JP2023150570A - データ収集装置、プログラム、及びデータ収集方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、データ収集装置、プログラム、及びデータ収集方法に関する。
従来、飼育している動物の活動状態を特定する技術が知られている。この種の技術が記載されているものとして例えば特許文献1、2がある。特許文献1には、動物の時系列の検索動物観測データと、動物個体情報から動物異常情報を特定する技術が記載されている。特許文献2には、時系列のデータから動物等の状態に関する規則や行動に関する規則を取得する技術が記載されている。
ところで、データの取得量を増やすと正確な動物の活動状態を特定することができるが、データ量が増えて処理負荷が大きくなる。特許文献1や2の技術では、時系列のデータを用いて動物の活動状態を特定できるものの、動物の活動状態の特定に有用なデータを効率的に収集するという点で改善の余地があった。
本発明は、動物の活動状態の特定に有用なデータを効率的に収集できるデータ収集装置、プログラム、及びデータ収集方法を提供することを目的とする。
本発明は、継続的に動物の活動量を示すデータを取得するデータ取得部と、所定期間分の前記データを分析し、前記活動量の時間変化に関する傾向を特定する特定部と、特定された前記活動量の時間変化に関する傾向に基づいて、前記データの取得量を調整するデータ取得量調整部と、を備え、前記データ取得部は、前記データ取得量調整部により調整された取得量にしたがってデータを取得するデータ収集装置に関する。
前記データ取得量調整部は、前記データ取得部による時間帯毎の前記データの取得頻度を調整することで時間帯毎の前記データの取得量を調整してもよい。
前記データ取得量調整部は、前記活動量の時間変化に関する傾向において前記活動量が多い時間帯ほど前記データの取得量を高く調整し、前記活動量の時間変化に関する傾向において前記活動量が少ない時間帯ほど前記データの取得量を低く調整してもよい。
前記データは、前記動物が存在する位置を示す位置情報、前記動物に設けた加速度センサから取得される加速度情報、及び前記動物に設けた角速度センサから取得される角速度情報の少なくともいずれかであってもよい。
前記データ取得量調整部は、前記データ取得部による前記データの取得動作を制御することで時間帯毎の前記データの取得量を調整してもよい。
前記データは、センサによって検出され、前記データ取得量調整部は、前記センサから受信される前記データを破棄することで時間帯毎の前記データの取得量を調整してもよい。
前記データ取得部は、センサから前記データを取得し、前記データ取得量調整部は、前記センサによる前記データの送信間隔を調整する制御を行うことで前記データの時間帯毎の取得量を調整してもよい。
前記データ取得部は、センサから前記データを取得し、前記データ取得量調整部は、前記センサによる前記データの検出間隔を調整する制御を行うことで前記データの時間帯毎の取得量を調整してもよい。
前記データ取得部は、センサのデータ検出部によって検出され、前記データ取得量調整部は、データ検出部への電力の供給動作を制御することで時間帯毎のデータの取得量を調整してもよい。
また本発明は、継続的に動物の活動量を示すデータを取得するデータ取得機能と、所定期間分の前記データを分析し、前記活動量の時間変化に関する傾向を特定する特定機能と、特定された前記活動量の時間変化に関する傾向に基づいて、前記データの取得量を調整するデータ取得量調整機能と、をコンピュータに実現させるプログラムであり、前記データ取得機能は、前記データ取得量調整機能により調整された取得量にしたがってデータを取得するプログラムに関する。
また本発明は、データ収集装置が実行するデータ収集方法であって、継続的に動物の活動量を示すデータを取得するデータ取得ステップと、所定期間分の前記データを分析し、前記活動量の時間変化に関する傾向を特定する特定ステップと、特定された前記活動量の時間変化に関する傾向に基づいて、前記データの取得量を調整するデータ取得量調整ステップと、を含み、前記データ取得ステップは、前記データ取得量調整ステップで調整された取得量にしたがってデータを取得するデータ収集方法に関する。
本発明によれば、動物の活動状態の特定に有用なデータを効率的に収集できる。
以下、本発明について、その実施形態に即して添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものでない。また、以下の説明において参照する各図は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、及び位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本発明は、各図で例示された形状、大きさ、及び位置関係のみに限定されるものでない。
(実施形態)
<データ収集システムS>
