JP2023147587A - カルシウムアルミネート、アルミナセメント、および不定形耐火物 - Google Patents

カルシウムアルミネート、アルミナセメント、および不定形耐火物 Download PDF

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Abstract

【課題】セメント材料として使用したとき、流動性および適度な硬化時間を付与できるカルシウムアルミネートを提供する。【解決手段】本発明のカルシウムアルミネートは、CaO/Al2O3モル比が0.50以上2.00以下であり、SO3を含むものである。【選択図】なし

Description

本発明は、カルシウムアルミネート、アルミナセメント、および不定形耐火物に関する。
アルミナセメントは、一般に、CaO原料として石灰石や生石灰を、Al原料として精製アルミナ、ボーキサイト、アルミ残灰等を使用し、焼成法又は溶融法にて製造したカルシウムアルミネートクリンカーを単独で粉砕、或いは、カルシウムアルミネートクリンカーにアルミナや各種添加剤を添加して混合粉砕することにより製造される。一般的なアルミナセメントの製造方法及びその特性は、広く知られている(例えば、非特許文献1及び2)。
耐火物 Vol.29,pp368-374(1977) Cement chemistry, 2nd Ed, H.F.W Taylor, pp295-313(1997)
しかしながら、本発明者が検討した結果、上記非特許文献1及び2に記載のカルシウムアルミネートにおいて、流動性および硬化時間の点で改善の余地があることが判明した。
本発明者はさらに検討したところ、CaO/Alモル比が0.50以上2.00以下であるカルシウムアルミネートに、SO成分を含ませることにより、セメント材料として使用したとき、流動性および適度な硬化時間を付与できるカルシウムアルミネートを実現できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明によれば、
CaO/Alモル比が0.50以上2.00以下であるカルシウムアルミネートであって、
SOを含む、カルシウムアルミネートが提供される。
また本発明によれば、
上記のカルシウムアルミネートを含む、アルミナセメントが提供される。
また本発明によれば、
上記のアルミナセメントと耐火骨材とを含む、不定形耐火物が提供される。
本発明によれば、セメント材料として使用したとき、流動性および適度な硬化時間を付与できるカルシウムアルミネート、およびこれを用いたアルミナセメントや不定形耐火が提供される。
本実施形態のカルシウムアルミネートの構成について詳述する。
本実施形態のカルシウムアルミネートは、CaO/Alモル比が0.50以上2.00以下であり、かつ、SOを含むものである。
カルシウムアルミネートのCaO/Alモル比は、0.50以上2.00以下となるように構成される。
CaO/Alモル比の下限は、0.50以上、好ましくは0.60以上、より好ましくは0.70以上である。これにより、硬化時間が長くなることを抑制できる。また、所定時間内に硬化できるため、作業性を向上できる。
CaO/Alモル比の上限は、2.00以下、好ましくは1.90以下、より好ましくは1.80以下である。これにより、流動性を向上できる。また、流し込み施工時における充填不良を抑制できる。
カルシウムアルミネート中に含まれるSOの含有量の下限は、例えば、0.01質量%以上、好ましくは0.02質量%以上、より好ましくは0.03質量%以上である。これにより、強度発現性およびひび割れ抵抗性を向上できる。
カルシウムアルミネート中に含まれるSOの含有量の上限は、例えば、0.90質量以下、好ましくは0.50質量%以下、より好ましくは0.25質量%以下である。これにより、強度発現性およびひび割れ抵抗性を向上できる。
カルシウムアルミネートは、化学成分としてSOを含有する。SOは、カルシウムアルミネート中に固溶している状態であってもよい。これにより、3分後および30分後における流動性を向上できる。
