JP2023151838A - 店舗支援移動体、店舗支援方法、および店舗支援プログラム - Google Patents

店舗支援移動体、店舗支援方法、および店舗支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サイネージディスプレイを見て店舗に注文を希望する利用者について確実に注文を受け付け、利用者の利便性を向上させるとともに、店舗の売り上げを促進することを目的とする。【解決手段】店舗支援移動体100は、サイネージディスプレイ11を備え、店舗20で用いられる店舗端末装置200と通信する。自走装置150は、自律走行を実施する。宣伝装置110は、サイネージディスプレイ11に店舗20の広告を表示する。注文装置120は、サイネージディスプレイ11を利用して、利用者に店舗への注文を入力させ、注文を店舗端末装置200に通知する。【選択図】図4

Description

本開示は、店舗支援移動体、店舗支援方法、および店舗支援プログラムに関する。
近年、移動型サイネージの利用が行われている。移動型サイネージは、店舗の宣伝、あるいは、店舗のおすすめ商品の紹介といった情報を提供しながら、移動する移動体である。
現状の移動型サイネージはあくまで宣伝であって、利用者が商品を購入しようとする場合は、結局店舗に行く必要がある。店舗がレストランなどの場合は、レストランに行ってから注文し、注文した料理ができるまで待たなければならない。また、商品が物の場合も店舗に行き物を受け取る必要がある。
このように、現状の移動型サイネージでは、店舗側の宣伝のみに留まり、利用者が購入したい場合は結局店舗まで行く手間が掛かる。また、店舗に行こうとしても該当する店舗の場所が分からず結局は購入するまでに至らず宣伝程度で留まってしまう可能性がある。
特許文献1には、顧客と相互作業することで販売の完了を支援する小売システムが開示されている。
特開2016-528580号公報
現状の移動型サイネージでは、店舗の宣伝のみに留まり、利用者が商品を購入したい場合は結局店舗まで行く必要がある。また、店舗に行こうとしても該当する店舗の場所が分からず結局は購入するまでに至らず宣伝で留まってしまう。よって、現状の移動型サイネージでは、宣伝により利用者の購入意欲を向上させることはできるが、宣伝による利用者の購入意欲の向上を店舗の売り上げに確実に結びつけることが難しいという課題がある。
また、特許文献1では、顧客と相互作業することで販売の完了を支援する小売システムが開示されている。特許文献1の小売システムでは、利用者が小売システムを見つけなければならず、小売システムが見つからなければ注文することができない。また、小売システムを見つけて注文したとしても、購入したい場合は利用者自身で店舗まで行く必要がある。また、特許文献1の小売システムでは、宣伝による利用者の購入意欲の向上と店舗の売り上げとを直接結びつける方法がないという課題がある。
本開示では、サイネージディスプレイを見て店舗に注文を希望する利用者について確実に注文を受け付けることで、利用者の利便性を向上させるとともに、店舗の売り上げを促進することを目的とする。
本開示に係る店舗支援移動体は、サイネージディスプレイを備え、店舗で用いられる店舗端末装置と通信する店舗支援移動体において、
自律走行を実施する自走装置と、
前記サイネージディスプレイに前記店舗の広告を表示する宣伝装置と、
前記サイネージディスプレイを利用して、利用者に前記店舗への注文を入力させ、前記注文を前記店舗端末装置に通知する注文装置と
を備える。
本開示に係る店舗支援移動体は、自律走行を実施する自走装置と、サイネージディスプレイに広告を表示する宣伝装置とを備える。さらに、店舗支援移動体は、サイネージディスプレイを利用して、利用者に店舗への注文を入力させ、注文を店舗端末装置に通知する注文装置を備える。よって、本開示に係る店舗支援移動体によれば、サイネージディスプレイを見て店舗に注文を希望する利用者について確実に注文を受け付け、利用者の利便性を向上させるとともに、店舗の売り上げを促進することができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る店舗支援システムの全体構成例を示す図。 実施の形態1に係る店舗支援移動体の使用例を示す図。 実施の形態1に係る店舗支援移動体の構成例を示す図。 実施の形態1に係る店舗支援移動体の機能構成例を示す図。 実施の形態1に係る店舗端末装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係る店舗支援システムの動作のうち宣伝処理と注文処理の例を示すフロー図。 実施の形態1に係る店舗支援移動体を図3のP方向から見た模式図。 実施の形態1に係る注文受付画面の例を示す図。 実施の形態1に係る店舗支援システムの動作のうち案内処理の例を示すフロー図。 実施の形態1に係る案内装置における個人認識機能の例を示す図。 実施の形態1に係る店舗支援システムの動作のうち配送処理の例を示すフロー図。 実施の形態1に係る配送処理の例3を示す模式図。 実施の形態1に係る店舗支援システムの動作概要の例を示す図。 実施の形態1の変形例1に係る配送処理の例を示す模式図。 実施の形態1の変形例2に係る配送処理の例を示す模式図。 実施の形態1の変形例3に係る店舗支援移動体の形状例を示す図。 実施の形態1の変形例4に係る店舗支援移動体の構成例を示す図。 実施の形態1の変形例4に係る店舗端末装置の構成例を示す図。
以下、本実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。また、以下の図では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、上、下、左、右、前、後、表、裏といった向きあるいは位置が示されている場合がある。これらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品等の配置、方向および向きを限定するものではない。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る店舗支援システム500の全体構成例を示す図である。
