JP2023144740A - 冷却装置 - Google Patents

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寛 布山
Hiroshi Nunoyama
忍 田村
Shinobu Tamura
智哉 平野
Tomoya Hirano
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Abstract

【課題】放熱性能を悪化させることなく、圧力損失を小さくすることができる冷却装置を提供する。【解決手段】直線状のベース部12と、ベース部12から突出した複数の凸部13とを有する複数の放熱部材11を備える放熱器10と、内部に放熱器10を収容するとともにベース部12が配置された側における外部に発熱体が装着されるケース20と、を備え、凸部13は、ケース20における流体の流通方向と交差する方向に隣り合う他の凸部13との間の隙間が、ベース部12に近い根元よりも、ベース部から遠い先端の方が大きくなるように、根元と先端とで形が異なる。【選択図】図1

Description

本発明は、冷却装置に関する。
近年、電気自動車、ハイブリッド自動車、電車などに搭載される電力制御装置に用いられるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのパワーデバイス(半導体素子)を冷却する液冷式冷却装置として、複数のピンフィンを有する冷却装置が提案されている。
例えば、特許文献1に記載された液冷式冷却装置は、アルミニウム製ケーシングと、ケーシング内の冷却液流路を流れる冷却液に放熱するアルミニウム製放熱器とを備えている。放熱器は、一定の長さを有する真っ直ぐな角棒状のベース部、およびベース部の長手方向に間隔をおいてベース部と一体に形成されかつベース部に対して同方向に突出した複数のピンフィンからなる複数のアルミニウム製放熱部材と、すべての放熱部材を連結一体化する少なくとも1つ、ここでは2つの丸棒状のアルミニウム製連結部材とからなる。放熱部材はプレス成形品からなり、ベース部は上下方向の一定の高さと、長手方向および上下方向と直角をなす方向の一定の厚みとを有している。ピンフィンの横断面形状は方形であり、ベース部の上下両端部のうちいずれか一方、ここでは上端部に上方に突出するように形成されている。全放熱部材のベース部の長さおよびピンフィンの数は等しくなっており、全放熱部材は、すべてのピンフィンが、冷却液流路における冷却液の流れ方向にのびる複数の第1直線上、および冷却液流路の幅方向にのびかつ第1直線と直交する複数の第2直線上に並ぶように、ベース部の長手方向を左右方向を向けた状態で前後方向に間隔をおいて配置されている。
特許6349161号公報
冷却装置内の冷却液の圧力損失は小さい方が望ましい。しかしながら、圧力損失が小さくなると放熱性能が低下してしまう。
本発明は、放熱性能を悪化させることなく、圧力損失を小さくすることができる冷却装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもと完成させた本発明は、直線状のベース部と、当該ベース部から突出した複数の凸部とを有する複数の放熱部材を備える放熱器と、内部に前記放熱器を収容するとともに前記ベース部が配置された側における外部に発熱体が装着されるケースと、を備え、前記凸部は、前記ケースにおける流体の流通方向と交差する方向に隣り合う他の凸部との間の隙間が、前記ベース部に近い根元よりも、当該ベース部から遠い先端の方が大きくなるように、当該根元と当該先端とで形が異なる、冷却装置である。
ここで、前記凸部は、当該凸部の突出方向に直交する面で切断した断面の形状が、第1対角線の方向が前記流通方向と平行で、第2対角線の方向が当該流通方向と直交する四角形であっても良い。
また、前記根元における前記第1対角線の長さは前記第2対角線の長さと同一であり、前記先端における当該第1対角線の長さは当該第2対角線の長さよりも長くても良い。
また、前記第1対角線の長さは、前記根元から前記先端に行くに従って徐々に長くなり、前記第2対角線の長さは、当該根元から当該先端に行くに従って徐々に短くなっても良い。
また、前記第1対角線及び前記第2対角線の長さは、前記根元側の第1領域においては同一であるとともに前記先端側の第2領域においては異なり、当該第1領域と当該第2領域との間で徐々に変化しても良い。
