JP2023148007A - 表示システム、及び表示プログラム - Google Patents

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【課題】対象物に照射された照射光の位置を表示することが可能となる表示システム、及び表示プログラムを提供すること。【解決手段】対象物の周囲の所定位置に設置されているレーザー墨出装置1から出射されて壁に照射された照射光の照射位置を特定する位置特定部251と、位置特定部251の特定結果に基づいて、壁における照射位置に対応する位置に、前記照射光に関する図形である照射図形画像を投影する照射図形画像投影部252と、を備え、壁に照射された照射光を撮影する撮影部23、を備え、位置特定部251は、撮影部23の撮影結果に基づいて、照射位置を特定し、照射位置を特定するための基準となる基準画像を壁に投影する基準画像投影部253、を備え、位置特定部251は、撮影部23の撮影結果に基づいて、撮影部23が撮影した基準画像を基準にして照射位置を特定する。【選択図】図1

Description

本発明は、表示システム、及び表示プログラムに関する。
従来、墨出し作業の支援を行うためのレーザー墨出器が知られていた(例えば、特許文献1参照)。このレーザー墨出器については、墨出しする位置をレーザー光で表示していた。
特開2007-178173号公報
ところで、上述のレーザー墨出器については、レーザーで照射した墨出し位置を変更しながら墨出し支援を行うので、都度マーカーで印をつける等の作業が必要である。
よって、対象物に照射された照射光の位置を残す技術が要望されていた。
本発明は上記事実に鑑み、対象物に照射された照射光の位置を表示することが可能となる表示システム、及び表示プログラムを提供する事を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の表示システムは、対象物の周囲の所定位置に設置されている照射光出力装置から出射されて前記対象物に照射された照射光の照射位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段の特定結果に基づいて、前記対象物における前記照射位置に対応する位置に、前記照射光に関する図形である照射図形画像を投影する照射図形画像投影手段と、を備える。
請求項2に記載の表示システムは、請求項1に記載の表示システムにおいて、前記対象物に照射された前記照射光を撮影する撮影手段、を備え、前記位置特定手段は、前記撮影手段の撮影結果に基づいて、前記照射位置を特定する。
請求項3に記載の表示システムは、請求項2に記載の表示システムにおいて、前記照射位置を特定するための基準となる基準画像を前記対象物に投影する基準画像投影手段、を備え、前記撮影手段は、前記基準画像及び前記照射光を撮影し、前記位置特定手段は、前記撮影手段の撮影結果に基づいて、前記撮影手段が撮影した前記基準画像を基準にして前記照射位置を特定する。
請求項4に記載の表示システムは、請求項1から3のいずれか一項に記載の表示システムにおいて、前記表示システムは、前記照射光出力装置とは別体である。
請求項5に記載の表示システムは、請求項1から4のいずれか一項に記載の表示システムにおいて、前記照射光出力装置は、前記対象物に対して行われる所定の作業の基準となる位置に、前記照射光を照射し、前記表示システムは、前記照射図形画像を投影することにより前記所定の作業を支援するシステムである。
請求項6に記載の表示システムは、請求項1から5のいずれか一項に記載の表示システムにおいて、前記照射光出力装置は、不可視光を前記照射光として出射し、前記照射図形画像投影手段は、前記不可視光である前記照射光に関する図形である前記照射図形画像を投影する。
請求項7に記載の表示プログラムは、コンピュータを、対象物の周囲の所定位置に設置されている照射光出力装置から出射されて前記対象物に照射された照射光の照射位置を特定する位置特定手段と、前記位置特定手段の特定結果に基づいて、前記対象物における前記照射位置に対応する位置に、前記照射光に関する図形である照射図形画像を投影する照射図形画像投影手段と、として機能させる。
請求項1に記載の表示システム及び請求項7に記載の表示プログラムによれば、対象物における照射位置に対応する位置に照射図形画像を投影することにより、例えば、照射図形画像を用いて、対象物に照射された照射光の位置を表示することが可能となる。
