JP2023141888A - 巻線界磁式回転電機及び給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻線界磁式回転電機において、比較的低いコストで比較的高い耐ノイズ性を確保する。【解決手段】ステータと、シャフト部と、シャフト部に同軸で固定されるロータコアと、ロータコアの複数のティース部に巻回される界磁巻線とを有し、ステータと同軸かつ径方向に隙間を設けて配置されるロータと、シャフト部と一体回転するようにシャフト部に設けられ、スリップリングとロータ接続部とを含む回転側の給電装置と、電力制御部とブラシとを含み、回転側の給電装置とともに界磁巻線に電力を供給する固定側の給電装置と、を備え、回転側の給電装置は、ノイズを低減可能なフィルタを含む、巻線界磁式回転電機が開示される。【選択図】図6

Description

本開示は、巻線界磁式回転電機及び給電装置に関する。
界磁巻線へ電流供給するためのスリップリングとブラシを備え、シャフトの軸方向端部よりも軸方向外側に制御装置(プリント基板)を配置した巻線界磁式回転電機が知られている。
特開2017-009292号公報
ところで、この種の巻線界磁式回転電機では、スリップリングとブラシとの間の接触等に起因して、ノイズが発生しやすく、耐ノイズ性を確保することが難しい。この点、比較的大型かつ高価なフィルタ等の対策(例えば、コモンモードチョークコイル等)が利用される例があるが、コストの観点から改善の余地がある。
そこで、1つの側面では、本開示は、巻線界磁式回転電機において、比較的低いコストで比較的高い耐ノイズ性を確保することを目的とする。
1つの側面では、ステータと、
シャフト部と、前記シャフト部に同軸で固定されるロータコアと、前記ロータコアの複数のティース部に巻回される界磁巻線とを有し、前記ステータと同軸かつ径方向に隙間を設けて配置されるロータと、
前記シャフト部と一体回転するように前記シャフト部に設けられ、スリップリングと、前記界磁巻線に接続されるロータ接続部とを含む回転側の給電装置と、
電力制御部と、前記スリップリングに摺動可能なブラシとを含み、前記回転側の給電装置とともに前記界磁巻線に電力を供給する固定側の給電装置と、を備え、
前記回転側の給電装置は、ノイズを低減可能なフィルタを含む、巻線界磁式回転電機が提供される。
1つの側面では、本開示によれば、比較的低いコストで比較的高い耐ノイズ性を確保することが可能となる。
本実施例による回転電機用の駆動装置を含む車両駆動システムを示す構成図である。 回転電機の断面の一部を示す概略的な断面図である。 回転電機の断面の一部(図2のA-Aに沿った断面)を示す概略的な断面図である。 給電装置の一例を示す斜視図である。 内部を透視で示す給電装置の側面図である。 内部を透視で示す給電装置の斜視図である。 コモンモードフィルタの他の構成例の説明図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。
図1は、本実施例による回転電機用の駆動装置5を含む車両駆動システム1を示す構成図である。図2は、回転電機3の断面の一部(回転軸Iを含む平面により切断した断面)を示す概略的な断面図である。図3は、回転電機3の断面の一部(図2のA-Aに沿った断面)を示す概略的な断面図である。図2では、回転軸Iの一方側だけが模式的に示されている。また、図2には、回転軸Iに沿ったX方向と、X1側及びX2側が定義されている。また、図2には、回転側の給電装置7(後述)やブラシ69が概略的に示されているが、詳細な構成は、図4以降を参照して後述する。
車両駆動システム1は、低圧バッテリ2Aと高圧バッテリ2Bを含む2電源構成であり、回転電機3と、駆動装置5とを含む。
低圧バッテリ2Aは、例えば鉛バッテリであり、定格電圧が例えば12Vである。
高圧バッテリ2Bは、例えばリチウムイオンバッテリであり、低圧バッテリ2Aより定格電圧が有意に高く、例えば定格電圧が40V以上である。本実施例では、一例として、高圧バッテリ2Bの定格電圧は、300V以上であるとする。なお、高圧バッテリ2Bは、燃料電池等の形態であってもよい。
回転電機3は、回転側の給電装置7(後述)やブラシ69を備える巻線界磁式であり、ロータ310と、ステータ320と、を含む。ロータ310は、ステータ320の径方向内側に、ステータ320と同軸かつ径方向に隙間を設けて配置される。ロータ310は、ロータコア312と、シャフト部314と、ロータ巻線316とを有する。ロータコア312は、シャフト部314に同軸で固定される。なお、ロータコア312は、図3に示すように、径方向外側に突出するティース部3122を有し、ティース部3122に、ロータ巻線316を形成する導体線が巻回される。ステータ巻線322は、図3に示すように、ステータコア321のティース部3210まわりに巻装される。
