JP2023079810A - カメラ - Google Patents

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和也 田村
Kazuya Tamura
光弘 岡本
Mitsuhiro Okamoto
憲一 古河
Kenichi Furukawa
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Abstract

【課題】光軸の変化を抑制することができるカメラを提供する。【解決手段】カメラ100は、シリンダー300と、その内部に配置されたレンズアッセンブリー400と、レンズアッセンブリー400を光軸方向LLに移動させる移動機構500と、を有する。移動機構500は、レンズアッセンブリー400に接続されているロッド510と、ロッド510に接続され、基端面に光軸Oに対して傾斜する傾斜面591を備えるロッドヘッド520と、送り装置550と、ロッド510を後方に付勢する圧縮コイルばね540と、を有する。送り装置550は、傾斜面591に当接し、ロッドヘッド520を後方から押圧するスピンドル551と、スピンドル551を中心軸J551まわりに回転させながら中心軸J551に沿って変位させるシンブル553と、を有している。【選択図】図17

Description

本発明は、カメラに関する。
例えば、特許文献1には図1および図2に示すようなカメラ91が開示されている。カメラ91は、撮影後に自動的に現像が行われる写真フィルムを用いるインスタントカメラであって、フレーム911と、フレーム911に取り付けられているレンズ鏡筒913と、を有している。
また、レンズ鏡筒913は、光軸方向LLに伸長可能な構造であり、第1の筒部913aと、第2の筒部913bと、第3の筒部913cと、を有している。第1の筒部913aは、フレーム911に挿入されており、フレーム911に対して光軸方向LLに移動可能である。また、第2の筒部913bは、第1の筒部913aに挿入されており、第1の筒部913aに対して光軸方向LLに移動可能である。また、第3の筒部913cは、第2の筒部913bに挿入されており、第2の筒部913bに対して光軸方向LLに移動可能である。そして、第1の筒部913a、第2の筒部913bおよび第3の筒部913cがそれぞれ光軸方向LLに移動することにより、レンズ鏡筒913が伸長する。
第1の筒部913aの後端部には、半径方向外側に突出する2つの係合突起915が形成されている。一方、フレーム911には、光軸方向LLに沿って延びる2つのガイド溝911aが形成され、それぞれのガイド溝911aに係合突起915が摺動可能に係合している。そして、図2に示すように、図示しない操作ボタンと連動するレバー917が係合突起915を光軸方向LLの前方に押し出すことにより、レンズ鏡筒913が光軸方向LLの前方に移動し、フレーム911から突出する。
また、例えば、特許文献2には図3および図4に示すようなカメラ92が開示されている。カメラ92は、デジタルカメラであって、撮像素子としてのCCD920を支持している本体921と、CCD920と正対して配置されている撮影レンズ部923と、を有している。また、本体921には、解除ボタン921aが配置されており、撮影時には、解除ボタン921aを押下することにより突出機構925が作動し、撮影レンズ部923が本体921から突出する。
突出機構925は、撮影レンズ部923を光軸方向LLに移動可能に支持しているガイドユニット927と、非撮影時に撮影レンズ部923が突出しないようにロックするロック手段929と、を有している。ガイドユニット927は、撮影レンズ部923が取り付けられているガイド枠927aと、ガイド枠927aを光軸方向LLに移動可能に支持している複数の支柱927bと、それぞれの支柱927bに巻回され、ガイド枠927aを本体921に対して光軸方向LLの前方側へ付勢する複数のスプリング927cと、を有している。
一方、ロック手段929は、本体921に対して回動可能な係合板929aと、解除ボタン921aの押下に連動して係合板929aをシーソーのように回動させる上下動アーム929bと、を有している。図3に示すように、解除ボタン921aが押下されない非撮影時には、係合板929aの先端部がガイド枠927aに引っ掛かることで、スプリング927cの付勢力に抗してガイド枠927aの光軸方向LLの前方側への移動が規制される。一方、解除ボタン921aが押下されると、図4に示すように、係合板929aの引っ掛かりが解除され、スプリング927cの付勢力によってガイド枠927aが光軸方向LLの前方側へ移動する。このような作動により撮影レンズ部923が光軸方向LLの前方に移動し、本体921から突出する。
また、例えば、特許文献3には図5および図6に示すようなレンズ鏡筒93が開示されている。レンズ鏡筒93は、光軸方向LLに伸長可能な構造であり、固定板931にネジ止めされている固定筒932と、固定筒932に対して光軸方向LLに移動可能な2つの可動筒933、934と、を有している。可動筒933は、固定筒932に挿入されており、固定筒932に対して光軸方向LLに移動可能である。また、可動筒934は、可動筒933に挿入されており、可動筒933に対して光軸方向LLに移動可能である。そして、これら2つの可動筒933、934がそれぞれ光軸方向LLに移動することによりレンズ鏡筒93が伸長する。
また、固定筒932には、レンズ群を保持する鏡枠935が配置されており、この鏡枠935は、固定筒932内において、固定筒932に対して光軸方向LLに移動可能である。また、可動筒933内には、レンズ群を保持する鏡枠936が配置されており、この鏡枠936は、可動筒933内において、可動筒933に対して光軸方向LLに移動可能である。
図6に示すように、可動筒933は、固定筒932の内部に固定されているリニアアクチュエータ937aの駆動により光軸方向LLに移動する。また、可動筒934は、可動筒933の内部に固定されている図示しないリニアアクチュエータの駆動により光軸方向LLに移動する。また、鏡枠935は、固定筒932の内部に固定されているリニアアクチュエータ937bの駆動により光軸方向LLに移動する。また、鏡枠936は、可動筒933の内部に固定されているリニアアクチュエータ937cの駆動により光軸方向LLに移動する。
また、例えば、特許文献4には図7に示すようなレンズ鏡筒94が開示されている。レンズ鏡筒94は、ベース941と、固定筒942と、カム筒943と、第1レンズ群944と、第2レンズ群945と、を有している。ベース941は、撮像素子としてのCCD941aを支持している。固定筒942は、ベース941に取り付けられている。カム筒943は、固定筒942に挿入されており、固定筒942に対して光軸方向LLに移動可能である。第1レンズ群944および第2レンズ群945は、それぞれ、カム筒943に収容され、カム筒943内において、カム筒943に対して光軸方向LLに移動可能である。また、レンズ鏡筒94では、固定筒942とカム筒943との間に、カム筒943を固定筒942に対して光軸方向LLの後方側に向けて付勢する2つの弾性片946を配置し、弾性片946の付勢力によって固定筒942内でのカム筒943の光軸方向LLへのガタツキを防止している。
特開2021-081567号公報 特開平10-248029号公報 特開2011-128485号公報 特開2009-162822号公報
