JP2023131350A - キャップ付き容器体 - Google Patents

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学 山本
Manabu Yamamoto
紀幸 浅川
Noriyuki Asakawa
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Abstract

【課題】内筒が変形すること、及び容器体内の内容液が漏出することを抑制する。【解決手段】口部12の内周面は、上端部に位置して口部の上端開口縁12aから下方に向けて延びる第1内周面15を備え、キャップ頂壁部19に、下方に向けて突出し、口部内に挿入された内筒21と、下方に向けて突出し、口部の外周面に当接した外筒22と、が設けられ、内筒の外周面は、頂壁部の下面から下方に向けて延び、第1内周面に当接した第1外周面23を備え、第1外周面は、第1内周面を径方向の外側に向けて押し込み、口部の上端部を径方向の外側に向けて弾性変形させ、外筒の内周面に、上側突起22aおよび下側突起22bが上方から下方に向けてこの順に形成され、上側突起は、周方向の全長にわたって連続して延び、かつ口部の上端部の外周面に当接し、下側突起は、口部の上端部の外周面に当接、若しくは近接している。【選択図】図2

Description

本発明は、キャップ付き容器体に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、内容液が収容される容器体と、容器体の口部に螺着された有頂筒状のキャップと、を備え、キャップの頂壁部に、下方に向けて突出し、口部内に嵌合された内筒が設けられたキャップ付き容器体が知られている。
特開2001-80658号公報
しかしながら、前記従来のキャップ付き容器体では、内容液の充填後に、例えば容器体の内圧が上昇したり、衝撃力が加えられたりしたときに、内筒が変形し、容器体内の内容液が漏出するおそれがあった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、例えば容器体の内圧が上昇したり、衝撃力が加えられたりしても、内筒が変形すること、および容器体内の内容液が漏出することを抑制できるキャップ付き容器体を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明のキャップ付き容器体は、内容液が収容される容器体と、前記容器体の口部に螺着された有頂筒状のキャップと、を備え、前記口部の内周面は、上端部に位置して前記口部の上端開口縁から下方に向けて延びる第1内周面と、前記第1内周面の下端部から径方向の内側に向けて延びる第1段差面と、前記第1段差面の径方向の内端部から下方に向けて延びる第2内周面と、を備え、前記キャップの頂壁部に、下方に向けて突出し、前記口部内に挿入された内筒と、下方に向けて突出し、前記口部の外周面に当接した外筒と、が設けられ、前記内筒の外周面は、前記頂壁部の下面から下方に向けて延び、前記第1内周面に当接した第1外周面と、前記第1外周面の下端部から径方向の内側に向けて延びる第2段差面と、前記第2段差面の径方向の内端部から下方に向けて延びる第2外周面と、を備え、前記第1外周面は、前記第1内周面を径方向の外側に向けて押し込み、前記口部の上端部を径方向の外側に向けて弾性変形させ、前記第2段差面と、前記第1段差面と、の間に上下方向の隙間が設けられ、前記第2外周面は、前記第2内周面に当接、若しくは近接し、前記外筒の内周面に、上側突起および下側突起が上方から下方に向けてこの順に形成され、前記上側突起は、周方向の全長にわたって連続して延び、かつ前記口部の上端部の外周面に当接し、前記下側突起は、前記口部の上端部の外周面に当接、若しくは近接している。
本発明によれば、キャップの頂壁部に内筒および外筒が設けられ、口部の上端部が、内筒および外筒により径方向に挟持されているので、例えば容器体の内圧が上昇したり、衝撃力が加えられたりしても、口部が、径方向の外側に向けて変形しにくくなり、内筒が、口部の内周面から径方向に離れる向きに変形するのを抑制することが可能になり、容器体内の密封性を向上させることができる。
