JP2023128325A - 分散型電源システム - Google Patents

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康祐 野村
Yasuhiro Nomura
亮輔 笠嶋
Ryosuke Kasajima
健二 小林
Kenji Kobayashi
雅夫 馬渕
Masao Mabuchi
惇朗 湊
Atsuo Minato
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Omron Corp
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Abstract

【課題】自立運転時に三相負荷に給電可能な分散型電源システムで複数台の蓄電池の電池容量を有効に活用する。【解決手段】第1蓄電池の電力及び第2蓄電池の電力をそれぞれ単相交流電力に変換する第1蓄電池電力変換装置及び第2蓄電池電力変換装置と、単相交流電力を出力する補助電力供給装置と、を備え、自立運転時に三相交流電力を供給可能な分散型電源システムであって、三相電力を供給する第1電力線及び第2電力線は第1蓄電池電力変換装置に接続され、第2電力線及び第3電力線は、第1蓄電池電力変換装置とは異なる位相の交流電圧を出力する第2蓄電池電力変換装置に接続され、該第1電力線及び該第3電力線は補助電力供給装置に接続され、補助電力供給装置は、第1蓄電池電力変換装置及び第2蓄電池電力変換装置の出力電力並びに第1蓄電池及び第2蓄電池の充電状態に基づいて、補助電力供給装置から出力される補助出力電流を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、商用電力系統に連系するとともに自立運転時に分散型電源から三相負荷に電力供給可能な電力変換装置を備える分散型電源システムに関する。
従来、蓄電池や太陽電池等の分散型電源を設置し、分散型電源から出力された直流電力を単相交流電力に変換するPCS(power conditioning system)を複数台並列に接続し
、商用電力系統との連系時に単相三線式で単相負荷に電力供給する分散型電源システムが提案されている。
このような分散型電源システムにおいて、自立運転時に三相負荷への電力の供給を望む需要家のために、単相交流の自立出力を有するPCSを複数台接続し、自立運転時に三相三線式の交流電力を供給する分散型電源システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許第4340668号
しかしながら、分散型電源として複数台の蓄電池を有する分散型電源システムにおいて、蓄電池の停電発生時の残容量を使い切ると、復電まで三相負荷への給電ができなくなる。また、三相負荷の力率が1未満の場合には、複数台のPCSを通じた放電電力に偏りが生じ、三相負荷の力率が所定値以下になると、一部の蓄電池は放電状態、他の蓄電池は充電状態となることもあり得る。このとき、一部の蓄電池の容量が放電不可となる領域まで減少すると、他の蓄電池の容量が余っている状態でも、三相負荷に給電できなくなる。同様に、一部の蓄電池の容量が充電不可となる領域まで増加した場合も、三相負荷への給電を停止させる必要があるため、使用できずに無駄になる電池容量が生じる。
このように、停電発生時における複数台の蓄電池の残容量の差が大きいほど、三相負荷への給電可能時間は短くなり易いという問題があった。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、複数台の蓄電池から自立運転時に三相負荷に給電可能な分散型電源システムにおいて、複数台の蓄電池の電池容量を有効に活用できる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明は、
第1蓄電池から放電される直流電力を単相の交流電力に変換して出力する第1蓄電池電力変換装置と、第2蓄電池から放電される直流電力を単相の交流電力に変換して出力する第2蓄電池電力変換装置と、単相の交流電力を出力する補助電力供給装置と、を備え、商用電力系統と連系するとともに自立運転時に三相負荷に三相交流電力を供給可能な分散型電源システムであって、
自立運転時に、前記三相負荷に接続され前記三相交流電力が供給される第1電力線、第2電力線及び第3電力線のうち、該第1電力線及び該第2電力線は前記第1蓄電池電力変換装置に接続され、該第2電力線及び該第3電力線は、該第1蓄電池電力変換装置とは異なる位相の交流電圧を出力する前記第2蓄電池電力変換装置に接続され、該第1電力線及
び該第3電力線は前記補助電力供給装置に接続され、
前記補助電力供給装置は、前記第1蓄電池電力変換装置及び前記第2蓄電池電力変換装置からそれぞれ出力される電力並びに前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池の充電状態に基づいて、該補助電力供給装置から出力される補助出力電流を制御することを特徴とする。
これによれば、三相負荷における負荷電力及び負荷力率に応じて、第1蓄電池電力変換装置と第2蓄電池電力変換装置から出力される電力、すなわち第1蓄電池と第2蓄電池から放電される電力に偏りが生じる場合があるが、三相交流電力を供給する第1電力線、第2電力線及び第3電力線に対して、V結線される第1蓄電池電力変換装置及び第2蓄電池電力変換装置に加えて、補助電力供給装置を設け、この補助電力供給装置を、第1蓄電池電力変換装置及び第2蓄電池電力変換装置が共通に接続される第2電力線ではない第1電力線及び第3電力線に接続し、補助出力電流を制御することにより、第1蓄電池電力変換装置及び第2蓄電池電力変換装置それぞれの出力電流の偏り、すなわち、第1蓄電池及び第2蓄電池の放電比率を調整することができる。第1蓄電池電力変換装置及び第2蓄電池電力変換装置からそれぞれ出力される電力並びに第1蓄電池及び第2蓄電池の充電状態に基づいて、補助出力電流の位相を制御することにより、第1蓄電池及び第2蓄電池の放電電力のアンバランスを解消し、蓄電池11a及び蓄電池11bを含む複数台の蓄電池の電気容量を有効に活用することができる。
補助電力供給装置としては、補助出力電流を制御可能であればよく、単相の交流電力の生成態様は特に限定されない。例えば、補助電力供給装置として、太陽電池、蓄電池、燃料電池等の種々の電源から出力される直流電力を単相の交流電力に変換する電力変換装置を適用することができる。
また、本発明において、
前記補助電力供給装置は、前記補助出力電流の位相を制御するようにしてもよい。
このように補助出力電流の位相を制御することにより、第1蓄電池電力変換装置及び第2蓄電池電力変換装置それぞれの出力電流の偏り、すなわち、第1蓄電池及び第2蓄電池の放電比率を調整することができる。第1蓄電池電力変換装置及び第2蓄電池電力変換装置からそれぞれ出力される電力並びに第1蓄電池及び第2蓄電池の充電状態に基づいて、補助出力電流の位相を制御することにより、第1蓄電池及び第2蓄電池の放電電力のアンバランスを解消し、蓄電池11a及び蓄電池11bを含む複数台の蓄電池の電気容量を有効に活用することができる。
また、本発明において、
前記補助電力供給装置は、前記補助出力電流の位相を制御することにより、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池の充放電電力を制御するようにしてもよい。
このように補助出力電流の位相を制御することにより、第1蓄電池電力変換装置及び第2蓄電池電力変換装置のそれぞれの出力電圧と出力電流の位相関係を変更することができる。このとき、出力電流を表すベクトルの、出力電圧を表すベクトル方向の成分が有効電力に寄与する有効成分であるから、出力電圧を表すベクトルと出力電流を表すベクトルとが同じ向きであるときには、接続された蓄電池から放電され、出力電圧を表すベクトルと出力電流を表すベクトルとが逆向きであるときには、接続された蓄電池に充電されることになるので、補助出力電流の位相を制御して、出力電圧と出力電流の位相関係を変更することにより、第1蓄電池及び第2蓄電池のそれぞれから放電される電力及び/又はそれぞれに充電される電力である充放電電力を制御することが可能となる。これによって、蓄電池11a及び蓄電池11bを含む複数台の蓄電池の電気容量を有効に活用することができる。
また、本発明において、
前記補助電力供給装置は、太陽電池によって発電された直流電力を単相の前記交流電力に変換して出力する太陽電池電力変換装置を含むようにしてもよい。
このようにすれば、蓄電池とは異なり、太陽電池によって発電された直流電力を単相の交流電力に変換して出力する太陽電池電力変換装置を補助電力供給装置として備えるので、日射量が得られる環境下で、第1蓄電池及び第2蓄電池の放電電力のアンバランスを解消し、蓄電池11a及び蓄電池11bの電気容量を有効に活用することができる。
また、本発明において、
前記補助電力供給装置は、前記第1電力線及び前記第3電力線に並列に接続される複数の前記太陽電池電力変換装置を含むようにしてもよい。
このようにすれば、複数の太陽電池電力変換装置を補助電力供給装置として備えることにより、日射量が低下した場合でも安定した太陽電池による発電が可能となるので、このような環境下でも、蓄電池11a及び蓄電池11bの電気容量を有効に活用することができる。
また、本発明において、
前記補助電力供給装置は、前記太陽電池電力変換装置と並列に接続される、第3蓄電池から放電される直流電力を単相の交流電力に変換する第3蓄電池電力変換装置を含むようにしてもよい。
このようにすれば、第3蓄電池電力変換装置によって日射量に影響されない電力供給が可能となるので、天候や時間帯に関わらず安定して駆動可能な最大負荷容量を増加させることができる。
また、本発明において、
前記第1電力線及び前記第3電力線にそれぞれ接続される第1接続線及び第2接続線と、該第1接続線及び該第2接続線からそれぞれ分岐する第1分岐電力線及び第2分岐電力線とに単相の交流電力を出力する前記補助電力供給装置を含み、
前記第1分岐電力線と前記第2分岐電力線の間にトランスの1次側が接続され、該トランスの2次側に自立運転時に単相負荷に単相電力を供給する単相負荷電力線が接続されるようにしてもよい。
このようにすれば、三相負荷に自立運転出力を供給するとともに、単相負荷にも自立運転出力を供給することができる。
トランスを介して単相負荷に自立運転出力を供給する補助電力供給装置は、太陽電池によって発電された直流電力を単相の前記交流電力に変換して出力する太陽電池電力変換装置であってもよいし、蓄電池から放電される直流電力を単相の交流電力に変換して出力する蓄電池電力変換装置であってもよいし、他の態様で生成された単相の交流電力を生成する装置であってもよい。
本発明によれば、複数台の蓄電池から自立運転時に三相負荷に給電可能な分散型電源システムにおいて、複数台の蓄電池の電池容量を有効に活用できる技術を提供することができる。
本発明の実施例1に係る分散型電源システムの概略構成を示す図である。 本発明の前提である分散型電源システムの電源と三相負荷との関係を示す結線図である。 本発明の前提である分散型電源システムの各部の電圧及び電流の関係を示すベクトル図である。 本発明の前提である分散型電源システムの各部の電圧及び電流の関係を示すベクトル図である。 本発明の前提である分散型電源システムの各部の電圧及び電流の関係を示すベクトル図である。 本発明の実施例1に係る分散型電源システムの電源と三相負荷との関係を示す結線図である。 本発明の実施例1に係る分散型電源システムの各部の電圧及び電流の関係を示すベクトル図である。 本発明の実施例1に係る分散型電源システムの各部の電圧及び電流の関係を示すベクトル図である。 本発明の実施例2に係る分散型電源システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る分散型電源システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る分散型電源システムの概略構成を示す図である。
〔適用例〕
以下、本発明の適用例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の適用例に係る分散型電源システム1の概略構成を示す図である。
分散型電源システム1では、2つの蓄電池11a、11bにそれぞれ接続された2台の単相の第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20bと、太陽電池(PV)パネル11cに接続された単相の第1PV用パワーコンディショナ20cが備えられている。連系運転時には、商用電力系統1aから単相三線式の交流電力が電力線4a、4b、4cを通じて単相の需要家負荷(単相負荷)2、3に供給される。第1パワーコンディショナ20aの単相の第1インバータ10a、第2パワーコンディショナ20bの単相の第2インバータ10b及び第1PV用パワーコンディショナ20cの単相の第1PV用インバータ10cによる電力は、単相負荷2、3に供給される。また、商用電力系統1bから三相三線式の交流電力が三相負荷9に供給される。一方、自立運転時には、第1インバータ10a、第2インバータ10b、第1PV用インバータ10cの出力が三相負荷9と接続される。第1インバータ10aから第2インバータ10bに送信される同期信号により、第1インバータ10a、第2インバータ10bの出力電圧に、互いに120度の位相差を設けることで、三相電圧を生成し、三相三線式の電力を供給する。
自立運転時には、第1インバータ10aの出力端子101aに接続された電力線103a、第1インバータ10aの出力端子101b及び第2インバータ10bの出力端子101dに接続された電力線103b、並びに、第2インバータ10bの出力端子101cに接続された電力線103cが、三相負荷9に接続され三相電力を供給する。このとき、第1PV用インバータ10cの出力端子101e及び出力端子101fが、それぞれ電力線103c及び電力線103aに接続される。
図2は、自立運転時における、第1PV用インバータ10cを除き、第1インバータ10a及び第2インバータ10bと、三相負荷9との接続関係を模式的に示した結線図である。図3、図4、図5は、このときの第1インバータ10aの出力電圧V1及び出力電流I1、第2インバータ10bの出力電圧V2及び出力電流I2と、負荷電流Iuv、Ivw、Iwuとの関係を示したベクトル図である。図3、図4、図5は、三相負荷9のインピーダンス角θzがそれぞれ0度、60度、90度の場合を示す。三相負荷9の消費電力
(負荷電力)によって、第1インバータ10aの出力電圧V1、第2インバータ10bの出力電圧V2と、負荷電流Iuv、Ivw、Iwuとの位相関係が変化する。出力電流I1及び出力電流I2は、負荷電流Iuv、Ivw、Iwuによって変化する。図3、図4、図5において、出力電流I1及び出力電流I2を表すベクトルの、出力電圧V1及び出力電圧V2のベクトル方向の成分が有効成分である。出力電流I1及び出力電流I2を表すベクトルがそれぞれ出力電圧V1及び出力電圧V2のベクトルと同じ方向を向いているときには、接続された蓄電池から放電され、出力電流I1及び出力電流I2を表すベクトルがそれぞれ出力電圧V1及び出力電圧V2のベクトルと逆の方向を向いているときには、接続された蓄電池が充電される。図3に示す状態では、蓄電池11a及び蓄電池11bともに放電しており、図4に示す状態では、蓄電池11aが充放電0、蓄電池11bが放電しており、図5に示す状態では、蓄電池11aが充電している一方で蓄電池11bは放電している。このように、図2に示すように、V結線した第1インバータ10a及び第2インバータ10bのみによって、三相電力を生成する場合には、負荷電力によって、それぞれの蓄電池11a、11bの放電電力に偏りが生じる。
図6は、第1インバータ10a、第2インバータ10b及び第1PV用インバータ10cと、三相負荷9とを、図2に示すように接続したときの接続関係を模式的に示した結線図である。図7、図8は、このときの第1インバータ10aの出力電圧V1及び出力電流I1、第2インバータ10bの出力電圧V2及び出力電流I2、第1PV用インバータ10cの出力電圧V3及び出力電流I3と、負荷電流Iuv、Ivw、Iwuとの関係を示したベクトル図である。図7、図8は、三相負荷9のインピーダンス角θzがそれぞれ0度、60度の場合を示す。図7に示す状態では、蓄電池11a及び蓄電池11bがともに放電しており、図8に示す状態では、蓄電池11a及び蓄電池11bがともに充放電0であり、第1PV用インバータ10cによって負荷電力が供給されている。図7及び図8に示すように、第1PV用インバータ10cの出力電流I3の位相を制御することにより、蓄電池11a及び蓄電池11bの放電電力の偏りを解消し、両蓄電池の電池容量を有効に活用することができる。
〔実施例1〕
以下では、本発明の実施例1に係る分散型電源システム1について、図面を用いて、より詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る分散型電源システム1の概略構成を示す図である。
分散型電源システム1では、2つの蓄電池11a、11bにそれぞれ接続された2台の単相の第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20bと、太陽電池(PV)パネル11cに接続された単相の第1PV用パワーコンディショナ20cが備えられている。第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20bは、蓄電池11a及び11bからそれぞれ放電された直流電力を単相の交流電力に変換して出力する第1インバータ10a及び第2インバータ10bを有している。また、第1PV用パワーコンディショナ20cは、PVパネル11cによって発電された直流電力を単相の交流電力に変換して出力する第1PV用インバータ10cを有している。この例では、連系運転時には、第1インバータ10aのリレー5a及び5b、第2インバータ10bリレー5c及び5dをそれぞれ接続する。また、第1PV用インバータ10cのリレー13a及び13bを接続するとともに、リレーSW14a、14b、14cをそれぞれ電力線102e、102f、102g側、すなわち単相負荷2、3側に接続する。これにより、第1インバータ10a、第2インバータ10b及び第1PV用インバータ10cから出力される単相交流電力は、単相負荷2、3に供給される。すなわち、連系運転時には、第1パワーコンディショナ20aと第2パワーコンディショナ20bと第1PV用パワーコンディショナ20cが並列接続されて同一の単相負荷2、3に単相電力を供給する。一方、自立運転時には、第1インバータ10a及び第2インバータ10bのリレー5a、5b、5
c、5dが切断され、リレー7a、7b、7c、7dが接続される。また、第1PV用インバータ10cのリレー13a及び13bの接続を維持しつつ、リレーSW14a、14b、14cを切り替えてそれぞれ出力線103e、103f、103g側、すなわち三相負荷9側に接続する。そして、リレーSW8a、8b、8cが第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20b、第1PV用パワーコンディショナ20c側に接続されることで、第1インバータ10a、第2インバータ10b、第1PV用インバータ10cの出力が三相負荷9と接続される。ここでは、分散型電源システム1が、本発明の分散型電源システムに対応する。また、蓄電池11a及び第1パワーコンディショナ20aが、それぞれ本発明の第1蓄電池及び第1蓄電池電力変換装置に対応する。蓄電池11b及び第2パワーコンディショナ20bが、それぞれ本発明の第2蓄電池及び第2蓄電池電力変換装置に対応する。また、PVパネル11cが本発明の太陽電池に対応し、第1PV用パワーコンディショナ20cが本発明の補助電力供給装置及び太陽電池電力変換装置に対応する。ここでは、第1PV用パワーコンディショナ20cから出力される電流(後述する出力電流I3)が、本発明の補助出力電流に対応する。
ここでは、商用電力系統1aから単相三線式の交流電力(単相電力)が電力線4a、4b、4cを通じて単相負荷2、3に供給される。すなわち、電力線4a、4b間に100V、電力線4b、4c間に100V、電力線4a、4c間に200Vの電圧が印加される。系統連系時には、第1インバータ10aの出力端子101a、101bがリレー5a、5bを介して電力線4a、4b、4cに接続される。このとき、第1インバータ10aの出力端子101a、101bに接続される電力線102a、102bがそれぞれ電力線4a、4cに接続され、出力端子101a、101bにそれぞれ接続された電力線102a、102b間に直列に接続された2つのコンデンサの中点が電力線4bに接続される。また、系統連系時には、第2インバータ10bの出力端子101c、101dがリレー5c、5dを介して電力線4a、4b、4cに接続される。そして、第2インバータ10bの出力端子101c、101dに接続される電力線102c、102dがそれぞれ電力線4a、4cに接続され、出力端子101c、101dにそれぞれ接続された電力線102c、102d間に直列に接続された2つのコンデンサの中点が電力線4bに接続される。また、系統連系時には、第1PV用インバータ10cの出力端子101e、101fがリレー13a、13b及びリレーSW14a、14b、14cを介して電力線4a、4b、4cに接続される。このとき、第1PV用インバータ10cの出力端子101e、101fに接続される電力線102e、102gがそれぞれ電力線4a、4cに接続され、出力端子101e、101fにそれぞれ接続された電力線102e、102g間に直列に接続された2つのコンデンサの中点が電力線102fによって電力線4bに接続される。このとき、電力線102e及び電力線102cは電力線102aに接続され、電力線102aを介して電力線4aに接続される。また、電力線102fは、電力線102c及び102d間に直列に接続された2つのコンデンサの中点、並びに、電力線102a及び102b間に直列に接続された2つのコンデンサの中点にそれぞれ接続される電力線を介して電力線4bに接続される。そして、電力線102g及び電力線102dは電力線102bに接続され、電力線102bを介して電力線4cに接続される。ここでは、電力線103a、電力線103b及び電力線103d、電力線103cが、それぞれ本発明の第1電力線、第2電力線、第3電力線に対応する。
また、連系運転時には、商用電力系統1bから三相三線式の交流電力が三相負荷9に供給される。
自立運転時には、第1インバータ10a及び第2インバータ10b側のリレー5a、5b、5c、5dが切断される。また、自立運転時には、第1PV用インバータ10c側のリレーSW14a、14b、14cが、単相負荷2、3側から三相負荷9側に切り替えられる。これにより、連系運転時における、電力線102a、102b、102c、102d、102e、102f、102gと電力線4a、4b、4cを介した、第1インバータ
10a、第2インバータ10b及び第1PV用インバータ10cと単相負荷2、3との接続は遮断される。
また、自立運転時には、第1インバータ10aから第2インバータ10bに送信される同期信号により、第1インバータ10aと、第2インバータ10bとから位相の異なる交流電圧を出力させる。具体的には、第1インバータ10aの出力電圧と第2インバータ10bの出力電圧に互いに120度の位相差を設けることで、三相電圧を生成し、三相三線式の電力を供給する。ここでは、第1インバータ10aの出力端子101aに接続される電力線103aはリレー7aを介して三相負荷9側のリレーSW8aに接続される。第1インバータ10aの出力端子101bに接続される電力線103bはリレー7bを介して三相負荷9側のリレーSW8bに接続される。また、このリレーSW8bに接続される電力線103bには、リレー7dを介して第2インバータ10bの出力端子101dに接続される電力線103dも接続される。そして、第2インバータ10bの出力端子101cに接続される電力線103cはリレー7cを介して三相負荷9側のリレーSW8cに接続される。このとき、第1インバータ10aの出力端子101bと第2インバータ10bの出力端子101dは同電位となり、第1インバータ10aの出力端子101aと、第1インバータ10aの出力端子101b及び第2インバータ10bの出力端子101dとの間の出力電圧と、第1インバータ10aの出力端子101b及び第2インバータ10bの出力端子101dと、第2インバータ10bの出力端子101cとの間の出力電圧とに、120度の位相差を設けることにより、電力線103a、電力線103b及び103d、電力線103cを通じて三相負荷9に三相三線式の電力を供給している。すなわち、第1パワーコンディショナ20aと第2パワーコンディショナ20bの位相の異なる出力を組み合わせた三相電力を三相負荷9に供給している。
分散型電源システム1では、第1PV用インバータ10c側のリレーSW14a、14b、14cがそれぞれ三相負荷9側に接続される。このとき、第1PV用インバータ10cの出力端子101eにリレー13a及びリレーSW14aを介して接続される電力線103eは、電力線103cに接続される。そして、第1PV用インバータ10cの出力端子101fにリレー13b及びリレーSW14cを介して接続される電力線103gは電力線103aに接続される。第1PV用インバータ10cの出力端子101e及び101f間に直列に接続された2つのコンデンサの中点は、リレーSW14bを介して電力線103fにより接地される。
上述のように、自立運転時に第1インバータ10a及び第2インバータ10bから三相負荷9に三相電力を供給する電力線103a、103b、103c、103dのうち、電力線103bと電力線103dが接続されている。そして、互いに接続された電力線103b及び電力線103dとは異なる電力線103aと電力線103cには、第1PV用インバータ10cの出力端子101fに接続された電力線103gと出力端子101eに接続された電力線103eがそれぞれ接続されている。
上述のように、第1インバータ10aの出力端子101bと第2インバータ10bの出力端子101dは同電位となり、第1インバータ10aの出力端子101aと、第1インバータ10aの出力端子101b及び第2インバータ10bの出力端子101dとの間の出力電圧と、第1インバータ10aの出力端子101b及び第2インバータ10bの出力端子101dと、第2インバータ10bの出力端子101cとの間の出力電圧とに、120度の位相差を設けられている。これに対して、第1インバータ10aの出力端子101aに接続された電力線103aと、第2インバータ10bの出力端子101cに接続された電力線103cとの間に、第1PV用インバータ10cが接続されている。
第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20b及び第1PV用パ
ワーコンディショナ20cは通信線によって通信可能に接続されている。第1PV用パワーコンディショナ20cは制御部を有し、第1インバータ10a及び第2インバータ10bの出力電力の情報を取得する出力電力取得部と、蓄電池11a及び蓄電池11bの充電状態の情報を取得する充電状態取得部を含み、制御部は、第1インバータ10a及び第2インバータ10bの出力電力及び蓄電池11a及び蓄電池11bの充電状態に基づいて、第1PV用インバータ10cの出力電流とその位相を決定する。このような制御部は、CPU(Central Processing Unit)およびメモリを含むコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を含んで構成することができる。各部の機能の一部又は全部は、ハードウェアにおいてソフトウェアを実行することにより実現されてもよいし、専用のハードウェアによって実現されてもよい。
図2に、出力電圧の位相が120度異なる第1パワーコンディショナ20aと第2パワーコンディショナ20bを組み合わせて、三相電力を生成して三相負荷9に供給する場合の結線図を示す。図2に示す結線図は、図1における第1PVインバータ10cを電力線103a及び電力線103cに接続しない状態に対応する。図2に示すように、第1パワーコンディショナ20aの出力端子101a及び101bと、第2パワーコンディショナ20bの出力端子101c及び101dはV結線されて三相交流電力を生成している。
ここでは、第1パワーコンディショナ20aの出力電圧及び出力電流をそれぞれV1及びI1、第2パワーコンディショナ20bの出力電圧及び出力電流をそれぞれV2及びI2とし、電力線103aを流れる線電流をIu、電力線103b(103d)を流れる線電流をIv、電力線103cを流れる線電流をIw、三相負荷9のインピーダンスZuvを流れる負荷電流をIuv、インピーダンスZvwを流れる負荷電流をIvw、インピーダンスZwuを流れる負荷電流をIwuとする。
このとき、節点U及び節点uにおける電流方程式として以下の式(1)が成り立つ。
Figure 2023128325000002
また、節点W及び節点wにおける電流方程式として以下の式(2)が成り立つ。
Figure 2023128325000003
図3は、第1インバータ10a、第2インバータ10b及び三相負荷9の電圧及び電流の関係を表すベクトル図である。
ここで、三相負荷9の負荷電力及び負荷力率によって、負荷電流Iuv、Ivw、Iwu並びに第1インバータ10a及び第2インバータ10bのそれぞれの出力電流I1及びI2が決まる。このとき、第1インバータ10aの出力電流I1の出力電圧V1軸方向の成分が第1インバータ10aの有効電流成分となり、第2インバータ10bの出力電流I2の出力電圧V2軸方向の成分が第2インバータ10bの有効電流成分となる。出力電流を表すベクトルが出力電圧を表すベクトルと同じ向きであるときは蓄電池から放電されることを表し、出力電流を表すベクトルが出力電圧を表すベクトルと逆の向きであるときは蓄電池に充電されることを表している。
図2に示すように、第1インバータ10aの出力電圧V1は三相負荷9のuv間の相電圧に等しく、第2インバータ10bの出力電圧V2は三相負荷9のvw間の相電圧に等し
いので、図3に示すベクトル図は、負荷力率について
Figure 2023128325000004

