JP2023146826A - 電力監視制御装置 - Google Patents

電力監視制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023146826A
JP2023146826A JP2022054228A JP2022054228A JP2023146826A JP 2023146826 A JP2023146826 A JP 2023146826A JP 2022054228 A JP2022054228 A JP 2022054228A JP 2022054228 A JP2022054228 A JP 2022054228A JP 2023146826 A JP2023146826 A JP 2023146826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
communication device
information acquisition
power information
wired
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022054228A
Other languages
English (en)
Inventor
翔太 安部
Shota Abe
久幸 齋宮
Hisayuki Saimiya
崇之 渡邉
Takayuki Watanabe
雅雄 河越
Masao Kawagoe
直大 濱口
Naohiro Hamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2022054228A priority Critical patent/JP2023146826A/ja
Publication of JP2023146826A publication Critical patent/JP2023146826A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

【課題】家庭内電力負荷の測定方式として、有線方式と、無線方式の両方を搭載し、分散型電源設備本体を取り替え、又は仕様変更することなく、容易に電力情報取得方式を変更する。【解決手段】コージェネレーション装置10自体の仕様は単一であり、接続ターミナル58への接続対象を自動判別し、接続ターミナル58に、CT配線コネクタ54が装着されている場合はCTクランプ情報取得部60での情報取得を指示し、アンテナンユニットコネクタ56が装着されている場合は無線通信部62での情報取得を指示する。当初の仕様が無線としたが、予測に反して電波強度が弱い、或いはノイズ等により、電力情報取得の成功率が所定以下だった場合、急遽、有線方式に変更するような場合でも、コージェネレーション装置10自体の取り替え等が不要となる。【選択図】図3

Description

本発明は、分散型電源設備、例えば、家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの運転制御に必要な電流、電力、電力量をはじめとする電力情報等を取得する電力監視制御装置に関するものである。
商用電源に加え、太陽光発電や蓄電池、或いはガスエンジンや燃料電池を用いて発電し、かつ排熱を利用するコージェネレーションシステム等の所謂分散型電源が設置された家屋において、過電流や逆潮流等の監視は重要である。
従来の家庭用発電システムでは、CT(Current Transformer)を宅内分電盤に取り付けることで家庭の電力負荷を取得し、負荷追従制御を行っている(以下、有線方式という)。
一方、無線方式として、無線CTを用いる方法や電力スマートメータの電力情報から遠隔で電力負荷を取得する方法がある。有線方式の場合にはCT配線工事が必要で、外壁に穴を開ける工事費を要するデメリットがあり、無線方式化が望まれている。
特許文献1には、分岐電路の使用電力データとスマートメータからの電力量データの双方を管理する機器を収容しても大型化を防止できる分電盤を提供することが記載されている。
分電盤に設けた電力情報送信ユニットが、スマートメータとG3PLC或いはWi-SUN無線通信の何れかでBルート通信を実施しているが、電力情報送信ユニットと分散型電源との関係については記載されていない。
特許文献2には、Bルートの通信経路を介してスマートメータから電力情報を取得し、時々刻々と変動する家屋における使用電力におおむね追従し、家庭の電力遷移特性に近似する制御を可能とすることが記載されている。
特開2014-075895号公報 特開2021-164198号公報
しかしながら、無線方式には、負荷取得精度に課題があり、現場の通信状況によっては、無線方式で負荷追従制御を行っても有線方式ほどの電力寄与率は達成できない場合がある。
このため、通信状況、現場の状況(外壁に貫通孔を施すことができるか)等に基づいて、有線方式又は無線方式の機器ラインナップの選定を行う必要がある。
また、無線対応機器を選定し機器を設置した後に、無線通信に想定外に悪く有線方式に変更する場合は、貫通工事を施すことに加え、機器自体を交換する必要があり、作業コストおよび機器変更に伴う情報再登録の手間も増大する課題がある。