口部の第1段差面と、内筒の第2段差面と、の間に上下方向の隙間が設けられているので、仮に、容器体内の内容液が、内筒の外周面と口部の内周面との間に進入しても、第1段差面と第2段差面との間の空間に留め、互いに当接している第1内周面と第1外周面との間に到達しにくくすることが可能になり、容器体内の内容液が漏出するのを抑制することができる。
内筒の第2外周面および口部の第2内周面が、互いに当接していると、例えば衝撃力等が加えられ、内筒が変形しても、第1外周面および第2外周面のうちの少なくとも一方は、口部の内周面との間をシールすることが可能になり、容器体内の密封性をさらに向上させることができ、内筒の第2外周面および口部の第2内周面が、わずかな隙間をあけて互いに近接していると、キャップを口部に容易に装着することができる。
外筒の内周面に、上側突起および下側突起が上方から下方に向けてこの順に形成され、周方向の全長にわたって連続して延びる上側突起が、口部の上端部の外周面に当接し、下側突起は、口部の上端部の外周面に当接、若しくは近接している。したがって、外筒と口部との間のシール性を確保しながら、外筒の内周面と、口部の上端部の外周面と、の接触面積を抑えて、キャップを口部に対して着脱するのに要するトルクを抑制することができる。
前記上側突起および前記下側突起は、前記第1外周面と同じ上下方向の位置に位置してもよい。
上側突起および下側突起が、内筒の第1外周面と同じ上下方向の位置に位置しているので、第1外周面により径方向の外側に向けて弾性変形させられた口部の上端部の外周面を、上側突起に確実に押し当てることが可能になり、外筒と口部との間のシール性を確実に確保することができる。
前記頂壁部のうち、上下方向から見て前記内筒に囲まれた部分に、薄肉部が形成されてもよい。
この場合、頂壁部のうち、上下方向から見て内筒に囲まれた部分に、薄肉部が形成されているので、容器体の内圧が上昇したときに、薄肉部を上方に向けて変形させ、容器体の内圧を抑えることが可能になり、内筒が、口部の内周面から径方向に離れる向きに変形するのを確実に抑制することができる。
前記薄肉部は、前記頂壁部のうち、前記内筒から径方向の内側に離れた部分に形成されてよい。
この場合、薄肉部が、頂壁部のうち、内筒から径方向の内側に離れた部分に形成されているので、容器体の内圧が上昇したときに、薄肉部の変形に追従して、内筒が変形するのを抑制することが可能になり、容器体内の密封性を確実に向上させることができる。
前記薄肉部は、前記頂壁部の下面が上方に窪んで形成されてもよい。
この場合、薄肉部が、頂壁部の下面が上方に窪んで形成されているので、容器体の内圧が上昇したときに、薄肉部を応答性よく変形させることが可能になり、内筒が変形するのを確実に抑制することができるとともに、見栄えの悪化を防ぐことができる。
前記頂壁部の下面において、前記内筒の内周面と前記薄肉部とを接続する部分は、前記薄肉部の下面から下方に向けて延びる第1接続面と、前記内筒の内周面から径方向の内側に向けて延び、前記第1接続面に角部を介して連結された第2接続面と、を備えてもよい。
この場合、頂壁部の下面において、内筒の内周面と薄肉部とを接続する部分が、薄肉部の下面から下方に向けて延びる第1接続面と、内筒の内周面から径方向の内側に向けて延び、第1接続面に角部を介して連結された第2接続面と、を備え、周方向に延びる突リブ形状に形成されているので、容器体の内圧が上昇したときに、内筒が、口部の内周面から径方向に離れる向きに変形すること、および薄肉部の変形が内筒に伝播することをそれぞれ確実に抑制することができる。
前記頂壁部の下面において、前記内筒と前記外筒との間に位置する部分に、下方に向けて突出し、前記口部の上端開口縁に当接したシール突起が設けられてもよい。
この場合、頂壁部の下面に、下方に向けて突出し、口部の上端開口縁に当接したシール突起が設けられているので、頂壁部の下面と口部の上端開口縁との間をシールすることが可能になり、容器体内の密封性を確実に向上させることができる。
この発明によれば、例えば容器体の内圧が上昇したり、衝撃力が加えられたりしても、内筒が変形すること、および容器体内の内容液が漏出することを抑制できる。
