JP2023129306A - 三方向成分速度検出機構 - Google Patents

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Yasuhiro Bonkohara
健太郎 境
Kentaro Sakai
敦 中野
Atsushi Nakano
信一 寺薗
Shinichi Terazono
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Abstract

Figure 2023129306000001
【課題】小型化を達成可能であり、かつ振動を三方向成分の速度として検出することができる三方向成分速度検出機構を提供することを目的とする。
【解決手段】支持体20に吊支されている吊支部材22と、支持体20に固定されている固定要素23と、吊支部材22に固定されている可動要素24と、一対の水平側センシング部材25,26と、を有し、水平方向の速度を検出する円錐振子式の検出部2と、吊支部材22に取り付けられた固定子30と、吊支部材22にバネ部材34を介して支持されており固定子30に対して鉛直方向に相対移動する振動子31と、一対の鉛直側センシング部材32,33bと、を有し、鉛直方向成分の速度を検出するバネ振子式の検出部3と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、三方向成分の速度として検出するための検出機構に関する。
近年、例えば地震の到達を報知する緊急地震速報等に活用される地震予想の技術が目覚ましい発展を遂げている。このような、地震予想の精度や信頼度を高めるためには、地震、火山活動等の振動をいち早く検出することが肝要である。そこで、振動を検出するための検出機構のさらなる配備が進んでいる。
例えば、特許文献1に示される検出機構は、固定子と、バネ部材によって鉛直方向であるz軸方向に相対移動可能に固定子に吊支されている振動子と、固定子の内周面に固定されている磁石と、振動子に固定されているコイルを有する、バネ振子式の検出機構である。
これにより、地震発生時には、固定子は地震の揺れに伴ってz軸方向に相対移動する一方で、振動子はその場に留まった状態となる。このとき、コイルが磁石によって構成される磁力線を横切ることで生じる起電力を基に、z軸方向成分の速度を検出することができる。なお、z軸方向成分の速度を検出する検出機構においては、固定子の内周面にコイルが固定され、振動子に磁石が固定されているものもある。
また、特許文献2に示される検出機構は、有底円筒状の支持体と、支持体内に固定されているジンバルと、ジンバルにシャフトを介して吊支されている錘と、錘の下端に固定されている立方体状の可動電極と、支持体の内周面に固定されている4つの固定電極と、を有し、支持体側のシャフトの接続端部が錘を基点として、x軸方向,y軸方向に相対傾動可能に吊支されている円錐振子式の検出機構である。また、各固定電極は、一つの可動電極の側面に所定間隔をあけて対向配置されている。
これにより、地震発生時には、支持体は地震の揺れに伴ってx軸方向やy軸方向に相対傾動する一方で、錘はその場に留まった状態となる。このとき、x軸上に対向配置されている可動電極と固定電極との相対距離の変動に伴って、可動電極から固定電極に向かって流れる高周波電流が変化する。これを基に、x軸方向成分の速度を検出することができる。また、y軸方向成分の速度についても同様に検出することができる。
特開平6-235656号公報(第2頁、第4図) 特開昭52-137377号公報(第2,3頁、第1図)
特許文献1のような検出機構においては、地震、火山活動等による振動が作用した場合に、振動におけるz軸方向成分の速度を検出することができる。また、特許文献2のような検出機構においては、上述したような振動におけるx軸方向成分,y軸方向成分それぞれの速度を検出することができる。
ところで、地震予想の精度や信頼度を高めるためには、地震、火山活動等による振動をx軸方向,y軸方向,z軸方向としての三方向成分の速度をそれぞれ知る必要がある。また、精度や信頼度をさらに高めるために、通過する車両の振動、風雨等の影響を防ぐべく、地下に掘削したボアホール内に設置することが好ましい。
そこで、z軸方向成分の速度を検出する特許文献1のようなバネ振子式の検出機構と、x軸方向成分,y軸方向成分それぞれの速度を検出する特許文献2のような円錐振子式の検出機構を同じ耐圧容器の中に封入し地下に埋設することによって、外圧、地下水等による破損を防ぎつつ、同一地点に及んでいる振動を三方向成分の速度として検出することができる。
