JP2023140508A - 測量システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2023140508000001
【課題】飛行装置に搭載した測定器の測定範囲を拡大させる測量システムを提供する。
【解決手段】遠隔操縦可能であり、飛行体5と測定器を有する飛行装置2と、飛行装置2の位置測定が可能な位置測定装置3と、飛行装置2の飛行を制御し、飛行装置2及び位置測定装置3と無線通信可能な遠隔操縦機4とを有する測量システム1であって、飛行体5は垂直軸心を中心に回転可能に構成され、測定器は前記垂直軸心を含む平面内で1次元に測距光を回転照射可能な1軸のレーザスキャナ6であり、飛行装置2は測距光を回転照射しつつ飛行体5を回転させて全周の点群データを取得可能に構成された。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型無人飛行体(UAV:Unmanned Air Vehicle)を用いた測量システムに関するものである。
近年、UAV(Unmanned Air Vehicle:小型無人飛行体)の進歩に伴い、UAVに各種計測装置を搭載して遠隔操作により、或はUAVを自律飛行させ、所要の作業が行われている。例えば、UAVに写真測量用カメラ、レーザスキャナを搭載し、上空から下方の測定、或は人の立入れない場所での測定が行われる。
然し乍ら、従来の計測装置を搭載したUAVの場合、測定可能な範囲が限られる。従って、例えば建造物の全周を測定する場合、多くの測定位置から測定する必要があり、測定が完了する迄に多大な時間を要していた。
特表2017-513245号公報 特開2016-151423号公報
本発明は、飛行装置に搭載した測定器の測定範囲を拡大させる測量システムを提供するものである。
本発明は、遠隔操縦可能であり、飛行体と測定器を有する飛行装置と、該飛行装置の位置測定が可能な位置測定装置と、前記飛行装置の飛行を制御し、該飛行装置及び前記位置測定装置と無線通信可能な遠隔操縦機とを有する測量システムであって、前記飛行体は垂直軸心を中心に回転可能に構成され、前記測定器は前記垂直軸心を含む平面内で1次元に測距光を回転照射可能な1軸のレーザスキャナであり、前記飛行装置は前記測距光を回転照射しつつ前記飛行体を回転させて全周の点群データを取得可能に構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記遠隔操縦機は、予め設定された複数の測定地点で前記飛行装置に測定対象物の点群データを取得させ、各測定地点で取得された各点群データのレジストレーションを実行する様構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記飛行体は該飛行体の基準点に対して既知の位置に設けられた反射部を有し、前記位置測定装置は前記反射部を追尾しつつ測定可能に構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記反射部は少なくとも3つ設けられ、前記位置測定装置は前記反射部のうちの少なくとも1つを含む局所スキャンを各反射部に対して順次実行し、各反射部を測定可能に構成され、前記位置測定装置は、各反射部の測定結果に基づき、各反射部の中心により形成される平面と、該平面の法線を演算し、前記平面及び前記法線に基づき前記飛行装置の姿勢及び方位を演算する様構成された測量システムに係るものである。
又本発明は、前記反射部は、再帰反射性を有する全周プリズムである測量システムに係るものである。
又本発明は、前記反射部は、全周に高反射膜が貼付けられた球体である測量システムに係るものである。
更に又本発明は、前記飛行装置は、前記飛行体の側面に少なくとも1つ設けられたカメラを有する測量システムに係るものである。
本発明によれば、遠隔操縦可能であり、飛行体と測定器を有する飛行装置と、該飛行装置の位置測定が可能な位置測定装置と、前記飛行装置の飛行を制御し、該飛行装置及び前記位置測定装置と無線通信可能な遠隔操縦機とを有する測量システムであって、前記飛行体は垂直軸心を中心に回転可能に構成され、前記測定器は前記垂直軸心を含む平面内で1次元に測距光を回転照射可能な1軸のレーザスキャナであり、前記飛行装置は前記測距光を回転照射しつつ前記飛行体を回転させて全周の点群データを取得可能に構成されたので、前記レーザスキャナによる測定範囲の拡大が図れると共に、3次元の点群データを取得する場合であっても、前記飛行装置に搭載するのは1軸のレーザスキャナでよいので、軽量化及び製作コストの低減を図ることができるという優れた効果を発揮する。