本発明は、家庭内電力負荷の測定方式として、有線方式と、無線方式の両方を搭載し、分散型電源設備本体を取り替え、又は仕様変更することなく、容易に電力情報取得方式を変更することができる電力監視制御装置を得ることが目的である。
第1の発明に係る電力監視制御装置は、接続ターミナル部に、無線用通信デバイス及び有線用通信デバイスに通信デバイスが接続可能で、かつ接続された前記通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する制御部と、前記電力情報の取得モードを、前記無線用通信デバイスもしくは前記有線用通信デバイスに切り替える切替部と、を有している。
第1の発明は、前記電力監視制御装置において、前記電力情報の取得モードを、無線通信用電力情報取得モードもしくは有線通信用電力情報取得モードの設定を切り替える制御部を具備していることを特徴とする。
第1の発明によれば、制御部では、接続ターミナル部に、無線用通信デバイス及び有線用通信デバイスに通信デバイスが接続可能で、かつ接続された通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する。
切替部では、電力情報の取得モードを、無線用通信デバイスもしく記有線用通信デバイスに切り替える。このため、家庭内電力負荷の測定方式として、有線方式と、無線方式の両方を搭載し、分散型電源設備本体を取り替え、又は仕様変更することなく、容易に電力情報取得方式を変更することができる。
第2の発明に係る電力監視制御装置は、接続ターミナル部に、無線用通信デバイス及び有線用通信デバイスの何れか一方の通信デバイスが接続可能で、かつ接続された前記通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する制御部と、前記電力情報の取得モードを、前記接続ターミナル部への接続状態に基づいて、前記無線用通信デバイスが接続されている場合には無線通信用電力情報取得モードに切り替え、前記有線用通信デバイスが接続されている場合には有線通信用電力情報取得モードに切り替える切替部と、を有している。
第2の発明によれば、制御部では、接続ターミナル部に、無線用通信デバイス及び有線用通信デバイスの何れか一方の通信デバイスが接続可能で、かつ接続された前記通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する。すなわち、無線用の通信デバイス又は有線用の通信デバイスの何れか一方の通信デバイスの双方の通信仕様に対応可能である。
従って、切替部では、電力情報の取得モードを、接続ターミナル部への接続状態に基づいて、無線用通信デバイスが接続されている場合には無線通信用電力情報取得モードに切り替え、有線用通信デバイスが接続されている場合には有線通信用電力情報取得モードに切り替えることで、分散型電源設備本体を交換等する必要がない。
これにより、家庭内電力負荷の測定方式として、有線方式と、無線方式の両方を搭載し、分散型電源設備本体を取り替え、又は仕様変更することなく、容易に電力情報取得方式を変更することができる。
第3の発明に係る電力監視制御装置は、接続ターミナル部に、無線用通信デバイス及び有線用通信デバイスの何れか一方の通信デバイスが接続可能で、かつ接続された前記通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する制御部と、前記接続ターミナル部に接続された前記通信デバイスが、前記無線用通信デバイスか前記有線用通信デバイスかを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて、前記電力情報の取得モードを、前記無線用通信デバイスが接続されている場合には無線通信用電力情報取得モードに切り替え、前記有線用通信デバイスが接続されている場合には有線通信用電力情報取得モードに切り替える切替部と、を有している。
第3の発明によれば、制御部では、接続ターミナル部に、無線用通信デバイス及び有線用通信デバイスの何れか一方の通信デバイスが接続可能で、かつ接続された通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する。
ここで、判定部では、接続ターミナル部に接続された通信デバイスが、無線用通信デバイスか有線用通信デバイスかを判定する。
切替部では、判定部の判定結果に基づいて、電力情報の取得モードを、無線用通信デバイスが接続されている場合には無線通信用電力情報取得モードに切り替え、有線用通信デバイスが接続されている場合には有線通信用電力情報取得モードに切り替える。
これにより、家庭内電力負荷の測定方式として、有線方式と、無線方式の両方を搭載し、分散型電源設備本体を取り替え、又は仕様変更することなく、容易に電力情報取得方式を変更することができる。
