JP2023125139A - カメラ - Google Patents

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JP2023125139A JP2022029098A JP2022029098A JP2023125139A JP 2023125139 A JP2023125139 A JP 2023125139A JP 2022029098 A JP2022029098 A JP 2022029098A JP 2022029098 A JP2022029098 A JP 2022029098A JP 2023125139 A JP2023125139 A JP 2023125139A
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光弘 岡本
Mitsuhiro Okamoto
和也 田村
Kazuya Tamura
憲一 古河
Kenichi Furukawa
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Abstract

Figure 2023125139000001
【課題】装置の小型化および軽量化を図りつつ、レンズアッセンブリーが捩じられることによる破損を抑制することができるカメラを提供すること。
【解決手段】カメラ100は、シリンダー300と、シリンダー300に挿入されており、先端部がシリンダー300から突出しているレンズアッセンブリー400と、シリンダー300に対するレンズアッセンブリー400の光軸Oまわりの回転を規制する回転規制部700と、レンズアッセンブリー700から入る光を受光する撮像素子600と、レンズアッセンブリー400に対して光軸方向LLの結像側から光軸方向LLの力を加えることにより、シリンダー300に対してレンズアッセンブリー400を光軸方向LLに移動させる移動機構500と、を有している。
【選択図】図4

Description

本発明は、カメラに関する。
例えば、特許文献1には図1および図2に示すようなレンズ鏡筒930が開示されている。レンズ鏡筒930は、光軸方向LLに伸長可能な構造であり、固定板931にネジ止めされている固定筒932と、固定筒932に対して光軸方向LLに移動可能な2つの可動筒933、934と、を有している。可動筒933は、固定筒932に挿入されており、固定筒932に対して光軸方向LLに移動可能である。また、可動筒934は、可動筒933に挿入されており、可動筒933に対して光軸方向LLに移動可能である。そして、これら2つの可動筒933、934がそれぞれ光軸方向LLに移動することによりレンズ鏡筒930が伸長する。
また、固定筒932には、レンズ群を保持する鏡枠935が配置されており、この鏡枠935は、固定筒932内において、固定筒932に対して光軸方向LLに移動可能である。また、可動筒933内には、レンズ群を保持する鏡枠936が配置されており、この鏡枠936は、可動筒933内において、可動筒933に対して光軸方向LLに移動可能である。
図2に示すように、可動筒933は、固定筒932の内部に固定されているリニアアクチュエータ937aの駆動により光軸方向LLに移動する。また、可動筒934は、可動筒933の内部に固定されている図示しないリニアアクチュエータの駆動により光軸方向LLに移動する。また、鏡枠935は、固定筒932の内部に固定されているリニアアクチュエータ937bの駆動により光軸方向LLに移動する。また、鏡枠936は、可動筒933の内部に固定されているリニアアクチュエータ937cの駆動により光軸方向LLに移動する。
特開2011-128485号公報
前述したレンズ鏡筒930では、図2に示すように、伸長した状態では可動筒933が固定筒932から突出し、可動筒934が可動筒933から突出している。そのため、ユーザーが誤ってズームリングやピントリングを回転操作する感覚で可動筒933や可動筒934を捩じってしまうおそれがある。このように、可動筒933や可動筒934が捩じられてしまうと、レンズ鏡筒930に意図しない応力が加わり、レンズ鏡筒930が破損するおそれがある。
一方で、可動筒933や可動筒934が捩じられることによるレンズ鏡筒930の破損を防止するために、伸長した状態でも可動筒933および可動筒934が固定筒932内に収容される状態とする方法がある。しかしながら、このような方法では、固定筒932が大きくなってしまい、レンズ鏡筒930の大型化および重量化を招いてしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、装置の小型化および軽量化を図りつつ、鏡筒を捩じられることによる破損を抑制することができるカメラを提供することを目的とする。
このような目的は、以下の(1)の本発明により達成される。
(1)シリンダーと、
前記シリンダーに挿入されており、先端部が前記シリンダーから突出しているレンズアッセンブリーと、
前記シリンダーに対する前記レンズアッセンブリーの光軸まわりの回転を規制する回転規制部と、
前記レンズアッセンブリーから入る光を受光する撮像素子と、
前記レンズアッセンブリーに対して光軸方向の結像側から前記光軸方向の力を加えることにより、前記シリンダーに対して前記レンズアッセンブリーを前記光軸方向に移動させる移動機構と、を有していることを特徴とするカメラ。