しかしながら、ボアホールの穿孔は、その深度が深くなればなるほど経費が掛かるという問題があるため、少しでも浅くしたいという要望がある。加えて、精度よく一直線上に掘削することは困難であるため、耐圧容器が長ければ長いほどボアホールの歪みを許容するためにその半径を長くとる必要があることから、より経費が嵩む要因となっていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、小型化を達成可能であり、かつ振動を三方向成分の速度として検出することができる三方向成分速度検出機構を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の三方向成分速度検出機構は、
支持体に吊支されている吊支部材と、前記支持体に固定されている固定要素と、前記吊支部材に固定されている可動要素と、前記固定要素および前記可動要素に取り付けられた一対の水平側センシング部材と、を有し、水平方向の速度を検出する円錐振子式の検出部と、
前記吊支部材に取り付けられた固定子と、前記吊支部材にバネ部材を介して支持されており前記固定子に対して鉛直方向に相対移動する振動子と、前記固定子および前記振動子に取り付けられた一対の鉛直側センシング部材と、を有し、鉛直方向成分の速度を検出するバネ振子式の検出部と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、バネ振子式の検出部が、円錐振子式の検出部の錘として機能するため、地震、火山活動等の振動が及んだ場合に、円錐振子式の検出部において、固定要素に対する可動要素の相対移動に応じた水平方向成分であるx軸方向成分,y軸方向成分の速度を検出し、バネ振子式の検出部において、固定子に対する振動子の相対移動に応じた鉛直方向成分であるz軸方向成分の速度を検出することができる。このように、振動を三方向成分の速度として検出可能であるばかりでなく、小型化を達成することができる。
前記可動要素は、前記固定子よりも上方に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、吊支部材の支持体に接続されている端部から固定子までの距離が長くなり、固定子を錘として好適に使用できるため、三方向成分速度検出機構をより小型にすることができる。
前記バネ部材は、ダイヤフラムバネであることを特徴としている。
この特徴によれば、円錐振子式検出部の一部として機能する振動子を支持するバネ部材として好適である。
前記円錐振子式の検出部の回転中心が、前記振動子の重心とほぼ一致していることを特徴としている。
この特徴によれば、バネ振子の錘として機能する振動子の重心は三方向に対して不動となるため、意図しない鉛直方向成分の速度を検出することが防止されているばかりか、固定子および振動子より得られた値に対して、水平方向成分に由来する値を補正する処理を省略または簡略にすることができる。
前記吊支部材は、一本のシャフトであることを特徴としている。
この特徴によれば、吊支部材を簡素に構成することができる。
前記吊支部材の下端には、錘が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、円錐振子式の検出部の回転中心の高さ調整が容易となる。
前記錘は導体であって、前記錘の下方に前記円錐振子式の検出部の振動を減衰する磁石が配されていることを特徴としている。
この特徴によれば、磁気減衰により共振の発生を抑制することができる。
本発明の実施例1における三方向成分速度検出機構を一部破断して示す正面図である。 図1におけるA-A断面図である。 (a)は可動要素における磁石の配置について説明するための正面図、(b)は(a)におけるB-B断面図である。 三方向成分速度検出機構のバネ振子式検出部を一部破断して示す正面図である。 バネ振子式検出部のダイヤフラムバネの図である。 ダイヤフラムバネのバネ定数の変化について示したグラフ図である。 振動発生の前後における三方向成分速度検出機構を比較して説明するための図であって、(a)は三方向成分速度検出機構に振動が作用していない状態を一部破断して示す正面図、(b)は三方向成分速度検出機構に水平方向の振動が作用している状態を一部破断して示す正面図であり、(c)は三方向成分速度検出機構に鉛直方向の振動が作用している状態を一部破断して示す正面図である。 実施例1の三方向成分速度検出機構に対するスイープ加振実験(鉛直方向)の結果を示すグラフである。 実施例1の三方向成分速度検出機構に対するスイープ加振実験(N-S方向)の結果を示すグラフである。 実施例1の三方向成分速度検出機構に対する打撃加振実験(鉛直方向)の結果を示すグラフである。 実施例1の三方向成分速度検出機構に対する打撃加振実験(N-S方向)の結果を示すグラフである。 実施例1の三方向成分速度検出機構に対する打撃加振実験(N-S方向)における周波数応答を示すグラフである。 本発明の実施例2における三方向成分速度検出機構を一部破断して示す正面図である。 実施例2の三方向成分速度検出機構に対する打撃加振実験(N-S方向)の結果を示すグラフである。 実施例2の三方向成分速度検出機構に対する打撃加振実験(N-S方向)における周波数応答を示すグラフである。
本発明に係る三方向成分速度検出機構を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る三方向成分速度検出機構につき、図1から図12を参照して説明する。以下、図2の紙面下側を三方向成分速度検出機構の正面側(前方側)とし、正面側から見て前後方向をx軸方向、左右方向をy軸方向、上下方向をz軸方向として説明する。
図1に示されるように、三方向成分速度検出機構1は、周知の姿勢制御装置(図示略)と共に耐圧容器(図示略)に封入された後、ボアホールに埋設されて、地震、火山活動等が生じた場合に、その振動を三方向成分の速度として検出するためのものである。
三方向成分速度検出機構1は、x軸方向成分,y軸方向成分の速度を検出するための円錐振子式検出部2と、z軸方向成分の速度を検出するためのバネ振子式検出部3と、から主に構成されている。
まず、円錐振子式検出部2について説明する。図1,2を主に参照し、円錐振子式検出部2は、4側面開放された直方体状のフレーム20(支持体)と、フレーム20の天井パネル20aに固定されているユニバーサルジョイント21と、ユニバーサルジョイント21に連結されているシャフト22(吊支部材)と、フレーム20の側端部に固定されている4つの固定要素23と、シャフト22の軸方向中央部に固定されている可動要素24と、固定要素23に固定されているコイル25(水平側センシング部材の一方)と、可動要素24に固定されている4つの磁石体26(水平側センシング部材の他方)と、シャフト22の軸方向中央部における可動要素24よりも下方に固定されているバネ振子式検出部3と、シャフト22の下端に固定されている錘27から構成されている。なお、磁石体26については、明確に示すべく、図1~3においてドット柄を付している。これは、後述する磁石32(図4参照)についても同様である。
フレーム20は、上方側に配置される天井パネル20aと、下方側に配置される床パネル20cが、上下方向に延びる4本の縦杆20bによって連結されることで構成されている。
ユニバーサルジョイント21は、フレーム20の天井パネル20aに固定される固定部21aに対して、シャフト22が連結される可動部21bが、x軸方向の回転軸21xと、十字状の回動連結部(図示略)と、y軸方向の回転軸21yを介して連結されている。詳しくは、x軸方向の回転軸21xは、可動部21bと回動連結部を軸支しており、y軸方向の回転軸21yは、回動連結部と固定部21aを軸支している。
これにより、可動部21bは、固定部21aに対して、x軸回り、y軸回りにそれぞれ回動可能となっている。そのため、シャフト22は、円錐振子軸として旋回動作することが可能となっている。なお、ユニバーサルジョイントの構成は適宜変更されてもよい。また、可動部21bは、シャフト22と一体に形成されていてもよい。
図2に示されるように、固定要素23は、フレーム20における隣り合う一対の縦杆20b,20bに架設されている。また、固定要素23のフレーム20中央側の端面には、ボビンに巻線が巻き付けられて形成されたコイル25が固定されている。
可動要素24は、立方体状に形成されており、各側部には磁石体26を嵌合・固定するための十字状の溝が形成されている。
磁石体26は、三方向成分速度検出機構1に振動が作用していない状態において、対向配置されるコイル25に対して所定寸法離間した状態で配置されている。このときの固定要素23に対する可動要素24の相対位置を、可動要素24の初期位置とする。
図3に示されるように、磁石体26は、5つの磁石26a~26eの集合体であり、中心の磁石26aはS極が可動要素24側に配置され、中心の磁石26aの上下左右に配置される4つの磁石26b~26eは、N極が中心の磁石26a側に配置されている。すなわち、磁石体26は、ハルバッハ配列された5つの磁石26a~26eによって構成されている。これにより、磁石体26のコイル25側に磁界が集中されて磁力が高められていることから、磁石体26がコイル25に離接することにより起電力が生じやすくなるため、振動検出の感度が高められている。
図2に戻って、x軸方向に配置されるコイル25,25には、導線C1とシャント抵抗が接続されている。また、y軸方向に配置されるコイル25,25には、導線C2とシャント抵抗が接続されている。図示しない制御装置は、導線C1,C2を流れる電流、その流れ方向等から、振動のx軸方向成分,y軸方向成分の速度を検出することができる。
ここで、図1,図4,図5を主に参照して、バネ振子式検出部3について説明する。バネ振子式検出部3は、シャフト22に固定されている固定子30と、複数(本実施例では上方に4枚、下方に4枚)のダイヤフラムバネ34を介してシャフト22に支持されている振動子31と、固定子30に固定されている磁石32(鉛直側センシング部材の一方)と、振動子31に固定されているコイル部材33と、から構成されている。
固定子30は、シャフト22に外嵌されて固定され、磁石32を保持するためのホルダ30aと、ホルダ30aに保持されているヨーク30bを備えている。
振動子31は、内径側段付き円筒状に形成されており、上端部と下端部には、それぞれのコイル33b,33bが対向配置された状態で2つのコイル部材33,33が、固定されている。
コイル部材33は、側面視皿状かつ中央部が軸方向に貫通しているボビン33aに巻線が巻き付けられてコイル33b(鉛直側センシング部材の他方)が形成されている。
コイル33bは、磁石32とヨーク30bの間の隙間に挿入されており、三方向成分速度検出機構1に振動が作用していない状態において、固定子30のヨーク30bに対して所定寸法離間した状態で配置されている。このときの振動子31に対する固定子30の相対位置を、固定子30の初期位置とする。
これにより、磁石32とヨーク30bのまわりに発生する磁界においてコイル33bを貫く磁束が変化する方向にコイル33bが相対移動することにより、コイル33b内に起電力が生じる。
z軸方向に配置されているコイル33b,33bには、導線C3とシャント抵抗が接続されている。図示しない制御装置は、導線C3を流れる電流、その流れ方向等から、振動のz軸方向成分の速度を検出することができる。
図5に示されるように、ダイヤフラムバネ34は、薄板円環状の内板部34aと、内板部34aの外径端に屈曲して橋絡された薄板形状の複数(図5においては3本)の連結部34bと、連結部34bが外径側に屈曲して橋絡された薄板円環状の外板部34cから主に構成されている。また、内板部34aはシャフト22に固定されており、外板部34cは振動子31に固定されている。
また、内板部34aと外板部34cとは略平行となっており、ダイヤフラムバネ34は軸方向の荷重を受けることで、連結部34bの屈曲度合いが小さくなってバネ長が短くなるように、すなわち内板部34aと外板部34cとの軸方向距離が近づくように変形可能となっている。一方で、内板部34aと外板部34cとは、径方向距離が変位しにくく、かつ相対傾動しにくくなっている。
これらにより、振動子31は、複数(本実施例では上方に4枚、下方に4枚)のダイヤフラムバネ34を介してシャフト22に支持されていることから、固定子30に対してz軸方向への相対移動は可能となっている一方で、x軸方向およびy軸方向への相対移動および相対傾動が規制されている。これにより、振動子31は、周知のリニアガイドを省略してz軸方向にのみ相対運動が可能となっている。
図6に示されるように、ダイヤフラムバネ34は、内板部34aと、外板部34cが同一平面上に配置されている状態、すなわちダイヤフラムバネ34が平坦になっている状態(図4参照)では、バネ定数が非常に小さくなり、かつバネ長に対して非線形なバネ特性となっている。このダイヤフラムバネ34を組み込むことで、振動子31の固有振動数を1Hz程度に設定している。
これらにより、ダイヤフラムバネ34は、円錐振子式検出部2の一部として機能する振動子31を支持するバネ部材として好適である。
図7に示されるように、錘27はシャフト22の下端に取り付けられている。振動子31の重心31Gとシャフト22の回転中心、すなわち円錐振子式検出部2の回転中心2Rの位置は一致している。このように、シャフト22の下端に錘27を設けることにより、円錐振子式検出部2の回転中心2Rの高さ調整が容易となっている。
次に、地震が発生した場合の三方向成分速度検出機構1の動作について、図7を用いて説明する。
図7(a)(b)を参照して、三方向成分速度検出機構1に対してy軸方向に振動が作用した場合において、三方向成分速度検出機構1は初期位置よりy軸方向に移動する一方で、振動子31の重心31Gはその場(初期位置)に留まる。
これにより、ユニバーサルジョイント21は、その固定部21aがフレーム20と共に初期位置よりy軸方向に移動する。その一方で、円錐振子式検出部2の回転中心2Rが振動子31の重心31Gにほぼ一致されているため、シャフト22は当該回転中心2Rを起点としてわずかに時計回りに回動(以下、傾動ともいう)する。このとき、ユニバーサルジョイント21における可動部21bは固定部21aと共にy軸方向に相対移動しつつx軸方向の回転軸21x回りに回動する。
