JP2023023414A - 分散型電源システム - Google Patents

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雅夫 馬渕
Masao Mabuchi
惇朗 湊
Atsuo Minato
健二 小林
Kenji Kobayashi
康祐 野村
Yasuhiro Nomura
亮輔 笠嶋
Ryosuke Kasajima
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Abstract

Figure 2023023414000001
【課題】自立運転時に三相負荷及び単相負荷に電力を供給することができる分散型電源システムを提供する。
【解決手段】商用電力系統に連系するとともに自立運転可能な分散型電源を含む分散型電源システムであって、前記分散型電源から出力された電力を、三相電力に変換して三相負荷に供給する電力変換装置と、前記電力変換装置と単相負荷との間に設けられたトランスとを、を備え、前記電力変換装置から前記三相負荷に前記三相電力を供給する三相電力線のうちいずれか二相の電力を供給する三相電力線の間に前記トランスの1次側が接続され、該トランスの2次側には前記単相負荷に単相電力を供給する単相電力線が接続されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用電力系統に連系するととともに自立運転時に分散型電源から三相負荷に電力供給可能な電力変換装置を備える分散型電源システムに関する。
従来、蓄電池や太陽電池等の分散型電源を設置し、商用電力系統との連系時及び自立運転時に三相三線式で三相負荷に電力供給する分散型電源システムが提案されている。
また、自立運転時に単相負荷への電力の供給を望む需要家のために、連系運転時には三相三線式の交流電力を供給し、自立運転時には単相三線式又は単相二線式の交流電力を供給する分散型電源システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、このような分散型電源システムでは、自立運転時には、三相負荷又は単相負荷にしか電力を供給できないという問題があった。
特開2013-247775号公報
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、自立運転時に三相負荷及び単相負荷に電力を供給することができる分散型電源システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための本発明は、
商用電力系統に連系するとともに自立運転可能な分散型電源を含む分散型電源システムであって、
自立運転時に、前記分散型電源から出力された電力を、三相電力に変換して三相負荷に供給する電力変換装置と、
前記電力変換装置と単相負荷との間に設けられたトランスと、
を備え、
自立運転時に、前記電力変換装置から前記三相負荷に前記三相電力を供給する三相電力線のうちいずれか二相の電力を供給する三相電力線の間に前記トランスの1次側が接続され、該トランスの2次側には前記単相負荷に単相電力を供給する単相電力線が接続されることを特徴とする。
これによれば、自立運転時に、分散型電源から出力される電力を三相電力に変換して三相負荷に供給する電力変換装置を含む分散型電源システムにおいて、自立運転時に、三相電力線に接続されたトランスを介して、単相負荷に対しても単相電力を供給することができる。
分散型電源としては、蓄電池、太陽電池、燃料電池等の種々の電源を適用することができる。
また、本発明において、
前記電力変換装置は、
前記商用電力系統との連系運転時には、並列接続されて同一の前記単相負荷に供給される単相電力を出力する複数の電力変換装置を含み、
自立運転時には、前記単相負荷との接続を遮断するとともに、前記複数の電力変換装置の位相の異なる出力を組み合わせた前記三相電力を前記三相負荷に供給するようにしてもよい。
このようにすれば、系統連系時に、単相負荷に単相電力を出力する複数の電力変換装置を含む分散型電源システムにおいて、自立運転時に三相負荷に三相電力を供給することができる。
また、本発明において、
前記1次側に接続される前記三相電力線は、それぞれ、前記複数の電力変換装置のうちの異なる電力変換装置に接続されるようにしてもよい。
このようにすれば、自立運転時に、トランスを介して単相負荷に供給される電力が、複数の電力変換装置のうちの異なる電力変換装置から供給されるので、三相負荷に複数の電力変換装置から均等に電力を供給するだけでなく、単相負荷に対しても異なる電力変換装置から均等に電力を供給することができる。したがって、電力変換装置間で負荷がアンバランスにならない。
また、本発明において、
前記1次側に接続される前記三相電力線は、いずれも、前記複数の電力変換装置のうちのいずれか一つの前記電力変換装置に接続されるようにしてもよい。
このようにすれば、自立運転時に、分散型電源から出力される電力を三相電力に変換して三相負荷に供給する複数の電力変換装置を含む分散型電源システムにおいて、トランスの1次側に接続される二相の電力を供給する三相電力線のいずれもが、複数の電力変換装置のうちのいずれか一つの電力変換装置に接続されるので、自立運転時に、三相負荷に三相電力を供給する複数の電力変換装置のうちの一つの電力変換装置からトランスを介して、単相負荷に対しても単相電力を供給することができる。
また、本発明において、
前記分散型電源は蓄電池であって、
単相の交流電力を出力する交流電力供給装置を有し、
前記1次側に接続される前記三相電力線が接続された前記電力変換装置は、前記蓄電池を充放電可能であり、
前記1次側に接続される前記三相電力線に、前記交流電力供給装置の出力端を、前記トランスに並列に接続するようにしてもよい。
複数の電力変換装置のうち、1次側に接続される三相電力線が接続された電力変換装置から単相負荷に電力が供給されるので、トランスを介して単相負荷に電力を供給する電力変換装置に電力を出力する蓄電池は、三相負荷にのみ電力を供給する電力変換装置に電力を出力する蓄電池に比べて放電電力が大きくなり、蓄電池の容量が早く減少する。三相負荷に電力を供給する蓄電池のいずれかの容量が放電不可になるまで減少すると、他の蓄電池の容量に余裕があっても三相負荷に対して電力を供給することができなくなるので、複数の蓄電池の間での負荷のアンバランスは好ましくない。このとき、1次側に接続される三相電力線に、単相の交流電力を出力する交流電力供給装置の出力端をトランスに並列に接続し、この三相電力線が接続された電力変換装置を通じて、交流電力供給装置から蓄電池を充電することにより、放電電力が大きい分の電力を補充することができるので、負荷のアンバランスを解消することができる。
ここで、交流電力供給装置は、例えば、太陽電池、燃料電池、蓄電池等の直流電力を出力する種々の分散型電源と、直流電力を単相の交流電力に変換する電力変換装置を含んで構成することができる。
また、本発明において、
前記分散型電源は蓄電池であって、
直流電力を出力する直流電力供給装置を有し、
前記三相電力線を介して前記1次側に電力を供給する前記電力変換装置は、直流電力を交流電力に変換するインバータと、該インバータと前記蓄電池の間に設けられ該蓄電池を充放電可能な双方向コンバータと、該インバータと該双方向コンバータとを接続する直流電路とを含み、
前記直流電路に、前記直流電力供給装置の出力端を、前記インバータに並列に接続するようにしてもよい。
複数の電力変換装置のうち、1次側に接続される三相電力線が接続された電力変換装置から単相負荷に電力が供給されるので、トランスを介して単相負荷に電力を供給する電力変換装置に電力を出力する蓄電池は、三相負荷にのみ電力を供給する電力変換装置に電力を出力する蓄電池に比べて放電電力が大きくなり、蓄電池の容量が早く減少する。三相負荷に電力を供給する蓄電池のいずれかの容量が放電不可になるまで減少すると、他の蓄電池の容量に余裕があっても三相負荷に対して電力を供給することができなくなるので、複数の蓄電池の間での負荷のアンバランスは好ましくない。このとき、1次側に接続される三相電力線が接続される電力変換装置のインバータと双方向コンバータとを接続する直流電路に、直流電力を出力する直流電力供給装置の出力端を、インバータに並列に接続し、この直流電路に接続された双方向コンバータを通じて、直流電力供給装置から蓄電池を充電することにより、放電電力が大きい分の電力を補充することができるので、負荷のアンバランスを解消することができる。
ここで、直流電力供給装置は、例えば、太陽電池、燃料電池、蓄電池等の直流電力を出力する種々の分散型電源と、この分散型電源から出力される直流電圧と適宜の直流電圧に変換するコンバータを含んで構成することができる。
本発明によれば、自立運転時に三相負荷及び単相負荷に電力を供給することができる分散型電源システムを提供することができる。
本発明の実施例1に係る分散型電源システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る分散型電源システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る分散型電源システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る分散型電源システムの概略構成を示す図である。
〔適用例〕
以下、本発明の適用例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の適用例に係る分散型電源システム1の概略構成を示す図である。
分散型電源システム1では、2つの蓄電池11a、11bにそれぞれ接続された2台の単相の第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20bが備えられている。連系運転時には、商用電力系統1aから単相三線式の交流電力が電力線4a、4b、4cを通じて単相の需要家負荷(単相負荷)2、3に供給される。第1パワーコンディショナ20aの単相の第1インバータ10a及び第2パワーコンディショナ20bの単相
の第2インバータ10bによる電力は、単相負荷2、3に供給される。また、商用電力系統1bから三相三線式の交流電力が三相負荷9に供給される。一方、自立運転時には、第1インバータ10a、第2インバータ10bの出力が三相負荷9と接続される。第1インバータ10aから第2インバータ10bに送信される同期信号により、第1インバータ10a、第2インバータ10bの出力電圧に、互いに120度の位相差を設けることで、三相電圧を生成し、三相三線式の電力を供給する。
自立運転時には、これに加えて、第2インバータ10bから単相負荷2、3にも単相三線式の電力が供給される。ここでは、リレー7cとリレーSW8cとの間で、第2インバータ10bの出力端子101cに接続される電力線103cから電力線104cが分岐している。また、リレー7dとリレーSW8bとの間で、第2インバータ10bの出力端子101dに接続される電力線103dから電力線104dが分岐している。この電力線104dと電力線104cはトランスTrの1次側に接続される。トランスTrの2次側には、電力線105a及び電力線105cと、これらの中性点を引き出す電力線105bの三線が接続される。これにより、第2インバータ10bの出力端子101c、101dから電力線104c、104d間に出力される200Vの電圧が、トランスTrにより変圧され、電力線105a、105b間と、電力線105b、105c間にそれぞれ100V、電力線105a、105c間に200Vの交流電圧が出力される。
このように、自立運転時に、電力線103a、電力線103b及び103d、電力線103cを通じて三相負荷9に三相三線式の電力を供給し、同時に、電力線105a、105b、105cを通じて単相負荷2、3に単相三線式の電力を供給することができる。
〔実施例1〕
以下では、本発明の実施例1に係る分散型電源システム1について、図面を用いて、より詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る分散型電源システム1の概略構成を示す図である。
分散型電源システム1では、2つの蓄電池11a、11bにそれぞれ接続された2台の単相の第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20bが備えられている。第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20bは、それぞれ、単相の第1インバータ10a及び第2インバータ10bを有している。この例では、第1インバータ10a、第2インバータ10bの出力は、連系運転時には、リレー5a、5b及びリレー5c、5dが接続され、リレーSW6a、6b、6cが系統側に接続されることにより、第1インバータ10a、第2インバータ10bの単相電圧による電力は、単相負荷2、3に供給される。すなわち、連系運転時には、複数の電力変換装置としての第1パワーコンディショナ20aと第2パワーコンディショナ20bが並列接続されて同一の単相負荷2、3に単相電力を供給する。一方、自立運転時には、第1インバータ10a及び第2インバータ10b側のリレー5a、5b、5c、5dが切断され、リレー7a、7b、7c、7dが接続される。そして、リレーSW8a、8b、8cが第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20b側に接続されることで、第1インバータ10a、第2インバータ10bの出力が三相負荷9と接続される。さらに、リレーSW6a、6b、6cが第2インバータ10b側に接続されることで、第2インバータ10bの出力が単相負荷2、3にも供給される。ここでは、蓄電池11a、11bが、本発明の分散型電源に相当する。
ここでは、商用電力系統1aから単相三線式の交流電力(単相電力)が電力線4a、4b、4cを通じて単相負荷2、3に供給される。すなわち、電力線4a、4b間に100V、電力線4b、4c間に100V、電力線4a、4c間に200Vの電圧が印加される。電力線4a、4b、4cは、それぞれリレーSW6a、6b、6cを介して、単相負荷
2、3に接続されている。系統連系時には、第1インバータ10aの出力端子101a、101bがリレー5a、5bを介して電力線4a、4b、4cに接続される。このとき、第1インバータ10aの出力端子101a、101bに接続される電力線102a、102bがそれぞれ電力線4a、4cに接続され、出力端子101a、101bにそれぞれ接続された電力線102a、102b間に直列に接続された2つのコンデンサの中点が電力線4bに接続される。また、系統連系時には、第2インバータ10bの出力端子101c、101dがリレー5c、5dを介して電力線4a、4b、4cに接続される。そして、第2インバータ10bの出力端子101c、101dに接続される電力線102c、102dがそれぞれ電力線4a、4cに接続され、出力端子101c、101dにそれぞれ接続された電力線102c、102d間に直列に接続された2つのコンデンサに中点が電力線4bに接続される。
また、連系運転時には、商用電力系統1bから三相三線式の交流電力が三相負荷9に供給される。
自立運転時には、第1インバータ10a及び第2インバータ10b側のリレー5a、5b、5c、5dが切断され、リレーSW6a、6b、6cが系統側からトランスTr側に切り替えられる。これにより、連系運転時における、電力線102a、102b、102c、102dと電力線4a、4b、4cを介した、第1インバータ10a及び第2インバータ10bと単相負荷2、3との接続は遮断される。
また、自立運転時には、第1インバータ10aから第2インバータ10bに送信される同期信号により、第1インバータ10a、第2インバータ10bの出力電圧に、互いに120度の位相差を設けることで、三相電圧を生成し、三相三線式の電力を供給する。ここでは、第1インバータ10aの出力端子101aに接続される電力線103aはリレー7aを介して三相負荷9側のリレーSW8aに接続される。第1インバータ10aの出力端子101bに接続される電力線103bはリレー7bを介して三相負荷9側のリレーSW8bに接続される。また、このリレーSW8bに接続される電力線103bには、リレー7dを介して第2インバータ10bの出力端子101dに接続される電力線も接続される。そして、第2インバータ10bの出力端子101cに接続される電力線103cはリレー7cを介して三相負荷9側のリレーSW8cに接続される。このとき、第1インバータ10aの出力端子101bと第2インバータ10bの出力端子101dは同電位となり、第1インバータ10aの出力端子101aと、第1インバータ10aの出力端子101b及び第2インバータ10bの出力端子101dとの間の出力電圧と、第1インバータ10aの出力端子101b及び第2インバータ10bの出力端子101dと、第2インバータ10bの出力端子101cとの間の出力電圧とに、120度の位相差を設けることにより、電力線103a、電力線103b及び103d、電力線103cを通じて三相負荷9に三相三線式の電力を供給している。すなわち、第1パワーコンディショナ20aと第2パワーコンディショナ20bの位相の異なる出力を組み合わせた三相電力を三相負荷9に供給している。ここでは、電力線103a、電力線103b及び103d、電力線103cが、本発明の三相電力線に対応する。
上述のように、自立運転時には、第1インバータ10a及び第2インバータ10bから三相負荷9に三相電力が供給される。自立運転時には、これに加えて、第2インバータ10bから単相負荷2、3にも単相三線式の電力が供給される。ここでは、リレー7cとリレーSW8cとの間で、第2インバータ10bの出力端子101cに接続される電力線103cから電力線104cが分岐している。また、リレー7dとリレーSW8bとの間で、第2インバータ10bの出力端子101dに接続される電力線103dから電力線104dが分岐している。この電力線104dと電力線104cとの間にトランスTrの1次側が接続される。ここでは、本発明の三相電力線に対応する電力線103a~103dのうち、電力線103c及び電力線103dが、本発明の二相の電力を供給する三相電力線に対応し、電力線103cと電力線103dとの間に、電力線104c及び電力線104
dを介してトランスTrの1次側が接続されている。
トランスTrの2次側には、電力線105a及び電力線105cと、これらの中性点を引き出す電力線105bの三線が接続される。電力線105a、105b、105cは、単相負荷2、3側のリレーSW6a、6b、6cにそれぞれ接続される。これにより、第2インバータ10bの出力端子101c、101dから電力線104c、104d間に出力される200Vの電圧が、トランスTrにより変圧され、電力線105a、105b間と、電力線105b、105c間にそれぞれ100V、電力線105a、105c間に200Vの交流電圧が出力される。ここでは、電力線105a、105b、105cが、本発明の単相電力線に対応する。
自立運転時には、第1インバータ10aのリレー5a、5b及び第2インバータ10bの5c、5dが切断され、第1インバータ10aのリレー7a、7b及び第2インバータ10bの7c、7dが接続される。そして、リレーSW6a、6b、6c及びリレーSW8a、8b、8cが、系統側から第1インバータ10a及び第2インバータ10b側に切り替えられる。これにより、電力線103a、電力線103b及び103d、電力線103cを通じて三相負荷9に三相三線式の電力を供給し、同時に、電力線105a、105b、105cを通じて単相負荷2、3に単相三線式の電力を供給することができる。
〔実施例2〕
以下では、本発明の実施例2に係る分散型電源システム21について、図面を用いて、より詳細に説明する。
図2は、本発明の実施例2に係る分散型電源システム21の概略構成を示す図である。
実施例1と共通する構成については同様の符号を用いて詳細な説明を省略する。
実施例2に係る分散型電源システム21では、2つの蓄電池11a、11bにそれぞれ接続された2台の単相の第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20bに加えて、太陽電池(PV)パネル11cに接続された単相のPV用パワーコンディショナ20cが備えられている。PV用パワーコンディショナ20cは、PV用インバータ10cを有している。
PV用インバータ10cの出力はリレー13a及び13bによって断続される。PV用インバータ10cの出力端子101e及び101fは、リレー13aおよび13bを介して、リレーSW14a、14b及び14cに接続されている。リレー13a及び13bを介して出力端子101e及び101f間に直列に接続された2つのコンデンサの中点に、リレーSW14bが接続されている。リレーSW14a、14b及び14cは、連系運転時にはそれぞれ電力線102e、102f及び102g側に接続され、自立運転時にはそれぞれ電力線103e、103f及び103g側に接続される。そして、電力線102e、102f及び102gは、それぞれ電力線4a、4b及び4cに接続される。また、電力線103e、103f、103gは、それぞれ電力線103c、105b、103dに接続されている。
系統連系時の第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20b並びにリレーSW6a~6c及び8a~8cの動作は実施例1と同じであり、単相負荷2、3に第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20bから電力が供給される。このとき、PV用パワーコンディショナ20cからも、電力線102e、102f、102gを通じて単相負荷2、3に電力が供給される。
自立運転時には、リレーSW6a~6c及び8a~8cは系統側から第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20b側に切り替えられる。そして、第1
パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20bでは、リレー5a、5b及び5c、5dが切断され、リレー7a、7b及び7c、7dが接続される。これによって、第1インバータ10aの出力端子101aからの出力電圧と、第1インバータ10aの出力端子101b及び第2インバータ10bの出力端子101dとの間の出力電圧と、第1インバータ10aの出力端子101b及び第2インバータ10bの出力端子101dと、第2インバータ10bの出力端子101cとの間の出力電圧とに、120度の位相差を設けることにより、電力線103a、電力線103b及び103d、電力線103cを通じて三相負荷9に三相三線式の電力を供給している。
実施例2では、電力供給時には、PV用パワーコンディショナ20cのリレー13a、13bが接続される。PV用パワーコンディショナ20cに接続されるリレーSW14a、14b、14cは、系統連系時には電力線102e、102f、102g側に接続され、自立運転時には電力線103e、103f、103g側に接続される。ここでは、PVパネル11c及びPV用インバータ10cを含んで、本発明の交流電力供給装置が構成される。
単相負荷2、3に対して、蓄電池11aからは電力が供給されず、蓄電池11bからのみ電力が供給されると、蓄電池11bの方が、単相負荷2、3の消費電力分だけ放電電力が大きくなり、電池容量の減りが早くなる。一方の蓄電池の電池容量が放電不可となる領域まで減少すると、他方の蓄電池の電池容量が余った状態でも三相負荷9に電力を供給することできなくなるため、負荷のアンバランスは好ましくない。そこで、実施例2では、トランスTrに接続し、単相負荷2、3に電力を供給する第2パワーコンディショナ20bの自立運転出力にPV用インバータ10cの出力を接続することにより、自立運転時にPV用パワーコンディショナ20cから蓄電池17bに充電できるようにしている。このように、放電電力が大きい分をPVパネル11cからの充電で補充することができるので、負荷のアンバランスを解消できる。
図2に示す例では、自立運転時にPV用インバータ10cの出力端子101eに接続される電力線103eは、第2パワーコンディショナ20bの自立運転出力端子に接続された電力線103cと電力線104cとの間に接続されているが、トランスTrの2次側に接続された105cに接続されてもよい。また、自立運転時にPV用インバータ10cの出力端子101fに接続される電力線103gは、第2パワーコンディショナ20bの自立運転出力端子に接続された電力線103dと電力線104dとの間に接続されているが、トランスTrの2次側に接続された105aに接続されてもよい。
〔実施例3〕
以下では、本発明の実施例3に係る分散型電源システム31について、図面を用いて、より詳細に説明する。
図3は、本発明の実施例3に係る分散型電源システム31の概略構成を示す図である。
実施例1及び2と共通する構成については同様の符号を用いて詳細な説明を省略する。
実施例3に係る分散型電源システム31では、2つの蓄電池11a、11bにそれぞれ接続された2台の第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20bに加えて、PVパネル11cに接続された単相のPV用パワーコンディショナ20cが備えられている。ここで、第1パワーコンディショナ20aは、直流電圧を変換する第1コンバータ12aと直流電圧を交流電圧に変換する第1インバータ10aを有する。第1コンバータ12aと第1インバータ10aとの間は直流リンク120a、120bによって接続され、直流リンク120a、120b間には平滑コンデンサが接続されている。また、第2パワーコンディショナ20bは、直流電圧を変換する第2コンバータ12bと直流電圧を交流電圧に変換する第2インバータ10bを有する。第2コンバータ12bと第2イ
ンバータ10bとの間は直流リンク120c、120dによって接続され、直流リンク120c、120d間には平滑コンデンサが接続されている。さらに、PV用パワーコンディショナ20cは、PVパネル11cから出力される直流電圧を変換するPV用コンバータ12cを有する。PV用コンバータ12cの出力端子120e、120fにそれぞれ接続された電力線120g、120hは、第2パワーコンディショナ20bの直流リンク120c、120dにそれぞれ接続される。第2コンバータ12bは、双方向に直流電圧を変換し、蓄電池11bを充放電可能なコンバータであり、本発明の双方向コンバータに対応する。また、直流リンク120c、120dは、本発明の直流電路に対応する。そして、PVパネル11c及びPV用コンバータを含んで、本発明の直流電力供給装置が構成される。
分散型電源システム31では、実施例2に係る分散型電源システム21と同様に、自立運転時には、単相負荷2、3に対しては、トランスTrを介して、第2パワーコンディショナ20bからの出力のみが供給される。このため、蓄電池11bの方が、単相負荷2、3の消費電力分だけ放電電力が大きくなり、電池容量の減りが早くなる。実施例2で説明したように、一方の蓄電池の電池容量が放電不可となる領域まで減少すると、他方の蓄電池の電池容量が余った状態でも三相負荷9に電力を供給することできなくなるため、負荷のアンバランスは好ましくない。そこで、実施例3では、トランスTrに接続し、単相負荷2、3に電力を供給する第2パワーコンディショナ20bの第2インバータ10bの入力側に設けられた直流リンク120c、120dにPV用コンバータ12cの出力を接続することにより、自立運転時に、PVパネル11cに接続されたPV用コンバータ12cから出力される直流電力による蓄電池11bへの充電を可能としている。このように、放電電力が大きい分をPVパネル11cからの充電で補充することができるので、負荷のアンバランスを解消できる。
〔実施例4〕
以下では、本発明の実施例4に係る分散型電源システム41について、図面を用いて、より詳細に説明する。
図4は、本発明の実施例4に係る分散型電源システム41の概略構成を示す図である。
実施例1と共通する構成については同様の符号を用いて詳細な説明を省略する。
実施例4に係る分散型電源システム41では、実施例1と同様に、2つの蓄電池11a、11bにそれぞれ接続された2台の単相の第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20bが備えられている。第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20bは、それぞれ、単相の第1インバータ10a及び第2インバータ10bを有している。
分散型電源システム41では、系統連系時に、リレー5a、5b及びリレー5c、5dが接続され、リレーSW6a、6b、6cが系統側に接続されることにより、第1インバータ10a、第2インバータ10bの単相電圧による電力は、単相負荷2、3に供給される。一方、自立運転時には、第1インバータ10a及び第2インバータ10b側のリレー5a、5b、5c、5dが切断され、リレー7a、7b、7c、7dが接続される。そして、リレーSW8a、8b、8cが第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20b側に接続されることで、第1インバータ10a、第2インバータ10bの出力が三相負荷9と接続される。さらに、リレーSW6a、6b、6cが第1インバータ10aと第2インバータ10b側に接続されることで、第1インバータ10aと第2インバータ10bの出力が単相負荷2、3にも供給される。
分散型電源システム41では、実施例1に係る分散型電源システム1とは異なり、自立
運転時に、蓄電池11aと蓄電池11bの両方からトランスTrを介して単相負荷2、3に電力を供給する。具体的には、第1インバータ10aの出力端子101aにリレー7aを介して接続された電力線103aから分岐する電力線104aがトランスTrの1次側に接続される。また、分散型電源システム1と同様に、第2インバータ10bの出力端子101cにリレー7cを介して接続される電力線103cから分岐する電力線104cがトランスTrの1次側に接続される。このとき、第2インバータ10bの出力端子101dにリレー7dを介して接続される電力線103dは、分岐することなく電力線103bに接続され、第2インバータ10bの出力端子101dから出力される電力は、第1インバータ10aの出力端子101bから出力される電力とともに、リレーSW8bを介して三相負荷9に供給される。このように、2台の単相の第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20bの出力のうち、V結線により共通電位となっている出力端子101b及び出力端子101dとは異なる出力端子をトンランスTrに接続している。ここでは、本発明の三相電力線に対応する電力線103a~103dのうち、電力線103a及び電力線103cが、本発明の二相の電力を供給する三相電力線に対応し、電力線103aと電力線103cとの間に、電力線104a及び電力線104cを介してトランスTrの1次側が接続されている。このとき、電力線104a及び電力線104cを介してトランスTrの1次側に接続される電力線103a及び電力線103cは、それぞれ異なる第1パワーコンディショナ20a及び第2パワーコンディショナ20bに接続されている。
このように、分散型電源システム41では、自立運転時に、三相負荷9だけではなく、単相負荷2、3にも2台の単相の第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20bから均等に電力が供給されるので、2台の単相の第1パワーコンディショナ20a、第2パワーコンディショナ20b間で負荷がアンバランスにならない。
<付記1>
商用電力系統(1a、1b)に連系するとともに自立運転可能な分散型電源(11a、11b)を含む分散型電源システム(1、21、31、41)であって、
自立運転時に、前記分散型電源(11a、11b)から出力された電力を、三相電力に変換して三相負荷(9)に供給する電力変換装置(20a、20b)と、
前記電力変換装置(20a、20b)と単相負荷(2、3)との間に設けられたトランス(Tr)と、
を備え、
自立運転時に、前記電力変換装置(20a、20b)から前記三相負荷(9)に前記三相電力を供給する三相電力線(103a、103b、103c、103d)のうちいずれか二相の電力を供給する三相電力線の間に前記トランス(Tr)の1次側が接続され、該トランス(Tr)の2次側には前記単相負荷(2、3)に単相電力を供給する単相電力線(105a、105b)が接続されることを特徴とする分散型電源システム(1、21、31、41)。
1、21、31、41 :分散型電源システム
1a、1b :商用電力系統
2、3 :単相負荷
9 :三相負荷
10b :第2インバータ
11a、11b :蓄電池
11c :PVパネル
12b :第2コンバータ
12c :PV用コンバータ
103a~103d:三相電力線
105a、105b:単相電力線
20a、20b :パワーコンディショナ
Tr :トランス

Claims (6)

  1. 商用電力系統に連系するとともに自立運転可能な分散型電源を含む分散型電源システムであって、
    自立運転時に、前記分散型電源から出力された電力を、三相電力に変換して三相負荷に供給する電力変換装置と、
    前記電力変換装置と単相負荷との間に設けられたトランスと、
    を備え、
    自立運転時に、前記電力変換装置から前記三相負荷に前記三相電力を供給する三相電力線のうちいずれか二相の電力を供給する三相電力線の間に前記トランスの1次側が接続され、該トランスの2次側には前記単相負荷に単相電力を供給する単相電力線が接続されることを特徴とする分散型電源システム。
  2. 前記電力変換装置は、
    前記商用電力系統との連系運転時には、並列接続されて同一の前記単相負荷に供給される単相電力を出力する複数の電力変換装置を含み、
    自立運転時には、前記単相負荷との接続を遮断するとともに、前記複数の電力変換装置の位相の異なる出力を組み合わせた前記三相電力を前記三相負荷に供給することを特徴とする請求項1に記載の分散型電源システム。
  3. 前記1次側に接続される前記三相電力線は、それぞれ、前記複数の電力変換装置のうちの異なる電力変換装置に接続されることを特徴とする請求項2に記載の分散型電源システム。
  4. 前記1次側に接続される前記三相電力線は、いずれも、前記複数の電力変換装置のうちのいずれか一つの前記電力変換装置に接続されることを特徴とする請求項2に記載の分散型電源システム。
  5. 前記分散型電源は蓄電池であって、
    単相の交流電力を出力する交流電力供給装置を有し、
    前記1次側に接続される前記三相電力線が接続された前記電力変換装置は、前記蓄電池を充放電可能であり、
    前記1次側に接続される前記三相電力線に、前記交流電力供給装置の出力端を、前記トランスに並列に接続したことを特徴とする請求項4に記載の分散型電源システム。
  6. 前記分散型電源は蓄電池であって、
    直流電力を出力する直流電力供給装置を有し、
    前記三相電力線を介して前記1次側に電力を供給する前記電力変換装置は、直流電力を交流電力に変換するインバータと、該インバータと前記蓄電池の間に設けられ該蓄電池を充放電可能な双方向コンバータと、該インバータと該双方向コンバータとを接続する直流電路とを含み、
    前記直流電路に、前記直流電力供給装置の出力端を、前記インバータに並列に接続したことを特徴とする請求項4に記載の分散型電源システム。
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