図1は、本発明の一実施形態におけるデータ収集システムSの全体構成を例示する模式図である。図1に示すように、本実施形態のデータ収集システムSは、例えば酪農家が飼育しているウシCの活動量を示すデータを収集し、該データを分析し、該データの取得量を調整する機能を備えている。データの収集対象となる動物は、ウシCに限らず、ブタ、ヒツジ、ウマ、ヤギ等の、いわゆる産業動物のカテゴリーに入る動物、動物園等で飼育される動物、いわゆる愛玩動物、人間を含む、活動量の特定、利用に利益のあるすべての動物が含まれうる。
<データ収集システムS>
図1は、本発明の一実施形態におけるデータ収集システムSの全体構成を例示する模式図である。図1に示すように、本実施形態のデータ収集システムSは、例えば酪農家が飼育しているウシCの活動量を示すデータを収集し、該データを分析し、該データの取得量を調整する機能を備えている。データの収集対象となる動物は、ウシCに限らず、ブタ、ヒツジ、ウマ、ヤギ等の、いわゆる産業動物のカテゴリーに入る動物、動物園等で飼育される動物、いわゆる愛玩動物、人間を含む、活動量の特定、利用に利益のあるすべての動物が含まれうる。
図1は、牛舎内に配置されている3つの牛房CBである牛房CB1~CB3を取り出して模式的に示している平面図である。図1では、1つの牛房CB内に10頭のウシCが飼育されている状況を示しているが、各牛房CBに飼育されるウシCの頭数は特に限定されない。例えば、10頭未満であってもよく、10頭以上であってもよい。
各牛房CB内には、その適宜の場所に餌場,哺乳場、水場が設けられ、それぞれの場所でウシCが餌を食べ(採食動作)、乳を飲み(吸乳動作)、水を飲む(飲水動作)ことができるように構成されている。
データ収集システムSは、複数のセンサ装置2(センサ)と、データ収集装置1を備える。図1に示すように、各牛房CB内の全てのウシCには、位置センサを備えるセンサ装置2が装着されており、ウシCが存在する位置を示す位置情報が取得される。センサ装置2には、データ伝送機能が設けられており、取得された位置情報が、例えば近距離無線通信(NFC)によってデータ収集装置1に送信される。なお、本実施形態では、センサ装置2は例えばウシCの耳に装着されたタブに固定されるが、首輪に固定されてウシCの首に装着されてもよく、他の部位に取り付けるように構成してもよい。
データ収集装置1は、牛房CBを含む牛舎の近傍、例えば酪農家の管理棟等に、本実施形態におけるデータ収集処理の主要な機能が実装されている情報処理装置である。データ収集装置1は、各ウシCに装着されたセンサ装置2から位置情報等のウシCの活動量を示すデータを取得して分析し、その分析結果に基づいてデータの取得量を調整する処理を実行する。
<センサ装置2>
次に、センサ装置2の機能的構成について説明する。図2は、センサ装置2のハードウェア及び機能ブロックの構成を例示するブロック図である。
次に、センサ装置2の機能的構成について説明する。図2は、センサ装置2のハードウェア及び機能ブロックの構成を例示するブロック図である。
センサ装置2は、図2に示すように、処理部21と、位置情報検出部(データ検出部)22と、電源部23と、通信部24と、を備える。
位置情報検出部22は、ウシCの活動量を示すデータである位置情報を取得するためのセンサである。位置情報検出部22は、例えばGPS等の衛星測位システム(GNSS;Global Navigation Satellite System)を利用して位置情報を検出する構成であってもよい。位置情報検出部22は、アンテナを含み、複数の測位衛星から送信される測位衛星信号を受信し、受信した測位衛星信号に基づいて、自身の位置を特定する。位置情報検出部22によって検出される位置情報としては、例えばセンサ装置2を装着しているウシCが存在する位置の緯度、経度、高度等が挙げられる。なお、位置情報検出部22が位置情報を検出するタイミングは特に限定されない。例えば本実施形態では、位置情報検出部22は、位置情報を0.2秒おきに検出している。位置情報検出部22による位置情報の検出間隔は、データ収集装置1によって調整可能であってもよい。また、位置情報検出部22は、位置情報とともに、その情報を検出したタイミングを示す時間情報を該位置情報に紐付けて取得する。
処理部21は、演算処理を実行するCPU等のプロセッサによって実現される。処理部21は、位置情報受信部211と、位置情報送信部212とを有する。
位置情報受信部211は、位置情報検出部22からの出力信号を受け取ってAD変換等の所定の処理を行ってデジタルデータに変換する。
位置情報送信部212は、位置情報受信部211で生成された位置情報のデジタルデータを通信部24へ送信する処理を実行する。位置情報の送信間隔は、例えば固定された送信間隔であってもよく、データ収集装置1による制御信号によって変化する送信間隔であってもよい。また、位置情報送信部212は、位置情報検出部22によって検出され、時間情報が紐付けられた位置情報を、通信部24を介してデータ収集装置1に送信する処理を実行する。なお、時間情報としては、例えば位置情報検出部22が位置情報を検出した日時等が挙げられる。
電源部23は、センサ装置2の駆動源である電力をセンサ装置2の各部に供給可能に構成される。電源部23は、例えばバッテリによって構成される。電源部23から位置情報検出部22への電力の供給及び停止は、データ収集装置1によって制御可能であってもよい。
