JP2023125198A - シート供給装置及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023125198000001
【課題】シート供給装置へのロール装着の作業性を向上する。
【解決手段】シートが巻回されたロールを支持しながら回転させて、シートを送り出すシート供給装置200であって、ロールの幅方向の一端側でロールを回転可能に支持する第1のロール支持部21と、第1のロール支持部21に対向して、ロールの他端側でロールを回転可能に支持する第2のロール支持部22と、幅方向に延在し、第2のロール支持部22を幅方向に移動可能に支持するガイド部3と、を備え、第1のロール支持部21と第2のロール支持部22の間のロールが設置される第1の空間D1の下方に、ロールを運搬する台車が進入する第2の空間D2が形成されていることを特徴とするシート供給装置200。
【選択図】図7

Description

本発明は、シートが巻回されたロールからシートを引き出して供給するシート供給装置、及びシート供給装置を備える記録装置に関する。
ロールから供給されたシートに対して画像等の記録動作を行う記録装置等に備えられるシート供給装置においては、シート供給に先立ちロールをシート供給装置にセットする。シート供給装置としては、ロールの紙管を回転可能に保持する一対のホルダーを備える構成が知られている。特許文献1には、一対のホルダーがロールの幅方向に延在するホルダーガイドに支持されており、ホルダーがホルダーガイドに対して幅方向に摺動可能な構成が開示されている。ホルダーを幅方向にスライドさせてロールに差し込んでシート供給装置にロールをセットできる構成とすることで、幅が異なる複数種のロールがシート供給装置にセット可能となる。
特許第6054757号公報
ここで、ロールのセットに先立ってロールをシート供給装置まで運搬する際、特に高重量のロールは直接手で持って運ぶことが困難なため、ロールを下から支えることが可能な台車にロールを乗せて運搬することが多い。このとき、ロールを台車に乗せたままホルダーにセットできれば、ロールの運搬からセットまで、一度もロールを台車から降ろす必要性がないため、ロール装着の作業性が向上する。しかしながら、特許文献1に開示された構成においては、ホルダーにロールをセットする際に、ロールがセットされる空間の下方にホルダーガイドが位置するため、ロールを台車から降ろしてホルダーへセットする必要性がある。
そこで、本発明の目的は、シート供給装置へのロール装着の作業性を向上することである。
上記目的を達成するため、本発明に係るシート供給装置は、
シートが巻回されたロールを支持しながら回転させて、シートを送り出すシート供給装置であって、
ロールの幅方向の一端側でロールを回転可能に支持する第1のロール支持部と、
前記第1のロール支持部に対向して、ロールの他端側でロールを回転可能に支持する第2のロール支持部と、
前記幅方向に延在し、前記第2のロール支持部を前記幅方向に移動可能に支持するガイド部と、
を備え、
前記第1のロール支持部と前記第2のロール支持部の間のロールが設置される第1の空間の下方に、ロールを運搬する台車が進入する第2の空間が形成されていることを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、シート供給装置へのロール装着の作業性を向上できる。
記録装置の正面図である。 シートの搬送経路を示す記録装置の概略断面図である。 ロールがロールホルダーにセットされる様子を示す図である。 第1の実施形態に係るロールセット部の斜視図である。 第1の実施形態に係る台車の斜視図である。 第1の実施形態に係るロールセット手順を示す図である。 第1の実施形態に係る記録装置に形成された空間を示す図である。 第2の実施形態に係る台車の移動経路を示す記録装置の側面図である。 第3の実施形態に係る非基準ロールホルダーの断面図である。 第4の実施形態に係る記録装置の概略側面図である。 第4の実施形態に係るロールホルダー周辺の斜視図である。 第4の実施形態に係るアライメント調整機構を示す斜視図である。 第5の実施形態に係る記録装置の概略側面図である。 第5の実施形態に係るロールホルダー周辺の斜視図である。 第5の実施形態に係るガイド調整部の斜視図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(第1の実施形態)
<記録装置>
まずは、本発明の第1の実施形態に係るシート供給装置を備える記録装置100の基本的構成について、図1、図2を参照しながら説明する。記録装置としては、プリント媒体としてのシートを供給するためのシート供給装置と、そのシートに画像のプリント等の記録動作を行う記録部と、を備えたインクジェット記録装置を適用例にして説明する。また、本明細書において「インク」とは、記録液などの液体の総称として用いる。また、以下で説明する各種装置等の同一図面内に同一もしくは対応する部材を複数有する場合には、図面中にa、bなどの添え字を付与して示す場合があるが、説明文において区別する必要がない場合には、a、bなどの添え字を省略して記述する場合がある。