本発明のカメラでは、レンズアッセンブリーの先端部をシリンダーから突出させている。そのため、レンズアッセンブリーの先端部をシリンダーから突出させない場合と比べてシリンダーを短尺にでき、カメラの小型化および軽量化を図ることができる。このように、レンズアッセンブリーの先端部をシリンダーから突出させると、レンズアッセンブリーがユーザーによって捩じられることで光軸まわりに回転し、撮像素子や移動機構に意図しない応力が加わって破損するおそれが生じる。そこで、さらに、回転規制部を設けてシリンダーに対するレンズアッセンブリーの光軸まわりの回転を規制することにより、撮像素子や移動機構の破損を抑制している。つまり、本発明のカメラによれば、小型化および軽量化を図りつつ、レンズアッセンブリーが捩じられることによる破損を抑制することができる。
従来技術のカメラの一例を示す断面図である。 図1に示すカメラの動作を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態に係るカメラを前方から見た斜視図である。 図3に示すカメラの断面図である。 図3に示すカメラの断面図である。 レンズアッセンブリーが捩じられる様子を示す斜視図である。 回転規制部を示す断面図である。 図7中のA-A線断面図である。 回転規制部の変形例を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るカメラを示す断面図である。 回転規制部を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るカメラを示す断面図である。
以下、本発明のカメラを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図3は、本発明の第1実施形態に係るカメラを前方から見た斜視図である。図4および図5は、それぞれ、図3に示すカメラの断面図である。図6は、レンズアッセンブリーが捩じられる様子を示す斜視図である。図7は、回転規制部を示す断面図である。図8は、図7中のA-A線断面図である。図9は、回転規制部の変形例を示す断面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、各図に、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸を図示している。そして、X軸がカメラ100の光軸Oと一致している。また、X軸方向プラス側が受光側であり、以下では「先端側」、「前方」とも言う。また、X軸方向マイナス側が結像側であり、以下では、「基端側」、「後方」とも言う。
図3に示すカメラ100は、FA(ファクトリーオートメーション)用のカメラである。典型的には、カメラ100は、部品の組み立て、加工、検査等を実行するFA用のロボットのアーム等に取り付けられ、部品の形状や位置、部品とロボットのアームとの間の相対関係等を取得するために部品を撮影する。ただし、カメラ100の用途は、これに限定されない。
図3および図4に示すように、カメラ100は、ケーシング200と、ケーシング200の前方に装着されているシリンダー300と、シリンダー300に挿入されているレンズアッセンブリー400と、レンズアッセンブリー400の光軸Oまわりの回転を規制する回転規制部700と、レンズアッセンブリー400をシリンダー300に対して移動させる移動機構500と、レンズアッセンブリー400の前方開口に装着されているレンズカバー800と、を有している。
また、カメラ100は、レンズアッセンブリー400から入った光を受光する撮像素子600と、撮像素子600を支持している第1回路基板610と、不図示の配線を介して第1回路基板610と電気的に接続されている第2回路基板620と、を有している。これら撮像素子600、第1回路基板610および第2回路基板620は、それぞれ、ケーシング200に収容されている。なお、以下では、説明の便宜上、光軸Oに沿う方向を「光軸方向LL」とも言う。
このようなカメラ100では、移動機構500によってレンズアッセンブリー400を光軸方向LLに移動させることによりレンズアッセンブリー400と撮像素子600との離間距離Dを変更、調整することができる。撮影距離(被写体との距離)に応じて離間距離Dを調整することによりフォーカス調整(ピント合わせ)が可能となる。
以下、カメラ100を構成する各部について、順次詳細に説明する。
≪シリンダー300≫
図4に示すように、シリンダー300は、円筒形状を有する。また、シリンダー300の内径は、光軸方向LLに沿ってほぼ一定である。
また、シリンダー300は、第1外径部310と、第1外径部310よりも外径が大きい第2外径部320と、を有している。これらは、前方から第1外径部310、第2外径部320の順に光軸方向LLに並び、一体的に形成されている。また、第1外径部310の外周面の上端部と下端部には、円筒状の外周面の一部を切り欠いた平坦面であるDカット面311が形成されている。同様に、第2外径部320の外周面の上端部と下端部には、円筒状の外周面の一部を切り欠いた平坦面であるDカット面321が形成されている。
シリンダー300は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成されている。そのため、十分な剛性を有するシリンダー300が得られ、内部に収容されたレンズアッセンブリー400を安定して保持することができる。また、シリンダー300は、例えば、NC(Numerical Control)旋盤加工により形成されている。NC旋盤加工を用いることにより、優れた寸法精度でシリンダー300を形成することができる。そのため、シリンダー300内でのレンズアッセンブリー400のガタツキを抑え、かつ、レンズアッセンブリー400をシリンダー300内でスムーズに動かすことができる。
以上、シリンダー300について説明したが、シリンダー300の構成、材質、製造方法等は、特に限定されない。
≪ケーシング200≫
