JP2023141025A - 医用情報処理装置、医用情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

医用情報処理装置、医用情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】検査目的外の所見の対応を支援すること。【解決手段】実施形態の医用情報処理装置は、取得部と、判定部と、提案部と、を持つ。取得部は、読影レポートに含まれる医用情報を取得する。判定部は、前記読影レポートを作成するための検査目的に対応しない医用情報である目的外情報が前記読影レポートに含まれるか否かを判定する。提案部は、前記目的外情報が前記読影レポートに含まれると判定された場合に、前記目的外情報に対する処理を提案する。【選択図】図2

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用情報処理装置、医用情報処理方法、及びプログラムに関する。
被検体(患者)を診断する際には、例えば、依頼医(診療医)が読影医に対して読影レポートの作成を依頼することがある。依頼医は、読影レポートの作成を依頼する際、検査目的や医用画像を読影医に提供する。依頼を受けた読影医は、提供された検査目的や医用画像等に基づいて、所見や所見に基づいて疑われる疾患の指摘などを含む読影レポートを作成する。
読影医は、読影レポートを作成しているときに、依頼医から提供された検査目的から外れた検査目的外の所見(以下、目的外所見)を得ることがある。読影レポートには、このような目的外所見も含まれる。通常、依頼医は、検査目的に対する読影に応じた対応の準備をしているが、目的外所見についての準備は手薄であることが多い。このため、読影レポートに目的外所見が記されていても、目的外所見の対応にかかる手間が重くなることがある。
特開2007-41684号公報 特開2009-75927号公報 特開2019-185418号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題は、検査目的外の対応を支援することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態の医用情報処理装置は、取得部と、判定部と、提案部と、を持つ。取得部は、読影レポートに含まれる医用情報を取得する。判定部は、前記読影レポートを作成するための検査目的に対応しない医用情報である目的外情報が前記読影レポートに含まれるか否かを判定する。提案部は、前記目的外情報が前記読影レポートに含まれると判定された場合に、前記目的外情報に対する処理を提案する。
実施形態の医用情報処理システム1の一例を示す図。 第2処理回路130の機能の一例を示すブロック図。 医用情報処理装置100の処理の一例を示すフローチャート。 提案機能134における第1の処理の手順の一例を示すフローチャート。 提案機能134における第2の処理の手順の一例を示すフローチャート。 提案機能134における第3の処理の手順の一例を示すフローチャート。 提案機能134における第4の処理の手順を含む医用情報処理装置100と転院先の外部装置との処理の流れを示すシーケンス図。
以下、図面を参照しながら、実施形態の医用情報処理装置、医用情報処理方法、及びプログラムについて説明する。
図1は、実施形態の医用情報処理システム1の一例を示す図である。医用情報処理システム1は、例えば、画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication System、以下、PACS)サーバ10と、レポートサーバ20と、端末装置30と、医用情報処理装置100と、を備える。
PACSサーバ10、レポートサーバ20、端末装置30、及び医用情報処理装置100は、例えば、LAN(Local Area Network)などのネットワークNWを介して通信可能とされている。ネットワークNWは、LANに代えてまたは加えて、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、WAN(Wide Area Network)等を含んでもよい。
PACSサーバ10は、例えば、画像データベース(以下、画像DB)11を備える。PACSサーバ10は、ネットワークNWを介して、画像情報を保存、読み出しする機能を提供する。画像情報は、例えば、X線CT装置やMRI装置などで撮影されたDICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)形式の医用画像と医用画像を管理するための情報を含む。PACSサーバ10は、端末装置30により送信される指示情報や医用情報処理装置100により送信されるリクエスト情報に応じて、画像情報に含まれる医用画像を医用情報処理装置100に送信する。
レポートサーバ20は、例えば、レポートデータベース(以下、レポートDB)21を備える。レポートサーバ20は、ネットワークNWを介してレポート情報を保存、読み出しする機能を提供する。