また、前記根元における前記断面の形状は正方形であり、前記先端における当該断面の形状は長い対角線の方向が前記流通方向と平行となるひし形であっても良い。
また、前記凸部は、当該凸部の突出方向に直交する面で切断した断面の面積は、前記根元と前記先端とで同一であっても良い。
本発明によれば、放熱性能を悪化させることなく、圧力損失を小さくすることができる。
第1実施形態に係る冷却装置の一例を示す斜視図である。 図1のII-II部の断面図である。 図2のIII-III部の断面図である。 放熱部材の一部の斜視図の一例である。 (a)は、根元部の断面図の一例を示す図であり、(b)は、先端部の断面図の一例を示す図である。 複数の放熱部材を接合して放熱器を成形する方法を説明するための図である。 第2実施形態に係る放熱器の放熱部材の一部の斜視図の一例である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る冷却装置1の一例を示す斜視図である。図1(a)は、冷却装置1を上方から見た斜視図の一例であり、図1(b)は、後述するケース20の内部を下方から見た斜視図の一例である。
図2は、図1のII-II部の断面図である。
図3は、図2のIII-III部の断面図である。
図4は、放熱部材11の一部を下方から見た斜視図の一例である。
第1実施形態に係る冷却装置1は、放熱器10と、放熱器10を収納するケース20とを備えている。
以下に詳述するが、放熱器10は、直線状のベース部12と、ベース部12から突出するとともにベース部12の長手方向に間隔をおいて配置される複数の凸部13とを有する放熱部材11が、短手方向に複数並べられた状態で一体化されている。以下では、放熱部材11の長手方向を左右方向、放熱部材11の短手方向を前後方向、凸部13の突出方向を上下方向と称する場合がある。
冷却装置1は、平板状の絶縁部材Iを介してケース20の外面(本実施の形態においては上面)に装着された発熱体Pを、ケース20の内部に流通させる流体の一例としての冷却液、及び、放熱器10を用いて冷却する装置である。発熱体Pは、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor))等のパワー半導体デバイスであることを例示することができる。また、発熱体Pは、IGBTと、このIGBTを制御する制御回路とがパッケージ化されたIGBTモジュールや、このIGBTモジュールと自己保護機能とがパッケージ化されたインテリジェントパワーモジュールであることを例示することができる。
(ケース20)
ケース20は、放熱器10を収納するケース本体21と、ケース本体21の開口部を覆うカバー22とを備えている。
ケース本体21は、平板状の底部21a(図2参照)と、底部21aにおける各端部から底部21aに直交する方向に上方に突出した側部21bとを有している。左右方向の第1側(図1では左側)の側部21bにおける前後方向の中央部には、ケース20の内部と外部とを連通して、冷却液を内部に流入させる流入部21cが設けられている。また、左右方向の第2側(図1では右側)の側部21bにおける前後方向の中央部には、ケース20の内部と外部とを連通して、冷却液を外部に流出させる流出部21dが設けられている。
カバー22は、平板状の部材であり、外形がケース本体21における上端部と同じ形状である。カバー22の上面には、絶縁部材Iを介して発熱体Pが装着されている。本実施形態に係る冷却装置1には、前後方向の中央部に、3つの発熱体Pが左右方向に並べて配置されている。
(放熱器10)
ベース部12は、直方体状であり、上下方向の大きさが前後方向の大きさよりも小さい。
凸部13は、四角柱状であり、柱方向が上下方向となるようにベース部12から下方に突出している。
図3に示すように、複数の凸部13は、等間隔に配置されており、左右方向における隣り合う凸部13の中心間の大きさは距離L0に設定されている。また、複数の凸部13は、ベース部12における左右方向の第1側の端面である第1端面12aから当該第1端面12aに最も近い位置に配置されている凸部13の中心までの距離L1よりも、ベース部12における左右方向における第2側の端面である第2端面12bから当該第2端面12bに最も近い位置に配置されている凸部13の中心までの距離L2の方が大きくなるように配置されている。
