JP2023141847A - 死角検出システム - Google Patents

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Yoshiki Munemasa
幸広 細
Yukihiro Sai
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Abstract

【課題】作業機械の監視が死角で妨げられている状況で作業機械が作業を継続するのを抑制することが可能な死角検出システムを提供する。【解決手段】作業機械20の周囲に監視領域71を設定する監視領域設定手段と、監視領域71内の物体の存在情報を取得するLiDAR3と、LiDAR3が取得した物体の存在情報に基づいて、監視領域71内でLiDAR3が物体の存在情報を取得できない領域である死角を検出する死角検出手段と、死角検出手段が検出した死角の大きさが閾値以上の場合に、作業機械20が作業を継続することに関する対策を行う対策手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、監視領域内の死角を検出する死角検出システムに関する。
特許文献1に開示されているように、作業機械の周囲を監視することで、侵入物の侵入や作業機械の動作異常などを不安全状態として検出することが行われている。特許文献1では、距離に基づく判定処理を安定して行うために、時系列の複数の距離取得値に基づき対象物までの最新の距離を表す距離算出値を算出している。
特開2021-121710号公報
ところで、監視領域内に死角が生じ、この死角の大きさが作業機械の監視に支障をきたすほど大きい場合、不安全状態の検出に支障が生じる。このような死角を放置しておくと、不安全状態を検出することができないまま、作業機械の作業が継続される恐れがある。
本発明の目的は、作業機械の監視が死角で妨げられている状況で作業機械が作業を継続するのを抑制することが可能な死角検出システムを提供することである。
本発明は、作業機械の周囲に監視領域を設定する監視領域設定手段と、前記監視領域内の物体の存在情報を取得する情報取得装置と、前記情報取得装置が取得した前記存在情報に基づいて、前記監視領域内で前記情報取得装置が前記存在情報を取得できない領域である死角を検出する死角検出手段と、前記死角検出手段が検出した前記死角の大きさが閾値以上の場合に、前記作業機械が作業を継続することに関する対策を行う対策手段と、を有することを特徴とする。
本発明によると、監視領域内の死角の大きさが閾値以上の場合に、作業機械が作業を継続することに関する対策が行われる。例えば、監視領域内の死角の大きさが、作業機械の監視に支障が生じるほど大きい場合に、対策として、例えば、作業機械の動作を制限したり、警告を行ったりする。このような対策を行うことで、作業機械の監視が死角で妨げられている状況で作業機械が作業を継続するのを抑制することができる。
死角検出システムの構成図である。 作業機械の側面図である。 死角検出システムおよび作業機械の回路構成を示す図である。 作業機械の周囲を上方から見た図である。 監視領域内の死角の大きさが許容範囲内である状態での物体の存在情報を示す図である。 現時点での物体の存在情報を示す図である。 作業機械の3Dモデルを示す図である。 LiDARが取得した点群データを示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(死角検出システムの構成)
本発明の実施形態による死角検出システムは、監視領域内の死角を検出するものである。死角検出システム1の構成図である図1に示すように、死角検出システム1は、カメラ2と、LiDAR3と、警報装置7と、を有している。
カメラ2は、作業現場を撮像する。カメラ2は、作業現場に複数台設けられていてよい。作業現場内では、作業機械20が作業を行っている。この作業機械20は、オペレータが搭乗した作業機械20であってもよいし、遠隔操縦される作業機械20であってもよいし、自動運転される作業機械20であってもよい。