通信部24は、処理部21の位置情報送信部212からセンサ出力信号を表すデジタルデータを受け取って、所定の通信方式によって無線送信する機能を有する。本実施形態では、例えば、Buetooth(登録商標)に準拠した通信機能を備えた通信モジュールとして構成されている。通信部24から送信される位置情報送信部212からの位置情報は、Bluetoothのデータとして送信され、データ収集装置1によって受信される。
なお、ウシCの位置情報検出方式は、衛星測位システムを利用した方式に限られない。例えば、ウシCに装着され、デジタルデータを送信するセンサ部(データ検出部)と、該センサ部からのデジタルデータを受信し、牛房CB内に設置される位置検出部(データ検出部)とから構成されるセンサ装置(センサ)によってウシCの位置情報を検出する方式であってもよい。具体的には、例えば、Bluetoothに含まれる方向検知機能を利用するためのロケータとして機能する位置検出部が、Bluetoothのデータとしてセンサ装置から受信したデジタルデータの入射角を算出し、センサ部の位置をウシCの位置情報として検出するようにする。そして、位置検出部がウシCの位置情報を動物管理装置1に送信するようにする。
<データ収集装置1>
次に、データ収集装置1の機能的構成について説明する。図3は、データ収集装置1のハードウェア及び機能ブロックの構成を例示するブロック図である。なお、データ収集装置1は、汎用的なハードウェアで構成されている。また、詳細は後述するが、本発明に係るプログラムは、汎用的なサーバコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で実行されることにより、本発明の機能を実現する。
次に、データ収集装置1の機能的構成について説明する。図3は、データ収集装置1のハードウェア及び機能ブロックの構成を例示するブロック図である。なお、データ収集装置1は、汎用的なハードウェアで構成されている。また、詳細は後述するが、本発明に係るプログラムは、汎用的なサーバコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で実行されることにより、本発明の機能を実現する。
データ収集装置1は、サーバコンピュータ又はパーソナルコンピュータなどの情報処理装置であり、処理部10、記憶部30、入出力部40、データインタフェイス(データIF)部50、及び通信部60を備えている。処理部10、記憶部30、入出力部40、データIF部50、及び通信部60の間は、図示を省略する内部通信線としてのバスによって接続されている。
処理部10は、CPU等のプロセッサによって構成される演算装置であり、後述の記憶部30から各種プログラム、データを読み込んで実行し、データ収集装置1の機能を実現する。本実施形態では、処理部10は、データ取得部11、記憶処理部12、特定部13、及びデータ取得量調整部14の各機能部のデータ処理を実行する。各機能部の動作については後述する。
記憶部30は、ハードウェア群をデータ収集装置1として機能させるための各種プログラム、及び各種データなどの記憶領域であり、ROM、RAM、フラッシュメモリ、半導体ドライブ(SSD)又はハードウェア(HDD)などで構成することができる。具体的には、記憶部30は、本実施形態の各機能を処理部10に実行させるためのプログラム(データ収集装置1の制御プログラム)、各種パラメータ、位置情報の取得量の調整に利用される情報、ウシCに関する情報、牛房CBに関する情報、外部から入力される操作入力情報、及び各ウシCの活動量等が記憶される。
入出力部40は、外部からデータ収集装置1へのデータ入力を可能とするキーボード、マウス、タッチパネル、マイク等の各種入力デバイス、モニタディスプレイ、スピーカ等の出力デバイスから構成されている。
データIF部50は、処理部10、記憶部30、入出力部40、通信部60の間でのデータ通信を制御する機能を有する。
通信部60は、センサ装置2との間で各種データの送受信を行う通信モジュールであり、例えばネットワークインターフェイスカード(NIC)等のハードウェアとして構成される。通信部60は、データ収集装置1が通信ネットワークとの間で通信を実行するのにも使用することができる。
次に、処理部10が実行する各プログラムによって実現されるデータ収集装置1の機能について説明する。
データ取得部11は、識別情報取得部111と、位置情報取得部112と、を有する。データ取得部11は、各ウシCに装着されたセンサ装置2や位置検出部から出力される情報を受信する機能を有する。
識別情報取得部111は、データ収集装置1に送信されるセンサ装置2の動物識別情報を取得する処理を実行する。識別情報取得部111は、例えばセンサ装置2に登録されたウシCに関する情報を固有の動物識別情報として取得してもよく、センサ装置2自体の識別情報を動物識別情報として取得してもよい。動物識別情報には、例えばウシCの体重やサイズ、性別、年齢、病歴、所属する牛房CB等の情報が含まれていてもよい。
