JP2023151442A - 搬送治具、リチウムイオン電池の製造装置および製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】集電体を含む被搬送物の搬送および位置合わせを容易として各処理の精度を高めることができるとともに支持シートと被搬送物の剥離が容易な搬送治具を提供する。【解決手段】搬送治具10は、治具枠部12と、治具枠部12の内側の懸架領域に架け渡された可撓性の支持シート14と、を有し、シート状の集電体28を含む被搬送物16を支持シート14で支持して搬送するために用いられ、支持シート14における被搬送物16が配置される配置領域18は、その外周の少なくとも一部に沿うリリース領域20と、リリース領域20以外の接着領域22と、で構成され、支持シート14の接着領域22の上面に接着層が設けられ、リリース領域20の上面には接着層が設けられていない。【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン電池製造用の搬送治具、これを用いたリチウムイオン電池の製造装置および製造方法に関する。
近年、電気自動車のモータ駆動用の電源として、二次電池の開発が盛んに行われている。特許文献1には、電池用電極の製造方法として、例えば、電極活物質および導電助剤を含む粉体を用いて電極を製造する方法が開示されている。
特開2020-129448号公報
従来技術では、ベルトコンベア状の搬送部に搬送される集電体に対して順次処理が施されて電極が製造される。しかしながら、薄いシート状の集電体を採用する場合などに、集電体を含む被搬送物の搬送および各処理装置に対する位置合わせが困難となる虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、集電体を含む被搬送物の搬送および位置合わせを容易として各処理の精度を高めることができるリチウムイオン電池製造用の搬送治具、これを用いたリチウムイオン電池の製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
発明者は、治具枠部と、治具枠部の内側の懸架領域に架け渡された可撓性の支持シートと、を有してなる搬送治具を用いてシート状の集電体を含む被搬送物の搬送や各処理を行うことに想到した。支持シートの上面には接着層が設けられており搬送治具に対する被搬送物の位置ずれが防止される。また、治具枠部は剛性が高いので集電体のような剛性が低い被搬送物よりも搬送等のハンドリングが容易である。最終的に支持シートは被搬送物から剥離されるため、支持シートの接着層として剥離が容易なものが選択される。
しかしながら、処理工程において被搬送物に圧力がかかることにより支持シートと被搬送物との接着力が増大し、搬送治具の支持シートを被搬送物から剥離させにくいことがあった。すなわち発明者は、上記課題に加え支持シートと被搬送物の剥離が容易な搬送治具を提供するという新たな課題を見出した。そこで発明者はさらに鋭意研究の上、以下の本発明の態様に想到した。
本発明の一態様の搬送治具は、治具枠部と、治具枠部の内側の懸架領域に架け渡された可撓性の支持シートと、を有し、シート状の集電体を含む被搬送物を支持シートで支持して搬送するために用いられ、支持シートにおける被搬送物が配置される配置領域は、その外周の少なくとも一部に沿うリリース領域と、リリース領域以外の接着領域と、で構成され、支持シートの接着領域に接着層が設けられ、リリース領域には接着層が設けられていない。
本発明の上記の態様によれば、集電体を含む被搬送物の搬送および位置合わせを容易として各処理の精度を高めることができるとともに、支持シートと被搬送物の剥離が容易な搬送治具、これを用いたリチウムイオン電池の製造装置および製造方法を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る搬送治具および被搬送物を示す斜視図 同搬送治具の平面図 同搬送治具を用いたリチウムイオン電池の製造装置の構成を模式的に示すブロック図 同搬送治具を用いたリチウムイオン電池の製造方法を示すフローチャート 枠付き集電体を得る予備工程を模式的に示す斜視図 同枠付き集電体を前記搬送治具に配置する配置装置および配置工程を模式的に示す側方から見た断面図 ローラー押し付け装置およびローラー押し付け工程を模式的に示す側方から見た断面図 同ローラー押し付け装置および同ローラー押し付け工程を模式的に示す底面図 電極組成物供給装置および電極組成物供給工程を模式的に示す側方から見た断面図 プレス装置およびプレス工程を模式的に示す側方から見た断面図 同プレス装置および同プレス工程を模式的に示す底面図 積層装置および積層工程を模式的に示す側方から見た断面図 脱気装置および脱気工程を模式的に示す側方から見た断面図 溶着装置および溶着工程を模式的に示す側方から見た断面図 離脱装置および離脱工程を模式的に示す側方から見た断面図 製造された単セルの構成を模式的に示す側方から見た断面図 本発明の第2実施形態に係る搬送治具の支持シートの配置領域の構成を模式的に示す平面図 本発明の第3実施形態に係る搬送治具の支持シートの配置領域の構成を模式的に示す平面図 本発明の第4実施形態に係る搬送治具の支持シートの配置領域の構成を模式的に示す平面図 本発明の第5実施形態に係る搬送治具の支持シートの配置領域の構成を模式的に示す平面図 本発明の第6実施形態に係る搬送治具の支持シートの配置領域の構成を模式的に示す平面図 本発明の第7実施形態に係る搬送治具および被搬送物を示す斜視図
[第1実施形態]
図1及び2に示されるように、本発明の第1実施形態に係る搬送治具10は、治具枠部12と、治具枠部12の内側の懸架領域に架け渡された可撓性の支持シート14と、を有し、シート状の集電体28を含む被搬送物16を支持シート14で支持して搬送するために用いられ、支持シート14における被搬送物16が配置される配置領域18は、その外周に沿うリリース領域20と、リリース領域20以外の接着領域22と、で構成され、支持シート14の接着領域22に接着層24が設けられ、リリース領域20には接着層が設けられていない。
治具枠部12は矩形で対向する長辺12A、12Bと、対向する短辺12Cと、12Dで構成されている。短辺12C、12Dの幅方向(短辺12C、12Dに沿う方向)の中央の上面側には、断面が半円形の凹溝12E、12Fが長手方向(長辺12A、12Bに沿う方向)に沿って形成されている。なお、凹溝12E、12Fには脱気管(後述)が嵌合される。治具枠部12の材料は例えばアルミニウムである。
