JP2023149080A - 電気加熱触媒装置 - Google Patents

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JP2023149080A
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昭光 藤谷
Akimitsu Fujitani
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Abstract

【課題】水平搭載された場合でも、適時に触媒担体への通電を行って排気ガスを十分に浄化できる電気加熱触媒装置を得る。【解決手段】電気加熱触媒装置10は、触媒を担持する触媒担体11を収納する収納ケース12を備えている。収納ケース12には、当該収納ケース12が水平に延びるように配置された状態で下方に向けて開口し、収納ケース12の内外を貫通する貫通孔123が設けられている。収納ケース12の外側には、貫通孔123と連通する閉鎖空間161を有するタンク部16が設けられている。収納ケース12の内部で凝縮水が生成しても、その凝縮水は貫通孔123を通じて収納ケース12の外に流出し、タンク部16に溜められる。【選択図】 図1

Description

本発明は、排気ガスを浄化する電気加熱触媒装置に関する。
車両等の内燃機関(エンジン)において、その排気系には排気ガスを浄化するための触媒装置が設けられる。触媒装置には触媒担体が内蔵され、触媒担体には排気ガスを浄化する触媒が担持されている。触媒は、所定の活性化温度まで昇温されないと十分な浄化作用が得られないが、エンジンの始動直後は排気ガスによる触媒担体の加熱が不十分なため、いまだ触媒の活性化温度に至っておらず、排気ガスを十分に浄化することができない。
そこで、電気加熱触媒装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。この電気加熱触媒装置では、触媒担体が金属によって形成されており、エンジンの始動の際に触媒担体が通電加熱される。触媒担体の通電加熱によって触媒を活性化温度まで昇温させ、これにより十分な浄化作用を早期に得ることができる。
特開平5-269387号公報
ここで、いったん高温となった電気触媒装置の内部がエンジンの停止によって自然冷却されると、同装置内の気体に含まれる水分が凝縮し、装置内部に凝縮水が溜まることが多い。内部に溜まった凝縮水は触媒担体を通電加熱する際の漏電原因となるため、従前は、エンジン始動後に、電気加熱触媒装置を流通する排気ガスの流れによって排出させるとともに、その排出を促すために電気加熱触媒装置を斜めに搭載する必要があった。
しかしながら、凝縮水を排出させる排気ガスが触媒担体を流通する時点では、凝縮水がいまだ存在しているため、その凝縮水による漏電のおそれから触媒担体への通電がされない。この場合、通電がされていない以上、触媒がいまだ活性化温度に至っておらず、浄化が不十分な排気ガスが排出されてしまう。また、電気加熱触媒装置が車両において斜めに搭載されると、水平に搭載された場合に比べて余分な搭載スペースが必要となることが懸念されていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、水平搭載された場合でも、適時に触媒担体への通電を行って排気ガスを十分に浄化できる電気加熱触媒装置を得ることを目的とする。
上記課題を解決すべく、第1の発明は、
触媒を担持する触媒担体と、
前記触媒担体を収納し、排気ガスが前記触媒担体に接触した状態で流通する筒状の収納ケースと、
を備え、前記触媒担体に通電して発熱させる電気加熱触媒装置であって、
前記収納ケースの下方に向けて開口し、前記収納ケースの内外を貫通する貫通孔と、
前記収納ケースの外側かつ前記収納ケースの下側において前記収納ケースと一体的に設けられ、前記貫通孔と連通するタンク部と、
を備え、
前記収納ケースの内部で生成された凝縮水は、前記貫通孔を通じて前記収納ケースの外に流出して前記タンク部に溜められることを特徴とする。
第2の発明は、
前記触媒担体の端面よりも狭く形成され、前記触媒担体を流通した排気ガスが流通する下流流路部と、
前記下流流路部と前記収納ケースとの間に設けられ、前記収納ケースが縮小して前記下流流路部の上流端に接続される縮小流路部と、
前記タンク部内の底側と前記下流流路部とをつなぎ、両者の間を連通させる水排出管と、
を備えたことを特徴とする。
第3の発明は、
前記貫通孔は、前記収納ケースの下流側に設けられていることを特徴とする。
第4の発明は、
前記タンク部は、前記下流流路部に至るまで設けられており、
前記水排出管は前記タンク部の内部に設けられていることを特徴とする。
第5の発明は、
前記タンク部の内部において前記貫通孔の開口を遮るように設けられた遮蔽カバーと、
前記遮蔽カバーに設けられ、前記貫通孔から排出された後に前記遮蔽カバーで受け止められた凝縮水をさらに前記遮蔽カバーの外に落下させる水抜き孔と、
