JP2023147461A - 測定回路及びこれを用いる測定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電流の測定精度が低い検査装置と組み合わせても小さいスペースで微小電流を精度良く測定でき、かつ検査装置により故障の検知及び電流補正値の取得が可能な測定回路の提供。【解決手段】検査装置110からの電圧信号と等しい電圧を測定端子100dに出力するボルテージフォロワを形成するオペアンプ101と、オペアンプ101の出力端子-測定端子100d間の電流センシング抵抗102と、電流センシング抵抗102の両端に接続された入力端子により差電圧を増幅して検査装置110に出力する計装差動アンプ103と、ボルテージフォロワの帰還ループを形成するオペアンプ101の入力端子と電流センシング抵抗102との間に一端が接続され、他端が検査装置110により開放状態又は接地状態にされる動作確認端子100cに接続されている動作確認抵抗104と、を有する測定回路100である。【選択図】図1

Description

本発明は、測定回路及びこれを用いる測定システムに関する。
近年、ウェアラブル機器、モバイル機器などの電池駆動機器を長時間駆動させるために、これらの機器に搭載される電子部品の低消費電流化が進んでいる。
電子部品のうち半導体装置の電気的検査については、nAオーダーの測定精度を要求されており、従来の半導体検査装置では電流の測定精度が不足する場合がある。
このため、微小電流を測定する方法や装置などについて様々な提案がされている。
たとえば、被測定体を電気的に接続しない状態でリーク電流値を測定し、被測定体を装着した状態で被測定体に流れる微小電流値を測定した後、微小電流値からリーク電流値を減算して真の測定電流値とする方法が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、一般的には、従来の半導体検査装置では、例えば10nA以下の微小電流を測定することは難しい。従来の半導体検査装置に高精度の計測器を更に付加しようとすると、例えば、計測器を設置するスペースの確保が困難な場合や、半導体検査装置と計測器との複雑な通信制御のためにタクトタイムが増大する場合がある。
特開平11-166950号公報
本発明の一つの側面では、電流の測定精度が低い検査装置と組み合わせても小さいスペースで微小電流を精度良く測定でき、かつ検査装置により故障の検知及び電流補正値の取得が可能な測定回路を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態における測定回路は、
検査装置に制御され、故障検知、補正値取得及び被測定装置の微小電流測定の処理が行われる付加的な測定回路であって、
前記微小電流測定の際に前記被測定装置に接続される測定端子に対し、前記検査装置から入力される電圧信号と等しい電圧を出力するボルテージフォロワを形成するオペアンプと、
前記オペアンプの出力端子と前記測定端子との間に接続されている電流センシング抵抗と、
前記電流センシング抵抗の両端に2つの入力端子がそれぞれ接続されており、前記電流センシング抵抗の両端に生じる差電圧を増幅して前記検査装置に出力する計装差動アンプと、
前記ボルテージフォロワの帰還ループを形成する前記オペアンプの入力端子と前記電流センシング抵抗との間に一端が接続され、他端が前記検査装置により開放状態又は接地状態にされる動作確認端子に接続されている動作確認抵抗と、
を有し、
前記検査装置により前記電圧信号及び前記動作確認端子の状態が変化することで前記処理が行われる。
本発明の一つの側面によれば、電流の測定精度が低い検査装置と組み合わせても小さいスペースで微小電流を精度良く測定でき、かつ検査装置により故障の検知及び電流補正値の取得が可能な測定回路を提供することを目的とする。
図1は、本実施形態における測定回路及び測定システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態における測定回路及び測定システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、本実施形態における微小電流測定に関する一連の処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、本実施形態において測定回路の故障を検出する処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、本実施形態において電流の補正値を取得する処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、本実施形態において微小電流を測定する処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための一形態について詳細に説明する。
