JP2023135242A - シャワー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐水形態を切り替えるために必要とされる操作力を軽減することが可能な回転切替式のシャワー装置を提供すること。【解決手段】 本発明は、上流側流路を提供する上流側部と、第1散水流路及び第2散水流路を有する散水部と、複数の吐水形態を切り替えるための回転操作部と、回転操作部における回転操作に連動してカバー部材内で上流側部に対して少なくとも第1回転位置と第2回転位置との間で回転する切替バルブ部材と、切替バルブ部材を上流側部に対して摺動回転可能にシールするパッキン部材と、を備え、切替バルブ部材は、第1回転位置にある時に上流側流路と連通する第1下流側流路と、第2回転位置にある時に上流側流路と連通する第2下流側流路と、を有しており、第1下流側流路と第2下流側流路とは、パッキン部材よりも内周側において、少なくとも部分的に鉛直方向に重なるように配置されている。【選択図】図14

Description

本発明は、シャワー装置に関し、特には複数の吐水形態を有するシャワー装置に関する。
従来から、複数の吐水形態を切り替えて使用するシャワー装置が知られている。
特許文献1は、スイッチを押圧操作することで吐水形態を切り替えるシャワー装置を開示している。
このようなスイッチ式のシャワー装置では、スイッチに与えられる押圧力(操作力)を切替バルブ(吐水形態を切り替えるための可動部材)に伝達するために、リンク機構等の仲介構造が必要である。これにより、吐水形態を切り替えるために必要とされる操作力も大きくなってしまう傾向がある。
一方、特許文献2は、散水板付近に設けられた操作部(操作ハンドル)に回転力を与えて回転操作することで吐水形態を切り替えるシャワー装置を開示している。
このような回転切替式のシャワー装置では、操作部(操作ハンドル)が受ける回転力(操作力)を直接的に切替バルブに伝達できるため、吐水形態を切り替えるために必要とされる操作力を比較的小さくすることができる。
特開2013-215546号公報 特開2008-272191号公報
本件発明者は、回転切替式のシャワー装置において、切替バルブ部材を摺動回転可能にシールするパッキン部材の直径を低減することで、吐水形態を切り替えるために必要とされる操作力を更に軽減できることを知見した。
そして更に、切替バルブ部材を摺動回転可能にシールするパッキン部材の直径を低減するためには、切替バルブ部材内の流路を、少なくとも部分的に2階建て構造とする、すなわち、少なくとも部分的に鉛直方向に重なるように配置する、ことが有効であることを知見した。
本発明は、以上のような知見に基づいてなされたものである。本発明の目的は、吐水形態を切り替えるために必要とされる操作力を軽減することが可能な回転切替式のシャワー装置を提供することである。
本発明は、複数の吐水形態を有する回転切替式のシャワー装置であって、カバー部材と、前記カバー部材内に配置され、上流側流路を提供する上流側部と、第1散水流路及び第2散水流路を有する散水部と、複数の吐水形態を切り替えるための回転操作部と、前記回転操作部における回転操作に連動して前記カバー部材内で前記上流側部に対して少なくとも第1回転位置と第2回転位置との間で回転する切替バルブ部材と、前記切替バルブ部材を前記上流側部に対して摺動回転可能にシールするパッキン部材と、を備え、前記切替バルブ部材は、当該切替バルブ部材が前記第1回転位置にある時に前記上流側流路と連通する第1下流側流路と、当該切替バルブ部材が前記第2回転位置にある時に前記上流側流路と連通する第2下流側流路と、を有しており、前記第1下流側流路と前記第2下流側流路とは、前記パッキン部材よりも内周側において、少なくとも部分的に鉛直方向に重なるように配置されており、前記第1下流側流路は、前記第1散水流路に連通しており、前記第2下流側流路は、前記第2散水流路に連通していることを特徴とするシャワー装置である。
本発明によれば、切替バルブ部材の第1下流側流路と第2下流側流路とが、パッキン部材よりも内周側において、少なくとも部分的に鉛直方向に重なるように配置されている。これにより、パッキン部材の直径を低減した設計を採用することが可能となる。パッキン部材の直径を低減することで摩擦力が低減され、回転に要するトルクを低減することが出来、結果として、吐水形態を切り替えるために必要とされる操作力を軽減することが可能である。
