JP2023135963A - マルチツール及びプレス機械 - Google Patents

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【課題】簡単な構成で、複数の成形用ツールの中からワークを成形する成形用ツールを容易に進出させる。【解決手段】マルチツール10は、板状のワークWを加工するプレス機械100の下タレット3に装着され、上下方向に沿った回転軸AXを中心として回転可能な本体部11と、本体部11に、ワークWを成形可能な進出位置P1とワークWに対して非接触となる退避位置P2とに移動可能に設けられ、回転軸AXの軸まわり方向に沿って配置される複数の成形用ツール12と、下タレット3により回転軸AXまわりの回転が規制された状態で所定高さに保持され、本体部11が回転することにより、複数の成形用ツール12のうちのいずれかを退避位置P2から進出位置P1に移動させるカム13と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、マルチツール及びプレス機械に関する。
プレス機械は、上側と下側との双方に配置された成形用ツールにより板状のワークを挟み込むことで、ワークに対して成形加工を行う。上側の成形用ツールは上側に配置された工具支持体に装着され、下側の成形用ツールは下側に配置された工具支持体に装着される。工具支持体には複数の成形用ツールが装着される場合がある。この場合、工具支持体が移動して(回転して)、加工に用いる成形用ツールをパンチ位置に割り付けることで、成形用ツールの選択が行われる。従来のプレス機械は、パンチ位置に割り付けられた成形用ツールを退避位置と進出位置との間で移動させる昇降手段が設けられている。昇降手段は、駆動部の駆動によって移動するスライダを備えている。このスライダを移動させることによりパンチ位置の成形用ツールを進出位置に移動させ、ワークに対する成形を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2889951号公報
ワークを加工する際、加工部位によって異なる成形用ツールが必要となる場合がある。特に、成形用ツールとして刻印用ツールを用い、ワークの表面又は裏面に複数の文字、数字等を刻印する場合は、多くの刻印用ツールが必要となる。工具支持体に多くの成形用ツールを装着させるため、工具支持体の1つの装着部に、複数の成形用ツールを有するマルチツールを装着することが提案されている。マルチツールは、例えば複数の成形用ツールが回転可能な本体部に設けられている。本体部を回転させて予め定めた位置に配置した成形用ツールを退避位置から進出させることで、ワークに対する成形を行うことが可能となる。このとき、成形用ツールの進出を上記した昇降手段で行うには、工具支持体に昇降手段の構成を備える必要があり、工具支持体が複雑となるだけでなく、プレス機械の製造コストを増加させる要因となる。
本発明は、簡単な構成で、複数の成形用ツールの中からワークを成形する成形用ツールを容易に進出させることが可能なマルチツール及びプレス機械を提供することを目的とする。
本発明の態様に係るマルチツールは、板状のワークを加工するプレス機械の工具支持体に装着され、上下方向に沿った回転軸を中心として回転可能な本体部と、本体部に、ワークを成形可能な進出位置とワークに対して非接触となる退避位置とに移動可能に設けられ、回転軸の軸まわり方向に沿って配置される複数の成形用ツールと、工具支持体により回転軸まわりの回転が規制された状態で所定高さに保持され、本体部が回転することにより、複数の成形用ツールのうちのいずれかを退避位置から進出位置に移動させるカムと、を備える。
本発明の態様に係るプレス機械は、板状のワークを加工するプレス機械であって、ワークを加工するための工具を装着可能な複数の装着部を有する工具支持体を備え、複数の装着部のうちの少なくとも1つに、上記した態様に係るマルチツールが装着される。
上記態様に係るマルチツールによれば、本体部を回転させることにより複数の成形用ツールのうちのいずれかがカムによって退避位置から進出位置に移動するので、簡単な構成で、複数の成形用ツールの中からワークを成形する成形用ツールを容易に進出させることができる。また、上記態様に係るプレス機械によれば、上記態様のマルチツールを備えるので、工具支持体に多くの成形用ツールを備えながら工具支持体に駆動部、スライダ等の昇降手段が不要となり、プレス機械の製造コストの増加を回避できる。
また、上記態様に係るマルチツールにおいて、本体部は、カムにより複数の成形用ツールのいずれも進出位置に移動させない所定部分を備えてもよい。この態様によれば、所定部分をカムに対応付けることで、複数の成形用ツールのすべてが進出しない状態を形成することができるため、ワークを移動させる際に成形用ツールがワークに接触することを防止でき、ワークの損傷を回避できる。また、上記態様に係るマルチツールにおいて、所定部分は、隣り合う成形用ツールの間に設けられてもよい。この態様によれば、隣り合う成形用ツールの間隔を空けることで所定部分が設けられるので、所定部分を容易に形成することができる。