本発明の第1の実施例に係る測量システムを説明する説明図である。 本発明の第1の実施例に係る飛行装置を示す平面図である。 (A)は前記飛行装置を示す側面図であり、(B)は前記飛行装置の変形例を示す側面図である。 本発明の第1の実施例に係る測量システムに於ける前記飛行装置の制御系を示すブロック図である。 (A)~(C)は、前記飛行装置による測定範囲を説明する説明図である。 前記測量システムに於ける位置測定装置の制御系を示すブロック図である。 前記測量システムに於ける遠隔操縦機の制御系を示すブロック図である。 前記測量システムを用いた測定例を説明する説明図である。 前記測量システムを用いた他の測定例を説明する説明図である。 本発明の第2の実施例に係る測量システムを説明する説明図である。 (A)は本発明の第2の実施例に係る飛行装置を示す側面図であり、(B)は前記飛行装置の変形例を示す側面図である。 前記測量システムに於ける位置測定装置の制御系を示すブロック図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。
先ず、図1に於いて、本発明の第1の実施例について説明する。
測量システム1は、主に飛行装置(UAV)2、トータルステーション(TS)等の位置測定装置3、遠隔操縦機4から構成される。
前記飛行装置2は、主に飛行体5と、該飛行体5の中心部に設けられ、一体化された測定器としてのレーザスキャナ6と、前記飛行体5の下面より下方に延出するシャフト7と、該シャフト7の下端に設けられた再帰反射性を有する反射部としての全周プリズム8と、前記飛行体5の側面に設けられたカメラ9,11と、前記遠隔操縦機4との間で通信を行う飛行体通信部12(後述)とを具備している。
尚、前記飛行体5には基準点が設定されている。該基準点は、例えば前記飛行体5の機械中心であり、前記シャフト7の揺動中心である。又、前記全周プリズム8の光学中心は、前記シャフト7の軸心上に位置している。更に、前記飛行体5が水平姿勢に維持された状態では、前記全周プリズム8の光学中心、前記シャフトの軸心、前記飛行体5の機械中心、前記レーザスキャナ6の光学中心は、前記基準点を通る鉛直軸心上に位置し、それぞれの位置関係は既知となっている。尚、前記基準点と前記レーザスキャナの光学中心を通る軸心を前記飛行体5の垂直軸心とする。即ち、該飛行体5の傾斜に伴い、前記鉛直軸心に対して前記垂直軸心が傾斜する。
前記レーザスキャナ6は、パルス発光又はバースト発光されたレーザ光線を測距光として射出し、走査鏡(後述)を介して所定の測定対象物に照射する。又、測定対象物で反射された測距光(反射測距光)が前記レーザスキャナ6で受光され、往復時間及び光速に基づき測定対象物迄の距離が測定される。又、前記走査鏡を回転させることで、測距光は、前記飛行体5の垂直軸心を含む平面内(前記走査鏡の回転軸心と直交する平面内)で1次元に回転照射される。尚、前記測距光の前記走査鏡からの照射位置は、前記レーザスキャナ6の光学中心となっている。
前記シャフト7は、前記飛行体5から下方に延出する棒状の部材であり、例えばジンバル機構により前記飛行体5に対して揺動自在となっている。又、前記シャフト7の重量及び前記全周プリズム8はバランスウェイトとして機能する。従って、前記シャフト7は、前記飛行体5の姿勢に拘らず、前記ジンバル機構を介して鉛直姿勢が維持される。尚、前記シャフト7の姿勢が安定しない場合には、別途バランスウェイトを追加してもよい。
前記全周プリズム8は、該全周プリズム8の下方全範囲から入射される光を再帰反射する光学特性を有している。尚、前記全周プリズム8に代えて、反射シートを全周に貼設した部材を前記飛行体5の下面に設けてもよい。
前記位置測定装置3は、既知の3次元座標を有する点に設けられている。該位置測定装置3は、追尾機能を有し、前記全周プリズム8を追尾しつつ、該全周プリズム8の3次元座標を測定する。又、前記位置測定装置3は、前記遠隔操縦機4と無線通信が可能であり、前記位置測定装置3が測定した3次元座標は、座標データとして前記遠隔操縦機4に入力される。
前記遠隔操縦機4は、例えばスマートフォンやタブレット等の携帯端末、或は該携帯端末に入力装置が接続又は一体化された装置となっている。前記遠隔操縦機4は、演算機能を有する演算装置、データやプログラムを格納する記憶部、更に端末通信部(後述)を有している。前記遠隔操縦機4は、前記端末通信部と前記飛行体通信部12との間で前記飛行装置2との無線通信が可能であり、又前記端末通信部と前記位置測定装置3の通信部との間で該位置測定装置3との無線通信が可能となっている。更に、前記遠隔操縦機4は、前記飛行装置2の飛行、前記レーザスキャナ6の測距作動を遠隔操作可能であり、前記位置測定装置3による測定も遠隔操作可能となっている。
次に、図2、図3(A)、図4に於いて、前記飛行装置2について説明する。
前記飛行体5は、放射状に延出する複数で且つ偶数のプロペラフレーム13(図示では13a~13d)を有し、該プロペラフレーム13の中心は前記飛行装置2の中心となっている。各プロペラフレーム13の先端にそれぞれプロペラユニットが設けられる。該プロペラユニットは、前記プロペラフレーム13の先端に設けられたプロペラ14(図示では14a~14d)と、該プロペラ14を回転させるプロペラモータ15(15a~15d、図3(A)中では15a,15bのみ図示)とにより構成される。