LiDAR(Light Detection and RangingまたはLaser Imaging Detection and Ranging)3は、LiDAR3が取り付けられている位置から作業現場内の物体(作業機械20や侵入物)までの距離を示す点群データを取得する。LiDAR3は、作業現場に複数台設けられていてよい。なお、LiDAR3の代わりに、ステレオカメラやTOF(Time Of Flight)センサを用いてもよい。
警報装置7は、警報を発することが可能である。具体的には、警報装置7は、ランプおよびスピーカを備え、ランプの点灯や、スピーカからの警告音の発生によって、作業現場内にいる作業者などに警告を行う。
(作業機械の構成)
作業機械20の側面図である図2に示すように、作業機械20は、アタッチメント30で作業を行う機械であり、例えば油圧ショベルである。作業機械20は、下部走行体21と上部旋回体22とを備えた機械本体25と、アタッチメント30と、シリンダ40と、を有している。
下部走行体21は、作業機械20を走行させる部分であり、例えばクローラを備える。上部旋回体22は、下部走行体21の上部に旋回装置24を介して旋回可能に取り付けられる。上部旋回体22の前部には、キャブ(運転室)23が設けられている。
アタッチメント30は、上下方向に回動可能に上部旋回体22に取り付けられる。アタッチメント30は、ブーム31と、アーム32と、バケット33と、を備える。ブーム31は、上下方向に回動可能(起伏可能)に上部旋回体22に取り付けられる。アーム32は、上下方向に回動可能にブーム31に取り付けられる。バケット33は、前後方向に回動可能にアーム32に取り付けられる。バケット33は、土砂(運搬物)の、掘削、均し、すくい、などの作業を行う部分である。なお、バケット33が保持する運搬物は、土砂に限定されず、石でもよく、廃棄物(産業廃棄物など)でもよい。
シリンダ40は、アタッチメント30を油圧で回動させることが可能である。シリンダ40は、油圧式の伸縮シリンダである。シリンダ40は、ブームシリンダ41と、アームシリンダ42と、バケットシリンダ43と、を備える。
ブームシリンダ41は、上部旋回体22に対してブーム31を回動させる。ブームシリンダ41の基端部は、上部旋回体22に回動可能に取り付けられる。ブームシリンダ41の先端部は、ブーム31に回動可能に取り付けられる。
アームシリンダ42は、ブーム31に対してアーム32を回動させる。アームシリンダ42の基端部は、ブーム31に回動可能に取り付けられる。アームシリンダ42の先端部は、アーム32に回動可能に取り付けられる。
バケットシリンダ43は、アーム32に対してバケット33を回動させる。バケットシリンダ43の基端部は、アーム32に回動可能に取り付けられる。バケットシリンダ43の先端部は、バケット33に回動可能に取り付けられたリンク部材34に、回動可能に取り付けられる。
また、作業機械20は、角度センサ52と、傾斜角センサ60と、を有している。
角度センサ52は、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回角度を検出する。角度センサ52は、例えば、エンコーダ、レゾルバ、又は、ジャイロセンサである。本実施形態では、上部旋回体22の前方が下部走行体21の前方と一致するときの上部旋回体22の旋回角度を0°としている。
傾斜角センサ60は、アタッチメント30の姿勢を検出する。傾斜角センサ60は、ブーム傾斜角センサ61と、アーム傾斜角センサ62と、バケット傾斜角センサ63と、を備える。
ブーム傾斜角センサ61は、ブーム31に取り付けられ、ブーム31の姿勢を検出する。ブーム傾斜角センサ61は、水平線に対するブーム31の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、ブーム傾斜角センサ61は、ブームフットピン(ブーム基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、ブームシリンダ41のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
アーム傾斜角センサ62は、アーム32に取り付けられ、アーム32の姿勢を検出する。アーム傾斜角センサ62は、水平線に対するアーム32の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、アーム傾斜角センサ62は、アーム連結ピン(アーム基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、アームシリンダ42のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