本発明に係る一実施形態として示したキャップ付き容器体の一部縦断面図である。 図1に示すキャップ付き容器体の拡大図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係るキャップ付き容器体1は、図1に示されるように、内容液が収容される容器体11と、容器体11の口部12に螺着された有頂筒状のキャップ13と、を備えている。口部12は、内径が例えば30mm以上、好ましくは30mm以上50mm以下の広口に形成されている。図示の例では、口部12の内径は、約42mmとなっている。
容器体11は、有底筒状に形成され、容器体11、およびキャップ13は、共通軸(中心軸線)Oと同軸に配設されている。
共通軸Oに沿う容器体11の口部12側を上側といい、容器体11の底部側を下側という。共通軸Oに沿う方向を上下方向という。上下方向から見て、共通軸Oに交差する方向を径方向といい、共通軸O回りに周回する方向を周方向という。
口部12の内周面は、図2に示されるように、第1内周面15、第1段差面16、および第2内周面17を備えている。
第1内周面15は、口部12の上端部に位置し、口部12の上端開口縁12aから下方に向けて延びている。口部12の上端開口縁12aは、上方を向き、周方向の全長にわたって連続して延びる平坦面となっている。第1内周面15は、上下方向にほぼ真直ぐ延びている。
第1段差面16は、第1内周面15の下端部から径方向の内側に向けて延びている。第1段差面16は、径方向の内側に向かうに従い、下方に向けて延びている。なお、第1段差面16は、径方向に真直ぐ延びてもよい。第1段差面16と第1内周面15との接続部分は、径方向の外側に向けて窪む曲面状に形成されている。上下方向に沿う縦断面視において、第1段差面16の長さは、第1内周面15の長さより短くなっている。なお、前記縦断面視において、第1段差面16の長さを、第1内周面15の長さ以上としてもよい。
第2内周面17は、第1段差面16の径方向の内端部から下方に向けて延びている。第2内周面17は、上下方向にほぼ真直ぐ延びている。第2内周面17と第1段差面16との接続部分は、径方向の内側に向けて膨出する曲面状に形成されている。第2内周面17の上端部、および口部12の外周面に形成された雄ねじ部の上端部それぞれの上下方向の位置は、互いに同等になっている。
キャップ13の周壁部18の内周面に、口部12の外周面に形成された雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されている。
キャップ13の頂壁部19の上面のうち、外周縁部19aより径方向の内側に位置する部分は、下方に向けて窪んでいる。なお、頂壁部19の上面を全域にわたって平坦に形成してもよい。
頂壁部19に、下方に向けて突出し、口部12内に挿入された内筒21と、下方に向けて突出し、口部12の外周面に当接した外筒22と、が設けられている。
内筒21の内周面は、上下方向の全長にわたって上下方向に真直ぐ延びている。
内筒21の外周面は、第1外周面23、第2段差面24、および第2外周面25を備えている。
第1外周面23は、頂壁部19の下面から下方に向けて延び、口部12の第1内周面15に当接している。第1外周面23は、キャップ13を口部12に装着する前の状態で、前記縦断面視で、径方向の外側に向けて突の曲線状を呈する。第1外周面23は、径方向に圧縮変形した状態で、第1内周面15に当接している。第1外周面23は、第1内周面15を径方向の外側に向けて押し込み、口部12の上端部を径方向の外側に向けて弾性変形させている。
第2段差面24は、第1外周面23の下端部から径方向の内側に向けて延びている。第2段差面24は、径方向の内側に向かうに従い、下方に向けて延びている。なお、第2段差面24は、径方向に真直ぐ延びてもよい。第2段差面24は、前記縦断面視で、第1段差面16とほぼ平行に延びている。第2段差面24と、第1段差面16と、の間に上下方向の隙間が設けられている。第2段差面24と第1外周面23との接続部分は、径方向の外側に向けて膨出する曲面状に形成されている。前記縦断面視において、第2段差面24の長さは、第1外周面23の長さより短くなっている。なお、前記縦断面視において、第2段差面24の長さを、第1外周面23の長さ以上としてもよい。
第2外周面25は、第2段差面24の径方向の内端部から下方に向けて延びている。第2外周面25は、第2内周面17に当接、若しくは近接している。
