JP2024082750A - シート供給装置及び記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロールシート装着の作業性を向上させるシート供給装置を提供する。【解決手段】シート供給装置は、シートが巻回されたロールシートRを回転可能に支持するホルダ部24と、ホルダ部24へロールシートRをガイドするガイド部と、を備え、ホルダ部24で支持されたロールシートRを回転させてシートを供給方向に供給するシート供給装置であって、ガイド部は、重力方向から見たときに供給方向と反対の突出方向にホルダ24部から突出する第1ガイド部210と、突出方向にホルダ部24から突出し第1ガイド部210に対向する第2ガイド部220と、を含み、第1ガイド部210と第2ガイド部220の間及びその下方には、ロールシートRを運搬する運搬具が進入可能な空間が形成されている。【選択図】図5
Description
本発明は、シートが巻回されたロールシートからシートを引き出して供給するシート供給装置と、シート供給装置を備える記録装置に関する。
記録材としてシートに画像等を記録する記録装置においては、ロールシートを回転可能に支持してシートを供給するシート供給装置が設けられる。シート供給装置によるシート供給に先立ち、作業者は、ロールシートをシート供給装置にセットする。
特許文献1には、ロールシートのシート供給装置への装着性確保のため、装置前面にロールシートを載置するための回動ドア部が設けられたシート供給装置の構成が開示されている。回動ドア部はシート供給装置の幅方向の全域に亘って設けられており、作業者は、回動ドア部の上に載置したロールシートにスプール部材を取り付けて、回動ドア部に形成されたガイド部の上を転がしてロールシートをホルダ部にセットできる。
シートサイズが大きい、又は巻回数が多いロールシートは重量物であり、ロールシートの運搬には台車等の運搬具が用いられることがある。しかしながら、上述の構成においては、作業者はロールシートを運搬具から回動ドア部に移す際にロールシートを持ち上げり、ロールシートが重量物である場合には重労働となる。
そこで、本発明の目的は、ロールシート装着の作業性を向上させるシート供給装置を提供することである。
上述の目的を達成するため、本発明のシート供給装置は、
シートが巻回されたロールシートを回転可能に支持するホルダ部と、
前記ホルダ部へロールシートをガイドするガイド部と、
を備え、前記ホルダ部で支持されたロールシートを回転させてシートを供給方向に供給するシート供給装置であって、
前記ガイド部は、重力方向から見たときに前記供給方向と反対の突出方向に前記ホルダ部から突出する第1ガイド部と、前記突出方向に前記ホルダ部から突出し前記第1ガイド部に対向する第2ガイド部と、を含み、
前記第1ガイド部と前記第2ガイド部の間及びその下方には、ロールシートを運搬する運搬具が進入可能な空間が形成されていることを特徴とする。
シートが巻回されたロールシートを回転可能に支持するホルダ部と、
前記ホルダ部へロールシートをガイドするガイド部と、
を備え、前記ホルダ部で支持されたロールシートを回転させてシートを供給方向に供給するシート供給装置であって、
前記ガイド部は、重力方向から見たときに前記供給方向と反対の突出方向に前記ホルダ部から突出する第1ガイド部と、前記突出方向に前記ホルダ部から突出し前記第1ガイド部に対向する第2ガイド部と、を含み、
前記第1ガイド部と前記第2ガイド部の間及びその下方には、ロールシートを運搬する運搬具が進入可能な空間が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ロールシート装着の作業性を向上させるシート供給装置を提供できる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
(記録装置100)
まず、本発明の第1実施形態に係る記録装置100の基本的構成について説明する。記録装置としては、プリント媒体としてのシートを供給するためのシート供給装置と、そのシートに画像をプリントするプリント部と、を備えたインクジェット記録装置を適用例にして説明する。また、本明細書において「インク」とは、記録液などの液体の総称として用いる。
(記録装置100)
まず、本発明の第1実施形態に係る記録装置100の基本的構成について説明する。記録装置としては、プリント媒体としてのシートを供給するためのシート供給装置と、そのシートに画像をプリントするプリント部と、を備えたインクジェット記録装置を適用例にして説明する。また、本明細書において「インク」とは、記録液などの液体の総称として用いる。
記録装置100は、記録装置100の前面側に開閉可能に構成される排紙ガイド部500を備える。図1は、排紙ガイド部500が閉状態にある記録装置100の模式的斜視図である。図2は、排紙ガイド部500が開状態にある記録装置100の模式的斜視図である。なお、各図面には、記録装置100の左右方向がX軸方向、記録装置100の前後方向がY軸方向、重力方向がZ軸方向として適宜示されている。本実施形態においては、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向はそれぞれ互いに直交する。また、ロールシートは、ロールシートの軸方向がY軸方向と平行となるように記録装置100に支持される。
記録装置100は、シートが巻回されたロールシートを支持してシートを供給する供給部と、供給されたシートにプリント動作(記録動作)を行うプリント部(記録部)と、記録動作が行われたシートを巻き取る巻取り部と、により構成される。図2に示されるように、ロールシートを支持する供給側のロールセット部200と巻取り側のロールセット部600は、いずれも記録装置100の前方側に設けられている。また、供給側のロールセット部200は、巻取り側のロールセット部600の上方に位置する。記録装置100においては、装置の前方側のロールセット部200に支持されるロールシートから引き出さ
れるシートがプリント部に向けて後方に向かって供給される。そして、プリント部で画像がプリントされたシートは、排紙ガイド部500を経て、記録装置100の前方側に設けられるロールセット部600で巻き取られる。
れるシートがプリント部に向けて後方に向かって供給される。そして、プリント部で画像がプリントされたシートは、排紙ガイド部500を経て、記録装置100の前方側に設けられるロールセット部600で巻き取られる。
ロールセット部200にロールシートをセットするとき、図2に示されるように、排紙ガイド部500は開状態とされる。一方、シートに画像をプリントするプリント動作時は、図1に示されるように、排紙ガイド部500は閉状態とされる。排紙ガイド部500が閉状態のとき、ロールセット部200から供給されたシートは、シート搬送部を通ってプリント部に到達し、プリント部で画像をプリントされた後に排紙ガイド部500に排出される。
記録装置100は、上述のシート搬送部やプリント部を記録装置100の左右方向の両側から支持する二つの本体脚部27と、二つの本体脚部27の間に設けられて二つの本体脚部27を連結する連結部29と、を備える。本体脚部27は、シート搬送部やプリント部等を支持し、且つロールセット部200を介してロールシートを支持し、これらの重量により生じる荷重を受けている。本体脚部27は、キャスターを介して床面に接しており、記録装置100の重量を床面に逃がす。連結部29は、二つの本体脚部27を連結して本体脚部27が重量によって倒れることを防ぐ。
また、記録装置100は、記録装置100の前方側に設けられる操作パネル28を備える。ユーザは、操作パネル28に備わる各種のスイッチなどを用いて、ロールシートのサイズ指定、ロールの種類の設定など、記録装置100に対する各種コマンドなどを入力できる。
図3は、記録装置100の要部の概略断面図である。供給側のロールセット部200にセットされたロールシートRから引き出されたシートSは、巻取り側のロールセット部600にセットされた紙管(ロール)に接続されて巻き取られる。記録装置100は、シートSの搬送方向の上流側から順に、供給側のロールセット部200と、シート搬送部300と、プリント部400と、排紙ガイド部500と、巻取り側のロールセット部600と、を備える。ロールセット部200にセットされたロールシートRから引き出されたシートSは、シート搬送部300を通って、画像をプリント可能なプリント部400に搬送される。プリント部400は、インクジェット式のプリントヘッド23からインクを吐出してシートSに画像をプリントする。そして、画像がプリントされたシートSは、排紙ガイド部500にガイドされながらロールセット部600で紙管に巻き取られる。
プリントヘッド23は、電気熱変換素子(ヒータ)やピエゾ素子などの吐出エネルギー発生素子を用いて、吐出口からインクを吐出する。本実施形態のプリントヘッド23は、電気熱変換素子の発熱によりインクを発泡させ、その発泡エネルギーを利用して吐出口からインクを吐出できる。なお、本発明の適用にあたっては、プリントヘッド23のインク吐出方式はインクジェット方式に限定されない。また、プリント部400のプリント方式も上述の構成に限定されず、例えば、プリント方式はシリアルスキャン方式あるいはフルライン方式などであってもよい。シリアルスキャン方式の場合には、シートSの搬送動作と、シートSの搬送方向と交差する方向におけるプリントヘッド23の走査と、を伴ってシートSに画像がプリントされる。フルライン方式の場合には、シートSの搬送方向と交差する方向に延在する長尺なプリントヘッド23が用いられ、シートSが連続的に搬送されつつシートSに画像がプリントされる。
ロールシートRの中空穴部には軸形状の取付部材40が挿入されて取り付けられ、ロールシートRは取付部材40を介してロールセット部200に支持される。取付部材40は、ロールシートRの軸方向の両端部から突出するようにロールシートRに取り付けられる
。取付部材40は、ロールセット部200にセットされると、ロール駆動モータ等の駆動源と駆動連結されて、正転及び逆転駆動される。そして、ロールシートRの中心部を保持した取付部材40はロールシートRと一体的に、C1、C2方向(図3参照)に正転及び逆転可能にロールセット部200に支持される。
。取付部材40は、ロールセット部200にセットされると、ロール駆動モータ等の駆動源と駆動連結されて、正転及び逆転駆動される。そして、ロールシートRの中心部を保持した取付部材40はロールシートRと一体的に、C1、C2方向(図3参照)に正転及び逆転可能にロールセット部200に支持される。
ロールセット部200は、駆動部3、アーム部材(移動体)4、アーム回転軸5、第1シートセンサ6、揺動部材7、圧接体8、分離フラッパー(上側ガイド体)9、及びフラッパー回転軸10を備える。ロールセット部200は、記録装置100に備えられるシート供給装置であって、支持したロールシートRからシートSを引き出して供給するシート供給装置であると捉えることもできる。シートS供給時には、ロールシートRはC1方向に回転して、分離フラッパー9等にガイドされながら、シートSがシート搬送部300へ搬送される。
圧接体8は、重力方向の上方に付勢され、ロールセット部200にセットされたロールシートRの外径に応じて移動して、重力方向の下方からロールシートRの外周面に圧接する。圧接体8は、ロールシートRの回転にあわせて回転可能に構成される従動回転体である。アーム部材4は、圧接体8と連動して移動して、ロールシートRから引き出されるシートSの下面をガイドするシートガイド部材である。
