JP2023150933A - 射出成形機、熱制限部材および入熱抑制方法 - Google Patents

射出成形機、熱制限部材および入熱抑制方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タイバーへの入熱を低減することができる技術を提供する。【解決手段】射出成形機は、固定金型が設置される固定プラテンに対して、可動金型が設置される可動プラテンをタイバーに沿って移動させて前記固定金型と前記可動金型の開閉を行う。射出成形機は、前記タイバーの周囲の室温以上に加熱された空気が当該タイバーに移動することを制限する熱制限部を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、射出成形機、熱制限部材および入熱抑制方法に関する。
射出成形機に設置される金型装置は、配管を介して温調媒体が供給および排出されることで、成形品に必要な温度に調整される。金型装置の熱は、例えば、プラテン(固定プラテン、可動プラテン)を介してタイバーに伝達されることで、型締力の発生時にタイバーの伸び量に影響を与える。
このため、特許文献1には、プラテン内で、当該プラテンとタイバーとの間に断熱材を挟むことで、プラテンからタイバーへの直接的な伝熱を抑制する構造が提案されている。
特開2008‐296384号公報
しかしながら、金型装置の型締時にかかる負荷に耐えることができ、かつ断熱効果が高い断熱部材を選定することは困難である。また、射出成形機の射出成形において、金型装置および配管は、その周囲の空気を加熱する。特許文献1に開示の射出成形機は、プラテンからタイバーが露出された状態で延在している。したがって、金型装置および配管により加熱された空気が、タイバーにそのまま入熱することになる。
特に、4本のタイバーに対する入熱の量は、金型の形状や配管の位置等によって異なる。このため、4本のタイバーの伸び量が相互に不均一になって型締力が安定しなくなり、成形品の成形に大きな影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、空気を介してタイバーが加熱されて延びることを抑制することで、成形精度を安定化させることができる技術を提供する。
本発明の一態様は、固定金型が設置される固定プラテンに対して、可動金型が設置される可動プラテンをタイバーに沿って移動させて前記固定金型と前記可動金型の開閉を行う射出成形機であって、前記タイバーの周囲の室温以上に加熱された空気が当該タイバーに移動することを制限する熱制限部を有する。
また、本発明の他の態様は、固定金型が設置される固定プラテンに対して、可動金型が設置される可動プラテンをタイバーに沿って移動させて前記固定金型と前記可動金型の開閉を行う射出成形機に取り付けられる熱制限部材であって、前記熱制限部材は、前記タイバーへの取り付け状態で、前記タイバーの周囲の室温以上に加熱された空気が、当該タイバーに移動することを制限する。
また、本発明の他の態様は、固定金型が設置される固定プラテンに対して、可動金型が設置される可動プラテンをタイバーに沿って移動させて前記固定金型と前記可動金型の開閉を行う射出成形機において前記タイバーへの入熱を制限する入熱抑制方法であって、前記タイバーの周囲の室温以上に加熱された空気が、前記タイバーに移動することを制限する。
本発明に係る射出成形機、熱制限部材および入熱抑制方法は、空気を介してタイバーが加熱されて延びることを抑制することで、成形精度を安定化させることができる。
一実施形態に係る射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。 一実施形態に係る射出成形機の型締時の状態を示す図である。 型締装置において固定金型の支持側を概略的に示す図である。 タイバーに対する熱制限部の取り付けを示す図である。 変形例に係る熱制限部を概略的に示す図である。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(射出成形機)
図1は、一実施形態に係る射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図2は、一実施形態に係る射出成形機の型締時の状態を示す図である。本明細書において、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向は互いに垂直な方向である。X軸方向およびY軸方向は水平方向を表し、Z軸方向は鉛直方向を表す。型締装置100が横型である場合、X軸方向は型開閉方向であり、Y軸方向は射出成形機10の幅方向である。Y軸方向負側を操作側と呼び、Y軸方向正側を反操作側と呼ぶ。
図1~図2に示すように、射出成形機10は、金型装置800を開閉する型締装置100と、金型装置800で成形された成形品を突き出すエジェクタ装置200と、金型装置800に成形材料を射出する射出装置300と、金型装置800に対し射出装置300を進退させる移動装置400と、射出成形機10の各構成要素を制御する制御装置700と、射出成形機10の各構成要素を支持するフレーム900とを有する。フレーム900は、型締装置100を支持する型締装置フレーム910と、射出装置300を支持する射出装置フレーム920とを含む。型締装置フレーム910および射出装置フレーム920は、それぞれ、レベリングアジャスタ930を介して床2に設置される。射出装置フレーム920の内部空間に、制御装置700が配置される。以下、射出成形機10の各構成要素について説明する。
(型締装置)
型締装置100の説明では、型閉時の可動プラテン120の移動方向(例えばX軸正方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(例えばX軸負方向)を後方として説明する。
型締装置100は、金型装置800の型閉、昇圧、型締、脱圧および型開を行う。金型装置800は、固定金型810と可動金型820とを含む。
型締装置100は例えば横型であって、型開閉方向が水平方向である。型締装置100は、固定金型810が取付けられる固定プラテン110と、可動金型820が取付けられる可動プラテン120と、固定プラテン110に対し可動プラテン120を型開閉方向に移動させる移動機構102と、を有する。
固定プラテン110は、型締装置フレーム910に対し固定される。固定プラテン110における可動プラテン120との対向面に固定金型810が取付けられる。
可動プラテン120は、型締装置フレーム910に対し型開閉方向に移動自在に配置される。型締装置フレーム910上には、可動プラテン120を案内するガイド101が敷設される。可動プラテン120における固定プラテン110との対向面に可動金型820が取付けられる。
移動機構102は、固定プラテン110に対し可動プラテン120を進退させることにより、金型装置800の型閉、昇圧、型締、脱圧、および型開を行う。移動機構102は、固定プラテン110と間隔をおいて配置されるトグルサポート130と、固定プラテン110とトグルサポート130を連結するタイバー140と、トグルサポート130に対して可動プラテン120を型開閉方向に移動させるトグル機構150と、トグル機構150を作動させる型締モータ160と、型締モータ160の回転運動を直線運動に変換する運動変換機構170と、固定プラテン110とトグルサポート130の間隔を調整する型厚調整機構180と、を有する。