駆動装置5は、マイクロコンピュータ50(以下、「マイコン50」と称する)と、電気回路部60とを含む。
マイコン50は、例えばECU(Electronic Control Unit)として実現されてよい。マイコン50は、CAN(controller area network)のようなネットワーク6を介して、車両内の各種の電子部品(他のECUやセンサ)に接続される。
マイコン50は、ネットワーク6を介して、上位ECU(図示せず)からの制御指令等の各種指令を受信する。マイコン50は、制御指令に基づいて、電気回路部60を介して回転電機3を制御する。マイコン50は、低圧バッテリ2Aからの電力に基づいて、動作する。
電気回路部60は、平滑コンデンサ62と、電力変換回路部63と、給電回路部64とを含む。
平滑コンデンサ62は、高圧バッテリ2Bの高電位側ライン20と低電位側ライン22の間に設けられる。平滑コンデンサ62の両端には、パッシブ放電用の抵抗R0が接続されてよい。
電力変換回路部63は、インバータの形態であり、例えば3相のブリッジ回路を形成する。電力変換回路部63は、高電位側ライン20と低電位側ライン22の間に、平滑コンデンサ62に対して並列となる態様で、接続される。電力変換回路部63は、高電位側のアームの各スイッチング素子SW3と低電位側のアームの各スイッチング素子SW4を備える。
給電回路部64は、ブリッジ回路部641と、駆動回路部642とを含む。
ブリッジ回路部641は、高電位側ライン20と低電位側ライン22の間に、平滑コンデンサ62及びパッシブ放電用の抵抗R0に対して並列となる態様で、接続される。ブリッジ回路部641は、対のスイッチング素子SW1、SW2と、対のダイオードD1、D2を含む。
スイッチング素子SW1は、ダイオードD1の高電位側のカソードに接続される態様で、ダイオードD1に直列に接続される。スイッチング素子SW1とダイオードD1の間には、ロータ巻線316の一端が接続される。また、スイッチング素子SW2は、ダイオードD2の低電位側のアノードに接続される態様で、ダイオードD2に直列に接続される。スイッチング素子SW2とダイオードD2の間には、ロータ巻線316の他端が接続される。
対のスイッチング素子SW1、SW2は、駆動回路部642を介して、オン/オフ状態が切り替えられる。対のスイッチング素子SW1、SW2は、駆動回路部642による制御下で、ロータ巻線316に対する通電状態を変化させる。スイッチング素子SW1、SW2は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であるが、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)等のような他の形態であってもよい。
駆動回路部642は、マイコン50からの制御信号に基づいて、スイッチング素子SW1及びスイッチング素子SW2のゲートを駆動する。
次に、図4以降を参照して、本実施例の特徴的な構成を説明する。
図4は、回転側の給電装置7の一例を示す斜視図である。図5は、内部を透視で示す回転側の給電装置7の側面図である。図6は、内部を透視で示す回転側の給電装置7の斜視図である。回転側の給電装置7は、ロータ巻線316とブリッジ回路部641との間に電気的に接続される。具体的には、回転側の給電装置7は、固定側の給電装置である上述した給電回路部64やブラシ69と協動して、高圧バッテリ2Bからの電流をロータ巻線316に供給する。
回転側の給電装置7は、図4に示すように、回転軸Iに対して同心状に設けられる。回転側の給電装置7は、ロータ310のシャフト部314と一体回転するように、シャフト部314に結合される。例えば、回転側の給電装置7は、ロータ310のシャフト部314の軸方向一端側(図2では、X1側)に結合されてよい。この場合、回転側の給電装置7は、後述する樹脂部70の径方向内側にシャフト部314が嵌合される態様で、シャフト部314と結合されてもよい。
回転側の給電装置7は、正極側スリップリング71と、負極側スリップリング72とを有する。
正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72は、導体により形成され、回転軸Iまわりの円環状の形態をそれぞれ有する。なお、本実施例では、一例として、正極側スリップリング71は、負極側スリップリング72よりもX1側に配置されているが、逆であってもよい。
正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72は、樹脂等の絶縁材料により形成された樹脂部70に一体化されてよい。樹脂部70は、円筒状の形態であり、上述したようにシャフト部314に嵌合されてよい。なお、樹脂部70は、後述する正極側の接続配線81や負極側の接続配線82(及び正極側の接続端子部76や負極側の接続端子部77)をも支持(保持)してよい。この場合、回転側の給電装置7は、インサート成形等により形成できる。