前述したカメラ91では、例えば、第1の筒部913aに対して第2の筒部913bを光軸方向LLにスムーズに移動させるために、第2の筒部913bの外径を第1の筒部913aの内径よりも若干小さくし、両者の間にクリアランスを確保する必要がある。しかしながら、クリアランスを確保することにより第1の筒部913a内で第2の筒部913bがガタついてしまい、光軸の向きが安定せず、撮像特性が低下するおそれがある。
同様に、前述したカメラ92では、本体921に対して撮影レンズ部923をスムーズに突出させるために、撮影レンズ部923の外径を本体921の開口の内径よりも若干小さくし、両者の間にクリアランスを確保する必要がある。しかしながら、クリアランスを確保することにより、撮影レンズ部923が本体921に対してガタついてしまい、光軸の向きが安定せず、撮像特性が低下するおそれがある。
同様に、前述したレンズ鏡筒93では、例えば、固定筒932に対して可動筒933を光軸方向LLにスムーズに移動させるために、可動筒933の外径を固定筒932の内径よりも若干小さくし、両者の間にクリアランスを確保する必要がある。しかしながら、クリアランスを確保することにより固定筒932内で可動筒933がガタついてしまい、光軸の向きが安定せず、撮像特性が低下するおそれがある。
同様に、前述したレンズ鏡筒94では、例えば、固定筒942に対してカム筒943を光軸方向LLにスムーズに移動させるために、カム筒943の外径を固定筒942の内径よりも若干小さくし、両者の間にクリアランスを確保する必要がある。そのため、上述したカメラ91、92およびレンズ鏡筒93と同様に、固定筒942内でカム筒943がガタつくおそれがある。これに対して、レンズ鏡筒94では、弾性片946の付勢力を利用して固定筒942内でのカム筒943のガタツキを防止している。しかしながら、レンズ鏡筒94では、カム筒943を光軸方向LLの後方側に付勢しているため、カム筒943の光軸方向LLへのガタツキを防止することはできても、カム筒943の傾きつまり光軸の変化までは防止することができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、光軸の変化を抑制することができるカメラを提供することを目的とする。
このような目的は、以下の本発明(1)により達成される。
(1) シリンダーと、
前記シリンダー内に配置されているレンズアッセンブリーと、
前記レンズアッセンブリーから入る光を受光する撮像素子と、
前記レンズアッセンブリーに対して光軸方向の結像側から前記光軸方向の力を加えることにより、前記シリンダー内で前記レンズアッセンブリーを前記光軸方向に移動させる移動機構と、を有し、
前記移動機構は、
前記レンズアッセンブリーの前記光軸方向の結像側に位置し、先端部が前記レンズアッセンブリーの基端部に接続されているロッドと、
前記ロッドの基端部に配置され、基端面に光軸に対して傾斜する傾斜面を備えるロッドヘッドと、
前記ロッドを前記光軸方向の受光側に送り出す送り装置と、
前記ロッドを前記光軸方向の結像側に付勢する付勢部材と、を有し、
前記送り装置は、
前記傾斜面に当接し、前記ロッドヘッドを前記光軸方向の結像側から押圧する押圧子と、
前記押圧子を中心軸まわりに回転させながら前記中心軸に沿って変位させる操作部と、を有していることを特徴とするカメラ。
本発明のカメラでは、ロッドヘッドの傾斜面に押圧子を当接させ、さらには、ロッドヘッドを付勢部材によって押圧子側へ付勢しているため、ロッドヘッドを光軸に直交する方向に向けて付勢することができる。そして、この付勢によってシリンダー内でレンズアッセンブリーの軸倒れを予め発生させ、かつ、その姿勢を安定させている。そのため、押圧子でロッドヘッドを押圧する際の摺動摩擦によって生じる力に起因したレンズアッセンブリーの軸倒れの発生や、その大きさや向きの変動を効果的に抑制することができる。したがって、特に、フォーカス調整時(ピント調整時)における撮像特性が安定し、優れた撮像特性を発揮することができる。
従来技術のカメラの一例を示す断面図である。 図1に示すカメラの動作を説明するための断面図である。 従来技術のカメラの一例を示す断面図である。 図3に示すカメラの動作を説明するための断面図である。 従来技術のカメラの一例を示す断面図である。 図5に示すカメラの動作を説明するための断面図である。 従来技術のカメラの一例を示す断面図である。 第1実施形態に係るカメラの斜視図である。 図8に示すカメラの断面図である。 移動機構を示す断面図である。 移動機構を示す分解斜視図である。 移動機構の作動を示す断面図である。 シリンダー内を示す断面図である。 シリンダー内でのレンズアッセンブリーの光軸倒れを示す断面図である。 Y軸まわりの光軸倒れの変動が抑制された状態を示す断面図である。 Z軸まわりの光軸倒れの変動が生じるカメラの一例を示す断面図である。 Z軸まわりの光軸倒れの変動が抑制された状態を示す断面図である。 ロッドヘッドを示す断面図である。 ロッドヘッドを示す平面図である。 カメラの変形例を示す断面図である。 第2実施形態に係るカメラの断面図である。 第3実施形態に係るカメラの断面図である。 ロッドヘッドを示す斜視図である。 ロッドヘッドの変形例を示す斜視図である。
以下、本発明のカメラを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明のカメラの第1実施形態について説明する。
図8は、第1実施形態に係るカメラの斜視図である。図9は、図8に示すカメラの断面図である。図10は、移動機構を示す断面図である。図11は、移動機構を示す分解斜視図である。図12は、移動機構の作動を示す断面図である。図13は、シリンダー内を示す断面図である。図14は、シリンダー内でのレンズアッセンブリーの光軸倒れを示す断面図である。図15は、Y軸まわりの光軸倒れの変動が抑制された状態を示す断面図である。図16は、Z軸まわりの光軸倒れの変動が生じるカメラの一例を示す断面図である。図17は、Z軸まわりの光軸倒れの変動が抑制された状態を示す断面図である。図18は、ロッドヘッドを示す断面図である。図19は、ロッドヘッドを示す平面図である。図20は、カメラの変形例を示す断面図である。
なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とし、X軸に沿う方向を「X軸方向」、Y軸に沿う方向を「Y軸方向」、Z軸に沿う方向を「Z軸方向」とも言う。また、各軸の矢印側を「プラス側」、反対側を「マイナス側」とも言う。また、X軸がカメラ100の光軸Oと一致している。また、X軸方向プラス側が受光側であり、以下では「先端側」、「前方」とも言う。また、X軸方向マイナス側が結像側であり、以下では、「基端側」、「後方」とも言う。
図8に示すカメラ100は、FA(ファクトリーオートメーション)用のカメラである。典型的には、カメラ100は、部品の組み立て、加工、検査等を実行するFA用のロボットのアーム等に取り付けられ、部品の形状や位置、部品とロボットのアームとの間の相対関係等を取得するために部品を撮影する。ただし、カメラ100の用途は、これに限定されない。
図9に示すように、カメラ100は、ケーシング200と、ケーシング200の前方に装着されているシリンダー300と、シリンダー300内に配置されているレンズアッセンブリー400と、レンズアッセンブリー400をシリンダー300内において光軸Oに沿って移動させる移動機構500と、シリンダー300の前方開口300aに装着されているレンズカバーLCと、を有している。
