JP2023124408A - 計測装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】実際に照射された光の角度から所望の角度に補正可能な計測装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、計測対象を計測する計測装置が提供される。この計測装置は、光照射部と、補正治具と、検出部とを備える。光照射部は、照射方向を可変に、測定光を所望の位置に照射するように構成される。補正治具は、光照射部と、計測対象との間に設けられる。照射方向が所定方向である場合に測定光を反射させ、且つ照射方向が所定方向でない場合に測定光を計測対象に到達させるように構成される。検出部は、測定光が、補正治具で反射した第1反射光と、計測対象から反射された第2反射光とを検出するように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、計測装置及びプログラムに関する。
計測対象の形状を非接触で計測をするために、光を計測対象の表面に照射して、その散乱光を用いて表面形状を計測する方法がある。
特許文献1には、照射された光を走査方向に偏向させる技術が開示されている。計測装置が、このような偏向手段(光照射部)を有することで、計測対象の所定の表面形状を高精度かつ迅速に計測することができる。
特開2016-17854号公報
ところが、特許文献1に開示されている技術等で計測対象の所定の表面形状を計測する場合、偏向手段(光照射部)の取り付け誤差、計測装置の設置された環境等により、所望の角度で光が計測対象の表面に照射されない可能性がある。そのため、光を照射させる角度を所望の角度に補正する必要がある。
本発明では上記事情を鑑み、実際に照射された光の角度から所望の角度に補正可能な計測装置を提供することとした。
本発明の一態様によれば、計測対象を計測する計測装置が提供される。この計測装置は、光照射部と、補正治具と、検出部とを備える。光照射部は、照射方向を可変に、測定光を所望の位置に照射するように構成される。補正治具は、光照射部と、計測対象との間に設けられる。照射方向が所定方向である場合に測定光を反射させ、且つ照射方向が所定方向でない場合に測定光を計測対象に到達させるように構成される。検出部は、測定光が、補正治具で反射した第1反射光と、計測対象から反射された第2反射光とを検出するように構成される。
このような計測装置によれば、実際に照射された光の角度から所望の角度に補正するため、偏向手段(光照射部)の取り付け誤差、計測装置の設置された環境に影響されずに、計測対象の表面形状を計測することができるため、さらに高精度で表面形状を計測することができる。
計測装置1の全体模式図である。 計測装置1及び計測装置1を構成する計測ユニット4の模式図である。 計測装置1の構成が一部異なる模式図である。 実施形態に係るフレーム形状を有する補正治具5の投影図である。 実施形態に係る複数の板形状を備える補正治具5の投影図である。 情報処理装置8のハードウェア構成を表すブロック図である。 情報処理装置8における制御部83が担う機能を表した機能ブロック図である。 実施形態に係るルックアップテーブルLの一例を表した図である。 第2実施形態に係る計測装置1の全体模式図である。 第2実施形態に係る計測装置1の上面からみた全体構成図である。 実施形態に係る補正治具5で反射した第1反射光R1の光路の一例を表した図である。 実施形態に係る検出部3が検出した絶対距離SIの一例を表した図である。 反射鏡23で反射された測定光Sが到達した計測対象Mの表面の到達点Pの一例を表した図である。 補正治具5で反射した測定光Sの照射角度IAを記した補正治具照射角度データTである。 実施形態に係る照射角度IAとx座標位置XDのデータからカーブフィッティングした一例を表した図である。 実施形態に係る計測範囲を重複させて計測対象Mを計測する一例を表した図である。 治具フレーム部51を有する補正治具5を用いて計測対象Mを計測する一例を表した図である。 板状治具53を有する補正治具5を用いて計測対象Mを計測する一例を表した図である。 実施形態に係る補正及び計測方法のアクティビティ図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。以下単に実施形態と記載した場合、実施形態は、後述する第1実施形態及び第2実施形態の双方を含む。
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバーからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、電圧・電流といった信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
1.第1実施形態
1.1 全体構成
第1章では、第1実施形態に係る計測装置について説明する。全体構成については、図1から図3に模式図として表した。図1は、計測装置1の全体模式図である。図2は、計測装置1及び計測装置1を構成する計測ユニット4の模式図である。図3は、計測装置1の構成が一部異なる模式図である。以下各構成についてさらに説明する。
1.2 計測装置1
計測装置1は、光照射部2と、検出部3と、計測ユニット4と、補正治具5と、レンズ6と、導波管7と、情報処理装置8と、XYステージ10とを備える。計測装置1は、計測対象Mを非接触で三次元計測する計測装置である。情報処理装置8は、計測ユニット4の備える検出部3及び位相計43の検出信号を入力可能にこれらの構成要素と電気的に接続されている。情報処理装置8は、これらの検出信号に基づいて計測装置1から計測対象Mまでの幾何学的距離を算出し、計測対象Mの表面形状を計測する。以下各構成要素についてさらに詳述する。
1.3 光照射部2
光照射部2は、光源21と、ビームスプリッタ22と、反射鏡23とを備える。光照射部2は、照射方向を可変に、測定光Sを所望の位置に照射するように構成される。
(光源21)
光源21は、測定光Sを出力するように構成される。測定光Sは、ビームスプリッタ22と反射鏡23とを介して、計測対象Mに照射される。ここで測定光Sは、例えば、レーザー光である。また、レーザー光を射出する光源21は、光コム光源211が好ましい。
(ビームスプリッタ22)
ビームスプリッタ22は、光源21と反射鏡23との間に配置される。ビームスプリッタ22は、光源21から射出された測定光Sを所定の分割比で2つに分割し、2つのうちの一方を反射させ、他方を透過させる。なお、ビームスプリッタ22は、図2に表したように、第1ビームスプリッタ22aと第2ビームスプリッタ22bとに分けて使用されてもよい。
(反射鏡23)
反射鏡23は、ビームスプリッタ22によって透過及び反射された測定光Sを反射させるように構成され、これを補正治具5及び計測対象Mに照射するように構成される。反射鏡23は、駆動可能に構成され、測定光Sを反射するものであれば限定されない。例えば、反射鏡23は、ポリゴンミラー、デフォーマブルミラー等のミラーであってもよい。好ましくは、反射鏡23は、ガルバノミラーである。