シート搬送部300は、供給側搬送ガイド11と、搬送ローラ12と、ニップローラ13と、第2シートセンサ14と、を備える。供給側搬送ガイド11は、ロールセット部200に支持されるロールシートRから引き出されるシートSの表裏面をガイドしつつ、シートSをプリント部400へ導く。搬送ローラ12は、搬送ローラ駆動用モータによってD1,D2方向(図3参照)に正転及び逆転される。ニップローラ13は、搬送ローラ12の回転に応じて従動回転可能であり、不図示のニップローラ離間モータによって、搬送ローラ12に対して接離可能、且つニップ力の調整が可能である。搬送ローラ12は、第2シートセンサ14がシートSの先端を検知したときに回転される。搬送ローラ12によるシートSの搬送速度は、ロールシートRの回転によるシートSの引き出し速度よりも高く設定されている。すなわち、シートSは、バックテンションが与えられて、搬送方向に張った状態のまま搬送される。この結果、シートSの弛みを防止し、シートSの折り目の発生及び搬送誤差の発生を抑制することができる。
プリント部400は、プリントヘッド23と、プラテン15と、吸引ファン16と、カッター17と、を備える。プラテン15は、吸引ファン16により発生させた負圧によって、プラテン15に設けられた吸引穴を通してシートSの裏面を吸着する。これにより、プラテン15上に沿うようにシートSの位置が規制されて、プリントヘッド23によってシートSに高精度に画像がプリントされる。カッター17は、シートSの搬送方向において、プリントヘッド23の下流側に位置し、画像がプリントされたシートSを切断可能に構成される。
排紙ガイド部500は、排紙搬送ガイド18と、従動ローラ19と、回動軸20と、を備える。排紙搬送ガイド18は、プリント部400から引き出されるシートSの裏面(画像がプリントされる表面と反対側の面)をガイドしつつ、シートSを巻取り側のロールセット部600へ導くシートガイド部材である。ここで、ロールセット部600にセットされた紙管にシートSの先端が固定された状態で、搬送ローラ12の搬送速度に応じてセットされた紙管が回転することで、プリント部400で画像がプリントされたシートSを連続的に巻き取ることができる。
従動ローラ19は、排紙搬送ガイド18の巻取り側端部(シートSの搬送方向の下流側端部)に設けられる。シートSが従動ローラ19に沿って緩やかに屈曲されることで、シ
ートSが受けるダメージが抑制され、且つ屈曲部での搬送抵抗が減少して、搬送ローラ12と従動ローラ19の間で大きなたわみが発生することが防止される。また、排紙搬送ガイド18や従動ローラ19にシートSを沿わせる構成とすることで、必要に応じて排紙搬送ガイド18を不図示の加熱部で加熱し、プリント部400で吐出したインクのシートSへの熱定着を補助することが可能である。
ートSが受けるダメージが抑制され、且つ屈曲部での搬送抵抗が減少して、搬送ローラ12と従動ローラ19の間で大きなたわみが発生することが防止される。また、排紙搬送ガイド18や従動ローラ19にシートSを沿わせる構成とすることで、必要に応じて排紙搬送ガイド18を不図示の加熱部で加熱し、プリント部400で吐出したインクのシートSへの熱定着を補助することが可能である。
回動軸20は、排紙搬送ガイド18の供給側端部(シートSの搬送方向の上流側端部)に設けられる。排紙搬送ガイド18及び従動ローラ19は、回動軸20を中心として回動可能である。ロールシートRをロールセット部200に着脱する際には、排紙ガイド部500を回動させて開状態とし、排紙搬送ガイド18及び従動ローラ19を上方に退避させることで、排紙ガイド部500と干渉することなくロールシートRをセット可能である。
(取付部材40)
次に、ロールシートRがロールセット部200にセットされる際に、ロールシートRに取り付けられる取付部材40について説明する。取付部材40は、ロールシートRの軸方向の両端部から突出するようにロールシートRに取り付けられ、ロールセット部200は取付部材40を介してロールシートRを支持する。図4(a),(b),(c)は、取付部材40によって、ロールシートRをロールセット部200にセットする手順を示す図である。図4(a)は、ロールシートRと取付部材40の分解図である。図4(b)は、取付部材40がロールシートRに対して固定される様子を示す図である。図4(c)は、取付部材40がロールセット部200に支持される様子を示す図である。
次に、ロールシートRがロールセット部200にセットされる際に、ロールシートRに取り付けられる取付部材40について説明する。取付部材40は、ロールシートRの軸方向の両端部から突出するようにロールシートRに取り付けられ、ロールセット部200は取付部材40を介してロールシートRを支持する。図4(a),(b),(c)は、取付部材40によって、ロールシートRをロールセット部200にセットする手順を示す図である。図4(a)は、ロールシートRと取付部材40の分解図である。図4(b)は、取付部材40がロールシートRに対して固定される様子を示す図である。図4(c)は、取付部材40がロールセット部200に支持される様子を示す図である。
取付部材40は、スピンドル41、摩擦部材42、基準フランジ43、非基準フランジ44、スピンドルギア45及びガイド軸46を含む。スピンドル41は軸状の部材であり、スピンドル41の一端に基準フランジ43とガイド軸46が設けられ、他端にスピンドル41を回転させるためのスピンドルギア45が取り付けられている。また、非基準フランジ44は、スピンドル41に対して着脱可能に構成されている。基準フランジ43と非基準フランジ44には、ロールシートRの内周面に当接する摩擦部材42が設けられている。
基準フランジ43と非基準フランジ44の外径は、ロールシートRの外径より大きく形成されている。基準フランジ43にロールシートRの一端が当接し、非基準フランジ44にロールシートRの他端が当接した状態で、取付部材40がロールシートRに取り付けられる。また、スピンドルギア45は、ギアが形成されたギア部と、スピンドル41の外径より大きい径を有する非ギア部と、を有する。ガイド軸46は、基準フランジ43に対してスピンドル41の基準側に設けられ、スピンドルギア45の非ギア部と同等の外径で形成される。従って、スピンドルギア45とガイド軸46を同一平面で支持することにより、ロールシートRの軸方向が水平な状態でロールシートRが取付部材40に支持される。
取付部材40のロールシートRへの取付けにおいては、スピンドル41にはめ込まれている非基準フランジ44が取り外された状態で、スピンドル41がロールシートRの中空穴部に差し込まれる。スピンドル41の外径は、ロールシートRの中空穴部の内径よりも小さいため、作業者は軽微な力でスピンドル41をロールシートRに差し込むことができる。
スピンドル41がロールシートRに差し込まれているとき、スピンドル41とロールシートRとの間には隙間ができるようにスピンドル41は構成されている。ロールシートRの軸方向の一端が基準フランジ43に接触した状態で、基準フランジ43に設けられた摩擦部材42がロールシートRの中空穴部内にはめ込まれる。そして、摩擦部材42がロールシートRの内周面に当接して、基準フランジ43がロールシートRに固定される。その
後、スピンドル41に非基準フランジ44がはめ込まれて、ロールシートRの他端が非基準フランジ44に接触した状態で、非基準フランジ44に設けられた摩擦部材42がロールシートRの中空穴部内にはめ込まれる。そして、摩擦部材42がロールシートRの内周面に当接して、非基準フランジ44がロールシートRに固定される。
後、スピンドル41に非基準フランジ44がはめ込まれて、ロールシートRの他端が非基準フランジ44に接触した状態で、非基準フランジ44に設けられた摩擦部材42がロールシートRの中空穴部内にはめ込まれる。そして、摩擦部材42がロールシートRの内周面に当接して、非基準フランジ44がロールシートRに固定される。
図4(b)に示されるように、ロールシートRの内部にスピンドル41が挿通されて、ロールシートRの軸方向において基準フランジ43と非基準フランジ44によりロールシートRが挟まれた状態で、取付部材40がロールシートRに取り付けられる。すなわち、取付部材40がロールシートRに取り付けられた状態において、基準フランジ43とガイド軸46はロールシートRの軸方向の一端側に位置し、非基準フランジ44とスピンドルギア45はロールシートRの軸方向の他端側に位置する。図4(c)に示されるように、取付部材40の長手方向の両端部がロールセット部200のスピンドルホルダ24にはめ込まれることで、ロールシートRは取付部材40を介してロールセット部200にセットされる。
第1実施形態において、スピンドルフランジである基準フランジ43と非基準フランジ44の外径は170mm程度である。また、記録装置100で用いられるロールシートRの最大外径は180mm程度であり、ロールシートRの中空穴部の内径は2inch(50.8mm)あるいは3inch(76.2mm)である。しかしながら、本発明の適用にあたっては、スピンドルフランジの外径、ロールシートRの最大外径、中空穴部の内径はこれらの数値に限定されるものではない。
ロールセット部200は、スピンドルホルダ24と、駆動ギア25と、ロールセンサ26と、を備える。スピンドルホルダ24は、スピンドル41の長手方向の両端部のそれぞれに対応する位置に設けられている。スピンドルホルダ24の内面はU字状に形成されており、その開口部側からスピンドル41の端部をはめ込むことができる。取付部材40がスピンドルホルダ24にはめ込まれた状態において、スピンドルギア45は、ロールセット部200に設けられた駆動ギア25を介して、駆動源であるロール駆動モータに接続される。ロール駆動モータによって、取付部材40と共にロールシートRが正転及び逆転駆動されることにより、シートSの搬送動作が可能となる。このようにスピンドルホルダ24は、ロールシートRからシートSを送り出せるように取付部材40を介してロールシートRを支持するロール支持部としての役割を果たしている。また、ロールセンサ26は、ロールセット部200のロールシートRの有無を検知する。
このように、ロールシートRの保持に取付部材40を用いることによって、異なる幅のロールシートRを取付部材40とスピンドルホルダ24によってロールセット部200にセットすることが可能となる。このため、記録装置100は、例えばA0,A1といった大きなサイズから小さなサイズまで、幅がスピンドル41の長さ以下である様々なサイズのロールシートRをロールセット部200にセットすることが可能な構成となっている。また、スピンドル41に固定された基準フランジ43にロールシートRの端部をはめ込むため、ロールシートRの基準側端部位置がロールセット部200に対して一定に定まる。
第1実施形態においては、ロールシートRを支持しロールセット部200にセットする補助部材として、スピンドル41、基準フランジ43及び非基準フランジ44を有する取付部材40が用いられている。しかしながら、本発明の適用にあたっては、ロールシートRをロールセット部200に回転可能に保持できる構成であれば、取付部材は上述のような構成に限定しない。例えば、より簡便な取付部材の構成として、スピンドルを有さず、ロールシートの両端にはめ込まれる摩擦部材が設けられたフランジ部のみで構成され、ロールシートRを回転支持する構成としても良い。もしくは、取付部材はフランジを有さず、スピンドルに設けられた固定機構でロールシートが固定される構成とされても良い。た
