JP2023148485A - 冷凍サイクル装置及び冷媒漏えいの通知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷凍サイクル装置について、停止期間中に冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部へ通知できるようにする。【解決手段】空気調和装置10は、熱源側ユニット21、利用側ユニット22、冷媒回路40、冷媒回路40の所定箇所の冷媒の温度又は圧力を計測するセンサ35,36、センサ35,36の計測値に基づいて冷媒回路40における冷媒漏えいの有無の判定処理を実行する制御部50、を備え、前記判定処理が、空気調和装置10の運転中において、センサ35,36の計測値を時系列で取得する第1処理S1と、空気調和装置10の運転中又は停止中において、時系列の計測値Dに基づいて予測情報Jを生成する第2処理S2と、空気調和装置10の停止中において、予測情報Jに基づいて、1日1回以上冷媒漏えいを判定すると共に判定結果を外部に通知する第3処理S3と、を含む。【選択図】図4A
Description
本開示は、冷凍サイクル装置及び冷媒漏えいの通知方法に関する。
従来、空気調和装置等の冷凍サイクル装置において、運転中に装置の劣化兆候(冷媒漏えいを含む)の有無を判定して、外部に通知する技術が知られている(特許文献1参照)。
前記冷凍サイクル装置は、中間期等において一定期間使用されない場合があるが、停止期間中には、冷媒漏えいの有無を判定したり、あるいはその判定結果を外部に通知したりすることができない。例えば停止期間中に冷媒漏えいが発生した場合、停止期間が明けてからユーザが冷媒漏えいに気づくこととなる。このため、従来の前記冷凍サイクル装置は、停止期間明けに運転することができない場合があった。
本開示は、冷凍サイクル装置について、停止期間中に冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部へ通知できるようにすることを目的とする。
(1)本開示の冷凍サイクル装置は、熱源側ユニットと、利用側ユニットと、前記熱源側ユニットと前記利用側ユニットとを接続する連絡配管と、冷媒配管で接続された圧縮機、凝縮器及び蒸発器と、前記連絡配管とを含む冷媒回路と、前記冷媒回路内の所定の箇所の冷媒の温度又は圧力を計測するセンサと、前記センサの計測値に基づいて前記冷媒回路における冷媒漏えいの有無の判定処理を実行する制御部と、を備えた冷凍サイクル装置であって、前記判定処理が、前記冷凍サイクル装置の運転中において、前記センサの計測値を時系列で取得する第1処理と、前記冷凍サイクル装置の運転中又は停止中において、時系列の前記計測値に基づいて冷媒漏えいの発生に関する予測情報を生成する第2処理と、前記冷凍サイクル装置の停止中において、前記予測情報に基づいて、1日1回以上冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部に通知する第3処理とを含む。
本開示の冷凍サイクル装置によれば、停止期間中に冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部へ通知することができる。これにより、冷凍サイクル装置の停止期間中に冷媒漏えいが発生した場合に、ユーザが気づくことができ、停止期間明けに、冷凍サイクル装置を運転できない事態を回避することができる。
(2)本開示の冷凍サイクル装置は、前記冷凍サイクル装置は、運転中に前記センサの計測値について所定の条件が整った場合に、前記制御部によって特定の運転モードで前記冷媒回路が制御され、前記第1処理が、前記特定の運転モードの実行中に行われると好ましい。
この場合、時系列の計測値を所定の運転条件下で取得することができるため、冷媒漏えいの有無について高精度な判定結果が得られる。
(3)本開示の冷凍サイクル装置は、前記冷凍サイクル装置の停止期間が24時間を超えない間隔で、前記第3処理が行われると好ましい。
この場合、1日1回以上、冷媒漏えいの有無を確実に判定すると共に、判定結果を外部に確実に通知することができる。
(4)本開示の冷凍サイクル装置は、冷媒漏えいが発生する前段階の冷媒漏えい量を規定した閾値が前記制御部に設定され、前記冷凍サイクル装置の停止中において、前記予測情報に基づいて算出した冷媒の漏えい予測量が前記閾値を越えた場合、前記制御部が、前記冷凍サイクル装置を起動させると共に前記第1処理を実行して新たな前記計測値を取得し、かつ、前記新たな計測値に基づいて冷媒漏えいの有無を判定すると好ましい。
この場合、停止期間中における冷媒漏えいの有無の判定精度を向上させることができる。
(5)本開示の冷凍サイクル装置は、前記冷凍サイクル装置の停止中において、前記制御部が、当該冷凍サイクル装置を定期的に起動させると共に前記第1処理を実行して新たな前記計測値を取得し、かつ、前記新たな計測値に基づいて前記第2処理を行うと好ましい。
この場合、停止期間中における冷媒漏えいの有無の判定精度を向上させることができる。
(6)本開示の冷媒漏えいの通知方法は、冷媒配管で接続された圧縮機、凝縮器及び蒸発器を含む冷媒回路と、前記冷媒回路内の所定の箇所の冷媒の温度又は圧力を計測するセンサと、前記センサの計測値に基づいて前記冷媒回路における冷媒漏えいの有無を判定する制御部と、を備えた冷凍サイクル装置における冷媒漏えいの通知方法であって、前記制御部が、前記冷凍サイクル装置の運転中において、前記センサの計測値を時系列で取得する第1処理と、前記冷凍サイクル装置の運転中又は停止中において、時系列の前記計測値に基づき冷媒漏えいの発生に関する予測情報を生成する第2処理と、前記冷凍サイクル装置の停止中において、前記予測情報に基づいて、1日1回以上冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部に通知する第3処理と、を実行する。
本開示の冷媒漏えいの通知方法によれば、停止期間中に冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部へ通知することができる。これにより、冷凍サイクル装置の停止期間中に冷媒漏えいが発生した場合に、ユーザが気づくことができ、停止期間明けに、冷凍サイクル装置を運転できない事態を回避することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、冷凍サイクル装置の実施形態を詳細に説明する。
[冷凍サイクル装置の全体構成について]