支持シート14は帯状で両端が治具枠部12の長辺12A、12Bに固定されている。支持シート14と短辺12C、12Dとの間には、隙間が設けられる。支持シート14の材料は例えばポリエチレンテレフタレートである。また、支持シート14の厚さは例えば130~180μmである。なお、支持シート14は、被搬送物16が搭載されることにより生じる撓み量が所定の値よりも小さくなるように所定のテンション(張力)で張られて2つの長辺12A、12Bに架け渡される。被搬送物16が搭載されることによる支持シート14の下方への撓み量は、2つの長辺12A、12Bに架け渡された支持シート14の長さの0.5%よりも小さいことが好ましい。例えば、2つの長辺12A、12Bに架け渡された支持シート14の長さが700mmの場合、被搬送物16が搭載されることによる支持シート14の下方への撓み量は3.5mmよりも小さいことが好ましい。この場合、支持シート14のテンションは11.0~13.0N/cmであることが好ましい。なお、テンションの値は支持シート14の数か所の位置において張力計で計測される値の平均値である。なお、支持シート14の撓み量が過大である場合、後述する電極組成物供給工程やプレス工程で電極組成物の供給量や電極組成物の厚さのばらつきが大きくなる等の不具合が生じる可能性がある。支持シート14が上記のように所定のテンションで2つの長辺12A、12Bに架け渡されて支持シート14の撓み量が所定の値よりも小さくなるように制限されることでそのような不具合を防止または抑制できる。
支持シート14の配置領域18は矩形で被搬送物16の外形と一致する。リリース領域20は配置領域18の全周に沿って存在する。すなわちリリース領域20は矩形の枠の形状である。リリース領域20の幅(配置領域18の外周から内側への幅)は例えば1mmである。接着領域22はリリース領域20の内側の矩形の領域である。支持シート14の接着領域22の上面には接着層24が設けられている。接着領域22の上面に接着層24が設けられることで被搬送物16が搬送治具10に接着されて保持される。したがって、搬送経路において搬送治具10を反転させる場合であっても、被搬送物16が落下することを防止または抑制できる。接着層24は剥離が容易なものであることが好ましい。接着層24の材料は例えばアクリレート、およびアクリレートと共重合可能なモノマーからなる共重合物である。リリース領域20が配置領域18の外周に沿って存在するため、被搬送物16からの支持シート14の剥離が容易である。すなわち、搬送治具10からの被搬送物16の離脱が容易である。なお、支持シート14を被搬送物16から剥離する際に支持シート14が撓むことも被搬送物16の容易な離脱に寄与する。
リリース領域20の上面にはリリース層26が設けられている。リリース層26の材料は例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)分散液、あるいはシリコン系の離型剤である。具体的には、MPT-14(三菱鉛筆製:PTFE 40% IPA(イソプロピルアルコール)分散液)、D-210C(ダイキン工業製)、PTFE 4-11% IPA分散液、KF-412SP(信越化学工業製 シリコーンスプレー型離型剤)等である。なお、シート状またはフィルム状のリリース層がリリース領域20に貼り付けられてもよい。
被搬送物16は、薄いシート状の矩形の集電体28と、集電体28の上面の外周に沿って貼り付けられた枠体30とを有してなる枠付き集電体である。集電体の長さ及び幅は例えば800mm×400mmである。集電体の厚さは例えば50μmである。製造する電極が正極である場合、集電体は正極集電体である。また、製造する電極が負極である場合、集電体は負極集電体である。正極集電体の材料は、銅、アルミニウム、チタン、ステンレス鋼、ニッケル、焼成炭素、導電性高分子及び導電性ガラス等である。また、正極集電体は、導電剤と樹脂からなる樹脂集電体でもよい。負極集電体の材料は、銅、アルミニウム、チタン、ステンレス鋼、ニッケル及びこれらの合金等の金属材料等である。負極集電体は、焼成炭素、導電性高分子及び導電性ガラス等からなる集電体でもよく、導電剤と樹脂からなる樹脂集電体であってもよい。正極集電体、負極集電体とも、樹脂集電体を構成する導電剤としては、後述する電極組成物に含まれる導電助剤と同様のものを用いることができる。
樹脂集電体を構成する樹脂は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリメチルペンテン(PMP)、ポリシクロオレフィン(PCO)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、スチレン-ブタジエンゴム(SBR)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリメチルアクリレート(PMA)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂又はこれらの混合物等である。電気的安定性の観点から、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリメチルペンテン(PMP)及びポリシクロオレフィン(PCO)が好ましく、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)及びポリメチルペンテン(PMP)がさらに好ましい。
枠体30の幅は例えば3~20mmである。枠体30の厚さは例えば0.1~10mmである。枠体30は、融点が75~90℃のポリオレフィンを含むことが好ましい。融点が75~90℃のポリオレフィンは、分子内に極性基を有するものであってもよく、極性基を有しないものであってもよい。極性基としては、ヒドロキシ基(-OH)、カルボキシル基(-COOH)、ホルミル基(-CHO)、カルボニル基(=CO)、アミノ基(-NH2)、チオール基(-SH)、1,3-ジオキソ-3-オキシプロピレン基等が挙げられる。ポリオレフィンが極性基を有しているかどうかは、ポリオレフィンをフーリエ変換赤外分光法(FT-IR)や核磁気共鳴分光法(NMR)で分析することにより確認することができる。融点が75~90℃のポリオレフィンとしては、東ソー(株)製 メルセン(登録商標)G(融点:77℃)や三井化学(株)製 アドマーXE070(融点:84℃)等が挙げられる。東ソー(株)製 メルセン(登録商標)Gは極性基を有する樹脂の例であり、三井化学(株)製 アドマーXE070は極性基を有しない樹脂の例である。枠体30は、融点が75~90℃のポリオレフィンに加えて、非導電性フィラーを含有していてもよい。