置1へさらに通知する。そして、消毒装置7からの消毒完了の通知を受信したと判定されたとき(S203:Yes)、連動機能171において処理回路170は、消毒装置7によるトラックボール51の消毒が完了したことを示す消毒完了の通知を含む通知画面をディスプレイ30に表示する。その後、図7の流れは終了する。
なお、当該通知画面には、トラックボール51による操作入力が有効化されたことを示す通知が含まれていてもよい。
なお、本実施形態ではトラックボール51を消毒対象とする場合を例示したが、これに限らない。本実施形態に係る技術は、超音波プローブ20を消毒対象とする場合であっても適用可能である。
このように、実施形態に係る消毒装置7は、消毒機構75による対象物の消毒が終了したとき、消毒完了を示す情報を超音波診断装置1のディスプレイ30に表示させる。この構成によれば、操作者は消毒完了を容易に把握できるため、消毒完了とともに次の検査へ速やかに移行することができるなど、検査のスループットを向上することができる。
また、実施形態に係る消毒装置7は、消毒機構75によるトラックボール51の消毒を開始するとき、トラックボール51の回転に伴うカーソル移動を無効化させる。この構成によれば、消毒動作に伴い超音波診断装置1のディスプレイ30においてカーソルが移動されることを抑制することができる。したがって、検査間においてトラックボール51が有効化されている状況であっても、不要なカーソル移動を抑制することができる。
なお、上述の各実施形態に係る消毒システム9において、消毒装置7は、超音波診断装置1から電源供給を受けてもよい。この電源供給は、USBなど有線で実現されてもよいし、無線給電で実現されてもよい。なお、トラックボール51の消毒に適した位置に消毒装置7が装着されたときに超音波診断装置1から消毒装置7へ無線給電可能に構成されていてもよい。つまり、消毒装置7の装着位置が、無線給電可能な消毒装置7の位置により規定されてもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、消毒作業を簡便化することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以上の実施形態に関し、発明の一側面および選択的な特徴として以下の付記を開示する。
(付記1)
消毒の対象物を覆うように当該対象物へ装着可能に形成された装着部材と、
前記対象物に装着された状態で当該対象物を消毒可能に構成される消毒機構と、
前記対象物への装着を検出可能に構成される検出回路と、
前記検出回路の出力に基づいて前記対象物への装着を検知したとき、前記消毒機構による前記対象物の消毒を開始するように構成される制御部と
を備える消毒装置。
(付記2)
前記対象物は、操作者による操作入力を受け付けるトラックボールであってもよい。
前記消毒機構は、前記トラックボールの外表面のうちの外部に露出している露出部分を消毒可能に構成されてもよい。
(付記3)
前記消毒装置は、前記トラックボールへ装着された状態で少なくとも1つの回転方向へ当該トラックボールを回転可能に構成される回転機構をさらに備えてもよい。
前記制御部は、前記回転機構により前記少なくとも1つの回転方向へ前記トラックボールを回転させて当該トラックボールの前記露出部分を変更しながら、前記消毒機構により前記トラックボールを消毒してもよい。
(付記4)
前記トラックボールへ装着された状態で当該トラックボールの前記露出部分に対向する位置に設けられる内壁は、前記トラックボールの前記露出部分に沿う形状に形成されてもよい。
(付記5)
前記トラックボールは、超音波診断装置の操作者による操作入力を受け付ける入力インタフェースであってもよい。
(付記6)
前記消毒装置は、前記装着部材が装着可能、かつ、前記超音波診断装置に搭載される超音波プローブを挿入可能に形成されたアダプタをさらに備えてもよい。
前記超音波プローブが挿入された状態で当該超音波プローブの外表面に対向する位置に設けられる前記アダプタの内壁は、当該外表面に沿う形状に形成されてもよい。
前記制御部は、前記検出回路の出力に基づいて前記アダプタの装着を検知したとき、前記消毒機構による前記超音波プローブの消毒を開始してもよい。
(付記7)
前記制御部は、装着された前記アダプタの種類に応じて前記消毒機構による消毒内容を決定してもよい。
(付記8)
前記対象物は、超音波診断装置に搭載される超音波プローブであってもよい。
前記消毒機構は、前記超音波プローブの外表面の少なくとも一部分を消毒可能に構成されてもよい。
(付記9)
前記制御部は、前記対象物が予め定められた回転量以上回転されたとき、前記消毒機構による前記対象物の消毒を終了してもよい。
(付記10)
前記制御部は、消毒が開始されてから予め定められた時間以上経過したとき、前記消毒機構による前記対象物の消毒を終了してもよい。
(付記11)
前記制御部は、前記消毒機構による前記対象物の消毒の開始及び終了の少なくとも一方を操作者に通知してもよい。
(付記12)
前記消毒装置は、前記消毒機構による前記対象物の消毒の状態を操作者に提示可能に構成されるインジケータをさらに備えてもよい。
(付記13)