バケット傾斜角センサ63は、リンク部材34に取り付けられ、バケット33の姿勢を検出する。バケット傾斜角センサ63は、水平線に対するバケット33の傾斜角度を取得するセンサであり、例えば傾斜(加速度)センサ等である。なお、バケット傾斜角センサ63は、バケット連結ピン(バケット基端)の回転角度を検出する回転角度センサや、バケットシリンダ43のストローク量を検出するストロークセンサであってもよい。
また、作業機械20は、GNSSセンサ26を有している。GNSS(Global Navigation Satellite System)センサ26は、上部旋回体22に設けられ、作業現場内における上部旋回体22の座標を検出する。GNSSセンサ26は、測位センサであり、グローバル座標系における作業機械20(上部旋回体22)の位置を取得する。なお、GNSSセンサ26の代わりに、GPSセンサなどの測位センサや、トータルステーションなどの測距センサを用いてもよい。
(死角検出システムおよび作業機械の回路構成)
死角検出システム1および作業機械20の回路構成を示す図である図3に示すように、作業機械20は、作業機械側コントローラ81と、作業機械側通信装置83と、を有している。
作業機械側コントローラ81には、角度センサ52が検出した、下部走行体21に対する上部旋回体22の旋回角度(姿勢)に関する情報が入力される。また、作業機械側コントローラ81には、ブーム傾斜角センサ61が検出した、ブーム31の姿勢に関する情報が入力される。また、作業機械側コントローラ81には、アーム傾斜角センサ62が検出した、アーム32の姿勢に関する情報が入力される。また、作業機械側コントローラ81には、バケット傾斜角センサ63が検出した、バケット33の姿勢に関する情報が入力される。
また、作業機械側コントローラ81には、GNSSセンサ26が取得した、作業機械20の位置に関する情報が入力される。
作業機械側コントローラ81は、アタッチメント30および旋回装置24の動作を制御することが可能である。具体的には、作業機械側コントローラ81は、アタッチメント30および旋回装置24の動作を制限したり停止させたりすることが可能である。
作業機械20が自動運転される場合に、作業機械側コントローラ81は、作業機械20を自動制御する。作業機械側コントローラ81は、繰り返し作業を上部旋回体22およびアタッチメント30が行うように、上部旋回体22およびアタッチメント30を制御する。作業機械側コントローラ81は、角度センサ52および傾斜角センサ60の検出値に基づいて、旋回装置24およびアタッチメント30を自動で動作させる。本実施の形態において、繰り返し作業は、土砂を掘削して排土する作業である。
作業機械側通信装置83は、死角検出システム1の後述する通信装置8と通信可能である。
死角検出システム1は、コントローラ5と、記憶装置6と、通信装置8と、を備える。通信装置8は、作業機械20の作業機械側通信装置83と通信可能である。
コントローラ5は、物体検出部11と、位置・姿勢取得部12と、監視領域設定部13と、対策部15と、を有している。
物体検出部11は、カメラ2が撮像した画像に基づいて、作業現場内の作業機械20を検出する。また、物体検出部11は、カメラ2が撮像した画像に基づいて、作業現場内の侵入物(人、ダンプカーなど)を検出する。作業機械20および侵入物の検出には、ディープラーニング技術などを用いてよい。物体検出部11は、検出した侵入物などを記憶装置6に記憶させる。
位置・姿勢取得部12は、作業機械20の位置を取得する。作業機械20の位置は、GNSSセンサ26により取得され、死角検出システム1に送信される。
なお、以下のようにして、作業機械20の位置を取得してもよい。位置・姿勢取得部12は、LiDAR3が取り付けられているグローバル座標系の位置(座標)と、LiDAR3から点群データの各点までの距離とを用いて、グローバル座標系における点群データの各点の位置(三次元座標)を算出する。次に、位置・姿勢取得部12は、点群データの各点の三次元座標を透視投影変換して、点群データの各点の二次元座標を取得する。そして、位置・姿勢取得部12は、カメラ2が撮像した二次元の画像に、点群データの各点の二次元座標を重畳させる。そして、位置・姿勢取得部12は、点群データのうち、物体検出部11が検出した作業機械20に重なる点の三次元座標から、作業機械20の位置を三次元で取得する。
