JP2023132139A - 液浸冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐環境性が強化され、高い冷却効率を得ることができ、かつ設計および製造が容易である液浸冷却装置を提供する。【解決手段】少なくとも発熱する電子回路部を有する回路基板(141)のための液浸冷却装置(10)であって、容器本体(101)と容器本体に着脱可能に接合された少なくとも1つの蓋(110,120)とからなり、内部が液状の冷媒(130)で満たされた圧力容器(100)と、圧力容器内に設けられ回路基板の周囲が冷媒で囲まれるように回路基板を容器内に配置する取付部材(103、104)と、を有し、一の蓋(110)に冷媒出口(111)と冷媒入口(112)とが設けられ、冷媒出口を通して回路基板の一方の面側の冷媒が圧力容器から強制的に流出し、冷媒入口を通して回路基板の他方の面側へ冷媒が強制的に流入する。【選択図】図1

Description

本発明は発熱を伴う電子機器を冷却する技術に関する。
今日の電子機器は多くの半導体回路が搭載されており、特に電子機器の各種制御を行うCPU(中央処理装置)あるいはプロセッサ等の集積回路は必要不可欠な電子部品である。通常、民生用の電子部品は過酷な環境での使用を想定していない。したがって、温度、圧力、振動等が通常範囲外の環境での使用が想定される場合には、耐環境性強化(ラギダイズ)技術が不可欠である。
ラギダイズ技術の一例として、特許文献1に民生用電子部品を宇宙線から保護するための宇宙環境耐性強化容器が開示されている。この宇宙環境耐性強化容器は厚さ3mmのアルミニウムで形成されており、これにより軽量化と共に宇宙線(主として電子および陽子)の確実な遮蔽を狙っている。
他方、電子部品には動作中に熱が発生する半導体回路(たとえばプロセッサ等)を含むものが多い。このような発熱する電子部品を容器内に密閉した場合、熱を外部へ排出する手段を設ける必要がある。たとえば人工衛星に搭載される電子機器は、高速演算を行い高発熱を伴う集積回路を含む回路基板を搭載しており、ラギダイズ技術だけでなく冷却技術も不可欠である。
上述した特許文献1には、容器の底板に冷却板を設けて、電子部品で発生した熱を外側に伝導して排熱する構成が開示されている。また、特許文献2には、人工衛星に搭載された機器の発熱部に設けられたヒートパイプと放熱部のヒートパイプとを発熱部の外で接合させることで放熱効率を向上させた放熱装置が開示されている。
近年、コンピュータ等の電子装置を冷却する方法として電子装置自体を冷媒槽内に浸して冷却する液浸冷却が注目されている。たとえば特許文献3には、第1冷媒を満たした冷媒槽内に電子装置を浸し、さらに電子装置を冷却するための液冷ジャケットに外部から第2冷媒を流し、冷媒槽内の液流発生器により冷媒槽内の第1冷媒を流動させることで冷媒槽内の冷却効率を高める液浸冷却装置が開示されている。また、特許文献4には、ポンプにより冷媒を移動させる液浸冷却装置が開示されており、電子部品からの熱を冷媒の対流および沸騰により効率的に放熱する例が記載されている。
特開2002-166899号公報 特開平7-025395号公報 特許第6720752号公報 米国特許第9750159B2号明細書
しかしながら、特許文献1および2に開示された排熱方式では、集積回路の熱が複数の部材の熱伝導を介して排出されるために高い排熱効率を得ることが困難である。
また特許文献3および4に記載された液浸冷却装置は、電子機器を浸す第1冷媒を流す手段とその第1冷媒を冷却するための第2冷媒を流す手段とを必要とするために構造および製造工程が複雑化する。
また特許文献3および4に記載された液浸冷却装置は地上での通常使用を前提とした冷却方式である。このために、たとえばロケットで打ち上げる時の大きな振動や無重力環境での使用を想定していない。したがってそのまま宇宙機に搭載すると、無重力の宇宙空間では冷媒の対流が起こらないために、沸騰時の気泡が放熱フィンから剥離せずドライアウト現象が発生する。
そこで本発明の目的は、耐環境性が強化され、高い冷却効率を得ることができ、かつ設計および製造が容易である液浸冷却装置を提供することにある。
本発明の一態様によれば、少なくとも発熱する電子回路部を有する回路基板のための液浸冷却装置であって、容器本体と前記容器本体に着脱可能に接合された少なくとも1つの蓋とからなり、内部が液状の冷媒で満たされた圧力容器と、前記圧力容器内に設けられ、前記回路基板の周囲が前記冷媒で囲まれるように前記回路基板を容器内に配置する取付部材と、を有し、一の蓋に冷媒出口と冷媒入口とが設けられ、前記冷媒出口を通して前記回路基板の一方の面側の冷媒が前記圧力容器から強制的に流出し、前記冷媒入口を通して前記回路基板の他方の面側へ冷媒が強制的に流入する。