を備え、
前記水抜き孔は、前記貫通孔と対向する部位を除く箇所に設けられていることを特徴とする。
第6の発明は、
前記遮蔽カバーは、
前記貫通孔の開口と対向する前記部位を含む水平な底部と、
前記底部から立設された側壁部と、
を有していることを特徴とする。
第7の発明は、
前記水抜き孔は、前記貫通孔の開口と対向する前記部位よりも上流側と、前記部位よりも下流側とにそれぞれ設けられていることを特徴とする。
第8の発明は、
前記貫通孔の外側開口縁に設けられ、前記貫通孔の開口方向に向けて突出し、かつ開口する排出筒部を備えていることを特徴とする。
第9の発明は、
前記触媒担体の端面よりも狭く形成され、前記触媒担体に流入する前の排気ガスが流通する上流流路部と、
前記上流流路部と前記収納ケースとの間に設けられ、前記上流流路部が拡張して前記収納ケースの上流端に接続される拡張流路部と、
を備え、
前記収納ケース及び前記拡張流路部は金属製であり、少なくとも前記収納ケースの内面及び前記拡張流路部の内面に絶縁層が設けられていることを特徴とする。
第1の発明によれば、電気加熱触媒装置が車両等に水平搭載された場合でも、排気ガスの流通によって高温となった収納ケース内部が自然冷却される際に生成した凝縮水は、貫通孔を通じてタンク部に流出してタンク部に溜められる。収納ケースの内部に凝縮水が溜まらず、触媒担体から凝縮水が隔離されることになり、エンジン始動の際の触媒担体への通電時において漏電のおそれが低減される。そのため、電気加熱触媒装置が車両等に水平搭載された場合でも、適時に触媒担体への通電を行って触媒を活性化温度に昇温させることができる。そして、電気加熱触媒装置を車両等に水平搭載することができれば、斜めに搭載された場合のような余分な搭載スペースが不要となり、電気加熱触媒装置やその周辺に設けられる各種装置の配置効率が高まる。
第2の発明によれば、触媒担体の端面と下流流路部との流路断面との違いによって、下流流路部を流通する排気ガスの流速は触媒担体から流出した排気ガスの流速よりも早く、下流流路部の内部圧力は低くなる。排気ガスの流通によって生じる圧力差に起因するベンチュリ効果により、タンク部に溜まった凝縮水は水排出管を通じて自然に吸い出され、下流流路部に流出する。下流流路部に流出した凝縮水は、排気ガスの流れによって排出されるため、凝縮水を排出させる排出機構を別途設ける必要がない。
第3の発明によれば、触媒担体に担持された触媒による浄化が不十分な排気ガスが貫通孔を通じてタンク部に流出し、それが水排出管を通じて下流流路部に排出されることを防止できる。
第4の発明によれば、水排出管が外部に露出しないため、電気加熱触媒装置を車両に搭載作業をしたり運搬したりする際に、水排出管に直接衝撃が加わって破損するおそれが低減され、取扱い性が向上する。
第5の発明によれば、貫通孔から流出した凝縮水はいったん遮蔽カバー内に落ち、その後、水抜き孔を通じてさらに流れ落ちてタンク部に溜まる。そして、例えばハイブリッド車のように、自動車の走行開始時のモータ走行によって排気ガスが流通せず、タンク部に凝縮水が溜まった状態で走行し始める場合、走行時の自動車の揺れによってタンク部に溜まった凝縮水が飛び跳ねることがある。その場合でも、飛び跳ねた凝縮水は遮蔽カバーにあたるため、貫通孔を通じて凝縮水が収納ケース内に戻ることが抑制される。これにより、飛び跳ねた凝縮水によって漏電が生じるおそれを低減できる。
第6の発明によれば、貫通孔の下方領域が遮蔽カバーの側壁部によって囲まれているため、飛び跳ねた凝縮水が遮蔽カバーの内側により入りづらくなり、貫通孔を通じて凝縮水が収納ケース内に戻ることがより抑制される。これにより、漏電が生じるおそれをより低減できる。
第7の発明によれば、車両が上り傾斜や下り傾斜に駐停車されると、収納ケースから排出されて遮蔽カバーの底部で受け止められた凝縮水は、上流側又は下流側に向けて流れる。その場合に、底部が側壁部によって囲まれていても、上流側と下流側とにそれぞれ設けられた水抜き孔から凝縮水が流出する。そのため、遮蔽カバー内の凝縮水が上流側又は下流側に偏って溜まりづらい。これにより、貫通孔から排出された凝縮水が貫通孔を通じて収納ケース内に戻り、漏電を生じさせるおそれをより低減できる。
第8の発明によれば、貫通孔から流出する凝縮水は排出筒部の下端から滴り落ちるため、表面張力によってケース外側の貫通孔周囲に広がり、貫通孔の内面やケース外側の貫通孔周囲に凝縮水が残ることを抑制できる。貫通孔から流出した凝縮水が貫通孔の内面やケース外側に残ってしまうと、それが漏電の原因となり得る。排出筒部によって貫通孔の内面やケース外側に凝縮水を残すことなくタンク部へ流出させることにより、漏電のおそれをより低減できる。