また、カメラ100は、レンズアッセンブリー400から入った光を受光する撮像素子600と、撮像素子600を支持している第1回路基板610と、不図示の配線を介して第1回路基板610と電気的に接続されている第2回路基板620と、を有している。これら撮像素子600、第1回路基板610および第2回路基板620は、それぞれ、ケーシング200に収容されている。なお、以下では、説明の便宜上、光軸Oに沿う方向を「光軸方向LL」とも言う。
このようなカメラ100では、移動機構500によってレンズアッセンブリー400を光軸方向LLに移動させることによりレンズアッセンブリー400と撮像素子600との離間距離Dを変更、調整することができる。撮影距離(被写体との距離)に応じて離間距離Dを調整することによりフォーカス調整(ピント合わせ)が可能となる。
以下、カメラ100を構成する各部について、順次詳細に説明する。
≪シリンダー300≫
図9に示すように、シリンダー300は、円筒形状である。また、シリンダー300の内径は、その軸方向に沿って一定である。また、シリンダー300は、その内周面から中心軸に向けて突出するリング状のフランジ390を有している。フランジ390は、シリンダー300の前方開口300a付近に設けられている。フランジ390は、シリンダー300の強度を高めるリブとしての機能、レンズカバーLCの度当たりとしての機能、レンズアッセンブリー400のそれ以上の前方側への移動を規制するストッパーとしての機能等、種々の機能を発揮する。また、シリンダー300の前方開口300aとフランジ390との間の内周面にはネジ溝380が形成されている。ネジ溝380は、レンズカバーLCをシリンダー300に取り付けるのに用いられる。
また、シリンダー300は、小外径部310と、小外径部310よりも外径が大きい中外径部320と、中外径部320よりも外径が大きい大外径部330と、を有している。これらは、前方から小外径部310、中外径部320、大外径部330の順に光軸方向LLに並び、一体的に形成されている。また、シリンダー300は、小外径部310と中外径部320との境界に形成されている段差面340と、中外径部320と大外径部330との境界に形成されている段差面350と、を有する。段差面340、350は、それぞれ、光軸Oに直交する平坦面で構成されており、前方を向いている。
また、小外径部310の外周にはネジ溝311が形成されている。ネジ溝311は、不図示のアタッチメントへのカメラ100の固定に用いられる。また、中外径部320の外周面の上部と下部には、円筒状の外周面の一部を切り欠いた平坦面であるDカット面321がそれぞれ形成されている。一対のDカット面321は、光軸Oを介して互いに対向している。同様に、大外径部330の外周面の上部と下部には、円筒状の外周面の一部を切り欠いた平坦面であるDカット面331がそれぞれ形成されている。一対のDカット面331は、光軸Oを介して互いに対向している。
このような構成のシリンダー300は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成されている。そのため、十分な剛性を有するシリンダー300が得られ、内部に収容されたレンズアッセンブリー400を安定して保持することができる。また、シリンダー300は、例えば、NC(Numerical Control)旋盤加工により形成されている。NC旋盤加工を用いることにより、優れた寸法精度でシリンダー300を形成することができる。そのため、シリンダー300内でのレンズアッセンブリー400のガタツキを抑え、かつ、レンズアッセンブリー400をシリンダー300内でスムーズに動かすことができる。
以上、シリンダー300について説明したが、シリンダー300の構成、材質、製造方法等は、特に限定されない。
≪ケーシング200≫
図9に示すように、ケーシング200は、シリンダー300の後方に位置し、シリンダー300と光軸方向LLに並んで配置されている。また、ケーシング200は、後方上部を切り欠いた形状となっている。そのため、ケーシング200は、シリンダー300を保持する高背部201と、高背部201の後方に位置し、高背部201よりも背が低い低背部202と、を有している。そして、高背部201の後面201bから後述する送り装置550が突出しており、低背部202の後面202bには外部装置との接続を行う端子群690が設けられている。
このように、低背部202の後面202bすなわちケーシング200の最後方に位置する部分に端子群690を設けることにより、端子群690の周囲にスペースを確保し易くなり、端子群690へのアプローチが容易となる。また、端子群690にケーブルを接続した状態ではケーブルがカメラ100の後方へ延びるため、ケーブルを含めたカメラ100全体の光軸Oに直交する方向への広がり、換言すると、光軸方向LLからの平面視でのカメラ100の輪郭の広がりを抑えることができる。そのため、カメラ100の小型化を図ることができる。
また、ケーシング200は、その下側部分を構成するベースシャーシ210と、上側部分を構成するアッパーケース220と、を有している。そして、ベースシャーシ210とアッパーケース220とでシリンダー300の基端部を挟み込むことにより、シリンダー300を保持している。
ベースシャーシ210およびアッパーケース220は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成されている。これにより、十分な剛性を有するケーシング200が得られ、シリンダー300を安定して保持することができる。特に、本実施形態では、ベースシャーシ210およびアッパーケース220は、それぞれ、ダイカストすなわち鋳造品である。ダイカストを用いることにより、安価なベースシャーシ210およびアッパーケース220が得られる。また、二次加工により部分的に高い寸法精度を出すことができる。
以上、ケーシング200について説明したが、ケーシング200の構成、材質、製造方法等は、特に限定されない。
≪レンズアッセンブリー400≫
図9に示すように、レンズアッセンブリー400は、シリンダー300に収容されており、シリンダー300と同軸的に配置されている。また、レンズアッセンブリー400は、シリンダー300に対して光軸方向LLに移動(摺動)可能な円筒状のスリーブ410と、スリーブ410の内側に設けられているレンズユニット420とを有している。また、レンズユニット420は、スリーブ410に固定されている円筒状の鏡筒430と、鏡筒430内に配置されているレンズ群440および絞り450と、を有している。
なお、本実施形態のレンズユニット420は、単焦点(固定焦点)のレンズユニットである。単焦点のレンズユニット420を用いることにより、ズーム機能を有するレンズユニット420を用いる場合と比べてレンズの数を減らすことができる。そのため、その分、レンズユニット420を小型化および低コスト化することができる。また、ズーム機能を有するレンズユニット420を用いる場合と比べて明るい画像を取得し易くなる。ただし、レンズユニット420の構成は、特に限定されない。
スリーブ410は、円筒形状である。また、スリーブ410は、外周面から外側へ突出している一対のリング状のフランジ411、412を有している。フランジ411は、スリーブ410の先端部に位置し、フランジ412は、スリーブ410の基端部に位置している。スリーブ410は、これらフランジ411、412の外周面においてシリンダー300の内周面と接触している。つまり、スリーブ410は、その中央部を除く両端部においてシリンダー300と接触している。このような構成とすることにより、シリンダー300内でのスリーブ410の姿勢を安定させつつ、シリンダー300とスリーブ410との摺動抵抗を小さくすることができる。そのため、シリンダー300内でのスリーブ410の安定したスムーズな移動が可能となる。