正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72は、それぞれ、ブラシ69(図1参照)に摺動可能に接続される。ロータ310が回転すると正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72は、ロータ310とともに回転しつつ、ブラシ69との電気的接続状態(摺動状態)を維持する。
回転側の給電装置7は、更に、正極側の接続端子部76と、負極側の接続端子部77とを有する。正極側の接続端子部76及び負極側の接続端子部77は、上述したように樹脂部70に一体化されてよい。
正極側の接続端子部76及び負極側の接続端子部77は、正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72よりもX2側(すなわち軸方向でロータ310のロータコア312に近い側)に配置される。
正極側の接続端子部76は、ロータ巻線316の一端(ロータ巻線316の正極側の接続端子)に接合され、負極側の接続端子部77は、ロータ巻線316の他端(ロータ巻線316の負極側の接続端子)に接合される。
本実施例では、正極側の接続端子部76及び負極側の接続端子部77は、後述する接続配線81及び接続配線82のそれぞれの端部から径方向外側に突出する形態である。正極側の接続端子部76及び負極側の接続端子部77は、好ましくは、回転軸Iまわりの対角な位置関係で配置される。これにより、正極側の接続端子部76及び負極側の接続端子部77に起因したロータ310の回転アンバランスを防止できる。
回転側の給電装置7は、更に、正極側の接続配線81と、負極側の接続配線82とを有する。
正極側の接続配線81は、軸方向で正極側スリップリング71と正極側の接続端子部76との間に延在する。正極側の接続配線81は、導体線であるが、ロータ巻線316と同様に絶縁被覆等を有してもよい。正極側の接続配線81は、図5及び図6に示すように、回転軸Iまわりに巻回された螺旋状の形態である。すなわち、正極側の接続配線81は、回転軸Iまわりのコイルの形態である。
負極側の接続配線82は、軸方向で負極側スリップリング72と負極側の接続端子部77との間に延在する。負極側の接続配線82は、導体線であるが、ロータ巻線316と同様に絶縁被覆等を有してもよい。負極側の接続配線82は、図5及び図6に示すように、回転軸Iまわりに巻回された螺旋状の形態である。すなわち、負極側の接続配線82は、回転軸Iまわりのコイルの形態である。なお、負極側の接続配線82は、正極側の接続配線81とは交差しない態様で巻回されてよい。この場合、正極側の接続配線81と負極側の接続配線82は、互いに軸方向に交互に隣接する態様で巻回されてよい。
本実施例では、負極側の接続配線82は、正極側の接続配線81と同じ巻方向で巻回される。
ところで、上述したように、本実施例のような巻線界磁式の回転電機3では、正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72とブラシ69との間の接触等に起因して、ノイズが発生しやすい。この点、比較的大型かつ高価なフィルタ等(例えば、コモンモードチョークコイル等)の対策であれば、かかるノイズを低減できるが、コストの観点から改善の余地がある。
この点、本実施例によれば、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82は、上述したように、回転軸Iまわりのコイルの形態を有し、同じ巻方向で巻回されているので、コモンモードフィルタとして機能できる。具体的には、コモンモード電流が流れるとき、正極側の接続配線81に流れる電流に起因して接続配線81に係るコイルを貫く磁束と、負極側の接続配線82に流れる電流に起因して接続配線82に係るコイルを貫く磁束とは、互いに強め合う方向に作用する。これにより、コモンモード電流に係る電流が流れ難くなる(すなわちフィルタが作用する)。なお、ディファレンシャルモード電流が流れるとき、正極側の接続配線81に流れる電流に起因して接続配線81に係るコイルを貫く磁束と、負極側の接続配線82に流れる電流に起因して接続配線82に係るコイルを貫く磁束とは、互いに弱め合う方向に作用する。従って、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82は、通常のロータ巻線316に供給する電流の流れは阻害しない。
このようにして、本実施例によれば、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82をコモンモードフィルタとして機能させることができるので、比較的大型かつ高価なフィルタ等(例えば、コモンモードチョークコイル等)の対策の必要性を低減できる。これにより、比較的低いコストで比較的高い耐ノイズ性を確保できる。