反射鏡23は、駆動可能であるため、X軸方向、Y軸方向又はZ軸方向に直線運動してもよいし、X軸、Y軸又はZ軸を中心に回転運動してもよい。計測装置1は、反射鏡23を駆動させるためのモーター(不図示)を備える。モーターは、反射鏡23を所定の位置まで駆動させるため、ステッピングモーター、サーボモーター等のモーターが好ましい。また、サーボモーターは、減速機構を使用せず駆動するダイレクトドライブモーターであってもよい。かかる構成によれば、計測装置1の構造が簡素化される。
1.4 検出部3
反射鏡23で透過、反射された測定光Sは、補正治具5及び計測対象Mで反射する。そこで反射した反射光Rは、測定光Sと同一の光路で、検出部3に導かれる。検出部3は、測定光Sが、補正治具5で反射した第1反射光R1(反射光R)と、計測対象Mから反射された第2反射光R2(反射光R)とを、検出するように構成される。具体的には、第1反射光R1及び第2反射光R2は、反射鏡23によって反射され、さらにビームスプリッタ22によって透過及び反射されて、検出部3に導かれる。検出部3は、第1反射光R1及び第2反射光R2を電気的に反射信号に変換するように構成される。なお、検出部3は、図2に表したように、第1検出部3aと第2検出部3bとに分けて使用されてもよい。
検出部3は、光検出器であってもよい。光検出器は、光電効果型と、熱効果型と、それ以外の型とに分けられるが、どの型であってもよい。例えば、光電効果型の光検出器は、内部光電効果である光起電力効果を利用して、光等の電磁気的エネルギーを検出するセンサである。
1.5 計測ユニット4
計測ユニット4は、バンドパスフィルター41と、ダブルバランスドミキサー42と、位相計43とを備える。計測ユニット4は、計測装置1の測定原理が位相差検出方式である場合に使用される。
(バンドパスフィルター41)
バンドパスフィルター41は、予め定められた周波数のみを通過させるフィルタ回路である。バンドパスフィルター41は、第1検出部3a及び第2検出部3bと、ダブルバランスドミキサー42又は位相計43との間に配置される。バンドパスフィルター41は、第1バンドパスフィルター411と、第2バンドパスフィルター412と、第3バンドパスフィルター413とを備える。
(ダブルバランスドミキサー42)
ダブルバランスドミキサー42は、アナログ乗算器である。具体的には、ダブルバランスドミキサー42は、バンドパスフィルター41から取り出された各信号の周波数成分の電気信号に対して乗算の演算を行う回路である。
(位相計43)
位相計43は、検出部3からの信号から電気的位相差を計測するように構成される。具体的には、位相計43は、検出部3からの信号と、ダブルバランスドミキサー42で出力された信号との位相差を表す電圧信号を生成する。
1.6 補正治具5
補正治具5は、光照射部2と、計測対象Mとの間に設けられる。補正治具5は、測定光Sの照射方向が所定方向である場合に測定光Sを反射させ、且つ測定光Sの照射方向が所定方向でない場合に測定光Sを計測対象Mに到達させるように構成される。すなわち、補正治具5は、測定光Sを反射させる部分と、測定光Sを透過させる部分とを備える。補正治具5は、図2に表したように、計測装置1の先端に固定されるように構成されてもよいし、図3に表したように、XYステージ10の上面に固定されるように構成されてもよい。具体的には、補正治具5は、治具フレーム部51と、治具中央部52とを備える。図4は、実施形態に係るフレーム形状を有する補正治具5の投影図である。図4に表したように、治具フレーム部51は、矩形のフレーム構造を有し、治具中央部52は、治具フレーム部51の内側に配置される。治具フレーム部51は、長手方向幅w11、フレーム幅w12、奥行d1及び高さh1を有する。フレーム幅w12は、辺によって異なってもよい。また、治具中央部52は、幅w2、奥行d2及び高さh2を有する。
図5は、実施形態に係る複数の板形状を備える補正治具5の投影図である。図5に表したように、補正治具5は、複数の板状治具53が整列されて配置されてもよい。図5に表された板状治具53は、同図に示した板状治具53-1~板状治具53-3のうちの任意のものである。このような構成にすることで、測定光Sの照射方向が所定方向である場合に測定光Sを反射させ、測定光Sの照射方向が所定方向でない場合に測定光Sを計測対象Mに到達させることができる。板状治具53は、幅w3、奥行d3及び高さh3を有する。
1.7 レンズ6
計測装置1は、レンズ6をさらに備えてもよい。レンズ6は、光照射部2と補正治具5との間に配置され、測定光Sを透過及び屈折させるように構成される。測定光Sが、光照射部2の備える反射鏡23によってどの方向で反射されても、光軸に対して平行に計測対象Mの表面上に走査される場合、レンズ6は、テレセントリックレンズであることが好ましい。
1.8 導波管7
計測装置1は、導波管7をさらに備えてもよい。導波管7は、測定光Sの伝送に用いられる構造体である。そのため、導波管7は、光照射部2と補正治具5との間に配置される。具体的には、光照射部2に対向する該導波管の他端に補正治具5が配置されている。導波管7は、中空導波管と誘電体導波管とに分けられるが、どの形態でもよい。好ましくは、導波管7の構造は、ガラス、プラスチック等の低い屈折係数を有する誘電体が光導波路を囲うよう構成される。このような誘電体型の導波管7が使用されることで、伝送される光路は、計測装置1が使用される場所の温度、湿度等の環境条件による影響を受けにくい。
1.9 情報処理装置8
図6は、情報処理装置8のハードウェア構成を表すブロック図である。情報処理装置8は、通信部81と、記憶部82と、制御部83と、表示部84と、入力部85とを備える。これらの構成要素が情報処理装置8の内部において通信バス80を介して電気的に接続されていてもよい。情報処理装置8の各構成要素は、計測装置1の本体である装置内に設けられてもよいし、外付けされてもよい。また、情報処理装置8は、パソコン等の汎用の電子計算機であってもよい。
1.10 XYステージ10
XYステージ10は、計測対象MをXYステージ10の上面に載置し、測定光の光軸に対して垂直方向に二次元的に、計測装置1に対して相対移動可能に構成される。XYステージ10は、X軸(横)方向とY軸(縦)方向の指示した位置に動く。このためXYステージ10は、XY平面上において載置された計測対象Mを位置決めするための装置である。XYステージ10は、計測対象MをX方向に移動させるためのモーター(不図示)及び送りネジ(不図示)と、計測対象MをY方向に移動させるためのモーター(不図示)及び送りネジ(不図示)とが付設されている。モーターの回転運動は、送りネジを介して直線運動に変換される。そのためモーター(不図示)を制御することで、XYステージ10のXY方向の直線運動が制御される。ユーザーは、リニアモーターを用いて、XYステージ10を非接触で駆動及び制御させてもよい。後述する制御部83の駆動部831によって、駆動ステップが実行されてXYステージ10の移動方向及び移動距離が制御されるように構成される。
計測対象Mの表面形状を計測するにあたり、計測対象Mが載置されているXYステージ10を駆動して移動させてもよいし、計測対象Mを固定して計測装置1を駆動して移動させてもよい。
(通信部81)