また、スリーブ410は、前方開口410aに臨むレンズユニット挿入部413を有している。そして、レンズユニット挿入部413にレンズユニット420が挿入、装着されている。また、レンズユニット挿入部413は、その後方の部分よりも内径が大きい。そのため、レンズユニット挿入部413の基端には段差面414が形成されている。段差面414は、レンズユニット420の度当たりとして機能する。そのため、レンズユニット420を段差面414に当接するまでねじ込むことにより、スリーブ410に対するレンズユニット420の位置決めが容易となる。
なお、本実施形態のレンズユニット挿入部413は、Sマウント規格で構成されている。そのため、Sマウント規格に対応したものであれば、用途に合わせてレンズユニット420を交換することもできる。また、Sマウント規格で構成することにより、レンズユニット420を小型化することができ、カメラ100の小型化を図ることができる。ただし、レンズユニット挿入部413の規格としては、特に限定されず、例えば、Cマウント規格であってもよい。
このような構成のスリーブ410は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成されている。これにより、十分な剛性を有するスリーブ410が得られ、レンズユニット420を安定して保持することができる。特に、本実施形態のスリーブ410は、シリンダー300と同一の材料で構成されている。これにより、シリンダー300とスリーブ410の線膨張係数が等しくなり、環境温度によってシリンダー300とスリーブ410との間にガタが生じたり、反対に、スリーブ410の動きが鈍くなったりするのを効果的に抑制することができる。また、スリーブ410は、例えば、NC旋盤加工により形成されている。NC旋盤加工を用いることにより、優れた寸法精度でスリーブ410を形成することができる。
このように、本実施形態では、シリンダー300およびスリーブ410が共にNC旋盤加工により形成されている。そのため、これらのクリアランスを高精度に管理することができ、スリーブ410をシリンダー300に精度よく組み付けることができる。したがって、レンズアッセンブリー400をシリンダー300内でスムーズに動かすことができると共に、シリンダー300内でのレンズアッセンブリー400の光軸Oに対する偏心や傾斜を抑制することができる。
なお、シリンダー300の内周面とスリーブ410の外周面との間には、これらの摺動抵抗を低減するための図示しない潤滑剤が設けられていてもよい。これにより、レンズアッセンブリー400をシリンダー300内でスムーズに動かすことができる。なお、潤滑剤としては、特に限定されないが、本実施形態では、モリブテン系、グラファイト系、フッ素系等の各種固体潤滑剤を用いている。
鏡筒430は、円筒形状を有しており、内部にレンズ群440および絞り450が設けられている。このような構成の鏡筒430は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成されている。これにより、十分な剛性を有する鏡筒430が得られ、レンズ群440および絞り450を安定して保持することができる。また、鏡筒430は、例えば、NC旋盤加工により形成されている。NC旋盤加工を用いることにより、優れた寸法精度で鏡筒430を形成することができる。そのため、鏡筒430をスリーブ410に精度よく組み付けることができる。ただし、鏡筒430の材質や形成方法は、特に限定されない。
以上、レンズアッセンブリー400について説明したが、レンズアッセンブリー400の構成、材質、製造方法等は、特に限定されない。
≪撮像素子600≫
図9に示すように、撮像素子600は、レンズアッセンブリー400の後方に位置しており、レンズアッセンブリー400と光軸方向LLに並んで配置されている。また、撮像素子600の受光面は、光軸Oに直交している。撮像素子600は、レンズアッセンブリー400から入った光を受光し、受光に応じた光電変換信号を出力する。撮像素子600としては、特に限定されず、CCDイメージセンサー、CMOSイメージセンサー等を用いることができる。また、撮像素子600の素子サイズ、解像度等の各種スペックは、カメラ100に求められるスペックに合わせて適宜設定することができる。
以上、撮像素子600について説明したが、撮像素子600の構成は、特に限定されない。
≪第1回路基板610≫
図9に示すように、第1回路基板610は、撮像素子600が搭載されているセンサー基板であり、光軸Oに直交する姿勢で配置されている。また、第1回路基板610は、ネジB1によってシリンダー300の基端面にネジ止めされている。上述したように、シリンダー300は、NC旋盤加工により形成されているため、基端面の形成精度が高く、光軸Oに対する垂直度を高精度に管理することができる。そのため、第1回路基板610をシリンダー300の基端面に固定することにより、撮像素子600を光軸Oに対して精度よく位置決めすることができる。また、第1回路基板610には、孔611が形成されており、この孔611には後述するロッド510が挿通されている。
また、第1回路基板610は、筒状の支持部材630を介してIRカットフィルター640(赤外線カットフィルター)を支持している。IRカットフィルター640は、レンズアッセンブリー400と撮像素子600との間に位置し、撮像素子600の手前で赤外線をカットする。
以上、第1回路基板610について説明したが、第1回路基板610の構成、固定方法、固定される対象等は、特に限定されない。
≪第2回路基板620≫
図9に示すように、第2回路基板620は、ケーシング200内において、第1回路基板610の後方に設けられ、光軸Oと平行な向きで配置されている。また、第2回路基板620は、ネジB2によってベースシャーシ210にネジ止めされている。
第2回路基板620には、カメラ100の駆動を制御する回路素子であるICチップ650が搭載されている。ICチップ650は、第1回路基板610および端子群690と電気的に接続されている。ICチップ650は、端子群690を介して受信した制御信号に基づいてカメラ100の駆動を制御する。また、ICチップ650は、撮像素子600から出力された光電変換信号に基づいて画像データを生成し、生成した画像データを端子群690から出力する。
ICチップ650は、例えば、情報を処理するプロセッサーと、プロセッサーに通信可能に接続されたメモリーと、を有している。メモリーにはプロセッサーにより実行可能な各種プログラムが保存され、プロセッサーは、メモリーに記憶された各種プログラム等を読み込んで実行することができる。
以上、第2回路基板620について説明したが、第2回路基板620の構成、固定方法、固定される対象等は、特に限定されない。
≪移動機構500≫
移動機構500は、レンズアッセンブリー400を光軸方向LLに移動させ、レンズユニット420と撮像素子600との離間距離Dを変更、調整するための機構である。図10および図11に示すように、移動機構500は、レンズアッセンブリー400に接続されているロッド510と、ロッド510の基端部に接続されているロッドヘッド520と、ロッド510を光軸方向LLに誘導するロッドガイド530と、ロッド510を後方に向けて付勢する付勢部材としての圧縮コイルばね540と、圧縮コイルばね540の力に抗してロッド510を前方に向けて送り出す送り装置550と、を有している。
