JP2023139931A - 車両状態認識装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023139931000001
【課題】車両に搭乗する乗員の状態を正確に認識できる車両状態認識装置を提供する。
【解決手段】車両状態認識装置11は、撮影部21と、反射部17と、演算制御部26と、を主要に具備する。撮影部21は、車両10の車室16の内部を撮影する。反射部17は、車室16に配設され、撮影部21により検出できる光線を反射することで、車室16の車室前部に配置された車両部材を映し出す。撮影部21は、反射部17を含む車室16を撮影することにより車室画像24を生成する。演算制御部26は、車室画像24に含まれる反射部17を撮影した部分に基づいて、車室16の内部の状態を認識する。
【選択図】図1B

Description

本発明は、車両状態認識装置に関する。
従来の車両または乗員の状態を監視する装置として、例えば、以下の特許文献に記載の構造が知られている。
特許文献1に記載された車載監視制御装置は、車両の内部にミラー部を設け、撮像取得部により、車両内部及びミラー部に映る画像を取得する。操作者特定部は、撮像取得部が取得する撮像映像に基づいて、車両の乗員の視線、顔向き、または手を検知する。更に、操作者特定部は、撮像取得部が取得する撮像映像及び検知部が検知する視線、顔向き、または手に基づいて、車両の内部の操作機器を操作する乗員を特定する。
特許文献2に記載された車載カメラ装置では、平面ミラーまたは凸面ミラーに映し出された景色をカメラによって撮影する。ミラーは、平面ミラーに備えられた支持部材を介してモータによって駆動されることで、撮影範囲が変更される。カメラで撮影された画像のデータは制御部に出力される。制御部は、カメラから入力されるミラーを介して撮影された車室内の画像のデータに基づき、運転者の脇見運転防止処理、防犯処理、エマージェンシー処理がなされる。
特開2020-157938号公報 特開2005-206025号公報
しかしながら、前述した各特許文献に記載された発明では、車両または乗員の状態をより正確に認識する観点から改善の余地があった。
具体的には、前述した各特許文献に記載された発明では、ミラーを介して撮影することで、車両走行中における車室内または乗員の状態を監視することを実現している。しかしながら、ダッシュボードまたはその近傍に配置された機器を、係る発明により直接的に検知することは簡単ではない。よって、前述した各特許文献に記載された発明では、車両走行中に於いて乗員が注視する状況を、正確に把握することが難しい課題があった。
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、車両に搭乗する乗員の状態を正確に認識できる車両状態認識装置を提供することにある。
本発明の車両状態認識装置は、車両の車室の内部を撮影する撮影部と、前記車室に配設され、前記撮影部により検出できる光線を反射することで、前記車室の前部に配置された車両部材を映し出す反射部と、演算制御部と、を具備し、前記撮影部は、前記反射部を含む前記車室を撮影することにより車室画像を生成し、前記演算制御部は、前記車室画像に含まれる前記反射部を撮影した部分に基づいて、前記車室前部の状態を認識することを特徴とする。
本発明の車両状態認識装置によれば、車室画像に含まれる反射部を撮影した部分に基づいて、車室前部に配設された車両部材の状態を認識することにより、撮影部の死角となる部分の車両部材の状態を認識することができる。例えば、乗員が、車両のダッシュボード等に配設された携行機器を注視して脇見を行った場合に、当該脇見を検知して報知することにより、車両走行時の安全性を向上できる。
本発明の実施形態に係る車両状態認識装置を備えた車両を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る車両状態認識装置を備えた車両の車室の内部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両状態認識装置の接続構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る車両状態認識装置において乗員の状態を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る車両状態認識装置において、乗員の状態を監視する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る車両状態認識装置において、乗車前車室画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る車両状態認識装置において、乗車後車室画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る車両状態認識装置において配置領域および非配置領域の一例を示す図である。 本発明の他形態に係る車両状態認識装置において配置領域および非配置領域の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両状態認識装置11を図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、同一の部材には原則的に同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