通信部81は、USB、IEEE1394、Thunderbolt(登録商標)、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、LTE/5G等のモバイル通信、BLUETOOTH(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。即ち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。通信部81によって、計測装置1と情報処理装置8との間でデータ通信可能に構成される。
(記憶部82)
記憶部82は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えばソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組み合わせであってもよい。記憶部82によって、計測装置1の測定結果等のデータが記憶可能に構成される。
(制御部83)
制御部83は、情報処理装置8に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部83は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。図7は、情報処理装置8における制御部83が担う機能を表した機能ブロック図である。制御部83は、記憶部82に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置8に係る種々の機能を実現する。図7においては、単一の制御部83として表記されているが、実際はこれに限るものではなく、機能ごとに複数の制御部83を有するように実施してもよい。またそれらの組み合わせであってもよい。これらの各機能は、次章にて詳述する。
(表示部84)
表示部84は、例えば、情報処理装置8に含まれてもよいし、外付けされてもよい。表示部84は、情報処理装置8に外付け、又は内蔵されたCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスである。情報処理装置8の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。当該表示デバイスは、制御部83からの制御信号に応答し、表示画面を生成する。また、制御部83からの制御信号に応答して、表示画面を選択的に表示しうる。ユーザーは、表示部84に表示された計測結果等のデータを視覚的に把握することができる。
(入力部85)
入力部85は、ユーザーが種々の情報を入力可能に構成される。入力部85は、例えば、マウス等のポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、キーボード等の入力デバイスである。また、入力部85は、グラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)を用いることにしてもよい。これらの入力部85は、情報処理装置8に内蔵されてもよいし、外付けされてもよい。また、ユーザーは、音声を発して、計測装置1又は情報処理装置8の備える機能を操作してもよい。そのため、入力部85は、マイクロフォンであってもよい。
1.11 計測対象M
計測対象Mは、計測対象Mの表面が測定光Sを反射可能であれば、限定されない。好ましくは、計測対象Mは工業製品である。計測対象Mの表面形状は、平面であっても曲面であってもよい。計測対象Mの表面が凹凸を有していてもよい。
1.12 ルックアップテーブルL
図8は、実施形態に係るルックアップテーブルLの一例を表した図である。ルックアップテーブルLは、入力のデータに対応して出力すべきデータを記載した対応表である。対応表は、配列等のデータ構造で、記憶部82に記憶されており、計測装置1は、ルックアップテーブルLを参照して、計測対象Mの表面形状を計測する。入力のデータ及び出力すべきデータは、後述する。
2.第2実施形態
第2章では、第2実施形態について説明する。ここでは、前記の第1実施形態と重複する部分の説明は、適宜省略する。図9は、第2実施形態に係る計測装置1の全体模式図である。図10は、第2実施形態に係る計測装置1の上面からみた全体構成図である。
2.1 計測装置1
計測装置1は、前記の第1実施形態と比較して、基本的な構成は同じであるが、光照射部2と、反射式集光光学系9とを備える。以下当該構成要素についてさらに詳述する。

2.2 光照射部2
前記の第1実施形態と比較して、光照射部2は、基本的な構成は同じであるが、台形プリズム24を備える。
(台形プリズム24)
台形プリズム24は、光源21と反射鏡23との間に配置される。台形プリズム24は、三角プリズムの頂点を大きく削り込んだ台形の形状を有する。台形の下辺から入射した測定光Sは、台形の両斜辺で反射し、下辺から出射される。即ち、測定光Sは、入射に対して180°屈折される。屈折された測定光Sは、反射鏡23へと導かれる。また、計測対象Mで反射した第1反射光R1及び第2反射光R2は、測定光Sの光軸の方向に戻り、台形プリズム24で再度屈折される。第2実施形態において、台形プリズム24は、一例であって、コーナーキューブプリズム、ダイクロイックプリズム等のプリズムであってもよい。
2.3 反射式集光光学系9
反射式集光光学系9は、凸面鏡91と、凹面鏡92とを備える。
(凸面鏡91)
凸面鏡91は、光照射部2と凹面鏡92との間に配置される。凸面鏡91は、反射面が凸面であり、平行光線である測定光Sを広げて反射させることができる。凸面鏡91は、コーニック定数kが-1未満の凸双曲面鏡としてもよい。
(凹面鏡92)
凹面鏡92は、凸面鏡91と補正治具5との間に配置される。凹面鏡92は、反射面が凹面であり、平行光線である測定光Sを集光させて反射させることができる。凹面鏡92は、コーニック定数kが-1の凹放物面鏡としてもよい。
凸面鏡91と凹面鏡92とは、上述したように、計測対象Mの表面で反射した反射光Rが測定光Sの同一の光軸で戻るように配置されていればよい。このような構成により、凸面鏡で測定光Sを広げて反射させてから凹面鏡により集光して焦点を結ぶことで、光照射部2と計測対象Mとの測定光Sの幾何学的距離を大きくとることができる。さらに、凸面鏡として凸双曲面鏡を採用し、凹面鏡として凹放物面鏡を採用することにより、反射鏡23の軌跡が反射鏡23の回転軸の傾斜より円錐状になる効果が上記凸双曲面鏡による効果で相殺して、像面において反射鏡23の軌跡を直線状にすることができる。
3.機能構成
第3章では、本実施形態、即ち、第1実施形態及び第2実施形態の機能構成について説明する。図7に表したように、計測装置1を構成する情報処理装置8は、制御部83を備え、さらに制御部83は、駆動部831と、取得部832と、補正部833と、計測部834と、表示制御部835と、記憶制御部836とを備える。即ち、ソフトウェア(記憶部82に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部83)によって具体的に実現されることで、これら各部の機能が実行されうる。以下、各構成要素についてさらに説明する。
3.1 駆動部831
駆動部831は、駆動ステップを実行するように構成される。駆動部831は、測定光Sの照射方向を制御するように、光照射部2の少なくとも一部を駆動させる制御信号を生成する。ここでは、駆動部831は、光照射部2に備わる反射鏡23を駆動させる制御信号を生成してもよい。例えば具体的には、反射鏡23が駆動対象である場合、制御信号は、反射鏡23を所定の回転軸で回転させる角度(以下、照射角度IAと称する)である。以下、駆動対象は、反射鏡23とする。計測装置1は、このように測定光Sの照射方向を変えることで、計測対象Mの表面形状の一点ではなく、直線上又は領域単位で表面形状を計測することができる。
駆動部831は、計測装置1を二次元的に駆動させる制御信号を生成する。計測装置1は、駆動部831から送られた制御信号に基づいて、所定の方向に所定の距離で移動する。また、駆動部831は、計測装置1を駆動させる代わりに、XYステージ10を駆動させる制御信号を生成してもよい。XYステージ10は、駆動部831から送られた制御信号に基づいて、所定の方向に所定の距離で移動する。
3.2 取得部832
取得部832は、取得ステップを実行するように構成される。図11は、実施形態に係る補正治具5で反射した第1反射光R1の光路の一例を表した図である。取得部832は、このように補正治具5で反射した第1反射光R1が検出されたときの制御信号の値である第1の値を取得する。ここで第1の値は、第1反射光R1が検出されたときの、反射鏡23の照射角度IAである。図12は、実施形態に係る検出部3が検出した絶対距離SIの一例を表した図である。図12に表されたように、補正治具5と計測対象Mとの間の距離が計測対象Mの表面上に存在する凹凸の高低差より大きい場合、補正治具5からの反射した第1反射光R1に基づいて測定される光源21から補正治具5までの絶対距離SIは、光源21から計測対象Mまでの絶対距離SIと比較して小さい。そのため、絶対距離SIは、所定の照射角度IAで大きく異なる値を示す。かかる絶対距離SIの違いから、取得部832は、第1反射光R1が検出されたときの制御信号の値である第1の値を取得する。
駆動部831が生成した反射鏡23を駆動させる第1の値(制御信号の値)は、記憶部82に一旦記憶される。取得部832は、これを照射角度IAとして記憶部82から読込み取得する。取得部832は、照射角度IA以外に、計測に必要なデータは記憶部82から読込み取得する。
3.3 補正部833
補正部833は、補正ステップを実行するように構成される。補正部833は、前述した第1の値と、所定方向に対応する制御信号の値である第2の値とに基づいて、反射鏡23(光照射部2)の照射角度IAを補正する。ここで第2の値は、第1反射光R1が検出されたときの、反射鏡23の理論上の照射角度IAである。理論上とは、補正部833の取り付け位置によって決まる設計上の値である。即ち、第1の値が、実際の照射角度IAであり、第2値が真の照射角度IAである。理想的には、実際の照射角度IAと真の照射角度IAとは一致すべきだが、反射鏡23の取り付け誤差、計測装置1が使用される場所の環境条件等の要因によって、両者の間に誤差が生じる。補正部833は、両者の誤差を検出して、反射鏡23の照射角度IAを補正する。
3.4 計測部834
計測部834は、計測ステップを実行するように構成される。計測部834は、ルックアップテーブルLを参照して、計測対象Mの表面形状を計測する。図8に表されたように、ルックアップテーブルLは、反射鏡23(光照射部2)の照射角度IAに対応する測定光Sが到達する計測対象Mの座標位置を参照する対応表である。図13は、反射鏡23で反射された測定光Sが到達した計測対象Mの表面の到達点Pの一例を表した図である。このように、計測装置1がレンズ6を備える場合、測定光Sは、レンズ6によって、透過及び屈折される。レンズ6の表面が曲率を有するため、反射鏡23がX軸方向に測定光Sを照射する照射角度IAと測定光Sの計測対象Mの到達点P(X軸方向のx座標位置XD)とは線形ではない。そのため、計測部834は、照射角度IAに対応する測定光Sの計測対象Mの到達点Pを、ルックアップテーブルLを参照して計測する。ルックアップテーブルLのデータは、離散的なデータであるため、ルックアップテーブルLにない照射角度IAに対応する到達点Pの座標位置は、ルックアップテーブルLの値を補間して算出される。
また第2実施形態において、ルックアップテーブルLは、図9または図10に表したように、反射鏡23(光照射部2)の照射角度IAに対応する測定光Sが到達する計測対象Mの座標位置を参照する対応表である。どちらの実施形態でも、ルックアップテーブルLは同種のデータを有し、同様の機能として使用される。
計測部834は、多項式に基づいて、計測対象Mの表面形状を計測してもよい。多項式は、ルックアップテーブルLに格納されたデータに基づいて算出される。ユーザーは、予めルックアップテーブルLが有する照射角度IAと座標位置との関係を推定して、想定される関数にフィットするように当該関数の各係数を算出する。詳細は、次章で説明する。
3.5 表示制御部835
表示制御部835は、表示制御ステップを実行するように構成される。表示制御部835は、計測装置1が計測した計測対象Mの表面形状の座標位置を表示させるように制御する。ユーザーは、計測対象Mの計測結果を計測中及び計測完了後に、計測対象Mの表面形状を把握することで、計測対象Mが工業製品の場合、計測対象Mが良品か不具合品か目視で判断することができる。表示制御部835は、計測結果をテキストデータで表示部84に表示させてもよいし、計測対象Mをグラフィカルデータで表示部84に表示させてもよい。表示制御部835は、補正部833が算出した反射鏡23の照射角度IAの誤差データを表示させてもよい。ユーザーは、照射角度IAの誤差データから、誤差の発生要因を特定し得る。
3.6 記憶制御部836
記憶制御部836は、記憶制御ステップを実行するように構成される。記憶制御部836は、補正部833が補正した反射鏡23の誤差データ及び計測部834が計測した計測対象Mの表面形状のデータを、記憶部82に記憶させる。記憶させるタイミングは、各機能部によって処理されたとき、又は、予め定められた時間でもよい。
4.計測装置1の機能
第4章では、第1章から第3章までで説明した計測装置1の各機能について説明する。説明にあたり、本実施形態では、光照射部2は、光照射部2を構成する反射鏡23とする。計測対象Mは、工業製品であり、計測装置1は、生産ラインで使用されているとする。また、駆動部831は、所定の方向(X軸方向)に直線上に計測対象Mの表面形状を計測する。
4.1 反射鏡23(光照射部2)の補正
本節では、計測装置1が反射鏡23の駆動誤差の補正をする機能について説明する。反射鏡23は所定の照射角度IAで測定光Sを照射するが、反射鏡23の取付け誤差、計測装置1の使用される場所の環境条件によって、適正な照射角度IAで測定光Sを計測対象Mに照射することができない場合がある。反射鏡23を補正することで、計測装置1は、精確に計測対象Mの表面形状を計測することができる。
反射鏡23を補正する手段として、計測装置1は補正治具5を備える。補正治具5は、所定の形状を有し、測定光Sを補正治具5の上面で反射させる。反射鏡23の所定の照射角度IAで、測定光Sは補正治具5の上面で反射し、それ以外の照射角度IAでは、測定光Sは補正治具5を透過する。
ここでは、反射鏡23の誤差について具体的に説明する。図11に表されたように、反射鏡23から反射された測定光Sの設計上の光路と実際の光路とは、反射鏡23が取付け誤差等を有する場合、異なる。図14は、補正治具5で反射した測定光Sの照射角度IAを記した補正治具照射角度データTである。図11及び図14に表されたように、測定光Sの設計上の光路は、反射鏡23の照射角度IAが-α、0及びαのときに、補正治具5の補正治具左位置5a、補正治具中央位置5b及び補正治具右位置5cで反射される。しかし、反射鏡23に取付け誤差等かある場合、反射鏡23の照射角度IAが、-β、0及びβのときに、補正治具5の補正治具左位置5a、補正治具中央位置5b及び補正治具右位置5cで反射される。設計値と実測値の間に誤差が、補正治具左位置5aと補正治具右位置5cで、それぞれ、δ及び-δが生じている。
誤差は、反射鏡23の照射角度IAが設計上の照射角度IAよりも広い場合、狭い場合、又は左右にずれている場合に生じる。この場合、駆動部831が生成した反射鏡23を駆動させる制御信号に対応する照射角度IAと、実際の照射角度IAとが異なるため、計測対象Mの表面形状の計測値が誤差を含む。
この誤差を解消する具体的な例として、補正部833は、線形補間を用いてもよい。取得部832は、計測装置1に取付けた補正治具5から測定光Sが反射した第1反射光R1が検出されたときの制御信号の値である第1の値を取得する。第1の値は、照射角度IAの実測値である-β、0及びβである。取得部832は、記憶部82に記憶された、補正治具5から測定光Sが反射した第1反射光R1に対応する制御信号の値である第2の値を取得する。第2の値は、照射角度IAの設計値である-α、0及びαである。
計測装置1は、取得部832が取得した値に基づいて、補正部833に反射鏡23の補正をさせる。具体的には、補正部833は、実測値である-β、0及びβと、設計値である-α、0及びαとに基づいて、補間係数を算出する。補正部833は、この補間係数を用いて、反射鏡23を駆動させる制御信号である照射角度IAを補正して、適正な照射角度IAに補正する。
補正部833は、補正にあたり上述した設計値の代わりに、例えば計測装置1の工場出荷時の照射角度IAを用いて補正してもよい。製造された計測装置1の状態は、組立誤差を含むため設計値とは異なる。そのため第1反射光R1が補正治具5で反射したときの反射鏡23の照射角度IAを実測し、設計値とすることで、個々の計測装置1の適正な照射角度IAが得られる。
補正部833は、反射鏡23の補正を、計測装置1を使用する前に一度だけ行ってもよいし、計測装置1の使用中に行ってもよい。前者は、計測装置1の使用環境が一定である場合、補間係数の変動が小さいため、補正をする回数を削減することができる。その結果、ユーザーは、計測装置1の稼働率を向上させることができる。後者は、計測装置1の使用環境が一定でない場合、補間係数の変動が大きいため、都度補間係数を算出する。その結果、ユーザーは、計測精度を向上させることができる。
4.2 計測対象Mの表面形状の直線方向に対する計測
本節では、計測装置1が、測定光Sが到達した計測対象Mの表面上の位置を計測する機能ついて説明する。計測部834は、計測装置1が計測対象Mの表面形状を三次元計測するため、測定光Sの到達点Pを計測する。図11に表されたように、反射鏡23のX軸方向の照射角度IAに応じて、測定光Sの計測対象Mの表面の到達点PはX軸方向に移動する。X軸方向の到達点Pは、レンズ6の表面形状に加えて屈折率、測定光Sの波長等の物性値に影響されるため、X軸方向の照射角度IAとX軸方向の到達点Pとは線形関係ではない。そのため、計測部834は、照射角度IAに応じた到達点Pを算出し、計測対象Mの表面形状を計測する。
計測部834は、ルックアップテーブルLを参照して照射角度IAに応じた到達点Pを算出する。ルックアップテーブルLには、入力データとして照射角度IA及び出力データとして測定光Sの到達点Pのx座標位置XDが配列して格納されている。図8に表されたように、照射角度IAは、反射鏡23の照射角度IAの上限値と下限値とが等分割され、x座標位置XDは、それらに対応した値である。
計測部834は、反射鏡23が駆動している間、連続的又は離散的に、計測対象Mの表面形状を計測する。反射鏡23の照射角度IAが、ルックアップテーブルLの配列の値にない場合、計測部834は、2つの配列の値で線形補間する。具体的には、照射角度IAが、-4.70°である場合、照射角度IAの配列値である-4.80の値と、-4.60の値とで線形補間をして、x座標位置XDが算出される。算出されたx座標位置XDを用いて、計測部834は、計測対象Mの表面形状のx座標位置XDを計測する。
ルックアップテーブルLは、計測装置1の出荷前に、計測装置1ごと又は製造ロットごとに、生成されてもよい。また、計測装置1が導入された後、ユーザーが、定期又は不定期に計測装置1を動作させて、ルックアップテーブルLを生成してもよい。ルックアップテーブルLの生成方法及びタイミングは、限定されない。
計測部834は、多項式を用いて、計測対象Mの表面形状のx座標位置XDを計測してもよい。計測部834は、ルックアップテーブルLに格納されている各データをカーブフィッティングすることによって多項式を算出することができる。図15は、実施形態に係る照射角度IAとx座標位置XDのデータからカーブフィッティングした一例を表した図である。カーブフィッティングによって決定された多項式の係数は、記憶部82に記憶される。計測部834は、計測中、記憶部82に記憶された多項式の係数及び照射角度IAに基づいて、x座標位置XDを算出し、計測対象Mの表面形状を計測する。
具体的には、ユーザーは、照射角度IAを独立変数とし、x座標位置XDを従属変数とし、M次多項式でモデル化する回帰分析手法を用いて係数を算出してもよい。以下の数1(M次多項式)の、係数wを求めることで、データx(照射角度IA)に対するf(x,w)(到達点Pのx座標位置XD)が算出される。
数1の係数wは、最小二乗法によって求められる。具体的には、データ{(x,t)} (n=1,2,・・・,N)が与えられた場合、二乗誤差である数2のE(w)を最小にするwが決定される。ここで、データ{(x,t)}は、ルックアップテーブルLに格納された照射角度IA及びx座標位置XDでもよい。
4.3 計測対象Mの表面形状の垂直方向に対する計測
本節では、計測装置1が、測定光Sが到達した計測対象Mの表面上の高さを計測する機能ついて説明する。ここでは、光源21は、光コム光源211とする。そのため計測装置1は、光コム光源211を利用した干渉計測に基づいて、計測対象Mの高さを計測する。
干渉計測では、光コム光源211から射出された測定光Sは、第1ビームスプリッタ22aによって、測定光Sの一部が参照光として分割される。参照光は、第1ビームスプリッタ22aによって、反射され第1検出部3aに到達する。第1検出部3aでは、参照光は、電気的に参照信号に変換される。一方、分割された残りの測定光Sは、第1ビームスプリッタ22aを透過し、さらに第1ビームスプリッタ22aを経由して、反射鏡23に到達する。
反射鏡23は、測定光Sを計測対象Mに所定の照射角度IAで、反射させる。反射された測定光Sは、レンズ6を透過及び屈折し、補正治具5を通過して計測対象Mに到達する。計測対象Mに到達した測定光Sは、第2反射光R2として計測対象Mの表面で反射する。