本発明によれば、圧力容器内に回路基板が冷媒に浸漬して配置され、冷媒が回路基板に沿って強制流動する。これにより耐環境性が強化されると共に高い冷却効率を得ることができ、さらに圧力容器の一の蓋に冷媒出口および冷媒入口が設けられたことで設計および製造が容易となる。
図1は本発明の第1実施形態による液浸冷却装置の概略的側面断面図である。 図2は第1実施形態による液浸冷却装置の圧力容器の構成を説明するための分解側面断面図である。 図3は図2におけるI-I線断面図である。 図4は図2におけるII-II線断面図である。 図5は第1実施形態による液浸冷却装置の圧力容器の一例を模式的に示す分解斜視図である。 図6は第1実施形態による液浸冷却装置の圧力容器内に搭載されたスロットカードの装着例を示す圧力容器の模式的断面図である。 図7は第1実施形態による液浸冷却装置の圧力容器内の回路基板と外部の電気系との接続を示す概略的ブロック図である。 図8は第1実施形態による液浸冷却装置の全体的構成および動作を説明するための概略的ブロック図である。 図9は本発明の第2実施形態による液浸冷却装置の概略的側面断面図である。 図10は第2実施形態による液浸冷却装置の圧力容器の構成を説明するための分解側面断面図である。 図11は圧力容器に冷媒を充填する冷媒充填装置の概略的構成図である。
<実施形態の概要>
本発明の実施形態によれば、着脱可能な少なくとも1つの蓋と容器本体からなる圧力容器に冷媒が満たされ、圧力容器内に冷媒に浸漬した状態で回路基板が配置されている。一つの蓋に冷媒を強制的に循環させるための冷媒入口および冷媒出口が設けられ、さらに回路基板の両端部が容器本体に設けられた取付部材により固定される。
冷媒は圧力容器の外部に設けられた強制液流生成器により冷媒入口から圧力容器内に流入する。冷媒入口から流入した冷媒は回路基板の表裏面を流動し冷媒出口から流出する。冷媒入口および冷媒出口は一の蓋に設けられ、冷媒入口から流入した冷媒は回路基板の一方の面側を流動し、容器内面に沿って回路基板の他方の面側へ流動して冷媒出口から流出する。これにより回路基板の周囲が流動する冷媒で満たされ、効率的な冷却が可能となる。また、回路基板が圧力容器および冷媒で囲まれ、回路基板の両端部が圧力容器内の取付部材により固定されるので、耐環境性が強化される。特に極寒/極暑地域や宇宙空間のような過酷な環境およびロケット打ち上げ時のように大きな振動を受ける環境に対する耐性に優れている。
組み立て作業では、蓋と容器本体とを分離して電子回路基板の取付作業が可能となり、蓋と容器本体とを接合するだけで電子回路基板を圧力容器内に容易に配置することができる。望ましくは容器本体の対向する開口面にそれぞれ蓋を設けた3分割構成とし、一方の蓋に冷媒入口および冷媒出口を、他方の蓋に電気端子をそれぞれ設ける。これにより容器の機械設計、電子回路基板および電気端子を含む電気系の設計、および冷媒の熱制御系の設計を分離することができ、設計の効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、一の蓋に冷媒入口および冷媒出口を設けることで、当該一の蓋側にポンプ等の強制液流生成器と放熱機構からなる熱制御系を構成することができる。これにより圧力容器の冷媒出口から流出した冷媒は熱制御系により冷却され圧力容器へ戻される循環系を構成することができる。強制液流生成器により、電子回路基板上の冷媒が強制的に流動するので、重力を無視できる空間であってもドライアウト現象を防止して電子回路基板を効率的に冷却し、その熱を外部へ排出することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素、その形状、寸法および寸法の比率、並びに配置は本実施形態を説明するための例示であって、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨ではない。
1.第1実施形態
1.1)構成
図1~図4に例示するように、本発明の第1実施形態による液浸冷却装置10は圧力容器100および熱制御系200からなる。圧力容器100は、円筒形状の容器本体101と、容器本体101の対向する開口面にそれぞれ設けられた分離可能な第1の蓋110および第2の蓋120とからなり、圧力容器内部に冷媒130が密封される。第1の蓋110および第2の蓋120はボルト等の複数の接合部材102により容器本体101の両側の開口面に気密接合される。ここでは、第1の蓋110が冷媒系用に、第2の蓋120が電気系用に使用されるものとする。