図4に示すように、ケーシング200は、シリンダー300の後方に位置し、シリンダー300と光軸方向LLに並んで配置されている。また、ケーシング200は、後方上部を切り欠いた形状となっている。そのため、ケーシング200は、シリンダー300を保持する高背部201と、高背部201の後方に位置し、高背部201よりも背が低い低背部202と、を有している。そして、高背部201の後面201bから後述する送り装置550が突出しており、低背部202の後面202bには外部装置との接続を行う端子群690が設けられている。
このように、低背部202の後面202bすなわちケーシング200の最後方に位置する部分に端子群690を設けることにより、端子群690の周囲がひらけ、端子群690へのアプローチが容易となる。また、端子群690にケーブルを接続した状態ではケーブルがカメラ100の後方へ延びるため、ケーブルを含めたカメラ100全体の光軸Oに直交する方向への広がり、換言すると、光軸方向LLからの平面視でのカメラ100の輪郭の広がりを抑えることができる。そのため、カメラ100の小型化を図ることができる。
また、ケーシング200は、その下側部分を構成するベースシャーシ210と、上側部分を構成するアッパーケース220と、を有している。そして、ベースシャーシ210とアッパーケース220とでシリンダー300の基端部を挟み込むことにより、シリンダー300を保持している。
ベースシャーシ210およびアッパーケース220は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成されている。これにより、十分な剛性を有するケーシング200が得られ、シリンダー300を安定して保持することができる。特に、本実施形態では、ベースシャーシ210およびアッパーケース220は、それぞれ、ダイカストすなわち鋳造品である。ダイカストを用いることにより、安価なベースシャーシ210およびアッパーケース220が得られる。また、二次加工により部分的に高い寸法精度を出すことができる。
以上、ケーシング200について説明したが、ケーシング200の構成、材質、製造方法等は、特に限定されない。
≪レンズアッセンブリー400≫
図4に示すように、レンズアッセンブリー400は、シリンダー300に挿入され、シリンダー300と同軸的に配置されている。また、レンズアッセンブリー400は、シリンダー300に対して光軸方向LLに移動可能である。このようなレンズアッセンブリー400は、レンズユニット420と、レンズユニット420の基端部に接続されているスリーブ410と、を有している。
スリーブ410は、筒状であり、シリンダー300に挿入されている。また、スリーブ410の外径は、光軸方向LLに沿ってほぼ一定である。そして、スリーブ410の外周面がシリンダー300の内周面に接触している。なお、スリーブ410の外周面とシリンダー300の内周面との間には、これらの摺動抵抗を低減するための図示しない潤滑剤が設けられている。そのため、レンズアッセンブリー400をシリンダー300内でスムーズに動かすことができる。潤滑剤としては、特に限定されず、例えば、モリブテン系、グラファイト系、フッ素系等の各種固体潤滑剤を用いることができる。
また、スリーブ410は、その前方開口に臨むレンズユニット挿入部413を有している。そして、レンズユニット挿入部413に鏡筒430の基端部が挿入され、これらが螺合している。なお、本実施形態のレンズユニット挿入部413は、Cマウント規格で構成されている。そのため、Cマウント規格に対応したものであれば、用途に合わせてレンズユニット420を交換することもできる。ただし、レンズユニット挿入部413の規格としては、特に限定されず、例えば、Sマウント規格で構成されていてもよいし、それ以外の規格で構成されていてもよい。
レンズユニット420は、円筒状の鏡筒430と、鏡筒430内に配置されたレンズ群440および絞り450と、を有している。レンズユニット420は、テレセントリック光学系のレンズユニットである。テレセントリック光学系は、主光線が光軸Oと平行となり、被写体との距離が変化しても光学倍率が変わらないという計測用途に適した特性を持つ。そのため、テレセントリック光学系のレンズユニット420は、FA用として適している。
特に、本実施形態のレンズユニット420は、物体側および像側が共にテレセントリック光学系である両側テレセントリック構造である。ただし、レンズユニット420は、これに限定されず、例えば、物体側のみをテレセントリック構造とした物側テレセントリック光学系であってもよいし、像側のみをテレセントリック構造とした像側テレセントリック光学系であってもよい。また、テレセントリック光学系以外のレンズユニットであってもよい。
鏡筒430は、第1外径部431と、第1外径部431よりも外径が小さい第2外径部432と、第2外径部432よりも外径が小さい第3外径部433と、第3外径部433よりも外径が小さい第4外径部434と、を有している。これらは、前方から第1外径部431、第2外径部432、第3外径部433、第4外径部434の順に光軸方向LLに並び、一体的に形成されている。また、第4外径部434の基端部には、レンズユニット挿入部413と螺合するネジ溝が形成されている。
また、鏡筒430の基端側の部分、具体的には第3外径部433および第4外径部434がスリーブ410と共にシリンダー300内に挿入されており、先端側の部分、具体的には第1外径部431および第2外径部432がシリンダー300から突出している。このように、鏡筒430の先端側の部分をシリンダー300から突出させる構成とすることにより、シリンダー300を鏡筒430の基端側の部分の径に合わせて設計することができるため、シリンダー300を短くかつ小径にすることができる。図示の構成では、シリンダー300の外径は、鏡筒430の先端部すなわち第1外径部431の外径よりも小さく、シリンダー300の長さは、レンズアッセンブリー400の長さよりも短い。そのため、カメラ100の軽量化および小型化を図ることができる。特に、カメラ100の先端重量を低減することができるため、カメラ100の重心をカメラ100の中心に寄せることができ、重量バランスの向上を合わせて図ることができる。
