JP2023135991A - 薬剤交付管理システム - Google Patents

薬剤交付管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2023135991A
JP2023135991A JP2022041371A JP2022041371A JP2023135991A JP 2023135991 A JP2023135991 A JP 2023135991A JP 2022041371 A JP2022041371 A JP 2022041371A JP 2022041371 A JP2022041371 A JP 2022041371A JP 2023135991 A JP2023135991 A JP 2023135991A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
patient
box
drug
cloud server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022041371A
Other languages
English (en)
Inventor
陽介 岡山
Yosuke Okayama
光司 鴻巣
Koji Konosu
昇二 佐藤
Shoji Sato
雄弘 木村
Takehiro Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mediotology
Mediotology Inc
Denso Wave Inc
Original Assignee
Mediotology
Mediotology Inc
Denso Wave Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mediotology, Mediotology Inc, Denso Wave Inc filed Critical Mediotology
Priority to JP2022041371A priority Critical patent/JP2023135991A/ja
Priority to PCT/JP2023/009079 priority patent/WO2023176694A1/ja
Publication of JP2023135991A publication Critical patent/JP2023135991A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J3/00Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/083Shipping
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/10Services
    • G06Q50/22Social work or social welfare, e.g. community support activities or counselling services
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H20/00ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance
    • G16H20/10ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to drugs or medications, e.g. for ensuring correct administration to patients
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16YINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY SPECIALLY ADAPTED FOR THE INTERNET OF THINGS [IoT]
    • G16Y10/00Economic sectors
    • G16Y10/60Healthcare; Welfare
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16YINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY SPECIALLY ADAPTED FOR THE INTERNET OF THINGS [IoT]
    • G16Y20/00Information sensed or collected by the things
    • G16Y20/20Information sensed or collected by the things relating to the thing itself
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16YINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY SPECIALLY ADAPTED FOR THE INTERNET OF THINGS [IoT]
    • G16Y40/00IoT characterised by the purpose of the information processing
    • G16Y40/10Detection; Monitoring
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16YINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY SPECIALLY ADAPTED FOR THE INTERNET OF THINGS [IoT]
    • G16Y40/00IoT characterised by the purpose of the information processing
    • G16Y40/30Control

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Economics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Bioethics (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

【課題】患者に対して服薬する薬剤が正しく配送されているかについて速やかに判定可能な構成を提供する。【解決手段】インナーボックス20が収容部30に収容された状態でボックスタグ21からボックスIDが読取部44によって読み取られることで、通信部45を介して、当該ボックスIDを含めた情報がクラウドサーバ60に送信される。クラウドサーバ60では、インナーボックス20を患者に配送する際に配送元から受信した当該インナーボックス20に対応するボックスIDと配送日時情報とが、患者情報及び薬剤情報に関連付けて記憶部62にて記憶される。そして、配送日時情報から所定時間が経過しても当該配送日時情報に関連付けて記憶部62に記憶されるボックスIDが受信されない場合に、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていないと判定される。【選択図】図1

Description

本発明は、薬剤交付管理システムに関するものである。
従来、患者が病院にて医者と対面で受診することでその医者から処方箋を交付されると、薬局等にて処方箋に基づく調剤がなされてその患者に薬剤が交付されていた。現在、感染症の拡大防止等のため、薬局等への来局することなく、以前の処方箋に基づいて処方された薬剤の配送による交付が行われている。
このような配送による薬剤交付に関する技術としては、例えば、下記特許文献1に開示されるギフト発送システムが知られている。このギフト発送システムでは、予め登録された購入者の情報を使ってインターネットを介して商品の購入手続きを行うことで、その商品が指定された発送先に発送される。このような発送システムでは、商品購入時に購入者情報をその都度入力する必要がなく、配送作業の効率化を図ることができる。