位置情報取得部112は、ウシCの活動量を示すデータである位置情報を継続的に取得する処理を実行する。位置情報取得部112は、センサ装置2の位置情報検出部22によって検出され、通信部24を介してデータ収集装置1に送信された位置情報を取得する。本実施形態では、位置情報として、経度や緯度等の水平面上のデータを取得しているが、例えば、高度等のウシCが存在する位置の高さに関する情報が含まれていてもよい。また本実施形態では、位置情報取得部112は、センサ装置2によって0.2秒おきに検出されたウシCの位置情報を取得する。そして、例えば位置情報取得部112は、0.2秒おきに連続して検出された5つの位置情報を平均化し、1秒間におけるウシCの位置情報として取得してもよい。位置情報取得部112による位置情報の取得頻度は、データ取得量調整部15によって調整される。データ取得部11は、識別情報取得部111によって取得された動物識別情報と位置情報取得部112によって取得されたウシCの1秒毎の位置情報とを紐付けて記憶部30に送信する。なお、位置情報取得部112が取得するウシCの位置情報は1秒間におけるものに限られない。例えば、1秒間未満であってもよく、1秒間を超えていてもよい。
活動量とは、生命活動を行っているウシC等の動物の身体状態を定量化したものである。活動量としては、例えば連続して取得された位置情報が示すウシCの移動距離や動作量、体温、脈拍等が挙げられる。また例えばウシCの活動量を示すデータとして位置情報以外にウシCに設けた加速度センサから取得される加速度情報や角速度センサから取得される角速度情報を用いてもよい。この場合、加速度情報又は角速度情報の少なくともいずれかが示すウシCの脚や胴体、頭の動きの量を示す動作量を活動量としてもよい。
記憶処理部12は、データ取得部11によって取得された動物識別情報に基づいて活動量をウシC毎に記憶する処理を実行する。具体的には、記憶処理部12は、ウシC毎の活動量を記憶部30に時系列に格納する。
特定部13は、所定期間分の位置情報を分析し、ウシCの活動量の時間変化に関する傾向を特定する処理を実行する。所定期間は特に限定されず、例えば1週間であってもよく、1週間未満であってもよく、一週間以上(例えば、1ヵ月間等)であってもよい。本実施形態の特定部13は、ウシCの活動量の時間帯毎の周期性を特定することで、ウシCの活動量の時間変化に関する傾向を特定している。時間帯としては、例えば1日を24区分したうちの1時間を1つの時間帯としてもよく、1日を朝、昼、夜等の所定の基準で区分したうちの1つの期間を1つの時間帯としてもよい。本実施形態では、1日を24区分したうちの1時間を1つの時間帯としている。
特定部13によるウシCの活動量の時間帯毎の周期性を特定する処理の詳細について説明する。まず、特定部13は、記憶部30から所定期間分の一のウシCの1秒毎の位置情報を抽出する。特定部13は、記憶部30から抽出され、時間的に前後する1秒毎の位置情報の差分を算出することで1秒間の活動量を特定する。例えば、特定部13は、一の位置情報と該位置情報の1秒前の位置情報との差分からウシCの1秒間の移動距離を算出することで1秒間の活動量を特定する。そして、特定部13は、例えば所定期間の時間帯毎の複数の1秒間の活動量を加算することで該時間帯における一のウシCの活動量を取得する。そして特定部13は、ウシCの所定期間分の活動量を動物識別情報と紐付けて記憶部30に送信する。
次いで、特定部13は、所定期間分の活動量から例えば加法モデルやSTL(A Seasonal-Trend Decomposition Procedure Based on LOESS)等の公知の時系列データの分析方法を用いて活動量の時間帯毎の周期性を特定してもよい。STLについては、例えば下記論文にて記載されている。
R. B. Cleveland, W. S. Cleveland, J.E. McRae, and I. Terpenning (1990) STL: A Seasonal-Trend Decomposition Procedure Based on LOESS. Journal of Official Statistics, 6, 3-73.
図4は、データ収集装置1による活動量の時間帯毎の周期性を特定するための加法モデルの結果を示すグラフである。図4のグラフG1~G4それぞれの横軸は日時を示し、縦軸は活動量を示している。図4のグラフG1は、元データである活動量の推移を示している。図4のグラフG2は、長期的に変動する変動であるトレンド(Trend)を示している。図4のグラフG3は、一定時間(本実施形態では24時間)で周期的に変動する成分である季節性(Seasonal)を示している。図4のグラフG4は、トレンド及び季節性では説明できないノイズである残差(Resid)を示している。グラフG2のトレンドとグラフG3の季節性とグラフG4の残差を合成したものが図4のグラフG1に示す位置情報の元データとなる。特定部13は、加法モデルによって得られた季節性を活動量の時間帯毎の周期性として特定する。