本実施の形態に係る店舗支援システム500は、サイネージを目的として施設内を自律走行するAMRあるいはPMVといった移動体を用いて店舗を支援するシステムである。AMRは、Aautonomous Mobile Robotの略語である。PMVは、Personal Mobility Vehicleの略語である。
店舗支援システム500は、複数の店舗支援移動体100と、各店舗支援移動体100とネットワークを介して通信する店舗端末装置200とを備える。
店舗端末装置200は、各店舗20に配置される。店舗20が複数あれば、店舗端末装置200も複数となる。
図2は、本実施の形態に係る店舗支援移動体100の使用例を示す図である。
図3は、本実施の形態に係る店舗支援移動体100の構成例を示す図である。
店舗支援移動体100は、例えば、サイネージ型AMRである。店舗支援移動体100は、サイネージ型搬送ロボットともいう。店舗支援移動体100は、例えば、リゾート施設あるいはショッピングモールといった施設内を巡回し、施設の利用者10に施設内の店舗を宣伝することを目的とする。
店舗支援移動体100は、通常、予め設定された走行ルートに従って低速度の自律走行を実施する。店舗支援移動体100は、施設において利用者10に店舗20の宣伝をすることが目的のため、利用者10に対して安全で、かつ、利用者10が広告を見ることができる適切な速度で走行する。あるいは、すべての店舗支援移動体100を制御する管制装置が各店舗支援移動体100の走行ルートおよび安全速度を制御してもよい。
店舗支援移動体100は、走行ルートを自律走行するする自律走行移動体である。
図3に示すように、店舗支援移動体100は、例えば、進行方向に対する側面が最も広い面となる直方体形状を成す。
店舗支援移動体100は、広告を表示するサイネージディスプレイ11を備える。サイネージディスプレイ11には、店舗20を紹介する各種の情報が表示される。サイネージディスプレイ11に表示される情報を、サイネージ情報あるいはサイネージ表示ともいう。図2では、サイネージディスプレイ11は、進行方向に対して、店舗支援移動体100の側面に備えられる。すなわち、サイネージディスプレイ11は、店舗支援移動体100の最も広い側面に大きく設けられる。
図4は、本実施の形態に係る店舗支援移動体100の機能構成例を示す図である。
店舗支援移動体100は、コンピュータを装備した移動体である。具体的には、店舗支援移動体100は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、および、通信装置950といった他のハードウェアを備える。また、図示は無いが、入力インタフェース、出力インタフェースといった他のハードウェアも備える。プロセッサ910は、有線通信あるいは無線通信を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
また、店舗支援移動体100は、サイネージディスプレイ11、タッチパネル12、マイク13、スピーカ14、ライダー15、カメラ16、および車両部17を備える。これらのハードウェアも有線通信あるいは無線通信を介して他のハードウェアと接続されている。店舗支援移動体100は、カメラ16を前方および後方に複数搭載していてもよい。
プロセッサ910は、機能要素として、宣伝装置110と注文装置120と案内装置130と配送装置140と自走装置150を備える。宣伝装置110と注文装置120と案内装置130と配送装置140と自走装置150については、「装置」を「部」と読み替えてもよい。また、宣伝装置110と注文装置120と案内装置130と配送装置140と自走装置150における「装置」を「部」と読み替えた場合、さらに、「部」を「回路」、「工程」、「手順」、「処理」、「装置」、あるいは「サーキットリー」に読み替えてもよい。
プロセッサ910、メモリ921、補助記憶装置922、および通信装置950については、後述する店舗端末装置200のハードウェアの説明と同様である。
また、サイネージディスプレイ11、タッチパネル12、マイク13、スピーカ14、ライダー15、カメラ16、および車両部17の機能については後述する。
図5は、本実施の形態に係る店舗端末装置200の構成例を示す図である。
店舗端末装置200は、コンピュータである。店舗端末装置200は、プロセッサ910を備えるとともに、メモリ921、補助記憶装置922、入力インタフェース930、出力インタフェース940、および通信装置950といった他のハードウェアを備える。プロセッサ910は、有線通信あるいは無線通信を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
店舗端末装置200は、機能要素として、注文受付部210と店舗処理部220と記憶部230を備える。
注文受付部210と店舗処理部220の機能は、ソフトウェアにより実現される。記憶部230は、メモリ921に備えられる。なお、記憶部230は、補助記憶装置922に備えられていてもよいし、メモリ921と補助記憶装置922に分散して備えられていてもよい。
プロセッサ910は、店舗支援プログラムを実行する装置である。店舗支援プログラムは、店舗支援システム500の機能を実現するプログラムである。店舗支援システム500の機能には、店舗支援移動体100の機能と、店舗端末装置200の機能とが含まれる。
プロセッサ910は、演算処理を行うICである。プロセッサ910の具体例は、CPU、DSP、GPUである。ICは、Integrated Circuitの略語である。CPUは、Central Processing Unitの略語である。DSPは、Digital Signal Processorの略語である。GPUは、Graphics Processing Unitの略語である。
メモリ921は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ921の具体例は、SRAM、あるいはDRAMである。SRAMは、Static Random Access Memoryの略語である。DRAMは、Dynamic Random Access Memoryの略語である。