第9の発明によれば、車両が前方下り傾斜に駐停車された場合でも、漏電のおそれを低減できる。つまり、車両が前方下り傾斜に駐停車されると、電気加熱触媒装置は上流側が斜め下を向き、凝縮水は収納ケース内の貫通孔よりも上流側と拡張流路部とで形成される窪み部分に溜まる。この場合でも、収納ケース及び拡張流路部の両内面に絶縁層が設けられているため、この状態で触媒担体に通電しても金属製の収納ケースや拡張流路部を通じて漏電するおそれを低減できる。
自動車に搭載された電気加熱触媒装置の断面図(図2のB-B断面)。 自動車に搭載された電気加熱触媒装置の概略断面図(図1のA-A断面)。 電気加熱触媒装置の分解斜視図。 生成した凝縮水がタンク部に溜められる様子を説明する説明図。 凝縮水が排出される様子を説明する説明図。 自動車が傾斜に駐停車した状態での電気加熱触媒装置内部の様子を説明する説明図であり、(a)は前方下り傾斜で駐停車した場合、(b)は前方上り傾斜で駐停車した場合を示している。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、自動車に搭載される電気加熱触媒装置に具体化されたものである。
はじめに、図1及び図2を参照して電気加熱触媒装置10の基本構成について説明する。図1及び図2に示すように、電気加熱触媒装置10は、触媒を担持した触媒担体11と、収納ケース12と、上流コーン部13と、下流コーン部14と、通電装置15とを有している。
図1に示すように、触媒担体11は円柱状をなすように形成された金属製部材であり、白金やパラジウム等の触媒成分を担持している。触媒成分は排気ガスに作用して、排気ガスを浄化する。触媒担体11は、その中心軸線方向に排気ガスを流通させる多数の排気ガス通路を有し、それら多数の排気ガス通路がハニカム状に配置されたハニカム構造を有している。
収納ケース12は、その内部に触媒担体11を収納する。収納ケース12は、高耐熱性を有するステンレス鋼等の金属を素材とする板金製であり、円筒状をなすように継ぎ目なく一体に形成されている。電気加熱触媒装置10は、収納ケース12の中心軸線方向が水平となるように自動車に搭載される。ケース内部において、触媒担体11の下流側端面は収納ケース12の下流端よりも上流側に配置され、触媒担体11よりも下流側に下流側流通空間121が設けられている。触媒担体11と収納ケース12の内面との間には触媒担体11の周方向全域にわたってマット122が設けられ、マット122によって触媒担体11が収納ケース12の内部に保持されている。マット122はアルミナ繊維等の耐熱性と電気絶縁性を備えた繊維によって円筒状に成形されたものである。
上流コーン部13は、収納ケース12の上流側に設けられている。上流コーン部13は、収納ケース12と同じ素材が用いられ、筒状をなすように継目なく一体に成形されている。上流コーン部13は、上流流路部131と、拡張流路部132とを有している。
上流流路部131は、内燃機関(エンジン)から流出した排気ガスが流入し、これを触媒担体11へと導く流路である。上流流路部131が有する流路の流路断面は円形状をなすように成形され、触媒担体11の横断面よりも相対的に小さく形成されている。
拡張流路部132は、上流流路部131の下流側に設けられ、上流流路部131を流通した排気ガスが触媒担体11に至る前に流通する流路である。拡張流路部132の上流側は上流流路部131の下流端に接続され、そこから収納ケース12の側にかけて流路断面が拡張されている。拡張流路部132の下流端は収納ケース12の上流端に接続されている。なお、図1では拡張流路部132と収納ケース12とのつなぎ目が示されていないが、実際は、拡張流路部132の下流端が収納ケース12の上流端の外側に被せられ、溶接によって両者が接合されて一体化されている。
下流コーン部14は、収納ケース12の下流側に設けられている。下流コーン部14は、収納ケース12と同じ素材が用いられ、筒状をなすように継目なく一体に成形されている。下流コーン部14は、下流流路部141と、縮小流路部142とを有している。
下流流路部141は、触媒担体11を通過して流出する排気ガスが流入し、これをさらに下流側へと導く流路である。下流流路部141が有する流路の流路断面は円形状をなすように成形され、触媒担体11の横断面よりも相対的に小さく形成されている。
縮小流路部142は、下流流路部141の上流側に設けられ、触媒担体11から流出した排気ガスが下流流路部141に至る前に流通する流路である。縮小流路部142の上流側は収納ケース12の下流端に接続され、そこから下流流路部141の側にかけて流路断面が縮小されている。縮小流路部142の下流端は下流流路部141の上流端に接続されている。なお、図1では縮小流路部142と収納ケース12とのつなぎ目が示されていないが、実際は、縮小流路部142の上流端が収納ケース12の下流端の外側に被せられ、溶接によって両者が接合されて一体化されている。
図2に概略を示すように、通電装置15は、触媒担体11に通電してこれを加熱する装置である。通電装置15は、一対の平電極151,152と、一対の棒状電極153,154とを有している。