カルシウムアルミネート中に化学成分としてSOを含有するとは、蛍光X線測定で含有量を測定できることを指す。
カルシウムアルミネートに含まれる化学成分における成分種(CaO、Al、SO等)や成分量について、JIS R5204(セメントの蛍光X線分析方法)に準じて分析できる。
カルシウムアルミネートは、CaO・Al(以下、CAと略称してもよい。)、2CaO・Al・SiO(以下、CASと略称してもよい。)、CaO・TiO(以下、CTと略称してもよい。)、12CaO・7Al(以下、C12と略称してもよい。)、CaO・2Al(以下、CAと略称してもよい。)、および3CaO・Al(以下、CAと略称してもよい。)からなる群から選ばれる一または二以上、及び非晶質を含むように構成されてもよい。
カルシウムアルミネートがCAを含むことにより、アルミナセメントに強度発現性を付与できる。
カルシウムアルミネートがCAS、CTを含むことにより、アルミナセメントに潜在水硬性を付与できる。
カルシウムアルミネートがC12、CA、非晶質を含むことにより、アルミナセメントに適度の急硬性を付与できる。
カルシウムアルミネートがCAを含むことにより、アルミナセメントに適度の硬化遅延性を付与できる。
カルシウムアルミネート中のCA、CAS、CT、C12、CAおよびCAの合計含有量は、CA、CAS、CT、C12、CA、CAおよび非晶質の合計100質量%中、例えば、10~90質量%、好ましくは20~80質量%、より好ましくは30~70質量%である。
上記の鉱物組成の含有量を調整することにより、カルシウムアルミネートに所望の特性を付与できる。
本明細書中、「~」は、特に明示しない限り、上限値と下限値を含むことを表す。
カルシウムアルミネート中のCAの含有量は、CA、CAS、CT、C12、CA、CAおよび非晶質の合計100質量%中、例えば、20~80質量%、好ましくは30~70質量%、より好ましくは40~60質量%である。
カルシウムアルミネート中のC12の含有量は、CA、CAS、CT、C12、CA、CAおよび非晶質の合計100質量%中、例えば、15質量%以下、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下である。
カルシウムアルミネート中のCAの含有量は、CA、CAS、CT、C12、CA、CAおよび非晶質の合計100質量%中、例えば、15質量%以下、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下である。
カルシウムアルミネート中のCA、CAS、CT、C12、CA、CAおよび非晶質における定量は、粉末X線回折パターンをもとに行うリートベルト解析により求めることができる。
カルシウムアルミネートのブレーン比表面積の下限は、例えば、1,500cm/g以上、好ましくは1,800cm/g以上、より好ましくは2,000cm/g以上である。これにより、強度発現性を向上できる。
カルシウムアルミネートのブレーン比表面積の上限は、例えば、15,000cm/g以下、好ましくは12,000cm/g以下、より好ましくは10,000cm/g以下である。これにより、混練り時の作業性を向上できる。
カルシウムアルミネートのブレーン比表面積は、JIS R 5201(セメントの物理試験方法)に準拠して、ブレーン空気透過装置を用い測定することができる。
レーザー回折散乱法で測定されるカルシウムアルミネートの粉末における体積頻度粒度分布において、累積値が50%となる粒子径をD50とする。
カルシウムアルミネートのD50の下限は、例えば、1.0μm以上、好ましくは1.5μm以上、より好ましくは2.0μm以上である。これにより、混練り時の作業性を向上できる。
カルシウムアルミネートのD50の上限は、例えば、30.0μm以下、好ましくは28.0μm以下、より好ましくは26.0μm以下である。これにより、強度発現性を向上できる。
溶融法によりカルシウムアルミネートを製造する場合、CaO原料、Al原料およびSO原料を、所定の割合で混合又は混合粉砕し、電気炉やガス化溶融炉等の溶融炉にて、たとえば1,300℃以上、好ましくは1,500℃以上の高温で、完全に未反応原料が無くなるまで溶融する方法を用いることができる。