補助記憶装置922は、データを保管する記憶装置である。補助記憶装置922の具体例は、HDDである。また、補助記憶装置922は、SD(登録商標)メモリカード、CF、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVDといった可搬の記憶媒体であってもよい。なお、HDDは、Hard Disk Driveの略語である。SD(登録商標)は、Secure Digitalの略語である。CFは、CompactFlash(登録商標)の略語である。DVDは、Digital Versatile Diskの略語である。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、あるいはタッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB端子である。なお、入力インタフェース930は、LANと接続されるポートであってもよい。USBは、Universal Serial Busの略語である。LANは、Local Area Networkの略語である。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった出力機器のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子またはHDMI(登録商標)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCDである。出力インタフェース940は、表示器インタフェースともいう。HDMI(登録商標)は、High Definition Multimedia Interfaceの略語である。LCDは、Liquid Crystal Displayの略語である。
通信装置950は、レシーバとトランスミッタを有する。通信装置950は、LAN、インターネット、WiFi(登録商標)、あるいは電話回線といった通信網に接続している。通信装置950は、具体的には、通信チップまたはNICである。NICは、Network Interface Cardの略語である。
店舗支援プログラムは、店舗支援移動体100あるいは店舗端末装置200といった店舗支援システム500の各装置において実行される。店舗支援プログラムは、プロセッサ910に読み込まれ、プロセッサ910によって実行される。メモリ921には、店舗支援プログラムだけでなく、OS(Operating System)も記憶されている。プロセッサ910は、OSを実行しながら、店舗支援プログラムを実行する。店舗支援プログラムおよびOSは、補助記憶装置922に記憶されていてもよい。補助記憶装置922に記憶されている店舗支援プログラムおよびOSは、メモリ921にロードされ、プロセッサ910によって実行される。なお、店舗支援プログラムの一部または全部がOSに組み込まれていてもよい。
店舗支援システム500の各装置は、プロセッサ910を代替する複数のプロセッサを備えていてもよい。これら複数のプロセッサは、店舗支援プログラムの実行を分担する。それぞれのプロセッサは、プロセッサ910と同じように、店舗支援プログラムを実行する装置である。
店舗支援プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ921、補助記憶装置922、または、プロセッサ910内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
店舗支援システム500の各装置の各部の「部」を「回路」、「工程」、「手順」、「処理」、「装置」、あるいは「サーキットリー」に読み替えてもよい。店舗支援プログラムは、店舗支援処理をコンピュータに実行させる。店舗支援システム500の各装置の各部の「処理」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」、「プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体」、または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体」に読み替えてもよい。また、店舗支援方法は、店舗支援システム500の各装置が店舗支援プログラムを実行することにより行われる方法である。
店舗支援プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよい。また、店舗支援プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係る店舗支援システム500の動作について説明する。店舗支援システム500の動作手順は、店舗支援方法に相当する。また、店舗支援システム500の動作を実現するプログラムは、店舗支援プログラムに相当する。
図6は、本実施の形態に係る店舗支援システム500の動作のうち宣伝処理と注文処理の例を示すフロー図である。
<宣伝処理>
ステップS101において、店舗支援移動体100は、サイネージディスプレイ11に店舗20の広告を表示しながら施設内を自律走行する。
自走装置150は、店舗支援移動体100の自律走行を実施する。
自走装置150は、各店舗支援移動体100に予め設定された走行ルートに従って自律走行を実施する。あるいは、店舗支援システム500は、すべての店舗支援移動体100を制御する管制装置を備えていてもよい。管制装置が各店舗支援移動体100に走行ルートを送信し、すべての店舗支援移動体100の自律走行を制御してもよい。
具体的には、宣伝装置110が、サイネージディスプレイ11に店舗20の広告を表示する。宣伝装置110は、通信装置950を介して店舗20から広告表示内容を取得し、サイネージディスプレイ11に表示する。あるいは、宣伝装置110は、通信装置950を介して、管制装置から広告表示内容を取得し、サイネージディスプレイ11に表示する。例えば、宣伝装置110は、特定位置に来るとともに特定時刻になると、決められた宣伝を行う、あるいは音声案内を行うといった機能を有していてもよい。