端末装置30は、例えば、依頼医に利用される。端末装置30は、例えば、PACSサーバ10、レポートサーバ20、及び医用情報処理装置100と連携し、医用情報処理装置100のユーザである読影医に読影レポートの作成を依頼する。依頼医が読影レポートの作成を読影医に依頼する際に、端末装置30は、検査目的や医用画像を読影医に提供する。
医用情報処理装置100は、例えば、読影医に利用される。医用情報処理装置100は、例えば、PACSサーバ10、レポートサーバ20、及び端末装置30と連携し、端末装置30のユーザである依頼医による読影レポートの作成に応じて、読影レポートを作成する。
医用情報処理装置100は、例えば、依頼医により提供される検査目的や医用画像、PACSサーバ10に保管される画像DB11に含まれる医用画像等に基づいて、読影レポートを作成する。医用情報処理装置100は、作成した読影レポートを端末装置30に送信するとともに、レポートDB21の一部としてレポートサーバ20に格納する。
端末装置30は、例えば、第1入力インターフェース31と、第1ディスプレイ32と、第1処理回路33と、第1記憶回路34と、第1接続回路35と、を備える。医用情報処理装置100は、例えば、第2入力インターフェース110と、第2ディスプレイ120と、第2処理回路130と、第2記憶回路140と、第2接続回路150と、を備える。端末装置30及び医用情報処理装置100は、互いに共通のハードウェア構成を有している。端末装置30では、医用情報処理装置100は、第1処理回路33及び第2処理回路130の処理内容、並びに第1記憶回路34及び第2記憶回路140の記憶内容が互いに異なる。以下、医用情報処理装置100を代表して用いて両者のハード構成を説明する。
第2入力インターフェース110は、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパネル等を含む。第2入力インターフェース110は、例えば、マイク等の音声入力を受け付けるユーザインターフェースであってもよい。第2入力インターフェース110がタッチパネルである場合、第2入力インターフェース110は、第2ディスプレイ120の表示機能を兼ね備えるものであってもよい。
なお、本明細書において入力インターフェース(第1入力インターフェース31及び第2入力インターフェース110)はマウス、キーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェースの例に含まれる。
第2ディスプレイ120は、各種の情報を表示する。例えば、第2ディスプレイ120は、第2処理回路130により生成された画像や、操作者からの各種の入力操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を表示する。例えば、第2ディスプレイ120は、LCD(Liquid Crystal Display)や、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。
第2処理回路130は、例えば、ハードウェアプロセッサ(コンピュータ)がメモリ(第2記憶回路140)に記憶されたプログラムを実行することにより、これらの機能を実現するものである。ハードウェアプロセッサとは、例えば、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit; ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device; SPLD)または複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device; CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array; FPGA)などの回路(circuitry)を意味する。
第2記憶回路140にプログラムを記憶させる代わりに、ハードウェアプロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、ハードウェアプロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。上記のプログラムは、予め第2記憶回路140に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の非一時的記憶媒体に格納されており、非一時的記憶媒体が医用レポート生成装置40のドライブ装置(不図示)に装着されることで非一時的記憶媒体から第2記憶回路140にインストールされてもよい。
ハードウェアプロセッサは、単一の回路として構成されるものに限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのハードウェアプロセッサとして構成され、各機能を実現するようにしてもよい。また、複数の構成要素を1つのハードウェアプロセッサに統合して各機能を実現するようにしてもよい。