非導電性フィラーとしては、ガラス繊維等の無機繊維及びシリカ粒子等の無機粒子が挙げられる。枠体30の一部は、耐熱性環状支持部材で構成されていてもよい。枠体30の一部が耐熱性環状支持部材で構成されていると、枠体30の機械的強度及び耐熱性を向上させることができる。耐熱性環状支持部材は集電体20及びセパレータ(後述)との接着性が低いため、耐熱性環状支持部材は、枠体30の厚さ方向の中央部に配置されることが好ましい。この場合、平面視形状が互いに同一の、融点が75~90℃のポリオレフィンを含む層、耐熱性環状支持部材、融点が75~90℃のポリオレフィンを含む層が、集電体28側からこの順で配置されることが好ましい。上記構成であると、枠体30に機械的強度及び耐熱性を付与しつつ、集電体28及びセパレータとの接着性を高めることができる。耐熱性環状支持部材は、溶融温度が150℃以上である耐熱性樹脂組成物を含んでいることが望ましく、溶融温度が200℃以上である耐熱性樹脂組成物を含んでいることがより望ましい。耐熱性環状支持部材が、溶融温度が150℃以上である耐熱性樹脂組成物を含むことで、枠体30が熱に対してより変形しにくくなる。耐熱性樹脂組成物の溶融温度(単に融点ともいう)は、JIS K7121-1987に準拠して示差走査熱量測定によって測定される。耐熱性樹脂組成物を構成する樹脂としては、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂及びポリイミド等)、エンジニアリング樹脂[ポリアミド(ナイロン6 溶融温度:約230℃、ナイロン66 溶融温度:約270℃等)、ポリカーボネート(PCともいう 溶融温度:約150℃)及びポリエーテルエーテルケトン(PEEKともいう 溶融温度:約330℃)等]及び高融点熱可塑性樹脂{ポリエチレンテレフタレート(PETともいう 溶融温度:約250℃)、ポリエチレンナフタレート(PENともいう 溶融温度:約260℃)及び高融点ポリプロピレン(溶融温度:約160~170℃)等}等が挙げられる。なお、高融点熱可塑性樹脂とは、JIS K7121-1987に準拠して示差走査熱量測定によって測定される溶融温度が150℃以上の熱可塑性樹脂を指す。耐熱性樹脂組成物は、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、高融点ポリプロピレン、ポリカーボネート及びポリエーテルエーテルケトンからなる群から選択される少なくとも1種の樹脂を含むことが望ましい。耐熱性樹脂組成物はフィラーを含んでいてもよい。耐熱性樹脂組成物がフィラーを含むことで、溶融温度を向上させることができる。上記フィラーとしては、ガラス繊維等の無機フィラー及び炭素繊維等が挙げられる。フィラーを含む耐熱性樹脂組成物としては、ガラス繊維に硬化前のエポキシ樹脂を含浸させて硬化させたもの(ガラスエポキシともいう)及び炭素繊維強化樹脂などが挙げられる。
次に搬送治具10を用いたリチウムイオン電池の製造装置および製造方法について説明する。図3は、搬送治具10を用いたリチウムイオン電池の製造装置100の構成を模式的に示すブロック図である。図4は搬送治具10を用いたリチウムイオン電池の製造方法を示すフローチャートである。リチウムイオン電池の製造装置100は、配置装置110と、ローラー押し付け装置120と、電極組成物供給装置130と、プレス装置140と、積層装置150と、脱気装置160と、溶着装置170と、離脱装置180とを備える。リチウムイオン電池の製造方法は、予備工程102と、配置工程S110と、ローラー押し付け工程S120と、電極組成物供給工程S130と、プレス工程S140と、積層工程S150と、脱気工程S160と、溶着工程S170と、離脱工程S180を含む。これらの工程はこの順で実行される。
(S102:予備工程)
図5に示されるように、予備工程では集電体28の上面に枠体30が貼り付けられ、枠付き集電体が得られる。枠体30は、例えば加熱によってその一部が溶融し、その後再硬化することで集電体28に貼り付けられる。なお、集電体28はシートから切り出されることにより得られる。枠体30もシートからロータリーダイカットなどによって打ち抜かれることで得られる。また、枠体30は射出成型により製造されてもよい。枠体30の外周の形状は集電体28の外周の形状と一致する。
(S110:配置工程)
図6に示されるように、配置工程では、被搬送物16(枠付き集電体)が支持シート14の配置領域18の上面に配置される。配置装置110は、被搬送物16の枠体30に遊嵌し被搬送物16を負圧によって保持する保持器112を備えている。配置装置110は、保持器112を移動させて被搬送物16を支持シート14の配置領域18の上面に配置するように構成されている。被搬送物16は接着領域22の接着層24により支持シート14の上面に接着される。一方、被搬送物16の外周部分はリリース領域20の上面のリリース層26と接するため支持シート14に接着されない。支持シート14は可撓性を有するため、支持シート14に被搬送物16が配置される際、被搬送物16に衝撃が加わることが抑制され、被搬送物16の損傷が抑制される。
(S120:ローラー押し付け工程)
図7及び8に示されるようにローラー押し付け工程では、支持シート14にローラー122を当接させつつローラー122を搬送治具10に対して相対的に移動させて被搬送物16及び支持シート14を加圧する。ローラー押し付け装置120は、支持シート14の下面に当接する上記ローラー122と、被搬送物16の上面に当接する台座部材124とを備えている。台座部材124は枠体30に遊嵌して集電体28の上面に当接する凸部124Aを備えている。なお、凸部124Aは台座部材とは別体のスペーサであってもよい。ローラー押し付け装置(加圧装置)120は、支持シート14が治具枠部12の対向する2つの辺12A、12Bに架け渡された方向(支持シート14が治具枠部12の内側の懸架領域に架け渡された方向)D1に対して直交する方向D2にローラー122を移動させるように構成されている。方向D2にローラー122を移動させることによりローラー122による支持シート14の歪みが抑制される。なお、ローラー122を移動させる代わりに搬送治具10及び被搬送物16を方向D2に移動させてもよい。
(S130:電極組成物供給工程)
図9に示されるように、電極組成物供給工程では被搬送物16の枠体30の内側に電極組成物32が供給される。ここで被搬送物16は集電体28、枠体30に加えて電極組成物32を含む構成となる。電極組成物32は粉体状である。電極組成物供給装置130は、シュート132と、架台134とを備えている。架台134は支持シート14の下面に接するように搬送治具10の治具枠部12の内側に配置され支持シート14を下方から支持する。
