JP2023142872A - 空気処理装置および空気処理システム - Google Patents

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Makoto Yamazaki
則雅 鈴木
Norimasa Suzuki
学 貴家
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淳 佐々木
Atsushi Sasaki
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Abstract

【課題】壁面に安定して取り付け可能な空気処理装置を提供する。【解決手段】筐体40は、流通する空気に紫外領域の光を照射する処理空間と、処理空間へ空気を導く吸気口を備える第1の面と、処理空間で処理された空気を排出する排気口を備えて第1の面と対向する第2の面と、第1の面と第2の面とに交差する方向の一面に設けられる取付面47と、を備える。第1突出部84は、第1の面と第2の面と取付面47とに交差する方向で、取付面47から外部に向う方向に設けられる。第2突出部91は、第1突出部84よりも下方に、第1の面と第2の面と取付面47とに交差する方向で、取付面47から外部に向う方向に設けられる。第1突出部84よりも下方で、取付面47から突出される。第1突出部84は、壁面wに設けられた第1取付部21に対して上側に位置し、第2突出部91は、壁面wに設けられた第2取付部22に対して上側に位置するように設置される。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、空気処理装置および空気処理システムに関する。
従来、筐体内に空気を循環させて空気清浄を行う空気清浄機などの空気処理装置がある。この空気処理装置では、床面に載置して使用するのが一般的であるが、壁面に取り付けて使用する壁付けの要望がある。
特開2013-15302号公報
本発明が解決しようとする課題は、壁面に安定して取り付け可能な空気処理装置および空気処理システムを提供することにある。
実施形態の空気処理装置は、筐体と、第1突出部と、第2突出部と、を備える。筐体は、流通する空気に紫外領域の光を照射する処理空間と、処理空間へ空気を導く吸気口を備える第1の面と、処理空間で処理された空気を排出する排気口を備えて第1の面と対向する第2の面と、第1の面と第2の面とに交差する方向の一面に設けられる取付面と、を備える。第1突出部は、第1の面と第2の面と取付面とに交差する方向で、取付面から外部に向う方向に設けられる。第2突出部は、第1突出部よりも下方に、第1の面と第2の面と取付面とに交差する方向で、取付面から外部に向う方向に設けられる。第1突出部は、壁面に設けられた第1取付部に対して上側に位置し、第2突出部は、壁面に設けられた第2取付部に対して上側に位置するように設置される。
実施形態の空気処理装置によれば、壁面に安定して取り付け可能とすることが期待できる。
一実施形態を示す空気処理装置および取付装置を備える空気処理システムの斜視図である。 同上空気処理システムの断面図である。 同上取付装置の斜視図である。 同上空気処理装置の斜視図である。 同上空気処理システムの壁面取付構造を示す断面図である。 同上空気処理装置の吸気口と排気口の向きを変更した斜視図である。 同上空気処理装置の壁面取付時の配線処理を説明する側面図である。 同上空気処理装置のパネルの斜視図である。 同上空気処理装置のパネルを外した斜視図である。 同上空気処理装置の開閉扉を開いた斜視図である。 同上空気処理装置のフィルタを引き出した斜視図である。 同上空気処理装置を床置き式として使用する場合の斜視図である。 同上空気処理装置を床置き式として使用する場合の支持構造を示す斜視図である。
以下、一実施形態を、図面を参照して説明する。
