JP2023133045A - ボール弁用弁座及びボール弁 - Google Patents
ボール弁用弁座及びボール弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023133045A JP2023133045A JP2022057466A JP2022057466A JP2023133045A JP 2023133045 A JP2023133045 A JP 2023133045A JP 2022057466 A JP2022057466 A JP 2022057466A JP 2022057466 A JP2022057466 A JP 2022057466A JP 2023133045 A JP2023133045 A JP 2023133045A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- ball
- seat
- valve body
- seat surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 51
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 23
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 6
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 239000003345 natural gas Substances 0.000 description 3
- 206010010904 Convulsion Diseases 0.000 description 2
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 239000003949 liquefied natural gas Substances 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 101000827703 Homo sapiens Polyphosphoinositide phosphatase Proteins 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 102100023591 Polyphosphoinositide phosphatase Human genes 0.000 description 1
- 101100233916 Saccharomyces cerevisiae (strain ATCC 204508 / S288c) KAR5 gene Proteins 0.000 description 1
- 239000003245 coal Substances 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 1
- 238000007710 freezing Methods 0.000 description 1
- 230000008014 freezing Effects 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007373 indentation Methods 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000005514 two-phase flow Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Taps Or Cocks (AREA)
Abstract
Description
「トラニオン形」ボール弁を例にとって、弁体(ボール)40と上部弁棒5及び下部弁棒6の流体圧90と弁座押付力91及び92による変形の状況を示した模式図を図3、図4、図5に示す。図3(便宜的に「垂直面」と呼ぶ)に示すように、
(ア)弁体(ボール)40は流体圧90と弁座押付力91及び92により、楕円状にたわんで変形するとともに、
(イ)一次側の流体圧90により二次側(図3では左側)に向かって、材料力学の教科書に出てくる「両持梁のたわみ」も生じて、
たわみ(ア)とたわみ(イ)が重ね合わさって、破線のたわみ曲線40´で示すように変形する。図3のZ-Z断面(便宜的に「水平面」と呼ぶ)を図4に示すが、弁体(ボール)40の一次側は流体圧90と弁座押付力91により水平面内で一次側たわみ曲線40´´のように変形する。この垂直面のたわみ曲線40´と、水平面の一次側たわみ曲線40´´は重畳して3次元的な変形となるが、これを図5に示す。図5は縦軸に弁体(ボール)の一次側シート面の二次側へのたわみ量を、横軸に弁体(ボール)40の一次側のシート面の円周方向位置を上部弁棒方向を0°として全周にわたって角度表示で図示した模式図である。このように弁体(ボール)40は「シート面の円周方向に不均一なたわみ」を生じる。
(1) 図5に示すたわみ量が大きいために接触面圧が低くなる90°近辺と270°近辺において漏れが生じない接触面圧となるようよう、スプリング等による弁座の弁体(ボール)40への押付力91や92を大きくすると、図5の0°、180°、360°近辺では弁座と弁体(ボール)40の接触面圧が過大となり、弁座と弁体(ボール)40に圧痕が発生したり、弁開閉時の弁座と弁体(ボール)40の摺動部に焼き付きやスリ疵を生じたりすることがある。
(2) また、弁座の押付力91や92を大きくするほど弁体(ボール)40の「シート面の円周方向に不均一なたわみ」が大きくなるという「イタチごっこ」が発生してしまう。
(3) さらに、弁座の弁体(ボール)40への押付力91や92を大きくすると、シート面の摩擦抵抗が大きくなることで弁開閉のための必要トルクが大きくなるため、弁棒の強度確保のため軸径が大きくなり、それにつれて弁全体も大型化するのでコストアップにつながる。
(4) 上記(3)に加え、弁の開閉を行うための駆動系(例:電動モータとウォームギヤや、油圧または空気圧アクチュエータなど)の負荷容量が大きくなり駆動系のコストアップや設置スペースの増大、ならびに駆動エネルギーの増大とそれにともなうランニングコストの増大につながる。
