JP2023139469A - 搬送用ボックスを使用した配送物の配送システム - Google Patents

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憲明 城山
Noriaki Shiroyama
康則 藤原
Yasunori Fujiwara
亮介 秋山
Ryosuke Akiyama
裕昭 平山
Hiroaki Hirayama
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Abstract

【課題】電子錠の施錠番号の誤設定及び誤通知を確実に防止し、電子錠の施錠番号をサーバへ通知する必要がない搬送用ボックスを使用した配送物の配送システムを提供する。【解決手段】配送システムは、配送物を収容可能な複数の搬送用ボックス12と、搬送用ボックス12に配送物を収容する者又は搬送用ボックス12から配送物を取出す者が使用する端末と、端末と通信可能な輸配送管理システムサーバ10と、を備える。搬送用ボックス12は、電子錠を含む電子錠装置を備え、電子錠装置は、電子錠の施錠に関する操作処理毎に、あらかじめ定めた作成手順に基づいて新規な施錠番号を生成して設定する。輸配送管理システムサーバ10は、電子錠の施錠に関する操作処理毎に、電子錠装置におけるあらかじめ定めた作成手順に基づいて電子錠の新規な施錠番号を生成して端末へ送信する。端末は、輸配送管理システムサーバ10から受信した新規な施錠番号を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、ロールボックス等の搬送用ボックスを使用した配送物の配送システムに関する。
本出願人は、先に、宅配ボックス装置を使用した配送システムを提案している(特許文献1)。この配送システムは、収容ボックス(宅配ボックス)を配送業者と荷物受取者とがアクセスすることにより、配送業者と荷物受取者との間で収容ボックス内の荷物の収受を行うものであり、各宅配ボックスには、施錠番号を入力することによって施錠及び解錠が可能な開閉キー(電子錠)が設けられている。配送業者は収容ボックスに配送物を収納した際に新たな(新規な)施錠番号を手動で設定して電子錠を施錠する。配送業者はその設定した新規な施錠番号を、サーバを介して荷物受取者に送信し、この施錠番号によって荷物受取者は電子錠を解錠する。
特開2018-113037号公報
しかしながら、この特許文献1に記載の配送システムによると、配送業者が新規な施錠番号となるように電子錠を手動で設定して施錠し、その設定した施錠番号をサーバを介して荷物受取者に通知するようにしているため、配送業者自身が誤った施錠番号を設定した場合や、誤った施錠番号を通知した場合、荷物受取者は電子錠を解錠することが全くできなかった。
本発明は従来の配送システムにおけるこのような問題点を解決するものであり、その目的は、電子錠の施錠番号の誤設定及び誤通知を確実に防止することができる搬送用ボックスを使用した配送物の配送システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、電子錠の施錠番号をサーバへ必ずしも通知する必要がない搬送用ボックスを使用した配送物の配送システムを提供することにある。
本発明によれば、配送システムは、配送物をそれぞれ収容可能な複数の搬送用ボックスと、搬送用ボックスに配送物を収容する者又は搬送用ボックスから配送物を取出す者が使用する端末と、この端末と通信可能なシステムのサーバとを備えている。複数の搬送用ボックスの各々は電子錠を含む電子錠装置を備えており、この電子錠装置は、電子錠の施錠に関する操作処理毎に、あらかじめ定めた作成手順に基づいて新規な施錠番号を生成し、電子錠の施錠番号を生成した新規な施錠番号に設定するように構成されている。サーバは、電子錠の施錠に関する操作処理毎に、電子錠装置における上述したあらかじめ定めた作成手順と同じ作成手順に基づいて電子錠の新規な施錠番号を生成し、サーバが生成した新規な施錠番号を端末へ送信するように構成されており、端末は、サーバから受信した新規な施錠番号を表示するように構成されている。