第2外周面25の上部は、キャップ13を口部12に装着する前の状態で、前記縦断面視で、径方向の外側に向けて突の曲線状を呈する。第2外周面25の上部は、径方向に圧縮変形した状態で、口部12の第2内周面17に当接している。
第2外周面25の下部は、下方に向かうに従い径方向の内側に向けて延び、第2内周面17から径方向の内側に離れている。
なお、第2外周面25の全体が、第2内周面17に対して、当接してもよいし、径方向にわずかな隙間をあけて近接してもよい。
外筒22は、キャップ13の周壁部18の内周面から径方向の内側に離れている。外筒22の下端部は、内筒21の下端部より上方に位置している。外筒22の下端部は、内筒21の第2段差面24より上方に位置している。
外筒22の外周面は、上下方向の全長にわたって上下方向に真直ぐ延びている。
外筒22の内周面のうち、上部は上下方向に真直ぐ延び、下部は下方に向かうに従い径方向の外側に向けて延びている。外筒22の内周面の上部は、口部12の外周面に当接している。外筒22の内周面の下部は、口部12の外周面から径方向の外側に離れている。外筒22の内周面の下部は、径方向の内側に向けて突の曲面状に形成されている。
外筒22の内周面に、上側突起22aおよび下側突起22bが上方から下方に向けてこの順に形成されている。上側突起22aおよび下側突起22bは、外筒22の内周面の上部に形成されている。上側突起22aおよび下側突起22bは、内筒21の第1外周面23と同じ上下方向の位置に位置している。上側突起22aは、口部12の上端部の外周面に当接し、下側突起22bは、口部12の上端部の外周面に当接、若しくは近接している。上側突起22aおよび下側突起22bはそれぞれ、外筒22における周方向の全長にわたって連続して延びている。なお、下側突起22bは、外筒22における周方向の全長にわたって断続的に延びてもよい。
上側突起22aおよび下側突起22bは、キャップ13を口部12に装着する前の状態で、前記縦断面視で、径方向の内側に向けて突の曲面状を呈する。上側突起22aおよび下側突起22bは、径方向に圧縮変形した状態で、口部12の上端部の外周面に当接している。なお、下側突起22bは、口部12の上端部の外周面から径方向の外側に離れてもよい。
頂壁部19の下面において、内筒21と外筒22との間に位置する部分に、下方に向けて突出し、口部12の上端開口縁12aに当接したシール突起35が設けられている。シール突起35は、周方向の全長にわたって連続して延びている。シール突起35の下端部は、下方に向けて突の曲面状に形成されている。シール突起35は、内筒21および外筒22から径方向に離れている。
頂壁部19のうち、上下方向から見て内筒21に囲まれた囲繞部分19bに、薄肉部26が形成されている。なお、薄肉部26を、頂壁部19に形成しなくてもよい。
薄肉部26は、頂壁部19のうち、内筒21から径方向の内側に離れた部分に形成されている。なお、薄肉部26は、頂壁部19のうち、内筒21の内周面に上下方向で連なる部分に設けられてもよい。薄肉部26は、囲繞部分19bの外周縁部に形成されている。なお、薄肉部26は、例えば頂壁部19における径方向の中央部等に形成してもよい。薄肉部26は、周方向の全長にわたって連続して延び、径方向に幅を有している。薄肉部26は、共通軸Oと同軸に配設されている。薄肉部26の幅は、薄肉部26の厚さより大きくなっている。薄肉部26の幅は、頂壁部19のうち、上下方向から見て薄肉部26に囲まれた部分の半径より小さくなっている。なお、薄肉部26は、例えば、囲繞部分19bにおける複数個所に点在させてもよいし、囲繞部分19bの全域にわたって一体に形成する等してもよい。
薄肉部26は、頂壁部19の下面が上方に窪んで形成されている。なお、薄肉部26は、頂壁部19の上面が下方に窪んで形成されてもよい。
頂壁部19の下面において、内筒21の内周面と薄肉部26とを接続する接続部分27は、薄肉部26の下面から下方に向けて延びる第1接続面31と、内筒21の内周面から径方向の内側に向けて延び、第1接続面31に第1角部(角部)33を介して連結された第2接続面32と、を備えている。
内筒21の内周面と第2接続面32との接続部分は、径方向の外側に向けて窪む曲面状に形成されている。前記縦断面視において、第1接続面31および第2接続面32それぞれの長さは、互いに同等になっている。