(5) 加えて、手動ハンドルによる開閉をする場合は人力によるバルブ開閉が困難となることもある。
しかしながら、弁座のシート面に内周溝と外周溝を複数設けるのは比較的難度の高い機械加工が必要で加工工数が増えるとか、弁座を鋳物など難削材で作ると内周溝と外周溝の機械加工自体が困難なため、鍛造材等単価の高い素材を使わざるを得なくなるなど、コストの増大を招くという問題点がある。
(1)本願明細書の符号で説明すると、ボール弁の弁座における流路41内部の流体95の「漏れ」が発生するルートとしては、
▲1▼弁体(ボール)40と弁座12、13が接するシート面60の内径側から外径側への漏れ、
▲2▼弁座12、13の反シート面側当り面61から、弁座12、13の外周面とその外側の部材(本願明細書の例では弁箱2)の間の隙間を通っての弁棒5、6方向への漏れ、
の両方があり、弁座のシール性を担保するためには、▲1▼、▲2▼のルートの両方の漏れを止めることが必要である。
(2)引用文献4の弁座27~28は「流体の進行方向の長さ」が短いリング状の形状である。
引用文献4の弁座27~28は円弧形状の「leg portion 28」が、破線J.J´を境にしてたわむことが記載されているが、それだけではなく、弁体(ボール)であるball 13と弁座27~28の間の弁座押付力の反力はvalve body 10のwall section 33とradially inwardly directed portion 27bの間の接触面で受けることになるがball 13と弁座27~28の間の弁座押付力が作用する接触面の半径と、反力を受けるwall section 33とradially inwardly directed portion 27bの間の接触面の半径の差(モーメントアーム)が大きいため、例えば引用文献4のFIG.3では弁座27~28の断面全体を「時計回り」に回転させる、「断面の軸対称回転変形」(例えば皿バネがたわむのと類似の変形)を発生させるような「回転モーメント」が大きくなる。一方、弁座27~28は「流体の進行方向の長さ」が短いリング状の形状であるため、前記「断面の軸対称回転変形」に対する剛性が低い。したがって、「回転モーメント」が大きくて剛性が低いという条件が重なるため、引用文献4の弁座27~28では前記「断面の軸対称回転変形」が大きくなりやすいという問題があり、その結果弁座27~28の外周面であるouter wall 27aとvalve body 10のouter cylindrical wall portion 20aの間の隙間が増大しやすく、上記▲2▼のルートでの流体の漏れが発生しやすいという問題点がある。
(3)加えて、上記「断面の軸対称回転変形」の発生以前の問題点として、引用文献4の弁座27~28は「流体の進行方向の長さ」が短いリング状の形状であるため、弁座27~28の外周面であるouter wall 27aとvalve body 10のouter cylindrical wall portion 20aの間の上記▲2▼のルートでの流体の漏れの流路が短いため、漏れに対しての圧力損失が少なく漏れやすいという問題点がある。
(4)上記(2)及び(3)の、上記▲2▼のルートでの漏れやすさの問題があるにもかかわらず、引用文献4の弁座27~28では弁座27~28の外周面であるouter wall 27aとvalve body 10のouter cylindrical wall portion 20aの間の流体の漏れを防ぐためのシール・パッキン等は特段設けられていないことも、上記▲2▼のルートでの流体の漏れが発生しやすいという要因となっている。
(5)さらに、FIG3、FIG4のleg portion 28の左側側面とradial wall 20bの間には半円状断面のリング状の空隙(以下、本願明細書では「半ドーナツ状空隙」と記す)が存在する。この「半ドーナツ状空隙」があるおかげで、弁体(ボール)に前記「シート面の円周方向に不均一なたわみ」が生じたときにも、「leg portion 28」が、破線J.J´を境にしてたわむことにより、シート面のシール性を全周に亘って保つことができる。ところが、この「半ドーナツ状空隙」が、弁の内部を通る「流体」の流路passageway 14と連通しているため、「流体」が「半ドーナツ状空隙」に入り込み得るようになっている。このため、以下のような場合には「半ドーナツ状空隙」の円周方向の全部あるいは一部が、硬い物質で充填されてしまうことがあり、その部分では「leg portion 28」が、破線J.J´を境にしてたわむことができなくなり、シート面のシール性を全周に亘って保つことができなくなる。
▲1▼「流体」が水などの液体で、弁の外部が極低温の場合、「半ドーナツ状空隙」の中で「流体」が凍結してしまう。
▲2▼「流体」が天然ガスなどの気体であっても、弁上流のフィルター等で除去しきれない埃や異物が「半ドーナツ状空隙」に入り込んで、長い時間を経て蓄積し固化する。
▲3▼「流体」が天然ガスなどの気体であっても、当該気体に含まれる水分や油分が結露して「半ドーナツ状空隙」に入り込んで、凍結したり固化したりする。
▲4▼「流体」が微粉炭を空気で搬送するなどの、固体粒子混じりの気体(固気二相流)の場合、固体粒子が「半ドーナツ状空隙」に入り込んで、長い時間を経て蓄積し固化する。
本発明によれば、高弾性係数の弁座について、弁座の外周のシート面に近い位置に外周溝を設けて当該外周溝のシート面側の側壁をシート面と概ね平行となるよう傾斜させることでシート面と前期外周溝で薄肉のフランジ状部分が構成されるようにするとともに、弁座のシート面を円錐面もしくは弁体(ボール)に向かって凸な軸対称の「かまぼこ状曲面」となるよう構成したことで、「弁体(ボール)のシート面の円周方向に不均一なたわみ」が生じても、弁座のシート面がしなやかに「おじぎ変形」して弁体(ボール)のシート面に追従してたわむとともに、弁座のシート面が「おじぎ変形」をしても、弁座のシート面を円錐面もしくは弁体(ボール)に向かって凸な軸対称の「かまぼこ状曲面」となるよう構成しているため、弁座とボール弁の「線接触状態」がシート面全周に亘って途切れることがないように保たれるので、シート面の間に隙間が生じることを防いで、シート面のシール性を高めることができる。