電子錠装置は、電子錠の施錠に関する操作処理毎に、あらかじめ定めた作成手順に基づいて新規な施錠番号を生成して電子錠の施錠番号をこの生成した施錠番号に設定し、サーバは、電子錠の施錠に関する操作処理毎に、このあらかじめ定めた作成手順と同じ作成手順に基づいて新規な施錠番号を生成する。端末から施錠番号の要求があった場合は、サーバで生成した新規な施錠番号をこの端末へ送信する。このように、搬送用ボックスの電子錠装置とサーバとが、電子錠の施錠に関する操作処理毎に、同じ作成手順に基づいて新規な施錠番号をそれぞれ生成しているため、施錠番号を電子錠側からサーバへ必ずしも通知する必要がない。従って、電子錠側からサーバへの施錠番号の誤通知は確実に防止される。また、サーバは、電子錠側から施錠番号情報が来ない場合にも、正しい施錠番号を端末に案内することができる。このため、施錠番号の通知の確実性が向上する。さらに、電子錠側で自動的に生成した新規な施錠番号で電子錠の施錠が行われるため、施錠番号の誤設定は確実に防止される。
電子錠の施錠に関する操作処理が、搬送用ボックスの開閉扉の閉成が検出された際に行われる操作処理であることが好ましい。
電子錠の施錠に関する操作処理が、搬送用ボックスの開閉扉の開成が検出された際に行われる操作処理であることが好ましい。
電子錠装置は、生成した新規な施錠番号をサーバへ送信するように構成されており、サーバは、当該サーバが生成した新規な施錠番号と電子錠装置から受信した新規な施錠番号とが相違する場合は、サーバが生成した新規な施錠番号を、電子錠装置から受信した新規な施錠番号に変更するように構成されていることも好ましい。このように、番号相違が生じた場合にも、サーバの施錠番号が修正されるので、正しい施錠番号を取出し者端末に案内することができる。
あらかじめ定めた作成手順が、施錠回と施錠番号との対応関係があらかじめ定められた番号対応データを用いて施錠回から施錠番号を生成する手順であることが好ましい。
この場合、番号対応データが、施錠回と問合せ番号と施錠番号との対応関係があらかじめ定められた番号対応データであることがより好ましい。
この場合、電子錠装置は、施錠番号の問合せ操作を行ったときは、現在の施錠番号に対応する問合せ番号を電子錠に表示するように構成されており、サーバは、端末より、現在の施錠番号の問合せがあったときは、問合せ番号に対応する現在の施錠番号をこの端末に送信するように構成されており、この端末は、サーバから受信した現在の施錠番号を表示するように構成されていることがより好ましい。
収容する者が、搬送用ボックスに配送物を収容する物流センタ作業者又は輸送業者であり、端末が、物流センタ作業者又は輸送業者が使用する物流センタ作業者端末又は輸送業者端末であることも好ましい。
取出し者が、搬送用ボックスから配送物を取出して受取者に配送する配送業者であり、端末が、配送業者が使用する配送業者端末であることも好ましい。
本発明によれば、搬送用ボックスの電子錠装置とサーバとが、電子錠の施錠に関する操作処理毎に、同じ作成手順に基づいて新規な施錠番号をそれぞれ生成しているため、施錠番号を電子錠側からサーバへ必ずしも通知する必要がない。従って、電子錠側からサーバへの施錠番号の誤通知は確実に防止される。また、サーバは、電子錠側から施錠番号情報が来ない場合にも、正しい施錠番号を端末に案内することができる。このため、施錠番号の通知の確実性が向上する。さらに、電子錠側で自動的に生成した新規な施錠番号で電子錠の施錠が行われるため、施錠番号の誤設定は確実に防止される。
本発明の搬送用ボックス(ロールボックス)を使用した配送物の配送システムの一実施形態における全体構成を概略的に示すブロック図である。 図1の実施形態におけるロールボックスの一例として、互いに連結された複数のロールボックスを概略的に示す斜視図である。 図1の実施形態におけるロールボックスの一例として、単一のロールボックスを概略的に示す斜視図であり、(A)は耐水素材でカバーされたロールボックス、(B)は折り畳みかご式のロールボックスを示している。 図1の実施形態における電子錠装置の構成例を概略的に説明するブロック図である。 図1の実施形態における電子錠の一例の構成を概略的に示す、(A)正面図、(B)背面図である。 