トグルサポート130は、固定プラテン110と間隔をおいて配設され、型締装置フレーム910上に型開閉方向に移動自在に載置される。なお、トグルサポート130は、型締装置フレーム910上に敷設されるガイドに沿って移動自在に配置されてもよい。トグルサポート130のガイドは、可動プラテン120のガイド101と共通のものでもよい。
なお、本実施形態では、固定プラテン110が型締装置フレーム910に対し固定され、トグルサポート130が型締装置フレーム910に対し型開閉方向に移動自在に配置されるが、トグルサポート130が型締装置フレーム910に対し固定され、固定プラテン110が型締装置フレーム910に対し型開閉方向に移動自在に配置されてもよい。
タイバー140は、固定プラテン110とトグルサポート130とを型開閉方向に間隔Lをおいて連結する。タイバー140は、固定プラテン110の4つの角部にそれぞれ設けられ、合計で4本設けられている。なお、タイバー140の設置数は特に限定されず、1以上設けられればよい。
4本のタイバー140は、型開閉方向に平行に配置され、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー140には、タイバー140の歪を検出するタイバー歪検出器141が設けられてよい。タイバー歪検出器141は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。タイバー歪検出器141の検出結果は、型締力の検出などに用いられる。
なお、本実施形態では、型締力を検出する型締力検出器として、タイバー歪検出器141が用いられるが、本発明はこれに限定されない。型締力検出器は、歪ゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取付け位置もタイバー140に限定されない。
トグル機構150は、可動プラテン120とトグルサポート130との間に配置され、トグルサポート130に対し可動プラテン120を型開閉方向に移動させる。トグル機構150は、型開閉方向に移動するクロスヘッド151と、クロスヘッド151の移動によって屈伸する一対のリンク群と、を有する。一対のリンク群は、それぞれ、ピンなどで屈伸自在に連結される第1リンク152と第2リンク153とを有する。第1リンク152は可動プラテン120に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク153はトグルサポート130に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク153は、第3リンク154を介してクロスヘッド151に取付けられる。トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させると、第1リンク152と第2リンク153とが屈伸し、トグルサポート130に対し可動プラテン120が進退する。
なお、トグル機構150の構成は、図1および図2に示す構成に限定されない。例えば図1および図2では、各リンク群の節点の数が5つであるが、4つでもよく、第3リンク154の一端部が、第1リンク152と第2リンク153との節点に結合されてもよい。
型締モータ160は、トグルサポート130に取付けられており、トグル機構150を作動させる。型締モータ160は、トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させることにより、第1リンク152と第2リンク153とを屈伸させ、トグルサポート130に対し可動プラテン120を進退させる。型締モータ160は、運動変換機構170に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構170に連結されてもよい。
運動変換機構170は、型締モータ160の回転運動をクロスヘッド151の直線運動に変換する。運動変換機構170は、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
型締装置100は、制御装置700による制御下で、型閉工程、昇圧工程、型締工程、脱圧工程、および型開工程などを行う。
型閉工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定移動速度で型閉完了位置まで前進させることにより、可動プラテン120を前進させ、可動金型820を固定金型810にタッチさせる。クロスヘッド151の位置や移動速度は、例えば型締モータエンコーダ161などを用いて検出する。型締モータエンコーダ161は、型締モータ160の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。
なお、クロスヘッド151の位置を検出するクロスヘッド位置検出器、およびクロスヘッド151の移動速度を検出するクロスヘッド移動速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。また、可動プラテン120の位置を検出する可動プラテン位置検出器、および可動プラテン120の移動速度を検出する可動プラテン移動速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。
昇圧工程では、型締モータ160をさらに駆動してクロスヘッド151を型閉完了位置から型締位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。
型締工程では、型締モータ160を駆動して、クロスヘッド151の位置を型締位置に維持する。型締工程では、昇圧工程で発生させた型締力が維持される。型締工程では、可動金型820と固定金型810との間にキャビティ空間801(図2参照)が形成され、射出装置300がキャビティ空間801に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。
キャビティ空間801の数は、1つでもよいし、複数でもよい。後者の場合、複数の成形品が同時に得られる。キャビティ空間801の一部にインサート材が配置され、キャビティ空間801の他の一部に成形材料が充填されてもよい。インサート材と成形材料とが一体化した成形品が得られる。
脱圧工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を型締位置から型開開始位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、型締力を減少させる。型開開始位置と、型閉完了位置とは、同じ位置であってよい。
型開工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定移動速度で型開開始位置から型開完了位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、可動金型820を固定金型810から離間させる。その後、エジェクタ装置200が可動金型820から成形品を突き出す。