又、前記飛行体5には、TOFカメラである前記カメラ9と、赤外線カメラである前記カメラ11が設けられている。前記カメラ9は、前記プロペラフレーム13aと前記プロペラフレーム13bとの間に設けられ、前記カメラ11は前記プロペラフレーム13cと前記プロペラフレーム13dとの間に設けられている。即ち、前記カメラ9と前記カメラ11は逆向きに設けられ、且つ各カメラ9,11の撮像光軸が合致する様に構成される。又、各カメラ9,11の撮像光軸は、前記飛行体5の基準点を通る様になっている。
尚、前記カメラ9と前記カメラ11は、それぞれ前記飛行体5の垂直軸心と直交する回転軸を中心に上下方向に回転可能としてもよい。
更に、前記飛行体5には、飛行制御装置16、IMU(慣性計測装置)17、傾斜センサ18が内蔵されている。
前記飛行制御装置16は、主に演算制御部19、記憶部21、飛行制御部22、プロペラモータドライバ部23、スキャナ制御部24、第1撮像制御部25、第2撮像制御部26、方向検出部27、傾斜検出部28、前記飛行体通信部12とを具備している。
尚、本実施例では、前記スキャナ制御部24が前記飛行制御装置16に含まれているが、別構成としてもよい。例えば、前記レーザスキャナ6内に前記スキャナ制御部24を設け、前記飛行体通信部12を介して前記飛行体5を前記レーザスキャナ6との間で制御信号の授受を行ってもよい。
前記記憶部21には、プログラム格納部とデータ格納部とが形成される。前記プログラム格納部には、前記カメラ9,11の撮影を制御する為の撮影プログラム、前記プロペラモータを制御する為の飛行制御プログラム、前記レーザスキャナ6による測距作動を制御する為の測距プログラム、前記IMU17の検出結果に基づき前記飛行体5の向きを演算する方向検出プログラム、前記傾斜センサ18の検出結果に基づき前記飛行体5の向きを演算する姿勢検出プログラム、取得したデータを前記遠隔操縦機4に送信し、又該遠隔操縦機4からの飛行指令や撮像指令を受信する為の通信プログラム等のプログラムが格納されている。
前記データ格納部には、前記カメラ9で取得した距離情報付画像データや前記カメラ11で取得した赤外画像データ、前記位置測定装置3で測定した位置データ、前記方向検出部27で検出した方向データ、前記傾斜検出部28で検出した姿勢データ、更に各データを取得した時の時間等のデータが格納される。
前記飛行制御部22は、飛行に関する制御信号に基づき、前記プロペラモータドライバ部23を介して、前記プロペラ14が所要の状態で回転する様に前記プロペラモータ15を駆動させる。これにより、前記飛行制御部22は、前記飛行体5を所定の方向に移動させることができると共に、前記飛行体5の位置を維持した状態で(ホバリングさせた状態で)、水平で直交する2軸を中心に前記飛行体5を3傾斜させることができると共に、前記2軸に直交する垂直軸心を中心に前記飛行体5を回転(旋回)させることができる。
前記スキャナ制御部24は、前記レーザスキャナ6の駆動を制御する。即ち、前記スキャナ制御部24は、測距光20の発光間隔、走査鏡29の回転速度等を制御し、該走査鏡29を介して前記測距光20を回転照射する。即ち、前記スキャナ制御部24は、前記レーザスキャナ6から照射される前記測距光20の点群間隔、点群密度を制御する。又、反射測距光30は、前記走査鏡29の回転角と関連づけられて前記演算制御部19に入力され、測距が実行される。
更に、図5(A)~図5(C)に示される様に、前記飛行体5を垂直軸心を中心に回転させつつ、前記走査鏡29を介して前記測距光20を走査させることで、360°全周の点群データが取得可能となる。尚、図5(A)~図5(C)中、ハッチング部分は前記レーザスキャナ6による測定範囲を示している。
前記第1撮像制御部25は、前記演算制御部19から発せられる制御信号に基づき、前記カメラ9の撮影を制御する。該カメラ9は、図3(A)に示される様に、TOFカメラ31と複数のビクセルアレイ32から構成される。該ビクセルアレイ32は、例えば4つ設けられ、各ビクセルアレイ32が同時に面発光する様に構成される。前記TOFカメラ31は、前記ビクセルアレイ32が測定範囲(撮像範囲)をパルス照射した際に、該測定範囲からの反射光をCMOSセンサ等の撮像素子で受光し、撮像素子の各画素毎に測距を行う様に構成されている。従って、前記カメラ9により、各画素毎に距離情報を有する画像を取得することができる。尚、各画素は、前記カメラ9の光軸が撮像素子を通過する点を原点とする直交座標によって、各画素の位置が特定される。各画素は、受光信号と共に画素座標を前記第1撮像制御部25に出力する。