だし、本発明の適用にあたっては、取付部材40は、後述するガイド部上を簡易的に移動させることが可能な構成であることが好ましい。
だし、本発明の適用にあたっては、取付部材40は、後述するガイド部上を簡易的に移動させることが可能な構成であることが好ましい。
(ロールセット部200)
次に、ロールセット部200の詳細構成について説明する。ロールセット部200は、取付部材40を介してロールシートRを回転可能に支持するホルダ部と、ホルダ部に接続されてロールシートRを支持しながらホルダ部へガイドするガイド部と、を有する。第1実施形態においては、ホルダ部はスピンドルホルダ24により構成されている。ガイド部は、第1ガイド部210と第2ガイド部220により構成されている。
次に、ロールセット部200の詳細構成について説明する。ロールセット部200は、取付部材40を介してロールシートRを回転可能に支持するホルダ部と、ホルダ部に接続されてロールシートRを支持しながらホルダ部へガイドするガイド部と、を有する。第1実施形態においては、ホルダ部はスピンドルホルダ24により構成されている。ガイド部は、第1ガイド部210と第2ガイド部220により構成されている。
図5は、ロールセット部200周辺の斜視図であり、第1ガイド部210及び第2ガイド部220の上に、ロールシートRに取り付けられた取付部材40が載置されている様子を示す。第1ガイド部210は、スピンドルホルダ24から記録装置100の前方向に突出しており、取付部材40の基準側の端部を支持する。第2ガイド部220は、スピンドルホルダ24から記録装置100の前方向に突出しており、第1ガイド部210に対向して、取付部材40の非基準側の端部を支持する。第1ガイド部210と第2ガイド部220は、互いに記録装置100の左右方向(X方向)に対向している。第1実施形態においては、取付部材40のガイド軸46が第1ガイド部210に当接し、スピンドルギア45が第2ガイド部220に当接し、ロールシートRの軸方向が水平な状態で、取付部材40がガイド部に支持される。
記録装置100においては、スピンドルホルダ24や二つの本体脚部27を連結する連結部29は、ガイド部に対して後方側に設けられている。また、重力方向から見たときに、第1ガイド部210と第2ガイド部220は、シートSの供給方向と反対の突出方向にスピンドルホルダ24から突出している。すなわち、第1ガイド部210と第2ガイド部220との間及びその下方の空間や当該空間の前方の空間に構造物が設けられていない。
第1ガイド部210と第2ガイド部220は、それぞれ本体脚部27に固定されている。第1ガイド部210と第2ガイド部220との間の距離は、スピンドル41の長さよりも短い。すなわち、取付部材40の一端部を第1ガイド部210の上に載置した状態で、取付部材40の他端部を第2ガイド部220の上に載置可能である。
ロールシートRに取り付けられた取付部材40は、後方に向かう方向Pに沿ってガイド部の上を転がされ、又はスライドされることで、スピンドルホルダ24までガイド部にガイドされる。スピンドルホルダ24は、取付部材40の基準側の端部を支持する第1軸受面24aと、取付部材40の非基準側の端部を支持する第2軸受面24bと、を有する。取付部材40がガイド部から移動してスピンドルホルダ24にセットされると、スピンドルギア45が駆動ギア25と接続して、取付部材40が駆動力を受けてロールシートRと一体的に回転可能な状態となる。
第1ガイド部210は、スピンドルホルダ24から前方向に突出した第1後方部材31と、第1後方部材31から前方向に突出した第1前方部材33と、を有する。同様に、第2ガイド部220は、スピンドルホルダ24から前方向に突出した第2後方部材32と、第2後方部材32から前方向に突出した第2前方部材34と、を有する。
第1前方部材33は、第1ガイド部210が記録装置100の前後方向に伸縮可能となるように、第1後方部材31の内部に収容可能に構成されていても良いし、第1後方部材31に対して着脱可能に構成されても良い。同様に、第2前方部材34は、第2ガイド部220が記録装置100の前後方向に伸縮可能となるように、第2後方部材32の内部に収容可能に構成されていても良いし、第2後方部材32に対して着脱可能に構成されても
良い。
良い。
ガイド部が伸縮可能な構成の場合、ロールシートR交換時には、第1ガイド部210と第2ガイド部220を伸長することで、ロールシートRを運搬するための運搬具を移動可能な空間Dが大きく形成され、作業性良くロールシートRをガイド部上に載置できる。また、空間Dが大きく形成されることで、より大径のロールシートRを保持した運搬具を空間D内に進入させて、ロールシートRをガイド部上に載置できる。一方、プリント動作時には、第1ガイド部210と第2ガイド部220を縮小することで、作業者が記録装置100を操作する際に、ガイド部が操作の邪魔にならない。更に、記録装置100の本体設置面積を小さくすることができ、省スペース化に寄与する。すなわち、第1ガイド部210と第2ガイド部220が共に前後方向に伸縮可能に構成されることで、記録装置100の操作性を阻害することなく、ロールシートR交換の作業性を向上できる。ガイド部が伸縮可能な構成の具体例については、第2実施形態を用いて後述する。
ロールセット部200のガイド部は、第1ガイド部210の第1ガイド面で取付部材40を支持し、第2ガイド部220の第2ガイド面で取付部材40を支持する。第1ガイド面は、第1後方部材31の第1後方ガイド面31aと、第1前方部材33の第1前方ガイド面33aとにより構成される。第2ガイド面は、第2後方部材32の第2後方ガイド面32aと、第2前方部材34の第2前方ガイド面34aとにより構成される。
第1実施形態においては、第1後方ガイド面31a、第1前方ガイド面33a、第2後方ガイド面32a、第2前方ガイド面34aはすべて同一平面上に形成されている。取付部材40を支持してガイドするガイド面が同一平面上に形成されていることで、第1後方ガイド面31aと第1前方ガイド面33aの境目や、第2後方ガイド面32aと第2前方ガイド面34aの境目には段差が形成されない。従って、作業者は取付部材40をガイド部からスピンドルホルダ24までスムーズに移動できる。このようにガイド部が構成されることで、取付部材40はスムーズにガイド部上を移動可能であり、ロールセット部200におけるロールシートR装着の作業性が向上する。
第1ガイド部210の第1前方部材33の先端には、第1前方ガイド面33aから上方に突出する段差部35が設けられ、第2ガイド部220の第2前方部材34の先端には、第2前方ガイド面34aから上方に突出する段差部36が設けられている。段差部36がガイド部の先端に設けられていることにより、ガイド部の上に載置された取付部材40が前方側に落ちることを防止できる。
図6は、記録装置100の上面図であり、運搬具である台車50を用いてロールシートRに取り付けられた取付部材40をガイド部に乗せる様子を示す。図7は、図6の正面図である。なお、図6、図7では、ロールセット部200より上部に退避された排紙ガイド部500等の構造部の図示が省略されている。
上述の通り、第1ガイド部210及び第2ガイド部220との間、及びその下方の空間Dには、連結部29を含む構造物が配置されていない。図6等には、空間Dが二点鎖線で示されている。このような構成により、台車50はロールシートRを支持した状態で、空間Dに進入可能である。更に、台車50は空間D内で記録装置100の前後方向や左右方向に移動可能である。従って、第1実施形態の構成によれば、台車50を空間Dに進入させる前でも後でも、台車50を移動してロールシートRと取付部材40のガイド部に対する相対位置を簡易的に調整することができ、ロールシートR装着の作業性が向上する。
図8は、ロールシートRを運搬する台車50の斜視図である。台車50は、本発明が適用された記録装置やシート供給装置に対して好適に用いることができる運搬具である。台
車50は、ロールシートRを支持する受け部51と、車輪部52と、受け部51の高さを調整する高さ調整部53と、を有する。受け部51は、空間Dに進入したときに、ガイド部と干渉しない幅で形成されている。台車50は、下部に設けられる車輪部52によって床の上を自由に移動可能である。受け部51の下側に設けられる高さ調整部53は、鉛直方向に伸縮可能に構成され、受け部51を昇降する。
車50は、ロールシートRを支持する受け部51と、車輪部52と、受け部51の高さを調整する高さ調整部53と、を有する。受け部51は、空間Dに進入したときに、ガイド部と干渉しない幅で形成されている。台車50は、下部に設けられる車輪部52によって床の上を自由に移動可能である。受け部51の下側に設けられる高さ調整部53は、鉛直方向に伸縮可能に構成され、受け部51を昇降する。
受け部51は、ロールシートRの軸方向が水平となる状態で、つまりロールセット部200に支持されるときと同じ姿勢で、ロールシートRを下方から支持することが可能である。受け部51は、ロールシートRに下方から接触する二つの受け部斜面が形成されている。ロールシートRを支持した受け部51をロールシートRの軸方向から見たときに、二つの受け部斜面はV字形状を形成する。ロールシートRが受け部51に置かれた状態では、ロールシートRは二つの受け部斜面の両方と接する。
また、図6、図7においては、台車50は、記録装置100の左右方向において、空間Dの中央部に位置しているが、空間D内で台車50が左右方向に移動可能に記録装置100は構成されている。従って、例えば、より小さい幅のロールシートRをロールセット部200にセットする際は、台車50を基準側の第1ガイド部210に寄せて空間D内に配置できる。すなわち、同一の台車50によって、異なる幅のロールシートRを支持してガイド部の上に載置することが可能である。ひいては、記録装置100の構成によれば、異なる幅のロールシートのセット作業に共通の運搬具を用いることができるため、治具費用の削減や作業の効率性向上を実現できる。
(ロールシートセット方法)
次に、ロールシートRをロールセット部200にセットする方法について詳細に説明する。図9(a),(b),(c),(d)は、台車50を用いてロールシートRを第1ガイド部210及び第2ガイド部220の上に載置する手順を示す図である。図10は、ガイド部の上に載置されたロールシートRをスピンドルホルダ24に取り付ける手順を示す図である。分かりやすく示すため、図9(a)~(d)や図10には、アーム部材4や圧接体8等の記録装置100の一部の内部構成が実線で示されている。
次に、ロールシートRをロールセット部200にセットする方法について詳細に説明する。図9(a),(b),(c),(d)は、台車50を用いてロールシートRを第1ガイド部210及び第2ガイド部220の上に載置する手順を示す図である。図10は、ガイド部の上に載置されたロールシートRをスピンドルホルダ24に取り付ける手順を示す図である。分かりやすく示すため、図9(a)~(d)や図10には、アーム部材4や圧接体8等の記録装置100の一部の内部構成が実線で示されている。
スピンドルホルダ24には、第1軸受面24aと、第1軸受面24aと第1後方ガイド面31aを接続する第1接続面24cと、第2軸受面24bと、第2軸受面24bと第2後方ガイド面32aを接続する第2接続面と、が形成されている。第1接続面24c及び第2接続面は、前方から後方に向かって下方向に傾斜している。このように構成されることによって、ロールシートセット時にはロールシートRをガイド部上からホルダ部に移動することが容易となり、且つロールシートRが意図せずスピンドルホルダ24から外れることを防止できる。