一対の平電極151,152は、水平な中心軸線方向と水平に直交する方向において、触媒担体11を挟んだ両側で対向配置されている。各平電極151,152は、薄板状をなすように形成されている。各平電極151,152は、それぞれが触媒担体11の表面に沿った円弧状をなす断面を有するとともに、中心軸線方向に延びる帯状をなし(図示略)、触媒担体11の表面に接触している。
一対の棒状電極153,154は、各平電極151,152からその対向方向に沿ってそれぞれ突出している。各棒状電極153,154の一端は異なる平電極151,152にそれぞれ接続され、他端は収納ケース12の外に至るまで突出している。各棒状電極153,154の外側端はバッテリ等の電源装置(図示略)と接続されており、各棒状電極153,154に電流が供給される。各棒状電極153,154に電流が供給されると、一方の棒状電極153から他方の棒状電極154に向けて触媒担体11に通電され、それにより触媒担体11が発熱する。
電気加熱触媒装置10は以上の構成を有するため、エンジン始動の際に、触媒担体11に通電させてこれを加熱することにより、排気ガスが流通する当初の時点で、触媒が活性化された状態が形成される。その状態で排気ガスが触媒担体11を通過するため、排気ガスはエンジン始動の直後から十分に浄化されたものが触媒担体11から流出し、電気加熱触媒装置10の下流側に流れる。
以上の基本的構成に加えて、本実施形態の電気加熱触媒装置10は、その内部で生成された凝縮水を収納ケース12の内部に溜めず、ケース外へ排出する構造を有している。触媒担体11への通電加熱や高温の排気ガスの流通によって電気加熱触媒装置10が高温となった後、エンジンの停止によって排気ガスが流れなくなり、収納ケース12の内部が自然冷却されると、その内部の気体に含まれる水分が凝縮し、ケース内に凝縮水が溜まる場合がある。本実施形態の電気加熱触媒装置10はこの凝縮水を溜めずにケース外に排出できるようになっている。そのための構造について説明する。
図1及び図3に示すように、凝縮水を電気加熱触媒装置10の内部に溜めない構造として、電気加熱触媒装置10は、収納ケース12に設けられた貫通孔123と、タンク部16と、貫通孔123を覆う跳ね返り防止カバー17と、水排出管18とを有している。
貫通孔123は、収納ケース12の内外を貫通する円形孔である。貫通孔123は、中心軸線方向が水平となるように配置された収納ケース12において、鉛直方向下向きに開口している。貫通孔123は、収納ケース12の下流側に設けられている。より詳しくは、貫通孔123から収納ケース12の内部を見たときに、その開口領域内に触媒担体11の下流端が存在する位置に設けられている。貫通孔123が設けられた箇所よりも上流側にマット122の下流端が存在し、収納ケース12の外からみた貫通孔123の奥と触媒担体11との間にはマット122が設けられていない。
このようにマット122が設けられていないため、触媒担体11の下流端外縁のうち、貫通孔123と対向する部分と貫通孔123との間には隙間124が形成されている。当該隙間124を通じて、触媒担体11の下流側にある下流側流通空間121と貫通孔123とが連通している。
貫通孔123の外側開口縁には、排出筒部125が設けられている。排出筒部125は、貫通孔123の開口方向である鉛直方向下向きに突出し、かつ鉛直方向下向きに開口している。排出筒部125の内径は貫通孔123の径と同じに設定されており、貫通孔123と排出筒部125とが連通している。
収納ケース12の内面、上流流路部131の下流側端部の内面、拡張流路部132の内面には、耐熱性の絶縁コーティング剤が塗布されており、それぞれに絶縁層19が設けられている。絶縁コーティング剤は、セラミックを含有したりする素材よりなる。絶縁層19は、前述した内面だけでなく、貫通孔123及び排出筒部125の各内面から、貫通孔123が設けられた部位のケース外側周辺領域にわたって切れ目なく設けられている。
タンク部16は、収納ケース12の外部下側において、貫通孔123と連通する閉鎖空間161を有している。閉鎖空間161は、収納ケース12の下部外側から下流流路部141の上流側端部の下部外側に至るまでの範囲で、水槽162が収納ケース12に対して一体的に取り付けられることによって形成されている。
水槽162は、収納ケース12と同じ素材によって、平面視において凸型をなすように形成されている。収納ケース12と下流流路部141との径の違いから、水槽162のうち下流流路部141の下部外側に取り付けられる部位が、収納ケース12の下部外側に取り付けられる部位よりも幅が狭く形成されている。水槽162は、水平な底部162aと、一対の第1側壁部162bと、一対の第2側壁部162cとを有し、上部が開放されている。一対の第1側壁部162bは底部162aから略垂直をなすように立設され、ガス流通方向(収納ケース12の中心軸線方向)と水平に直交する方向において対向している。一対の第2側壁部162cは、底部162aから外に広がるように傾斜しながら立設され、ガス流通方向において対向している。
