JP2023126072A - 複合光拡散シート、バックライトユニット、液晶表示装置、及び情報機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックライトユニットの輝度均一性を向上させる。【解決手段】複合光拡散シート100は、可視光を反射する光反射層101と、光拡散層43とを含む。光反射層101の可視光に対する平均光線反射率は、50%以上90%以下である。光反射層101は、光拡散層43と同じ基材に設けられてもよいし、光拡散層43と異なる基材に設けられてもよい。【選択図】図2

Description

本開示は、複合光拡散シート、バックライトユニット、液晶表示装置、及び情報機器に関するものである。
近年、スマートフォンやタブレット端末などの各種情報機器の表示装置として、液晶表示装置(以下、液晶ディスプレイということもある。)が広く利用されている。液晶ディスプレイのバックライトとしては、光源が液晶パネルの背面に配置される直下型方式、又は、光源が液晶パネルの側面の近傍に配置されるエッジライト方式が主流となっている。
直下型バックライトを採用する場合、発光面においてLED(Light Emitting Diode)等の光源のイメージを消して面内輝度の均一性を上げるために、光拡散部材(光拡散板、光拡散シート、光拡散フィルム)が使用される(例えば特許文献1参照)。
ノートパソコンやタブレットなどの薄型ディスプレイの直下型バックライトユニットにおいては、複数枚の光拡散シートを重ねて用いることによって、輝度均一性を向上させることが試みられている。
特開2011-129277号公報
しかしながら、従来の光拡散シートでは、まだ十分な輝度均一性が得られていない。
本開示は、バックライトユニットの輝度均一性を向上させることを目的とする。
前記の目的を達成するために、本開示に係る第1の複合光拡散シートは、可視光を反射する光反射層と、前記光反射層と同じ基材に設けられた光拡散層とを含み、前記光反射層の可視光に対する平均光線反射率は、50%以上90%以下である。
本開示に係る第1の複合光拡散シートによると、可視光を反射する光反射層を含むため、光源からの光が多重反射するので、光反射層を設けない場合と比べて、輝度均一性を向上させることができる。
本開示に係る第1の複合光拡散シートにおいて、前記光拡散層は、略逆多角錐状又は略逆多角錐台形状の複数の凹部が設けられた第1面と、平坦面又はマット面である第2面とを有し、前記光反射層は、前記第2面に設けられてもよい。このようにすると、光拡散層の第2面に例えばインクの印刷によって光反射層を容易に設けることができる。
尚、本開示に係る光拡散シートにおいて、通常の形状転写技術により幾何学的に厳密な逆多角錐状又は逆多角錐台形状の凹部を形成することが難しいことを考慮して、「略逆多角錐」又は「略逆多角錐台形」との表記を用いているが、これらの表記は、真正の又は実質的に逆多角錐又は逆多角錐台形とみなせる形状を含むことは言うまでもない。
本開示に係る第2の複合光拡散シートは、可視光を反射する光反射層と、前記光反射層とは異なる基材に設けられた光拡散層とを含み、前記光反射層の可視光に対する平均光線反射率は、50%以上90%以下である。
本開示に係る第2の複合光拡散シートによると、可視光を反射する光反射層を含むため、光源からの光が多重反射するので、光反射層を設けない場合と比べて、輝度均一性を向上させることができる。
本開示に係る第1又は第2の複合光拡散シートにおいて、前記光反射層の可視光に対する平均光線反射率は、60%以上90%以下であってもよい。このようにすると、輝度均一性をさらに向上させることができる。
本開示に係る第1又は第2の複合光拡散シートにおいて、前記光拡散層が2層以上設けられてもよい。このようにすると、輝度均一性をさらに向上させることができる。
本開示に係る第1又は第2の複合光拡散シートにおいて、前記光反射層が2層以上設けられてもよい。このようにすると、輝度均一性をさらに向上させることができる。
本開示に係る第1又は第2の複合光拡散シートにおいて、前記光拡散層の厚さは、50μm以上1200μm以下であってもよい。このようにすると、光拡散層による光拡散効果を得ながら、液晶ディスプレイの薄型化を図ることができる。
尚、本開示に係る第1又は第2の複合光拡散シートにおいて、「光拡散層」は、「光拡散シート」であってもよいし、或いは、板状の「光拡散板」や膜状の「光拡散フィルム」であってよい。
本開示に係るバックライトユニットは、複数の光源から発せられた光を、当該光の輝度を増大させる輝度向上シートを介して表示画面の方に導くように、液晶表示装置に組み込まれるバックライトユニットであって、前記輝度向上シートと前記複数の光源との間に、前述の本開示に係る第1又は第2の複合光拡散シートを備える。
本開示に係るバックライトユニットによると、前述の本開示に係る第1又は第2の複合光拡散シートを備えるため、輝度均一性が向上する。
本開示に係るバックライトユニットにおいて、前記輝度向上シートと前記複数の光源との間に、前記複数の光源から発せられた光の波長を変換する色変換シートをさらに備えてもよい。このようにすると、光源として、白色光源以外の他の光源を用いる場合にも、バックライトユニットを構成することができる。
本開示に係るバックライトユニットにおいて、前記複数の光源は、前記複合光拡散シートから見て前記表示画面の反対側に設けられた反射シートの上に配置されてもよい。このようにすると、反射シートと複合光拡散シートとの間の光の多重反射によって、輝度均一性がより一層向上する。
本開示に係るバックライトユニットにおいて、前記複合光拡散シートは、複数の前記光拡散層を含み、前記光反射層は、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源に最も近い光拡散層よりも前記輝度向上シートの近くに設けられてもよい。このようにすると、光反射層による輝度均一性向上効果を十分に得ることができる。この場合、前記光拡散層が、3層以上設けられ、前記光反射層が、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源に2番目に近い光拡散層よりも前記輝度向上シートの近くに設けられると、光反射層による輝度均一性向上効果がさらに大きくなる。特に、前記光反射層が、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源から最も遠い光拡散層よりも前記輝度向上シートの近くに設けられると、光反射層による輝度均一性向上効果をより一層大きくすることができる。
本開示に係るバックライトユニットにおいて、前記複合光拡散シートは、複数の前記光拡散層を含み、前記光反射層は、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源から最も遠い光拡散層の入光面に設けられてもよい。このようにすると、光反射層による輝度均一性向上効果をより顕著に発揮させることができる。
本開示に係るバックライトユニットにおいて、前記複合光拡散シートは、前記光反射層とは異なる基材に設けられた複数の前記光拡散層を含み、前記光反射層は、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源から最も遠い光拡散層と、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源から2番目に遠い光拡散層との間に配置されてもよい。このようにすると、光反射層による輝度均一性向上効果をより顕著に発揮させることができる。
本開示に係る液晶表示装置は、前述の本開示に係るバックライトユニットと、液晶表示パネルとを備える。
本開示に係る液晶表示装置によると、前述の本開示に係るバックライトユニットを備えるため、輝度均一性が向上する。
本開示に係る情報機器は、前述の本開示に係る液晶表示装置を備える。
本開示に係る情報機器によると、前述の本開示に係る液晶表示装置を備えるため、輝度均一性が向上する。
本開示によると、バックライトユニットの輝度均一性を向上させることができる。
実施形態に係る液晶表示装置の断面図である。 実施形態に係るバックライトユニットの断面図である。 図2に示すバックライトユニットにおける光源の配置例を示す平面図である。 実施形態に係る複合光拡散シートを構成する光拡散層の斜視図である。 変形例1に係るバックライトユニットの断面図である。 変形例2に係るバックライトユニットの断面図である。 変形例3に係るバックライトユニットの断面図である。 変形例4に係るバックライトユニットの断面図である。 変形例5に係るバックライトユニットの断面図である。 実施例において光拡散層となる樹脂シートの成型に用いたロール上の正四角錐の形状を示す図である。
(実施形態)
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、本開示の範囲は、以下の実施形態に限定されず、本開示の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
<液晶表示装置>
図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置50は、液晶表示パネル5と、液晶表示パネル5の下面に貼付された第1偏光板6と、液晶表示パネル5の上面に貼付された第2偏光板7と、液晶表示パネル5の背面側に第1偏光板6を介して設けられたバックライトユニット40とを備えている。液晶表示パネル5は、互いに対向するように設けられたTFT基板1及びCF基板2と、TFT基板1とCF基板2との間に設けられた液晶層3と、TFT基板1とCF基板2との間に液晶層3を封入するために枠状に設けられたシール材(図示省略)とを備える。
液晶表示装置50の表示画面50aを正面(図1の上方)から見た形状は、原則、長方形又は正方形であるが、これに限らず、長方形の角が丸くなった形状、楕円形、円形、台形、又は、自動車のインストルメントパネルなどの任意の形状であってもよい。
液晶表示装置50においては、各画素電極に対応する各サブ画素において、液晶層3に所定の大きさの電圧を印加して液晶層3の配向状態を変える。これによって、バックライトユニット40から第1偏光板6を介して入射した光の透過率を調整し、その光を第2偏光板7を介して出射することにより、画像が表示される。
本実施形態の液晶表示装置50は、種々の情報機器(例えばカーナビゲーション等の車載装置、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、携帯型ゲーム機、コピー機、券売機、現金自動預け払い機など)に組み込まれる表示装置として用いられる。
TFT基板1は、例えば、ガラス基板上にマトリクス状に設けられた複数のTFTと、各TFTを覆うように設けられた層間絶縁膜と、層間絶縁膜上にマトリクス状に設けられ且つ複数のTFTにそれぞれ接続された複数の画素電極と、各画素電極を覆うように設けられた配向膜とを備える。CF基板2は、例えば、ガラス基板上に格子状に設けられたブラックマトリクスと、ブラックマトリクスの各格子間にそれぞれ設けられた赤色層、緑色層及び青色層を含むカラーフィルターと、ブラックマトリクス及びカラーフィルターを覆うように設けられた共通電極と、共通電極を覆うように設けられた配向膜とを備える。液晶層3は、電気光学特性を有する液晶分子を含むネマチック液晶材料等により構成される。第1偏光板6及び第2偏光板7は、例えば、一方向の偏光軸を有する偏光子層と、その偏光子層を挟持するように設けられた一対の保護層とを備える。
<バックライトユニット>
図2に示すように、本実施形態のバックライトユニット40は、反射シート41と、反射シート41上に2次元状に配置された複数の小型光源42と、複数の小型光源42の上側に設けられた複合光拡散シート100と、複合光拡散シート100の上側に設けられた色変換シート44と、色変換シート44の上側に設けられた輝度向上シート47とを備える。複合光拡散シート100の詳細については後述する。
[反射シート]
反射シート41は、例えば、白色のポリエチレンテレフタレート樹脂製のフィルム、銀蒸着フィルム等により構成される。
[光源]
小型光源42の種類は特に限定されないが、例えばLED素子やレーザー素子等であってもよく、コスト、生産性等の観点からLED素子を用いてもよい。小型光源42となるLED素子の出光角度特性を調節するために、LED素子にレンズを装着してもよい。例えば図3に示すように、数mm角のLED素子よりなる複数の小型光源42を一定の間隔をもって2次元アレイ状に反射シート41上に配置してもよい。小型光源42は、平面視した場合に長方形状を有していてもよく、その場合、一辺の長さは10μm以上(好ましくは50μm以上)20mm以下(好ましくは10mm以下、より好ましくは5mm以下)であってもよい。小型光源42の配置数も特に限定されないが、複数の小型光源42を分散配置する場合は、反射シート41上に規則的に配置することが好ましい。規則的に配置するとは、一定の法則性をもって配置することを意味し、例えば、小型光源42を等間隔で配置する場合が該当する。等間隔で小型光源42が配置される場合、隣り合う2つの小型光源42の中心間距離は、0.5mm以上(好ましくは2mm以上)20mm以下であってもよい。
本例では、小型光源42として、青色光源を用いる。青色光源は、例えばCIE1931の色度座標においてx<0.24、y<0.18の光を発してもよい。尚、小型光源42として、白色光源を用いてもよい。白色光源は、ピーク波長が青色領域のLED素子と、ピーク波長が緑色領域のLED素子と、ピーク波長が赤色領域のLED素子とから構成され、例えばCIE1931の色度座標において0.24<x<0.42、0.18<y<0.48の光を発してもよい。
[色変換シート]
色変換シート44は、例えば青色光源である小型光源42からの光を、任意の色(例えば緑色や赤色)の波長をピーク波長とする光に変換する波長変換シートである。色変換シート44は、例えば、波長450nmの青色光を、波長540nmの緑色光と波長650nmの赤色光に変換する。この場合、波長450nmの青色光を発する小型光源42を用いると、色変換シート44によって青色光が部分的に緑色光と赤色光に変換されるので、色変換シート44を透過した光は白色光になる。色変換シート44としては、例えば、QD(量子ドット)シートや蛍光シート等を用いてもよい。尚、小型光源42として、白色光源を用いる場合、色変換シート46は設けなくてもよい。また、色変換シート46は、小型光源42と後述の輝度向上シート47との間であれば、複合光拡散シート100の上側若しくは下側、或いは複合光拡散シート100を構成するシート同士の間に配置してもよい。
[輝度向上シート]
輝度向上シート47は、小型光源42に近い方から、第1プリズムシート45と第2プリズムシート46とが順次積層された構造を有する。第1プリズムシート45及び第2プリズムシート46は、例えば、横断面が二等辺三角形の複数の溝条が互いに隣り合うように形成され、隣り合う一対の溝条に挟まれたプリズムの頂角が90°程度に形成されたフィルムである。ここで、第1プリズムシート45に形成された各溝条と、第2プリズムシート46に形成された各溝条とは、互いに直交するように配置される。第1プリズムシート45及び第2プリズムシート46は、一体に形成されていてもよい。第1プリズムシート45及び第2プリズムシート46としては、例えば、PET(polyethylene terephthalate)フィルムにUV硬化型アクリル系樹脂を用いてプリズム形状をつけたものを用いてもよい。
図示は省略しているが、第2プリズムシート46の上側に偏光シートを設けてもよい。偏光シートは、バックライトユニット40から出射された光が液晶表示装置50の第1偏光板6に吸収されることを防止することによって、表示画面50aの輝度を向上させる。
尚、本例では、輝度向上シート47として、プリズムシートを用いたが、これに代えて、小型光源42から発せられた光の輝度を増大させることができる他の光学シートを用いてもよい。
<複合光拡散シート>
複合光拡散シート100は、同じ構造の光拡散層43が3層積層された構造を有し、小型光源42から最も遠い最上層の光拡散層43には、可視光を反射する光反射層101が設けられる。複合光拡散シート100を構成する光拡散層43の種類や層数は特に限定されない。例えば、複合光拡散シート100は、光拡散層43を1層のみ有してもよいし、又は光拡散層43が2層若しくは4層以上積層された構造を有してもよい。また、複合光拡散シート100は、構造の異なる複数の光拡散層43を含んでもよい。尚、複合光拡散シート100を構成する光拡散層43は、「光拡散シート」であってもよいし、或いは、板状の「光拡散板」や膜状の「光拡散フィルム」であってよい。
[光拡散層]
光拡散層43は基材層21を有する。光拡散層43の第1面(小型光源42と対向する面)43aには、複数の凹部22が設けられる。本例では、複数の凹部22は、略逆正四角錐に形成される。隣り合う凹部22同士は、稜線23によって区画される。凹部22の配列ピッチは、例えば50μm程度以上500μm程度以下である。凹部22の壁面(略逆多角錐又は略逆多角錐台形の斜面)が光拡散層43のシート面(凹部22のない仮想鏡面)となす角度は、例えば40度以上65度以下である。言い換えると、凹部22の頂角は、例えば50度以上100度以下である。光拡散層43の第2面43bは、鏡面であってもよいが、拡散性を向上させるために、マット面であってもよい。図4は、光拡散層43の第1面43aに、略逆正四角錐に形成された凹部22が5×5のマトリクス状に配置された様子を例示するが、凹部22の実際の配列数ははるかに多い。
図2に示す例では、光拡散層43の第1面(小型光源42と対向する面)43aに複数の凹部22を形成したが、これに代えて、或いは、これに加えて、光拡散層43の第2面43bに、凹部22と同様の他の凹部を複数形成してもよい。
複数の凹部22は、略逆多角錐又は略逆多角錐台形に形成されてもよい。複数の凹部22は、規則的に2次元配列されてもよい。「逆多角錐(台形)」としては、隙間なく二次元配置することが可能な三角錐(台形)、四角錐(台形)又は六角錐(台形)が好ましい。凹部22を設ける際の押出成形や射出成形などの製造工程では金型(金属ロール)が用いられるが、この金型(金属ロール)表面の切削作業の精度を考慮して、「逆多角錐(台形)」として逆四角錐(台形)を選択してもよい。
尚、通常の形状転写技術により幾何学的に厳密な逆多角錐又は逆多角錐台形の凹部を形成することが難しいことを考慮して、「略逆多角錐」又は「略逆多角錐台形」との表記を用いているが、これらの表記は、真正の又は実質的に逆多角錐又は逆多角錐台形とみなせる形状を含むことは言うまでもない。また、「略」とは、近似可能であることを意味し、例えば「略四角錐」とは、四角錐に近似可能な形状な形状をいう。また、工業生産上の加工精度に起因する不可避的な形状のばらつきの範囲内で「逆多角錐」又は「逆多角錐台形」から変形した形状も、「略逆多角錐」又は「略逆多角錐台形」に包含される。
複数の凹部22が規則的に2次元配列される場合、複数の凹部22は、光拡散層43の表面全体に隙間無く設けられていてもよいし、一定の間隔(ピッチ)で設けられていてもよい。また、光拡散効果が損なわれない程度に、一部の凹部22がランダムに配列されてもよい。
光拡散層43は、拡散剤を含まない基材層21、例えばクリアポリカーボネートからなる基材層21で構成されてもよい。基材層21に拡散剤を含有させる場合、拡散剤の材質は、特に限定されないが、無機粒子として、例えば、シリカ、酸化チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム等、有機粒子として、例えば、アクリル、アクリルニトリル、シリコーン、ポリスチレン、ポリアミド等を用いてもよい。拡散剤の粒径としては、光拡散効果の観点で、例えば、0.1μm以上(好ましくは1μm以上)10μm以下(好ましくは8μm以下)としてもよい。
光拡散層43は、略逆多角錐形状による反射及び屈折の効果と、拡散剤による光拡散効果の観点で、拡散剤を含まないことが好ましいが、基材層21を構成する材料(マトリックス)を100質量%として、拡散剤の含有量を、例えば、0.1質量%以上(好ましくは0.3質量%以上)10質量%以下(好ましくは8質量%以下)としてもよい。拡散剤の屈折率と基材層21のマトリックスの屈折率との差は、0.01以上、好ましくは0.03以上、より好ましくは0.05以上、更に好ましくは0.1以上、最も好ましくは0.15以上としてもよい。拡散剤の屈折率と基材層21のマトリックスの屈折率との差が0.01未満であると、拡散剤による拡散効果が不十分になる。
基材層21のマトリックスとなる樹脂は、光を透過させる材料であれば、特に限定されないが、例えば、アクリル、ポリスチレン、ポリカーボネート、MS(メチルメタクリレート・スチレン共重合)樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、セルロールアセテート、ポリイミド等を用いてもよい。
光拡散層43の厚さは、特に限定されないが、例えば、1200μm以下で50μm以上であってもよい。光拡散層43の厚さが1200μmを超えると、液晶ディスプレイの薄型化の達成が難しくなる。一方、光拡散層43の厚さが50μmを下回ると、輝度均一性向上効果を発揮することが難しくなる。
光拡散層43は、多層構造、例えば、第1層の基材層及び第2層の凹部形成層の二層構造を有していてもよい。この場合、基材層と凹部形成層とをそれぞれ独立したシートとして構成し、両者を積層して光拡散層43を構成してもよいし、或いは、基材層と凹部形成層とをそれぞれ別個に配置して光拡散層43を構成してもよい。凹部形成層の厚さは、凹部22の最大深さよりも大きい厚さを持つ。例えば深さ20μmの凹部が設けられる場合、凹部形成層の厚さを20μmよりも大きくする。光拡散層43は、基材層及び凹部形成層を含む3層以上の構造を有してもよい。
[光拡散層の製造方法]
以下、光拡散層43の製造方法について、光拡散層43をシート状に形成する場合を例として説明する。光拡散層43の製造方法は、特に限定されないが、例えば、押出成形法、圧縮成形法、射出成形法などを用いてもよい。光拡散層43を押出成形する場合、例えば、ライン速度を2m/分以上30m/分以下、圧縮線圧力を100kgf/cm以上500kgf/cm以下に設定してもよい。
押出成形法を用いて、凹凸形状を表面に持つ単層の光拡散シートを製造する手順は次の通りである。まず、ペレット状のプラスチック粒子(拡散剤が添加されてもよい)を単軸押し出し機に投入し、加熱しながら溶融、混錬する。その後、T-ダイスにより押し出された溶融樹脂を2本の金属ロールで挟んで冷却した後、ガイドロールを用いて搬送し、シートカッター機により枚葉平板に切り落とすか、または、連続シート状のままで巻き取り機によってロール状に巻き取った後にシートカッター機により枚葉平板に切り落とすことによって、光拡散シートを作製する。ここで、所望の凹凸形状を反転した形状を表面に持つ金属ロールを使用して溶融樹脂を挟むことにより、ロール表面の反転形状が樹脂に転写されるので、所望の凹凸形状を拡散シート表面に賦形することができる。また、樹脂に転写された形状は、必ずしもロール表面の形状が100%転写されたものとはならないので、転写度合いから逆算して、ロール表面の形状を設計してもよい。
押出成形法を用いて、凹凸形状を表面に持つ2層構造の光拡散シートを製造する場合は、例えば、2つの単軸押出機のそれぞれに、各層の形成に必要なペレット状のプラスチック粒子を投入した後、各層毎に前述と同様の手順を実施し、作製された各シートを積層すればよい。
或いは、以下のように、凹凸形状を表面に持つ2層構造の光拡散シートを作製してもよい。まず、2つの単軸押出機のそれぞれに、各層の形成に必要なペレット状のプラスチック粒子を投入し、加熱しながら溶融、混錬する。その後、各層となる溶融樹脂を1つのT-ダイスに投入し、当該T-ダイス内で積層し、当該T-ダイスにより押し出された積層溶融樹脂を2本の金属ロールで挟んで冷却する。その後、ガイドロールを用いて積層溶融樹脂を搬送し、シートカッター機により枚葉平板に切り落とすことによって、凹凸形状を表面に持つ2層構造の光拡散シートを作製してもよい。
また、UV(紫外線)を用いた賦形転写によって、以下のように光拡散シートを製造してもよい。まず、転写したい凹凸形状の反転形状を有するロールに未硬化の紫外線硬化樹脂を充填し、当該樹脂に基材を押し当てる。次に、紫外線硬化樹脂が充填されたロールと基材とが一体になっている状態で、紫外線を照射して樹脂を硬化させる。次に、樹脂によって凹凸形状が賦形転写されたシートをロールからはく離させる。最後に、再度シートに紫外線照射をして樹脂を完全硬化させ、凹凸形状を表面に持つ光拡散シートを作製する。
[光反射層]
図2に示す例では、可視光を反射する光反射層101が、小型光源42から最も遠い最上層の光拡散層43の第2面(出光面)43bに設けられる。すなわち、本例では、光反射層101は、最上層の光拡散層43と同じ基材に設けられる。光拡散層43の第2面43bは、平坦面又はマット面であってもよい。
光反射層101の可視光に対する平均光線反射率は、50%以上90%以下であり、好ましくは60%以上90%以下、より好ましくは70%以上85%以下、特に好ましくは75%以上85%以下であってもよい。平均光線反射率が90%以下であると、輝度の低下を抑制でき、平均光線反射率が50%以上であると、輝度均一性の向上を図れる。
光反射層101は、例えば、光拡散層43の第2面43bに、光反射性を有するインキ(例えば白インキ)を印刷して形成することができる。この場合、光反射層101の厚さは、例えば20μm程度であってもよい。光線反射率は、インキの種類、インキに添加する反射剤の種類や組成、インキの印刷厚さ等によって調整できる。光反射層101は、例えば金属酸化物層等の多層構造を有する無機反射層として構成することも可能である。
図2に示す本例では、最上層(3層目)の光拡散層43の第2面43bに光反射層101を設けた。しかし、これに代えて、図5に示すように、2層目の光拡散層43の第2面43bに光反射層101を設けてもよい。或いは、図示は省略しているが、最下層(1層目)の光拡散層43の第2面43bに光反射層101を設けてもよい。
また、図2に示す本例では、複合光拡散シート100において光反射層101を1層だけ設けた。しかし、これに代えて、図6に示すように、2層目及び3層目の光拡散層43の第2面43bに光反射層101を2層設けてもよい。或いは、図示は省略しているが、1層目及び3層目、又は1層目及び2層目の光拡散層43の第2面43bに光反射層101を2層設けてもよい。或いは、1~3層目の光拡散層43の第2面43bに光反射層101を3層設けてもよい。
また、図2、図5、図6に示す例では、光拡散層43において入光面となる第1面43aに凹部22を設け、出光面となる第2面43bに光反射層101を形成した。しかし、これに代えて、少なくとも1つの光拡散層43において出光面に凹部22を設け、入光面に光反射層101を設けてもよい。例えば、図7に示すように、最上層の光拡散層43において出光面となる第1面43aに凹部22を設け、入光面となる第2面43bに光反射層101を形成してもよい。
また、図2、図5~図7に示す例では、光拡散層43と同じ基材に光反射層101を設けた。しかし、これに代えて、図8に示すように、光拡散層43と異なる基材に光反射層101を設けてもよい。例えば、光反射層101を基材層102上に設けた光反射シート103を、最上層の光拡散層43と輝度向上シート47(第1プリズムシート45)との間に配置してもよい。図8に示す構成は、例えば、光拡散層43の両面に凹凸が設けられ、インキ印刷等によって光拡散層43に光反射層101を設けにくい場合等に代替構成として採用できる。尚、図8に示す例では、3層目の光拡散層43と輝度向上シート47との間に、光反射層101を有する光反射シート103を配置したが、これに代えて、図9に示すように、3層目及び2層目の光拡散層43の間に、光反射層101を有する光反射シート103を配置してもよい。或いは、2層目及び1層目の光拡散層43の間に、光反射層101を有する光反射シート103を配置してもよい。光拡散層43同士の間に光反射シート103を配置する場合、光反射シート103の上側の光拡散層43を、凹部22が設けられた第1面43aが出光面となるように配置してもよい。光反射シート103は、光拡散層43と輝度向上シート47との間や光拡散層43同士の間に、複数配置してもよい。
また、図2、図5~図9に示す例では、光拡散層43を3層設けた。しかし、これに代えて、光拡散層43を1層、2層又は4層以上設け、任意の光拡散層43に光反射層101を設けてもよいし、或いは、1層目の光拡散層43と輝度向上シート47との間の任意の位置に光反射シート103を設けてもよい。
<実施形態の効果>
以上に説明したように、本実施形態の複合光拡散シート100は、可視光を反射する光反射層101と、光拡散層43とを含み、光反射層101の可視光に対する平均光線反射率は、50%以上90%以下である。光反射層101は、光拡散層43と同じ基材に設けられてもよいし、光拡散層43と異なる基材に設けられてもよい。
本実施形態の複合光拡散シート100によると、可視光を反射する光反射層101を含むため、小型光源42からの光が多重反射するので、光反射層101を設けない場合と比べて、輝度均一性を向上させることができる。
本実施形態の複合光拡散シート100において、光拡散層43は、略逆多角錐状又は略逆多角錐台形状の複数の凹部22が設けられた第1面43aと、平坦面又はマット面である第2面43bとを有し、光反射層101は、第2面43bに設けられてもよい。このようにすると、光拡散層の第2面に例えばインクの印刷によって光反射層を容易に設けることができる。
本実施形態の複合光拡散シート100において、光反射層101の可視光に対する平均光線反射率は、60%以上90%以下であってもよい。このようにすると、輝度均一性をさらに向上させることができる。
本実施形態の複合光拡散シート100において、光拡散層43が2層以上設けられてもよい。このようにすると、輝度均一性をさらに向上させることができる。
本実施形態の複合光拡散シート100において、光反射層101が2層以上設けられてもよい。このようにすると、輝度均一性をさらに向上させることができる。
本実施形態の複合光拡散シート100において、光拡散層43の厚さは、50μm以上1200μm以下であってもよい。このようにすると、光拡散層43による光拡散効果を得ながら、液晶ディスプレイ50の薄型化を図ることができる。
本実施形態のバックライトユニット40は、複数の小型光源42から発せられた光を、当該光の輝度を増大させる輝度向上シート47を介して表示画面50aの方に導くように、液晶表示装置50に組み込まれる。本実施形態のバックライトユニット40は、輝度向上シート47と複数の小型光源42との間に、本実施形態の複合光拡散シート100を備える。
本実施形態のバックライトユニット40によると、本実施形態の複合光拡散シート100を備えるため、輝度均一性が向上する。
本実施形態のバックライトユニット40において、輝度向上シート46と小型光源42との間に、小型光源42から発せられた光の波長を変換する色変換シート44をさらに備えてもよい。このようにすると、小型光源42として、白色光源以外の他の光源を用いる場合にも、バックライトユニット40を構成することができる。
本実施形態のバックライトユニット40において、小型光源42が、複合光拡散シート100から見て表示画面50aの反対側に設けられた反射シート41の上に配置されてもよい。このようにすると、反射シート41と複合光拡散シート100との間の光の多重反射によって、輝度均一性がより一層向上する。
本実施形態のバックライトユニット40において、複合光拡散シート100は、複数の光拡散層43を含み、光反射層101は、複数の光拡散層43のうち小型光源42に最も近い光拡散層43よりも輝度向上シート47の近くに設けられてもよい。このようにすると、光反射層101による輝度均一性向上効果を十分に得ることができる。この場合、光拡散層43が3層以上設けられ、光反射層101が、複数の光拡散層43のうち小型光源42に2番目に近い光拡散層43よりも輝度向上シート47の近くに設けられると、光反射層101による輝度均一性向上効果がさらに大きくなる。特に、光反射層101が、複数の光拡散層43のうち小型光源42から最も遠い光拡散層43よりも輝度向上シート47の近くに設けられると、光反射層101による輝度均一性向上効果をより一層大きくすることができる。
本実施形態のバックライトユニット40において、複合光拡散シート100は、複数の光拡散層43を含み、光反射層101は、複数の光拡散層43のうち小型光源42から最も遠い光拡散層43の入光面に設けられてもよい。このようにすると、光反射層101による輝度均一性向上効果をより顕著に発揮させることができる。
本実施形態のバックライトユニット40において、複合光拡散シート100は、光反射層101とは異なる基材に設けられた複数の光拡散層43を含み、光反射層101は、複数の光拡散層43のうち小型光源42から最も遠い光拡散層43と、複数の光拡散層43のうち小型光源42から2番目に遠い光拡散層43との間に配置されてもよい。このようにすると、光反射層101による輝度均一性向上効果をより顕著に発揮させることができる。
本実施形態の液晶表示装置50は、本実施形態のバックライトユニット40と、液晶表示パネル5とを備える。
本実施形態の液晶表示装置50、及び液晶表示装置50を備えた情報機器によると、本実施形態のバックライトユニット40を備えるため、輝度均一性が向上する。
(実施例)
以下、実施例、参考例について、比較例と対照しながら説明する。
<平均光線反射率の測定>
後述する各実施例、参考例、比較例の光拡散層43及び光反射層101の光学物性として、可視光領域、具体的には波長範囲400nm~700nmにおける平均光線反射率を以下の様にして測定した。
測定用の試験片としては約50mm×50mmの大きさの試験片を用意した。後述の通り、光反射層101を印刷した光拡散層43、印刷無しの光拡散層43、及び、基材層102となる二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)に光反射層101を印刷した光反射シート103を用意した。
測定装置として、日本分光株式会社製のV-670を用いて、400nm~700nmの波長範囲において2nmごとに各波長での光線反射率を測定し、それらの平均値をその試験片(サンプル)の平均光線反射率とした。尚、光反射層101を印刷した光拡散層43については印刷面(第2面43b)側から入射した光の平均光線反射率を測定し、印刷無しの光拡散層43については第2面43b(逆正四角錐形状の凹部22が形成された第1面43aの反対面)側から入射した光の平均光線反射率を測定し、基材層102に光反射層101を印刷した光反射シート103については印刷面側から入射した光の平均光線反射率を測定した。
<輝度及び輝度均一性の測定>
後述する各実施例、参考例、比較例において輝度及び輝度均一性の測定は、前述のバックライトユニット40(例えば図2、図5~図9参照)と同様の構成で、図3に示すように小型光源42が配列されたLEDアレイを用いて実施した。すなわち、アレイ状に配列された小型光源(LED)42の上に、光拡散シート43、色変換シート44、輝度向上フィルム47を配置して、輝度及び輝度均一性の測定を実施した。
具体的には、逆正四角錐形状の凹部22を有する最下層(1層目)の光拡散層43を、小型光源42で構成されたLEDアレイの上に、凹部22が形成された第1面43aとLEDアレイの上面とが接触するように載置し、2層目の光拡散層43を、凹部22が形成された第1面43aを小型光源42の方に向けて1層目の光拡散層42の上に載置し、さらに、3層目の光拡散層43を、凹部22が形成された第1面43a、又は第2面43bを小型光源42の方に向けて2層目の光拡散層42の上に載置した。以上のように3層積層された光拡散層43の上に、色変換シート44を介して、輝度向上シート47(一対のプリズムシート45及び46)を、各プリズムシート45及び46の稜線が互いに直交するように重ねて配置して、輝度及び輝度均一性の測定を行った。尚、LEDアレイとしては、小型光源42となるCree社製の青色LED(品番XPGDRY-L1-0000-00501)を12.5mmピッチで配列したものを使用した。
輝度均一性の測定では、まず、図3に示すようなLEDアレイ(6個×6個)を用いて、前述のバックライトユニットのフィルム構成において最上面の輝度向上フィルム面の二次元輝度分布を測定した。その後、LEDアレイのうち縦3個×横3個分の面積内の全画素22500点(画素ピッチ0.25mm、150点×150点)の輝度について平均値及び標準偏差を算出した。
輝度均一性は、
輝度均一性=(輝度の平均値(cd/m2))÷(輝度の標準偏差(cd/m2))
の計算式に従って求めた。このようにして求められた輝度均一性の数値が高いほど、輝度が均一であることを示す。
<実施例1~17、参考例1~2、比較例1~4>
実施例1~17、参考例1~2、比較例1~4で用いた光拡散層43となる樹脂シートの製造方法は、以下の通りである。
まず、ISO1133に準拠して測定したメルトマスフローレイトが15g/10分である芳香族ポリカーボネート樹脂を押出機に投入して、溶融混錬してからT-ダイより樹脂を押し出す。その後、2本の金属ロールのうち一方のロールとして、図10の(A)、(B)((B)は(A)のX-Y線断面方向から見た形状図)に示した形状(高さ107μm、ピッチ180μmで頂角80度の正四角錐のピラミッド形状)を表面に持ったロールを使用し、他方のロールとして、ランダムなマット形状(表面粗さRa=2.5μm)を表面に持ったロールを使用し、T-ダイより押し出された溶融樹脂を当該2つのロールで挟んで形状転写しながら冷却する。これにより、ロール上の正四角錐の高さに依存した深さ87μmの凹(逆)ピラミッド形状を1つの表面(第1面43a)に持ち、残りの面(第2面43b)には表面粗さRa=0.5μmのマット面を持つ厚さ650μmの単層の基材層21で構成された光拡散層43(樹脂シート)を押出成形法によって作成した。
次に、実施例1~7、参考例1~2、比較例1~3では、UV硬化型インキ(十条ケミカル社製レイキュアー6100シリーズSL6107高濃度白、及びレイキュアー6100シリーズSL6100メジウム)を用い、平均光線反射率(%)が目標値になるように各インキの比率を調整した上で、スクリーン印刷法によって、前述の通り作成された光拡散層43のマット面(第2面43b)の全面に白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した。また、実施例8~10では、熱硬化型インキ(帝国インキ製造社製二液型インサート成形用インキXIP-HF679白、及びXIP-HF001ビクトリア)を用い、平均光線反射率(%)が目標値になるように白インキと透明インキとの比率を調整した上で、前述の通り作成された光拡散層43のマット面(第2面43b)の全面に白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した。
詳しくは、実施例1~3では、平均光線反射率が68%程度になる光反射層101を光拡散層43のマット面(第2面43b)に印刷形成した。実施例1では、1層目(最下層)の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例2では、2層目の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例3では、3層目(最上層)の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例1~3で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を平均光線反射率(白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した光拡散層43単独での平均光線反射率)と共に表1に示す。
実施例4~6では、平均光線反射率が74%程度になる光反射層101を光拡散層43のマット面(第2面43b)に印刷形成した。実施例4では、1層目(最下層)の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例5では、2層目の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例6では、3層目(最上層)の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例4~6で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を平均光線反射率(白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した光拡散層43単独での平均光線反射率)と共に表1に示す。
参考例1~2及び実施例7では、平均光線反射率が53%程度になる光反射層101を光拡散層43のマット面(第2面43b)に印刷形成した。参考例1では、1層目(最下層)の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。参考例2では、2層目の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例7では、3層目(最上層)の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。参考例1~2で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を平均光線反射率(白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した光拡散層43単独での平均光線反射率)と共に表2に示し、実施例7で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を平均光線反射率(白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した光拡散層43単独での平均光線反射率)と共に表1に示す。
実施例8~10では、平均光線反射率が82%程度になる光反射層101を光拡散層43のマット面(第2面43b)に印刷形成した。実施例8では、1層目(最下層)の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例9では、2層目の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例10では、3層目(最上層)の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例8~10で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を平均光線反射率(白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した光拡散層43単独での平均光線反射率)と共に表1に示す。
比較例1~3では、平均光線反射率が40%程度になる光反射層101を光拡散層43のマット面(第2面43b)に印刷形成した。比較例1では、1層目(最下層)の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。比較例2では、2層目の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。比較例3では、3層目(最上層)の光拡散層43に光反射層101を印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。比較例1~3で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を平均光線反射率(白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した光拡散層43単独での平均光線反射率)と共に表2に示す。
比較例4では、光反射層101を形成するための印刷を行った光拡散層43は用いずに、印刷の無い光拡散層43を3層積層した。比較例4で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を平均光線反射率と共に表2に示す。尚、比較例4の平均光線反射率は、1層の光拡散層43において、逆正四角錐形状の凹部22が形成された第1面43aの反対面である第2面43b(マット面)側から入射した光の平均光線反射率を測定したものである。
実施例11では、光拡散層43とは異なる基材層102として、厚さ38μmの東洋紡社製の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名:コスモシャイン)を用いて、当該フィルムの一面の全面に、実施例1~7と同じインキを用いて平均光線反射率が80%となるように白色インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成し、光反射シート103を得た。輝度及び輝度均一性の測定は、印刷の無い光拡散層43を3層積層した構造(比較例4で用いた構造)と色変換シート44との間に、光反射シート103をその印刷面が色変換シート44の方に向くように配置した状態(図8参照)で実施した。実施例11で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を、白色インキのベタ印刷を行って得た光反射シート103単独での平均光線反射率と共に表1に示す。
実施例12、13では、実施例1~7と同様に、UV硬化型インキ(十条ケミカル社製レイキュアー6100シリーズSL6107高濃度白、及びレイキュアー6100シリーズSL6100メジウム)を用い、平均光線反射率(%)が目標値になるように各インキの比率を調整した上で、スクリーン印刷法によって、前述の通り作成された光拡散層43のマット面(第2面43b)の全面に白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した。詳しくは、実施例12では、3層目(最上層)の光拡散層43を、凹部22が設けられた第1面43aが出光面となるように配置し、平均光線反射率が53%程度になる光反射層101を3層目の光拡散層43のマット面(入光面となる第2面43b)に印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。また、実施例13では、3層目(最上層)の光拡散層43を、凹部22が設けられた第1面43aが出光面となるように配置し、平均光線反射率が74%程度になる光反射層101を3層目の光拡散層43のマット面(入光面となる第2面43b)に印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例12、13で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を平均光線反射率(白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した光拡散層43単独での平均光線反射率)と共に表3に示す。
実施例14では、実施例8~10と同様に、熱硬化型インキ(帝国インキ製造社製二液型インサート成形用インキXIP-HF679白、及びXIP-HF001ビクトリア)を用い、平均光線反射率(%)が目標値になるように白インキと透明インキとの比率を調整した上で、前述の通り作成された光拡散層43のマット面(第2面43b)の全面に白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した。詳しくは、実施例14では、3層目(最上層)の光拡散層43を、凹部22が設けられた第1面43aが出光面となるように配置し、平均光線反射率が82%程度になる光反射層101を3層目の光拡散層43のマット面(入光面となる第2面43b)に印刷形成し、他の光拡散層43は印刷無しとした。実施例14で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を平均光線反射率(白インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成した光拡散層43単独での平均光線反射率)と共に表3に示す。
実施例15では、実施例11と同様に、光拡散層43とは異なる基材層102として、厚さ38μmの東洋紡社製の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名:コスモシャイン)を用いて、当該フィルムの一面の全面に、実施例1~7と同じインキを用いて平均光線反射率が80%となるように白色インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成し、光反射シート103を得た。輝度及び輝度均一性の測定は、印刷の無い光拡散層43を3層積層した構造(比較例4で用いた構造)において、3層目(最上層)の光拡散層43を、凹部22が設けられた第1面43aが出光面となるように配置し、2層目及び3層目の光拡散層43の間に、光反射シート103をその印刷面が3層目の光拡散層43の方に向くように配置した状態で実施した。実施例15で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を、白色インキのベタ印刷を行って得た光反射シート103単独での平均光線反射率と共に表3に示す。
実施例16では、光拡散層43とは異なる基材層102として、厚さ125μmの東洋紡社製の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名:コスモシャイン)を用いて、当該フィルムの一面の全面に、実施例1~7と同じインキを用いて平均光線反射率が80%となるように白色インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成し、光反射シート103を得た。輝度及び輝度均一性の測定は、実施例11と同様に、印刷の無い光拡散層43を3層積層した構造(比較例4で用いた構造)と色変換シート44との間に、光反射シート103をその印刷面が色変換シート44の方に向くように配置した状態(図8参照)で実施した。実施例16で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を、白色インキのベタ印刷を行って得た光反射シート103単独での平均光線反射率と共に表3に示す。
実施例17では、実施例16と同様に、光拡散層43とは異なる基材層102として、厚さ125μmの東洋紡社製の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名:コスモシャイン)を用いて、当該フィルムの一面の全面に、実施例1~7と同じインキを用いて平均光線反射率が80%となるように白色インキのベタ印刷を行って光反射層101を形成し、光反射シート103を得た。輝度及び輝度均一性の測定は、実施例15と同様に、印刷の無い光拡散層43を3層積層した構造(比較例4で用いた構造)において、3層目(最上層)の光拡散層43を、凹部22が設けられた第1面43aが出光面となるように配置し、2層目及び3層目の光拡散層43の間に、光反射シート103をその印刷面が3層目の光拡散層43の方に向くように配置した状態で実施した。実施例17で前述の通り輝度及び輝度均一性を測定した結果を、白色インキのベタ印刷を行って得た光反射シート103単独での平均光線反射率と共に表3に示す。
<実施例1~17、参考例1~2、比較例1~4の評価>
表1~表3に示すように、実施例1~17では、光反射層101を形成してない光拡散層43のみを用いた比較例4と比べて、輝度均一性が向上しており、輝度均一性の良好な複合光拡散シート100が得られたことが分かる。また、光反射層101の平均光線反射率が80%を超えても、光反射層101を用いない比較例4と比べて、輝度の低下は小さい。
また、表1及び表2に示すように、実施例2及び3と実施例1との比較、実施例5及び6と実施例4との比較、実施例7と参考例1及び2との比較、実施例9及び10と実施例8との比較から、2層目又は3層目の光拡散層43上に光反射層101を設けた方が、1層目の光拡散層43上に光反射層101を設けるよりも、輝度均一性が大きく向上しており、特に、3層目の光拡散層43上に光反射層101を設けることが好ましいことが分かる。
さらに、表1及び表3に示すように、実施例7と実施例12との比較、実施例6と実施例13との比較、実施例10と実施例14との比較から、3層目の光拡散層43の入光面に光反射層101を設けることによって、光反射層101による輝度均一性向上効果がより顕著に得られることが分かる。
また、表1及び表3に示すように、実施例11と実施例15との比較、実施例16と実施例17との比較から、3層目の光拡散層43を、凹部22が設けられた第1面43aが出光面となるように配置し、2層目及び3層目の光拡散層43の間に、光反射層101が設けられた光反射シート103を配置することによって、光反射層101による輝度均一性向上効果がより顕著に得られることが分かる。また、実施例11と実施例16との比較、実施例15と実施例17との比較から、光反射シート103の基材層102を厚くすると、輝度が若干低下するものの、輝度均一性がさらに向上することが分かる。
(その他の実施形態)
以上、本開示についての実施形態(変形例や実施例を含む。以下同じ。)を説明したが、本開示は前述の実施形態のみに限定されず、開示の範囲内で種々の変更が可能である。すなわち、前述の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。例えば、複合光拡散シートの構成(層構造、材質等)は、前述の実施形態の複合光拡散シート100の構成に限定されないことは言うまでもない。また、複合光拡散シートが適用されるバックライトユニットや、当該バックライトユニットを備えた液晶表示装置の構成も、前述の実施形態のバックライトユニット40や液晶表示装置50の構成に限定されないことは言うまでもない。
1 TFT基板
2 CF基板
3 液晶層
5 液晶表示パネル
6 第1偏光板
7 第2偏光板
21 基材層
22 凹部
23 稜線
40 バックライトユニット
41 反射シート
42 小型光源
43 光拡散層
43a 第1面
43b 第2面
44 色変換シート
45 第1プリズムシート
46 第2プリズムシート
47 輝度向上シート
50 液晶表示装置
50a 表示画面
100 複合光拡散シート
101 光反射層
102 基材層
103 光反射シート

Claims (17)

  1. 可視光を反射する光反射層と、
    前記光反射層と同じ基材に設けられた光拡散層とを含み、
    前記光反射層の可視光に対する平均光線反射率は、50%以上90%以下である
    複合光拡散シート。
  2. 前記光拡散層は、略逆多角錐状又は略逆多角錐台形状の複数の凹部が設けられた第1面と、平坦面又はマット面である第2面とを有し、
    前記光反射層は、前記第2面に設けられる
    請求項1に記載の複合光拡散シート。
  3. 可視光を反射する光反射層と、
    前記光反射層とは異なる基材に設けられた光拡散層とを含み、
    前記光反射層の可視光に対する平均光線反射率は、50%以上90%以下である
    複合光拡散シート。
  4. 前記光反射層の可視光に対する平均光線反射率は、60%以上90%以下である
    請求項1~3のいずれか1項に記載の複合光拡散シート。
  5. 前記光拡散層が2層以上設けられる
    請求項1~3のいずれか1項に記載の複合光拡散シート。
  6. 前記光反射層が2層以上設けられる、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の複合光拡散シート。
  7. 前記光拡散層の厚さは、50μm以上1200μm以下である
    請求項1~3のいずれか1項に記載の複合光拡散シート。
  8. 複数の光源から発せられた光を、当該光の輝度を増大させる輝度向上シートを介して表示画面の方に導くように、液晶表示装置に組み込まれるバックライトユニットであって、
    前記輝度向上シートと前記複数の光源との間に、請求項1~3のいずれか1項に記載の複合光拡散シートを備える
    バックライトユニット。
  9. 前記輝度向上シートと前記複数の光源との間に、前記複数の光源から発せられた光の波長を変換する色変換シートをさらに備える
    請求項8に記載のバックライトユニット。
  10. 前記複数の光源は、前記複合光拡散シートから見て前記表示画面の反対側に設けられた反射シートの上に配置される、
    請求項8に記載のバックライトユニット。
  11. 前記複合光拡散シートは、複数の前記光拡散層を含み、
    前記光反射層は、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源に最も近い光拡散層よりも前記輝度向上シートの近くに設けられる
    請求項8に記載のバックライトユニット。
  12. 前記光拡散層は、3層以上設けられ、
    前記光反射層は、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源に2番目に近い光拡散層よりも前記輝度向上シートの近くに設けられる
    請求項11に記載のバックライトユニット。
  13. 前記光反射層は、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源から最も遠い光拡散層よりも前記輝度向上シートの近くに設けられる
    請求項11に記載のバックライトユニット。
  14. 前記複合光拡散シートは、複数の前記光拡散層を含み、
    前記光反射層は、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源から最も遠い光拡散層の入光面に設けられる
    請求項8に記載のバックライトユニット。
  15. 前記複合光拡散シートは、前記光反射層とは異なる基材に設けられた複数の前記光拡散層を含み、
    前記光反射層は、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源から最も遠い光拡散層と、複数の前記光拡散層のうち前記複数の光源から2番目に遠い光拡散層との間に配置される
    請求項8に記載のバックライトユニット。
  16. 請求項8に記載のバックライトユニットと、
    液晶表示パネルとを備える、
    液晶表示装置。
  17. 請求項16に記載の液晶表示装置を備える、
    情報機器。
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