図9(a)は、台車50の上にロールシートRが載置された状態で、受け部51を上昇させる様子を示す。ロールシートRを支持した台車50を空間Dに進入させるには、まずロールシートRに取り付けられたガイド軸46やスピンドルギア45が第1前方部材33の第1前方ガイド面33aより高く位置するように高さ調整部53によって受け部51を上昇させる。台車50を空間Dに進入させる際に、取付部材40がガイド部に干渉することを避け、取付部材40をガイド部の上に載置するためである。
図9(b)は、ロールシートRを支持した台車50を、方向P(後方向)に移動させて、台車50を空間Dに進入させる様子を示す。このとき、取付部材40が第1前方部材33と第2前方部材34の上方に位置するまで、台車50を移動させる。また、重力方向から見たときに、スピンドル41がガイド部と重ならない位置にある場合は、台車50を左右方向に移動させて調整する必要がある。スピンドル41の左右方向の位置調整について
は、台車50を空間Dに進入させる前後のどちらで行われても良い。
は、台車50を空間Dに進入させる前後のどちらで行われても良い。
図9(c)は、スピンドル41が第1前方部材33と第2前方部材34の上方に位置した状態で、受け部51を下降させる様子を示す。このとき、台車50はロールシートRを支持した状態で、空間D内に位置している。受け部51が下降して、取付部材40の一端部が第1前方部材33の上に、他端部が第2前方部材34の上に着地し、受け部51がロールシートRから離間すると、台車50からガイド部へのロールシートRの受け渡しが完了する。すなわち、作業者は、ロールシートRや取付部材40を人力で持ち上げることなく、台車50からガイド部へロールシートRを受け渡せる。第1実施形態においては、スピンドル41より大径のガイド軸46が第1前方部材33の第1前方ガイド面33a上に載置され、スピンドル41より大径のスピンドルギア45が第2前方部材34の第2前方ガイド面34a上に載置される。
図9(d)は、ロールシートRが第1前方部材33と他端部が第2前方部材34の上に載置された状態で、台車50を空間Dから退避させる様子を示す。ロールシートRが第1前方部材33と他端部が第2前方部材34に載置された後は、台車50のみを記録装置100の前方側に移動させて、台車50を記録装置100から引き出す。なお、台車50が空間D内に配置されている場合でも、記録装置100の使用に差し支えないようであれば、台車50は空間D内に配置したままとされても良い。
ここで、図9(c)に示されるように、二つの本体脚部27の間を左右方向に亘って設けられた連結部29は、ガイド部に対して後方側に配置されている。従って、ロールシートRをガイド部に載置する際に、連結部29はロールシートRや台車50と干渉するおそれはない。また、図9(d)に示されるように、ガイド部がスピンドルホルダ24から記録装置100の前方向に突出しているため、アーム部材4及び圧接体8よりも前方側の領域(図中の矢印A)で、ロールシートRをガイド部の上に載置可能である。すなわち、ガイド部の第1前方部材33や第2前方部材34にロールシートRを載置する際に、台車50がアーム部材4や圧接体8と干渉することがないため、作業性良く台車50を操作してガイド部にロールシートRを載置できる。
図10に示されるように、取付部材40がガイド部に載置された後は、ガイド部の上でロールシートRと一体的に取付部材40を転がしながら、又はスライドさせながらスピンドルホルダ24に向けて移動させる。図10には、ガイド部に載置されたロールシートRがスピンドルホルダに支持されるまでのロールシートRの回転軸の中心の軌跡が矢印Tで示されている。ガイド部のガイド面は、段差がない平面で構成されているため、ロールシートRはガイド面上を転がりながら、又はスライドしながらスムーズに移動可能である。従って、作業者は小さい力で容易にロールシートRをガイド部からスピンドルホルダ24まで移動できる。そして、スピンドル41がスピンドルホルダ24にセットされると、ロールシートRのロールセット部200へのセットが完了する。
以上より、第1実施形態においては、ロールシートRを、人力で持ち上げることなく、台車50からガイド部へと受け渡し、スピンドルホルダ24にセットできる。すなわち、ロールシートRを台車50から降ろすことなく、ロールシートRの運搬から記録装置100への着地までを行うことができる。また、記録装置100に着地されたロールシートRを容易にスピンドルホルダ24まで移動させることができる。ひいては、作業者は作業性良くロールシートRを記録装置100のロールセット部200にセットできる。
更に、第1実施形態においては、台車50を用いて、ロールR2を巻き取り側のロールセット部600から取り外しできる。図11は、供給側のロールセット部200と巻取り側のロールセット部600のそれぞれにロールシートがセットされている様子を示す斜視
図である。上述の通り、上方に位置するロールセット部200に支持されたロールシートR1からシートSが供給され、下方に位置するロールセット部600に支持されたロールR2でプリント動作がされたシートSが巻き取られる。
図である。上述の通り、上方に位置するロールセット部200に支持されたロールシートR1からシートSが供給され、下方に位置するロールセット部600に支持されたロールR2でプリント動作がされたシートSが巻き取られる。
巻取り部としてのロールセット部600は、ロールR2を回転可能に支持するホルダ部と、ロールR2を支持しながらホルダ部へガイドするガイド部と、を有する。ロールセット部600のホルダ部は、ロールセット部200のホルダ部と同様に、スピンドルホルダ24により構成されている。ガイド部は、ホルダ部から前方向に突出しており、ロールR2に取り付けられた取付部材40が載置可能に構成されている。作業者は、台車50を昇降させて、ロールR2と取付部材40を人力で持ち上げることなく、取付部材40をガイド部に載置、及び取付部材40をガイド部から持上げることができる。
なお、ロールシートRを記録装置100から取り外す際は、上述の手順を逆順に行えばよい。すなわち、作業者は、ロールシートRの取り外しの際にも、ロールシートRを人力で持ち上げることなくガイド部から台車50へと受け渡しできる。また、ロールシートRはガイド部の後方から前方までスムーズに移動できる。ひいては、作業者は作業性良くロールシートRを記録装置100から取り外せる。
また、第1実施形態においては、供給側のロールセット部200に接続されたガイド部が前方部材と後方部材により構成されていたが、本発明の適用にあたってはこのような構成に限定されない。例えば、第1ガイド部210と第2ガイド部220がそれぞれ単一の部材により構成されている場合でも、第1ガイド部210と第2ガイド部220との間及びその下方に台車50が進入可能な空間が形成されていれば、ロールシートRの装着の作業性が向上される。また、巻取り側のロールセット部600に、供給側のロールセット部200と同様のガイド部が設けられていても良い。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1ガイド部と第2ガイド部の構成が第1実施形態と異なる。以下、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し、第2実施形態の特徴的な構成についてのみ説明する。例えば、第2実施形態の記録装置100のプリント部400の構成や画像形成プロセスは第1実施形態と同様である。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1ガイド部と第2ガイド部の構成が第1実施形態と異なる。以下、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し、第2実施形態の特徴的な構成についてのみ説明する。例えば、第2実施形態の記録装置100のプリント部400の構成や画像形成プロセスは第1実施形態と同様である。
(ロールセット部)
まず、第2実施形態の供給側のロールセット部について説明する。第2実施形態においても、ロールセット部は、取付部材40を介してロールシートRを回転可能に支持するホルダ部(スピンドルホルダ24)と、ホルダ部に接続されてロールシートRを支持しながらホルダ部へガイドするガイド部と、を有する。ガイド部は、互いに対向する第1ガイド部710と第2ガイド部720により構成されている。第1ガイド部710や第2ガイド部720は、スピンドルホルダ24から記録装置100の前方向に突出し、取付部材40を介してロールシートRを支持してスピンドルホルダ24へガイドする。第1ガイド部710と第2ガイド部720の対向方向は、記録装置100の左右方向と平行である。
まず、第2実施形態の供給側のロールセット部について説明する。第2実施形態においても、ロールセット部は、取付部材40を介してロールシートRを回転可能に支持するホルダ部(スピンドルホルダ24)と、ホルダ部に接続されてロールシートRを支持しながらホルダ部へガイドするガイド部と、を有する。ガイド部は、互いに対向する第1ガイド部710と第2ガイド部720により構成されている。第1ガイド部710や第2ガイド部720は、スピンドルホルダ24から記録装置100の前方向に突出し、取付部材40を介してロールシートRを支持してスピンドルホルダ24へガイドする。第1ガイド部710と第2ガイド部720の対向方向は、記録装置100の左右方向と平行である。
図12は、第2実施形態のロールセット部周辺の斜視図であり、第1ガイド部710及び第2ガイド部720の上に、ロールシートRに取り付けられた取付部材40が載置されている様子を示す。図13は、ロールセット部周辺の斜視図であり、取付部材40がガイド部に載置されていない様子を示す。
第1ガイド部710は、スピンドルホルダ24から前方向に突出した第1後方部材71と、第1後方部材71から前方向に突出した第1前方部材73と、を有する。同様に、第
2ガイド部720は、スピンドルホルダ24から前方向に突出した第2後方部材72と、第2後方部材72から前方向に突出した第2前方部材74と、を有する。
2ガイド部720は、スピンドルホルダ24から前方向に突出した第2後方部材72と、第2後方部材72から前方向に突出した第2前方部材74と、を有する。
第1ガイド部710の第1前方部材73の先端には、第1前方部材73の上面から上方に突出する段差部75が設けられ、第2ガイド部720の第2前方部材74の先端には、第2前方部材74の上面から上方に突出する段差部76が設けられている。これらの段差部により、ガイド部からの取付部材40の落下が防止される。
第1前方部材73は、第1後方部材71に対して前方向に突出した位置と、第1後方部材71の内部に収容される位置との間をスライドして移動可能に構成されている。第1前方部材73が、第1後方部材71に対して前後方向に移動することで、第1ガイド部710は伸縮する。同様に、第2前方部材74は、第2後方部材72に対して前方向に突出した位置と、第2後方部材72の内部に収容される位置との間をスライドして移動可能に構成されている。第2前方部材74が、第2後方部材72に対して前後方向に移動することで、第2ガイド部720は伸縮する。