また、自走装置150は、利用者10の位置まで走行し、利用者10に対してサイネージディスプレイ11を向ける機能を有していてもよい。
図7は、本実施の形態に係る店舗支援移動体100を図3のP方向から見た模式図である。
自走装置150は、進行方向を変更して、向きを回転させることが可能である。
店舗支援移動体100は、例えば、進行方向の前後のそれぞれに補助輪を備え、前後のそれぞれの補助輪の間に主輪を備える。自走装置150は、前後のそれぞれの補助輪を互いに逆方向に向けることで、店舗支援移動体100の向きを回転させることができる。
店舗支援移動体100は、利用者10の位置に到着すると、サイネージディスプレイ11が利用者10に向くように向きを回転させる機能を有している。
店舗支援移動体100は、利用者10に接近し、所定の距離に到達すると利用者10に側面のサイネージディスプレイ11を向けるように旋回する。そして、店舗支援移動体100は、サイネージディスプレイ11に広告を表示し、案内を開始する。
店舗支援移動体100は、前方および後方のカメラ16により、対象者である利用者10を認識し、利用者10を自動選択し、案内あるいは追尾を開始する。なお、店舗支援移動体100は、自動選択として、顔認識で予め登録された特定者を利用者10として選択してもよい。また、店舗支援移動体100は、自動選択として、認識した個人を利用者10として任意に選択してもよい。あるいは、店舗支援移動体100は、自動選択として、音声認識を用いて、声掛け者を利用者10として認識してもよい。
<注文処理>
ステップS102およびステップS103において、注文装置120は、サイネージディスプレイ11を利用して、利用者10に店舗20への注文を入力させ、利用者10が入力した注文を店舗端末装置200に通知する。注文装置120は、決算を行う機能を有していてもよい。
注文処理の例は以下の通りである。
<<注文処理の例1>>
図8は、本実施の形態に係る注文受付画面21の例を示す図である。
サイネージディスプレイ11は、タッチパネル12となっている。
例えば、利用者10がサイネージディスプレイ11に表示された広告に含まれる「注文開始」といったボタンをタッチすると、利用者10による注文の入力を受け付ける注文受付画面21がサイネージディスプレイ11に表示される。
このように、注文装置120は、サイネージディスプレイ11を介して利用者10に注文を入力させることにより注文を取得する。そして、注文装置120は、注文を店舗端末装置200に送信することにより注文を店舗端末装置200に通知する。
なお、サイネージディスプレイ11とは別にタッチパネル12が設けられ、サイネージディスプレイ11とは別のタッチパネル12に注文受付画面21が表示されてもよい。
図8に示すように、注文受付画面21は、券売機のような構成であるが、必要に応じて店舗の人を呼び出して、質問することも可能とする。例えば、注文受付画面21の「店舗との通話」ボタンをタッチすることで、利用者10はマイク13とスピーカ14を用いて店舗20の店員と通話ができる。
<<注文処理の例2>>
注文装置120は、店舗支援移動体100に備えられたマイク13を介して注文を入力させることにより注文を取得してもよい。注文装置120は、音声認識機能を有し、マイク13から入力された音声をテキスト化する。そして、注文装置120は、テキスト化された注文を店舗端末装置200に送信することにより注文を店舗端末装置200に通知する。
<<注文処理の例3>>
注文装置120は、店舗支援移動体100に備えられたマイク13とスピーカ14を用いて利用者10に店舗と通話させることにより、注文を入力させるとともに店舗端末装置200に通知する。
<<注文処理の例4>>
注文装置120は、サイネージディスプレイ11に、注文を受け付ける店舗20のウェブサイトを表示するための2次元コードを表示してもよい。例えば、図3に示すように、注文装置120は、店舗20のウェブサイトのQRコード(登録商標)をサイネージディスプレイ11に表示する。QRは、Quick Responseの略語である。注文装置120は、利用者10の携帯端末装置に2次元コードを読み取らせる。利用者10は、自身の携帯端末装置に表示された店舗20のウェブサイトから注文を入力することで、携帯端末装置から店舗端末装置200に注文を送信する。このように、注文装置120は、利用者10に携帯端末装置から注文を入力させるとともに店舗端末装置200に通知する。利用者10の携帯端末装置は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、あるいは、携帯情報処理装置等である。
ステップS201において、店舗端末装置200の注文受付部210は、通知された注文を受け付ける。店舗端末装置200の店舗処理部220は、通知された注文を出力機器に出力するといった必要な処理を行う。
ステップS202において、店舗20では、注文の品あるいは注文のサービスの準備が開始される。
店舗20が、レストランのように、利用者10が来店して料理あるいはサービスを提供する形式の場合、利用者10は店舗支援移動体100により店舗20まで案内される。
店舗20がレストランの場合、注文を受けたら、店舗20は、席を確保し到着予定時刻を目指して料理を作り始める。満席になった場合、店舗20は、注文を停止することもできる。利用者10が到着すると、店舗20では利用者10を確保しておいた席に誘導し、待ち時間が短縮されて料理が出てくる。
この機能は、サイネージが「移動」する機能を利用し、待ち時間短縮といった有効性もあり、利用者10および店舗20の両者にとってメリットがある。
また、病院あるいは役所などで、店舗支援移動体100を用いることができる。例えば、「次は内科に行ってください」という時の案内としても利用できる。行先(例では、内科)では先行して情報を受け取り、その人が到達するまでに目的の用意をする事により、作業を効率化できる。
案内処理については後で詳しく説明する。
また、店舗20が、雑貨店のように、利用者10は注文の品を購入できればよく、店舗20に赴く必要が無い場合、店舗支援移動体100は利用者10まで注文の品を配送する。