{一般的に、弁座のシート面は弁体(ボール)のシート面との(無荷重状態における)密着性を高めることを意図して、弁体(ボール)のシート面と「面接触」するような「弁体(ボール)に対して凹な球面」に加工されるが、弁座のシート面が荷重を受けて「おじぎ変形」をしてしまうと弁体(ボール)のシート面との「面接触」状態が、シート面全周の内の一部で崩れてシート面に隙間を生じ、シール性が損なわれる。}
(1)弁開閉時の弁座と弁体(ボール)40の圧痕や摺動部の焼き付きやスリ疵を生じにくい。
(2)また、弁座の押付力を大きくするほど弁体(ボール)40の「シート面の円周方向に不均一なたわみ」が大きくなるという「イタチごっこ」が発生しにくい。
(3)さらに、徒に弁座の弁体(ボール)への押付力を大きくすることなくシート面のシール性を確保できるので、弁座と弁体(ボール)間の摩擦による摺動抵抗を低減でき、結果として弁開閉のための必要トルクが抑制できるため、弁棒の強度確保のため軸径を大きくする必要がなく、弁全体もコンパクトにできるのでコストを抑制できる。
(4)上記(3)に加えて、弁の開閉を行うための駆動系(例:電動モータとウォームギヤや、油圧または空気圧アクチュエータなど)の負荷容量も抑制できるので駆動系のコストや設置スペースの節減、ならびに省エネルギーによるランニングコスト低減につながる。また、手動ハンドルで開閉するボール弁の場合、操作者の負担が軽くなる。
(5)高圧のボール弁の場合、図3、図4、図5に示すような弁体(ボール)40の変形を少なくする観点から、流路41の直径に対する弁体(ボール)40の球面の直径の比率を高めることで、弁体(ボール)40の剛性を高めることがあるが、大口径のボール弁の場合は弁体(ボール)40の球面の直径を大きくすると弁全体が大きくなることに加えて、弁の開閉を行う際のトルクが球面の直径に比例して増大することによる上部弁棒周りの強度アップや駆動系の容量アップ等、コストや設置スペースの増大、重量同大による設置工事の難度の増大、配管サポートの設置数の増大等を招くことになるが、本願発明の弁座を用いると弁体(ボール)40の変形に対する許容度が増すので、徒に弁体(ボール)40の球面の直径を大きくする必要がなく、前記コストや設置スペースの増大等の問題を生じにくい。
(6)また、高温や低温のボール弁の場合、ボール弁を構成する各部品の熱膨張率の差や、各部品ごとの内部の温度のムラによって、弁体(ボール)と弁座の押付力が変動してシート面の接触状態が変動するが、本願発明の弁座の場合、弁座の軸方向の伸縮に対する剛性が低いため、弁体(ボール)と弁座の押付力の変動やシート面の接触状態の変化が生じにくい。
(7)さらに、弁体(ボール)40と弁箱2の間に存在する「弁座12,13とスプリング21の直列のバネ系としての合成バネ定数」は従来のものよりも低くなるので、弁体(ボール)40と弁箱2の間の軸方向距離をネジ機構・各構成部品の現物合せ調整削り・各部品の加工時の寸法精度管理等により調整する場合、弁体(ボール)40と弁箱2の間の軸方向距離の変化に対して弁座押付力が過敏に変化しにくいので、弁座押付力の調整が行いやすく、また弁体(ボール)や弁座の摩耗が発生しても弁座押付力の変化が少ないので、メンテナンスの周期の延長や消耗部品の寿命増大をはかることができる。
(8)また、外周溝51、53は流体の流路41とは連通していない。このため、引用文献4に関して段落番号[0016]の(5)で述べたような、流路41を流れる流体に起因してフランジ状部分70の「おじぎ変形」が阻害されることがなく、「シート面の円周方向に不均一なたわみ」が発生しても、シート面60のシール性を確保することができる。
まず、外力による弁座の「断面の軸対称回転変形」について説明する。弁座周りをどう構成するかにもよるが、図1に示すようなボール弁の例では、弁体(ボール)40との間の接触荷重がかかる弁座12の接触点は、弁座12の肉厚のほぼ中ほどに位置している一方、前記接触荷重の反力を受けるスプリング21との接触点は弁座12の肉厚の内径側に位置しているため、前記接触荷重とその反力による「回転モーメント」の「モーメントアーム」は肉厚tと比べてさほど大きくない。加えて段落[0009]に述べたような理由で徒にシート面の接触荷重を高めなくても本願発明の弁座ではシール性を確保できるので、「モーメントアーム」と「シート面の接触荷重」の積である「回転モーメント」が大きくならないようセットすることが可能である。一方、弁座自体が円筒形状であるため、引用文献4の各図に示されたような弁座に比べて「断面の軸対称回転変形」に対しての剛性が高い。すなわち、「回転モーメント」は大きくなくて、かつ剛性が高いということで、「断面の軸対称回転変形」の量は小さい。このため弁箱と弁座の篏合面の隙間が増大しにくく、前記▲2▼のルートでの流体の漏れが抑制されやすい。
以上に述べた弁座に作用する「回転モーメント」による弁座の変形がなかったとしても、初期の組み立て時だけでなく、メンテナンス時においても、弁座の組み込みや取り外しを行うために、弁座の外周面とその外側の部材(本願明細書の例では弁箱2)の間には隙間が設けられている。前記▲2▼のルートでの流体の漏れに関して言えば、隙間を最小限度としておけば、本願発明の弁座は全長Lが大きめの円筒形状なので、引用文献4等の例に比べて流路が長い分、圧力損失が大きく流体の漏れもかなり抑制されるので、実用上充分なシール性が得られることが多い。なお、図1、図9に示すように弁箱と弁座の篏合面の隙間部分に、シール30を設ければ前記▲2▼のルートでの流体の漏れに対しての高いシール性を担保することができる。
図1は、本発明のボール弁の実施形態にかかる模式図、図2は本発明の弁座の実施形態にかかる模式図であって、肉厚tに対して流路方向の全長Lが概ね5割増し以上の円筒形状である弁座12の左端が弁体(ボール)40と当接するシート面60となっており、シート面60の表面が円錐面{図2(a)}もしくは弁体(ボール)40側に対して凸の軸対称な「かまぼこ状曲面」{図2(b)}となっており、その近傍に外周溝51が設けられ、シート面60と外周溝51の間にフランジ状部分70ができるように構成されている。