特許第4937434号公報
ところで、薬剤は、一般商品と異なり、正しく服薬しなければその効果が期待できないだけでなく、誤った服薬を防止すべく服薬すべき薬剤の種類や時間帯を正しく把握する必要がある。しかしながら、患者に対して対面することなく薬剤が配送される際、配送元となる薬局等では、配送した薬剤を患者が正しく受け取っているか確認できないため、手違い等によって少なくとも一部の薬剤が届いていない配送状態や誤った薬剤が配送される配送状態(以下、単に、誤配送状態ともいう)が生じた場合にその誤配送状態を速やかに解消できないという問題がある。このような誤配送状態が生じた場合、患者は、服薬可能な薬剤の量が予定通りに増えないため、その薬剤の量によっては正しく服薬できない可能性がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、患者に対して服薬する薬剤が正しく配送されているかについて速やかに判定可能な構成を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
患者に交付される薬剤(10)を管理する薬剤交付管理システム(1)であって、
患者に関する患者情報及び当該患者が服薬する薬剤に関する薬剤情報が関連付けられて記憶されるクラウドサーバ(60)と、
前記患者が服薬する複数の薬剤が収容されて固有のボックスIDを記録した無線タグ(21)が付されるインナーボックス(20)と、
前記患者によって前記インナーボックスが収容される収容部(30)と、
前記インナーボックスが前記収容部に収容された状態で前記無線タグから前記ボックスIDを読み取る読取部(40)と、
前記読取部が読み取った前記ボックスIDを取得すると、当該ボックスIDを含めた情報を前記クラウドサーバに送信する通信部(40,70)と、
を備え、
前記クラウドサーバは、
前記インナーボックスを前記患者に配送する際に配送元から受信した当該インナーボックスに対応する前記ボックスIDと配送日時に関する配送日時情報とが、前記患者情報及び前記薬剤情報に関連付けて記憶される記憶部(62)と、
前記通信部から受信した情報と前記記憶部に記憶される情報とに基づいて、前記インナーボックスが前記患者に対して正しく配送されているか否かについて判定する判定部(61)と、
前記判定部の判定結果を報知可能な報知部(61,65)と、
を備え、
前記判定部は、前記配送日時情報から所定時間が経過しても当該配送日時情報に関連付けて前記記憶部に記憶される前記ボックスIDが前記通信部から受信されない場合に、前記インナーボックスが前記患者に対して正しく配送されていないと判定することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、患者が服薬する複数の薬剤が収容されて固有のボックスIDを記録した無線タグが付されるインナーボックスが、その患者によって収容部に収容される。インナーボックスが収容部に収容された状態で無線タグからボックスIDが読取部によって読み取られ、読取部が読み取ったボックスIDを取得した通信部では、当該ボックスIDを含めた情報がクラウドサーバに送信される。クラウドサーバでは、インナーボックスを患者に配送する際に配送元から受信した当該インナーボックスに対応するボックスIDと配送日時に関する配送日時情報とが、患者情報及び薬剤情報に関連付けて記憶部にて記憶される。そして、配送日時情報から所定時間が経過しても当該配送日時情報に関連付けて記憶部に記憶されるボックスIDが通信部から受信されない場合に、インナーボックスが患者に対して正しく配送されていないと判定部により判定される。
これにより、インナーボックスが患者に届いていない場合には、読取部によってボックスIDが読み取られないため、クラウドサーバでは通信部からボックスIDが受信されることはない。このため、配送日時情報から所定時間が経過しても関連するボックスIDがクラウドサーバにて受信されない場合には、インナーボックスが患者に対して正しく配送されていないと判定(異常判定)することができる。この異常判定時には、その判定結果に応じた報知部による報知を受けた配送元等は、患者や配送業者などに対して配送状況等を確認して、必要であればインナーボックスを新たに配送することもできる。したがって、患者に対して服薬する薬剤が正しく配送されているかについて速やかに判定できるだけでなく、誤配送状態が生じた場合にその状態を速やかに解消することができる。
請求項2の発明では、通信部は、ボックスID及び患者情報を含めた情報をクラウドサーバに送信する。判定部は、さらに、通信部から受信した患者情報とボックスIDとが記憶部にて関連付けられているか否かに基づいて、インナーボックスが患者に対して正しく配送されているか否かについて判定する。
これにより、例えば、他の患者に配送すべきインナーボックスが誤って配送されている場合には、クラウドサーバにて通信部から受信した患者情報と同じタイミングで受信したボックスIDに関連付けられて記憶部に記憶される患者情報とが異なるため、インナーボックスが患者に対して正しく配送されていないと判定(異常判定)することができる。このため、誤ったインナーボックスが収容部に収容された場合には、直ちに異常判定が報知されるので、その異常判定結果の報知を受けた配送元等は、患者に対してインナーボックスに収容される薬剤を服薬しないように連絡等することで、誤った薬剤の服薬を防止することができる。
請求項3の発明では、ボックスIDは、インナーボックスに付された無線タグに記録された情報であることを示す所定の形式で生成され、通信部は、所定の形式で生成されているボックスIDと異なる情報のみが読取部にて読み取られた場合には、異なる情報をクラウドサーバに送信しない。
これにより、インナーボックスが収容部に正しく収容された場合にそのボックスID等がクラウドサーバに送信され、無線タグを付した他の物体等が収容部に収容されてもその無線タグから読み取られた情報がクラウドサーバに送信されることもない。このため、クラウドサーバでは、必要なタイミングでボックスID等を受信でき、不要な情報の受信をなくすことができる。
請求項4の発明では、薬剤には、固有の薬剤IDを記録した無線タグがそれぞれ付される。そして、通信部により、読取部によって所定の間隔にて読み取られたボックスID及び複数の薬剤IDを含めた情報がクラウドサーバに送信される。クラウドサーバでは、記憶部には、通信部から受信した複数の薬剤IDがボックスIDに関連付けられて未服薬の薬剤IDとして記憶される。
これにより、服薬していない薬剤の薬剤IDは、クラウドサーバにて未服薬の薬剤IDとして記憶され、患者がインナーボックスから取り出して服薬した薬剤の薬剤IDは、クラウドサーバに送信されなくなる。このため、クラウドサーバでは、患者がどの薬剤を服薬しているか把握できるだけでなく、上記所定の間隔に応じて服薬した時間帯も把握することができる。
請求項5の発明では、報知部は、記憶部に記憶される未服薬の薬剤IDの個数が所定数以下になると、所定の報知を行う。
これにより、記憶される未服薬の薬剤IDの個数が所定数以下となる場合、すなわち、患者の元にある薬剤の数が少ない場合には、報知部によって所定の報知がなされるので、この報知を受けた配送元等は、患者に対してその薬剤の購入を促すことができる。さらに、上記所定の報知を患者自身に対して行うことで、その薬剤の購入を直接促すことができる。
請求項6の発明では、記憶部には、患者情報に関連付けられて患者が服薬すべき薬剤の服薬時間に関する情報が記憶され、クラウドサーバは、患者情報に関連付けられて記憶部に記憶される情報に基づいて、患者が服薬すべき薬剤の時間にあわせて、当該薬剤に関する情報を患者が管理する表示端末に対して送信する。表示端末は、クラウドサーバから受信した情報を、服薬すべき薬剤に関する情報として画面表示する。
これにより、患者は、表示端末に画面表示される情報に基づいて、今から服薬すべき薬剤を容易に把握できるので、薬剤の服薬し忘れや誤った薬剤の服薬を抑制することができる。
