JP2023132457A - 食品用トレイの細断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体が比較的に小型であり、家庭用に適した細断装置を提供する。【解決手段】細断装置Dは、複数の貫通する第1溝11、・・・が設けられる第1板部材1と、複数の貫通する第2溝21、・・・が設けられる第2板部材2と、第1板部材1の第1縁部と第2板部材2の第1縁部とを回転可能に連結する第1連結手段3と、を備えている。これらの複数の第1溝11、・・・と複数の第2溝21、・・・とは、略直交するように方向づけられていることが好ましい。第1板部材1の外縁には、第1溝11が設けられた面(平板部10)よりも1段高くされた枠部12が形成され、かつ、第2板部材2の外縁には、第2溝21が設けられた面(平板部20)よりも1段高くされた枠部22が形成されることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチックトレイなどの食品用の容器を細断する細断装置に関するものである。
近年、様々な食品用の容器として、プラスチック製や発泡スチロール製のトレイが使用されている。使用後の食品トレイの廃棄物は、自治体によって収集・処理されるが、プラスチック製や発泡スチロール製の食品トレイ(の廃棄物)は、軽量であるものの容積が大きい(嵩張る)。そのため、家庭において、食品トレイをゴミ出しする前に、細かく裁断して容積を減らしておくことが望まれている。
そこで、例えば特許文献1のシュレッダーは、シュレッダー本体の投入口の上部に設置され、投入された廃プラスチックを水平方向に押圧する第一の押圧手段、及び、投入された廃プラスチックをシュレッダー本体に内蔵された回転カッターに向けて下方向へ押圧する第二の押圧手段を内蔵するホッパーを備えている。したがって、特許文献1にシュレッダーであれば、軽量で嵩張るプラスチック類を水平方向及び上方向の二方向から押圧するために、プラスチック類を確実に扁平化し、回転カッターへの噛みこみを促進するようになっている。
特開2012-75972号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来の食品トレイ用のシュレッダー装置は、いずれも筐体内部に回転カッターを備える機構を有するものであり、シュレッダー装置全体が比較的に大型となり、家庭用に適したものではなかった。
そこで、本発明は、装置全体が比較的に小型であり、家庭用に適した細断装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の細断装置は、複数の貫通する第1溝が設けられる第1板部材と、複数の貫通する第2溝が設けられる第2板部材と、前記第1板部材の第1縁部と前記第2板部材の第1縁部とを回転可能に連結する第1連結手段と、を備えている。
このように、本発明の細断装置は、複数の貫通する第1溝が設けられる第1板部材と、複数の貫通する第2溝が設けられる第2板部材と、第1板部材の第1縁部と第2板部材の第1縁部とを回転可能に連結する第1連結手段と、を備えている。このような構成であれば、装置全体が比較的に小型であり、家庭用に適した細断装置となる。
縦方向にみた細断装置の斜視図である。 横方向にみた細断装置の斜視図である。 第1板部材の平面図である。 第1板部材の底面図である。 第2板部材の平面図である。 第2板部材の底面図である。 細断装置の作用を説明した説明図である。(a)は開いた状態であり、(b)は短辺方向に沿って切断した断面図であり、(c)は長辺方向に沿って切断した断面図である。 細断装置の使用手順の説明図である。(a)は食品トレイを置いた状態、(b)は連結した状態、(c)は第1溝に沿った切断状態、(d)は第2溝に沿った切断状態、(e)は連結を解除した状態、(f)は食品トレイが細断された状態である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成要素は例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(構成)
まず、図1、図2を用いて本発明の細断装置Dの全体構成について説明する。細断装置Dは、複数の貫通する第1溝11、・・・が設けられる第1板部材1と、複数の貫通する第2溝21、・・・が設けられる第2板部材2と、第1板部材1の第1縁部と第2板部材2の第1縁部とを回転可能に連結する第1連結手段3と、を備えている。なお、第1板部材1や第2板部材2は、中身のトレイTが見やすいように、透明性(光透過性)を有する合成樹脂等によって形成されることが好ましい。