第3の発明に係る電力監視制御装置は、接続ターミナル部に、無線用通信デバイスが接続可能な第1ターミナル部と、有線用通信デバイスが接続可能な第2ターミナル部との少なくとも一方のターミナル部を備え、前記ターミナル部に接続された通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する制御部と、前記ターミナル部への前記通信デバイスの接続状態において、前記第1ターミナル部及び前記第2ターミナル部の何れか一方に接続されている場合は接続されている通信デバイスを、適用される通信デバイスと判定し、双方に接続されている場合は、予め設定した通信デバイスを、適用される通信デバイスと判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて、前記電力情報の取得モードを、前記適用される通信デバイスの通信に対応した無線通信用電力情報取得モード又は有線通信用電力情報取得モードに切り替える切替部と、を有している。
第3の発明によれば、制御部では、接続ターミナル部に、無線用通信デバイスが接続可能な第1ターミナル部と、有線用通信デバイスが接続可能な第2ターミナル部との少なくとも一方のターミナル部を備え、ターミナル部に接続された通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する。
判定部では、ターミナル部への前記通信デバイスの接続状態において、第1ターミナル部及び第2ターミナル部の何れか一方に接続されている場合は接続されている通信デバイスを、適用される通信デバイスと判定し、双方に接続されている場合は、予め設定した通信デバイスを、適用される通信デバイスと判定する。
切替部では、判定部の判定結果に基づいて、電力情報の取得モードを、適用される通信デバイスの通信に対応した無線通信用電力情報取得モード又は有線通信用電力情報取得モードに切り替える。
これにより、家庭内電力負荷の測定方式として、有線方式と、無線方式の両方を搭載し、分散型電源設備本体を取り替え、又は仕様変更することなく、容易に電力情報取得方式を変更することができる。
本発明によれば、家庭内電力負荷の測定方式として、有線方式と、無線方式の両方を搭載し、分散型電源設備本体を取り替え、又は仕様変更することなく、容易に電力情報取得方式を変更することができるという効果を奏する。
本実施の形態に係るコージェネレーション装置及び当該コージェネレーション装置が設置された家屋の概略図であり、(A)は有線方式で電力情報を取得する場合、(B)は無線方式で電力情報を取得する場合を示す。 本実施の形態に係るコージェネレーション装置のコントローラの制御ブロック図である。 本実施の形態に係るコージェネレーション装置のコントローラにおける、電力情報を取得するための方式として、有線方式と無線方式の双方で取得可能な構成とした情報通信機能に特化した機能ブロック図である。 本実施の形態に係るコージェネレーション装置のコントローラで実行される、電力情報取得ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係るコージェネレーション装置の設置完了時の初期電源投入時に起動する、通信判定制御ルーチンを示すフローチャートである。 変形例1に係るコージェネレーション装置のコントローラにおける、電力情報を取得するための方式として、有線方式と無線方式の双方で取得可能な構成とした情報通信機能に特化した機能ブロック図である。
図1には、本実施の形態に係る分散型電源設備の一例として、家庭用燃料電池コージェネレーション装置(以下、本実施の形態において、単に、「コージェネレーション装置10」という)の概略図が示されている。
図1(A)は、電力情報を有線方式で取得するように設置されたコージェネレーション装置10であり、図1(B)は、電力情報を無線方式で取得するように設置されたコージェネレーション装置10であり、双方とも基本構成が同一である。まず、共通部分について説明する。
(共通部分の構成)
図1(A)及び(B)に示される如く、コージェネレーション装置10は、タンクユニットと燃料電池ユニットとが併設されたシステムである。なお、併設とは、物理的に隣接していることに限定するものではなく、相互に連携しあうことを意味する。すなわち、タンクユニットと燃料電池ユニットとが離れた状態で設置され、配管や電気配線等で連結するようにしてもよい。
コージェネレーション装置10は、家屋12の外壁に沿って設置されるものであり、作業者が現場へ出向き、設置作業を実行する。
図1は、設置作業が完了し、試運転が完了し、家屋12側の各種設備(電気機器、給湯設備等)と連携して、定常的に運転可能な状態である。
(コージェネレーション装置10の構成)
コージェネレーション装置10は、図示は省略したが、ホットモジュール、パワーコンディショナ、排熱回収装置、蓄熱タンク、ラジエータ、熱交換器等を備え、それぞれが、コントローラ14によって、図2に示す、給湯関連制御部27及び発電関連制御部29を介して、相互に連携して制御される。
ホットモジュールは、燃料処理装置で水素を取り出し、取り出した水素を燃料電池セルスタックへ供給し、空気中の酸素により直流電力を発生させる。
パワーコンディショナは、発電された直流電力を交流電力に変換し、家屋へ供給する。
排熱回収装置は、発電によって発生する排熱ガスから熱を回収する。
蓄熱タンクは、熱媒を介して回収した熱を高温で貯めることができ、貯められた熱は給湯時に利用される。
ラジエータは、熱媒を放熱し冷却する。ラジエータは、必須ではない。