図1Aは、車両状態認識装置11を備えた車両10を示す側面図である。図1Bは、車両状態認識装置11を備えた車両10の車室内前部を示す図である。
車両状態認識装置11は、車両10の車室16の前部および乗員18の状態を認識するための装置である。車両状態認識装置11は、撮影部21と、反射部17と、演算制御部26と、を主要に具備する。車両状態認識装置11の具体的な機能および構成は、図2以降の図を参照して後述する。ここで、車室16の前部とは、例えば、ダッシュボード19およびその近傍を含む。
車両10は、例えば、自動車や電車等である。具体的には、車両10は、例えば、エンジン搭載車両、EV(Electrical Vehicle)、HEV(Hybrid Electrical Vehicle)またはPHEV(Plug-in Hybrid Electrical Vehicle)である。
運転席であるシート13には、車両10を運転する乗員18が着座している。乗員18は、ステアリングハンドル14、図示しないブレーキペダルおよびアクセルペダル等を操作することで、車両10を運転する。
車体28の前方部分にはフロントガラス12が配設されている。
図1Bに示すように、車室16の前部を構成するダッシュボード19の左右方向中央付近には、ディスプレイ15が配設されている。ディスプレイ15は、車外気温、エアコンの作動状況などの車両10に関する情報を一括して表示するマルチファンクションディスプレイであり、後述する警報を表示する報知部27としても機能している。ここで、報知部27としては、警報音を発するスピーカが採用されてもよい。
撮影部21は、車両10の車室16の内部を撮影する。撮影部21は、ディスプレイ15よりも上方のダッシュボード19に、車両10を運転する乗員18の頭部31等を撮像できるように配設される。撮影部21は、DMS(Driver Monitor System)と称される。撮影部21は、例えば赤外線カメラ等である。
反射部17は、車室16に配設され、撮影部21により検出できる光線を反射することで、車室16の車室前部に配置された車両部材を映し出す。反射部17は、ここでは、乗員18またはシート13の後方側において、車室16の天井またはその近傍に配設される。反射部17は、前面部分に反射面を有する。反射部17は、車室16の前部、即ちダッシュボード19およびその近傍を映し出すことができるように配設される。反射部17は、撮影部21が受光できる光線、例えば赤外線を反射する。
ステアリングハンドル14の上方部分の奥側にはメータ類23が配設される。メータ類23には、車速、エンジンの回転速度等が表示される。
車両状態認識装置11は、車両10を運転する乗員18の状態を撮影部21で認識し、乗員18が脇見等をしていると判断したら、その旨を乗員18に報知する。このようにすることで、乗員18は、後述する報知部27からの報知により、自らの状態を認識することができ、脇見をしている状態から、運転動作に集中している通常状態に復帰することができる。かかる動作に関しては、図4のフローチャート等を参照して後述する。
図2は、車両状態認識装置11の接続構成を示すブロック図である。
車両状態認識装置11は、演算制御部26、撮影部21、記憶部25、ディスプレイ15および報知部27を、主に有する。
演算制御部26は、CPU、RAMおよびROM等を有する。演算制御部26の入力側端子は、撮影部21および記憶部25に接続される。演算制御部26の出力側端子は、ディスプレイ15および報知部27に接続される。後述するように、演算制御部26は、車室画像24に基づいて、乗員18の状態を認識する。
撮影部21は、反射部17を含む車室16を撮影することにより車室画像24を生成する。また、撮影部21は、車両10に搭乗する乗員18も撮影する。撮影部21は、例えば赤外線カメラであり、日中および夜間において乗員18および反射部17を撮影することができる。
記憶部25は、例えば、RAMおよびROMを有する半導体記憶装置であり、車室画像24を記憶する。車室画像24は、乗車前車室画像241と、乗車後車室画像242とを含む。車室画像24は、撮影部21により車室16を撮影した画像である。乗車前車室画像241は、撮影部21により、乗員18が搭乗する前の車室16を撮影した画像である。乗車後車室画像242は、撮影部21により、乗員18が搭乗した後の車室16を撮影した画像である。