スリーブ410および鏡筒430は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成されている。これにより、十分な剛性を有するスリーブ410および鏡筒430が得られる。特に、本実施形態では、スリーブ410および鏡筒430は、シリンダー300と同一の材料で構成されている。これにより、シリンダー300、スリーブ410および鏡筒430の線膨張係数が等しくなり、昇温によってスリーブ410とシリンダー300との間にガタが生じたり、反対に、スリーブ410の動きが鈍くなったりするのを効果的に抑制することができる。
また、スリーブ410および鏡筒430は、例えば、NC旋盤加工により形成されている。NC旋盤加工を用いることにより、優れた寸法精度でスリーブ410および鏡筒430を形成することができる。ただし、スリーブ410および鏡筒430の材質や形成方法は、特に限定されない。
このように、本実施形態では、シリンダー300およびスリーブ410が共にNC旋盤加工により形成されている。そのため、これらのクリアランスを高精度に管理することができ、スリーブ410をシリンダー300に精度よく組み付けることができる。したがって、レンズユニット420をシリンダー300内でスムーズに動かすことができると共に、シリンダー300内でのレンズユニット420の光軸Oに対する偏心や傾斜を抑制することができる。
以上、レンズアッセンブリー400について説明したが、レンズアッセンブリー400の構成、材質、製造方法等は、特に限定されない。
≪撮像素子600≫
図4に示すように、撮像素子600は、レンズアッセンブリー400の後方に位置しており、レンズアッセンブリー400と光軸方向LLに並んで配置されている。また、撮像素子600の受光面は、光軸Oに直交している。撮像素子600は、レンズアッセンブリー400から入った光を受光し、受光に応じた光電変換信号を出力する。撮像素子600としては、特に限定されず、CCDイメージセンサー、CMOSイメージセンサー等を用いることができる。また、撮像素子600の素子サイズ、解像度等の各種スペックは、カメラ100に求められるスペックに合わせて適宜設定することができる。
以上、撮像素子600について説明したが、撮像素子600の構成は、特に限定されない。
≪第1回路基板610≫
図4に示すように、第1回路基板610は、撮像素子600が搭載されているセンサー基板であり、光軸Oに直交する姿勢で配置されている。また、第1回路基板610は、ネジB1によってシリンダー300の基端面にネジ止めされている。上述したように、シリンダー300は、NC旋盤加工により形成されているため、基端面の形成精度が高く、光軸Oに対する垂直度を高精度に管理することができる。そのため、第1回路基板610をシリンダー300の基端面に固定することにより、撮像素子600を光軸Oに対して精度よく位置決めすることができる。また、第1回路基板610には、孔611が形成されており、この孔611には後述するロッド510が挿通されている。
また、第1回路基板610は、筒状の支持部材630を介してIRカットフィルター640(赤外線カットフィルター)を支持している。IRカットフィルター640は、レンズアッセンブリー400と撮像素子600との間に位置し、撮像素子600の手前で赤外線をカットする。
以上、第1回路基板610について説明したが、第1回路基板610の構成、固定方法、固定される対象等は、特に限定されない。
≪第2回路基板620≫
図4に示すように、第2回路基板620は、ケーシング200内において、第1回路基板610の後方に設けられ、光軸Oと平行な向きで配置されている。また、第2回路基板620は、ネジB2によってベースシャーシ210にネジ止めされている。
第2回路基板620には、カメラ100の駆動を制御する回路素子であるICチップ650が搭載されている。ICチップ650は、第1回路基板610および端子群690と電気的に接続されている。ICチップ650は、端子群690を介して受信した制御信号に基づいてカメラ100の駆動を制御する。また、ICチップ650は、撮像素子600から出力された光電変換信号に基づいて画像データを生成し、生成した画像データを端子群690から出力する。
ICチップ650は、例えば、情報を処理するプロセッサーと、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、を有している。メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが保存され、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。
以上、第2回路基板620について説明したが、第2回路基板620の構成、固定方法、固定される対象等は、特に限定されない。
≪移動機構500≫
移動機構500は、レンズアッセンブリー400を光軸方向LLに移動させ、レンズユニット420と撮像素子600との離間距離Dを変更、調整するための機構である。図4に示すように、移動機構500は、レンズアッセンブリー400に接続されているロッド510と、ロッド510の基端部に接続されているロッドヘッド520と、ロッド510を光軸方向LLに誘導するロッドガイド530と、ロッド510を後方に向けて付勢する付勢部材としての圧縮コイルばね540と、圧縮コイルばね540の力に抗してロッド510を前方に向けて送り出す送り装置550と、を有している。