図1は、記録装置100の正面図である。記録装置100は、シート供給装置として、シートをロール状に巻回したロールを支持しながら送り出すことが可能なロールセット部200を備える。記録装置100には、給紙側のロールセット部200aと、巻取り側のロールセット部200bと、が設けられる。ロールセット部200aに支持されたロールから給紙されるシートに画像をプリントし、ロールセット部200bでプリントされたシートを巻取ることが可能である。ユーザは、操作パネル13に備えられる各種のスイッチなどを用いて、ロールのサイズ指定、ロールの種類の設定など、記録装置100に対する各種コマンドなどを入力することができる。なお、図1に示すように以下の説明では記録装置100に支持されたロールの幅方向をX軸方向、装置の奥行方向をY軸方向、重力方向をZ軸方向とそれぞれ定義する。本実施形態においては、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向はそれぞれ互いに直交している。
図2は、シートSの搬送経路を示す記録装置100の概略断面図である。ロールセット
部200aにセット(装着)されたロールRから引き出されたシートSは、ロールセット部200bに接続されて巻き取られる。ロールセット部200は、ロールホルダー2と、ホルダーガイド3と、を備える。給紙側と巻取り側にそれぞれ設けられるロールセット部200、ロールホルダー2及びホルダーガイド3は、給紙側の部材に符号の末尾にaを付して、巻取り側の部材に符号の末尾にbを付して、必要に応じて区別して説明する。
ロールセット部200aにセットされたロールRから引き出されたシートSは、上流シート搬送部300によって、画像をプリント可能な記録部としてのプリント部400に搬送される。プリント部400では、インクジェット型のプリントヘッド8からインクを吐出することによって、シートSに画像がプリントされる。
プリントヘッド8は、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などの吐出エネルギー発生素子を用いて、吐出口からインクを吐出する。電気熱変換素子を用いた場合には、その発熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して吐出口からインクを吐出することができる。なお、本発明の適用において、プリントヘッド8はインクジェット方式のみに限定されない。さらに、プリント部400のプリント方式も限定されず、例えば、シリアルスキャン方式あるいはフルライン方式などであってもよい。シリアルスキャン方式の場合には、シートSの搬送動作と、シートSの搬送方向と交差する方向におけるプリントヘッド8の走査と、を伴って画像がプリントされる。フルライン方式の場合には、シートSの搬送方向と交差する方向に延在する長尺なプリントヘッド8を用い、シートSが連続的に搬送されつつ画像がプリントされる。
ロールRの中空穴部には、ロールホルダー2に設けられている軸形状の紙管固定部11が挿入される。紙管固定部11は、ロールホルダー2に設けられた不図示のロール駆動モータから動力が伝達されることによって、正転および逆転駆動される。紙管固定部11によって、ロールは中心部が保持されて、矢印C1、C2方向に回転する。正転および逆転の双方向の駆動を可能とすることによって、図2の給紙側のロールセット部200aから上流シート搬送部300へ続く実線及び点線で示す経路で示すように、シートSの表面もしくは裏面に選択的に印刷をすることが可能である。同様に、後述する図2の下流シート搬送部500から巻取り側のロールセット部200bへ続く実線及び点線で示す経路で示すように、シートSの印刷された面を外側もしくは内側に選択的に巻き取ることが可能である。
上流シート搬送部300の上流搬送ガイド4は、ロールセット部200aから引き出されるシートSの表面及び裏面をガイドしつつ、そのシートSをプリント部400へ導く。搬送ローラ5は、搬送ローラ駆動用モータによって正転および逆転される。ニップローラ6は、搬送ローラ5の回転に応じて従動回転可能である。搬送ローラ5によるシートSの搬送速度は、ロールRの回転によるシートSの引き出し速度よりも高く設定されており、これによりシートSにバックテンションを与えて、シートSに張力がかかった状態のままシートSを搬送することができる。この結果、シートSの弛みを防止し、シートSの折り目の発生および搬送誤差の発生を抑制することができる。
プリント部400のプラテン7は、吸引ファン9により発生させた負圧によって、プラテン7に設けられた吸引穴7aを通してシートSの記録面と反対側の裏面を吸着する。これにより、プラテン7上に沿うようにシートSの位置を規制して、プリントヘッド8による画像の高精度なプリントを可能とすることができる。
下流シート搬送部500の下流搬送ガイド10は、プリント部400から引き出されるシートSの表面及び裏面をガイドしつつ、そのシートSを巻取り側のロールセット部200bへ導く。ここで、ロールセット部200bにセットされた紙管にシートSの先端を固