なお、図面においては、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
図1は、本実施形態における測定回路及び測定システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態における測定システム10は、nAオーダーの電流値の測定が難しい市販の半導体検査装置110に測定回路100を付加してnAオーダーの電流値を測定できるようにしたシステムである。この測定システム10は、半導体検査装置110から測定回路100に入力される信号及び電圧に基づき、測定回路100に接続された半導体装置のDUT(Device Under Test:被測定装置)の微小な電流の測定のみならず、測定回路100の故障検知及び電流の補正値の取得を行うことができる。
測定回路100は、半導体検査装置110に制御され、故障検知、補正値取得及び被測定装置の微小電流測定の処理が行われる付加的な回路である。
この測定回路100は、オペアンプ101と、電流センシング抵抗102と、計装差動アンプ103と、動作確認抵抗104と、端子制御装置105とを備えている。また、測定回路100は、入力端子100aと、出力端子100bと、動作確認端子100cと、測定端子100dと、端子制御端子100eとを外部端子として備えている。
オペアンプ101は、微小電流測定の際にDUTに接続される測定端子100dに対し、半導体検査装置110から入力端子100aに入力される電圧信号と等しい電圧を出力するボルテージフォロワを形成する
電流センシング抵抗102は、測定端子100dからDUTに流れる電流を検出して電圧に変換するために、オペアンプ101の出力端子と測定端子100dとの間に接続されている。
計装差動アンプ103は、電流センシング抵抗102の両端に入力端子がそれぞれ接続されており、電流センシング抵抗102の両端に生じる差電圧を増幅して出力端子100bに電圧信号として出力する。
動作確認抵抗104は、ボルテージフォロワの帰還ループを形成するオペアンプ101の入力端子と電流センシング抵抗102との間に一端が接続され、他端が半導体検査装置110により開放状態又は接地状態に制御される動作確認端子100cに接続されている。
端子制御装置105は、半導体検査装置110から入力された端子制御信号に基づき、動作確認端子100cを開放状態又は接地状態に制御する。
このように、測定回路100は、半導体検査装置110から入力された電圧信号の電圧をボルテージフォロワによりDUTに出力し、DUTに流れた電流を電流センシング抵抗102で電圧変換し、計装差動アンプ103で増幅して半導体検査装置110に出力する。
半導体検査装置110は、SMU(Source Measure Unit)111と、通信インターフェイス112と、記憶装置113とを備えている。
SMU111は、記憶装置113に記憶されている各種プログラムにより、測定回路100に電圧信号を入出力してDUTの微小電流を測定できるほか、測定回路100の故障を検出でき、かつ補正値を取得することができる。
このSMU111は、MCU(Micro Controller Unit)111aと、電圧電流発生装置111bと、測定装置111cとを備えている。
MCU(Micro Controller Unit)111aは、電圧電流発生装置111b及び測定装置111cのほか測定回路100を制御するための演算制御装置である。
電圧電流発生装置111bは、電流源、電圧源などで形成されている。
測定装置111cは、デジタルマルチメータなどで形成されている。
通信インターフェイス112は、測定回路100の動作確認端子100cを開放状態又は接地状態に制御する端子制御信号をSMU111から入力され、入力された端子制御信号を端子制御装置105に出力する。
記憶装置113は、例えば、プログラム、データなどを記憶するHDD(Hard Disk Drive)である。
図2は、本実施形態における測定回路及び測定システムの機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、測定回路100の機能としては、回路部106と、端子制御部107とを有する。
回路部106は、オペアンプ101と、電流センシング抵抗102と、計装差動アンプ103と、動作確認抵抗104とにより実現される。
端子制御部107は、端子制御装置105により実現される。この端子制御部107は、故障検知プログラムP1では動作確認端子100cを接地状態(0Vの電位)にし、補正値取得プログラムP2及び微小電流測定プログラムP3では動作確認端子100cを開放状態にする。
