JP2023123496A - 通信方法及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】5G NRシナリオにおけるサイドリンク通信を実行する第1端末デバイスの周期的なデータに対するリソース構成を実装し、車両のインターネット(V2X、LTE-V又はV2V)において用いられ得る通信方法及び通信装置を提供する。【解決手段】方法は、第1端末デバイスが送信対象の周期的なデータを有する場合、第1端末デバイスが、周期的なデータを伝送するために利用可能な第1時間単位セットを決定し、第1時間単位セット内の第1時間単位が周期的なデータを送信するために用いられることを決定し、第1時間領域インターバル及び予約数Nに基づいて第1時間単位セットから、周期的なデータを送信するために用いられる第2時間単位セットを決定する。第2時間単位セット内の1番目の時間単位と第1時間単位との間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の時間単位の数は、第1時間単位の数より多い。【選択図】図8

Description

本願は、2019年4月24日付けで中国国家知識産権局に出願され、「通信方法及び通信装置」と題する中国特許出願第201910335535.7号に対する優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本願は、通信分野、より具体的には、通信方法及び通信装置に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(the 3rd Generation Partnership Project、3GPP)により提案されるロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)技術に対応するネットワークに基づいて、ビークルツーエブリシング(vehicle-to-everything、V2X)通信のための車両のインターネット技術が提案されている。V2X通信は、車両と外界にある何かとの間の通信である。LTE技術に対応するネットワークに基づいたV2Xは、略して、LTE V2Xと称され得る。V2Xシステムにおける端末デバイス間の通信は、広くサイドリンク(sidelink、SL)通信と称される。
LTE V2X通信は、ネットワークカバレッジの有無にかかわらず通信シナリオをサポートできる。SL通信リソース構成モードは、LTEシステムにおける進化型NodeB(evolved NodeB、eNB又はeNodeB)スケジューリングモード及び端末デバイス自己選択モードを含み得る。3GPP標準化団体における第5世代新無線(5th generation new radio、5G NR)技術の発展に伴い、5G NR技術に対応するネットワークにおけるV2Xがさらに開発されることになる。例えば、V2Xは、より低い伝送レイテンシ、より信頼性のある通信伝送、より高いスループット、及び、より良好なユーザエクスペリエンスをサポートでき、適用シナリオの幅広い範囲に関する要件を満たす。しかしながら、5G NRシナリオにおけるフレーム構造の柔軟性に起因して、LTE V2Xにおける周期的なデータのために伝送リソースが決定される端末デバイス自己選択リソースモード及びネットワークデバイス構成リソースモードは、もはや、5G NRシナリオに適用可能ではなくなっている。したがって、どのように、5G NRシナリオにおいて、周期的なデータに対する伝送リソースを決定するかが緊急に解決されるべき課題となる。
本願は、通信方法及び通信装置を提供する。5G NRシナリオにおける周期的なデータのための伝送リソースを決定すべく、周期的なデータを送信するために用いられる第1時間単位が第1時間単位セットから決定され、第1時間領域インターバル及び予約数Nに基づいて、周期的なデータを送信するために用いられる第2時間単位セットが第1時間単位セットから決定される。
第1態様によれば、通信方法が提供される。方法は、第1端末デバイスが第1時間単位セットを決定する段階を含み、第1時間単位セット内の時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であり、第1時間単位セットは複数の時間単位を含み、複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付されており、時間単位はシンボル又はスロットを含む。第1端末デバイスは、送信対象の周期的なデータを決定し、周期的なデータは、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを含む。第1端末デバイスは、第1時間単位セットから第1時間単位を決定し、第1時間単位は、周期的なデータを送信するために用いられる。第1端末デバイスは、第1時間領域インターバル及び予約数Nに基づいて、第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定し、第2時間単位セット内の時間単位は、周期的なデータを送信するために用いられ、第2時間単位セットはN-1個の時間単位を含み、第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは、第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の時間単位の数は、第1時間単位の数より多い。第1端末デバイスは、第1時間単位、及び、第2時間単位セットにある時間単位において周期的なデータを送信する。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、第1端末デバイスが周期的なデータを送信する必要がある場合、第1端末デバイスは、まず、プロトコル規定に従って、周期的なデータを送信するために用いられ得る第1時間単位セットを決定し、次に、第1時間単位セットから、周期的なデータを送信するために用いられる第1時間単位及び第2時間単位セットを決定する。第2時間単位セット内の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは、第1時間領域インターバル及び予約数Nに基づいて決定され得る。このやり方では、本願の実施形態において提供される通信方法において、周期的なデータを送信するために第1端末デバイスにより用いられ得るリソースは、5G NRシナリオにおいて周期的なデータに対する伝送リソースを決定するために、時間単位の粒度で構成され得る。