図1の実施形態における電子錠装置の施錠番号生成処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 図1の実施形態における電子錠の施錠回とこれに対応する施錠番号及び問合せ番号とを表す番号対応データを示す図である。 図1の実施形態におけるサーバの施錠番号生成処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 図1の実施形態における施錠番号の問合せ処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 図1の実施形態における配送処理の流れの一例を概略的に説明するフローチャートである。 図10の流れを概略的に説明する説明図である。 図1の実施形態において配送処理中の端末の画面に表示される内容の一例を示す図である。 図1の実施形態において配送処理中の端末の画面に表示される内容の一例を示す図である。 図1の実施形態において配送処理中の端末の画面に表示される内容の一例を示す図である。 図1の実施形態において配送処理中の端末の画面に表示される内容の一例を示す図である。 図1の実施形態において配送処理中の端末の画面に表示される内容の一例を示す図である。 図1の実施形態において配送処理中の端末の画面に表示される内容の一例を示す図である。
図1は本発明の搬送用ボックス(ロールボックス)を使用した配送物の配送システムの一実施形態における全体構成を概略的に示しており、図2及び図3は本実施形態におけるロールボックスの一例を概略的に示している。図2に示すロールボックスは互いに連結された複数のロールボックスであり、図3に示すロールボックスは単一のロールボックスである。本実施形態は、複数の荷物(本発明の配送物に対応する)をそれぞれ収容した複数のロールボックスを、あらかじめ設定したローカルの物流拠点に搬送し、その配送エリアの担当者(本発明の取出し者に対応する)が各ロールボックスから荷物を取出し、受取者へ配送する配送システムに関するものである。
図1において、10は本配送システムのクラウド上の輸配送管理システムサーバ(TMSサーバ)、11は保管型物流センタ(DC)や通過型物流センタ(TC)等の物流センタ、12は物流センタ11において内部に荷物を収容しトラック等で設置場所に配送されるロールボックス(搬送用ボックス、IoTカート)、13はロールボックス12の設置場所の一例であるローカルの物流拠点をそれぞれ示している。ローカルの物流拠点13としては、屋内、屋外の契約した種々の場所や遊休地が適用可能であるが、本実施形態では、コインパーキングの空きスペースとしている。もちろん、物流拠点13はこれに限定されるものではない。
図2及び図3(A)に示すロールボックス12は、鉄格子の本体を耐水性のカバーで覆った強固な外装を有する全天候型であり、その開閉扉12aには電子錠12bと管理用QRコード(登録商標)12cとが取り付けられている。ロールボックス12には、電子錠12bに電気的に接続されており、グローバルIoTネットワークであるSigFox(登録商標)を利用した電子錠装置14(図4参照)が設けられている。この電子錠装置14は、図示されていないGPS装置に電気的に接続されており、また、乾電池15によって電源供給される無電源(無給電)方式を取り入れている。ロールボックス12の下面にはストッパ付きの複数のキャスタ12dが取り付けられており、上面には電子錠装置14用の通信アンテナ12eが取り付けられている。さらに、ロールボックス12の内部には、図示されていないが、仕切り棚用の高さ調整式ブラケットが設けられている。単なる一例であるが、ロールボックス12は、幅が約1100mm、高さが約1700mm、奥行きが約800mmであり、自重は90kg以下、積載可能荷重は400~500kgであり、充分な防水機能、耐風圧機能、耐震機能を有している。
図3(B)はロールボックスの変更態様を示している。このロールボックス12′は、折り畳みかご式であり、全天候型ではないため、屋根のある物流拠点等に設置される。図示されていないが、このロールボックス12′にも、図示されていないが、電子錠、管理用QRコード(登録商標)、電子錠装置、GPS装置及び通信アンテナがロールボックス12の場合と同様に設置されている。
図4は本実施形態における電子錠装置14の構成例を概略的に説明しており、図5は本実施形態における電子錠の一例の構成を概略的に示している。