複数の放熱部材11は、上下方向に見た場合に、ベース部12の第1端面12aが第1側、第2端面12bが第2側となるように配置された第1の状態の放熱部材11と、第1の状態に対して、左右方向の中央部であって前後方向の中央部の点にて180度回転された第2の状態の放熱部材11とが交互になるように並べられている。第2の状態においては、放熱部材11は、第1端面12aが第2側、第2端面12bが第1側となるように配置される。
また、複数の放熱部材11の内、隣り合う放熱部材11のベース部12同士が接触するように配置されている。つまり、一の放熱部材11のベース部12における後側の端面12cと、当該一の放熱部材11と隣り合う他の放熱部材11のベース部12における前側の端面12dとが接触するように配置されている。また、当該一の放熱部材11の第1端面12aの左右方向の位置と、当該他の放熱部材11の第2端面12bの左右方向の位置とが同一となり、当該一の放熱部材11の第2端面12bの左右方向の位置と、当該他の放熱部材11の第1端面12aの左右方向の位置とが同一となるように配置されている。
凸部13は、左右方向と交差する方向に隣り合う他の凸部13との間の隙間が、ベース部12に近い根元に設けられた根元部13bよりも、ベース部12から遠い先端に設けられた先端部13tの方が大きくなるように、根元部13bと先端部13tとで形が異なる。
より具体的には、凸部13の形状は、以下の通りである。
すなわち、一の放熱部材11の凸部13と、当該一の放熱部材11と隣り合う他の放熱部材11の凸部13とは、左右方向と交差する方向に隣り合っている。例えば、一の放熱部材11に設けられた、左右方向に隣り合う2つの凸部13と、当該一の放熱部材11と隣り合う他の放熱部材11に設けられた凸部13であって、左右方向においては当該2つの凸部13の中間に設けられた凸部13とが三角形を形成するように配置されている。当該三角形は二等辺三角形であることを例示することができる。さらに、当該三角形は直角二等辺三角形であることを例示することができる。
図5(a)は、根元部13bの断面図の一例を示す図であり、図5(b)は、先端部13tの断面図の一例を示す図である。
凸部13は、根元部13bにおける、上下方向に直交する面で切断した断面の形状は正方形であり、先端部13tにおける、上下方向に直交する面で切断した断面の形状は長い対角線の方向が左右方向と平行となるひし形である。
言い換えれば、凸部13は、上下方向に直交する面で切断した断面の形状が、第1対角線DL1の方向が左右方向と平行で、第2対角線DL2の方向が左右方向と直交する四角形であり、根元部13bにおける第1対角線DL1の長さは第2対角線DL2の長さと同一であり、先端部13tにおける第1対角線DL1の長さは第2対角線DL2の長さよりも長い。
そして、上下方向に直交する面で切断した断面の面積は、根元部13bと先端部13tとで同一である。そして、第1対角線DL1の長さは、根元部13bから先端部13tに行くに従って徐々に長くなり、第2対角線DL2の長さは、根元部13bから先端部13tに行くに従って徐々に短くなる。
以上のように構成された凸部13は、ベース部12と一体的にプレス成形された後にベース部12に対して捩じられることで、ベース部12に対して回転した向きとなっている。第1実施形態においては、図3に示すように、凸部13は、ベース部12に対して45度回転している。そして、凸部13をベース部12に対して45度回転させた後に、前後方向に加圧することにより、凸部13を上記形状に成形している。第1対角線DL1の長さが根元部13bから先端部13tに行くに従って徐々に長くなり、第2対角線DL2の長さが根元部13bから先端部13tに行くに従って徐々に短くなるように徐々に変化する形状であることにより、例えば段階的に変化する形状であるのと比較して、前後方向に加圧する型の寿命が長くなる。
図6は、複数の放熱部材11を接合して放熱器10を成形する方法を説明するための図である。
複数の放熱部材11は、上述したように、第1の状態の放熱部材11と第2の状態の放熱部材11とが交互になり、ベース部12同士が接触するように配置された状態で、ベース部12がレーザ溶接にて接合されている。
レーザ溶接する際には、ベース部12の左右方向の端部、あるいは、第1端面12aと当該第1端面12aから最も近い位置に配置されている凸部13との間に対して、レーザ装置150のレーザヘッド151からレーザ光Lを照射する。そして、レーザ光Lを照射したままレーザヘッド151を複数の放熱部材11の並び方向(前後方向)に移動させることで、複数の放熱部材11に対してレーザ光Lを連続的に照射する。これを、ベース部12の左右方向の両端部それぞれに対して行う。