このシャフト22の傾動に伴って、可動要素24も初期位置よりy軸方向に移動、かつ傾動することにより、y軸方向に配置されている各コイル25,25との相対位置が変化する。
また、円錐振子式検出部2は、2軸の回転軸21x,21yを有するユニバーサルジョイント21によって、旋回運動可能である一方でシャフト22自身が軸回りに回動することが規制されている。そのため、可動要素24における一の磁石体26と、この磁石体26に対向配置されるコイル25とのx方向、y方向の対応関係を担保することができる。
また、上述したように、円錐振子式検出部2の回転中心2R(不動点)は振動子31の重心31Gに一致しているとともに、振動子31は複数のダイヤフラムバネ34によってシャフト22に対する相対的な傾動が規制されている。そのため、シャフト22が傾動すると、振動子31は、自身の重心31Gを基点として傾動する。このとき重心31Gは回転中心2Rと同じ位置にあることから、振動子31に遠心力が生じないまたは限りなく小さいため、意図せず振動子31がz軸方向に相対運動することが防止されている。
また、振動が収まった場合、図示しない姿勢制御装置によって三方向成分速度検出機構1の姿勢が制御された場合において、シャフト22は、重力による復元モーメントにより、初期位置に復帰する。このシャフト22の復帰に伴って、可動要素24も初期位置に復帰する。上記した説明は、x軸方向についても同様である。
図7(a)(c)に示されるように、三方向成分速度検出機構1に対してz軸方向に振動が作用した場合において、三方向成分速度検出機構1は初期位置よりz軸方向に移動する一方で、ダイヤフラムバネ34によって吊支される振動子31はその場(初期位置)に留まる。
これにより、ユニバーサルジョイント21は、その固定部21aがフレーム20と共に初期位置よりz軸方向に移動する。この固定部21aと共に可動部21bは初期位置よりz軸方向に移動する。そのため、シャフト22もダイヤフラムバネ34を弾性変形させながら初期位置よりz軸方向に移動する。
このシャフト22の移動に伴って、固定子30も初期位置より移動することにより、z軸方向に配置されている各コイル33b,33bとの相対位置が変化する。
また、振動が収まった場合、図示しない姿勢制御装置によって三方向成分速度検出機構1の姿勢が制御された場合において、シャフト22は、ダイヤフラムバネ34の付勢力により、円錐振子式検出部2の回転中心2Rが振動子31の重心31Gと一致するように復帰する。このシャフト22の復帰に伴って、固定子30も初期位置に復帰する。
このように、円錐振子式検出部2は、シャフト22が円錐振子式検出部2の回転中心2Rを起点として傾動し、可動要素24がx軸方向,y軸方向それぞれに移動することで水平2方向の速度を検出可能に構成されているサイズモ変位計の原理を用いた検出部である。また、バネ振子式検出部3は、ダイヤフラムバネ34の弾性力に支持された固定子30がz軸方向に移動することで垂直方向の速度を可能に構成されているサイズモ変位計の原理を用いた検出部である。
次に、三方向成分速度検出機構1の性能評価実験について説明する。今回の性能評価実験では、スイープ加振実験と、打撃加振実験を行った。
[スイープ加振実験]
スイープ加振実験では、松平式振動試験機の加振台の上に三方向成分速度検出機構1(以降、試作機P1(Prototype1)ともいう)を固定し、加振振動数を変更しながら試作機P1をN-S方向(x軸方向)、E-W方向(y軸方向)および鉛直方向(z軸方向)にそれぞれ加振した。加振振動数は、0.8Hzから50Hzまでの範囲で変動させており、加振台の振幅は片振幅0.4mmである。加振時の円錐振子式検出部2やバネ振子式検出部3の出力信号(電圧)を測定し、後述する感度によって速度に変換している。
比較のため、加速度ピックアップを加振台に設置して加速度信号を測定し、さらに積分して速度信号に変換して参照値(Reference)としている。試作機P1の円錐振子式検出部2やバネ振子式検出部3の感度はこの参照値を基に求めることができ、同定した結果はN-S方向が3.46V/(m/s)、E-W方向が3.48V/(m/s)、鉛直方向が26.9V/(m/s)であった。
図8は鉛直方向に加振したときの鉛直方向の応答結果であり、図9はN-S方向に加振したときのN-S方向の応答結果である(E-W方向の結果は省略する)。図中の横軸は加振振動数であり、縦軸は出力された速度信号の振幅を示す。試作機P1の結果では、ほぼ参照値と同等の結果が得られているものの、34Hz付近からは参照値との誤差が拡大している。この傾向は、E-W方向の結果にも現れていた。