両側壁部162b,162cの上端全域には、帯状の当接代162dが設けられている。当接代162dの全体が、収納ケース12、縮小流路部142及び下流流路部141の上流側端部の下部外側に面で当接し、その当接によって水槽162内が閉鎖されて閉鎖空間161が形成される。当接代162dと、収納ケース12、縮小流路部142及び下流流路部141の上流側端部の下部外側とは溶接によって接合され、両者が一体化されている。
跳ね返り防止カバー17は、遮蔽カバーに相当する。跳ね返り防止カバー17は、収納ケース12と同じ素材によって全体として浅底の四角皿状に形成され、閉鎖空間161において貫通孔123の下方に設けられている。跳ね返り防止カバー17は、水平な底部171と、底部171から外に広がるように傾斜する4つの側壁部172とを有している。側壁部172の上端のうち、ガス流通方向と直交する下流側の辺を除く三辺の上端には、収納ケース12と当接する帯状の当接代173が設けられている。当接代173は、その全体が収納ケース12の下部外側面と当接し、溶接によって接合されて両者が一体化されている。
跳ね返り防止カバー17が収納ケース12と一体化された状態では、底部171の中央部が貫通孔123の開口と対向しており、貫通孔123から下方に延びる排出筒部125の下端と底部171との間は離間している。また、跳ね返り防止カバー17において、ガス流通方向の下流側に設けられた下流側壁部172aは、縮小流路部142の下方に設けられ、底部171から斜め上に向かって延びている。その上端と縮小流路部142との間は離間しており、跳ね返り防止カバー17の内部とタンク部16の閉鎖空間161とはこの部分で連通している。
跳ね返り防止カバー17の底部171には、貫通孔123と対向する部位171a(中央部)を除く箇所に、水抜き孔174,175が設けられている。水抜き孔174,175は、貫通孔123と対向する部位171aよりも上流側と、当該部位171aよりも下流側とのそれぞれに少なくとも1つずつ設けられている。
水排出管18は凝縮水を排出するための金属製の管であり、閉鎖空間161の下流側において水槽162が有する下流側の第2側壁部162cの上に設けられている。水排出管18は、溶接によって当該第2側壁部162cと一体化されている。水排出管18は下流側の第2側壁部162cの傾斜に沿って延び、一端が水槽162の底部162aの上に配置されて上流側に向けて開口している。下流流路部141には鉛直方向下向きに開口する接続孔141aが設けられており、水排出管18の他端はこの接続孔141aに接続されて下流流路部141の内部に開口している。そのため、タンク部16内の閉鎖空間161のうち、底部領域と下流流路部141との間が水排出管18によって連通している。
電気加熱触媒装置10は以上の構成を有するため、図4に示すように、収納ケース12の内部で生成された凝縮水は、収納ケース12の貫通孔123及び排出筒部125を通じてケース外に流出する。この場合、単に収納ケース12に貫通孔123が設けられているだけでなく、下方に突出する排出筒部125が設けられている。そのため、貫通孔123から排出される凝縮水が、その表面張力によってケース外側の貫通孔123の周囲に広がらず、排出筒部125の下端から滴り落ちる。
貫通孔123から流出した凝縮水は、いったん跳ね返り防止カバー17の底部171に受け止められ、次いで、水抜き孔174,175から流れ落ちてタンク部16に溜められる。図4及びそれ以降の図では、タンク部16に溜められた状態の凝縮水にWの符号を付している。このように、凝縮水は収納ケース12から外に排出されてタンク部16に溜められるため、収納ケース12の内部に凝縮水は溜まらず、触媒担体11から凝縮水が隔離される。これにより、触媒担体11への通電時の漏電のおそれが低減され、適時に触媒担体11への通電を行って触媒を活性化温度に昇温させることができる。
エンジン始動後、排気ガスは触媒担体11を通過することで浄化される。そして、触媒担体11から流出した排気ガスは、図5に示すように、収納ケース12の下流側流通空間121、縮小流路部142、下流流路部141を順次流通する。この流通経路において、下流側流通空間121と下流流路部141とで流路断面の大きさに違いがあり、流路断面が相対的に大きい下流側流通空間121では、流路断面が相対的に小さい下流流路部141よりも流速が遅く、内部圧力も高い。そのため、タンク部16に溜まっている凝縮水は、内部圧力が相対的に低くなる下流流路部141に向け、ベンチュリ効果によって水排出管18を通じて自然に吸い出される。下流流路部141まで吸い出された凝縮水は、排気ガスの流れによって排出される。