なお、以下の実施形態における空気処理装置は、空気処理装置の内部に流通する空気に対して、所定の手法により、殺菌、除菌、滅菌、減菌、脱臭、消臭のいずれかの処理を行う装置である。以下では、空気処理装置の処理としては殺菌処理として説明を行うが、殺菌処理は、除菌処理、滅菌処理、減菌処理、脱臭処理、消臭処理、などに置き換えて解釈可能である。また、ここでの所定の手法とは、光照射、光触媒などである。光照射は、UV-C領域、UV-B領域、UV-A領域、可視光領域、赤外領域などの波長の光を照射することをいう。光触媒は、空気処理装置の内部に配設された、酸化チタンなどの光触媒に光(紫外光や可視光)を照射することで生成される活性酵素やOHラジカルによって、空気中に浮遊する菌、ウイルス、においの元などの活動を抑制したり、水と二酸化炭素に分解したりすることをいう。
図1および図2に空気処理システム10を示す。空気処理システム10は、空気処理装置11と、この空気処理装置11を壁面w(図5および図7参照)に取り付ける取付装置12と、を備えている。なお、以下の空気処理装置11および取付装置12の方向の説明については、壁面wに取り付ける取付姿勢に基づいた方向を示す。例えば、壁面wから空気処理装置11に向かう方向は前方、空気処理装置11から壁面wへ向かう方向は後方(背方向)である。
まず、取付装置12について説明する。
図1ないし図3に示すように、取付装置12は、背面側が壁面wに取り付けられる取付部材15と、この取付部材15の前面側に取り付けられた端子台16およびステー17と、を備えている。
取付部材15は、金属板によって形成されている。取付部材15は、上下方向よりも左右方向に長い長方形状の取付板部20と、この取付板部20の上辺から前面側に折曲された上側板部である第1取付部21と、取付板部20の下辺から前面側に折曲された下側板部である第2取付部22と、左右辺から前面側に折曲された側板部23と、を備えている。第1取付部21、第2取付部22、および左右の側板部23は、取付板部20から前方への突出量が同じで、略四角形状の取付枠部24として形成され、この取付枠部24の前側に空気処理装置11の背面側が配置される。取付板部20の前面側で取付枠部24の内側には、端子台16、ステー17、および配線などが収容される空間25が形成されている。
取付板部20の略中央には、壁面wから引き出される電源線を配線する場合に、電源線を取付板部20の背面側から空間25内に引き込むための配線孔26が設けられている。また、左右の側板部23の上端と第1取付部21との間には、壁面wから引き出される電源線を配線する場合に、その電源線を取付部材15の左右のいずれか一方の側面から空間25内に引き込むための配線孔27が設けられている。また、左右の側板部23には、コンセントに接続されるプラグ付のコードを配線する場合に、そのコードを取付部材15の左右のいずれか一方の側面に挿通するための配線孔28が設けられている。
第1取付部21には、複数の孔(引掛け孔)29が設けられている。孔29は、第1取付部21の左右方向の中央と左右両側近傍との3箇所に設けられ、左右方向に長い長孔状に形成されている。
左右の側板部23の上端側には、ねじ止め用の取付孔30が設けられている。取付装置12は、例えば、取付孔30を介して壁面wにねじ止めされる。
なお、第1取付部21および第2取付部22は、一体に設けられている形態でよくてもよい。例えば、第1取付部21と第2取付部22とは、それぞれ略Lの字形に形成された別部品に構成されていてもよい。また、第1取付部21および第2取付部22は、壁面wから突出する構造物などの突起でもよい。
また、端子台16は、端子台取付金具32によって取付板部20の中央域に取り付けられている。
また、ステー17は、下端側がステー取付金具34に回動可能に取り付けられ、このステー取付金具34によって取付板部20の下部側に取り付けられている。ステー17は、ステー取付金具34に対して取付板部20の前面側に沿って配置される収納姿勢と、取付板部20の前方に傾斜して突出する突出姿勢と、の間で回動可能としている。ステー17の突出姿勢は、所定の傾斜角度で回動が規制されるように、ステー取付金具34との間にストッパ構造を備えている。
次に、空気処理装置11について説明する。
図1、図2および図4に示すように、空気処理装置11は、筐体40を備えている。筐体40の内部には、空気が流通し、流通する空気に紫外領域の光を照射する処理空間41が形成されている。処理空間41は、筒形状であり、直方体、立方体、円柱などの形状であってもよい。処理空間41の空気が流通する方向は、図1および図2の右側から左側へ向けた方向、図4の左側から右側へ向けた方向である。なお、空気の流通方向は、図1、2、4に示す方向と反対方向であってもよい。