請求項2に記載の表示システムによれば、撮影手段の撮影結果に基づいて、照射位置を特定することにより、例えば、照射位置を確実に特定することができるので、対象物に照射された照射光の位置を確実に表示することが可能となる。
請求項3に記載の表示システムによれば、撮影手段が撮影した基準画像を基準にして照射位置を特定することにより、例えば、照射位置の特定精度を向上させることがきるので、対象物に照射された照射光の位置の表示精度を向上させることが可能となる。
請求項4に記載の表示システムによれば、表示システムは照射光出力装置とは別体であることにより、例えば、照射光出力装置から離れた位置で表示システムを用いることができるので、表示システムの利便性を向上させることが可能となる。
請求項5に記載の表示システムによれば、表示システムは、照射図形画像を投影することにより所定の作業を支援するシステムであることにより、例えば、所定の作業の作業効率を向上させることが可能となる。
請求項6に記載の表示システムによれば、不可視光である照射光に関する図形である照射図形画像を投影することにより、例えば、不可視光の照射を可視化することが可能となる。
本実施の形態に係る支援システムを機能概念的に示すブロック図である。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。 支援システムの説明図である。 支援処理のフローチャートである。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。 支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る表示システム、及び表示プログラムの実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、表示システム、及び表示プログラムに関する。
ここで、「表示システム」とは、対象物に照射された照射光の照射位置を特定し、対象物における当該照射位置に対応する位置に、照射光に関する図形の画像である照射図形画像を投影するシステム等を含む概念であり、例えば、所定の作業を支援するためのシステム等を含む概念である。
「対象物」とは、照射光が照射される対象となる物であり、例えば、建設作業の対象となる建設中又は建設済の壁、床、天井、又は建築用の部材等、土木作業の対象となるトンネル内面等、製造作業の対象となる船又は飛行機等、及びその他の任意の物を含む概念である。
「照射光」とは、対象物に照射される光であり、具体的には、対象物の周囲の所定位置に設置されている照射光出力装置から出射される光等を含む概念である。「照射光」については、対象物に点形状に照射される光、対象物に線形状に照射される光、及び対象物にその他の任意の形状にて照射される光等を含む概念である。
「照射位置」とは、照射光が照射された位置を示す概念である。
「照射図形画像」とは、対象物における照射位置に対応する位置に投影される図形の画像であり、対象物に照射された照射光に関する図形の画像である。なお、「対象物に照射された照射光に関する図形の画像」とは、対象物に照射された照射光の位置を示す図形の画像、及び、対象物に照射された照射光又は当該照射光の位置を基準として導き出される図形の画像等を示す概念である。
「照射図形画像」は、例えば、対象物に照射された照射光の形状と同じ形状の画像(例えば、対象物に照射された照射光の形状が点形状である場合の点形状の画像等、あるいは対象物に照射された照射光の形状が線形状である場合の線形状の画像等)、及び対象物に照射された照射光を基準とした画像(例えば、対象物に複数の照射光が照射された場合の当該照射光が照射された位置同士又は当該位置の軌跡同士を結んで形成される線分の画像)等を示す概念である。なお、ここでの、「対象物に複数の照射光が照射された場合」とは、相互に同じタイミングに複数の照射光が照射されること、及び、相互に異なるタイミングに1点ずつ相互に異なる位置に順次照射光が照射されて、相互に異なる位置に照射光が順次照射されること等を含む概念である。