図4に示すように、電子錠装置14は、開閉扉12aに取り付けられた電子錠12bに電気的に接されたSigFox(登録商標)モジュール(ゲートウェイ)14aと、マイクロプロセッサ及びメモリ(MPU及びメモリ)14bと、GPS装置14cとを備えており、乾電池15から電源供給される無電源(無給電)方式を採用している。電子錠装置14のゲートウェイ14aは、通信アンテナ12eを介してSigFox(登録商標)クラウド16にアクセス可能に構成されている。SigFox(登録商標)モジュールは、周知のように、1回最大で12バイトのデータ(メッセージ)を送信する際に、周波数を変えて3回のリピテーションを行うように構成されている。また、送信されるメッセージは受信可能な全ての基地局で受信し、1つのデータとしてSigFox(登録商標)クラウド上で管理される。さらに、超狭帯域通信であることからノイズ成分を抑えることができる。その結果、通信の安定性、耐干渉性及び耐障害性を高めることが可能となっている。
図5(A)に示すように、電子錠12bは、表面側に、各桁が7セグメントのLEDによって表示される番号表示部12bと、複数の数値ボタンを有する番号入力部12bとを備えている。さらに、電子錠12bは、図5(A)及び(B)に示すように、開閉扉12aが閉成したことを検出する扉センサ12bと、ラッチ(ラッチロック式)12bと、開閉扉12aを実際にロックするためのレバー12bと、背面に設けられた緊急解除レバー12bとを備えている。
この電子錠12bは、扉センサ12bによって、開閉扉12aが閉成したことが検出されると、扉閉成信号を電子錠装置14(図4参照)へ送り込むように構成されている。また、開閉扉12aが閉成して所定時間(例えば10秒)経過するか、番号入力部12bの所定のボタン(例えばEボタン)が押されると、レバー12bが回動動作して開閉扉12aがロックされるように構成されている。なお、ラッチ12bは、ラッチロック式であり、開閉扉12aが開いている状態でレバー12bが動作してロックされた場合にも、開閉扉12aを閉じることができるように構成されている。
図1に示すように、物流センタ11において、TMS(輸配送管理システム)に登録された、図示されてない物流センタ作業者端末又は輸送業者端末はインターネットを介してTMSサーバ10に接続可能に構成されている。即ち、配送すべき荷物には、公知の伝票発行システムによって発行された伝票及び追跡番号がバーコード等によって添付されており、物流センタ作業者又は輸送業者は、各荷物をエリアに輸送されるロールボックス12に積込み、それぞれの端末によって、そのロールボックス12のQRコード(登録商標)及び荷物の伝票及び追跡番号のバーコードにアクセスすることにより、荷物の情報及びロールボックス12のステータス(ロールボックス利用状況)情報がインターネットを介してTMSサーバ10に送信するように構成されている。一方、TMSサーバ10は、受信した伝票及び追跡番号、並びにロールボックスステータス情報をロールボックス12毎に記憶するように構成されている。
ロールボックス12の電子錠装置14は、例えば開閉扉12aの開閉が行われたとき等に、そのロールボックス12の現在位置をGPS装置から検出し、検出した現在位置情報と、そのロールボックス12のステータス(ロールボックス利用状況)情報とをSigFox(登録商標)を介してSigFox(登録商標)クラウド16へ送信するように構成されている。SigFox(登録商標)クラウド16は、受信したロールボックス利用状況情報及び現在位置情報をインターネットを介してTMSサーバ10へ送信するように構成されている。TMSサーバ10は、受信したロールボックスステータス情報及び現在位置情報をロールボックス12毎に記憶するように構成されている。
TMSに登録された、図示されてない輸送業者端末は、インターネットを介してTMSサーバ10に接続可能に構成されており、ロールボックス12が物流拠点13に輸送されて設置されると、ロールボックス12の輸送完了情報をインターネットを介してTMSサーバ10へ送信するように構成されている。TMSサーバ10は、受信したロールボックス輸送完了情報をロールボックス12毎に記憶するように構成されている。