配送処理については後で詳しく説明する。
ステップS104において、案内装置130は、注文を入力させた利用者10を店舗20まで案内するか否かを判定する。
店舗20が店舗支援システム500の利用契約をする際に、店舗20が利用者10を案内する形式の店か、あるいは、注文の品を配送する形式の店かについて、予め店舗支援移動体100あるいは管制装置に登録しておく。案内装置130は、予め登録されたいる情報に基づいて、利用者10を店舗20まで案内するか否かを判定する。
あるいは、利用者10が、案内を希望するか、配送を希望するかを選択できる構成としてもよい。案内装置130が「店舗20まで案内しますか」との表示あるいは音声を出力し、利用者10に応答してもらうことで、利用者10を店舗20まで案内するか否かを判定するとしてもよい。
利用者10を店舗20まで案内すると判定されると、ステップS105において、案内装置130は、案内処理を開始する。
<案内処理>
図9は、本実施の形態に係る店舗支援システム500の動作のうち案内処理の例を示すフロー図である。
ステップS106において、案内装置130は、まず利用者10を認識する。これは、利用者10が店舗支援移動体100を見失う等により、利用者10が迷わないようにするためである。
ステップS107およびステップS108において、案内装置130は、利用者10が予め定められた範囲以内に存在するかを判定し、利用者10が範囲以内に存在する状態で利用者10を店舗20まで案内する。
範囲以内に存在しない状態と判定されると、ステップS109において、案内装置130は、利用者10に警告を通知する。
案内処理の例は以下の通りである。
<<案内処理の例1>>
案内装置130は、店舗支援移動体100に備えられたライダー15とカメラ16を用いて、利用者10を認識するとともに利用者10が所定の範囲以内に存在するかを判定しつつ、利用者10を店舗20まで案内する。
図10は、本実施の形態に係る案内装置130における個人認識機能の例を示す図である。
案内装置130は、カメラ16で利用者10を撮影することにより、利用者10の顔、服装、所持物、動作の特徴、および骨格といった情報から利用者10を個人認識することができる。案内装置130は、事前に利用者10の全体写真を撮影して本人と特定できる情報を登録していてもよい。
図10の左図は、カメラ画像を利用した顔認識あるいは所持物等の特徴の認識により個人認識する例を示している。また、図10の右図は、カメラ画像から得られる利用者10の骨格と、事前に登録されている骨格情報との比較から個人認識する例を示している。
また、カメラ画像で個人認識した特定の利用者10の存在領域(単眼カメラは人の存在領域の角度がわかる)について、ライダー15によりその特定の利用者10の存在領域までの距離を計測する。なお、ライダー15の代わりに、ステレオカメラを用いて、特定の人の存在領域までの距離を計測してもよい。
このように、案内装置130は、カメラ16とライダー15を利用して、注文者である利用者10が常に所定の範囲内の距離にいるかを確認する。
利用者10が確認できない、あるいは、利用者10が所定の範囲内にいないと判定されると、店舗支援移動体100による案内機能が中断され、利用者10のスマートフォンといった携帯端末装置を経由して利用者10に警告を通知する。
<<案内処理の例2>>
案内装置130は、店舗支援移動体100に備えられたマイク13とスピーカ14を用いて利用者10と会話することにより、利用者10を認識するとともに利用者10が範囲以内に存在するかを判定してもよい。
利用者10との会話において利用者10が確認できなくなれば、店舗支援移動体100は利用者10に警告を通知する。また、利用者10がトイレのような、店舗20とは別のところに寄りたい場合は、店舗支援移動体100に「待って」と言えば停止する機能を有していてもよい。
<<案内処理の例3>>
案内装置130が、案内する対象の利用者10に店舗支援移動体100から出る紐を掴ませて案内してもよい。利用者10が紐を離すと停止するといった機能を有していてもよい。
<<案内処理の例4>>
案内装置130が、案内する対象の利用者10に店舗支援移動体100から出るビーコンを所持させてもよい。案内装置130は、ビーコンと無線信号を送受信することにより、利用者10が店舗支援移動体100と離れていないか確認しつつ利用者10を案内する。案内処理の例4によれば、利用者10の認識の信頼性が高くなる。
なお、ビーコンが確認できない、あるいは、ビーコンが所定の範囲内にいないと判定された場合に、利用者10のスマートフォンを経由して利用者10に警告を通知する機能を利用して、鍵紛失防止装置等に利用することもできる。
<<案内処理の例5>>
店舗支援移動体100を、人を乗せて自律走行するPMVで構成してもよい。案内装置130は、案内する対象の利用者10に店舗支援移動体100に乗車するように通知し、利用者10が店舗支援移動体100に乗車すると店舗20まで走行する。
以上のように、案内処理では、案内対象者である利用者10からの注文の入力あるいは目的地の入力後、誘導機能(案内機能)が開始される。
例えば、店舗支援移動体100は、案内対象者に並走、あるいは、案内対象者の前後を伴走しつつ、サイネージ情報の提示、あるいは、音声案内等により案内対象者を誘導する。店舗支援移動体100は、サイネージ表示により、実画像に仮想表示を重ねて行き先を強調表示してもよい。例えば、店舗支援移動体100は、目標地点、進行方向、店舗案内情報の表示等を、実画像に仮想表示を重ねて行ってもよい。
なお、目的地である店舗20への誘導終了後、店舗支援移動体100は、目的地での現地案内を行ってもよい。現地案内には、サイネージディスプレイ11を介したお得情報のお知らせの表示、あるいは、店舗20における給仕の実施等が含まれる。店舗20における給仕の実施の際には、店舗支援移動体100は、自装置の配送機能を用いてもよいし、他の配送ロボットとの連携動作により給仕を実現してもよい。