また、「対象物に照射された照射光を基準とした画像」については、例えば、対象物に照射された照射光を基準とした所定形状の画像を含む概念であるものと解釈してもよい。一例としては、所定の形状として所定径(例えば、数mm程度等)の円形状の点と定められている場合において、対象物に対して照射された照射光が楕円形状又は長円形状の点である場合、当該照射された照射光の楕円形状又は長円形状の重心(つまり、中心)を基準とした所定径の円形状の点の画像が、「照射図形画像」に該当することになる。
「対象物における照射位置に対応する位置」とは、例えば、照射位置自体、及び照射位置を基準とした位置(照射位置から離れた位置を含む)等を含む概念である。
「図形」とは、例えば、1個の点自体、複数個の点自体、1個線自体、複数個の線自体、及びこれらの集合等を含む概念である。
「所定の作業」とは、表示システムを用いて支援される対象となる作業であり、例えば、建設作業、土木作業、製造作業、及びその他の任意の作業を含む概念である。
そして、以下に示す各実施の形態では、「対象物」が建設中の建物の壁であり、「照射光」が対象物に点形状に照射される光である場合において、表示システムを用いて、建設作業の一例である墨出し作業の支援を行う場合を例示して説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、図1は、本実施の形態に係る支援システムを機能概念的に示すブロック図であり、図2は、支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図であり、図3は、支援システムの説明図である。
なお、以下の説明では、各図に示すX―Y―Z方向が互いに直交する方向であり、具体的には、Z方向が垂直方向(鉛直方向)であって、X方向及びY方向が垂直方向に対して直交する水平方向であるものとして、例えば、Z方向を高さ方向と称し、+Z方向を上側(平面)と称し、-Z方向を下側(底面)と称して説明する。また、図3においては、説明の便宜上、各要素が概略的に図示されている。
支援システム100は、建設作業における墨出し作業の支援を行うシステムであり、例えば、図1及び図2のレーザー墨出装置1、及び支援装置2を備える。
(構成‐レーザー墨出装置)
レーザー墨出装置1は、対象物である壁91の周囲の所定位置に設置されている照射光出力装置であり、具体的には、照射光L1を出射(つまり、出力)して照射する装置である。レーザー墨出装置1は、図2に示すように例えば、床92上に設置されて自立している。
レーザー墨出装置1としては、公知のレーザー墨出装置の構成を適用することができるので、概要のみ説明する。レーザー墨出装置1は、図1に示すように例えば、通信部11、照射部12、記録部13、及び制御部14を備える。
(構成‐レーザー墨出装置‐通信部)
図1の通信部11は、他の機器との間で通信を行う通信手段である。通信部11は、例えば、通信回路等を備えて構成されている。
(構成‐レーザー墨出装置‐照射部)
図1の照射部12は、照射光L1を出力して照射する照射手段である。照射部12は、例えば、任意の波長の光を照射光L1として出力する光源(一例としては、発光ダイオード(LED)、又は、レーザー光を出力するための公知の光源)を備えて構成される。照射部12は、例えば、可視光である緑色のレーザー光を出力する。
(構成‐レーザー墨出装置‐記録部)
図1の記録部13は、レーザー墨出装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、フラッシュメモリ(図示省略)を用いて構成されている。ただし、フラッシュメモリに代えてあるいはフラッシュメモリと共に、ハードディスク等の任意の記録媒体を用いることもできる(他の装置の記録部の構成も同様とする)。
(構成‐レーザー墨出装置‐制御部)
図1の制御部14は、レーザー墨出装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(他の装置の制御部の構成も同様とする)。特に、実施の形態に係るプログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介してレーザー墨出装置1にインストールされることで、制御部14の各部を実質的に構成する(他の装置の制御部の構成も同様とする)。
(構成‐支援装置)
支援装置2は、前述の表示システムであり、図2に示すように例えば、床92上に設置されている。なお、支援装置2の設置位置は任意であり、例えば、床92上に設置された台上に設置してもよいし、壁91から離れた壁又は天井等に所定の取付具を用いて設置してもよい。