データ取得量調整部14は、特定部13によって特定された活動量の時間変化に関する傾向に基づいて、位置情報の取得量を調整する処理を実行する。例えばデータ取得量調整部14は、特定部13によって特定された時間帯毎の周期性に基づいて、データ取得部11による時間帯毎の位置情報の取得頻度を調整することで、時間帯毎の位置情報の取得量を調整する。具体的には、データ取得量調整部15は、特定された周期性において活動量が多い時間帯ほど位置情報の取得量を高く調整し、特定された周期性において活動量が少ない時間帯ほど位置情報の取得量を低く調整する。このとき、データ取得量調整部14は、全ての時間帯において異なる位置情報の取得量に調整してもよく、複数の時間帯において位置情報の取得量を同じ量に調整してもよい。例えば、活動量が多い3つの時間帯の位置情報の取得量を1秒間隔で検出される位置情報の量に調整し、活動量が少ない3つの時間帯の位置情報の取得量を30分間隔で検出される位置情報の量に調整し、それ以外の時間帯の位置情報の取得量を10分間隔で検出される位置情報の量に調整してもよい。
また例えばデータ取得量調整部14は、全ての時間帯における位置情報の取得量が同じ量に設定されている場合、位置情報の取得量を増やす時間帯及び位置情報の取得量を減らす時間帯を決定し、決定結果に基づいて調整してもよい。具体的には、データ取得量調整部14は、活動量が第1基準値以上の時間帯における位置情報の取得量を増やす処理を実行し、活動量が第2基準値(第2基準値<第1基準値)以下の時間帯における位置情報の取得量を減らす処理を実行してもよい。また例えばデータ取得量調整部14は、1日の複数の時間帯のうち活動量が最も多い時間帯から順にN個(Nは1以上の整数値)の時間帯を選択し、選択した時間帯の位置情報の取得量を増やしてもよい。反対にデータ取得量調整部14は、1日の複数の時間帯のうち活動量が最も少ない時間帯から順にM個(Mは1以上の整数値)の時間帯を選択し、選択した時間帯の位置情報の取得量を減らしてもよい。例えば図4に示す周期性の分析結果では、図4のグラフG3に示すように8時~9時の時間帯、9時~10時の時間帯、15時~16時の時間帯、及び18時~19時の時間帯における位置情報の取得量を増やし、23時~3時の時間帯、11時~13時の時間帯、17時~18時の時間帯における位置情報の取得量を減らしてもよい。
次に、データ取得量調整部14が、位置情報の時間帯毎の取得量を調整する処理の具体的な方法について説明する。なお、データ取得部11は、データ取得量調整部14により調整された取得量にしたがってデータを取得する。
例えばデータ取得量調整部14は、センサ装置2の動作を制御することで位置情報の時間帯毎の取得量を調整してもよく、センサ装置2の動作を制御せずにデータ収集装置1自体の動作を制御することで位置情報の時間帯毎の取得量を調整してもよい。
例えばデータ取得量調整部14は、センサ装置2の位置情報検出部22による位置情報の検出動作を制御することで、データ取得部11による位置情報の時間帯毎の取得量を調整してもよい。具体的にはデータ取得量調整部14は、位置情報の取得量を減らす場合に位置情報検出部22の位置情報の検出間隔が広くなるように制御し、位置情報の取得量を増やす場合に位置情報検出部22の位置情報の検出間隔が狭くなるように制御する。この結果、データ取得部11による位置情報の取得量が調整される。
また例えばデータ取得量調整部14は、センサ装置2の位置情報送信部212による位置情報の送信動作を制御することで、データ取得部11による位置情報の時間帯毎の取得量を調整してもよい。具体的にはデータ取得量調整部14は、位置情報の取得量を減らす場合に位置情報送信部212の位置情報の送信間隔が広くなるように制御し、位置情報の取得量を増やす場合に位置情報送信部212の位置情報の送信間隔が狭くなるように制御する。この結果、データ取得部11による位置情報の取得量が調整される。
また例えばデータ取得量調整部14は、センサ装置2の電源部23から位置情報検出部22への電力の供給動作を制御することで時間帯毎の位置情報の取得量を調整してもよい。例えばデータ取得量調整部14は、電源部23のON/OFFを切り替えることで、時間帯毎の位置情報の取得量を調整してもよい。具体的には、データ取得量調整部15は、位置情報の取得量を低くする場合に電源部23をOFFに切り替え、電源部23から位置情報検出部22への電力の供給動作を停止する。この結果、位置情報検出部22の位置情報の検出頻度が低くなり、データ取得部11による位置情報の取得量が低下する。
また例えばデータ取得量調整部14は、センサ装置2の動作を制御せずに、データ取得部11による位置情報の取得動作を制御することで位置情報の時間帯毎の取得量を調整してもよい。具体的には、データ取得量調整部14は、活動量の多い時間帯ほどセンサ装置2から送信された位置情報のデータ取得部11による取得頻度を上げ、活動量の少ない時間帯ほどセンサ装置2から送信された位置情報のデータ取得部11による取得頻度を下げるように制御する。
また例えばデータ取得量調整部14は、センサ装置2の動作を制御せずに、センサ装置2から送信された位置情報を破棄することで、データ取得部11による位置情報の取得量を調整してもよい。具体的には、データ取得量調整部14は、センサ装置2から受信された位置情報をデータ取得部11が取得する前に選択的に破棄することで、データ取得部11による位置情報の取得量を調整する。
<データ収集装置1によるデータ取得量調整処理>