ロッド510は、ケーシング200内において、レンズアッセンブリー400の後方に設けられている。また、ロッド510は、棒状であり、光軸方向LLに延在している。また、ロッド510は、光軸方向LLからの平面視で、スリーブ410の基端面と重なっている。ロッド510をこのように配置することで、カメラ100の光軸Oに直交する方向への広がり、換言すると、光軸方向LLからの平面視でのカメラ100の輪郭の広がりを抑えることができ、カメラ100の小型化を図ることができる。また、ロッド510は、光軸Oから上方にずれている。このように、ロッド510を光軸Oからずらすことで、ロッド510と撮像素子600との干渉を防ぐことができる。
また、ロッド510は、その先端部においてスリーブ410の基端部に接続されている。具体的には、ロッド510は、その先端部に形成されている雄ネジをスリーブ410の基端面に形成されたネジ穴415に螺合することにより、スリーブ410に固定されている。そのため、ロッド510が前方に移動すると、ロッド510に押されてレンズアッセンブリー400が前方に移動する。反対に、ロッド510が後方に移動すると、ロッド510に引っ張られてレンズアッセンブリー400が後方に移動する。このように、ロッド510をスリーブ410に接続することにより、レンズユニット420がロッド510によって直接押圧されないため、レンズユニット420に加わる負荷を低減することができる。
このような構成のロッド510は、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成されている。これにより、十分な剛性を有するロッド510が得られ、送り装置550からの押圧力を効率的にレンズアッセンブリー400に伝達することができる。そのため、レンズアッセンブリー400をスムーズに移動させることができる。
ロッドヘッド520は、ロッド510の基端部に接続されている。具体的には、ロッドヘッド520は、その先端部に形成されているネジ孔をロッド510の基端部に形成されている雄ネジに螺合することにより、ロッド510に固定されている。また、ロッドヘッド520は、ロッド510よりも大径な頭部521を有する。頭部521の先端面は、圧縮コイルばね540が当接する当接面であり、基端面は、送り装置550が当接する当接面590である。この当接面590の構成については、後に詳細に説明する。
このような構成のロッドヘッド520は、例えば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の各種樹脂材料で構成されている。PEEKで構成することにより、優れた機械的強度、耐摩擦特性を発揮することができるため、圧縮コイルばね540および送り装置550との接点に用いるのに適した材質となる。ただし、これに限定されず、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属材料で構成してもよい。これにより、PEEKに比べてロッドヘッド520を安価に製造することができる。
ロッドガイド530は、ケーシング200内において、第1回路基板610の後方に設けられている。ロッドガイド530は、第1回路基板610と共に、ネジB1によってシリンダー300の基端面にネジ止めされている。ロッドガイド530は、光軸方向LLに延在する筒状部560と、筒状部560の先端部から外側へ突出しているフランジ570と、を有している。また、ロッドガイド530は、筒状部560の貫通孔561が第1回路基板610の孔611と連通するように配置され、フランジ570においてシリンダー300にネジ止めされている。
そして、筒状部560および孔611にロッド510が挿通されている。そのため、ロッド510は、光軸方向LLへの移動が許容されるが、それ以外の方向への移動、特に光軸Oまわりの回転が規制される。これにより、ロッド510の操作性が向上し、レンズアッセンブリー400を光軸方向LLにスムーズに移動させることができる。なお、筒状部560の内面とロッド510との間には、これらの摺動抵抗を低減するための潤滑剤が設けられていてもよい。これにより、ロッド510の移動がよりスムーズとなる。潤滑剤としては、特に限定されないが、本実施形態では、モリブテン系、グラファイト系、フッ素系等の各種固体潤滑剤を用いることができる。
また、筒状部560は、圧縮コイルばね540の形状に合わせて円錐台形状となっている。これにより、圧縮コイルばね540を安定して伸縮させることができ、安定した付勢力を得ることができる。また、フランジ570は、外縁部から後方に立設している壁部571を有している。壁部571は、圧縮コイルばね540の先端部を囲み、ロッドガイド530に対する圧縮コイルばね540のずれを規制している。
圧縮コイルばね540は、ロッド510および筒状部560に巻回されている。また、圧縮コイルばね540は、フランジ570とロッドヘッド520との間に収縮(圧縮)された状態で配置されている。そのため、圧縮コイルばね540の復元力によって、ロッド510が後方に付勢されている。また、圧縮コイルばね540は、ロッドガイド530によって位置決めされており、その中心軸がロッド510の中心軸と一致している。そのため、圧縮コイルばね540からロッド510に光軸Oに対して傾斜する方向の付勢力が加わり難くなる。したがって、ロッド510を光軸方向LLにスムーズに移動させることができる。
また、圧縮コイルばね540は、前方から後方に向けて径が漸減する円錐形状を有する。そのため、ロッド510の中心軸に向けて力を集中させ易くなる。したがって、当該構成によっても、圧縮コイルばね540からロッド510に光軸Oに対して傾斜する方向の付勢力が加わり難くなる。よって、ロッド510を光軸方向LLにスムーズに移動させることができる。
なお、圧縮コイルばね540としては、特に限定されず、例えば、円筒コイルばね、樽型コイルばね、鼓型コイルばね等を用いてもよい。また、圧縮コイルばね540に替えて、引張コイルばね、板バネ等を付勢部材として用いてもよい。また、引張コイルばねを用いてロッド510を後方へ付勢してもよい。
前述したように、ロッドガイド530の筒状部560は、圧縮コイルばね540の形状に合わせた円錐台形である。そのため、圧縮コイルばね540が収縮する際のこれらの接触を効果的に抑制することができ、安定した伸縮による安定した付勢力が得られる。これにより、ロッド510を光軸方向LLにスムーズに移動させることができる。特に本実施形態では、筒状部560のテーパー角は、レンズアッセンブリー400が最も前方に位置する状態(図12参照)における圧縮コイルばね540のテーパー角とほぼ等しい。これにより、上述の効果がより顕著となる。
送り装置550は、圧縮コイルばね540の力に抗してロッド510を前方に向けて押圧する。本実施形態では、送り装置550として、マイクロメーターヘッド550Aを用いている。マイクロメーターヘッド550Aは、公知の構成であり、例えば、押圧子としてのスピンドル551と、スリーブ552と、操作部としてのシンブル553と、ラチェットストップ554と、を有している。送り装置550としてマイクロメーターヘッド550Aを用いることにより、離間距離Dをより微細にかつ精度よく調整することができる。なお、本実施形態では、ラチェットストップ554を使用しないため、省略してもよい。