容器本体101の両端中央部には取付フランジ103および104がそれぞれ設けられ、取付フランジ103および104を取付部材として後述するプレート140が固定される。また、容器本体101の両開口端は外側へ突出したフランジ105および106が設けられ、これらフランジを用いてそれぞれ第1の蓋110および第2の蓋120が接合される。
第1の蓋110は、冷媒130が流出する冷媒出口111と、熱制御系200を通して温度調整された冷媒130が流入する冷媒入口112とを有する。さらに冷媒出口111と冷媒入口112との間であって冷媒出口111に近い位置に圧力容器100内の圧力および温度を検出するセンサ113が設けられている。また、第1の蓋110には、圧力・温度センサ113と冷媒入口112との間の位置に、容器本体101の取付フランジ103と接触するように内側に突出したフランジ114が設けられている。したがって、フランジ114と取付フランジ103とは圧力容器100の第1の蓋110側の上下(図1の紙面上下)を仕切る仕切り壁を構成する(図1および図3参照)。これにより冷媒入口112から流入した冷媒130が圧力・温度センサ113および冷媒出口111へ直接流れることを防止できる。また第1の蓋110の開口部には外側に突出したフランジ115が設けられ、接合部材102により容器本体101のフランジ105と接合される(図2参照)。
第2の蓋120は外部との信号の送受信および電力供給のための電気端子であるハーメチック端子121をほぼ中央部に有する。ハーメチック端子121は冷媒130内のケーブル122を通してコネクタ123と接続され、コネクタ123が回路基板141に設けられたコネクタ142と接続する。また第2の蓋120の開口部には外側に突出したフランジ124が設けられ、接合部材102により容器本体101のフランジ106と接合される(図2参照)。
圧力容器100内にはプレート140が取付部材としての取付フランジ103および104により両端を支持されて固定される。プレート140の冷媒出口111側の表面には回路基板141が固定され、冷媒入口112側の表面には放熱フィン143が固定されている。回路基板141の第2の蓋120側の端にはコネクタ142が設けられ、上述したようにコネクタ123およびケーブル122を通してハーメチック端子121に接続され、回路基板141と外部との間の信号送受信および電力供給が可能となる。
熱制御系200は、冷媒出口111および冷媒入口112に連結された配管201と、冷媒出口111の近くに設けられたバルブ202と、冷媒入口112近くに設けられた強制液流生成器であるポンプ203と、加熱手段を有するアキュムレータ204と、配管201と輻射結合した放熱板205と、からなる。ポンプ203が駆動することで、圧力容器100内の冷媒130が冷媒出口111からバルブ202および配管201を通して流れ、配管201を流れる冷媒の熱が放熱板205により外部へ排出される(図1参照)。
こうして排熱された冷媒がポンプ203を通して冷媒入口112から圧力容器100内に流入し、放熱フィン143および回路基板141上を流動して冷却する。その際、放熱フィン143および回路基板141の発熱により冷媒130が気化し気泡BBが生じても、ポンプ203により冷媒130が強制的に流動しているので気泡BBは冷媒130と共に流れ、圧力容器100の内壁近傍で凝縮して液体に戻る。こうして冷媒130は圧力容器100の内部と冷媒出口111および冷媒入口112との間の熱制御系200の配管201とを通して循環する。なお、アキュムレータ204は気体/液体を一時的に貯めておく容器であり内部にヒータを搭載している。従ってアキュムレータ204のヒータを制御することで冷媒130の圧力および温度を相変化(気化と凝縮)に適した状態に調整することができる。
図2に例示するように、容器本体101の取付フランジ103および104上にプレート140がタップボルト107および108により固定される。図4に示すように、取付フランジ103および104にはタップボルト107および108を通すばか穴が設けられている。これによりプレート140を取付フランジ103および104に取り付ける際にボルト締め付け時の目視が可能となり作業が容易となる。
図1に示すように、上述した圧力容器100および熱制御系200は脚部301および302により衛星等の搭載パネル300に固定される。なお、熱制御系200の配管201、ポンプ203、アキュムレータ204および放熱板205も振動等で外れないように支持部材(図示せず)により搭載パネル300に固定される。
図5に上述した圧力容器100のより詳細な形状を例示する。図5において上記図1~図4と同じ部材には同じ参照番号を付している。