電極組成物32は、電極活物質および導電助剤を含む造粒粒子を有する。また、電極組成物32は、電解液、粘着剤およびイオン伝導性ポリマーなどを有していてもよい。製造する電極が正極である場合、電極活物質は正極活物質である。また、製造する電極が負極である場合、電極活物質は負極活物質である。
正極活物質粒子は、リチウムと遷移金属との複合酸化物{遷移金属が1種である複合酸化物(LiCoO、LiNiO、LiAlMnO、LiMnO及びLiMn等)、遷移金属元素が2種である複合酸化物(例えばLiFeMnO、LiNi1-xCo、LiMn1-yCo、LiNi1/3Co1/3Al1/3及びLiNi0.8Co0.15Al0.05)及び金属元素が3種類以上である複合酸化物[例えばLiMM’M’’(M、M’及びM’’はそれぞれ異なる遷移金属元素であり、a+b+c=1を満たす。例えばLiNi1/3Mn1/3Co1/3O2)等]等}、リチウム含有遷移金属リン酸塩(例えばLiFePO、LiCoPO、LiMnPO及びLiNiPO)、遷移金属酸化物(例えばMnO及びV)、遷移金属硫化物(例えばMoS及びTiS)及び導電性高分子(例えばポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン及びポリ-p-フェニレン及びポリビニルカルバゾール)等の粒子であり、2種以上が併用されてもよい。なお、リチウム含有遷移金属リン酸塩は、遷移金属サイトの一部を他の遷移金属で置換したものであってもよい。
負極活物質粒子は、炭素系材料[黒鉛、難黒鉛化性炭素、アモルファス炭素、樹脂焼成体(例えばフェノール樹脂及びフラン樹脂等を焼成し炭素化したもの等)、コークス類(例えばピッチコークス、ニードルコークス及び石油コークス等)及び炭素繊維等]、珪素系材料[珪素、酸化珪素(SiO)、珪素-炭素複合体(炭素粒子の表面を珪素及び/又は炭化珪素で被覆したもの、珪素粒子又は酸化珪素粒子の表面を炭素及び/又は炭化珪素で被覆したもの並びに炭化珪素等)及び珪素合金(珪素-アルミニウム合金、珪素-リチウム合金、珪素-ニッケル合金、珪素-鉄合金、珪素-チタン合金、珪素-マンガン合金、珪素-銅合金及び珪素-スズ合金等)等]、導電性高分子(例えばポリアセチレン及びポリピロール等)、金属(スズ、アルミニウム、ジルコニウム及びチタン等)、金属酸化物(チタン酸化物及びリチウム・チタン酸化物等)及び金属合金(例えばリチウム-スズ合金、リチウム-アルミニウム合金及びリチウム-アルミニウム-マンガン合金等)等及びこれらと炭素系材料との混合物等の粒子である。上記負極活物質粒子のうち、内部にリチウム又はリチウムイオンを含まないものについては、予め負極活物質粒子の一部又は全部にリチウム又はリチウムイオンを含ませるプレドープ処理を施してもよい。これらの中でも、電池容量等の観点から、炭素系材料、珪素系材料及びこれらの混合物が好ましく、炭素系材料としては、黒鉛、難黒鉛化性炭素及びアモルファス炭素がさらに好ましく、珪素系材料としては、酸化珪素及び珪素-炭素複合体がさらに好ましい。
電極活物質粒子の平均粒子径は、5~200μmであることが好ましい。電極活物質粒子の平均粒子径は、マイクロトラック法(レーザー回折・散乱法)によって求めた粒度分布における積算値50%での粒径(Dv50)を意味する。マイクロトラック法とは、レーザー光を粒子に照射することによって得られる散乱光を利用して粒度分布を求める方法である。なお、体積平均粒子径の測定には、レーザー回折・散乱式の粒子径分布測定装置[マイクロトラック・ベル(株)製のマイクロトラック等]を用いることができる。
電極活物質粒子は、その表面の少なくとも一部が高分子化合物を含む被覆層により被覆された被覆活物質粒子であってもよい。電極活物質粒子の周囲が被覆層で被覆されていると、電極の体積変化が緩和され、電極の膨張を抑制することができる。なお、電極活物質粒子として正極活物質粒子を使用した場合の被覆活物質粒子を被覆正極活物質粒子といい、電極活物質粒子として負極活物質粒子を使用した場合の被覆活物質粒子を被覆負極活物質粒子という。被覆層を構成する高分子化合物(被覆用高分子化合物ともいう)としては、特開2017-054703号公報に非水系二次電池活物質被覆用樹脂として記載されたものを好適に用いることができる。被覆層は、必要に応じて、後述する導電助剤を含んでいてもよい。
電極活物質層(枠体30の内側に供給された電極組成物32で形成される層)に含まれる被覆用高分子化合物の重量割合は、電極活物質層の重量を基準として、0.1~10重量%であることが好ましい。電極活物質層に含まれる被覆用高分子化合物の含有量が、電極活物質層の重量を基準として0.1重量%未満であると、電極活物質層に含まれる被覆用高分子化合物の含有量が少なすぎて、電極割れが生じたり、成形性が低下してしまうことがある。一方、電極活物質層に含まれる被覆用高分子化合物の含有量が、電極活物質層の重量を基準として10重量%を超える場合には、電極活物質層に含まれる被覆用高分子化合物の含有量が多すぎて、電気抵抗を増加させてしまうことがある。電極活物質層に含まれる電極活物質粒子の重量割合は、電極活物質層の重量を基準として70~95重量%であることが好ましい。なお、電極活物質粒子が被覆活物質粒子である場合、被覆活物質粒子を構成する被覆層は、電極活物質粒子の重量に含めないものとする。
電極活物質層は、電極活物質粒子以外に、導電助剤、溶液乾燥型の公知の電極用バインダ(結着剤ともいう)及び粘着性樹脂を含有していてもよい。また、リチウムイオン電池の製造に用いられる非水電解液を構成する電解質や溶媒等を含有していてもよい。ただし、電極活物質層は、公知の電極用バインダを含有していないことが好ましい。
導電助剤は、導電性を有する材料から選択される。具体的には、金属[ニッケル、アルミニウム、ステンレス(SUS)、銀、銅及びチタン等]、カーボン[グラファイト及びカーボンブラック(アセチレンブラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック、サーマルランプブラック等)等]、及びこれらの混合物等が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