より具体的には、本発明によれば、第1下流側流路を介して第1散水流路に導かれる吐水の流量、及び、第2下流側流路を介して第2散水流路に導かれる吐水の流量、を十分に確保しつつ、各流路を形成する部位の強度を極端に低下させることなく、パッキン部材の直径を切替バルブ部材の直径の1/2以下にすることが可能であり、更には、切替バルブ部材の直径の2/5以下にすることが可能である。
更に、本発明において、前記散水部は、前記第1散水流路及び前記第2散水流路よりも外周側に位置する第3散水流路を有することが好ましい。
これによれば、第1散水流路及び第2散水流路を中心側に配置し、第3散水流路を外周側に配置した3モードの吐水形態を実現することができる。
また、この場合、前記切替バルブ部材は、前記第3散水流路に連通する第3下流側流路を有することが好ましい。
これによれば、第1散水流路及び第2散水流路を中心側に配置し、第3散水流路を外周側に配置した3モードの吐水形態を、より効果的に実現することができる。
また、前記回転操作部と前記切替バルブ部材と前記散水部とは、前記回転操作部における操作に連動して一体的に回転する散水ユニットとしてユニット化されていることが好ましい。
これによれば、回転操作部における回転操作力を、より直接的に効率良く切替バルブ部材に伝達することができる。
また、前記切替バルブ部材の回転軸部分には角柱型先端部が設けられ、前記角柱型先端部には、当該角柱型先端部と嵌合する角柱嵌合孔を有する座金部材が設けられており、前記座金部材と前記切替バルブ部材とは、タッピンネジによって、当該タッピンネジの頭部が前記座金部材の上面を前記切替バルブ部材に向けて押圧するように締結されており、前記座金部材の下面の外周部が、前記上流側部の対応する摺動着座部に対して摺動回転するようになっていることが好ましい。
これによれば、タッピンネジと座金部材と切替バルブ部材(散水ユニット)とが一体となって、座金部材の下面の外周部によって安定的に上流側部に対して摺動回転することができる。また、角柱型先端部と座金部材の角柱嵌合孔との嵌合が不完全な「誤組」状態では(この状態では、タッピンネジ及び切替バルブ部材に対する座金部材の相対回転が十分に制限されないため、長期間の使用のうちにタッピンネジが緩められてしまう虞がある)、タッピンネジの頭部が設計位置よりも高い位置に留まる。このために、当該「誤組」状態を容易に判別することができ、当該「誤組」状態を直ちに解消することができる。
また、前記上流側部は、前記上流側流路を提供する上流側通流部材と、前記切替バルブ部材の前記第1下流側流路及び前記第2下流側流路に面するように前記上流側通流部材に取り付けられた弁座部材と、を有しており、前記上流側通流部材と前記弁座部材とは、2箇所において、形状及び/またはサイズが異なる2つの嵌合形態で互いに取り付けられていることが好ましい。
これによれば、2箇所の2つの嵌合形態の形状及び/またはサイズが異なっていることにより、上流側通流部材と弁座部材とを適切な位置で確実に取り付けることができる。
本発明によれば、切替バルブ部材の第1下流側流路と第2下流側流路とが、パッキン部材よりも内周側において、少なくとも部分的に鉛直方向に重なるように配置されている。これにより、パッキン部材の直径を低減した設計を採用することが可能で、吐水形態を切り替えるために必要とされる操作力を軽減することが可能である。
本発明の一実施形態によるシャワー装置の縦断面斜視図である。 図1のシャワー装置の上流側部及び散水ユニットの縦断面図である。 図2の上流側部及び散水ユニットの側面図である。 図2の上流側部及び散水ユニットの平面図である。 図3の上流側部及び散水ユニットのV-V線断面図である。 図3の上流側部及び散水ユニットのVI-VI線断面図である。 図3の上流側部及び散水ユニットのVII-VII線断面図である。 図3の上流側部及び散水ユニットのVIII-VIII線断面図である。 図4の状態から回転操作部を左側に45°回転させた状態での、上流側部及び散水ユニットの平面図である。 図4の状態から回転操作部を右側に45°回転させた状態での、上流側部及び散水ユニットの平面図である。 図9のXI-XI線断面図であり、上流側流路と第1下流側流路とが連通している状態を示す縦断面図である。 上流側流路と第1下流側流路とが連通していない状態を示す、図11に対応する縦断面図である。 図10のXIII-XIII線断面図であり、上流側流路と第2下流側流路とが連通している状態を示す縦断面図である。 