第1板部材1は、図3、図4も参照しながら説明すれば、合成樹脂等によって四角形(矩形)の平板状に形成されるものである。具体的には、第1板部材1は、複数の第1溝11、・・・が平行に配置されている四角形の平板部10と、四角形の平板部10の周囲を1段高く(厚く)された枠部12と、から概略構成されている。さらに、図4に示すように、平板部10の裏面には、対向する第2板部材2の複数の第2溝21、・・・を投影した位置に、複数の浅いガイド溝13、・・・が設けられている。
この複数の第1溝11、・・・は、カッターナイフCの刃を受け入れることができる幅にされ、四角形の平板部10の短辺に沿って、互いに平行に等間隔に配置されている。より詳細に言うと、第1溝11は、外面側は面取りされてカッターナイフCの刃を受け入れやすくされるとともに、内面側はカッターナイフCの刃がスムーズに移動できる程度の幅まで狭くされている。なお、第1溝11どうしの間隔は、限定されるものではないが、例えば、2cm~6cmとすることが好ましい。
また、平板部10の内側の周囲には、周囲よりも1段低くされた凹溝14が形成されており、後述する凸条24に嵌合することで、第1板部材1と第2板部材2とが、互いに横ずれしないようになっている。
そして、周囲の枠部12のうち、第1縁部(図1では左側、図2では手前側)の端面の中央には、第1連結手段3を構成する要素の1つである、第1突起15、15が設置されている。さらに、枠部12のうち、第2縁部(図1では右側、図2では奥側)の離れた2か所の窪みには、第2連結手段4を奥製する第1突起17、17が設置されている。
加えて、周囲の枠部12のうち、第1縁部(図1では左側、図2では手前側)の端面の両側には、第1連結手段3を構成する要素の1つである、ループ16、16が設置されている。ループ16は、後述する第2板部材2の係止ツメ26を引っ掛ける(係止する)ことができる程度の幅、長さとなっている。
第2板部材2は、図5、図6も参照しながら説明すれば、合成樹脂等によって四角形(矩形)の平板状に形成されるものである。具体的には、第2板部材2は、複数の第2溝21、・・・が平行に配置されている四角形の平板部20と、四角形の平板部20の周囲を1段高く(厚く)された枠部22と、から概略構成されている。さらに、図6に示すように、平板部20の裏面には、対向する第1板部材1の複数の第1溝11、・・・を投影した位置に、複数の浅いガイド溝23、・・・が設けられている。
この複数の第2溝21、・・・は、第1溝11と同様に、カッターナイフCの刃を受け入れることができる幅にされ、四角形の平板部20の長辺に沿って、互いに平行に等間隔に配置されている。より詳細に言うと、第2溝21は、外面側は面取りされてカッターナイフCの刃を受け入れやすくされるとともに、内面側はカッターナイフCの刃がスムーズに移動できる程度の幅まで狭くされている。なお、第2溝21どうしの間隔は、限定されるものではないが、例えば、2cm~6cmとすることが好ましい。
そして、本実施例では、複数の第1溝11、・・・と複数の第2溝21、・・・とは、互いに略直交するように方向づけられている。すなわち、第1溝11は、四角形(矩形、長方形)の短辺に平行に方向づけられており、第2溝21は、四角形の長辺に平行に方向づけられているため、両者は略直交するようになっている。
また、平板部20の内側の周囲には、周囲よりも1段高くされた凸条24が形成されており、前述した凹溝14に嵌合することで、第1板部材1と第2板部材2とが、互いに横ずれしないようになっている。
そして、周囲の枠部22のうち、第1縁部(図1では左側、図2では手前側)の端面の中央には、第1連結手段3を構成する要素の1つである、第2突起25、25が設置されている。さらに、枠部22のうち、第2縁部(図1では右側、図2では奥側)の離れた2か所の窪みには、第2連結手段4を奥製する第2突起27、27が設置されている。
加えて、周囲の枠部12のうち、第1縁部(図1では左側、図2では手前側)の端面の両側には、第1連結手段3を構成する要素の1つである、係止ツメ26、26が設置されている。係止ツメ26は、前述した第1板部材1のループ16に引っ掛ける(係止する)ことができる程度の幅、長さとなっている。
ここで、図1、図2を再度用いて、第1連結手段3、及び第2連結手段4の構成について説明する。
第1連結手段3は、第1板部材1と第2板部材2の第1縁部どうしを互いに連結するためのものであり、図2に示すように、2つの手段の組み合わせとなっている。すなわち、1番目の手段として、第1縁部の中央寄りには、第1連結手段3として、第1板部材1の第1縁部に設けられた2つの第1突起15、15と、第2板部材2の第1縁部に設けられた2つの第2突起25、25と、にそれぞれ挿入される4つの孔30a、30aを有する第1板ゴム30が設置されている。