また、上記態様に係るマルチツールにおいて、カムは、進出位置における成形用ツールの端部と面接触する平面部と、平面部を挟んで軸まわり方向の両側に設けられ、退避位置の成形用ツールの端部に当接して、端部を平面部に案内する傾斜部と、を備えてもよい。この態様によれば、平面部が進出位置における成形用ツールの端部と面接触するので、ワークの成形時に成形用ツールにかかる力を平面部で確実に受け止めることができる。さらに、平面部を挟んだ両側に傾斜部を備えるので、本体部を回転軸まわりのどちらの方向に回転させても、成形用ツールの端部を平面部に案内することができる。
また、上記態様に係るマルチツールにおいて、本体部は、本体部とネジ結合しかつ回転軸に沿って延びる軸部材を備え、軸部材は、カムを上下方向に係止することでカムの高さを規定するカム支持体を備え、軸部材を本体部に対して回転させることで、ネジ結合により本体部に対するカム支持体の高さが変更され、このカム支持体に支持されたカムの所定高さが変更されてもよい。この態様によれば、本体部に対して軸部材を回転させることで、カムの所定高さを容易に変更することができる。その結果、カムによって進出する成形用ツールの進出量を容易に調整できる。
また、上記態様に係るマルチツールにおいて、本体部に対して回転軸まわりの一方向への回転を許容し、一方向とは反対方向への回転を規制するロック機構を備えてもよい。この態様によれば、ロック機構により、カムの上昇及び下降のいずれか一方を許容しつつ、いずれか他方を規制することができる。また、上記態様に係るマルチツールにおいて、本体部は、工具支持体に備えるウォームシャフトに噛み合うウォームホイールを外周部に備え、ウォームシャフトの回転により軸まわり方向に回転してもよい。この態様によれば、ウォームシャフトを回転させることで本体部を回転させることができるが、本体部に回転軸まわり方向の力を加えても回転が規制されるので、軸部材を本体部に対して回転させる際に、本体部がつれ回りすることを防止できる。
実施形態に係るプレス機械の一例を示す側面図である。 実施形態に係るマルチツールを工具支持体に装着した状態を示す断面図である。 実施形態に係るマルチツールの一例を示す平面図である。 実施形態に係るマルチツールの一例を示す断面図である。 カムとカム支持体とを上方から見た図である。 工具支持体に装着されたマルチツールの本体部を回転させる状態を示す図である。 カムによって成形用ツールを退避位置から進出位置に移動させた状態を示す図である。 本体部の所定部分をカムに対応付けた場合を示す平面図である。 本体部の所定部分をカムに対応付けた場合を模式的に示す図である。 本体部に軸部材を取り付ける状態を示す図である。 (A)はロック機構を構成する環状カムを示す平面図、(B)は(A)のA-A線に沿った断面図である。 ロック機構を解除した状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は以下に説明する内容に限定されない。また、図面においては実施形態を説明するため、一部分を大きく又は強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現しており、実際の製品とは形状寸法が異なっている場合がある。図1においては、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の指す方向が+方向であり、矢印の指す方向とは反対の方向が-方向であるとして説明する。
図1は、実施形態に係るプレス機械100の一例を示す側面図である。プレス機械100は、実施形態に係るマルチツール10を備えている。図1に示すように、プレス機械100は、パンチ(成形用ツール)1を備える上タレット(工具支持体)2と、マルチツール10を備える下タレット(工具支持体)3と、を有するタレットパンチプレスである。このプレス機械100は、パンチ1と、マルチツール10(後述する成形用ツール12)とにより板状のワークWを挟んで成形加工などを行う。なお、パンチ1を含めてマルチツールと称する場合がある。
図1に示すように、上タレット2は、上部フレーム4に回転軸4Aを介して保持される。下タレット3は、下部フレーム5に回転軸5Aを介して保持される。上タレット2及び下タレット3のそれぞれは、円盤状に形成される。上タレット2及び下タレット3は、互いに対向した状態で配置される。上タレット2及び下タレット3のそれぞれは、電動モータ等の図示しない駆動装置を駆動することにより、回転軸4A、5Aを軸として回転可能である。