第2記憶回路140は、磁気的もしくは光学的記録媒体または半導体メモリなどの、プロセッサにより読み取り可能な記録媒体を含んだ構成を有する。第2記憶回路140は、たとえば第2処理回路130が利用するプログラムを記憶する。
第2接続回路150は、ネットワークNWの形態に応じた種々の情報通信用プロトコルを実装する。第2接続回路150は、この各種プロトコルに従って端末装置30と他の機器とを接続する。この接続には、電子ネットワークを介した電気的な接続などを適用することができる。ここで電子ネットワークとは、電気通信技術を利用した情報通信網全般を意味し、無線/有線の病院基幹LANやインターネット網のほか、電話通信回線網、光ファイバ通信ネットワーク、ケーブル通信ネットワークおよび衛星通信ネットワークなどを含む。
次に、端末装置30における第1処理回路33の機能及び医用情報処理装置100における第2処理回路130の機能について説明する。まず、第1処理回路33の機能について説明する。第1処理回路33は、依頼医の第1入力インターフェース31の操作に基づいて、読影レポートの作成を読影医に依頼する依頼情報を生成する。依頼情報には、依頼医により提供される検査目的や医用画像、PACSサーバ10に対する医用画像の送信指示情報が含まれる。さらに、依頼情報には、PACSサーバ10からの医用画像の送信を医用情報処理装置100に依頼させる画像取得情報が含まれることがある。第1処理回路33は、生成した依頼情報を、第1接続回路35及びネットワークNWを介して医用情報処理装置100に送信する。
第1処理回路33は、医用情報処理装置100により送信された読影レポートを、第1接続回路35を介して取得する。第1処理回路33は、取得した読影レポートを第1ディスプレイ32に表示させる。第1処理回路33は、他のデバイスにより読影レポートを出力できるようにしてもよい。第1処理回路33は、例えば、スピーカを介した音声出力により読影レポートを出力できるようにしてもよい。第1処理回路33は、例えば、プリンタを利用した印刷により読影レポートを出力できるようにしてもよい。
次に、医用情報処理装置100における第2処理回路130の機能について説明する。図2は、第2処理回路130の機能の一例を示すブロック図である。第2処理回路130は、例えば、取得機能131と、画像解析機能132と、判定機能133と、提案機能134と、通知機能135と、特定機能136と、を備える。
取得機能131は、端末装置30により送信される依頼情報を取得する。取得機能131は、取得した依頼情報に、画像取得情報が含まれる場合には、取得機能131は、リクエスト情報をPACSサーバ10に送信する。取得機能131は、読影医による第2入力インターフェース110の入力操作に基づいて、読影医が作成した読影レポートを取得する。取得機能131は、読影医による第2入力インターフェース110の入力操作に基づいて、読影レポートを生成して取得してもよい。読影レポートには、例えば、所見及び所見に基づいて疑われる疾患の指摘などの情報が含まれる。取得機能131は、読影レポートに含まれる所見及び医用画像の解析結果の医用情報を取得する。取得機能131は、取得部の一例である。
画像解析機能132は、例えば、依頼医やPACSサーバ10により送信される画像を自動解析(画像解析)して、画像中に含まれる病変を推測する。取得機能131は、画像解析機能132により病変が推測された場合に、推測された病変を含めて読影レポートを生成して取得する。画像解析機能132は、画像解析部の一例である。
判定機能133は、端末装置30により送信された依頼情報に含まれる検査目的と読影レポートを比較し、読影レポートを作成するための検査目的に対応しない医用情報(以下、目的外情報)が読影レポートに含まれか否かを判定する。目的外情報には、例えば、偶発的に発見された目的外所見(以下、偶発的所見)や医用画像に基づいて推測される病変(以下、推測病変)の情報が含まれる。判定機能133は、判定部の一例である。
提案機能134は、目的外情報が読影レポートに含まれる場合に、目的外情報に応じた処理(以下、目的外情報処理)を次のアクションとして提案する。目的外情報処理は、目的外情報の内容によって決定される。目的外情報処理の具体的な内容は、後にさらに説明する。提案機能134は、提案部の一例である。
通知機能135は、提案部により提案された目的外情報処理を、通知対象に通知する。通知機能135は、通知部の一例である。特定機能136は、提案機能134により提案される目的外情報処理の内容に基づいて、目的外情報処理を通知する通知対象を特定する。特定機能136は、特定部の一例である。
次に、医用情報処理装置100における処理について説明する。図3は、医用情報処理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。医用情報処理装置100は、まず、端末装置30により送信される依頼情報を取得機能131において取得する(ステップS101)。続いて、取得機能131は、依頼情報に画像取得情報が含まれるか否か基づいて、PACSサーバ10にリクエスト情報を送信するか否かを判定する(ステップS103)。
