JP2023139887A - 楽曲提供装置、楽曲提供方法、およびプログラム - Google Patents

楽曲提供装置、楽曲提供方法、およびプログラム Download PDF

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Yuiko Kumagai
大次郎 宮本
Daijiro Miyamoto
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祥司 塩本
Shoji Shiomoto
正明 五十崎
Masaaki Isozaki
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Abstract

【課題】地域によって楽曲データを提供する機会が少なくなることを抑制すること。【解決手段】実施形態の楽曲提供装置は、利用者の位置情報を取得する位置情報取得部と、複数のPOIと前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得する楽曲データ取得部と、前記楽曲データ取得部により取得されたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する楽曲提供部と、を備え、前記楽曲提供部は、楽曲データの再生中に前記利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、前記条件に応じたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、楽曲提供装置、楽曲提供方法、およびプログラムに関する。
従来では、車両の走行状況に応じた音楽コンテンツを車両の搭乗者に提供したり、登録された目的地の施設のPOI(Point Of Interest)に関する最新情報を出力する技術が開示されている(例えば、特許文献1および2参照)。
特開2018-63133号公報 特開2018-119842号公報
しかしながら、都市部や地方等の地域によってPOIの数が異なるため、POIに応じた楽曲データを提供するような場面において、POIが少ない地域で楽曲データを提供する機会が少なくなる場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、地域によって楽曲データを提供する機会が少なくなることを抑制することができる楽曲提供装置、楽曲提供方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る楽曲提供装置、楽曲提供方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る楽曲提供装置は、利用者の位置情報を取得する位置情報取得部と、複数のPOI(Point Of Interest)と前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得する楽曲データ取得部と、前記楽曲データ取得部により取得されたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する楽曲提供部と、を備え、前記楽曲提供部は、楽曲データの再生中に前記利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、前記条件に応じたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する、楽曲提供装置である。
(2):上記(1)の態様において、所定の地域は、所定範囲内におけるPOIの数が所定数未満である地域を含むものである。
(3):上記(1)または(2)の態様において、所定の条件は、前記利用者の周囲の天候に対する条件であることを含むものである。
(4):上記(1)~(3)のうち何れか一つの態様において、前記所定の条件は、前記利用者から視認可能な位置に、虹、朝日、夕日、月、および星座のうち、少なくとも一つが存在すると予測できることを含むものである。
(5):上記(1)~(4)うち何れか一つの態様において、前記所定の条件は、前記所定の地域において特定の花が咲く時期または紅葉になる時期であることを含むものである。
(6):上記(1)~(5)のうち何れか一つの態様において、前記所定の条件は、前記利用者が移動体に搭乗している場合であって、且つ、前記移動体の周囲が渋滞である場合または前記周囲の渋滞が解消した場合であることを含むものである。
(7):この発明の一態様に係る楽曲提供装置は、利用者の位置情報を取得する位置情報取得部と、複数のPOIと前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得する楽曲データ取得部と、前記楽曲データ取得部により取得されたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する楽曲提供部と、を備え、前記楽曲提供部は、前記POIの数が異なる地域によって、前記レコメンド楽曲データの提案態様を異ならせる、楽曲提供装置である。
(8):この発明の一態様に係る楽曲提供方法は、コンピュータが、利用者の位置情報を取得し、複数のPOIと前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得し、取得したレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供し、楽曲データの再生中に前記利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、前記条件に応じたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する、楽曲提供方法である。
(9):この発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、利用者の位置情報を取得させ、複数のPOIと前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得させ、取得されたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供させ、楽曲データの再生中に前記利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、前記条件に応じたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供させる、プログラムである。
上記(1)~(9)の態様によれば、地域によって楽曲データを提供する機会が少なくなることを抑制することができる。
第1実施形態の楽曲提供装置を利用した楽曲提供システム1の構成図である。 利用者情報152の内容の一例を示す図である。 地図情報154の内容の一例を示す図である。 地図上に設定されたレコメンド圏について説明するための図である。 地域別条件情報156の内容の一例を示す図である。 レコメンド楽曲データの抽出に関する処理の流れの概略を示す図である。 レコメンド楽曲データの提供について説明するための図である。 楽曲提供部112により生成される問い合わせ画像IM20の一例を示す図である。 第1実施形態における楽曲提供装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の楽曲提供装置を利用した楽曲提供システム2の構成図である。
以下、図面を参照し、本発明の楽曲提供装置、楽曲提供方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の楽曲提供装置を利用した楽曲提供システム1の構成図である。楽曲提供システム1は、例えば、移動体に搭乗した乗員(利用者の一例)に対して楽曲(音楽のことであり、アーティストの歌唱、演奏、或いはプログラム再生による楽曲の他、環境音等を含んでもよい)を提供するシステムである。移動体とは、例えば、乗員が滞在する空間のある車両(四輪または三輪のある車両、マイクロモビリティ等)、船舶、航空機、或いは二輪車等を含む。二輪車の場合、ヘルメット等に設けられたオーディオ装置によって楽曲が再生されてもよい。以下では、一例として移動体が車両であるものとして説明する。