記憶部25が、車両状態認識装置11の動作に先行して、乗車前車室画像241を記憶することで、携行機器22がダッシュボード19に載置されていない状態を学習した効果が得られる。また、記憶部25は、乗員18がダッシュボード19に携行機器22を載置する動作を示す映像を記憶することもできる。
ディスプレイ15は、前述したとおり、車両10に関連する各種情報等を映し出す表示装置である。
報知部27は、例えば、車体28に配設されたスピーカであり、乗員18が脇見をしていると判断したら、その旨を発音することにより乗員18に報知する。
以上が車両状態認識装置11の概略構成である。後述するように、車両状態認識装置11によれば、車室画像24に含まれる反射部17を撮影した部分に基づいて車室16の内部の状態を認識することにより、撮影部21の死角となる部分に配置された携行機器22を認識することができる。よって、後述するように、乗員18が携行機器22を凝視することで脇見をしている状態を容易に検知して報知することができる。
図3は、車両10のシート13に着座する乗員18の状態を示す模式図である。前述した撮影部21は、乗員18の頭部31に備えられた眼球20を撮影する。更に、前述した演算制御部26は、頭部31または眼球20を撮影した映像から、乗員18が注視している注視方向や、その視点の三次元座標等を算出する。例えば、演算制御部26は、撮影部21で撮影した眼球20の瞳の位置等から、注視方向や三次元座標等を算出する。
図4は、車両状態認識装置11において、乗員18の状態を監視する方法を示すフローチャートである。図4に基づき、前述した各図を参照しつつ、車両状態認識装置11により乗員18の状態としての脇見等を認識する方法を説明する。
ステップS10では、乗員18が、車両10に搭乗し、シート13に着座する。ここで、図2を参照して説明したように、乗員18が着座する前に、撮影部21は、反射部17を含む車室16の内部を撮影し、乗車前車室画像241として記憶部25に記憶する。乗車前車室画像241の一例を図5Aに示す。
ステップS11では、車両10が走行を開始する。即ち、乗員18が、ステアリングハンドル14等を操作して運転動作を実行することで、車両10が走行する。
ステップS12では、演算制御部26は、撮影部21により車室16およびシート13を撮影する。図5Bに、撮影部21で撮影することにより生成される乗車後車室画像242を示す。乗車後車室画像242には、反射部17および乗員18が映り込んでいる。乗車前車室画像241の反射部17が映り込んだ部分には、反射部17により反射する車両前部であるダッシュボード19およびその近傍の状態が反映される。よって、乗車前車室画像241の反射部17が映り込んだ部分を解析することにより、車室16のダッシュボード19およびその近傍の状態を検知できる。
ステップS13では、乗車前車室画像241と乗車後車室画像242とを比較する。具体的には、乗車前車室画像241の反射部17が映り込んだ部分と、乗車後車室画像242の反射部17が映り込んだ部分との差分を取る。前述したように、反射部17は、車室16の車両前部であるダッシュボード19およびその近傍を反射している。よって、乗車前車室画像241の反射部17が映り込んだ部分と、乗車後車室画像242の反射部17が映り込んだ部分との差分を取ることで、ダッシュボード19およびその近傍における状態の変化を検知できる。本ステップでは、乗車前車室画像241と乗車後車室画像242とを比較することにより、ダッシュボード19における携行機器22の有無を判断することができる。
ステップS14では、機器である携行機器22がダッシュボード19の近傍に存在するか否かを判断する。例えば、乗員18がシート13に着座した後に、ダッシュボード19およびその近傍に、スマートフォン等の携行機器22を配置することがある。この場合、図5Aの乗車前車室画像241の反射部17と、図5Bの乗車前車室画像241の反射部17とで、映し出されるダッシュボード19およびその近傍の状況が異なる。即ち、乗車前車室画像241の反射部17には携行機器22が存在せず、乗車前車室画像241の反射部17には携行機器22が存在する。よって、乗車前車室画像241と乗車後車室画像242との差分を取ることより、ダッシュボード19に携行機器22が存在するか否かを判断できる。
ステップS14でYESの場合、即ち、携行機器22が存在すると判断したら、演算制御部26はステップS16に移行する。
ステップS14でNOの場合、即ち、携行機器22が存在しないと判断したら、演算制御部26はステップS15に移行する。