上流側流路と第2下流側流路とが連通していない状態を示す、図13に対応する縦断面図である。 図4のXV-XV線断面図であり、上流側流路と第3下流側流路とが連通している状態を示す縦断面図である。 上流側流路と第3下流側流路とが連通していない状態を示す、図15に対応する縦断面図である。 図1のシャワー装置の切替バルブ部材の概略斜視図である。 図1のシャワー装置の座金部材の概略斜視図である。 図1のシャワー装置の散水板継手の平面図である。 図1のシャワー装置の弁座部材の概略斜視図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施形態によるシャワー装置について説明する。本実施形態のシャワー装置は、複数の吐水形態を有する回転切替式のシャワー装置である。本明細書において、「水」とは、湯や、湯と水を混合した適温水、等をも含む。
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態によるシャワー装置1の縦断面斜視図であり、図2は、図1のシャワー装置1の上流側部3及び散水ユニット4の縦断面図である。図3は、図2の上流側部3及び散水ユニット4の側面図であり、図4は、図2の上流側部3及び散水ユニット4の平面図である。図5乃至図8は、それぞれ、図3の上流側部3及び散水ユニット4のV-V線断面図、VI-VI線断面図、VII-VII線断面図、VIII-VIII線断面図である。
図1乃至図8に示すように、本実施形態のシャワー装置1は、カバー部材2を備えており、当該カバー部材2内に、上流側流路を提供する上流側部3が固定されている。
上流側部3は、上流側流路を提供する上流側通流部材として、略直管部材である給水継手31と、当該給水継手31に接続された散水板継手32と、を有している。散水板継手32に弁座部材33が取り付けられている。弁座部材33は、略円環状の樹脂部材であり、直径方向に略対向する2つの位置に、第1連通穴33a(周方向に20°程度延在し、開口幅は略一定である)と第2連通穴33b(周方向に90°程度延在し、周方向に曲玉状に開口幅が変化する)が設けられている(図5及び図20参照)。散水板継手32は、弁座部材33の上方に、浅い円環柱状の流路空間32s(上流側流路の一部)を区画している。また、当該流路空間32s内に、弁座部材33を散水ユニット4側に付勢するコイルバネ34が配置されている。
散水ユニット4は、略円盤状で中央部が略円筒状の(全体として略ハット状の)切替バルブ部材5と、略円盤状の散水パッキン部材6と、略円盤状の散水板部材7と、が嵌合によってユニット化されて構成されている。切替バルブ部材5、散水パッキン部材6及び散水板部材7の各々は、樹脂製で、射出成形法等によって製造されている。
散水パッキン部材6が、散水部を提供している。具体的には、散水パッキン部材6には、中央側領域において放射状に略等間隔に配置された6箇所の発振散水穴6hが設けられており、各発振散水穴6hに対応して発振部6s(発振吐水を担う要素部材)が嵌合固定されている。そして、1つおきの3個の発振散水穴6h(及び対応する発振部6s)が、第1散水流路となっており、残りの1つおきの3個の発振散水穴6h(及び対応する発振部6s)が、第2散水流路となっている。
更に、散水パッキン部材6には、外周側領域において同心の3つの円周上の各々において略等間隔に配置された多数の通常散水穴6uが設けられており(図8参照)、当該通常散水穴6uが第3散水流路となっている。
散水パッキン部材6の下面側には、発振散水穴6h及び通常散水穴6uを塞がないように、散水板部材7が嵌合されている。そして、散水板部材7に、把持部側(給水継手31側)に延びる回転操作部7aが設けられている。回転操作部7aは、シャワー装置1の利用者によって、複数の吐水形態を切り替えるために回転操作されるようになっている。
散水ユニット4は、回転操作部7aにおける回転操作に連動して、カバー部材2内で上流側部3に対して、±45°の範囲で回転するようになっている(図4、図9及び図10参照)。
切替バルブ部材5の略円筒状の中央部の外周に、散水板継手32(上流側部3)の対応する円柱状内壁32aに対して摺動回転可能に当接して両者を水密にシールするパッキン部材5aが設けられている。
