JP2023125053A - 出力インピーダンス可変ドライバ回路、レーザドライバ回路およびcpoモジュール - Google Patents

出力インピーダンス可変ドライバ回路、レーザドライバ回路およびcpoモジュール Download PDF

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敏之 井上
Toshiyuki Inoue
桂路 岸根
Keiji Kishine
亮 土谷
Ryo Tsuchiya
大輔 伊藤
Daisuke Ito
康宏 ▲高▼橋
Yasuhiro Takahashi
誠 中村
Makoto Nakamura
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Abstract

【課題】CPO(Co-Packaged Optics)モジュールにおける多チャンネル化に対応可能で、製造時の設計誤差、或いはレーザドライバ回路のPVTばらつきに対して、通信品質の劣化を抑制可能とする出力インピーダンス可変ドライバ回路、レーザドライバ回路およびCPOモジュールを提供する。【解決手段】出力インピーダンス可変ドライバ回路40は、差動信号入力部41と、差動増幅信号を出力する出力回路部42とを備え、出力回路部42は、出力インピーダンスを制御可能に構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、出力インピーダンス可変ドライバ回路、レーザドライバ回路およびCPOモジュールに関する。
実空間上の大規模データを高速ネットワークで伝送し、サイバー空間で大規模なデータ処理を行うサイバーフィジカルシステム(CPS)が注目を集めており、データセンター内の光通信システムの更なる高速・大容量化が求められている。
集積回路の高周波動作に限界があり、1チャンネルあたりの伝送レートの増大は困難であるため、多数の光コアを1本のファイバに集約したマルチコアファイバを用いた多チャンネル伝送が提案されている。これを実現する技術として、多数の光デバイスと集積回路、スイッチASICを1つのパッケージにまとめ、消費電力量の削減や熱効率の改善、小型化を図るCPO(Co-Packaged Optics)が有力視されている。
CPOモジュールにおいて、レーザダイオード(LD)とレーザドライバ回路(LDD)間は、インターポーザを介して配線される。多チャンネル化による配線長の増大と、信号の高速化の影響による通信品質の劣化が課題となっている。
通信品質の劣化は、入出力インピーダンスと配線の特性インピーダンスの不整合によって発生する反射波に起因する。特許文献1には、反射波の発生を抑制するために、差動構成をなす一対のトランジスタに直列にインピーダンス整合のための抵抗を備えるレーザドライバ回路が記載されている。特許文献2には、光素子をパッケージ外の部品とインピーダンス整合するための終端抵抗を備える光/電気変換モジュールが記載されている。
特開2004-363360号公報 特開2005-167189号公報
特許文献1、2に記載のインピーダンス整合手法は、何れも固定抵抗を用いるものである。しかし、CPOモジュールの多チャンネル化に対応するには、多数のレーザダイオードとレーザドライバ回路の間の各チャンネルの物理構造が同一でなくなる、あるいは、高周波信号同士が近接してチャンネル間で電磁界の結合が生じて、特性インピーダンスがチャンネルごとに異なるため、固定抵抗で対応することは困難である。また、CPOモジュール製造時の設計誤差やレーザドライバ回路のPVT(Process-Voltage-Temperature)ばらつき等も、インピーダンス整合条件から外れる要因となる。
本発明の目的は、CPOモジュールにおける多チャンネル化に対応可能で、製造時の設計誤差、或いはレーザドライバ回路のPVTばらつきに対して、通信品質の劣化を抑制可能とする出力インピーダンス可変ドライバ回路、レーザドライバ回路およびCPOモジュールを提供することである。
本発明に係る出力インピーダンス可変ドライバ回路は、差動信号入力部と、差動増幅信号を出力する出力回路部とを備え、出力回路部は、出力インピーダンスを制御可能に構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、ドライバ回路の出力インピーダンスを可変できるので、回路実装後においてもドライバ回路の出力インピーダンスを配線の特性インピーダンスに調整することが可能となり、信号に反射波の影響の少ないドライバ回路が実現できる。