筐体40は、処理空間41の空気が流通する方向の一端側(空気が流通する方向の上流側)に設けられ、第1の通気口である吸気口42を備える第1の面43と、処理空間41の空気が流通する方向の他端側(空気が流通する方向の下流側)に設けられ、第2の通気口である排気口44を備えて前記第1の面43と対向する第2の面45と、第1の面43と第2の面45とに交差する方向の面であって、第1の面43と第2の面45とに略垂直に設けられる前面側の第3の面46および背面側の取付面47と、を備えている。
先述の処理空間41は、空気が流通しその空気に紫外領域の光が照射される処理部と、第1の通気口(吸気口42)側の第1処理空間口と、第2の通気口(排気口44)側の第2処理空間口と、を備える。第1処理空間口から処理部に空気を吸気し、第2処理空間口から処理部外に空気を排気する。第1処理空間口と、第2処理空間口と、は略平行に構成されていることが好ましい。
筐体40は、第3の面46と取付面47とが対向する前後方向に薄形で、空気が流通する方向である第1の面43と第2の面45とが対向する方向の長さが、各面43,44,46,47に略垂直となって壁面wへの取付姿勢で上下に配置される面が対向する方向よりも長い形状に形成されている。
筐体40は、本体50を備え、この本体50の前面側である第3の面46に前面パネルまたは化粧パネルであるパネル51が着脱可能に取り付けられる。図8に示すように、パネル51の上下の2辺にはスナップキャッチの係止部52が複数配設され、また、図9に示すように、本体50の第3の面46の上下の2辺にはスナップキャッチの被係止部53が複数配設され、そして、複数のスナップキャッチによって本体50の第3の面46にパネル51が着脱可能に取り付けられる。
図2に示すように、処理空間41は、本体50内で、吸気口42に連通する第1の面43および排気口44に連通する第2の面45の方向を除く前後および上下の周囲が反射板54で覆われて筒状に形成されている。反射板54は、紫外領域の光を正反射もしくは拡散する。
吸気口42および排気口44には、それぞれ空気を通気可能な第1の通気カバー55および第2の通気カバー56が配置されている。
第2の面45には、排気口44の前側位置に、空気処理装置11を操作する操作部および動作状態などを表示する表示部を有する操作パネル部57が設けられている。
また、本体50の内部には、処理空間41と吸気口42との間に空気が流通しかつ紫外領域の光が吸気口42から外部に漏れるのを防止する第1の遮光部60が配設され、処理空間41と排気口44との間に空気が流通しかつ紫外領域の光が排気口44から外部に漏れるのを防止する第2の遮光部61が配設されている。
処理空間41と排気口44との間であって、第2の遮光部61と排気口44との間に、外部の空気を吸気口42から吸い込んで排気口44から排出するように処理空間41に流通させるファン62が配設されている。
第1の遮光部60よりも処理空間41側にはフィルタ収納部63が設けられ、このフィルタ収納部63にフィルタ(フィルタユニット)64が着脱可能に配置されている。また、第2の遮光部61よりも処理空間41側に、紫外領域の光を処理空間41内に向けて照射する光照射部65が配置されている。つまり、フィルタ64は、処理空間41の第1の通気口(吸気口42)側の第1処理空間口と対向するように配置され、光照射部65は、処理空間41の第2の通気口(排気口44)側の第2処理空間口と対向するように配置される。
フィルタ64は、例えば金網、布材、紙材などによって形成され、吸気口42から空気とともに吸い込まれる異物や埃を捕捉するプレフィルタ66と、多孔質の母材に酸化チタンなどの光触媒を担持させた光触媒フィルタ67と、これらプレフィルタ66および光触媒フィルタ67を配置したフィルタ枠68と、を備えている。フィルタの64のそれぞれは処理面を備えており、処理面が第1の通気口(吸気口42)側の第1処理空間口と対向するように配設され、処理面で異物や埃を補足したり、処理面に光触媒が担持されていたりする。光触媒フィルタ67は、通気孔が複数設けられた担持体に保持・塗布されており、光照射部65、もしくは光照射部65とは別の光照射部からの少なくとも360nmから420nmのUV-Aの波長成分の紫外線もしくは可視光を受けることで、活性酵素とOHラジカルを生成し、生成された活性酵素やOHラジカルによってにおいを分解して脱臭、消臭したり、ウイルスの活動を抑制したりする。なお、プレフィルタ66は、第1の遮光部60よりも吸気口42側に配置されていてもよい。