が成り立ち、インピーダンス角θzについて、
Figure 2023128325000005

である場合を示す。
図3に示す状態では、出力電流I1は出力電圧V1に対して30度位相が遅れ、出力電流I2は出力電圧V2に対して30度位相が進んでいるが、いずれの出力電流I1及びI2も、出力電圧V1及びV2と同じ向きであり、出力電流の有効電流成分は出力電圧と同じ向きであるから、第1インバータ10a及び第2インバータ10bともに蓄電池11a及び11bから放電されている状態であることを示す。
しかし、負荷力率によって、負荷電流Iuv、Ivw、Iwuの位相が変化するため、第1インバータ10aの出力電流I1、第2インバータ10bの出力電流I2の位相及び有効成分が変化する。
図4に、負荷力率について、
Figure 2023128325000006

が成り立ち、インピーダンス角θzについて、
Figure 2023128325000007

である場合を示す。
図4に示す状態では、出力電流I1を表すベクトルと、出力電圧V1を表すベクトルが直交するため、出力電流I1の出力電圧V1軸方向の成分である有効成分が0となる。従って、このときには第1インバータ10aに接続された蓄電池11aの充放電は0である。これに対して、出力電流I2の出力電圧V2軸方向の有効成分が存在するので、第2インバータ10bに接続された蓄電池11bは放電する。このように、負荷力率によって、第1インバータ10a及び第2インバータ10bにそれぞれ接続された蓄電池11a及び蓄電池11bの放電電力にアンバランスが生じる。
図5に、負荷力率について、
Figure 2023128325000008

が成り立ち、インピーダンス角θzについて、
Figure 2023128325000009

である場合を示す。
このとき、負荷電流Iuv、Iwu、Ivwを表すベクトルはそれぞれ、図4に示した状態から時計回りに30度、図3に示した状態から時計回りに90度回転している。この時、式(1)により出力電流I1を、式(2)により出力電流I2を求める。出力電流I2の出力電圧V2軸方向の成分は、出力電圧V2と同じ向きであるが、出力電流I1の出力電圧V1軸方向の成分は、出力電圧V1とは逆向きである。すなわち、第1インバータ10aに接続された蓄電池11aが充電され、第2インバータ10bに接続された蓄電池11bは放電されることが分かる。このように、負荷力率が1未満であると、蓄電池11aと蓄電池11bの放電電力にアンバランスが生じる。
図6は、図1に示した分散型電源システム1における第1インバータ10a、第2インバータ10b及び第1PV用インバータ10cと三相負荷9との関係を示す結線図である。ここでは、電力線103aと電力線103cとにPV用インバータ10cが接続されている。分散型電源システム1では、第1インバータ10a及び第2インバータ10bを電圧制御で運転し、第1PV用インバータ10cを電流制御で運転する。このため、図6では、第1PV用インバータ10cを電流源で示している。
図7は、図6に示した結線図に対応するベクトル図である。第1PV用インバータ10cの出力電流をI3とすると、図6における節点U及び節点uにおける電流方程式として以下の式(3)が成り立つ。
Figure 2023128325000010
また、節点W及び節点wにおける電流方程式として以下の式(4)が成り立つ。
Figure 2023128325000011
負荷電力と負荷力率によって負荷電流Iuv、Ivw、Iwuが決まり、負荷電流Iuv、Ivw、Iwuと第1PV用インバータ10cの出力電流I3から、第1インバータ10a及び第2インバータ10bの出力電流I1及びI2が導出される。このとき、第1インバータ10aの出力電流I1の出力電圧V1軸方向の成分が第1インバータ10aの有効電流成分となり、第2インバータ10bの出力電流I2の出力電圧V2軸方向の成分が第2インバータ10bの有効電流成分となる。出力電流を表すベクトルが出力電圧を表すベクトルと同じ向きであるときは蓄電池から放電されることを表し、出力電流を表すベクトルが出力電圧を表すベクトルと逆の向きであるときは蓄電池に充電されることを表している。
図7に示すベクトル図は、負荷力率について
Figure 2023128325000012

が成り立ち、インピーダンス角θzについて、
Figure 2023128325000013

である場合を示す。また、図7では、第1PVインバータ10cの力率について、
Figure 2023128325000014

が成り立ち、力率角θ3について、
Figure 2023128325000015

が成り立ち、出力電流I3と線電流Iuについて以下の関係が成り立つ場合を示す。
Figure 2023128325000016
図7に示すように、第1PVインバータ10cの出力電流I3の位相制御により、第1インバータ10a及び第2インバータ10bにそれぞれ接続された蓄電池11a及び11bの放電比率を調整することができる。また、PVパネル11cからの電力を三相負荷9に供給することにより、第1インバータ10a及び/又は第2インバータ10bにそれぞれ接続された蓄電池11a及び/又は11bの放電電力を低減することができる。例えば、負荷電流Iuv、Ivw、Iwuが小さいと、図6では、出力電圧V1を表すベクトルと同じ方向を向いている出力電流I1を表すベクトルが、出力電圧V1を表すベクトルとは逆方向を向くことがあり、このような場合には、第1インバータ10aに接続された蓄電池11aは充電されることになる。
また、図8に示すベクトル図は負荷力率、
Figure 2023128325000017

が成り立ち、インピーダンス角θzについて、
Figure 2023128325000018

である場合を示す。また、ここでも、出力電流I3と線電流Iuについて以下の関係が成り立つ場合を示す。
Figure 2023128325000019
図8に示す状態では、第1インバータ10aの出力電流I1は0であり、第1インバータ10aに接続された蓄電池11aによる充放電は0である。一方、第2インバータ10bの出力電流I2を表すベクトルは、出力電圧V2を表すベクトルと直交するため、出力電流I2の有効成分は0、すなわち無効成分のみとなるため、第2インバータ10bに接続された蓄電池11bによる充放電も0である。このときには、第1PVインバータ10
cから出力されるPVパネル11cによって発電された電力のみが三相負荷9に供給されている。同様の負荷力率で、第1PVインバータ10cが接続されない場合のベクトル図である図4と比べると、第1PVインバータ10c及び第2インバータ10bにそれぞれ接続された蓄電池11a及び蓄電池11bによる放電電力のアンバランスを解消できていることが分かる。
また、上述のように、出力電流I3の位相を制御することにより、第1パワーコンディショナ20aの出力電圧V1と出力電流I1との位相関係及び第2パワーコンディショナ20bの出力電圧V2と出力電流I2との位相関係を変更することができる。従って、分散型電源システム1において、出力電流I3の位相を制御することにより、蓄電池11a及び蓄電池11bにそれぞれから放電される電力及び/又はそれぞれに充電される電力を制御することができる。このように、蓄電池11a及び蓄電池11bの充放電電力を制御することによって、電池容量が少ない蓄電池に充電し、電池容量が多い蓄電池から放電させるような電池容量に応じた制御も可能であり、蓄電池11a及び蓄電池11bの電池容量を有効に活用することができる。
このように、分散型電源システム1では、第1PVインバータ10cの出力電流I3の位相制御により、第1インバータ10a及び第2インバータ10bにそれぞれ接続された蓄電池11a及び蓄電池11bの放電比率を調整し、放電電力のアンバランスを解消することができるので、蓄電池11a及び蓄電池11bの電気容量を有効に活用することができる。また、PVパネル11cからの電力を三相負荷9に供給することにより、第1インバータ10a及び/又は第2インバータ10bにそれぞれ接続された蓄電池11a及び/又は11bの放電電力を低減することができる。
〔実施例2〕
図9は、本発明の実施例2に係る分散型電源システム21の概略構成を示す図である。実施例1と共通する構成には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
分散型電源システム21では、第1PV用インバータ10cを有する第1PV用パワーコンディショナ20cを含め、PV用インバータを有するPV用パワーコンディショナを複数台備え、これらの複数台のPV用パワーコンディショナが並列接続されて電力線103a及び電力線103cを通じて単相の交流電力を出力する。図9では、PVパネル11dに接続された第2PV用インバータ10dを有する第2PV用パワーコンディショナ20dを例示しているが、PV用インバータを有するPV用パワーコンディショナの台数は、複数であればよく、3台以上も含め適宜の台数のPV用パワーコンディショナを備えることができる。ここでは、分散型電源システム21が、本発明の分散型電源システムに対応する。また、PVパネル11dが本発明の太陽電池に対応し、第1PV用パワーコンディショナ20c及びこれを含み第1PV用パワーコンディショナ20cに並列に接続されるPV用パワーコンディショナが、本発明の補助電力供給装置及び太陽電池電力変換装置に対応する。また、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20d等の出力電流が、本発明の補助出力電流に対応する。
ここでは、第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20bと、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dを含む複数のPV用パワーコンディショナは通信線によって通信可能に接続されている。第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dを含む複数のPV用パワーコンディショナは、第1インバータ10a及び第2インバータ10bの出力電力と蓄電池11a及び蓄電池11bの充電状態の情報を取得し、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dを含むPV用パワーコンディショナの出力電流とその位相を決定する。このように、分散型電源システム21で
は、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dを含む複数台のPVパワーコンディショナの出力電流の位相制御により、第1インバータ10a及び第2インバータ10bにそれぞれ接続された蓄電池11a及び11bの放電比率を調整し、放電電力のアンバランスを解消することができるので、蓄電池11a及び蓄電池11bの電気容量を有効に活用することができる。また、PVパネル11c及びPVパネル11d等からの電力を三相負荷9に供給することにより、日射量が低下した場合でも安定したPVパネル11c等による発電が可能となる。また、PVパネル11c及びPVパネル11d等からの電力を三相負荷9に供給することにより、第1インバータ10a及び/又は第2インバータ10bにそれぞれ接続された蓄電池11a及び/又は11bの放電電力を低減することができる。ここで、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dを含む複数台のPVパワーコンディショナの出力電流の位相は、それぞれの出力電流が同位相となるように制御してもよいし、合計出力電流の位相を制御するようにしてもよい。
また、複数台のPV用パワーコンディショナを並列接続する場合には、PV用パワーコンディショナの出力を束ねる端子台やリレー等の部品の耐量や、蓄電池11a、11bがそれぞれ接続された第1パワーコンディショナ20a、20bの定格容量によって、複数台のPV用パワーコンディショナの合計出力を制限する必要がある場合がある。このため、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dを含む複数台のPV用インバータの合計出力が所定の値を超えないように、第1PV用パワーコンディショナ20c等の各PV用パワーコンディショナの出力を制限する機能を有するようにしてもよい。
〔実施例3〕
図10は、本発明の実施例3に係る分散型電源システム31の概略構成を示す図である。実施例1及び2と共通する構成には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
分散型電源システム31では、第1インバータ10aを有する第1パワーコンディショナ20a、第2インバータ10bを有する第2パワーコンディショナ20b、第1PV用インバータ10cを有する第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用インバータ10dを有する第2PV用パワーコンディショナ20dに加え、蓄電池11eに接続された第3インバータ10eを有する第3パワーコンディショナ20eを備えている。ここでは、蓄電池11eが本発明の第3蓄電池に対応する。また、第3パワーコンディショナ20eが、本発明の補助電力供給装置及び第3蓄電池電力変換装置に対応する。また、第3パワーコンディショナ20e、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20d等の出力電流が、本発明の補助出力電流に対応する。
第3インバータ10eの出力端子101i及び101jにはリレー5e及び5fを介して、電力線102k及び102mが接続される。電力線102kは、電力線102a、102bに接続され、これらの電力線を介して、電力線4aに接続される。電力線102kは、同様に、電力線102e、102hにも接続される。また、電力線102mは、電力線102b、102dに接続され、これらの電力線を介して、電力線4cに接続される。電力線102mは、同様に、電力線102g、102jに接続される。電力線102kと電力線102mとの間に直列に接続された2つのコンデンサの中点に接続された電力線は、電力線102aと電力線102bとの間に直列に接続された2つのコンデンサの中点に接続された電力線と、電力線102cと電力線102dの間に直列に接続された2つのコンデンサの中点に接続された電力線に接続され、これらの電力線を介して電力線4bに接続される。電力線102kと電力線102mとの間に直列に接続された2つのコンデンサの中点に接続された電力線は、同様に、電力線102f、電力線102iに接続される。リレー5e及び5fは、連系運転時に接続され、自立運転時は切断される。
