JP2023136316A - 医療用弁装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記挿通孔を塞ぐように前記本体ユニットに組付けられた止血弁とを備えており、
前記止血弁は本体ユニットに組付けられていない自然状態で上面と下面とを有する平板状であり、上面から下面側に向かって前記止血弁の厚みの途中まで延びる第1スリットと、該第1スリットと交差し下面から上面側に向かって前記止血弁の厚みの途中まで延びる第2スリットとが形成され、これら第1スリットおよび第2スリットによって前記止血弁の中心に前記導入部材を挿通可能な通路が形成され、
前記止血弁は、前記第1スリットおよび前記第2スリットが形成された中央部と、前記中央部の周りの周縁部とを有し、
前記本体ユニットは、前記止血弁の上面に当接するキャップ部材と、前記止血弁の下面のうち前記周縁部の下面の一部及び前記中央部の一部に当接する弁保持部材とを有しており、
前記止血弁は、前記本体ユニットに前記上面が前記導入部材の挿通方向上流側に配置され、前記下面が前記導入部材の挿通方向下流側に配置され、前記弁保持部材により中心へ向けて変形され、前記キャップ部材により規制され、前記中央部が撓むように変形し、前記自然状態と比べて周辺から中心に向かうほど下流側に位置するように変形されることによって前記第1スリットが閉じ、前記第2スリットが開くように前記本体ユニットに組付けられていることを特徴とする。
本発明の医療用弁装置の第1実施形態について、図1~4を用いて説明する。図1は本実施形態の医療用弁装置を用いたYコネクタ1の断面図である。図2は本実施形態のキャップ部材7と弁保持部材8とを分解して示す断面図である。図3は本実施形態の自然状態の止血弁5を示す図である。図4は本実施形態の組付け状態の止血弁5を説明するための断面図である。図1~図4に示すように、本実施形態の医療用弁装置は、従来技術である特許文献1(特開2014-39771号公報)の課題を解決するものであり、特許文献1(特開2014-39771号公報)に記載の医療用弁装置において、止血弁、弁保持部材の形状を変えたものである。以下の説明では図1の状態で上側を導入部材2の挿入方向上流側である基端側とし、下側を導入部材2の挿入方向下流側である先端側として説明する。
図1~図4に示すように、Yコネクタ1は、本実施形態の医療用弁装置を有している。本実施形態の医療用弁装置は、本体ユニット4と、止血弁5とを備えている。本体ユニット4は、生体内に導入される細長形状の導入部材2を挿通可能な挿通孔3を有する。止血弁5は、挿通孔3を塞ぐように本体ユニット4に組付けられている。
止血弁5は、本体ユニット4に組付けられていない自然状態で上面44と下面45とを有する平板状である。止血弁5には、第1スリット48と、第2スリット49とが形成されている。第1スリット48は、上面44から下面45側に向かって止血弁5の厚みの途中まで延びる。第2スリット49は、第1スリット48と交差し下面45から上面44側に向かって止血弁5の厚みの途中まで延びる。第1スリット48および第2スリット49によって、止血弁5の中心に導入部材2を挿通可能な通路50が形成されている。止血弁5は、第1スリット48および第2スリット49が形成された中央部51と、中央部51の周りの周縁部52とを有している。
本体ユニット4は、キャップ部材7と、弁保持部材8とを有している。キャップ部材7は、止血弁5の上面44に当接する。弁保持部材8は、止血弁5の下面45のうち周縁部52の一部及び中央部51の一部に当接する。
止血弁5は、本体ユニット4に上面44が導入部材2の挿通方向上流側に配置され、下面45が導入部材2の挿通方向下流側に配置され、弁保持部材8により中心へ向けて変形され、キャップ部材7により規制され、中央部51が撓むように変形し、前記自然状態と比べて周辺から中心に向かうほど下流側に位置するように変形されることによって第1スリット48が閉じ、第2スリット49が開くように本体ユニット4に組付けられている。
図3は、自然状態の止血弁5を示す図であり、図3(a)は止血弁5の上面図、図3(b)は止血弁5の側面図、図3(c)は止血弁5の下面図である。図3(b)では第1スリット48および第2スリット49は破線で示されている。
第1弁部55の厚みT1は、止血弁5を弁受入部35に保持したときに、止血弁5の上面44が弁受入部35の基端側端面39から基端側に突出しない厚みであればよい。第2弁部56の外径D5は、段差部331の内径D2よりも小さい外径に設定されている。これにより、第2弁部56が半径方向に規制されることがなく、第2スリット49をスムーズに開くことができる。第2弁部56の厚みT2は、止血弁5を弁受入部35に保持したときに、第2弁部56が段差部331を導入部材2の挿入方向下流側に越えて入り込まない厚みであればよい。
段差部332が形成されているので、止血弁5を変形させたとき、止血弁5が導入部材2の下流側に脱落することを抑制することができる。また、段差部332が形成されているので、陰圧がかかった際に、意図せずスリットが開いてしまうことを抑制でき、エアの引き込みを抑制できる。
