JP2023150951A - 入退管理装置、入退管理方法及びプログラム - Google Patents

入退管理装置、入退管理方法及びプログラム Download PDF

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正喜 中山
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Atsuki Komachi
一真 大谷
Kazuma Otani
淳晴 山本
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Abstract

Figure 2023150951000001
【課題】簡易な構成で、人物の作業効率の低下を抑制して入退を管理できる入退管理装置を提供する。
【解決手段】所定のエリアへの入退を管理する入退管理装置であって、プロセッサを備え、プロセッサは、撮像装置により第1のコードが撮像された複数の画像を取得し、画像に存在する第1のコードを認識することで、第1のコードに対応する第1の人物を特定し、前記複数の画像に基づいて、前記第1のコードの移動を追跡し、前記第1のコードの移動に基づいて、第1の人物が第1のエリアへ入場するか第1のエリアから退場するかを判定する。
【選択図】図2A

Description

本開示は、所定のエリアへの入退を管理する入退管理装置、入退管理方法及びプログラムに関する。
従来、非接触ICタグ付きヘルメットと、非接触ICタグの電波を受信するリーダを利用することにより、入退場を管理する入退場管理装置が知られている。この入退場管理装置は、アンテナ部とアンテナ部に接続されたICチップとを有する非接触ICタグを備える非接触ICタグ付きヘルメットの着用者が入退場する。この入退場管理装置は、その着用者が通過するゲート部に、そのヘルメットの非接触ICタグを検知するリーダ部を備える。この入退場管理装置は、リーダ部が検知した非接触ICタグのICチップが有する管理データに基づき、制御部が、非接触ICタグ付きヘルメットの着用者がゲート部を通過することができるか否かを判断する。この入退場管理装置は、警報部によってその判断結果である着用者の通過の可否を通知する(特許文献1参照)。
特開2006-4065号公報
特許文献1の入退場仮装置では、検出センサがゲートを通過する着用者の進行方向(入退場方向)に沿って2つ設けられており、2つの検出センサにより着用者を検出した順に基づき、着用者が入場したか退場したかを判別する。したがって、入退場管理のために、検出センサやゲートが必要である。また、着用者がゲートを意識して通過する必要があるので、着用者による作業効率が低下する可能性がある。
本開示は、簡易な構成で、人物の作業効率の低下を抑制して入退を管理できる入退管理装置、入退管理方法、及びプログラムを提供する。
本開示の一態様は、所定のエリアへの入退を管理する入退管理装置であって、プロセッサを備え、前記プロセッサは、撮像装置により第1のコードが撮像された複数の画像を取得し、前記画像に存在する前記第1のコードを認識することで、前記第1のコードに対応する第1の人物を特定し、前記複数の画像に基づいて、前記第1のコードの移動を追跡し、前記第1のコードの移動に基づいて、前記第1の人物が第1のエリアへ入場するか前記第1のエリアから退場するかを判定する、入退管理装置である。
本開示の一態様は、所定のエリアへの入退を管理する入退管理方法であって、第1のコードが撮像された複数の画像を取得するステップと、前記画像に存在する前記第1のコードを認識することで、前記第1のコードに対応する第1の人物を特定するステップと、前記複数の画像のそれぞれにおける前記第1のコードの位置に基づいて、前記第1のコードの移動を追跡するステップと、前記第1のコードの移動に基づいて、前記第1の人物が第1のエリアへ入場するか前記第1のエリアから退場するかを判定するステップと、を有する入退管理方法である。
本開示の一態様は、上記の入退管理方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
本開示によれば、簡易な構成で、人物の作業効率の低下を抑制して入退を管理できる。
本開示の第1の実施形態に係る入退管理システムの構成例を示す模式図 入退管理システムの設置環境の一例を示す外観図 複数の対象エリアの位置関係の一例を示す図 本開示の第1の実施形態に係る入退管理サーバの構成例を示すブロック図 通路を通る作業者が映り込んだ撮像画像の一例を示す図 制御端末により表示される入退管理情報の第1例を示す図 制御端末により表示される入退管理情報の第2例を示す図 制御端末により表示される警告情報の表示の第1例を示す図 制御端末により表示される警告情報の表示の第2例を示す図 管理端末により表示される入退管理情報の一例を示す図 入退管理サーバの動作例を示すシーケンス図 本開示の第2の実施形態に係る入退管理システムの構成例を示す模式図 他入退管理サーバが管理する統合エリアの一例を示す図 他入退管理情報の一例を示す図 本開示の第2の実施形態に係る入退管理サーバの構成例を示すブロック図 コードが付された荷物が作業者に運搬される様子の一例を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。尚、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(入退管理システムの構成)
図1は、本開示の第1の実施形態に係る入退管理システム5のブロック図である。図2Aは、入退管理システム5の設置環境の一例を示す外観図である。
入退管理システム5は、入退管理サーバ100と、1つ以上の制御端末200と、1つ以上のPoE(Power over Ethernet)ハブ10と、1つ以上の撮像装置20、と、1つ以上の照明装置30と、を備える。なお、撮像装置20と照明装置30が一体で形成され、1つ以上設けられてもよい。
入退管理サーバ100は、入退管理対象のエリア(単に対象エリアとも称する)における人物の入退(例えば入場及び退場)を管理する。入退は、入場及び退場の少なくとも一方を含む。入場は、場所やエリア内に入ること全般を含み、入室等を含む。退場は、場所やエリアから外側に出ること全般を含み、退室等を含む。入退管理サーバ100の設置場所は、事務所、対象エリアのいずれか(オンプレミス)、バックヤード、又はクラウド等であってよい。
制御端末200は、操作デバイスを介して所定のエリアにおいて人物が所定の操作を行ったり、表示デバイスを介して所定の情報を提示したり、通信デバイスを介して他の通信装置(例えば入退管理サーバ100や他の端末)に所定の情報を送信したりする。制御端末200は、エリアの入退口付近に設置されてよい。入退口は、エリアへの入場及びエリアからの退場の少なくとも一方を行うためのものであり、エリアの内外を区分する境界に設置される。入退口は、1つのエリアに対して1つ設けられても複数設けられてもよい。制御端末200は、1つのエリアに対して1つ設置されても複数設置されてもよい。制御端末200は、例えば、タブレットPC、又は各種の操作や表示が可能なその他の情報処理装置であってよい。制御端末200は、一般的な制御端末と同様に、プロセッサ、メモリ、通信デバイス、操作デバイス、及び表示デバイス等を含んでよい。