ここで、カメラ2やLiDAR3が取り付けられているグローバル座標系の位置は、GNSSセンサなどの測位センサや、トータルステーションなどの測距センサにより取得される。
監視領域設定部(監視領域設定手段)13は、作業機械20の周囲に監視領域を設定する。図1に示すように、監視領域71は、位置・姿勢取得部12が取得した作業機械20の位置を中心とする領域である。監視領域71を上方から見た平面視において、監視領域71の形状は、矩形や円形、楕円形であってよい。
作業機械20の周囲を上方から見た図である図4に示すように、監視領域71は、作業領域72と、周辺領域73と、を有している。作業領域72は、作業機械20の周囲に設定された、作業機械20が動作する領域である。周辺領域73は、作業領域72の周囲に設定される。監視領域設定部13は、監視領域71を記憶装置6に記憶させる。
ここで、作業領域72の大きさは、作業機械20の動作フェーズに応じて広狭される。例えば、作業領域72の動作が、土砂山95から土砂を掘削する動作フェーズ(掘削フェーズ)と、土砂をバケット33で保持した状態で上部旋回体22を旋回させる動作フェーズ(持ち上げ旋回フェーズ)と、土砂をダンプカー90の荷台に排土する動作フェーズ(排土フェーズ)と、土砂山95の上方まで上部旋回体22を旋回させる動作フェーズ(復帰旋回フェーズ)と、からなるとする。この場合、持ち上げ旋回フェーズや復帰旋回フェーズのときには、掘削フェーズや排土フェーズのときと比べて、作業機械20の動きが大きくなるので、これに合わせて、作業領域72が大きくされる。逆に、掘削フェーズや排土フェーズのときには、持ち上げ旋回フェーズや復帰旋回フェーズのときと比べて、作業機械20の動きが小さくなるので、これに合わせて、作業領域72が小さくされる。つまり、動作フェーズに応じて作業領域72を広狭させることで、作業領域72が不必要に大きくならないようにされている。
対策部15は、不安全状態が検出された場合に、不安全状態に対する対策を行う。ここで、不安全状態とは、監視領域71内に侵入物が侵入した状態や、作業機械20に動作異常が生じている状態などである。対策部15は、監視領域71内に侵入物が侵入した場合に、警告および作業機械20の動作制限の少なくとも一方を対策として行う。
本実施形態では、対策部15は、周辺領域73内に侵入物が侵入した場合に、警告を行う。具体的には、警報装置7のランプが点灯し、警報装置7のスピーカから警告音が発生される。一方、対策部15は、作業領域72内に侵入物が侵入した場合に、作業機械20の動作制限を行う。具体的には、通信装置8を介して作業機械20に動作制限指示が送信される。作業機械20の作業機械側コントローラ81は、動作制限指示を受け取ると、アタッチメント30および旋回装置24の動作を制限したり停止させたりする。
また、対策部15は、作業機械20に動作異常が生じた場合に、対策を行う。例えば、自動運転されている作業機械20において、上記の4つの動作フェーズが正常に切り替わらない場合に、この作業機械20に動作異常が生じていると判断される。対策部15は、作業機械20に動作異常が生じた場合に、警告を行うとともに、作業機械20の動作制限を行う。
上記の構成において、図1に示すように、カメラ2と監視領域71との間にダンプカー90が位置した場合、ダンプカー90によって監視領域71内に死角Aが生じる。また、カメラ2から見て作業機械20の背後には死角Bが生じる。このような死角の大きさが作業機械20の監視に支障をきたすほど大きい場合、不安全状態の検出に支障が生じる。このような死角を放置しておくと、不安全状態を検出することができないまま、作業機械20の作業が継続される恐れがある。
そこで、図3に示すように、死角検出システム1のコントローラ5は、死角検出部17と、閾値設定部18と、を有している。
LiDAR(情報取得装置)3は、監視領域71内の物体の存在情報を点群データとして取得する。死角検出部(死角検出手段)17は、LiDAR3が取得した物体の存在情報に基づいて、監視領域71内の死角を検出する。ここで、死角とは、監視領域71内でLiDAR3が物体の存在情報を取得できない領域である。