楽曲提供システム1は、例えば、携帯端末装置10と、車載装置40と、フロントサーバ100と、バックサーバ200とを備える。車載装置40には、例えば、オーディオ装置50と、車両センサ65とが含まれる。フロントサーバ100は、「楽曲提供装置」の一例である。携帯端末装置10、およびオーディオ装置50(または車載装置40)は、「利用者が利用する装置」の一例である。
[携帯端末装置]
携帯端末装置10は、例えばスマートフォンやタブレット端末等の通信機能、入出力機能、アプリ実行機能を有する可搬型コンピュータ装置である。携帯端末装置10は、例えば、近距離通信部12と、ネットワーク通信部14と、Musicアプリ実行部16と、タッチパネル18と、記憶部30とを備える。
近距離通信部12は、オーディオ装置50の近距離通信部60と、Bluetooth(登録商標)やWi-Fi(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)等の通信規格に基づいて、無線または有線で通信する。
ネットワーク通信部14は、ネットワークNWを介してフロントサーバ100と通信する。ネットワークNWは、無線基地局、アクセスポイント、インターネット、プロバイダ端末、WAN(Wide Area Network)等を含む。
Musicアプリ実行部16は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、記憶部30に記憶されたMusicアプリ32を実行することで機能する。Musicアプリ実行部16は、タッチパネル18に対してなされた利用者の入力操作に応じて携帯端末装置10の各部を制御する。Musicアプリ32は、例えば、予めアプリ提供者のサーバ装置から携帯端末装置10にインストールされたものである。
タッチパネル18は、利用者に各種情報を提示(表示したり)、利用者から入力された情報(操作)を受け付ける。なお、携帯端末装置10には、上記構成に加えて、音声を出力するスピーカや利用者の音声を入力するマイク等が設けられていてもよい。
[車載装置]
車載装置40に含まれるオーディオ装置50は、例えば、利用者が乗車する車両(移動体)に設置される(前述したようにヘルメット内に設置されてもよい)。オーディオ装置50は、例えば、連携アプリ実行部52と、音響調整部54と、スピーカシステム56と、タッチパネル58と、近距離通信部60とを備える。
連携アプリ実行部52は、CPU等のプロセッサが、記憶部に記憶された連携アプリ(不図示)を実行することで機能する。連携アプリ実行部52は、タッチパネル58に対してなされた利用者の入力操作に応じて、携帯端末装置10のMusicアプリ実行部16と連携し、携帯端末装置10から取得した各種情報に基づいてオーディオ装置50の各部を制御する。
音響調整部54は、スピーカシステム56を制御する。スピーカシステム56は、例えば複数のスピーカを含む。音響調整部54は、複数のスピーカのそれぞれの音量を調整することにより、音像を任意の場所に定位させてもよい。
タッチパネル58は、利用者に各種情報を提示(表示したり)、利用者から入力された情報(操作)を受け付ける。
近距離通信部60は、前述の通り、携帯端末装置10の近距離通信部12と無線または有線で通信する。近距離通信部60は、オーディオ装置50の外部の車載装置40内に設けられていてもよい。オーディオ装置50は、上記構成に加えて、利用者の音声を入力するマイク等が設けられていてもよい。
車載装置40に含まれる車両センサ65は、車両の速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、車両の向きを検出する方位センサ等を含む。また、車両センサ65には、車両の位置を取得する位置センサが含まれてよい。位置センサは、例えば、GPS(Global Positioning System)装置から位置情報(経度・緯度情報)を取得するセンサであってもよく、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機を用いて位置情報を取得するセンサであってもよい。また、車両センサ65は、例えば、カメラ(撮像部)やレーダ装置、LIDAR(Light Detection and Ranging)等の外界検知センサが含まれてよい。カメラは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラであり、周期的に繰り返し車両の周辺や上空を撮像する。レーダ装置は、車両の周辺にミリ波等の電波を放射すると共に、周辺の物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。LIDARは、車両の周辺に光(或いは光に近い波長の電磁波)を照射し、散乱光を測定し、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。また、車両センサ65は、周囲の雨滴や雨量を検出する雨滴センサや、車両のウインドウ付近に設けられたワイパー(不図示)の動作を検出する動作センサ等が含まれてよい。車両センサ65により検出された情報は、例えば、近距離通信部60により携帯端末装置10に送信され、更に携帯端末装置10からネットワークNWを介してフロントサーバ100に提供される。
[フロントサーバ]
フロントサーバ100は、例えば、ネットワーク通信部102と、利用者情報取得部104と、位置情報取得部106と、POI(Point Of Interest)取得部108と、楽曲データ取得部110と、楽曲提供部112と、記憶部150とを備える。上記の各構成のうち、ネットワーク通信部102と記憶部150以外の構成要素は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
記憶部150は、上記の各種記憶装置、或いはSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、またはRAM(Random Access Memory)等により実現されてよい。記憶部150には、例えば、利用者情報152、地図情報154、地域別条件情報156、プログラム、その他各種情報が格納される。
ネットワーク通信部102は、ネットワークNWを介して携帯端末装置10と通信する。なお、フロントサーバ100とバックサーバ200との通信も同じネットワークNWを介して行われてもよいが、専用回線やLAN(Local Area Network)、VPN(Virtual Private Network)等を介して通信が行われてもよい。
利用者情報取得部104は、携帯端末装置10の利用者に関する情報(利用者情報)を取得し、利用者情報152に登録する。図2は、利用者情報152の内容の一例を示す図である。利用者情報152は、例えば、利用者を識別する識別情報としての利用者IDに、個人情報と、嗜好情報と、登録済楽曲データ(メインプレイリスト)とが対応付けられた情報である。個人情報には、例えば、利用者の氏名、年齢、性別、職業等が含まれる。嗜好情報には、例えば、利用者が好きな楽曲のジャンル、アーティスト、趣味等が含まれる。登録済楽曲データとは、利用者によって予め好きなジャンルやアーティスト等に基づいて登録された楽曲や、サーバ等からダウンロードした楽曲データ等である。また、登録済楽曲データは、例えば携帯端末装置10からMusicアプリ32が起動されて楽曲再生指示があり、且つその時点でのレコメンド楽曲データ(レコメンドプレイリスト)がない場合に再生される楽曲データ(メインプレイリスト)である。登録済楽曲データには、一以上の楽曲が含まれる。登録済楽曲データは、利用者IDと共に、後述するバックサーバ200の楽曲データ258に登録されていてもよい。