なお、レーザ光Lを照射するのは、ベース部12の左右方向の端部、あるいは、第1端面12aと当該第1端面12aから最も近い位置に配置されている凸部13との間に限定されない。ベース部12における他の部位、例えば凸部13と凸部13の間にレーザ光Lを照射することで、複数の放熱部材11を接合しても良い。
以上のように構成された放熱器10は、複数の放熱部材11のベース部12の上面がカバー22の下面に接触するように配置された状態で、ベース部12の上面とカバー22の下面とが接合されている。また、複数の放熱部材11の複数の凸部13の先端面とケース本体21の底部21aとが接合されている。また、ケース本体21の上端部とカバー22の下面とが接合されている。放熱部材11及びケース20は、アルミニウム製であることを例示することができる。また、接合は、圧着、接着、ろう付等の溶着であることを例示することができる。ケース本体21とカバー22とをろう付する場合には、ケース本体21及びカバー22は、アルミニウムブレージングシートを使用して成形されることを例示することができる。その際、少なくとも、互いに対向する、ケース本体21の上端部やカバー22の下面にろう材層が位置する。
なお、放熱器10は、ベース部12と凸部13との両方が、ケース20に接合されていなくても良い。ベース部12又は凸部13のいずれか一方がケース20に接合されている態様でも良い。
以上のように構成された冷却装置1においては、左右方向の第1側に設けられた流入部21cからケース20の内部に流入した冷却液は、一の放熱部材11の凸部13と、左右方向と交差する方向に隣り合っている、当該一の放熱部材11と隣り合う他の放熱部材11の凸部13と、の間の隙間を通って、流出部21dの方へ進み、流出部21dからケース20外に流出する。このように、冷却装置1においては、冷却液が流入部21cから流出部21dの方へ、左右方向に流れるため、左右方向が冷却液の流通方向となる。そして、冷却液が、ケース20の内部を流通する間に、ケース20に装着させた発熱体Pを冷却する。
冷却装置1は、直線状のベース部12と、ベース部12から突出した複数の凸部13とを有する複数の放熱部材11を備える放熱器10と、内部に放熱器10を収容するとともにベース部12が配置された側における外部に発熱体Pが装着されるケース20と、を備える。そして、凸部13は、ケース20における冷却液の流通方向と交差する方向に隣り合う他の凸部13との間の隙間が、ベース部12に近い根元よりも、ベース部12から遠い先端の方が大きくなるように、根元部13bと先端部13tとで形が異なる。
このように構成された冷却装置1においては、凸部13間の隙間が根元よりも先端の方が大きいため、根元の圧力損失は、先端の圧力損失よりも大きい。それゆえ、発熱体Pが装着された側の部位である根元の放熱性能の方が、先端の放熱性能よりも高い。言い換えれば、発熱体Pが装着された側とは反対側の部位である先端の圧力損失を小さくするために、凸部13の根元間の隙間よりも先端間の隙間が大きくなるように凸部13を構成している。凸部13の先端側においては、圧力損失が小さいが、発熱体Pが装着された側とは反対側であるため、放熱性能は低下しない。その結果、冷却装置1によれば、放熱性能を悪化させることなく、圧力損失を小さくすることができる。
また、放熱器10は、複数の放熱部材11のベース部12における、例えば長手方向の端部がレーザ溶接されることで、複数の放熱部材11が接合されている。これにより、他の接合方法で接合する場合と比べて、簡易に接合することができる。また、隣り合う放熱部材11間の間隔を精度高く合わせることができる。ただし、複数の放熱部材11を接合する方法はレーザ溶接に限定されない。例えば、特許文献1に記載された放熱器のように、連結部材にて連結しても良い。
また、放熱器10は、隣り合う放熱部材11が、同一形状の部材が180度回転させられて構成されているので、異なる部材を交互に並べて構成するよりも、部品の種類を低減することができ低廉に製造することができる。
また、放熱部材11の凸部13の根元部13bにおける突出方向に見た場合の形状は、正方形であり、左右方向に対して45度傾いている。言い換えれば、凸部13の根元部13bの形状は、流入部21cと流出部21dとを結ぶ方向に見た場合には、当該方向の線上に角部があるひし形となる。これにより、前後方向の中央部に設けられた流入部21cから流入した冷却液を、前後方向の両端部の方へ向かわせることができる。その結果、発熱体Pにおける、前後方向の両端部も、中央部と同様に、冷却することができる。