PoEハブ10は、電力供給可能な集線装置である。PoEハブ10は、制御端末200と撮像装置20と照明装置30とに電力を供給可能である。また、1つのPoEハブ10は、例えば、1つの制御端末200と1つの撮像装置20と1つの照明装置30とのそれぞれに、所定のケーブルを介して接続される。これにより、制御端末200と撮像装置20と照明装置30とが、ネットワークを介して通信可能に接続される。このような制御端末200と、PoEハブ10と、撮像装置20と、照明装置30と、が1つのセットとして、複数設けられてよい。なお、各装置の数の組み合わせは、これ以外であってもよい。また、PoEハブ10ではなく外部電源から各装置へ別途電力を供給してもよい。
撮像装置20は、対象エリアの入退口周辺を撮像する。したがって、撮像装置20は、対象エリアへ入場する人物及び対象エリアから退場する人物を撮像可能である。撮像装置20は、時系列で複数の画像を撮像し、例えば動画を撮像する。所定のエリアには、所定の通路が接している。つまり、通路を通ってエリアに入場可能であり、エリアから通路に退場可能である。1つの撮像装置20が、通路の幅方向の全体を撮像範囲に含めて撮像可能である。また、複数の撮像装置20が、少しずつ撮像範囲が異なるように調整され、この複数の撮像装置20によって、通路の幅方向の全体を撮像範囲に含めて撮像可能としてもよい。撮像装置20は、入退管理サーバ100によって撮像が制御されてもよい。撮像装置20は、常時撮像してもよいし、所定の時間帯に撮像してもよいし、所定のイベント発生に応じて撮像してもよい。なお、撮像装置20は、対象エリア内に設置されてもよい。対象エリア内にも設けることで、エリアをさらに細分化したり、エリア内の詳細な移動内容を把握したりすることができる。
照明装置30は、対象エリアの入退口周辺を照明する。照明装置30による照明範囲は、撮像装置20による撮像範囲を含む。つまり、照明装置30は、少なくとも撮像範囲を照明する。照明装置30は、入退管理サーバ100によって照明が制御されてもよい。また、撮像装置20による撮像タイミングと照明装置30による照明タイミングとが同期してもよい。この同期の制御が、入退管理サーバ100により実施されてもよい。
図2Aでは、通路を通って人物H1が入退口EEに到着し、ドアDRを介して入退管理対象の対象エリアA1に入場しようとしていることを示している。人物H1は、対象エリアA1に入場又は対象エリアから退場する入退管理対象の人物である。人物H1は、例えば、対象エリアA1内で所定の作業を行う作業者や、対象エリアA1内での作業を管理する管理者である。
また、撮像装置20は、入退口EEの周辺の天井や通路ALの天井等に設置されている。例えば、撮像装置20は、撮像方向を地面方向として、撮像範囲eに通路ALが含まれるように設置される。このとき、撮像装置20の設置位置や撮像方向や画角等を調整して、通路ALの幅方向wrの全体が撮像範囲eに含まれるように調整してよい。そのほかにも、例えば、撮像範囲eに入退口EEの周辺が含まれるように設置され、撮像装置20の設置位置や撮像方向や画角等を調整して、入退口EEの全体が撮像範囲eに含まれるように調整してよい。また、通路が広い(通路ALの幅方向wrの長さが長い)場合には、画角が広角な撮像装置20が設けられたり、通路が狭い(通路ALの幅方向wrの長さが短い)場合には、画角が広角でない撮像装置20が設けられたりしてよい。また、複数の画角に対応可能であり、画角制御が行われる撮像装置20であってもよい。入退口EEの付近は撮像装置20により撮像され、撮像された撮像画像(例えば撮像動画)は撮像装置20に保持されてよい。また、この撮像画像は、ネットワークを介して入退管理サーバ100に送信され、入退管理サーバ100内に記録されて保持されてもよい。
入退管理システム5は、複数人を同時に撮像可能である。そのため、撮像範囲に通路ALの幅方向wrの全体を含んで撮像することで、通路ALを通る人物で撮像されない人物(人物の撮像漏れ)が発生することを抑制できる。これは、入退口EEでも同じであり、入退口EEの全体を含んで撮像することで、入退口EEを通る人物で撮像されない人物(人物の撮像漏れ)が発生することを抑制できる。このように撮像することで、入退口EEや通路ALにて人物の移動経路を限定するようなゲート等の装置を別途設置する必要がなくなる。
人物H1は、例えば作業時又は管理時の安全性の確保のため、ヘルメットHMを着用している。ヘルメットHMには、コードCDが視認可能な状態で付されている。本実施形態では、コードCDは、例えば、二次元コード又はバーコード等であり、コードCDの内容(つまりコードCDの値)として人物を直接的に特定する情報(例えば作業者IDや社員ID)を格納している。二次元コードは、例えばQRコード(登録商標)又はDataMatrix(登録商標)等である。
図2Aでは、一例として、コードCDが紙に印刷されてヘルメットHMの上部に貼り付けられている。撮像装置20は、このヘルメットHMの上部に貼り付けられたコードCDを撮像し、コードCDを含む撮像画像を得る。撮像画像が画像処理されることで、コードCDの位置の認識やコードCDの内容(つまりコードCDの値)の読み取りが行われる。コードCDから読み取られた値は、入退管理サーバ100に保存されている人物を直接的に示す情報(例えば作業者IDや社員ID)と照合される。
なお、図2Aでは、対象エリアが1つ設置されることを例示しているが、これに限られない。例えば、対象エリアが複数であってもよい。この場合、例えば、2つの対象エリアが接していてもよい。この場合、入退口EEは、複数のエリアが接する境界に設けられ、この境界付近に、入退口EE、撮像装置20、照明装置30、制御端末200等が設置されてよい。これにより、エリア間の移動、どのエリアに入場しているか、又はどのエリアから退場しているか等が検出可能であってよい。複数の対象エリアがどのような位置関係で規定されるかは、任意でよい。また、複数の対象エリアが接している場合、各対象エリアに入退場するための通路が、他の対象エリア内に含まれていてよい。図2Bは、複数の対象エリアの位置関係の一例を示す図である。図2Bでは、複数の対象エリアの位置関係の例1、例2、及び例3が示されているが、これ以外でもよい。複数の対象エリアのそれぞれが、入退管理されてよい。
図3は、入退管理サーバ100の構成例を示すブロック図である。
入退管理サーバ100は、プロセッサ110と、メモリ120と、通信デバイス130と、を備える。
プロセッサ110は、メモリ120に保持されたプログラムを実行することで、各種機能を実現する。プロセッサ110は、MPU(Micro processing Unit)、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphical Processing Unit)等を含んでよい。プロセッサ110は、各種集積回路(例えばLSI(Large Scale Integration)又はFPGA(Field Programmable Gate Array))等を含んでよい。プロセッサ110は、入退管理サーバ100の各部の動作を統括し、各種処理を行う。例えば、プロセッサ110は、所定のエリアの入退の管理に関する処理を行う。
メモリ120は、一次記憶装置(例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory))を含む。メモリ120は、二次記憶装置(例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive))や三次記憶装置(例えば光ディスク、SDカード)を含んでよい。メモリ120は、その他の記憶装置を含んでよい。メモリ120は、入退管理サーバ100から取り外し可能であってもよい。メモリ120は、各種データ、情報、又はプログラム等を記憶する。