請求項7の発明では、インナーボックスは、薬剤の種類ごとに収容場所が異なるように区画され、クラウドサーバは、薬剤の収容場所を含めるように薬剤に関する情報を表示端末に対して送信する。表示端末は、薬剤の収容場所に関する情報を含めるように服薬すべき薬剤に関する情報を画面表示する。
これにより、患者は、表示端末に画面表示される情報に基づいて、今から服薬すべき薬剤だけでなくその薬剤の収容場所まで容易に把握できるので、誤った薬剤の服薬をより確実に抑制することができる。
請求項8の発明では、読取部は、当該読取部が読み取った薬剤IDを通信部が取得できない取得不能状態になると、通信部が取得できなかった薬剤IDが当該薬剤IDを読み取った日時情報とともに未取得情報として一時的に記憶される一時記憶部を備える。通信部は、取得不能状態が解消した際に一時記憶部に記憶される未取得情報とボックスIDを含めた情報をクラウドサーバに送信する。
これにより、例えば、一時的に離れてしまった読取部と通信部とでデータ通信ができなくなったために上記取得不能状態になった場合でも、その間に読み取られた薬剤ID等が一時的に記憶されて、上記取得不能状態の解消時にクラウドサーバに送信される。このため、クラウドサーバでは、患者による薬剤の服薬状況を漏れなく正確に把握することができる。
請求項9の発明では、クラウドサーバは、所定の要求を行った要求先に対して記憶部に記憶される情報の少なくとも一部を通知する。
これにより、例えば、患者の親族は、上記所定の要求を行うことで、その患者の服薬状況等の通知をクラウドサーバから直接的又は間接的に受けることができる。
請求項10の発明では、読取部は、予め設定された1つの通信部に対して読取結果を取得させて、設定されていない他の通信部に対して読取結果を取得させない。
これにより、例えば、患者が所有する携帯端末を通信部として機能させて、その携帯端末に当該患者のためのインナーボックス用の読取部の読取結果を取得させるように予め設定される場合、他人の携帯端末等では上記読取結果を取得できないので、患者の服薬状況等について秘匿性を高めることができる。
第1実施形態に係る薬剤交付管理システムの概略構成を示す説明図である。 図2(A)は、インナーボックスを示す斜視図であり、図2(B)は、カバー等を利用して図2のインナーボックスを包装した状態を説明する説明図である。 情報処理装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 クラウドサーバの電気的構成を概略的に示すブロック図である。 クラウドサーバのデータベースに登録される患者情報、ボックスID、配送日時情報及び受取日時情報を説明する説明図である。 第2実施形態において薬剤に薬剤タグが付された状態を説明する説明図である。 第2実施形態においてクラウドサーバの制御部にてなされる服薬状態管理処理の流れを例示するフローチャートである。 クラウドサーバのデータベースに登録される患者情報、収容部ID、ボックスIDと薬剤IDごとの服薬状況とを説明する説明図であり、図8(A)は、初回セット時の登録状態を示し、図8(B)は、初回セット時からに一部の薬剤が服薬された後の登録状態を示す。 クラウドサーバのデータベースに登録される患者情報及び薬剤IDとその薬剤IDから特定される薬剤の服薬時期を説明する説明図である。 表示端末が収容部の情報処理装置とクラウドサーバとを中継する状態を説明する説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の薬剤交付管理システムを具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る薬剤交付管理システム1は、以前の処方箋に基づいて配送によって交付される1又は2以上の種類の薬剤を患者ごとに管理するシステムとして構成されている。具体的には、薬剤交付管理システム1では、配送元となる薬局等にて患者が服薬すべき薬剤10を収容したインナーボックス20が処方箋に従って用意されてその患者の自宅等に配送され、患者の自宅等に予め設置される収容部30に対して患者がインナーボックス20を収容することを前提としている。そして、薬剤交付管理システム1は、インナーボックス20に付された無線タグから読み取った情報等をクラウドサーバ60にて管理することで、患者に交付される薬剤10に関する情報等を管理するように構成されている。なお、便宜上、薬剤が包装等された状態も、単に薬剤10として説明する。
インナーボックス20は、図2(A)に示すように、患者が服薬すべき薬剤10が複数の区画22a~22dに分かれて所定の向きで所定数収容可能であって、図2(B)に示すように、カバーC等を利用して包装等されることで薬局等から患者に配送する際の梱包箱として機能するように構成されている。インナーボックス20は、薬剤10の種類ごとに収容場所を変更可能に区画22a~22dによって区画される。このインナーボックス20には、他のインナーボックス20と区別するための固有のボックスIDを記録したRFタグなどの無線タグ(以下、ボックスタグ21ともいう)が付されている。
本実施形態では、ボックスIDは、所定の形式で生成されており、ボックスタグ21と異なる他の無線タグに記録される情報と区別容易になっている。具体的には、上記所定の形式として、例えば、後述する図5にて例示するように、先頭に「IB」が付されるように生成することができる。
収容部30は、患者によってインナーボックス20が収容される薬箱として機能するものである。この収容部30は、図1に示すように、前面に開口部が設けられる本体部31と開口部を介して出し入れ可能な引き出し部32とを備えている。本体部31は、引き出し部32が開口部を介して内部に押し込まれるようにセットされた状態(以下、セット状態ともいう)にて、引き出し部32の前面とともに略箱状となるように形成されている。引き出し部32は、インナーボックス20が上方から収容されるように、インナーボックス20の外形にあわせて上部が矩形状に開口して形成されている。
また、収容部30には、情報処理装置40が組み付けられており、この情報処理装置40は、上記セット状態の検知時にボックスタグ21から読み取ったボックスIDをクラウドサーバ60に送信するための電子ユニットとして構成されている。情報処理装置40は、図3に示すように、主に、全体制御を司る制御部41及び半導体メモリ等からなる記憶部42に加えて、検知部43、読取部44、通信部45を備えるように構成されている。記憶部42には、患者に関する情報(以下、患者情報ともいう)が予め記憶されている。
検知部43は、上記セット状態を検知するための接触センサ等であって、本体部31の内部奥側に設置されており、引き出し部32が本体部31の内部に押し込まれるセット状態時に、その状態を検知して所定の検知信号を制御部41に出力するように構成されている。なお、検知部43は、接触センサ等によって構成されることに限らず、上記セット状態を検知可能なセンサ等であればよい。
読取部44は、ボックスタグ21を含めた所定の無線タグを読取対象とする公知の無線タグ読取手段として機能するもので、制御部41により制御されてアンテナ(図示略)を介して無線タグとの間で電磁波による通信を行ない、無線タグに記憶されるデータの読み書きを行なうように構成されている。
通信部45は、制御部41により制御されて、インターネットN等を介して、クラウドサーバ60等の他の外部機器と通信を行う通信手段としての機能を有するように構成されている。
このように構成される情報処理装置40では、検知部43により上記セット状態が検知されることで、制御部41により読取情報送信処理が開始される。この読取情報送信処理では、上記セット状態の検知直後に読取部44により読み取られた情報が上記所定の形式で生成されたボックスIDである場合に、当該ボックスIDが記憶部42に記憶される患者情報ともに通信部45を介してクラウドサーバ60に送信される。