半導体検査装置110の機能としては、計測部114と、通信部115と、記憶部116とを有する。
計測部114は、SMU111により実現され、制御部114aと、電圧電流発生部114bと、測定部114cとを備えている。
制御部114aは、MCU111aにより実現され、測定システム10全体を制御する。この制御部114aは、記憶部116に記憶されている各種プログラムにより、測定回路100に電圧信号を入出力してDUTの微小電流を測定できるほか、測定回路100の故障を検出でき、かつ補正値を取得することができる。
これらの制御部114aの動作については、図3~図6で示す各種プログラムの処理の説明で後述する。
電圧電流発生部114bは、電圧電流発生装置111bにより実現される。この電圧電流発生部114bは、制御部114aの指示により、動作確認端子100cの電位を変化させたり、入力端子100aに所定電圧の電圧信号を入力したりすることができる。
測定部114cは、測定装置111cにより実現される。この測定部114cは、回路部106の出力端子100bから出力された電圧信号から電流値を求める。
通信部115は、通信インターフェイス112により実現される。
記憶部116には、自動測定プログラムP0と、微小電流測定プログラムP3と、補正値取得プログラムP2と、故障検知プログラムP1とが記憶されている。
自動測定プログラムP0では、制御部114aにより故障検知プログラムP1、補正値取得プログラムP2、微小電流測定プログラムP3の順に処理がなされ、複数のDUTの電流を順次測定して各DUTについて良品か否かを判定する処理がなされる。
故障検知プログラムP1では、制御部114aにより測定回路100の故障を検知する処理がなされる。
具体的には、故障検知プログラムP1が実行されると、制御部114aは、動作確認端子100cを0Vの電位にすると、入力端子100aに電圧信号を入力して電流センシング抵抗102に電流を流す。測定回路100は、電流センシング抵抗102の両端に発生した差電圧を、ゲインGに設定した計装差動アンプ103が増幅した電圧信号を測定部114cに出力する。制御部114aは、測定部114cに指示し、測定回路100からの電圧信号を測定させ、抵抗値が既知である電流センシング抵抗102に流れた電流を算出し、意図した電流と一致するか否か判定することにより、測定回路100の故障を検知する。
補正値取得プログラムP2では、制御部114aにより補正値を取得する処理がなされる。
具体的には、補正値取得プログラムP2が実行されると、制御部114aは、端子制御部107に端子制御信号を入力して動作確認端子100cを開放状態にし、入力端子100aに電圧信号を入力して測定端子100dに所定の電圧を発生させ、電流センシング抵抗102にリーク電流を流す。測定回路100は、電流センシング抵抗102の両端に発生した差電圧を、ゲインGに設定した計装差動アンプ103が増幅した電圧信号を測定部114cに出力する。制御部114aは、測定部114cに指示し、測定回路100からの電圧信号を測定させ、抵抗値が既知である電流センシング抵抗102に流れたリーク電流を算出し、算出したリーク電流を補正値として取得する。
微小電流測定プログラムP3では、制御部114aによりDUTの微小電流を測定する処理がなされる。
具体的には、微小電流測定プログラムP3が実行されると、制御部114aは、測定端子100dをDUTに接続させ、入力端子100aに電圧信号を入力して測定端子100dに所定の電圧を発生させ、電流センシング抵抗102に電流を流す。測定回路100は、電流センシング抵抗102の両端に発生した差電圧を、ゲインGに設定した計装差動アンプ103が増幅した電圧信号を測定部114cに出力する。制御部114aは、測定部114cに指示し、測定回路100からの電圧信号を測定させ、抵抗値が既知である電流センシング抵抗102に流れた電流を算出し、算出した電流をDUTの電流値として取得する。制御部114aは、取得したDUTの電流値を補正値取得プログラムP2で取得した補正値で補正して「補正された電流値」を求める。
ここで、測定システム10が行う微小電流測定に関する一連の処理について、図3に示すフローチャートに沿って図1及び図2を参照しながら説明する。
まず、制御部114aは、ユーザの指示により、自動測定プログラムP0を記憶部116から読み出す。すると、図3に示すように、制御部114aは、故障検知プログラムP1により測定回路100が正常に動作しているかを確認し(ステップS01)、補正値取得プログラムP2により電流の補正値を取得する(ステップS02)。
なお、ステップS01及びステップS02の詳しい処理については後述する。
制御部114aは、微小電流測定プログラムP3によりDUTの電流値を測定するとともに、ステップS02で取得した補正値を用いて電流値を補正する(ステップS03)。