図1は、本開示の冷凍サイクル装置の概略的な構成図である。図2は、第1実施形態に係る空気調和装置の概略的な構成図である。図3は、第1実施形態に係る空気調和装置のブロック図である。図1には、本開示の冷凍サイクル装置の一実施形態である空気調和装置10を示している。以下の説明では、第1実施形態に係る空気調和装置10を第1空気調和装置11と称し、後述する第2実施形態に係る空気調和装置10を第2空気調和装置12と称する。なお、以下の説明において、単に「空気調和装置10」と称する場合は、第1空気調和装置11及び第2空気調和装置12に共通する構成を説明している。なお、本説明では、本開示の冷凍サイクル装置について空気調和装置を例示して説明するが、本開示の冷凍サイクル装置を空気調和装置に限定するものではなく、本開示の冷凍サイクル装置には、例えば冷蔵装置、冷凍装置等が含まれる。
図1は、本開示の冷凍サイクル装置の概略的な構成図である。図2は、第1実施形態に係る空気調和装置の概略的な構成図である。図3は、第1実施形態に係る空気調和装置のブロック図である。図1には、本開示の冷凍サイクル装置の一実施形態である空気調和装置10を示している。以下の説明では、第1実施形態に係る空気調和装置10を第1空気調和装置11と称し、後述する第2実施形態に係る空気調和装置10を第2空気調和装置12と称する。なお、以下の説明において、単に「空気調和装置10」と称する場合は、第1空気調和装置11及び第2空気調和装置12に共通する構成を説明している。なお、本説明では、本開示の冷凍サイクル装置について空気調和装置を例示して説明するが、本開示の冷凍サイクル装置を空気調和装置に限定するものではなく、本開示の冷凍サイクル装置には、例えば冷蔵装置、冷凍装置等が含まれる。
図1及び図2に示す空気調和装置10は、空調を行う対象空間の空気の温度を所定の目標温度に調整する。空気調和装置10は、熱源側ユニット(室外機)21及び利用側ユニット(室内機)22を備えている。本実施形態では、1台の熱源側ユニット21に1台の利用側ユニット22が接続されている構成を例示する。ただし、熱源側ユニット21及び利用側ユニット22の台数は限定されず、1台の熱源側ユニット21に2台以上の利用側ユニット22が並列に接続された構成であってもよい。なお、利用側ユニット22が熱源側ユニット21に対して複数台接続される構成の場合、冷暖切換型でヒートポンプ式の空気調和装置であってもよいし、冷房と暖房を利用側ユニット22毎に個別に切り換え可能な、いわゆる冷暖フリー型の空気調和装置であってもよい。
空気調和装置10は、連絡配管23を有する。連絡配管23は、熱源側ユニット21と利用側ユニット22との間で冷媒を循環させる。空気調和装置10は、圧縮機30、四路切換弁32、室外熱交換器31、室外膨張弁34、液閉鎖弁37、室内膨張弁24、室内熱交換器25、ガス閉鎖弁38、及びこれらを接続する冷媒配管を含む冷媒回路40を備える。冷媒回路40は、ガス冷媒配管40G及び液冷媒配管40Lを含んでいる。
利用側ユニット22は、室内膨張弁24及び室内熱交換器25を備える。室内膨張弁24及び室内熱交換器25は、冷媒回路40の一部を構成する。室内膨張弁24は、冷媒流量の調節を行うことが可能な電動弁により構成される。室内熱交換器25は、クロスフィンチューブ式又はマイクロチャネル式の熱交換器とされ、室内の空気と熱交換するために用いられる。
利用側ユニット22は、室内ファン26及び室内温度センサ27を備える。室内ファン26は、室内の空気を利用側ユニット22の内部に取り込み、室内熱交換器25において取り込んだ空気と冷媒との間で熱交換を行わせた後、当該空気を室内に吹き出すように構成される。室内ファン26は、インバータ制御によって運転回転数を調整可能なモータを備える。室内温度センサ27は、室内の温度を検出する。
熱源側ユニット21は、圧縮機30、四路切換弁32、室外熱交換器31、室外膨張弁34、液閉鎖弁37、及びガス閉鎖弁38を備える。圧縮機30、四路切換弁32、室外熱交換器31、室外膨張弁34、液閉鎖弁37、及びガス閉鎖弁38は、冷媒回路40の一部を構成する。
圧縮機30は、低圧のガス状冷媒を吸引し高圧のガス状冷媒を吐出する。圧縮機30は、インバータ制御によって運転回転数を調整可能なモータを備えている。圧縮機30は、モータがインバータ制御されることによって容量(能力)を変更可能な可変容量型(能力可変型)である。ただし、圧縮機30は一定容量型であってもよい。本開示の空気調和装置10は、1台の圧縮機30を備えているが、本開示の冷凍サイクル装置(空気調和装置)における熱源側ユニットの構成は、この構成に限定されず、2台の圧縮機を備える構成であってもよい。この場合、1台目の圧縮機を容量可変型として、2台目の圧縮機を一定容量型としてもよい。
四路切換弁32は、冷媒配管における冷媒の流れを反転させ、圧縮機30から吐出される冷媒を室外熱交換器31と室内熱交換器25との一方に切り換えて供給する。これにより、空気調和装置10は、冷房運転と暖房運転とを切り換えて行うことができる。
室外熱交換器31は、例えばクロスフィンチューブ式又はマイクロチャネル式の熱交換器であり、空気を熱源として冷媒と熱交換するために用いられる。室外膨張弁34は、冷媒流量の調節等を行うことが可能な電動弁により構成される。
液閉鎖弁37及びガス閉鎖弁38は手動の開閉弁である。液閉鎖弁37及びガス閉鎖弁38は、閉じることによってガス冷媒配管40G及び液冷媒配管40Lにおける冷媒の流れを遮蔽し、開くことによって、ガス冷媒配管40G及び液冷媒配管40Lにおける冷媒の流れを許容する。
熱源側ユニット21は、室外ファン33、複数の冷媒圧力センサ35、複数の冷媒温度センサ36、及び外気温度センサ28を備える。室外ファン33は、インバータ制御によって運転回転数を調整可能なモータを備える。室外ファン33は、屋外の空気を熱源側ユニット21の内部に取り込み、取り込んだ空気と室外熱交換器31との間で熱交換を行わせた後、当該空気を熱源側ユニット21の外部に吹き出すように構成される。
熱源側ユニット21は、冷媒圧力センサ35として、吸入圧力センサ35a及び吐出圧力センサ35bを備える。吸入圧力センサ35aは、圧縮機30に吸入される冷媒の圧力を検出する。吐出圧力センサ35bは、圧縮機30から吐出される冷媒の圧力を検出する。なお、熱源側ユニット21は、これらの冷媒圧力センサ35(吸入圧力センサ35a及び吐出圧力センサ35b)以外の冷媒圧力センサ35をさらに備えていてもよい。
熱源側ユニット21は、冷媒温度センサ36として、吸入温度センサ36a、吐出温度センサ36b、及び熱交液管温度センサ36cを備える。吸入温度センサ36aは、圧縮機30に吸入される冷媒の温度を検出する。吐出温度センサ36bは、圧縮機30から吐出される冷媒の温度を検出する。熱交液管温度センサ36cは、室外熱交換器31の液管温度を検出する。なお、熱源側ユニット21は、これらの冷媒温度センサ36(吸入温度センサ36a、吐出温度センサ36b、及び熱交液管温度センサ36c)以外の冷媒温度センサ36をさらに備えていてもよい。外気温度センサ28は、熱源側ユニット21に取り込まれる外気の温度を検出する。