また、図6に例示するように、回路基板141上にスロットカード144をスペーサ145を挟んで装着し、液浸専用のケーブル146およびコネクタ147により回路基板141と接続させることもできる。このようにスロットカード144を回路基板141と平行に搭載することで、容器本体101の径を大きくすることなくプロセッサ等の性能を拡張することができ、さらに冷媒130の流動を妨げないので冷却効率を維持できる。
また液浸専用のケーブル146を用いることで、圧力容器100内の回路基板141および拡張スロットカードのレイアウトを自在に配置することができる。このため、一般には回路基板に垂直に装着する拡張スロットカードを回路基板141と平行に装着することが可能となり、圧力容器100の直径を無駄に広げることなく小型化を達成できる。
1.2)実装例
図7に例示するように、回路基板141上のプロセッサ等はハーメチック端子121を通して圧力容器100の外側に搭載された操作機器501と電源502とに接続されている。操作機器501はソフトウエアにより回路基板141を操作するためにコマンドを送信し、それに応じたデータを取り出すことができる。電源502は回路基板141が動作するための電源を供給する。
以下、図8を参照して、本実施形態による液浸冷却装置10を宇宙航行体である人工衛星に搭載した場合の機能構成について説明する。ここでは、駆動系600が回路基板141の制御に従って、熱制御系200のポンプ203およびアキュムレータ204を制御するものとする。
図8において、操作機器501は圧力・温度センサ113から圧力容器100内の圧力と冷媒の温度を入力し、圧力および温度データを含む操作コマンドを回路基板141へ送信する。回路基板141のプロセッサは、圧力および温度データに従って駆動系600を制御するデータを操作機器501を介して駆動系600へ送信することで圧力容器100内の圧力および冷媒の温度を調整する。具体的には、圧力・温度センサ113の検出データをモニタしながらポンプ203の駆動およびアキュムレータ204のヒータ温度を調整することで、圧力容器100内の冷媒130を相変化(気化および凝縮)に適した温度に制御する。
冷媒130は電気絶縁性および熱伝導性を有する液体であって、特に中性子線を減速遮蔽するために水素原子を含むことが望ましい。このような冷媒130として、たとえば代替フロンやポリエステル等の液体を用いることができる。なお本実施形態において、圧力容器100全体を60℃以下に温度制御している場合、冷媒130の沸点はたとえば76℃程度である。
1.3)効果
上述したように、本実施形態によれば、圧力容器100内の回路基板141の周囲が流動する冷媒130で満たされるので効率的な冷却が可能となり、回路基板141が圧力容器100および冷媒130で囲まれるので、大きな振動や宇宙のような過酷な環境に対する耐環境性が強化される。
本実施形態によれば、圧力容器100は、容器本体101、第1の蓋(冷媒系用)および第2の蓋(電気系用)の3つに分割される。このように2つの蓋を冷媒系用と電気系用に分けることで、容器の機械的構成の設計と、熱制御系の設計と、電気系の設計とをそれぞれ分割することができ、液浸冷却装置10としての最適解が導出しやすくなる。具体的には圧力容器100全体と各機械接合部については機械設計が担当し、第1の蓋110側の冷媒が循環する配管201、ポンプ203およびアキュムレータ204の設置については熱制御設計が担当し、第2の蓋120側のハーメチック端子121および回路基板141については電気設計が担当することができる。
圧力容器100内に搭載する回路基板141の支持剛性については、容器本体101の両側に専用の取付フランジ103および104を設け、それぞれ回路基板を載せたプレート140の両端を固定する。これにより、たとえばロケットの打上げ時の振動耐性要求を満たす支持剛性を確保することができる。
なお、本実施形態では容器本体101の両側に冷媒系用の第1の蓋110と電気系用の第2の蓋120とを設けたが、これに限定されるものではない。実装が困難でなければ第1の蓋110と第2の蓋120とを隣接して配置することもできる。
2.第2実施形態
上述した第1実施形態では、2つの蓋をそれぞれ冷媒系用と電気系用に分けたが、これに限定されるものではない。単一の蓋を冷媒系用と電気系用に共用する液浸冷却装置であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、圧力容器内の電子回路基板の周囲が流動する冷媒で満たされるので効率的な冷却が可能となる。また電子回路基板が圧力容器および冷媒で囲まれるので、大きな振動や宇宙のような過酷な環境に対する耐環境性が強化される。また着脱可能な蓋を分離することで回路基板の取付作業が容易となる。
以下、本発明の第2実施形態として、単一の蓋を冷媒系用と電気系用に共用する液浸冷却装置について図9および図10を参照して説明する。なお第1実施形態と同様の部材には同じ参照番号を付して説明を簡略化する。
図9および図10に例示するように、本発明の第2実施形態による液浸冷却装置40は圧力容器400および熱制御系200からなる。圧力容器400は、一方だけが開口した円筒形状の容器本体401と、容器本体401の開口部に設けられた分離可能な蓋410とからなり、内部に冷媒430が密封される。蓋410はボルト等の複数の接合部材402により容器本体401に気密接合される。
容器本体401の開口部には外側へ突出したフランジ403が設けられ、蓋410と結合される。また容器本体401の内部には支持部材404が設けられ、支持部材404のスロット405に後述するプレート440が嵌合することでプレート440の一方の端が支持される。
蓋410は、冷媒430が流出する冷媒出口411と、熱制御系200を通して温度調整された冷媒430が流入する冷媒入口412とを有する。さらに冷媒出口411と冷媒入口412との間であって冷媒出口411に近い位置に圧力容器100内の圧力および温度を検出するセンサ413が設けられている。また蓋410の中央付近に、外部との信号の送受信および電力供給のための電気端子であるハーメチック端子421が設けられている。ハーメチック端子421は冷媒430内のケーブル422を通してコネクタ423と接続され、コネクタ423が回路基板441に設けられたコネクタ442と接続する。
さらに蓋410には、圧力・温度センサ413と冷媒入口412との間の位置に、内側に突出した取付フランジ414が設けられ、支持部材404によって一方の端が支持されたプレート440の他方の端が固定される。これによって、フランジ414とプレート440とは圧力容器400の蓋410側の上下(図9の紙面上下)を仕切る仕切り壁を構成する。これにより冷媒入口412から流入した冷媒430が圧力・温度センサ113および冷媒出口411へ直接流れることを防止できる。また蓋410の接合部には外側に突出したフランジ415が設けられ、接合部材402により容器本体401のフランジ403と結合される(図10参照)。
圧力容器400内にはプレート440は取付フランジ414と支持部材404とにより両端を支持されて固定される。プレート440の冷媒出口411側の表面には回路基板441が固定され、冷媒入口412側の表面には放熱フィン443が固定されている。回路基板441の蓋410側の端にはコネクタ442が設けられ、上述したようにコネクタ423およびケーブル422を通してハーメチック端子421に接続され、回路基板441と外部との間の信号送受信および電力供給が可能となる。
熱制御系200は配管201が冷媒出口411および冷媒入口412に連結され、図1に示す第1実施形態のそれと同じ構造および機能を有するので、同じ参照番号を付して説明は省略する。
図10に例示するように、蓋410の取付フランジ414にプレート440の一方の端がタップボルト416により固定される。取付フランジ414にはタップボルト416を通すばか穴が設けられ、これによりプレート440を取付フランジ414に取り付ける際にボルト締め付け時の目視が可能となり作業が容易となる。こうして回路基板441および放熱フィン443が取り付けられたプレート440の一方の端が蓋410の取付フランジ414に固定される。
組み立て作業において、まず回路基板441および放熱フィン443をプレート440に固定し、そのプレート440の一方の端を蓋410の取付フランジ414に固定する。続いて、容器本体401を回路基板441および放熱フィン443が取り付けられたプレート440を内部に収容するように図10に示す矢印の方向に移動させる。これによってプレート440の他方の端が容器本体401の支持部材404のスロット405に挿入されることでプレート440の両端が固定される。最後に固定部材402により容器本体401と蓋410とを気密接合し、冷媒430を圧力容器400内に導入する。なお、容器本体401の側面に、プレート440が支持部材404のスロット405に嵌合するように一定間隔でガイドを設けてもよい。
上述したように、本実施形態によれば、圧力容器400内の回路基板441の周囲が流動する冷媒430で満たされるので効率的な冷却が可能となり、回路基板441が圧力容器400および冷媒430で囲まれるので、大きな振動や宇宙のような過酷な環境に対する耐環境性が強化される。