特に本実施例によれば、主たるノイズ発生源であるスリップリング(正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72)とブラシ69との間の接触部の近傍に、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82を配置できる。これにより、かかるノイズ発生源からのノイズを効果的に低減できる。
また、本実施例によれば、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82は、それぞれ、正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72と正極側の接続端子部76及び負極側の接続端子部77との間に、配置される。正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72と正極側の接続端子部76及び負極側の接続端子部77との間の軸方向距離は、レイアウト上、比較的長くなる傾向がある。これは、正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72と正極側の接続端子部76及び負極側の接続端子部77との間には、回転電機3が配置される側の空間SP1(油密空間)と、正極側スリップリング71及び負極側スリップリング72が配置される側の空間SP2(ドライ空間)とを、油密に仕切る隔壁部2(図2参照)が設定されるためである。なお、図2に示す例では、隔壁部2は、ベアリングBR1を介してシャフト部314を回転可能に支持する支持部を有する。従って、本実施例によれば、かかるベアリングBR1の支持部に必要な軸方向のスペースを利用して、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82のための比較的長い軸方向長さの配置スペースを確保でき、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82のそれぞれにかかるコイルの巻数の最大化を図ることができる。
本実施例において、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82は、好ましくは、巻数が同じである。この場合、巻数の相違に応じて生じうる不都合(磁束のアンバランス)を低減できる。本実施例では、図5及び図6に示すように、正極側の接続配線81は、負極側の接続配線82と同じ軸方向区間内でのみ巻回され、負極側スリップリング72にオーバーラップする軸方向区間内では直線状に軸方向に延在するだけである。これにより、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82のそれぞれの軸方向の延在範囲が異なる場合でも、巻数を同一にすることができる。
また、本実施例において、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82は、好ましくは、同一の円形断面を有する。円形断面の導体線は、例えば平角断面の導体線に比べて、螺旋状への成形性が良好であるので、製造性が良好となる。なお、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82は、それぞれ、正極側の接続端子部76及び負極側の接続端子部77と一体的に形成されてもよい。
また、本実施例において、正極側スリップリング71と正極側の接続配線81との間の正極側接続点73と、負極側スリップリング72と負極側の接続配線82との間の負極側接続点74とは、好ましくは、回転軸Iまわりの対角な位置関係で配置される。これにより、正極側接続点73及び負極側接続点74に起因したロータ310の回転アンバランスを防止できる。なお、正極側接続点73及び負極側接続点74は、それぞれ、上述した正極側の接続端子部76及び負極側の接続端子部77と同じ周方向位置に設定されてもよいし、あるいは、90度ずれた周方向位置に設定されてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、好ましい例として、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82自体がフィルタを形成するように構成されているが、これに限られない。回転側の給電装置7に係る軸方向の配置スペースを利用して、各種のコモンモードフィルタを効率的に配置できる。例えば、正極側の接続配線81及び負極側の接続配線82は、軸方向に直線状に延在する通常の配線の形態であり、かつ、フィルムコイルを応用したフィルムタイプのコモンモードフィルタが配置されてもよい。あるいは、図7に示すようなコモンモードフィルタ9が樹脂部70(図7では図示せず)と一体的に配置されてもよい。この場合、コモンモードフィルタ9は、リング状のコア91に巻回される2本の導線92,93を備える。リング状のコア91は、回転軸Iと同心状に配置され、樹脂部70と一体化されてよい。この場合、導線92は、正極側の接続配線81と正極側接続点73との間に設けられ、導線93は、負極側の接続配線82と負極側接続点74との間に設けられてもよい。