なお、店舗支援移動体100と案内対象者(グループを含む)は1対1の誘導となり、誘導対象数が制約される場合がある。このため、店舗支援移動体100は、自装置で誘導する替わりに、利用者10のスマートフォンといった携帯端末装置に、案内情報あるいは誘導情報を転送し、利用者10のスマートフォンと連動した誘導を行ってもよい。この場合、目的地到着後の現地案内を、お出迎えAMRといった他のAMRが引き継いで対応してもよい。
<配送処理>
図11は、本実施の形態に係る店舗支援システム500の動作のうち配送処理の例を示すフロー図である。
ここでは、店舗支援移動体100は、注文処理と案内処理を実施しておらず、ステップS101の宣伝処理を実施しているものとする。すなわち、店舗支援移動体100は、サイネージディスプレイ11に店舗20の広告を表示しながら施設内を自律走行して巡回しているものとする。
ステップS110において、配送装置140は、店舗20からの呼び出しがあるかを判定する。呼び出しが無ければ、店舗支援移動体100は宣伝処理を続ける。具体的には、配送装置140は、店舗20の店舗端末装置200からの呼び出し要求信号を受信すると、店舗20からの呼び出しがあると判定する。
呼び出しがあると、ステップS111において、配送装置140は、呼び出し元の店舗20まで自律走行する。
店舗20が宣伝処理中の店舗支援移動体100を呼び出す場合とは、店舗20が利用者10からの注文を受け付け、注文の品を利用者10まで配送したい場合である。よって、呼び出された店舗支援移動体100の自走装置150は、他の店舗支援移動体100の注文装置120により注文を受けた店舗20まで自律走行することになる。
なお、注文を受けた店舗支援移動体100と、呼び出された店舗支援移動体100が同じ店舗支援移動体100であっても構わない。
しかし、通常、配送を希望する利用者10は店舗20とは離れた位置におり、呼び出された店舗支援移動体100は店舗20の近くにいることが想定されるので、別の店舗支援移動体100であることが多い。
また、店舗支援移動体100の呼び出しは、店舗20の店舗端末装置200からの一斉送信でもよいし、店舗20の店舗端末装置200から管制装置に呼び出し要求を送信し、管制装置が呼び出しを行ってもよい。管制装置は、店舗20に最も近く、かつ、宣伝処理中の店舗支援移動体100を呼び出す。
店舗支援移動体100が呼び出し元の店舗20に到着すると、ステップS204において、店舗20により店舗支援移動体100に注文の品が積載される。
ステップS112において、配送装置140は、注文の品の積載の完了を検知する。
ステップS113において、配送装置140は、注文の品を、配送先である利用者10まで配送するように自走装置150を制御する。あるいは、配送装置140は、管制装置に配送先を通知し、管制装置が配送先まで配送するように自走装置150を制御してもよい。
本実施の形態に係る店舗支援移動体100は、受け取る側の利用者10が移動する可能性がある。発注された側は、注文の品を店舗支援移動体100に入れて送り出すが、配送先が問題となる。
本実施の形態に係る店舗支援移動体100は、以下のように配送先を決定する。
<<配送処理の例1>>
配送装置140は、注文時に利用者10により指定された場所を配送先として決定する。
配送装置140は、注文時にパスワード等を発行し、店舗支援移動体100が配送先に到着するとパスワード入力して、鍵を開き注文の品を受け取る。また、利用者10が注文時に配送先の時間と場所を指定できるようにしてもよい。
<<配送処理の例2>>
利用者10により注文が入力され、注文が店舗20に通知されると、注文を受けた店舗支援移動体100は、利用者10に追従するように自走装置150を自律走行させる。
注文の品を配送する店舗支援移動体100の配送装置140は、他の店舗支援移動体である注文を受けた店舗支援移動体100の位置を配送先と決定し、配送先に向かって自走装置150を自律走行させる。
店舗支援移動体100は自装置の場所を知らせる機能を有する。店舗支援移動体100は、利用者10により注文がされると、注文の品が届くまで利用者10に追従して移動しながら、他の店舗支援移動体100あるいは管制装置に場所を知らせる。
<<配送処理の例3>>
利用者10により注文が入力され、注文が店舗20に通知されると、注文を受けた店舗支援移動体100は、利用者10にビーコンを配布してもよい。
注文の品を配送する店舗支援移動体100の配送装置140は、ビーコンの位置を配送先と決定し、配送先である利用者10の位置に向かって自走装置を自律走行させる。
このビーコンは、鍵付きビーコンであることが好ましい。利用者10は、鍵付きビーコンを店舗支援移動体100に返却すると、鍵が開いて注文の品を受け取れる。
図12は、本実施の形態に係る配送処理の例3を示す模式図である。
図12の模式図では、以下の(1)から(6)のように配送処理の例3が行われる。
(1)利用者10が店舗支援移動体100から注文する。
(2)ビーコンが利用者10に渡される。利用者10は移動可である。
(3)注文が店舗20に通知される。
(4)店舗20にて、注文の品が配送用の店舗支援移動体100に積載される。
(5)配送用の店舗支援移動体100が配送先まで自律走行する。
(6)利用者10がビーコンと引き換えに注文の品を受け取る。
なお、図12では、配送用の店舗支援移動体100として、注文を受けた店舗支援移動体100とは別のタイプのサイネージ型AMRが図示されている。同様の機能を有する店舗支援移動体100であれば、異なる形状のサイネージ型AMRが店舗支援システム500に含まれていてもよい。あるいは、すべて同じタイプのサイネージ型AMRであってもよい。
図13は、本実施の形態に係る店舗支援システム500の動作概要の一例を示す図である。
図13の店舗支援システム500の動作概要の一例では、以下の(a)から(f)のような動作が行われる。
(a)施設内を移動するサイネージ型AMRである店舗支援移動体100が、利用者10の注文を受ける。
(b)店舗支援移動体100が、店舗20へ注文を送信する。
(c-1)店舗20がレストランの料理注文の場合、店舗支援移動体100が、利用者10を店舗20まで案内する。店舗20では、は料理を準備し、利用者10が店舗20に到着したら待ち時間なく対応できる。