光照射部65は、基板の表面に紫外線発光素子が複数実装された紫外線光源モジュールを用いることができる。紫外線発光素子には、空気を殺菌するためのピーク波長が300nm以下のUV-Cの波長成分の紫外線であって、好ましくは260~280nmの波長成分の紫外線を放射する紫外線LEDと、光触媒フィルタ67に担持された光触媒を励起するための少なくとも360nmから420nmのUV-Aの波長成分の紫外線を放射する紫外線LEDと、を用いることができる。なお、光照射部65は、紫外線発光素子に限らず、紫外線ランプなどの紫外線光源を用いてもよい。
また、図9にパネル51を外した本体50を示すように、本体50の前面側である第3の面46には、フィルタ収納部63からフィルタ64が外れないように押える開閉扉70が開閉可能に配置されている。開閉扉70は、本体50の第1の面43側に設けられるヒンジ71によって、第3の面46に対して開閉可能に取り付けられている。
図10および図11に、図9から処理空間41の前面側の反射板54を省略し、開閉扉70を開放した状態を示す。開閉扉70を開放することで、前面側の反射板54と第1の遮光部60との間からフィルタ収納部63の前面側が開口され、フィルタ64を本体50(筐体40)の第3の面46に対して略垂直な前方に引き出して取り出したり、第3の面46に対して略垂直な前方から差し込んで取り付けたりすることができる。本体50の第3の面46には、フィルタ収納部63に差し込まれたフィルタ64に弾性的に係合して保持する押えばね72が取り付けられている。
本体50の第3の面46の周辺部で上下の2辺には、一対の筐体側ワイヤ取付部であるワイヤ取付部74が設けられている。上下のいずれか一方のワイヤ取付部74にはワイヤ75の一方の端部がねじ止めや引掛け係止構造などの取付構造で取り付けられる。ワイヤ75の他方の端部はパネル51の背面側に取り付けられる。図8に示すように、パネル51の背面側の周辺部で上下の2辺には、一対のパネル側ワイヤ取付部あるワイヤ取付部76が設けられている。上下のいずれか一方のワイヤ取付部76にはワイヤ75の他方の端部がねじ止めや引掛け係止構造などの取付構造で取り付けられる。例えば、壁面wに取り付けられる空気処理装置11の姿勢で、本体50の下部側のワイヤ取付部74とパネル51の下部側のワイヤ取付部76との間にワイヤ75が取り付けられ、パネル51を外した際に、ワイヤ75によってパネル51を吊り下げ支持する。
また、本体50の外側面と処理空間41との間の枠内部には、ファン62を駆動するファン駆動ユニット、光照射部65を点灯させる点灯ユニット、空気処理装置11を制御する制御ユニットなどが配置されている。
また、図4に示すように、筐体40の取付面47の1つの隅部には、外部電力を入力するための配線が引き出される配線引出部78が配設されている。
また、筐体40の取付面47には、壁面wに取り付けられた取付装置12の取付部材15に取り付けるための引掛け部材80および支え部材81が取り付けられている。引掛け部材80は筐体40の取付面47の上部側の辺に沿って取り付けられ、支え部材81は筐体40の取付面47の下部側の辺に沿って取り付けられている。
引掛け部材80は、長尺な金属板で、断面略Lの字形に形成されている。引掛け部材80は、筐体40の取付面47に取り付けられる筐体取付部83と、この筐体取付部83の上辺から折曲された第1突出部84と、を備えている。
筐体取付部83の長手方向の両端には、取付面47から突出するものであって、筐体40の第1の面43とおよび第2の面45と略平行で、取付面47と略垂直となるように、両側の側面部85が折曲されている。両側の側面部85の対向間隔は、取付部材15の両側の側板部23の外側面間の間隔よりも広く、両側の側板部23の外側に配置可能とする。両側の側面部85には、取付部材15の両側の側板部23の取付孔30にねじ止めするためのねじ挿通用のねじ挿通孔86が設けられている。筐体取付部83の長手方向の一端側には、第1突出部84に亘って切り欠かれた切欠き部87が設けられている。
第1突出部84は、筐体40の取付面47から突出するもので、筐体40の第1の面43と、第2の面45と、取付面47と、に略垂直となるように、取付面47において筐体40の外部に向かう方向に設けられている。第1突出部84の先端側には、取付部材15の第1取付部21に設けられた孔29に挿通される引掛け部88を複数備えている。引掛け部88は、第1突出部84の左右方向の中央と左右両側近傍との3箇所に設けられ、左右方向に長い舌片状に形成されている。
支え部材81は、長尺な金属板で、断面略Lの字形に形成されている。支え部材81は、筐体40の取付面47に取り付けられる筐体取付部90と、この筐体取付部90の下辺から折曲された第2突出部91と、を備えている。
第2突出部91は、筐体40の取付面47から突出するもので、第1の面43と、第2の面45と、取付面47と、に略垂直にとなるように、取付面47において筐体40の外部に向かう方向でかつ第1突出部84よりも下方に設けられている。
そして、筐体40は、第1突出部84が壁面wに設けられた取付部材15の第1取付部21に対して上側に位置され、第2突出部91が第2取付部22に対して上側に位置され、第1突出部84の引掛け部88が第1取付部21の孔29に挿通されるように、取付部材15に設置される。
なお、図6に示すように、筐体40は、吸気口42と排気口44との向きを図1や図4に示す向きと反対とする設置向きで設置することもできる。この場合、吸気口42と排気口44との向きを反対向きとした筐体40に対し、引掛け部材80が筐体40の取付面47の上部側の辺に沿って取り付けられ、支え部材81は筐体40の取付面47の下部側の辺に沿って取り付けられる。このとき、引掛け部材80は、切欠き部87が筐体の配線引出部78に対向され、配線引出部78から引き出される配線と干渉しないように構成されている。
次に、空気処理システム10の施工について説明する。
取付装置12の取付部材15の背面側を壁面wに配置し、壁面wにねじ止め固定する。この際、壁面wから電源線が引き出されている場合には、取付部材15の配線孔26、または、両側の配線孔27のうち、電源線の引き出し位置に応じていずれか一方の配線孔27を通じて電源線を引き込み、端子台16に電気的に接続する。プラグ付のコードを使用する場合には、コードを両側の配線孔30のうち、プラグを接続するコンセントの位置に応じていずれか一方の配線孔30に通して端子台16に電気的に接続する。
空気処理装置11を持ち上げ、筐体40の取付面47から突出する第1突出部84の各引掛け部88を取付部材15の第1取付部21の各孔29に上方から差し込み、第1突出部84を第1取付部21の上側に引っ掛けるように載せる。第1突出部84の各引掛け部88を第1取付部21の各孔29に挿入することで、取付部材15と筐体40との左右方向の位置が位置決めされ、引掛け部材80の両側の側面部85が取付部材15の両側の側板部23の外側に配置される。
図7に示すように、ステー17を前方の突出姿勢に回動させ、ステー17の先端部に筐体40の取付面47の下部側を当接させることで、筐体40が取付部材15の下部側との間に隙間を開けた傾斜姿勢で仮支持される。この状態で、筐体40の配線引出部78から引き出されている配線を端子台16に電気的に接続する作業を容易に行うことができる。
配線完了後、ステー17を取付部材15の空間25に収容される収容姿勢に回動させ、第1突出部84が第1取付部21に引っ掛かっている箇所を支点として筐体40の下部側を取付部材15に向けて回動させる。この筐体40の上部側を支点とした回動により、図5に示すように、第2突出部91が第2取付部22の上側に移動し、第2突出部91が第2取付部22の上側に載って支持される。
引掛け部材80の両側の側面部85が取付部材15の両側の側板部23の外側に配置され、両側の側面部85のねじ挿通孔86を挿通するねじを両側の側板部23の取付孔30に螺着し、引掛け部材80を取付部材15に固定する。これにより、第1突出部84の各引掛け部88が第1取付部21の各孔29に挿入されて引っ掛かった状態で固定される。
筐体40を取付部材15に取り付けた状態では、筐体40の取付面47と壁面wとの間の空間であって、取付部材15内の空間25に、端子台16、ステー17、および配線などが収容される。
また、空気処理装置11は、図4と図6とに示すように、筐体40の吸気口42と排気口44との向きを反対とするいずれの設置向きでも設置することができる。
この場合、一端側がパネル51に取り付けられるワイヤ75の他端側が、筐体40のワイヤ取付部74に取り付けられるが、筐体40の第3の面46の周辺部の対向する2辺に一対のワイヤ取付部74が設けられているため、筐体40の設置向きに応じていずれのワイヤ取付部74に取り付けるかを変更して取り付けられる。例えば、筐体40の設置向きに応じて、下部側に配置されるワイヤ取付部74にワイヤ75の他端側が取り付けられる。また、パネル51についても対向する2辺に一対のワイヤ取付部76が設けられているため、筐体40の設置向きに応じたパネル51の向きに応じていずれのワイヤ取付部74に取り付けるかを変更して取り付けられる。例えば、パネル51の設置向きに応じて、下部側に配置されるワイヤ取付部76にワイヤ75の一端側が取り付けられる。
そして、空気処理装置11に外部電力が供給されると、ファン62が回転し、外部の空気が吸気口42から吸い込んで排気口44から排出するように処理空間41に流通される。吸気口42から吸い込まれる空気は、第1の遮光部60およびフィルタ64のプレフィルタ66および光触媒フィルタ67を通じて処理空間41に流通される。処理空間41内の空気は第2の遮光部61およびファン62を通じて排気口44から外部に排出される。
プレフィルタ66により、吸気口42から空気とともに吸い込まれる異物や埃が捕捉される。
光触媒フィルタ67では、紫外線もしくは可視光を受けることで、活性酵素とOHラジカルを生成し、生成された活性酵素やOHラジカルによって、においを分解して脱臭、消臭したり、ウイルスの活動を抑制したりする。
処理空間41内を流通する空気に対して光照射部65から紫外線が照射され、紫外線が照射されて殺菌された空気が排気口44ら外部に排出される。
各遮光部60,61により、処理空間41に照射される紫外線が吸込口42および排気口44から外部に漏れるのが防止される。
また、プレフィルタ66および光触媒フィルタ67を含むフィルタ64は、筐体40から取り外して清掃や交換を行うことができる。まず、図9に示すように、パネル51を本体50から外し、本体50の第3の面46を露出させる。次に、図10に示すように、開閉扉70を開放し、続いて、図11に示すように、フィルタ64を本体50の第3の面46から前方に引き出し、清掃や交換を行う。
図10に示すように、清掃したフィルタ64や交換したフィルタ64を本体50の第3の面46から前方からフィルタ収納部63に差し込み、続いて、図9に示すように、開閉扉70を閉じ、その後、パネル51を本体50に取り付ける。
また、本体50から取り外したパネル51は、ワイヤ75で本体50に連結されているため、取り外したパネル51を床面などに載置することなく、ワイヤ75で本体50に吊り下げられた状態に支持される。そのため、フィルタ64のメンテナンスの作業を容易に行うことができる。
そして、実施形態の空気処理システム10および空気処理装置11では、筐体40は、第1突出部84が壁面wに設けられた取付部材15の第1取付部21に対して上側に位置され、第2突出部91が第2取付部22に対して上側に位置されるように設置されるため、壁面wに安定して取り付けることができる。
さらに、第1突出部84の引掛け部88が第1取付部21の孔29に挿通されるため、第1突出部84が第1取付部21から外れるのを防止できる。
さらに、筐体40の取付面47と壁面wとの間の空間を設けるように設置されるため、空間に配線部品や取付部品あるいは配線などを収容でき、意匠性を向上できる。
また、フィルタ64を筐体40の前面側である第3の面46から引き出し可能としているため、空気処理装置11の背面側を壁面wに設置してもフィルタ64の取り外しを行うことができ、フィルタ64の取り出しのために空気処理装置11の設置に制約が出たり、フィルタ64の取り出しのために空気処理装置11を移動させたりする必要なく、設置の汎用性が高い空気処理装置11を提供できる。
さらに、本体50の第3の面46の周辺部の対向する2辺に一対のワイヤ取付部74が設けられ、一端側がパネル51に取り付けられるワイヤ75の他端側を、筐体40の設置向きに応じていずれのワイヤ取付部74に取り付けるかを変更可能としているため、筐体40の設置向きの変更にも対応できる。
また、図12に示すように、空気処理装置11は、床面に配置する床置き式として使用することもできる。この場合、吸気口42を下向き、排気口44を上向きとする縦型とした筐体40の下部側に、床面に対して支持するスタンド95が用いられる。床置き式の場合、壁掛け用の引掛け部材80および支え部材81と、吸気口42の第1の通気カバー55と、は用いられない。図13に示すように、本体50の側面カバーを外した金属製の内部構造物の両側面に、スタンド95から突出する床置き用金具96がねじ止めによって固定される。
空気処理装置11は、壁掛け式と床置き式とに対応可能で、多くの部品を共通化できる。
なお、壁掛け用の空気処理装置11と、床置き用の空気処理装置11と、を別々に構成してもよいし、空気処理装置11の設置場所において壁掛け用と床置き用とで変更してもよい。壁掛け用と床置き用とで変更可能とする場合には、床置き用金具96の取り付け、または取り外しが容易になるように、筐体40の下部の床置き用金具96が取り付く箇所は部分的に容易に開閉または取り外し可能な構成であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 空気処理システム
11 空気処理装置
12 取付装置
21 第1取付部
22 第2取付部
25 空間
40 筐体
41 処理空間
42 吸気口
43 第1の面
44 排気口
45 第2の面
47 取付面
84 第1突出部
88 引掛け部
91 第2突出部
w 壁面

Claims (4)

  1. 流通する空気に紫外領域の光を照射する処理空間と、前記処理空間へ空気を導く吸気口を備える第1の面と、前記処理空間で処理された空気を排出する排気口を備えて前記第1の面と対向する第2の面と、前記第1の面と前記第2の面とに交差する方向の一面に設けられる取付面と、を備える筐体と;
    前記第1の面と前記第2の面と前記取付面とに交差する方向で、前記取付面から外部に向う方向に設けられる第1突出部と;
    前記第1突出部よりも下方に、前記第1の面と前記第2の面と前記取付面とに交差する方向で、前記取付面から外部に向う方向に設けられる第2突出部と;
    を備え、
    前記第1突出部は、壁面に設けられた第1取付部に対して上側に位置し、
    前記第2突出部は、前記壁面に設けられた第2取付部に対して上側に位置するように設置される
    ことを特徴とする空気処理装置。
  2. 前記第1突出部は、前記第1取付部に設けられた孔に挿通される引掛け部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の空気処理装置。
  3. 前記取付面と、前記壁面と、の間に空間を設けるように設置される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の空気処理装置。
  4. 流通する空気に紫外領域の光を照射する処理空間と、前記処理空間へ空気を導く吸気口を備える第1の面と、前記処理空間で処理された空気を排出する排気口を備えて前記第1の面と対向する第2の面と、前記第1の面と前記第2の面とに交差する方向の一面に設けられる取付面と、を備える筐体と、
    前記第1の面と前記第2の面と前記取付面とに交差する方向で、前記取付面から外部に向う方向に設けられる第1突出部と、
    前記第1突出部よりも下方に、前記第1の面と前記第2の面と前記取付面とに交差する方向で、前記取付面から外部に向う方向に設けられる第2突出部と、
    を備える空気処理装置と;
    壁面に取り付けられ、
    前記第1突出部が上方に位置するように支持する第1取付部と、
    前記第2突出部が上方に位置するように支持する第2取付部と、
    を備える取付装置と;
    を備えることを特徴とする空気処理システム。
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