第2反射光R2は、測定光Sと同一の光路を経由して、第1ビームスプリッタ22aに導かれる。第2反射光R2は、第1ビームスプリッタ22aで反射され第2検出部3bに到達する。第2検出部3bでは、第2反射光R2は、電気的に第1の反射信号及び第2の反射信号に変換される。
第1バンドパスフィルター411は、第1検出部3aで光電変換された参照信号のビート(うねり)成分から繰り返し周波数frepの参照信号を取り出す。第2バンドパスフィルター412は、第1検出部3aで光電変換された参照信号のビート(うねり)成分から、高周波f成分から繰り返し周波数frep成分を除いたf-frepの参照信号を取り出す。第3バンドパスフィルター413は、第2検出部3bで光電変換された第2の反射信号から高周波信号fの第2の反射信号を取り出す。
ダブルバランスドミキサー42は、アナログ乗算器であり、第2バンドパスフィルター412から取り出されたf-frepの参照信号の周波数成分と、第3バンドパスフィルター413から取り出されたfの第2の反射信号の周波数成分との電気信号に対して乗算の演算を行う回路である。ここで演算は電気信号の電圧成分で行う。その演算結果として、ヘテロダインの原理を用いて、その和と差の周波数成分のプローブ信号が出力される。
位相計43は、参照信号及び第2の反射信号から電気的位相差を計測する。具体的には、位相計43は、参照信号と、ダブルバランスドミキサー42で参照信号及び第2の反射信号に基づいて出力されたプローブ信号との位相差を表す電圧信号を生成する。計測部834は、この位相差の電圧信号に基づいて測定光Sが分割された第1ビームスプリッタ22aから計測対象Mの表面における一点までの距離を算出し、計測対象Mの高さを計測する。なお、上述した測定方法は一例であって、これに限定されない。
反射鏡23の照射角度IAの違いにより測定光Sの光路が異なる。そのため、計測部834は、照射角度IAの違いによる第1ビームスプリッタ22aから計測対象Mの表面までの幾何学的距離を補正する。例えば、計測部834は、第1ビームスプリッタ22aから計測対象Mの表面までの幾何学的距離を、照射角度IAに基づいて測定光Sが反射鏡23から垂直に計測対象Mの表面に到達にした幾何学的距離に変換して、計測対象Mの表面形状の高さを計測してもよい。
上述したように、計測装置1は、計測対象Mの表面形状の直線方向の位置と高さを計測することで、計測対象Mの表面形状を三次元計測するように構成される。計測装置1は、所定の計測範囲ごとに、反射鏡23の照射角度IAに応じた計測対象Mの表面形状を計測する。そのため、計測装置1に補正治具5を備えて計測する場合、補正治具左位置5a、補正治具中央位置5b及び補正治具右位置5cの下方にある計測対象Mの表面形状が計測されない。そのため、計測装置1は、計測範囲を重複させて、計測することが好ましい。図16は、実施形態に係る計測範囲を重複させて計測対象Mを計測する一例を表した図である。図に表したように、計測装置1は、計測範囲を重複させることで、補正治具5の下方にある計測対象Mの表面形状を計測可能に構成される。
平面上の計測範囲を重複させて計測対象Mを計測する場合、計測装置1又はXYステージ10を二次元的に移動させることで、計測対象Mの表面全体を三次元計測することができる。図17は、治具フレーム部51を有する補正治具5を用いて計測対象Mを計測する一例を表した図である。図18は、板状治具53を有する補正治具5を用いて計測対象Mを計測する一例を表した図である。このように、補正治具5を有する計測装置1は、計測対象Mに対して相対的にX方向及びY方向に移動し、計測対象Mの表面全体を三次元計測する。
4.4 補正治具5の機能
補正治具5は、反射鏡23の照射角度IAを補正する機能を有する。ユーザーは、計測前に、反射鏡23の照射角度IAを補正した後、計測中に計測装置1から補正治具5を取り外してもよいし、計測中に照射角度IAを補正するため計測装置1に常時取り付けてもよい。
また、計測対象Mの表面上の所定のエリアを計測するため、計測装置1の反射鏡23が、X軸及びY軸の双方向に測定光Sを照射する場合、補正治具5は、フレーム形状の治具が好ましい。図4に表したように、補正治具5は、治具フレーム部51を有しており、補正部833は、X軸及びY軸の双方向で照射角度IAを補正することができる。
治具フレーム部51の長手方向幅w11に対してフレーム幅w12が大きいと、計測対象Mの表面に到達する測定光Sは少なくなり、一回の反射鏡23の照射駆動での計測範囲が小さくなる。また、治具フレーム部51の長手方向幅w11に対してフレーム幅w12が小さいと、反射鏡23の照射角度IAの誤差が大きいと補正することができない場合が生じうる。
従って、治具フレーム部51のフレーム幅w12は、計測装置1の仕様、計測対象Mの種類等の条件によるが、治具フレーム部51の長手方向幅w11に対して、0.2以下であることが好ましい。そのため、(フレーム幅w12/治具フレーム部51の長手方向幅w11)の値は、0,0.005,0.01,0.015,0.02,0.025,0.03,0.035,0.04,0.045,0.05,0.055,0.06,0.065,0.07,0.075,0.08,0.085,0.09,0.095,0.1,0.105,0.11,0.115,0.12,0.125,0.13,0.135,0.14,0.145,0.15,0.155,0.16,0.165,0.17,0.175,0.18,0.185,0.19,0.195,0.2であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
次に、計測対象Mの表面形状の直線方向に計測するため、計測装置1の反射鏡23が、X軸又はY軸の双方向に測定光Sを照射する場合、補正治具5は、複数の板状治具53を有することが好ましい。図5に表したように、補正治具5は、直線上に複数の板状治具53を有しており、板状治具53の取付け方向を変えることで、補正部833は、X軸又はY軸の一方向で照射角度IAを補正することができる。また、補正治具5は、X軸及びY軸の双方向で補正をする場合、補正治具5は、X軸及びY軸の双方向に直線上に複数の板状治具53を有してもよい。
計測装置1は、複数の板状治具53を取り付けることで、計測中に検出部3が両端に配置された板状治具53から反射される第1反射光R1を検出することができない場合、反射鏡23がねじれ誤差を生じていることを検知することができる。
フレーム形状を有する補正治具5同様、配列された複数の板状治具53の両端の長さL3に対して板状治具53の幅w3が大きいと、計測対象Mの表面に到達する測定光Sは少なくなり、一回の反射鏡23の照射駆動での計測範囲が小さくなる。また、配列された複数の板状治具53の両端の長さL3に対して板状治具53の幅w3が小さいと、反射鏡23の照射角度IAの誤差が大きいと補正することができない場合が生じうる。
従って、板状治具53の幅w3は、配列された複数の板状治具53の両端の長さL3に対して、0.2以下であることが好ましい。そのため、(板状治具53の幅w3/板状治具53の両端の長さL3)の値は、0,0.005,0.01,0.015,0.02,0.025,0.03,0.035,0.04,0.045,0.05,0.055,0.06,0.065,0.07,0.075,0.08,0.085,0.09,0.095,0.1,0.105,0.11,0.115,0.12,0.125,0.13,0.135,0.14,0.145,0.15,0.155,0.16,0.165,0.17,0.175,0.18,0.185,0.19,0.195,0.2であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