具体的には、死角検出部17は、監視領域71内の死角の大きさが許容範囲内である状態でLiDAR3が取得した物体の存在情報と、現時点でLiDAR3が取得した物体の存在情報とに基づいて、監視領域71内の死角を検出する。死角検出部17は、検出した死角を記憶装置6に記憶させる。なお、死角の大きさが許容範囲内であるとは、死角の大きさが後述する閾値を超えていないことを意味する。
まず、死角検出部17は、LiDAR3に、監視領域71内の死角の大きさが許容範囲内である状態で物体の存在情報を取得させる。監視領域71内の死角の大きさが許容範囲内である状態での物体の存在情報を図5に示す。図5では、作業機械20の背後の死角Bを除いて、監視領域71内に多数の点群データが取得されている。次に、死角検出部17は、LiDAR3に、現時点での物体の存在情報を取得させる。現時点での物体の存在情報を図6に示す。図6では、ダンプカー90による死角Aと、作業機械20の背後の死角Bとを除いて、監視領域71内に多数の点群データが取得されている。
図6に示すように、現時点で監視領域71内に死角Aが生じている場合、図5に示す物体の存在情報と図6に示す物体の存在情報との間に差異が生じるので、2つの存在情報を比較することで、監視領域71内の死角Aを好適に検出することができる。
図3に戻って、閾値設定部(閾値設定手段)18は、死角の大きさに関する閾値を設定する。閾値は、例えば、数値入力により設定される。閾値設定部18は、設定された閾値を記憶装置6に記憶させる。
対策部(対策手段)15は、死角検出部17が検出した死角の大きさが閾値以上の場合に、作業機械20が作業を継続することに関する対策を行う。具体的には、対策部15は、警告および作業機械20の動作制限の少なくとも一方を対策として行う。対策として警告を行った場合、警告を受け取った作業者に注意を促すことができる。作業機械20の動作制限を対策として行った場合、作業機械20が作業を継続するのを確実に抑制することができる。これにより、作業機械20の監視が死角で妨げられている状況で作業機械20が作業を継続するのを抑制することができる。
なお、対策部15は、死角検出部17が検出した死角の大きさが閾値未満の場合に、作業機械20が作業を継続することに関する対策を行わない。
ここで、閾値設定部18は、作業領域72と周辺領域73とで、閾値を異ならせる。本実施形態では、作業領域72に設定された閾値を、周辺領域73に設定された閾値よりも小さくする。ここで、人による死角を検出できるようにするために、作業領域72に設定される閾値は、人の大きさに基づいて設定される。
周辺領域73に死角が生じた場合よりも、作業領域72に死角が生じた場合の方が、作業機械20の作業継続によって作業者が注意を要する度合いが高くなる。そこで、作業領域72に設定された閾値を、周辺領域73に設定された閾値よりも小さくすることで、周辺領域73に死角が生じた場合よりも、作業領域72に死角が生じた場合の方が、対策が行われやすくすることができる。これにより、周辺領域73よりも作業領域72において死角が生じた場合の方が、作業機械20の作業継続がより抑制されるようにすることができる。
また、対策部15は、作業領域72と周辺領域73とで、対策を異ならせる。本実施形態では、作業領域72に死角が生じた場合の対策を、作業機械20の動作の制限とし、周辺領域73に死角が生じた場合の対策を、警告とする。
周辺領域73に死角が生じた場合よりも、作業領域72に死角が生じた場合の方が、作業機械20の作業継続によって作業者が注意を要する度合いが高くなる。そこで、作業領域72に死角が生じた場合の対策を、作業機械20の動作の制限とし、周辺領域73に死角が生じた場合の対策を、警告とする。これにより、周辺領域73よりも作業領域72において死角が生じた場合の方が、作業機械20の作業継続がより抑制されるようにすることができる。
ここで、図5、図6を用いて説明した死角の検出方法では、作業機械20の一部又は全部が死角になっている場合に、これを検出することができない。