前記第2撮像制御部26は、前記演算制御部19から発せられる制御信号に基づき、前記カメラ11の撮影を制御する。該カメラ11は赤外線カメラであり、撮像素子の各画素毎に温度情報を有する赤外線画像を取得する様構成されている。赤外線画像に基づき、例えば建造物の外壁の剥離等の不具合を検出することができる。又、前記カメラ11の光軸が撮像素子を通過する点を原点とする直交座標によって、各画素の位置を特定可能となっている。各画素は、受光信号と共に画素座標を前記第2撮像制御部26に出力する。
前記方向検出部27は、前記IMU17から発せられる検出信号に基づき、前記飛行体5の方向を検出する。該飛行体5には、予め基準方向が設定されており、前記IMU17は基準方向を基準とした回転角を検出できる様になっている。検出された回転角は、前記方向検出部27に出力される。
前記傾斜検出部28は、前記傾斜センサ18から発せられる検出信号に基づき、前記飛行体5の傾斜角、傾斜方向(姿勢)を検出する。前記傾斜センサ18としては、例えばチルトセンサや特許文献2に示される姿勢検出装置が可能であり、前記傾斜センサ18により鉛直姿勢に維持された前記シャフト7に対する前記飛行体5の傾斜角、傾斜方向を検出することができる。検出された姿勢は、前記傾斜検出部28に出力される。
前記演算制御部19は、前記記憶部21に格納された各種プログラムに基づき、測定対象物を前記測距光20で走査(測定)する為の各種制御を実行する。又、前記演算制御部19は、前記操縦信号や前記飛行体5の姿勢や回転角等に基づき、飛行に関する制御信号を演算し、前記飛行制御部22に出力する。
次に、図6を参照して、前記位置測定装置3について説明する。
該位置測定装置3は、主に測定制御装置33、望遠鏡部34(図1参照)、測距部35、水平角検出器36、鉛直角検出器37、水平回転駆動部38、鉛直回転駆動部39、広角カメラ41、望遠カメラ42等を具備している。
前記望遠鏡部34は、測定対象物を視準するものである。前記測距部35は、前記望遠鏡部34を介して前記測距光20を射出し、更に前記望遠鏡部34を介して前記測定対象物からの前記反射測距光30を受光し、測距を行うものである。即ち、前記測距部35は光波距離計としての機能を有する。又、前記望遠鏡部34は、前記広角カメラ41前記望遠カメラ42とを内蔵している。前記広角カメラ41は広画角、例えば30°を有し、前記望遠カメラ42は前記広角カメラ41よりも狭い画角、例えば5°を有している。尚、前記広角カメラ41の光軸と前記望遠カメラ42の光軸は、それぞれ前記測距光20の光軸と平行であり、各光軸間の距離は既知となっている。又は、前記広角カメラ41の光軸、前記望遠カメラ42の光軸、前記測距光20の光軸はそれぞれ合致している。
更に、前記測距部35は、プリズム測定を実行しつつ反射部、即ち前記全周プリズム8の追尾が可能である。該全周プリズム8の追尾を行なう際には、前記望遠鏡部34を介して、前記測距光20と同軸で追尾光が射出される。或は、前記広角カメラ41と前記望遠カメラ42のうちいずれかにて前記全周プリズム8を捉え、該全周プリズム8が常に前記カメラの画像中心に位置する様、前記水平回転駆動部38と前記鉛直回転駆動部39を制御してもよい。
前記水平角検出器36は、前記望遠鏡部34の視準方向の内、水平角を検出する。又、前記鉛直角検出器37は、前記望遠鏡部34の視準方向の内、鉛直角を検出する。前記水平角検出器36、前記鉛直角検出器37の検出結果は、前記測定制御装置33に入力される。
該測定制御装置33は、主に測距制御部44、測定演算処理部45、測定記憶部46、測定通信部47、モータ駆動制御部48、撮像制御部49等を有する。
前記測距制御部44は、前記測定演算処理部45からの制御信号に基づき、前記測距部35による前記全周プリズム8の測距動作を制御する。又、前記測定記憶部46には、前記全周プリズム8の測距を行う為の測定プログラム、該全周プリズム8の追尾を行う為の追尾プログラム、前記広角カメラ41と前記望遠カメラ42の撮像を行う為の撮像プログラム、前記飛行装置2及び前記遠隔操縦機4と通信を行う為の通信プログラム等のプログラムが格納されている。又、前記測定記憶部46には、前記全周プリズム8の測定結果(測距結果、測角結果)が格納される。
前記測定通信部47は、前記全周プリズム8を測定した結果(該全周プリズム8の斜距離、水平角、鉛直角)をリアルタイムで前記遠隔操縦機4に送信する。
前記モータ駆動制御部48は、前記全周プリズム8に前記望遠鏡部34を視準させる為に、或は前記全周プリズム8を追尾させる為に、前記水平回転駆動部38、前記鉛直回転駆動部39を制御し、前記望遠鏡部34を水平方向に、或は鉛直方向に回転させる。
前記撮像制御部49は、前記広角カメラ41と前記望遠カメラ42の撮像を制御する。尚、前記位置測定装置3が前記全周プリズム8を追尾している状態では、前記飛行体5は常に前記広角カメラ41と前記望遠カメラ42で取得される画像内に位置する様になっている。
前記位置測定装置3は、前記全周プリズム8を追尾しつつ測距し、測距結果と前記水平角検出器36、前記鉛直角検出器37の検出結果に基づき、前記全周プリズム8の3次元座標をリアルタイムで測定する。又、測定した前記全周プリズム8の3次元座標と、該全周プリズム8から前記飛行体5の基準点迄の既知の距離に基づき、前記飛行体5の3次元座標が求められる。