切替バルブ部材5の略円筒状の中央部の内部に、当該切替バルブ部材5が第1回転位置にある時に弁座部材33の第1連通穴33aを介して流路空間32sと連通する第1下流側流路51(図11参照)と、当該切替バルブ部材5が第2回転位置にある時に弁座部材33の第2連通穴33bを介して流路空間32sと連通する第2下流側流路52(図13参照)と、当該切替バルブ部材5が第3回転位置にある時に弁座部材33の第1連通穴33aを介して流路空間32sと連通する第3下流側流路53(図15参照)とが設けられている。
第1下流側流路51と第2下流側流路52とは、パッキン部材5aよりも内周側において、少なくとも部分的に2階建て構造になっている、すなわち、鉛直方向に重なるように配置されている。
そして、第1下流側流路51は、第1散水流路(1つおきの3個の発振部6s)に連通しており、第2下流側流路52は、第2散水流路(残りの1つおきの3個の発振部6s)に連通しており、第3下流側流路53は、第3散水流路(通常散水穴6u)に連通している。
(第1下流側流路51の詳細)
本実施形態において、第1回転位置とは、回転操作部7aを左側に45°回転させた図9の位置である。この時、図11(図9のXI-XI線断面図)に示すように、弁座部材33の第1連通穴33aを介して、流路空間32sと第1下流側流路51の入口鉛直部51aとが連通する。入口鉛直部51aは、図4(3時の位置に把持部(給水継手31)が位置している)の8時の位置において略鉛直方向に延在しており(図17参照)、図8においてより明瞭に理解できる1階領域51bに至っている。
図2及び図8に示すように、6つの発振部6sの各々は、散水パッキン部材6の嵌合壁6wに囲まれた状態で1階領域51bの床面上に立設されている。そして、1つおきの3つの発振部6sの各々に隣接する鉛直連通部51dを介して、1階領域51bは3箇所の2階領域51eと連通している(図6参照)。
すなわち、入口鉛直部51a、1階領域51b、1つおきの3つの発振部6sの各々に隣接する鉛直連通部51d、及び、3箇所の2階領域51eが、第1下流側流路51を形成している。図6に示すように、3箇所の2階領域51eは、3つの分離壁55と円筒状の周壁56とによって区画されている。
なお、図8に示すように、本実施形態では、第3下流側流路53のスロープ部53s(図15及び図16参照)に隣接して、1階領域51bの床面に段差51c(図15及び図16参照)が設けられているが、本発明にとって本質的な構成ではない。
参考までに、図12(図4のXII-XII線断面図)は、流路空間32sと第1下流側流路51の入口鉛直部51aとが連通しない回転位置である時の、図11に対応する縦断面図である。
(第2下流側流路52の詳細)
本実施形態において、第2回転位置とは、回転操作部7aを右側に45°回転させた図10の位置である。この時、図13(図10のXIII-XIII線断面図)に示すように、弁座部材33の第2連通穴33bを介して、上流側流路である流路空間32sと第2下流側流路52の入口鉛直部52aとが連通する。入口鉛直部52aは、図4の12時の位置において略鉛直方向に延在しており(図17参照)、スロープ部52sを介して、図6及び図7においてより明瞭に理解できる2階領域52bに至っている。
当該2階領域52bは、図7に示す分離床54と図6に示す3つの分離壁55とによって平面視で略Y字状に区画されていて、第1下流側流路51とは連通しない3つの発振部6s(残りの1つおきの3つの発振部6s)のみと連通するようになっている。
すなわち、入口鉛直部52a、スロープ部52s、及び、平面視で略Y字状の2階領域52bが、第2下流側流路52を形成している。(第2下流側流路52は、(発振部6s内の流路を除いて)1階領域を通過しない。)
参考までに、図14(図9のXIV-XIV線断面図)は、流路空間32sと第2下流側流路52の入口鉛直部52aとが連通しない回転位置である時の、図13に対応する縦断面図である。
(第3下流側流路53の詳細)
本実施形態においては、図4の回転位置(中立位置)において、図15(図4のXV-XV線断面図)に示すように、弁座部材33の第2連通穴33bを介して、上流側流路である流路空間32sと第3下流側流路53の入口鉛直部53aとが連通する。入口鉛直部53aは、図4の4時の位置において略鉛直方向に延在しており(図17参照)、スロープ部53sを介して、切替バルブ部材5と散水パッキン部材6とによって区画される外周領域53bに至っている。
すなわち、入口鉛直部53a、スロープ部53s、及び、外周領域53bが、第3下流側流路53を形成している。