空気調和装置10では、これらの冷媒圧力センサ35、冷媒温度センサ36、及び外気温度センサ28の計測値を用いて、室外熱交換器31及び室内熱交換器25の蒸発圧力、凝縮圧力、過熱度等が求められ、これらの値を調整するように圧縮機30の回転数や室外膨張弁34の開度等が制御される。なお、本実施形態では、冷媒圧力センサ35及び冷媒温度センサ36を備えた空気調和装置10を例示するが、空気調和装置10では、冷媒圧力センサ35及び冷媒温度センサ36の何れか一方を省略してもよい。例えば、冷媒圧力センサ35を省略した場合、冷媒温度センサ36の計測値から、冷媒回路40における各部の冷媒の温度を算出すればよい。
上記構成の空気調和装置10が冷房運転を行う場合に、四路切換弁32が図1において実線で示す状態に保持される。圧縮機30から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、四路切換弁32を経て室外熱交換器31に流入し、室外ファン33の作動により室外空気と熱交換して凝縮・液化する。空気調和装置10が冷房運転を行う場合、室外熱交換器31は、凝縮器として機能する。液化した冷媒は、全開状態の室外膨張弁34を通過して各利用側ユニット22に流入する。利用側ユニット22において、冷媒は、室内膨張弁24で所定の低圧に減圧され、さらに室内熱交換器25で室内空気と熱交換して蒸発する。冷媒の蒸発によって冷却された室内空気は、室内ファン26によって室内に吹き出され、当該室内を冷房する。室内熱交換器25で蒸発した冷媒は、ガス冷媒配管40Gを通って熱源側ユニット21に戻り、四路切換弁32を経て圧縮機30に吸い込まれる。空気調和装置10が冷房運転を行う場合、室内熱交換器25は、蒸発器として機能する。空気調和装置10は、室外熱交換器31に付着した霜を取り除くデフロスト運転を行う場合にも、冷房運転と同様に動作する。
空気調和装置10が暖房運転を行う場合、四路切換弁32が図1において破線で示す状態に保持される。圧縮機30から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、四路切換弁32を通過して各利用側ユニット22の室内熱交換器25に流入する。室内熱交換器25において、冷媒は室内空気と熱交換して凝縮・液化する。空気調和装置10が暖房運転を行う場合、室内熱交換器25は、凝縮器として機能する。冷媒の凝縮によって加熱された室内空気は、室内ファン26によって室内に吹き出され、当該室内を暖房する。室内熱交換器25において液化した冷媒は、液冷媒配管40Lを通って熱源側ユニット21に戻り、室外膨張弁34で所定の低圧に減圧され、さらに室外熱交換器31で室外空気と熱交換して蒸発する。室外熱交換器31で蒸発して気化した冷媒は、四路切換弁32を経て圧縮機30に吸い込まれる。空気調和装置10が暖房運転を行う場合、室外熱交換器31は、蒸発器として機能する。
[制御部について]
図2及び図3に示すように、空気調和装置10は、当該空気調和装置10の動作を制御する制御部50を備えている。以下の説明では、第1空気調和装置11の制御部50を、第1制御部51と称する。第1制御部51は、利用側ユニット22に配置された室内制御部29と、熱源側ユニット21に配置された室外制御部39と、を含んでいる。室内制御部29と室外制御部39とは、伝送線を介して相互に通信可能に接続されている。
図2及び図3に示すように、空気調和装置10は、当該空気調和装置10の動作を制御する制御部50を備えている。以下の説明では、第1空気調和装置11の制御部50を、第1制御部51と称する。第1制御部51は、利用側ユニット22に配置された室内制御部29と、熱源側ユニット21に配置された室外制御部39と、を含んでいる。室内制御部29と室外制御部39とは、伝送線を介して相互に通信可能に接続されている。
室内制御部29は、利用側ユニット22の動作を制御する装置であり、例えば、CPU等のプロセッサ、RAM、ROM等のメモリを備えたマイクロコンピュータにより構成される。室内制御部29は、LSI、ASIC、FPGA等を用いてハードウェアとして実現されるものであってもよい。室内制御部29は、メモリにインストールされたプログラムをプロセッサが実行することによって、所定の機能を発揮する。利用側ユニット22は、上述した室内温度センサ27の他に、室内ファン26のモータ電流値を検出する室内ファン電流センサ45を有している。利用側ユニット22に設けられた各センサの計測値は、室内制御部29に入力される。室内制御部29は、各センサの計測値等に基づいて室内膨張弁24や室内ファン26の動作を制御する。室内制御部29は、ユーザが利用側ユニット22の運転・停止、及び設定温度の変更等を行うリモコン41が接続されている。
室外制御部39は、熱源側ユニット21の動作を制御する装置であり、例えば、CPU等のプロセッサ、RAM、ROM等のメモリを備えたマイクロコンピュータにより構成される。室外制御部39は、LSI、ASIC、FPGA等を用いてハードウェアとして実現されるものであってもよい。室外制御部39は、メモリにインストールされたプログラムをプロセッサが実行することによって、所定の機能を発揮する。室外制御部39は、CPU等が演算を行う処理部39a、ROM,RAM等が処理部39aの演算結果等を記憶する記憶部39b、及び処理部39aの演算結果等を出力する出力部39cを有している。
熱源側ユニット21には、上述した冷媒圧力センサ35、冷媒温度センサ36、及び外気温度センサ28以外に、圧縮機30の電流値を検出する圧縮機電流センサ43、及び室外ファン33のモータ電流値を検出する室外ファン電流センサ44を有している。熱源側ユニット21に設けられた各センサの計測値は、室外制御部39に入力される。室外制御部39は、各センサの計測値等に基づいて、室外膨張弁34、圧縮機30、室外ファン33等に発揮させる機能を調整し、空気調和装置10の動作を制御する。
[運転モードについて]
空気調和装置10は、通常の冷房運転及び暖房運転を行う通常モードのほか、デフロストモード及び油戻しモードで運転可能に構成される。空気調和装置10では、所定の条件が整った場合に、制御部50が特定の運転モード(デフロストモード、油戻しモード)に切り替えて、空気調和装置10の運転を制御する。
空気調和装置10は、通常の冷房運転及び暖房運転を行う通常モードのほか、デフロストモード及び油戻しモードで運転可能に構成される。空気調和装置10では、所定の条件が整った場合に、制御部50が特定の運転モード(デフロストモード、油戻しモード)に切り替えて、空気調和装置10の運転を制御する。