[打撃加振実験]
打撃加振実験では、ゴム脚で支持されたアルミ平板の上に試作機P1を設置し、水平方向と鉛直方向の連成振動が発生するように斜めの方向からアルミ平板を打撃して、振動応答を測定した。比較のため、回転中心付近のフレーム20側面に加速度ピックアップを設置して参照値を求めた。
図10が鉛直方向、図11がN-S方向の時刻歴応答結果であり、それぞれ、試作機P1の結果と参照値を示している。打撃直後の試作機P1と参照値の結果を比較すると、水平方向、鉛直方向共に周期は概ね一致した。これらの実験結果から、本実施例の三方向成分速度検出機構1は振動を三方向成分の速度として検出できることが明らかとなった。
以上説明したように、三方向成分速度検出機構1は、バネ振子式検出部3が、円錐振子式検出部2の錘として機能するため、地震、火山活動等の振動が及んだ場合に、円錐振子式検出部2において、固定要素23に対する可動要素24の相対移動に応じた水平方向成分であるx軸方向成分,y軸方向成分それぞれの速度を検出し、バネ振子式検出部3において、固定子30に対する振動子31の相対移動に応じた鉛直方向成分であるz軸方向成分の速度を検出することができる。すなわち、振動を三方向成分の速度として検出可能である。
また、三方向成分速度検出機構1は、バネ振子式検出部3が、円錐振子式検出部2の錘として機能するため、小型化を達成することができる。
また、固定子30は、可動要素24よりも下方側に配置されており、ユニバーサルジョイント21の可動部21bから固定子30までの距離が長くなることで、固定子30までのモーメントアームが長くなる。これにより、固定子30を錘として好適に使用できるため、三方向成分速度検出機構1をより小型にすることができる。
また、円錐振子式検出部2の回転中心2Rである不動点が、振動子31の重心31Gとほぼ一致していることにより、バネ振子の錘としての振動子31の重心31Gは三方向に対して不動となるため、意図しない鉛直方向成分の速度を検出することが防止されているばかりか、固定子30および振動子31より得られた値に対して、水平方向成分に由来する値を補正する処理を省略または簡略にすることができる。
また、吊支部材は、一本のシャフト22であるため、複数の部材を組み合わせる構成と比較して強度設計が容易であることから、振動が作用した場合に、しなりが生じにくい吊支部材を簡素に構成することができる。
また、三方向成分速度検出機構1は、一つの姿勢制御装置だけで姿勢制御が可能であることから、小さな耐圧容器を採用することができる。これに対して、2つ以上の検出機構を耐圧容器に封入するにあたっては、それぞれの検出機構毎に姿勢制御装置が必要となることから、必然的に大きな耐圧容器が必要となってくる。
また、シャフト22を旋回可能にフレーム20に連結する連結部材は、ユニバーサルジョイント21であるため、例えばバネ、ゴム等の弾性部材を連結部材として用いた構成と比較して、円錐振子式検出部2の固有振動数の設定が容易となっている。
次に、実施例2に係る三方向成分速度検出機構につき、図13~15を参照して説明する。なお、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例2の三方向成分速度検出機構101は、前記実施例1の三方向成分速度検出機構1に対する打撃加振実験(水平方向)において得られた実測値と参照値の間で生じていた差異を軽減すべく、前記実施例1の三方向成分速度検出機構1(試作機P1)に改良を施したものである。
まず、実測値と参照値の間で生じていた差異について説明する。前記実施例1の試作機P1に対する打撃加振実験において、図10に示される鉛直方向の結果では、打撃直後で振幅に差違が見られるが、これは参照値用のセンサと試作機P1の測定点の差が原因と考えられる。一方、図11に示されるN-S方向の結果では、参照値が減衰して振幅が小さくなっても、試作機P1では微小振動が継続している。そこで、この微小振動の原因調査を行った。
N-S方向の打撃加振実験における発生振動数を調べた結果、図12に示すN-S方向の周波数応答結果のように、試作機P1の速度波形には31Hzと33Hzの成分が含まれていた。
フレーム20に吊支されている振り子28(ユニバーサルジョイント21、シャフト22、可動要素24、バネ振子式検出部3、錘27)におけるシャフト22の上端部、可動要素24、シャフト22の中央部、バネ振子式検出部3、錘27を個別に水平方向に打撃する打撃試験を行ったところ、打撃加振実験と同様に31Hzと33Hzの成分でピークが見られた。
また、測定した結果から求めた31Hzにおける振り子28のモードと、33Hzにおける振り子28のモードを比較した結果、バネ振子式検出部3に対する打撃点において位相が変化していることが判明した。これは、バネ振子式検出部3が共振して同位相と逆位相のモードが出ていると考えられる。