支援装置2は、例えば、レーザー墨出装置1とは別体の装置であり、図1に示すように、通信部21、画像出力部22、撮影部23、記録部24、及び制御部25を備える。
(構成‐支援装置‐通信部)
図1の通信部21は、他の機器との間で通信を行う通信手段である。
(構成‐支援装置‐画像出力部)
図1の画像出力部22は、各種画像(例えば、照射図形画像及び基準画像)を対象物である壁91に投影して表示する画像出力手段である。この画像出力部22は、例えば、公知のいわゆるプロジェクター装置の構成を適用してもよく、一例としては、光源としての発光ダイオード、及び任意の光学ユニット等を備えて構成される。
(構成‐支援装置‐撮影部)
図1の撮影部23は、対象物である壁91を撮影する撮影手段であり、例えば、壁91に照射された照射光L1及び基準画像G10等を撮影する。この撮影部23は、例えば、公知のいわゆるデジタルカメラの構成を適用してもよく、一例としては、イメージセンサ、及び任意の光学ユニット等を備えて構成される。
(構成‐支援装置‐記録部)
図1の記録部24は、支援装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、フラッシュメモリ(図示省略)を用いて構成されている。
(構成‐支援装置‐制御部)
図1の制御部25は、支援装置2を制御する制御手段であり、機能概念的には、例えば、位置特定部251、照射図形画像投影部252、及び基準画像投影部253を備える。位置特定部251は、対象物の周囲の所定位置に設置されている照射光出力装置から出射されて対象物に照射された照射光の照射位置を特定する位置特定手段である。照射図形画像投影部252は、位置特定手段の特定結果に基づいて、対象物における照射位置に対応する位置に、照射光に関する図形である照射図形画像を投影する照射図形画像投影手段である。基準画像投影部253は、照射位置を特定するための基準となる基準画像を対象物に投影する基準画像投影手段である。なお、制御部25の各部によって行われる処理については、後述する。
(処理)
続いて、本実施の形態に係る支援システム100によって実行される支援処理について説明する。
図4は、支援処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。図5~図11は、支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。
支援処理とは、作業の支援を行う処理であり、例えば、支援装置2によって実行される処理である。
この支援処理は、例えば、支援装置2の電源をオンして所定操作(例えば、不図示の開始ボタンを押下する操作等)を行った場合に、実行を開始することとし、当該処理が開始されたところから説明する。
ここでは、例えば、図5の対象物である壁91に対して、建設作業の基準となる線(墨出し線)を付す墨出し作業の支援を行う場合を例示して説明する。また、図5に示すように、例えば作業員(つまり、ユーザ)が、レーザー墨出装置1及び支援装置2を、当該壁91から所定距離(例えば、数メートル程度)離れた位置に設置して固定した場合を例示して説明する。なお、この場合、レーザー墨出装置1及び支援装置2は、壁91側に向けられている。
===SA1===
図4のSA1において基準画像投影部253は、図6の基準画像G10を壁91に投影する。
「基準画像」G11とは、対象物である壁91に照射された照射光L11(図7)の照射位置を特定するための基準となる画像である。この「基準画像」G11の具体的な構成は任意であるが、本実施の形態では、例えば、墨出し線が付される領域全体を含む矩形の画像であって、壁91に照射された照射光L11を目立たせる色(例えば、黒色等)の無地の画像である。すなわち、壁91に投影されている図6等の基準画像G10として図示されている一点鎖線の矩形の部分は、無地の黒色の表示となっている。
図4のSA1の処理について具体的には、図6等に示すように、画像出力部22から壁91に向けて基準画像G10を出力して投影する。詳細には、例えば、墨出し作業の計画に基づいて、壁91における墨出し線が付される領域よりも十分に広い領域に対して基準画像G10が投影されるように、予め支援装置2を構成しておき、このような基準画像G10を投影してもよい。