第3インバータ10eの出力端子101i及び101jにはリレー7e及び7fを介して、電力線103k及び103mが接続される。電力線103kは、電力線103e及び電力線103hに接続されるとともに、電力線103cに接続され、さらにリレーSW8bを介して三相負荷9に接続される。電力線103mは、電力線103g及び電力線103jに接続されるととも、電力線103aに接続され、さらにリレーSW8aを介して三相負荷9に接続される。リレー7e及び7fは、自立運転時には接続され、連系運転時には切断される。
上述のように、第3インバータ10eは、連系運転時には、単相負荷2、3に対して、第1インバータ10a、第2インバータ10b、第1PV用インバータ10c及び第2PV用インバータ10dと並列に接続される。また、自立運転時には、第3インバータ10eは、第1PV用インバータ10c及び第2PV用インバータ10dと並列に、電力線103c及び電力線103aを介して三相負荷9に接続される。
第3パワーコンディショナ20eは、第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20bと、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dと通信可能に接続されている。ここでは、V結線された第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20bは電圧制御モードで動作させ、第3パワーコンディショナ20e並びに第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dは電流制御モードで動作させる。電流制御モードで動作させる第3パワーコンディショナ20eは、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dと同様に出力電流の位相を制御する。すなわち、第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20bの出力電力と蓄電池11a及び11bの充電状態の情報を取得し、第3パワーコンディショナ20e並びに第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20d等の出力電流及びその位相と、第3パワーコンディショナ20eの放電電力(有効電力)を決める。第3パワーコンディショナ20e並びに第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20d等のそれぞれの出力電流が同位相となるように制御してもよいし、合計出力電流の位相を制御するようにしてもよい。
このように分散型電源システム31を構成すれば、雨天時や夜間等のようにPVパネル11c、11dによる発電量がない場合でも、蓄電池11a、11b及び11cにそれぞれ接続され、各相を構成する第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20b及び第3パワーコンディショナ20eから、有効電力を供給することができるので、天気や時間帯に関わらず安定して駆動可能な最大負荷容量を増加させることができる。
また、分散型電源システム31では、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dを含む複数台のPVパワーコンディショナ及び第3パワーコンディショナ20eの出力電流の位相制御により、第1インバータ10a及び第2インバータ10bにそれぞれ接続された蓄電池11a及び11bの放電比率を調整し、放電電力のアンバランスを解消することができるので、蓄電池11a及び蓄電池11bの電気容量を有効に活用することができる。
第3パワーコンディショナ20e並びに第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dの出力電流位相を決める場合には、それぞれのパワーコンディショナ20e、20c、20dからの出力電流を同一位相となるように制御してもよいし、これらのパワーコンディショナ20e、20c、20dからの合計出力電流の位相を制御するようにしてもよい。
図10に示した分散型電源システム31では、複数台のPV用パワーコンディショナを備えているが、第1PV用パワーコンディショナ20cの1台のみ備えるようにしてもよい。
〔実施例4〕
図11は、本発明の実施例4に係る分散型電源システム41の概略構成を示す図である。実施例1、2と共通する構成には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
分散型電源システム41では、一方でリレー13a及びリレーSW14aを介して第1PV用インバータ10cの出力端子101eと接続され、他方で電力線103cに接続される電力線103eから分岐した電力線104eがトランスTrの1次側に接続されている。また、一方でリレー13b及びリレーSW14cを介して第1PV用インバータ10cの出力端子101fと接続され、他方で電力線103aに接続される電力線103gから分岐した電力線104gがトランスTrの1次側に接続されている。トランスTrの2次側には、電力線105a及び電力線105cと、これらの中性点を引き出す電力線105bの三線が接続される。これにより、第1PV用インバータ10cの出力端子101e、101fから電力線103e、103g間に出力される200Vの電圧が、トランスTrにより変圧され、電力線105a、105b間と、電力線105b、105c間にそれぞれ100V、電力線105a、105c間に200Vの交流電圧が出力される。ここでは、分散型電源システム41が本発明の分散型電源システムに対応する。また、電力線103e及び電力線103gが、それぞれ本発明の第2接続線及び第1接続線に対応し、電力線104e及び電力線104gが、それぞれ本発明の第2分岐電力線及び第1分岐電力線に対応する。また、トランスTrが本発明のトランスに対応し、電力線105a、105b、105cが、本発明の単相負荷電力線に対応する。また、第1PV用パワーコンディショナ20cが本発明の補助電力供給装置に対応する。
また、分散型電源システム41では、商用電力系統1aと単相負荷2、3とを接続する電力線4a、4b、4cと、単相負荷2、3との間にリレーSW6a、6b、6cが設けられている。このリレーSW6a、6b、6cは、連系運転時には、商用電力系統1a側に接続され、自立運転時には、切り替えられてトランスTr側に接続される。すなわち、分散型電源システム41は、自立運転時には、三相負荷9と単相負荷2、3にも交流電力を供給することができる。
分散型電源システム41においても、第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20b、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dは通信線によって通信可能に接続されており、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dは、第1インバータ10a及び第2インバータ10bの出力電力と蓄電池11a及び蓄電池11bの充電状態の情報を取得し、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dの出力電流とその位相を決定する。
このように三相負荷9と同時に単相負荷2、3に給電する場合には、三相負荷の力率と同様に単相負荷の力率によっても、第1パワーコンディショナ20aと第2パワーコンディショナ20bとで放電電力に偏りが生じるが、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20dの出力電流の位相制御により、第1インバータ10a及び第2インバータ10bにそれぞれ接続された蓄電池11a及び11bの放電比率を調整し、放電電力のアンバランスを解消することができるので、蓄電池11a及び蓄電池11bの電気容量を有効に活用することができる。
分散型電源システム41において、実施例3に係る分散型電源システム31と同様に、第1PV用パワーコンディショナ20c及び第2PV用パワーコンディショナ20d等に並列に接続される第3パワーコンディショナ20eを設けてもよい。また、トランスTrを介して単相負荷2、3に自立運転出力を供給するパワーコンディショナは、PVパネルによって発電された直流電力を単相の交流電力に変換するパワーコンディショナに限らず、蓄電池から放電された直流電力を単相の交流電力に変換するパワーコンディショナであってもよく、単相の交流電力の生成態様は特に限定されない。
<付記1>
第1蓄電池(11a)から放電される直流電力を単相の交流電力に変換して出力する第1蓄電池電力変換装置(20a)と、第2蓄電池(11b)から放電される直流電力を単相の交流電力に変換して出力する第2蓄電池電力変換装置(20b)と、単相の交流電力を出力する補助電力供給装置(20c,20d,20e)と、を備え、商用電力系統と連系するとともに自立運転時に三相負荷(9)に三相交流電力を供給可能な分散型電源システム(1,21,31,41)であって、
自立運転時に、前記三相負荷(9)に接続され前記三相交流電力が供給される第1電力線(103a)、第2電力線(103b,103d)及び第3電力線(103c)のうち、該第1電力線(103a)及び該第2電力線(103b,103d)は前記第1蓄電池電力変換装置(20a)に接続され、該第2電力線及(103b,103d)び該第3電力線(103c)は、該第1蓄電池電力変換装置(20a)とは異なる位相の交流電圧を出力する前記第2蓄電池電力変換装置(20b)に接続され、該第1電力線(103a)及び該第3電力線(103c)は前記補助電力供給装置(20c,20d,20e)に接続され、
前記補助電力供給装置(20c,20d,20e)は、前記第1蓄電池電力変換装置(20a)及び前記第2蓄電池電力変換装置(20b)からそれぞれ出力される電力並びに前記第1蓄電池(11a)及び前記第2蓄電池(11b)の充電状態に基づいて、該補助電力供給装置(20c,20d,20e)から出力される補助出力電流を制御することを特徴とする分散型電源システム(1)。
1、21、31、41 :分散型電源システム
1a、1b :商用電力系統
2、3 :単相負荷
9 :三相負荷
20a :第1パワーコンディショナ
20b :第2パワーコンディショナ
11a、11b :蓄電池
11c :PVパネル
103a~103d:電力線