パンチ1は、上タレット2に装着され、鉛直方向(Z方向)に駆動される。本実施形態において、パンチ1は、下端の面1a(図2参照)が平面状である。上タレット2は、複数のパンチ1を装着するための、図示しない複数の装着部を備えている。複数の装着部のそれぞれにパンチ1が装着されることで、複数のパンチ1が回転軸4Aを中心とした周回方向に並んだ状態となる。上タレット2に装着される他のパンチ1としては、下端の外縁部が切刃として機能し、ワークWを切断加工(打ち抜き加工)するため形態であってもよい。下タレット3は、マルチツール10の他に、図示しないダイを装着するための複数の装着部3a(図2参照)備えている。複数の装着部3aにマルチツール10、ダイが装着されることで、マルチツール10及びダイが回転軸5Aを中心とした周回方向に並んだ状態となる。
ダイとしては、例えばZ方向を軸方向とする円筒状の部材が用いられ、上端の内縁部が切刃として機能し、上記した切刃を有するパンチ1とともにワークWを切断加工(打ち抜き加工)する際に用いられる。切刃を有するパンチ1と、ダイとは対を形成する。上タレット2及び下タレット3は、それぞれ図示しない駆動装置により回転し、対となる1組のパンチ1及びマルチツール10、又は他のパンチ1及びダイをパンチ位置Pに割り付ける。パンチ位置Pのパンチ1は、駆動部6によって降下する。プレス機械100は、パンチ位置PにワークWを配置させ、パンチ1とマルチツール10(又はダイ)とでワークWを挟み込むことにより成形加工(又は打ち抜き加工)を行う。
下部フレーム5の上面には、Y方向に沿ったガイド7Yが形成される。このガイド7Yに沿って図示しない駆動装置により移動可能な可動テーブル7が設けられる。可動テーブル7の-Y端部の上面には、X方向に沿ったキャリッジ7Aが備えられる。可動テーブル7とキャリッジ7Aとは一体でY方向に移動する。キャリッジ7Aには、図示しないX方向ガイドが形成される。このX方向ガイドに沿って図示しない駆動装置により移動可能なクロススライド8が設けられる。クロススライド8には、X方向に間隔を空けて2つ以上のワークホルダ9が設けられる。ワークWは、ワークホルダ9に保持されるとともに、可動テーブル7によるY方向への移動、及びクロススライド8によるX方向への移動により搬送され、ワークW中の加工対象箇所がパンチ位置Pに位置決めされる。
プレス機械100の各部の駆動、例えば、上タレット2及び下タレット3の回転、パンチ1の下降、可動テーブル7及びクロススライド8の移動は、図示しない制御部によって制御されてもよいし、また、作業者が、上タレット2及び下タレット3の回転、パンチ1の下降、可動テーブル7及びクロススライド8の移動を適宜実行させるなど、作業者によるマニュアル操作によって行ってもよい。
図2は、実施形態に係るマルチツール10を下タレット3に装着した状態を示す断面図である。図3は、実施形態に係るマルチツール10の一例を示す平面図である。図4は、実施形態に係るマルチツール10の一例を示す断面図である。なお、図2では、マルチツール10と対をなすパンチ1についても示している。また、図2では、上タレット2及び下タレット3のそれぞれが回転して、マルチツール10及びパンチ1がパンチ位置Pに割り付けられた状態を示している。パンチ1は、上記したように、下端の面1aが平面状であるものが割り付けられる。面1aの大きさは、マルチツール10の上面に合わせて、マルチツール10の上面を覆う広さに設けられている。
図2から図4に示すように、マルチツール10は、本体部11と、複数の成形用ツール12と、カム13と、軸部材14と、カム支持体15と、ロック機構16とを備える。マルチツール10は、下タレット3に備える複数の装着部3aのうちの1つの装着部3aに装着される。なお、下タレット3には、他の装着部3aも備えているが、他の装着部3aには、本実施形態と同様のマルチツール10が装着されてもよいし、上記したような切刃を有するダイが装着されてもよい。
本体部11は、下部において外側に向けて突出する鍔部11fと、鍔部11fの上方に設けられた段部11eとを備えている。また、下タレット3には、装着部3aにおいて内側に突出する環状突出部3bを備えている。この環状突出部3bを段部11eと鍔部11fとにより挟み込むことで、本体部11は、上下方向に保持された状態で、回転軸AX(パンチ位置P)を中心として回転可能である。本体部11は、図3に示すように、平面視(上下方向から見た場合)において円形状である。本体部11は、成形用ツール12を装着可能な複数のステーション11aを備えている。複数のステーション11aは、回転軸AXを中心とした同一円周上に沿って配置される。隣り合う2つのステーション11aは、後述する所定部分11bにおいて間隔を長くした個所を除いて、等間隔で同一円周上に配置される。
成形用ツール12は、複数のステーション11aのそれぞれに装着される。その結果、複数の成形用ツール12は、回転軸AXの軸まわり方向に沿って配置された状態となる。このとき、所定部分11bを挟んだ2つの成形用ツール12は、隣り合う間隔が他より広くなっている。ステーション11aに装着された成形用ツール12は、それぞれワークWを成形可能な進出位置P1とワークWに対して非接触となる退避位置P2とに移動可能に設けられる。成形用ツール12は、カム13によって進出位置P1と退避位置P2とが設定される。なお、カム13の詳細については後述する。本実施形態において、複数の成形用ツール12は、例えば刻印用ツールが用いられる。