ロッド510は、ケーシング200内において、レンズアッセンブリー400の後方に設けられている。また、ロッド510は、棒状であり、光軸方向LLに延在している。また、ロッド510は、光軸方向LLからの平面視で、レンズアッセンブリー400と重なっている。ロッド510をこのように配置することで、カメラ100の光軸Oに直交する方向への広がり、換言すると、光軸方向LLからの平面視でのカメラ100の輪郭の広がりを抑えることができ、カメラ100の小型化を図ることができる。また、ロッド510は、光軸Oから上方にずれて配置されている。このように、ロッド510を光軸Oからずらすことで、ロッド510と撮像素子600との干渉を防ぐことができる。
また、ロッド510は、その先端部においてスリーブ410の基端部に接続されている。そのため、ロッド510が前方に移動すると、ロッド510に押されてレンズアッセンブリー400が前方に移動する。反対に、ロッド510が後方に移動すると、ロッド510に引っ張られてレンズアッセンブリー400が後方に移動する。このように、ロッド510をスリーブ410に接続することにより、レンズユニット420がロッド510によって直接押圧されないため、レンズユニット420に加わる負荷を低減することができる。
ロッド510は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成されている。これにより、十分な剛性を有するロッド510が得られ、送り装置550からの押圧力を効率的にレンズアッセンブリー400に伝達することができる。そのため、レンズアッセンブリー400をスムーズに移動させることができる。
ロッドヘッド520は、ロッド510の基端部に接続されている。また、ロッドヘッド520は、ロッド510よりも大径な頭部521を有する。頭部521の先端面は、圧縮コイルばね540が当接する当接面であり、基端面は、送り装置550が当接する当接面である。
ロッドヘッド520は、例えば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の各種樹脂材料で構成されている。PEEKで構成することにより、優れた機械的強度、耐摩擦特性を発揮することができるため、圧縮コイルばね540および送り装置550との接点に用いるのに適した材質となる。ただし、これに限定されず、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成してもよい。これにより、PEEKに比べてロッドヘッド520を安価に製造することができる。
ロッドガイド530は、ケーシング200内において、第1回路基板610の後方に設けられている。ロッドガイド530は、第1回路基板610と共に、ネジB1によってシリンダー300の基端面にネジ止めされている。ロッドガイド530は、光軸方向LLに延在する筒状をなし、ロッドガイド530を貫通する貫通孔531が第1回路基板610の孔611と連通するように配置されている。
そして、ロッドガイド530および孔611にロッド510が挿通されている。そのため、ロッド510は、光軸方向LLへの移動が許容されるが、それ以外の方向への移動、特に光軸Oまわりの回転が規制される。これにより、ロッド510の操作性が向上し、レンズアッセンブリー400を光軸方向LLにスムーズに移動させることができる。
また、ロッドガイド530は、圧縮コイルばね540の形状に合わせて円錐台形状となっている。これにより、圧縮コイルばね540を安定して伸縮させることができ、安定した付勢力を得ることができる。
圧縮コイルばね540は、ロッド510およびロッドガイド530に巻回されている。また、圧縮コイルばね540は、ロッドガイド530とロッドヘッド520との間に収縮した状態で配置されている。そのため、圧縮コイルばね540の復元力によって、ロッド510が後方に付勢されている。
また、圧縮コイルばね540は、前方から後方に向けて径が漸減する円錐形状を有する。そのため、ロッド510の中心軸に向けて力を集中させ易くなる。したがって、当該構成によっても、圧縮コイルばね540からロッド510に光軸Oに対して傾斜する方向の付勢力が加わり難くなる。よって、ロッド510を光軸方向LLにスムーズに移動させることができる。
なお、圧縮コイルばね540としては、特に限定されず、例えば、円筒コイルばね、樽型コイルばね、鼓型コイルばね等を用いてもよい。また、圧縮コイルばね540に替えて、引張コイルばね、板バネ等を付勢部材として用いてもよい。また、引張コイルばねを用いてロッド510を後方へ付勢してもよい。
送り装置550は、圧縮コイルばね540の力に抗してロッド510を前方に向けて押圧する。本実施形態では、送り装置550として、マイクロメーターヘッド550Aを用いている。マイクロメーターヘッド550Aは、公知の構成であり、例えば、押圧子としてのスピンドル551と、スリーブ552と、操作部としてのシンブル553と、ラチェットストップ554と、を有している。送り装置550としてマイクロメーターヘッド550Aを用いることにより、離間距離Dをより微細にかつ精度よく調整することができる。なお、本実施形態では、ラチェットストップ554を使用しないため、省略してもよい。
マイクロメーターヘッド550Aは、スリーブ552においてケーシング200のアッパーケース220に固定されている。本実施形態では、アッパーケース220に形成された挿通孔221にマイクロメーターヘッド550Aが挿通され、さらにイモネジB3によってケーシング200に対して固定、位置決めされている。
