JP2023131355A - ガスエンジンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】換気専用のフィルタを用いることなくクランクケース内を換気することができるガスエンジンシステムを提供する。【解決手段】ガスエンジンシステム1は、4サイクルのガスエンジン3と、過給機2を含む過給機2は、吸気路12によりガスエンジン3と接続された圧縮機21と、排気路13によりガスエンジン3と接続されたタービン22を含む。さらに、ガス按針システム1は、吸気路12から分岐してガスエンジン3のクランクケース34につながる、吸気路12を流れる吸気の一部をクランクケース34内に導入する第1換気路5と、クランクケース34内の気体をクランクケース34外に排出する第2換気路6を含む。【選択図】図1
Description
本開示は、ガスエンジンを含むガスエンジンシステムに関する。
4サイクルのガスエンジンでは、空気と気体燃料の混合気が燃焼室内で圧縮される際に、シリンダとピストンとの隙間からクランクケース内へブローバイガスが漏れ出す。このブローバイガスには未燃の気体燃料が含まれる。このため、クランクケース内が換気されることが望ましい。
例えば、特許文献1には、水素ガスを燃料とするガスエンジンにおいて、クランクケース内に外気を導入して換気することが記載されている。
ところで、クランクケース内に外気を導入する場合、クランクケース内への異物の侵入を防止するために、換気専用のフィルタが必要である。
そこで、本開示は、換気専用のフィルタを用いることなくクランクケース内を換気することができるガスエンジンシステムを提供することを目的とする。
本開示は、クランクケースを含む4サイクルのガスエンジンと、吸気路により前記ガスエンジンと接続された圧縮機、および排気路により前記ガスエンジンと接続されたタービンを含む過給機と、前記吸気路から分岐して前記クランクケースにつながる、前記吸気路を流れる吸気の一部を前記クランクケース内に導入する第1換気路と、前記クランクケース内の気体を前記クランクケース外に排出する第2換気路と、を備える、ガスエンジンシステムを提供する。
本開示によれば、換気専用のフィルタを用いることなくクランクケース内を換気することができる。
(第1実施形態)
図1に、一実施形態に係るガスエンジンシステム1を示す。このガスエンジンシステム1は、気体燃料を燃料とする4サイクルのガスエンジン3と、過給機2を含む。気体燃料としては、例えば、天然ガス、都市ガス、水素ガスなどが挙げられる。あるいは、気体燃料は、複数種類の気体の混合体であってもよい。
図1に、一実施形態に係るガスエンジンシステム1を示す。このガスエンジンシステム1は、気体燃料を燃料とする4サイクルのガスエンジン3と、過給機2を含む。気体燃料としては、例えば、天然ガス、都市ガス、水素ガスなどが挙げられる。あるいは、気体燃料は、複数種類の気体の混合体であってもよい。
ガスエンジン3は、気体燃料のみを燃料とするガス専焼エンジンであってもよいし、燃料を気体燃料と液体燃料(例えば、A重油など)の一方または双方に切り換え可能な二元燃料エンジンであってもよい。
過給機2は、吸気路12によりガスエンジン3と接続された圧縮機21と、排気路13によりガスエンジン3と接続されたタービン22を含む。圧縮機21には、当該圧縮機21へ外気を導入する流入路11が接続され、タービン22には、当該タービン22から流出する排気を大気中へ放出する流出路14が接続されている。
圧縮機21で圧縮された外気は吸気として吸気路12を通じてガスエンジン3へ供給され、ガスエンジン3から排出される排気は排気路13を通じてタービン22へ供給される。図示は省略するが、流入路11には外気から異物を除去するためのフィルタが設けられる。
ガスエンジン3は、クランクシャフト31と、クランクシャフト31を収容するクランクケース34と、クランクケース34から突出する複数(図1では代表として1つのみを図示)のシリンダ35を含む。シリンダ35は、クランクシャフト31の軸方向に一列で並んでもよいし二列で並んでもよい。
クランクケース34内には、可動部の潤滑などに使用されるエンジンオイルが貯留される。なお、クランクケース34の下部は、エンジンオイルを受けるオイルパンを構成し、クランクケース34の上部およびシリンダ35の外側部分(内側部分はシリンダライナ)はシリンダブロック(架構とも呼ばれる)を構成する。