マイクロメーターヘッド550Aは、スリーブ552においてケーシング200のアッパーケース220に固定されている。本実施形態では、アッパーケース220に形成された挿通孔221にマイクロメーターヘッド550Aが挿通され、さらにイモネジB3によってケーシング200に対して固定、位置決めされている。
マイクロメーターヘッド550Aがケーシング200に固定された状態では、スピンドル551がケーシング200内に位置し、その先端面がロッドヘッド520の当接面590に当接している。スピンドル551の先端部は、球面形状となっている。そのため、例えば、先端部が平坦面で構成されている場合と比べて、スピンドル551およびロッドヘッド520の摩耗や、マイクロメーターヘッド550Aの傾きによる誤差を抑えることができる。一方、シンブル553およびラチェットストップ554は、ケーシング200外に突出し、露出している。そして、ケーシング200外に突出した部分は、低背部202の上方の切り欠かれた部分に位置している。
図12に示すように、シンブル553を順回転させるとスピンドル551がその中心軸J551まわりに順方向に回転しながら中心軸J551に沿って前進し、スピンドル551に押されたロッド510が圧縮コイルばね540の付勢力に抗して前方へ移動し、ロッド510に押されたレンズアッセンブリー400が前方へ移動する。これにより、レンズユニット420と撮像素子600との離間距離Dが大きくなる。反対に、シンブル553を逆回転させるとスピンドル551が中心軸J551まわりに逆回転しながら中心軸J551に沿って後退し、圧縮コイルばね540の付勢力によってロッド510が後方へ移動し、ロッド510に引っ張られたレンズアッセンブリー400が後方へ移動する。これにより、レンズユニット420と撮像素子600との離間距離Dが小さくなる。このように、カメラ100では、マイクロメーターヘッド550Aの操作によってフォーカス調整が可能となる。そのため、カメラ100によれば、レンズユニット420を交換することなく、カメラ100の撮影距離および分解能(物理的解像度)を変更することができる。
マイクロメーターヘッド550Aによれば、シンブル553を回転させるだけで離間距離Dを変更することができるため、使用者の操作による過度な応力がカメラ100に加わり難い。そのため、カメラ100を構成する各部品の破損が抑制される。また、マイクロメーターヘッド550Aにはスピンドル551の繰り出し量を表示する不図示の目盛が設けられているため、当該目盛から離間距離Dを読み取ることも可能である。
なお、フォーカス調整の方法としては、特に限定されない。例えば、カメラ100で撮像した画像をモニター等に表示し、操作者が当該画像を目視しながらマイクロメーターヘッド550Aを操作することによりフォーカス調整を行ってもよい。また、物理的解像度が最も高くなるようにフォーカス調整を自動で行うソフトウェアを用いてもよい。
スピンドル551の中心軸J551は、後方が上側に位置するように、光軸Oに対して傾斜している。このように、中心軸J551を光軸Oに対して傾斜させることにより、マイクロメーターヘッド550Aとケーシング200との干渉を防ぎ、マイクロメーターヘッド550Aを配置し易くなる。また、シンブル553の周囲に操作スペースを確保し易くなり、シンブル553を操作し易くなる。また、中心軸J551が光軸Oと平行な場合と比べて、シンブル553の回転量に対するレンズアッセンブリー400の変位量を小さくすることができ、離間距離Dをより微細に調整することができる。
なお、中心軸J551を光軸Oに対して傾斜させることにより、マイクロメーターヘッド550Aに表示されるシンブル553の送り量とレンズアッセンブリー400の実際の変位量との間に誤差が生じるが、前述したように、フォーカス調整の際にマイクロメーターヘッド550Aの表示を使用しないため特段の問題とならない。光軸Oに対する中心軸J551の傾斜角θとしては、特に限定されないが、例えば、5°~10°程度とすることが好ましく、7°~9°程度とすることがより好ましい。これにより、上述した効果を十分に発揮しつつ、マイクロメーターヘッド550Aのケーシング200から突出している部分がケーシング200の上方へ過度に突出するのを抑制することができる。そのため、カメラ100の小型化を図ることができる。
以上、移動機構500について説明した。ただし、移動機構500としては、ロッド510を前方に送り出すことができれば、特に限定されない。
以上、カメラ100の各部について簡単に説明した。ここで、前述したように、カメラ100では、シリンダー300内にレンズアッセンブリー400が収容されており、シリンダー300内においてレンズアッセンブリー400が光軸方向LLに移動可能となっている。そのため、図13に示すように、レンズアッセンブリー400の外径をシリンダー300の内径よりも若干小さくして両者の間にクリアランスCを確保することにより、シリンダー300内でのレンズアッセンブリー400のスムーズな移動を実現している。
しかしながら、クリアランスCを確保することによって、シリンダー300内でレンズアッセンブリー400がガタついてしまい、図14に示すように光軸OがX軸に対して傾斜し、さらには、その傾斜方向や角度が変化する(揺らぐ)おそれが生じる。なお、以下では、説明の便宜上、レンズアッセンブリー400の光軸OのX軸に対する傾斜を「光軸倒れ」とも言う。
シリンダー300とレンズアッセンブリー400とは、精転合の寸法関係で形成されているため、光軸倒れの最大角度については十分に小さく抑えられており、被写界深度に対して十分なマージンを持っている。そのため、静止時においては、光軸倒れが生じていても撮像特性に実質的な影響はない。しかしながら、例えば、フォーカス調整時に光軸倒れの傾斜方向や角度が変動すると、それに応じた撮像ズレが生じ、フォーカス調整精度が低下するおそれがある。
そこで、カメラ100では、ロッド510の位置や、ロッドヘッド520の形状を工夫することにより、フォーカス調整時の光軸倒れの変動を抑制し、より精度の高いフォーカス調整を可能としている。カメラ100は、Y軸まわりの光軸倒れの変動を抑制する機能と、Z軸まわりの光軸倒れの変動を抑制する機能と、を有している。以下、この点について詳細に説明する。
まず、図15に基づいて、Y軸まわりの光軸倒れの変動を抑制する構成について説明する。前述したように、ロッド510は、光軸Oに対してZ軸方向プラス側にずれて配置され、光軸Oに対してZ軸方向プラス側にずれた位置でレンズアッセンブリー400に接続されている。そのため、圧縮コイルばね540の付勢力によって、レンズアッセンブリー400にはY軸まわりの力F1が加わる。その結果、同図に示すようなレンズアッセンブリー400のY軸まわりの光軸倒れが生じ、レンズアッセンブリー400の先端部と基端部の対角線上に位置する部分がそれぞれシリンダー300の内壁に当接する。そして、フォーカス調整時においてもこの姿勢が安定的に維持される。そのため、フォーカス調整時のY軸まわりの光軸倒れの変動が効果的に抑制され、高精度なフォーカス調整が可能となる。
次に、Z軸まわりの光軸倒れの変動を抑制する構成について説明するが、これに先立って、図16に、ロッドヘッド520の当接面590が光軸Oに直交する平坦面で構成されているカメラ100Aについて説明する。カメラ100Aでは、スピンドル551が中心軸J551まわりに回転しながらロッドヘッド520を押圧することによりレンズアッセンブリー400を移動させる。この際、ロッドヘッド520に対してスピンドル551が摺動回転し、摺動摩擦に応じた力Fがロッドヘッド520に加わる。そして、この力Fによってレンズアッセンブリー400のZ軸まわりの光軸倒れが生じる。さらには、力Fの大きさや向きは、スピンドル551の回転速度やロッドヘッド520とスピンドル551との接触位置によって変化するため、フォーカス調整時に光軸倒れが安定せず、傾斜方向や角度が揺らいでしまう。したがって、高精度なフォーカス調整が困難となる。