通信デバイス130は、各種データ又は情報等を通信する。通信デバイス130による通信方式は、有線通信又は無線通信の方式でよく、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、電力線通信、又は携帯電話用のセルラー通信(例えば5G、LTE(Long Term Evolution))等の通信方式を含んでよい。通信デバイス130は、例えば、制御端末200と通信可能であり、その他の通信装置と通信可能であってもよい。
プロセッサ110は、機能構成として、データ取得部111と、コード認識部112と、物体検出部116、移動追跡部113と、入退判定部114と、警告処理部115と、を含む構成である。
データ取得部111は、通信デバイス130を介して、各撮像装置20からの撮像画像を取得する。この撮像画像は、人物H1、ヘルメットHM、コードCD、及びコードCD2等が含まれ得る。
コード認識部112は、撮像画像に対する画像処理(例えば画像認識)を行うことで、撮像画像に含まれる二次元コードやバーコード等を認識し、その情報を読み取り、メモリ120に保存されているデータと照合する。例えば、コード認識部112は、画像認識により、撮像画像内にコードCD(いわゆる、二次元コードやバーコード等)が存在するか否かを判定する。コードCDが存在する場合、コード認識部112は、撮像画像におけるコードCDの位置を認識し、コードCDの内容を読み取る。コードCDは、人物H1を特定するコードであり、例えば、社員番号や社員ID等である。したがって、コード認識部112は、コードCDを読み取ることで、コードCDに対応する人物H1を特定してよい。
物体検出部116は、画像認識により、撮像画像内に存在する物体を検出してよい。この物体には、人物H1又はヘルメット等HM等を含む。物体が人物の場合には、所定の人物検出手法によって、人物H1を検出してよい。撮像画像内には、複数の人物H1やヘルメットHMが存在してもよく、物体検出部116は、存在する人物H1やヘルメットHMのそれぞれを別々に検出可能である。物体検出部116は、それぞれの物体の形状に基づいて、それぞれの物体を検出してよい。
移動追跡部113は、複数の撮像画像(例えば動画像、映像フレーム)に基づいて、コードCDの移動を追跡(トラッキング)して、コードCDの移動軌跡を導出する。この場合、例えば、移動追跡部113は、画像認識により、時系列で複数の撮像画像におけるコードCDの位置を順次認識することで、実空間でのコードCDの位置の変化を認識し、つまりコードCDの移動を追跡する。例えば、移動追跡部113は、時系列で前後の映像フレーム間での軌跡を追跡することで、動体管理を行う。
同様に、移動追跡部113は、複数の撮像画像(例えば動画像、映像フレーム)に基づいて、物体(例えば人物H1又はヘルメットHM)の移動を追跡して、物体の移動軌跡を導出する。この場合、例えば、移動追跡部113は、画像認識により、時系列で複数の撮像画像における物体の位置を順次認識することで、実空間での物体の位置の変化を認識し、つまり物体の移動を追跡する。
また、移動追跡部113は、検出された物体の移動軌跡とコードCDの移動軌跡とが対応するか否かを判定する。移動軌跡が対応するとは、物体とコードCDとが例えば一体的に動いていることを示しており、物体とコードCDとが同一の人物に対応するものであることを示している。なお、移動追跡部113は、物体とコードCDとが同一の人物に対応するものであるかを判定するにあたっては、コードCDが検出された物体上に存在するかどうか(物体の検出枠の中にコードCDがあるかどうか)で判定してもよい。
移動追跡部113は、例えば、両者の移動軌跡が、各画像(各映像フレーム)において物体とコードCDとの距離が所定距離以下である場合に、物体の移動軌跡とコードCDの移動軌跡とが対応すると判定してよい。一方、両者の移動軌跡が、各画像において物体とコードCDとの距離が所定距離より長い場合に、物体の移動軌跡とコードCDの移動軌跡とが対応しないと判定してよい。
また、移動追跡部113は、各画像において物体とコードCDとの距離が同様の距離である場合、つまり各画像でのこの距離の差が所定範囲内である場合、物体の移動軌跡とコードCDの移動軌跡とが対応すると判定してよい。物体とコードCDとが常時等間隔で同じ方向に移動していると判定できるためである。一方、移動追跡部113は、各画像において物体とコードCDとの距離が同様の距離でない場合、つまり各画像でのこの距離の差が所定範囲内でない場合、物体の移動軌跡とコードCDの移動軌跡とが対応しないと判定してよい。
また、移動追跡部113は、上記の物体とコードCDとの距離が近いという条件と等間隔で移動しているという条件とを組わせて、物体とコードCDとが対応しているか否かを判定してもよい。また、移動追跡部113は、物体とコードCDとが対応する場合には、この対応する物体とコードCDとを関連付けて、メモリ120に保存してもよい。
入退判定部114は、コードCDの移動軌跡に基づいて、コードCDで特定される人物H1の進行方向を判定し、人物H1の進行方向と入退管理対象のエリアとの位置関係を判定する。そして、入退判定部114は、特定された人物H1が入退管理対象のエリアへ入場するか入退管理対象のエリアから退場するかを判定する。
入退判定部114は、特定された人物H1が対象エリアへ入場する場合、この人物H1について、この入場が検出された時刻を人物H1の入場時刻とし、入退状態を入場中(入場状態)であるとして、入退管理情報を更新する。入退判定部114は、特定された人物H1が対象エリアから退場する場合、この人物H1について、この退場が検出された時刻を人物H1の退場時刻とし、入退状態を退場中(退場状態)であるとして、入退管理情報を更新する。入退判定部114は、各人物H1の入場又は退場を検出する度に、入退管理情報を順次更新してよい。
なお、移動追跡部113及び入退判定部114は、複数の人物H1及びこの人物H1の移動方向を同時に検知して、例えば映像フレーム毎のコードCDの読取座標の軌跡から移動方向を算出し、入場か退場かを判定してよい。
警告処理部115は、対象エリアに対する入退場について、所定の条件を満たさない場合(例えば通常の入退場と異なる場合)、警告を発する。
例えば、警告処理部115は、物体検出部116により検出された物体の近傍にコードCDが含まれない場合、警告情報を出力してよい。物体の近傍とは、例えば、物体が検出された画像上の二次元範囲内でもよいし、物体から所定距離の範囲内でもよい。この場合、物体(例えば人物又はヘルメットHM)の数に対してコードCDの数が不足している。そのため、入退管理サーバ100は、例えば、ヘルメットHMの被り忘れや二人が極端に接近して通過する「友連れ」があることを警告できる。
また、例えば、警告処理部115は、コード認識部112により認識されたコードCDの近傍に人物が含まれない場合、警告情報を出力してよい。コードCDの近傍とは、例えば、コードCDから所定距離の範囲でよい。この場合、コードCDの数に対して物体(例えば人物又はヘルメットHM)の数が不足している。そのため、入退管理サーバ100は、例えば、物体としての人物やヘルメットHMを正確に検出できていないことを警告できる。
また、例えば、警告処理部115は、コード認識部112により認識されたコードCDの内容(つまり、コードCDの値)が、入退管理サーバ100に保存されている人物を直接的に示す情報(例えば作業者IDや社員ID)に含まれない内容であった場合、警告情報を出力してよい。この場合、入退管理サーバ100は、コードCDの内容が入退管理サーバ100に保存されていないものであることを警告できる。