熱交換器は、熱媒タンクからの高温熱媒を利用し、水道水を温める。熱交換器は、必須ではない。
また、コージェネレーション装置10は、発電電力を、電源線15を介して熱源機16へ送ることも可能である。熱源機16は、コージェネレーション装置10で加熱された温水を、必要に応じて都市ガス(例えば、13A)の燃焼によりさらに加温して家屋12へ供給する。
図2に示される如く、コントローラ14は、CPU18、RAM20、ROM22、I/O24、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス26で構成されたマイクロコンピュータ28を備える。
I/O24には、給湯関連制御部27と、発電関連制御部29とが接続され、給湯及び発電に伴う動作がコントローラ14によって制御される。
また、I/O24には、大規模記憶装置30が接続されており、コントローラ14で実行される発電及び給湯に関する処理プログラムが記憶される共に、発電に基づく履歴情報(例えば、本実施の形態では、通信インタバルの調整情報等)が記憶されるようになっている。
さらに、I/O24には、リモコン32が接続されている。リモコン32は、コージェネレーション装置10が設置される対象の家屋12の内部に設置され、使用者がコージェネレーション装置10(及び熱源機16)に関して指令を入力する機能やコージェネレーション装置10の状態を表示する機能等を有する。
(分散型電源の構成)
図1(A)及び(B)に示される如く、本実施の形態に係る分散型電源では、商用電源34とコージェネレーション装置10の発電電力が、家屋12での電源とされている。
分電盤40は、上流側から順に、サービスブレーカ42、漏電遮断器46、及び安全ブレーカ48が設置されている。
サービスブレーカ42は、契約容量を決定するための遮断器であるが、設置されていない場合もある。
漏電遮断器46は、家屋12の内部配線や電気機器の漏電を素早く感知・遮断し、電気事故を未然に防ぐための遮断器である。
安全ブレーカ48は、分電盤40から家屋12の各使用場所へ送電するための分岐回路のそれぞれに取り付けられ、電気機器の故障等に伴うショートや一定以上の電力使用を検知した場合に自動的に回路を保護する遮断器である。
ここで、コージェネレーション装置10によって発電した発電電力は、分電盤40に設けられた専用の安全ブレーカ48Aを介して、商用電源34と合流し、家屋12の内部の電気機器の電源として用いることができる。
なお、図示は省略したが、コージェネレーション装置10には、商用電源34の停電時専用の電源線が設けられ、停電により商用電源34から電力が供給されない状況において、コージェネレーション装置10の発電電力を、家屋12の一部に取り付けられた停電時専用コンセントを介して、供給することができるようになっている。
ここで、コージェネレーション装置10のコントローラ14では、時々刻々と変動する家屋12における電力使用量に応じて、発電電力を追従制御するため、電源線に流れる電流等の電力情報を取得し、取得した電力情報に基づいて、負荷電力に応じて、発電電力量を制御するようにしている。
(有線方式による電力情報取得構成)
図1(A)は、有線方式による電力取得のための構成が示されている。
図1(A)に示される如く、家屋12の内部の分電盤40(電源線38)には、クランプ型電流センサ50(以下、CTクランプ50という)が取り付けられている。
CTクランプ50は、電源線38を流れる電流、電力、電力量をはじめとする電力情報を検出する。検出した電力情報は、信号線52を介して、コージェネレーション装置10のコントローラ14へ送出される。
このとき、CTクランプ50は家屋12内に設けられ、コージェネレーション装置10は屋外に設置されるため、必然的に信号線52は家屋12の壁面を貫通させる必要があり、壁面貫通工事によって施工された貫通部12Aを貫通し、配線されることになる。
(無線方式による電力情報取得構成)
図1(B)は、無線方式による電力取得のための構成が示されている。
図1(B)に示される如く、商用電源34は、スマートメータ36に接続されている。スマートメータ36は商用電源34の電流、電力、電力量をはじめとする電力情報等を計測し、計測した情報を、Aルート、Bルート、Cルートの通信経路によって、特定の通信先へ送信することが可能である。
すなわち、Aルートは、スマートメータ36と電力会社とを結ぶ通信経路であり、Bルートは、スマートメータ36と家屋12に設置された機器(例えば、HEMSが構築されている場合は、そのコントローラ等)を結ぶ通信経路であり、Cルートは、Aルートを介して電力会社が取得したデータを第三者(小売電気事業者等)へ提供するための通信経路である。
スマートメータ36から出力される電源線38は、家屋12に設置された分電盤40へ配線されている。
無線方式では、Bルートの通信経路を介してスマートメータ36から電力情報を取得するインタバルとして、30秒に1回を基準としている。当該インタバルであれば、無線通信の各種基準に抵触することなく、時々刻々と変動する家屋12における使用電力におおむね追従し、負荷推移に近似する制御が可能である。