上述の通り、ガイド部は前後方向に伸縮可能に構成されている。すなわち、ガイド部は、ガイド部のスピンドルホルダ24からの突出長さが第1長さL1である第1状態と、当該突出長さが第1長さL1より長い第2長さL2である第2状態とに変形可能である。ガイド部が第1状態のとき、第1前方部材73は第1後方部材71の内部に収容され、第2前方部材74は第2後方部材72の内部に収容される。一方、ガイド部が第2状態のとき、第1前方部材73が第1後方部材71に対して前方向に突出し、第2前方部材74が第2後方部材72に対して前方向に突出する。
図12は、第1状態のガイド部の様子を示す。ガイド部が第1状態のとき、第1前方部材73は第1後方部材71の内部に位置し、第2前方部材74は第2後方部材72の内部に位置する。また、ガイド部が第1状態のとき、段差部75が第1後方部材71の先端に当接し、段差部76が第2後方部材72の先端に当接する。段差部75には、第1前方部材73が後方向に過度に移動することを防止するストッパーとしての機能を持たせても良い。
ガイド部が第1状態にあるとき、ガイド部が縮小しているため、作業者が記録装置100を操作する際に、ガイド部が操作の邪魔にならない。更に、ガイド部が縮小可能な構成とされることで、記録装置100の本体設置面積を小さくすることができ、省スペース化につながる。
図13は、第2状態のガイド部の様子を示す。ガイド部が第2状態のとき、第1前方部材73は第1後方部材71に対して前方向に突出し、第2前方部材74は第2後方部材72に対して前方向に突出する。なお、第2実施形態においては、ガイド部が第2状態のとき、前方部材と後方部材は前後方向において一部重なっている。また、前方部材を後方部材から突出させた際に、前方部材が後方部材から落下することを防止する係合部が前方部材と後方部材とに設けられていても良い。
ガイド部が第2状態にあるとき、第1ガイド部710と第2ガイド部720との間及びその下方に形成される空間Dは、ガイド部が第1状態のときに形成される空間Dと比較して大きくなる。従って、ガイド部が第2状態のときは、第1状態のときと比較して、台車50を用いてより大径のロールシートRをガイド部に載置可能になる。また、空間Dが大きいため、台車50をより広範囲に移動させることができるため、作業者は作業性良くロールシートRをガイド部上に載置できる。すなわち、第1ガイド部710と第2ガイド部720が共に前後方向に伸縮可能に構成されることで、記録装置100の操作性を阻害す
ることなく、ロールシートR交換の作業性を向上できる。
ることなく、ロールシートR交換の作業性を向上できる。
なお、ロールシートRの径が小さく、且つ台車50の幅が小さく、ロールシートRや台車50が記録装置100に干渉しない場合は、台車50を用いてロールシートRと取付部材40を第1後方部材71と第2後方部材72との上に直接載置しても良い。このような場合、ロールシートRをロールセット部に装着する際に、ロールセット部が第2状態であっても良い。
次に、第1ガイド部710と第2ガイド部720の構成について、より詳細に説明する。作業者がガイド部上のロールシートRと取付部材40を一体的に転がす、又はスライドさせる際、ロールシートRを押す力の左右差などによりロールシートRは左右方向(X方向)及び前後方向(Y方向)に傾きやすい。ロールシートR及び取付部材40が斜行すると、ロールシートRはスピンドルホルダ24にセットされない。そこで、第2実施形態のガイド部には、取付部材40がガイド部上で斜行することを防ぐための規制部が設けられている。更に、ロールシートRセットの作業性向上のため、第2実施形態のガイド部は、常に一定の高さで取付部材40及びロールシートRを支持可能に構成されている。
(第1ガイド部710)
まず、ロールシートRに取り付けられた取付部材40の基準側の端部を支持する第1ガイド部710の構成について説明する。以下の説明において、第1ガイド部710で取付部材40の一端部を支持しているときは、取付部材40の他端部が第2ガイド部720により支持されていることを前提に説明する。図15(a)は、取付部材40を第1前方部材73で支持する第1ガイド部710の斜視図である。図15(b)は、取付部材40を第1後方部材71で支持する第1ガイド部710の斜視図である。図16(a)は、取付部材40を支持する第1前方部材73の正面図である。図16(b)は、取付部材40を支持する第1後方部材71の正面図である。図17(a)は、取付部材40を第1前方部材73で支持する第1ガイド部710の側面図である。図17(b)は、取付部材40を第1後方部材71で支持する第1ガイド部710の側面図である。
まず、ロールシートRに取り付けられた取付部材40の基準側の端部を支持する第1ガイド部710の構成について説明する。以下の説明において、第1ガイド部710で取付部材40の一端部を支持しているときは、取付部材40の他端部が第2ガイド部720により支持されていることを前提に説明する。図15(a)は、取付部材40を第1前方部材73で支持する第1ガイド部710の斜視図である。図15(b)は、取付部材40を第1後方部材71で支持する第1ガイド部710の斜視図である。図16(a)は、取付部材40を支持する第1前方部材73の正面図である。図16(b)は、取付部材40を支持する第1後方部材71の正面図である。図17(a)は、取付部材40を第1前方部材73で支持する第1ガイド部710の側面図である。図17(b)は、取付部材40を第1後方部材71で支持する第1ガイド部710の側面図である。
第1前方部材73は、記録装置100の前後方向(Y方向)に延びる略四角柱の部材である。そして、第1前方部材73の上面には、突出方向の全域に亘って溝73aが形成されている。溝73aは、取付部材40のガイド軸46と嵌合可能に形成されている。左右方向において、溝73aの幅はガイド軸46の幅より大きい。すなわち、溝73aとガイド軸46が嵌合したとき、溝73aとガイド軸46との間には左右方向に隙間が形成される。
溝73aの底面は、第1前方部材73が取付部材40を支持する際に、ガイド軸46が載置される第1前方ガイド面73bである。また、溝73aの側面は、取付部材40が第1前方部材73に支持される際に、取付部材40の左右方向(X方向)の移動を規制する第1前方規制面73cと第2前方規制面73dである。言い換えると、溝73aは、上方を向く第1前方ガイド面73bと、左右方向の第1方向X1を向く第1前方規制面73cと、左右方向の第2方向X2を向く第2前方規制面73dとで構成される。なお、第1方向X1は左右方向のうち第1ガイド部710から第2ガイド部720に向かう方向であり、第2方向X2は第1方向X1と反対方向で第2ガイド部720から第1ガイド部710に向かう方向である。
ガイド軸46が溝73aの第1前方ガイド面73b上に載置されているとき、第1前方規制面73cはガイド軸46の第2方向X2を向く端面46aに対向し、第2前方規制面73dはガイド軸46の第1方向X1を向く端面46bに対向する。このように構成されることで、取付部材40が第1前方部材73上を移動する際に、第1前方部材73は取付
部材40が斜行することを防止する。更に、ガイド軸46と溝73aとの間には隙間が設けられているため、作業者は作業性良くガイド軸46を溝73a上に載置でき、且つ取付部材40を溝73a上でスムーズに移動できる。
部材40が斜行することを防止する。更に、ガイド軸46と溝73aとの間には隙間が設けられているため、作業者は作業性良くガイド軸46を溝73a上に載置でき、且つ取付部材40を溝73a上でスムーズに移動できる。
なお、溝73aとガイド軸46との間の隙間量が過度に大きい場合は、取付部材40の斜行防止効果が低下する。従って、当該隙間量は各部材の製造公差等を考慮して、ガイド軸46の幅が溝73aの幅より大きくならないように最小限の値で設定されることが好ましい。
第1後方部材71は、記録装置100の左右方向(X方向)において、中央側に位置する内部材71aと、外側に位置する外部材71bと、を含む。内部材71aと外部材71bは、いずれも記録装置100の前後方向(Y方向)に延び、断面形状がL字状の部材である。内部材71aは、L字の長辺部が重力方向に延び、短辺部が外部材71bに向かって長辺部から第2方向X2に突出するように配置されている。一方、外部材71bは、L字の長辺部が内部材71aの長辺部に対向するように重力方向に延びて、短辺部が内部材71aのL字の短辺部に対向するように内部材71aに向かって長辺部から第1方向X1に突出して配置されている。すなわち、内部材71aの長辺部と外部材71bの長辺部との間には幅の大きい空間が形成され、内部材71aの短辺部と外部材71bの短辺部との間には幅の小さい空間が形成されている。
内部材71aの上面は、取付部材40が第1後方部材71に支持される際に、スピンドル41が載置される第1後方ガイド面71cである。一方、内部材71aの短辺部と外部材71bの短辺部との対向部の空間の幅はガイド軸46の幅より大きく形成されている。すなわち、スピンドル41が第1後方ガイド面71cに当接し、且つガイド軸46が当該対向部に嵌った状態で、取付部材40は第1後方部材71上に載置される。
取付部材40は第1後方部材71上に載置され、ガイド軸46が内部材71aと外部材71bの間に位置すると、内部材71aと外部材71bの短辺部の端面は、それぞれガイド軸46に対向する。すなわち、内部材71aの第2方向X2を向く端面と外部材71bの第1方向X1を向く端面は、それぞれ取付部材40の左右方向の移動を規制する規制部として機能する。言い換えると、第1後方部材71は、第1方向X1を向いて取付部材40の第2方向X2の移動を規制する第1後方規制面71dと、第2方向X2を向いて取付部材40の第1方向X1の移動を規制する第2後方規制面71eと、を有する。このように構成されることで、取付部材40が第1後方部材71上を移動する際に、第1後方部材71は取付部材40が斜行することを防止する。更に、ガイド軸46と第1後方部材71との間には隙間が設けられているため、作業者は作業性良くガイド軸46を内部材71aと外部材71bの対向部に配置でき、且つ取付部材40を第1後方ガイド面71c上でスムーズに移動できる。
なお、第1後方部材71とガイド軸46との間の隙間量が大きい場合は取付部材40の斜行防止効果が低下する。従って、当該隙間量は、各部材の製造公差等を考慮して、ガイド軸46の幅が内部材71aの短辺部と外部材71bの短辺部の対向幅より大きくならないように最小限の値で設定されることが好ましい。
上述の通り、第1ガイド部710には、取付部材40の第2方向X2の移動を規制する第1前方規制面73cと第1後方規制面71dが形成され、取付部材40の第1方向X1の移動を規制する第2前方規制面73dと第2後方規制面71eが形成されている。言い換えると、第1ガイド部710には、取付部材40の第2方向X2の移動を規制する第1規制部(第1前方規制面73c及び第1後方規制面71d)が第1後方部材71と第1前方部材73にまたがって形成されている。同様に、第1ガイド部710には、取付部材4
0の第1方向X1の移動を規制する第2規制部(第2前方規制面73d及び第2後方規制面71e)が、第1後方部材71と第1前方部材73にまたがって形成されている。このように構成されることで、第1ガイド部710によって、取付部材40の斜行が防止されつつ、取付部材40が第1ガイド部710上でスピンドルホルダ24まで方向Pにガイドされる。ひいては、作業者は作業性良くロールシートRをロールセット部にセットできる。
0の第1方向X1の移動を規制する第2規制部(第2前方規制面73d及び第2後方規制面71e)が、第1後方部材71と第1前方部材73にまたがって形成されている。このように構成されることで、第1ガイド部710によって、取付部材40の斜行が防止されつつ、取付部材40が第1ガイド部710上でスピンドルホルダ24まで方向Pにガイドされる。ひいては、作業者は作業性良くロールシートRをロールセット部にセットできる。
更に、上述の通り、第1前方部材73は第1前方ガイド面73bでガイド軸46を支持し、第1後方部材71は第1後方ガイド面71cでスピンドル41を支持する。第1前方部材73の位置によらず、第1前方ガイド面73bは、前後方向(Y方向)において少なくとも一部がと第1後方ガイド面71cと重なるように形成されている。このように構成されることで、取付部材40が第1前方部材73の上から第1後方部材71の上に移動する間も、取付部材40が第1ガイド部710に常に支持され続ける。
また、第1前方ガイド面73bと第1後方ガイド面71cは、重力方向(Z方向)及び左右方向(X方向)において互いにずれた位置に形成されている。言い換えると、第1前方ガイド面73bと第1後方ガイド面71cは、重力方向(Z方向)及び左右方向(X方向)において異なる位置で取付部材40を支持する。
第1ガイド部710は、第1前方ガイド面73bから第1後方ガイド面71cまでの高さ(重力方向の距離)が、取付部材40のガイド軸46(第1軸部)の半径とスピンドル41(第2軸部)の半径との差と等しくなるように構成されている。このように構成されることで、第1前方部材73は、第1後方部材71に支持されたときのロールシートR及び取付部材40と同一の高さでロールシートR及び取付部材40を支持できる。ひいては、取付部材40は前後方向の位置によらず、第1ガイド部710に常に一定の高さで支持され続ける。従って、作業者が取付部材40を第1前方部材73の上から第1後方部材71の上に移動させる際に、取付部材40は第1後方部材71に引っ掛かることなくスムーズに移動する。同様に、作業者が取付部材40を第1後方部材71の上から第1前方部材73の上に移動させる際に、取付部材40は第1前方部材73に引っ掛かることなくスムーズに移動する。ひいては、作業者は作業性良くロールシートRをロールセット部に対してセット、且つ取り外しできる。
(第2ガイド部720)
次に、ロールシートRに取り付けられた取付部材40の非基準側の端部を支持する第2ガイド部720の構成について説明する。図18(a)は、取付部材40を第2前方部材74で支持する第2ガイド部720の斜視図である。図18(b)は、取付部材40を第2後方部材72で支持する第2ガイド部720の斜視図である。図19(a)は、取付部材40を支持する第2前方部材74の正面図である。図19(b)は、取付部材40を支持する第2後方部材72の正面図である。図20(a)は、取付部材40を第2前方部材74で支持する第2ガイド部720の側面図である。図20(b)は、取付部材40を第2後方部材72で支持する第2ガイド部720の側面図である。
次に、ロールシートRに取り付けられた取付部材40の非基準側の端部を支持する第2ガイド部720の構成について説明する。図18(a)は、取付部材40を第2前方部材74で支持する第2ガイド部720の斜視図である。図18(b)は、取付部材40を第2後方部材72で支持する第2ガイド部720の斜視図である。図19(a)は、取付部材40を支持する第2前方部材74の正面図である。図19(b)は、取付部材40を支持する第2後方部材72の正面図である。図20(a)は、取付部材40を第2前方部材74で支持する第2ガイド部720の側面図である。図20(b)は、取付部材40を第2後方部材72で支持する第2ガイド部720の側面図である。
第2前方部材74は、記録装置100の前後方向(Y方向)に延びる略四角柱の部材であり、第1前方部材73と類似の構成である。第2前方部材74の上面には、突出方向の全域に亘って溝74aが形成されている。溝74aは、取付部材40のスピンドルギア45と嵌合可能に形成されている。左右方向において、溝74aの幅はスピンドルギア45の幅より大きい。すなわち、溝74aとスピンドルギア45が嵌合したとき、溝74aとスピンドルギア45との間には左右方向に隙間が形成される。
溝74aの底面は、第2前方部材74が取付部材40を支持する際に、スピンドルギア
45が載置される第2前方ガイド面74bである。また、溝74aの側面は、取付部材40が第2前方部材74に支持される際に、取付部材40の左右方向(X方向)の移動を規制する第3前方規制面74cと第4前方規制面74dである。言い換えると、溝74aは、上方を向く第2前方ガイド面74bと、第1方向X1を向く第3前方規制面74cと、第2方向X2を向く第4前方規制面74dとで構成される。
45が載置される第2前方ガイド面74bである。また、溝74aの側面は、取付部材40が第2前方部材74に支持される際に、取付部材40の左右方向(X方向)の移動を規制する第3前方規制面74cと第4前方規制面74dである。言い換えると、溝74aは、上方を向く第2前方ガイド面74bと、第1方向X1を向く第3前方規制面74cと、第2方向X2を向く第4前方規制面74dとで構成される。
スピンドルギア45が溝74aの第2前方ガイド面74b上に載置されているとき、第3前方規制面74cはスピンドルギア45の第2方向X2を向く端面45aに対向し、第4前方規制面74dはスピンドルギア45の第1方向X1を向く端面45bに対向する。このように構成されることで、取付部材40が第2前方部材74上を移動する際に、第2前方部材74は取付部材40が斜行することを防止する。更に、スピンドルギア45と溝74aとの間には隙間が設けられているため、作業者は作業性良くスピンドルギア45を溝74a上に載置でき、且つ取付部材40を溝74a上でスムーズに移動できる。
なお、第2前方部材74は必ずしも取付部材40の左右方向の移動を規制するように構成される必要はない。第1前方部材73の第1前方規制面73cと第2前方規制面73dにより、取付部材40の左右方向の移動が規制されるためである。例えば、第4前方規制面74dと端面45bとの間の隙間量が大きく設定されており、実質的に第4前方規制面74dが規制部として機能しない構成であっても、第1前方部材73により取付部材40の斜行は防止される。すなわち、取付部材40の第1方向X1の移動を規制する規制部と、第2方向X2の移動を規制する規制部が少なくとも一つずつ設けられている構成であれば、取付部材40の斜行は防止される。ただし、取付部材40の左右方向の一方の移動を規制する規制部が第2ガイド部720にも設けられている方が、取付部材40をガイド部上で移動させる作業性向上のためには好ましい。
また、第2実施形態においては、第1ガイド部710の規制部と取付部材40との間の隙間量が、第2ガイド部720の規制部と取付部材40との間の隙間量より小さくなるように、ガイド部は構成されている。取付部材40の基準側を保持する第1ガイド部710において、より高精度に取付部材40のガイド部に対する左右方向(X方向)の位置決めをするためである。
第2後方部材72は、記録装置100の左右方向(X方向)において、中央側に位置する内部材72aと、外側に位置する外部材72bと、を含み、第1後方部材71と類似の構成である。内部材72aと外部材72bは、いずれも記録装置100の前後方向(Y方向)に延び、断面形状がL字状の部材である。内部材72aは、L字の長辺部が重力方向に延び、短辺部が外部材72bに向かって長辺部から第1方向X1に突出するように配置されている。一方、外部材72bは、L字の長辺部が内部材72aの長辺部に対向するように重力方向に延びて、短辺部が内部材72aのL字の短辺部に対向するように内部材72aに向かって長辺部から第2方向X2に突出して配置されている。すなわち、内部材71aの長辺部と外部材71bの長辺部との間には幅の大きい空間が形成され、内部材71aの短辺部と外部材71bの短辺部との間には幅の小さい空間が形成されている。
内部材72aの上面は、取付部材40が第2後方部材72に支持される際に、取付部材40のガイド軸47が載置される第2後方ガイド面72cである。ガイド軸47は、スピンドル41やスピンドルギア45より小径の軸部であり、スピンドル41とスピンドルギア45の間に位置する。一方、内部材72aの短辺部と外部材72bの短辺部との対向部の空間の幅はスピンドルギア45の幅より大きく形成されている。すなわち、ガイド軸47が第2後方ガイド面72cに当接し、且つスピンドルギア45が当該対向部に嵌った状態で、取付部材40は第2後方部材72上に載置される。
内部材72aの短辺部の第1方向X1を向く端面は取付部材40が第2方向X2に移動することを規制する第3後方規制面72dである。すなわち、第2ガイド部720には、取付部材40の第2方向X2の移動を規制する第3規制部が、第2後方部材72と第2前方部材74にまたがって形成されている。第3規制部は、第3後方規制面72dと第3前方規制面74cにより構成される。
一方で、外部材72bは、短辺部の端面72eがスピンドルギア45の端面45bに対して大きく隙間を有するように構成されている。すなわち、端面72eは取付部材40の左右方向の移動を規制する規制部としては機能しない。このような構成においても、取付部材40が第1後方部材71と第2後方部材72に支持される際は、第1後方規制面71d、第2後方規制面71e及び第3後方規制面72dにより取付部材40の斜行は防止される。更に、スピンドルギア45と第2後方部材72との間には隙間が設けられているため、作業者は作業性良くスピンドルギア45を内部材72aと外部材72bの対向部に配置でき、且つ取付部材40を第2後方ガイド面72c上でスムーズに移動できる。
更に、上述の通り、第2前方部材74は第2前方ガイド面74bでスピンドルギア45を支持し、第2後方部材72は第2後方ガイド面72cでガイド軸47を支持する。第2前方部材74の位置によらず、第2前方ガイド面74bは、前後方向(Y方向)において少なくとも一部が第2後方ガイド面72cと重なるように形成されている。このように構成されることで、取付部材40が第2前方部材74の上から第2後方部材72の上に移動する間も、取付部材40が第2ガイド部720に常に支持され続ける。
また、第2前方ガイド面74bと第2後方ガイド面72cは、重力方向(Z方向)及び左右方向(X方向)において互いにずれた位置に形成されている。言い換えると、第2前方ガイド面74bと第2後方ガイド面72cは、重力方向(Z方向)及び左右方向(X方向)において異なる位置で取付部材40を支持する。
第2ガイド部720は、第2前方ガイド面74bから第2後方ガイド面72cまでの高さは、取付部材40のスピンドルギア45の半径とガイド軸47の半径との差と等しくなるように構成されている。このように構成されることで、第2前方部材74は、第2後方部材72に支持されたときのロールシートR及び取付部材40と同一の高さでロールシートR及び取付部材40を支持できる。ひいては、取付部材40は前後方向の位置によらず、第2ガイド部720に常に一定の高さで支持され続ける。従って、作業者が取付部材40を第2前方部材74の上から第2後方部材72の上に移動させる際に、取付部材40は第2後方部材72にスムーズに移動する。同様に、作業者が取付部材40を第2後方部材72の上から第2前方部材74の上に移動させる際に、取付部材40は第2前方部材74に引っ掛かることなくスムーズに移動する。ひいては、作業者は作業性良くロールシートRをロールセット部に対してセット、且つ取り外しできる。