型閉工程、昇圧工程および型締工程における設定条件は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、型閉工程および昇圧工程におけるクロスヘッド151の移動速度や位置(型閉開始位置、移動速度切換位置、型閉完了位置、および型締位置を含む)、型締力は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型閉開始位置、移動速度切換位置、型閉完了位置、および型締位置は、後側から前方に向けてこの順で並び、移動速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、移動速度が設定される。移動速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。移動速度切換位置は、設定されなくてもよい。型締位置と型締力とは、いずれか一方のみが設定されてもよい。
脱圧工程および型開工程における設定条件も同様に設定される。例えば、脱圧工程および型開工程におけるクロスヘッド151の移動速度や位置(型開開始位置、移動速度切換位置、および型開完了位置)は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型開開始位置、移動速度切換位置、および型開完了位置は、前側から後方に向けて、この順で並び、移動速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、移動速度が設定される。移動速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。移動速度切換位置は、設定されなくてもよい。型開開始位置と型閉完了位置とは同じ位置であってよい。また、型開完了位置と型閉開始位置とは同じ位置であってよい。
なお、クロスヘッド151の移動速度や位置などの代わりに、可動プラテン120の移動速度や位置などが設定されてもよい。また、クロスヘッドの位置(例えば型締位置)や可動プラテンの位置の代わりに、型締力が設定されてもよい。
ところで、トグル機構150は、型締モータ160の駆動力を増幅して可動プラテン120に伝える。その増幅倍率は、トグル倍率とも呼ばれる。トグル倍率は、第1リンク152と第2リンク153とのなす角θ(以下、「リンク角度θ」とも呼ぶ)に応じて変化する。リンク角度θは、クロスヘッド151の位置から求められる。リンク角度θが180°のとき、トグル倍率が最大になる。
金型装置800の交換や金型装置800の温度変化などにより金型装置800の厚さが変化した場合、型締時に所定の型締力が得られるように、型厚調整が行われる。型厚調整では、例えば可動金型820が固定金型810にタッチする型タッチの時点でトグル機構150のリンク角度θが所定の角度になるように、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
型締装置100は、型厚調整機構180を有する。型厚調整機構180は、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整することで、型厚調整を行う。なお、型厚調整のタイミングは、例えば成形サイクル終了から次の成形サイクル開始までの間に行われる。型厚調整機構180は、例えば、タイバー140の後端部に形成されるねじ軸181と、トグルサポート130に回転自在に且つ進退不能に保持されるねじナット182と、ねじ軸181に螺合するねじナット182を回転させる型厚調整モータ183とを有する。
ねじ軸181およびねじナット182は、タイバー140ごとに設けられる。型厚調整モータ183の回転駆動力は、回転駆動力伝達部185を介して複数のねじナット182に伝達されてよい。複数のねじナット182を同期して回転できる。なお、回転駆動力伝達部185の伝達経路を変更することで、複数のねじナット182を個別に回転することも可能である。
回転駆動力伝達部185は、例えば歯車などで構成される。この場合、各ねじナット182の外周に従動歯車が形成され、型厚調整モータ183の出力軸には駆動歯車が取付けられ、複数の従動歯車および駆動歯車と噛み合う中間歯車がトグルサポート130の中央部に回転自在に保持される。なお、回転駆動力伝達部185は、歯車の代わりに、ベルトやプーリなどで構成されてもよい。
型厚調整機構180の動作は、制御装置700によって制御される。制御装置700は、型厚調整モータ183を駆動して、ねじナット182を回転させる。その結果、トグルサポート130のタイバー140に対する位置が調整され、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lが調整される。なお、複数の型厚調整機構が組み合わせて用いられてもよい。
間隔Lは、型厚調整モータエンコーダ184を用いて検出する。型厚調整モータエンコーダ184は、型厚調整モータ183の回転量や回転方向を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。型厚調整モータエンコーダ184の検出結果は、トグルサポート130の位置や間隔Lの監視や制御に用いられる。なお、トグルサポート130の位置を検出するトグルサポート位置検出器、および間隔Lを検出する間隔検出器は、型厚調整モータエンコーダ184に限定されず、一般的なものを使用できる。
型締装置100は、金型装置800の温度を調節する金型温調器を有してもよい。金型装置800は、その内部に、温調媒体の流路を有する。金型温調器は、金型装置800の流路に供給する温調媒体の温度を調節することで、金型装置800の温度を調節する。
なお、本実施形態の型締装置100は、型開閉方向が水平方向である横型であるが、型開閉方向が上下方向である竪型でもよい。
なお、本実施形態の型締装置100は、駆動部として、型締モータ160を有するが、型締モータ160の代わりに、油圧シリンダを有してもよい。また、型締装置100は、型開閉用にリニアモータを有し、型締用に電磁石を有してもよい。
(エジェクタ装置)
エジェクタ装置200の説明では、型締装置100の説明と同様に、型閉時の可動プラテン120の移動方向(例えばX軸正方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(例えばX軸負方向)を後方として説明する。
エジェクタ装置200は、可動プラテン120に取付けられ、可動プラテン120と共に進退する。エジェクタ装置200は、金型装置800から成形品を突き出すエジェクタロッド210と、エジェクタロッド210を可動プラテン120の移動方向(X軸方向)に移動させる駆動機構220とを有する。
エジェクタロッド210は、可動プラテン120の貫通穴に進退自在に配置される。エジェクタロッド210の前端部は、可動金型820のエジェクタプレート826と接触する。エジェクタロッド210の前端部は、エジェクタプレート826と連結されていても、連結されていなくてもよい。
駆動機構220は、例えば、エジェクタモータと、エジェクタモータの回転運動をエジェクタロッド210の直線運動に変換する運動変換機構とを有する。運動変換機構は、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
エジェクタ装置200は、制御装置700による制御下で、突き出し工程を行う。突き出し工程では、エジェクタロッド210を設定移動速度で待機位置から突き出し位置まで前進させることにより、エジェクタプレート826を前進させ、成形品を突き出す。その後、エジェクタモータを駆動してエジェクタロッド210を設定移動速度で後退させ、エジェクタプレート826を元の待機位置まで後退させる。