これらの導電助剤は1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。また、これらの合金又は金属酸化物を用いてもよい。電気的安定性の観点から、好ましくはアルミニウム、ステンレス、カーボン、銀、銅、チタン及びこれらの混合物であり、より好ましくは銀、アルミニウム、ステンレス及びカーボンであり、さらに好ましくはカーボンである。またこれらの導電助剤としては、粒子系セラミック材料や樹脂材料の周りに導電性材料(上記した導電助剤の材料のうち金属のもの)をめっき等でコーティングしたものでもよい。
導電助剤の平均粒子径は、特に限定されるものではないが、電池の電気特性の観点から、0.01~10μmであることが好ましく、0.02~5μmであることがより好ましく、0.03~1μmであることがさらに好ましい。なお、本明細書中において、「粒子径」とは、導電助剤の輪郭線上の任意の2点間の距離のうち、最大の距離Lを意味する。「平均粒子径」の値としては、走査型電子顕微鏡(SEM)や透過型電子顕微鏡(TEM)等の観察手段を用い、数~数十視野中に観察される粒子の粒子径の平均値として算出される値を採用するものとする。
導電助剤の形状(形態)は、粒子形態に限られず、粒子形態以外の形態であってもよく、カーボンナノチューブ等、いわゆるフィラー系導電性材料として実用化されている形態であってもよい。
導電助剤は、その形状が繊維状である導電性繊維であってもよい。
導電性繊維としては、PAN系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維等の炭素繊維、合成繊維の中に導電性のよい金属や黒鉛を均一に分散させてなる導電性繊維、ステンレス鋼のような金属を繊維化した金属繊維、有機物繊維の表面を金属で被覆した導電性繊維、有機物繊維の表面を導電性物質を含む樹脂で被覆した導電性繊維等が挙げられる。これらの導電性繊維の中では炭素繊維が好ましい。また、グラフェンを練りこんだポリプロピレン樹脂も好ましい。
導電助剤が導電性繊維である場合、その平均繊維径は0.1~20μmであることが好ましい。電極活物質層に含まれる導電助剤の重量割合は、電極活物質層32の重量を基準として0~5重量%であることが好ましい。
溶液乾燥型の公知の電極用バインダとしては、デンプン、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリビニルアルコール(PVA)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、スチレン-ブタジエンゴム(SBR)、ポリエチレン(PE)及びポリプロピレン(PP)等が挙げられる。
ただし、公知の電極用バインダの含有量は、電極活物質層全体の重量を基準として、2.0重量%以下であることが好ましい。
電極活物質層に含まれる公知の電極用バインダの重量割合は、電極活物質層の重量を基準として0~2重量%であることが好ましく、0~0.5重量%であることがより好ましい。
電極活物質層は、公知の電極用バインダではなく、粘着性樹脂を含むことが好ましい。電極活物質層が上記溶液乾燥型の公知の電極用バインダを含む場合には、圧縮成形体を形成した後に乾燥工程を行うことで一体化する必要があるが、粘着性樹脂を含む場合には、乾燥工程を行うことなく常温において僅かな圧力で電極活物質層を一体化することができる。乾燥工程を行わない場合、加熱による圧縮成形体の収縮や亀裂の発生がおこらないため好ましい。
なお、溶液乾燥型の電極用バインダは、溶媒成分を揮発させることで乾燥、固体化して電極活物質粒子同士を強固に固定するものを意味する。一方、粘着性樹脂は、粘着性(水、溶媒、熱等を使用せずに僅かな圧力を加えることで接着する性質)を有する樹脂を意味する。
溶液乾燥型の電極用バインダと粘着性樹脂とは異なる材料である。
粘着性樹脂としては、被覆層を構成する高分子化合物(特開2017-054703号公報に記載された非水系二次電池活物質被覆用樹脂等)に少量の有機溶剤を混合してそのガラス転移温度を室温以下に調整したもの、及び、特開平10-255805公報等に粘着剤として記載されたものを好適に用いることができる。
電極活物質層に含まれる粘着性樹脂の重量割合は、電極活物質層の重量を基準として0~2重量%であることが好ましい。
電極活物質層に含まれる樹脂成分(被覆用高分子化合物、電極用バインダ及び粘着性樹脂)の合計重量の割合は、0.1~10重量%であることが好ましい。
電解質としては、公知の非水電解液に用いられているもの等が使用でき、例えば、LiPF、LiBF、LiSbF、LiAsF及びLiClO等の無機酸のリチウム塩、LiN(CFSO、LiN(CSO及びLiC(CFSO等の有機酸のリチウム塩等が挙げられる。これらの内、電池出力及び充放電サイクル特性の観点から好ましいのはLiPFである。
溶媒としては、公知の非水電解液に用いられているもの等が使用でき、例えば、ラクトン化合物、環状又は鎖状カーボネート、鎖状カルボン酸エステル、環状又は鎖状エーテル、リン酸エステル、ニトリル化合物、アミド化合物、スルホン、スルホラン等及びこれらの混合物を用いることができる。
電極活物質層の厚さは、枠体30の厚さ以上であることが好ましい。枠体30の厚さに対する電極活物質層の厚さの割合は、100%~200%であることが好ましく、100~150%であることが好ましく、110~130%であることがより好ましい。
(S140:プレス工程)
図10及び11に示されるように、プレス工程では被搬送物16の枠体30の内側の電極組成物32が圧縮されて電極活物質層が形成される。電極組成物32を圧縮することで、電極活物質層を緻密化させるとともに厚さを均一にすることができる。プレス装置140は、一対の加圧ローラー142、144を備えている。一方の加圧ローラー142は被搬送物16の上側に位置し、他方の加圧ローラー144は支持シート14の下側に位置する。一対の加圧ローラー142、144は、被搬送物16の電極組成物32を上下方向から挟み込むようにして加圧する。加圧装置140は、支持シート14が治具枠部12の対向する2つの辺12A、12Bに架け渡された方向D1に対して直交する方向D2に一対の加圧ローラー142、144を移動させるように構成されている。方向D2に加圧ローラー142、144を移動させることにより加圧ローラー142、144による支持シート14の歪みが抑制される。なお、一対の加圧ローラー142、144を移動させる代わりに搬送治具10及び被搬送物16を方向D2に移動させるようにしてもよい。また、ローラー押し付け工程S120のように、搬送物16の上側及び支持シート14の下側の一方には台座部材を備え、他方にのみ加圧ローラーを備えてもよい。なお、プレス工程において被搬送物16に圧力がかかることにより支持シート14と被搬送物16との接着力が増大することがある。