以上より、第2実施形態の構成によれば、ガイド部の前後方向の全域に形成されている規制部によって取付部材40の左右方向の移動を規制できる。従って、第2実施形態の構成によれば、取付部材40の左右方向の位置決めが簡易的に行われ、且つ取付部材40がガイド部上で斜行することを防止できる。ひいては、作業者は作業性良くロールシートRをロールセット部にセットできる。
更に、第2実施形態の構成によれば、ガイド部は伸縮可能に構成されているが、ガイド部の前方部材と後方部材で取付部材40の軸方向の異なる位置を支持するため、ロールシートR及び取付部材40は常に一定の高さでガイド部に支持される。従って、ガイド部が前後方向で複数の部材で構成されていても、一方の部材から他方の部材へ取付部材40を受け渡す際に、取付部材40が突起物等に引っ掛かることなく移動可能である。ひいては
、作業者は作業性良くロールシートRをロールセット部にセット、又はロールセット部から取外すことができる。
、作業者は作業性良くロールシートRをロールセット部にセット、又はロールセット部から取外すことができる。
<第3実施形態>
次に、本発明に係る第3実施形態について説明する。第3実施形態は、排紙ガイド部500がガイド部と連動して動作する点で第2実施形態と異なる。以下、第3実施形態の説明において、第2実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し、第3実施形態の特徴的な構成についてのみ説明する。例えば、第1ガイド部710や第2ガイド部720の構成や画像形成プロセスは第2実施形態と同様である。
次に、本発明に係る第3実施形態について説明する。第3実施形態は、排紙ガイド部500がガイド部と連動して動作する点で第2実施形態と異なる。以下、第3実施形態の説明において、第2実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略し、第3実施形態の特徴的な構成についてのみ説明する。例えば、第1ガイド部710や第2ガイド部720の構成や画像形成プロセスは第2実施形態と同様である。
図20(a)~(d)は、第3実施形態の排紙ガイド部500とロールセット部の側面図である。ロールシートRのセット時、排紙ガイド部500は開状態とされ、ガイド部は前後方向(Y方向)に伸長して第2状態にされる。一方、ロールシートRのプリント動作時、排紙ガイド部500は閉状態とされ、ガイド部は前後方向に縮小して第1状態にされる。第3実施形態の記録装置には、排紙ガイド部500の開動作に伴ってガイド部を第1状態から第2状態へ変化させ、排紙ガイド部500の閉動作に伴ってガイド部を第2状態から第1状態へ変化させる駆動連結機構が設けられている。
図20(a)は、閉状態の排紙ガイド部500と第1状態の第1ガイド部710を示す。排紙ガイド部500が閉状態のときの排紙搬送ガイド18の位置を第1位置とする。排紙搬送ガイド18は、第1位置に位置すると、第1ガイド部710の突出方向の先端側から第1ガイド部710やホルダ部(スピンドルホルダ24)を覆う。そして、第1位置に位置する排紙搬送ガイド18はプリント部400から巻取り側のロールセット部600へとシートSをガイド可能である。また、第1ガイド部710が第1状態のとき、第1前方部材73は第1後方部材71の内部に収容されている。
図20(b)は、開状態の排紙ガイド部500と第2状態の第1ガイド部710を示す。排紙ガイド部500が開状態のときの排紙搬送ガイド18の位置を第2位置とする。排紙搬送ガイド18は、第2位置に位置すると、第1ガイド部710やホルダ部(スピンドルホルダ24)を開放する。そして、第1ガイド部710が第2状態のとき、第1前方部材73は第1後方部材71の前方に突出する。排紙搬送ガイド18が回動軸20を中心に回動して第2位置に移動して排紙ガイド部500が開状態となることで、取付部材40を介してロールシートRをガイド部に載置し、ガイド部上を移動させて、スピンドルホルダ24にセットできる。
第3実施形態においては、排紙搬送ガイド18を回動可能に支持する回動軸20は、不図示の駆動連結機構によって、第1前方部材73及び第2前方部材74を前後方向に駆動させる駆動部と連結されている。すなわち、回動軸20の回転に伴って、第1前方部材73及び第2前方部材74は前後方向に移動する。駆動連結機構や前方部材の駆動部としては、ギア、ベルト、ラックピニオン、リードスクリュー、リンク機構等の公知の駆動手段を用いることができる。
上述の駆動連結機構により、記録装置を図20(a)の状態から図20(b)の状態へと変化させる際、作業者は排紙ガイド部500を開状態へと変化させる作業のみ行えばよい。排紙搬送ガイド18が第1位置から第2位置へと移動することで、第1前方部材73及び第2前方部材74が自動的に前方向に移動して、ガイド部が第1状態から第2状態へと変化する。すなわち、排紙ガイド部500を閉状態から開状態へ変化させる動作に連動して、ガイド部も動作する。ひいては、第3実施形態においては、第2実施形態と比較して作業数が減るため、作業者は作業性良くロールシートRセットの作業を行うことができる。
図20(c)は、第2状態のガイド部にロールシートRに取り付けられた取付部材40が載置された様子を示す。排紙ガイド部500が開状態であるため、作業者はガイド部の第1前方部材73と第2前方部材74に取付部材40を載置できる。第1実施形態及び第2実施形態と同様に、第1ガイド部710の第2ガイド部720との間及びその下方には、台車50を進入可能な空間Dが形成されており、作業者は作業性良くロールシートRに取り付けられた取付部材40をガイド部に載置できる。そして、作業者はガイド部上の取付部材40を転がし、又はスライドさせることで、取付部材40を介してロールシートRをスピンドルホルダ24にセットできる。
図20(d)は、ロールシートRがスピンドルホルダ24にセットされ、排紙ガイド部500が閉状態にされ、ガイド部が第1状態にされた様子を示す。ロールシートRがスピンドルホルダ24にセットされた後は、作業者はプリント動作に備えるため、排紙搬送ガイド18を回動させて排紙ガイド部500を閉状態へと変化させる。排紙搬送ガイド18が第2位置から第1位置へと移動することで、第1前方部材73及び第2前方部材74が自動的に後方向に移動して、ガイド部が第2状態から第1状態へと変化する。すなわち、作業者は排紙ガイド部500を閉状態へと変化させる作業のみ行えばよい。ひいては、第3実施形態においては、第2実施形態と比較して作業数が減るため、作業者は作業性良くロールシートRセットの作業を行うことができる。
以上より、第3実施形態の構成によれば、排紙ガイド部500の動作に連動してガイド部も動作するため、ロールシートRのセット時及び取り外し時に必要な作業数が減り、ロールシートRのセット及び取り外しの作業性が向上する。なお、上述の構成においては、駆動連結機構により、排紙ガイド部500とガイド部が物理的に駆動連結された構成としたが、本発明の適用にあたっては上述の構成に限られない。例えば、排紙ガイド部500の開閉検知手段によって検知された情報を元に、ガイド部が駆動源により駆動される構成とされても良い。
本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
シートが巻回されたロールシートを回転可能に支持するホルダ部と、
前記ホルダ部へロールシートをガイドするガイド部と、
を備え、前記ホルダ部で支持されたロールシートを回転させてシートを供給方向に供給するシート供給装置であって、
前記ガイド部は、重力方向から見たときに前記供給方向と反対の突出方向に前記ホルダ部から突出する第1ガイド部と、前記突出方向に前記ホルダ部から突出し前記第1ガイド部に対向する第2ガイド部と、を含み、
前記第1ガイド部と前記第2ガイド部の間及びその下方には、ロールシートを運搬する運搬具が進入可能な空間が形成されていることを特徴とするシート供給装置。
(構成2)
重力方向の上方に付勢されて、重力方向の下方から前記ホルダ部に支持されたロールシートの外周面に圧接する圧接体を更に備え、
前記空間は、前記圧接体に対して、前記突出方向の先端側に形成されていることを特徴とする構成1に記載のシート供給装置。
(構成3)
前記ホルダ部及び前記ガイド部は、ロールシートの幅方向の両端部から突出するようにロールシートに取り付けられる取付部材を介して、ロールシートを支持することを特徴とする構成1又は2に記載のシート供給装置。
(構成4)
前記第1ガイド部は、前記取付部材が載置される第1ガイド面を有し、
前記第2ガイド部は、前記第1ガイド面と同一平面上状に形成される第2ガイド面を有することを特徴とする構成3に記載のシート供給装置。
(構成5)
前記ホルダ部は、前記取付部材を回転可能に支持する第1軸受面及び第2軸受面と、前記第1軸受面と前記第1ガイド面を接続する第1接続面と、前記第2軸受面と前記第2ガイド面を接続する第2接続面と、を有することを特徴とする構成4に記載のシート供給装置。
(構成6)
前記第1ガイド部の前記突出方向の先端には、前記第1ガイド面から上方に突出する段差部が設けられ、
前記第2ガイド部の前記突出方向の先端には、前記第2ガイド面から上方に突出する段差部が設けられていることを特徴とする構成4又は5に記載のシート供給装置。
(構成7)
前記ガイド部は、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部が対向する対向方向において、第1方向に前記取付部材に当接して前記取付部材の前記第1方向と反対の第2方向の移動を規制する第1規制部と、前記第2方向に前記取付部材に当接して前記取付部材の前記第1方向の移動を規制する第2規制部と、を更に有することを特徴とする構成3~6のいずれか一の構成に記載のシート供給装置。
(構成8)
前記第1規制部、及び前記第2規制部は、前記第1ガイド部に形成されていることを特徴とする構成7に記載のシート供給装置。
(構成9)
前記ガイド部は、前記第1方向に前記取付部材に当接して前記取付部材の前記第2方向の移動を規制する第3規制部を更に有し、
前記第3規制部は、前記第2ガイド部に形成されていることを特徴とする構成8に記載のシート供給装置。
(構成10)
前記第1ガイド部は、前記突出方向に前記ホルダ部から突出する第1後方部材と、前記突出方向に前記第1後方部材から突出する第1前方部材と、を有し、
前記第2ガイド部は、前記突出方向に前記ホルダ部から突出する第2後方部材と、前記突出方向に前記第2後方部材から突出する第2前方部材と、を有し、
前記空間は、少なくとも前記第1前方部材及び前記第2前方部材の間及びその下方に形成されていることを特徴とする構成1~9のいずれか一の構成に記載のシート供給装置。
(構成11)
前記第1前方部材は、前記第1後方部材の内部に収容される位置に移動可能に構成され、
前記第2前方部材は、前記第2後方部材の内部に収容される位置に移動可能に構成されていることを特徴とする構成10に記載のシート供給装置。
(構成12)
構成1~11のいずれか一の構成に記載のシート供給装置と、
前記シート供給装置から送り出されたシートに記録動作を行う記録部と、
を備えることを特徴とする記録装置。
(構成13)
前記突出方向において、前記記録部に対して前記ホルダ部と同じ側に位置し、前記記録動作が行われたシートを巻き取るロールを支持する巻取り部を更に備えることを特徴とする構成12に記載の記録装置。
(構成14)