なお、ステップS03の詳しい処理については後述する。
制御部114aは、「補正された電流値」がテスト規格内か否かを判定し(ステップS04)、補正された電流値がテスト規格内であると判定するとそのDUTを良品と判定し(ステップS05)、補正された電流値がテスト規格内でないと判定するとそのDUTを不良と判定する(ステップS06)。
制御部114aは、次のDUTが存在するか否かを判定し(ステップS07)、次のDUTが存在すると判定すると処理をステップS03に戻し、次のDUTが存在しないと判定すると処理を終了させる。
このように、制御部114aは、故障検知プログラムP1、補正値取得プログラムP2及び微小電流測定プログラムP3を用いる自動測定プログラムP0を記憶部123から読み出して実行することにより、微小電流測定に関する一連の処理を行う。
次に、図3のステップS01における故障検知プログラムP1の動作について、図4に示すフローチャートに沿って図1及び図2を参照しながら説明する。
まず、制御部114aは、電圧電流発生部114bに指示し、動作確認端子100cを0Vの電位にすると(ステップS11)、入力端子100aに電圧Vmiの電圧信号を入力して電流Imを発生させる(ステップS12)。
なお、記憶部116には、動作確認抵抗104の抵抗値がRであることがあらかじめ記憶されており、次式、電流Im=電圧Vmi/抵抗値R、により電圧Vmiを決定する。
電流センシング抵抗102には、ステップS12で発生させた動作確認抵抗104に流れる電流と同じ電流Imが流れ(ステップS13)、電流センシング抵抗102の両端に発生した差電圧を、ゲインGに設定した計装差動アンプ103が増幅して出力端子100bから電圧Vmoの電圧信号を出力する。制御部114aは、測定部114cに指示し、電圧Vmoを測定させる(ステップS14)。
制御部114aは、次式、電流Is=(電圧Vmo/ゲインG)/抵抗値R、により電流センシング抵抗102に流れた電流Isを算出し(ステップS15)、電流Isが意図した電流Imと一致するか否か判定する(ステップS16)。制御部114aは、電流Isが電流Imと一致すると判定すると、測定回路100は正常に電流を測定できると判定し(ステップS17)、故障検知プログラムP1での処理を終了させる。また、制御部114aは、電流Isが電流Imと一致しないと判定すると、測定回路100は異常であると判定し(ステップS18)、ユーザに警告して故障検知プログラムP1での処理を終了させる。
なお、電流Isが電流Imと一致するか否かの判定基準としては、適宜選択することができ、例えば、電流Isが所定の範囲内であれば一致すると判定するようにしてもよい。
このように、制御部114aは、故障検知プログラムP1を実行することにより、測定回路100が正常に電流を測定できることを確認する。
次に、図3のステップS02における補正値取得プログラムP2の動作について、図5に示すフローチャートに沿って図1及び図2を参照しながら説明する。
まず、制御部114aは、通信部115を介して端子制御部107に端子制御信号を入力し、動作確認端子100cを開放状態にする(ステップS21)。
なお、測定端子100dにはDUTが接続されていないため、測定端子100dは開放状態である。
制御部114aは、電圧電流発生部114bに指示し、入力端子100aに電圧Vciの電圧信号を入力すると、ボルテージフォロワにより測定端子100dに電圧Vciを発生させる(ステップS22)。すると、電流センシング抵抗102にはリーク電流Icが流れ(ステップS23)、電流センシング抵抗102の両端に発生した差電圧を計装差動アンプ103が増幅して出力端子100bから電圧Vcoの電圧信号を出力する。制御部114aは、測定部114cに電圧Vcoを測定させる(ステップS24)。
制御部114aは、次式、リーク電流Ic=(電圧Vco/ゲインG)/抵抗値R、により電流センシング抵抗102に流れたリーク電流Icを算出する(ステップS25)。制御部114aは、算出したリーク電流Icを補正値として取得し(ステップS26)、記憶部116に記憶させて補正値取得プログラムP2での処理を終了させる。
このように、制御部114aは、補正値取得プログラムP2を実行することにより、補正値を取得する。
次に、図3のステップS03における微小電流測定プログラムP3の動作について、図6に示すフローチャートに沿って図1及び図2を参照しながら説明する。