図3は、コージェネレーション装置10のコントローラ14における、電力情報を取得するための方式として、有線方式と無線方式の双方で取得可能な構成とした情報通信機能に特化した機能ブロック図である。この機能ブロック図の各ブロックは、機能別に分類したものであり、本実施の形態では、ROM22に記憶された通信インタバル調整プログラムに基づいて、CPU18が動作する、ソフトウェアによる制御として実行される。なお、一部又は全部の機能ブロックに示す動作プログラムを、ASIC等のICチップを組み込んで動作させるようにしてもよい。
本実施の形態に係るコージェネレーション装置10のコントローラ14は、前述した有線方式及び無線方式の双方により電力情報を取得する機能を有している。
このため、コントローラ14には、有線方式用としてCTから配線されたCT配線コネクタ54、及び、無線方式用としてスマートメータ36から信号を受信するアンテナンユニットコネクタ56が接続可能な、単一の接続ターミナル58が設けられている。
コージェネレーション装置10の施工の際、有線方式による電力情報の取得仕様に設定されている場合は、接続ターミナル58にCT配線コネクタ54が接続され、一方、無線方式による電力情報の取得仕様に設定されている場合は、接続ターミナル58にアンテナユニットコネクタ56が接続されることになる。
本実施の形態のコージェネレーション装置10では、有線方式による電力情報の取得仕様、及び、無線方式による電力情報の取得仕様の何れかであっても、その接続状態を配点し、有線方式及び無線方式の何れでも電力情報を取得することができるようにした。
このため、接続ターミナル58の信号線端子は、CTクランプ情報取得部60及び無線通信部62に接続されている。
ここで、接続ターミナル58には、装着センサ64及び判別センサ66が取り付けられている。
装着センサ64は、接続ターミナル58に、CT配線コネクタ54及びアンテナンユニットコネクタ56が未装着時に「L」信号を出力し、CT配線コネクタ54又はアンテナンユニットコネクタ56の何れかの装着時に「H」信号を出力するセンサである。
また、判別センサ66は、本実施の形態では、CT配線コネクタ54の装着時に「H」信号を出力し(図3(B)参照)、アンテナンユニットコネクタ56の装着時に「L」信号を出力する(図3(C)参照)センサである。
なお、図3では、装着センサ64及び判別センサ66を別センサとしているが、単一センサに2つのセンサ機能(装着有無、コネクタ種類判別)を設けてもよい。
装着センサ64及び判別センサ66は、それぞれターミナル接続状態判定部68に接続されている。ターミナル接続判定部68では、装着センサ64からの信号で、CT配線コネクタ54又はアンテナンユニットコネクタ56の何れかの装着状態、並びに、判別センサ66からの信号で、装着されたコネクタの種類(CT配線コネクタ54又はアンテナンユニットコネクタ56)を判別し、判別した情報は、情報取得指示部70へ送出される。
情報取得指示部70は、ターミナル接続判定部68から受信した情報(装着情報、種類情報)に基づいて、有線方式で電力情報を取得するCTクランプ情報取得部60、又は無線方式で電力情報を取得する無線通信部62の何れかを情報取得有効状態とするように指示する。
CTクランプ情報取得部60は、CTクランプ50の信号線52(図1参照)から電力情報を取得する。一方、無線通信部62は、スマートメータ36のBルートの通信経路を介して、無線通信で電力情報を取得する。
CTクランプ情報取得部60及び無線通信部62は、電力情報取得部72に接続されている。CTクランプ情報取得部60において、CTクランプ50との接続が確認されると、電力情報取得部72は、CTクランプ50から電力情報を取得する。また、無線通信部62において、通信プロトコルが確立すると(成功すると)、電力情報取得部72は、Bルートの通信経路によって、スマートメータ36から電力情報を取得する。
電力情報取得部72は、システム稼働制御部74に接続されて、取得した電力情報をシステム稼働制御部74へ通知する。
システム稼働制御部74では、取得した電力情報に基づいて、発電出力等を計算し、コージェネレーション装置10の必要な制御対象デバイスへ制御指示信号を送出する。
これにより、コージェネレーション装置10は、家屋12における使用電力におおむね追従した発電出力で運転することができる。
以下に本実施の形態の作用を図5のフローチャートに従い説明する。
図4は、コージェネレーション装置10のコントローラ14で実行される、電力情報取得ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ100では、電力情報取得時期か否かを判断し、肯定判定されると、ステップ102へ移行して、選択された情報取得方式を判断する。
情報取得方式の選択は、後述する図5のフローチャートに基づいて実行される。
ステップ102で、有線方式であると判定された場合は、接続ターミナル58にCT配線コネクタ54が接続されていると判断し、ステップ104へ移行して、情報取得指示部70からCTクランプ情報取得部60へ情報取得を指示する。
このステップ104の指示により、CTクランプ情報取得部60は、接続ターミナル58に接続されたCT配線コネクタ54を介して、CTクランプ50との接続を確認し、電力情報取得部72において電力情報を取得し、ステップ108へ移行する。