警告処理部115は、通信デバイス130を介して制御端末200に警告情報を送信してよい。制御端末200では、通信デバイスが、警告情報を受信し、表示デバイスが警告情報を表示させてよい。また、制御端末200では、スピーカが警告情報(例えば警告メッセージや警告音)を音声出力してもよい。また、警告処理部115は、警告情報をメモリ120へ保持させておき、つまりエラー履歴として記録しておいてもよい。
警告情報は、例えば、警告画像として出力されてもよいし、リスト形式のリスト警告情報として出力されてもよい。警告画像は、例えば、物体が存在するが物体の近傍にコードCDが存在しない場合に、撮像画像におけるこの物体に対してこの物体を強調する情報を付加した画像であってよい。物体を強調する情報とは、例えば、物体(例えば人物H1又はヘルメットHM)の外周を包囲した枠であってよい(図6B参照)。リスト警告情報は、リスト形式で入退管理情報50が表示される場合に、入退状態がエラーである人物の情報が、入退状態がエラー以外(例えば入場中、退場中)の人物の情報とは異なる表示態様で描画された情報であってよい(図6A参照)。警告画像やリスト警告情報等の警告情報は、メモリ120に保持されてもよく、入退のエビデンス情報として利用可能とされてよい。
図4は、通路ALを通る人物H1が映り込んだ撮像画像G1の一例を示す図である。撮像画像G1では、人物H1のヘルメットHMの上部にコードCDが貼り付けられている。人物H1の位置(例えば人物H1が占める範囲の中心位置)とヘルメットHMの位置(例えばヘルメットHMが占める範囲の中心位置)と、コードCDの位置(例えばコードCDが占める範囲の中心位置)は、近距離にあり、所定距離以内にある。また、人物H1に後続する人物H2の一部も映り込んでいるが、撮像画像G1上では、人物H2の位置と、人物H1、ヘルメットHM、及びコードCDの位置とは、大きく異なる。したがって、人物H1又はヘルメットHMとコードCDとの距離に基づいて、人物H1又はヘルメットHMとコードCDとを関連付けて、この関連付け情報が例えば入退管理サーバ100に保持されてよい。
なお、人物H1はヘルメットHM以外の物体を着用してもよく、例えば、衛生帽子やキャップを人物H1の頭にかぶってもよい。この場合、衛生帽子やキャップの上部にコードCDが付されることで、コードCDが読み取り可能である。また、人物H1が着る服の肩の上部にコードCDが付されていてもよい。なお、撮像装置20は、人物が通る通路の側方よりも上方に設置されることが好ましい。この場合、入退管理システム5は、例えば、人物H1が複数通る場合に、入退管理対象の人物H1が他の人物や他の物体の背後に隠れて、コードCDを撮像できず、人物H1を特定できないことを抑制できる。
図5Aは、制御端末200により表示される入退管理情報50の第1例を示す図である。図5Aでは、入退管理情報50は、人物H1毎に、入場時に読み取られたコードCDの値と、退場時に読み取られたコードCDの値と、の情報を含む。図5Aでは、3人分の入退情報が示されている。制御端末200に入退管理情報50が表示されることで、この表示を確認した確認者は、エリアへの入退について誰が入場し、誰が退場したかを確認できる。なお、制御端末200は、それぞれの入場時刻及び退場時刻を併せて表示してもよい。
図5Bは、制御端末200により表示される入退管理情報50の第2例を示す図である。図5Bでは、入退管理情報50は、1人の人物H1に着目し、1人分の入退に関する詳細情報を含む。具体的には、入退管理情報50は、所定の人物H1を識別するコードCDの値と、この人物H1の入退の状態(入場中又は退場中)と、この入退状態(最新の入退状態)となった時刻と、の情報を含む。制御端末200に入退管理情報50が表示されることで、この表示を確認した確認者は、特定の人物H1についての対象エリアの入退に関する詳細な情報を確認できる。
図6Aは、制御端末200により表示される警告情報の表示の第1例を示す図である。図6Aでは、警告情報は、入退管理情報50の少なくとも一部を含んでよい。ここでは、コードCDの値「34567」に関して、コードCDと人物H1とが対応していないと判定されている。この場合、制御端末200は、コードCDの値「34567」の領域を、他のコードCDの値の領域とは異なる表示態様D1で表示することで、強調表示してよい。これにより、制御端末200を確認した確認者は、対象エリアの入退口EE付近で容易に異常に気付くことができる。
図6Bは、制御端末200により表示される警告情報の表示の第2例を示す図である。図6Bでは、警告情報は、入退管理情報50の少なくとも一部を含んでよい。ここでは、入退場する人物を監視する撮像装置20により撮像された撮像画像G1が、警告画像WG1として表示されている。ここでは、撮像画像G1に映り込んだ人物H1に関して、コードCDと人物H1とが対応していないと判定されている。この場合、制御端末200は、人物H1の検出範囲を包囲する枠w1を付加して表示することで、強調表示してよい。これより、制御端末200を確認した確認者は、対象エリアの入退口EE付近で容易に異常に気付くことができる。
図7は、管理端末により表示される入退管理情報60の一例を示す図である。管理端末は、例えば入退管理システム5の管理者が所持する端末、又は入退管理システム5が設置された管理センタに設置された表示装置、等であってよい。
入退管理情報60は、例えば人物H1を識別する社員ID(人物ID)、人物H1の入退状態、対象エリアへの入室日時、対象エリアからの退室日時、及び入退室時に撮像装置20に撮像された撮像画像、等を含む。ここでは、入退状態(例えば入室中又は退室済み)が判別されている社員IDのレコードについては、通常の表示態様で表示されている。なお、入室中と退室済みとで、異なる通常の表示態様で表示されてもよい。また、入退状態が判別されずにエラーとなっている社員IDのレコードについては、エラーの表示態様で表示されている。つまり、管理端末は、エラーの表示態様で表示することで、警告情報を出力してよい。入退状態のエラーは、例えば、社員IDが不明であること(ID不明)、社員IDが不正であること(ID不正)、又は入退異常であること、等を含んでよい。ID不明では、コードCDが読み取れずに社員IDが記録されていない。ID不正では、コードCDから読み取ったIDが社員IDとして登録されていない。入退異常では、例えば、入室日時が記録されずに退室日時が記録されており、つまりデータ不整合が存在する。また、入退状態がエラーである人物H1については、撮像画像G2(例えば入室時の撮像画像)の少なくとも一部を入退管理情報60に含めてよい。これにより、管理端末の表示を確認した管理者は、エラーとなっている人物H1の入室時等の様子を確認できる。したがって、管理者は、入退管理情報60を確認することで、どの人物H1がどこの対象エリアで作業しているかを分析でき、セキュリティの確保を徹底できる。
次に、入退管理システム5の動作例について説明する。
図8は、入退管理サーバ100の動作例を示すシーケンス図である。図8では、一例として、撮像装置20により撮像された映像フレーム単位(つまり動画における時系列に並ぶ1つの画像単位)で、各処理が実行される。
撮像装置20は、照明装置30による照明すること等により必要な明るさを確保した状態で、撮像範囲を撮像する。入退管理サーバ100では、データ取得部111は、通信デバイス130を介して、撮像装置20から撮像画像G1を取得する。物体検出部116は、撮像画像に対して画像認識することで、撮像画像G1に映り込んだ人物H1を検出する(S11)。この場合、撮像画像G1における人物H1の検出位置の座標を導出し、メモリ120に保持させてよい。また、コード認識部112は、撮像画像G1に対して画像認識することで、撮像画像G1に映り込んだコードCDを検出し、コードCDの内容を読み取る(S12)。この場合、撮像画像G1におけるコードCDの検出位置の座標を導出し、メモリ120にコードCDの座標と値とを保持させてよい。