ステップS15では、演算制御部26は、脇見の有無を判断する際の判断基準を均一とする。即ち、演算制御部26は、図5Bに示した乗車前車室画像241に映り込んだ乗員18の状況に基づいて、脇見の有無を判断する際に、特定の範囲に於いて、脇見の可能性を変化させることはない。このようにすることで、携行機器22がダッシュボード19に設置されない際に、脇見を正確に検知できる。
ステップS16では、演算制御部26は、脇見の有無を判断する際の判断基準を非均一とする。
図6を参照して、ステップS16を詳述する。図6は、携行機器22が載置された場合に於いて、ダッシュボード19およびその近傍を映し出す画像である。
本実施形態では、ダッシュボード19に携行機器22が確認された場合、演算制御部26は、携行機器22の二次元または三次元における座標を算出する。更に、演算制御部26は、車両前方を撮影した視野を、配置領域29と、非配置領域30に区分する。配置領域29は、携行機器22が配置される領域およびその近傍である。非配置領域30は、携行機器22が配置されない領域である。図6では、配置領域29を点線で囲んだ領域として示しており、それ以外の領域が非配置領域30に該当する。
演算制御部26は、乗員18の状態を判断する基準を異ならせる。具体的には、演算制御部26は、配置領域29では、脇見を検出する確率を高くする。脇見を検知する方法として、乗員18の視線を用いる方法がある。即ち、乗員18の眼球20の位置を解析し、算出される乗員18の視線の方向が、配置領域29を向けば、乗員18は脇見をしていると判断する。また、別の方法として、乗員18が配置領域29を凝視する時間が閾値時間を超えると脇見と判断する方法がある。この方法により脇見を検知する場合、演算制御部26は、配置領域29において当該閾値時間を短くする。このようにすることで、配置領域29において、より効果的に乗員18の脇見を検知し、これに基づいて後述するように報知することで、脇見の続行を抑制して運転時の安全性を向上できる。
一方、演算制御部26は、非配置領域30では、脇見を検出する確率を低くする。例えば、演算制御部26は、算出される乗員18の視線が、非配置領域30を向いていれば、脇見をしていないと判断することができる。また、前述した閾値時間を用いて脇見を判断する場合は、演算制御部26は、非配置領域30において当該閾値時間を長くする。このようにすることで、非配置領域30において、脇見を検知する確率が低くなる。よって、演算制御部26が脇見を誤検出することを抑制し、総合的には脇見を精度高く検知することができる。
ステップS17では、演算制御部26は、乗員18が脇見を行っているか否かを判断する。例えば、演算制御部26は、撮影部21により乗員18を含む車室16の画像を撮影する。更に、演算制御部26は、眼球20を撮影した画像部分に基づいて、乗員18の視線の方向を推定する。更に、演算制御部26は、乗員18の視線が、車外前方等を向いていれば、乗員18は脇見をしていないと判断する。一方、演算制御部26は、乗員18の視線が、車外前方以外の部分、例えば携行機器22を含む配置領域29を向いていれば、乗員18は脇見をしていると判断する。当該判断を行う際に、前述したように、ステップS15の場合と、ステップS16の場合とで、判断基準を異ならせている。
ステップS17でYESの場合、即ち、乗員18が脇見をしていると判断した場合は、演算制御部26は、ステップS18に移行する。
ステップS17でNOの場合、即ち、乗員18が脇見をしていないと判断した場合は、演算制御部26は、ステップS21に移行し、報知は行わない。
ステップS18では、演算制御部26は、乗員18に報知する。具体的には、演算制御部26は、報知部27であるスピーカ等から、脇見を是正するための音声や警告音を発音する。また、報知部27としては、ディスプレイ15を採用することもでき、この場合は、脇見を是正するための画像が、ディスプレイ15に表示される。報知部27を介して乗員18に報知することで、乗員18が脇見することを是正することができ、運転時の安全性を向上できる。
ステップS19では、演算制御部26は、乗員18が脇見を継続しているかを判断する。ステップS19における処理は、前述したステップS17と同様である。
ステップS19でYESの場合、即ち、乗員18が脇見を続行している場合は、演算制御部26は、ステップS18に戻り、報知を続行する。
ステップS19でNOの場合、即ち、乗員18が脇見を止めた場合は、演算制御部26は、ステップS20に移行する。
ステップS20では、演算制御部26は、報知部27による報知を終了する。
ステップS21では、乗員18は、車両10の走行を終了する。即ち、乗員18は、車両10を停止させる。
以上が、車両状態認識装置11を用いて、乗員18の状態の一例である脇見を検知する方法に関する説明である。