利用者情報取得部104は、例えば、本実施形態における楽曲提供サービスの利用開始時やその他の所定のタイミングで、携帯端末装置10にユーザ登録等の問い合わせ等を行い、利用者から入力された情報に基づいて利用者情報152を登録したり、更新したりする。
位置情報取得部106は、利用者の位置情報を取得する。利用者の位置情報は、利用者が乗車している車両の車両センサ65によって検出された車両(移動体)の位置情報が携帯端末装置10を介してフロントサーバ100に伝えられたものでもよいし、利用者が所持する携帯端末装置10が備える位置測位装置(例えば、GPS装置)により測位された携帯端末装置10の位置情報がフロントサーバ100に伝えられたものでもよい。
POI取得部108は、位置情報取得部106により取得された利用者の位置情報に基づいて地図情報154を参照し、利用者の位置が楽曲レコメンド圏(以下、「レコメンド圏」)内に入る場合に、そのレコメンド圏に対応付けられたPOIに関する情報を取得する。図3は、地図情報154の内容の一例を示す図である。図3に示す地図情報154は、例えば、POI情報に、位置情報、種別、レコメンド圏が対応付けられた情報である。POI情報は、例えば、有名な施設、景勝地等のPOIの名称等である。また、POI情報には、POIを識別する識別情報が含まれてもよい。POI情報は、楽曲データをレコメンドする対象のPOIであるものとするが、レコメンド対象ではないPOIが含まれてもよい。その場合、地図情報154には、楽曲レコメンド対象であるか否かを判定するためのフラグが含まれてよい。位置情報は、例えば、POIが存在する位置情報(緯度、経度)である。種別は、例えば、POI情報の種別(例えば、有名な施設、鉄道駅、神社仏閣、宿泊地)である。レコメンド圏とは、例えば、POIの位置情報に基づいて設定される楽曲レコメンドを行う範囲である。レコメンド圏の範囲は、例えば、POI情報の種別、大きさ、形状等に基づいて設定される。
また、地図情報154に含まれるPOIは、適宜変更されてもよい。例えば、期間限定でイベントが開催されるPOI(例えば、クリスマスやバレンタインデーに対応付けられるPOI)は、そのイベントを開催する期間のみ地図情報154に登録されてよい。また、POIに対応付けられる各情報は、適宜変更されてもよい。例えば、地図情報154に含まれるPOIが観光地であり、期間限定で所定の時間帯にPOIがライトアップされる場合に、ライトアップイベントが開催される期間および時間帯のみレコメンド圏を広げるようにしてもよい。
なお、地図情報154には、上述の情報に加えて、地図上の各位置に対応付けられた住所や道路に関する情報(例えば、道路形状、道路種別、車線数、交通規制情報)を含んでいてもよい。この場合、レコメンド圏の範囲は、地区(住所)を基準に設定されてもよく、POIが視認可能なエリア(例えば、車両が走行する道路形状等)や、道路を通過してPOIに到達するまでの距離に応じて設定されてもよい。
図4は、地図上に設定されたレコメンド圏について説明するための図である。図4の例では、地図情報154に含まれる、ある地域(地域A)の地図画像IM10上に、POIの位置を中心としたレコメンド圏R11~R14がそれぞれ円形で示されている。なお、レコメンド圏は、上述したように道路に沿った形状であってもよく、施設の形状や地区(住所)に対応した形状であってもよい。また、図4における地点PT1、PT2は時刻T1、T2における利用者の位置を示す。時刻T1は、時刻T2よりも早い時刻であるものとする。また、矢印A1は、利用者(車両)の移動方向(進行方向)を示している。
楽曲データ取得部110は、例えば、位置情報取得部106により取得された利用者の位置がレコメンド圏R11に入った場合(例えば、矢印A1方向に移動中の利用者が地点PT2に到達した場合)に、レコメンド圏R11に対する楽曲リクエストをバックサーバ200に送信する。また、楽曲データ取得部110は、利用者の単位時間あたりの移動量および移動方向に基づいて、利用者が近い将来(所定時間以内)にレコメンド圏R11に入るか否かを予測し、レコメンド圏R11に入ることが予測される場合(例えば、矢印A1方向に移動中の利用者が地点PT1にいる場合)に、レコメンド圏R11に対する楽曲リクエストをバックサーバ200に送信してもよい。例えば、楽曲データ取得部110は、携帯端末装置10から利用者の目的地が設定されている場合に、設定された目的地を取得し、取得した地図情報を参照して利用者の現在位置から目的地までの経路を取得し、取得した経路に基づいて、利用者がレコメンド圏R11に入ることを予測する。これにより、より正確に予測を行うことができる。
楽曲リクエストには、例えば、利用者情報152に含まれるレコメンド圏R11に入る利用者の利用者情報と、レコメンド圏R11に対応付けられたPOI情報が含まれる。上記利用者情報には、個人情報保護の観点から、氏名を削除したり、年齢を「30代」等に変更したり、職業も詳細情報から「会社員」といった粒度に変更する等の処理が行われてよい。また、楽曲リクエストの利用者情報には、登録済楽曲データが含まれていなくてもよい。また、楽曲リクエストに含まれるPOI情報には、POIの種別等の情報が含まれてもよい。なお、楽曲データ取得部110は、利用者が複数のレコメンド圏に入った場合には、複数のレコメンド圏のうち、予め設定された優先度の高いレコメンド圏に対応付けられたPOIに関する情報に基づいて楽曲リクエストを生成する。
ここで、例えば都市部と地方とでは、所定範囲内におけるPOIの数が異なる。また、同じ都市部であっても、人気スポットや観光名所等が存在する都市と存在しない都市とではPOIの数が異なる。したがって、POIの数が少ない地域では、レコメンド圏の数も少なくなるため、上述した楽曲リクエストが生成することができず、楽曲データを提供する機会が少なくなる可能性がある。したがって、本実施形態では、上述した地域格差を是正し、地域によって楽曲データを提供する機会が少なくなることを抑制する処理を行う。具体的には、楽曲データ取得部110は、位置情報取得部106により取得された利用者の位置情報と位置情報を取得した日時情報、携帯端末装置10を介して取得した車両センサ65の検出情報、その他外部装置等から得られる情報(例えば、天候や渋滞情報)等に基づいて、記憶部150に地域別条件情報156を参照し、地域別情報を取得する。
図5は、地域別条件情報156の内容の一例を示す図である。図5に示す地域別条件情報156は、例えば、地域情報に、条件情報と、地域別情報とが対応付けられた情報である。地域情報とは、例えば住所に基づいて設定されるエリアに関する情報である。地域情報は、都道府県等の大きいエリアでもよく、市区町村等の小さいエリアでもよい。また、地域情報は、車両が走行する道路に沿って設定されるエリアであってもよい。条件情報には、例えば、時期、天候、周辺状況等に関する条件が含まれる。地域別情報とは、地域ごとに、条件情報に設定された所定の条件を満たす場合に抽出される地域別の情報であり、楽曲リクエストに含める情報である。
地域別条件情報156の地域情報に含まれる地域(例えば地域A~C)は、例えば、POIの数が少ない地域(POIの数が所定数未満の地域)である。また、地域ごとに設定される条件や地域別情報の数は、その地域に対応するPOIの数に応じて調整されてもよい。その場合、POIの数が少ないほど、その地域ごとに設定される条件や地域別情報の数が大きくなるように調整される。これにより、POIの数が少ない地域ほど、より多くの地域別情報を抽出することができる。地域別条件情報156は、例えば、バックサーバ200やその他の外部サーバからの情報に基づいて、地図情報154の更新ごと、季節ごと等の所定のタイミングで適宜更新される。