図7は、前記遠隔操縦機4の概略構成、及び前記飛行装置2と前記位置測定装置3と前記遠隔操縦機4の関連を示す図である。
前記遠隔操縦機4は、演算機能を有する端末演算処理部51、端末記憶部52、端末通信部53、操作部54、表示部55を有している。
前記端末演算処理部51は、クロック信号発生部を有し、前記飛行装置2から受信した画像データ、座標データ等をそれぞれクロック信号に関連付ける。又、前記端末演算処理部51は、受信した各種データを前記クロック信号に基づき時系列のデータとして処理し、前記端末記憶部52に保存する。
該端末記憶部52には、前記飛行装置2や前記位置測定装置3と通信を行う為の通信プログラム、前記位置測定装置3の設置位置の3次元座標に基づき、前記全周プリズム8の3次元座標を演算する為のプログラム、該全周プリズム8の3次元座標や前記飛行装置2から受信した測定結果等に基づき測定点(測定対象物)の3次元座標を演算する為のプログラム、操作画面や測定結果、各カメラで取得された画像等を表示する為の表示プログラム、タッチパネル等を介して指示を入力する為の操作プログラム等のプログラムが格納される。
前記端末通信部53は、前記飛行装置2との間、前記位置測定装置3との間で通信を行う。又、前記操作部54は前記表示部55と一体に設けられたコントローラのボタン等を介して各種指示を入力し、前記飛行体5の操作を行う。
前記表示部55は、前記カメラ9で取得された距離情報付画像、前記カメラ11で取得された赤外線画像、前記広角カメラ41で取得された広角カメラ画像、前記望遠カメラ42で取得された望遠カメラ画像、前記位置測定装置3で取得された測定結果を示す測定結果画面等が表示される。
尚、前記表示部55の全てをタッチパネルとしてもよい。該表示部55が全てタッチパネルである場合には、前記操作部54を省略してもよい。この場合、前記表示部55には前記飛行体5を操作する為の操作パネルが設けられる。
次に、図8を参照し、前記測量システム1を用いた測定について説明する。尚、図8は、ビル等の構造物を測定対象物56とし、該測定対象物56の全周の3次元点群データを取得している。
先ず、前記飛行体5の向きを既知の基準方向に合わせた状態で、前記遠隔操縦機4を介して、前記飛行体5を前記測定対象物56を測定する為の複数の測定地点に向って順次飛行させる。ここで、各測定地点は、取得される点群データが所定範囲オーバラップする様に設定される。
尚、前記測定地点への飛行は、前記遠隔操縦機4の操作パネルを介して前記飛行体5を手動で操作してもよいし、設計図面に基づき予め設定された飛行プログラムにより前記飛行体5を自動で飛行させてもよい。
又、前記飛行体5の飛行開始と並行して、前記位置測定装置3による全周プリズム8の測定及び追尾を開始する。前記位置測定装置3による前記全周プリズム8の測定結果は、前記飛行体通信部12及び前記端末通信部53を介して前記遠隔操縦機4に常時送信される。
前記飛行体5の飛行中、該飛行体5の姿勢に拘らず、前記シャフト7は重力の作用で常時鉛直に維持される。前記演算制御部19は、前記傾斜検出部28により検出された傾斜角及び傾斜方向に基づき、前記飛行体5の姿勢を演算する。尚、前記傾斜検出部28は、常時前記飛行体5の傾斜角、傾斜方向を検出しており、演算された前記飛行体5の姿勢は前記飛行体通信部12及び前記端末通信部53を介して前記遠隔操縦機4に常時送信される。
又、前記飛行体5の飛行中、前記演算制御部19は、前記方向検出部27により検出された回転角に基づき、基準方向に対する前記飛行体5の回転角、即ち該飛行体5の方位角を演算する。
上記した前記飛行体5の傾斜角、方位角の演算は、飛行開始から常時実行され続ける。前記演算制御部19は、演算された傾斜角、方位角及び前記位置測定装置3による前記飛行体5の測定結果に基づき、前記飛行体5の姿勢や飛行状態を制御する(オプティカルフロー)。
前記飛行体5が前記第1測定地点57に到達すると、前記演算制御部19は、前記記憶部21に格納されたプログラムに基づき、前記測定対象物56に対する測定処理を実行する。即ち、前記演算制御部19は、前記測距光20が前記測定対象物56に照射される様、前記プロペラ14を回転させ、前記飛行体5を垂直軸心を中心に回転させると共に、前記レーザスキャナ6の前記走査鏡29を駆動させ、前記測距光20で前記測定対象物56を走査(スキャン)する。前記第1測定地点57での前記レーザスキャナ6による測定により、第1測定範囲58内に位置する前記測定対象物56のうち、前記測距光20を照射可能な部位(前記測定対象物56等に遮られない部位)の点群データを取得できる。
取得された測定対象物56の点群データは、取得した位置(前記第1測定地点57)と関連付けられて前記位置測定装置3に送信される。前記測定制御装置33は、設置位置の3次元座標と、前記第1測定地点57での前記全周プリズム8の測定結果に基づき、前記第1測定地点57で取得された点群データを前記位置測定地点3の設置位置を基準とした点群データへと変換する。変換された点群データは前記遠隔操縦機4へと送信される。
