JP2023142317A - ロボット - Google Patents
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Abstract
【課題】ロボットアームの各部に過剰な負荷がかかってしまうのを抑制することができるロボットを提供すること。
【解決手段】基部と、第1アームと、前記第1アームの先端部に前記第1アームに対して回転可能に接続された第2アームと、第3アームと、前記第3アームの先端部に前記第3アームに対して回転可能に接続された第4アームと、前記第2アームの先端部と前記第4アームの先端部とを回転可能に連結する連結部と、を有するロボットアームと、回転力を出力する第1出力部を有し、前記第1出力部が前記第1アームの基端部に接続されている第1駆動部と、回転力を出力する第2出力部を有し、前記第2出力部が前記第3アームの基端部に接続されている第2駆動部と、前記基部に設けられ、前記第1駆動部、前記第2駆動部および前記ロボットアームを昇降させる昇降部と、を備えることを特徴とするロボット。
【選択図】図1
【解決手段】基部と、第1アームと、前記第1アームの先端部に前記第1アームに対して回転可能に接続された第2アームと、第3アームと、前記第3アームの先端部に前記第3アームに対して回転可能に接続された第4アームと、前記第2アームの先端部と前記第4アームの先端部とを回転可能に連結する連結部と、を有するロボットアームと、回転力を出力する第1出力部を有し、前記第1出力部が前記第1アームの基端部に接続されている第1駆動部と、回転力を出力する第2出力部を有し、前記第2出力部が前記第3アームの基端部に接続されている第2駆動部と、前記基部に設けられ、前記第1駆動部、前記第2駆動部および前記ロボットアームを昇降させる昇降部と、を備えることを特徴とするロボット。
【選択図】図1
Description
本発明は、ロボットに関する。
複数のアームが回転可能に連結された多関節ロボットアームを有するロボットを用いてワークに対し所定の作業を行うロボットが知られている。
特許文献1には、基台と、基台に接続された第1アームと、第1アームに接続された第2アームと、第2アームに接続された第3アームと、第1アームを駆動する第1駆動部と、第2アームを駆動する第2駆動部と、第3アームを駆動する第3駆動部と、を備えるロボットが開示されている。第2駆動部および第3駆動部は、第2アーム上に搭載されている。第3アームの先端部には、所定の工具が設置されている。
このロボットでは、第1アーム、第2アームおよび第3アームによりロボットアームが構成され、第1駆動部、第2駆動部および第3駆動部を適宜駆動することによりロボットアームの姿勢を変え、第3アームの先端部を目的の位置へ移動し、工具によりワークに対し、加工、組み立て、検査等の作業が行われる。
特許文献1に記載されているロボットでは、第2駆動部および第3駆動部が第2アーム上に搭載されているため、第2アーム全体の重量が重くなり、そのため、ロボットアームを所望の姿勢に変化させて第3アームの先端部を目的位置へ移動する際のロボットアームの慣性力が大きい。このため、工具が設置されている第3アームの先端部を目的位置へ俊敏に移動させようとすると、ロボットアームの各部に過剰な負荷がかかってしまう。
本発明のロボットは、基部と、
第1アームと、前記第1アームの先端部に前記第1アームに対して回転可能に接続された第2アームと、第3アームと、前記第3アームの先端部に前記第3アームに対して回転可能に接続された第4アームと、前記第2アームの先端部と前記第4アームの先端部とを回転可能に連結する連結部と、を有するロボットアームと、
回転力を出力する第1出力部を有し、前記第1出力部が前記第1アームの基端部に接続されている第1駆動部と、
回転力を出力する第2出力部を有し、前記第2出力部が前記第3アームの基端部に接続されている第2駆動部と、
前記基部に設けられ、前記第1駆動部、前記第2駆動部および前記ロボットアームを昇降させる昇降部と、を備えることを特徴とする。
第1アームと、前記第1アームの先端部に前記第1アームに対して回転可能に接続された第2アームと、第3アームと、前記第3アームの先端部に前記第3アームに対して回転可能に接続された第4アームと、前記第2アームの先端部と前記第4アームの先端部とを回転可能に連結する連結部と、を有するロボットアームと、
回転力を出力する第1出力部を有し、前記第1出力部が前記第1アームの基端部に接続されている第1駆動部と、
回転力を出力する第2出力部を有し、前記第2出力部が前記第3アームの基端部に接続されている第2駆動部と、
前記基部に設けられ、前記第1駆動部、前記第2駆動部および前記ロボットアームを昇降させる昇降部と、を備えることを特徴とする。
<第1実施形態>
図1は、本発明のロボットの第1実施形態の部分断面側面図を含む、ロボットシステムの概略図である。図2~図5は、図1に示すロボットを上方から見た模式図である。
図1は、本発明のロボットの第1実施形態の部分断面側面図を含む、ロボットシステムの概略図である。図2~図5は、図1に示すロボットを上方から見た模式図である。