ここで、前記実施例1にて説明したように、バネ振子式検出部3はその錘である振動子31を支えるダイヤフラムバネ34がリニアガイドの役割も担っている。しかし、本来想定されていない横方向の振動が加わることで共振している可能性があることが判明した。前記実施例1におけるスイープ加振実験結果で34Hz付近から誤差が大きくなったことも踏まえると、打撃により自由振動が励起され、バネ振子式検出部3の固有振動数である31~33Hz付近で共振することで、円錐振子式検出部2にも影響が出たと考えられる。
これらの結果を踏まえ、発明者らは水平方向の振動対策として減衰機構に着眼し検討を行ったところ、後述するように良好な結果が得られた。
図13に示されるように、本実施例2の三方向成分速度検出機構101には、フレーム20に吊支されているユニバーサルジョイント21、シャフト22、可動要素24、バネ振子式検出部3および錘27から構成されている振り子28の振動を抑えるための磁気減衰機構4が設けられている。磁気減衰機構4は、磁石体40と、錘27から構成されている。
磁石体40は、3つのアルミ製の溝形鋼に3つずつ磁石をはめ込んで構成されている。また、磁石体40を構成する9つの磁石はハルバッハ配列されている。
磁石体40は、その上面視中心がシャフト22の軸心に位置合わせされた水平位置、かつ真鍮製の円盤である錘27に非接触状態を保ちながらもその下面27aにできるだけ近接された高さ位置にて、エポキシ系接着剤を用いて床パネル20cに固定されている。なお、磁石体40を床パネル20cに固定する固定方法については溶着であってもよく、ねじ止めであってもよく、磁着であってもよく適宜変更されてもよい。
次に、三方向成分速度検出機構1の性能評価実験について説明する。今回の性能評価実験では、自由振動実験と、打撃加振実験を行った。
[自由振動実験]
自由振動実験を行い、前記実施例1の試作機P1の減衰比と、本実施例2の三方向成分速度検出機構101(以降、試作機P2(Prototype2)ともいう)の減衰比を調べた。減衰機構のない試作機P1の減衰比は0.08、磁気減衰を追加した試作機P2の減衰比は0.4となった。このことから、磁気減衰機構4により振り子28の振動が減衰されていることが確認できた。
[打撃加振実験]
前記実施例1の打撃加振実験と同様に、本実施例2の試作機P2に対して打撃加振実験を行った。図14がN-S方向の時刻歴応答結果であり、図15がN-S方向の周波数応答結果である。図11と図14を比較すると、本実施例2の試作機P2は、前記実施例1の試作機P1において参照値が減衰してもなお継続していた微小振動が軽減していることが確認できた。
また、図12と図15を比較すると、本実施例2の試作機P2の速度波形では前記実施例1の試作機P1の速度波形のような31Hzと33Hzの成分が含まれておらず、ほぼ参照値と同等の結果が得られた。
以上により、本実施例2の三方向成分速度検出機構101は、磁気減衰機構4による磁気減衰によりバネ振子式検出部3の共振を抑制して、円錐振子式検出部2に対する影響を低減できることが確認できた。
また、磁気減衰機構4は、非接触式の構造であることから、円錐振子式検出部2やバネ振子式検出部3への影響が少ない。
また、本実施例の磁気減衰機構4は、円錐振子式検出部2の錘27を利用して構成されていることから、別途導体を設ける構成と比較して、構成をコンパクトにすることができる。
また、磁気減衰機構4は円錐振子式検出部2を利用しており、言い換えるとバネ振子式検出部3に空間を設けそこに減衰機構を配置するような構成ではないことから、バネ振子式検出部3をコンパクトに構成できる。
また、錘27は、円錐振子式検出部2の回転中心2Rから離れた位置に配置されており、振れたときの振れ量が大きいことから、減衰を確実に得ることができる。
さらに、錘27は、バネ振子式検出部3と磁石体40の間に配置され、磁石体40からバネ振子式検出部3までの距離が長いことから、磁石体40の磁力がバネ振子式検出部3に影響することが防止されている。同様に、固定要素23や可動要素24にも磁石体40の磁力が影響することが防止されていることは言うまでもない。