また、焼成法によりカルシウムアルミネートを製造する場合、前記と同様に混合した原料をロータリーキルンにて焼成することによって得られる。その際、1,300℃以上、好ましくは1,500℃以上の高温で焼成することで所望の特性を得ることが出来る。
CaO原料として、例えば、炭酸カルシウム(CaCO)、石灰石、生石灰等が挙げられる。Al原料として、例えば、精製アルミナ(Al)、ボーキサイト、アルミ残灰等が挙げられる。SO原料として、例えば、石膏(CaSOを主成分に含む)等が挙げられる。
その後、必要なら解砕・粉砕処理や篩分け等の分級処理を実施して、上記方法で得られた溶融物(クリンカー)の粒径サイズを適切に調整してもよい。
なお、粉砕処理には、例えば、ローラーミル、ジェットミル、チューブミル、ボールミル、及び振動ミル等の粉砕機を用いてもよい。
カルシウムアルミネートが非晶質を含む場合、この非晶質量は、溶融した高温のクリンカーの冷却速度により調整可能である。
すなわち、本実施形態のカルシウムアルミネートは、クリンカー(溶融・焼成した直後の塊状のもの)でも、クリンカー粉砕品でもよい。
本実施形態のアルミナセメントは、上記のカルシウムアルミネートを少なくとも含む。アルミナセメントは、発明の効果を阻害しない限り、α‐Alやセメントに含まれる公知成分をさらに含んでもよい。
カルシウムアルミネートの含有量は、使用する目的により異なるが、通常、アルミナセメント100質量部中、例えば、40質量部以上、好ましくは60質量部、より好ましくは80質量部以上でもよい。
公知成分としては、例えば、流動性を改善する目的で、通常、不定形耐火物に配合される硬化遅延剤や硬化促進剤、流動化剤等の添加剤が挙げられる。
硬化促進剤としては、Ca(OH)、LiCO、NaOH、KOH等の水酸化物やリチウム塩が挙げられ、中でも、リチウム塩は硬化促進作用が強い。
また、硬化遅延剤としては、カルボン酸類、アルカリ金属炭酸塩、硼酸類、ポリアクリル酸類、ポリメタクリル酸類及びヘキサメタ燐酸、トリポリ燐酸、ピロ燐酸等のアルカリ塩類が挙げられる。
添加剤の配合方法は、特に限定されるものではなく、各添加剤を所定の割合になるように配合し、予め粉砕したカルシウムアルミネートクリンカーと、V型ブレンダー、コーンブレンダー、ナウターミキサー、パン型ミキサー、及びオムニミキサー等の混合機を用いて均一混合するか、あるいは、所定の割合でカルシウムアルミネートクリンカーに配合後、振動ミル、チューブミル、ボールミル、及びローラーミル等の粉砕機で混合粉砕することが可能である。
また、本実施形態のセメント組成物は、アルミナセメント(カルシウムアルミネート)、水、必要なら砂を含むものである。セメント組成物は、セメントペースト、セメントモルタルまたはセメントコンクリートのいずれかで構成されてもよい。
本明細書中、セメントペーストは、セメント及び水を含むもの、セメントモルタルは、アルミナセメント、水、及び砂(細骨材)を含むもの、セメントコンクリートは、アルミナセメント、水、骨材(細骨材、粗骨材)を含むものと定義できる。
本実施形態の不定形耐火物は、上記のアルミナセメントと耐火骨材とを含む。
耐火骨材は、通常、不定形耐火物に使用されている耐火骨材が使用可能であって、具体的には、溶融マグネシア、焼結マグネシア、天然マグネシア、及び軽焼マグネシア等のマグネシア、溶融マグネシアスピネルや焼結マグネシアスピネルなどのマグネシアスピネル、溶融アルミナ、焼結アルミナ、軽焼アルミナ、及び易焼結アルミナ等のアルミナ、シリカヒューム、コロイダルシリカ、軽焼アルミナ、及び易焼結アルミナ等の超微粉、その他、溶融シリカ、焼成ムライト、酸化クロム、ボーキサイト、アンダルサイト、シリマナイト、シャモット、ケイ石、ロー石、粘土、ジルコン、ジルコニア、ドロマイト、パーライト、バーミキュライト、煉瓦屑、陶器屑、窒化珪素、窒化ホウ素、炭化珪素、窒化珪素鉄等の使用が可能である。