前記第1測定地点57での測定完了後、前記飛行体5は、前記遠隔操縦機4を介して、或は予め設定された飛行プログラムに基づき、第2測定地点59へと飛行される。前記飛行体5が前記第2測定地点59に到着すると、前記演算制御部19は、前記記憶部21に格納されたプログラムに基づき、前記測定対象物56に対する測定処理を実行する。前記演算制御部19は、前記測距光20が前記測定対象物56に照射される様、前記プロペラ14を回転させ、前記飛行体5を垂直軸心を中心に回転(旋回)させると共に、前記レーザスキャナ6の前記走査鏡29を駆動させ、前記測距光20で前記測定対象物56を走査(スキャン)する。前記第2測定地点59での前記レーザスキャナ6による測定により、第2測定範囲61内に位置する前記測定対象物56のうち、前記測距光20を照射可能な部位の点群データを取得できる。
取得された点群データは、前記第2測定地点59と関連付けられて前記位置測定装置3に送信される。該位置測定装置3は、設置位置の3次元座標と、前記第2測定地点59での前記全周プリズム8の測定結果に基づき、前記点群データを前記位置測定装置3の設置位置を基準とした点群データへと変換する。変換されたデータは前記遠隔操縦機4へと送信される。
前記第2測定地点59での測定完了後、前記飛行体5は、前記遠隔操縦機4を介して、或は予め設定された飛行プログラムに基づき、第3測定地点62へと飛行される。前記飛行体5が前記第3測定地点62に到着すると、前記演算制御部19は、前記記憶部21に格納されたプログラムに基づき、前記測定対象物56に対する測定処理を実行する。前記演算制御部19は、前記測距光20が前記測定対象物56に照射される様、前記プロペラ14を回転させ、前記飛行体5を旋回させると共に、前記レーザスキャナ6の前記走査鏡29を駆動させ、前記測距光20で前記測定対象物56を走査(スキャン)する。前記第3測定地点62での前記レーザスキャナ6による測定により、第3測定範囲63内に位置する前記測定対象物56のうち、前記測距光20を照射可能な部位の点群データを取得できる。
取得された点群データは、前記第3測定地点62と関連付けられて前記位置測定装置3に送信される。該位置測定装置3の前記測定制御装置33は、設置位置の3次元座標と、前記第3測定地点62での前記全周プリズム8の測定結果に基づき、前記点群データを前記位置測定装置3の設置位置を基準とした点群データへと変換する。変換されたデータは前記遠隔操縦機4へと送信される。
該遠隔操縦機4の前記端末演算処理部51は、各測定地点57,59,62で取得された各点群データのレジストレーションを実行し、前記測定対象物56の全周の3次元点群データを作成する。
尚、各点群データのレジストレーションは、各測定地点での前記位置測定装置3の測定結果と、前記方向検出部27が検出した各測定地点での基準方向に対する回転角に基づき行ってもよいし、各点群データの点群形状に基づき行ってもよい。或は、これらを組合わせてレジストレーションを実行してもよい。
又、上記では、3箇所の測定地点57,59,62から前記測定対象物56を測定し、該測定対象物56の全周の点群データを取得しているが、測定地点の数は前記測定対象物56の大きさに基づき適宜設定される。
又、上記では、点群データの変換を測定制御装置33で行い、点群データのレジストレーションを前記端末演算処理部51で実行しているが、各処理は前記演算制御部19、前記測定制御装置33、前記端末演算処理部51のいずれで行ってもよい。
点群データと共に画像が必要な場合は、前記飛行体5を前記測定対象物56に接近させ、前記カメラ9により前記測定対象物56の画像を取得する。又、前記測定対象物56の壁面の不具合等を確認する場合には、前記カメラ11により前記測定対象物56の画像を取得する。
又、例えば測定対象物56が小さい等、該測定対象物56が前記ビクセルアレイ32の光が到達可能な距離にあり、且つ前記測定対象物56全体が前記カメラ9の画角内に位置する場合は、前記レーザスキャナ6を用いずに前記カメラ9のみで前記測定対象物56の距離データ付画像(3次元画像)を取得してもよい。又、前記測定対象物56全体が数枚程度の3次元画像に収まる場合でも、前記カメラ9を適用可能である。
図9は、前記測量システム1を用いた他の測定例を示している。尚、図9は、トンネル等の屋内を測定対象物64とし、該測定対象物64内部の3次元点群データを取得している。
前記測定対象物64を測定する場合には、前記位置測定装置3で前記全周プリズム8の測定及び追尾を実行し、前記レーザスキャナ6で2次元スキャンを実行しつつ、予め設定された飛行ルートに沿って自動で前記飛行体5を等速で飛行させるか、前記遠隔操縦機4を介して前記飛行体5を等速で飛行させることで、前記測定対象物64の3次元点群データを取得することができる。