このため、患者が薬局等から受け取ったインナーボックス20を収容部30に収容することで、収容したインナーボックス20のボックスタグ21から読み取られたボックスIDが患者情報ともに情報処理装置40によりクラウドサーバ60に送信される。その一方で、インナーボックス20と異なる他の物体等が収容部30に収容された際にその他の物体等に無線タグが付されていても、その無線タグから読み取られる情報が上記所定の形式で生成されていなければ、その読み取った情報がクラウドサーバ60に送信されることもない。なお、本実施形態では、情報処理装置40は、図略の電池等から電力供給を受けて動作するように構成されているが、これに限らず、例えば、商用電源から電力供給を受けて動作するように構成されてもよい。
薬剤10を配送する配送元となる薬局等には、収容部30及び情報処理装置40と同等の機能を有する配送元用の収容装置50が設置されている。患者に配送すべき薬剤10等を収容してインナーボックス20が用意されると、このインナーボックス20を収容装置50に収容することで当該インナーボックス20のボックスタグ21から読み取られたボックスIDが当該インナーボックス20に収容される薬剤10に関する薬剤情報及び患者情報ともにクラウドサーバ60に送信される。なお、収容装置50は、送信する薬剤情報及び患者情報を、例えば、別途用意される無線タグから読み取るようにして取得してもよいし、他の取得手段を利用して取得してもよい。
クラウドサーバ60は、患者に関する患者情報及び当該患者が服薬する薬剤10に関する薬剤情報等が関連付けられるようにデータベース化されて記憶される情報処理端末である。このクラウドサーバ60は、図4に示すように、主に、全体制御を司る制御部61及び半導体メモリ等からなる記憶部62に加えて、表示部63、操作部64、通信部65を備えるように構成されている。
このように構成されるクラウドサーバ60では、薬局等にて上述のように用意されたインナーボックス20を患者に配送する際に、その薬局等の収容装置50からボックスID及び患者情報が通信部65を介して受信されると、その受信した日時情報が配送日時情報としてボックスID及び患者情報に関連付けられて記憶部62に構築されるデータベースに登録されて記憶される。例えば、収容装置50から患者情報「患者I」、ボックスID「IB00009」が日時「2022/1/20 13:20」にて受信されると、図5に例示するように、その受信日時が配送日時情報としてボックスID等とともにデータベースに追加登録される。なお、配送日時情報として、ボックスID及び患者情報を受信した日時情報が採用されることに限らず、例えば、薬局等から別途指定された日時情報が採用されてもよい。また、図5では、便宜上、薬剤情報の図示を省略している。
そして、クラウドサーバ60では、情報処理装置40からボックスID及び患者情報が受信されると、その受信した日時情報が受取日時情報としてボックスID及び患者情報に関連付けられてデータベースに登録されて記憶される。例えば、情報処理装置40から患者情報「患者B」、ボックスID「IB00002」が日時「2022/1/15 11:10」にて受信されると、図5に例示するように、その受信日時が受取日時情報として既に登録されているボックスID等に関連付けられるようにしてデータベースに追加登録される。
特に、クラウドサーバ60では、記憶部62に記憶される情報等を利用して、制御部61にてインナーボックス20が患者に対して正しく配送されているか否かについて判定する配送正否判定処理がなされる。具体的には、配送日時情報と受取日時情報との時間差が所定時間以内である場合に、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていると判定される。例えば、図5のボックスID「IB00002」について配送日時情報「2022/1/13 15:45」と受取日時情報「2022/1/15 11:10」との時間差が所定時間(例えば、72時間)以内であることから、患者Bに対してインナーボックス20が正しく配送されていると判定される。
一方、配送正否判定処理では、上記誤配送状態が生じたために、配送日時情報から上記所定時間が経過しても当該配送日時情報に関連付けて記憶部62に記憶されるボックスIDが情報処理装置40から受信されない場合に、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていないとの判定(異常判定)がなされる。例えば、図5のボックスID「IB00009」について配送日時情報「2022/1/20 13:20」から上記所定時間が経過しても情報処理装置40からボックスID「IB00009」が受信されない場合には、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていないとして異常判定がなされる。
また、配送正否判定処理では、受信したボックスID及び患者情報が記憶部62にて関連付けられていない場合には、他の患者に配送すべきインナーボックス20が誤って配送されているとして、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていないとして異常判定がなされる。すなわち、配送正否判定処理では、情報処理装置40から受信した患者情報とボックスIDとが記憶部62にて関連付けられているか否かに基づいて、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されているか否かについて判定される。
上述のような異常判定時には、制御部61にて異常判定報知処理がなされて、そのインナーボックス20の配送元となる薬局等に対して、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていないことを示す報知情報が患者情報及びボックスID等を含めるようにして通信部65を介して送信される。なお、上記配送正否判定処理を行う制御部61は、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されているか否かについて判定する「判定部」の一例に相当し、上記異常判定報知処理を行う制御部61及び通信部65は、「判定部」の判定結果を報知可能な「報知部」の一例に相当し得る。
薬局等に設置される所定の端末51にて受信した上記報知情報等が画面表示等されることで、薬剤師等は、どの患者に対していつ配送予定のインナーボックス20が正しく配送されていない状態であるかについて容易に把握することができる。この場合には、薬剤師等は、患者や配送業者などに対して配送状況等を確認して、必要であればインナーボックス20を新たに配送することで、上記誤配送状態を速やかに解消することができる。
なお、クラウドサーバ60では、ボックスIDが予定通りに受信されない異常判定時には、まず、患者に対してインナーボックス20を収容部30に収容することを促す情報を報知して、その報知から一定期間経過してもボックスIDが患者の収容部30から受信されない場合に、薬局等に対して上記報知情報を送信してもよい。また、クラウドサーバ60では、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていると判定される場合に、その旨を当該インナーボックス20の配送元となる薬局等に対して送信してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る薬剤交付管理システム1では、患者が服薬する複数の薬剤10が収容されて固有のボックスIDを記録したボックスタグ21が付されるインナーボックス20が、その患者によって収容部30に収容される。インナーボックス20が収容部30に収容された状態でボックスタグ21からボックスIDが読取部44によって読み取られることで、通信部45を介して、当該ボックスIDを含めた情報がクラウドサーバ60に送信される。クラウドサーバ60では、インナーボックス20を患者に配送する際に配送元から受信した当該インナーボックス20に対応するボックスIDと配送日時情報とが、患者情報及び薬剤情報に関連付けて記憶部62にて記憶される。そして、配送日時情報から所定時間が経過しても当該配送日時情報に関連付けて記憶部62に記憶されるボックスIDが受信されない場合に、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていないと判定される。