各成形用ツール12は、上端面に刻印用の刃部12aを有する。進出位置P1は、例えば刃部12aがワークWの下面に対応するパスラインPLよりも上方に突出する位置となる。退避位置P2は、例えば刃部12aがパスラインPLよりも下方に退避した位置となる。刃部12aが進出位置P1に配置された状態で、パンチ1を下降させてパンチ1の下端の面1aでワークWを下方に(成形用ツール12側に)押し付けられることにより、ワークWの下面に刃部12aによる刻印が成形される。なお、ワークWにおいて刻印が形成される位置は、パンチ位置Pからずれた位置に設定される。
成形用ツール12は、ステーション11aにおいてコイルスプリング12bにより下方に弾性力が付与された状態で配置される。従って、カム13により成形用ツール12が退避位置P2から進出位置P1に移動する際は、コイルスプリング12bをより縮めることになる。また、成形用ツール12は、カム13と干渉しない位置では、コイルスプリング12bの弾性力によって退避位置P2に保持されている。
各成形用ツール12には、ストリッパ12cが設けられている。ストリッパ12cは、成形用ツール12の周囲を囲み、上端が刃部12aよりも上方に位置するように配置されている。また、ストリッパ12cは、コイルスプリング12dにより上方に弾性力が付与されている。従って、ワークWを成形する際は、ワークWの下面に押されて下降した状態となる。また、ワークWの成形後、ストリッパ12cは、コイルスプリング12dにより上方に移動することで、刃部12aからワークWを上方に剥がすように作用する。
カム13は、本体部11が回転することにより、複数の成形用ツール12のうちのいずれかを退避位置P2から進出位置P1に移動させる。カム13は、カム支持体15により、下タレット3に対して回転軸AXまわりの回転が規制された状態で所定高さに保持される。図5は、カム13とカム支持体15とを上方から見た図である。カム13は、図4及び図5に示すように、平面部13a及び傾斜部13bを有する。平面部13aは、進出位置P1における成形用ツール12の下端部と面接触する。傾斜部13bは、平面部13aを挟んで回転軸AXの軸まわり方向の両側に設けられる。傾斜部13bは、退避位置P2の成形用ツール12の下端部に当接して、下端部(成形用ツール12)を平面部13aに案内する。
カム支持体15は、軸部材14によって上下方向の高さが決められる。軸部材14は、上部にネジ部14fを有する。軸部材14は、ネジ部14fが本体部11のネジ部11gとネジ結合する。本体部11とネジ結合した場合、軸部材14は、回転軸AXに沿って下方に延びた状態となる。軸部材14は、本体部11に対して回転させることで、ネジ結合により上下方向に移動する。軸部材14は、上部フランジ14a及び下部フランジ14bを備える。上部フランジ14a及び下部フランジ14bは、それぞれ回転軸AXの径方向外側に向けて突出して設けられている。
カム支持体15は、円筒部15aを有する。円筒部15aは、軸部材14を上下方向に貫通し、上部フランジ14aと下部フランジ14bとの間に配置される。このため、カム支持体15は、上下方向については軸部材14と一体で移動する。また、軸部材14は、円筒部15a内を回転軸AXの軸まわり方向に相対的に回転可能である。カム支持体15は、円筒部15aの上部において回転軸AXから放射方向に延びるカム受け部15bを備える。カム受け部15bは、上部にカム13を保持する。カム支持体15は、軸部材14によって本体部11に対する高さが決められるので、本体部11に対するカム13の高さは、軸部材14によって規定される。
カム支持体15は、円筒部15aの下部に、回転軸AXから放射方向に延びる下部突出部15cを備える。下部突出部15cは、外側に向けて延びる端部が、下タレット3に設けられた上下方向の溝部3c(図2、図5参照)に入り込んだ状態で配置される。従って、カム支持体15は、回転軸AXの軸まわり方向への回転が規制されている。つまり、本体部11及び軸部材14が回転した場合でも回転軸AXの軸まわりに回転せず、カム13を回転軸AXの軸まわり方向における同じ位置に保持している。その結果、本体部11を回転させることで、複数の成形用ツール12のうちのいずれかをカム13に対応付けることができる。
また、軸部材14を本体部11に対して回転させた場合、上記と同様にカム支持体15は回転軸AXの軸まわりに回転しないが、軸部材14がネジ結合により本体部11との間の距離を変えることで、本体部11に対するカム支持体15の距離も変動する。すなわち、本体部11に対して軸部材14を回転させることで、本体部11に対するカム13の所定高さを変えることができる。このように、本体部11に対して軸部材14を回転させることで、カム13の所定高さを容易に変更することが可能となっている。