エジェクタロッド210の位置や移動速度は、例えばエジェクタモータエンコーダを用いて検出する。エジェクタモータエンコーダは、エジェクタモータの回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。なお、エジェクタロッド210の位置を検出するエジェクタロッド位置検出器、およびエジェクタロッド210の移動速度を検出するエジェクタロッド移動速度検出器は、エジェクタモータエンコーダに限定されず、一般的なものを使用できる。
(射出装置)
射出装置300の説明では、型締装置100の説明やエジェクタ装置200の説明とは異なり、充填時のスクリュ330の移動方向(例えばX軸負方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(例えばX軸正方向)を後方として説明する。
射出装置300はスライドベース301に設置され、スライドベース301は射出装置フレーム920に対し進退自在に配置される。射出装置300は、金型装置800に対し進退自在に配置される。射出装置300は、金型装置800にタッチし、金型装置800内のキャビティ空間801に成形材料を充填する。射出装置300は、例えば、成形材料を加熱するシリンダ310と、シリンダ310の前端部に設けられるノズル320と、シリンダ310内に進退自在に且つ回転自在に配置されるスクリュ330と、スクリュ330を回転させる計量モータ340と、スクリュ330を進退させる射出モータ350と、射出モータ350とスクリュ330の間で伝達される荷重を検出する荷重検出器360と、を有する。
シリンダ310は、供給口311から内部に供給された成形材料を加熱する。成形材料は、例えば樹脂などを含む。成形材料は、例えばペレット状に形成され、固体の状態で供給口311に供給される。供給口311はシリンダ310の後部に形成される。シリンダ310の後部の外周には、水冷シリンダなどの冷却器312が設けられる。冷却器312よりも前方において、シリンダ310の外周には、バンドヒータなどの第1加熱器313と第1温度検出器314とが設けられる。
シリンダ310は、シリンダ310の軸方向(例えばX軸方向)に複数のゾーンに区分される。複数のゾーンのそれぞれに第1加熱器313と第1温度検出器314とが設けられる。複数のゾーンのそれぞれに設定温度が設定され、第1温度検出器314の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が第1加熱器313を制御する。
ノズル320は、シリンダ310の前端部に設けられ、金型装置800に対し押し付けられる。ノズル320の外周には、第2加熱器323と第2温度検出器324とが設けられる。ノズル320の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が第2加熱器323を制御する。
スクリュ330は、シリンダ310内に回転自在に且つ進退自在に配置される。スクリュ330を回転させると、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ310からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。その後、スクリュ330を前進させると、スクリュ330前方に蓄積された液状の成形材料がノズル320から射出され、金型装置800内に充填される。
スクリュ330の前部には、スクリュ330を前方に押すときにスクリュ330の前方から後方に向かう成形材料の逆流を防止する逆流防止弁として、逆流防止リング331が進退自在に取付けられる。
逆流防止リング331は、スクリュ330を前進させるときに、スクリュ330前方の成形材料の圧力によって後方に押され、成形材料の流路を塞ぐ閉塞位置(図2参照)までスクリュ330に対し相対的に後退する。これにより、スクリュ330前方に蓄積された成形材料が後方に逆流するのを防止する。
一方、逆流防止リング331は、スクリュ330を回転させるときに、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って前方に送られる成形材料の圧力によって前方に押され、成形材料の流路を開放する開放位置(図1参照)までスクリュ330に対し相対的に前進する。これにより、スクリュ330の前方に成形材料が送られる。
逆流防止リング331は、スクリュ330と共に回転する共回りタイプと、スクリュ330と共に回転しない非共回りタイプのいずれでもよい。
なお、射出装置300は、スクリュ330に対し逆流防止リング331を開放位置と閉塞位置との間で進退させる駆動源を有していてもよい。
計量モータ340は、スクリュ330を回転させる。スクリュ330を回転させる駆動源は、計量モータ340には限定されず、例えば油圧ポンプなどでもよい。
射出モータ350は、スクリュ330を進退させる。射出モータ350とスクリュ330との間には、射出モータ350の回転運動をスクリュ330の直線運動に変換する運動変換機構などが設けられる。運動変換機構は、例えばねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを有する。ねじ軸とねじナットの間には、ボールやローラなどが設けられてよい。スクリュ330を進退させる駆動源は、射出モータ350には限定されず、例えば油圧シリンダなどでもよい。
荷重検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間で伝達される荷重を検出する。検出した荷重は、制御装置700で圧力に換算される。荷重検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間の荷重の伝達経路に設けられ、荷重検出器360に作用する荷重を検出する。
荷重検出器360は、検出した荷重の信号を制御装置700に送る。荷重検出器360によって検出される荷重は、スクリュ330と成形材料との間で作用する圧力に換算され、スクリュ330が成形材料から受ける圧力、スクリュ330に対する背圧、スクリュ330から成形材料に作用する圧力などの制御や監視に用いられる。
なお、成形材料の圧力を検出する圧力検出器は、荷重検出器360に限定されず、一般的なものを使用できる。例えば、ノズル圧センサ、または型内圧センサが用いられてもよい。ノズル圧センサは、ノズル320に設置される。型内圧センサは、金型装置800の内部に設置される。
射出装置300は、制御装置700による制御下で、計量工程、充填工程および保圧工程などを行う。充填工程と保圧工程とをまとめて射出工程と呼んでもよい。
計量工程では、計量モータ340を駆動してスクリュ330を設定回転速度で回転させ、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。これに伴い、成形材料が徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。スクリュ330の回転速度は、例えば計量モータエンコーダ341を用いて検出する。計量モータエンコーダ341は、計量モータ340の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。なお、スクリュ330の回転速度を検出するスクリュ回転速度検出器は、計量モータエンコーダ341に限定されず、一般的なものを使用できる。