次に、本実施形態におけるデータ収集装置1が実行するデータ取得量調整処理について説明する。図5は、データ収集装置1が実行するデータ取得量調整処理の一例を示すフローチャートである。
次に、本実施形態におけるデータ収集装置1が実行するデータ取得量調整処理について説明する。図5は、データ収集装置1が実行するデータ取得量調整処理の一例を示すフローチャートである。
図5に例示するデータ取得量調整処理は、牛房CB内で飼育されている各ウシCについて、一定時間間隔ごとに実行される(ステップS11のループ)。
ステップS12において、データ取得部11は、ウシCに装着されているセンサ装置2から、動物識別情報及び時間情報とともに位置情報検出部22によって所定の時間間隔で検出されたウシCの複数の位置情報を取得する。なお、データ取得部11による全ての時間帯における位置情報の取得量は同じ量に設定されている。
ステップS13において、データ取得部11の位置情報取得部112は、ステップS12で一定時間内に取得した複数の位置情報を平均化する処理を実行する。位置情報取得部112は、例えば0.2秒おきに連続して検出された5つの位置情報を平均化し、1秒間におけるウシCの位置情報として取得する。なお、ステップS13で取得された1秒毎の位置情報は、動物識別情報と時間情報と紐付けて記憶部30に時系列に格納される。
ステップS14において、特定部13は、ステップS13で記憶した複数のウシCの位置情報を抽出し、位置情報が示すウシCの活動量を算出する。特定部13は、抽出され、時間的に前後する1秒毎の位置情報の差分を算出することで1秒間の活動量を特定する。例えば、特定部13は、一の位置情報と該位置情報の1秒前の位置情報との差分をウシCの1秒間の移動距離を算出することで1秒間の活動量を特定する。そして、特定部13は、時間帯毎の複数の1秒間の活動量を加算することで該時間帯における一のウシCの活動量を特定する。なお、図5に示す処理の例では、1つの時間帯を1時間としている。
ステップS15において、記憶処理部12は、ステップS14で特定したウシCの時間帯毎の活動量を記憶部30に時系列に格納する。
ステップS16において、処理部10は、記憶部30に所定の期間の一のウシCの活動量が記憶されたか否かを判定する。図5に示す処理の例では、所定の期間は1週間である。処理部10は、記憶部30に1週間分の一のウシCの活動量が記憶されたと判定した場合(ステップS16;Yes)、処理をステップS17に移行させる。一方で、処理部10は、記憶部30に1週間分の一のウシCの活動量が記憶されていないと判定した場合(ステップS16;No)、処理をステップS12に戻す。
ステップS17において、特定部13は、記憶処理部12によって記憶部30から抽出された1週間分の一のウシCの活動量に基づいて、活動量の時間帯毎の周期性を特定する。例えば特定部13は、1週間分の一のウシCの活動量に対する加法モデルによって得られる季節性を活動量の時間帯毎の周期性として特定する。
ステップS18において、データ取得量調整部14は、活動量の多い順に時間帯をランキング化する。例えばデータ取得量調整部14は、ステップS17で特定した周期性に基づいて、1日を1時間毎に24区分し、活動量が多い順に1位から24位までの時間帯を決定することで時間帯をランキング化してもよい。
ステップS19において、データ取得量調整部14は、ステップS18で得られた時間帯のランキングに基づいて、活動量の多い上位3つの時間帯と活動量の少ない下位3つの時間帯を抽出する。
ステップS20において、データ取得量調整部14は、時間帯毎のデータ取得量を調整する。例えばデータ取得量調整部14は、ステップS19で抽出した活動量の多い上位3つの時間帯の位置情報の取得量を増やす調整を行い、活動量の少ない下位3つの時間帯の位置情報の取得量を減らす調整を行う。例えば、データ取得量調整部14は、センサ装置2を制御してセンサ装置2による位置情報の検出間隔を調整することで、データ取得部11による位置情報の時間帯毎の取得量を増減させる。
ステップS21において、処理部10は、牛房CB内の全てのウシCに対するデータ取得量調整処理が完了したか否かを判定する。牛房CB内の全てのウシCに対するデータ取得量調整処理が完了していないと判定した場合(ステップS21;No)、処理をステップS20に戻し、他のウシCに対するデータ取得量調整処理を進める。一方で、牛房CB内の全てのウシCに対するデータ取得量調整処理が完了したと判定した場合(ステップS26;Yes)、データ取得量調整処理においてデータ収集装置1が実行する処理が終了する。
以上説明した実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態に係るデータ収集装置1は、継続的にウシCの活動量を示す位置情報を取得するデータ取得部11と、所定期間分の位置情報を分析し、活動量の時間変化に関する傾向を特定する特定部13と、特定された活動量の時間変化に関する傾向に基づいて、位置情報の取得量を調整するデータ取得量調整部14と、を備え、データ取得部11は、データ取得量調整部14により調整された取得量にしたがって位置情報を取得する。