まず、制御部114aは、通信部115を介して端子制御部107に端子制御信号を入力し、動作確認端子100cを開放状態にして、測定端子100dをDUTに接続させる(ステップS31)。制御部114aは、電圧電流発生部114bに指示し、入力端子100aに電圧Vdiの電圧信号を入力し、測定端子100dに電圧Vdiが印加されている状態にする(ステップS32)。すると、電流センシング抵抗102には、ステップS32の状態で発生する電流Idが流れ(ステップS33)、電流センシング抵抗102の両端に発生した差電圧を計装差動アンプ103が増幅して出力端子100bから電圧Vdoの電圧信号を出力する。制御部114aは、測定部114cに電圧Vdoを測定させる(ステップS34)。
制御部114aは、次式、電流Id=(電圧Vdo/ゲインG)/抵抗値R、により電流センシング抵抗102に流れた電流Idを算出する(ステップS35)。制御部114aは、算出した電流Idを補正値(リーク電流)Icで補正して補正された電流値(Id+Ic)を求め(ステップS36)、記憶部116に記憶させて微小電流測定プログラムP3での処理を終了させる。
以上説明したように、本発明の一実施形態における測定回路は、検査装置に制御され、故障検知、補正値取得及び被測定装置の微小電流測定の処理が行われる付加的な測定回路である。この測定回路は、微小電流測定の際に被測定装置に接続される測定端子に対し、検査装置から入力される電圧信号と等しい電圧を出力するボルテージフォロワを形成するオペアンプと、オペアンプの出力端子と測定端子との間に接続されている電流センシング抵抗と、電流センシング抵抗の両端に2つの入力端子がそれぞれ接続されており、電流センシング抵抗の両端に生じる差電圧を増幅して検査装置に出力する計装差動アンプと、ボルテージフォロワの帰還ループを形成するオペアンプの入力端子と電流センシング抵抗との間に一端が接続され、他端が検査装置により開放状態又は接地状態にされる動作確認端子に接続されている動作確認抵抗と、を有する。
これにより、この測定回路は、検査装置により電圧信号及び動作確認端子の状態が変化することで処理が行われ、電流の測定精度が低い検査装置と組み合わせても小さいスペースで微小電流を精度良く測定でき、かつ検査装置により故障の検知及び電流補正値の取得が可能となる。
なお、本実施形態では、測定回路の端子制御部により動作確認端子を開放状態としたが、これに限ることなく、電圧電流発生部により動作確認端子との接続をハイインピーダンスにして動作確認端子を開放状態にしてもよい。
10 測定システム
100 測定回路
100a 入力端子
100b 出力端子
100c 動作確認端子
100d 測定端子
100e 端子制御端子
101 オペアンプ
102 電流センシング抵抗
103 計装差動アンプ
104 動作確認抵抗
105 端子制御装置
106 回路部
107 端子制御部
110 半導体検査装置(検査装置)
111 SMU
112 通信インターフェイス
113 記憶装置
114 計測部
114a 制御部
114b 電圧電流発生部
114c 測定部
115 通信部
116 記憶部

Claims (4)

  1. 検査装置に制御され、故障検知、補正値取得及び被測定装置の微小電流測定の処理が行われる付加的な測定回路であって、
    前記微小電流測定の際に前記被測定装置に接続される測定端子に対し、前記検査装置から入力される電圧信号と等しい電圧を出力するボルテージフォロワを形成するオペアンプと、
    前記オペアンプの出力端子と前記測定端子との間に接続されている電流センシング抵抗と、
    前記電流センシング抵抗の両端に2つの入力端子がそれぞれ接続されており、前記電流センシング抵抗の両端に生じる差電圧を増幅して前記検査装置に出力する計装差動アンプと、
    前記ボルテージフォロワの帰還ループを形成する前記オペアンプの入力端子と前記電流センシング抵抗との間に一端が接続され、他端が前記検査装置により開放状態又は接地状態にされる動作確認端子に接続されている動作確認抵抗と、
    を有し、
    前記検査装置により前記電圧信号及び前記動作確認端子の状態が変化することで前記処理が行われることを特徴とする測定回路。
  2. 前記故障検知の際に、前記検査装置により前記動作確認端子を接地状態にする端子制御装置を更に有する請求項1に記載の測定回路。
  3. 前記補正値取得又は前記微小電流測定の際に、前記端子制御装置が前記検査装置により前記動作確認端子を開放状態にする請求項2に記載の測定回路。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の測定回路と、
    前記測定回路における前記動作確認端子を開放状態又は接地状態にし、前記測定回路に前記電圧信号を入力して、前記計装差動アンプからの出力を測定して前記処理を行う検査装置と、
    を有することを特徴とする測定システム。
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