ステップ108では、取得した電力情報に基づき、各制御対象デバイスの稼働状態を制御し、ステップ100へ戻る。
一方、ステップ102で、無線方式であると判定された場合は、接続ターミナル58にアンテナンユニットコネクタ56が接続されていると判断し、ステップ106へ移行して、電力情報取得指示部72から無線通信部62へ情報取得を指示する。
このステップ106の指示により、無線通信部62は、接続ターミナル58に接続されたアンテナユニットコネクタ56を介して、Bルートの通信経路の通信プロトコルを確立し、スマートメータ36から電力情報を取得し、ステップ108へ移行する。
ステップ108では、取得した電力情報に基づき、各制御対象デバイスの稼働状態を制御し、ステップ100へ戻る。
図5は、例えば、コージェネレーション装置10の設置完了時の初期電源投入時に起動する、通信判定制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ150では、初期設定として、判別センサ信号を「L」とする。なお、初期設定の判別センサ信号は「H」であってもよい。
次のステップ152では、装着センサ64で、接続ターミナル58にCT配線コネクタ54又はアンテナンユニットコネクタ56の何れかが装着されたか否かを判断し、装着されていない場合は、ステップ154へ移行してエラー処理を実行する。エラー処理は、例えば、未装着であることを報知する。この報知により、作業者は、CT配線コネクタ54又はアンテナンユニットコネクタ56の何れかを装着し、例えば、再起動することで、ステップ150へ戻る。再起動ではなく、リセットボタン等の操作であってもよい。
また、ステップ152で肯定判定されると、ステップ156へ移行して、判別センサ66の信号を特定する。すなわち、判別センサ66の信号は、接続ターミナル58に装着されているのがCT配線コネクタ54の場合は「H」信号であり、接続ターミナル58に装着されているのがアンテナンユニットコネクタ56の場合は「L」信号である。
次のステップ158では、特定された判別信号を判定する。
すなわち、ステップ158で判別信号が「L」と判定された場合は、ステップ160へ移行して、前回の選択に対して変更があるか否かを判断し、否定判定の場合は、接続ターミナル58への接続状態に変更がないと判断し、ステップ150へ戻る。
また、ステップ160で、肯定判定された場合は、接続ターミナル58への接続状態に変更があると判断し、ステップ162へ移行し、情報取得として無線方式を選択し、次いで、ステップ164へ移行して、無線通信部62へ情報取得を指示し、ステップ150へ戻る。
一方、ステップ158で判別信号が「H」と判定された場合は、ステップ166へ移行して、前回の選択に対して変更があるか否かを判断し、否定判定の場合は、接続ターミナル58への接続状態に変更がないと判断し、ステップ150へ戻る。
また、ステップ166で、肯定判定された場合は、接続ターミナル58への接続状態に変更があると判断し、ステップ168へ移行し、情報取得として有線方式を選択し、次いで、ステップ170へ移行して、CTクランプ情報取得部60へ情報取得を指示し、ステップ150へ戻る。
以上説明したように、本実施の形態では、コージェネレーション装置10自体の仕様は単一で、有線方式及び無線方式による電力情報の取得に対応可能であり、接続ターミナル58への接続対象を自動判別し、接続ターミナル58にアンテナンユニットコネクタ56が装着されている場合は無線通信部62での情報取得を指示し、接続ターミナル58にCT配線コネクタ54が装着されている場合はCTクランプ情報取得部60での情報取得を指示するようにした。
これにより、例えば、当初の仕様が無線で電力情報を取得することとしていたが、コージェネレーション装置10の設置作業において、予測に反して電波強度が弱い、或いはノイズ等により、電力情報取得の成功率が所定以下だった場合、急遽、有線方式に変更するような場合でも、コージェネレーション装置10自体の取り替え等が不要となる。
また、コージェネレーション装置10の設置当初の電波状態が良好であっても、経時変化(例えば、近隣の建物の変化等)によって電波強度が弱くなり、有線方式に変更する場合にも、コージェネレーション装置10の本体の交換は不要であり、CTクランプ50の取り付け工事と、接続ターミナル58に対してアンテナユニットコネクタ56からCT配線コネクタ54へ差し替える作業で済むため、電力情報取得方式の変更のための作業効率を向上することができる。
また、一般的ではないが、コージェネレーション装置10の設置当初が有線方式(既に、家屋12の壁面に貫通部12Aが存在する状態)で、有線方式から無線方式へ変更する場合も、同様である。
なお、本実施の形態では、接続ターミナル58への接続コネクタの種類を判別センサ66で自動判別するようにしたが、接続ターミナル58にディップスイッチ等を取り付け、作業者等の手動による切替操作で行ってもよい。なお、装着センサ64は、装着し忘れ防止のためにあってもよい。
(変形例1「接続ターミナルの構造」)
本実施の形態では、単一の接続ターミナル58を設置し、CT配線コネクタ54又はアンテナユニットコネクタ56の何れか一方が装着可能な構成とした。