デフロストモードは、室外熱交換器31に付着した霜を除去するための運転モードである。空気調和装置10が通常モードで暖房運転されている状態で、制御部50が室外熱交換器31の霜付を検知した場合に、運転モードをデフロストモードに切り換える。デフロストモードでは、四路切換弁32を切り替えて、室外熱交換器31に高圧のガス状冷媒を流し、室外熱交換器31の温度を高めることで、霜を除去する。制御部50は、デフロストモードの実行中、空気調和装置10の設定温度に関係なく、空気調和装置10の運転状態を、デフロストモードに適した所定の運転状態(圧縮機30の回転数、及び室内膨張弁24、室外膨張弁34の弁開度)に維持する。
油戻しモードは、冷媒回路40に滞留した油を圧縮機30に強制的に回収するための運転モードである。油戻しモードは、例えば、空気調和装置10の運転時間が所定時間に達した場合や、圧縮機30から吐出された油の総量が所定値に達した場合に実行される。空気調和装置10が通常モードで運転されている状態で、空気調和装置10の運転時間が所定時間に達した場合、あるいは圧縮機30から吐出された油の総量が所定値に達した場合、制御部50が運転モードを油戻しモードに切り換える。制御部50は、油戻しモードの実行中、空気調和装置10の設定温度に関係なく、空気調和装置10の運転状態を、油戻しモードに適した所定の運転状態(圧縮機30の回転数、及び室内膨張弁24、室外膨張弁34の弁開度)に維持する。
[冷媒漏えいの有無の判定方法について]
制御部50は、冷媒回路40における冷媒漏えいの有無を判定することができる。なお、以下の説明では、「冷媒漏えいの有無を判定する」ことを、単に「冷媒漏えいを判定する」と言う場合がある。
制御部50は、冷媒回路40における冷媒漏えいの有無を判定することができる。なお、以下の説明では、「冷媒漏えいの有無を判定する」ことを、単に「冷媒漏えいを判定する」と言う場合がある。
制御部50では、記憶部39bに時系列の計測値Dが記憶される。計測値Dは、空気調和装置10の運転中における各センサの計測値を時系列で整理したデータである。なお、本開示の空気調和装置10では、冷媒圧力センサ35の計測値、又は冷媒温度センサ36の計測値が、計測値Dに含まれていればよい。
制御部50では、記憶部39bに記憶されている計測値Dに基づいて、処理部39aが冷媒漏えいの判定に用いる予測情報Jを生成する。処理部39aが生成した予測情報Jは、記憶部39bに記憶される。
制御部50では、記憶部39bに記憶された予測情報Jに基づいて、処理部39aが冷媒漏えいの有無を判定する。なお、本開示の空気調和装置10では、設置当初に冷媒回路40に充填された冷媒の総量を基準(100%)として、冷媒の漏えい量が30%を超えた場合に冷媒漏えい「有り」と判定し、冷媒の漏えい量が30%を超えていない場合には冷媒漏えい「無し」と判定する。
[出力部について]
図2及び図3に示すように、空気調和装置10は、処理部39aによる冷媒漏えいの判定結果を外部へ通知する出力部39cを備えている。空気調和装置10では、出力部39cを、メール送信機能を備えたサーバ(所謂メールサーバ)により構成している。
図2及び図3に示すように、空気調和装置10は、処理部39aによる冷媒漏えいの判定結果を外部へ通知する出力部39cを備えている。空気調和装置10では、出力部39cを、メール送信機能を備えたサーバ(所謂メールサーバ)により構成している。
空気調和装置10では、出力部39cが、処理部39aによる冷媒漏えいの判定結果をメール本文に記載したメールを管理者に送信する。なお、第1空気調和装置11の出力部39cは、メールサーバでなくてもよい。この場合、出力部39cをリモコン41に接続し、処理部39aによる冷媒漏えいの判定結果を、リモコン41の表示部(図示せず)に表示するとよい。この場合、空気調和装置10で空調を行っている対象空間にいる管理者及びユーザが、冷媒漏えいの有無を把握することができる。なお、本開示の空気調和装置10では、制御部50と一体として出力部39cを設けた場合を例示しているが、制御部50と別体で(即ち、制御部とは別体のメールサーバとして)出力部39cを設けてもよい。
制御部50は、空気調和装置10の運転中に各センサの計測値を取得し、前記計測値に基づいて処理部39aが定期的に冷媒漏えいの有無の判定を行う。制御部50は、空気調和装置10の運転中に、出力部39cが定期的に冷媒漏えいの有無の判定結果を外部に通知する。本開示の空気調和装置10では、当該空気調和装置10が数日間にわたって連続運転される場合、処理部39aが1日1回以上定期的に冷媒漏えいの有無の判定を行うと共に、出力部39cが定期的に冷媒漏えいの有無の判定結果を外部に通知する。
[制御部が行う処理について]
制御部50は、以下に説明する第1処理S1、第2処理S2、及び第3処理S3を実行する。
制御部50は、以下に説明する第1処理S1、第2処理S2、及び第3処理S3を実行する。
(第1処理について)
図4A及び図5Aに示すように、制御部50は、空気調和装置10の運転中に第1処理S1を実行する。第1処理S1は、空気調和装置10の運転中に各センサの計測値を制御部50が取得し、処理部39aが取得した計測値から時系列の計測値Dを生成し、記憶部39bに記憶させる処理である。ここでいう「各センサ」には、室内温度センサ27、外気温度センサ28、冷媒圧力センサ35、冷媒温度センサ36、圧縮機電流センサ43、室外ファン電流センサ44、及び室内ファン電流センサ45等が含まれる。計測値Dには、冷媒漏えいの有無の判定に必要な各種センサの計測値が含まれる。なお、本開示の空気調和装置10は、冷媒圧力センサ35又は冷媒温度センサ36を備えていればよく、冷媒圧力センサ35又は冷媒温度センサ36以外のセンサを省略してもよい。
図4A及び図5Aに示すように、制御部50は、空気調和装置10の運転中に第1処理S1を実行する。第1処理S1は、空気調和装置10の運転中に各センサの計測値を制御部50が取得し、処理部39aが取得した計測値から時系列の計測値Dを生成し、記憶部39bに記憶させる処理である。ここでいう「各センサ」には、室内温度センサ27、外気温度センサ28、冷媒圧力センサ35、冷媒温度センサ36、圧縮機電流センサ43、室外ファン電流センサ44、及び室内ファン電流センサ45等が含まれる。計測値Dには、冷媒漏えいの有無の判定に必要な各種センサの計測値が含まれる。なお、本開示の空気調和装置10は、冷媒圧力センサ35又は冷媒温度センサ36を備えていればよく、冷媒圧力センサ35又は冷媒温度センサ36以外のセンサを省略してもよい。
(第2処理について)