カム13の所定高さを変えることで、パスラインPLに対する成形用ツール12の刃部12aの高さを変更可能である。従って、カム13によって進出する成形用ツール12の進出量を容易に調整することができる。また、成形用ツール12が刻印用ツールである場合、刃部12aの高さを変得ることで、ワークWの裏面に対して切り込む刃部12aの深さ(刻印の深さ)を調節することができる。なお、軸部材14及びカム支持体15は、ワークWの加工時にカム13が受ける力に耐えるように、所定の剛性をもって形成されている。
図2に示すように、本体部11は、ウォームホイール11dを有する。ウォームホイール11dは、本体部11の外周部11cに設けられる。ウォームホイール11dは、下タレット3に備えるウォームシャフト3dに噛み合う。ウォームシャフト3dは、下タレット3において回転可能に支持されている。
図6は、下タレット3に装着されたマルチツール10の本体部11を回転させる状態を示す図である。図6に示すように、ウォームシャフト3dは、駆動部3eの駆動により回転駆動する。駆動部3eは、下タレット3の内部に設けられてもよいし、下タレット3の外部に設けられてもよい。駆動部3eが下タレット3の外部に設けられる場合、下タレット3を回転させてマルチツール10をパンチ位置Pに配置した際に、図示しない連結装置を介して外部の駆動部3eの駆動力をウォームシャフト3dに伝達する構成が適用されてもよい。
駆動部3eを駆動してウォームシャフト3dを回転させことにより、ウォームシャフト3dと噛み合うウォームホイール11dを介して本体部11に回転が伝達され、本体部11が回転軸AXの軸まわり方向に回転する。このように、本体部11の回転をウォームホイール11dとウォームシャフト3dとを用いることで、ウォームシャフト3dを回転させることにより本体部11を回転させることができるが、本体部11を回転軸AXまわり方向の力を加えても回転が規制される。このため、例えば、軸部材14を本体部11に対して回転させる場合であっても、本体部11が軸部材14の回転につれ回りすることを防止できる。
図7は、カム13によって成形用ツール12を退避位置P2から進出位置P1に移動させた状態を示す図である。図7に示すように、成形用ツール12は、カム13から離れた位置にある場合、コイルスプリング12b(図4参照)によって退避位置P2に配置される。成形用ツール12が退避位置P2にある状態では、成形用ツール12の刃部12aがパスラインPLの下方に配置される。
本体部11が回転することで、本体部11に装着される成形用ツール12が回転方向に移動する。成形用ツール12がカム13に到達した場合、下端(下面12qの縁部)が傾斜部13bに当たり、成形用ツール12は、カム13の傾斜部13bに沿って上方に移動する。成形用ツール12がカム13の平面部13aに到達することにより、進出位置P1に配置される。つまり、成形用ツール12は、カム13の平面部13aに支持された状態において、刃部12aがパスラインPLの上方に突出した状態となる。このとき、成形用ツール12の下面12qは、カム13の平面部13aと面接触する。このため、進出位置P1の成形用ツール12をカム13で確実に受け止めることができる。
この状態でパンチ1(図2参照)を下方に移動させ、パンチ1と成形用ツール12とでワークWを挟み込むことで、ワークWの裏面側に成形用ツール12の刃部12aにより刻印を形成させることができる。このように、ワークWの加工時において、上記したように、成形用ツール12の下面12qがカム13の平面部13aに受け止められるので、ワークWの成形時に成形用ツール12にかかる力をカム13の平面部13aで確実に受け止めることができる。なお、進出位置P1の成形用ツール12は、パンチ位置Pからずれて配置されており、パンチ1の面1aの中心からはずれた位置との間でワークWを挟み込んで加工する。
また、本体部11がさらに回転することで、成形用ツール12が回転方向に移動し、平面部13aから傾斜部13bに移動する。このとき、成形用ツール12は、コイルスプリング12b(図4参照)によって下方に向けて弾性力が付与されているため、傾斜部13bに沿って下方に移動する。成形用ツール12が下方に移動することにより、刃部12aがパスラインPLの下方に退避する。つまり、成形用ツール12は、進出位置P1から退避位置P2に退避する。
なお、カム13は、平面部13aを挟んだ両側に傾斜部13bを備えるため、本体部11を回転軸AXまわりのどちらの方向に回転させても、成形用ツール12の端部を平面部13aに案内して進出位置P1に配置させることができる。また、本体部11を回転軸AXまわりのどちらの方向に回転させても、進出位置P1の成形用ツール12を退避位置P2に退避させることができる。