TMSに登録された配送業者(宅配業者)17、18及び19の図示されてない配送業者端末は、インターネットを介してTMSサーバ10に接続可能に構成されており、配送業者17、18及び/又は19がロールボックス12から荷物を取出して配送を開始すると、荷受け情報とロールボックス12のステータス(ロールボックス利用状況)情報とをインターネットを介してTMSサーバ10へ送信するように構成されている。TMSサーバ10は、受信した荷受け情報及びロールボックス利用状況情報をロールボックス12毎に記憶するように構成されている。
配送業者19は、指定されている受取者20へ荷物を配達する。その配送業者端末は、荷物の配達が完了すると、配達完了情報と荷物追跡情報とをインターネットを介してTMSサーバ10へ送信するように構成されている。TMSサーバ10は、受信した配達完了情報及び荷物追跡情報をロールボックス12の荷物毎に記憶するように構成されている。配送業者端末に、配送サポートツールアプリをあらかじめインストールしておき、このアプリを利用して荷物の配達と、その後の配達完了情報及び荷物追跡情報のTMSサーバ10への送信を行うようにしても良い。
(電子錠装置における施錠番号生成処理)
電子錠12bの施錠に関する操作処理毎に、即ち、扉センサ12bによってロールボックス12の開閉扉12aが閉成されたことが検出される毎に、電子錠装置14のMPU及びメモリ14bは、新規な施錠番号を生成するように構成されている。この新規な施錠番号の生成は、以下のごとくあらかじめ定めた作成手順に基づいて行われる。図6は本実施形態における電子錠装置14の施錠番号生成処理の流れを概略的に示している。
MPU及びメモリ14bは、開閉扉12aが閉成されたことが検出される毎に図6に示す処理を実行する。まず、開閉扉12aが閉成されたことをTMSサーバ10へ通知すると共に、電子錠12bの施錠回をカウントする(ステップS1)。次いで、MPU及びメモリ14bは、このカウントで得られた現在の施錠回に対応する施錠番号と問合せ番号とを番号対応データから生成(抽出)する(ステップS2)。なお、MPU及びメモリ14bのメモリには、図7に示すような、電子錠12bの施錠回とこれに対応する施錠番号及び問合せ番号とを表す番号対応データがあらかじめ記憶されている。MPU及びメモリ14bは、次いで、生成した施錠番号を、新規な施錠番号として電子錠12bに設定する(ステップS3)。さらに、生成した施錠番号及び問合せ番号をTMSサーバ10に送信する(ステップS4)。また、生成した施錠番号及び問合せ番号を、MPU及びメモリ14bのメモリに記憶する(ステップS5)。なお、問合せ番号とは、通信断絶などで施錠番号が不明となった際にこの問合わせ番号を電子錠12bに表示させ、取出し者がサーバ10に正しい施錠番号を問合わせる際に使用する番号である。
(TMSサーバにおける施錠番号生成処理)
TMSサーバ10は、後述するように、本配送システムにおける配送処理全体を管理及び制御しているが、ロールボックス12毎の電子錠12bの新規な施錠番号の生成も行っている。図8は本実施形態におけるTMSサーバ10の施錠番号生成処理の流れを概略的に示している。
TMSサーバ10は、電子錠12bの施錠に関する操作処理毎に、即ち、各ロールボックス12のMPU及びメモリ14bから、開閉扉12aが閉成されことが通知される毎に、図8に示す処理を実行する。まず、該当するロールボックス12に関して、電子錠12bの施錠回をカウントする(ステップS11)。次いで、TMSサーバ10は、このカウントで得られた現在の施錠回に対応する施錠番号と問合せ番号とを番号対応データから生成(抽出)する(ステップS12)。TMSサーバ10のメモリには、各ロールボックス12のMPU及びメモリ14bのメモリに記憶されている番号対応データと同一の、図7に示すような、電子錠12bの施錠回とこれに対応する施錠番号及び問合せ番号とを表す番号対応データがロールボックス12毎にあらかじめ記憶されている。次いで、TMSサーバ10で生成した新規な施錠番号と、電子錠装置14から受信して記憶されている施錠番号と一致するか否かを判別し(ステップS13)、一致しない場合(NOの場合)、TMSサーバ10で生成した施錠番号を、電子錠装置14から受信して記憶されている施錠番号に変更し、これを新規な施錠番号とする(ステップS14)。その後、配送業者端末から新規な施錠番号を要求された場合は、その新規な施錠番号を配送業者端末に送信する(ステップS15)。配送業者端末は受信した新規な施錠番号を表示し、これによって電子錠の解錠が可能となる。一方、ステップS13において、一致した場合(YESの場合)、そのままステップS15へ進む。即ち、TMSサーバ10で生成した新規な施錠番号を新規な施錠番号として配送業者端末に送信する。