第1時間単位セット及び第2時間単位セットが周期的なデータを送信するために用いられるということは、第1時間単位、及び、第2時間単位セットにある時間単位により示される時間領域の位置に対応する時間-周波数リソースが、周期的なデータを搬送及び送信するために用いられることを意味することを理解されたい。時間-周波数リソースの周波数領域の位置の決定に関連することなく、時間領域の位置の決定のみが本願に関連しているので、以下の簡単な説明では、第1時間単位及び第2時間単位セットが周期的なデータを送信するために用いられる、ということが提供される。
本願において、周期的なデータを送信するということは、
(物理サイドリンクデータチャネル(PSSCH)を送信する、とも称され得る)サイドリンクサービスデータを送信すること、
(物理サイドリンクデータチャネル(PSCCH)を送信する、とも称され得る)サイドリンク制御情報を送信すること、
(物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)を送信する、とも称され得る)サイドリンクフィードバック情報を送信すること、
サイドリンクサービスデータ及びサイドリンク制御情報を送信すること、
サイドリンクサービスデータ及びサイドリンクフィードバック情報を送信すること、
サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報を送信すること、及び、
サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報を送信すること
という可能性のうちのいずれか1つを含むことも理解されたい。
第1時間単位セットに含まれる時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であるということは、
第1時間単位セットが、サイドリンク同期信号(SLSS)を送信するために用いられる時間単位を除くシステムフレーム内のすべての時間単位を含む、ということ、又は、
第1端末デバイスが時分割複信(TDD)モードで動作する場合、第1時間単位セットが、サイドリンク同期信号(SLSS)を送信するために用いられる時間単位、並びに、TDDモードにあるダウンリンク時間単位及びスペシャル時間単位を除くシステムフレーム内のすべての時間単位を含む、ということ、又は、
システムフレームが予約された時間単位を含む場合、第1時間単位セットが、サイドリンク同期信号(SLSS)を送信するために用いられる時間単位及び予約された時間単位を除くシステムフレーム内のすべての時間単位を含む、ということ、又は、
第1端末デバイスが時分割複信(TDD)モードで動作し、かつ、システムフレームが予約された時間単位を含む場合、第1時間単位セットが、サイドリンク同期信号(SLSS)を送信するために用いられる時間単位、TDDモードにあるダウンリンク時間単位及びスペシャル時間単位、並びに、予約された時間単位を除くシステムフレーム内のすべての時間単位を含む、ということ
を意味することも理解されたい。
具体的には、5G NRシナリオにおいて、異なるサブキャリア間隔は、異なるフレーム構造に対応する、すなわち、異なるサブキャリア間隔は、異なる第1時間単位セットに対応する。
第1端末デバイスは、特に、1つの端末デバイスを意味するものではないことも理解されたい。
第1態様に関連して、第1態様のいくつかの実装では、第1端末デバイスが第1時間単位セットから第1時間単位を決定する前に、通信方法は、さらに、第1端末デバイスが、ネットワークデバイスから半永続スケジューリング(SPS)情報を受信する段階であって、SPS情報は、第1時間単位セット内の第1時間単位が周期的なデータを送信するために用いられることを示し、SPS情報はSPS周期PSPSを含み、PSPSは、第1時間領域インターバルを決定するために用いられる。具体的には、第1時間領域インターバルP'SPSは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、SPS周期PSPSに含まれるシステムフレームの数との積に対して丸め演算が実行された後に取得される結果として表される。第2時間単位セット内のM番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、第1端末デバイスは、ネットワークデバイスにより送信されるSPS情報に基づいて、周期的なデータが第1時間単位セット内の第1時間単位において送信されることを知り得る。さらに、ネットワークデバイスにより送信されるSPS情報はSPS周期を保持しているので、第1端末デバイスは、さらに、第1端末デバイスに知られるSPS周期PSPS及びSsymbolに含まれるシステムフレームの数と、SPS周期とに基づいて、周期的なデータを送信するために用いられる第2時間単位セットを第1時間単位セットから決定できる。
Nは予め定められた値であることを理解されたい。任意で、当該値は、第1時間領域インターバルの値に等しくてよい。
第1態様に関連して、第1態様のいくつかの実装では、周期PSPSに含まれるシステムフレームの数は、周期PSPSと、フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolとの間の比率として表され、第1時間領域インターバルP'SPSは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、第1時間領域インターバルは、式、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]を用いることにより表され得る。この場合、第1時間単位と、第2時間単位セットにあるM番目の時間単位との間の時間領域インターバルは、式、M×P'SPSを用いることにより表され得る。
第1態様に関連して、第1態様のいくつかの実装では、第1端末デバイスが第1時間単位セットから第1時間単位を決定することは、第1端末デバイスが、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを決定することと、第1端末デバイスが、第4時間単位セットにあり、かつ、過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することと、第1端末デバイスが、残りの時間単位から第1時間単位を決定することとを含み、残りの時間単位は、過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位との予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に第4時間単位セットに残されている時間単位である。周期的なデータは、第3時間単位において到達し、第3時間単位セットは第3時間単位の前のP個の時間単位を含み、Pは正の整数であり、第3時間単位セットは第1時間単位セットのサブセットであり、第4時間単位セットは第1時間単位セットのサブセットであり、第4時間単位セット内の開始時間単位は第3時間単位よりも後であり、P個の時間単位は、n'-Pからn'-1までの番号が連続的に付されている。n'は、第3時間単位が第1時間単位セット内の時間単位である場合、n'は、第1時間単位セット内の第3時間単位の数である、又は、第3時間単位が第1時間単位セット内の時間単位ではない場合、n'は、第1時間単位セットに属しており、かつ、第3時間単位の後の1番目の時間単位の数である、ということを含む。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、第1端末デバイスは、複数の時間単位において送信され、かつ、周期的なデータが到達する前に存在した過去の周期的なデータを検出することにより、第4時間単位セットにあり、かつ、過去の周期的なデータのために予約されている時間単位との予め設定された関係を満たす時間単位があるか否かを独立して判定し、第4時間単位セットにあり、かつ、過去の周期的なデータのために予約されている時間単位との予め設定された関係を満たす時間単位を除外し(すなわち、周期的なデータを送信するために用いることができない時間単位を除外し)、第4時間単位セット内の残りの時間単位から第1時間単位を選択してよい。つまり、本願の実施形態において提供される通信方法では、第1端末デバイスは、ネットワークデバイスにより構成される構成を用いることなく、第1時間単位セットにあり、かつ、周期的なデータを送信するために用いられる第1時間単位を独立して判定できる。
第1端末デバイスにより、第4時間単位セット内の残りの時間単位から第1時間単位を選択するということは、第1時間単位として任意の時間単位を選択する、又は、残りの時間単位に対する平均エネルギー値を算出し、比較的低い平均エネルギーに対応する時間単位を第1時間単位として選択する、ということであってよいことを理解されたい。
本願の本実施形態において、過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位は、データが周期的なので、過去の周期的なデータが第1端末デバイスに到達した場合に、過去の周期的なデータのために第1端末デバイスにより決定される必要がある予約された時間単位であることも理解されたい。理論上、予約された時間単位は、他のデータを用いることなく過去の周期的なデータのみを伝送するために用いられ得る。具体的には、第4時間単位セットが予約された時間単位内の少なくとも1つの時間単位を含む場合、第3時間単位において第1端末デバイスにより受信される周期的なデータを伝送するために、少なくとも1つの時間単位を用いることができない。しかしながら、過去の周期的なデータの内容が変化したか否かは、本願において限定されるものではない。つまり、少なくとも1つの過去の周期的なデータのために予約されている時間単位において伝送されるデータは、依然として過去の周期的なデータであってよい、又は、過去の周期的なデータが変化した後に取得したデータであってよい。
可能な実施例では、P個の時間単位に関して、P=P×Ssymbolであり、Pは、正の整数であり、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、P×Ssymbol個の時間単位には、n'-P×Ssymbolからn'-1までの番号が連続的に付されている。Pの特定の値は、上位レイヤシグナリングを用いることにより第1端末デバイスに対してネットワークデバイスにより構成されてよい、又は、プロトコルにおいて予め定められ得る。これは本願において限定されるものではない。例えば、Pが100であることを上位レイヤシグナリングが示す場合、第3時間単位セットは、第3時間単位の前に、100×Ssymbol個の時間単位を含み、100×Ssymbol個の時間単位には、n'-100×Ssymbolからn'-1までの番号が連続的に付されている。
別の可能な実施例において、Pは、上位レイヤシグナリングを用いることにより構成される、又は、予め構成されている。例えば、プロトコルは、P=200と規定する。
第1態様に関連して、第1態様のいくつかの実装では、第1端末デバイスが第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを決定することは、第1端末デバイスが、第3時間単位セット内の第4時間単位において第1端末デバイスにより送信される第1の過去の周期的なデータを決定することを含む。第1端末デバイスが第4時間単位セットにあり、かつ、過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することは、第1端末デバイスが、第4時間単位セットにあり、かつ、第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することを含む。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、周期的なデータを送信するために用いることができない時間単位を第4時間単位セットから取り除く場合、第1端末デバイスは、第3時間単位セット内の時間単位において第1端末デバイスにより送信される過去の周期的なデータのために予約されている時間単位を考慮する必要があり、第1端末デバイスにより送信された第1の過去の周期的なデータのために予約されている時間単位との予め設定された関係を満たす時間単位を第4時間単位セットから除外する必要がある。