そこで、カメラ100では、図17に示すように、スピンドル551の摺動摩擦により生じる力Fよりも十分に大きい力F2で、ロッドヘッド520をY軸方向マイナス側に付勢している。そのため、力Fの有無に関わらず、同図に示すようなレンズアッセンブリー400のZ軸まわりの光軸倒れが生じ、レンズアッセンブリー400の先端部と基端部の対角線上に位置する部分がそれぞれシリンダー300の内壁に当接し、この姿勢で光軸倒れが安定する。このように、スピンドル551の摺動摩擦により生じる力Fよりも十分大きな力F2でロッドヘッド520を所定方向に付勢して、予め光軸倒れを安定させておくことで、力Fによる光軸倒れの発生や、力Fの大きさや向きの変化に起因した光軸倒れの変動が効果的に抑制され、高精度なフォーカス調整が可能となる。
ロッドヘッド520をY軸方向マイナス側に付勢する手段として、図18および図19に示すように、ロッドヘッド520の当接面590に光軸Oに対して傾斜する傾斜面591を形成している。傾斜面591は、Y-Z平面をZ軸まわりに回転させた平坦面であり、Y軸方向プラス側を向いている。そして、この傾斜面591にスピンドル551の先端部が当接している。この状態で、ロッドヘッド520が圧縮コイルばね540によって後方に付勢されることにより、ロッドヘッド520にY軸方向マイナス側の力F2が加わる。
このように、当接面590に傾斜面591を形成することにより、簡単な構成でロッドヘッド520をY軸方向マイナス側に付勢することができ、安定した光軸倒れを予め創り出すことができる。特に、本実施形態のように、傾斜面591をY軸方向プラス側に向けることで、力F2がより大きくなり、フォーカス調整時のZ軸まわりの光軸倒れがより安定する。
特に、傾斜面591を平坦面とすることにより、フォーカス調整時の力F2の変動が抑えられ、フォーカス調整時のZ軸まわりの光軸倒れがより安定する。具体的には、図9と図12とを比べると分かるように、マイクロメーターヘッド550Aが光軸Oに対して傾斜して配置されているため、スピンドル551の突出量すなわちロッドヘッド520の光軸方向LLの位置によってスピンドル551の当接位置がZ軸方向に移動する。そのため、傾斜面591を平坦面とすることにより、スピンドル551の当接位置がZ軸方向に移動しても力F2を一定に保つことができる。そのため、前述したように、フォーカス調整時の力F2の変動が抑えられ、フォーカス調整時のZ軸まわりの光軸倒れがより安定する。
さらに、本実施形態では、光軸方向LLからの平面視で、ロッド510と光軸Oの並び方向であるZ軸方向と、ロッドヘッド520の付勢方向であるY軸方向とが直交しているため、シリンダー300内でのレンズアッセンブリー400の姿勢が特に安定し、光軸倒れの変動をより効果的に抑制することができる。ただし、これら2つの方向は、直交している必要はなく、90°以下の角度で交差していてもよいし、一致していてもよい。また、ロッドヘッド520の付勢方向は、Y軸方向マイナス側に限定されず、例えば、図20に示すように、Y軸方向プラス側であってもよい。図20の構成によっても、本実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明のカメラの第2実施形態について説明する。
図21は、第2実施形態に係るカメラの断面図である。
本実施形態のカメラ100は、ロッド510とロッドヘッド520との間にスペーサーSが配置されていること以外は、前述した第1実施形態と同様である。そのため、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態における図において、前述した実施形態と同様の構成については同一符号を付している。
第1実施形態で既に説明したように、ロッドヘッド520は、ロッド510に螺合されており、さらに、ロッド510は、スリーブ410に螺合されている。したがって、ロッドヘッド520の向き(X軸まわりの姿勢)は、これら2組のネジを締め切ったときの姿勢となる。しかしながら、2組のネジを締め切ったときに傾斜面591がY軸方向プラス側を向くようにロッドヘッド520、ロッド510およびスリーブ410に雄ネジおよび雌ネジを形成することは困難であり、可能だとしても過度なコスト増を招くおそれがある。また、締め付け量を調整してロッドヘッド520の向きを合わせようとすると、締め付けトルクの過不足が生じ、カメラ100の信頼性低下を招くおそれがある。
そこで、本実施形態では、図21に示すように、ロッド510とロッドヘッド520との間にスペーサーSを配置し、ロッドヘッド520を締め切ったときに傾斜面591がY軸方向プラス側を向くようにスペーサーSの厚さや数を調整している。具体的には、厚さが異なる複数のスペーサーSを準備し、これらの中からネジを締め切ったときに傾斜面591がY軸方向プラス側を向くスペーサーSを選択している。或いは、厚さが同じ複数のスペーサーSを準備し、ネジを締め切ったときに傾斜面591がY軸方向プラス側を向くようにスペーサーSの使用数を選択している。このような構成によれば、簡単かつ安価に、そして、確実に傾斜面591をY軸方向プラス側に向けることができる。なお、スペーサーSとしては、例えば、ロッド510に挿入可能な座金(ワッシャ)等を好適に用いることができる。また、座金を用いる場合には、平座金であってもよいし、バネ座金であってもよい。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施形態では、ロッド510とロッドヘッド520との間にスペーサーSを配置しているが、これに限定されず、例えば、スリーブ410とロッド510との間にスペーサーSを配置してもよいし、ロッド510とロッドヘッド520との間、スリーブ410とロッド510との間の両方にスペーサーSを配置してもよい。このような構成によっても同様の効果が得られる。
<第3実施形態>
次に、本発明のカメラの第3実施形態について説明する。
図22は、第3実施形態に係るカメラの断面図である。図23は、ロッドヘッドを示す斜視図である。図24は、ロッドヘッドの変形例を示す斜視図である。
本実施形態のカメラ100は、ロッドヘッド520の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。そのため、以下の説明では、本実施形態に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、本実施形態における各図において、前述した実施形態と同様の構成については同一符号を付している。
前述した第2実施形態では、ロッド510とロッドヘッド520との間にスペーサーSを配置することにより傾斜面591の向きを制御しているが、本実施形態では、別の方法により傾斜面591の向きを制御している。
図22に示すように、ロッドヘッド520は、ロッド510に接続されている基部523と、傾斜面591を備えている装着部524と、を有している。基部523は、ロッド510の基端部に螺合により固定されている。そして、この基部523の基端側に装着部524が装着されている。装着部524は、複数の姿勢で基部523に装着することができ、傾斜面591がY軸方向プラス側を向くように装着姿勢が選択されている。このような構成によれば、傾斜面591の向きを簡単に制御することができる。