以上説明したYコネクタ1の使用について簡単に説明する。カテーテルやガイドワイヤなどといった導入部材2は、Yコネクタ1の基端側からオープナ40のオープナ孔64に挿入され、挿通孔3に挿通される。この場合、導入部材2の外面に対して止血弁5が密接状態となる。よって、止血弁5よりもYコネクタ1の基端側への血液の漏れが抑制されている。挿通孔3に挿通された導入部材2はローテータ13に装着されたガイディングカテーテル内に導入され、ガイディングカテーテルを介して体内に導入される。
上記構成のYコネクタ1によれば、止血弁5は、本体ユニット4に組付けられた状態では、自然状態と比べて周辺から中心に向かうほど下流側に位置するように変形される。したがって本体ユニット4の挿通孔3に血液が逆流した場合でも止血弁5の中心が上流側に変位して止血弁5と導入部材2との間に隙間が形成されることを抑制することができる。また止血弁5は、上記のように変形されているので、組付け状態では、自然状態と比べて第1スリット48がより密接して閉じる構成となっている。したがって止血弁5を通された導入部材2と止血弁5とがより密接する。これによって本体ユニット4の挿通孔3に血流が逆流した場合であっても、止血弁5と導入部材2との間に隙間が形成されることを抑制することができる。さらに止血弁5に下流側から圧力が加えられ、止血弁5の中心が上流側に変位することがあっても下流側の第2スリット49が閉じる方向に変位するので、止血弁5と導入部材2との間に隙間が形成されることを抑制することができる。このようにYコネクタ1の止血性を良好なものとすることができる。さらに、段差部332が形成されているので、陰圧がかかった際に、意図せずスリットが開いてしまうことを抑制でき、エアの引き込みを抑制できる。
(他の実施形態)
本発明の医療用弁装置の他の実施形態について、図5を用いて説明する。図5は他の実施形態の医療用弁装置の止血弁5の断面図である。本実施形態の医療用弁装置は、図5(a)に示すように、上記第1実施形態の医療用弁装置の止血弁5の第2弁部56(中央部51)の周縁にテーパ部510を設け、段差部332の当接面362と当接させたものである。なお、テーパ部は、止血弁56の周縁部側に設けるだけではなく、図5(b)に示すように、弁保持部材8の段差部332の当接面362に設けてもよい。また、テーパ部は、止血弁56の周縁部側と、弁保持部材8の段差部332の当接面362の両方に設けてもよい。
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様に、段差部332が止血弁5の第2弁部56(中央部51)の周縁に設けられたテーパ部510に当接しているため、陰圧がかかった際に、意図せずスリットが開いてしまうことを抑制でき、エアの引き込みを抑制できる。
Claims (4)
- 生体内に導入される細長形状の導入部材を挿通可能な挿通孔を有する本体ユニットと、
前記挿通孔を塞ぐように前記本体ユニットに組付けられた止血弁とを備えており、
前記止血弁は前記本体ユニットに組付けられていない自然状態で上面と下面とを有する平板状であり、上面から下面側に向かって前記止血弁の厚みの途中まで延びる第1スリットと、該第1スリットと交差し下面から上面側に向かって前記止血弁の厚みの途中まで延びる第2スリットとが形成され、これら前記第1スリットおよび前記第2スリットによって前記止血弁の中心に前記導入部材を挿通可能な通路が形成され、
前記止血弁は、前記第1スリットおよび前記第2スリットが形成された中央部と、前記中央部の周りの周縁部とを有し、
前記本体ユニットは、前記止血弁の上面に当接するキャップ部材と、前記止血弁の下面のうち前記周縁部の下面の一部及び前記中央部の一部に当接する弁保持部材とを有しており、
前記止血弁は、前記本体ユニットに前記上面が前記導入部材の挿通方向上流側に配置され、前記下面が前記導入部材の挿通方向下流側に配置され、前記弁保持部材により中心へ向けて変形され、前記キャップ部材により規制され、前記中央部が撓むように変形し、前記自然状態と比べて周辺から中心に向かうほど下流側に位置するように変形されることによって前記第1スリットが閉じ、前記第2スリットが開くように前記本体ユニットに組付けられていることを特徴とする医療用弁装置。 - 前記弁保持部材が前記中央部に当接する部分は、前記中央部の下面及び/又は周縁の一部であることを特徴とする請求項1に記載の医療用弁装置。
- 前記止血弁の前記中央部の周縁には、テーパ部が設けられており、
前記弁保持部材が前記中央部に当接する部分は、テーパ部であることを特徴とする請求項2に記載の医療用弁装置。 - 前記弁保持部材の前記中央部に当接する部分には、テーパ部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の医療用弁装置。
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