また、電気モータとガソリンエンジンとを動力源とするハイブリッド車の場合、エンジンが始動する前にモータ走行が行われる。この例のように、自動車の走行開始時に排気ガスが流通せず、タンク部16に凝縮水が溜まった状態で自動車が走行を開始する場合、走行時の車両の揺れによってタンク部16に溜まった凝縮水が飛び跳ねることがあり得る。その場合に、飛び跳ねた凝縮水が貫通孔123を通じて収納ケース12の内部に戻り、さらに収納ケース12外側の貫通孔123の周辺部に絶縁層19の設置範囲を超えて付着すると、それが漏電を引き起こす原因となり得る。
その点、タンク部16に跳ね返り防止カバー17が設けられ、その底部171が貫通孔123の下方に設けられて貫通孔123の開口を遮っている。そのため、図4に示すように、飛び跳ねた凝縮水が、貫通孔123の内部やケース外側の貫通孔123の周辺領域に付着することを防止し、漏電のおそれを低減できる。そして、跳ね返り防止カバー17は四角受け皿状に設けられ、貫通孔123の下方領域が4つの側壁部172によって囲まれているため、飛び跳ねた凝縮水が跳ね返り防止カバー17の内側に入りづらくなっている。そのため、貫通孔123の内部やケース外側の貫通孔123の周辺部に飛び跳ねた凝縮水がより付着しづらくなっている。
以上は自動車が平地に駐停車している場合を想定しているが、自動車が前方上り傾斜又は前方下り傾斜で駐停車されている場合でも、漏電のおそれを低減できる。
まず、前方下り傾斜に自動車が駐停車されていた場合、図6(a)に示すように、電気加熱触媒装置10は上流側が斜め下を向く。この場合、凝縮水は、収納ケース12内の貫通孔123よりも上流側と拡張流路部132とで形成される窪み部分に溜まる。このように凝縮水が溜まっても、これらの内面には絶縁層19が形成されているため、凝縮水が内部に溜まったままで触媒担体11に通電しても漏電のおそれを低減できる。自動車が走行を開始した後に平地に至った時点で、溜まった凝縮水は貫通孔123を通じてタンク部16に排出される。タンク部16に溜められた凝縮水は、前述したとおり水排出管18を通じて排出される。
このように前方下り傾斜に自動車が駐停車された場合に、貫通孔123の配置や窪み部分の寸法等によっては、生成した凝縮水のすべてが窪み部分に溜まるのではなく、一部が貫通孔123から流出することもあり得る。この場合、流出した凝縮水は跳ね返り防止カバー17の底部171で受け止められ、その後、底部171上を上流側に向けて流れる。底部171は側壁部172によって囲まれているため、凝縮水は側壁部172によって堰き止められる。ただ、上流側に水抜き孔174が設けられているため、上流側に流れた凝縮水は上流側の水抜き孔174から流出し、上流側に偏って溜まりづらくなっている。
一方、前方上り傾斜に自動車が駐停車されていた場合、図6(b)に示すように、電気加熱触媒装置10は上流側が斜め上を向く。この場合、凝縮水は、収納ケース12内の貫通孔123よりも下流側と縮小流路部142とで形成される窪み部分に溜まる。この窪み部分からあふれるほどの凝縮水が生成された場合は、触媒担体11の下流端と貫通孔123との間の隙間124と貫通孔123を通じてタンク部16に排出されたり、下流側に向けて流れたりする。その溜まった凝縮水の水面と触媒担体11とが離れているため、絶縁層19のない縮小流路部142に凝縮水が溜まっていても、触媒担体11への通電時に漏電するおそれを低減できる。自動車が走行を開始した後に平地に至った時点で、溜まった凝縮水は貫通孔123を通じてタンク部16に排出される。タンク部16に溜められた凝縮水は、前述したとおり水排出管18を通じて排出される。
このように前方上り傾斜に自動車が駐停車された場合に、生成した凝縮水の一部が貫通孔123から流出すると、流出した凝縮水は跳ね返り防止カバー17の底部171で受け止められ、その後、底部171上を下流側に向けて流れる。この場合も、底部171は側壁部172によって囲まれているため、底部171の下流側から凝縮水が流出しづらい。ただ、下流側にも水抜き孔175が設けられているため、下流側に流れた凝縮水は下流側の水抜き孔175から流出し、下流側に偏って溜まりづらくなっている。
本実施形態の電気加熱触媒装置10の構成及び機能は以上のとおりであり、これをさらにまとめると以下の作用効果を得ることができる。
(1)電気加熱触媒装置10が自動車に水平搭載された場合でも、収納ケース12の内部で生成した凝縮水は、貫通孔123を通じてタンク部16に流出してタンク部16に溜められる。収納ケース12の内部に凝縮水が溜まらず、触媒担体11から凝縮水が隔離されることになり、エンジン始動の際の触媒担体11への通電時において漏電のおそれが低減する。そのため、電気加熱触媒装置10が自動車に水平搭載された場合でも、適時に触媒担体11への通電を行って触媒を活性化温度に昇温させることができる。そして、電気加熱触媒装置10を自動車に水平搭載することができれば、斜めに搭載された場合のような余分な搭載スペースが不要となり、電気加熱触媒装置10やその周辺に設けられる各種装置の配置効率が高まる。