頂壁部19の下面において、第1接続面31より径方向の内側に位置し、薄肉部26の下面から下方に向けて延びる内側面34と、薄肉部26より径方向の内側に位置して下方を向く主面部36と、は、第2角部37を介して連結されている。前記縦断面視において、第2角部37および第1角部33それぞれの角度は、約90°となっている。
以上説明したように、本実施形態によるキャップ付き容器体1によれば、キャップ13の頂壁部19に内筒21および外筒22が設けられ、口部12の上端部が、内筒21および外筒22により径方向に挟持されているので、例えば容器体11の内圧が上昇したり、衝撃力が加えられたりしても、口部12が、径方向の外側に向けて変形しにくくなり、内筒21が、口部12の内周面から径方向に離れる向きに変形するのを抑制することが可能になり、容器体11内の密封性を向上させることができる。
口部12の第1段差面16と、内筒21の第2段差面24と、の間に上下方向の隙間が設けられているので、仮に、容器体11内の内容液が、内筒21の外周面と口部12の内周面との間に進入しても、第1段差面16と第2段差面24との間の空間に留め、互いに当接している第1内周面15と第1外周面23との間に到達しにくくすることが可能になり、容器体11内の内容液が漏出するのを抑制することができる。
内筒21の第2外周面25および口部12の第2内周面17が、互いに当接しているので、例えば衝撃力等が加えられ、内筒21が変形しても、第1外周面23および第2外周面25のうちの少なくとも一方は、口部12の内周面との間をシールすることが可能になり、容器体11内の密封性をさらに向上させることができる。
なお、内筒21の第2外周面25および口部12の第2内周面17が、径方向にわずかな隙間をあけて互いに近接していると、キャップ13を口部12に容易に装着することができる。
外筒22の内周面に、上側突起22aおよび下側突起22bが上方から下方に向けてこの順に形成され、周方向の全長にわたって連続して延びる上側突起22aが、口部12の上端部の外周面に当接し、下側突起22bは、口部12の上端部の外周面に当接、若しくは近接している。したがって、外筒22と口部12との間のシール性を確保しながら、外筒22の内周面と、口部12の上端部の外周面と、の接触面積を抑えて、キャップ13を口部12に対して着脱するのに要するトルクを抑制することができる。
上側突起22aおよび下側突起22bが、内筒21の第1外周面23と同じ上下方向の位置に位置しているので、第1外周面23により径方向の外側に向けて弾性変形させられた口部12の上端部の外周面を、上側突起22aに確実に押し当てることが可能になり、外筒22と口部12との間のシール性を確実に確保することができる。
頂壁部19のうち、上下方向から見て内筒21に囲まれた囲繞部分19bに、薄肉部26が形成されているので、容器体11の内圧が上昇したときに、薄肉部26を上方に向けて変形させ、容器体11の内圧を抑えることが可能になり、内筒21が、口部12の内周面から径方向に離れる向きに変形するのを確実に抑制することができる。
薄肉部26が、頂壁部19のうち、内筒21から径方向の内側に離れた部分に形成されているので、容器体11の内圧が上昇したときに、薄肉部26の変形に追従して、内筒21が変形するのを抑制することが可能になり、容器体11内の密封性を確実に向上させることができる。
薄肉部26が、頂壁部19の下面が上方に窪んで形成されているので、容器体11の内圧が上昇したときに、薄肉部26を応答性よく変形させることが可能になり、内筒21が変形するのを確実に抑制することができるとともに、見栄えの悪化を防ぐことができる。
頂壁部19の下面において、内筒21の内周面と薄肉部26とを接続する接続部分27が、薄肉部26の下面から下方に向けて延びる第1接続面31と、内筒21の内周面から径方向の内側に向けて延び、第1接続面31に第1角部33を介して連結された第2接続面32と、を備え、周方向に延びる突リブ形状に形成されているので、容器体11の内圧が上昇したときに、内筒21が、口部12の内周面から径方向に離れる向きに変形すること、および薄肉部26の変形が内筒21に伝播することをそれぞれ確実に抑制することができる。