これにより、時間帯毎のウシCの活動量の時間変化に関する傾向を考慮して、位置情報の取得量を調整できるので、ウシCの活動状態の特定に有用なデータを効率的に収集できる。
本実施形態に係るデータ収集装置1において、データ取得量調整部15は、データ取得部11による時間帯毎の位置情報の取得頻度を調整することで時間帯毎のデータの取得量を調整する。
これにより、時間帯毎のウシCの活動量の周期的な変化を考慮して、ウシCの活動状態の特定に用いる時間帯毎の位置情報の取得頻度を調整できる。よって、例えば、位置情報の変化が多い時間帯ほど細かいサンプリング間隔の位置情報を取得するように調整でき、より正確にウシCの活動状態を特定できる。反対に位置情報の変化が少ない時間帯ほど広いサンプリング間隔の位置情報を取得するように調整でき、不要なデータの処理量を低減できる。
本実施形態に係るデータ収集装置1において、データ取得量調整部15は、活動量の時間変化に関する傾向において活動量が多い時間帯ほど位置情報の取得量を高く調整し、活動量の時間変化に関する傾向において活動量が少ない時間帯ほど位置情報の取得量を低く調整する。
これにより、活動量が多く、位置情報の変化が大きい時間帯ほど位置情報の取得量を高く調整するのでより正確な活動状態を特定でき、位置情報の変化が少ない時間帯ほど位置情報の取得量を低く調整するのでデータ量を低減できる。よって、データ量が増大することによるデータ収集装置1の容量の圧迫を防止し、処理負荷を低減しつつ、ウシCの正確な活動状態を特定できる。よって、効率的かつ正確にウシCの活動状態を特定できる。
本実施形態に係るデータ収集装置1において、ウシCの活動量を特定するためのデータは、ウシCが存在する位置を示す位置情報、ウシCに設けた加速度センサから取得される加速度情報、及びウシCに設けた角速度センサから取得される角速度情報の少なくともいずれかである。
これにより、簡易的な処理で正確に活動量を特定できる。
本実施形態に係るデータ収集装置1において、データ取得量調整部15は、データ取得部11による位置情報の取得動作を制御することで時間帯毎の位置情報の取得量を調整する。
これにより、センサ装置2の動作を制御せずにデータ収集装置1自体の動作を調整する簡易的な処理で、ウシCの活動状態を特定するための時間帯毎の位置情報の処理量を最適化できる。
本実施形態に係るデータ収集装置1において、位置情報は、センサ装置2によって検出され、データ取得量調整部15は、センサ装置2から受信される位置情報を破棄することで時間帯毎の位置情報の取得量を調整する。
これにより、センサ装置2の動作を制御せずにデータ収集装置1自体の動作を調整する簡易的な処理で、データ量が増大することによるデータ収集装置1の容量の圧迫を防止できる。
本実施形態に係るデータ収集装置1において、データ取得部11は、センサ装置2から位置情報を取得し、データ取得量調整部15は、センサ装置2による位置情報の送信間隔を調整する制御を行うことで位置情報の時間帯毎の取得量を調整する。
これにより、センサ装置2からデータ収集装置1への位置情報の送信頻度を活動量に応じて調整できる。例えばウシCの活動量が少ない時間帯における位置情報の送信頻度を少なくすることでセンサ装置2による消費電力量を低減できる。
本実施形態に係るデータ収集装置1において、データ取得部11は、センサ装置2から位置情報を取得し、データ取得量調整部15は、センサ装置2による位置情報の検出間隔を調整する制御を行うことで位置情報の時間帯毎の取得量を調整する。
これにより、センサ装置2からデータ収集装置1への位置情報の検出間隔を活動量に応じて調整できる。例えばウシCの活動量が多い時間帯における位置情報の検出頻度を多くすることでより正確なウシCの活動状態が特定でき、活動量が少ない時間帯における位置情報の検出頻度を少なくすることでセンサ装置2の消費電力量を低減できる。
本実施形態に係るデータ収集装置1において、データ取得部11は、センサ装置2の位置情報検出部22によって検出され、データ取得量調整部15は、位置情報検出部22への電力の供給動作を制御することで時間帯毎の位置情報の取得量を調整する。
これにより、ウシCの活動量に応じて位置情報を検出する位置情報検出部22への電力の供給動作を調整できるので、例えば活動量が少ない時間帯における位置情報検出部22への電力の供給を停止することでセンサ装置2の消費電力量を低減できる。
本実施形態に係るプログラムは、継続的にウシCの活動量を示す位置情報を取得するデータ取得機能と、所定期間分の位置情報を分析し、活動量の時間変化に関する傾向を特定する特定機能と、特定された活動量の時間変化に関する傾向に基づいて、位置情報の取得量を調整するデータ取得量調整機能と、をコンピュータに実現させるプログラムであり、データ取得機能は、データ取得量調整機能により調整された取得量にしたがって位置情報を取得する。
これにより、活動量の時間帯毎の時間変化に関する傾向を考慮して、時間帯毎に取得される位置情報の取得量を調整できるので、ウシCの活動状態の特定に有用なデータを効率的に収集できる。