前記測定対象物64を測定する場合でも、点群データと共に画像が必要な場合や、前記測定対象物56の壁面の不具合等を確認する場合には、前記カメラ9,11により前記測定対象物56の画像が取得される。
上述の様に、第1の実施例では、前記飛行体5の中心部に1軸の前記レーザスキャナ6が設けられ、該レーザスキャナ6からの前記測距光20の射出位置は、前記飛行体5の垂直軸心上に位置している。
従って、前記飛行体5を水平姿勢に維持した状態で、垂直軸心を中心に回転させ、更に前記レーザスキャナ6で前記測距光20を走査することで、前記飛行体5の位置を変更することなく全周に前記測距光20を走査することができるので、前記飛行装置2は1軸の前記レーザスキャナ6の測定範囲以上の測定範囲を測定することができ、測定範囲を拡大させることができる。
又、前記走査鏡29の回転と前記飛行体5の回転との協動により、360°全周の点群データを取得可能であるので、前記飛行体5に搭載するレーザスキャナは1軸のレーザスキャナでよく、製作コストの低減を図ることができる。
又、測定範囲が拡大されることで、測定対象物の全周を測定する際の測定地点の数を低減することができ、測定時間の短縮を図ることができる。
又、前記飛行体5に前記カメラ9,11を設けているので、前記測定対象物56,64の点群データ以外のデータを取得でき、作業性を向上させることができると共に、前記測定対象物56,64によっては前記レーザスキャナ6による測定を省略できるので、作業時間の短縮を図ることができる。
尚、第1の実施例では、前記カメラ9,11としてTOFカメラと赤外線カメラを用いているが、この組合わせに限られるものではない。例えば、前記カメラ9,11を共にTOFカメラとしてもよいし、共に赤外線カメラとしてもよい。或は、カメラに代えて、ラインレーザを照射する発光部を設け、光切断法により前記測定対象物56,64の表面形状を測定する測定器を設けてもよいし、前記測定対象物56,64にTHz帯の電磁波を照射し、該測定対象物56,64の内部構造を測定する測定器を設けてもよい。更に、前記測定対象物56,64との衝突を防止する為、該測定対象物56,64との距離を測定可能なLiDAR(Light Detection And Ranging)をカメラとして設けてもよい。
又、第1の実施例では、前記シャフト7の下端に前記全周プリズム8を設けているが、図3(B)に示される様に、全周プリズム8に代えて球状の反射部65を設けてもよい。
該反射部65は、既知の径を有する鉄球に高反射膜、例えばアルミ膜が貼付けられた構成となっている。前記反射部65を測定する場合、前記測距光20が前記反射部65で正反射した場合のみ、即ち、前記測距光20の光軸の延長線上に前記反射部65の中心が位置する場合のみ、前記反射測距光30を受光することができる。
従って、前記反射部65の測定結果と該反射部65の既知の径に基づき、該反射部65の3次元座標を高精度に求めることができる。
尚、上記では、前記反射部65を鉄球としているが、高反射膜を貼付け可能な球体であれば他の物質でもよい。
次に、図10、図11(A)、図12に於いて、本発明の第2の実施例について説明する。尚、図10、図11(A)中、図1、図3(A)中と同等のものには同符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施例に於ける飛行装置66は、飛行体67の下面から下方に突出する様設けられた複数のシャフト68(図示では68a~68d)を有している。又、各シャフト68の下端には、それぞれ反射部としての全周プリズム69(図示では69a~69d)が設けられている。尚、図10中、前記シャフト68と前記全周プリズム69はそれぞれ4つ設けられているが、前記シャフト68と前記全周プリズム69は少なくとも3つあればよい。
各全周プリズム69の中心間の位置関係は既知であり、各全周プリズム69の中心を結んで形成される平面は、前記飛行体67の基準点と既知の位置関係となっている。又、前記平面の中心を通る法線が前記飛行体67の垂直軸心と合致する様に、各全周プリズム69の位置が設定される。
又、第2の実施例に於ける位置測定装置71は、既知の3次元座標を有する点に設けられたレーザスキャナとなっている。前記位置測定装置71は、各全周プリズム69を順次測定しつつ追尾する。各全周プリズム69の3次元座標を測定することで、各全周プリズム69の中心を結んで得られた平面と、該平面の中心を通る法線を演算することができる。更に、該法線の傾き(傾斜角、傾斜方向)に基づき前記飛行体67の姿勢を演算することができる。
前記位置測定装置71に於いて、前記測距光20を走査する為の走査ミラー72は、例えば直交する2軸(X軸及びY軸)方向に傾動自在なMEMSミラーであり、所望の方向に所望の角度で2次元に往復傾動可能となっている。尚、前記走査ミラー72と傾斜可能な範囲は、例えば2軸方向に±30°となっている。