図3に示すように、本体部11は、カム13により複数の成形用ツール12のいずれも進出位置P1に移動させない所定部分11bを備える。所定部分11bは、隣り合う成形用ツール12の間に設けられる。所定部分11bをカム13に対応付けることで、複数の成形用ツール12のすべてが進出しない状態を形成することが可能となる。また、複数の成形用ツール12のすべてが進出しないことで、パスラインPLに沿ってワークWを移動させる際に成形用ツール12の刃部12aがワークWに接触することを防止でき、ワークWの損傷を回避することができる。
また、所定部分11bが隣り合う成形用ツール12の間に設けられるので、隣り合う成形用ツール12の間隔を単に空けることで所定部分11bを容易に設けることができる。なお、本実施形態では、所定部分11bを回転軸AXの軸まわり方向において1カ所に設ける形態を例に挙げて説明しているが、この形態に限定されない。例えば、回転軸AXを挟んだ2カ所に所定部分11bが設けられてもよいし、所定部分11bが3カ所以上設けられてもよい。所定部分11bが2カ所以上設けられる場合、所定部分11bは等間隔で配置されてもよいし、間隔を異ならせて配置されてもよい。
図8は、本体部11の所定部分11bをカム13に対応付けた場合を示す平面図である。図9は、本体部11の所定部分11bをカム13に対応付けた場合を模式的に示す図である。図8は本体部11の上方から見た図であり、図9は本体部11の側方から見た図である。図8及び図9に示すように、所定部分11bにカム13が配置された状態では、回転軸AXの軸まわり方向で隣り合う成形用ツール12は、それぞれの刃部12aがパスラインPLに達せず、例えば退避位置P2に配置される。
本実施形態では、カム13は、回転軸AXの軸まわり方向で所定部分11bを挟んで隣り合う成形用ツール12が傾斜部13bに接触しない範囲に設けられている。このように、成形用ツール12の双方がカム13に接触しないことで、2つの成形用ツール12は退避位置P2に配置される。その結果、2つの成形用ツール12の刃部12aは、パスラインPLから退避しており、この状態でパスラインPLに沿ってワークWを移動させてもワークWに接触することを防止できる。
例えば、ワークWに複数の刻印を成形する場合は、先ず、カム13に所定部分11bを位置させた状態でワークWを搬送し、ワークWにおける刻印成形位置をカム13の上方に配置させる。続いて、本体部11を回転させて所望の成形用ツール12をカム13により退避位置P2から進出位置P1に進出させる。続いて、パンチ1を下降させてワークWをパンチ1と成形用ツール12との間に挟み、成形用ツール12の刃部12aによりワークWの裏面に刻印を施す。続いて、本体部11を回転させてカム13に所定部分11bを位置させる。続いて、次に刻印する位置までワークWを搬送する。続いて、本体部11を回転させて所望の成形用ツール12をカム13により進出位置P1に進出させる。この一連の動作を、複数の刻印の数だけ繰り返して行う。
このように、ワークWを搬送する際には、適宜、カム13に所定部分11bを位置させた状態とすることで、成形用ツール12の刃部12aがワークWの裏面に接触しないようにすることができる。その結果、ワークWの裏面が刃部12aによって損傷する(傷付く)ことを防止できる。
なお、上記した本実施形態では、所定部分11bをカム13に対応付けた場合、所定部分11bを挟んで隣り合う成形用ツール12がカム13に接触しない構成を例に挙げて説明しているが、この形態に限定されない。例えば、所定部分11bをカム13に対応付けた場合に、カム13の傾斜部13bに成形用ツール12の下端が接触するが(つまり、成形用ツール12が退避位置P2から少し上方に移動するが)、刃部12aがパスラインPLに達しないように、所定部分11bにおける回転軸AXの軸まわり方向の幅、又はカム13の回転軸AXの軸まわり方向の長さが設定されてもよい。すなわち、所定部分11bをカム13に対応付けた場合、いずれの成形用ツール12も刃部12aがパスラインPLに達しないような構成が適用されてもよい。
図10は、本体部11に軸部材14を取り付ける状態を示す図である。図10に示すように、本体部11のネジ部11gに軸部材14のネジ部14fをネジ結合させ、軸部材14を回転軸AXの軸まわりに回転させることにより本体部11に取り付けられる。この場合、カム支持体15は、本体部11への軸部材14取り付けとともに本体部11の下方に配置され、カム13が所定高さに設定される。ネジ部11gとネジ部14fとのネジ結合長さ(軸部材14のねじ込み量)によってカム13の所定高さを調整可能な点は上記のとおりである。
本体部11に軸部材14を取り付けた状態(図2に示す状態)では、ロック機構16が機能する。すなわち、本実施形態のマルチツール10は、図2及び図4、図10に示すように、ロック機構16を備える。ロック機構16は、本体部11に対する軸部材14の回転に対して、回転軸AXの軸まわりの一方向への回転を許容し、一方向とは反対方向への回転を規制する。図11(A)はロック機構16を構成する環状カムを示す平面図、図11(B)は(A)のA-A線に沿った断面図である。