楽曲データ取得部110は、地域別情報を取得した場合に、楽曲リクエストを生成して、バックサーバ200に送信する。この場合の楽曲リクエストには、利用者情報と地域別情報とが含まれる。上述の処理により、POIが少ない地域であっても、地域別情報に基づいて楽曲リクエストを生成することができる。
なお、POI情報と地域別情報の両方が取得できた場合、楽曲データ取得部110は、利用者情報とPOI情報と地域別情報とを含む楽曲リクエストが生成してもよく、予め決められた優先度が高い情報のみを含む楽曲リクエストを生成してもよい。
後述するように、バックサーバ200は、楽曲リクエストを取得すると、利用者情報とPOI情報にマッチした楽曲を自動選択し、例えばストリーミング形式で選択して楽曲の楽曲データを楽曲データ258から取得してフロントサーバ100に送信する。これにより、楽曲データ取得部110は、楽曲リクエストに対応するレコメンド楽曲データを、バックサーバ200から取得する。
楽曲提供部112は、利用者がレコメンド圏R11に入ったとき、または所定の地域で所定の条件を満たす場合に、楽曲データ取得部110により取得されたレコメンド楽曲データを携帯端末装置10に送信し、携帯端末装置10に楽曲データを再生可能とさせる。携帯端末装置10は、レコメンド楽曲データをオーディオ装置50に送信してスピーカシステム56に再生させる。なお、楽曲データ258を保持して楽曲データの提供元となる機能はフロントサーバ100にあってもよいし、他のサーバ装置にあってもよい。
また、楽曲提供部112は、レコメンド楽曲データを提供する前に、携帯端末装置10またはオーディオ装置50に、レコメンド楽曲データが存在することを示す画像を表示させたり、音声を出力すると共に、レコメンド楽曲データを再生するか否かを利用者に問い合わせてもよい。楽曲提供部112は、利用者からのタッチ操作または音声入力により、レコメンド楽曲データを再生する旨(再生許諾)の指示を受け付けた場合にはレコメンド楽曲データを再生し、レコメンド楽曲データを再生しない旨(再生拒否)の指示を受け付けた場合にはレコメンド楽曲データを再生せずに、例えばそれまで再生されていたメインプレイリストの楽曲を引き続き再生する。
[バックサーバ]
図1に戻り、バックサーバ200は、例えば、利用者特徴情報生成部202と、POI特徴情報生成部204と、地域別特徴情報生成部205と、自動楽曲抽出部206と、記憶部250とを備える。上記の各構成のうち、記憶部250以外の構成要素は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPU等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリ等の記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROM等の着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
記憶部250は、上記の各種記憶装置、或いはSSD、EEPROM、ROM、またはRAM等により実現されてよい。記憶部150には、例えば、利用者特徴情報252、POI特徴情報254、地域別特徴情報255、学習済モデル256、楽曲データ258、プログラム、その他各種情報が格納される。
利用者特徴情報生成部202は、楽曲リクエストに含まれる利用者情報に基づいて、例えば、ベクトル等の形式からなる利用者特徴情報を生成する。例えば、利用者特徴情報生成部202は、例えば、利用者情報に含まれる要素(個人情報、嗜好情報の各項目に含まれるメタ情報)ごとに特徴ベクトルとして表現したり、ベクトルの大きさに対応する指標値等を導出して特徴情報を生成する。また、利用者特徴情報生成部202は、他の手法用いて利用者情報から特徴情報を生成してもよい。また、利用者特徴情報生成部202は、同じ利用者に係る二回目以降の楽曲リクエストに備えて、生成された利用者特徴情報を、利用者特徴情報252として記憶部250に記憶させてもよい。その場合、同じ利用者が二回目以降に楽曲リクエストがあった場合に、利用者特徴情報252から利用者特徴情報を取得することで、生成処理の負担を軽減させることができる。
POI特徴情報生成部204は、楽曲リクエストにPOI情報が含まれる場合に、POI情報に基づいて、例えば、ベクトル等の形式からなるPOI特徴情報を生成する。例えば、POI特徴情報生成部204は、例えば、POI情報に含まれる要素(名称や種別などのメタ情報)やPOIの知名度等の他の要素ごとに特徴ベクトルとして表現したり、ベクトルの大きさに対応する指標値等を導出して特徴情報を生成する。また、POI特徴情報生成部204は、他の手法用いてPOI情報から特徴情報を生成してもよい。また、POI特徴情報生成部204は、同じPOIに係る二回目以降の楽曲リクエストに備えて、生成されたPOI特徴情報を、POI特徴情報254として記憶部250に記憶させてもよい。その場合、同じPOIに関して二回目以降に楽曲リクエストがあった場合に、POI特徴情報254からPOI特徴情報を取得することで、生成処理の負担を軽減させることができる。
地域別特徴情報生成部205は、楽曲リクエスト地域別情報が含まれる場合に、地域別情報に基づいて、例えば、ベクトル等の形式からなる地域別特徴情報を生成する。例えば、地域別特徴情報生成部205は、例えば、地域別情報に含まれる要素(単語や指定された曲調などのメタ情報)ごとに特徴ベクトルとして表現したり、ベクトルの大きさに対応する指標値等を導出して特徴情報を生成する。また、地域別特徴情報生成部205は、他の手法用いて地域別情報から特徴情報を生成してもよい。また、地域別特徴情報生成部205は、同じ地域に係る二回目以降の楽曲リクエストに備えて、生成された地域別特徴情報を、地域別特徴情報255として記憶部250に記憶させてもよい。その場合、同じ地域に関して二回目以降に楽曲リクエストがあった場合に、地域別特徴情報255から地域別特徴情報を取得することで、生成処理の負担を軽減させることができる。
なお、利用者情報から利用者特徴情報を生成する機能と、POI特徴情報からPOI特徴情報を生成する機能と、地域別情報から地域別特徴情報を生成する機能とのうち、少なくとも一つは、フロントサーバ100の機能であってもよい。その場合、フロントサーバ100からバックサーバ200に送信される楽曲リクエストには、例えば利用者特徴情報やPOI特徴情報、地域別特徴情報が含まれてよい。
自動楽曲抽出部206は、楽曲リクエストから生成された利用者特徴情報やPOI特徴情報、地域別特徴情報を学習済モデル256に入力することで、楽曲リクエストの内容にマッチするレコメンド楽曲データを楽曲データ258から抽出する。また、自動楽曲抽出部206は、楽曲リクエストにPOI情報および地域別情報が両方含まれる場合に、それぞれの特徴情報(POI特徴情報、地域別特徴情報)を統合させた情報に基づいてレコメンド楽曲データを抽出してもよく、それぞれの特徴情報に基づいて、2つのレコメンド楽曲データを抽出してもよく、予め設定された優先順位の高い特徴情報のみを用いてレコメンド楽曲データを抽出してもよい。自動楽曲抽出部206は、抽出されたレコメンド楽曲データをフロントサーバ100に送信する。
ここで、上述した学習済モデル256は、例えば、予めフィードバック実験結果等から得られた情報を正解データとして、学習されたものである。学習済モデル256は、例えば、「30代男性が東京タワー付近を通過する」ときに、そのシチュエーションで実際に評価が高かった一以上の楽曲を選択するように学習される。また、学習済モデル256は、所定の地域において、夕日が見える状況になったり、渋滞が解消される等の所定の条件を満たす場合に、そのシチュエーションで実際に評価が高かった一以上の楽曲を選択するように学習されてよい。フィードバック実験とは、例えば、Musicアプリ32を通じた楽曲提供に対する高評価、低評価、再度の再生といった利用者のフィードバックを集めたものである。学習済モデル256は、所定のタイミングで適宜更新される。
[レコメンド楽曲データの抽出に関する処理の流れ]