これにより、インナーボックス20が患者に届いていない場合には、読取部44によってボックスIDが読み取られないため、クラウドサーバ60ではボックスIDが受信されることはない。このため、配送日時情報から所定時間が経過しても関連するボックスIDがクラウドサーバ60にて受信されない場合には、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていないと判定(異常判定)することができる。この異常判定時には、その判定結果に応じた報知を受けた配送元等は、患者や配送業者などに対して配送状況等を確認して、必要であればインナーボックス20を新たに配送することもできる。したがって、患者に対して服薬する薬剤10が正しく配送されているかについて速やかに判定できるだけでなく、誤配送状態が生じた場合にその状態を速やかに解消することができる。なお、後述する患者が管理する表示端末70に対して上記異常判定結果に関する情報を送信して報知してもよい。
そして、情報処理装置40は、ボックスID及び患者情報を含めた情報をクラウドサーバ60に送信する。クラウドサーバ60の制御部61にてなされる配送正否判定処理では、情報処理装置40から受信した患者情報とボックスIDとが記憶部62にて関連付けられているか否かに基づいて、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されているか否かについて判定する。
これにより、例えば、他の患者に配送すべきインナーボックス20が誤って配送されている場合には、クラウドサーバ60にて受信した患者情報と同じタイミングで受信したボックスIDに関連付けられて記憶部62に記憶される患者情報とが異なるため、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていないと判定(異常判定)することができる。このため、誤ったインナーボックス20が収容部30に収容された場合には、直ちに異常判定が報知されるので、その異常判定結果の報知を受けた配送元等は、患者に対してインナーボックス20に収容される薬剤を服薬しないように連絡等することで、誤った薬剤の服薬を防止することができる。なお、後述する患者が管理する表示端末70に対してクラウドサーバ60から上記異常判定結果に関する情報を送信することで、患者自身に対してインナーボックス20に収容される薬剤を服薬しないように直接報知することもできる。
特に、ボックスIDは、インナーボックス20に付されたボックスタグ21に記録された情報であることを示す所定の形式で生成され、情報処理装置40は、所定の形式で生成されているボックスIDと異なる情報のみが読取部44にて読み取られた場合には、異なる情報をクラウドサーバ60に送信しない。
これにより、インナーボックス20が収容部30に正しく収容された場合にそのボックスID等がクラウドサーバ60に送信され、無線タグを付した他の物体等が収容部30に収容されてもその無線タグから読み取られた情報がクラウドサーバ60に送信されることもない。このため、クラウドサーバ60では、必要なタイミングでボックスID等を受信でき、不要な情報の受信をなくすことができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る薬剤交付管理システムについて、図面を参照して説明する。
本第2実施形態では、薬剤IDを記録した無線タグが薬剤10ごとに付される点が、上記第1実施形態と主に異なる。したがって、第1実施形態と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、クラウドサーバ60において、インナーボックス20が患者に対して正しく配送されていると判定される際に、インナーボックス20に収容される各薬剤10の残量を含めた服薬状況を管理するための処理がなされる。このため、図6に示すように、インナーボックス20に収容される各薬剤10には、シリアル番号などの固有の薬剤IDを記録した無線タグ(以下、薬剤タグ11ともいう)がそれぞれ付されている。本実施形態では、患者のプライバシー保護等のため、薬剤IDを見ただけでは何の薬剤か把握できないようにするため、固有の薬剤IDとしてシリアル番号などのランダム値(重複しない固有の値)が採用されている。なお、薬剤IDは、当該薬剤IDの少なくとも一部からその薬剤IDを記録した薬剤タグ11を付した薬剤10に関する薬剤情報を特定できるように所定の形式にて生成されてもよい。
また、配送元となる薬局等では、インナーボックス20を収容装置50に収容することで、当該インナーボックス20のボックスタグ21から読み取られたボックスIDと各薬剤タグ11からそれぞれ読み取られた薬剤IDとが患者情報等ともにクラウドサーバ60に送信される。
そして、本実施形態において情報処理装置40にてなされる読取情報送信処理では、所定の間隔にて、ボックスID及び複数の薬剤IDを読み取るための処理がなされ、このように読み取られたボックスID及び複数の薬剤IDを含めた情報がクラウドサーバ60に送信される。特に、本実施形態では、上記所定の間隔として、上記セット状態が検知される検知タイミングが採用されている。このため、インナーボックス20を初めて収容部30に収容した初回のセット時だけでなく、患者が引き出し部32を本体部31から引き出した状態で服薬すべき薬剤10をインナーボックス20から取り出した後に再び引き出し部32を押し戻すごとに、読み取られたボックスID及び複数の薬剤IDが患者情報ともにクラウドサーバ60に送信される。すなわち、患者が薬剤10を服薬するごとに、残りの薬剤10の薬剤IDがクラウドサーバ60に送信される。
クラウドサーバ60の制御部61では、各情報処理装置40からそれぞれ受信されるボックスID及び複数の薬剤IDを利用して、インナーボックス20単位での薬剤10の残量等を含めた服薬状態を管理する服薬状態管理処理を行う。また、クラウドサーバ60の記憶部62には、薬局等に設置される収容装置50からインナーボックス20の配送時に受信したボックスID及び各薬剤ID等が配送時情報として記憶される。この配送時情報に基づいて、配送される予定の薬剤10の数(以下、配送予定薬剤数ともいう)を求めることができる。また、クラウドサーバ60の記憶部62には、管理対象となる全ての薬剤10の薬剤IDについて、当該薬剤IDから特定される薬剤10の種別や服薬時間及び服薬量などに関する情報が予め記憶される。これらの薬剤ID及び薬剤10に関する情報等は、薬局等からインナーボックス20を配送する際に、収容装置50から受信した情報等を利用して記憶部62にて関連付けられるようにデータベース化される。
以下、制御部61にてなされる服薬状態管理処理について、図7に示すフローチャートを参照して詳述する。
制御部61にて服薬状態管理処理が開始されると、図7のステップS101の判定処理にて、通信部65を介してボックスID及び複数の薬剤IDが受信されているか否かについて判定される。そして、いずれかの情報処理装置40からボックスID及び複数の薬剤IDが受信されると(S101でYes)、ステップS103の判定処理にて、受信したボックスID等が初回セット時のものであるか否かについて判定される。
ここで、患者がインナーボックス20を初めて収容部30に収容してセットしたことから、初回セット時のボックスID等を受信している場合には(S103でYes)、ステップS105の判定処理にて、受信したボックスIDに関連して記憶部62に記憶される配送時情報から求められる配送予定薬剤数(インナーボックス20を利用して配送される予定の薬剤10の数)と受信した薬剤IDの数とが一致するか否かについて判定される。
ここで、配送予定薬剤数と受信した薬剤IDの数とが一致する場合には(S105でYes)、薬剤10が欠品等することなくインナーボックス20が正しく配送されていると判定される。この場合には、ステップS107の薬剤ID等記憶処理にて、受信したボックスID及び薬剤ID等が服薬状況を把握可能にデータベースに登録されて記憶される。例えば、収容部IDが「MB00001」の情報処理装置40から患者情報「患者A」、ボックスID「IB00001」と60個の薬剤ID「MD00001」~「MD00060」が受信されて、受信した薬剤IDの数と配送予定薬剤数とが60個で一致すると、図8(A)に例示するように、各データが関連付けられるようにしてデータベースに記憶される。その際、全ての薬剤IDについて服薬状態が「未服薬」に設定される。また、この処理時に、ボックスID等の受信日時が配送日時情報としてボックスID等に関連付けられてデータベースに記憶され、その後、上記ステップS101以降の処理がなされる。