以上の工程を経て、搬送治具10の上側に正極または負極の電極が形成される。なお、プレス工程の後には、電極活物質層の厚さを測定し品質を評価する工程を行うことが好ましい。各工程(特に、電極組成物供給工程およびプレス工程)が搬送治具10の上側で行われるので、工程間の仕掛品の搬送が容易となるとともに仕掛品の損傷を抑制できる。また、各工程を行う処理装置に対して、搬送治具10を位置合わせすることで仕掛品を処理装置に対して位置合わせすることができる。このため、各処理の精度を高めることができる。
(S150:積層工程)
図12に示されるように、積層工程では2つの被搬送物16が搬送治具10に保持された状態でセパレータ34を介して積層される。なお、一方の被搬送物16は正極電極であり、他方の被搬送物16は負極電極である。積層装置150は、一方の搬送治具10を保持する第1の搬送治具保持器152と、他方の搬送治具10を保持する第2の搬送治具保持器154と、セパレータ34を保持するセパレータ保持器156とを備えている。第1及び第2の搬送治具保持器152、154は、搬送治具10を例えば挟持または係止して移送可能である。セパレータ保持器156はセパレータ34を例えば負圧により保持して移送し、下側の被搬送物16の上にセパレータ34を配置可能である。搬送治具10を介して被搬送物(電極)16をハンドリングできるので、被搬送物(電極)16の損傷を抑制できる。また、2つの搬送治具10同士を位置合わせすることで、容易に被搬送物(正極電極及び負極電極)16同士を位置合わせすることができる。なお、積層工程では2つの搬送治具10の凹溝12E、12Fに後述する脱気装置160の脱気管162を嵌合させる。
(S160:脱気工程)
図13に示されるように、脱気工程では積層された2つの被搬送物16の内部の空気が抜かれる。脱気装置160は、上述の脱気管162と、開閉弁164と、脱気管162に接続された真空ポンプ(図示省略)とを備えている。脱気管162の先端は2つの搬送治具10の支持シート14の間に配置される。真空ポンプを作動させ開閉弁164を開けることにより2つの搬送治具10の支持シート14の間の空気が抜かれる。これにより、積層された2つの被搬送物(正極電極及び負極電極)16の内部の空気が抜かれる。支持シート14は積層された2つの被搬送物16を包むように被搬送物16に密着する。積層された2つの被搬送物16の内部の空気が抜かれた状態で、脱気管162の開閉弁164が閉められる。これにより、積層された2つの被搬送物16の内部の空気が抜かれた状態が保持される。次工程の溶着工程S170は、開閉弁164が閉められて負圧が保持された状態で行われる。開閉弁164を閉めることで、脱気管162と真空ポンプとの接続を解除することができ、工程間の搬送が容易となる。
(S170:溶着工程)
図14に示されるように、溶着工程では2つの被搬送物16の枠体30が溶着される。溶着装置170は、枠体30と略同形状の枠状の一対の基部172と、各基部172の先端に取付けられた枠状の発熱体174とを備えている。発熱体174は、搬送治具10の支持シート14を介して枠体30を加熱する。これにより枠体30が溶融する。その後、発熱体174を支持シート14から離間させると枠体30は冷却され硬化する。これにより、2つの被搬送物16の枠体30が溶着し一体化する。なお、溶着装置は、枠状の基部及び発熱体に代えて2つのコ字形状の部材に分割された基部及び発熱体を備える構成でもよい。また、溶着装置は、線状(棒状)の1つまたは複数の基部及び発熱体を備える構成であり、枠体30の各辺を順次熱溶着してもよい。以上の工程によって、一方の被搬送物(正極電極)16と他方の被搬送物(負極電極)16とが一体化される。なお、溶着工程において被搬送物16に圧力がかかることにより支持シート14と被搬送物16との接着力が増大することがある。
(S180:離脱工程)
図15に示されるように離脱工程では、2つの搬送治具10から単セル40が離脱されて取り出される。離脱装置180は、一方の搬送治具10を保持する第1の搬送治具保持器182と、他方の搬送治具10を保持する第2の搬送治具保持器184と、単セル40を保持する単セル保持器186とを備えている。第1及び第2の搬送治具保持器182、184は、搬送治具10を例えば挟持または係止してこれらを分離するように構成されている。2つの搬送治具10は短辺12Dの側から分離される。これに伴い短辺12Dの側から支持シート14が単セル40から剥離される。支持シート14の配置領域18の全周に沿って接着層が設けられていないリリース領域20が存在する。さらにリリース領域20の上面にはリリース層26が設けられている。したがって、単セル40の短辺12Dの側の外周において支持シート14が単セル40から容易、かつ、確実に剥離される。これを起点として支持シート14は単セル40の全面から容易、かつ、確実に剥離される。単セル保持器186は単セル40を挟んで保持可能である。なお、短辺12Dの側から支持シート14が単セル40から剥離されるのに伴って、単セル保持器186は剥離された支持シート14と単セル40との間に進入する。支持シート14が単セル40の全面から剥離されると、単セル保持器186は単セル40を挟んで移送する。これにより図16に示されるような単セル40が得られる。
なお、上記のようにプレス工程や溶着工程において被搬送物16に圧力がかかることにより支持シート14と被搬送物16との接着力が増大することがある。これは離脱工程において支持シート14を単セル40から剥離しにくくする要因となりうる。一方、支持シート14の配置領域18の外周に沿って接着層が設けられていないリリース領域20が存在する。さらにリリース領域20の上面にはリリース層26が設けられている。したがって、支持シート14は単セル40の全面から容易、かつ、確実に剥離される。
また、搬送治具10は繰り返し使用することが期待されるが、搬送治具を複数回使用することによって支持シートに歪みが生じ支持シートを早期に交換しなければならいないことがある。このため作業工数及びコストが増大する可能性がある。一方、ローラー押し付け装置(加圧装置)120及びプレス装置140は、支持シート14が治具枠部12の内側の懸架領域に架け渡された方向D1に対して直交する方向D2にローラー122、加圧ローラー142、144を搬送治具10に対して相対的に移動させるように構成されている。したがって、ローラー押し付け工程及び/又はプレス工程による支持シート14の歪みが抑制される。
[第2実施形態]