マイクロメーターヘッド550Aがケーシング200に固定された状態では、スピンドル551がケーシング200内に位置し、その先端面がロッドヘッド520の基端面に当接している。スピンドル551の先端部は、球面形状となっている。そのため、例えば、先端部が平坦面で構成されている場合と比べて、スピンドル551およびロッドヘッド520の摩耗や、マイクロメーターヘッド550Aの傾きによる誤差を抑えることができる。一方、シンブル553およびラチェットストップ554は、ケーシング200外に突出し、露出している。そして、ケーシング200外に突出した部分は、低背部202の上方の切り欠かれた部分に位置している。
図5に示すように、シンブル553を順回転させるとスピンドル551がその中心軸J551まわりに順方向に回転しながら中心軸J551に沿って前進し、スピンドル551に押されたロッド510が圧縮コイルばね540の付勢力に抗して前方へ移動し、ロッド510に押されたレンズアッセンブリー400が前方へ移動する。これにより、レンズユニット420と撮像素子600との離間距離Dが大きくなる。
反対に、シンブル553を逆回転させるとスピンドル551が中心軸J551まわりに逆回転しながら中心軸J551に沿って後退し、圧縮コイルばね540の付勢力によってロッド510が後方へ移動し、ロッド510に引っ張られたレンズアッセンブリー400が後方へ移動する。これにより、レンズユニット420と撮像素子600との離間距離Dが小さくなる。
このように、カメラ100では、マイクロメーターヘッド550Aの操作によってフォーカス調整が可能となる。そのため、カメラ100によれば、レンズユニット420を交換することなく、カメラ100の撮影距離および分解能(物理的解像度)を変更することができる。
マイクロメーターヘッド550Aによれば、シンブル553を回転させるだけで離間距離Dを変更することができるため、使用者の操作による過度な応力がカメラ100に加わり難い。そのため、カメラ100を構成する各部品の破損が抑制される。また、マイクロメーターヘッド550Aにはスピンドル551の繰り出し量を表示する不図示の目盛が設けられているため、当該目盛から離間距離Dを読み取ることも可能である。
なお、フォーカス調整の方法としては、特に限定されない。例えば、カメラ100で撮像した画像をモニター等に表示し、操作者が当該画像を目視しながらマイクロメーターヘッド550Aを操作することによりフォーカス調整を行ってもよい。また、物理的解像度が最も高くなるようにフォーカス調整を自動で行うソフトウェアを用いてもよい。
スピンドル551の中心軸J551は、後方が上側に位置するように、光軸Oに対して傾斜している。このように、中心軸J551を光軸Oに対して傾斜させることにより、マイクロメーターヘッド550Aとケーシング200との干渉を防ぎ、マイクロメーターヘッド550Aを配置し易くなる。また、シンブル553の周囲に操作スペースを確保し易くなり、シンブル553を操作し易くなる。また、中心軸J551が光軸Oと平行な場合と比べて、シンブル553の回転量に対するレンズアッセンブリー400の変位量を小さくすることができ、離間距離Dをより微細に調整することができる。
なお、中心軸J551を光軸Oに対して傾斜させることにより、マイクロメーターヘッド550Aに表示されるシンブル553の送り量とレンズアッセンブリー400の実際の変位量との間に誤差が生じるが、前述したように、フォーカス調整の際にマイクロメーターヘッド550Aの表示を使用しないため特段の問題とならない。光軸Oに対する中心軸J551の傾斜角θとしては、特に限定されないが、例えば、5°~10°程度とすることが好ましく、7°~9°程度とすることがより好ましい。これにより、上述した効果を十分に発揮しつつ、マイクロメーターヘッド550Aのケーシング200から突出している部分がケーシング200の上方へ過度に突出するのを抑制することができる。そのため、カメラ100の小型化を図ることができる。
このような移動機構500によれば、レンズアッセンブリー400に対して、その後方側から光軸方向LLの力を加えることにより、シリンダー300内でレンズアッセンブリー400を光軸方向LLに移動させる。そのため、レンズアッセンブリー400に光軸Oに対して傾斜した力が加わり難くなり、レンズアッセンブリー400が光軸Oに対して偏心したり、傾いたりし難くなる。したがって、安定した撮像特性を発揮し、良質な画像を取得することができるカメラ100となる。
以上、移動機構500について説明した。ただし、移動機構500としては、ロッド510を前方に送り出すことができれば、特に限定されない。
≪回転規制部700≫
このようなカメラ100では、前述したように、レンズユニット420の先端部がシリンダー300から突出している。そのため、図6に示すように、ユーザーが誤ってレンズユニット420を光軸Oまわりに捩じってしまうおそれがある。特に、カメラ100の使用に慣れてないユーザーにおいては、ズームやピント合わせをしようとして、一般的なカメラレンズに搭載されているズームリングやピントリングを回転操作する感覚でレンズユニット420を光軸Oまわりに捩じってしまうおそれがある。
このように、レンズユニット420が捩じられてしまうと、シリンダー300に対してレンズアッセンブリー400が回転し、カメラ100の各部の破損を招いてしまう。代表的には、レンズユニット420の捩じれによってロッド510が光軸Oまわりに変位して第1回路基板610に干渉することでロッド510、第1回路基板610、撮像素子600等の破損を招くおそれがある。特に、本実施形態では、テレセントリック光学系のレンズユニット420が用いられているが、このテレセントリック光学系のレンズは、非テレセントリック光学系のレンズと比べて長尺で大径なものとなり易い。したがって、レンズユニット420が光軸Oまわりに捩じられたときに生じるトルクが大きくなり易く、上記破損の可能性が一段と高くなる。