一方、配送予定薬剤数と受信した薬剤IDの数とが一致しない場合には(S105でNo)、薬局等から配送されてから患者が受け取るまでに薬剤10の一部が欠品等するような異常事態が発生したと判定される。この場合には、ステップS109に示す配送数エラー報知処理にて、そのインナーボックス20の配送元となる薬局等に対して上記異常事態の発生を示す報知情報が患者情報及びボックスID等を含めるようにして通信部65を介して送信される。
薬局等に設定される所定の端末51にて受信した上記報知情報等が画面表示等されることで、薬剤師等は、どの患者に対していつ配送したインナーボックス20にて欠品等が発生しているかについて容易に把握することができる。この場合には、薬剤師等は、患者や配送業者などに対して配送状況等を確認して、インナーボックス20を新たに配送等することで、上記誤配送状態を速やかに解消することができる。
また、以前に受信したボックスIDを受信している場合には(S103でNo)、患者が薬剤10を服薬しているとして、ステップS111に示す服薬状況更新処理がなされる。この処理では、受信されていない薬剤IDの薬剤10が患者によって服薬されたとして、その薬剤IDの服薬状況が服薬済として更新登録される。例えば、初回セット時に図8(A)のように登録されている場合において、患者が薬剤ID「MD00001」を服薬したために、患者情報「患者A」、収容部ID「MB00001」、ボックスID「IB00001」と59個の薬剤ID「MD00002」~「MD00060」が受信されていると、図8(B)に例示するように、薬剤ID「MD00001」の薬剤10が患者によって服薬されたとして、その薬剤IDの服薬状況が「服薬済」として更新登録される。一方、薬剤ID「MD00002」~「MD00060」については服薬状態が「未服薬」に設定される登録状態が維持される。
その後、ステップS113の判定処理にて、未服薬の薬剤IDの個数が所定数以下であるか否かについて判定される。ここで、未服薬の薬剤IDの個数が上記所定数よりも多い場合には(S113でNo)、患者の元に十分な数の薬剤10が残っているとして、後述する報知処理を行うことなく、上記ステップS101からの処理がなされる。
一方、患者が予定通りに薬剤10を服薬し続けることで、未服薬の薬剤IDの個数が上記所定数以下になると(S113でYes)、患者の元にある薬剤10の数が少なくなっているとして、ステップS115に示す残数報知処理がなされる。この処理では、ボックスID等から配送元として特定される薬局等に対して、薬剤10の残数が少なくなっていることを示す報知情報が患者情報及びボックスID等を含めるようにして所定の報知として通信部65を介して送信される。
薬局等に設定される所定の端末51にて受信した上記報知情報等が画面表示等されることで、薬剤師等は、どの患者に対してどのインナーボックス20を利用して配送した薬剤10の個数がどの程度少なくなっているかについて容易に把握することができる。この場合には、薬剤師等は、患者に対して減っている薬剤10の購入を促すことができる。
以上説明したように、本実施形態に係る薬剤交付管理システム1では、薬剤10には、固有の薬剤IDを記録した薬剤タグ11がそれぞれ付される。そして、情報処理装置40により、所定の間隔にて読み取られたボックスID及び複数の薬剤IDを含めた情報がクラウドサーバ60に送信される。クラウドサーバ60では、記憶部62には、受信した複数の薬剤IDがボックスIDに関連付けられて未服薬の薬剤IDとして記憶される。
これにより、服薬していない薬剤10の薬剤IDは、クラウドサーバ60にて未服薬の薬剤IDとして記憶され、患者がインナーボックス20から取り出して服薬した薬剤10の薬剤IDは、クラウドサーバ60に送信されなくなる。このため、クラウドサーバ60では、患者がどの薬剤10を服薬しているか把握できるだけでなく、上記所定の間隔に応じて服薬した時間帯も把握することができる。
特に、制御部61にてなされる服薬状態管理処理では、ボックスID単位で記憶部62に記憶される未服薬の薬剤IDの個数が所定数以下になると、上記残数報知処理(S115)にて上述のような所定の報知を行う。
これにより、記憶される未服薬の薬剤IDの個数が所定数以下となる場合、すなわち、患者の元にある薬剤10の数が少ない場合には、上述のような所定の報知がなされるので、この報知を受けた配送元等は、患者に対してその薬剤の購入を促すことができる。
本実施形態の変形例として、クラウドサーバ60は、薬局等に報知する情報の少なくとも一部を、患者が管理するスマートフォンなどの表示端末70(後述する図10参照)に対してインターネットN等を介して送信することで、その患者に報知してもよい。例えば、上述のように記憶される未服薬の薬剤IDの個数が所定数以下となる場合に(S113でYes)、上記所定の報知を表示端末70の画面表示を利用して患者自身に対して行うことで、その薬剤の購入を患者に対して直接促すことができる。
このように、クラウドサーバ60からの報知情報等を受信して表示可能な表示端末70を利用する場合には、例えば、クラウドサーバ60から表示端末70に対して患者がその時間帯に服薬すべき薬剤10に関する情報を送信してもよい。この場合、クラウドサーバ60の記憶部62には、患者情報等に関連付けられて患者が服薬すべき薬剤10の服薬時間に関する情報が薬局等から取得されて記憶され、クラウドサーバ60の制御部61は、患者情報に関連付けられて記憶部62に記憶される情報に基づいて、患者が服薬すべき薬剤10の時間にあわせて、当該薬剤10に関する情報を通信部65を介して表示端末70に対して送信する。表示端末70は、クラウドサーバ60から受信した情報を、服薬すべき薬剤に関する情報として画面表示する。
具体的には、例えば、図9に例示するように、患者情報及び薬剤IDとその薬剤IDから特定される薬剤10の服薬時期が予めデータベース化されて記憶部62に記憶される場合、制御部61は、服薬時期が近くなった薬剤IDから特定される薬剤10及び服薬時期に関する情報を表示端末70に送信する。これにより、患者は、表示端末70に画面表示される情報に基づいて、今から服薬すべき薬剤10を容易に把握できるので、薬剤10の服薬し忘れや誤った薬剤10の服薬を抑制することができる。
上述のように服薬時期を報知する際、服薬すべき薬剤10のインナーボックス20での収容場所をさらに報知してもよい。この場合、クラウドサーバ60の記憶部62には、患者情報等に関連付けられて患者が服薬すべき薬剤10の収容場所に関する情報が薬局等から取得されて記憶される。具体的には、インナーボックス20は、4つの区画22a~22dに分かれているので、クラウドサーバ60は、服薬すべき薬剤10が収容されている区画22a~22dを特定する情報(収容場所情報)と服薬時期とを含めるように薬剤10に関する情報を表示端末70に対して送信する。
これにより、患者は、表示端末70に画面表示される情報に基づいて、今から服薬すべき薬剤10だけでなくその薬剤10の収容場所まで容易に把握できるので、誤った薬剤10の服薬をより確実に抑制することができる。
また、クラウドサーバ60からの報知情報等を受信して表示可能な表示端末70を利用する場合には、情報処理装置40のインターネット通信機能を除外して、図10にて例示するように、表示端末70がボックスID等の送信に関して情報処理装置40とクラウドサーバ60とを中継してもよい。この場合、表示端末70は、情報処理装置40が読取部44を利用して読み取ったボックスID等の情報をBluetooth(登録商標)やNFC(Near Field Communication)等を利用して取得し、このように取得したボックスID等を所定のタイミングにてクラウドサーバ60に送信する。なお、上述の構成では、情報処理装置40は、インナーボックス20が収容部30に収容された状態でボックスタグ21からボックスIDを読み取る「読取部」の一例に相当し、表示端末70は、「読取部」が読み取ったボックスIDを取得すると、当該ボックスIDを含めた情報をクラウドサーバ60に送信する「通信部」の一例に相当し得る。