図4B及び図5Bに示すように、制御部50は、空気調和装置10の運転中又は停止中に第2処理S2を実行する。第2処理S2は、第1処理S1で生成した計測値Dに基づいて、冷媒漏えいの判定に用いる予測情報Jを生成する処理である。処理部39aは、空気調和装置10の運転中又は停止中に、記憶部39bに記憶されている計測値Dから予測情報Jを生成する。予測情報Jには、冷媒回路40からの冷媒漏えい量の傾向を示す情報(例えば、空気調和装置10の停止期間と冷媒漏えい量との相関を表す近似式等)が含まれる。予測情報Jの一例は、空気調和装置10が停止しているときの単位時間当たりの冷媒の漏えい量(予測値)を算出する数式であり、当該数式に停止期間を代入することで、停止期間中に漏えいする冷媒量(予測値)を算出することができる。前記数式は、空気調和装置10が運転しているときの単位時間当たりの冷媒の漏えい量に基づいて、空気調和装置10の運転時及び停止時の冷媒圧力の差異を加味して導出される。空気調和装置10では、予測情報Jを用いることによって、冷媒回路40からの冷媒漏えい量が30%を超えるタイミングを予測することができる。なお、本説明でいう「停止中」とは、室内ファン26、室外ファン33、及び圧縮機30が停止していて、空気調和装置10が対象空間の空気調和を行っていない状態で、制御部50が各処理S1~S3を実行することができる状態を意味する。よって、本説明の「停止中」には、空気調和装置10の主電源がOFFとされ、制御部50に通電されておらず、制御部によって各処理S1~S3を実行することができない状態は含まない。
図4B及び図5Bに示すように、制御部50は、空気調和装置10の運転中又は停止中に第2処理S2を実行する。第2処理S2は、第1処理S1で生成した計測値Dに基づいて、冷媒漏えいの判定に用いる予測情報Jを生成する処理である。処理部39aは、空気調和装置10の運転中又は停止中に、記憶部39bに記憶されている計測値Dから予測情報Jを生成する。予測情報Jには、冷媒回路40からの冷媒漏えい量の傾向を示す情報(例えば、空気調和装置10の停止期間と冷媒漏えい量との相関を表す近似式等)が含まれる。予測情報Jの一例は、空気調和装置10が停止しているときの単位時間当たりの冷媒の漏えい量(予測値)を算出する数式であり、当該数式に停止期間を代入することで、停止期間中に漏えいする冷媒量(予測値)を算出することができる。前記数式は、空気調和装置10が運転しているときの単位時間当たりの冷媒の漏えい量に基づいて、空気調和装置10の運転時及び停止時の冷媒圧力の差異を加味して導出される。空気調和装置10では、予測情報Jを用いることによって、冷媒回路40からの冷媒漏えい量が30%を超えるタイミングを予測することができる。なお、本説明でいう「停止中」とは、室内ファン26、室外ファン33、及び圧縮機30が停止していて、空気調和装置10が対象空間の空気調和を行っていない状態で、制御部50が各処理S1~S3を実行することができる状態を意味する。よって、本説明の「停止中」には、空気調和装置10の主電源がOFFとされ、制御部50に通電されておらず、制御部によって各処理S1~S3を実行することができない状態は含まない。
本開示の空気調和装置10では、処理部39aが、計測値Dに基づいて、冷媒回路40の凝縮器(室内熱交換器25又は室外熱交換器31)の出口における冷媒の過冷却度を算出し、算出した過冷却度と目標過冷却度との差異に基づいて、予測情報Jを生成する。具体的には、処理部39aは、過冷却度と目標過冷却度との差異に基づいて運転中の単位時間当たりの冷媒の漏えい量を算出し、運転中の冷媒圧力と停止中の冷媒圧力との差異を加味して、停止中の単位時間あたりの冷媒の漏えい量の予測値を算出する。予測情報Jは、例えば、前記予測値を算出するための数式(停止期間と冷媒漏洩量の関係を示す相関式)や、テーブル(停止期間と冷媒漏洩量の対応関係を示す数値テーブル)等である。なお、本開示の空気調和装置10では、制御部50が、凝縮器出口の過冷却度に基づいて冷媒漏えいを判定するが、本開示の空気調和装置における冷媒漏えいの判定ロジックは、過冷却度を用いたロジックに限定されない。例えば、冷媒漏えいの判定ロジックには、従来から一般的に知られている冷媒圧力又は冷媒温度に基づく判定方法を採用してもよい。
(第3処理について)
図4C及び図5Cに示すように、制御部50は、空気調和装置10の停止中に第3処理S3を実行する。第3処理S3は、予測情報Jに基づいて冷媒漏えいを判定すると共に、判定結果を管理者に通知する処理である。空気調和装置10では、当該空気調和装置10の停止中に、処理部39aが、記憶部39bに記憶されている予測情報Jから、その時点における冷媒漏えいを判定する。制御部50は、空気調和装置10の停止期間中に、第3処理S3を1日1回以上実行する。これにより、空気調和装置10では、当該空気調和装置10が停止している期間中であっても、冷媒漏えいの判定結果を、管理者に対して1日1回以上通知することができる。なお、制御部50は、空気調和装置10が停止中でない(運転中である)場合、計測値D又は予測情報Jに基づいて、冷媒漏えいの有無を判定する。
図4C及び図5Cに示すように、制御部50は、空気調和装置10の停止中に第3処理S3を実行する。第3処理S3は、予測情報Jに基づいて冷媒漏えいを判定すると共に、判定結果を管理者に通知する処理である。空気調和装置10では、当該空気調和装置10の停止中に、処理部39aが、記憶部39bに記憶されている予測情報Jから、その時点における冷媒漏えいを判定する。制御部50は、空気調和装置10の停止期間中に、第3処理S3を1日1回以上実行する。これにより、空気調和装置10では、当該空気調和装置10が停止している期間中であっても、冷媒漏えいの判定結果を、管理者に対して1日1回以上通知することができる。なお、制御部50は、空気調和装置10が停止中でない(運転中である)場合、計測値D又は予測情報Jに基づいて、冷媒漏えいの有無を判定する。
本開示の空気調和装置10では、運転停止前までに取得した時系列の計測値Dに基づいて、停止中の冷媒回路40からの冷媒の漏えい量を予測することで、停止中の空気調和装置10について、冷媒漏えいの判定結果を通知することができる。
このため、本開示の空気調和装置10が「業務用冷凍空調機器の常時監視によるフロン類の漏えい検知システムガイドライン(JRA GL-17:2021)」への対応が要求される機種である場合に、空気調和装置10の停止期間中であっても、冷媒漏えいの有無の診断を、1日1回以上確実に行うことが可能となる。
なお、本開示の空気調和装置10では、制御部50のうち、室外制御部39が、各処理S1~S3を実行する場合を例示しているが、室内制御部29が各処理S1~S3を実行する構成であってもよい。
空気調和装置10は、通常モード以外の特定の運転モード(例えば、デフロストモード及び油戻しモード)の実行中に、第1処理S1を実行すると好ましい。特定の運転モードの実行中は、空気調和装置10の運転条件が略一定となるため、略一定の運転条件下で時系列の計測値Dを取得することが可能となる。略一定の運転条件下で取得された計測値Dに基づいて第2処理S2を行い、予測情報Jを生成することによって、冷媒漏えいの発生有無の予測精度を向上させることが可能となる。なお、空気調和装置10が第1処理S1を実行する特定の運転モードは、本説明で例示したデフロストモード及び油戻しモードには限定されず、運転条件が略一定となる運転モードであればよい。