次に、レコメンド楽曲データの抽出に関する処理の流れについて説明する。図6は、レコメンド楽曲データの抽出に関する処理の流れの概略を示す図である。図6の例において、フロントサーバ100は、携帯端末装置10または車載装置40により送信される利用者の位置情報を取得すると、取得した位置情報に基づいて地図情報154を参照して、利用者がレコメンド圏に入るか否かを判定する。なお、レコメンド圏に入るか否かは、近い将来(例えば、所定時間以内に)レコメンド圏に入ると予測できるか否かと言い換えられてもよい。利用者がレコメンド圏に入ると判定した場合、フロントサーバ100は、位置情報を送信した利用者の利用者情報およびレコメンド圏に対応付けられたPOI情報を含む楽曲リクエストを生成する。
また、フロントサーバ100は、位置情報や位置情報を取得した日時、車両センサ65から検出されたセンサ情報等に基づいて地域別条件情報156を参照して、位置情報に対応する地域において、所定の条件を満たすか否かを判定する。所定の条件を満たすと判定した場合、フロントサーバ100は、位置情報を送信した利用者の利用者情報および地域別条件情報156から取得した地域別情報を含む楽曲リクエストを生成する。
ここで、図5を用いて、地域別情報を取得する処理について具体的に説明する。例えば、所定の地域における所定の条件には、利用者の周囲の天候に対する条件が含まれる。図5の例では、天候が晴れであることや、雨、雪であることが示されているが、雷雨(落雷)やにわか雨等、更に様々な(詳細な)天候情報が含まれてよい。なお、天候情報は、車両センサ65に含まれる雨滴センサの検出結果(雨の有無)やカメラの認識結果、ワイパーの動作(速度も含む)の検出結果等から取得してもよく、利用者の位置情報に基づいて外部装置(例えば、気象提供サーバ)等から利用者の周囲の天候情報を取得してもよい。図5の例において、利用者が地域Aにいる場合であって、且つ天候が雨または雪である場合には、地域別情報として「雨」、「雪」、「ムードがある曲調」が抽出される。
また、所定の条件には、利用者から視認可能な位置に、虹、朝日、夕日、月、および星座のうち、少なくとも一つが存在すると予測できることが含まれてよい。例えば、フロントサーバ100(楽曲データ取得部110)は、図5に示すように、利用者が所定の時間帯に、所定の地域に存在し、且つ、天候が晴れである場合に、時間帯に応じて朝日や夕日、月、星座が利用者から視認可能な位置に存在すると予測する。図5の例では、利用者が地域Cに存在し、且つ、日時情報(特に時間)が23時から24時までの間であって、天候が晴れの場合には、地域別情報として「星座」、「月」が抽出される。また、23時から24時に代えて、6時から7時までの間であれば地域別情報として「朝日」が抽出され、17時から18時までの間であれば地域別情報として「夕日」が抽出される。これらの時間は、季節等に応じて変動されてよい。また、利用者が地域Cに存在し、且つ、周辺状況として虹が見えている場合に、地域別情報として「虹」、「幸せな曲調」が抽出される。なお、虹が見ているか否かについてはカメラの認識結果に基づいて判定されてもよく、外部装置からその地域周辺に虹が出ていることを示す情報を取得してもよい。また、虹や朝日、夕日、月、星座が視認可能か否かの予測については、位置情報から予測される利用者の進行方向(方角情報)を条件に付加してもよい。
また、所定の条件には、例えば、所定の地域において特定の花が咲く時期または紅葉になる時期であることが含まれてもよい。特定の花とは、例えば桜や梅、紫陽花、ひまわり、アサガオ、コスモス等の季節の花である。また、紅葉になる時期とは、モミジやカエデ等の葉の色が落葉前に所定色に変わる時期である。図5の例において、利用者が地域Aに存在し、且つ、日時情報(特に日付)が3月25日から4月5日までの間に含まれる場合には、地域別情報として「桜」、「陽気」が抽出される。また、利用者が地域Bに存在し、且つ、日時情報(特に日付)が11月3日から11月17日までの間に含まれる場合には、地域別情報として「紅葉」が抽出される。
また、所定の条件には、例えば、利用者が車両(移動体)に搭乗している場合であって、且つ、車両の周囲が渋滞である場合または周囲の渋滞が解消した場合であることが含まれてよい。渋滞であるか否かについては、例えば、車両センサ65の速度センサから得られる車両の速度や速度変化量に基づいて判定されてもよく、外界検知センサ(例えば、カメラ)の認識結果に基づいて判定されてもよく、外部装置から得られる地域の渋滞情報から判定されてもよい。図5の例では、利用者が地域Aに存在し、且つ渋滞が解消された場合には、地域別情報として「明るい曲調」、「ドライブ」が抽出され、利用者が地域Cに存在し、且つ渋滞である場合には、地域別情報として「優しい曲調」が抽出される。
なお、条件情報や地域別情報については、図5の例に限定されるものではない。フロントサーバ100は、同一地域で複数の条件を満たす場合には、それぞれの条件によって抽出される地域別情報を組み合わせてもよく、予め決められた優先度の高い方から所定数の地域別情報が抽出されてもよい。
また、フロントサーバ100は、POI情報と地域別情報の両方を取得できた場合には、利用者情報と、POI情報と、地域別情報とを含む楽曲リクエストを生成してもよい。フロントサーバ100は、生成した楽曲リクエストをバックサーバ200に送信する。
バックサーバ200は、送信された楽曲リクエストに含まれる利用者情報に基づいて利用者特徴情報を生成する。また、バックサーバ200は、楽曲リクエストにPOI情報が含まれる場合には、POI情報に基づいてPOI特徴情報を生成し、楽曲リクエストに地域別情報が含まれる場合には、地域別情報に基づいて、地域別特徴情報を生成する。バックサーバ200は、生成したそれぞれの特徴情報を学習済モデル256に入力し、学習済モデル256の出力データを、レコメンド楽曲データとして楽曲データ258から抽出する。バックサーバ200は、レコメンド用楽曲データをフロントサーバ100に送信する。
[レコメンド楽曲データの提供]
次に、レコメンド楽曲データの提供について図を用いて説明する。なお、以下では、主にPOI情報に基づいて抽出されたレコメンド楽曲データが抽出される場面を中心として説明する。図7は、レコメンド楽曲データの提供について説明するための図である。図7に示す時刻T1は、移動中の利用者が図4に示す地点PT1に到達した時刻を示し、時刻T2は、利用者が地点PT2に到達した時刻を示す。以下、図4と図7を参照しながら説明する。
例えば、時刻T1よりも前の時刻において、携帯端末装置10は、利用者からMusicアプリ32の起動(および楽曲再生指示)を受け付けるとフロントサーバ100にアクセスし、フロントサーバ100から提供された楽曲データ(例えば、メインプレイリストの楽曲)を再生する。図7の例では、利用者の識別情報に基づいて、利用者情報152から取得した登録済楽曲データ(楽曲A1、A2、…)がランダム再生されている。
楽曲データ取得部110は、時刻T1において、利用者がレコメンド圏R11に入ることが予測された場合に、レコメンド圏R11に対応付けられたPOI情報と利用者情報とを含む楽曲リクエストをバックサーバ200に送信し、レコメンド楽曲データを取得する。この間も登録済楽曲データの楽曲はランダム再生され続けている。
次に、時刻T2において、利用者がレコメンド圏R11に入ると、楽曲提供部112は、携帯端末装置10を介して利用者にレコメンド楽曲データをレコメンドすると共に、再生中のプレイリストに割り込ませてレコメンド楽曲データを再生するか否かを問い合わせ、問い合わせ結果に基づいて、レコメンド楽曲データを再生するか否かを決定する。