第1板ゴム30の孔30a、30aの間の縦方向の距離は、板部材1、2が重なった状態の突起15、25の間の距離と略同一に形成されているが、内部にトレイTを収容した状態になると第1板ゴム30が延びることで、第1板部材1と第2板部材2によってトレイTをしっかりと挟み込むことができるようになっている。
一方、第1縁部の端部よりの左右両側には、図2に示すように、2番目の手段として、第2板部材2に回転可能に取り付けられる係止ツメ26と、第1板部材1に設けられて係止ツメ26が係止されるループ16と、をさらに有している。より具体的に言うと、係止ツメ26は、先端のカギ状に折れ曲がったカギ部26aと、第2板部材2に回転可能に取付ける軸孔部26cと、カギ部26aと軸孔部26cの間を接続するストローク部26bと、から構成されている。
したがって、第1板部材1と第2板部材2を連結する際には、係止ツメ26をループ16に引っ掛けることで、第1板部材1と第2板部材2の横方向へ(回転軸の軸線方向)のずれ(ブレ)を抑制するようになっている。
第2連結手段4は、第1板部材1と第2板部材2の第2縁部どうしを互いに連結するためのものであり、図1に示すように、第1板部材1について第1縁部の反対側の第2縁部と、第2板部材2について第1縁部の反対側の第2縁部と、を連結するようになっている。この第2連結手段4は、第1板部材1の第2縁部に設けられた第1突起17と、第2板部材2の第2縁部に設けられた第2突起27と、にそれぞれ挿入される2つの孔40a、40aを有する第2板ゴム40である。図示したように、第2連結手段4、4は、均等に締め付けるために、第2縁部の両側に1つずつ設けることが好ましい。
第2板ゴム40の孔40a、40aの間の縦方向の距離は、板部材1、2が重なった状態の突起17、27の間の距離と略同一に形成されているが、内部にトレイTを収容した状態になると第2板ゴム40が延びることで、第1板部材1と第2板部材2によってトレイTをしっかりと挟み込むことができるようになっている。なお、孔40a、40aは、図示したように、縦方向にトレイTの厚みに応じて片側に2つずつ、合計で4つ設けられることが好ましい。
(作用と使用手順)
次に、図7、図8を用いて、本実施例の細断装置Dの作用と使用手順について説明する。
まず、図7を用いて、本実施例の細断装置Dの作用を説明する。本実施例の細断装置Dによれば、食品用のトレイを含むトレイTを縦方向及び横方向に切断することで、トレイTを細かい破片に細断することができる。
つまり、図7(a)~(c)に示すように、第1板部材1には横方向の第1溝11を設け、第2板部材2には縦方向の第2溝21を設けてあり、例えば表側からカッターナイフCでトレイTを横に細断し、反転して裏側からカッターナイフCでトレイTを縦に細断することができる。この際には、各ガイド溝13、23が背面側からもカッターナイフCの移動方向を誘導(規定)するようになっている。
さらに、細断途中には、第1板ゴム30や第2板ゴム40によって第1板部材1と第2板部材2を締め付けるため、トレイTを挟み込んで位置を維持できる。つまり、トレイTをカッターナイフCで切断するとトレイTの厚みが変わったり、刃の摩擦を受けたりして、トレイCが横にずれるおそれがあるが、トレイTをしっかりと挟み込むことでこれを防止している。そうすることで、トレイTを溝の間隔に応じた同程度の大きさの破片に細断できる。さらに、この際には、凹溝14と凸条24が勘合するため、相互の位置ずれも生じない。加えて、ループ16と係止ツメ26によって、いっそう横ずれしにくくなっている。
次に、図8(a)~(f)を用いて、本実施例の細断装置Dの使用手順を説明する。はじめに、図8(a)に示すように、第1板部材1と第2板部材2のいずれかの内側を上にした状態で、トレイTを中央付近に置く。
次に、図8(b)に示すように、第1板部材1と第2板部材2を重ね、重ねた状態で第1連結手段3及び第2連結手段4で両者を連結する。具体的には、係止ツメ26をループ16に引っ掛けるとともに、第1板ゴム30及び第2板ゴム40を取り付ける。
次に、図8(c)に示すように、トレイTの位置を見ながら、カッターナイフCでトレイTを横方向に切断する。すなわち、複数の第1溝11に沿って、トレイTを横方向に複数回切断する。続いて、細断装置Dをひっくり返して、図8(d)に示すように、カッターナイフCでトレイTを縦方向に切断する。すなわち、複数の第2溝21に沿って、トレイTを横方向に複数回切断する。
縦横に切断後、図8(e)に示すように、第1板部材1と第2板部材2の連結を解除する。具体的には、第1板ゴム30及び第2板ゴム40を取り外すとともに、ループ16に引っ掛けられた係止ツメ26の係合状態を解除する。
最後に、図8(f)に示すように、第1板部材1と第2板部材2のいずれかの内側を上にして開くと、中央付近に配置されたトレイTが複数の細かい破片に細断された状態となっている。その後、板部材1、2に載せられた破片をゴミ袋に投入して作業が完了する。
(効果)