各シリンダ35にはシリンダヘッド36が取り付けられており、各シリンダ35内にはピストン33が配置されている。ピストン33は、ロッド32によりクランクシャフト31と連結されている。ピストン33とシリンダヘッド36との間には燃焼室30が形成される。ピストン33の外周面には、当該外周面とシリンダ35の内周面との間をシールするためのピストンリングが装着される。
シリンダヘッド36には、吸気ポート41および排気ポート42が形成されている。また、シリンダヘッド36には、吸気ポート41の燃焼室30に対する開口を開閉する吸気弁43と、排気ポート42の燃焼室30に対する開口を開閉する排気弁44が設けられている。
上述した吸気路12の下流側部分はシリンダ35と同数の分岐路に分岐しており、各分岐路が対応する吸気ポート41に接続される。同様に、上述した排気路13の上流側部分はシリンダ35と同数の分岐路に分岐しており、各分岐路が対応する排気ポート42に接続される。
さらに、シリンダヘッド36には、吸気中に気体燃料を噴射する燃料噴射弁45と、吸気と気体燃料の混合気に燃焼室30内で点火する点火装置46が設けられている。図例では、燃料噴射弁45が吸気ポート41内で混合気が形成される位置に設けられているが、燃料噴射弁45は、燃焼室30内で混合気が形成される位置(すなわち、燃焼室30内に気体燃料を直接噴射する位置)に設けられてもよい。
点火装置46は、点火プラグであってもよいし、噴孔を介して燃焼室30と連通する副室を含む副室式のものであってもよい。あるいは、点火装置46は、燃焼室30内にパイロット油を噴射してパイロット油を自着火させるものであってもよい。
さらに、ガスエンジンシステム1は、吸気路12から分岐してクランクケース34につながる、吸気路12を流れる吸気の一部をクランクケース34内に導入する第1換気路5と、クランクケース34内の気体をクランクケース34外に排出する第2換気路6を含む。
図1では、第1換気路5および第2換気路6がガスエンジン3の外部に配置される配管を模擬した図となっているが、第1換気路5および第2換気路6は、上述したシリンダブロック(クランクケース34の上部およびシリンダ35の外側部分)に形成される内部通路を利用して構成されてもよい。
本実施形態では、第1換気路5にオリフィス51が設けられている。また、本実施形態では、第2換気路6の下流端が大気中に開放されており、第2換気路6に換気ファン61が設けられている。
本実施形態では、第1換気路5および第2換気路6をガスエンジン3に対して1つずつ設けている。これに対し、必要な流量を確保することや、クランクケース34内で淀み部を作らず確実に換気させることを目的として、第1換気路5および第2換気路6のそれぞれを複数設けてもよい。
換気ファン61は、クランクケース34内の圧力が負圧に保たれる回転数で回転する。換気ファン61の回転数は、予め定められた一定の回転数であってもよいが、本実施形態では、制御装置7により変更される。制御装置7は、クランクケース34内の圧力を計測する圧力計71と電気的に接続されている。制御装置7は、圧力計71で計測されるクランクケース34内の圧力が負圧に保たれるように換気ファン61を制御する。
制御装置7に関し、本明細書で開示する要素の機能は、開示された機能を実行するよう構成またはプログラムされた汎用プロセッサ、専用プロセッサ、集積回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、従来の回路、および/または、それらの組み合わせ、を含む回路または処理回路を使用して実行できる。プロセッサは、トランジスタやその他の回路を含むため、処理回路または回路と見なされる。本開示において、回路、ユニット、または手段は、列挙された機能を実行するハードウエアであるか、または、列挙された機能を実行するようにプログラムされたハードウエアである。ハードウエアは、本明細書に開示されているハードウエアであってもよいし、あるいは、列挙された機能を実行するようにプログラムまたは構成されているその他の既知のハードウエアであってもよい。ハードウエアが回路の一種と考えられるプロセッサである場合、回路、手段、またはユニットはハードウエアとソフトウエアの組み合わせであり、ソフトウエアはハードウエアおよび/またはプロセッサの構成に使用される。
