JP2023142332A - 貯血槽 - Google Patents

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慧 日向寺
Satoshi Hyugaji
綾人 鈴木
Ayato Suzuki
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Abstract

【課題】消泡部材の血液や気泡による目詰まりを防止でき、消泡部材の消泡性能を維持することにより、消泡部材からの血液や気泡の漏洩を防止できる貯血槽を提供する。【解決手段】貯血槽10は、内部に血液を貯留する内部空間12aを有するハウジング12と、内部空間12aに配置され、流入した血液を濾過する濾過部と、前記ハウジングの上部から濾過部の内部に血液を導く流路36と、を備え、濾過部は、枠状のフィルタフレーム32と、フィルタフレーム32に保持されたフィルタ34と、フィルタフレーム32の上端に充填されたスポンジ状の消泡部材38と、を有し、消泡部材38は、フィルタフレーム32と流路36との間を隙間なく充填する第2部分38aと、フィルタ34の内側に重なる第1部分38bと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、人工心肺装置等の体外循環回路に用いられる貯血槽に関する。
心臓手術中の生命維持を目的に、一時的に心臓及び/又は肺の機能代行を行う体外循環回路が用いられる。この種の体外循環回路には、患者の静脈から脱血された血液を貯留する貯血槽が用いられる(例えば、特許文献1)。このタイプの貯血槽は、血液中の異物や気泡を取り除く濾過部を備える。
特許第6132137号公報
従来の貯血槽は、濾過部にスポンジ状の消泡部材を有し、消泡部材で血液中の気泡を除去する。ところが、血液に含まれる気泡が増えると、血液や気泡によって消泡部材が目詰まりを生じ、消泡部材から血液や気泡があふれてフィルタを経ずに貯血槽に流入するおそれがある。
本発明は、上記した課題を解決することを目的とする。
以下の開示の一観点は、内部に血液を貯留する内部空間を有するハウジングと、前記内部空間に配置され、血液を濾過する濾過部と、前記濾過部の内部に血液を導く流路と、を備え、前記濾過部は、枠状のフィルタフレームと、前記フィルタフレームに保持されたフィルタと、前記フィルタフレームの上端に充填されたスポンジ状の消泡部材と、を有し、前記消泡部材は、前記フィルタに外周面が当接して重なる第1部分と、前記第1部分の上方に延在し前記フィルタフレームと前記流路との間を隙間なく充填する第2部分と、を有する、貯血槽にある。
上記観点の貯血槽は、消泡部材の内部の液体が抜けやすくなるため、消泡部材の血液や気泡による目詰まりを防止でき、消泡部材の消泡性能を維持することにより、消泡部材からの血液や気泡の漏洩を防止できる。
図1は、実施形態に係る貯血槽の断面図である。 図2は、図1の第2フィルタ部の斜視図である。 図3は、図2のIII-III線に沿った第2フィルタ部の上端付近の部分拡大断面図である。 図4は、図2の第2フィルタ部の機能説明図である。
図1に示す本実施形態に係る貯血槽10は、患者の静脈から脱血した静脈血を一時的に貯留する静脈リザーバと、術野(心臓の外部)から吸引した心内血(吸引血)を一時的に貯留しておく貯血槽(カーディオトミーリザーバ)とが一体になった、一体型の貯血槽である。
貯血槽10は、例えば、心臓外科手術で用いられる体外循環回路に組み込まれて、静脈血や心内血を濾過及び消泡して、一時的に貯血するために用いられる。
貯血槽10は、ハウジング12と、静脈血ポート14と、心内血ポート16と、流出ポート18とを備える。ハウジング12は、本体部20と、蓋体22とを有する。本体部20は、その内部に血液を貯血する内部空間12aを有する。蓋体22は、本体部20の上部の開口を覆う。静脈血ポート14及び心内血ポート16は、蓋体22に形成されている。静脈血ポート14は、内部空間12aに静脈血を導入する。心内血ポート16は、内部空間12aに心内血を導入する。流出ポート18は、ハウジング12の底部25に位置する。流出ポート18は、貯血槽10の内部空間12aから血液を流出させる。
ハウジング12は、透明又は半透明の樹脂材料によって形成され、内部空間12aに貯留された血液の液面を視認できる。本体部20は、貯血部24と、カーディオトミー部26とを有する。カーディオトミー部26は、図1の第1方向及び第2方向に膨出した部分である。カーディオトミー部26は、内部に心内血を濾過する第1フィルタ部28を有する。第1フィルタ部28は、漏斗状の導入部28aの内部に配置されたスポンジフィルタ28bと、外側フィルタ28cとを有する。心内血ポート16は、スポンジフィルタ28bの内側に連通する。第1フィルタ部28は、導入部28aの下に導出部28dを有する。導出部28dは、スポンジフィルタ28bを通過した血液を、カーディオトミー部26の底部26aに向けて導く。