(c-2)商品の注文の場合、店舗20から、店舗20に一番近いサイネージ型AMRに対して呼び出し要求信号が送られる。
(d)店舗20は呼び出した店舗支援移動体100に注文の品を積載し、利用者10の元である配送先への配送の指示を出す。
(e)店舗支援移動体100は利用者10が持っている発信機あるいはスマートフォンといった情報から利用者10の位置を追って利用者10の元へ商品を配送する。
(6)店舗支援移動体100が利用者10の元へ着くと、利用者10は、利用者10だけが知っているパスワードの入力、または顔認証等により、注文の品を受け取る。
***他の構成***
<変形例1>
図14は、本実施の形態の変形例1に係る配送処理の例を示す模式図である。
ここでは、ビーコンを用いた配送処理の変形例について説明する。
・ホテルなどで、荷物を一旦預けて、ビーコンを受け取る。自分の車(自分の部屋)に近づいてビーコンを押すと配送用AMRが荷物を持ってきてくれる。
・ゴルフ場などで、ビーコンを押すと、配送用AMRが自分のゴルフバックをもってきてくれる。
・テーマパークなどで、出店で食べ物を注文するとビーコンをもらい、好きな場所に移動していると、配送用AMRがそこまで持ってきてくれる。
・また、ビーコン側に「何を」を選択する選択機能を持たせると、注文装置としても利用できる。
<変形例2>
図15は、本実施の形態の変形例2に係る配送処理の例を示す模式図である。
配送用AMRを、自動販売機のように最初から品物を搭載した配送型自動販売機としてもよい。利用者は、スマートフォン等で配送型自動販売機を呼び出すことができる。あるいは、スマートフォン等で「ビールが欲しい」と要求すると、そこに配送型自動販売機が到着し、利用者はその場で購入できる。
図15では、大型の自動販売機が搭載されているが、例えば車内販売等に利用する場合は小型の販売機が好ましい。
<変形例3>
図16は、本実施の形態の変形例3に係る店舗支援移動体の形状例を示す図である。
本実施の形態に係る店舗支援移動体100の機能は、図16のような様々な形状のAMRについて適用可能である。
<変形例4>
本実施の形態では、店舗支援システム500の各装置の機能がソフトウェアで実現される。変形例2として、店舗支援システム500の各装置の機能がハードウェアで実現されてもよい。
図17は、本実施の形態の変形例4に係る店舗支援移動体100の構成例を示す図である。
図18は、本実施の形態の変形例4に係る店舗端末装置200の構成例を示す図である。
以下では、店舗端末装置200を例に説明する。
具体的には、店舗端末装置200は、プロセッサ910に替えて電子回路909を備える。
電子回路909は、店舗端末装置200の機能を実現する専用の電子回路である。電子回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、または、FPGAである。GAは、Gate Arrayの略語である。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
店舗端末装置200の機能は、1つの電子回路で実現されてもよいし、複数の電子回路に分散して実現されてもよい。
別の変形例として、店舗端末装置200の一部の機能が電子回路で実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。また、店舗端末装置200の一部またはすべての機能がファームウェアで実現されてもよい。
プロセッサと電子回路の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。つまり、店舗支援システム500の各装置の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る店舗支援システム500によれば、利用者はサイネージ型AMRである店舗支援移動体でレストランに料理を「注文」し、店舗まで「案内」してもらい、店舗に着いた段階で待ち時間なく料理を食べられる。また、アパレルショップ等の商品注文の場合、利用者は店舗支援移動体で「注文」し、該当店舗は別の店舗支援移動体に商品を搭載して利用者の所へ「配送」する。
よって、本実施の形態に係る店舗支援システム500によれば、サイネージ型AMRから手軽に注文できることにより、宣伝で留まってしまうことなく、購入の完了まで繋げることができる。案内によるお客様の店舗への誘導、待ち時間短縮による来場者満足度向上、回転率拡大による店舗収益アップ等、施設側および来場者側双方へのメリットが期待できる。
本実施の形態に係る店舗支援システム500によれば、前述の通り、サイネージによる手軽な「注文」、「案内」、「配送」のサービスを可能とすることにより以下のような効果が見込まれる。
レストラン等のお店に赴く必要がある場合、以下の効果がある。
利用者にとっては、以下の効果がある。
・店舗に入る前に注文ができる。
・店舗の場所が分からない場合、道案内をしてくれる。
・店舗に到着したら料理が出来上がっており待ち時間なくサービスを受けられる。
店舗側にとっては、以下の効果がある。
・宣伝だけに留まらず売り上げに繋がる。
・お店の回転率が上がり売り上げアップに繋がる。
・来場者の満足度に繋がり再訪が期待できる。
商品注文等のお店に赴く必要が無い場合、以下の効果がある。
利用者にとっては、以下の効果がある。
・店舗に足を運ばずとも欲しい商品を受け取ることができる。
店舗側にとっては、以下の効果がある。
・宣伝だけに留まらず売り上げに繋がる。
・「配送」のための人件費を削減できる。
・来場者の満足度に繋がり再訪が期待できる。
以上の実施の形態1では、店舗支援システム500の各装置の各部を独立した機能ブロックとして説明した。しかし、店舗支援システム500の各装置の構成は、上述した実施の形態のような構成でなくてもよい。店舗支援システム500の各装置の機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、どのような構成でもよい。