以上説明したように、本実施形態では、吸気の一部がクランクケース34内に導入されるため、換気専用のフィルタを用いることなくクランクケース34内を換気することができる。
また、本実施形態では、第2換気路6の下流端が大気中に開放されているので、ブローバイガスを大気中へ放出することができる。
さらに、本実施形態では、クランクケース34内が負圧に保たれる。クランクケース34内が正圧であると、クランクケース34内に貯留されるエンジンオイルが、クランクケース34におけるクランクシャフト31とのシール部を超えて外部に漏れたり、ピストンリングを超えて燃焼室30に入るオイルアップ量が増えたりする。これに対し、クランクケース34内が負圧に保たれれば、そのような不具合を抑制することができる。
ところで、ガスエンジン3の運転状態に応じて吸気路12の圧力である給気圧が変化すると、給気圧に応じて第1換気路5を介してクランクケース34内に流入する空気量が変化する。クランクケース34内に流入する空気量が換気ファン61で掃引できる許容量を超えるとクランクケース34内の負圧が維持できなくなる虞がある。このように給気圧が変わりうる状態でも、第1換気路5に設置するオリフィス51の通路径を適切に選定することで、換気ファン61で掃引できる空気量を超えない範囲で換気する流量を制限でき、クランクケース34内を負圧に保つことができる。
(第2実施形態)
図2に、第2実施形態に係るガスエンジンシステム1Aを示す。なお、本実施形態ならびに後述する第3および第4実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図2に、第2実施形態に係るガスエンジンシステム1Aを示す。なお、本実施形態ならびに後述する第3および第4実施形態において、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態では、第2換気路6に換気ファン61(図1参照)が設けられておらず、第2換気路6の下流端が流入路11に接続されている。
本実施形態でも、第1実施形態と同様に、換気専用のフィルタを用いることなくクランクケース34内を換気することができる。また、本実施形態では、圧縮機21による吸い込みの負圧を利用してクランクケース34内の気体を引き抜くことができるので、第2換気路6に換気ファン61を設ける必要がない。
しかも、本実施形態では、第1換気路5にオリフィス51を設けるだけでクランクケース34内を負圧に保つことができる。従って、第1実施形態と同様に、エンジンオイルの外部への漏れ、およびオイルアップ量の増加を抑制することができる。
(第3実施形態)
図3に、第3実施形態に係るガスエンジンシステム1Bを示す。本実施形態では、タービン22をバイパスするバイパス路8が設けられている。バイパス路8は、排気路13から分岐して流出路14につながっている。バイパス路8には、バイパス弁81が設けられている。バイパス弁81は、制御装置7により制御される。
図3に、第3実施形態に係るガスエンジンシステム1Bを示す。本実施形態では、タービン22をバイパスするバイパス路8が設けられている。バイパス路8は、排気路13から分岐して流出路14につながっている。バイパス路8には、バイパス弁81が設けられている。バイパス弁81は、制御装置7により制御される。
制御装置7は、圧力計71だけでなく、吸気路12の圧力である給気圧を計測する圧力計72とも電気的に接続されている。制御装置7は、圧力計72で計測される給気圧が、ガスエンジン3への要求出力に応じた所定の圧力となるように、バイパス弁81を制御する。つまり、バイパス弁81の開度が小さくされると、圧縮機21の回転数が高くなって給気圧が高くなり、バイパス弁81の開度が大きくされると、圧縮機21の回転数が低くなって給気圧が低くなる。
本実施形態でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、給気圧がエンジン出力に応じて調整されるので、ガスエンジン3の性能を最適化することができる。
なお、バイパス路8が設けられる代わりに、タービン22として可変ノズルタービンが用いられてもよい。この構成でも、可変ノズルタービンのノズルを、給気圧がガスエンジン3への要求出力に応じた所定の圧力となるように制御すれば、上記と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