10:一次側弁座、11:二次側弁座、12:弁座、13:弁座、
20:スプリング、21:スプリング(本図の例では皿ばね)、30:シール、
40:弁体(ボール)、40´:弁体のたわみ曲線、40´´:弁体のたわみ曲線、41:流路、51:外周溝、53:外周溝、54:内周溝、55:外周溝、56:内周溝、60:シート面、61:反シート面側当り面、70:フランジ状部分、70´:フランジ状部分の変形状態、80:シール溝、90:流体圧、91:弁座押付力、92:弁座押付力
95:流体、t:弁座の肉厚、L:弁座の流路方向の全長、L1:弁座の篏合長さ
Claims (2)
- 弁箱に、流路を設けた弁体(ボール)を内蔵し、弁体(ボール)と弁棒を嵌合により固定してトルク伝達するか、もしくは弁体(ボール)と弁棒を固定しないでオルダム継手状のトルク伝達をするよう構成し、弁箱外部から弁棒を旋回させることで弁体(ボール)を旋回させることにより弁体(ボール)に設けた流路の向きを変えて弁の開閉あるいは流路の切り替えをするボール弁における、弁体(ボール)とシート面で当接する弁座において、弁座を肉厚tに対して流路方向の全長Lが概ね5割増し以上の円筒形状とし、その外周のシート面に近い位置に外周溝を設けて当該外周溝のシート面側の側壁をシート面と概ね平行となるよう傾斜させることでシート面と前記外周溝で半径方向に極端な肉厚差の無い薄肉のフランジ状部分が構成されるようにするとともに、弁座のシート面を円錐面もしくは弁体(ボール)に向かって凸な「かまぼこ状曲面」となるよう構成したことを特徴とするボール弁用弁座。
- 請求項1に記載の弁座を用いたことを特徴とするボール弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022057466A JP7228779B1 (ja) | 2022-03-11 | 2022-03-11 | ボール弁用弁座及びボール弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022057466A JP7228779B1 (ja) | 2022-03-11 | 2022-03-11 | ボール弁用弁座及びボール弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7228779B1 JP7228779B1 (ja) | 2023-02-27 |
JP2023133045A true JP2023133045A (ja) | 2023-09-22 |
Family
ID=85320429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022057466A Active JP7228779B1 (ja) | 2022-03-11 | 2022-03-11 | ボール弁用弁座及びボール弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7228779B1 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52170327U (ja) * | 1977-06-10 | 1977-12-24 | ||
GB1515363A (en) * | 1976-02-20 | 1978-06-21 | Pegler Hattersley Ltd | Ball closure valves |
JPS6011784A (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-22 | ヴエルナ−・ハルトマン | 球状栓体を有する栓ユニツト |
JP2000046205A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Kubota Corp | シート取付構造 |
US20160153574A1 (en) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | Rotex Manufacturers And Engineers Private Limited | Ball valve with an improved seat ring |
JP2019095042A (ja) * | 2017-11-22 | 2019-06-20 | 壽郎 森田 | ボール弁用弁座及びボール弁 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6011784B2 (ja) | 2012-07-20 | 2016-10-19 | 株式会社Ihi | グラブバケット装置及びこれを備えた作業台車 |
-
2022
- 2022-03-11 JP JP2022057466A patent/JP7228779B1/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1515363A (en) * | 1976-02-20 | 1978-06-21 | Pegler Hattersley Ltd | Ball closure valves |
JPS52170327U (ja) * | 1977-06-10 | 1977-12-24 | ||
JPS6011784A (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-22 | ヴエルナ−・ハルトマン | 球状栓体を有する栓ユニツト |
JP2000046205A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Kubota Corp | シート取付構造 |
US20160153574A1 (en) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | Rotex Manufacturers And Engineers Private Limited | Ball valve with an improved seat ring |