このように、表示端末70が情報処理装置40とクラウドサーバ60とを中継する構成では、例えば、表示端末70と情報処理装置40とが一時的に離れてしまったために、表示端末70と情報処理装置40とでデータ通信ができなくなる場合がある。
このため、情報処理装置40の制御部41は、読取部44が読み取った薬剤IDを表示端末70が取得できない通信不能状態(以下、取得不能状態ともいう)になると、表示端末70が取得できなかった薬剤IDをその読み取った日時情報とともに未取得情報として記憶部42に一時的に記憶する処理を行う。そして、表示端末70は、上記取得不能状態が解消した際に、記憶部42に記憶される未取得情報とボックスIDを含めた情報をクラウドサーバ60に送信する。なお、記憶部42は、「一時記憶部」の一例に相当し得る。
これにより、例えば、一時的に離れてしまった情報処理装置40と表示端末70とでデータ通信ができなくなったために上記取得不能状態になった場合でも、その間に読み取られた薬剤ID等が一時的に記憶されて、上記取得不能状態の解消時に表示端末70を介してクラウドサーバ60に送信される。このため、クラウドサーバ60では、患者による薬剤の服薬状況を漏れなく正確に把握することができる。
また、表示端末70が情報処理装置40とクラウドサーバ60とを中継する構成では、情報処理装置40は、予め設定された1つの表示端末70に対して読取結果を取得させて、設定されていない他の携帯端末等に対して読取結果を取得させないこともできる。
これにより、患者が所有する表示端末70を通信部として機能させて、その表示端末70に当該患者のためのインナーボックス用の情報処理装置40の読取結果を取得させるように予め設定される場合、他人の携帯端末等では上記読取結果を取得できないので、患者の服薬状況等について秘匿性を高めることができる。
例えば、表示端末70と情報処理装置40との間でBluetooth通信を利用する場合には、以下のようなシステム構成を採用することができる。
システム登録時に専用のアプリケーションプログラムをインストールした表示端末70でクラウドサーバ60にログインすることで、収容部30及び情報処理装置40を特定するBTアドレスや認証情報が取得される。これにより、表示端末70がマスターとなり、自動的に情報処理装置40との接続が開始される。表示端末70は、上述のように取得したBTアドレスをアドバタイジングしている情報処理装置40を探索すると、その情報処理装置40に対して接続要求を行う。そして、情報処理装置40から認証情報の送信要求を受けた表示端末70は、上述のように取得した認証情報を情報処理装置40に送信することで、情報処理装置40の読取結果を取得可能な状態になる。この場合、上記認証情報を取得できない他人の携帯端末等では、情報処理装置40に接続できないためにその読取結果を取得できないので、患者の服薬状況等について秘匿性を高めることができる。
また、クラウドサーバ60は、正当な権限を有して所定の要求を行った要求先に対して記憶部62に記憶される情報の少なくとも一部を通知してもよい。具体的には、例えば、患者の親族は、上記所定の要求を行うことで、その患者の服薬状況等の通知をクラウドサーバ60から直接的又は間接的に受けることができる。これにより、患者の親族は、患者の服薬状況等を容易に把握することができる。
また、情報処理装置40にてなされる読取情報送信処理では、ボックスID及び複数の薬剤IDを読み取る所定の間隔として、上記セット状態が検知される検知タイミングが採用されることに限らず、例えば、さらに、予め決められた規定の時間となる検知タイミングが採用されてもよい。
なお、本発明は上記各実施形態等に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)本発明は、薬局が、以前の処方箋に基づいて薬剤10を配送する配送元となる場合のシステムに採用されることに限らず、例えば、病院又は薬剤10を調剤可能な施設等が、以前の処方箋に基づいて薬剤10を配送する配送元となる場合のシステムに採用されてもよい。
(2)インナーボックス20は、薬剤10の収容場所が4つの区画22a~22dに分かれるように構成されることに限らず、2つ又は3つの区画や5つ以上の区画に分けられてもよい。特に、各薬剤10にそれぞれ薬剤タグ11が付される場合、各区画に収容される薬剤10の向きが情報処理装置40による薬剤タグ11の読み取りに適した方向となるように、各区画が形成されてもよい。
(3)収容部30は、本体部31及び引き出し部32によって引き出し式でインナーボックス20を収容するように構成されることに限らず、規定の位置に載置等されるように収容されたインナーボックス20のボックスタグ21等を情報処理装置40にて読み取り可能に構成されればよい。
(4)インナーボックス20は、ボックスタグ21に代えて、ボックスIDを光学的に読み取り可能に記録したQRコード(登録商標)などの情報コードが表面の読み取り容易な位置に付されるように構成されてもよい。この場合、患者は、情報コードを読み取る機能を有して本システム用のアプリケーションプログラムをインストールした情報処理端末を利用することで、手動操作に応じてボックスID等をクラウドサーバ60に送信することができる。同様に、薬剤10は、薬剤タグ11に代えて、薬剤IDを光学的に読み取り可能に記録したQRコードなどの情報コードが他の文字情報等とともに印字されて付されるように構成されてもよい。この場合、服薬した薬剤10に付される情報コードから読み取った薬剤ID及びボックスID等をクラウドサーバ60に送信することで、クラウドサーバ60では、受信した薬剤IDを「服薬済」として管理することができる。
1…薬剤交付管理システム
10…薬剤
11…薬剤タグ(無線タグ)
20…インナーボックス
21…ボックスタグ(無線タグ)
30…収容部
40…情報処理装置(読取部,通信部)
50…収容装置
60…クラウドサーバ
61…制御部(判定部,報知部)
62…記憶部
65…通信部(報知部)
70…表示端末(通信部)

Claims (10)

  1. 患者に交付される薬剤を管理する薬剤交付管理システムであって、
    患者に関する患者情報及び当該患者が服薬する薬剤に関する薬剤情報が関連付けられて記憶されるクラウドサーバと、
    前記患者が服薬する複数の薬剤が収容されて固有のボックスIDを記録した無線タグが付されるインナーボックスと、
    前記患者によって前記インナーボックスが収容される収容部と、
    前記インナーボックスが前記収容部に収容された状態で前記無線タグから前記ボックスIDを読み取る読取部と、
    前記読取部が読み取った前記ボックスIDを取得すると、当該ボックスIDを含めた情報を前記クラウドサーバに送信する通信部と、
    を備え、
    前記クラウドサーバは、
    前記インナーボックスを前記患者に配送する際に配送元から受信した当該インナーボックスに対応する前記ボックスIDと配送日時に関する配送日時情報とが、前記患者情報及び前記薬剤情報に関連付けて記憶される記憶部と、
    前記通信部から受信した情報と前記記憶部に記憶される情報とに基づいて、前記インナーボックスが前記患者に対して正しく配送されているか否かについて判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果を報知可能な報知部と、
    を備え、
    前記判定部は、前記配送日時情報から所定時間が経過しても当該配送日時情報に関連付けて前記記憶部に記憶される前記ボックスIDが前記通信部から受信されない場合に、前記インナーボックスが前記患者に対して正しく配送されていないと判定することを特徴とする薬剤交付管理システム。
  2. 前記通信部は、前記ボックスID及び前記患者情報を含めた情報を前記クラウドサーバに送信し、