以下、本発明のロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、本明細書では、説明の便宜上、図1中のZ軸+方向、すなわち上側を「上」、Z軸-方向、すなわち下側を「下」とも言う。また、ロボットアーム10については、図1中のX軸-方向、すなわち基部側を「基端」、X軸+方向、すなわちエンドエフェクター10側を「先端」とも言う。また、図1中のZ軸方向、すなわち上下方向を「鉛直方向」または「昇降方向」とも言い、X-Y平面と平行な面を「水平面」、該水平面における面方向を「水平方向」とも言う。
図1に示すように、ロボットシステム100は、ロボット1と、ロボット1の作動を制御する制御装置3と、を備える。まず、ロボット1について説明する。
図1に示すロボット1は、基部11と、ロボットアーム10と、ロボットアーム10を支持する支持部材17と、第1駆動部21と、第2駆動部22と、昇降部23と、を備える。また、ロボットアーム10の先端部には、エンドエフェクター20を装着することができる。
基部11は、ロボットアーム10を支持する支持体であり、Z軸方向に延在する筐体111と、筐体111の下方に設けられ、筐体111を搭載する台座112と、を有する。筐体111は、基部11のケーシングとして機能するものである。台座112は、例えば工場内の床等に固定されている。
筐体111は、その先端側の壁部に、Z軸方向に延在する貫通孔113を有する。貫通孔113は、後述する支持部材17の突出部172が上下方向に移動可能に挿通される長孔である。
ロボットアーム10は、第1アーム12と、第2アーム13と、第3アーム14と、第4アーム15と、第2アーム13および第4アーム15の先端部同士を回転可能に連結する連結部16と、を有する。第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14および第4アーム15は、いずれも、水平方向に延びる長尺形状をなしている。
また、第1アーム12および第2アーム13は、第3アーム14および第4アーム15より上方に位置している。
本実施形態では、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14および第4アーム15は、いずれも、外形が直線状に延びた長尺形状をなしているが、これに限らず、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14および第4アーム15のうちの少なくとも1つは、厚さ(Z方向の長さ)または幅(Y方向の長さ)が長手方向に沿って連続的または段階的に変化する部分を有する形状や、湾曲部、屈曲部、中空部、溝部、凸部、凹部、拡径部、縮径部等を有する形状であってもよい。さらには、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14および第4アーム15のうちの少なくとも1つは、長尺状ではない形状、例えば中実または中空のブロック状であってもよい。
第1アーム12は、その基端部121が、回転軸O1回りに回転可能に第1駆動部21の第1出力部210に固定されている。回転軸O1は、鉛直方向と平行である。第1アーム12の先端部122には、第2アーム13が接続されている。
第2アーム13は、その基端部131が、回転軸O2回りに回転可能に第1アーム12の先端部122に接続されている。回転軸O2は、回転軸O1と平行である。また、第2アーム13の先端部132は、後述する第4アーム15の先端部152に対し回転可能に連結されている。この連結されている部分が、連結部16である。
第3アーム14は、その基端部141が、回転軸O3回りに回転可能に第2駆動部22の第2出力部220に固定されている。回転軸O3は、鉛直方向と平行である。本実施形態では、回転軸O1と回転軸O3とは、同軸上に位置している。第3アーム14の先端部142は、第4アーム15が接続されている。
第4アーム15は、その基端部151が、回転軸O4回りに回転可能に第3アーム14の先端部142に接続されている。ロボットアーム10の姿勢に関わらず、回転軸O4は、回転軸O3と平行な位置関係を保持する。また、第4アーム15の先端部152は、第2アーム13の先端部132と連結部16により回転可能に連結されている。
先端部122と基端部131、先端部142と基端部151、および先端部132と先端部152は、それぞれ、例えば図示しないピボット軸を有する回転機構を介して回転可能に接続することができる。
以上述べたように、ロボットアーム10を構成する第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14および第4アーム15は、隣接するアーム同士が回動可能に接続されており、特に、リンク機構を構成している。これにより、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14および第4アーム15は、ぞれぞれ、一定の制限の下に、水平面内で変位することができる。本明細書において、ロボットアーム10の姿勢とは、2次元方向または3次元方向における第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14および第4アーム15の配置パターンを言う。
ロボットアーム10の水平面内での姿勢、すなわちX-Y平面内での姿勢は、第1アーム12の回転方向を加味した回転軸O1回りの回転角度(以下単に「回転角度」とも言う)と、第3アーム14の回転方向を加味した回転軸O3回りの回転角度(以下単に「回転角度」とも言う)との組み合わせにより決定され、ロボットアーム10の3次元方向での姿勢、すなわちXYZ座標による3次元空間での姿勢は、第1アーム12の回転角度と、第3アーム14の回転角度と、ロボットアーム10のZ軸方向における位置とにより決定される。そしてロボットアーム10の姿勢が決定されると、連結部16またはこれに設置されたエンドエフェクター20の水平面内または3次元方向での位置も決定される。
なお、本実施形態では、回転軸O1~回転軸O4は、それぞれ、鉛直方向と平行であるが、本発明ではこれに限定されず、回転軸O1~回転軸O4のうちの少なくとも1つは、鉛直方向に対し所定角度、例えば±30°以内の角度、傾斜していてもよい。
また、本実施形態では、第1アーム12~第4アーム15は、それぞれ、水平方向に延在するが、本発明ではこれに限定されず、第1アーム12~第4アーム15のうちの少なくとも1つは、水平方向に対し所定角度、例えば±30°以内の角度、傾斜していてもよい。
連結部16には、例えば、ワークに対し把持、加工、塗装、組み立て、検査等の所定の作業(以下単に「作業」と言う)を行う作業ヘッドとしてのエンドエフェクター20が設置されている。エンドエフェクター20は、作業の種類に応じて適宜交換可能に設置される。エンドエフェクター20としては、特に限定されず、例えば、被搬送物を把持するもの、被加工物を加工するもの、検査に使用するもの等が挙げられる。
本実施形態では、連結部16の回転軸O5上にエンドエフェクター20が位置している。しかし、本発明ではこれに限定されず、エンドエフェクター20は、連結部16の回転軸O5に対し、ずれた位置にあってもよい。
また、回転軸O1と回転軸O2との軸間距離、回転軸O3と回転軸O4との軸間距離、回転軸O2と回転軸O5との軸間距離、および回転軸O4と回転軸O5との軸間距離は、それぞれ、同一であっても、一部または全部が異なっていてもよい。これらの軸間距離の組み合わせを適宜選択することにより、連結部16の水平面内における移動範囲や移動の応答性等の条件を定めることができる。
第1駆動部21は、第1モーター211と、第1減速機212と、第1エンコーダー213と、を有し、これらが互いに固定されてユニットを構成している。第1駆動部21では、第1減速機212、第1モーター211および第1エンコーダー213の順で下側から順に並んで配置されている。
第1モーター211は、通電方向の切り替えにより正逆回転可能な回転駆動源であり、第1アーム12を回転軸O1回りに回転させる回転力を出力する。第1減速機212は、第1モーター211の回転速度、より詳しくは第1モーター211が備えるローターの回転速度を減速して出力するものである。第1エンコーダー213は、第1モーター211の回転方向および回転角度を検出するものである。なお、第1エンコーダー213は、第1出力部210の回転方向および回転角度を検出するものであってもよい。
第1駆動部21は、回転力を出力する第1出力部210を有する。第1出力部210は、本実施形態では、第1減速機212の出力軸である。第1出力部210は、第1駆動部21の下側に位置している。このような第1駆動部21は、第1アーム12の基端部121の上方に位置している。また、第1出力部210は、第1減速機212の下側に突出して設けられており、第1出力部210は、第1アーム12の基端部121に固定されている。これにより、第1出力部210が出力した回転力が第1アーム12の基端部121に伝達され、第1アーム12が所定の方向に回転する。第1アーム12が回転すると、先端部122は、水平面内を円弧状に移動する。
第2駆動部22は、第2モーター221と、第2減速機222と、第2エンコーダー223と、を有し、これらが互いに固定されてユニットを構成している。第2駆動部22では、第2エンコーダー223、第2モーター221および第2減速機222の順で下側から順に並んで配置されている。
第2モーター221は、通電方向の切り替えにより正逆回転可能な回転駆動源であり、第3アーム14を回転軸O3回りに回転させる回転力を出力する。第2減速機222は、第2モーター221の回転速度、より詳しくは第2モーター221が備えるローターの回転速度を減速して出力するものである。第2エンコーダー223は、第2モーター221の回転方向および回転角度を検出するものである。なお、第2エンコーダー223は、第2出力部220の回転方向および回転角度を検出するものであってもよい。
第2駆動部22は、回転力を出力する第2出力部220を有する。第2出力部220は、本実施形態では、第2減速機222の出力軸である。第2出力部220は、第2駆動部22の上側に位置している。このような第2駆動部22は、第3アーム14の基端部141の下方に位置している。また、第2出力部220は、第2減速機222の上側に突出して設けられており、第2出力部220は、第3アーム14の基端部141に固定されている。これにより、第2出力部220が出力した回転力が第3アーム14の基端部141に伝達され、第3アーム14が所定の方向に回転する。第3アーム14が回転すると、先端部142は、水平面内を円弧状に移動する。
このような第1駆動部21および第2駆動部22は、支持部材17に固定されている。支持部材17は、板状部171と、板状部171から突出して設けられた突出部172と、を有する。
板状部171は、その厚さ方向をX軸方向とする向きで設置されている。また、板状部171の先端側の面には、第1駆動部21および第2駆動部22が上下方向に並んで、かつ所定距離離間して固定されている。板状部171の基端側の面には、X軸-方向に延びる突出部172が設けられている。
突出部172は、中空の部材で構成され、基部11の貫通孔113に上下移動可能に挿入されている。突出部172の内腔部には、後述する昇降部23のシャフト230が挿通されている。また、突出部172の内腔部の内周には、シャフト230の外周に形成された雄ねじと螺合する図示しない雌ねじが形成されている。シャフト230が所定方向に回転すると、その回転力が上下方向の力に変換され、突出部172は、貫通孔113の長手方向に沿って移動する。これにより、支持部材17が、第1駆動部21、第2駆動部22およびロボットアーム10を支持した状態でZ軸方向に沿って移動し、ロボットアーム10をZ軸方向に沿って移動、すなわち、昇降させることができる。
昇降部23は、シャフト230と、第3モーター231と、第3減速機232と、第3エンコーダー233と、を有し、これらが互いに固定されてユニットを構成している。昇降部23では、第3エンコーダー233、第3モーター231および第3減速機232の順で下側から順に並んで配置されている。
第3モーター231は、通電方向の切り替えにより正逆回転可能な回転駆動源であり、シャフト230をその中心軸回りに回転させる回転力を出力する。第3減速機232は、第3モーター231の回転速度、より詳しくは第3モーター231が備えるローターの回転速度を減速して出力するものである。第3エンコーダー233は、第3モーター231の回転角度を検出する位置検出部である。
また、シャフト230は、第3減速機232の出力軸に固定されている。シャフト230は、その外周に雄ねじを有し、この雄ねじと突出部172の内腔部に設けられた雌ねじとが螺合する。第3モーター231の作動により、シャフト230が所定方向に回転すると、突出部172を含む支持部材17およびこれに固定された第1駆動部21、第2駆動部22およびロボットアーム10が昇降する。
なお、シャフト230と突出部172とは、例えばスプラインねじを有する回転ユニットとして構成することができる。
第1モーター211、第2モーター221および第3モーター231は、それぞれ、図示しないモータードライバーを介して制御装置3と電気的に接続されている。制御装置3が、動作プログラムに従って、各モータードライバーへの通電条件を変更することにより、第1モーター211、第2モーター221および第3モーター231の作動が制御される。
第1モーター211、第2モーター221および第3モーター231としては、例えば、ACサーボモーター、DCサーボモーター等のサーボモーターを用いることができる。
第1減速機212、第2減速機222および第3減速機232としては、例えば、遊星ギア型の減速機、波動歯車装置等を用いることができる。
第1エンコーダー213、第2エンコーダー223および第3エンコーダー233は、制御装置3と電気的に接続されている。制御装置3は、第1エンコーダー213、第2エンコーダー223および第3エンコーダー233がそれぞれ検出した各モーターの回転方向および回転角度の情報を受信する。制御装置3は、各モーターの回転方向を加味した回転角度の情報と、動作プログラムとに基づいて、第1モーター211、第2モーター221および第3モーター231の作動を制御する。この制御内容としては、例えば、第1モーター211、第2モーター221および第3モーター231の作動タイミング、回転方向、回転角度が挙げられる。
制御装置3は、ロボット1から離間して配置されており、プロセッサーの1例であるCPU(Central Processing Unit)と、記憶部と、を有するコンピューターである。プロセッサーが記憶部に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより、種々の制御を実現することができる。また、制御装置3は、中継ケーブル18を介してロボット1の各部と電気的に接続されている。なお、ロボット1と制御装置3との接続は、図1に示す構成のように有線による接続に限定されず、例えば、無線による接続であってもよい。あるいは、ネットワークを介した接続であってもよい。
このようなロボット1では、第1アーム12の回転角度、特に、回転方向を加味した回転角度と、第3アーム14の回転角度、特に、回転方向を加味した回転角度との組み合わせにより、ロボットアーム10の姿勢が決定する。すなわち、第1モーター211および第2モーター221の回転角度を制御することにより、ロボットアーム10の姿勢を制御し、エンドエフェクター20のX-Y平面内、すなわち水平面内での位置を決定することができる。
例えば、図2に示すように、第1アーム12と、X軸と平行でかつ平面視で回転軸O1、O3を通る基準線Sとのなす角度が+θ1、第3アーム14と基準線Sとのなす角度が-θ1のとき、ロボットアーム10の姿勢は、基準線Sを介して対称の形状となる。このとき、X-Y平面内でのエンドエフェクター20の位置をP1とする。
また、図3に示すように、第1アーム12と基準線Sとのなす角度が+θ1よりも大きい+θ2、第3アーム14と基準線Sとのなす角度が-θ1より小さい-θ2のとき、ロボットアーム10の姿勢は、基準線Sを介して対称の形状となる。このとき、X-Y平面内でのエンドエフェクター20の位置は、位置P1よりも基部11側に近い位置P2である。すなわち、第1アーム12および第3アーム14を、互いに開く方向に回転させると、第1アーム12に対して第2アーム13が接近する方向に回転し、第3アーム14に対して第4アーム15が接近する方向に回転する。これにより、エンドエフェクター20の位置を、X軸-方向に移動させること、すなわち基部11側に近づけることができる。
このように、ロボット1では、第1アーム12と第3アーム14とを互いに反対方向に回転させることによりロボットアーム10を伸縮させることができる。換言すれば、ロボットアーム10は、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14および第4アーム15により構成されたリンク機構により、ロボットアーム10の基端側に設置された第1駆動部21および第2駆動部22から出力された回転力を直線運動に変換して姿勢を変化することができる。これにより、ロボットアーム10の先端部に設置されたエンドエフェクター20を、X-Y平面内で所望の位置に移動させることができる。
以上述べたように、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14および第4アーム15により、リンク機構が構成されている。そのため、第1アーム12および第3アーム14の回転による変位が、それらより先端側にある第2アーム14および第4アーム15へも伝達され、各アーム12~15が一定の規則性を持って変位し、ロボットアーム10の姿勢を特定することができる。これにより、第1駆動部21および第2駆動部22を第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14および第4アーム15上に搭載することなく、すなわち、ロボットアーム10の慣性力を増大させることなく、ロボットアーム10の先端部の連結部16を、目的位置へ迅速に移動させることができる。換言すれば、ロボットアーム10の姿勢を変える際の応答性を向上させることができる。
また、図4は、図2に示す状態に対し、第1アーム12および第3アーム14を図中時計回りにそれぞれ同じ角度回転させた状態を示す図である。これにより、エンドエフェクター20の位置を、位置P1よりもX軸-側で、かつY軸-側の位置P3とすることができる。
また、図5は、図3に示す状態に対し、第1アーム12および第3アーム14を図中時計回りにそれぞれ同じ角度回転させた状態を示す図である。これにより、エンドエフェクター20の位置を、位置P2よりもX軸-側で、かつY軸-側の位置P4とすることができる。
また、前述したように、昇降部23の作動により、ロボットアーム10は、水平面内での姿勢を維持した状態で、Z軸方向に移動することができる。これによりロボットアーム10の先端部、すなわち連結部16またはこれに設置されたエンドエフェクター20を所望の高さに移動させることができる。
以上述べたように、第1アーム12の回転と、第3アーム14の回転とにより、連結部16が昇降部23の昇降方向を法線とする面内、すなわち、X-Y平面内で移動し、昇降部23の作動により、連結部16が昇降部23の昇降方向、すなわち、Z軸方向に移動する。これにより、連結部16またはこれに設置されたエンドエフェクター20を、3次元空間における所望の位置、すなわち目的位置へ移動させることができる。特に、この移動は、迅速かつ適正に行うことができる。目的位置へ移動されたエンドエフェクター20は、当該エンドエフェクター20に応じた作業を行うことができる。
前述したように、従来のロボットでは、ロボットアーム10に相当するロボットアームの長手方向中央部付近に、第1駆動部21および第2駆動部22に相当する駆動ユニットが搭載されていた。すなわち、従来のロボットでは、ロボットアーム自体が駆動ユニットを支持する構成であった。このため、ロボットアームが姿勢を変化する際、ロボットアームには、ロボットアームを構成する各アームの自重に加え、駆動ユニットの重量による負荷がかかる。よって、ロボットアームが姿勢を変化する際の慣性力が大きく、ロボットアームの各部や、駆動ユニットに大きな負荷がかかったり、振動が生じたりしてしまう。その結果、ロボットアームの先端部を目的位置へ俊敏に移動させることが難しく、エンドエフェクターによる迅速な作業の妨げとなっていた。
このような問題を鑑みて、ロボット1では、前述したように、第1駆動部21および第2駆動部22をロボットアーム10上に搭載するのではなく、ロボットアーム10の基端側、すなわち基部11に配置し、第1駆動部21に第1アーム12を接続すると共に第2駆動部22に第3アーム14を接続する構成とした。すなわち、基部11側に配置された第1駆動部21および第2駆動部22に、ロボットアーム10の基端部を接続する構成とした。これにより、第1駆動部21および第2駆動部22の重量による負荷がロボットアーム10にかかるのを防止することができる。よって、従来のロボットに比べ、ロボットアーム10の姿勢の変化に伴いロボットアーム10に加わる慣性力および負荷を軽減し、ロボットアーム10の先端部、すなわち、エンドエフェクター20が設置される連結部16を目的位置へ俊敏に移動させることができる。その結果、ロボット1は、比較的少ないエネルギーで迅速な作業を行うことができる。