JP2019095042A (ja) * | 2017-11-22 | 2019-06-20 | 壽郎 森田 | ボール弁用弁座及びボール弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7228779B1 (ja) | 2023-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4519579A (en) | Cam valve self-centering seat | |
US9285039B2 (en) | Sleeve seal assembly and rotary valve having sleeve seal assembly | |
US8205891B2 (en) | Intershaft seal assembly | |
US3260496A (en) | Thermal responsive high pressure butterfly valve seal means | |
US3883112A (en) | Plug valve having composite seat element | |
US4602762A (en) | Ball valve and seat assembly | |
EP0004428B1 (en) | Ball and valve with readily removable ball and seats for high temperature environment | |
EP2829777B1 (en) | Ball valve seal with dynamic c-seal and static c-seal | |
WO2013129560A1 (ja) | 高圧用トラニオン型ボール弁並びに水素ステーション | |
US5160118A (en) | Pipeline valve apparatus | |
US4410165A (en) | Ball valve and seat assembly | |
US11644108B2 (en) | Flow control valve having a sealing gasket with a secondary sealing surface | |
EP0454768B1 (en) | Ball valve | |
JPH0213192B2 (ja) | ||
GB2529677A (en) | Ceramic lined valve | |
CN212338214U (zh) | 一种双向纯金属密封三偏心蝶阀 | |
US4462422A (en) | Bellows sealed stem for rotary valve | |
JP2002509230A (ja) | ボール弁棒シール | |
US5711510A (en) | Pipeline valve apparatus | |
CA1133877A (en) | Ball valve and seat assembly | |
US5553830A (en) | Pipeline valve apparatus | |
US5203539A (en) | Pipeline valve apparatus | |
JP2023133045A (ja) | ボール弁用弁座及びボール弁 | |
US4540019A (en) | Bellows sealed stem for rotary valve | |
JP2019095042A (ja) | ボール弁用弁座及びボール弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220311 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20220311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220715 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20221004 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20221011 |
|
C876 | Explanation why request for accelerated appeal examination is justified |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C876 Effective date: 20221011 |
|
C305 | Report on accelerated appeal examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C305 Effective date: 20221116 |
|
C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20221121 |
|
C23 | Notice of termination of proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23 Effective date: 20221220 |
|
C03 | Trial/appeal decision taken |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03 Effective date: 20230127 |
|
C30A | Notification sent |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012 Effective date: 20230203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230131 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7228779 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |