JP2023131214A - マスク紐を利用して顔面に装着可能な紙製品 - Google Patents

Abstract

【課題】 本発明は、マスク紐を介してマスクに簡単に装着することのできる紙製品を提供することを目的とする。【手段】 本発明の紙製品は、マスク紐を介してマスクに着脱自在に取り付けることのできる紙製品であって、該紙製品はマスク紐を通すためのスリットを有し、該スリットにマスク紐を通すことにより前記マスクと一体となって顔面に装着することができる。前記スリットは装着時のマスク紐の引っ張り方向とは反対方向に凸の形状であることが好ましい。前記スリットがＬ字型またはＣ字型であることが好ましい。また、前記スリットに指をひっかけるための切れ込みを設けたことが好ましい。【選択図】図１

Description

この発明は、マスク紐を利用して顔面に簡単に装着することのできる紙製品に関するものである。

特許文献１には、マスク本体と、前記マスク本体を前記着用者の顔面上に保持するため の手段と、を備えたマスクにおいて、前記マスク本体の外側前面に、装飾部材が着脱自在に取り付けられてなることを特徴とするマスクが記載されている。本発明によれば、装着時に人相および表情が隠されることによる相手への不安感および不快感を簡単かつ容易に軽減させることが可能なマスクを提供することができる。本発明は装飾部材が着脱自在に取り付けられるが、その取り付け手段として、マスク本体にマジックテープ（登録商標）、ボタン手段（例えばボタンやホック等）、クリップ手段、磁石、両面接着テープ等を設ける必要がある。そのため、予めマスク本体に取り付け手段を講じた特殊なマスクにしか、装飾部材を着脱自在に取り付けることができない。

特許文献２には、手間なく手軽に楽しめるシールの利点を生かし、マスクに自由にシールをつけることで個性の演出ができ、また、装飾性のほか好きな香りに包まれるという嗜好性も満たすことのできるマスク用のシールが記載されている。本発明によれば、マスクに手軽に自由にシールをつけることで個性の演出ができ、またデザインの装飾性ほか、好きな香りに包まれるという嗜好性も満たすことができる。本発明は一度マスクにシールをつけるとシールの粘着力が劣化するため、着脱自在にマスクを装飾することは困難であった。

特開２０１２－１４３４８６号公報 特開２０２１－６６９８８号公報

本発明は、マスク紐を介してマスクに簡単に装着することのできる紙製品を提供する。

本発明の紙製品は、マスク紐を介してマスクに着脱自在に取り付けることのできる紙製品であって、該紙製品はマスク紐を通すためのスリットを有し、該スリットにマスク紐を通すことにより前記マスクと一体となって顔面に装着することができる。

前記スリットは装着時のマスク紐の引っ張り方向とは反対方向に凸の形状であることが好ましい。

前記スリットがＬ字型またはＣ字型であることが好ましい。

前記スリットに指をひっかけるための切れ込みを設けたことが好ましい。

本発明に係る紙製品は、マスク紐を介してマスクに着脱自在に取り付けることができるため、予めマスク本体に取り付け手段を講じた特殊なマスクでなくても、通常のマスクに自由に取り付けることができる。また、マスク紐をスリットに通すだけで顔面に装着することができるため、装着は極めて容易であり、何度でも自由に着脱することができる。さらに、紙製品にスリットを設けるだけなので製作は極めて容易である。

本発明の紙製品の平面図（図１（１））および斜視図（図２（２））である。 本発明の紙製品の他の実施形態を示す平面図（図２（１））および斜視図（図２（２））である。 本発明の別の実施形態を示す平面図（図３（１））および裏面図（図３（２））である。 本発明のさらに別の実施形態を示す平面図（図４（１））および斜視図（図４（２））である。

以下、本発明に係る紙製品の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１（１）は、本発明に係る紙製品１０の平面図であり、紙製品１０にはマスク紐を通すためのスリット１１が設けられている。また、紙製品１０を平面状から立体状にするための差し込み１２と差し込み口１３が設けられている。スリット１１はＬ字型に形成されており、紙製品１０の中央に向かって凸の形状をしている。

図１（２）は、図１（１）に示す紙製品１０にマスク紐２１を通した状態を示す斜視図である。マスク紐２１をスリット１１に通すことで、紙製品１０をマスクと一体となって顔面に装着することができる。また、差し込み１２を差し込み口１３に差し込むことにより立体となっているので、紙製品１０をマスクと一体となって顔面に装着した際に、顔面と紙製品１０との間に空間が形成される。差し込み１２と差し込み口１３は必ずしも必要ではないが、顔面と紙製品１０との間に空間が形成されることにより、呼吸がしやすくなる。

紙製品１０の形状に限定はなく、多角形、楕円形、矩形など顔面に装着する紙製品１０のデザインに応じた形状とすることができる。スリット１１の長さ、幅、位置、形状に限定はなく、マスク紐２１をスリット１１に通すことでマスクと一体となって紙製品１０を顔面に装着することができるものであれば良い。したがって、スリット１１を直線状に形成したり、Ｌ字型やＣ字型に形成したりすることもできる。紙製品１０の素材は顔面に装着する観点から、厚み、硬度、触感などを考慮して適宜選択することが好ましい。

本実施形態において、スリット１１は紙製品１０の左右両端にＬ字型に２つ形成し、紙製品１０を装着するときにマスク紐２１を引っ張る方向とは反対方向に凸の形状となるように配置している。したがって、本発明の紙製品１０をマスクと一体となって顔面に装着した際に、マスク紐２１が引っ張られる結果、スリット１１の両端部にマスク紐２１が固定される。また、スリット１１は凸の形状となっているため、マスク紐２１をスリット１１に通す際に、凸部をめくってスリット１１を広げることができるのでマスク紐２１をスリット１１に通しやすくなる。