また、磁気減衰機構4は、振り子28自体の振動を抑えるため、例えばシャフト22で発生する共振についても軽減できると考えられる。このことから、磁気減衰機構4は、本実施例2の三方向成分速度検出機構101における各系の共振を抑制することができるため、円錐振子式検出部2やバネ振子式検出部3による速度の検出精度を向上させることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内における追加や変更があっても、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1,2では、三方向成分速度検出機構1は、周知の姿勢制御装置(図示略)と共に耐圧容器に封入された後、ボアホールに埋設されている構成として説明したが、これに限られず、例えば耐圧容器を保持体とし、保持体とユニバーサルジョイントとの間に姿勢制御装置を配置するような構成としてもよく、その構成は適宜変更されてもよい。
また、前記実施例1,2では、シャフト22を旋回可能にフレーム20に連結する連結部材は、ユニバーサルジョイント21である構成として説明したが、これに限られず、バネ、ゴム等の弾性部材であってもよく、適宜変更されてもよい。
また、前記実施例1,2では、吊支部材は、一本のシャフト22である構成として説明したが、これに限られず、複数の部材から構成されていてもよい。
また、前記実施例1,2では、シャフト22にダイヤフラムバネ34を介して吊支されている振動子31の中央に固定子30が配置されている構成として説明したが、これに限られず、例えば上方側のシャフトと、下方側のシャフトを、有底円筒状の固定子によって接続し、その中央にバネ部材を介して振動子が吊支されている構成としてもよい。
また、前記実施例1,2では、支持体は、4側面開放された直方体状のフレーム20である構成として説明したが、これに限られず、耐圧容器であってもよく、円筒状,多角形柱状等の外観であってもよく、その構成は適宜変更されてもよい。
また、前記実施例1,2では、水平側センシング部材は、コイル25と磁石体26である構成として説明したが、所定間隔離間して配置された一対の電極であり、離間寸法に応じて一方側の電極から他方側の電極に通電される電流が変化することを利用して速度を検出する構成であってもよく、速度を検出可能な構成であれば適宜変更されてもよい。これは鉛直側センシング部材についても同様である。
また、前記実施例1,2において、ダイヤフラムバネ34は、バネ長に対して非線形なバネ特性となっているとして説明したが、これに限られず、バネ長に対して線形なバネ特性であってもよい。
1 三方向成分速度検出機構
2 円錐振子式検出部
2R 円錐振子式検出部の回転中心、不動点
3 バネ振子式検出部
20 フレーム(支持体)
22 シャフト(吊支部材)
23 固定要素
24 可動要素
25 コイル(水平側センシング部材の一方)
26 磁石体(水平側センシング部材の他方)
27 錘(導体)
30 固定子
31 振動子
31G 重心
32 磁石(鉛直側センシング部材の一方)
33b コイル(鉛直側センシング部材の他方)
34 ダイヤフラムバネ(弾性部材,バネ部材)
4 磁気減衰機構
40 磁石体
C1 導線
C2 導線
C3 導線

Claims (7)

  1. 支持体に吊支されている吊支部材と、前記支持体に固定されている固定要素と、前記吊支部材に固定されている可動要素と、前記固定要素および前記可動要素に取り付けられた一対の水平側センシング部材と、を有し、水平方向の速度を検出する円錐振子式の検出部と、
    前記吊支部材に取り付けられた固定子と、前記吊支部材にバネ部材を介して支持されており前記固定子に対して鉛直方向に相対移動する振動子と、前記固定子および前記振動子に取り付けられた一対の鉛直側センシング部材と、を有し、鉛直方向成分の速度を検出するバネ振子式の検出部と、を備えることを特徴とする三方向成分速度検出機構。
  2. 前記可動要素は、前記固定子よりも上方に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の三方向成分速度検出機構。
  3. 前記バネ部材は、ダイヤフラムバネであることを特徴とする請求項1に記載の三方向成分速度検出機構。
  4. 前記円錐振子式の検出部の回転中心が、前記振動子の重心とほぼ一致していることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の三方向成分速度検出機構。
  5. 前記吊支部材は、一本のシャフトであることを特徴とする請求項1に記載の三方向成分速度検出機構。
  6. 前記吊支部材の下端には、錘が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の三方向成分速度検出機構。
  7. 前記錘は導体であって、前記錘の下方に前記円錐振子式の検出部の振動を減衰する磁石が配されていることを特徴とする請求項6に記載の三方向成分速度検出機構。
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