前記位置測定装置71に於いて、測定制御装置73のミラー駆動制御部74は、前記走査ミラー72で反射される前記測距光30が所定のスキャン中心で所定の範囲を2次元に面スキャン(ラスタスキャン)する様、前記走査ミラー72を所定角度範囲で所定方向に往復傾動させる。又、前記ミラー駆動制御部74は、全スキャン範囲内の複数箇所で、部分的にスキャン(局所スキャン)する場合、スキャン中心を順次変更しながら局所スキャンし、複数箇所で同時に局所スキャンされたのと同様の制御を行う。
前記位置測定装置71は、各全周プリズム68を少なくとも1つ含む様順次局所スキャンを実行することで、各全周プリズム68を追尾しつつ測距できる。前記位置測定装置71は、測距結果と水平角検出器36、鉛直角検出器37、前記走査ミラー72の角度を検出する傾斜角検出器75の検出結果に基づき、各全周プリズム68の3次元座標をリアルタイムで測定する。
又、各全周プリズム68の測定結果に基づき各全周プリズム68の中心を結んで形成された平面を演算し、該平面の法線を演算し、該法線に基づき前記飛行装置66(飛行体67)の姿勢をリアルタイムで演算する。
又、各全周プリズム68を順次測定することで、前記平面も順次演算される。従って、時間的に隣接する前記平面間の回転変位を順次演算することで、初期位置に対する前記平面の相対回転角、即ち前記飛行装置2の基準方向に対する相対方位角を演算することができる。
第2の実施例では、前記飛行体67の所定位置に4つの全周プリズム68a~68dが設けられ、該全周プリズム68a~68dの測定結果に基づき、各全周プリズム68の中心を結んだ直線で形成される平面及び法線を演算し、該法線に基づき前記飛行体67の傾きを演算することができる。又、時間的に隣接する前記平面の回転変位に基づき、前記飛行体67の相対回転角を演算することができる。従って、該飛行体67が傾斜していた場合であっても、或は前記飛行体67が回転していた場合であっても、演算された前記飛行体67の傾き及び方位に基づき前記レーザスキャナ6の測定結果を補正することができる。
又、第2の実施例では、前記全周プリズム68a~68dを順次局所スキャンし、測定することで、前記飛行装置66を追尾している。又、前記飛行装置66の追尾と並行して、該飛行装置66の姿勢及び方位をリアルタイムで演算している。
尚、図11(B)に示される様に、第2の実施例に於いても前記全周プリズム68に代えて球状の反射部76(図11(B)中では76a,76b)を設けてもよい。該反射部76を用いることで、前記飛行装置66の3次元座標を高精度に求めることができる。
1 測量システム
2 飛行装置
3 位置測定装置
4 遠隔操縦機
5 飛行体
6 レーザスキャナ
8 全周プリズム
9 カメラ
11 カメラ
16 飛行制御装置
20 測距光
33 測定制御装置
56 測定対象物
57 第1測定地点
59 第2測定地点
62 第3測定地点
65 反射部
66 飛行装置
67 飛行体
71 位置測定装置

Claims (7)

  1. 遠隔操縦可能であり、飛行体と測定器を有する飛行装置と、該飛行装置の位置測定が可能な位置測定装置と、前記飛行装置の飛行を制御し、該飛行装置及び前記位置測定装置と無線通信可能な遠隔操縦機とを有する測量システムであって、前記飛行体は垂直軸心を中心に回転可能に構成され、前記測定器は前記垂直軸心を含む平面内で1次元に測距光を回転照射可能な1軸のレーザスキャナであり、前記飛行装置は前記測距光を回転照射しつつ前記飛行体を回転させて全周の点群データを取得可能に構成された測量システム。
  2. 前記遠隔操縦機は、予め設定された複数の測定地点で前記飛行装置に測定対象物の点群データを取得させ、各測定地点で取得された各点群データのレジストレーションを実行する様構成された請求項1に記載の測量システム。
  3. 前記飛行体は該飛行体の基準点に対して既知の位置に設けられた反射部を有し、前記位置測定装置は前記反射部を追尾しつつ測定可能に構成された請求項1又は請求項2に記載の測量システム。
  4. 前記反射部は少なくとも3つ設けられ、前記位置測定装置は前記反射部のうちの少なくとも1つを含む局所スキャンを各反射部に対して順次実行し、各反射部を測定可能に構成され、前記位置測定装置は、各反射部の測定結果に基づき、各反射部の中心により形成される平面と、該平面の法線を演算し、前記平面及び前記法線に基づき前記飛行装置の姿勢及び方位を演算する様構成された請求項3に記載の測量システム。
  5. 前記反射部は、再帰反射性を有する全周プリズムである請求項3又は請求項4に記載の測量システム。
  6. 前記反射部は、全周に高反射膜が貼付けられた球体である請求項3又は請求項4に記載の測量システム。
  7. 前記飛行装置は、前記飛行体の側面に少なくとも1つ設けられたカメラを有する請求項1~請求項6のうちのいずれか1項に記載の測量システム。
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