本発明の紙製品１０は、マスク紐を利用することではじめて顔面に装着することができるので、イベントやパーティー等において参加者が顔面を紙製品で装飾することによって、イベント等のエンターテインメント性を高めつつ、参加者に対して自然にマスク着用を促すことが可能となる。また、マスク紐さえあれば既存のどのようなマスクにも簡単に着脱可能なため、汎用性が非常に高い。さらに、紙製品にスリットを設けるだけなので製作は極めて容易である。

図２（１）は本発明の紙製品の他の実施形態を示す平面図である。本実施形態において、紙製品１０の形状は顔面に装着した際に目元以外が紙製品１０によって覆われるような形状であり、図１に示した実施形態に逆Ｕ字型のパーツを上部に取り付けたような形状をしている。本実施形態において紙製品１０は１つのパーツで形成したが、２つ以上のパーツを組み合わせることで完成されるものであっても良い。この際、パーツ相互の固定方法に限定はないが、スリットに差し込むなどの簡単な方法であることが好ましい。

図２（２）は、図２（１）に示す紙製品１０にマスク紐２１を通した状態を示す斜視図である。本実施形態において、スリット１１は紙製品１０の左右両端にＣ字型に２つ形成し、紙製品１０を装着するときにマスク紐２１を引っ張る方向とは反対方向に凸の形状となるように配置している。したがって、本発明の紙製品１０をマスクと一体となって顔面に装着した際に、マスク紐２１が引っ張られる結果、スリット１１の両端部にマスク紐２１が固定される。また、スリット１１は凸の形状となっているため、マスク紐２１をスリット１１に通す際に、凸部をめくってスリット１１を広げることができるのでマスク紐２１をスリット１１に通しやすくなる。

図３（１）は本発明の紙製品の別の実施形態を示す平面図である。本実施形態において、紙製品１０にはマスク紐を通すためのスリット１１に加えて、スリット１１の外側に折り線１４が設けられており、紙製品１０の形状は顔面に装着した際にマスクを含めて顔面が露出するようにその中央部が繰り抜かれている。スリット１１はＣ字型に形成されており、紙製品１０の外側に向かって凸の形状をしている。

図３（２）は、図３（１）に示す紙製品１０にマスク紐２１を通した状態を示す裏面図である。本実施形態において、スリット２１が設けられた部分は折り線１４に沿って顔面側に折れ曲がっているので、その結果として、Ｃ字型のスリット１１は紙製品１０を装着するときにマスク紐２１を引っ張る方向とは反対方向に凸の形状となる。したがって、本発明の紙製品１０をマスクと一体となって顔面に装着した際に、マスク紐２１が引っ張られる結果、スリット１１の両端部にマスク紐２１が固定される。また、スリット１１は凸の形状となっているため、マスク紐２１をスリット１１に通す際に、凸部をめくってスリット１１を広げることができるのでマスク紐２１をスリット１１に通しやすくなる。

図４（１）は本発明の紙製品のさらに別の実施形態を示す平面図である。本実施形態において、スリット１１は紙製品１０の左右両端にＣ字型に２つ形成し、紙製品を装着するときにマスク紐２１を引っ張る方向と反対方向に凸の形状となるように配置している。また、スリット１１には指を引っかけるための切れ込み１５が設けられている。さらに、スリット１１の端部には止め穴１６、紙製品１０の表面には通気穴１７が設けられている。

本実施形態において、切れ込み１５はスリット１１の中央に半円状に設けたが、切れ込み１５の位置、大きさ、形状に格別の制限はなく、マスク紐をスリット１１に通す際に、切れ込み１５に指を引っかけてスリット１１の凸部をめくりやすいものであれば良い。また、本実施形態において、スリット１１の端部に円形の止め穴１６を設けたが、これによりスリット１１の端部が裂けてしまうのを防止することができる。スリット１１の端部が裂けてしまうのを防止することができれば、止め穴１６の形状等に格別の制限はない。さらに、本実施形態では紙製品１０の表面に円形の通気穴１７を多数設けている。したがって、マスクの上から紙製品１０が覆い被さったときでも呼吸がしやすくなる。通気穴１７の形状、大きさ、位置に格別の制限はなく、紙製品１０をマスクと一体となって顔面に装着した際に、呼吸がしやすくなるものであれば良い。

図４（２）は、図４（１）に示す紙製品１０にマスク紐２１を通した状態を示す斜視図である。本実施形態の紙製品１０をマスクと一体となって顔面に装着した際に、マスク紐２１が引っ張られる結果、スリット１１の両端部の止め穴１６にマスク紐２１が固定される。したがって、マスク紐２１が引っ張られてもスリット１１の端部が裂けてしまうのを防止することができる。

以上、本発明に係る紙製品は、通常のマスク紐を利用して顔面に簡単に装着することができるので、イベント用、パーティー用、家庭用など幅広く適用することができる。

１０ 紙製品
１１ スリット
１２ 差し込み
１３ 差し込み口
１４ 折り線
１５ 切れ込み
１６ 止め穴
１７ 通気穴
２１ マスク紐

Claims (4)

1. マスク紐を介してマスクに着脱自在に取り付けることのできる紙製品であって、該紙製品はマスク紐を通すためのスリットを有し、該スリットにマスク紐を通すことにより前記マスクと一体となって顔面に装着することのできる紙製品。
2. 前記スリットは装着時のマスク紐の引っ張り方向とは反対方向に凸の形状である請求項１記載の紙製品。
3. 前記スリットがＬ字型またはＣ字型である請求項２記載の紙製品。
4. 前記スリットに指をひっかけるための切れ込みを設けた請求項１～３に記載の紙製品。
   

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