本発明に係る出力インピーダンス可変ドライバ回路において、出力回路部は、一端を制御電源に接続され、制御端子を備えるトランジスタを有し、制御電源の電圧と、トランジスタの制御端子に印加される電圧との少なくとも一方を制御することで、トランジスタのインピーダンスを変化させることが好ましい。
上記構成によれば、能動素子であるトランジスタを使用することで、電圧制御により、容易にドライバ回路の出力インピーダンスを変化させることができる。
本発明に係る出力インピーダンス可変ドライバ回路において、差動信号入力部は、差動対となる第1のn-MOSFETと第2のn-MOSFETとを有し、第1のn-MOSFETのソース端子と、第2のn-MOSFETのソース端子は、第3のn-MOSFETを有する電流源に接続され、出力回路部が有するトランジスタは、p-MOSFETであることが好ましい。
上記構成によれば、MOSFETでドライバ回路を構成したので、駆動電力が小さく高効率のドライバ回路が実現できる。
本発明に係るレーザドライバ回路は、差動入力型の入力バッファ回路と、入力バッファ回路の出力する電圧を入力する波形整形回路と、波形整形回路の出力する電圧を入力する出力インピーダンス可変ドライバ回路とを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、回路実装後に配線の特性インピーダンスに出力インピーダンスを調整でき、通信品質の劣化を抑制可能なレーザドライバ回路を実現できる。
本発明に係るCPOモジュールは、レーザドライバ回路と、レーザドライバ回路の出力電流を入力するレーザダイオードとを基板に実装したCPOモジュールであって、レーザドライバ回路の出力回路部の出力インピーダンスは、レーザドライバ回路とレーザダイオードの間の配線の特性インピーダンスとインピーダンスマッチングすることを特徴とする。
上記構成によれば、レーザドライバ回路において反射波を抑制することができ、通信品質の劣化を抑制可能なCPOモジュールが実現できる。
本発明に係るCPOモジュールは、更に配線の特性インピーダンスとレーザダイオードの入力インピーダンスが一致していることが好ましい。
上記構成によれば、レーザダイオードから配線を介してレーザドライバ回路への反射波を抑制することができ、レーザドライバ回路の動作を安定させることができる。
本発明に係る出力インピーダンス可変ドライバ回路、レーザドライバ回路およびCPOモジュールによれば、多チャンネル化に対応可能で、製造時の設計誤差、或いはLDDのPVTばらつきに対して、通信品質の劣化を抑制することができる。
本発明の実施形態のCPOモジュールが備えるレーザドライバ回路およびレーザダイオードの基本回路図である。 本発明に係る出力インピーダンス可変ドライバ回路の回路図である。 従来のドライバ回路のインピーダンスマッチングを説明する図である。 本発明の出力インピーダンス可変ドライバ回路のインピーダンスマッチングを説明する図である。 本発明に係る出力インピーダンス可変ドライバ回路の出力インピーダンスの制御効果を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、具体的な形状、材料、方向、数値等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができる。また、以下で説明する実施形態および変形例の構成要素を選択的に組み合わせることは当初から想定されている。
図1に本発明のCPO(Co-Packaged Optics)モジュール1が備えるレーザドライバ回路LDDとレーザダイオードLDの基本回路10を示す。CPOモジュール1は、図1に示す基本回路10がチャンネル数だけ実装され、多チャンネル光伝送を実現するモジュールである。図1に示すCPOモジュール1の基本回路10において、レーザドライバ回路LDDとレーザダイオードLDは、電気配線に相当するインターポーザ(Interposer)11によって接続されている。
レーザドライバ回路LDDは、差動電圧VINP、VINNを入力されて、差動電圧VINPとVINNの差を増幅した電圧VOUTを出力し、レーザダイオードLDに電流を流す。レーザドライバ回路LDDの出力電流は、インターポーザ11を介して、レーザダイオードLDに伝達される。