また、上述した実施例では、シャフト部314は、アルミのような材料により形成されているが、接続配線81及び接続配線82の径方向内側に配置される部位3141(図5及び図6参照)は、フィルタ性能を高めるように、フェライト等を含むことでフェライトコアの機能を有してもよい。
3・・・回転電機、320・・・ステータ、312・・・ロータコア、314・・・シャフト部、316・・・ロータ巻線(界磁巻線)、64・・・給電回路部(電力制御部、固定側の給電装置)、69・・・ブラシ(固定側の給電装置)、7・・・回転側の給電装置、71・・・正極側スリップリング、72・・・負極側スリップリング、73・・・正極側接続点(第1接続点)、74・・・負極側接続点(第2接続点)、76・・・接続端子部(正極側の接続端子部、ロータ接続部)、77・・・接続端子部(負極側の接続端子部、ロータ接続部)、81・・・接続配線(第1接続配線)、82・・・接続配線(第2接続配線)

Claims (6)

  1. ステータと、
    シャフト部と、前記シャフト部に同軸で固定されるロータコアと、前記ロータコアの複数のティース部に巻回される界磁巻線とを有し、前記ステータと同軸かつ径方向に隙間を設けて配置されるロータと、
    前記シャフト部と一体回転するように前記シャフト部に設けられ、スリップリングと、前記界磁巻線に接続されるロータ接続部とを含む回転側の給電装置と、
    電力制御部と、前記スリップリングに摺動可能なブラシとを含み、前記回転側の給電装置とともに前記界磁巻線に電力を供給する固定側の給電装置と、を備え、
    前記回転側の給電装置は、ノイズを低減可能なフィルタを含む、巻線界磁式回転電機。
  2. 前記回転側の給電装置は、
    ロータ軸まわりの円環状の形態をそれぞれ有する正極側及び負極側の前記スリップリングと、
    正極側及び負極側の前記スリップリングよりも軸方向で前記ロータコアに近い側に配置され、前記ロータ接続部として前記界磁巻線の一端に電気的に接続される正極側の接続端子部と、
    正極側及び負極側の前記スリップリングよりも軸方向で前記ロータコアに近い側に配置され、前記ロータ接続部として前記界磁巻線の他端に電気的に接続される負極側の接続端子部と、
    正極側の前記スリップリングと正極側の前記接続端子部との間に延在し、ロータ軸まわりに巻回された螺旋状の第1接続配線と、
    負極側の前記スリップリングと負極側の前記接続端子部との間に延在し、ロータ軸まわりに巻回された螺旋状の第2接続配線とを備え、
    前記第1接続配線及び前記第2接続配線は、前記フィルタを形成するように巻方向が同じである、請求項1に記載の巻線界磁式回転電機。
  3. 前記第1接続配線及び前記第2接続配線は、巻き数が同じである、請求項2に記載の巻線界磁式回転電機。
  4. 正極側の前記スリップリングと前記第1接続配線との間の第1接続点と、負極側の前記スリップリングと前記第2接続配線との間の第2接続点とは、ロータ軸まわりの対角な位置関係で配置される、請求項2又は3に記載の巻線界磁式回転電機。
  5. 前記第1接続配線及び前記第2接続配線は、同一の円形断面を有する、請求項2から4のうちのいずれか1項に記載の巻線界磁式回転電機。
  6. 巻線界磁式回転電機のロータに取付可能な給電装置であって、
    固定側のブラシに対して摺動可能であり、ロータ軸まわりの円環状の形態をそれぞれ有する正極側及び負極側のスリップリングと、
    正極側及び負極側の前記スリップリングよりも軸方向で前記ロータのロータコアに近い側に配置され、前記ロータコアの複数のティース部に巻回される界磁巻線の一端に電気的に接続される正極側の接続端子部と、
    正極側及び負極側の前記スリップリングよりも軸方向で前記ロータコアに近い側に配置され、前記界磁巻線の他端に電気的に接続される負極側の接続端子部と、
    正極側の前記スリップリングと正極側の前記接続端子部との間に延在し、ロータ軸まわりに巻回された螺旋状の第1接続配線と、
    負極側の前記スリップリングと負極側の前記接続端子部との間に延在し、ロータ軸まわりに巻回された螺旋状の第2接続配線とを備え、
    前記第1接続配線の巻き方向と、前記第2接続配線の巻き方向とが同じである、給電装置。
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