この中でも、耐食性、耐用性、及び耐火性の面から、マグネシア、マグネシアスピネル、シャモット、アルミナ、炭化珪素、及び超微粉、更にはオイルピッチ、タール、鱗状黒鉛等のカーボン質骨材の中から選ばれた一種又は二種以上を耐火骨材として用いることが好ましい。
不定形耐火物の一例は、99~89質量部の耐火骨材、1~11質量部のアルミナセメントが配合された低セメントキャスタブルであってもよい。
不定形耐火物の製造方法は、特に限定されるものではなく、通常の不定形耐火物の製造方法に準じ、各構成原料を所定の割合になるように配合し、V型ブレンダー、コーンブレンダー、ナウターミキサー、パン型ミキサー、及びオムニミキサー等の混合機を用いて均一混合するか、あるいは、所定の割合で混練り施工する際、混練り機に直接秤込むことも可能である。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することができる。また、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
以下、本発明について実施例を参照して詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例の記載に何ら限定されるものではない。
<カルシウムアルミネートの作製>
CaO原料として炭酸カルシウム(CaCO)(ニューライム社製 重質炭酸カルシウム)、Al原料として酸化アルミニウム(Al)(昭和電工社製 A-170)及びSO原料として石膏(CaSOを主成分に含む、住友金属鉱山社製 石膏)を様々な配合比で混合し、これらの原料混合物を1,500℃で原料を溶融してカルシウムアルミネートクリンカーを合成し、ボールミルを用いて、表1のブレーン比表面積となるように粉砕して、表1の各実験例のカルシウムアルミネートクリンカー粉砕品を作製した。
ただし、クリンカー1-5においては、SO原料を添加しなかった。
なお、下記の鉱物組成分析の結果、各実験例のカルシウムアルミネートクリンカー粉砕品中には、鉱物組成としてCaSOは確認されなかった。
Figure 2023147587000001
表1中、CAS:2CaO・Al・SiO、CT:CaO・TiO、C12:12CaO・7Al、CA:CaO・2Al、およびCA:CaO・Al、を表す。
(カルシウムアルミネートクリンカーの分析方法)
(1)化学成分(CaO、Al、SO)JIS R5204に準じて分析を行った。
(2)鉱物組成:リガク社製X線回折分析装置「Miniflex」により分析を行った。定量分析は、内部標準としてシリカを添加してリートベルト法により行い、非晶質と各鉱物を定量した。
(3)D50:マイクロトラック・ベル社製 粒子径分布測定装置 MT3000により分析を行った。
(4)ブレーン比表面積:筒井理化学機械社製 ブレーン空気透過装置・粉末度測定器より分析を行った。
<モルタルの作製>
上記のカルシウムアルミネートクリンカー粉砕品をアルミナセメントAとして使用し、JIS R2521に準じて、下記の混練物材料を用いて混錬物を作製した。得られた混練物(モルタル)を用いて、下記のモルタル試験を実施した。結果を表2に示す。
(混練物材料)
・標準砂(豊浦硅石鉱業社製 豊浦硅砂) 1040g
・アルミナセメントA(上記のカルシウムアルミネートクリンカー粉砕品) 520g
・水道水 312g
Figure 2023147587000002
(モルタルの評価方法)
(1)流動性:20℃恒温室内に混練物を所定時間放置した後、JIS R 5201(セメントの物理試験方法)フロー試験に準拠し、15回の落下運動を与え、フロー値を測定した。
(2)硬化時間:20℃恒温室内に混練物を放置した際の、注水から発熱温度が最大に到達するまでの時間を温度記録計で測定し、発熱時間とした。
(3)養生強度:作製した混錬物を、4×4×16cmの型枠に突き棒でスタンピングしながら打設し、表面をセメントナイフで平に整えた後、24時間養生後の圧縮強度を測定した。
(4)乾燥強度:養生強度測定用供試体を、110℃にて24時間乾燥後、室温まで放冷し、圧縮強度を測定した。