移動追跡部113は、時系列に並ぶ複数の画像(例えば画像フレーム)に基いて、人物H1の移動軌跡を導出(例えば算出)し、コードCDの移動軌跡を導出する。そして、移動追跡部113は、人物H1の移動軌跡とコードCDの移動軌跡とが対応するか否かを判定する(S13)。人物H1の移動軌跡とコードCDの移動軌跡との対応の有無の判定方法は、前述の通りである。
人物H1の移動軌跡とコードCDの移動軌跡とが対応する場合(ステップS13のYes)、入退判定部114は、コードCDの移動方向を検出する(S14)。つまり、入退判定部114は、コードCDが対象エリアに入場する方向に移動しているか対象エリアから退場する方向に移動しているかを判定する。そして、入退判定部114は、コードCDが入場する方向に移動している場合、人物H1が対象エリアへ入場すると判定する。入退判定部114は、コードCDが退場する方向に移動している場合、人物H1が対象エリアから退場すると判定する。
通信デバイス130は、コードCDの読み取り結果を制御端末200又は管理端末に送信し、読み取り結果(つまりコードCDの値)を提示(例えば表示)するよう制御端末200又は管理端末に指示する(S15)。
一方、人物H1の移動軌跡とコードCDの移動軌跡とが対応しない場合(ステップS13のNo)、警告処理部115は、この移動軌跡が対応しないと判定された映像フレーム(つまり時系列の複数の画像に含まれる1つ以上の画像)をメモリ120に記録し、保持させる(S16)。そして、警告処理部115は、記録された映像フレームを制御端末200又は管理端末へ送信し、警告情報を提示(例えば表示)するよう制御端末200又は管理端末に指示する(S17)。この警告情報は、人物H1の移動軌跡とコードCDの移動軌跡とが対応しない旨を示す情報でよい。また、この警告情報は、記録された映像フレームに基づく警告画像を含んでよい。ステップS17の処理後に、ステップS14に進んでもよいし、図8の処理を終了してもよい。
このように、本実施形態の入退管理システム5は、対象エリアに入退場する人物H1の移動に伴って人物H1の近傍のコードCDも合わせて移動することで、このコードCDの移動軌跡を追うことで、人物H1の入退方向を確認できる。よって、人物H1が特別にICカードをかざしたりゲートを通過したりする等の動作が不要となり、人物H1の作業を阻害せずに入退管理できる。よって、入退管理システム5は、人物H1に意識させずに、入退管理を徹底して、対象エリアのセキュリティを向上できる。また、人物H1の移動は、コードCDに対する画像処理に基づいて推定できるので、人物H1の移動方向を検出するための専用のセンサが不要であり、入退管理システム5の構成を簡素化できる。
ここまで、二次元コードやバーコード等の値に人物を直接的に示す情報が格納されている場合を示したが、これに限らず二次元コードやバーコード等には様々な値が格納可能であり、これらのコードを人物以外にも荷物や備品等の入退管理にも利用することができる。例えば、図13では、対象エリアの内部又は外部において、人物H1によって運搬される荷物NMを特定する情報が格納されたコードCD2が紙に印刷されて荷物NMの上部に貼り付けられている。このように荷物NMに対してコードCD2を貼り付けることで、入退管理サーバ100は、コードCDと同様に入退やエリアの移動等を管理できる。
また、撮像画像において、コードCDとコードCD2の両方が認識された場合、移動追跡部113は、実空間においてコードCD2との距離が最短であるコードCDを判定する。移動追跡部113は、判定されたコードに対応する人物H1と、荷物NMと、を関連付けて、この関連付け情報をメモリ120に保存する。つまり、メモリ120が、コードCD2とコードCDとを関連付けて保持することで、荷物NMと人物H1とが関連付けられ、荷物を容易に管理できる。
また、移動追跡部113は、コードCD2とコードCDとの関連付けに際しては、人物H1とコードCDとの対応の有無の判定と同様に、コードCD2とコードCDとの対応の有無を判定してよい。例えば、移動追跡部113は、画像認識によりコードCD2の移動軌跡を導出し、コードCD2とコードCDとが等間隔で移動している、又は両者が所定の距離以内にある等を満たす場合に、コードCD2とコードCDとが対応すると判別し、コードCD2とコードCDとを関連付けてよい。
このように、本実施形態の入退管理システム5は、二次元コードやバーコード等に格納する情報に応じて、様々な物や人物の入退及び移動を管理することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、入退管理システムは、他の入退管理システムの入退管理情報を補助的に利用して、入退に関する処理を行う。他の入退管理システムは、例えば、入退管理システム5が管理する所定のエリアを内包するエリア(例えば工場の敷地)への入退場を管理するシステムである。
図9は、本開示の第2の実施形態に係る入退管理システム5Aの構成例を示すブロック図である。図9では、図1に示した入退管理システム5と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
入退管理システム5Aは、入退管理システム5が備える各構成部とともに、他入退管理サーバ500を備える。他入退管理サーバ500は、入退管理システム5Aが備える入退管理サーバ100Aが入退管理するエリアを内包する広範囲なエリアへの入退を管理する。
図10は、他入退管理サーバが管理する統合エリアの一例を示す図である。例えば、入退管理サーバ100Aが入退管理する対象エリアが、工場内で区分された各対象エリアA1~A4であると仮定すると、他入退管理サーバ500が入退管理するエリアは、各エリアを含む工場全体の敷地としての統合エリアATである。例えば、入退管理サーバ100Aが入退管理する対象エリアが、1つの工場全体であると仮定すると、他入退管理サーバ500が入退管理するエリアは、複数の工場を含む工場群の敷地としての統合エリアATである。例えば、入退管理サーバ100Aが入退管理する対象エリアが、会社内の1つの棟であると仮定すると、他入退管理サーバ500が入退管理するエリアは、複数の棟を含む会社全体の敷地としての統合エリアATである。なお、統合エリアATの形状は図10の例に限らずに任意である。また、図10には、統合エリアATへ入場又は統合エリアATから退場するための統合入退口EETが示されている。
他入退管理サーバ500は、一般的な入退管理サーバと同様に、プロセッサ510、メモリ520、及び通信デバイス530を有する。プロセッサ510は、上記の統合エリアATへの人物HTの入退場に係る各種イベントが任意の方法で検出された検出情報(人物HTの検出情報)を取得して、人物HTの入退場を管理する。例えば、他入退管理サーバ500は、統合エリアATの統合入退口EET付近で人物HTが所持するICカードやICタグが検出された検出情報(人物HTの検出情報)を取得して、統合エリアATへの人物HTの入退場を管理してもよい。また、他入退管理サーバ500は、統合エリアATの統合入退口EET付近で顔認証やその他の認証手法により人物HTが検出された検出情報を取得して、統合エリアATへの入退場を管理してもよい。したがって、他入退管理サーバ500は、ICカードやICタグを読み取るリーダ装置又は顔認証を行う認証装置等とともに、他入退管理システムを構成していてよい。また、プロセッサ510は、取得された検出情報に基づいて他入退管理情報を生成してメモリ520に保持する。また、通信デバイス530は、他入退管理情報を入退管理サーバ100Aへ送信し、他入退管理情報を提供することで、入退管理システム5Aと他入退管理システムが連携可能である。