図8は、楽曲提供部112により生成される問い合わせ画像IM20の一例を示す図である。なお、問い合わせ画像IM20の表示内容やレイアウト等の表示態様については、これに限定されるものではない。図8に示す問い合わせ画像IM20には、例えば、問い合わせ内容表示領域AR21と、カウント表示領域AR22と、スイッチ表示領域AR23とが含まれる。問い合わせ内容表示領域AR21には、レコメンド楽曲データ(おすすめのプレイリスト)が再生されることや、レコメンド楽曲データがどのような楽曲データ(プレイリスト)であるかを示す情報が表示される。図8に示す問い合わせ内容表示領域AR21には、「おすすめのプレイリストが再生されます」、「Aスポット周辺のプレイリスト」といった文字情報が表示されている。また、問い合わせ内容表示領域AR21には、プレイリストの具体的な内容(楽曲内容)が表示されてもよい。
なお、地域別特徴に基づいてレコメンド楽曲データが抽出された場合には、「Aスポット周辺のプレイリスト」といった文字情報に代えて、「星空の下で聞きたいプレイリスト」等のような文字情報が表示される。また、POI情報と地域別情報のそれぞれのレコメンド楽曲データ(レコメンドプレイリスト)が抽出された場合には、問い合わせ内容表示領域AR21に2つのプレイリストが存在することを表示させ、その中から何れかのプレイリストを利用者に選択させるようにしてもよい。
カウント表示領域AR22には、レコメンド楽曲データが自動再生されるまでの残り時間が表示される。例えば、利用者が車両を運転中である場合には、携帯端末装置10を操作できない場合があり得る。したがって、問い合わせ画像IM20では、レコメンド楽曲データが再生されるまでの残り時間が表示され、時間に応じてカウンタの値が小さくなる。そして、カウンタが0(残り時間が0秒)となった場合、楽曲提供部112は、レコメンド楽曲データの再生が許諾されたものとしてレコメンド楽曲データを自動再生する。
スイッチ表示領域AR23には、例えば、アイコンIC21が含まれる。アイコンIC21は、利用者からレコメンド楽曲データの再生を拒否することを受け付けるGUI(Graphical User Interface)スイッチである。カウント表示領域AR22に表示されているカウントが0になるまでにアイコンIC21が選択された場合、携帯端末装置10は、再生が拒否されたことを示す情報をフロントサーバ100に送信する。
なお、楽曲提供部112は、表示領域AR23に、レコメンド楽曲データの再生を拒否することを受け付けるGUIスイッチに代えて、利用者からレコメンド楽曲データの再生を許諾することを受け付けるGUIスイッチが表示されていてもよい。この場合、カウント表示領域AR22のカウンタが0になるまでにGUIスイッチが操作された場合には、レコメンド楽曲データの再生が許諾され、逆にGUIスイッチが操作されなかった場合には、レコメンド楽曲データの再生が拒否されたものとみなされる。また、楽曲提供部112は、表示領域AR23に、レコメンド楽曲データの再生を拒否することを受け付けるGUIスイッチと、レコメンド楽曲データの再生を許諾することを受け付けるGUIスイッチの両方を表示させ、何れかのスイッチの選択を受け付けた場合に、選択されたスイッチに基づいてレコメンド楽曲データを再生するか否かを判定してもよい。
更に、楽曲提供部112は、利用者が携帯端末装置10を見ていない場合も考えられるため、利用者に問い合わせ画像IM20が表示されていることを知らせるための音声(例えば、効果音)を出力してもよく、画像IM20の表示に代えて(または加えて)、上述した内容を問い合わせる音声を出力してもよい。また、楽曲提供部112は、画像IM20や音声等を出力して利用者に問い合わせを行っている間、再生中の楽曲(図6に示す楽曲A2)の音を小さくする等の音量制御を行ってもよい。
楽曲提供部112は、レコメンド楽曲データを再生しない旨の指示を受け付けた場合、ランダム再生されている楽曲を引き続き提供し、レコメンド楽曲データを再生する指示を受け付けた場合に、レコメンド楽曲データを再生する。図6の例では、問い合わせ中に再生されていた楽曲A2が終了したタイミングでレコメンド楽曲データ(例えば、レコメンド楽曲B1、B2、…)が順次再生される。なお、レコメンド楽曲データは、その直前の楽曲A2が終了した後に切り替えてもよく、楽曲A2の再生途中で割り込ませてもよい。
[処理フロー]
図9は、第1実施形態における楽曲提供装置によって実行される処理の一例を示すフローチャートである。図9の例では、楽曲提供装置の一例であるフロントサーバ100によって実行される各種処理のうち、主にレコメンド楽曲データをPOI情報や地域別情報に基づいて抽出する処理を中心として説明する。
図9の例において、楽曲提供部112は、Musicアプリが起動された携帯端末装置10から楽曲提供リスエストを取得すると(ステップS100)、例えば、利用者IDに基づいて利用者情報152を参照し、登録されたメインプレイリストを取得し、取得したメインプレイリストを携帯端末装置10に送信してオーディオ装置50に再生(例えば、ランダム再生)させる(ステップS102)。
次に、位置情報取得部106は、利用者の位置情報を取得する(ステップS104)。次に、POI取得部108は、位置情報に基づいて利用者がレコメンド圏に入るか否かを判定する(ステップS106)。利用者がレコメンド圏に入ると判定した場合、POI取得部108は、利用者が入るレコメンド圏に対応付けられたPOI情報を取得する(ステップS108)。また、ステップS106の処理において、利用者がレコメンド圏に入らないと判定された場合、POI取得部108は、位置情報や日時情報、車両センサ情報、その他の情報に基づいて、利用者が所定の地域において所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS110)。所定の地域において所定の条件を満たすと判定した場合、楽曲データ取得部110は、地域別特徴情報を取得する(ステップS112)。ステップS108またはステップS112の処理後、楽曲データ取得部110は、利用者情報とPOI情報、または、利用者情報と地域別特徴情報とを含む楽曲リクエストを生成し(ステップS114)、生成した楽曲リクエストをバックサーバ200に送信し、バックサーバ200から楽曲リクエストに対応するレコメンド楽曲データを取得する(ステップS116)。
次に、楽曲提供部112は、例えば、レコメンド楽曲データを再生するか否かを利用者に問い合わせ(ステップS118)、レコメンド楽曲データの再生が許諾されたか否かを判定する(ステップS120)。レコメンド楽曲データの再生が許諾された場合、楽曲提供部112は、レコメンド楽曲データを再生(レコメンドプレイリストを再生)させる(ステップS122)。また、ステップS110の処理において、所定の地域において所定の条件を満たさないと判定された場合、またはステップS120の処理において、レコメンド楽曲データの再生が許諾されなかった場合(再生が拒否された場合)、メインプレイリストを継続して再生させる(ステップS124)。これにより、本フローチャートの処理は終了する。
なお、第1実施形態では、上述のステップS106の処理において、利用者がレコメンド圏に入ると判定した場合であってもステップS110~S112の処理を行ってもよい。また、ステップS106の判定処理と、ステップS110の判定処理は、逆の順序で実行されてもよい。
また、楽曲提供部112は、利用者がレコメンド圏内または所定地域内に存在する間は、レコメンド楽曲データの再生を継続し、レコメンド圏や所定地域から出た場合に、メインプレイリストを再生させるか、楽曲の提供を終了する。また、楽曲提供部112は、メインプレイリストの楽曲がレコメンド楽曲データを再生することによって中断された場合には、レコメンド楽曲データから再度メインプレイリストの楽曲を再生する場合に、中断された曲の位置から再生してもよい。
また、レコメンド楽曲データは、一以上の楽曲から構成されるが、利用者がレコメンド圏から出るまで、または所定の地域において所定の条件が満たさなくなるまでに、全てのレコメンド楽曲が再生された場合、楽曲データ取得部110は、更にバックサーバ200からレコメンド楽曲データを取得してもよく、既存のレコメンド楽曲データを繰り返し再生してもよい。