(2)触媒担体11の端面と下流流路部141との流路断面との違いによって、下流流路部141を流通する排気ガスの流速は触媒担体11から流出した排気ガスの流速よりも早く、下流流路部141の内部圧力は低くなる。排気ガスの流通によって生じる圧力差に起因するベンチュリ効果により、タンク部16に溜まった凝縮水は水排出管18を通じて自然に吸い出され、下流流路部141に流出する。下流流路部141に流出した凝縮水は、排気ガスの流れによって排出されるため、凝縮水を排出させる排出機構を別途設ける必要がない。
(3)貫通孔123が収納ケース12の上流側に設けられていると、触媒による浄化が不十分な排気ガスが貫通孔123を通じてタンク部16に流出し、それが水排出管18を通じて下流流路部141に排出されるおそれがある。この点、本実施形態の電気加熱触媒装置10では、貫通孔123が収納ケース12の下流側に設けられているため、貫通孔123から排気ガスがタンク部16に流出しても、その排気ガスは浄化されたものであるため、浄化不十分な排気ガスが排出されることを防止できる。
(4)タンク部16は収納ケース12の下部外側から下流流路部141の下部外側に至るまで設けられており、水排出管18はタンク部16の内部に設けられて外部に露出していない。これにより、電気加熱触媒装置10を自動車に搭載作業をしたり運搬したりする際に、水排出管18に直接衝撃が加わって破損するおそれが低減され、取扱い性が向上する。
(5)タンク部16内の閉鎖空間161には、貫通孔123の開口を遮るように跳ね返り防止カバー17が設けられているため、貫通孔123から流出した凝縮水はいったん跳ね返り防止カバー17内に落ち、その後、水抜き孔174,175を通じてさらに流れ落ちてタンク部16に溜まる。そして、例えばハイブリッド車のように、自動車の走行開始時のモータ走行によって排気ガスが流通せず、タンク部16に凝縮水が溜まった状態で走行し始める場合、走行時の自動車の揺れによってタンク部16に溜まった凝縮水が飛び跳ねることがある。その場合でも、飛び跳ねた凝縮水は跳ね返り防止カバー17にあたるため、貫通孔123を通じて収納ケース12内に戻ることが抑制される。これにより、飛び跳ねた凝縮水によって漏電が生じるおそれを低減できる。
(6)跳ね返り防止カバー17は四角受け皿状に設けられ、貫通孔123の下方領域が4つの側壁部172によって囲まれている。跳ね返り防止カバー17の底部171、特に貫通孔123と対向する部位171aによって貫通孔123が遮られる。それだけなく、その周囲が側壁部172によって囲まれることで、飛び跳ねた凝縮水が跳ね返り防止カバー17の内側に入りづらくなる。そのため、貫通孔123の内部やケース外側の貫通孔123の周辺領域に、飛び跳ねた凝縮水がより付着しづらくなっている。これにより、漏電が生じるおそれをより低減できる。
(7)自動車が上り傾斜や下り傾斜に駐停車されると、収納ケース12から排出されて跳ね返り防止カバー17の底部171で受け止められた凝縮水は、その底部171上を上流側又は下流側に向けて流れる。その場合に、底部171が側壁部172によって囲まれていても、上流側と下流側とにそれぞれ設けられた水抜き孔174,175から凝縮水が排出される。そのため、跳ね返り防止カバー17内で、凝縮水が上流側又は下流側に偏って溜まりづらい。これにより、収納ケース12の内部やケース外側の貫通孔123の周辺部に凝縮水が付着しづらくなり、漏電を生じさせるおそれをより低減できる。
(8)貫通孔123の外側開口縁には、鉛直方向下向きに突出する排出筒部125が設けられているため、貫通孔123から流出する凝縮水は排出筒部125の下端から滴り落ちる。これにより、貫通孔123から流出した凝縮水がその表面張力によってケース外側の貫通孔123の周囲に広がり、貫通孔123の内面やケース外側に凝縮水が残ることを抑制できる。貫通孔123から流出した凝縮水が貫通孔123の内面やケース外側に残ってしまうと、それが漏電の原因となり得る。排出筒部125が設けられていることにより、貫通孔123の内面やケース外側に凝縮水を残すことなく、凝縮水をタンク部16へ流出させ、漏電のおそれをより低減できる。
(9)電気加熱触媒装置10が自動車に水平搭載された場合でも、自動車が前方下り傾斜に駐停車されれば、電気加熱触媒装置10は上流側が斜め下を向く。この状態では、凝縮水は、収納ケース12内の貫通孔123よりも上流側と拡張流路部132とで形成される窪み部分に溜まる。この場合でも、収納ケース12及び拡張流路部132の両内面に絶縁層19が設けられているため、この状態で触媒担体11に通電しても収納ケース12や拡張流路部132を通じて漏電するおそれを低減できる。
なお、上記実施の形態の電気加熱触媒装置10に限らず、例えば次のような構成を採用してもよい。
(a)貫通孔123の形状は任意であり、例えば角孔や楕円孔であってもよい。また、貫通孔123の開口方向は、貫通孔123からの凝縮水の排出という機能が保たれる範囲で斜め下向きであってもよい。さらに、貫通孔123の数は一つでなく複数であってもよく、その設置数は任意である。