インターポーザ11は、レーザドライバ回路LDDの出力端子とレーザダイオードLDのアノード端子の間を電気的に接続する基板構造である。インターポーザ11は、レーザドライバ回路LDDが出力する信号周波数帯域において、特性インピーダンスZを有している。
レーザダイオードLDは、レーザドライバ回路LDDからの出力電流を受けて発光する。CPOモジュール1において、レーザダイオードLDは、レーザドライバ回路LDDの変調された出力電流に応じて点滅し、図示しない後段の光ファイバに光信号として伝送する。
図1のレーザドライバ回路LDDの詳細について説明する。レーザドライバ回路LDDは、入力バッファ回路20、波形整形回路30、出力インピーダンス可変ドライバ回路40(以降、単にドライバ回路40という)を有している。
入力バッファ回路20は、正相入力端子と逆相入力端子を有している。入力バッファ回路20は、外部からの変調信号が正相入力端子と逆相入力端子に入力される。
入力バッファ回路20の正相入力端子には、電圧VINPが入力される。逆相入力端子には、電圧VINPと逆相の電圧VINNが入力される。入力バッファ回路20は、電圧VINPとVINNの差を増幅した電圧を差動電圧として出力する。
波形整形回路30は、入力バッファ回路20が出力した電圧波形の劣化を補償する回路である。例えば、波形整形回路30は、FFE(Feed Forward Equalizer)で構成されている。但し、波形整形回路30はFFEに限定されず、CTLE(Continuous Time Linear Equalizer)や、他の構成でもよい。また、波形整形回路30は、必須の構成ではなく、省略してもよい。
ドライバ回路40は、波形整形回路30が出力した差動電圧が入力され、電圧/電流変換を行う。ドライバ回路40から出力される変調された電流信号によって、レーザダイオードLDが駆動される。レーザダイオードLDは、電流信号に応じて発光(点滅)し、光信号を出力する。
レーザドライバ回路LDDの出力する電気信号は、数GHzオーダーの高周波信号であり、高速・大容量の光伝送を可能としている。このため、レーザダイオードLDの駆動回路であるレーザドライバ回路LDDからインターポーザ11の間を伝送する電気信号は、出力インピーダンス不整合による反射波の影響を受け、通信品質の劣化を招くことになる。
インピーダンス不整合による通信品質の劣化に対応するためには、レーザドライバ回路LDDの出力インピーダンス、インターポーザ11の特性インピーダンス、レーザダイオードLDの入力インピーダンスのインピーダンスマッチングを行う必要がある。
通常、インピーダンスマッチングは、出力インピーダンス或いは入力インピーダンスがインターポーザ11の特性インピーダンスZに一致するように固定抵抗を接続することで行われる。先述したようにCPOモジュール1は、図1に示す基本回路10を複数有しており、それぞれのレーザドライバ回路とレーザダイオードの間のインターポーザの特性インピーダンスの値がチャンネル毎に異なるために、1つの固定抵抗で全てのインピーダンス整合を行うことは困難である。また、課題で述べたように、固定抵抗であるとCPOモジュール1の製造時の設計誤差やLDDのPVT(Process-Voltage-Temperature)ばらつきに対して対応できない。
次に本発明のレーザドライバ回路LDDが備えるドライバ回路40の回路構成を図2に示す。ドライバ回路40は、差動電圧VINP’、VINN’を入力し、電圧/電流変換を行い、変調電流を出力する回路である。ドライバ回路40は、差動信号入力部41、出力回路部42、定電流部43を有している。ドライバ回路40は、出力回路部42によりバイアス電流を生成し、差動信号入力部41に差動変調信号を入力することで、レーザダイオードに変調電流を出力する。
ドライバ回路40は、n-MOSFETとp-MOSFETにより構成される。具体的には、第1のトランジスタMN1、第2のトランジスタMN2、第3のトランジスタMN3、第4のトランジスタMにより構成されている。図2において、第1~第3のトランジスタは、n-MOSFETで構成され、第4のトランジスタMは、p-MOSFETで構成されている。
差動信号入力部41は、第1のトランジスタMN1と第2のトランジスタMN2で構成されている。差動信号入力部41の第1のトランジスタMN1のドレイン端子は、第1の電源電圧VDDLが印加され、ソース端子は、第2のトランジスタMN2のソース端子および第3のトランジスタのドレイン端子と接続され、ゲート端子は、正相の差動電圧VINP’が入力される。差動信号入力部41の第2のトランジスタMN2のドレイン端子は、第3のトランジスタMN3のドレイン端子と接続され、ソース端子は、第1のトランジスタMN1のソース端子および第3のトランジスタのドレイン端子と接続され、ゲート端子は、逆相の差動電圧VINN’が入力される。