(施錠番号の問合せ処理)
例えば通信途絶等が発生して電子錠12bの現在の施錠番号が分からなくなった場合、この電子錠12bにおいて問合せ操作(例えば、番号入力部12bの特定のボタンを所定回数タップする操作等)を行うと、現在の施錠番号に対応する問合せ番号がこの電子錠12bの番号表示部12bに表示される。配送業者端末又は取出し者端末は、この問合せ番号を用いて図9に示す施錠番号の問合せ処理を行う。
まず、管理用QRコード(登録商標)12cを読み込んで配送業者端末又は取出し者端末をこのロールボックス12と紐づけし、TMSサーバ10へ問合せ番号を送る(ステップS21)。TMSサーバ10は、ロールボックス12毎に記憶されている問合せ番号とこれに対応する施錠番号とを表す番号対応データを用いて、問合せ番号に対応する施錠番号を抽出する(ステップS22)。次いで、この抽出した施錠番号を配送業者端末又は取出し者端末に送信する(ステップS23)。配送業者端末又は取出し者端末は、受信した施錠番号を表示し、これによってその電子錠12bの解錠が可能となる。
(荷物の配送処理)
図10及び図11は本実施形態における荷物の配送処理の流れの一例を概略的に説明している。
物流センタ11において、物流センタ作業者又は輸送業者は、まず、TMSに登録された物流センタ作業者端末又は輸送業者端末によって所望のエリアを指定すると、TMSサーバ10はそのエリア内のロールボックス12の設置場所情報を物流センタ作業者端末又は輸送業者端末に送信し、これにより物流センタ作業者端末又は輸送業者端末はその設置場所を自己の画面に表示させる。図12はこの場合に端末画面に表示される内容の一例である。この端末画面の特定のロールボックス12にカーソルを合わせることにより、その詳細が表示される。図13はこの場合に端末画面に表示される内容の一例である。
次いで、物流センタ作業者端末又は輸送業者端末においてこの特定のロールボックス12をタップすることにより、TMSサーバ10によって管理されている配送管理ツールの専用URL先へのアクセスが行われる(ステップS101)。これにより、TMSサーバ10は、そのロールボックス12のステータス(解錠待ち)を物流センタ作業者端末又は輸送業者端末に送信し、これにより物流センタ作業者端末又は輸送業者端末はそのステータスを画面に表示させる(ステップS102)。図14はこの場合の端末画面の一例を表しており、「解錠」アイコンが表示される。
物流センタ作業者端末又は輸送業者端末は、この「解錠」アイコンがタップされることにより、配送管理ツールの専用URL先にアクセスする(ステップS103)。これにより、TMSサーバ10は、まず、この「解錠」が荷物の積込みであるのか、引取りであるのかをタップすることにより選択するための、「預入」アイコン、及び「持出」アイコンを図15に示すように、物流センタ作業者端末又は輸送業者端末の画面に表示させる。
「預入」アイコン又は「持出」アイコンがタップされることによって、荷物の積込みか引取りかの選択が行われた後、TMSサーバ10は、そのロールボックス12の電子錠12bの現在の施錠番号をこの物流センタ作業者端末又は輸送業者端末に送信して画面に表示させる(ステップS104)。図16はこの場合に端末画面に表示される内容の一例である。
物流センタ作業者又は輸送業者は、この端末画面に表示された現在の施錠番号でロールボックス12の電子錠12bを解錠して、荷物をそのロールボックス12内に積込み、開閉扉12aを閉じ、さらに、図16に示す「施錠完了」アイコンをタップする(ステップS105)。これにより、端末画面には、図17に示すような内容が表示される。