図17に示されるように、第2実施形態のリリース層26は矩形の枠の形状のリリース領域20の一部のみに設けられている。より詳細にはリリース層26は角部と短辺の部分に断続的に設けられている。リリース領域20の他の部分にはリリース層26も接着層24も設けられていない。他の構成は第1実施形態と同じである。第1実施形態と同じ構成要素については第1実施形態と同じ符号を付することとして説明を省略する。なお、リリース層26は他のパターンでリリース領域20に部分的に設けられていてもよい。例えば、リリース領域20の長辺の部分にもリリース層26が設けられていてもよい。また、各短辺及び/又は各長辺の複数の部分にリリース層26が断続的に設けられていてもよい。また、リリース領域20の4つの角部にのみリリース層26が設けられていてもよい。角部にリリース層26が設けられることで支持シート14を単セル40から剥離させる効果を高めることができる。また、リリース領域20における搬送治具10の治具枠部12の短辺12Dに近い側の辺及び/又は角部にのみリリース層26が設けられていてもよい。上記のように、単セル40の短辺12Dの側の外周を起点として支持シート14が単セル40から剥離されるので、起点に対応する位置にリリース層26が設けられることで支持シート14を単セル40から剥離させる効果を高めることができる。なお、離脱工程S180において2つの搬送治具10が短辺12Cの側から分離される場合、リリース領域20における搬送治具10の治具枠部12の短辺12Cに近い側の辺及び/又は角部にのみリリース層26が設けられていてもよい。また、離脱工程S180において2つの搬送治具10が長辺12Aまたは12Bの側から分離される場合、リリース領域20における搬送治具10の治具枠部12の長辺12Aまたは12Bに近い側の辺及び/又は角部にのみリリース層26が設けられていてもよい。
[第3実施形態]
図18に示されるように、第3実施形態のリリース領域20にリリース層は設けられていない。なお、リリース領域20には接着層も設けられていない。他の構成は第1実施形態と同じである。第1実施形態と同じ構成要素については第1実施形態と同じ符号を付することとして説明を省略する。このようにリリース層が設けられていない場合も、配置領域18の外周に沿う部分に接着層が設けられていないリリース領域20が存在することで支持シート14を被搬送物から剥離させやすくすることができる。
[第4実施形態]
図19に示されるように、第4実施形態のリリース領域20は配置領域18の外周の一部のみに沿って存在する。より詳細にはリリース領域20は角部と短辺の部分に断続的に存在する。リリース領域20の上面にはリリース層26が設けられている。配置領域18の外周に沿う他の部分は接着領域22であり接着層24が設けられている。他の構成は第1または第2実施形態と同じである。第1または第2実施形態と同じ構成要素については第1または第2実施形態と同じ符号を付することとして説明を省略する。なお、リリース領域20は他のパターンで配置領域18の外周に部分的に存在してもよい。例えば、配置領域18の長辺の部分にもリリース領域20が存在してもよい。また、各短辺及び/又は各長辺の複数の部分にリリース領域20が断続的に存在していてもよい。また、配置領域18の4つの角部にのみリリース領域20が存在してもよい。角部にリリース領域20が存在することで支持シート14を被搬送物から剥離させる効果を高めることができる。また、配置領域18における搬送治具10の治具枠部12の短辺12Dに近い側の辺及び/又は角部にのみリリース領域20が存在していてもよい。上記のように、単セル40の短辺12Dの側の外周を起点として支持シート14が単セル40から剥離されるので、起点に対応する位置にリリース領域20が存在することで支持シート14を単セル40から剥離させる効果を高めることができる。また、離脱工程S180において2つの搬送治具10が短辺12Cの側から分離される場合、配置領域18における搬送治具10の治具枠部12の短辺12Cに近い側の辺及び/又は角部にのみリリース領域が存在してもよい。また、離脱工程S180において2つの搬送治具10が長辺12Aまたは12Bの側から分離される場合、配置領域18における搬送治具10の治具枠部12の長辺12Aまたは12Bに近い側の辺及び/又は角部にのみリリース領域20が存在してもよい。
[第5実施形態]
図20に示されるように、第5実施形態のリリース領域20は第4実施形態と同様に配置領域18の外周の一部のみに沿って存在する。そして第5実施形態のリリース層26はリリース領域20の一部のみに設けられている。より詳細にはリリース層26は角部のリリース領域20のみに設けられている。他のリリース領域20にはリリース層26も接着層24も設けられていない。他の構成は第1または第4実施形態と同じである。第1または第4実施形態と同じ構成要素については第1または第4実施形態と同じ符号を付することとして説明を省略する。なお、リリース領域20は第4実施形態で列挙されるような他のパターンで存在してもよい。また、リリース層26はそのようなパターンのリリース領域の一部に様々なパターンで設けられていてもよい。離脱工程S180において支持シート14と被搬送物16との剥離の起点となる側の配置領域18の辺及び/又は角部にリリース層26が設けられることが好ましい。
[第6実施形態]
図21に示されるように、第6実施形態のリリース領域20は第4及び第5実施形態と同様に配置領域18の外周の一部のみに沿って存在する。そしてリリース領域20の全部にリリース層26が設けられていない。他の構成は第1、第4及び第5実施形態と同じである。第1、第4及び第5実施形態と同じ構成要素については第1、第4及び第5実施形態と同じ符号を付することとして説明を省略する。このようにリリース層が設けられていない場合も、配置領域18の外周に沿う部分に接着層が設けられていないリリース領域20が存在することで支持シート14を被搬送物から剥離させやすくすることができる。
[第7実施形態]
図22に示されるように、第7実施形態の搬送治具50の支持シート52は両端が治具枠部12の短辺12C、12Dに固定されている。支持シート52の幅方向の両縁と長辺12A、12Bとの間には隙間が設けられる。ローラー押し付け装置及び/又は加圧装置は、支持シート52が治具枠部50の対向する2つの短辺12C、12Dに架け渡された方向と直交する方向にローラーを搬送治具50に対して相対的に移動させるように構成されていることが好ましい。他の構成は第1実施形態と同じである。第1実施形態と同じ構成要素については第1実施形態と同じ符号を付することとして説明を省略する。なお、配置領域18、リリース領域20、接着領域22、接着層24及びリリース層26の構成は第2~第6実施形態のいずれかに示されるものであってもよい。また、ローラー押し付け工程S120及び/又はプレス工程S140による支持シート52の歪みが発生しにくい場合、ローラー押し付け装置及び/又は加圧装置は、支持シート52が治具枠部12の対向する2つの短辺12C、12Dに架け渡された方向と同じ方向にローラーを搬送治具50に対して相対的に移動させるように構成されていてもよい。