Claims (7)

  1. 第1蓄電池から放電される直流電力を単相の交流電力に変換して出力する第1蓄電池電力変換装置と、第2蓄電池から放電される直流電力を単相の交流電力に変換して出力する第2蓄電池電力変換装置と、単相の交流電力を出力する補助電力供給装置と、を備え、商用電力系統と連系するとともに自立運転時に三相負荷に三相交流電力を供給可能な分散型電源システムであって、
    自立運転時に、前記三相負荷に接続され前記三相交流電力が供給される第1電力線、第2電力線及び第3電力線のうち、該第1電力線及び該第2電力線は前記第1蓄電池電力変換装置に接続され、該第2電力線及び該第3電力線は、該第1蓄電池電力変換装置とは異なる位相の交流電圧を出力する前記第2蓄電池電力変換装置に接続され、該第1電力線及び該第3電力線は前記補助電力供給装置に接続され、
    前記補助電力供給装置は、前記第1蓄電池電力変換装置及び前記第2蓄電池電力変換装置からそれぞれ出力される電力並びに前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池の充電状態に基づいて、該補助電力供給装置から出力される補助出力電流を制御することを特徴とする分散型電源システム。
  2. 前記補助電力供給装置は、前記補助出力電流の位相を制御することを特徴とする請求項1に記載の分散型電源システム。
  3. 前記補助電力供給装置は、前記補助出力電流の位相を制御することにより、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池の充放電電力を制御することを特徴とする請求項2に記載の分散型電源システム。
  4. 前記補助電力供給装置は、太陽電池によって発電された直流電力を単相の前記交流電力に変換して出力する太陽電池電力変換装置を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の分散型電源システム。
  5. 前記補助電力供給装置は、前記第1電力線及び前記第3電力線に並列に接続される複数の前記太陽電池電力変換装置を含むことを特徴とする請求項4に記載された分散型電源システム。
  6. 前記補助電力供給装置は、前記太陽電池電力変換装置と並列に接続される、第3蓄電池から放電される直流電力を単相の交流電力に変換する第3蓄電池電力変換装置を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の分散型電源システム。
  7. 前記第1電力線及び前記第3電力線にそれぞれ接続される第1接続線及び第2接続線と、該第1接続線及び該第2接続線からそれぞれ分岐する第1分岐電力線及び第2分岐電力線とに単相の交流電力を出力する前記補助電力供給装置を含み、
    前記第1分岐電力線と前記第2分岐電力線の間にトランスの1次側が接続され、該トランスの2次側に自立運転時に単相負荷に単相電力を供給する単相負荷電力線が接続されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の分散型電源システム。

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