次に、本実施例の細断装置Dの奏する効果を列挙して説明する。
(1)上述してきたように、本実施例の細断装置Dは、複数の貫通する第1溝11、・・・が設けられる第1板部材1と、複数の貫通する第2溝21、・・・が設けられる第2板部材2と、第1板部材1の第1縁部と第2板部材2の第1縁部とを回転可能に連結する第1連結手段3と、を備えている。このような構成であれば、第1溝11や第2溝21に沿ってトレイTを切断することで、安全に、かつ、正確な大きさの細かい破片に、トレイTを切断することができる。そして、本実施例の細断装置Dによって、トレイTを細かい破片に細断することによって、プラゴミの体積を大きく減容できる。したがって、ゴミ袋の有料化にも対応できる。さらに、ゴミ収集作業においても減容によって輸送費を軽減できる(COの削減にも寄与する)。
さらに言えば、細断装置Dは装置全体が比較的に小型であり、家庭用に適した細断装置Dとなる。したがって、例えば台所などの狭い場所にも細断装置Dを置くことができる。加えて、電源を必要としないため、様々な場所で使用できる。加えて、開梱用のカッターナイフCを用いることで、子供やお年寄りでも安全に作業できる。
(2)また、複数の第1溝11、・・・と複数の第2溝21、・・・とは、略直交するように方向づけられていることが好ましい。このように溝11、21が略直交していれば、2回の切断動作によって、トレイTを効率よく長方形(又は正方形)の小さい破片に細断することができる。
(3)さらに、第1板部材1の外縁には、第1溝11が設けられた面(平板部10)よりも1段高くされた枠部12が形成され、かつ、第2板部材2の外縁には、第2溝21が設けられた面(平板部20)よりも1段高くされた枠部22が形成されることが好ましい。このように平板部10、20の周囲に枠部12、22を形成すれば、切断する際に、カッターナイフCの逸走を枠部12、22に当てることで停止させ、ケガをすることを防止できる。さらに、細断装置Dを持ちやすくなる。
(4)また、第1板部材1には第2溝21に対向する位置に浅いガイド溝13が設けられるとともに、第2板部材2には第1溝11に対向する位置に浅いガイド溝23がそれぞれ設けられることが好ましい。このようにガイド溝13、23を設ければ、切断動作中にカッターナイフCを正確にガイドするため、正確な切断が可能になる。さらに、カッターナイフCをガイドすることで、切断動作が容易になる。
(5)さらに、第1板部材1(又は第2板部材2)には、凹溝14が形成されるとともに、第2板部材2(又は第2板部材1)には、凹溝14に嵌合する凸条24が形成されることが好ましい。このように凹溝14と凸条24を嵌合させることで、第1板部材1と第2板部材2の相互の位置を正確に固定できる。さらに、細断途中でのトレイTの形状変更に対応しつつ相互の位置を維持できる。つまり、トレイTの厚みが減少すれば、これに対応して凸条24が凹溝14により深く入り込むことで、板部材1、2の相互の位置を固定できるようになっている。
(6)また、第1連結手段3は、第1板部材1の第1縁部に設けられた第1突起15と、第2板部材2の第1縁部に設けられた第2突起25と、にそれぞれ挿入される2つの孔30a、30aを有する第1板ゴム30であることが好ましい。このように、第1板部材1と第2板部材2を第1板ゴム30で連結することで、様々な厚みのトレイTを挟み込むことができる。加えて、切断によって形状(厚み)が変わったトレイTに継続的に締め付け力を作用させることができるようになる。実際には、横に並べて2つずつ第1突起15、15と第2突起25、25を設けるとともに、第1板ゴム30には4つの孔30a、・・・を設けている。
(7)さらに、上述した(6)に加えて、第1連結手段3は、第2板部材2に回転可能に取り付けられる係止ツメ26と、第1板部材1に設けられて係止ツメ26が係止されるループ16と、をさらに有することが好ましい。このように係止ツメ26とループ16を係合させることによって、第1板部材1と第2板部材2の互いの横ずれを抑制できる。さらに、係止ツメ26とループ16を係合させれば、自動的に第1板部材1と第2板部材2の位置を正確な位置に調整できる。
(8)また、第1板部材1について第1縁部の反対側の第2縁部と、第2板部材2について第1縁部の反対側の第2縁部と、を連結する第2連結手段4をさらに備えることが好ましい。このように第2連結手段4を備えることで、細断作業中に第1板部材1と第2板部材2を手で締め続けなくても、手を離した状態でもトレイTを挟み込んだ状態を維持できる。したがって、第1溝11や第2溝21に沿った切断動作が容易になる。