図4、図10及び図11に示すように、ロック機構16は、複数のノッチ部16aと、ピン16bと、操作部16cと、ロッド部材16dとを有する。複数のノッチ部16aは、本体部11の底部において、軸部材14を囲むように設けられる。ノッチ部16aは、回転軸AXの軸まわりに所定の間隔で形成されている。各ノッチ部16aは、段部16e及び傾斜部16fを有する。段部16eは、回転軸AXの軸まわり方向の一方向の端部に設けられる。傾斜部16fは、段部16eから回転軸AXの軸まわり方向の反対方向にかけて設けられる。
ピン16bは、ロッド部材16dに固定される。ピン16bは、ロッド部材16dから回転軸AXの放射方向に延びて設けられる。ロッド部材16dは、コイルスプリング16gにより上方に向けて弾性力が付与されている。従って、ピン16bは、複数のノッチ部16aに当接可能な規制位置P3に配置された状態となる。なお、ロッド部材16dを、コイルスプリング16gの弾性力に抗してピン16bを下降させることにより、ピン16bは、複数のノッチ部16aから離れた退避位置P4に移動可能である。操作部16cは、ロッド部材16dの下端に設けられる。操作部16cは、例えば、作業者が把持して下降させることにより、コイルスプリング16gの弾性力に抗してロッド部材16dを下降させることができる。
ピン16bが規制位置P3に配置される状態において、軸部材14が一方向(図11(A)に紙面において反時計回り方向)に回転する場合にはピン16bがノッチ部16aの傾斜部16fから段部16eに向けて移動する。このため、軸部材14の一方向への回転が許容される。軸部材14の一方向への回転は、例えば、本体部11にねじ込む方向である。つまり、ロック機構16は、カム13の所定高さを高くする方向には軸部材14の回転を許容する。
一方、軸部材14が反対方向(図11(A)に紙面において時計回り方向)に回転する場合には、ピン16bがノッチ部16aの段部16eに係止される。このため、軸部材14の反対方向への回転が規制される。軸部材14の反対方向への回転は、例えば、軸部材14を本体部11から取り外す方向である。つまり、ロック機構16は、カム13の所定高さを低くする方向には軸部材14の回転を規制する。その結果、カム13の所定高さが不用意に低くなることを防止している。また、ロック機構16は、軸部材14が本体部11から外れることを防止する。
図12は、ロック機構16を解除した状態を示す図である。図12に示すように、例えば作業者が操作部16cを把持して下方に引くことでロッド部材16dを下方に移動させる。ロッド部材16dと一体のピン16bは、ノッチ部16aから下降し、上部フランジ14aの収容部14cに収容された退避位置P4に移動する。ピン16bがノッチ部16aから離れることでロック機構16が解放され、軸部材14を本体部11に対して反対方向に回転させることが可能となる。従って、ピン16bを退避位置P4に移動させた状態では、カム13の所定高さを低くすることができ、また、軸部材14を本体部11から取り外すことができる。
このように、ロック機構16により軸部材14に対して回転軸AXまわりの一方向への回転を許容し、一方向とは反対方向への回転を規制することにより、カム13の上昇及び下降のいずれか一方を許容しつつ、いずれか他方を規制することができる。なお、作業者が操作部16cの把持を解放することで、ロッド部材16dがコイルスプリング16gにより上昇し、ロッド部材16dとともにピン16bが規制位置P3に戻ることでロック機構16が機能する状態となる。なお、ロック機構16を備えるか否かは任意であり、マルチツール10は、ロック機構16を備えなくてもよい。
以上、説明したように、本実施形態に係るマルチツール10によれば、本体部11を回転させることにより複数の成形用ツール12のうちのいずれかがカム13によって退避位置P2から進出位置P1に移動する。このため、簡単な構成で、複数の成形用ツール12の中からワークWを成形する成形用ツール12を容易に進出させることができる。また、本実施形態に係るプレス機械100によれば、上記したマルチツール10を備えるので、下タレット3に多くの成形用ツール12を備えながら、下タレット3に駆動部、スライダ等の成形用ツール12を昇降させるための構成が不要となる。このため、下タレット3の構成が複雑になるのを防止して、プレス機械100の製造コストの増加を回避できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態に限定されない。上記した実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは当業者において明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。上記した実施形態等で説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。また、上記した実施形態等で説明した要件は、適宜組み合わせることができる。また、本実施形態において示した各動作の実行順序は、前の動作結果を後の動作で用いるものでない限り、任意の順序で実現可能である。また、上記した実施形態における動作に関して、便宜上「まず」、「次に」、「続いて」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須ではない。