また、本実施形態では、人物HTは、統合エリアATへの入場時にコードCDTを受け取る。具体的には、コードCDTが紙に印刷されて、統合エリアATの統合入退口EET付近に複数準備されていてよい。各人物HTは、統合エリアATへの入場時にコードCDTが付された紙等を受け取り、この紙等をヘルメットHMに張り付けて、工場内等(対象エリア)で使用する。つまり、コードCDTは、対象エリアにおける入退管理システムでのコードCDとして使用される。よって、統合エリアATに入場した人物HTと、その後に対象エリアに入場する人物H1と、が同じ人物である場合は、統合エリアATの入場に使用したコードCDTと工場内等(対象エリア)の入退場で使用するコードCDは同一のコードとなる。また、コードCDTが付された紙等が貼り付けられたヘルメットHMが、統合エリアATの統合入退口EET付近に複数準備されていて、各人物HTは、統合エリアATへの入場時にこのヘルメットHMを受け取り、工場内等(対象エリア)で使用してよい。これにより、統合エリアATへの入場の度にコードCDT(コードCD)が変更されることになる。
なお、このコードCDTは、第1の実施形態のコードCDと同様に、二次元コード又はバーコード等である。ただし、コードCDT(つまりコードCD)は、人物HT(つまり人物H1)を直接的に示す人物IDではなく、任意のID(例えば数字や文字の任意の羅列)であってよい。したがって、コードCDT(人物特定コード)は、このコード単独では人物HT(人物H1)を特定するに至らないが、他の情報と組み合わせることで、人物HT(人物H1)を特定するコードとして機能する。
他入退管理サーバ500は、人物HTが統合エリアATへ入場する際には、人物HTのICカード等又は顔認証等の検出情報(いわゆる、人物を直接的に示す情報)の取得とともに、コードCDTの読み取りを行い、人物HTの検出情報とコードCDTの読み取り情報(いわゆる、人物特定コードの値)とを関連付けて、他関連付け情報としてメモリ520に保存する。他関連付け情報も、他入退管理情報に含まれていてよい。
図11は、他入退管理情報70の一例を示す図である。他入退管理情報70は、例えば、人物HTを直接的に示す作業者ID、統合エリアATへの入場時刻、統合エリアATからの退場時刻、人物HTの入退状態、及び人物特定コード(他関連付け情報)の情報を含み、その他の情報を含んでもよい。図11では、人物HT毎に、作業者ID、入場時刻、退場時刻、入退状態、及び人物特定コードが示されている。入退状態は、例えば入場中(入場状態)であるか退場中(退場状態)であるかを示す。作業者IDは、例えばICカードやICタグの読み取りや顔認証等の認証処理によって得られる。入退状態は、統合エリアATに対する入場時刻及び退場時刻の記録に応じて得られる。
図12は、入退管理サーバ100Aの構成例を示す図である。プロセッサ110Aは、機能構成として、データ取得部111Aと、コード認識部112と、物体検出部116と、移動追跡部113と、入退判定部114Aと、警告処理部115Aと、同一性判定部118と、を含む構成である。なお、図3に示した入退管理サーバ100の構成と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
データ取得部111Aは、通信デバイス130を介して、他入退管理サーバ500から他入退管理情報70を取得する。他入退管理情報70には、例えば、人物毎に、作業者IDと入退状態と人物特定コードとの情報が含まれている。
同一性判定部118は、他入退管理情報70(前述した通り、他入退管理サーバ500に含まれる情報)に、撮像装置20により撮像された撮像画像に基いて認識されたコードCDの値と同一の人物特定コードが存在するか否かを判定する。同一性判定部118は、コードCDの値と同一の人物特定コードが存在する場合、統合エリアATを入退場したコードCDTから特定される人物HTと、対象エリアを入退場したコードCDで特定される人物H1とが同一人物であると判定する。つまり、入退管理サーバ100Aは、対象エリアを入退場したコードCDの値と同じ値の人物特定コードを他入退管理情報70から見つけることで、コードCDと人物を直接的に示す情報(例えば作業者IDや社員ID)を紐づけることができる。このように、入退管理サーバ100Aは、コードCDだけの値では、人物を特定することはできないが、他入退管理情報70と連携することで、人物を特定することができる。この場合、入退判定部114Aは、画像処理で導出されたコードCDと他入退管理情報70からの人物を直接的に示す情報(例えば作業者IDや社員ID)とを関連付けて、この関連付け情報をメモリ120に保存する。
このように、入退管理システム5Aは、コードCDTを基に人物の同一性を検証することで、コードCDと統合エリアAT用の作業者IDとを関連付けて、人物H1を特定可能である。よって、入退管理システム5A対象エリアにおけるどのエリアに入退場する場合でも、統合エリアATに入場した際に特定した人物H1の人物を直接的に示す情報(例えば作業者IDや社員ID)を用いて移動や入退を追跡して管理できる。また、工場内等においては、ICカード等を携帯することが不可能又は困難な場合がある。例えば、ICカード等を首にぶら下げることが多いが、この場合、安全のために人物H1が着ている服の内側にICカード等を収納する必要がある。このような場合でも、入退管理システム5Aは、コードCDを基に人物H1を特定可能である。また、入退管理システム5Aは、統合エリアATに入場する際に、コードCDTの値と人物を直接的に示す情報(例えば作業者IDや社員ID)を関連付けるため、コードCDT(コードCD)を例えば毎日交換するようにしても、コードCDを基に人物H1を特定可能であり、対象エリア内での人物H1を追跡できる。こうすることで、入退管理システム5Aは、人物を直接的に示す情報(例えば作業者IDや社員ID)と人物特定コードとが、常に1対1の関係になることを防ぐことでき、セキュリティを確保することができる。また、統合エリアATの統合入退口EETは、例えば、工場の敷地に入る門等、ヘルメットを必要とする工場内(対象エリア)に入る前であることが想定される。そのため、統合エリアATの統合入退口EETでは、好適に顔を撮像して認証可能であるが、対象エリアへの入場時には作業者等がヘルメットHMを被ったり防護服を着用したり衛星具を着用したりすることで、顔認証等の各種の生体認証をし難いことがあり得る。この場合でも、入退管理システム5Aは、コードCDを基に作業者IDを用いて人物H1を特定して移動の追跡や入退管理を実施でき、セキュリティを向上して作業者の安全性も向上できる。