頂壁部19の下面に、下方に向けて突出し、口部12の上端開口縁12aに当接したシール突起35が設けられているので、頂壁部19の下面と口部12の上端開口縁12aとの間をシールすることが可能になり、容器体11内の密封性を確実に向上させることができる。
薄肉部26が、囲繞部分19bの外周縁部に、周方向の全長にわたって連続して形成されているので、容器体11の内圧が上昇したときに、薄肉部26を起点に、囲繞部分19bの全体を上方に向けて変形させることが可能になり、内筒21が、口部12の内周面から径方向に離れる向きに変形するのをより一層確実に抑制することができる。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、シール突起35を有しない構成を採用してもよい。
上側突起22aおよび下側突起22bは、内筒21の第1外周面23より下方に位置してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 キャップ付き容器体
11 容器体
12 口部
12a 上端開口縁
13 キャップ
15 第1内周面
16 第1段差面
17 第2内周面
19 頂壁部
21 内筒
22 外筒
22a 上側突起
22b 下側突起
23 第1外周面
24 第2段差面
25 第2外周面
26 薄肉部
31 第1接続面
32 第2接続面
33 第1角部(角部)
35 シール突起

Claims (7)

  1. 内容液が収容される容器体と、
    前記容器体の口部に螺着された有頂筒状のキャップと、を備え、
    前記口部の内周面は、
    上端部に位置して前記口部の上端開口縁から下方に向けて延びる第1内周面と、
    前記第1内周面の下端部から径方向の内側に向けて延びる第1段差面と、
    前記第1段差面の径方向の内端部から下方に向けて延びる第2内周面と、を備え、
    前記キャップの頂壁部に、
    下方に向けて突出し、前記口部内に挿入された内筒と、
    下方に向けて突出し、前記口部の外周面に当接した外筒と、が設けられ、
    前記内筒の外周面は、
    前記頂壁部の下面から下方に向けて延び、前記第1内周面に当接した第1外周面と、
    前記第1外周面の下端部から径方向の内側に向けて延びる第2段差面と、
    前記第2段差面の径方向の内端部から下方に向けて延びる第2外周面と、を備え、
    前記第1外周面は、前記第1内周面を径方向の外側に向けて押し込み、前記口部の上端部を径方向の外側に向けて弾性変形させ、
    前記第2段差面と、前記第1段差面と、の間に上下方向の隙間が設けられ、
    前記第2外周面は、前記第2内周面に当接、若しくは近接し、
    前記外筒の内周面に、上側突起および下側突起が上方から下方に向けてこの順に形成され、
    前記上側突起は、周方向の全長にわたって連続して延び、かつ前記口部の上端部の外周面に当接し、
    前記下側突起は、前記口部の上端部の外周面に当接、若しくは近接している、キャップ付き容器体。
  2. 前記上側突起および前記下側突起は、前記第1外周面と同じ上下方向の位置に位置している、請求項1に記載のキャップ付き容器体。
  3. 前記頂壁部のうち、上下方向から見て前記内筒に囲まれた部分に、薄肉部が形成されている、請求項1または2に記載のキャップ付き容器体。
  4. 前記薄肉部は、前記頂壁部のうち、前記内筒から径方向の内側に離れた部分に形成されている、請求項3に記載のキャップ付き容器体。
  5. 前記薄肉部は、前記頂壁部の下面が上方に窪んで形成されている、請求項3または4に記載のキャップ付き容器体。
  6. 前記頂壁部の下面において、前記内筒の内周面と前記薄肉部とを接続する部分は、
    前記薄肉部の下面から下方に向けて延びる第1接続面と、
    前記内筒の内周面から径方向の内側に向けて延び、前記第1接続面に角部を介して連結された第2接続面と、を備えている、請求項5に記載のキャップ付き容器体。
  7. 前記頂壁部の下面において、前記内筒と前記外筒との間に位置する部分に、下方に向けて突出し、前記口部の上端開口縁に当接したシール突起が設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載のキャップ付き容器体。
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