    前記判定部は、さらに、前記通信部から受信した前記患者情報と前記ボックスIDとが前記記憶部にて関連付けられているか否かに基づいて、前記インナーボックスが前記患者に対して正しく配送されているか否かについて判定することを特徴とする請求項1に記載の薬剤交付管理システム。
  3. 前記ボックスIDは、前記インナーボックスに付された無線タグに記録された情報であることを示す所定の形式で生成され、
    前記通信部は、前記所定の形式で生成されている前記ボックスIDと異なる情報のみが前記読取部にて読み取られた場合には、前記異なる情報を前記クラウドサーバに送信しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤交付管理システム。
  4. 前記薬剤には、固有の薬剤IDを記録した無線タグがそれぞれ付され、
    前記読取部は、所定の間隔にて、前記ボックスID及び複数の前記薬剤IDを読み取るための処理を行い、
    前記通信部は、前記読取部によって読み取られた前記ボックスID及び複数の前記薬剤IDを含めた情報を前記クラウドサーバに送信し、
    前記記憶部には、前記通信部から受信した複数の前記薬剤IDが前記ボックスIDに関連付けられて未服薬の薬剤IDとして記憶されることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の薬剤交付管理システム。
  5. 前記報知部は、前記記憶部に記憶される前記未服薬の薬剤IDの個数が所定数以下になると、所定の報知を行うことを特徴とする請求項4に記載の薬剤交付管理システム。
  6. 前記記憶部には、前記患者情報に関連付けられて前記患者が服薬すべき前記薬剤の服薬時間に関する情報が記憶され、
    前記クラウドサーバは、前記患者情報に関連付けられて前記記憶部に記憶される情報に基づいて、前記患者が服薬すべき前記薬剤の時間にあわせて、当該薬剤に関する情報を前記患者が管理する表示端末に対して送信し、
    前記表示端末は、前記クラウドサーバから受信した情報を、服薬すべき薬剤に関する情報として画面表示することを特徴とする請求項4又は5に記載の薬剤交付管理システム。
  7. 前記インナーボックスは、薬剤の種類ごとに収容場所が異なるように区画され、
    前記クラウドサーバは、前記薬剤の収容場所を含めるように前記薬剤に関する情報を前記表示端末に対して送信し、
    前記表示端末は、前記薬剤の収容場所に関する情報を含めるように前記服薬すべき薬剤に関する情報を画面表示することを特徴とする請求項6に記載の薬剤交付管理システム。
  8. 前記読取部は、当該読取部が読み取った前記薬剤IDを前記通信部が取得できない取得不能状態になると、前記通信部が取得できなかった前記薬剤IDが当該薬剤IDを読み取った日時情報とともに未取得情報として一時的に記憶される一時記憶部を備えて、
    前記通信部は、前記取得不能状態が解消した際に前記一時記憶部に記憶される前記未取得情報と前記ボックスIDを含めた情報を前記クラウドサーバに送信することを特徴とする請求項4~7のいずれか一項に記載の薬剤交付管理システム。
  9. 前記クラウドサーバは、所定の要求を行った要求先に対して前記記憶部に記憶される情報の少なくとも一部を通知することを特徴とする請求項4~8のいずれか一項に記載の薬剤交付管理システム。
  10. 前記読取部は、予め設定された1つの前記通信部に対して読取結果を取得させて、設定されていない他の前記通信部に対して読取結果を取得させないことを特徴とする請求項4~9のいずれか一項に記載の薬剤交付管理システム。
JP2022041371A 2022-03-16 2022-03-16 薬剤交付管理システム Pending JP2023135991A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022041371A JP2023135991A (ja) 2022-03-16 2022-03-16 薬剤交付管理システム
PCT/JP2023/009079 WO2023176694A1 (ja) 2022-03-16 2023-03-09 薬剤管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022041371A JP2023135991A (ja) 2022-03-16 2022-03-16 薬剤交付管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023135991A true JP2023135991A (ja) 2023-09-29

Family

ID=88023742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022041371A Pending JP2023135991A (ja) 2022-03-16 2022-03-16 薬剤交付管理システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023135991A (ja)
WO (1) WO2023176694A1 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6144392B1 (ja) * 2015-12-15 2017-06-07 クラリオン株式会社 服薬支援システムおよび服薬支援方法
JP2021149171A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 Adss株式会社 宅配ロッカーのための予約装置及び予約プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023176694A1 (ja) 2023-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7612662B2 (en) Drug delivery management system
JP6777175B2 (ja) 配薬支援システム
JP4641694B2 (ja) 集積回路チップが埋め込まれたパッケージおよびこのパッケージを使用するシステム
US20150310185A1 (en) In-home iot medication device
EP1478320A2 (en) System and method for tracking pharmaceuticals
KR20100025252A (ko) 복약 관리 시스템 및 약 복용 지원 장치, 그 장치에서의 약복용 지원 방법
JP6144392B1 (ja) 服薬支援システムおよび服薬支援方法
JP2019093236A (ja) 配薬支援システム
JP7131741B2 (ja) 医薬品管理システム及び、医薬品管理方法
WO2018222640A1 (en) Method and system for safe medication dispensing
US20140006040A1 (en) Home healthcare system including medication administration system and method of dispensing medicines
EP0689699B1 (en) Patient care and communication system
JP2014083057A (ja) 服薬管理システム
JP2023135991A (ja) 薬剤交付管理システム
KR20200048791A (ko) 복약관리 서비스 제공시스템
US11694783B2 (en) Apparatus and method of dispensing pharmaceuticals and other medications
JP2000157612A (ja) 遠隔薬剤服薬システム
US20140316795A1 (en) Method for managing first and second authenticators loaded in a device for informing about and monitoring the taking of a speciality by a patient