参考までに、図16は、流路空間32sと第3下流側流路53の入口鉛直部53aとが連通しない回転位置である時の、図15に対応する縦断面図である。
(散水板継手32による散水ユニット4の回転支持構造)
本実施形態では、図17に示すように、切替バルブ部材5の回転軸部分に四角柱型先端部5tが設けられている。そして、図18に示すように、当該四角柱型先端部5tに嵌合する四角穴8hを有する座金部材(ワッシャ)8が設けられている。
そして、図1及び図2に示すように、座金部材8と切替バルブ部材5とが、回転軸として機能するタッピンネジ9によって、当該タッピンネジ9の頭部9hが座金部材8の上面を切替バルブ部材5に向けて押圧するように締結されている(具体的には、タッピンネジ9のネジ部が散水板部材7と螺合している)。この状態で、座金部材8の下面の外周部が、散水板継手32の対応する摺動着座部32cに対して摺動回転するようになっている。
これにより、タッピンネジ9と座金部材8と切替バルブ部材5(散水ユニット4)とが一体となって、座金部材8の下面の外周部(及び前述のパッキン部材5a)によって安定的に散水板継手32に対して摺動回転することができる。
組付時において、四角柱型先端部5tと座金部材8の四角穴8hとの嵌合が不完全な「誤組」状態が生じた場合、タッピンネジ9及び切替バルブ部材5に対する座金部材8の相対回転が十分に制限されない状態となり得る。このような状態では、長期間の使用のうちに、タッピンネジ9の散水板部材7に対する螺合状態が緩められてしまう虞がある。これに対して、本実施形態によれば、そのような「誤組」状態ではタッピンネジ9の頭部9hが設計位置よりも高い位置に留まるため、例えばカバー部材2と干渉して組付を完了することができない。このために、当該「誤組」状態を容易に判別することができ、すなわち、当該「誤組」状態を直ちに解消することができる。
(散水板継手32への弁座部材33の取り付け)
散水板継手32と弁座部材33とは、図19及び図20に示すように、2箇所において、形状及び/またはサイズが異なる2つの嵌合形態で互いに取り付けられている。
具体的には、弁座部材33の下面側(裏面側)の直径方向に略対向する2つの位置に、周方向により長い第1凸部33dと、周方向により短い第1凸部33eと、が設けられており、これらに対応するように、散水板継手32の上面側の直径方向に略対向する2つの位置に、周方向により長い第1凹部32dと、周方向により短い第2凹部32eと、が設けられている。
そして、第1凸部33dが、第1凹部32dとは嵌合可能である一方、第2凹部32eとは嵌合不可能であることにより、散水板継手32と弁座部材33とを適切な位置で確実に取り付けることができる。
(作用効果)
以上のような本実施形態のシャワー装置1によれば、切替バルブ部材5の第1下流側流路51と第2下流側流路52とが、パッキン部材5aよりも内周側において、少なくとも部分的に鉛直方向に重なるように配置されている。これにより、パッキン部材5aの直径を低減した設計を採用することが可能で、吐水形態を切り替えるために必要とされる操作力を軽減することが可能である。
特に、本実施形態のシャワー装置1によれば、第1下流側流路51を介して第1散水流路(1つおきの3つの発振散水穴6h)に導かれる吐水の流量、及び、第2下流側流路52を介して第2散水流路(残りの1つおきの3つの発振散水穴6h)に導かれる吐水の流量、を十分に確保しつつ、各流路を形成する部位の強度を極端に低下させることなく、パッキン部材5aの直径を切替バルブ部材5の直径の2/5以下にすることが可能である。
また、本実施形態のシャワー装置1によれば、第1散水流路(1つおきの3つの発振散水穴6h)及び第2散水流路(残りの1つおきの3つの発振散水穴6h)よりも外周側に第3散水流路(通常散水穴6u)が位置している。これにより、第1散水流路及び第2散水流路を中心側に配置し、第3散水流路を外周側に配置した3モードの吐水形態を実現することができる。
また、本実施形態のシャワー装置1によれば、切替バルブ部材25が、第3散水流路に連通する第3下流側流路53を有する。これにより、第1散水流路及び第2散水流路を中心側に配置し、第3散水流路を外周側に配置した3モードの吐水形態を、より効果的に実現することができる。
また、本実施形態のシャワー装置1によれば、回転操作部7aを含む散水板部材7と散水パッキン部材6と切替バルブ部材5とが、回転操作部7aにおける回転操作に連動して一体的に回転する散水ユニットとしてユニット化されている。これにより、回転操作部7aにおける回転操作力を、より直接的に効率良く切替バルブ部材5に伝達することができる。