また本実施形態において圧力容器400は容器本体101と蓋410に分割されている。蓋410を外した状態で、蓋410の取り付けフランジ414に回路基板441を装着したプレート440を取り付け、それを容器本体401内に挿入することで回路基板441を圧力容器400内に密封することができる。
圧力容器400内に搭載する回路基板141の支持剛性については、容器本体401の支持部材404と蓋410の取付フランジ414によりプレート440の両端を固定する。これにより、たとえばロケットの打上げ時の振動耐性要求を満たす支持剛性を確保することができる。
3.冷媒の封入
上述した第1および第2実施形態において、圧力容器(100、400)を組み立てた後、容器内に冷媒を充填する必要がある。以下、第1実施形態における圧力容器100を例示して、冷媒の充填手順について説明する。第2実施形態における圧力容器400も同様の充填方法を採用する。
図11において、圧力容器100の冷媒出口111のバルブ202を閉じ、冷媒入口112にバルブ801を設ける。さらに圧力容器100と真空ポンプ701、冷媒タンク702および外部との間をバルブ801~804の開閉と配管805により選択的に連絡可能とする。
まず、圧力容器100内に冷媒など何も入っていない状態で質量を測定する。続いて、冷媒バルブ803と開放バルブ804を閉じ、容器バルブ801を開けた状態で圧力容器100内の圧力をモニタしながら真空ポンプ701により真空引きを行う。
真空引きが完了したら、真空ポンプバルブ802を閉じる。続いて、冷媒バルブ803を開け冷媒タンク702から冷媒を圧力容器100内に封入する。冷媒バルブ803と容器バルブ801を閉じ、開放バルブ804を開けて配管805内の冷媒を排出する。こうして圧力容器100の質量を測定して冷媒の封入量を確認し、以下必要に応じて質量を測定しながら容器バルブ801を開けて冷媒を排出させる。また、圧力容器100の内圧は、真空ポンプ701を接続して圧力センサを確認しながら規定範囲内となるように調整する。
こうして冷媒が充填され圧力調整が完了すると、図1に示すように熱制御系200と接続し、上述したようにポンプ203を駆動して冷媒を循環させ、熱制御系200により熱制御しながら回路基板141の冷却を行う。
以上、本発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は極寒/極暑地域や宇宙空間のような過酷な環境において使用される液浸冷却装置に適用可能である。
10 液浸冷却装置
100 圧力容器
101 容器本体
103,104 取付フランジ(取付部材)
110 第1の蓋(冷媒系用)
111 冷媒出口
112 冷媒入口
120 第2の蓋(電気系用)
121 ハーメチック端子(電気端子)
130 冷媒
140 プレート
141 回路基板
143 放熱フィン
200 熱制御系
201 配管
202 バルブ
203 ポンプ
204 アキュムレータ
205 放熱板

Claims (6)

  1. 少なくとも発熱する電子回路部を有する回路基板のための液浸冷却装置であって、
    容器本体と前記容器本体に着脱可能に接合された少なくとも1つの蓋とからなり、内部が液状の冷媒で満たされた圧力容器と、
    前記圧力容器内に設けられ、前記回路基板の周囲が前記冷媒で囲まれるように前記回路基板を容器内に配置する取付部材と、
    を有し、一の蓋に冷媒出口と冷媒入口とが設けられ、前記冷媒出口を通して前記回路基板の一方の面側の冷媒が前記圧力容器から強制的に流出し、前記冷媒入口を通して前記回路基板の他方の面側へ冷媒が強制的に流入する、液浸冷却装置。
  2. 前記冷媒出口から流出した冷媒を熱交換し前記冷媒入口へ流入させる熱制御系をさらに備え、前記熱制御系が強制液流生成器を有する請求項1に記載の液浸冷却装置。
  3. 前記容器本体の対向する開口面に第1の蓋と第2の蓋とが設けられ、前記第1の蓋に前記冷媒出口と前記冷媒入口が設けられ、前記第2の蓋に前記回路基板とケーブルで電気的に接続した電気端子が設けられた請求項1または2に記載の液浸冷却装置。
  4. 前記容器本体の対向する開口面からそれぞれ突出した第1取付部材と第2取付部材とが設けられ、前記回路基板の両端部が前記第1取付部材と前記第2取付部材とにより固定された請求項3に記載の液浸冷却装置。
  5. 前記第1の蓋は内壁に前記冷媒出口と前記冷媒入口との間に突出壁を有し、前記突出壁が前記第1取付部材と共に前記回路基板の両面側の冷媒を仕切る仕切壁を構成する請求項4に記載の液浸冷却装置。
  6. 請求項1-5のいずれか1項に記載の液浸冷却装置を搭載した宇宙航行体。
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