定し、搬送ローラ5の搬送速度に応じてセットした紙管を回転させることで、プリント部400で印刷されたシートSを連続的に巻き取ることができる。
記録装置100は、幅方向の両端部にそれぞれスタンド14を備える。スタンド14は本体上部の上流シート搬送部300、プリント部400、下流シート搬送部500の重量を下から支えるとともに、ロールセット部200を介してロールRの重量を支える。スタンド14は、ロールセット部200のホルダーガイド3と接続し、ホルダーガイド3を支持するガイド支持部としても機能する。スタンド14は床面に接しており、記録装置100の重量を床面に逃がす。
<ロールセット部>
続いて、図3、図4を参照して、本実施形態に係るロールセット部200の詳細を説明する。図3(a)、(b)、(c)は、ロールRがロールセット部200にセットされる様子を示す説明図である。図3(a)は、ロールRの幅方向の一端に基準ロールホルダー21の紙管固定部11を差し込む様子を示す。図3(b)は、一端が支持されたロールRの他端に非基準ロールホルダー22の紙管固定部11を差し込む様子を示す。図3(c)は、ロック機構12により非基準ロールホルダー22を固定し、ロールRの支持が完了した様子を示す。
ロールセット部200に設けられるロールホルダー2は、対となる基準ロールホルダー21と非基準ロールホルダー22で構成される。基準ロールホルダー21でロールRの幅方向の一端側を支持し、非基準ロールホルダー22でロールRの幅方向の他端側を支持することで、ロールRはロールホルダー2に支持される。基準ロールホルダー21と非基準ロールホルダー22のそれぞれには、紙管固定部11が回転可能に取り付けられている。非基準ロールホルダー22は、ガイド部としてのホルダーガイド3に、ロールRの幅方向(X方向)にスライド可能に保持されている。また、非基準ロールホルダー22にはロック機構12が備えられており、ロック機構12に備えられたつまみをT方向に回すことにより、非基準ロールホルダー22をホルダーガイド3に対して幅方向の任意の位置で固定できる。基準ロールホルダー21もホルダーガイド3に保持されているが、スライド機構は必須ではない。紙管固定部11には摩擦部材が備えられており、ロールRをセットした際にロールRと紙管固定部11は一体となって回転する。基準ロールホルダー21には不図示のロール駆動モータが紙管固定部11に接続して設けられている。ロール駆動モータが紙管固定部11に回転力を伝達することで、基準側の紙管固定部11は正転および逆転駆動される。非基準側の紙管固定部11には駆動モータが接続されておらず、ロールRをセットした際にはロールRの紙管を介して駆動が伝達されて従動回転する。
ロールRをロールセット部200にセットする際は、まず、図3(a)に示すように基準ロールホルダー21の紙管固定部11をロールRの一方の紙管に差し込む。ロールRの一方の紙管と紙管固定部11が接触すると、ロールRの紙管に紙管固定部11の摩擦部材がはめ込まれる。これにより、基準ロールホルダー21の紙管固定部11にロールRが固定される。次に、図3(b)に示すように、非基準ロールホルダー22を幅方向にスライドさせ、非基準ロールホルダー22の紙管固定部11をロールRの他方の紙管に差し込む。これにより基準側と同様にして、非基準ロールホルダー22の紙管固定部11にロールRが固定される。最後に、図3(c)に示すように、ロック機構12を用いて非基準ロールホルダー22をホルダーガイド3に対して固定する。これにより、非基準ロールホルダー22が紙幅方向にスライドしてロールRが外れることを防止する。
ロールホルダー2とホルダーガイド3によるスライド機構を用いて、ロールRを保持することで、ロール幅によらずロールRをロールセット部200で強固に支持する。すなわち、ロールセット部200は、ホルダーガイド3の幅方向長さ以下である任意幅のロール
Rをセットすることが可能な構成となっている。また、基準ロールホルダー21をホルダーガイド3に固定しスライドさせない構成とした場合、固定された基準ロールホルダー21にロールRの端部をはめ込むため、ロールRの基準側端部位置がロールセット部200に対して一定に定まる構成となる。
以上、図3に示すロールRのロールセット部200へのセットを説明したが、このセット手順を逆順で行うことで、ロールRをロールセット部200から取り外すことが可能である。
図4は、第1の実施形態に係るロールセット部200の斜視図である。スタンド14には、給紙側のホルダーガイド3aと巻取り側のホルダーガイド3bが固定されている。給紙側のロールホルダー2aは、基準ロールホルダー21a(第1のロール支持部)と非基準ロールホルダー22a(第2のロール支持部)がホルダーガイド3aに対して記録装置手前側(Y正方向側)に配置するよう構成されている。すなわち、ホルダーガイド3aは給紙側の紙管固定部11に対して本体奥側(Y負方向側)に配置されている。このような構成とすることで、給紙側のロールホルダー2aについて、紙管固定部11よりも本体手前側、もしくは本体下側にホルダーガイド3等の構造物が存在しないため、ロールRの取付け作業時に障害とならない。従って、記録装置100においては、ロールRを台車に乗せて図4に示す進入方向Pに移動し、ロールRを台車に乗せたままセットすることが可能となる。本実施形態においては、進入方向Pは奥行方向(Y方向)と平行であり、進入方向Pの上流側が装置手前側で、下流側が装置奥側である。