空気調和装置10では、運転停止期間中において第3処理S3を1日1回以上実行するために、以下のロジック1)2)の何れかを採用すると好ましい。
1)空気調和装置10は、運転中又は停止中に関わらず、設定した定刻(例えば、午後11時)になった場合に、当日の冷媒漏えいの判定結果を外部に通知する。空気調和装置10が設定した前記定刻に停止中である場合には、第3処理S3を実行する。
2)空気調和装置10は、運転中又は停止中に関わらず、設定間隔(例えば、24時間)が経過したタイミング、当日の冷媒漏えいの判定結果を外部に通知する。前記設定した間隔が経過したタイミングで空気調和装置10が停止中である場合には、第3処理S3を実行する。この場合の前記設定間隔は、24時間以内の値とする。
1)空気調和装置10は、運転中又は停止中に関わらず、設定した定刻(例えば、午後11時)になった場合に、当日の冷媒漏えいの判定結果を外部に通知する。空気調和装置10が設定した前記定刻に停止中である場合には、第3処理S3を実行する。
2)空気調和装置10は、運転中又は停止中に関わらず、設定間隔(例えば、24時間)が経過したタイミング、当日の冷媒漏えいの判定結果を外部に通知する。前記設定した間隔が経過したタイミングで空気調和装置10が停止中である場合には、第3処理S3を実行する。この場合の前記設定間隔は、24時間以内の値とする。
空気調和装置10では、制御部50が、上記ロジック1)2)の何れかに従ったタイミングで第3処理S3を実行することによって、空気調和装置10の停止期間中であっても、管理者に対する冷媒漏えいの判定結果の通知が1日1回以上確実に行われる。
空気調和装置10では、制御部50において、以下に説明する第1閾値X1及び第2閾値X2が設定されていると好ましい。
第1閾値X1及び第2閾値X2は、冷媒の漏えい量に関する閾値である。第1閾値X1は、冷媒漏えい「有り」と判定するか否かの境界値であり、冷媒の漏えい量が第1閾値X1を超えた場合には、冷媒漏えい「有り」と判定する。第2閾値X2は、冷媒漏えい「有り」と判定する値(第1閾値X1)より小さい値であり、冷媒漏えい「有り」と判定される状態には未だ至っていないが、冷媒漏えい「有り」と判定される状態になりつつあることを示す閾値である。
具体的には、本開示の空気調和装置10では、運用当初の冷媒回路40に対する冷媒の充填総量を基準(100%)として、基準の30%の冷媒量を第1閾値X1としている。第2閾値X2は、第1閾値X1より少ない冷媒量であり、第1閾値X1(30%)より少ない25%の冷媒量としている。
本開示の空気調和装置10では、第3処理S3で算出した冷媒の漏えい予測量が第2閾値X2(25%)を超えた場合、制御部50が空気調和装置10を起動させると共に、各センサの計測値に基づいて冷媒漏えいの有無を判定する。このとき、実施の運転状態に基づいて算出された冷媒の漏えい量が第1閾値X1(30%)を超えていなければ、制御部50は、冷媒漏えい「無し」と判定する。
空気調和装置10では、第3処理S3で予測した冷媒漏えい量が、第2閾値X2を超えた場合(冷媒漏えい「有り」と判定すべき第1閾値X1に近づいてきた場合)に、実際の空気調和装置10の運転状態に基づいて冷媒漏えいを判定することによって、冷媒漏えいをより精度よく判定することが可能となって、冷媒漏えいの有無の誤判定も抑制できる。
空気調和装置10では、制御部50において、以下に説明する第3閾値X3が設定されているとさらに好ましい。第3閾値X3は、空気調和装置10の停止期間に関する閾値であり、例えば、48時間、3日等の値である。
空気調和装置10では、空気調和装置10の停止期間が第3閾値X3(例えば、48時間)を超えた場合に、制御部50が空気調和装置10を起動させて、第1処理S1及び第2処理S2を実行する。換言すると、空気調和装置10では、制御部50は、定期的に(第3閾値X3の期間毎に)第1処理S1によって新たな計測値Dを取得すると共に、新たな計測値Dに基づいて定期的に第2処理S2を行って予測情報Jを更新する。
制御部50に第3閾値X3が設定された空気調和装置10では、第3処理S3を実行する際に、更新された(より現状に即した)予測情報Jに基づいて冷媒漏えいを判定することができ、これにより、冷媒漏えいをより精度よく判定することが可能となって、冷媒漏えいの誤判定も抑制できる。
[第2実施形態に係る空気調和装置について]
図6は、第2実施形態に係る空気調和装置の概略的な構成図である。図7は、第2実施形態に係る空気調和装置のブロック図である。本開示の空気調和装置10は、図6に示す構成であってもよい。図6に示す第2空気調和装置12は、本開示の空気調和装置10の第2実施形態である。図6及び図7に示すように、第2空気調和装置12は、制御部50の構成が第1空気調和装置11と異なっている。以下の説明では、第2空気調和装置12が有する制御部50を、第2制御部52と称する。
図6は、第2実施形態に係る空気調和装置の概略的な構成図である。図7は、第2実施形態に係る空気調和装置のブロック図である。本開示の空気調和装置10は、図6に示す構成であってもよい。図6に示す第2空気調和装置12は、本開示の空気調和装置10の第2実施形態である。図6及び図7に示すように、第2空気調和装置12は、制御部50の構成が第1空気調和装置11と異なっている。以下の説明では、第2空気調和装置12が有する制御部50を、第2制御部52と称する。
図6及び図7に示すように、第2空気調和装置12は、監視装置60を備えている点で、第1空気調和装置11と異なっている。監視装置60は、例えばビルの中央監視室に設置される。監視装置60は、熱源側ユニット21及び利用側ユニット22の動作を監視(管理)する。
監視装置60は、制御部61を備える。制御部61は、例えば、CPU等のプロセッサ、RAM、ROM等のメモリを備えたマイクロコンピュータにより構成される。制御部61は、LSI、ASIC、FPGA等を用いてハードウェアとして実現されるものであってもよい。制御部61は、メモリにインストールされたプログラムをプロセッサが実行することによって、所定の機能を発揮する。制御部61は、CPU等が演算を行う処理部61a、ROM,RAM等が処理部61aの演算結果等を記憶する記憶部61b、及び処理部61aの演算結果等を出力する出力部61cを有している。
第2空気調和装置12は、さらに管理サーバ70を備えている点で、第1空気調和装置11と異なっている。なお、第2空気調和装置12は、管理サーバ70を省略してもよい。