(b)水排出管18がタンク部16の外に設けられた構成を採用してもよい。また、水排出管18の設置数も任意であり、1つではなく複数設けられていてもよい。
(c)絶縁層19が設けられる範囲は上記実施形態において設けられた範囲が最適である。ただ、少なくとも収納ケース12の内面と拡張流路部132の内面とに設けられていれば足りる。また、縮小流路部142の内面や下流流路部141の上流側内面にも絶縁層19が設けられてもよい。ケース外側の貫通孔123の周辺領域でも、設計上可能な限りでより広い範囲に設けられてもよい。
(d)触媒担体11の形状は任意であり、円柱状でなくても角柱状や楕円の断面を有する形状であってもよい。収納ケース12の形状も同様に任意であり、円筒状でなくても角筒状や楕円の断面を有する筒形状であってもよい。収納ケース12の外形は、触媒担体11の外形と同じでなく異なっていてもよい。
10…電気加熱触媒装置、11…触媒担体、12…収納ケース、123…貫通孔、125…排出筒部、131…上流流路部、132…拡張流路部、141…下流流路部、142…縮小流路部、16…タンク部、17…跳ね返り防止カバー(遮蔽カバー)、171…底部、172…側壁部、174,175…水抜き孔、18…水排出管、19…絶縁層。

Claims (9)

  1. 触媒を担持する触媒担体と、
    前記触媒担体を収納し、排気ガスが前記触媒担体に接触した状態で流通する筒状の収納ケースと、
    を備え、前記触媒担体に通電して発熱させる電気加熱触媒装置であって、
    前記収納ケースの下方に向けて開口し、前記収納ケースの内外を貫通する貫通孔と、
    前記収納ケースの外側かつ前記収納ケースの下側において前記収納ケースと一体的に設けられ、前記貫通孔と連通するタンク部と、
    を備え、
    前記収納ケースの内部で生成された凝縮水は、前記貫通孔を通じて前記収納ケースの外に流出して前記タンク部に溜められることを特徴とする電気加熱触媒装置。
  2. 前記触媒担体の端面よりも狭く形成され、前記触媒担体を流通した排気ガスが流通する下流流路部と、
    前記下流流路部と前記収納ケースとの間に設けられ、前記収納ケースが縮小して前記下流流路部の上流端に接続される縮小流路部と、
    前記タンク部内の底側と前記下流流路部とをつなぎ、両者の間を連通させる水排出管と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱触媒装置。
  3. 前記貫通孔は、前記収納ケースの下流側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電気加熱触媒装置。
  4. 前記タンク部は、前記下流流路部に至るまで設けられており、
    前記水排出管は前記タンク部の内部に設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の電気加熱触媒装置。
  5. 前記タンク部の内部において前記貫通孔の開口を遮るように設けられた遮蔽カバーと、
    前記遮蔽カバーに設けられ、前記貫通孔から排出された後に前記遮蔽カバーで受け止められた凝縮水をさらに前記遮蔽カバーの外に落下させる水抜き孔と、
    を備え、
    前記水抜き孔は、前記貫通孔と対向する部位を除く箇所に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気加熱触媒装置。
  6. 前記遮蔽カバーは、
    前記貫通孔の開口と対向する前記部位を含む水平な底部と、
    前記底部から立設された側壁部と、
    を有していることを特徴とする請求項5に記載の電気加熱触媒装置。
  7. 前記水抜き孔は、前記貫通孔の開口と対向する前記部位よりも上流側と、前記部位よりも下流側とにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項6に記載の電気加熱触媒装置。
  8. 前記貫通孔の外側開口縁に設けられ、前記貫通孔の開口方向に向けて突出し、かつ開口する排出筒部を備えていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電気加熱触媒装置。
  9. 前記触媒担体の端面よりも狭く形成され、前記触媒担体に流入する前の排気ガスが流通する上流流路部と、
    前記上流流路部と前記収納ケースとの間に設けられ、前記上流流路部が拡張して前記収納ケースの上流端に接続される拡張流路部と、
    を備え、
    前記収納ケース及び前記拡張流路部は金属製であり、少なくとも前記収納ケースの内面及び前記拡張流路部の内面に絶縁層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電気加熱触媒装置。
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