(9)さらに、第2連結手段4は、第1板部材1の第2縁部に設けられた第1突起17と、第2板部材2の第2縁部に設けられた第2突起27と、にそれぞれ挿入される2つの孔40a、40aを有する第2板ゴム40であることが好ましい。このように、第1板部材1と第2板部材2を第2板ゴム40で連結することで、様々な厚みのトレイTを挟み込むことができる。加えて、切断によって形状が変わったトレイTに締め付け力を継続的に作用させることができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、トレイの一例として食品トレイTを細断する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の種類のトレイTであっても、カッターナイフCで切断出来る程度の堅さのものであれば本発明を適用することができる。
また、実施例では、第1溝11と第2溝21は等間隔に設けられるとして説明したが、これに限定されるものではなく、位置によって間隔を変えることもできる。さらに、実施例では特に説明しなかったが、部分的に斜めに溝を設けることも可能である。
さらに、実施例では、第1連結手段3や第2連結手段4の具体例について説明したが、連結手段の具体的な構造は、実施例に限定されるものではなく、第1板部材1と第2板部材2とを連結できるものであれば、具体的な態様は問わない。例えば、第1連結手段3や第2連結手段4のうち少なくともいずれか一方は、単なるヒンジ構造であってもよいし、板バネを用いた機構や、弦巻バネ(スプリング)を用いた機構であってもよい。
D 細断装置
1 第1板部材
10 平板部
11 第1溝
12 枠部
13 ガイド溝
14 凹溝
15 第1突起(第1縁部)
16 ループ
17 第1突起(第2縁部)
2 第2板部材
20 平板部
21 第1溝
22 枠部
23 ガイド溝
24 凸条
25 第2突起(第1縁部)
26 係止ツメ
26a カギ部
26b ストローク部
26c 軸孔部
261 軸
27 第2突起(第2縁部)
3 第1連結手段
30 第1板ゴム
30a 孔
4 第2連結手段
40 第2板ゴム
40a 孔

Claims (9)

  1. 複数の貫通する第1溝が設けられる第1板部材と、
    複数の貫通する第2溝が設けられる第2板部材と、
    前記第1板部材の第1縁部と前記第2板部材の第1縁部とを回転可能に連結する第1連結手段と、を備える、細断装置。
  2. 複数の前記第1溝と複数の前記第2溝とは、略直交するように方向づけられている、請求項1に記載された、細断装置。
  3. 前記第1板部材の外縁には、前記第1溝が設けられた面よりも1段高くされた枠部が形成され、かつ、前記第2板部材の外縁には、前記第2溝が設けられた面よりも1段高くされた枠部が形成される、請求項1又は請求項2に記載された、細断装置。
  4. 前記第1板部材には前記第2溝に対向する位置にガイド溝が設けられるとともに、前記第2板部材には前記第1溝に対向する位置にガイド溝が設けられる、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された、細断装置。
  5. 前記第1板部材又は前記第2板部材のいずれか一方には、凹溝が形成されるとともに、前記第1板部材又は前記第2板部材のいずれか他方には、前記凹溝に嵌合する凸条が形成される、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載された、細断装置。
  6. 前記第1連結手段は、前記第1板部材の第1縁部に設けられた第1突起と、前記第2板部材の第1縁部に設けられた第2突起と、にそれぞれ挿入される2つの孔を有する第1板ゴムである、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載された、細断装置。
  7. 前記第1連結手段は、前記第2板部材に回転可能に取り付けられる係止ツメと、前記第1板部材に設けられて前記係止ツメが係止されるループと、をさらに有する、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載された、細断装置。
  8. 前記第1板部材について前記第1縁部の反対側の第2縁部と、前記第2板部材について前記第1縁部の反対側の第2縁部と、を連結する第2連結手段をさらに備える、請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載された、細断装置。
  9. 前記第2連結手段は、前記第1板部材の第2縁部に設けられた第1突起と、前記第2板部材の第2縁部に設けられた第2突起と、にそれぞれ挿入される2つの孔を有する第2板ゴムである、請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載された、細断装置。
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