一方、貯血部24は、カーディオトミー部26よりも下方に細長く突出する部分である。貯血部24は、第1、第2方向の寸法が狭く、第3、第4方向に幅広に形成された扁平な形状を有する。なお、第3方向は、図1の紙面に垂直で奥側に向かう方向であり、第4方向は図1の紙面に垂直で手前側に向かう方向である。貯血部24には、静脈血を濾過する第2フィルタ部30が配置される。第2フィルタ部30は、フィルタフレーム32と、フィルタ34と、流路36と、消泡部材38と、を有する。フィルタフレーム32は、蓋体22の静脈血ポート14の下に配置される。フィルタフレーム32は、図2に示すように、筒状部32aと、枠状部32bとを有する。筒状部32aは、枠状部32bの上に位置する。筒状部32aは、開口部を有さない楕円筒状の壁を有する。筒状部32aは、蓋体22に嵌合して装着される。
枠状部32bは、楕円形状の輪郭に沿って配置され、上下方向に延びる複数の梁を有する。枠状部32bは、複数の梁の間に、窓部32cを有する。フィルタフレーム32は、閉塞された底部32dを有する。底部32dは、流路36から流出した血液の流れを側方又は上方に向ける不図示の凹凸形状を有する。
フィルタ34は、メッシュ又はスクリーンなどのフィルタ素材よりなる。フィルタ34は、フィルタフレーム32によって保持される。フィルタ34は、フィルタフレーム32の窓部32cを覆う。特に限定されるものではないが、フィルタ34は、外側からフィルタフレーム32に貼り付けられている。フィルタ34とフィルタフレーム32とは、インサート成形、接着剤又は融着等の方法により互いに接合されている。
流路36は、フィルタフレーム32の内部に配置された楕円形状の筒体36aを有する。流路36の上端は、静脈血ポート14に連通する。流路36の筒体36aは下方に向けて延びる。筒体36aの下端部は、フィルタフレーム32の底部32dの近傍で開口する。流路36は、フィルタフレーム32の下端付近から血液を噴出する。
流路36の外周側と、フィルタフレーム32及びフィルタ34との間は、濾過させる血液の通路となる。静脈血は、フィルタ34を通過して貯血部24に貯留される。フィルタフレーム32の内部において、静脈血の液面は、流量に応じて上下に変位する。
消泡部材38は、第2フィルタ部30の上端に位置する。消泡部材38は、例えばウレタン樹脂等よりなる開気孔を有するスポンジ材によって形成される。消泡部材38は、スポンジ材の微細構造の表面にシリコーン剤等よりなる消泡剤が塗布された構造を有する。消泡部材38は、血液中の気泡を破泡し、液相と気相とに分離する。
図3に示すように、消泡部材38は、第2部分38aと、第1部分38bとを有する。第2部分38aは、筒状部32aに配置された部分であり、フィルタ34と接触しない部分である。第1部分38bは、枠状部32bに延在し、フィルタ34の内側から面接触するように接触した部分である。第2部分38aにおいて、消泡部材38は、筒状部32aと流路36との間に隙間なく充填される。第2部分38aは、上方に向かう血液の流出を阻止する。第2部分38aは、フィルタ34を通過しない血液の流出を阻止する。すなわち、第2部分38aは、フィルタフレーム32と蓋体22との隙間からの血液の流出を阻止する。
第1部分38bは、流路36とフィルタ34との間に充填される。第1部分38bの一部は、窓部32cと重なる。第1部分38bと、第2部分38aとは、一体的に繋がって形成されてもよいし、別々の消泡部材38を隙間なく隣接させて形成されてもよい。
本実施形態の貯血槽10は以上の構成を有する。この貯血槽10は、以下のように作用する。
図1に示すように、貯血槽10には、静脈血ポート14及び心内血ポート16から血液が流入する。心内血ポート16から流入した血液は、カーディオトミー部26の第1フィルタ部28によって濾過され、貯血部24に貯留される。
一方、静脈血ポート14から流入した血液は、第2フィルタ部30によって濾過される。第2フィルタ部30に流入した血液は、流路36を通じてフィルタフレーム32の下端に向けて流れる。血液は、流路36の下端からフィルタフレーム32の内部に放出される。放出された血液は、流れの向きを変えてフィルタフレーム32と流路36との間の隙間を上方に移動する。血液の大部分は、フィルタフレーム32と流路36との間を流れる過程で、フィルタ34から流出し、貯血部24に流入して貯留される。
図4に示すように、気泡を多く含む血液は、さらに上方に上ってゆき、消泡部材38に接触する。血液中の気泡は、消泡部材38の内部に入り込み、消泡部材38の消泡剤と接触することで破泡される。その結果、気泡が、血液と空気とに分離される。消泡部材38の内部において、分離された血液は、重力によってフィルタ34に向けて流れ、フィルタ34を通じて、消泡部材38から速やかに排出される。