取得機能131は、PACSサーバ10にリクエスト情報を送信すると判定した場合には、リクエスト情報を送信する。PACSサーバ10は、リクエスト情報に応じた医用画像を画像DB11内から探索し、医用情報処理装置100に送信する。取得機能131は、PACSサーバ10により送信される医用画像を受信したか否かを判定する(ステップS105)。医用画像を受信していないと判定した場合、取得機能131は、ステップS105の処理を繰り返す。
医用画像を受信したと判定した場合、あるいは、ステップS103においてリクエスト情報を送信しないと判定した場合、取得機能131は、取得した依頼情報を第2ディスプレイ120に表示させるなどして、読影医に提供する。読影医は、提供された依頼情報を見ながら読影レポートを作成する。作成される読影レポートは、第2入力インターフェース110を操作する読影医により医用情報処理装置100に入力される。取得機能131は、読影医により入力された読影レポートを取得する(ステップS107)。さらに、画像解析機能132は、依頼医により提供されまたはPACSサーバ10により送信された画像を画像解析して、病変を推測する。取得機能131は、画像解析機能132により推測された病変の情報を取得して読例レポートに含める。
続いて、判定機能133は、依頼情報に含まれる検査目的と入力された読影レポートとを比較し、目的外情報が読影レポートに含まれてないか否かを判定する(ステップS109)。目的外情報が読影レポートに含まれてないか否かは、どのように判定してもよい。例えば、読影レポートに含まれるテキスト情報の文字列を解析した結果に基づいて判定してよい。
目的外情報が読影レポートに含まれていないと判定機能133が判定した場合、通知機能135は、読影医により入力された読影レポートを端末装置30に送信する(ステップS111)。その後、医用情報処理装置100は、図3に示す処理を終了する。
ステップS109において、目的外情報が読影レポートに含まれていると判定機能133が判定した場合、提案機能134は、目的外情報に応じた目的外情報処理を次のアクションとして提案する(ステップS113)。続いて、特定機能136は、目的外情報処理に基づいて、通知対象を特定する(ステップS115)。
続いて、通知機能135は、特定機能136が特定した通知対象に目的外情報処理を通知する(ステップS117)。その後、通知機能135は、読影医により入力された読影レポートを端末装置30に送信し(ステップS111)、医用情報処理装置100は、図3に示す処理を終了する。
医用情報処理装置100は、医用情報処理装置100の管理対象となる医療施設の規模や他の医療施設との連携等の医用情報処理装置100の周囲環境により、目的外情報処理として、次のアクションを決定可能である。医用情報処理装置100の管理対象となる医療施設は、例えば医用情報処理装置100が設置された医療施設である。
目的外情報処理が異なると、通知対象も異なることがある。例えば、医用画像に映し出された被検体の部位に検査目的外の偶発的所見が見つかった場合には、その所見を担当する専門医に対して、アラートを通知する。あるいは、画像解析機能132の解析結果から推測病変が見つかった場合には、推測病変の確定に必要な検査を予約し担当の医師及び検査を実行する看護師、技師などを含むチーム全体に通知する。この通知は、被検体に行ってもよい。
ここでは、異なる周囲環境下における提案機能134におけるステップS113の具体的ないくつかの処理についてそれぞれ説明する。まず、第1の処理について説明する。第1の処理は、例えば、医用情報処理装置100が設置された医療施設内で対応が完了する処理である。図4は、提案機能134における第1の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、提案機能134は、画像解析機能132による画像解析の結果、目的外情報が偶発的所見の情報であるか否かを判定する(ステップS201)。目的外情報が偶発的所見の情報であると判定した場合、提案機能134は、発見された所見を専門とする専門医に確認を依頼する提案をする(ステップS203)。目的外情報が偶発的所見の情報でないと判定した場合、提案機能134は、ステップS203の処理をスキップする。
続いて、提案機能134は、画像解析機能132による画像解析の結果、COVID-19(coronavirus disease 2019、以下、COVID)の疑いがあるか否かを判定する(ステップS205)。COVIDの疑いがあると判定した場合、提案機能134は、看護師に体温測定を指示し、入院手続きを依頼する提案をする(ステップS207)。COVIDの疑いがないと判定した場合、提案機能134は、ステップS207の処理をスキップする。