また、巻取り側のロールホルダー2bは、基準ロールホルダー21b(第3のロール支持部)と非基準ロールホルダー22b(第4のロール支持部)がホルダーガイド3bに対して本体奥側に配置するよう構成されている。すなわち、記録装置100には、4つのロール支持部が設けられる。巻取り側のロールホルダー2bについて、紙管固定部11よりも本体奥側、もしくは本体下側にホルダーガイド3等の構造物が存在しないため、ロールRの取外しの作業性が良い。
<台車>
図5は、第1の実施形態に係る台車50の斜視図である。台車50は、ロールRの幅方向が水平となる状態でロールRを下方から支持できる受け部51と、移動のための車輪部52と、受け部51の高さ位置を調整可能な高さ調整部53と、を備える。受け部51の幅方向(X方向)長さは、セットするロールRのロール幅より小さく、ロールセットの際にロールホルダー2が受け部51と干渉しない構成である。また、受け部51にはロールRが転がって落下することを防ぐために斜面が設けられている。台車50の詳細な形態について特に制限はないが、様々なロール径に対応可能とするため、高さ調整部53等で受け部51の高さを調整できることが望ましい。
図6(a)、(b)、(c)、(d)は、台車50を用いてロールRをロールセット部200にセットする手順を示す正面図である。図6(a)は、相対する紙管固定部11の間に台車50を移動した後に、ロールRの鉛直方向の位置決めをする様子を示す。図6(b)は、ロールRを乗せた台車50を基準ロールホルダー21側に移動させる様子を示す。図6(c)は、ロールRの幅方向の一端が紙管固定部11に当接した状態で、非基準ロールホルダー22をロールR側に移動させる様子を示す。図6(d)は、ロック機構12により非基準ロールホルダー22を固定し、ロールRの支持が完了した様子を示す。
台車50の受け部51に乗せたロールRをロールセット部200にセットする際は、まずロールRを2つのロールホルダー2で挟まれた領域に位置するように台車50を移動させる。ロールRの奥行方向(Y方向)の位置が決まった後は、図6(a)のように、ロー
ルRの中心の高さと記録装置100の紙管固定部11の高さを一致させ、鉛直方向の位置決めが行われる。台車50には高さ調整部53が設けられており、これを用いてロールRの高さ(Z方向位置)を調節する。次に、図6(b)のように、台車50を幅方向に移動させることで、基準ロールホルダー21の紙管固定部11にロールRの紙管の一端を差し込む。ここまでの操作で、ロールRの中心は、紙管固定部11の中心に対し奥行方向位置と鉛直方向位置の両方が一致しているため、容易に紙管を紙管固定部11に差し込むことができる。ロールRの紙管の一端と紙管固定部11が接触すると、ロールRの紙管に紙管固定部11の摩擦部材がはめ込まれる。これにより、ロールRが基準ロールホルダー21の紙管固定部11に固定される。さらに図6(c)のように、非基準ロールホルダー22をロールRに近づけるように幅方向にスライドさせ、非基準ロールホルダー22の紙管固定部11にロールRの紙管の他端を差し込む。これにより基準ロールホルダー21と同様に、ロールRが非基準ロールホルダー22の紙管固定部11に固定され、ロールRの幅方向(X方向)位置が決まる。最後に、図6(d)のように、ロック機構12を用いて非基準ロールホルダー22をホルダーガイド3に固定する。これにより、非基準ロールホルダー22が幅方向にスライドしてロールRがロールホルダー2から外れることを防止する。次に、高さ調整部53によって受け部51を下方に降ろして、台車50をロールRから退避させることで、記録装置100へのロールRのセットが完了する。
以上、図6で台車50を用いたロールRのロールセット部200へのセット手順を説明したが、このセット手順を逆順で行うことで、ロールRを人力で支持することなくロールセット部200から取り外すことが可能である。ロールRの取り外しに台車50を用いることのできる構成とすることで、記録装置100からのロールRの取り外しからロールRの運搬まで、ロールRを台車50から降ろすことなく行うことができる。また、台車50を用いて巻取り側のロールセット部200bから取り外した片面印刷済みロールを台車50に乗せたまま給紙側のロールセット部200aにセットすることで、ロールRを台車50から降ろすことなく両面印刷することが可能である。