定電流部43は、第3のトランジスタMN3で構成されている。定電流部43の第3のトランジスタMN3のドレイン端子は、第1、第2のトランジスタのソース端子と接続されている。第3のトランジスタMN3ソース端子は、回路グランドGNDと接続され、ゲート端子は、バイアス電圧VNBが入力される。定電流部43は、バイアス電圧VNBを制御することで、差動信号入力部41に流れる電流を制御する機能を有する。
出力回路部42は、第4のトランジスタMで構成されている。出力回路部42の第4のトランジスタMのソース端子は、第2の電源電圧VDDHが印加され、ドレイン端子は、第2のトランジスタMN2のドレイン端子が接続され、ゲート端子は、制御電圧VPBが印加される。後述するように、第4のトランジスタMのゲート端子の制御電圧VPB、或いは、第2の電源電圧VDDHを制御することで、第4のトランジスタMの内部抵抗を制御することができる。
次に図3、4を参照して、レーザドライバ回路LDDのインピーダンス整合について説明する。以下は、ドライバ回路40の出力インピーダンスをインターポーザ11の特性インピーダンスと整合するものとして説明する。
図3は、従来手法のインピーダンス整合を行うドライバ回路40Aの回路図である。図2のドライバ回路40と同様の構成には同じ符号を付して詳細な説明は省略する。ドライバ回路40Aは、図2のドライバ回路40の出力回路部42を固定抵抗ROUT(出力回路部42A)に置き換えた以外は同様の構成である。インターポーザ11の特性インピーダンスの設計値をZとする。出力インピーダンスをインターポーザ11の特性インピーダンスと合わせて、インピーダンス整合するために、第2の電源電圧VDDHと出力端子VOUTの間に固定抵抗ROUT(抵抗値Z)を接続する。既に述べたように、CPOモジュール1において、レーザドライバ回路LDD、インターポーザ11、レーザダイオードLDによる基本回路10は、多数実装されている。個々の基本回路10それぞれにおいて、インターポーザ11の特性インピーダンスは異なっている。すると、基本回路10毎にインピーダンスマッチングのための抵抗値が異なることになる。また、現実の設計においては、インターポーザ11の特性インピーダンスZは設計誤差が生じ、抵抗値Zと一致せず、インピーダンスマッチング条件から外れる場合がある。しかし、抵抗ROUTは固定抵抗であるため、回路作成後は、抵抗値を変えることはできない。更に基本回路10毎にインターポーザ11の特性インピーダンスが異なり、インピーダンスマッチング条件が異なっている。従って、CPOモジュール1において、電気配線のインピーダンスマッチングを行い、通信品質の劣化を抑制することは容易ではない。
これに対応するためには、回路実装後にレーザドライバ回路LDDの出力インピーダンスを可変とする必要がある。本発明は、図4に示すように、第2の電源電圧VDDHと出力端子VOUTの間の出力回路部42のインピーダンスを可変とする構成とした。このように構成することで、回路実装後において、製造時の設計誤差、或いはLDDのPVTばらつきによるインピーダンス不整合の場合でも、出力インピーダンスを調整して、インピーダンスマッチングさせることができる。従って、CPOモジュール1の光伝送の通信品質の劣化を抑制することが可能である
具体的には、図4に示すように出力インピーダンスを可変する手段として、出力回路部42を第2の電源電圧VDDHと出力端子VOUTの間をMOSFETのような能動素子に置き換える。MOSFETを線形領域で動作するように、ゲート電圧を制御することにより、MOSFETの内部抵抗routの抵抗値を変えることができる。これによって、インターポーザ11の特性インピーダンスの値の製造誤差、あるいはチャンネル毎にインターポーザ11の特性インピーダンス値の違いがあっても、出力インピーダンスが調整可能であり、インピーダンスマッチングを取ることが可能となるので、反射波の影響を抑制することができる。
本発明の図2のドライバ回路40において、制御電圧VPBを制御することで、第4のトランジスタMの内部インピーダンスを制御することができ、レーザドライバ回路LDDの出力インピーダンスを調整することができる。更に第2の電源電圧VDDHの値を変化させることによっても、第4のトランジスタMの内部インピーダンスを変化させることができる。