扉センサ12bによって開閉扉12aが閉成されたことが検出されると、電子錠装置14は、新規な施錠番号を生成する処理を行う(ステップS106)。即ち、図6を用いて説明したように、あらかじめ定めた作成手順に基づいて新規な施錠番号を生成し、電子錠12bの施錠番号をこの生成した新規な施錠番号に設定する。さらに、開閉扉12aが閉成されたことの通知、及び生成した施錠番号をTMSサーバ10に送信する。
TMSサーバ10は、開閉扉12aが閉成されたことの通知を受けると、新規な施錠番号を生成する処理を行う(ステップS107)。即ち、図8を用いて説明したように、電子錠装置14に記憶されている番号対応データと同一の番号対応データを用いた作成手順に基づいて新規な施錠番号を生成し、電子錠装置14側から送られてきた施錠番号と一致しない場合は、生成した新規な施錠番号をこの電子錠装置側からの施錠番号に変更し、さらに、ロールボックスのステータスを「使用中」に変更する。
次いで、TMSサーバ10は、各ロールボックス12への荷物の積込み(預入)完了日時を記憶する(ステップS108)。
配送業者端末がロールボックス12のQRコード(登録商標)を読み取ると、TMSサーバ10によって管理されている配送管理ツールの専用URL先へのアクセスが行われる(ステップS109)。これにより、TMSサーバ10は、そのロールボックス12の現在の施錠番号とステータス(解錠待ち)とを配送業者端末に送信し、これにより配送業者端末はその施錠番号及びステータスを画面に表示させる(ステップS110)。
配送業者端末に表示された施錠番号で電子錠12bの解錠を行って開閉扉12aを開き、荷物を引取る(ステップS111)。その後、開閉扉12aが閉成された場合は、図6に示す電子錠装置14の施錠番号生成処理及び図8に示す処理が行われて新規な施錠番号の生成処理が行われる。その後、TMSサーバ10は、ロールボックス12のステータスを「解錠状態」に変更し、及びその解錠日時を記憶する(ステップS112)。
次いで、配送業者は、引取った荷物を指定された場所へ配達し、配送管理ツール内で荷物配達完了処理を行う(ステップS113)。これにより、TMSサーバも、配送管理ツール内で荷物配達完了処理を行う(ステップS114)。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、ロールボックス12の開閉扉12aが閉成される毎に電子錠装置14はあらかじめ定めた作成手順に基づいて新規な施錠番号を生成し、生成した施錠番号を電子錠12bの施錠番号に設定する。一方、TMSサーバ10は、開閉扉12aが閉成される毎に、このあらかじめ定めた作成手順と同じ作成手順に基づいて新規な施錠番号を生成する。端末から施錠番号の要求があった場合は、TMSサーバ10で生成した新規な施錠番号をこの端末へ送信する。このように、ロールボックス12の電子錠装置14とTMSサーバ10とが、ロールボックス12の開閉扉12aが閉成される毎に、同じ作成手順に基づいて新規な施錠番号をそれぞれ生成しているため、施錠番号を電子錠12b側からTMSサーバ10へ通知する必要がない。従って、電子錠12b側からTMSサーバ10への施錠番号の誤通知は確実に防止される。また、TMSサーバ10は、電子錠12b側から施錠番号情報が来ない場合にも、正しい施錠番号を取出し者端末に案内することができる。このため、施錠番号の通知の確実性が向上する。さらに、電子錠12b側で自動的に生成した新規な施錠番号で電子錠12bの施錠が行われるため、施錠番号の誤設定は確実に防止される。
上述した実施形態においては、電子錠装置14及びTMSサーバ10において新規な施錠番号の生成をロールボックス12の開閉扉12aが閉成される毎に行っているが、変更態様においては、電子錠装置14及びTMSサーバ10において新規な施錠番号の生成をロールボックス12の開閉扉12aが開成される毎に行う。この場合、扉センサ12bによって、開閉扉12aが開成したことを検出する。
以上述べた実施形態は全て本発明を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
10 輸配送管理システムサーバ(TMSサーバ)
11 物流センタ
12、12′ ロールボックス(IoTカート)
12a 開閉扉
12b 電子錠
12b 番号表示部
12b 番号入力部
12b 扉センサ
12b ラッチ