以上、説明したように、ロボット1は、基部11と、第1アーム12と、第1アーム12の先端部122に第1アーム12に対して回転可能に接続された第2アーム13と、第3アーム14と、第3アーム14の先端部142に第3アーム14に対して回転可能に接続された第4アーム15と、第2アーム13の先端部132と第4アーム15の先端部152とを回転可能に連結する連結部16と、を有するロボットアーム10と、回転力を出力する第1出力部210を有し、第1出力部210が第1アーム12の基端部121に接続されている第1駆動部21と、回転力を出力する第2出力部220を有し、第2出力部220が第3アーム14の基端部に接続されている第2駆動部22と、基部11に設けられ、第1駆動部21、第2駆動部22およびロボットアーム10を昇降させる昇降部23と、を備える。これにより、第1駆動部21および第2駆動部22の重量による負荷がロボットアーム10にかかるのを防止することができる。よって、ロボットアーム10の姿勢の変化に際しての、ロボットアーム10に加わる慣性力および負荷を軽減し、ロボットアーム10の先端部、すなわちエンドエフェクター20が設置される連結部16を目的位置へ俊敏に移動させることができる。その結果、ロボット1は、比較的少ないエネルギーで迅速な作業を行うことができる。
なお、本実施形態では、第1モーター211、第1減速機212、第1エンコーダー213、第2モーター221、第2減速機222および第2エンコーダー223の全てが、ロボットアーム10上に搭載されていない構成であったが、本発明はこれに限定されず、例えば、第1モーター211および第2モーター221がロボットアーム10に支持され、第1減速機212および第2減速機222が支持部材17に支持される構成であってもよい。この場合、第1減速機212と第1モーター211との間に回転力伝達機構が設けられ、第2減速機222と第2モーター221との間に回転力伝達機構が設けられる。
また、第1駆動部21は、第1モーター211と、第1モーター211の回転速度を減速する第1減速機212と、を有し、第1減速機212の出力軸が第1出力部210を構成し、第2駆動部22は、第2モーター221と、第2モーター221の回転速度を減速する第2減速機222と、を有し、第2減速機222の出力軸が第2出力部220を構成する。これにより、第1モーター211の回転速度および第2モーター221の回転速度を減速して出力することができ、第1モーター211および第2モーター221として使用可能なモーターの種類や最大出力等の条件の選択の幅が増すとともに、第1モーター211および第2モーター221の制御が簡単になる。
なお、本実施形態では、第1駆動部21は、第1減速機212を有し、第2駆動部22は、第2減速機222を有する構成であったが、本発明ではこれに限定されず、第1減速機212および第2減速機222は、省略されていてもよい。
<第2実施形態>
図6は、本発明のロボットの第2実施形態を上方から見た模式図である。
図6は、本発明のロボットの第2実施形態を上方から見た模式図である。
以下、図6を参照しつつ本発明のロボットの第2実施形態について説明するが、以下では、第1実施形態との相違点を説明し、共通点については説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態では、第1駆動部21および第2駆動部22が、Z軸方向から見て、Y軸方向にずれて配置されている。すなわち、第1駆動部21の第1出力部210と、第2駆動部22の第2出力部220とが、Z軸方向から見て、Y軸方向に所定距離離間して配置されている。図示の構成では、第1出力部210と第2出力部220とは、Y軸+方向に向かってこの順で並んで配置されている。また、回転軸O1と回転軸O3とは、Y軸+方向に向かってこの順で並んで配置されている。
第1実施形態におけるロボットアーム10は、図2~図5に示すように、回転軸O1と回転軸O3とが一致しているため、平面視でひし形またはそれに近い形状のリンクを形成しており、ロボットアーム10がY軸方向において1点支持、すなわち片持ち支持となる。
これに対し、本実施形態におけるロボットアーム10は、図6に示すように、回転軸O1と回転軸O3とがY軸方向に離間して配置されているため、平面視で5角形のリンクを形成しており、ロボットアーム10がY軸方向において2点支持となる。そのため、X軸方向やY軸方向に対する強度が高まり、ロボットアーム10の水平面内における姿勢変化をより安定して行うことができ、連結部16を目的位置へ移動する際の位置精度をより向上することができる。ロボットアーム10の姿勢変化に際しての各部のブレや振動、揺動等が軽減され、安定性がより向上すると共に、連結部16に設置されたエンドエフェクター20による作業の安定性、確実性、作業精度も向上する。
また、連結部16を位置P1へ移動するに際し、第3アーム14および第4アーム15を、図6中の実線で示す第1状態または点線で示す第2状態のいずれか一方の状態とすることを選択することできるが、回転軸O1と回転軸O3とがY軸方向に離間しているため、この選択を容易かつ確実に行うことができるという利点もある。例えば、第3アーム14および第4アーム15を、より安定性の高い第2状態とする選択を行うことや、Y軸+側にある障害物を避ける為に、第1状態とする選択を行うことができる。