以上説明したように、第1実施形態によれば、利用者の位置情報を取得する位置情報取得部106と、複数のPOIと複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、利用者に関する情報と利用者が入る楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得する楽曲データ取得部110と、楽曲データ取得部110により取得されたレコメンド楽曲データを利用者が利用する装置に提供する楽曲提供部112と、を備え、楽曲提供部112は、楽曲データの再生中に利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、所定の条件に応じたレコメンド楽曲データを利用者が利用する装置に提供することにより、地域によって楽曲データを提供する機会が少なくなることを抑制することができる。
例えば、第1実施形態によれば、例えば、楽曲提供部112は、POIの数が異なる地域によって、レコメンド楽曲データの提案態様を異ならせる。具体的には、楽曲データ取得部110は、上述した利用者の位置とレコメンド圏との関係に基づく処理に加えて、楽曲データの再生中に利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合には、所定の条件に応じたレコメンド楽曲データをバックサーバ200から取得する。これにより、楽曲提供部112は、POIが多い地域(POIの数が所定値以上の地域)では、レコメンド圏に対応付けられたPOI情報に基づいて生成されたレコメンド楽曲データを提供し、POIが少ない地域(POIの数が所定値未満の地域)では、レコメンド圏に対応付けられたPOI情報に基づく楽曲データに代えて(または加えて)、地域ごとの条件に応じて抽出された楽曲データを提供する。これにより、地域格差を是正に、どの地域においても充実したレコメンド楽曲データを提供することができる。したがって、利用者にレコメンド楽曲の提供サービスを利用したいという意欲を向上させることができる。
<第2実施形態>
図10は、第2実施形態の楽曲提供装置を利用した楽曲提供システム2の構成図である。第2実施形態の楽曲提供システム2は、第1実施形態の楽曲提供システム1と比較して、車載装置40が携帯端末装置10を介さずにフロントサーバ100と直接通信する点で相違する。したがって、以下では、主に第1実施形態との相違点を中心として説明し、それ以外の説明は省略する。
第2実施形態の楽曲提供システム2は、例えば、車載装置40Aと、フロントサーバ100と、バックサーバ200とを備える。これらのうち、フロントサーバ100およびバックサーバ200は、第1実施形態と同様の構成を有する。車載装置40Aは、例えば、オーディオ装置50Aと、車両センサ65とを備える。車載装置40A(具体的には、オーディオ装置50A)は、「利用者が利用する装置」の一例である。
楽曲提供システム2におけるオーディオ装置50Aは、例えば、音響調整部54と、スピーカシステム56と、タッチパネル58と、Musicアプリ実行部70と、ネットワーク通信部72とを備える。音響調整部54と、スピーカシステム56と、タッチパネル58とは、第1実施形態と同様の構成を有する。なお、オーディオ装置50Aは、上記構成に加えて、利用者の音声を入力するマイク等が設けられていてもよい。
Musicアプリ実行部70は、CPU等のプロセッサが、記憶部80に記憶されたMusicアプリ82を実行することで機能する。Musicアプリ実行部70は、タッチパネル58に対してなされた利用者の入力操作に応じてオーディオ装置50Aの各部を制御する。Musicアプリ実行部70は、例えば、予めアプリ提供者のサーバ装置からオーディオ装置50にインストールされたものである。
ネットワーク通信部72は、ネットワークNWを介してフロントサーバ100と通信する。ネットワークNWは、無線基地局、アクセスポイント、インターネット、プロバイダ端末、WAN等を含む。第2実施形態のオーディオ装置50Aは、第1実施形態の携帯端末装置10およびオーディオ装置50の双方の機能を兼ね備える。したがって、フロントサーバ100は、オーディオ装置50Aと通信を行うことで、携帯端末装置10との通信によって実行された各処理を同様に実行することができる。なお、第2実施形態のうち、ネットワーク通信部72は、オーディオ装置50Aの外部(且つ車載装置40A内)に設けられてもよい。
以上説明したように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する他、携帯端末装置10を介さずに、オーディオ装置50Aに、レコメンド楽曲データやレコメンド前楽曲データを提供することができる。
<変形例>
以下、上述した実施形態の変形例について説明する。例えば、実施形態において、地域別情報に基づくレコメンド楽曲データの提供は、POI情報に基づく楽曲提供サービスのオプションサービスとして提供されてよい。この場合、地域別条件情報156には、POIの数に関係なく、地域ごとの条件情報や地域別情報が格納される。これにより、例えば、ある有名なスポットに対応するレコメンド圏に利用者が入る場合であっても、時期(季節)や天候等の条件に応じて異なるレコメンド楽曲データを提供することができる。したがって、POIが多い都市部であっても地域別情報を用いて利用者の現在の状況によりマッチした楽曲データを提供することができる。
また、実施形態において、楽曲提供部112は、利用者の位置情報に基づいて、利用者の周辺に存在するレコメンド圏に関する情報(例えば、図4に示す画像IM10)や、利用者の現在位置からレコメンド圏までの経路を利用者が利用する装置に提供してもよい。これにより、利用者は、リコメンド楽曲データを提供して欲しい場面(例えば、恋人とのドライブ中)に、レコメンド圏まで容易に移動することができると共に、より早くリコメンド楽曲データの提供を受けることができる。
また、実施形態において、楽曲提供部112は、利用者が地域別条件情報156に含まれる地域に入った場合に、どのような条件を満たせばレコメンド楽曲データが提供されるのかに関する情報(レコメンド提供条件)を利用者に通知してもよい。これにより、利用者が同じ地域を走行している場合に、レコメンド楽曲データが提供される場合や提供されない場合があることによって、違和感が生じることを抑制することができる。また、例えば、レコメンド提供条件として、時間帯の条件を満たせばレコメンド楽曲データが提供されることを利用者に通知することで、利用者はレコメンド楽曲データの提供を受けたい場合に、条件を満たす時間帯にその地域に訪れることで、確実にレコメンド楽曲データの提供を受けることができる。
また、楽曲提供部112は、一度提供したリコメンド楽曲データを利用者IDに対応付けて記憶部150等に記憶し、利用者からの再度の再生指示があった場合に、利用者の現在位置に関係なく過去のリコメンド楽曲データを提供してもよい。また、楽曲提供部112は、リコメンド楽曲データに含まれる楽曲のうち少なくとも一つをメインプレイリストに追加してもよい。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
コンピュータによって読み込み可能な命令(computer-readable instructions)を格納する記憶媒体(storage medium)と、
前記記憶媒体に接続されたプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、前記コンピュータによって読み込み可能な命令を実行することにより(the processor executing the computer-readable instructions to:)、
利用者の位置情報を取得し、
複数のPOIと前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得し、