<第2実施形態>
図7は、第2実施形態に係る放熱部材51の一部の斜視図の一例である。
第2実施形態に係る放熱部材51は、凸部13に相当する凸部53が、第1実施形態に係る放熱部材11と異なる。
凸部53は、ベース部12に近い根元に設けられた根元部53bが上下方向の第1領域R1に亘って設けられているとともに、ベース部12から遠い先端に設けられた先端部53tが上下方向の第2領域R2に亘って設けられている。根元部53bは、根元部13bと同様に、第1対角線DL1と第2対角線DL2との長さが同一である正方形であり、先端部53tは、先端部13tと同様に、第1対角線DL1と第2対角線DL2との長さが異なるひし形である。また、第1対角線DL1の方向が左右方向と平行で、第2対角線DL2の方向が左右方向と直交する。そして、第1対角線DL1と第2対角線DL2との長さが第1領域R1と第2領域R2との間で徐々に変化する。
以上のように構成された凸部53においても、左右方向と交差する方向に隣り合う他の凸部53との間の隙間が、ベース部12に近い根元に設けられた根元部53bよりも、ベース部12から遠い先端に設けられた先端部53tの方が大きくなるように、根元部53bと先端部53tとで形が異なる。
それゆえ、凸部53が設けられた放熱部材51を有する放熱器(不図示)を備える冷却装置(不図示)においては、凸部53間の隙間が根元よりも先端の方が大きいため、根元の圧力損失は、先端の圧力損失よりも大きい。従って、発熱体Pが装着された側の部位である根元の放熱性能の方が、先端の放熱性能よりも高い。凸部53の先端側においては、圧力損失が小さいが、発熱体Pが装着された側とは反対側であるため、放熱性能は低下しない。その結果、放熱部材51を有する冷却装置(不図示)によれば、放熱性能を悪化させることなく、圧力損失を小さくすることができる。
1…冷却装置、10…放熱器、11,51…放熱部材、12…ベース部、13,53…凸部、13b,53b…根元部、13t,53t…先端部、20…ケース、21…ケース本体、22…カバー、151…レーザヘッド、L…レーザ光、P…発熱体

Claims (7)

  1. 直線状のベース部と、当該ベース部から突出した複数の凸部とを有する複数の放熱部材を備える放熱器と、
    内部に前記放熱器を収容するとともに前記ベース部が配置された側における外部に発熱体が装着されるケースと、
    を備え、
    前記凸部は、前記ケースにおける流体の流通方向と交差する方向に隣り合う他の凸部との間の隙間が、前記ベース部に近い根元よりも、当該ベース部から遠い先端の方が大きくなるように、当該根元と当該先端とで形が異なる、
    冷却装置。
  2. 前記凸部は、当該凸部の突出方向に直交する面で切断した断面の形状が、第1対角線の方向が前記流通方向と平行で、第2対角線の方向が当該流通方向と直交する四角形である、
    請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記根元における前記第1対角線の長さは前記第2対角線の長さと同一であり、前記先端における当該第1対角線の長さは当該第2対角線の長さよりも長い、
    請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記第1対角線の長さは、前記根元から前記先端に行くに従って徐々に長くなり、前記第2対角線の長さは、当該根元から当該先端に行くに従って徐々に短くなる、
    請求項3に記載の冷却装置。
  5. 前記第1対角線及び前記第2対角線の長さは、前記根元側の第1領域においては同一であるとともに前記先端側の第2領域においては異なり、当該第1領域と当該第2領域との間で徐々に変化する、
    請求項3に記載の冷却装置。
  6. 前記根元における前記断面の形状は正方形であり、前記先端における当該断面の形状は長い対角線の方向が前記流通方向と平行となるひし形である、
    請求項2から5のいずれか1項に記載の冷却装置。
  7. 前記凸部は、当該凸部の突出方向に直交する面で切断した断面の面積は、前記根元と前記先端とで同一である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の冷却装置。
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