補正治具5の形状は、上述したものに限定されない。計測装置1の計測範囲が計測対象Mの表面上の所定のエリアであっても、所定の直線であっても、補正治具5は、各軸方向の照射角度IAの少なくとも上限及び下限が補正することができる構造を有していればよい。反射鏡23の照射角度IAの誤差は、必ずしも、反射鏡23から計測対象Mまでの垂線を中心に左右対象に生じるとは限らないため、補正治具5の中央に治具中央部52を備えることで、補正精度をさらに高めることができる。複数の板状治具53の構造においても、同様に中央部分に板状治具53を備えることで、補正精度をさらに高めることができる。
5.補正及び計測方法
第5章では、本実施形態、即ち、第1実施形態及び第2実施形態に係る第1章から第4章までで説明した補正及び計測方法について説明する。ここでは、一回の計測範囲ごとに補正部833が反射鏡23の照射角度IAを補正する。補正及び計測方法は、計測装置1の各ステップを備える。具体的には、大きく分けて、駆動ステップでは、駆動部831が反射鏡23を所定の照射角度IAで駆動させる。取得ステップでは、取得部832が駆動させた制御信号の値である第1の値を取得する。補正ステップでは、補正部833が第1の値と所定の照射角度IAに対応する第2の値に基づいて、反射鏡23を補正する。計測ステップでは、計測部834がルックアップテーブルL又は多項式に基づいて、計測対象Mの形状を計測する。図19は、実施形態に係る補正及び計測方法のアクティビティ図である。以下、本図に沿って説明する。
(アクティビティA01)
計測装置1は、計測対象Mの計測位置に移動する。または、XYステージ10が駆動されて、載置された計測対象Mの計測位置が計測装置1まで移動する。
(アクティビティA02)
駆動部831は、反射鏡23を駆動する。
(アクティビティA03)
反射鏡23は、光コム光源211から射出された測定光Sを計測対象Mに照射する。
(アクティビティA04)
検出部3は、反射光Rを検出する。
(アクティビティA05)
補正治具5が、測定光Sを反射した場合、アクティビティA06が実行される。補正治具5が、測定光Sを反射していない場合、アクティビティA07が実行される。
(アクティビティA06)
補正部833は、反射鏡23の照射角度IAを補正する。
(アクティビティA07)
計測部834は、補正された照射角度IAに基づいて、計測対象Mの表面形状を計測する。
(アクティビティA08)
反射鏡23の一回の駆動による計測が終了した場合、アクティビティA09が実行される。反射鏡23の一回の駆動による計測が終了していない場合、アクティビティA02が実行される。
(アクティビティA09)
計測が全て終了したか判断する。終了した場合、計測は完了する。終了していない場合、アクティビティA01が実行される。
このような補正及び計測方法によれば、ユーザーは、反射鏡23の照射角度IAを補正することで、計測対象Mの表面形状を精確に計測することができる。補正部833は、計測中に反射鏡23の照射角度IAを補正することができため、反射鏡23の取付け誤差のみならず、計測装置1が使用される場所の温度、湿度等の環境条件による誤差も補正することができる。このような補正機能を有するため、ユーザーは、工業製品である計測対象Mを精確に計測することで、製品の品質をより高めることができる。ひいては、市場に不具合品を流出することが防げるため、ユーザーは、不具合対応によるコストも削減することができる。
6.その他
下記のような態様によって前述の実施形態を実施してもよい。
(1)計測部834は、ルックアップテーブルLを用いる代わりに、照射角度IAと、レンズ6の面形状を記述する式とを用いて、測定光Sの計測対象Mの表面の到達点Pのx座標位置XDを直接算出して、計測対象Mの表面形状を計測してもよい。
(2)補正治具5は、測定光Sを反射する代わりに、光吸収材を備えて、測定光Sを吸収してもよい。取得部832では、前記第1反射光R1が検出しないことで、反射鏡23の照射角度IAの制御信号の値である第1の値を取得することができる。
(3)補正部833は、反射鏡23が直線運動する場合であっても、補正治具5を用いて、駆動誤差を補正してもよい。補正部833は、補正治具5を用いることで、回転方向のみならず直線方向に対しても補正することができる。
(4)プログラムであって、コンピュータ(情報処理装置8)に、計測装置1の各ステップを実行させるものが提供されてもよい。
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記計測装置において、XYステージをさらに備え、前記XYステージは、前記計測対象を該XYステージの上面に載置し、前記測定光の光軸に対して垂直方向に、前記計測装置に対して相対移動可能に構成され、前記補正治具は、前記XYステージの上面に固定されるように構成される、もの。
前記計測装置において、制御部をさらに備え、前記制御部は、次の各ステップを実行するように構成され、駆動ステップでは、前記照射方向を制御するように、前記光照射部の少なくとも一部を駆動させる制御信号を生成し、取得ステップでは、前記第1反射光が検出されたときの前記制御信号の値である第1の値を取得する、もの。
前記計測装置において、前記制御部は、補正ステップをさらに実行するように構成され、前記補正ステップでは、前記第1の値と、前記所定方向に対応する前記制御信号の値である第2の値とに基づいて、前記光照射部を補正する、もの。
前記計測装置において、前記制御部は、計測ステップをさらに実行するように構成され、前記計測ステップでは、ルックアップテーブルを参照して、前記計測対象の形状を計測し、ここで前記ルックアップテーブルは、前記光照射部の照射角度に対応する前記測定光が到達する前記計測対象の座標位置を参照する対応表である、もの。
前記計測装置において、前記計測ステップでは、多項式に基づいて、前記計測対象の形状を計測し、ここで前記多項式は、前記ルックアップテーブルに格納されたデータに基づいて算出された、もの。
前記計測装置において、レンズをさらに備え、前記レンズは、前記光照射部と前記補正治具との間に配置され、前記測定光を透過及び屈折させるように構成される、もの。
前記計測装置において、前記光照射部は、光源と、反射鏡とを備え、前記光源は、前記測定光を出力するように構成され、前記反射鏡は、前記測定光を反射させるように構成され、これを前記補正治具及び前記計測対象に照射するように構成される、もの。
前記計測装置において、前記光源は、光コム光源である、もの。
前記計測装置において、前記反射鏡は、ガルバノミラーである、もの。
前記計測装置において、導波管をさらに備え、前記導波管は、前記光照射部と前記補正治具との間に配置され、前記光照射部に対向する該導波管の他端に前記補正治具が配置されている、もの。
前記計測装置において、前記補正治具は、治具フレーム部と、治具中央部とを備え、前記治具フレーム部は、矩形のフレーム構造を有し、前記治具中央部は、前記治具フレーム部の内側に配置される、もの。