12b レバー
12b 緊急解除レバー
12c 管理用QRコード(登録商標)
12d キャスタ
12e 通信アンテナ
13 物流拠点
14 電子錠装置
14a SigFox(登録商標)モジュール(ゲートウェイ)
14b MPU及びメモ
14c GPS装置
15 乾電池
16 SigFox(登録商標)クラウド
17、18、19 配送業者(宅配業者)
20 受取者

Claims (9)

  1. 配送物をそれぞれ収容可能な複数の搬送用ボックスと、前記搬送用ボックスに前記配送物を収容する者又は前記搬送用ボックスから前記配送物を取出す者が使用する端末と、前記端末と通信可能なシステムのサーバとを備えており、
    前記複数の搬送用ボックスの各々は電子錠を含む電子錠装置を備えており、該電子錠装置は、前記電子錠の施錠に関する操作処理毎に、あらかじめ定めた作成手順に基づいて新規な施錠番号を生成し、前記電子錠の施錠番号を前記生成した新規な施錠番号に設定するように構成されており、
    前記サーバは、前記電子錠の施錠に関する操作処理毎に、前記電子錠装置における前記あらかじめ定めた作成手順と同じ作成手順に基づいて前記電子錠の新規な施錠番号を生成し、前記サーバが生成した新規な施錠番号を前記端末へ送信するように構成されており、
    前記端末は、前記サーバから受信した新規な施錠番号を表示するように構成されていることを特徴とする搬送用ボックスを使用した配送物の配送システム。
  2. 前記電子錠の施錠に関する操作処理が、前記搬送用ボックスの開閉扉の閉成が検出された際に行われる操作処理であることを特徴とする請求項1に記載の配送物の配送システム。
  3. 前記電子錠の施錠に関する操作処理が、前記搬送用ボックスの開閉扉の開成が検出された際に行われる操作処理であることを特徴とする請求項1に記載の配送物の配送システム。
  4. 前記電子錠装置は、前記生成した新規な施錠番号を前記サーバへ送信するように構成されており、前記サーバは、当該サーバが生成した新規な施錠番号と前記電子錠装置から受信した新規な施錠番号とが相違する場合は、前記サーバが生成した新規な施錠番号を、前記電子錠装置から受信した新規な施錠番号に変更するように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の配送物の配送システム。
  5. 前記あらかじめ定めた作成手順が、施錠回と施錠番号との対応関係があらかじめ定められた番号対応データを用いて施錠回から施錠番号を生成する手順であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の配送物の配送システム。
  6. 前記番号対応データが、施錠回と問合せ番号と施錠番号との対応関係があらかじめ定められた番号対応データであることを特徴とする請求項5に記載の配送物の配送システム。
  7. 前記電子錠装置は、施錠番号の問合せ操作を行ったときは、現在の施錠番号に対応する問合せ番号を前記電子錠に表示するように構成されており、
    前記サーバは、前記端末より、現在の施錠番号の問合せがあったときは、前記問合せ番号に対応する現在の施錠番号を前記端末に送信するように構成されており、
    前記端末は、前記サーバから受信した現在の施錠番号を表示するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の配送物の配送システム。
  8. 前記収容する者が、前記搬送用ボックスに前記配送物を収容する物流センタ作業者又は輸送業者であり、前記端末が、前記物流センタ作業者又は前記輸送業者が使用する物流センタ作業者端末又は輸送業者端末であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の配送物の配送システム。
  9. 前記取出し者が、前記搬送用ボックスから前記配送物を取出して受取者に配送する配送業者であり、前記端末が、前記配送業者が使用する配送業者端末であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の配送物の配送システム。
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