計量工程では、スクリュ330の急激な後退を制限すべく、射出モータ350を駆動してスクリュ330に対して設定背圧を加えてよい。スクリュ330に対する背圧は、例えば荷重検出器360を用いて検出する。スクリュ330が計量完了位置まで後退し、スクリュ330の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、計量工程が完了する。
計量工程におけるスクリュ330の位置および回転速度は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、計量開始位置、回転速度切換位置および計量完了位置が設定される。これらの位置は、前側から後方に向けてこの順で並び、回転速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、回転速度が設定される。回転速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。回転速度切換位置は、設定されなくてもよい。また、区間毎に背圧が設定される。
充填工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を設定移動速度で前進させ、スクリュ330の前方に蓄積された液状の成形材料を金型装置800内のキャビティ空間801に充填させる。スクリュ330の位置や移動速度は、例えば射出モータエンコーダ351を用いて検出する。射出モータエンコーダ351は、射出モータ350の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切換(所謂、V/P切換)が行われる。V/P切換が行われる位置をV/P切換位置とも呼ぶ。スクリュ330の設定移動速度は、スクリュ330の位置や時間などに応じて変更されてもよい。
充填工程におけるスクリュ330の位置および移動速度は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、充填開始位置(「射出開始位置」とも呼ぶ。)、移動速度切換位置およびV/P切換位置が設定される。これらの位置は、後側から前方に向けてこの順で並び、移動速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、移動速度が設定される。移動速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。移動速度切換位置は、設定されなくてもよい。
スクリュ330の移動速度が設定される区間毎に、スクリュ330の圧力の上限値が設定される。スクリュ330の圧力は、荷重検出器360によって検出される。スクリュ330の圧力が設定圧力以下である場合、スクリュ330は設定移動速度で前進される。一方、スクリュ330の圧力が設定圧力を超える場合、金型保護を目的として、スクリュ330の圧力が設定圧力以下となるように、スクリュ330は設定移動速度よりも遅い移動速度で前進される。
なお、充填工程においてスクリュ330の位置がV/P切換位置に達した後、V/P切換位置にスクリュ330を一時停止させ、その後にV/P切換が行われてもよい。V/P切換の直前において、スクリュ330の停止の代わりに、スクリュ330の微速前進または微速後退が行われてもよい。また、スクリュ330の位置を検出するスクリュ位置検出器、およびスクリュ330の移動速度を検出するスクリュ移動速度検出器は、射出モータエンコーダ351に限定されず、一般的なものを使用できる。
保圧工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を前方に押し、スクリュ330の前端部における成形材料の圧力(以下、「保持圧力」とも呼ぶ。)を設定圧に保ち、シリンダ310内に残る成形材料を金型装置800に向けて押す。金型装置800内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。保持圧力は、例えば荷重検出器360を用いて検出する。保持圧力の設定値は、保圧工程の開始からの経過時間などに応じて変更されてもよい。保圧工程における保持圧力および保持圧力を保持する保持時間は、それぞれ複数設定されてよく、一連の設定条件として、まとめて設定されてよい。
保圧工程では金型装置800内のキャビティ空間801の成形材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティ空間801の入口が固化した成形材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティ空間801からの成形材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティ空間801内の成形材料の固化が行われる。成形サイクル時間の短縮を目的として、冷却工程中に計量工程が行われてよい。
なお、本実施形態の射出装置300は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式などでもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内には、スクリュが回転自在に且つ進退不能に配置され、またはスクリュが回転自在に且つ進退自在に配置される。一方、射出シリンダ内には、プランジャが進退自在に配置される。
また、本実施形態の射出装置300は、シリンダ310の軸方向が水平方向である横型であるが、シリンダ310の軸方向が上下方向である竪型であってもよい。竪型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、竪型でも横型でもよい。同様に、横型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、横型でも竪型でもよい。
(移動装置)
移動装置400の説明では、射出装置300の説明と同様に、充填時のスクリュ330の移動方向(例えばX軸負方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(例えばX軸正方向)を後方として説明する。
移動装置400は、金型装置800に対し射出装置300を進退させる。また、移動装置400は、金型装置800に対しノズル320を押し付け、ノズルタッチ圧力を生じさせる。移動装置400は、液圧ポンプ410、駆動源としてのモータ420、液圧アクチュエータとしての液圧シリンダ430などを含む。
液圧ポンプ410は、第1ポート411と、第2ポート412とを有する。液圧ポンプ410は、両方向回転可能なポンプであり、モータ420の回転方向を切換えることにより、第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液(例えば油)を吸入し他方から吐出して液圧を発生させる。なお、液圧ポンプ410はタンクから作動液を吸引して第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液を吐出することもできる。
モータ420は、液圧ポンプ410を作動させる。モータ420は、制御装置700からの制御信号に応じた回転方向および回転トルクで液圧ポンプ410を駆動する。モータ420は、電動モータであってよく、電動サーボモータであってよい。