前記計測装置において、前記治具フレーム部のフレーム幅は、前記治具フレーム部の長手方向の幅に対して、0.2以下である、もの。
前記計測装置において、前記補正治具は、複数の板状治具が整列されて配置されている、もの。
前記計測装置において、前記板状治具の幅は、配列された前記板状治具の両端の長さに対して、0.2以下である、もの。
プログラムであって、コンピュータに、前記計測装置の各ステップを実行させる、もの。
もちろん、この限りではない。
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 :計測装置
2 :光照射部
21 :光源
211 :光コム光源
22 :ビームスプリッタ
22a :第1ビームスプリッタ
22b :第2ビームスプリッタ
23 :反射鏡
24 :台形プリズム
3 :検出部
3a :第1検出部
3b :第2検出部
4 :計測ユニット
41 :バンドパスフィルター
411 :第1バンドパスフィルター
412 :第2バンドパスフィルター
413 :第3バンドパスフィルター
42 :ダブルバランスドミキサー
43 :位相計
5 :補正治具
51 :治具フレーム部
52 :治具中央部
53 :板状治具
53-1 :板状治具
53-2 :板状治具
53-3 :板状治具
5a :補正治具左位置
5b :補正治具中央位置
5c :補正治具右位置
6 :レンズ
7 :導波管
8 :情報処理装置
80 :通信バス
81 :通信部
82 :記憶部
83 :制御部
831 :駆動部
832 :取得部
833 :補正部
834 :計測部
835 :表示制御部
836 :記憶制御部
84 :表示部
85 :入力部
9 :反射式集光光学系
91 :凸面鏡91
92 :凹面鏡92
10 :XYステージ
IA :照射角度
L :ルックアップテーブル
L3 :両端の長さ
M :計測対象
P :到達点
P1 :到達点
P2 :到達点
Pn :到達点
R :反射光
R1 :第1反射光
R2 :第2反射光
S :測定光
SI :絶対距離
T :補正治具照射角度データ
XD :x座標位置
d1 :奥行
d2 :奥行
d3 :奥行
h1 :高さ
h2 :高さ
h3 :高さ
w11 :長手方向幅
w12 :フレーム幅
w2 :幅
w3 :幅

Claims (16)

  1. 計測対象を計測する計測装置であって、
    光照射部と、補正治具と、検出部とを備え、
    前記光照射部は、照射方向を可変に、測定光を所望の位置に照射するように構成され、
    前記補正治具は、
    前記光照射部と、前記計測対象との間に設けられ、
    前記照射方向が所定方向である場合に前記測定光を反射させ、且つ前記照射方向が前記所定方向でない場合に前記測定光を前記計測対象に到達させるように構成され、
    前記検出部は、前記測定光が、前記補正治具で反射した第1反射光と、前記計測対象から反射された第2反射光とを検出するように構成される、もの。
  2. 請求項1に記載の計測装置において、
    XYステージをさらに備え、
    前記XYステージは、前記計測対象を該XYステージの上面に載置し、前記測定光の光軸に対して垂直方向に、前記計測装置に対して相対移動可能に構成され、
    前記補正治具は、前記XYステージの上面に固定されるように構成される、もの。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の計測装置において、
    制御部をさらに備え、
    前記制御部は、次の各ステップを実行するように構成され、
    駆動ステップでは、前記照射方向を制御するように、前記光照射部の少なくとも一部を駆動させる制御信号を生成し、
    取得ステップでは、前記第1反射光が検出されたときの前記制御信号の値である第1の値を取得する、もの。
  4. 請求項3に記載の計測装置において、
    前記制御部は、補正ステップをさらに実行するように構成され、
    前記補正ステップでは、前記第1の値と、前記所定方向に対応する前記制御信号の値である第2の値とに基づいて、前記光照射部を補正する、もの。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の計測装置において、
    前記制御部は、計測ステップをさらに実行するように構成され、
    前記計測ステップでは、ルックアップテーブルを参照して、前記計測対象の形状を計測し、ここで前記ルックアップテーブルは、前記光照射部の照射角度に対応する前記測定光が到達する前記計測対象の座標位置を参照する対応表である、もの。
  6. 請求項5に記載の計測装置において、
    前記計測ステップでは、多項式に基づいて、前記計測対象の形状を計測し、ここで前記多項式は、前記ルックアップテーブルに格納されたデータに基づいて算出された、もの。
  7. 請求項1~請求項6の何れか1つに記載の計測装置において、
    レンズをさらに備え、
    前記レンズは、前記光照射部と前記補正治具との間に配置され、前記測定光を透過及び屈折させるように構成される、もの。
  8. 請求項1~請求項7の何れか1つに記載の計測装置において、
    前記光照射部は、光源と、反射鏡とを備え、
    前記光源は、前記測定光を出力するように構成され、
    前記反射鏡は、前記測定光を反射させるように構成され、これを前記補正治具及び前記計測対象に照射するように構成される、もの。
  9. 請求項8に記載の計測装置において、
    前記光源は、光コム光源である、もの。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の計測装置において、
    前記反射鏡は、ガルバノミラーである、もの。
  11. 請求項1~請求項10の何れか1つに記載の計測装置において、
    導波管をさらに備え、
    前記導波管は、
    前記光照射部と前記補正治具との間に配置され、
    前記光照射部に対向する該導波管の他端に前記補正治具が配置されている、もの。
  12. 請求項1~請求項11の何れか1つに記載の計測装置において、
    前記補正治具は、治具フレーム部と、治具中央部とを備え、
    前記治具フレーム部は、矩形のフレーム構造を有し、
    前記治具中央部は、前記治具フレーム部の内側に配置される、もの。
  13. 請求項12に記載の計測装置において、
    前記治具フレーム部のフレーム幅は、前記治具フレーム部の長手方向の幅に対して、0.2以下である、もの。
  14. 請求項1~請求項11の何れか1つに記載の計測装置において、
    前記補正治具は、複数の板状治具が整列されて配置されている、もの。
  15. 請求項14に記載の計測装置において、
    前記板状治具の幅は、配列された前記板状治具の両端の長さに対して、0.2以下である、もの。
  16. プログラムであって、
    コンピュータに、請求項3~請求項6の何れか1つに記載の計測装置の各ステップを実行させる、もの。
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