あるいは、バリエーションとしては、レーザー墨出装置1の記録部13に対して、墨出し線を付す位置を示す情報として、建設中の建物の所定位置(例えば、壁91、当該壁91に隣接する図6の図面左側の壁、及び天井とが相互に交わる壁91における図面左上の点に対応する位置等)を基準とした墨出位置情報(例えば、座標情報群等)が記録されていることとする。そして、支援装置2が、レーザー墨出装置1との間で通信を行い、当該墨出位置情報を取得して、取得した墨出位置情報に基づいて墨出し線を付す位置を特定した上で、撮影部23での撮影結果に基づいて、前述の所定位置を基準とした基準画像G10の投影位置、大きさ、又は形状等を自動的に決定し、決定結果に対応する基準画像G10を投影するように構成してもよい。
そして、この後、制御部25は、処理を終了する所定操作(例えば、不図示の終了ボタンを押下する操作等)が行われるまで、図4のSA2及びSA3の処理を繰り返し行う。
===SA2===
図4のSA2において位置特定部251は、照射位置を特定する。具体的には、例えば、レーザー墨出装置1が、記録部13に墨出位置情報(つまり、墨出し線を付す位置を示す情報)が記録されており、この墨出位置情報が示す墨出し線の端点(例えば、線分における両端の点)に対応する位置に対して、順次自動的に一点ずつ照射光を出射して照射するように構成されている場合について説明する。なお、レーザー墨出装置1いついては、同じタイミングには、1点のみの照射光を出射するように構成されており、すなわち、前の順番の1点の照射光の出射が終了した後に、次の順番の1点の照射光の照射が開始するように構成されていることとする。
図4のSA2の処理について具体的には、撮影部23を介してSA1で投影した基準画像G10の全体が写る範囲を撮影し、当該撮影部23の撮影結果に基づいて、当該撮影部23が撮影した基準画像G10を基準にして照射光L11の照射位置を特定する。
ここでは、例えば、図7に示すように、壁91における基準画像G10内の領域に対応する位置に点形状の照射光L11がレーザー墨出装置1によって照射されている場合において、撮影部23が壁91に対応する領域を撮影した場合、撮影した画像である撮影画像内には、基準画像G10及び当該基準画像G10内に照射されている照射光L11が写ることになる。この撮影画像に写っている基準画像G10を示す画像の所定位置(例えば、基準画像G10の四隅に対応する位置等)を基準にして、当該撮影画像に写っている照射光L11を示す画像の位置を特定することにより、壁91に照射された図7の照射光L11の照射位置を特定する。
あるいは、バリエーションとしては、レーザー墨出装置1が、記録部13に墨出位置情報に基づいて図7の照射光L11が照射されている位置を示す情報を支援装置2に送信することとし、当該送信された情報に基づいて、壁91に照射された照射光L11の照射位置を特定するように構成してもよい。
===SA3===
図4のSA3において照射図形画像投影部252は、SA2で特定した照射位置に基づいて、壁91における照射位置に対応する位置に照射図形画像を投影する。具体的には、画像出力部22から照射図形画像を出力することにより、当該照射図形画像を壁91に投影する。
ここでは、例えば、画像出力部22から図8の照射図形画像G11を出力して投影することにより、SA2で特定した壁91に照射された図7の照射光L11の照射位置と同じ位置に、照射光L11である1個の点形状の光と同じ形状である1個の点形状を示す図8の照射図形画像G11を投影する。
なお、SA3で投影する照射図形画像については、支援装置2は、ユーザからの明示の操作(例えば、消去ボタンを押下する操作、あるいは、支援装置2の電源をオフする操作等)を行わない限り、投影し続けることとする。
このように、例えば図8に示すように、壁91に照射図形画像G11が投影されて表示されるので、レーザー墨出装置1からの照射光L11(図7)の出力が終了し、当該照射光L11が投影されていない場合であっても、ユーザは、照射図形画像G11(図8)を視認することにより、墨出し線の端点の位置を把握することが可能となる。
===繰り返しの処理===
そして、この後に、前述したように、制御部25は、図4のSA2及びSA3の処理を繰り返し行うことになる。
=2回目のSA2=
2回目の図4のSA2において、例えば図9に示すように、レーザー墨出装置1が、壁91における基準画像G10内に点形状の照射光L21を照射した場合、基準画像G10を基準にして照射光L21の照射位置を特定する。