そのため、分離された空気は、消泡部材38の気孔を通じて消泡部材38の上端から排出される。これにより、消泡部材38の内部の圧力の上昇が防止され、貯血槽10は、消泡部材38の上部からの血液の漏洩を防止できる。
本実施形態の貯血槽10は、以下のようにまとめられる。
一観点は、内部に血液を貯留する内部空間12aを有するハウジング12と、前記内部空間に配置され、血液を濾過する濾過部と、前記濾過部の内部に血液を導く流路36と、を備え、前記濾過部は、枠状のフィルタフレーム32と、前記フィルタフレームに保持されたフィルタ34と、前記フィルタフレームの上端に充填されたスポンジ状の消泡部材38と、を有し、前記消泡部材は、前記フィルタに外周面が当接して重なる第1部分38bと、前記第1部分の上方に延在し前記フィルタフレームと前記流路との間を隙間なく充填する第2部分38aと、を有する、貯血槽10にある。
上記観点の貯血槽は、消泡部材の内部の液体が抜けやすくなるため、消泡部材の血液や気泡による目詰まりを防止でき、消泡部材からの血液や気泡の漏洩を防止できる。その結果、貯血槽は、循環血液への気泡の混入を防止できる。
上記観点の貯血槽において、前記消泡部材の前記第1部分は、前記フィルタフレームの開口部の内側から前記フィルタに重複して接触してもよい。この貯血槽は、消泡部材の血液がフィルタを通じて速やかに排出されるため、消泡部材の目詰まりを効果的に防止できる。
上記の貯血槽において、前記消泡部材において、前記第2部分は前記第1部分の上に位置してもよい。この貯血槽は、消泡部材の内部の液体は、重力の作用によってスムーズに第1部分に移行することができ、消泡部材からの血液の流出をさらに効果的に行える。
上記の貯血槽において、前記ハウジングは、前記内部空間を形成するとともに上端が開口した本体部20と、前記本体部の上端の開口を閉塞する蓋体22と、を備え、前記フィルタフレームは、上端に、前記蓋体に嵌合する筒状部32aと、前記筒状部の下側に延在し、複数の窓部を有する枠状部32bと、備え、前記消泡部材は、前記筒状部を隙間なく充填するとともに、前記枠状部にまで延在してもよい。この貯血槽は、筒状部を通じた血液の漏洩を消泡部材によって阻止できる。
上記の貯血槽において、前記消泡部材は開気孔を有するウレタンスポンジの表面に消泡剤の被膜が形成されてもよい。この貯血槽は、消泡部材で血液中の気泡を効率よく破泡できる。
上記の貯血槽において、静脈血を濾過する第2フィルタ部30と、心内血を濾過するカーディオトミー部26と、を有し、前記濾過部は、前記第2フィルタ部であってもよい。この貯血槽は、第2フィルタ部の信頼性を向上させる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を取り得る。
10…貯血槽 12…ハウジング
12a…内部空間 20…本体部
22…蓋体 26…カーディオトミー部
30…第2フィルタ部 32…フィルタフレーム
32a…筒状部 32b…枠状部
32c…窓部 34…フィルタ
36…流路 38…消泡部材
38a…第2部分 38b…第1部分

Claims (5)

  1. 内部に血液を貯留する内部空間を有するハウジングと、
    前記内部空間に配置され、血液を濾過する濾過部と、
    前記濾過部の内部に血液を導く流路と、を備え、
    前記濾過部は、
    枠状のフィルタフレームと、
    前記フィルタフレームに保持されたフィルタと、
    前記フィルタフレームの上端に充填されたスポンジ状の消泡部材と、を有し、
    前記消泡部材は、前記フィルタに外周面が当接して重なる第1部分と、前記第1部分の上方に延在し前記フィルタフレームと前記流路との間を隙間なく充填する第2部分と、を有する、貯血槽。
  2. 請求項1記載の貯血槽であって、前記消泡部材の前記第1部分は、前記フィルタフレームの開口部の内側から前記フィルタに重複して接触する、貯血槽。
  3. 請求項1又は2記載の貯血槽であって、前記ハウジングは、前記内部空間を形成するとともに上端が開口した本体部と、前記本体部の上端の開口を閉塞する蓋体と、を備え、
    前記フィルタフレームは、上端に、前記蓋体に嵌合する筒状部と、前記筒状部の下側に延在し、複数の窓部を有する枠状部と、を備え、
    前記消泡部材は、前記筒状部を隙間なく充填するとともに、前記枠状部にまで延在する、貯血槽。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の貯血槽であって、前記消泡部材は開気孔を有するウレタンスポンジの表面に消泡剤の被膜が形成されている、貯血槽。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の貯血槽であって、静脈血を濾過する第2フィルタ部と、心内血を濾過するカーディオトミー部と、を有し、前記濾過部は、前記第2フィルタ部である、貯血槽。
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