そこで、カメラ100は、レンズユニット420が捩じられた際のレンズアッセンブリー400の光軸Oまわりの回転を抑制する回転規制部700をさらに有している。回転規制部700は、図4に示すように、シリンダー300の内周面に形成されている係合溝710と、スリーブ410の外周面に形成されている係合突起720と、を有している。そして、係合突起720が係合溝710内に挿入されて、これらが係合している。このような状態では、図7に示すように、レンズアッセンブリー400が捩じられても、係合突起720が係合溝710の側面711に当接することにより、レンズアッセンブリー400の光軸Oまわりの回転が規制される。そのため、上述したカメラ100の破損を効果的に抑制することができる。なお、係合溝710は、レンズアッセンブリー400の光軸方向LLへの移動を阻害しないように光軸方向LLに十分な長さで延在している。
また、図4に示すように、回転規制部700は、シリンダー300の先端部に配置されている。なお、回転規制部700の位置は、係合突起720の位置で規定される。回転規制部700をシリンダー300の先端部に配置することで、回転規制部700からレンズアッセンブリー400の先端までの距離Dtが短くなる。レンズアッセンブリー400は、係合突起720を支点にして捩じれるため、距離Dtを短くすることによりレンズアッセンブリー400の捩じれ量を小さく抑えることができる。したがって、レンズアッセンブリー400の破損を効果的に抑制することができる。ただし、回転規制部700の配置は、特に限定されず、例えば、シリンダー300の中央部であってもよいし、基端部であってもよい。
また、図4に示すように、係合溝710は、シリンダー300の先端面301に開放している。言い換えると、係合溝710は、先端面301から基端側に延びている。そのため、シリンダー300の先端開口からレンズアッセンブリー400を挿入することにより、係合溝710と係合突起720とを係合させることができる。そのため、カメラ100の組み立てが容易となる。また、組み立ての際に係合溝710を目視できるため、シリンダー300とレンズアッセンブリー400との光軸Oまわりの位置合わせを容易に行うことができる。
また、図8に示すように、係合溝710の先端部は、幅が基端側に向けて漸減するテーパー状をなし、係合突起720を係合溝710内に誘導するガイドとなっている。そのため、組み立ての際に係合溝710と係合突起720とをより容易に係合させることができる。ただし、これに限定されず、例えば、図9に示すように、係合突起720の基端部が、基端に向けて先細りするテーパー状をなし、係合突起720を係合溝710内に誘導するガイドとなっていてもよい。このような構成でも、係合突起720を係合溝710内に誘導することができる。なお、このようなガイドは、省略してもよい。
また、係合溝710は、シリンダー300の内周面に180°間隔で2つ形成されており、同様に、係合突起720は、スリーブ410の外周面に180°間隔で2つ形成されている。つまり、回転規制部700は、係合溝710および係合突起720を複数組有している。これにより、回転規制部700の強度が高まり、レンズアッセンブリー400の光軸Oまわりの回転をより効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態では、係合溝710がシリンダー300の上端部と下端部とに形成され、同様に、係合突起720がスリーブ410の上端部と下端部とに形成されている。ここで、前述したように、ロッド510は、光軸Oに対して上方にずれた位置でスリーブ410に接続さている。したがって、1つの係合突起720をスリーブ410の上端部に形成することにより、係合突起720とロッド510とを光軸Oに沿って並べて配置することができる。そのため、係合突起720の位置からロッド510の位置を知ることができ、カメラ100をより組み立て易くなる。
特に、本実施形態では、係合突起720とロッド510を係合させる孔とが共にスリーブ410に形成されている。そのため、係合突起720とロッド510とを所定の位置関係で形成し易くなる。なお、後述する第3実施形態のように、係合突起720は、鏡筒430に形成してもよい。ただし、鏡筒430は、螺合によってスリーブ410に固定されるため、係合突起720の位置は、ネジを締め切ったときの姿勢となる。しかしながら、ネジを締め切ったときに係合突起720が上端部に位置するように鏡筒430およびスリーブ410にネジを形成することは困難であり、可能だとしても過度なコスト増を招くおそれがある。また、締め付け量を調整して係合突起720の向きを合わせようとすると、締め付けトルクの過不足が生じ、カメラ100の信頼性低下を招くおそれがある。
<第2実施形態>
次に、本発明のカメラの第2実施形態について説明する。
図10は、本発明の第2実施形態に係るカメラを示す断面図である。図11は、回転規制部を示す断面図である。
本実施形態のカメラ100は、回転規制部700の構成が異なっていること以外は、前述した第1実施形態と同様である。そのため、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態における各図において、前述した実施形態と同様の構成については同一符号を付している。
図10および図11に示すように、本実施形態のカメラ100では、シリンダー300の内周面に係合突起720が形成されており、スリーブ410の外周面に係合溝710が形成されている。つまり、係合突起720と係合溝710の配置が、前述した第1実施形態に対して逆転している。
また、スリーブ410の外周面に形成されている係合溝710は、少なくとも、スリーブ410の基端面に開放しており、本実施形態では、基端面および先端面の両端面に開放している。このように、係合溝710がスリーブ410の基端面に開放することで、シリンダー300の先端開口からレンズアッセンブリー400を挿入することにより、係合溝710と係合突起720とを係合させることができる。そのため、組み立ての際に係合溝710と係合突起720とをより容易に係合させることができる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明のカメラの第3実施形態について説明する。