前記楽曲データ取得部により取得されたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供し、
楽曲データの再生中に前記利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、前記条件に応じたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する、
楽曲提供装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形および置換を加えることができる。
1、2…楽曲提供システム、10…携帯端末装置、12…近距離通信部、14…ネットワーク通信部、16…Musicアプリ実行部、18…タッチパネル、30…記憶部、32…Musicアプリ、40、40A…車載装置、50、50A…オーディオ装置、52…連携アプリ実行部、54…音響調整部、56…スピーカシステム、58…タッチパネル、60…近距離通信部、65…車両センサ、70…Musicアプリ実行部、72…ネットワーク通信部、80…記憶部、82…Musicアプリ、100…フロントサーバ、102…ネットワーク通信部、104…利用者情報取得部、106…位置情報取得部、108…POI取得部、110…楽曲データ取得部、112…楽曲提供部、150…記憶部、152…利用者情報、154…地図情報、200…バックサーバ、202…利用者特徴情報生成部、204…POI特徴情報生成部、205…地域別特徴情報生成部、206…自動楽曲抽出部、250…記憶部、252…利用者特徴情報、254…POI特徴情報、256…学習済モデル、258…楽曲データ
):上記(1)~()うち何れか一つの態様において、前記所定の条件は、前記所定の地域において特定の花が咲く時期または紅葉になる時期であることを含むものである。
):上記(1)~()のうち何れか一つの態様において、前記所定の条件は、前記利用者が移動体に搭乗している場合であって、且つ、前記移動体の周囲が渋滞である場合または前記周囲の渋滞が解消した場合であることを含むものである。
):この発明の一態様に係る楽曲提供方法は、コンピュータが、利用者の位置情報を取得し、複数のPOIと前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得し、取得したレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供し、楽曲データの再生中に前記利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、前記条件に応じたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する、楽曲提供方法である。
):この発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、利用者の位置情報を取得させ、複数のPOIと前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得させ、取得されたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供させ、楽曲データの再生中に前記利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、前記条件に応じたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供させる、プログラムである。
上記(1)~()の態様によれば、地域によって楽曲データを提供する機会が少なくなることを抑制することができる。

Claims (9)

  1. 利用者の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    複数のPOI(Point Of Interest)と前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得する楽曲データ取得部と、
    前記楽曲データ取得部により取得されたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する楽曲提供部と、を備え、
    前記楽曲提供部は、楽曲データの再生中に前記利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、前記条件に応じたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する、
    楽曲提供装置。
  2. 所定の地域は、所定範囲内におけるPOIの数が所定数未満である地域を含む、
    請求項1に記載の楽曲提供装置。
  3. 所定の条件は、前記利用者の周囲の天候に対する条件であることを含む、
    請求項1または2に記載の楽曲提供装置。
  4. 前記所定の条件は、前記利用者から視認可能な位置に、虹、朝日、夕日、月、および星座のうち、少なくとも一つが存在すると予測できることを含む、
    請求項1から3のうち何れか1項に記載の楽曲提供装置。
  5. 前記所定の条件は、前記所定の地域において特定の花が咲く時期または紅葉になる時期であることを含む、
    請求項1から4のうち何れか1項に記載の楽曲提供装置。
  6. 前記所定の条件は、前記利用者が移動体に搭乗している場合であって、且つ、前記移動体の周囲が渋滞である場合または前記周囲の渋滞が解消した場合であることを含む、
    請求項1から5のうち何れか1項に記載の楽曲提供装置。
  7. 利用者の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    複数のPOIと前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得する楽曲データ取得部と、
    前記楽曲データ取得部により取得されたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する楽曲提供部と、を備え、
    前記楽曲提供部は、前記POIの数が異なる地域によって、前記レコメンド楽曲データの提案態様を異ならせる、
    楽曲提供装置。
  8. コンピュータが、
    利用者の位置情報を取得し、
    複数のPOIと前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得し、
    取得したレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供し、
    楽曲データの再生中に前記利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、前記条件に応じたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供する、
    楽曲提供方法。
  9. コンピュータに、
    利用者の位置情報を取得させ、
    複数のPOIと前記複数のPOIごとに対応付けられた楽曲レコメンド圏の情報とを含む地図情報を参照し、前記利用者が前記楽曲レコメンド圏に入る場合に、前記利用者に関する情報と前記利用者が入る前記楽曲レコメンド圏に対応付けられたPOI情報とに基づいてレコメンドされる楽曲データを取得させ、
    取得されたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供させ、
    楽曲データの再生中に前記利用者が所定の地域において所定の条件を満たした場合に、前記条件に応じたレコメンド楽曲データを前記利用者が利用する装置に提供させる、
    プログラム。
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