=2回目のSA3=
2回目の図4のSA3において、例えば図10に示すように、SA2で特定した壁91に照射された図9の照射光L21の照射位置と同じ位置に、照射光L21と同じ形状である1個の点形状を示す図8の照射図形画像G21を投影する。
更に、このSA3では、照射図形画像投影部252は、例えば図11に示すように、前のSA3で投影した照射図形画像G11(つまり、例えば、墨出線の端点を示す画像)と、今回のSA3で投影した照射図形画像G21(つまり、例えば、墨出線の端点を示す画像)とを結ぶ線分に対応する線形状の対応する照射図形画像G31(墨出線の線分を示す画像)も追加で投影する。
なお、支援装置2に対して、例えば、前後に点形状の照射図形画像を投影した場合、これらの照射図形画像を結ぶ線分に対応する線形状の照射図形画像を追加で投影する等の追加の画像を自動的に投影するための制御条件情報が記録部24に格納されていることとし、当該制御条件情報に基づいて、自動的に追加の照射図系画像を投影するように構成してもよい。
あるいは、支援装置2に対して、支援装置2に不図示の操作ボタン、又は、遠隔操作端末を介して行われるユーザからの、追加の照射図系画像を投影するための命令(例えば、照射図形画像G11及び照射図形画像G21に基づいて、照射図形画像G31を投影する命令等)の入力が行われた場合に、当該命令に基づいて追加の照射図系画像を投影するように構成してもよい。
このように、例えば図11に示すように、壁91に照射図形画像G11、G21、G31が投影されて表示されるので、レーザー墨出装置1からの照射光L21(図9)の出力が終了し、当該照射光L21が投影されていない場合であっても、ユーザは、照射図形画像G11、G21、G31を視認することにより、墨出し線を付す位置を把握することが可能となる。
そして、ユーザが、壁91に投影されて表示されている照射図形画像G11、G21、G31に基づいて位置を確認した上で、例えば、墨つぼ及び墨出し作業用の糸等を用いて、壁91に墨出し線を付す作業を行った後に、処理を終了する所定操作を行った場合に、支援処理が終了する。なお、墨出し線を付す作業を行う際には、作業性向上の観点から、基準画像G10については、投影を停止してもよい。
(本実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、対象物における照射位置に対応する位置に照射図形画像を投影することにより、例えば、照射図形画像を用いて、対象物に照射された照射光の位置を表示することが可能となる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(支援システムの各要素の個数)
また、上記実施の形態の図1及び図2の支援システム100に含まれる各要素の個数は任意であるが、例えば、レーザー墨出装置1を例えば1個のみ(支援装置2の個数よりも少ない個数)設け、支援装置2を複数個設けてもよい。この場合、レーザー墨出装置1と、1個目の支援装置2とを用いて、壁91に対して照射図形画像を投影した上で、当該1個目の支援装置2については、投影した状態を維持する。次に、前述のレーザー墨出装置1と、2個目の支援装置2(1個目の支援装置2とは異なる装置)とを用いて、壁91とは異なる対象物(例えば、図2の床92等)に対して照射図形画像を投影した上で、当該2個目の支援装置2については、投影した状態を維持する。このような工程を繰り返すことにより、比較的少ない個数(例えば、1個)のレーザー墨出装置1を用いて、複数箇所(複数の方向に対応する場所、あるいは、相互に異なる部屋等)に対して、墨出し線の位置を示す画像(すなわち、照射図形画像)を同時に投影した状態を維持することが可能となる。
(対象物について)
図12及び図13は、支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。上記実施の形態では、壁91が対象物である場合について説明したが、これに限らない。例えば、図12に示すように、壁91及び壁93の両方が対象物であることとしてもよい。この場合、図4のSA1において、壁91及び壁93の両方にわたって基準画像G10Aを投影し、SA2において、壁93に照射された照射光L31の照射位置を特定し、SA3において、SA2で特定した壁93に照射された照射光L31の照射位置と同じ位置に、1個の点形状を示す照射図形画像(不図示)を投影する。