前記巻取り部は、前記ホルダ部の下方に位置し、
前記記録部から前記巻取り部へとシートをガイドするシートガイド部材を更に備え、
前記シートガイド部材は、前記突出方向において前記ガイド部の先端側から前記ホルダ
部を覆い、シートを前記巻取り部へガイドする第1位置と、前記ホルダ部を開放し、ロールシートを支持した運搬具が前記空間に進入する際にロールシートと干渉しない第2位置と、の間を移動可能であることを特徴とする構成13に記載の記録装置。
(構成15)
前記ガイド部は、前記ガイド部の前記ホルダ部からの突出長さが第1長さである第1状態と、前記突出長さが前記第1長さより長い第2長さである第2状態と、に変形可能であり、
前記シートガイド部材が前記第1位置から前記第2位置に移動する動きに連動して、前記ガイド部を前記第1状態から前記第2状態へ変形させる駆動連結機構を更に備えることを特徴とする構成14に記載の記録装置。
(構成1)
シートが巻回されたロールシートを回転可能に支持するホルダ部と、
前記ホルダ部へロールシートをガイドするガイド部と、
を備え、前記ホルダ部で支持されたロールシートを回転させてシートを供給方向に供給するシート供給装置であって、
前記ガイド部は、重力方向から見たときに前記供給方向と反対の突出方向に前記ホルダ部から突出する第1ガイド部と、前記突出方向に前記ホルダ部から突出し前記第1ガイド部に対向する第2ガイド部と、を含み、
前記第1ガイド部と前記第2ガイド部の間及びその下方には、ロールシートを運搬する運搬具が進入可能な空間が形成されていることを特徴とするシート供給装置。
(構成2)
重力方向の上方に付勢されて、重力方向の下方から前記ホルダ部に支持されたロールシートの外周面に圧接する圧接体を更に備え、
前記空間は、前記圧接体に対して、前記突出方向の先端側に形成されていることを特徴とする構成1に記載のシート供給装置。
(構成3)
前記ホルダ部及び前記ガイド部は、ロールシートの幅方向の両端部から突出するようにロールシートに取り付けられる取付部材を介して、ロールシートを支持することを特徴とする構成1又は2に記載のシート供給装置。
(構成4)
前記第1ガイド部は、前記取付部材が載置される第1ガイド面を有し、
前記第2ガイド部は、前記第1ガイド面と同一平面上状に形成される第2ガイド面を有することを特徴とする構成3に記載のシート供給装置。
(構成5)
前記ホルダ部は、前記取付部材を回転可能に支持する第1軸受面及び第2軸受面と、前記第1軸受面と前記第1ガイド面を接続する第1接続面と、前記第2軸受面と前記第2ガイド面を接続する第2接続面と、を有することを特徴とする構成4に記載のシート供給装置。
(構成6)
前記第1ガイド部の前記突出方向の先端には、前記第1ガイド面から上方に突出する段差部が設けられ、
前記第2ガイド部の前記突出方向の先端には、前記第2ガイド面から上方に突出する段差部が設けられていることを特徴とする構成4又は5に記載のシート供給装置。
(構成7)
前記ガイド部は、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部が対向する対向方向において、第1方向に前記取付部材に当接して前記取付部材の前記第1方向と反対の第2方向の移動を規制する第1規制部と、前記第2方向に前記取付部材に当接して前記取付部材の前記第1方向の移動を規制する第2規制部と、を更に有することを特徴とする構成3~6のいずれか一の構成に記載のシート供給装置。
(構成8)
前記第1規制部、及び前記第2規制部は、前記第1ガイド部に形成されていることを特徴とする構成7に記載のシート供給装置。
(構成9)
前記ガイド部は、前記第1方向に前記取付部材に当接して前記取付部材の前記第2方向の移動を規制する第3規制部を更に有し、
前記第3規制部は、前記第2ガイド部に形成されていることを特徴とする構成8に記載のシート供給装置。
(構成10)
前記第1ガイド部は、前記突出方向に前記ホルダ部から突出する第1後方部材と、前記突出方向に前記第1後方部材から突出する第1前方部材と、を有し、
前記第2ガイド部は、前記突出方向に前記ホルダ部から突出する第2後方部材と、前記突出方向に前記第2後方部材から突出する第2前方部材と、を有し、
前記空間は、少なくとも前記第1前方部材及び前記第2前方部材の間及びその下方に形成されていることを特徴とする構成1~9のいずれか一の構成に記載のシート供給装置。
(構成11)
前記第1前方部材は、前記第1後方部材の内部に収容される位置に移動可能に構成され、
前記第2前方部材は、前記第2後方部材の内部に収容される位置に移動可能に構成されていることを特徴とする構成10に記載のシート供給装置。
(構成12)
構成1~11のいずれか一の構成に記載のシート供給装置と、
前記シート供給装置から送り出されたシートに記録動作を行う記録部と、
を備えることを特徴とする記録装置。
(構成13)
前記突出方向において、前記記録部に対して前記ホルダ部と同じ側に位置し、前記記録動作が行われたシートを巻き取るロールを支持する巻取り部を更に備えることを特徴とする構成12に記載の記録装置。
(構成14)
前記巻取り部は、前記ホルダ部の下方に位置し、
前記記録部から前記巻取り部へとシートをガイドするシートガイド部材を更に備え、
前記シートガイド部材は、前記突出方向において前記ガイド部の先端側から前記ホルダ
部を覆い、シートを前記巻取り部へガイドする第1位置と、前記ホルダ部を開放し、ロールシートを支持した運搬具が前記空間に進入する際にロールシートと干渉しない第2位置と、の間を移動可能であることを特徴とする構成13に記載の記録装置。
(構成15)
前記ガイド部は、前記ガイド部の前記ホルダ部からの突出長さが第1長さである第1状態と、前記突出長さが前記第1長さより長い第2長さである第2状態と、に変形可能であり、
前記シートガイド部材が前記第1位置から前記第2位置に移動する動きに連動して、前記ガイド部を前記第1状態から前記第2状態へ変形させる駆動連結機構を更に備えることを特徴とする構成14に記載の記録装置。
24…スピンドルホルダ(ホルダ部)、50…台車(運搬具)、210…第1ガイド部、220…第2ガイド部、D…空間、R…ロールシート、S…シート
Claims (15)
- シートが巻回されたロールシートを回転可能に支持するホルダ部と、
前記ホルダ部へロールシートをガイドするガイド部と、
を備え、前記ホルダ部で支持されたロールシートを回転させてシートを供給方向に供給するシート供給装置であって、
前記ガイド部は、重力方向から見たときに前記供給方向と反対の突出方向に前記ホルダ部から突出する第1ガイド部と、前記突出方向に前記ホルダ部から突出し前記第1ガイド部に対向する第2ガイド部と、を含み、
前記第1ガイド部と前記第2ガイド部の間及びその下方には、ロールシートを運搬する運搬具が進入可能な空間が形成されていることを特徴とするシート供給装置。 - 重力方向の上方に付勢されて、重力方向の下方から前記ホルダ部に支持されたロールシートの外周面に圧接する圧接体を更に備え、
前記空間は、前記圧接体に対して、前記突出方向の先端側に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。 - 前記ホルダ部及び前記ガイド部は、ロールシートの幅方向の両端部から突出するようにロールシートに取り付けられる取付部材を介して、ロールシートを支持することを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
- 前記第1ガイド部は、前記取付部材が載置される第1ガイド面を有し、
前記第2ガイド部は、前記第1ガイド面と同一平面上に形成される第2ガイド面を有することを特徴とする請求項3に記載のシート供給装置。 - 前記ホルダ部は、前記取付部材を回転可能に支持する第1軸受面及び第2軸受面と、前記第1軸受面と前記第1ガイド面を接続する第1接続面と、前記第2軸受面と前記第2ガイド面を接続する第2接続面と、を有することを特徴とする請求項4に記載のシート供給装置。
- 前記第1ガイド部の前記突出方向の先端には、前記第1ガイド面から上方に突出する段差部が設けられ、
前記第2ガイド部の前記突出方向の先端には、前記第2ガイド面から上方に突出する段差部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のシート供給装置。 - 前記ガイド部は、前記第1ガイド部と前記第2ガイド部が対向する対向方向において、第1方向に前記取付部材に当接して前記取付部材の前記第1方向と反対の第2方向の移動を規制する第1規制部と、前記第2方向に前記取付部材に当接して前記取付部材の前記第1方向の移動を規制する第2規制部と、を更に有することを特徴とする請求項3に記載のシート供給装置。
- 前記第1規制部、及び前記第2規制部は、前記第1ガイド部に形成されていることを特徴とする請求項7に記載のシート供給装置。
- 前記ガイド部は、前記第1方向に前記取付部材に当接して前記取付部材の前記第2方向の移動を規制する第3規制部を更に有し、
前記第3規制部は、前記第2ガイド部に形成されていることを特徴とする請求項8に記載のシート供給装置。 - 前記第1ガイド部は、前記突出方向に前記ホルダ部から突出する第1後方部材と、前記
突出方向に前記第1後方部材から突出する第1前方部材と、を有し、
前記第2ガイド部は、前記突出方向に前記ホルダ部から突出する第2後方部材と、前記突出方向に前記第2後方部材から突出する第2前方部材と、を有し、
前記空間は、少なくとも前記第1前方部材及び前記第2前方部材の間及びその下方に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。 - 前記第1前方部材は、前記第1後方部材の内部に収容される位置に移動可能に構成され、
前記第2前方部材は、前記第2後方部材の内部に収容される位置に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項10に記載のシート供給装置。 - 請求項1~11のいずれか1項に記載のシート供給装置と、
前記シート供給装置から送り出されたシートに記録動作を行う記録部と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記突出方向において、前記記録部に対して前記ホルダ部と同じ側に位置し、前記記録動作が行われたシートを巻き取るロールを支持する巻取り部を更に備えることを特徴とする請求項12に記載の記録装置。
- 前記巻取り部は、前記ホルダ部の下方に位置し、
前記記録部から前記巻取り部へとシートをガイドするシートガイド部材を更に備え、
前記シートガイド部材は、前記突出方向において前記ガイド部の先端側から前記ホルダ部を覆い、シートを前記巻取り部へガイドする第1位置と、前記ホルダ部を開放し、ロールシートを支持した運搬具が前記空間に進入する際にロールシートと干渉しない第2位置と、の間を移動可能であることを特徴とする請求項13に記載の記録装置。 - 前記ガイド部は、前記ガイド部の前記ホルダ部からの突出長さが第1長さである第1状態と、前記突出長さが前記第1長さより長い第2長さである第2状態と、に変形可能であり、
前記シートガイド部材が前記第1位置から前記第2位置に移動する動きに連動して、前記ガイド部を前記第1状態から前記第2状態へ変形させる駆動連結機構を更に備えることを特徴とする請求項14に記載の記録装置。
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