前記消毒機構は、消毒液を浸した拭き取り部材による前記対象物の拭き取りと、前記対象物への紫外光の照射と、前記対象物の近傍におけるオゾンの発生とのうちの少なくとも1つを実行可能に構成されてもよい。
(付記14)
前記制御部は、前記消毒機構による前記トラックボールの消毒を開始するとき、前記トラックボールの回転に伴うカーソル移動を無効化させてもよい。
(付記15)
前記制御部は、前記消毒機構による前記対象物の消毒が終了したとき、消毒完了を示す情報を前記超音波診断装置のディスプレイに表示させてもよい。
1 超音波診断装置
10 装置本体
110 送受信回路
120 バッファメモリ
130 信号処理回路
140 画像生成回路
150 記憶回路
160 NWインタフェース
170 処理回路
171 連動機能
20 超音波プローブ
21 ケーブル
22 振動子
30 ディスプレイ
50 入力インタフェース
51 トラックボール
53 スイッチ
55 ボタン
57 タッチコマンドスクリーン
7 消毒装置
701 装置本体
703 装着部材
705 内壁
71 処理回路
711 検知機能(制御部)
712 消毒制御機能(制御部)
713 通知機能(制御部)
73 回転機構
75 消毒機構
77 検出回路
79 インジケータ
8 アダプタ
801 本体
802 内壁
9 消毒システム

Claims (15)

  1. 消毒の対象物を覆うように当該対象物へ装着可能に形成された装着部材と、
    前記対象物に装着された状態で当該対象物を消毒可能に構成される消毒機構と、
    前記対象物への装着を検出可能に構成される検出回路と、
    前記検出回路の出力に基づいて前記対象物への装着を検知したとき、前記消毒機構による前記対象物の消毒を開始するように構成される制御部と
    を備える消毒装置。
  2. 前記対象物は、操作者による操作入力を受け付けるトラックボールであり、
    前記消毒機構は、前記トラックボールの外表面のうちの外部に露出している露出部分を消毒可能に構成される、
    請求項1に記載の消毒装置。
  3. 前記トラックボールへ装着された状態で少なくとも1つの回転方向へ当該トラックボールを回転可能に構成される回転機構をさらに備え、
    前記制御部は、前記回転機構により前記少なくとも1つの回転方向へ前記トラックボールを回転させて当該トラックボールの前記露出部分を変更しながら、前記消毒機構により前記トラックボールを消毒する、
    請求項2に記載の消毒装置。
  4. 前記トラックボールへ装着された状態で当該トラックボールの前記露出部分に対向する位置に設けられる内壁は、前記トラックボールの前記露出部分に沿う形状に形成される、請求項2に記載の消毒装置。
  5. 前記トラックボールは、超音波診断装置の操作者による操作入力を受け付ける入力インタフェースである、請求項2に記載の消毒装置。
  6. 前記装着部材が装着可能、かつ、前記超音波診断装置に搭載される超音波プローブを挿入可能に形成されたアダプタをさらに備え、
    前記超音波プローブが挿入された状態で当該超音波プローブの外表面に対向する位置に設けられる前記アダプタの内壁は、当該外表面に沿う形状に形成され、
    前記制御部は、前記検出回路の出力に基づいて前記アダプタの装着を検知したとき、前記消毒機構による前記超音波プローブの消毒を開始する、
    請求項5に記載の消毒装置。
  7. 前記制御部は、装着された前記アダプタの種類に応じて前記消毒機構による消毒内容を決定する、請求項6に記載の消毒装置。
  8. 前記対象物は、超音波診断装置に搭載される超音波プローブであり、
    前記消毒機構は、前記超音波プローブの外表面の少なくとも一部分を消毒可能に構成される、
    請求項1に記載の消毒装置。
  9. 前記制御部は、前記対象物が予め定められた回転量以上回転されたとき、前記消毒機構による前記対象物の消毒を終了する、請求項1に記載の消毒装置。
  10. 前記制御部は、消毒が開始されてから予め定められた時間以上経過したとき、前記消毒機構による前記対象物の消毒を終了する、請求項1に記載の消毒装置。
  11. 前記制御部は、前記消毒機構による前記対象物の消毒の開始及び終了の少なくとも一方を操作者に通知する、請求項1に記載の消毒装置。
  12. 前記消毒機構による前記対象物の消毒の状態を操作者に提示可能に構成されるインジケータをさらに備える、請求項1に記載の消毒装置。
  13. 前記消毒機構は、消毒液を浸した拭き取り部材による前記対象物の拭き取りと、前記対象物への紫外光の照射と、前記対象物の近傍におけるオゾンの発生とのうちの少なくとも1つを実行可能に構成される、請求項1に記載の消毒装置。
  14. 前記制御部は、前記消毒機構による前記トラックボールの消毒を開始するとき、前記トラックボールの回転に伴うカーソル移動を無効化させる、請求項2に記載の消毒装置。
  15. 前記制御部は、前記消毒機構による前記対象物の消毒が終了したとき、消毒完了を示す情報を前記超音波診断装置のディスプレイに表示させる、請求項5に記載の消毒装置。
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