また、例えば、図13に示すように、床92に設けられた建築部材81が対象物であることとしてもよい。この場合、図4のSA1において、建築部材81に基準画像G10Bを投影し、SA2において、建築部材81に照射された照射光L32の照射位置を特定し、SA3において、SA2で特定した建築部材81に照射された照射光L32の照射位置と同じ位置に、1個の点形状を示す照射図形画像(不図示)を投影する。
なお、この図13の例の場合、基準画像投影部253が、撮影部23を介して建築部材81が写っている画像を撮影し、撮影した画像に基づいて、基準画像G10Bの位置、大きさ、及び形状を決定し、決定した基準画像G10Bを投影するように構成してもよい。詳細には例えば、建築部材81が写っている画像において、公知の画像認識を行うことにより、建築部材81を認識した上で、認識した建築部材81の輪郭に対応する位置、大きさ、及び形状となる基準画像G10Bを決定した上で投影してもよい。なお、この場合、ユーザが、対象物が建築部材81であることを示す情報を支援装置2に予め入力し、当該入力された情報に基づいて上記の処理を行うように構成してもよい。
(照射光について)
図14は、支援システムに含まれ各装置の設置例を示す図である。上記実施の形態では、照射光が点形状である場合について説明したが、これに限らない。例えば、図14に示すように、レーザー墨出装置1が線状の照射光L41を壁91に照射するように構成してもよい。この場合、図4のSA2において、壁91に照射された線形状の照射光L41の照射位置を特定し、SA3において、SA2で特定した壁91に照射された照射光L41の照射位置と同じ位置に、1個の線形状(照射光L41と同じ長さの線形状)を示す照射図形画像(不図示)を投影する。
(基準画像について)
また、上記実施の形態では、図4のSA1において、基準画像を投影する場合について説明したが、これに限らず、SA1の処理を省略し、基準画像を投影せずに、SA2及びSA3に対応する処理を行うように構成してもよい。
(一体化について)
また、上記実施の形態では、図1及び図2のレーザー墨出装置1及び支援装置2が、相互に別体として構成される場合について説明したが、これに限らず、各装置の機能を含む1個の装置として一体化して構成してもよい。
(表示システムの解釈について)
また、上記実施の形態では、支援装置2が「表示システム」に該当するものと解釈する場合について説明したが、これに限らず、例えば、支援装置2に加えて、レーザー墨出装置1についても、「表示システム」の構成要素であるものと解釈し、すなわち、レーザー墨出装置1及び支援装置2が「表示システム」に該当するものと解釈してもよい。
(その他の特徴について)
また、例えば、図11の基準画像G10内に照射される操作光(操作用の光)に基づいて、支援装置2に対して命令が入力されるように構成してもよい。例えば、ユーザが、自己が携帯するレーザーポインター等の携帯装置を用いて、レーザー墨出装置1からの照射光の色(例えば緑色)とは異なる色(例えば赤色等)の光である操作光を、基準画像G10に照射して支援装置2を操作する場合について説明する。例えば、支援装置2の制御部25は、撮影部23を介して基準画像G10の動画を撮影するように構成した上で、動画中において、赤色の操作光が写っている場合、当該操作光の表示態様(例えば、表示位置、点滅速度等)に応じて、照射図形画像の消去、又は、再表示等を行うように構成してもよい。
(レーザー墨出装置について)
また、上記実施の形態では、図1のレーザー墨出装置1の照射部12が、可視光を出射する場合について説明したが、これに限らない。例えば、照射部12が、不可視光(つまり、赤外光又は紫外光)を出射するように構成してもよい。このように構成した場合、支援装置2を用いて、不可視光を可視化することが可能となる。なお、このように構成する場合、例えば、不可視光である照射光の位置については、レーザー墨出装置1からの墨出位置情報(例えば、座標情報群等)に基づいて特定してもよいし、あるいは、支援装置2に対して赤外線カメラ又は紫外線カメラを設けてこれらのカメラの撮像結果に基づいて特定してもよい。
(照射図形画像の形状について)