本実施形態に係るデータ収集方法は、データ収集装置1が実行するデータ収集方法であって、継続的にウシCの活動量を示す位置情報を取得するデータ取得ステップと、所定期間分の位置情報を分析し、活動量の時間変化に関する傾向を特定する特定ステップと、特定された活動量の時間変化に関する傾向に基づいて、位置情報の取得量を調整するデータ取得量調整ステップと、を含み、データ取得ステップは、データ取得量調整ステップで調整された取得量にしたがって位置情報を取得する。
これにより、活動量の時間帯毎の時間変化に関する傾向を考慮して、時間帯毎に取得される位置情報の取得量を調整できるので、ウシCの活動状態の特定に有用なデータを効率的に収集できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、処理部10は、センサ装置2によって送信された複数の時点における位置情報等から活動量を算出していたが、センサ装置2が送信したデータをそのまま活動量としてもてよい。例えば処理部10は、ウシCに取り付けられた温度センサから取得したウシCの体温を活動量として取得してもよく、ウシCに取り付けられた脈拍センサからウシCの脈拍数を活動量として取得してもよい。
上記実施形態では、データ取得量調整部14は、データ取得部11による時間帯毎の位置情報の取得頻度を調整することで時間帯毎の位置情報の取得量を調整していたが、位置情報の取得頻度を変更せずに位置情報1つ1つの情報量を増減することで時間帯毎の位置情報の取得量を調整してもよい。
また例えば、牛房CB内に設置した位置検出器が
1 データ収集装置
11 データ取得部
13 特定部
14 データ取得量調整部
C ウシ(動物)
11 データ取得部
13 特定部
14 データ取得量調整部
C ウシ(動物)
Claims (11)
- 継続的に動物の活動量を示すデータを取得するデータ取得部と、
所定期間分の前記データを分析し、前記活動量の時間変化に関する傾向を特定する特定部と、
特定された前記活動量の時間変化に関する傾向に基づいて、前記データの取得量を調整するデータ取得量調整部と、を備え、
前記データ取得部は、前記データ取得量調整部により調整された取得量にしたがってデータを取得するデータ収集装置。 - 前記データ取得量調整部は、前記データ取得部による時間帯毎の前記データの取得頻度を調整することで時間帯毎の前記データの取得量を調整する請求項1に記載のデータ収集装置。
- 前記データ取得量調整部は、前記活動量の時間変化に関する傾向において前記活動量が多い時間帯ほど前記データの取得量を高く調整し、前記活動量の時間変化に関する傾向において前記活動量が少ない時間帯ほど前記データの取得量を低く調整する請求項1又は2に記載のデータ収集装置。
- 前記データは、前記動物が存在する位置を示す位置情報、前記動物に設けた加速度センサから取得される加速度情報、及び前記動物に設けた角速度センサから取得される角速度情報の少なくともいずれかである請求項1~3のいずれか1項に記載のデータ収集装置。
- 前記データ取得量調整部は、前記データ取得部による前記データの取得動作を制御することで時間帯毎の前記データの取得量を調整する請求項1~4のいずれか1項に記載のデータ収集装置。
- 前記データは、センサによって検出され、
前記データ取得量調整部は、前記センサから受信される前記データを破棄することで時間帯毎の前記データの取得量を調整する請求項1~4のいずれか1項に記載のデータ収集装置。 - 前記データ取得部は、センサから前記データを取得し、
前記データ取得量調整部は、前記センサによる前記データの送信間隔を調整する制御を行うことで前記データの時間帯毎の取得量を調整する請求項1~4のいずれか1項に記載のデータ収集装置。 - 前記データ取得部は、センサから前記データを取得し、
前記データ取得量調整部は、前記センサによる前記データの検出間隔を調整する制御を行うことで前記データの時間帯毎の取得量を調整する請求項1~4のいずれか1項に記載のデータ収集装置。 - 前記データ取得部は、センサのデータ検出部によって検出され、
前記データ取得量調整部は、データ検出部への電力の供給動作を制御することで時間帯毎のデータの取得量を調整する請求項1~4のいずれか1項に記載のデータ収集装置。 - 継続的に動物の活動量を示すデータを取得するデータ取得機能と、
所定期間分の前記データを分析し、前記活動量の時間変化に関する傾向を特定する特定機能と、
特定された前記活動量の時間変化に関する傾向に基づいて、前記データの取得量を調整するデータ取得量調整機能と、をコンピュータに実現させるプログラムであり、
前記データ取得機能は、前記データ取得量調整機能により調整された取得量にしたがってデータを取得するプログラム。 - データ収集装置が実行するデータ収集方法であって、
継続的に動物の活動量を示すデータを取得するデータ取得ステップと、
所定期間分の前記データを分析し、前記活動量の時間変化に関する傾向を特定する特定ステップと、
特定された前記活動量の時間変化に関する傾向に基づいて、前記データの取得量を調整するデータ取得量調整ステップと、を含み、
前記データ取得ステップは、前記データ取得量調整ステップで調整された取得量にしたがってデータを取得するデータ収集方法。
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