図23に示すように、基部523の基端面には凹部523aが形成され、装着部524の先端面には凸部524aが形成されている。凹部523aと凸部524aとは、互いに対応した形状となっており、凸部524aを凹部523aに係合させることにより、装着部524を基部523に装着することができる。また、凹部523aおよび凸部524aは、それぞれ、回転対称であり、本実施形態では6回対称である。具体的には、凹部523aは、中心軸まわりに60°間隔で配置された複数の凹部で構成され、凸部524aは、中心軸まわりに60°間隔で配置された複数の凸部で構成されている。そのため、基部523に対する装着部524の装着姿勢を中心軸まわりに60°毎回転させた6つの姿勢の中から選択することができる。そのため、より確実に、傾斜面591をY軸方向プラス側あるいはこれに近い方向に向けることができる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
なお、本実施形態では、基部523に凹部523aが形成され、装着部524に凸部524aが形成されているが、これとは反対に、基部523に凸部524aが形成され、装着部524に凹部523aが形成されていてもよい。
また、本実施形態では、凹部523aおよび凸部524aが共に6回対称の回転対称であるが、これに限定されず、例えば、2回から5回対称であってもよいし、7回対称以上であってもよい。対称回数が多い程、傾斜面591の向きをより高精度に制御することができるが、形成が困難となる可能性もある。そのため、求められる精度や、形成の容易性を鑑みて、適宜、形成数を決定すればよい。また、凹部523aおよび凸部524aの形状としては、特に限定されず、例えば、図24に示すような星形であってもよい。
以上、本発明のカメラを図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、前述した実施形態を適宜組み合わせてもよい。
100,100A…カメラ 200…ケーシング 201…高背部 201b…後面 202…低背部 202b…後面 210…ベースシャーシ 220…アッパーケース 221…挿通孔 300…シリンダー 300a…前方開口 310…小外径部 311…ネジ溝 320…中外径部 321…Dカット面 330…大外径部 331…Dカット面 340,350…段差面 380…ネジ溝 390…フランジ 400…レンズアッセンブリー 410…スリーブ 410a…前方開口 411…フランジ 412…フランジ 413…レンズユニット挿入部 414…段差面 415…ネジ穴 420…レンズユニット 430…鏡筒 440…レンズ群 450…絞り 500…移動機構 510…ロッド 520…ロッドヘッド 521…頭部 523…基部 523a…凹部 524…装着部 524a…凸部 530…ロッドガイド 540…圧縮コイルばね 550…送り装置 550A…マイクロメーターヘッド 551…スピンドル 552…スリーブ 553…シンブル 554…ラチェットストップ 560…筒状部 561…貫通孔 570…フランジ 571…壁部 590…当接面 591…傾斜面 600…撮像素子 610…第1回路基板 611…孔 620…第2回路基板 630…支持部材 640…IRカットフィルター 650…ICチップ 690…端子群 91…カメラ 911…フレーム 911a…ガイド溝 913…レンズ鏡筒 913a…第1の筒部 913b…第2の筒部 913c…第3の筒部 915…係合突起 917…レバー 92…カメラ 920…CCD 921…本体 921a…解除ボタン 923…撮影レンズ部 925…突出機構 927…ガイドユニット 927a…ガイド枠 927b…支柱 927c…スプリング 929…ロック手段 929a…係合板 929b…上下動アーム 93…レンズ鏡筒 94…レンズ鏡筒 931…固定板 932…固定筒 933,934…可動筒 935,936…鏡枠 937a,937b,937c…リニアアクチュエータ 941…ベース 941a…CCD 942…固定筒 943…カム筒 944…第1レンズ群 945…第2レンズ群 946…弾性片 B1,B2…ネジ B3…イモネジ C…クリアランス D…離間距離 F,F1,F2…力 J551…中心軸 LL…光軸方向 O…光軸 LC…レンズカバー S…スペーサー θ…傾斜角

Claims (9)

  1. シリンダーと、
    前記シリンダー内に配置されているレンズアッセンブリーと、
    前記レンズアッセンブリーから入る光を受光する撮像素子と、
    前記レンズアッセンブリーに対して光軸方向の結像側から前記光軸方向の力を加えることにより、前記シリンダー内で前記レンズアッセンブリーを前記光軸方向に移動させる移動機構と、を有し、
    前記移動機構は、
    前記レンズアッセンブリーの前記光軸方向の結像側に位置し、先端部が前記レンズアッセンブリーの基端部に接続されているロッドと、
    前記ロッドの基端部に配置され、基端面に光軸に対して傾斜する傾斜面を備えるロッドヘッドと、
    前記ロッドを前記光軸方向の受光側に送り出す送り装置と、
    前記ロッドを前記光軸方向の結像側に付勢する付勢部材と、を有し、
    前記送り装置は、
    前記傾斜面に当接し、前記ロッドヘッドを前記光軸方向の結像側から押圧する押圧子と、
    前記押圧子を中心軸まわりに回転させながら前記中心軸に沿って変位させる操作部と、を有していることを特徴とするカメラ。
  2. 前記傾斜面は、平坦面である請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記ロッドヘッドは、前記ロッドに接続されている基部と、
    前記傾斜面を備え、複数の姿勢で前記基部に装着可能な装着部と、を有している請求項1または2に記載のカメラ。
  4. 前記基部および前記装着部の一方に形成されている凹部と、他方に形成され、前記凹部に対応した形状の凸部と、を有し、
    前記凹部および前記凸部は、それぞれ、回転対称である請求項3に記載のカメラ。
  5. 前記ロッドヘッドは、前記ロッドに螺合しており、
    前記ロッドヘッドと前記ロッドとの間に配置されているスペーサーを有している請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカメラ。
  6. 前記光軸方向からの平面視で、
    前記ロッドは、前記光軸から離間して配置されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載のカメラ。
  7. 前記傾斜面に前記押圧子が当接することにより、前記光軸方向からの平面視で、前記ロッドヘッドが前記ロッドと前記光軸との並び方向に交差する方向に付勢されている請求項6に記載のカメラ。
  8. 前記中心軸は、前記光軸に対して傾斜している請求項1ないし7のいずれか1項に記載のカメラ。
  9. 前記レンズアッセンブリーは、
    前記シリンダー内に配置され、前記シリンダーに対して前記光軸方向に移動可能なスリーブと、
    前記スリーブに保持されているレンズユニットと、を有し、
    前記ロッドは、前記スリーブに接続されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載のカメラ。
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