上記構成のドライバ回路40によって、第2の電源電圧VDDHおよび制御電圧VPBを制御することによって、第4のトランジスタMの内部抵抗値を制御することが可変となる。よって、ドライバ回路40の出力インピーダンスを制御することが可能となり、後段に接続されるインターポーザ11の特性インピーダンスと整合させることによって、反射波を抑制することが可能となる。更に当該ドライバ回路40を有するレーザドライバ回路LDDは、光伝送の通信品質の劣化を抑制することが可能となる。また、インターポーザ11の特性インピーダンスは、レーザダイオードLDの入力インピーダンスと一致するように設計を行うことが好ましい。これによって、レーザダイオードLDからインターポーザ11を介してレーザドライバ回路LDDへの反射波が抑制できるので、レーザドライバ回路LDDの動作を安定させることができる。
次に図5によって、本発明のドライバ回路40の出力インピーダンスの制御性について説明する。図5は、制御電圧VPBを変化させたときの、出力インピーダンスを示している。
制御電圧VPBを0Vから0.5Vまで変化させたとき、出力インピーダンスの値は、約50Ωから約90Ωに変化することが確認できる。インターポーザの特性インピーダンス値は、例えば50Ωに設定されるので、設計誤差や多チャンネル間の特性インピーダンスの違いを補償するのに十分な制御性を確保できることが分かる。
よって、設計誤差やプロセスばらつきによるインピーダンスの不整合を制御電圧により補償することができ、従って、レーザドライバ回路LDDを使用した光通信の信号品質の劣化を抑制することができる。また、本発明のドライバ回路を備えることにより、高周波信号入力時のレーザドライバ回路LDDの出力電圧の波形のアイパターンも良好となることが期待できる。
なお、本発明は上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることは勿論である。
1 CPOモジュール、10 基本回路、11 インターポーザ、20 入力バッファ回路、30 波形整形回路、40、40A 出力インピーダンス可変ドライバ回路(ドライバ回路)、41 差動入力部、42、42A 出力回路部、43 定電流部、LDD レーザドライバ回路、LD レーザダイオード

Claims (6)

  1. 差動信号入力部と、
    差動増幅信号を出力する出力回路部と、
    を備え、
    前記出力回路部は、出力インピーダンスを制御可能に構成される、
    出力インピーダンス可変ドライバ回路。
  2. 前記出力回路部は、
    一端を制御電源に接続され、制御端子を備えるトランジスタを有し、
    前記制御電源の電圧と、前記トランジスタの前記制御端子に印加される電圧との少なくとも一方を制御することで、前記トランジスタのインピーダンスを変化させる、
    請求項1に記載の出力インピーダンス可変ドライバ回路。
  3. 前記差動信号入力部は、差動対となる第1のn-MOSFETと第2のn-MOSFETとを有し、
    前記第1のn-MOSFETのソース端子と、前記第2のn-MOSFETのソース端子は、第3のn-MOSFETを有する電流源に接続され、
    前記出力回路部が有する前記トランジスタは、p-MOSFETである、
    請求項2に記載の出力インピーダンス可変ドライバ回路。
  4. 差動入力型の入力バッファ回路と、
    前記入力バッファ回路の出力する電圧を入力する波形整形回路と、
    前記波形整形回路の出力する電圧を入力する請求項1~3のいずれか一項に記載の出力インピーダンス可変ドライバ回路と、
    を備える、
    レーザドライバ回路。
  5. 請求項4に記載のレーザドライバ回路と、
    前記レーザドライバ回路の出力電流を入力するレーザダイオードと、
    を基板に実装したCPO(Co-Packaged Optics)モジュールであって、
    前記出力回路部の出力インピーダンスは、前記レーザドライバ回路と前記レーザダイオードの間の配線の特性インピーダンスとインピーダンスマッチングする、
    CPOモジュール。
  6. 前記配線の前記特性インピーダンスと前記レーザダイオードの入力インピーダンスが一致している、
    請求項5に記載のCPOモジュール。
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