また、同一性判定部118による判定の結果、統合エリアATの人物HTと対象エリアの人物H1とが同じである場合、入退判定部114Aは、入退管理情報に含まれるこの人物H1(人物HT)の対象エリアの入退状態を取得し、他入退管理情報に含まれるこの人物H1(人物HT)の統合エリアATの入退状態を取得する。そして、対象エリアの入退状態と統合エリアATの入退状態とを比較する。入退判定部114Aによる比較の結果、人物H1についての対象エリアの入退状態が入場中であり、統合エリアATの入退状態が退場中である場合、警告処理部115Aは、入退状態に矛盾があるので警告情報を出力する。なお、対象エリアの入退状態が退場中である場合には、統合エリアATの入退状態が入場中も退場中もあり得るので、警告処理部115Aは、警告情報を出力しない。また、対象エリアの入退状態が入場中であり、統合エリアATの入退状態が退場中である場合にも、双方の入退状態が矛盾しないので、警告処理部115Aは、警告情報を出力しない。なお、警告処理部115Aは、同一性判定部118による判定の結果、対象エリアにて認識したコードCDの値が、他入退管理情報70に存在しない場合も、警告情報を出力する。警告情報の出力方法は、第1の実施形態と同様でよい。入退管理システム5Aは、警告情報を出力することで、例えば入退管理システム5Aの管理者が、入退管理システム5Aの動作の正確性や故障対応の必要性について確認できる。
なお、統合エリアATの他入退管理情報70は、入場時刻及び退場時刻を含み、入退状態の情報を含まなくてもよい。この場合、入退判定部114Aが、他入退管理サーバ500からの他入退管理情報70を取得し、他入退管理情報70に含まれる入場時刻及び退場時刻に基づいて算出することで、所定の人物の統合エリアATでの入退状態を取得してもよい。
このように、本実施形態の入退管理システム5によれば、他入退管理システムと連携することで、他入退管理システムが扱う人物を直接的に特定する情報(例えば作業者ID)や入退状態の情報を用いて、対象エリアに入退場する人物H1を特定し、人物H1の入退管理を支援できる。よって、入退管理サーバ100Aは、入退管理サーバ100Aが扱うコードCDが直接的に特定する情報でない場合でも、コードCDと、人物を直接的に特定する情報と、を関連付けて、各対象エリアでの入退を管理できる。
なお、他入退管理サーバ500は、入退管理サーバ100Aと一体であってもよい。つまり、入退管理サーバ100Aが、他入退管理サーバ500の機能を有してよく、入退管理システム5Aが、他入退管理システムの機能を有してもよい。
以上のように、上記実施形態の入退管理サーバ100は、所定のエリアへの入退を管理する入退管理装置であって、プロセッサ110を備える。プロセッサ110は、撮像装置20によりコードCD(第1のコードの一例)が撮像された複数の画像を取得し、画像に存在するコードCDを認識することで、コードCDに対応する人物H1を特定する。プロセッサ110は、複数の画像に基づいて、コードCDの移動を追跡し、コードCDの移動に基づいて、コードCDが対象エリアA1(第1のエリアの一例)へ入場するか対象エリアA1から退場するかを判定する。
このように、入退管理サーバ100は、例えば、撮像装置20によって撮影された映像上に存在するコードCDを認識し、このコードCDから個人を特定する情報を読み取るとともに、コードCDの移動をトラッキングすることで、入退どちらかを判断できる。よって、人物H1の移動方向を検知するための専用のセンサ等は不要である。また、コードCDが人物付近に付加されて人物H1と共に移動することで、人物H1が特別な意識をすることなく、入退を管理できる。よって、入退管理サーバ100は、簡易な構成で、人物H1の作業効率の低下を抑制して入退を管理できる。
また、撮像装置20による撮像範囲は、人物H1が移動可能な通路ALの幅方向の全体を含んでよい。この撮像範囲は、例えば、撮像装置20による撮像方向と撮像画角とに基づいて定められる。撮像装置20の角度や画角が設置者によって調整されることで撮像範囲が調整されてもよいし、入退管理サーバ100によって自動で撮像範囲が調整されてもよい。
これにより、入退管理サーバ100は、対象エリアA1に入場又は退場する人物H1が通る通路ALを検出エリアとして利用できる。よって、入退管理サーバ100は、1つの撮像装置20で通路幅の全体を含んで撮像できるので、通路ALを通る人物H1の全員を検出でき、セキュリティを向上できる。また、通路幅の全体を含んで撮像するために、複数の撮像装置20を設置することが不要であり、入退管理システム5の構成を簡素化できる。
また、プロセッサ110は、画像に存在する物体を認識し、複数の画像に基づいて、物体の移動を追跡し、物体の移動に対応して移動するコードCDが画像内に不在である場合、警告情報を出力してよい。警告情報の出力は、警告情報の提示、警告情報の外部装置への送信、又は警告情報のメモリ120への保存等を含んでよい。
これにより、入退管理サーバ100は、コード読取と物体検出とを組み合わせて実施することで、物体の移動に伴って移動するコードCDが不在であるというエラーが発生したことを認識でき、警告情報を出力できる。よって、警告情報の出力を確認することで、確認者は、人物H1がコードCD付きのヘルメットを着用せずに対象エリアA1内を移動していること、ヘルメットHMにコードCDを貼っていないこと、ヘルメットHMからコードCDが剥がれていること、複数の人物H1が共連れで移動していること、等の気づきを得ることができる。
また、物体は、人物H1でよい。これにより、警告情報の出力を確認することで、確認者は、例えば、人物H1がコードCD付きのヘルメットを着用せずに対象エリアA1内を移動していること、複数の人物H1が共連れで移動していること、等の気づきを得ることができる。
また、プロセッサ110は、警告情報として、物体が存在する画像に基づく警告画像WG1を表示装置(例えば制御端末200又は管理端末)に表示させてよい。例えば、プロセッサ110は、画像における人物H1の位置に枠w1を付加して人物H1を強調表示してよい。
これにより、入退管理サーバ100は、例えば、エラーが発生した状況が撮像された撮像画像G1を取得し、エラー発生時の入退のエビデンス画像として記録できる。また、物体が存在する画像から人物H1の顔が特定できなくても、管理者であれば、警告画像WG1の表示を確認することで、人物H1の体格又は服装等から個人を推定可能であり得る。よって、管理者は、コードCDが追従していない人物H1を把握し得る。なお、人物H1等の物体が映り込んだ撮像装置20の画像は、表示装置に常時表示していてもよい。
また、プロセッサ110は、画像に存在する1つ以上のコードCDと、画像に存在するコードCD2(第2のコードの一例)と、を認識してよい。プロセッサ110は、1つ以上のコードCDのうち、実空間においてコードCD2との距離が最短であるコードCDを判定し、判定されたコードCDとコードCD2とを関連付けて、メモリ120に保存してよい。
コードを紙に印刷すると、様々な物体にコードを付して使用可能である。例えば、入退管理サーバ100は、荷物NMにコードCD2を付すことで、荷物NMと荷物NMの近くに所在する人物H1とを関連付けて管理できる。よって、入退管理サーバ100は、人物H1による荷物NMの移動や対象エリアA1からの荷物NMの搬出や対象エリアA1への荷物NMの搬出を管理できる。
また、プロセッサ110Aは、人物H1が対象エリアA1へ入場すると判定された場合、人物H1が対象エリアA1を内包する統合エリアAT(第2のエリアの一例)へ入場中であるか否かを示す入退状態を取得してよい。プロセッサ110Aは、この入退状態が統合エリアATへ入場中ではないことを示す場合、警告情報を出力してよい。
これにより、入退管理サーバ100Aは、対象エリアA1を含む統合エリアATへの入退を管理する他入退管理サーバ500と連携して、対象エリアA1内の入退を管理できる。具体的には、入退管理サーバ100Aは、コードCDで特定された人物H1が入場中であるにも関わらず、他入退管理システムで入場中でない場合には、入退状態の判断に矛盾があるので、エラーが発生したとして警告情報を出力できる。これにより、入退管理サーバ100Aは、例えば、統合エリアATが例えば会社の敷地であり、敷地内への入退つまり出社状況と照らし合わせて、出社していないにも関わらず対象エリアA1への入場が検出された人物H1等について警告情報を出力できる。