液圧シリンダ430は、シリンダ本体431、ピストン432、およびピストンロッド433を有する。シリンダ本体431は、射出装置300に対して固定される。ピストン432は、シリンダ本体431の内部を、第1室としての前室435と、第2室としての後室436とに区画する。ピストンロッド433は、固定プラテン110に対して固定される。
液圧シリンダ430の前室435は、第1流路401を介して、液圧ポンプ410の第1ポート411と接続される。第1ポート411から吐出された作動液が第1流路401を介して前室435に供給されることで、射出装置300が前方に押される。射出装置300が前進され、ノズル320が固定金型810に押し付けられる。前室435は、液圧ポンプ410から供給される作動液の圧力によってノズル320のノズルタッチ圧力を生じさせる圧力室として機能する。
一方、液圧シリンダ430の後室436は、第2流路402を介して液圧ポンプ410の第2ポート412と接続される。第2ポート412から吐出された作動液が第2流路402を介して液圧シリンダ430の後室436に供給されることで、射出装置300が後方に押される。射出装置300が後退され、ノズル320が固定金型810から離間される。
なお、本実施形態では移動装置400は液圧シリンダ430を含むが、本発明はこれに限定されない。例えば、液圧シリンダ430の代わりに、電動モータと、その電動モータの回転運動を射出装置300の直線運動に変換する運動変換機構とが用いられてもよい。
(制御装置)
制御装置700は、例えばコンピュータで構成され、図1~図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)701と、メモリなどの記憶媒体702と、入力インターフェース703と、出力インターフェース704とを有する。制御装置700は、記憶媒体702に記憶されたプログラムをCPU701に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置700は、入力インターフェース703で外部からの信号を受信し、出力インターフェース704で外部に信号を送信する。
制御装置700は、計量工程、型閉工程、昇圧工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、脱圧工程、型開工程、および突き出し工程などを繰り返し行うことにより、成形品を繰り返し製造する。成形品を得るための一連の動作、例えば計量工程の開始から次の計量工程の開始までの動作を「ショット」または「成形サイクル」とも呼ぶ。また、1回のショットに要する時間を「成形サイクル時間」または「サイクル時間」とも呼ぶ。
一回の成形サイクルは、例えば、計量工程、型閉工程、昇圧工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、脱圧工程、型開工程、および突き出し工程をこの順で有する。ここでの順番は、各工程の開始の順番である。充填工程、保圧工程、および冷却工程は、型締工程の間に行われる。型締工程の開始は充填工程の開始と一致してもよい。脱圧工程の完了は型開工程の開始と一致する。
なお、成形サイクル時間の短縮を目的として、同時に複数の工程を行ってもよい。例えば、計量工程は、前回の成形サイクルの冷却工程中に行われてもよく、型締工程の間に行われてよい。この場合、型閉工程が成形サイクルの最初に行われることとしてもよい。また、充填工程は、型閉工程中に開始されてもよい。また、突き出し工程は、型開工程中に開始されてもよい。ノズル320の流路を開閉する開閉弁が設けられる場合、型開工程は、計量工程中に開始されてもよい。計量工程中に型開工程が開始されても、開閉弁がノズル320の流路を閉じていれば、ノズル320から成形材料が漏れないためである。
なお、一回の成形サイクルは、計量工程、型閉工程、昇圧工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、脱圧工程、型開工程、および突き出し工程以外の工程を有してもよい。
例えば、保圧工程の完了後、計量工程の開始前に、スクリュ330を予め設定された計量開始位置まで後退させる計量前サックバック工程が行われてもよい。計量工程の開始前にスクリュ330の前方に蓄積された成形材料の圧力を削減でき、計量工程の開始時のスクリュ330の急激な後退を防止できる。
また、計量工程の完了後、充填工程の開始前に、スクリュ330を予め設定された充填開始位置(「射出開始位置」とも呼ぶ。)まで後退させる計量後サックバック工程が行われてもよい。充填工程の開始前にスクリュ330の前方に蓄積された成形材料の圧力を削減でき、充填工程の開始前のノズル320からの成形材料の漏出を防止できる。
制御装置700は、ユーザによる入力操作を受け付ける操作装置750や画面を表示する表示装置760と接続されている。操作装置750および表示装置760は、例えばタッチパネル770で構成され、一体化されてよい。表示装置760としてのタッチパネル770は、制御装置700による制御下で、画面を表示する。タッチパネル770の画面には、例えば、射出成形機10の設定、現在の射出成形機10の状態等の情報が表示されてもよい。また、タッチパネル770の画面には、例えば、ユーザによる入力操作を受け付けるボタン、入力欄等の操作部が表示されてもよい。操作装置750としてのタッチパネル770は、ユーザによる画面上の入力操作を検出し、入力操作に応じた信号を制御装置700に出力する。これにより、例えば、ユーザは、画面に表示される情報を確認しながら、画面に設けられた操作部を操作して、射出成形機10の設定(設定値の入力を含む)等を行うことができる。また、ユーザが画面に設けられた操作部を操作することにより、操作部に対応する射出成形機10の動作を行わせることができる。なお、射出成形機10の動作は、例えば、型締装置100、エジェクタ装置200、射出装置300、移動装置400等の動作(停止も含む)であってもよい。また、射出成形機10の動作は、表示装置760としてのタッチパネル770に表示される画面の切り替え等であってもよい。
なお、本実施形態の操作装置750および表示装置760は、タッチパネル770として一体化されているものとして説明したが、独立に設けられてもよい。また、操作装置750は、複数設けられてもよい。操作装置750および表示装置760は、型締装置100(より詳細には固定プラテン110)の操作側(Y軸負方向)に配置される。
(タイバー140の構成)
次に、本実施形態に係るタイバー140の構成について、図3および図4を参照しながら説明していく。図3は、型締装置100において固定金型810の支持側を概略的に示す図であり、(A)は図1のIII‐III線断面図、(B)は側面図である。図4は、タイバー140に対する熱制限部142の取り付けを示す図であり、(A)は斜視図、(B)は、取り付け時の動作図である。
射出成形機10の型締装置100は、上記したように、固定プラテン110とトグルサポート130(図1参照)との間を延在する4本のタイバー140を備える。4本のタイバー140の各々は、固定プラテン110の4つの角部、およびトグルサポート130の4つの角部に配置されている。各タイバー140は、固定プラテン110において孔部に挿入され、また固定プラテン110の背面側の固定構造146によって強固に固定される。
タイバー140は、例えば、型開閉方向に直交する断面視で、所定の直径を有する正円状に形成されている。タイバー140は、この直径を維持して直線状に延在している。