続いて、提案機能134は、画像解析機能132による画像解析の結果、気胸の疑いがあるか否かを判定する(ステップS209)。気胸の疑いがあると判定した場合、提案機能134は、入院手続きを依頼する提案をする(ステップS211)。気胸の疑いがないと判定した場合、提案機能134は、ステップS211の処理をスキップする。
続いて、提案機能134は、推測病変がどのような病変であるか、医用画像だけでは判断がつかないか否かを判定する(ステップS213)。推測病変が医用画像だけでは判断がつかないと判定した場合、提案機能134は、病理検査オーダーを提案して(ステップS215)、図4に示す処理を終了する。推測病変が医用画像だけで判断がつくと判定した場合、提案機能134は、ステップS215の処理をスキップする。こうして、提案機能134は、図4に示す処理を終了する。
続いて、第2の処理について説明する。第2の処理は、例えば、医用情報処理装置100が設置された医療施設とその周囲の地域との間で連携をとって対応が完了する処理である。第2の処理では、例えば、医用情報処理装置100が小規模の医療施設に設置されており、自医療施設に対処準備がない目的外所見等が見つかった場合には、連携先、例えば大規模の病院に診察や治療を依頼する。この場合の連携先は、目的外情報の対処準備がある外部医療施設である。図5は、提案機能134における第2の処理の一例を示すフローチャートである。
提案機能134は、読影医による画像解析の結果、目的外情報が偶発的所見の情報であるか否かを判定する(ステップS301)。目的外情報が偶発的所見の情報であると判定した場合、提案機能134は、発見された偶発的所見の対処準備があり、例えば、偶発的所見を検査可能である連携先への紹介状の作成し、連携先にアラートの内容(所見の内容)を出す処理を提案する(ステップS303)。目的外情報が偶発的所見の情報でないと判定した場合、提案機能134は、ステップS303の処理をスキップする。
続いて、提案機能134は、読影医による画像解析の結果、COVIDの疑いがあるか否かを判定する(ステップS305)。COVIDの疑いがあると判定した場合、提案機能134は、COVIDの患者に対応するために必要な設備が完備された連携先への紹介状の作成し、連携先にアラートの内容を出す処理を提案する(ステップS307)。COVIDの疑いがないと判定した場合、提案機能134は、ステップS307の処理をスキップする。
続いて、提案機能134は、画像解析機能132による画像解析の結果、気胸の疑いがあるか否かを判定する(ステップS309)。気胸の疑いがあると判定した場合、提案機能134は、入院設備が完備された連携先に入院するための入院手続きを依頼する処理を提案する(ステップS311)。気胸の疑いがないと判定した場合、提案機能134は、ステップS311の処理をスキップする。
続いて、提案機能134は、目的外情報が自医療施設の専門外であり、判断がつかないか否かを判定する(ステップS313)。目的外情報が自医療施設の専門外であり、判断がつかないと判定した場合、提案機能134は、読影を依頼するとともに、依頼先にアラートの内容を出す処理を提案し(ステップS315)、図5に示す処理を終了する。目的外情報が自医療施設の専門外でなく、判断がつくと判定した場合、提案機能134は、ステップS315の処理をスキップする。こうして、提案機能134は、図5に示す処理を終了する。
続いて、第3の処理について説明する。第3の処理は、例えば、医用情報処理装置100が設置された医療施設に複数の診療科が設置されている場合の処理である。第3の処理では、例えば、自科内で対応可能である場合には、自科内で対応を完了し、自科内で対応可能でない場合には、自医療施設の他科に診察や治療を依頼する。図6は、提案機能134における第3の処理の一例を示すフローチャートである。
第3の処理は、検査目的に応じた部位(以下、検査目的部位)と異なる他部位(以下、検査目的外部位)に、目的外情報として、例えば偶発的所見が見つかった場合(ステップS401)に実行される。例えば、第3の処理は、検査目的部位である肺の疾患を探す検査目的で検査を行ったところ、同時に撮影した検査目的外部位である胃に目的外情報となる疾患が見つかった場合に実行される。
提案機能134は、検査目的外部位における偶発的所見が自科で対応可能であるか否かを判定する(ステップS403)。検査目的外部位における偶発的所見が自科で対応可能であると判定した場合、提案機能134は、目的外情報となる疾患に対する診察を自科でするための追加検査オーダーを提案する(ステップS405)。こうして、提案機能134は、図6に示す処理を終了する。
検査目的外部位における偶発的所見が自科で対応可能でないと判定した場合、提案機能134は、目的外情報となる疾患に対応する他科で目的外情報となる疾患に対する診察をするための追加検査オーダーを提案する(ステップS407)。例えば、呼吸器科における肺の検査で胃に目的外情報となる疾患が見つかった場合に、消化器科で診察を継続できるように追加検査オーダーを提案する。