そこで、図3に示すように、位置・姿勢取得部(取得手段)12は、作業機械20の位置および姿勢を取得する。作業機械20の位置は、GNSSセンサ26により取得される。作業機械20の姿勢は、角度センサ52および傾斜角センサ60の検出値から求めることができる。位置・姿勢取得部12は、作業機械20の位置および姿勢を記憶装置6に記憶させる。作業機械20の位置および姿勢から、作業機械20が存在する位置を推定することができる。
死角検出部17は、位置・姿勢取得部12が取得した作業機械20の位置および姿勢と、LiDAR3が取得した物体の存在情報とに基づいて、監視領域71内の死角を検出する。
具体的には、死角検出部17は、位置・姿勢取得部12が取得した作業機械20の位置および姿勢を用いて、作業機械20の3Dモデルを作成する。作業機械20の3Dモデルを図7に示す。一方、死角検出部17は、LiDAR3が取得した点群データのうち、作業機械20の3Dモデルに重なる点群データを抽出し、これらをクラスタリングする。LiDAR3が取得した点群データを図8に示す。
死角検出部17は、作業機械20の3Dモデルと、クラスタリングされた点群データとを重畳させる。このとき、3Dモデルに対して、クラスタリングされた点群データが欠損している場合、作業機械20のうち点群データが欠損している部分が死角になっていると判断することができる。このように、死角となった作業機械20の一部又は全部を好適に検出することができる。死角検出部17は、検出した死角を記憶装置6に記憶させる。
対策部15は、このように検出された死角の大きさが閾値以上の場合にも、同様にして対策を行う。
なお、本実施形態では、LiDAR3が取得した点群データにより、監視領域71内の物体の存在情報を三次元で取得して、監視領域71内の死角を検出しているが、カメラ2などで、監視領域71内の物体の存在情報を二次元で取得して、監視領域71内の死角を検出してもよい。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る死角検出システム1によれば、監視領域71内の死角の大きさが閾値以上の場合に、作業機械20が作業を継続することに関する対策が行われる。例えば、監視領域71内の死角の大きさが、作業機械20の監視に支障が生じるほど大きい場合に、対策として、例えば、作業機械20の動作を制限したり、警告を行ったりする。このような対策を行うことで、作業機械20の監視が死角で妨げられている状況で作業機械20が作業を継続するのを抑制することができる。
また、警告および作業機械20の動作制限の少なくとも一方が、対策として行われる。対策として警告を行った場合、警告を受け取った作業者に注意を促すことができる。作業機械20の動作制限を対策として行った場合、作業機械20が作業を継続するのを確実に抑制することができる。
また、作業領域72と周辺領域73とで、閾値が異なる。これにより、作業領域72と周辺領域73とで、対策の行われやすさを異ならせることができる。ここで、周辺領域73に死角が生じた場合よりも、作業領域72に死角が生じた場合の方が、作業機械20の作業継続によって作業者が注意を要する度合いが高くなる。そこで、例えば、作業領域72に設定された閾値を、周辺領域73に設定された閾値よりも小さくすることで、周辺領域73に死角が生じた場合よりも、作業領域72に死角が生じた場合の方が、対策が行われやすくすることができる。この場合には、周辺領域73よりも作業領域72において死角が生じた場合の方が、作業機械20の作業継続がより抑制されるようにすることができる。
また、作業領域72と周辺領域73とで、対策が異なる。これにより、作業領域72および周辺領域73の各々に適した対策を行うことができる。ここで、周辺領域73に死角が生じた場合よりも、作業領域72に死角が生じた場合の方が、作業機械20の作業継続によって作業者が注意を要する度合いが高くなる。そこで、例えば、作業領域72に死角が生じた場合の対策を、作業機械20の動作の制限とし、周辺領域73に死角が生じた場合の対策を、警告とする。この場合には、周辺領域73よりも作業領域72において死角が生じた場合の方が、作業機械20の作業継続がより抑制されるようにすることができる。
また、監視領域71内の死角の大きさが許容範囲内である状態でLiDAR3が取得した物体の存在情報(点群データ)と、現時点でLiDAR3が取得した物体の存在情報(点群データ)とに基づいて、監視領域71内の死角が検出される。現時点で監視領域71内に死角が生じている場合、死角がない状態で取得した物体の存在情報と、現時点で取得した物体の存在情報との間に差異が生じるので、2つの存在情報を比較することで、監視領域71内の死角を好適に検出することができる。