図7は、記録装置100において、ロールRがセットされる空間や台車50を進入させるための空間を示す図である。ロールホルダー2の基準ロールホルダー21と非基準ロールホルダー22が対向する間の空間には、ロールRが設置される第1の空間D1が形成されている。第1の空間D1の下方には、台車50を配置する際に障害物となるものが存在せず、ロールセット時に台車50を進入させるための第2の空間D2が形成されている。ロールRを乗せた台車50は、装置手前側から装置奥側に移動して第2の空間D2に進入する。なお、上記で説明した各空間は、一切物体が存在しないことを意味するものではなく、それぞれの目的を達成できる程度に障害物等が存在しない空間であれば良い。
このように、本実施形態によれば、台車50にロールRを乗せたまま、ロールRのセットができるため、ロールRの運搬からロールセット部200へのセットまで、ロールRを台車50から降ろすことなく行うことができる。また、ロールをセットする際、ロールRの重量は常に台車50に支えられているため、ロールRの重量を人力で支えることなくロールRをセットできる。すなわち、ロールセット部200のロールホルダー2へのロール装着の作業性が向上する。
(第2の実施形態)
次に、図8を参照して第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、給紙側のロールセット部200aと巻取り側のロールセット部200bの位置関係が第1の実施形態と異なる。なお、以下では第1の実施形態との差分に絞り説明し、その他の同一の構成は同じ符号を付して説明を省略する。
図8は、第2の実施形態に係る記録装置600の側面図である。図8では、台車50を
用いてロールRの取り外しから再セットまでを行う動作を示す。このような動作は、両面印刷時に片面印刷したロールRをロールセット部200bからロールセット部200aに付け替えるときに行われる。第2の実施形態では、ロールセット部200aとロールセット部200b、それぞれに設けられた紙管固定部11が同じ高さに構成されている。つまり、ロールセット部200aに支持されるロールの回転中心と、ロールセット部200bに支持されるロールの回転中心との高さが一致する。
両面印刷の際には、シートの片面に印刷が行われた後、巻き取ったロールを再度給紙側のロールセット部にセットする必要がある。このとき、本実施形態においては、巻取り側のロールセット部200bからロールRを取り外して台車50に乗せ、ロールRを乗せた状態のまま台車50を給紙側のロールセット部200aまで移動し、ロールセット部200aにロールRをセットできる。つまり、片面印刷後に、人の手でロールRを持ち上げることなく、かつ台車50の高さを調整することなく、ロールRの取外しから取付けまでの作業を行うことができる。もし、ロールセット部200aとロールセット部200bの紙管固定部11の高さが異なる場合、ロールRをロールセット部200aに再セットする際、台車50の高さを調節するか、一時的にロールRを持ち上げなければならない。そこで、本実施形態のように、ロールセット部200aとロールセット部200bの紙管固定部11の高さを同一にすることで、ロールRの高さを調節することなく、ロールRの取り外し、運搬、再セットの一連の作業が行えるため、作業性が向上する。
(第3の実施形態)
次に、図9(a)、(b)を参照して第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、非基準ロールホルダー22の摺動構成が第1の実施形態と異なる。なお、以下では第1の実施形態との差分に絞り説明し、その他の同一の構成は同じ符号を付して説明を省略する。
図9(a)は、非基準ロールホルダー22の摺動機構を示す断面図である。紙管固定部11が設けられている非基準ロールホルダー22は、ホルダーガイド3に沿って幅方向(X方向)にスライド可能である。本実施形態における非基準ロールホルダー22は、ホルダーガイド3と当接するコロ部として、複数のホルダーコロ31を有する。非基準ロールホルダー22はホルダーコロ31を介して、ホルダーガイド3に支持される。ホルダーコロ31は、非基準ロールホルダー22に対して幅方向と直交する方向に延びる回転軸を中心に回転可能に固定されている。非基準ロールホルダー22に接続されたホルダーコロ31がホルダーガイド3に当接しながら回転することで、非基準ロールホルダー22のスライド時の摺動抵抗が軽減される。
非基準ロールホルダー22には、ホルダーコロ31a(第1のコロ)、ホルダーコロ31b(第2のコロ)、ホルダーコロ31c(第3のコロ)が設けられている。ホルダーコロ31aは、ホルダーガイド3に対して、鉛直方向上側から下向き(Z正方向)に当接する。ホルダーコロ31bは、ホルダーガイド3の上端部に対して、奥行方向の奥側から手前向き(Y正方向)に当接する。ホルダーコロ31cは、ホルダーコロ31bより下方でホルダーガイド3の下端部に対して、奥行方向の手前側から奥向き(Y負方向)に当接する。さらに、ホルダーコロ31a、ホルダーコロ31b、ホルダーコロ31cは、幅方向に複数列設けられている。このようにホルダーコロ31を配置することで、ホルダーガイド3よりも本体手前側に位置する非基準ロールホルダー22の重量によって発生するモーメントに対して、非基準ロールホルダー22が傾かないように支持される。さらに、幅方向において、紙管固定部11と紙管との当接部に対して外側と内側のそれぞれに1列以上のホルダーコロ31を配置することで、非基準ロールホルダー22がホルダーガイド3にかじることなく幅方向にスライドすることが可能となる。