図4に、第4実施形態に係るガスエンジンシステム1Cを示す。本実施形態では、第1換気路5に、オリフィス51の代わりに流量調整弁52が設けられている。
図4に、第4実施形態に係るガスエンジンシステム1Cを示す。本実施形態では、第1換気路5に、オリフィス51の代わりに流量調整弁52が設けられている。
流量調整弁52は、制御装置7により、圧力計71で計測されるクランクケース34内の圧力が負圧に保たれるように制御される。
本実施形態でも、第1実施形態と同様に、換気専用のフィルタを用いることなくクランクケース34内を換気することができる。また、本実施形態では、制御装置7による流量調整弁52の制御によってクランクケース34内を負圧に保つことができる。従って、第1実施形態と同様に、エンジンオイルの外部への漏れ、およびオイルアップ量の増加を抑制することができる。
なお、ガスエンジン3の用途によっては、ガスエンジン3の回転数が一定である場合もあるし、変動する場合もある。ガスエンジン3の回転数が変動する場合、流量調整弁52が、クランクケース34内の圧力だけでなくガスエンジン3の回転数にも基づいて制御されてもよい。
また、ガスエンジン3が燃料を気体燃料と液体燃料の一方または双方に切り換え可能な二元燃料エンジンである場合、流量調整弁52は、燃料が液体燃料に切り換えられたとき(すなわち、液体燃料運転時)に閉じられ、燃料が気体燃料または気体燃料と液体燃料の双方に切り換えられたとき(すなわち、気体燃料運転時)に、クランクケース34内が負圧に保たれるように制御されてもよい。この構成であれば、必要なときのみクランクケース34内を換気することができる。燃料が液体燃料だけであれば、未燃燃料の大半は液体の状態を維持してオイルパンまで到達し、ブローバイガスに含まれる未燃の気体燃料は微量の液体燃料が気化した炭化水素であり、一般的には強制換気が不要であるためである。
(その他の実施形態)
本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
本開示は上述した実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、第4実施形態の、オリフィス51の代わりに設けられる流量調整弁52がクランクケース34内の圧力に基づいて制御されるという構成は、第2実施形態および第3実施形態にも適用可能である。
(まとめ)
本開示は、クランクケースを含む4サイクルのガスエンジンと、吸気路により前記ガスエンジンと接続された圧縮機、および排気路により前記ガスエンジンと接続されたタービンを含む過給機と、前記吸気路から分岐して前記クランクケースにつながる、前記吸気路を流れる吸気の一部を前記クランクケース内に導入する第1換気路と、前記クランクケース内の気体を前記クランクケース外に排出する第2換気路と、を備える、ガスエンジンシステムを提供する。
本開示は、クランクケースを含む4サイクルのガスエンジンと、吸気路により前記ガスエンジンと接続された圧縮機、および排気路により前記ガスエンジンと接続されたタービンを含む過給機と、前記吸気路から分岐して前記クランクケースにつながる、前記吸気路を流れる吸気の一部を前記クランクケース内に導入する第1換気路と、前記クランクケース内の気体を前記クランクケース外に排出する第2換気路と、を備える、ガスエンジンシステムを提供する。
上記の構成によれば、吸気の一部がクランクケース内に導入されるため、換気専用のフィルタを用いることなくクランクケース内を換気することができる。
前記第2換気路の下流端は大気中に開放されており、前記第2換気路には換気ファンが設けられてもよい。この構成によれば、ブローバイガスを大気中へ放出することができる。
前記第1換気路にはオリフィスが設けられており、前記換気ファンは、前記クランクケース内が負圧に保たれる回転数で回転してもよい。クランクケース内が正圧であると、クランクケース内に貯留されるエンジンオイルが、クランクケースにおけるクランクシャフトとのシール部を超えて外部に漏れたり、ピストンリングを超えて燃焼室に入るオイルアップ量が増えたりする。これに対し、クランクケース内が負圧に保たれれば、そのような不具合を抑制することができる。
前記圧縮機には、当該圧縮機へ外気を導入する流入路が接続されており、前記第2換気路の下流端は、前記流入路に接続されてもよい。この構成によれば、圧縮機による吸い込みの負圧を利用してクランクケース内の気体を引き抜くことができるので、第2換気路に換気ファンを設ける必要がない。