これに対して変形例1では、図6に示される如く、CT配線コネクタ54を装着可能な第1接続ターミナル58Xと、アンテナユニットコネクタ56を装着可能な第2接続ターミナル58Yと、を配置した。
変形例1では、第1接続ターミナル58XへのCT配線コネクタ54の装着、又は第2接続ターミナル58Yへのアンテナユニットコネクタ56の装着の何れかを検知し、検知した方の電力情報取得方式を適用する。
なお、両方の接続ターミナル、すなわち、第1接続ターミナル58XへCT配線コネクタ54が装着され、かつ第2接続ターミナル58Yへアンテナユニットコネクタ56が装着された場合、デフォルトの電力情報取得方式(例えば、無線方式)を優先して、電力情報取得方式を決定する。なお、有線方式を優先にすることを否定するものではない。
(変形例2「無線方式の変形例」)
本実施の形態に係るコージェネレーション装置10のコントローラ14では、家屋12に設置されたスマートメータ36から直接Bルートを介して、電力情報を取得するようにした。
ここで、家屋12には、HEMSが構築されている場合がある。HEMSは、家屋12で使用する電気及びガスを、リアルタイムで管理して節約すると共に、二酸化炭素削減等、温暖化対策にも役立つものである。HEMSに、家電製品等を接続し、電気やガスの使用状況をモニタで管理することで、可視化(モニタ表示)を実現し、かつ家電製品を自動制御する。
ところで、HEMSでは、管理のもとになるデータを、スマートメータから取得する。言い換えれば、HEMSは、スマートメータと同等の電力情報を取得している。
そこで、変形例では、コージェネレーション装置10のコントローラ14と、HEMSとの間で、Wi-SUN HAN無線通信、Wi-SUN Enhanced HAN無線通信、特定小電力無線通信、LPWA(Low Power Wide Area)等の通信手段を用いて、通信プロトコルを確立し、HEMSから電力情報を取得する。
10 コージェネレーション装置
12 家屋
12A 貫通部
14 コントローラ(電力監視制御装置)
15 電源線
16 熱源機
18 CPU
20 RAM
22 ROM
24 I/O
26 バス
27 給湯関連制御部
28 マイクロコンピュータ
29 発電関連制御部
30 大規模記憶装置
32 リモコン
34 商用電源
36 スマートメータ
38 電源線
40 分電盤
42 サービスブレーカ
46 漏電遮断器
48 安全ブレーカ
48A 安全ブレーカ
50 CTクランプ
52 信号線
50 無線通信部
54 CT配線コネクタ(有線用通信デバイス)
56 アンテナンユニットコネクタ(無線用通信デバイス)
58 接続ターミナル(接続ターミナル部)
58X 第1接続ターミナル(第1ターミナル部)
58Y 第2接続ターミナル(第2ターミナル部)
60 CTクランプ情報取得部
62 無線通信部
64 装着センサ
66 判別センサ
68 ターミナル接続状態判定部(判定部)
70 情報取得指示部(切替部)
72 電力情報取得部(制御部)
74 システム稼働制御部(制御部)

Claims (5)

  1. 接続ターミナル部に、無線用通信デバイス及び有線用通信デバイスに通信デバイスが接続可能で、かつ接続された前記通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する制御部と、
    前記電力情報の取得モードを、前記無線用通信デバイスもしくは前記有線用通信デバイスに切り替える切替部と、
    を有する電力監視制御装置。
  2. 前記電力監視制御装置において、前記電力情報の取得モードを、無線通信用電力情報取得モードもしくは有線通信用電力情報取得モードの設定を切り替える制御部を具備している請求項1記載の電力監視制御装置。
  3. 接続ターミナル部に、無線用通信デバイス及び有線用通信デバイスの何れか一方の通信デバイスが接続可能で、かつ接続された前記通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する制御部と、
    前記電力情報の取得モードを、前記接続ターミナル部への接続状態に基づいて、前記無線用通信デバイスが接続されている場合には無線通信用電力情報取得モードに切り替え、前記有線用通信デバイスが接続されている場合には有線通信用電力情報取得モードに切り替える切替部と、
    を有する電力監視制御装置。
  4. 接続ターミナル部に、無線用通信デバイス及び有線用通信デバイスの何れか一方の通信デバイスが接続可能で、かつ接続された前記通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する制御部と、
    前記接続ターミナル部に接続された前記通信デバイスが、前記無線用通信デバイスか前記有線用通信デバイスかを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて、前記電力情報の取得モードを、前記無線用通信デバイスが接続されている場合には無線通信用電力情報取得モードに切り替え、前記有線用通信デバイスが接続されている場合には有線通信用電力情報取得モードに切り替える切替部と、
    を有する電力監視制御装置。