また、作業機械20の位置および姿勢と、LiDAR3が取得した物体の存在情報(点群データ)とに基づいて、監視領域71内の死角が検出される。作業機械20の位置および姿勢から、作業機械20が存在する位置を推定することができる。作業機械20が存在すると推定される位置において、LiDAR3が取得した物体の存在情報が欠損している場合、作業機械20のうち存在情報が欠損している部分が死角になっていると判断することができる。このように、死角となった作業機械20の一部又は全部を好適に検出することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 死角検出システム
2 カメラ
3 LiDAR(情報取得装置)
5 コントローラ
6 記憶装置
7 警報装置
8 通信装置
11 物体検出部
12 位置・姿勢取得部(取得手段)
13 監視領域設定部(監視領域設定手段)
15 対策部(対策手段)
17 死角検出部(死角検出手段)
18 閾値設定部(閾値設定手段)
20 作業機械
21 下部走行体
22 上部旋回体
23 キャブ
24 旋回装置
25 機械本体
26 GNSSセンサ
30 アタッチメント
31 ブーム
32 アーム
33 バケット
34 リンク部材
40 シリンダ
41 ブームシリンダ
42 アームシリンダ
43 バケットシリンダ
52 角度センサ
60 傾斜角センサ
61 ブーム傾斜角センサ
62 アーム傾斜角センサ
63 バケット傾斜角センサ
71 監視領域
72 作業領域
73 周辺領域
81 作業機械側コントローラ
83 作業機械側通信装置
90 ダンプカー
95 土砂山

Claims (6)

  1. 作業機械の周囲に監視領域を設定する監視領域設定手段と、
    前記監視領域内の物体の存在情報を取得する情報取得装置と、
    前記情報取得装置が取得した前記存在情報に基づいて、前記監視領域内で前記情報取得装置が前記存在情報を取得できない領域である死角を検出する死角検出手段と、
    前記死角検出手段が検出した前記死角の大きさが閾値以上の場合に、前記作業機械が作業を継続することに関する対策を行う対策手段と、
    を有することを特徴とする死角検出システム。
  2. 前記対策手段は、警告および前記作業機械の動作制限の少なくとも一方を前記対策として行うことを特徴とする請求項1に記載の死角検出システム。
  3. 前記監視領域は、
    前記作業機械の周囲に設定された作業領域と、
    前記作業領域の周囲に設定された周辺領域と、
    を有し、
    前記閾値を設定する閾値設定手段を有し、
    前記閾値設定手段は、前記作業領域と前記周辺領域とで、前記閾値を異ならせることを特徴とする請求項1又は2に記載の死角検出システム。
  4. 前記監視領域は、
    前記作業機械の周囲に設定された作業領域と、
    前記作業領域の周囲に設定された周辺領域と、
    を有し、
    前記対策手段は、前記作業領域と前記周辺領域とで、前記対策を異ならせることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の死角検出システム。
  5. 前記死角検出手段は、前記監視領域内の前記死角の大きさが許容範囲内である状態で前記情報取得装置が取得した前記存在情報と、現時点で前記情報取得装置が取得した前記存在情報とに基づいて、前記監視領域内の前記死角を検出することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の死角検出システム。
  6. 前記作業機械の位置および姿勢を取得する取得手段を有し、
    前記死角検出手段は、前記取得手段が取得した前記作業機械の位置および姿勢と、前記情報取得装置が取得した前記存在情報とに基づいて、前記監視領域内の前記死角を検出することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の死角検出システム。
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