また、プロセッサ110Aは、人物毎の、人物HTの識別情報と、統合エリアATへ入場中であるか退場中であるかを示す入退状態と、コードCDT(第3のコードの一例)と、を含む他入退管理情報70を取得してよい。プロセッサ110Aは、他入退管理情報70に基づいて、コードCDと同一のコードCDTが存在するか否かを判定してよい。プロセッサ110Aは、コードCDと同一のコードCDTが存在する場合、コードCDと、コードCDTに対応する人物の識別情報(例えば作業者ID)と、を関連付けてメモリ120に保存してよい。
これにより、入退管理サーバ100Aは、対象エリアA1を含む統合エリアATへの入退を管理する他入退管理サーバ500と連携して、対象エリアA1内に入退する人物H1(個人)を特定できる。例えば、コードCDが間接的に個人を特定可能な情報であっても、コードCDと、直接的に個人を特定可能な人物H1の識別情報と、を関連付けておくことで各対象エリアA1での入退管理を正確に実施できる。また、入退管理サーバ100Aは、コードCDを例えば毎日交換しても、好適に人物を特定し、人物の移動を追跡して入退管理でき、セキュリティの低下を抑制できる。
入退を管理できる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
また、上記実施形態では、プロセッサは、物理的にどのように構成してもよい。また、プログラム可能なプロセッサを用いれば、プログラムの変更により処理内容を変更できるので、プロセッサの設計の自由度を高めることができる。プロセッサは、1つの半導体チップで構成してもよいし、物理的に複数の半導体チップで構成してもよい。複数の半導体チップで構成する場合、上記実施形態の各制御をそれぞれ別の半導体チップで実現してもよい。この場合、それらの複数の半導体チップで1つのプロセッサを構成すると考えることができる。また、プロセッサは、半導体チップと別の機能を有する部材(コンデンサ等)で構成してもよい。また、プロセッサが有する機能とそれ以外の機能とを実現するように、1つの半導体チップを構成してもよい。また、複数のプロセッサが1つのプロセッサで構成されてもよい。
本開示は、簡易な構成で、人物の作業効率の低下を抑制して入退を管理できる入退管理装置、入退管理方法、及びプログラム等に有用である。
5 入退管理システム
10 PoEハブ
20 撮像装置
30 照明装置
50,60 入退管理情報
70 他入退管理情報
100,100A 入退管理サーバ
110 プロセッサ
111,111A データ取得部
112 コード認識部
113 移動追跡部
114,114A 入退判定部
115,115A 警告処理部
116 物体検出部
118 同一性判定部
120 メモリ
130 通信デバイス
200 制御端末
500 他入退管理サーバ
510 プロセッサ
520 メモリ
530 通信デバイス
A1 対象エリア
AT 統合エリア
CD,CDT コード
CD2 コード
H1 人物
G1 撮像画像
NM 荷物
w1 枠
WG1 警告画像

Claims (10)

  1. 所定のエリアへの入退を管理する入退管理装置であって、
    プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    撮像装置により第1のコードが撮像された複数の画像を取得し、
    前記画像に存在する前記第1のコードを認識することで、前記第1のコードに対応する第1の人物を特定し、
    前記複数の画像に基づいて、前記第1のコードの移動を追跡し、
    前記第1のコードの移動に基づいて、前記第1の人物が第1のエリアへ入場するか前記第1のエリアから退場するかを判定する、
    入退管理装置。
  2. 前記撮像装置による撮像範囲は、前記人物が移動可能な通路の幅方向の全体を含む、
    請求項1に記載の入退管理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記画像に存在する物体を認識し、
    前記複数の画像に基づいて、前記物体の移動を追跡し、
    前記物体の移動に対応して移動する前記第1のコードが前記画像内に不在である場合、警告情報を出力する、
    請求項1又は2に記載の入退管理装置。
  4. 前記物体は、前記人物である、
    請求項3に記載の入退管理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記警告情報として、前記物体が存在する前記画像に基づく警告画像を表示装置に表示させる、
    請求項3又は4に記載の入退管理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記画像に存在する1つ以上の前記第1のコードと、前記画像に存在する第2のコードと、を認識し、
    1つ以上の前記第1のコードのうち、実空間において前記第2のコードとの距離が最短である第1のコードを判定し、
    判定された前記第1のコードに対応する前記人物と、前記第2のコードと、を関連付けてメモリに保存する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の入退管理装置。
  7. 前記プロセッサは、
    前記第1の人物が前記第1のエリアへ入場すると判定された場合、前記第1の人物が前記第1のエリアを内包する第2のエリアへ入場中であるか否かを示す入退状態を取得し、
    前記入退状態が前記第2のエリアへ入場中ではないことを示す場合、警告情報を出力する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の入退管理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    人物毎の、人物の識別情報と、前記第1のエリアを内包する第2のエリアへ入場中であるか退場中であるかを示す入退状態と、第3のコードと、を含む他入退管理情報を取得し、
    前記他入退管理情報に基づいて、前記第1のコードと同一の前記第3のコードが存在するか否かを判定し、
    前記第1のコードと同一の前記第3のコードが存在する場合、前記第1のコードと、前記第3のコードに対応する前記人物の識別情報と、を関連付けてメモリに保存する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の入退管理装置。
  9. 所定のエリアへの入退を管理する入退管理方法であって、
    第1のコードが撮像された複数の画像を取得するステップと、
    前記画像に存在する前記第1のコードを認識することで、前記第1のコードに対応する第1の人物を特定するステップと、
    前記複数の画像のそれぞれにおける前記第1のコードの位置に基づいて、前記第1のコードの移動を追跡するステップと、
    前記第1のコードの移動に基づいて、前記第1の人物が第1のエリアへ入場するか前記第1のエリアから退場するかを判定するステップと、
    を有する入退管理方法。
  10. 請求項9に記載の入退管理方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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