  5. 接続ターミナル部に、無線用通信デバイスが接続可能な第1ターミナル部と、有線用通信デバイスが接続可能な第2ターミナル部との少なくとも一方のターミナル部を備え、前記ターミナル部に接続された通信デバイスを介して取得した電力情報に基づいて、分散型電源設備により供給する電力を制御する制御部と、
    前記ターミナル部への前記通信デバイスの接続状態において、前記第1ターミナル部及び前記第2ターミナル部の何れか一方に接続されている場合は接続されている通信デバイスを、適用される通信デバイスと判定し、双方に接続されている場合は、予め設定した通信デバイスを、適用される通信デバイスと判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて、前記電力情報の取得モードを、前記適用される通信デバイスの通信に対応した無線通信用電力情報取得モード又は有線通信用電力情報取得モードに切り替える切替部と、
    を有する電力監視制御装置。
JP2022054228A 2022-03-29 2022-03-29 電力監視制御装置 Pending JP2023146826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022054228A JP2023146826A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 電力監視制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022054228A JP2023146826A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 電力監視制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023146826A true JP2023146826A (ja) 2023-10-12

Family

ID=88286726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022054228A Pending JP2023146826A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 電力監視制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023146826A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102341991B (zh) 电力控制系统和电力控制系统的控制方法以及程序
JP5731635B2 (ja) 電力制御装置、制御システム、及び制御方法
JP6870449B2 (ja) 電流センサの取付状態判定装置
US20190181679A1 (en) Smart switching panel for secondary power supply
JP5154625B2 (ja) 電力供給システム
JP2014202542A (ja) 計測装置
JP2012235615A (ja) コンセント装置、給電状態監視装置、及び通電制御システム
JP3756020B2 (ja) 電力管理装置
JP2023146826A (ja) 電力監視制御装置
JP7291096B2 (ja) 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム
JP7356946B2 (ja) 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム
JP7379250B2 (ja) 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム
JP7377759B2 (ja) 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム
US20210157290A1 (en) Methods and apparatus for grid connectivity control
JP7341097B2 (ja) 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム
JP7350693B2 (ja) 電力監視制御装置、及び電力監視制御プログラム
JP7299190B2 (ja) 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム
JP7397735B2 (ja) 電波強度測定装置
JP2021164199A (ja) 電力監視制御装置、電力監視制御プログラム
JP2022181055A (ja) 分散型電源システム
JP6243464B2 (ja) 管理装置、管理システム、及び管理方法
JP2023146827A (ja) 電力監視制御装置
JP6199640B2 (ja) 制御装置、制御システム、分電盤及び制御方法
JP2020162342A (ja) 分散型電源システム
JP2023149032A (ja) 発電制御装置及び発電制御プログラム