JP2023128696A - 画線器用粉体 - Google Patents

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照剛 原
Terutake Hara
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【目的】 画線器で引かれたマーキングラインを容易に視認することを可能とする画線器用粉体を提供する。【解決手段】 一実施例においては、画線器で使用される粉体であって、該粉体には、チタン粉体と、可視光を反射可能な一種類または複数種類の反射性粉体とが含有されていることを特徴とする画線器用粉体を提供する。他の実施例においては、画線器で使用される粉体であって、該粉体には、炭酸カルシウム粉体と、可視光を反射可能な一種類または複数種類の反射性粉体とが含有されていることを特徴とする画線器用粉体を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、マーキングラインを引くために画線器(線引具)に入れられる粉に関し、詳しくは、引かれたマーキングラインを容易に視認することが可能な画線器用粉体に関する。
画線器は、ケース22内にマーキングラインを引くための糸24と、マーキングラインとなる粉26が収納されていて、糸24がケース22の外に引き出されるときに該糸24に粉26が付着して引き出されるように構成されている(図3(a)を参照)。
そして、路面28などにマーキングラインを引くときは、ケース22から糸24を引き出し、マーキングの範囲に糸24の先端30及び後端32を合わせて、先端30及び後端32のところの糸24を路面28に押し付ける。次に糸24の概ね中間点のところの糸24を上に引き上げその糸24を離す。そうすると、上に引き上げられていた糸24の先端30と後端32との間の糸24が路面28の方向に移動(矢印方向)して路面28に衝突し、糸24の表面に付着している粉26が路面28に転写される(図3(b)を参照)。
この後、マーキングラインを目印として所望の作業(一例として、道路舗装面へのライン塗装や路面カット)が実施されるが、該作業がすぐさま実施されるとは限らず、作業の日程に応じて数日後に実施されることがある。そして、作業が実施されるまでに雨や風など天候不良が生じると、作業の目印となっているマーキングラインが薄れてしまうことが多々あった。
また、マーキングラインを目印として行われる作業は夜間に実施されることも多々あって、この夜間の作業では、作業場所が照明器具によって照らし出されているとはいえマーキングラインが見え難く、このために作業が思う様に進まないこともあった。
更に画線器は、構築物や建造物に対する塗装やカットなどの作業を実施する際の目印となるマーキングラインを引くときにも使用される。この場合、マーキングラインは外壁の色と同系色の粉で引かれていて、無理にマーキングラインが目立たないようにしている。その理由は、塗装後に行われるマーキングラインを消すための清掃に掛かる時間を短縮するためである。
しかし、塗装の目印となるマーキングラインが外壁の色と概ね同じ色で引かれているので、明るい昼間であってもマーキングラインの位置が見え難く、作業性が非常に悪かった。
実用新案登録第3195048号公報
本発明は、引かれたマーキングラインを容易に視認することを可能とする画線器用粉体を提供することを目的とする。
本発明の画線器用粉体の一実施例においては、画線器用粉体に、チタン粉体と、可視光を反射可能な一種類または複数種類の反射性粉体(チタン粉体を除く)とが含有されていることを特徴とする。なお、画線器用粉体の全重量に対するチタン粉体の重量%は、画線器が使用される用途(マーキングする場所や環境)に応じて選定される。一例として後述する実施例に示されるように、チタン粉体を多く必要とする用途においては、画線器用粉体の構成物としてチタン粉体が最も大きな重量%で配合されて主原料となる。
そして、チタン粉体と共に含有される反射性粉体の混合割合については、大型の画線器や、小型の画線器、そして、マーキングラインの太さや、反射した可視光をどの程度認識させるかなどの選定に応じて変化される。