前記第1換気路にはオリフィスが設けられてもよい。この構成によれば、クレンクケース内を負圧に保つことができる。クランクケース内が正圧であると、クランクケース内に貯留されるエンジンオイルが、クランクケースにおけるクランクシャフトとのシール部を超えて外部に漏れたり、ピストンリングを超えて燃焼室に入るオイルアップ量が増えたりする。これに対し、クランクケース内が負圧に保たれれば、そのような不具合を抑制することができる。
前記第1換気路には圧力調整弁が設けられており、前記圧力調整弁は、前記クランクケース内が負圧に保たれるように制御されてもよい。この構成によれば、クレンクケース内を負圧に保つことができる。クランクケース内が正圧であると、クランクケース内に貯留されるエンジンオイルが、クランクケースにおけるクランクシャフトとのシール部を超えて外部に漏れたり、ピストンリングを超えて燃焼室に入るオイルアップ量が増えたりする。これに対し、クランクケース内が負圧に保たれれば、そのような不具合を抑制することができる。
前記ガスエンジンは、燃料を気体燃料と液体燃料の一方または双方に切り換え可能な二元燃料エンジンであり、前記圧力調整弁は、前記燃料が液体燃料に切り換えられたときに閉じられ、前記燃料が前記気体燃料または前記気体燃料と前記液体燃料の双方に切り換えられたときに、前記クランクケース内が負圧に保たれるように制御されもよい。この構成によれば、必要なときのみクランクケース内を換気することができる。
1,1A~1C ガスエンジンシステム
11 流入路
12 吸気路
13 排気路
14 流出路
2 過給機
21 圧縮機
22 タービン
3 ガスエンジン
34 クランクケース
5 第1換気路
51 オリフィス
52 流量調整弁
6 第2換気路
61 換気ファン
11 流入路
12 吸気路
13 排気路
14 流出路
2 過給機
21 圧縮機
22 タービン
3 ガスエンジン
34 クランクケース
5 第1換気路
51 オリフィス
52 流量調整弁
6 第2換気路
61 換気ファン
Claims (7)
- クランクケースを含む4サイクルのガスエンジンと、
吸気路により前記ガスエンジンと接続された圧縮機、および排気路により前記ガスエンジンと接続されたタービンを含む過給機と、
前記吸気路から分岐して前記クランクケースにつながる、前記吸気路を流れる吸気の一部を前記クランクケース内に導入する第1換気路と、
前記クランクケース内の気体を前記クランクケース外に排出する第2換気路と、
を備える、ガスエンジンシステム。 - 前記第2換気路の下流端は大気中に開放されており、前記第2換気路には換気ファンが設けられている、請求項1に記載のガスエンジンシステム。
- 前記第1換気路にはオリフィスが設けられており、
前記換気ファンは、前記クランクケース内が負圧に保たれる回転数で回転する、請求項2に記載のガスエンジンシステム。 - 前記圧縮機には、当該圧縮機へ外気を導入する流入路が接続されており、
前記第2換気路の下流端は、前記流入路に接続されている、請求項1に記載のガスエンジンシステム。 - 前記第1換気路にはオリフィスが設けられている、請求項4に記載のガスエンジンシステム。
- 前記第1換気路には流量調整弁が設けられており、
前記流量調整弁は、前記クランクケース内が負圧に保たれるように制御される、請求項2または4に記載のガスエンジンシステム。 - 前記ガスエンジンは、燃料を気体燃料と液体燃料の一方または双方に切り換え可能な二元燃料エンジンであり、
前記流量調整弁は、前記燃料が液体燃料に切り換えられたときに閉じられ、前記燃料が前記気体燃料または前記気体燃料と前記液体燃料の双方に切り換えられたときに、前記クランクケース内が負圧に保たれるように制御される、請求項6に記載のガスエンジンシステム。
Priority Applications (1)
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- 2022-03-09 JP JP2022036065A patent/JP2023131355A/ja active Pending
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