図9(b)は、第3の実施形態における図9(a)で示した実施例とは異なる実施例の非基準ロールホルダー22の摺動機構を示す断面図である。図9(a)に示した実施例では、ホルダーガイド3の断面形状が矩形であったが、図9(b)に示した実施例では、断面形状が円形のホルダーガイド32が2本鉛直方向に並んで設けられている。このような構成においても、ホルダーガイド32に対するホルダーコロ31の当接方向や当接位置を上述で説明した構成と同様にすることで、非基準ロールホルダー22を適切な姿勢で摺動可能に支持した上で、スライド時の摺動抵抗を軽減できる。
なお、ロールホルダーやホルダーガイドの形状、ホルダーコロの数や配置構成は上述の構成に限られず、種々の変更が可能である。例えば、更なるロールホルダーの支持安定化のために、ホルダーコロの数を増やしても良い。
(第4の実施形態)
次に、図10、図11、図12を参照して第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、アライメント調整のためにロールホルダー2の位置を調整する位置調整機構が設けられている点で第1の実施形態と異なる。なお、以下では第1の実施形態との差分に絞り説明し、その他の同一の構成は同じ符号を付して説明を省略する。
図10は、第4の実施形態に係る記録装置700の側面図である。図11は、第4の実施形態に係るロールセット部750の斜視図である。シートSの斜行を防止するためには、搬送ローラ5と紙管固定部11のアライメント調整が必要となる。しかし、これまでに説明した実施形態の構成では、搬送ローラ5と紙管固定部11とは複数の部品を介して固定されており、搬送されるシートSが傾いていた場合に、アライメント調整が困難である。そこで、本実施形態においては、スタンド14とホルダーガイド3を接続する接続部材であるガイド調整部15のスタンド14に対する位置を調整可能な構成とした。ガイド調整部15の位置を調整することで、ホルダーガイド3のスタンド14に対する奥行方向(Y方向)及び鉛直方向(Z方向)の固定位置を調整することが可能である。従って、ガイド調整部15のホルダーガイド3に対する位置を調整することで、搬送ローラ5と紙管固定部11のアライメント調整を行い、シートSの斜行を防止することが可能になる。記録装置700には、給紙側のホルダーガイド3aと接続されるガイド調整部15aと、巻取り側のホルダーガイド3bと接続されるガイド調整部15bと、が設けられる。
図12(a)はガイド調整部15aとスタンド14を分離して示す斜視図であり、図12(b)はガイド調整部15aがスタンド14に固定された様子を示す斜視図である。本実施形態の位置調整機構は、取付け孔151が設けられるガイド調整部15と、ネジ穴141が設けられるスタンド14と、を含む。ボルト61が取付け孔151とネジ穴141に挿通され、ワッシャ62を介してボルト61に締め付けられることで、ガイド調整部15がスタンド14に固定される。取付け孔151はボルト61のネジ部に対して大きく形成されており、ガイド調整部15のスタンド14に対する奥行方向及び鉛直方向の位置を微調整して、ガイド調整部15をスタンド14に固定することができる。すなわち、搬送されるシートSが斜行していた場合には、ガイド調整部15の位置を調整して、搬送ローラ5と紙管固定部11のアライメント調整をすることができる。なお、ボルト61の頭部の径が取付け孔151に対して十分大きく、ガイド調整部15が十分固定できる場合には、ワッシャ62は設けなくても良い。
なお、本実施形態においては、ガイド調整部15はホルダーガイド3の非基準ロールホルダー22側の端部にのみ設けられているが、基準ロールホルダー21側の端部に設ける構成としても良い。すなわち、アライメント調整機構としてはガイド調整部等の位置調整機構がホルダーガイドの少なくとも一端部に設けられている必要があるが、基準側または非基準側の一方、もしくは基準側と非基準側の両端に設ける構成としても良い。
(第5の実施形態)
次に、図13、図14、図15を参照して第5の実施形態について説明する。第5の実施形態では、第4の実施形態と異なる構成の位置調整機構が設けられ、アライメントの調整が可能である。なお、以下では第1の実施形態との差分に絞り説明し、その他の同一の構成は同じ符号を付して説明を省略する。
図13は、第5の実施形態に係る記録装置800の側面図である。図14は、第5の実施形態に係るロールセット部850の斜視図である。非基準ロールホルダー22が幅方向に移動可能な構成においては、非基準ロールホルダー22の幅方向の位置によらず、搬送ローラ5と紙管固定部11のアライメント調整が可能であることが好ましい。そこで、本実施形態のロールセット部850は、ロールホルダー2の位置調整機構としてホルダーガイド3の幅方向の略全域に延在するホルダースライダー16が複数設けられる構成とした。つまり、記録装置800は、ホルダースライダー16によってホルダーガイド3の幅方向の略全域で搬送ローラ5と紙管固定部11のアライメント調整が可能な構成である。
ホルダースライダー16は、給紙側、巻取側のそれぞれのホルダーガイド3に3つずつ設けられ、給紙側の非基準ロールホルダー22aや巻取り側の非基準ロールホルダー22bが幅方向に摺動するための摺動部材である。給紙側のホルダーガイド3aは、ホルダースライダー16a(第1のスライダー)、ホルダースライダー16b(第2のスライダー)及びホルダースライダー16c(第3のスライダー)を介して、ロールホルダー2aを支持する。巻取り側のホルダーガイド3bは、ホルダースライダー16d、ホルダースライダー16e、ホルダースライダー16fを介して、ロールホルダー2bを支持する。
ホルダースライダー16aは、ホルダーガイド3aの上端に設けられ、ロールホルダー2aに対して鉛直方向上向き(Z負方向)に当接する。ホルダースライダー16bは、ホルダーガイド3aの上方かつ奥行方向の奥側に設けられ、ロールホルダー2aに対して奥行方向の奥向き(Y負方向)に当接する。ホルダースライダー16cは、ホルダーガイド3aの下方かつ奥行方向の手前側に設けられ、ロールホルダー2aに対して奥行方向の手前向き(Y正方向)に当接する。このようにホルダースライダー16を配置することで、ロールホルダー2が傾かないように支持できる。また、ホルダースライダー16bとホルダースライダー16cによって、ロールホルダー2の奥行方向(Y方向)位置が調整可能である。さらに、ホルダースライダー16aによって、ロールホルダー2の鉛直方向(Z方向)位置が調整可能である。このように、ホルダースライダー16によって紙管固定部11が設けられたロールホルダー2の位置や姿勢を調整することで、搬送ローラ5と紙管固定部11のアライメント調整が可能である。
次に、ホルダースライダー16による位置調整方法の詳細について、ホルダースライダー16aを例に挙げて説明する。図15は、ホルダースライダー16aによるロールホルダー2の鉛直方向位置の調整方法を示す斜視図である。図15には、調整前のホルダースライダー16aを実線で示し、調整後のホルダースライダー16aを点線で示す。図13に示す調整後のホルダースライダー16aは、ロールホルダー2の鉛直方向位置を下方に調整する方向に調整されている。
ホルダースライダー16aは、細長い板材が短手方向に折り曲げて形成され、幅方向に延在する複数の面を有する。ホルダースライダー16aは、ロールホルダー2に当接する第1の面161と、第1の面161と平行であってホルダーガイド3に当接する第2の面162と、第2の面162と直交してホルダーガイド3に当接する第3の面163と、を有する。第2の面162は鉛直方向下向き(Z正方向)にホルダーガイド3に当接し、第3の面163は奥行方向奥向き(Y負方向)にホルダーガイド3に当接する。ホルダース
ライダー16aは、第2の面162を貫通する幅方向に長い調整長孔164と、第2の面162を貫通する鉛直方向に長い取付け長孔165と、第3の面163を貫通する奥行方向に長い取付け長孔166と、をさらに有する。取付け長孔165と取付け長孔166を介して、ホルダーガイド3のネジ穴(不図示)にボルト等のネジ部品が挿通されることで、ホルダースライダー16aがホルダーガイド3に固定される。
ホルダースライダー16aによる位置調整には、ホルダーガイド3に設けられる基準穴18と調整長孔164との両方に係合する調整治具19が用いられる。基準穴18は、基準穴18の軸方向から見たときに、調整長孔164の内側に位置する。調整治具19は、円筒状の軸部191と、軸部191の先端に設けられるピン部192と、を有する。ピン部192の中心軸は軸部191の中心軸に対してずれて配置され、ピン部192は軸部191に対して偏心している。ピン部192を基準穴18に挿入し、軸部191を調整長孔164に挿入して、調整治具19をピン部192の中心軸を中心に回転させることで調整長孔164が軸部191に鉛直方向に押される。つまり、取付け長孔165や取付け長孔166に挿通されるネジ部品による固定を緩めた状態で、調整治具19を調整することで、ホルダースライダー16の第1の面161の鉛直方向位置が調整される。
ロールホルダー2と当接する第1の面161の位置を調整すると、ホルダーガイド3に対して、第2の面162と第3の面163の位置も変わる。例えば、第1の面161の位置を下方に調整するときは、第2の面162も下方に移動し、第3の面は奥行方向手前側に移動する。このような場合でも、ホルダースライダー16をホルダーガイド3に固定できるように、第2の面162に設けられた取付け長孔165と第3の面163に設けられた取付け長孔166は、長孔形状に形成されている。
基準穴18をホルダーガイド3の幅方向に複数設け、調整長孔164、取付け長孔165及び取付け長孔166をホルダースライダー16bの幅方向に複数設けることで、幅方向全域のアライメント調整を高精度に行うことができる。