また、上述したように、「照射図形画像」について、対象物に照射された照射光を基準とした所定形状の画像となるように構成してもよい。例えば、レーザー墨出装置1が所定径の円形状のレーザー光を出力するように構成されている場合、当該レーザー光が対象物である壁91(図2)に対して直交する方向から照射された場合、当該対象物に照射された照射光の形状は円形状のとなる。一方で、例えば、当該レーザー光が対象物である壁91に対して直交する方向からずれた斜め方向(例えば、対象物の平面部分との角度が90度以外の角度(一例としては、60度~75度等)となる斜め方向)から照射された場合、当該壁91に照射された照射光の形状は楕円形状又は長円形状となる。これらの両方の場合において、支援装置2は、壁91に照射された照射光の中心を特定し、特定した中心を中心点とした所定径の円形状の画像を照射図形画像として照射することにより表示して残す。つまり、壁91に照射された照射光の形状が円形状である場合、及び、円形状以外(ここでは、例えば、楕円形状又は長円形状)である場合の両方の場合において、所定径の円形状の画像を照射図形画像として残すことができるので、照射図形画像の視認性を向上させることが可能となる。
(組み合わせについて)
また、実施の形態で説明した技術と、変形例で説明した技術を任意に組み合わせてもよい。
1 レーザー墨出装置
2 支援装置
11 通信部
12 照射部
13 記録部
14 制御部
21 通信部
22 画像出力部
23 撮影部
24 記録部
25 制御部
81 建築部材
91 壁
92 床
93 壁
100 支援システム
251 位置特定部
252 照射図形画像投影部
253 基準画像投影部
G10 基準画像
G10A 基準画像
G10B 基準画像
G11 照射図形画像
G21 照射図形画像
G31 照射図形画像
L11 照射光
L21 照射光
L31 照射光
L32 照射光
L41 照射光

Claims (7)

  1. 対象物の周囲の所定位置に設置されている照射光出力装置から出射されて前記対象物に照射された照射光の照射位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段の特定結果に基づいて、前記対象物における前記照射位置に対応する位置に、前記照射光に関する図形である照射図形画像を投影する照射図形画像投影手段と、
    を備える表示システム。
  2. 前記対象物に照射された前記照射光を撮影する撮影手段、を備え、
    前記位置特定手段は、前記撮影手段の撮影結果に基づいて、前記照射位置を特定する、
    請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記照射位置を特定するための基準となる基準画像を前記対象物に投影する基準画像投影手段、を備え、
    前記撮影手段は、前記基準画像及び前記照射光を撮影し、
    前記位置特定手段は、前記撮影手段の撮影結果に基づいて、前記撮影手段が撮影した前記基準画像を基準にして前記照射位置を特定する、
    請求項2に記載の表示システム。
  4. 前記表示システムは、前記照射光出力装置とは別体である、
    請求項1から3の何れか一項に記載の表示システム。
  5. 前記照射光出力装置は、前記対象物に対して行われる所定の作業の基準となる位置に、前記照射光を照射し、
    前記表示システムは、前記照射図形画像を投影することにより前記所定の作業を支援するシステムである、
    請求項1から4の何れか一項に記載の表示システム。
  6. 前記照射光出力装置は、不可視光を前記照射光として出射し、
    前記照射図形画像投影手段は、前記不可視光である前記照射光に関する図形である前記照射図形画像を投影する、
    請求項1から5の何れか一項に記載の表示システム。
  7. コンピュータを、
    対象物の周囲の所定位置に設置されている照射光出力装置から出射されて前記対象物に照射された照射光の照射位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段の特定結果に基づいて、前記対象物における前記照射位置に対応する位置に、前記照射光に関する図形である照射図形画像を投影する照射図形画像投影手段と、
    として機能させる表示プログラム。
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