第1~第6実施形態についても同様にローラー押し付け工程S120及び/又はプレス工程S140による支持シート14の歪みが発生しにくい場合、ローラー押し付け装置及び/又は加圧装置は、支持シート14が治具枠部10の対向する2つの長辺12A、12Bに架け渡された方向と同じ方向にローラーを搬送治具10に対して相対的に移動させるように構成されていてもよい。
また、第1~第7実施形態において接着層24及びリリース層26は配置領域18にのみ設けられているが例えば配置領域18の外周に沿って配置領域18の外側にもリリース層26が設けられていてもよい。また、支持シート14における配置領域18の外側の全体にリリース層26が設けられていてもよい。また、配置領域18の外周に沿って配置領域18の外側にも接着層24が設けられていてもよい。また、支持シート14における配置領域18の外側の全体に接着層24が設けられていてもよい。このような支持シートは例えば、配置領域18を含む配置領域18よりも広い領域に接着層が設けられたシートを用意し、リリース領域の上面にリリース層を形成することにより得られる。この構成ではリリース層の下にも接着層が存在するが、リリース領域の上面には接着層は存在しない。このように上面よりも下に接着層が存在しても上面に接着層が存在しない領域であれば本出願では上面に接着層が設けられていないリリース領域と解釈されるものとする。上面に接着層が設けられていないリリース領域は配置領域の外周よりも内側の部分にも存在してもよい。例えば、リリース領域は配置領域の中心にも存在してもよい。また、リリース領域が接着領域の中にも点在していてもよい。
また、第1~第7実施形態において支持シート14、52の両端が治具枠部12に直接取付けられているが、支持シートの一端又は両端は治具枠部に取付けられた他の部材に取付けられていてもよい。すなわち支持シートの一端又は両端は他の部材を介して間接的に治具枠部に取付けられていてもよい。
本発明は、リチウムイオン電池の製造に利用できる。
10、50 搬送治具
12 治具枠部
12A、12B、12C、12D 辺
14、52 支持シート
16 被搬送物
18 配置領域
20 リリース領域
22 接着領域
24 接着層
26 リリース層
28 集電体
30 枠体
32 電極組成物
34 セパレータ
100 リチウムイオン電池の製造装置
110 配置装置
120 ローラー押し付け装置
122 ローラー
130 電極組成物供給装置
140 プレス装置
142、144 加圧ローラー
150 積層装置
160 脱気装置
170 溶着装置
180 離脱装置
D1 支持シートが架け渡された方向
D2 D1に対し直交する方向
S102 予備工程
S110 配置工程
S120 ローラー押し付け工程
S130 電極組成物供給工程
S140 プレス工程
S150 積層工程
S160 脱気工程
S170 溶着工程
S180 離脱工程

Claims (9)

  1. 治具枠部と、
    前記治具枠部の内側の懸架領域に架け渡された可撓性の支持シートと、を有し、
    シート状の集電体を含む被搬送物を前記支持シートで支持して搬送するために用いられ、
    前記支持シートにおける前記被搬送物が配置される配置領域は、その外周の少なくとも一部に沿うリリース領域と、前記リリース領域以外の接着領域と、で構成され、
    前記支持シートの前記接着領域の上面に接着層が設けられ、前記リリース領域の上面には前記接着層が設けられていない搬送治具。
  2. 請求項1において、
    前記リリース領域の上面にリリース層が設けられた搬送治具。
  3. 請求項1または2において、
    前記配置領域の全周に沿って前記リリース領域が存在する搬送治具。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の搬送治具の前記支持シートの配置領域に前記被搬送物を配置する配置装置と、
    前記被搬送物及び前記支持シートの少なくとも一方にローラーを当接させつつ前記ローラーを前記搬送治具に対して相対的に移動させて前記被搬送物及び前記支持シートを加圧する加圧装置と、を備え、
    前記加圧装置は、前記支持シートが前記治具枠部の内側の懸架領域に架け渡された方向に対して直交する方向に前記ローラーを前記搬送治具に対して相対的に移動させるように構成されたリチウムイオン電池の製造装置。
  5. 請求項4において、
    前記加圧装置は、前記支持シートに前記集電体を密着させるローラー押し付け装置であるリチウムイオン電池の製造装置。
  6. 請求項4において、
    前記被搬送物は、前記集電体と、前記集電体の周縁に沿って貼り付けられた枠体と、前記枠体の内側に収容された電極組成物と、を含み、
    前記加圧装置は、前記電極組成物を加圧して緻密化させるプレス装置であるリチウムイオン電池の製造装置。
  7. 請求項1~3のいずれかに記載の搬送治具の前記支持シートの配置領域に前記被搬送物を配置する配置工程と、
    前記被搬送物及び前記支持シートの少なくとも一方にローラーを当接させつつ前記ローラーを前記搬送治具に対して相対的に移動させて前記被搬送物及び前記支持シートを加圧する加圧工程と、を含み、
    前記加圧工程において、前記支持シートが前記治具枠部の内側の懸架領域に架け渡された方向に対して直交する方向に前記ローラーを前記搬送治具に対して相対的に移動させるリチウムイオン電池の製造方法。
  8. 請求項7において、
    前記加圧工程は、前記支持シートに前記集電体を密着させるローラー押し付け工程であるリチウムイオン電池の製造装置。
  9. 請求項7において、
    前記被搬送物は、前記集電体と、前記集電体の周縁に沿って貼り付けられた枠体と、前記枠体の内側に収容された電極組成物と、を含み、
    前記加圧工程は、前記電極組成物を加圧して緻密化させるプレス工程であるリチウムイオン電池の製造装置。
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