一方、可動プラテン120(図1参照)は、固定プラテン110とトグルサポート130の間を延在するタイバー140を通過させる図示しない貫通孔または切り欠きを4つの角部に備える。
固定プラテン110の中央部(4本のタイバー140の間)には、金型装置800の固定金型810が設けられる。固定金型810は、各タイバー140から離間した位置で各タイバー140に対して非接触に配置される。なお、型開閉方向に直交する断面視(図3(A))で、固定金型810は正方形状を呈しているが、鉛直方向または水平方向に長い長方形状等、他の形状に形成されてもよい。また図示は省略するが、可動プラテン120の中央部(4本のタイバー140の間)には、固定金型810に対向するように、金型装置800の可動金型820が設けられる。
金型装置800は、固定金型810の温度を調整する温調機構811を備える。温調機構811は、図示しない温調媒体循環装置と、温調媒体循環装置および固定金型810の間を接続する配管812(温調媒体供給管812a、温調媒体排出管812b)と、を有する。温調媒体循環装置は、温調媒体の温度を調整すると共に、温度調整した温調媒体を固定金型810に循環させる。温調媒体としては、例えば、水、液体有機物(油等)、またはこれらの混合物を適用することができる。なお、金型装置800は、固定金型810の温調機構811と同様の温調機構を可動金型820に備えてもよい。また金型装置800は、温調媒体を循環させる構成に限定されず、ヒータを内部に備えたものでもよい。
各配管812は、温調媒体を流通可能な流路を内部に有する。温調媒体供給管812aは、温調媒体循環装置から固定金型810に温調媒体を供給する。温調媒体排出管812bは、固定金型810から排出される温調媒体を温調媒体循環装置に回帰させる。配管812は、例えば、固定金型810の水平方向の側周面に接続され、横方向(水平方向)に延在している。すなわち、温調媒体供給管812aおよび温調媒体排出管812bは、上下に配置された2本のタイバー140の間を通っている。
上記のように構成された射出成形機10は、固定金型810、温調媒体供給管812aおよび温調媒体排出管812bによりその周辺の空気が室温以上に加熱される。固定金型810の発熱は、主に当該固定金型810に充填された高温樹脂によるものである。配管812の発熱は、主に循環する温調媒体によるものである。この加熱された空気がタイバー140に移動する(加熱された空気がタイバー140に直接接触する)ことを制限するために、射出成形機10は、タイバー140の周囲に熱制限部142を有している。
熱制限部142は、固定プラテン110およびトグルサポート130の外部において延在しているタイバー140の外周面に設けられる。図示例に係る熱制限部142は、タイバー140の外周面に直接密着すると共に、当該外周面の周方向全周を覆う熱制限部材143を適用している。なお、図示は省略するが、タイバー歪検出器141は、タイバー140を覆っている熱制限部材143から露出するように、タイバー140の適宜の位置に取り付けられる。
熱制限部材143は、タイバー140の外周面に巻き付け可能な断熱材により構成される。熱制限部材143を構成する断熱材としては、例えば、グラスウール、ガラスファイバ、セラミックファイバ等の無機繊維、または繊維や多孔質を含む樹脂材料を適用できる。熱制限部材143は、異なる機能を有する層を複数積層した積層構造であってもよい。
図4(A)に示すように、熱制限部材143は、タイバー140の外周面に略一致する内周面を有する円筒形状に形成される。この熱制限部材143は、タイバー140の外径に合うように弾性変形可能に構成されてもよく、円筒形状を継続的に維持可能な硬質性を持つように構成されてもよい。あるいは、熱制限部材143は、シート状に形成され、タイバー140に巻き付けられるものでもよい。熱制限部材143は、タイバー140の外周面に接触する一方面に接着層を備えたシール構造(不図示)を採ってもよい。
また図4(B)に示すように、熱制限部材143は、射出成形機10のユーザによって着脱操作を行うための取付構造144を備え、タイバー140に対して離脱可能に装着されてもよい。これにより、固定プラテン110や可動プラテン120への金型装置800の設置時等に、熱制限部材143を取り外して作業を行うことができ、作業性を高めることができる。取付構造144は、例えば、熱制限部材143の所定の周方向位置に形成された切れ目144aと、切れ目144aの間の熱制限部材143同士を連結する連結部材144bとで構成される。すなわち、熱制限部材143は、取付前の状態で、切れ目144aを挟んで断面C字状に形成され、その形状を維持する弾性部材に構成され得る。
なお、熱制限部材143は、タイバー140の外周面の直径よりも一回り大きな直径に形成され、その内周面がタイバー140の外周面との間に空気層を形成する構造であってもよい。空気層は、空間でもよく、多孔質体等の部材を介在させてもよい。換言すれば、熱制限部142は、タイバー140の外周面に対して非接触の構造(または部分的に接触した構造)を取り得る。
また、熱制限部142は、タイバー140の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する断熱塗料または遮熱塗料を、タイバー140の外周面にコーティングした構造でもよい。
タイバー140上に設けられた熱制限部142は、固定プラテン110側の一端部が固定プラテン110に対して隙間なく接触する。これにより、固定金型810の周辺においてタイバー140を確実に非露出にすることができる。なお、熱制限部142の一端部は、その一部が固定プラテン110の内部に挿入されていてもよい。
熱制限部142は、固定プラテン110から可動プラテン120側に突出する固定金型810よりも長く連続している。タイバー140の軸方向上における熱制限部142の形成範囲は、特に限定されないが、例えば、固定プラテン110と可動プラテン120の間の全体にわたって設置されることが好ましい。より詳細には、熱制限部142の他端部は、型閉開始位置に配置された可動プラテン120に達しているとよい。これにより、熱制限部142は、金型装置800の型締状態において、固定金型810および可動金型820の隣接位置全体を確実に断熱することができる。熱制限部142は、その厚みを適宜調整することで、可動プラテン120の貫通孔や切り欠きを構成する角部に対して非接触とすることが可能である。これにより、熱制限部142は、可動プラテン120の型閉じおよび型開きの動作を阻害することがなくなる。熱制限部142は、可動プラテン120の移動において当該可動プラテン120に接触する可能性がある部分の厚みを薄くし、可動プラテン120に接触しない部分(固定プラテン110の近傍位置等)の厚みを厚くしてもよい。なお、熱制限部142は、固定プラテン110とトグルサポート130の間の全体にわたって設けられてもよい。
本実施形態に係る射出成形機10および熱制限部材143は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下その動作(入熱抑制方法)および効果について説明する。
射出成形機10は、制御装置700の制御下に、射出成形において、計量工程、型閉工程、昇圧工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、脱圧工程、型開工程、および突き出し工程を行う。