上記した実施形態では、マルチツール10が下タレット3に装着された構成を例に挙げて説明したが、この構成に限定されない。例えば、マルチツール10は、上タレット2に装着される構成であってもよいし、上タレット2及び下タレット3の双方にマルチツール10が装着される構成であってもよい。
また、上記した実施形態では、工具支持体として、上タレット2及び下タレット3を用いた構成を例に挙げて説明したが、この構成に限定されない。例えば、工具支持体として、回転しない板状の工具支持体が用いられてもよい。この場合、板状の工具支持体は、パンチ位置Pに対してスライドすることで、複数の成形用ツール12のいずれかをパンチ位置Pに割り付ける構成であってもよい。
AX・・・回転軸
P・・・パンチ位置
P1・・・進出位置
P2、P4・・・退避位置
P3・・・規制位置
W・・・ワーク
PL・・・パスライン
1・・・パンチ
1a・・・下面
2・・・上タレット(工具支持体)
3・・・下タレット(工具支持体)
3c・・・溝部
3d・・・ウォームシャフト
10・・・マルチツール
11・・・本体部
11b・・・所定部分
11c・・・外周部
11d・・・ウォームホイール
11g・・・ネジ部
12・・・成形用ツール
12a・・・刻印刃物
12q・・・端部
13・・・カム
13a・・・平面部
13b・・・傾斜部
14・・・軸部材
14f・・・ネジ部
15・・・カム支持体
15b・・・カム受け部
16・・・ロック機構
100・・・プレス機械

Claims (8)

  1. 板状のワークを加工するプレス機械の工具支持体に装着され、上下方向に沿った回転軸を中心として回転可能な本体部と、
    前記本体部に、前記ワークを成形可能な進出位置と前記ワークに対して非接触となる退避位置とに移動可能に設けられ、前記回転軸の軸まわり方向に沿って配置される複数の成形用ツールと、
    前記工具支持体により前記回転軸まわりの回転が規制された状態で所定高さに保持され、前記本体部が回転することにより、前記複数の成形用ツールのうちのいずれかを前記退避位置から前記進出位置に移動させるカムと、を備えるマルチツール。
  2. 前記本体部は、前記カムにより前記複数の成形用ツールのいずれも前記進出位置に移動させない所定部分を備える、請求項1に記載のマルチツール。
  3. 前記所定部分は、隣り合う前記成形用ツールの間に設けられる、請求項2に記載のマルチツール。
  4. 前記カムは、前記進出位置における前記成形用ツールの端部と面接触する平面部と、前記平面部を挟んで前記軸まわり方向の両側に設けられ、前記退避位置の前記成形用ツールの端部に当接して、前記端部を前記平面部に案内する傾斜部と、を備える、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のマルチツール。
  5. 前記本体部は、前記本体部とネジ結合しかつ前記回転軸に沿って延びる軸部材を備え、
    前記軸部材は、前記カムを上下方向に係止することで前記カムの高さを規定するカム支持体を備え、
    前記軸部材を前記本体部に対して回転させることで、ネジ結合により前記本体部に対する前記カム支持体の高さが変更され、このカム支持体に支持された前記カムの前記所定高さが変更される、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のマルチツール。
  6. 前記本体部に対して前記回転軸まわりの一方向への回転を許容し、前記一方向とは反対方向への回転を規制するロック機構を備える、請求項5に記載のマルチツール。
  7. 前記本体部は、前記工具支持体に備えるウォームシャフトに噛み合うウォームホイールを外周部に備え、前記ウォームシャフトの回転により前記軸まわり方向に回転する、請求項5又は請求項6に記載のマルチツール。
  8. 板状のワークを加工するプレス機械であって、
    前記ワークを加工するための工具を装着可能な複数の装着部を有する工具支持体を備え、
    前記複数の装着部のうちの少なくとも1つに、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のマルチツールが装着される、プレス機械。
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