以上、ホルダースライダー16bを例に、ロールホルダー2の位置を調整する方法について説明したが、その他のホルダースライダー16の構成や位置調整方法も同様である。ロールホルダー2に対する当接方向が異なる複数のホルダースライダー16をホルダーガイド3上に設けることで、ロールホルダー2の位置や姿勢を調整して、搬送ローラ5と紙管固定部11のアライメント調整を行うことができる。
なお、本発明の適用は上述の実施形態に限られるものではない。例えば、第3の実施形態に示したホルダーコロと、第5の実施形態で示したホルダースライダー16を設けて、スライド時の摺動抵抗を低減し、かつアライメント調整可能な構成とするなど、各実施形態の構成を自由に組み合わせても良い。
3…ホルダーガイド(ガイド部)、21…基準ロールホルダー(第1のロール支持部)、22…非基準ロールホルダー(第2のロール支持部)、50…台車、200…ロールセット部(シート供給装置)、D1…第1の空間、D2…第2の空間、R…ロール、S…シート

Claims (11)

  1. シートが巻回されたロールを支持しながら回転させて、シートを送り出すシート供給装置であって、
    ロールの幅方向の一端側でロールを回転可能に支持する第1のロール支持部と、
    前記第1のロール支持部に対向して、ロールの他端側でロールを回転可能に支持する第2のロール支持部と、
    前記幅方向に延在し、前記第2のロール支持部を前記幅方向に移動可能に支持するガイド部と、
    を備え、
    前記第1のロール支持部と前記第2のロール支持部の間のロールが設置される第1の空間の下方に、ロールを運搬する台車が進入する第2の空間が形成されていることを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記ガイド部は、前記第1の空間に対して、前記台車の進入方向の下流側に位置することを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  3. 前記第2のロール支持部は、前記ガイド部に当接して、前記幅方向と直交する方向に延びる回転軸を中心に回転可能なコロ部を有することを特徴とする請求項2に記載のシート供給装置。
  4. 前記コロ部は、前記ガイド部に対して鉛直方向上側から当接する第1のコロと、前記ガイド部に対して前記進入方向の下流側から当接する第2のコロと、前記第2のコロより下方で前記ガイド部に対して前記進入方向の上流側から当接する第3のコロと、を含むことを特徴とする請求項3に記載のシート供給装置。
  5. 前記ガイド部を支持するガイド支持部と、
    前記ガイド支持部に対する前記第1のロール支持部又は前記第2のロール支持部の少なくとも一方の前記進入方向及び鉛直方向の位置を調整可能な位置調整機構と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載のシート供給装置。
  6. 前記位置調整機構は、前記ガイド部と前記ガイド支持部を接続し、前記ガイド支持部に対する進入方向及び鉛直方向の位置を調整可能である接続部材を含むことを特徴とする請求項5に記載のシート供給装置。
  7. 前記位置調整機構は、前記幅方向に延在して前記ガイド部に設けられ、前記第2のロール支持部に当接して、前記ガイド部に対する進入方向及び鉛直方向の位置を調整可能である摺動部材を含むことを特徴とする請求項5に記載のシート供給装置。
  8. 前記摺動部材は、前記ガイド部の上端に設けられる第1のスライダーと、前記ガイド部に対して前記進入方向の下流側に設けられる第2のスライダーと、前記第2のスライダーより下方で前記ガイド部に対して前記進入方向の上流側に設けられる第3のスライダーと、を含むことを特徴とする請求項7に記載のシート供給装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載のシート供給装置と、
    前記シート供給装置から送り出されたシートに記録動作を行う記録部と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  10. ロールの前記一端側でロールを回転可能に支持する第3のロール支持部と、
    前記第3のロール支持部に対向して、ロールの前記他端側でロールを回転可能に支持す
    る第4のロール支持部と、
    をさらに備え、
    前記第3のロール支持部と前記第4のロール支持部の間に設置されるロールで、前記記録動作が行われたシートを巻き取ることを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
  11. 前記第1のロール支持部及び前記第2のロール支持部で支持するロールの回転中心と、前記第3のロール支持部及び前記第4のロール支持部で支持するロールの回転中心との高さが一致していることを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
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