続いて、提案機能134は、目的外情報となる疾患に対応する他科に対して、追加検査オーダーに関する申し送り等の情報を提示する処理を提案する(ステップS409)。申し送り等の情報には、例えば、目的外情報を含む読影レポートが含まれる。こうして、提案機能134は、図6に示す処理を終了する。
続いて、第4の処理について説明する。第4の処理は、例えば、目的外情報処理が、転院が必要な処理である場合に、医用情報処理装置100が設置された医療施設とその周囲の地域との間で連携をとって対応が完了する処理である。第4の処理では、第2の処理と同様に、例えば、医用情報処理装置100が小規模の医療施設に設置されており、連携先は、例えば、目的外情報の対処準備がある外部医療施設である。図7は、提案機能134における第4の処理の手順を含む医用情報処理装置100と転院先の外部装置との処理の流れを示すシーケンス図である。
第4の処理は、提案機能134により偶発的所見があると判定された場合(ステップS501)において、目的外情報処理が、転院が必要な処理であるときに実行される。第4の処理は、例えば、自医療施設に入院中の被検体に、自医療施設では対応できない偶発的所見が見つかった場合に実行される。この場合の転院先は、偶発的所見の対処準備がある連携先である。
提案機能134は、転院先への紹介状を作成して、転院先の外部装置に送信することにより転院先における病床を確保する処理を提案する(ステップS503)。紹介状を受信した転院先の外部装置は、病室の確認(ステップS521)及び病室の予約(ステップS523)を行う。続いて、転院先の外部装置は、病室の予約が完了したか否かを判定し(ステップS525)、予約が完了していなければステップS521及びステップS523の処理を繰り返し、予約が完了したら予約完了通知を、紹介状を送信した自医療施設の医用情報処理装置100に送信する。
予約完了通知を受信した医用情報処理装置100は、提案機能134において、退院手続きを提案し(ステップS505)、転院先に対する移動の手配として、救急車の手配を提案する(ステップS507)。一方、転院先の外部装置は、検査の予約を進める(ステップS527)とともに、入院手続きを行う(ステップS529)。
従来の医用情報処理システムでは、作成した読影レポートは、読影医から依頼医に提供され、その他の関係者に対するアラートは読影医からは行われなかった。このため、依頼以外の関係者、例えば、病理部門、看護部門の従事者や被検体本人はアラート状況を知ることができていなかった。読影レポートの内容によっては、例えば、別の検査の受信や病理検査などの処置が必要となることがあるが、これらの処置に対する認識を依頼医と関係者との間で共有するための手段が別途必要となる。例えば、デンスブレストの患者である場合、マンモグラフィー検査とは別に超音波検診が推奨されるが、マンモグラフィー検査の結果を見てから超音波検査を予約する必要があるので、診断結果が出るまでに時間がかかる。
さらに、読影レポートの内容について、既読管理機能を用いて、依頼医の対応に対して、通常や緊急といったアラートレベルを付することがある。しかしながら、これらのアラートレベルは、読影医が付することが多く、読影医は、極力高いアラートレベルを選択する傾向がある。このため、適切なアラートレベルが付与されることは難しく、レベルの区分が有効活用されなかった。
これらの問題に対して、実施形態の医用情報処理システム1では、目的外情報となる疾患が見つかった場合に、自医療施設内の看護師、技師、他科の医師、連携先の医療施設などの関係者に目的外情報処理を通知する。このため、依頼医が自ら関係者に目的外情報処理を通知する手間を省くことができるとともに、目的外所見の対応を支援することができる。
上記の実施形態では、提案機能134により提案された目的外情報処理を通知機能135により通知対象に通知している。これに対して、例えば、提案機能と通知機能を統合した通知機能とし、この通知機能が目的外情報処理を生成し、生成したが目的外情報処理をそのまま通知対象に通知するようにしてもよい。
目的外情報と目的外情報処理との関係は、上記の実施形態で示したほか、以下の関係でもよい。例えば、目的外情報が感染症の疑いの情報である場合に、目的外情報処理が隔離手続きの指示でもよいし、目的外情報が、過去画像との比較で腫瘍が大きくなったことである場合に、目的外情報処理が病理検査のオーダーであってもよい。また、目的外情報が経過観察する必要があることである場合に、目的外情報処理が経過観察と決めた旨の記録でもよいし、目的外情報が、今回の検査では今すぐ実施する必要がない内容である場合に、目的外情報処理が、次の診察、検査時に何を実施するべきかの選択肢を提示することであってもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、読影レポートに含まれる医用情報を取得する取得部と、前記読影レポートを作成するための検査目的に対応しない医用情報である目的外情報が前記読影レポートに含まれるか否かを判定する判定部と、前記目的外情報が前記読影レポートに含まれると判定された場合に、前記目的外情報に対する処理を提案する提案部と、を持つことにより、検査目的外の所見の対応を支援することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…医用情報処理システム