車両状態認識装置11によれば、車室画像24に含まれる乗員18、および、反射部17により検知した車両部材の状態に基づいて、乗員18の状態を正確に認識することが出来る。具体的には、演算制御部26により、乗員18が脇見をしているか否かを認識し、脇見をしている場合は報知部27により報知することで、車両10の運転中における乗員18の脇見を防止できる。また、反射部17の反射画像を用いることで、撮影部21の死角であるダッシュボード19に配置された携行機器22の存在を認識し、携行機器22の有無に基づいて、最適化された脇見検知を実行することができる。よって、車両10が乗員18を運転する際の安全性を向上できる。
図7を参照して、他の形態に係る車両状態認識装置11の動作を説明する。
前述した図6に示した例では、ダッシュボード19に配置された携行機器22を乗員18が見る場合を、脇見の一例として示した。一方、図7に示したように、図示しない乗員18の目線とフロントガラス12との間に、携行機器22が存在する場合がある。即ち、フロントガラス12に吸着する治具等を介して、携行機器22が、ダッシュボード19の上端よりも上方に配置される場合がある。
本実施形態では、係る場合であっても、乗員18の脇見を検知することができる。具体的な制御の一例を説明すると、乗員18がフロントガラス12を介して前方を見ている場合であっても、前述した反射部17および撮影部21を介して、携行機器22の有無を確認する(前述したステップS14)。携行機器22が存在する場合は、脇見の判断基準を非均一とする(前述したステップS16)。そして、脇見の有無を判断し(ステップS17)、乗員18が脇見をしている場合は報知を行う(ステップS17ないしステップS20)。このようにすることで、乗員18の目線とフロントガラス12との間に、携行機器22が存在する場合であっても、携行機器22を凝視する乗員18の脇見を検知し、車両走行時の安全性を向上できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。また、前述した各形態は相互に組み合わせることが可能である。
例えば、前述した実施形態では、演算制御部26が認識する状態として脇見を採用したが、他の状態を認識対象にすることもできる。例えば、乗員18が極端に体勢を崩した状態等を、演算制御部26の認識対象にすることもできる。
10 車両
11 車両状態認識装置
12 フロントガラス
13 シート
14 ステアリングハンドル
15 ディスプレイ
16 車室
17 反射部
18 乗員
19 ダッシュボード
20 眼球
21 撮影部
22 携行機器
23 メータ類
24 車室画像
241 乗車前車室画像
242 乗車後車室画像
25 記憶部
26 演算制御部
27 報知部
28 車体
29 配置領域
30 非配置領域
31 頭部

Claims (5)

  1. 車両の車室の内部を撮影する撮影部と、
    前記車室に配設され、前記撮影部により検出できる光線を反射することで、前記車室の前部に配置された車両部材を映し出す反射部と、
    演算制御部と、を具備し、
    前記撮影部は、前記反射部を含む前記車室を撮影することにより車室画像を生成し、
    前記演算制御部は、前記車室画像に含まれる前記反射部を撮影した部分に基づいて、前記車室の前部の状態を認識することを特徴とする車両状態認識装置。
  2. 前記撮影部は、前記車室に着座した乗員を撮影することで前記車室画像を生成し、
    前記演算制御部は、前記車室画像に基づいて、前記乗員の状態を認識することを特徴とする請求項1に記載の車両状態認識装置。
  3. 記憶部を更に具備し、
    前記記憶部は、前記乗員が搭乗する前の前記車室を撮影した画像である乗車前車室画像を記憶し、
    前記撮影部は、前記乗員が搭乗した後の前記車室を撮影した画像である乗車後車室画像を撮影し、
    前記演算制御部は、前記乗車前車室画像と、前記乗車後車室画像とを比較することで、機器の有無を判断することを特徴とする請求項2に記載の車両状態認識装置。
  4. 前記演算制御部は、前記車室画像に基づいて、前記乗員の状態を認識し、
    前記機器の存在が確認された場合、前記機器が配置される領域である配置領域と、前記機器が配置されない領域である非配置領域とで、前記乗員の状態を判断する基準を異ならせることを特徴とする請求項3に記載の車両状態認識装置。
  5. 報知部を更に具備し、
    前記演算制御部は、前記車室画像に基づいて、前記乗員が脇見をしている状態を認識し、
    更に、前記演算制御部は、前記乗員が前記脇見をしていると判断したら、前記報知部により報知することを特徴とする請求項2から請求項4の何れかに記載の車両状態認識装置。




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