管理サーバ70は、空気調和装置10が設置される建物とは離れた遠隔地に設けられている。管理サーバ70は、例えば、CPU等の演算部及びROM,RAM等の記憶部を有する制御部71を含むパーソナルコンピュータにより構成されている。制御部71は、CPU等が演算を行う処理部71a、ROM,RAM等が処理部71aの演算結果等を記憶する記憶部71b、及び処理部71aの演算結果等を出力する出力部71cを有している。監視装置60と管理サーバ70とは、インターネット等のネットワーク80を介して通信可能に接続されている。
図6及び図7に示すように、第2制御部52は、室内制御部29、室外制御部39、監視装置60の制御部61、及び管理サーバ70の制御部71を含んでいる。室内制御部29及び室外制御部39は、伝送線を介して監視装置60に接続される。室内制御部29、室外制御部39、及び制御部61は、ネットワーク80を介して管理サーバ70に接続される。このような構成の第2空気調和装置12では、第2制御部52に含まれる制御部61によって、第2空気調和装置12の運転を制御することができる。第2空気調和装置12では、室外制御部39の代わりに、制御部61が、前述した第1処理S1、第2処理S2、及び第3処理S3を実行してもよい。
制御部61が各処理S1~S3を実行する場合、記憶部61bに計測値Dが記憶される。計測値Dは、第2空気調和装置12の運転中における各センサの計測値を時系列で整理したデータである。制御部61では、記憶部61bに記憶されている計測値Dに基づいて、処理部61aが予測情報Jを生成する。処理部61aが生成した予測情報Jは、記憶部61bに記憶される。制御部61では、記憶部61bに記憶された予測情報Jに基づいて、処理部61aが冷媒漏えいの有無を判定する。第2空気調和装置12では、出力部61cが、処理部61aによる冷媒漏えいの判定結果を管理者に通知する。
あるいは、管理サーバ70を有する第2空気調和装置12では、第2制御部52に含まれる制御部71によって、第2空気調和装置12の運転を制御することができる。第2空気調和装置12では、室外制御部39の代わりに、制御部71が、前述した第1処理S1、第2処理S2、及び第3処理S3を実行してもよい。
制御部71が各処理S1~S3を実行する場合、記憶部71bに計測値Dが記憶される。制御部71では、記憶部71bに記憶されている計測値Dに基づいて、処理部71aが予測情報Jを生成する。処理部71aが生成した予測情報Jは、記憶部71bに記憶される。制御部71では、記憶部71bに記憶された予測情報Jに基づいて、処理部71aが冷媒漏えいの有無を判定する。管理サーバ70を有する第2空気調和装置12では、出力部71cが、処理部71aによる冷媒漏えいの判定結果を管理者に通知する。
[実施形態の作用効果]
(1)上記実施形態の空気調和装置10は、熱源側ユニット21と、利用側ユニット22と、熱源側ユニット21と利用側ユニット22とを接続する連絡配管23と、冷媒配管で接続された圧縮機30、室内熱交換器25及び室外熱交換器31(凝縮器及び蒸発器)と、連絡配管23とを含む冷媒回路40と、冷媒回路40内の所定の箇所の冷媒の温度を計測する冷媒温度センサ36又は冷媒の圧力を計測する冷媒圧力センサ35と、センサ35,36の計測値に基づいて冷媒回路40における冷媒漏えいの有無の判定処理を実行する制御部50と、を備える。空気調和装置10では、前記判定処理が、空気調和装置10の運転中において、センサ35,36の計測値を時系列で取得する第1処理S1と、空気調和装置10の運転中又は停止中において、時系列の計測値Dに基づいて冷媒漏えいの発生に関する予測情報Jを生成する第2処理S2と、空気調和装置10の停止中において、予測情報Jに基づいて、1日1回以上冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部に通知する第3処理S3とを含む。
(1)上記実施形態の空気調和装置10は、熱源側ユニット21と、利用側ユニット22と、熱源側ユニット21と利用側ユニット22とを接続する連絡配管23と、冷媒配管で接続された圧縮機30、室内熱交換器25及び室外熱交換器31(凝縮器及び蒸発器)と、連絡配管23とを含む冷媒回路40と、冷媒回路40内の所定の箇所の冷媒の温度を計測する冷媒温度センサ36又は冷媒の圧力を計測する冷媒圧力センサ35と、センサ35,36の計測値に基づいて冷媒回路40における冷媒漏えいの有無の判定処理を実行する制御部50と、を備える。空気調和装置10では、前記判定処理が、空気調和装置10の運転中において、センサ35,36の計測値を時系列で取得する第1処理S1と、空気調和装置10の運転中又は停止中において、時系列の計測値Dに基づいて冷媒漏えいの発生に関する予測情報Jを生成する第2処理S2と、空気調和装置10の停止中において、予測情報Jに基づいて、1日1回以上冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部に通知する第3処理S3とを含む。
このような空気調和装置10によれば、停止期間中に冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部へ通知することができる。これにより、空気調和装置10の停止期間中に冷媒漏えいが発生した場合に、ユーザが気づくことができ、停止期間明けに、空気調和装置10を運転できない事態を回避することができる。
(2)上記実施形態の空気調和装置10は、運転中にセンサ35,36の計測値について所定の条件が整った場合に、制御部50によって特定の運転モード(デフロストモードや油戻しモード)で冷媒回路40が制御され、第1処理S1が、前記特定の運転モードの実行中に行われる。この場合、時系列の計測値Dを所定の運転条件下で取得することができるため、冷媒漏えいの有無について高精度な判定結果が得られる。
(3)上記実施形態の空気調和装置10は、空気調和装置10の停止期間が24時間を超えない間隔で、第3処理S3が行われる。この場合、1日1回以上、冷媒漏えいの有無を確実に判定すると共に、判定結果を外部に確実に通知することができる。
(4)上記実施形態の空気調和装置10は、冷媒漏えいが発生する前段階の冷媒漏えい量を規定した第2閾値X2が制御部50に設定され、空気調和装置10の停止中において、予測情報Jに基づいて算出した冷媒の漏えい予測量が第2閾値X2を越えた場合、制御部50が、空気調和装置10を起動させると共に第1処理S1を実行して新たな計測値Dを取得し、かつ、新たな計測値Dに基づいて冷媒漏えいの有無を判定する。この場合、停止期間中における冷媒漏えいの有無の判定精度を向上させることができる。
(5)上記実施形態の空気調和装置10は、空気調和装置10の停止中において、制御部50が、当該空気調和装置10を定期的に起動させると共に第1処理S1を実行して新たな計測値Dを取得し、かつ、新たな計測値Dに基づいて第2処理S2を行う。この場合、停止期間中における冷媒漏えいの有無の判定精度を向上させることができる。