1 シャワー装置
2 カバー部材
3 上流側部
4 散水ユニット
5 切替バルブ部材
5a パッキン部材
5t 四角柱型先端部
6 散水パッキン部材
6h 発振散水穴
6s 発振部
6u 通常散水穴
6w 嵌合壁
7 散水板部材
7a 回転操作部
8 座金部材
8h 四角穴
9 タッピンネジ
9h 頭部
25 切替バルブ部材
31 給水継手
32 散水板継手
32a 円柱状内壁
32c 摺動着座部
32d 第1凹部
32e 第2凹部
32s 流路空間
33 弁座部材
33a 第1連通穴
33b 第2連通穴
33d 第1凸部
33e 第1凸部
34 コイルバネ
51 第1下流側流路
51a 入口鉛直部
51b 1階領域
51c 段差
51d 鉛直連通部
51e 2階領域
52 第2下流側流路
52a 入口鉛直部
52b 2階領域
52s スロープ部
53 第3下流側流路
53a 入口鉛直部
53b 外周領域
53s スロープ部
54 分離床
55 分離壁
56 周壁

Claims (6)

  1. 複数の吐水形態を有する回転切替式のシャワー装置であって、
    カバー部材と、
    前記カバー部材内に配置され、上流側流路を提供する上流側部と、
    第1散水流路及び第2散水流路を有する散水部と、
    複数の吐水形態を切り替えるための回転操作部と、
    前記回転操作部における回転操作に連動して前記カバー部材内で前記上流側部に対して少なくとも第1回転位置と第2回転位置との間で回転する切替バルブ部材と、
    前記切替バルブ部材を前記上流側部に対して摺動回転可能にシールするパッキン部材と、
    を備え、
    前記切替バルブ部材は、
    当該切替バルブ部材が前記第1回転位置にある時に前記上流側流路と連通する第1下流側流路と、
    当該切替バルブ部材が前記第2回転位置にある時に前記上流側流路と連通する第2下流側流路と、
    を有しており、
    前記第1下流側流路と前記第2下流側流路とは、前記パッキン部材よりも内周側において、少なくとも部分的に鉛直方向に重なるように配置されており、
    前記第1下流側流路は、前記第1散水流路に連通しており、
    前記第2下流側流路は、前記第2散水流路に連通している
    ことを特徴とするシャワー装置。
  2. 前記散水部は、前記第1散水流路及び前記第2散水流路よりも外周側に位置する第3散水流路を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のシャワー装置。
  3. 前記切替バルブ部材は、前記第3散水流路に連通する第3下流側流路を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のシャワー装置。
  4. 前記回転操作部と前記切替バルブ部材と前記散水部とは、前記回転操作部における操作に連動して一体的に回転する散水ユニットとしてユニット化されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシャワー装置。
  5. 前記切替バルブ部材の回転軸部分には角柱型先端部が設けられ、
    前記角柱型先端部には、当該角柱型先端部と嵌合する角柱嵌合穴を有する座金部材が設けられており、
    前記座金部材と前記切替バルブ部材とは、タッピンネジによって、当該タッピンネジの頭部が前記座金部材の上面を前記切替バルブ部材に向けて押圧するように締結されており、
    前記座金部材の下面の外周部が、前記上流側部の対応する摺動着座部に対して摺動回転するようになっている
    ことを特徴とする請求項4に記載のシャワー装置。
  6. 前記上流側部は、
    前記上流側流路を提供する上流側通流部材と、
    前記切替バルブ部材の前記第1下流側流路及び前記第2下流側流路に面するように前記上流側通流部材に取り付けられた弁座部材と、
    を有しており、
    前記上流側通流部材と前記弁座部材とは、2箇所において、形状及び/またはサイズが異なる2つの嵌合形態で互いに取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシャワー装置。
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