また、金型装置800は、射出成形において、温調機構811を動作させて固定金型810および可動金型820を温調(加熱)する。例えば、温調機構811は、温調媒体供給管812aを介して固定金型810に温調媒体を供給すると共に、温調媒体排出管812bを介して固定金型810を温調した温調媒体を排出する。温調された金型装置800(固定金型810)、または温調媒体が流通する配管812は、その周囲の空気を室温以上に加熱して対流させる。
金型装置800の隣接位置において延在している4本のタイバー140は、この熱の影響を受けることになる。特に、加熱された空気は上方に流れるため、4本のタイバー140のうち温調媒体供給管812aの上方にあるタイバー140に、加熱された空気が向かう。仮に、熱制限部材143を備えない構成では、金型装置800の熱の影響が4本のタイバー140の間で相互に不均一になる。その結果、4本のタイバー140間で軸力(型締時の伸び量)に違いが生じるようになる。
本実施形態に係る射出成形機10は、固定プラテン110の外側を延在している4本のタイバー140の各々に熱制限部142を備える。この熱制限部142は、金型装置800や配管812が加熱した空気の熱がタイバー140に移動することを制限して、タイバー140への入熱を低減することができる。これにより、射出成形機10は、タイバー140の軸力を安定化させることが可能となり、固定金型810と可動金型820の型締め等を良好に行うことができる。
特に、各熱制限部142は、4本のタイバー140の各々に設けられることで、固定金型810や可動金型820の形状、配管812の配置等に応じて変動する空気の入熱の方向に対して、簡単に対応することができる。また、各熱制限部142は、その内部において熱伝達を抑えることで、各タイバー140に届く入熱量の差を小さくする。したがって、射出成形機10は、射出成形の型締め時に4本のタイバー140同士の軸力を揃えることが可能となり、射出成形をより安定して実施させる。
また、射出成形機10は、熱制限部142としてタイバー140の外周面に合うように予め設計された熱制限部材143を適用することで、タイバー140への熱制限部142の着脱を簡単化できる。そのため、熱制限部142を適用しても、金型装置800の取り付けや取外し、射出成形機10のメンテナンス等を効率的に行うことができる。また、熱制限部142は、タイバー140に対して非伸縮に固定されるとよい。
さらに、熱制限部142は、固定プラテン110から可動プラテン120までのタイバー140の軸方向全体に連続して設けられることで、金型装置800の熱の影響を軸方向の充分な長さにわたって抑制できる。その一方で、固定プラテン110の内部においては、タイバー140を強固に固定することができる。
またさらに、固定金型810または可動金型820と、タイバー140との間に配置された熱制限部142は、固定金型810または可動金型820の熱がタイバー140に伝わることを安定的に制限できる。同様に、配管812と、タイバー140との間に配置された熱制限部142は、配管812の熱がタイバー140に伝わることを安定的に制限できる。
なお、本実施形態に係る射出成形機10は、上記の実施形態に限定されず、種々の変形例をとり得る。例えば、上記の実施形態では、4本のタイバー140の全てに熱制限部142を備えた構成を説明した。しかながら、熱制限部142は、熱の影響を受け易いタイバー140に設けられる一方で、熱の影響が少ないタイバー140には設けられなくてもよい。例えば、図3(A)中では、左上のタイバー140のみに熱制限部142が設置された構成でもよい。
図5は、変形例に係る熱制限部を概略的に示す図である。図5に示すように、射出成形機10は、金型装置800と各タイバー140の間に、熱制限部142として遮蔽部材145を配置した構成でもよい。遮蔽部材145は、例えば、板状に形成されて、固定プラテン110等に固定される。なお、図5中では、遮蔽部材145は、円弧状の板であるが、遮蔽部材145の形状は限定されず、例えば、平板であってもよい。このように、タイバー140の外周面から離間した位置、かつ金型装置800および配管812の間に遮蔽部材145を配置しても、射出成形機10は、金型装置800により加熱された空気がタイバー140に移動することを制限できる。
今回開示された実施形態に係る射出成形機10、熱制限部材および入熱抑制方法は、すべての点において例示であって制限的なものではない。実施形態は、添付の請求の範囲およびその主旨を逸脱することなく、様々な形態で変形および改良が可能である。上記複数の実施形態に記載された事項は、矛盾しない範囲で他の構成も取り得ることができ、また、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
10 射出成形機
110 固定プラテン
120 可動プラテン
140 タイバー
142 熱制限部
810 固定金型
820 可動金型

Claims (8)

  1. 固定金型が設置される固定プラテンに対して、可動金型が設置される可動プラテンをタイバーに沿って移動させて前記固定金型と前記可動金型の開閉を行う射出成形機であって、
    前記タイバーの周囲の室温以上に加熱された空気が当該タイバーに移動することを制限する熱制限部を有する、
    射出成形機。
  2. 前記熱制限部は、前記タイバーの外周面を覆う部材である、
    請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記熱制限部は、前記タイバーの外周面に密着している、
    請求項1または2に記載の射出成形機。
  4. 前記熱制限部は、前記タイバーの前記固定プラテンから露出されている部分に設けられている、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の射出成形機。
  5. 前記熱制限部は、前記固定金型または前記可動金型と、前記タイバーとの間に配置されている、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の射出成形機。
  6. 前記熱制限部は、前記固定金型または前記可動金型の内部に温調媒体を供給および排出する配管と、前記タイバーとの間に配置されている、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の射出成形機。
  7. 固定金型が設置される固定プラテンに対して、可動金型が設置される可動プラテンをタイバーに沿って移動させて前記固定金型と前記可動金型の開閉を行う射出成形機に取り付けられる熱制限部材であって、
    前記熱制限部材は、
    前記タイバーへの取り付け状態で、前記タイバーの周囲の室温以上に加熱された空気が、当該タイバーに移動することを制限する、
    熱制限部材。
  8. 固定金型が設置される固定プラテンに対して、可動金型が設置される可動プラテンをタイバーに沿って移動させて前記固定金型と前記可動金型の開閉を行う射出成形機において前記タイバーへの入熱を制限する入熱抑制方法であって、
    前記タイバーの周囲の室温以上に加熱された空気が、前記タイバーに移動することを制限する、
    入熱抑制方法。
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