(5)ひび割れ抵抗性:乾燥強度測定用供試体(40×40×160mm)について、1300℃加熱と水冷との急熱急冷を繰り返し、熱衝撃による剥落までの繰り返し回数を比較した。
<アルミナセメントBの作製>
上記で作製したカルシウムアルミネート100質量部に、α-Alを100質量部添加し、ボールミルを用いてブレーン比表面積で4,800±200cm/gに粉砕し、アルミナセメントBを作製した。
<キャスタブル配合>
(1)耐火骨材
・焼結アルミナ骨材 76質量部
・シリカフューム 5質量部
・微粉アルミナ 14質量部
(2)アルミナセメントB 5質量部
(3)添加剤
・トリポリ燐酸ナトリウム 0.05質量部(外割で添加)
・ほう酸 0.03質量部(外割で添加)
(4)添加水 6.0質量部(外割で添加)
上記の<キャスタブル配合>に従って配合した配合物をミキサーにて5分間混練りして、混錬物(不定形耐火物)を作製した。得られた混練物を用いて、下記の不定形耐火物の特性を評価した。結果を表3に示す。
Figure 2023147587000003
(不定形耐火物の評価方法)
(1)流動性:20℃恒温室内に混練物を所定時間放置した後、JIS R2521フロー試験に準拠し15回の落下運動を与え、フロー値を測定した。
(2)硬化時間:20℃恒温室内に混練物を放置した際の、注水から発熱温度が最大に到達するまでの時間を温度記録計で測定し、発熱時間とした。
(3)養生強度:作製した混錬物を4×4×16cmの型枠に突き棒でスタンピングしながら打設し、表面をセメントナイフで平に整えた後、24時間養生後の圧縮強度を測定した。
(4)乾燥強度:養生強度測定用供試体を、110℃にて24時間乾燥後、室温まで放冷し、圧縮強度を測定した。
(5)ひび割れ抵抗性:乾燥強度測定用供試体(40×40×160mm)について、1300℃加熱と水冷との急熱急冷を繰り返し、熱衝撃による剥落までの繰り返し回数を比較した。
各実施例Aのモルタルや各実験例Bの不定形耐火物に用いるカルシウムアルミネートは、比較例A1、3や比較例B1、3と比べて流動性を向上でき、比較例A2や比較例B2と比べて硬化時間を短くできるため、流動性および適度な硬化時間を付与できる結果を示した。
このような各実施例に用いるカルシウムアルミネートは、アルミナセメント材料として好適に用いることができる。

Claims (7)

  1. CaO/Alモル比が0.50以上2.00以下であるカルシウムアルミネートであって、
    SOを含む、カルシウムアルミネート。
  2. 請求項1に記載のカルシウムアルミネートであって、
    当該カルシウムアルミネート中に含まれるSOの含有量が、0.01質量%以上0.90質量%以下である、カルシウムアルミネート。
  3. 請求項1または2に記載のカルシウムアルミネートであって、
    CaO・Al、2CaO・Al・SiO、CaO・TiO、12CaO・7Al、CaO・2Al、および3CaO・Alからなる群から選ばれる一または二以上、及び非晶質を含む、カルシウムアルミネート。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のカルシウムアルミネートであって、
    ブレーン比表面積が1,500cm/g以上15,000cm/g以下である、カルシウムアルミネート。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載のカルシウムアルミネートであって、
    レーザー回折散乱法で測定される体積頻度粒度分布において、累積値が50%となる粒子径をD50としたとき、D50が1.0μm以上30.0μm以下である、カルシウムアルミネート。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載のカルシウムアルミネートを含む、アルミナセメント。
  7. 請求項6に記載のアルミナセメントと耐火骨材とを含む、不定形耐火物。
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