<第3実施形態>
図7は、本発明のロボットの第3実施形態が備える付勢部およびその周辺を示す部分断面側面図である。
図7は、本発明のロボットの第3実施形態が備える付勢部およびその周辺を示す部分断面側面図である。
以下、図7を参照しつつ本発明のロボットの第3実施形態について説明するが、以下では、第1実施形態との相違点を説明し、共通点については説明を省略する。
図7に示すように、ロボット1は、自重補償機構としての付勢部24を備える。付勢部24は、支持部材17をZ軸+側、すなわち、昇降部の上昇方向に向けて付勢する機能を有する。本実施形態では、突出部172をZ軸+側に向けて付勢する。換言すれば、付勢部24は、支持部材17に固定されている第1駆動部21および第2駆動部22をZ軸+側に向けて付勢する。
付勢部24は、滑車241と、ベルト242と、錘243とを有する。滑車241は、基部11の筐体111の内面に回転可能に設置されている。ベルト242は、一端部が突出部172に接続されており、他端部に錘243が固定されている。また、ベルト242は、長手方向の途中が滑車241に掛け回されている。
このような付勢部24によれば、錘243の荷重によって、突出部172をZ軸+側に引っ張ることができる。よって、昇降部23による上昇動作を補助することができる。
第1実施形態に対し、本実施形態では、ロボットアーム10の下降時と上昇時とで、昇降部23にかかる負荷の差を少なくし、ロボットアーム10の上昇動作と下降動作の速度差をより少なくすることができる。その結果、ロボットアーム10をさらに俊敏に昇降させることができる。
このように、ロボット1は、第1駆動部21および第2駆動部22を、昇降部23の上昇方向に向けて付勢する付勢部24を備える。これにより、昇降部23の作動によるロボットアーム10の上昇動作と下降動作の速度差をより少なくすることができ、ロボットアーム10をさらに俊敏に昇降させることができる。
また、付勢部24は、錘243を有する構成である。これにより、簡単な構成で、第1駆動部21および第2駆動部22を、昇降部23の上昇方向に向けて付勢することができる。また、錘243の重さを調整するという簡単な方法により、付勢力を調整することができる。これにより、簡単な構成で、上述した効果、すなわちロボットアーム10のより俊敏な昇降を実現することができる。
<第4実施形態>
図8は、本発明のロボットの第4実施形態が備える付勢部およびその周辺を示す部分断面側面図である。
図8は、本発明のロボットの第4実施形態が備える付勢部およびその周辺を示す部分断面側面図である。
以下、図8を参照しつつ本発明のロボットの第4実施形態について説明するが、以下では、第3実施形態との相違点を説明し、共通点については説明を省略する。
図8に示すように、付勢部24は、滑車241と、錘243と、滑車244と、無端ベルト245と、を有する。滑車241および滑車244は、筐体111内においてZ軸方向に離間して設置されている。無端ベルト245は、滑車241および滑車244に掛け回されている。錘243は、無端ベルト245の途中に固定されている。
このような構成によっても、第3実施形態と同様に、昇降部23による上昇動作を補助することができる。すなわち、ロボットアーム10の下降時と上昇時とで、昇降部23にかかる負荷の差を少なくし、ロボットアーム10の上昇動作と下降動作の速度差をより少なくすることができる。その結果、ロボットアーム10をさらに俊敏に昇降させることができる。特に、無端ベルト245を用いることにより、錘243の上下動をより安定的に行うことができる。
<第5実施形態>
図9は、本発明のロボットの第5実施形態が備える付勢部およびその周辺を示す部分断面側面図である。
図9は、本発明のロボットの第5実施形態が備える付勢部およびその周辺を示す部分断面側面図である。
以下、図9を参照しつつ本発明のロボットの第5実施形態について説明するが、以下では、第3実施形態との相違点を説明する。
図9に示すように、付勢部24は、滑車241と、上端側が滑車241に巻回された定荷重バネ246とを有する。定荷重バネ246は、その下端部が突出部172に接続されている。定荷重バネ246の滑車241に巻回される方向の復元力によって、突出部172をZ軸+側に引っ張ることができる。
このように、付勢部24は、定荷重バネ246を有する。これにより、昇降部23による上昇動作をより効果的に補助することができる。すなわち、ロボットアーム10の下降時と上昇時とで、昇降部23にかかる負荷の差を少なくし、ロボットアーム10の上昇動作と下降動作の速度差をより少なくすることができる。よって、ロボットアーム10をさらに俊敏に昇降させることができる。
<第6実施形態>
図10は、本発明のロボットの第6実施形態が備える付勢部およびその周辺を示す部分断面側面図である。
図10は、本発明のロボットの第6実施形態が備える付勢部およびその周辺を示す部分断面側面図である。
以下、図10を参照しつつ本発明のロボットの第6実施形態について説明するが、以下では、第5実施形態との相違点を説明し、共通点については説明を省略する。