図12は、本発明の第3実施形態に係るカメラを示す断面図である。
本実施形態のカメラ100は、回転規制部700の構成が異なっていること以外は、前述した第1実施形態と同様である。そのため、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態における図において、前述した実施形態と同様の構成については同一符号を付している。
図12に示すように、本実施形態のカメラ100では、係合突起720が鏡筒430の外周面に形成されている。これにより、前述した第1実施形態と比べて、回転規制部700からレンズアッセンブリー400の先端までの距離Dtを同等に保ちつつ、スリーブ410を短くすることができる。そのため、カメラ100の軽量化を図ることができる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、本発明のカメラを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
100…カメラ 200…ケーシング 201…高背部 201b…後面 202…低背部 202b…後面 210…ベースシャーシ 220…アッパーケース 221…挿通孔 300…シリンダー 301…先端面 310…第1外径部 311…Dカット面
320…第2外径部 321…Dカット面 400…レンズアッセンブリー 410…スリーブ 413…レンズユニット挿入部 420…レンズユニット 430…鏡筒 431…第1外径部 432…第2外径部 433…第3外径部 434…第4外径部 440…レンズ群 450…絞り 500…移動機構 510…ロッド 520…ロッドヘッド 521…頭部 530…ロッドガイド 531…貫通孔 540…圧縮コイルばね
550…送り装置 550A…マイクロメーターヘッド 551…スピンドル 552…スリーブ 553…シンブル 554…ラチェットストップ 600…撮像素子 610…第1回路基板 611…孔 620…第2回路基板 630…支持部材 640…IRカットフィルター 650…ICチップ 690…端子群 700…回転規制部 710…係合溝 711…側面 720…係合突起 800…レンズカバー 930…レンズ鏡筒 931…固定板 932…固定筒 933…可動筒 934…可動筒 935…鏡枠 936…鏡枠 937a…リニアアクチュエータ 937b…リニアアクチュエータ
937c…リニアアクチュエータ B1…ネジ B2…ネジ B3…イモネジ D…離間距離 Dt…距離 J551…中心軸 LL…光軸方向 O…光軸 θ…傾斜角

Claims (11)

  1. シリンダーと、
    前記シリンダーに挿入されており、先端部が前記シリンダーから突出しているレンズアッセンブリーと、
    前記シリンダーに対する前記レンズアッセンブリーの光軸まわりの回転を規制する回転規制部と、
    前記レンズアッセンブリーから入る光を受光する撮像素子と、
    前記レンズアッセンブリーに対して光軸方向の結像側から前記光軸方向の力を加えることにより、前記シリンダーに対して前記レンズアッセンブリーを前記光軸方向に移動させる移動機構と、を有していることを特徴とするカメラ。
  2. 前記回転規制部は、前記シリンダーの先端部に配置されている請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記回転規制部は、前記シリンダーの内周面および前記レンズアッセンブリーの外周面の一方に形成され前記光軸に沿って延在している係合溝と、
    他方に形成され前記係合溝と係合する係合突起と、を有している請求項1または2に記載のカメラ。
  4. 前記係合溝は、前記シリンダーの内周面に形成され、前記シリンダーの先端面に開放している請求項3に記載のカメラ。
  5. 前記回転規制部は、前記係合溝および前記係合突起を複数組有している請求項3または4に記載のカメラ。
  6. 前記レンズアッセンブリーは、テレセントリック光学系のレンズユニットを有している請求項1ないし5のいずれか1項に記載のカメラ。
  7. 前記シリンダーの外径は、前記レンズアッセンブリーの先端部の外径よりも小さい請求項1ないし6のいずれか1項に記載のカメラ。
  8. 前記移動機構は、前記レンズアッセンブリーの前記光軸方向の結像側に位置し、先端部が前記レンズアッセンブリーに接続されているロッドと、
    前記ロッドを前記光軸方向の受光側に送り出す送り装置と、
    前記ロッドを前記光軸方向の結像側に付勢する付勢部材と、を有している請求項1ないし7のいずれか1項に記載のカメラ。
  9. 前記レンズアッセンブリーは、レンズ群を備えるレンズユニットと、前記レンズユニットの基端部に接続されているスリーブと、を有し、
    前記スリーブに前記係合突起または前記係合溝が形成され、
    前記スリーブに前記ロッドが接続されている請求項8に記載のカメラ。
  10. 前記撮像素子を支持する回路基板を有し、
    前記ロッドは、前記回路基板を貫通して配置されている請求項8または9に記載のカメラ。
  11. 前記送り装置は、
    前記ロッドを前記光軸方向の結像側から押圧する押圧子と、
    前記押圧子を中心軸まわりに回転させながら前記中心軸に沿って変位させる操作部と、を有している請求項8ないし10のいずれか1項に記載のカメラ。
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