他の実施例においては、画線器用粉体に、炭酸カルシウム粉体と、可視光を反射可能な一種類または複数種類の反射性粉体(炭酸カルシウム粉体を除く)とが含有されていることを特徴とする。なお、画線器用粉体の全重量に対する炭酸カルシウム粉体の重量%は、画線器が使用される用途(マーキングの場所や環境)に応じて選定される。一例として後述する実施例に示されるように、炭酸カルシウム粉体を多く必要とする用途においては、画線器用粉体の構成物として炭酸カルシウム粉体が最も大きな重量%で配合されて主原料となる。
そして、炭酸カルシウム粉体と共に含有される反射性粉体の混合割合については、大型の画線器や、小型の画線器、そして、マーキングラインの太さや、反射した可視光をどの程度認識させるかなどの選定に応じて変化される。
本発明の一実施例において、反射性粉体は可視光線領域での屈折率が1.45以上の物質からなる。望ましくは、反射性粉体は屈折率が1.50以上の物質からなる。さらに望ましくは、反射性粉体は屈折率が1.55以上の物質からなる。一般的に、屈折率の高い物質ほど反射光の量が多くなり、屈折率が1.45以上であると、反射光が多くの人の目に輝いて見える。
一実施例においては、反射性粉体が、ビーズ状の(均質な)粉体であることを特徴とする。
ビーズについては、直径20~100μm程の微小な玉のビーズを使用すればよいが、ビーズの直径はこれに限定されるものではなく、粉体を付着させる糸の種類に合わせて最適な径を選定して使用すればよい。
また、ビーズの原料も特に限定するものではなく、ビーズ状に形成されたときに可視光の反射が視認可能となる原料を用いればよい。原料の一例としては、合成樹脂などがある。
一実施例においては、ビーズ状の粉体が、再帰性を有しているガラスビーズであることを特徴とする。
再帰性とは、ビーズにどの方向から可視光が入射しても、可視光が入ってきた同じ軌道に反射することである。再帰性を得るにはガラスビーズを球体に形成、または、多面体(主に正4面体、プリズム)に形成する。ガラスビーズについても、再帰性を有するものであれば透明のビーズ以外に、半透明のビーズでもよい。
また、光の再帰性を備えることが可能なものであれは、ガラス以外の原料で形成されたビーズでも使用可能である。
そして、ビーズ以外の反射性粉体として、可視光が当たるとキラキラ輝くアベンチュリン効果を奏し得る雲母や雲母を含む原料もある。また、雲母の他にもアベンチュリン効果を奏するものとしては砂金石/砂金水晶/砂金石英がある。
更に反射性粉体としてはパール剤/ラメ剤もある。パール剤/ラメ剤は、10~100μmの大きさのものを使用するのがよいが、粉体を付着させる糸の種類に合わせて最適な大きさを選定して使用すればよい。
パール剤については、雲母に酸化チタンを被覆した雲母チタンも使用される。また、酸化チタンの代わりに、シリカ/金/銀なども使用されることもある。さらにパール剤には、雲母チタンに更に酸化鉄を被覆しているものもある。また、基板となる雲母の代わりに合成雲母/ガラスフレーク/アルミナフレーク/シリカフレークなどを使用したものもある。
ラメ剤は、極薄いアクリル系のポリメチルメタクリレートとポリエチレンテレフタレートが多数積層されている樹脂フィルムをベースにしてもよい。またラメ剤には、ポリエチレンテレフタレートにアルミニウムを蒸着して両側に樹脂を被覆したものもある。
そして、可視光が当たるとキラキラ輝く水晶/金/銀/シリカ/金緑石/貝殻/蛍石なども反射性粉体として使用することが可能である。
また、反射性粉体は、上述に示したような反射性粉体を一種類だけ用いて構成してもよいが、複数種類を混合して、反射性粉体に反射する可視光の色が増すように構成してもよい。
本発明に係る画線器用粉体が使用された様子の一実施例を示す図。 画線器用粉体が使用された様子の別の一実施例を示す図。 (a)画線器の一例を示す斜視図。(b)画線器の使用方法を説明する図。
本発明の画線器用粉体(後段の説明においては視認性粉体4と表記する)について添付の図面を参照しつつ説明する。
図1に示される一実施例においては、夜間に照明を灯して行われる作業で画線器用粉体(視認性粉体)4が使用されている。作業の一例としては、路面1に引かれたマーキングライン2を目印にして指定の色及び幅でラインが塗装される。図1は、視認性粉体4として、チタン粉体と、可視光を反射可能な反射性粉体とが含有された粉体を使用している一例である。本実施例のように道路上での作業の場合は、天候(風雨)の影響を受け難いように、視認性粉体4の全重量に対するチタン粉体の重量%を多くして、チタン粉体が視認性粉体4の主原料となるようにするのが望ましい。
マーキングライン2は、容易に視認することが可能な視認性粉体4が使用されて路面1に引かれているため、視認性粉体4に照明灯6の可視光8が当たると、視認性粉体4を構成するガラスビーズに備わる再帰性によって可視光8が反射して反射光10を発する。この反射光10によってマーキングライン2を容易に視認することが可能となる。
ガラスビーズによる可視光8の反射は、照明灯6から照射された可視光8がガラスビーズに当たると、その可視光8はガラスビーズ内に入り、ガラスビーズ内で反射して再びガラスビーズ内から可視光8の光源である照明灯6の方向の空間に出ていく。
ガラスビーズと共に視認性粉体4を構成するチタン粉体は、画線器用粉体に使用可能な粉体のうちで比較的重いため、強い風雨などの悪天候の際に生じ得る流失や飛散を低減し、マーキングラインの薄れを低減することができる。そして、容易にマーキングライン2を視認することができる。
図2に示される他の実施例においては、昼間の作業で画線器用粉体(視認性粉体)4が使用されている。作業の一例としては、建造物の外壁面12に引かれたマーキングライン14(一点破線の範囲)を目印にして指定の色及び幅でラインが塗装される。図2は、視認性粉体4として、炭酸カルシウム粉体と、可視光を反射可能な反射性粉体とが含有された粉体を使用している一例である。本実施例のように垂直面にマーキングする作業の場合は、視認性粉体4の重量が軽くなるように、視認性粉体4の全重量に対する炭酸カルシウム粉体の重量%を多くして、炭酸カルシウム粉体が視認性粉体4の主原料となるようにするのが望ましい。
建造物の外壁面12に引かれたマーキングライン14は、マーキングライン14が目立たないように外壁面12の色と同系色の粉で引かれているため、通常であれば、明るい昼間の作業であってもマーキングライン14の位置は見え難い。
しかし、マーキングライン14は、視認性粉体4が使用されて外壁面12に引かれているため、視認性粉体4に太陽16からの可視光18が当たると、視認性粉体4を構成するガラスビーズに備わる再帰性によって可視光18が反射して反射光20を発する。この反射光20によってマーキングライン14を容易に視認することが可能となる。
ガラスビーズによる可視光18の反射について、太陽16の可視光18がガラスビーズに当たると、その可視光18はガラスビーズ内に入り、ガラスビーズ内で反射して再びガラスビーズ内から可視光18の光源である太陽16の方向の空間に出ていく。
ガラスビーズと共に視認性粉体4を構成する炭酸カルシウム粉体は、画線器用粉体に使用可能な粉体のうちで比較的軽いため、建造物の外壁面12にも使用することができる。そして、容易にマーキングライン14を視認することができる。
1…路面
2…マーキングライン
4…視認性粉体(画線器用粉体)
6…照明灯
8…可視光
10…反射光
12…外壁面
14…マーキングライン
16…太陽
18…可視光
20…反射光
21…画線器(線引具)
22…ケース
24…糸
26…粉
28…路面
30…先端
32…後端

Claims (4)

  1. 画線器で使用される粉体であって、該粉体には、チタン粉体と、可視光を反射可能な一種類または複数種類の反射性粉体とが含有されていることを特徴とする画線器用粉体。
  2. 画線器で使用される粉体であって、該粉体には、炭酸カルシウム粉体と、可視光を反射可能な一種類または複数種類の反射性粉体とが含有されていることを特徴とする画線器用粉体。
  3. 上記反射性粉体が、ビーズ状の粉体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画線器用粉体。
  4. 上記ビーズ状の粉体が、再帰性を有しているガラスビーズであることを特徴とする請求項3に記載の画線器用粉体。
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