図10に示すように、付勢部24は、空気バネ247を有する。空気バネ247は、シリンダー248と、シリンダー248内に気密的に挿入されたピストン249とを有する。シリンダー248とピストン249とで形成される空間に、圧縮された空気が充填されている。これにより、ピストン249は、上方へ向けて押圧される。
突出部172の基端部は、X軸-方向へ延長されており、ピストン249の上端は、突出部172の下面に当接している。この状態で、ピストン249は、上方へ向けて押圧されているため、突出部172を含む支持部材17、支持部材17に固定されている第1駆動部21および第2駆動部22は、上方へ向けて付勢される。
なお、ピストン249のストロークは、突出部172のZ軸方向における移動範囲を十分にカバーできる程度のものとされる。
このような構成によっても、第5実施形態と同様に、昇降部23による上昇動作を補助することができる。すなわち、ロボットアーム10の下降時と上昇時とで、昇降部23にかかる負荷の差を少なくし、ロボットアーム10の上昇動作と下降動作の速度差をより少なくすることができる。
なお、付勢部24は、第3~第6実施形態で示す構成のものに限定されず、例えば、コイルバネや、ゴムのような弾性体を付勢力の源として用いるものであってもよい。
以上、本発明のロボットを図示の各実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。また、ロボットを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、ロボットには、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前記各実施形態では、ロボットアーム10を構成するアームの数は、4つであるが、本発明では、これに限定されず、4つ以上でもよい。
1…ロボット、3…制御装置、10…ロボットアーム、11…基部、12…第1アーム、13…第2アーム、14…第3アーム、15…第4アーム、16…連結部、17…支持部材、18…中継ケーブル、20…エンドエフェクター、21…第1駆動部、22…第2駆動部、23…昇降部、24…付勢部、100…ロボットシステム、111…筐体、112…台座、113…貫通孔、121…基端部、122…先端部、131…基端部、132…先端部、141…基端部、142…先端部、151…基端部、152…先端部、171…板状部、172…突出部、210…第1出力部、211…第1モーター、212…第1減速機、213…第1エンコーダー、220…第2出力部、221…第2モーター、222…第2減速機、223…第2エンコーダー、230…シャフト、231…第3モーター、232…第3減速機、233…第3エンコーダー、241…滑車、242…ベルト、243…錘、244…滑車、245…無端ベルト、246…定荷重バネ、247…空気バネ、248…シリンダー、249…ピストン、O1…回転軸、O2…回転軸、O3…回転軸、O4…回転軸、O5…回転軸、P1…位置、P2…位置、P3…位置、P4…位置、S…基準線
Claims (7)
- 基部と、
第1アームと、前記第1アームの先端部に前記第1アームに対して回転可能に接続された第2アームと、第3アームと、前記第3アームの先端部に前記第3アームに対して回転可能に接続された第4アームと、前記第2アームの先端部と前記第4アームの先端部とを回転可能に連結する連結部と、を有するロボットアームと、
回転力を出力する第1出力部を有し、前記第1出力部が前記第1アームの基端部に接続されている第1駆動部と、
回転力を出力する第2出力部を有し、前記第2出力部が前記第3アームの基端部に接続されている第2駆動部と、
前記基部に設けられ、前記第1駆動部、前記第2駆動部および前記ロボットアームを昇降させる昇降部と、を備えることを特徴とするロボット。 - 前記第1アーム、前記第2アーム、前記第3アームおよび前記第4アームにより、リンク機構が構成されている請求項1に記載のロボット。
- 前記第1アームの回転と、前記第3アームの回転とにより、前記連結部が前記昇降部の昇降方向を法線とする面内で移動し、
前記昇降部の作動により、前記連結部が前記昇降部の昇降方向に移動する請求項2に記載のロボット。 - 前記第1駆動部および前記第2駆動部を、前記昇降部の上昇方向に向けて付勢する付勢部を備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載のロボット。
- 前記付勢部は、定荷重バネを有する請求項4に記載のロボット。
- 前記付勢部は、錘を有する請求項4に記載のロボット。
- 前記第1駆動部は、第1モーターと、前記第1モーターの回転速度を減速する第1減速機と、を有し、前記第1減速機の出力軸が前記第1出力部を構成し、
前記第2駆動部は、第2モーターと、前記第2モーターの回転速度を減速する第2減速機と、を有し、前記第2減速機の出力軸が前記第2出力部を構成する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のロボット。
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2022
- 2022-03-24 JP JP2022049169A patent/JP2023142317A/ja active Pending
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