また、実施の形態1のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、この実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 利用者、11 サイネージディスプレイ、12 タッチパネル、13 マイク、14 スピーカ、15 ライダー、16 カメラ、17 車両部、20 店舗、21 注文受付画面、100 店舗支援移動体、110 宣伝装置、120 注文装置、130 案内装置、140 配送装置、150 自走装置、200 店舗端末装置、210 注文受付部、220 店舗処理部、230 記憶部、500 店舗支援システム、909 電子回路、910 プロセッサ、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、950 通信装置。

Claims (15)

  1. サイネージディスプレイを備え、店舗で用いられる店舗端末装置と通信する店舗支援移動体において、
    自律走行を実施する自走装置と、
    前記サイネージディスプレイに前記店舗の広告を表示する宣伝装置と、
    前記サイネージディスプレイを利用して、利用者に前記店舗への注文を入力させ、前記注文を前記店舗端末装置に通知する注文装置と
    を備える店舗支援移動体。
  2. 前記サイネージディスプレイは、タッチパネルであり、
    前記注文装置は、
    前記サイネージディスプレイを介して前記利用者に前記注文を入力させることにより前記注文を取得し、前記注文を前記店舗端末装置に送信することにより前記注文を前記店舗端末装置に通知する請求項1に記載の店舗支援移動体。
  3. 前記注文装置は、
    前記店舗支援移動体に備えられたマイクを介して前記利用者に前記注文を入力させることにより前記注文を取得し、前記注文を前記店舗端末装置に送信することにより前記注文を前記店舗端末装置に通知する請求項1に記載の店舗支援移動体。
  4. 前記注文装置は、
    前記店舗支援移動体に備えられたマイクとスピーカを用いて前記利用者に前記店舗と通話させることにより、前記注文を入力させるとともに前記注文を前記店舗端末装置に通知する請求項1に記載の店舗支援移動体。
  5. 前記注文装置は、
    前記サイネージディスプレイに、前記注文を受け付ける前記店舗のウェブサイトの2次元コードを表示し、前記利用者の携帯端末装置に前記2次元コードを読み取らせ、前記利用者に前記店舗のウェブサイトから前記注文を入力させることにより、前記注文を入力させるとともに前記注文を前記店舗端末装置に通知する請求項1に記載の店舗支援移動体。
  6. 前記店舗支援移動体は、
    個人認識機能を用いて前記利用者を認識し、前記利用者が予め定められた範囲以内に存在するかを判定し、前記利用者が前記範囲以内に存在する状態で前記利用者を前記店舗まで案内する案内装置を備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の店舗支援移動体。
  7. 前記案内装置は、
    前記店舗支援移動体に備えられたライダーとカメラを用いて前記利用者を認識するとともに前記利用者が前記範囲以内に存在するか否かを判定する請求項6に記載の店舗支援移動体。
  8. 前記案内装置は、
    前記店舗支援移動体に備えられたマイクとスピーカを用いて前記利用者と会話することにより、前記利用者を認識するとともに前記利用者が前記範囲以内に存在するか否かを判定する請求項6に記載の店舗支援移動体。
  9. 前記自走装置は、
    他の店舗支援移動体の注文装置により注文を受けた店舗まで自律走行し、
    前記店舗支援移動体は、
    前記店舗から前記注文の品を受け取り、前記他の店舗支援移動体の注文装置により注文した利用者まで配送するように前記自走装置を制御する配送装置を備える請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の店舗支援移動体。
  10. 前記他の店舗支援移動体の注文装置は、
    前記注文が前記店舗に通知されると、前記利用者にビーコンを配布し、
    前記配送装置は、
    前記ビーコンを配布された利用者の位置に向かって前記自走装置を自律走行させる請求項9に記載の店舗支援移動体。
  11. 前記他の店舗支援移動体の注文装置は、
    前記注文が前記店舗に通知されると、前記他の店舗支援移動体が前記利用者に追従するように前記他の店舗支援移動体の自走装置を自律走行させ、
    前記配送装置は、
    前記他の店舗支援移動体の位置に向かって前記自走装置を自律走行させる請求項9に記載の店舗支援移動体。
  12. サイネージディスプレイを備え、店舗で用いられる店舗端末装置と通信する店舗支援移動体に用いられる店舗支援方法において、
    前記店舗支援移動体は、自律走行を実施する自走装置と、サイネージディスプレイに前記店舗の広告を表示する宣伝装置とを備え、
    前記宣伝装置を利用して、利用者に前記店舗への注文を入力させ、前記注文を前記店舗端末装置に通知する店舗支援方法。
  13. サイネージディスプレイを備え、店舗で用いられる店舗端末装置と通信する店舗支援移動体に用いられる店舗支援プログラムにおいて、
    前記店舗支援移動体は、自律走行を実施する自走装置と、サイネージディスプレイに前記店舗の広告を表示する宣伝装置とを備え、
    前記宣伝装置を利用して、利用者に前記店舗への注文を入力させ、前記注文を前記店舗端末装置に通知する注文処理をコンピュータに実行させる店舗支援プログラム。
  14. 店舗で用いられる店舗端末装置と通信する店舗支援移動体において、
    自律走行を実施する自走装置と、
    広告を表示するサイネージディスプレイを、進行方向に対して側面に備える宣伝装置と
    を備える店舗支援移動体。
  15. 前記自走装置は、
    進行方向を変更して前記店舗支援移動体を回転させることが可能であり、前記店舗支援移動体の利用者の位置に到着すると、前記サイネージディスプレイが前記利用者に向くように前記店舗支援移動体を回転させる請求項14に記載の店舗支援移動体。
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