10…PACSサーバ
11…画像DB
20…レポートサーバ
21…レポートDB
30…端末装置
31…第1入力インターフェース
32…第1ディスプレイ
33…第1処理回路
34…第1記憶回路
35…第1接続回路
40…医用レポート生成装置
100…医用情報処理装置
110…第2入力インターフェース
120…第2ディスプレイ
130…第2処理回路
131…取得機能
132…画像解析機能
133…判定機能
134…提案機能
135…通知機能
136…特定機能
140…第2記憶回路
150…第2接続回路
NW…ネットワーク

Claims (13)

  1. 読影レポートに含まれる医用情報を取得する取得部と、
    前記読影レポートを作成するための検査目的に対応しない医用情報である目的外情報が前記読影レポートに含まれるか否かを判定する判定部と、
    前記目的外情報が前記読影レポートに含まれると判定された場合に、前記目的外情報に対する処理を提案する提案部と、を備える、
    医用情報処理装置。
  2. 前記目的外情報は、偶発的に発見された所見である偶発的所見または医用画像に基づいて推測される病変のうち少なくともいずれかを含む、
    請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記目的外情報が前記偶発的所見である場合に、
    前記提案部は、前記偶発的所見に応じた専門医への確認を提案する、
    請求項2に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記目的外情報が前記医用画像に基づいて推測される病変であり、前記病変の判断がつかない場合に、
    前記提案部は、前記病変の病理検査オーダーを提案する、
    請求項2に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記医用情報処理装置の管理対象となる医療施設に、前記目的外情報の対処準備がない場合に、
    前記提案部は、前記目的外情報の対処準備がある外部医療施設に対する紹介状の作成を提案する、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  6. 前記検査目的に応じた部位と異なる他部位に前記目的外情報が見つかった場合に、
    前記提案部は、前記目的外情報を診察する診療科における診察のための追加検査オーダーを提案する、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  7. 前記提案部は、前記追加検査オーダーに関する申し送りを更に提案する、
    請求項6に記載の医用情報処理装置。
  8. 前記検査目的に応じた部位と異なる他部位に前記目的外情報が含まれる場合に、
    前記提案部は、前記外部医療施設に対する移動の手配を提案する、
    請求項5に記載の医用情報処理装置。
  9. 前記目的外情報に対する処理が、転院先への転院が必要な処理である場合に、
    前記提案部は、前記転院先における病床の確保を提案する、
    請求項1から8のうちいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  10. 前記提案部により提案された前記目的外情報に対する処理を、通知対象に通知する通知部と、
    前記目的外情報の内容に基づいて、前記通知対象を特定する特定部と、を更に備える、
    請求項1から9のうちいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  11. 医用画像を解析することにより、前記医用画像に基づいて病変を推測する画像解析部を更に備える、
    請求項1から10のうちいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  12. コンピュータが、
    読影レポートに含まれる医用情報を取得し、
    前記読影レポートを作成するための検査目的に対応しない医用情報である目的外情報が含まれるか否かを判定し、
    前記目的外情報が前記読影レポートに含まれる場合と判定された場合に、前記目的外情報に対する処理を提案する、
    医用情報処理方法。
  13. コンピュータに、
    読影レポートに含まれる医用情報を取得させ、
    前記読影レポートを作成するための検査目的に対応しない医用情報である目的外情報が含まれるか否かを判定させ、
    前記目的外情報が前記読影レポートに含まれると判定された場合に、前記目的外情報に対する処理を提案させる、
    プログラム。
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