(6)上記実施形態の空気調和装置10における冷媒漏えいの通知方法は、冷媒配管で接続された圧縮機30、室内熱交換器25及び室外熱交換器31(凝縮器及び蒸発器)を含む冷媒回路40と、冷媒回路40内の所定の箇所の冷媒の温度を計測する冷媒温度センサ36又は冷媒の圧力を計測する冷媒圧力センサ35と、センサ35,36の計測値に基づいて冷媒回路40における冷媒漏えいの有無を判定する制御部50と、を備えた空気調和装置10における冷媒漏えいの通知方法である。空気調和装置10における冷媒漏えいの通知方法では、制御部50が、空気調和装置10の運転中において、センサ35,36の計測値を時系列で取得する第1処理S1と、空気調和装置10の運転中又は停止中において、時系列の計測値Dに基づき冷媒漏えいの発生に関する予測情報Jを生成する第2処理S2と、空位調和装置10の停止中において、予測情報Jに基づいて、1日1回以上冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部に通知する第3処理S3と、を実行する。
本開示の冷媒漏えいの通知方法によれば、停止期間中に冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部へ通知することができる。これにより、空気調和装置10の停止期間中に冷媒漏えいが発生した場合に、ユーザが気づくことができ、停止期間明けに、空気調和装置10を運転できない事態を回避することができる。
なお、本開示は、以上の例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 :空気調和装置(冷凍サイクル装置)
21 :熱源側ユニット
22 :利用側ユニット
23 :連絡配管
25 :室内熱交換器(凝縮器又は蒸発器)
30 :圧縮機
31 :室外熱交換器(凝縮器又は蒸発器)
35 :冷媒圧力センサ(センサ)
36 :冷媒温度センサ(センサ)
40 :冷媒回路
50 :制御部
D :計測値
J :予測情報
S1 :第1処理
S2 :第2処理
S3 :第3処理
X2 :第2閾値(閾値)
21 :熱源側ユニット
22 :利用側ユニット
23 :連絡配管
25 :室内熱交換器(凝縮器又は蒸発器)
30 :圧縮機
31 :室外熱交換器(凝縮器又は蒸発器)
35 :冷媒圧力センサ(センサ)
36 :冷媒温度センサ(センサ)
40 :冷媒回路
50 :制御部
D :計測値
J :予測情報
S1 :第1処理
S2 :第2処理
S3 :第3処理
X2 :第2閾値(閾値)
Claims (6)
- 熱源側ユニット(21)と、
利用側ユニット(22)と、
前記熱源側ユニット(21)と前記利用側ユニット(22)とを接続する連絡配管(23)と、
冷媒配管(40L、40G)で接続された圧縮機(30)、凝縮器及び蒸発器(25,31)と、前記連絡配管(23)とを含む冷媒回路(40)と、
前記冷媒回路(40)内の所定の箇所の冷媒の温度又は圧力を計測するセンサ(35,36)と、
前記センサ(35,36)の計測値に基づいて前記冷媒回路(40)における冷媒漏えいの有無の判定処理を実行する制御部(50)と、を備えた冷凍サイクル装置(10)であって、
前記判定処理が、
前記冷凍サイクル装置(10)の運転中において、前記センサ(35,36)の計測値を時系列で取得する第1処理(S1)と、
前記冷凍サイクル装置(10)の運転中又は停止中において、時系列の前記計測値(D)に基づいて冷媒漏えいの発生に関する予測情報(J)を生成する第2処理(S2)と、
前記冷凍サイクル装置(10)の停止中において、前記予測情報(J)に基づいて、1日1回以上冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部に通知する第3処理(S3)とを含む、冷凍サイクル装置(10)。 - 前記冷凍サイクル装置(10)は、運転中に前記センサ(35,36)の計測値について所定の条件が整った場合に、前記制御部(50)によって特定の運転モードで前記冷媒回路が制御され、
前記第1処理(S1)が、前記特定の運転モードの実行中に行われる、請求項1に記載の冷凍サイクル装置(10)。 - 前記冷凍サイクル装置(10)の停止期間が24時間を超えない間隔で、前記第3処理(S3)が行われる、請求項1又は請求項2に記載の冷凍サイクル装置(10)。
- 冷媒漏えいが発生する前段階の冷媒漏えい量を規定した閾値(X2)が前記制御部(50)に設定され、
前記冷凍サイクル装置(10)の停止中において、前記予測情報(J)に基づいて算出した冷媒の漏えい予測量が前記閾値(X2)を越えた場合、
前記制御部(50)が、前記冷凍サイクル装置(10)を起動させると共に前記第1処理(S1)を実行して新たな前記計測値(D)を取得し、かつ、前記新たな計測値(D)に基づいて冷媒漏えいの有無を判定する、請求項1~3の何れか一項に記載の冷凍サイクル装置(10)。 - 前記冷凍サイクル装置(10)の停止中において、前記制御部(50)が、当該冷凍サイクル装置(10)を定期的に起動させると共に前記第1処理(S1)を実行して新たな前記計測値(D)を取得し、かつ、前記新たな計測値(D)に基づいて前記第2処理(S2)を行う、請求項1~4の何れか一項に記載の冷凍サイクル装置(10)。
- 冷媒配管(40L,40G)で接続された圧縮機(30)、凝縮器及び蒸発器(25,31)を含む冷媒回路(40)と、
前記冷媒回路(40)内の所定の箇所の冷媒の温度又は圧力を計測するセンサ(35,36)と、
前記センサ(35,36)の計測値に基づいて前記冷媒回路(40)における冷媒漏えいの有無を判定する制御部(50)と、を備えた冷凍サイクル装置(10)における冷媒漏えいの通知方法であって、
前記制御部(50)が、
前記冷凍サイクル装置(10)の運転中において、前記センサ(35,36)の計測値を時系列で取得する第1処理(S1)と、
前記冷凍サイクル装置(10)の運転中又は停止中において、時系列の前記計測値(D)に基づき冷媒漏えいの発生に関する予測情報(J)を生成する第2処理(S2)と、
前記冷凍サイクル装置(10)の停止中において、前記予測情報(J)に基づいて、1日1回以上冷媒漏えいの有無を判定すると共に判定結果を外部に通知する第3処理(S3)と、を実行する、冷媒漏えいの通知方法。
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JP2022056533A JP2023148485A (ja) | 2022-03-30 | 2022-03-30 | 冷凍サイクル装置及び冷媒漏えいの通知方法 |
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