第1態様に関連して、第1態様のいくつかの実装では、残りの時間単位は、第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位との第1の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に、第4時間単位セットに残されている時間単位を有し、第1の予め設定された時間関係は、数式y+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]が成り立つ自然数jがあるということであり、z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]は、第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位の数を表し、zは第4時間単位の数であり、qはQより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、yは、第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位との第1の予め設定された時間関係を満たす時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、周期的なデータの予約数であり、Nsymbolは、予め設定されたフレーム構造構成内の1つのフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、Prsvp_TXは、周期的なデータの予約周期を表し、周期的なデータの予約周期は時間単位において測定され、P"rsvp_TXは、第1の過去の周期的なデータの予約周期を表し、第1の過去の周期的なデータの予約周期は時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す。P"rsvp_TX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z≦[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]である場合、Q=K/(P"rsvp_TX/Nsymbol)であり、そうでない場合は、Q=1である。Kは予め構成された正の整数であり、Kは、上位レイヤシグナリングにより示される正の整数であり、又は、Kは、動的に示される正の整数である。Kの値は、qが1に等しい可能性を制限することを理解されたい。Kの値が大きくなればなるほど、qが1に等しい可能性が小さくなることを示す。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、第3時間単位セット内の第4時間単位にあり、かつ、第1端末デバイスにより送信されるデータのために予約されている時間単位、及び、第4時間単位セットから除外される必要がある時間単位において、自然数jがあり、その結果、yの番号が付された時間単位には、以下の数式が成り立つ。
y+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]
本願において、第1の予め設定された時間関係とは、式が成り立つ自然数jがあることを意味し、この場合、第4時間単位セットにあり、かつ、数式内のyに対応する時間単位が除外される必要があることを理解されたい。
本願におけるデータの予約周期は、時間単位で測定されることを理解されたい。
第1の過去の周期的なデータを送信するために、第3時間単位セットが、第1端末デバイスにより用いられる時間単位を含んでいない場合、前述の演算は、第1端末デバイスにより送信された過去の周期的なデータのために予約されている時間単位との第1の予め設定された時間関係を満たす時間単位を第4時間単位セットから除外することも理解されたい。
第1態様に関連して、第1態様のいくつかの実装では、第1端末デバイスが第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを決定することは、第1端末デバイスが、モニタリングを通じて、第2端末デバイスからサイドリンク制御情報(SCI)を取得すること、SCIは、第2端末デバイスの第2の過去の周期的なデータを示すために用いられる、取得することと、
第1端末デバイスが、SCIをデコードして、第2の過去の周期的なデータの予約周期Prsvp_RX及び優先度prioRXを取得することであって、Prsvp_RX及びprioRXは、閾値ThprioTX、prioRXを決定するために用いられ、第2端末デバイスは、第1端末デバイス以外の端末デバイスである、取得することと
を含む。第1端末デバイスが、第4時間単位セットにあり、かつ、過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することは、第1端末デバイスが、第3時間単位セット内の第5時間単位における第2の過去の周期的なデータの基準信号受信電力(RSRP)の測定結果がThprioTX、prioRXより大きいことを決定し、第1端末デバイスが、第4時間単位セットにあり、かつ、第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することを含む。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、周期的なデータを送信するために用いることができない時間単位を第4時間単位セットから取り除く場合、第1端末デバイスは、さらに、第3時間単位セット内の時間単位において別の端末デバイスにより送信された過去の周期的なデータのために予約されている時間単位を考慮する必要があり、別の端末デバイスにより送信された過去の周期的なデータのために予約されている時間単位との、予め設定された式を満たす時間単位を第4時間単位セットから除外する。
第4時間単位セット内の時間単位の総数に対する第4時間単位セット内の残りの時間単位の割合が20%より少ない場合、閾値ThprioTX、prioRXの値は、第4時間単位セット内の時間単位の総数に対する第4時間単位セット内の残りの時間単位の割合が20%よりも大きいか、又はそれに等しくなるまで調整される必要があることを理解されたい。
第2端末デバイスは、特に、1つの端末デバイスを意味するものではなく、第1端末デバイス以外の1つ又は複数の端末デバイスであってよいことも理解されたい。第1端末デバイスは、モニタリングを通じて、少なくとも1つの他の端末デバイスが第3時間単位セットにおいて過去の周期的なデータを送信したか否か、及び、過去の周期的なデータのために予約されている時間単位が第4時間単位セットに含まれているか否かを決定してよいことが理解され得る。
第1態様に関連して、第1態様のいくつかの実装では、残りの時間単位は、第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位との第2の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に、第4時間単位セットに残されている時間単位を有し、第2の予め設定された時間関係は、以下の数式
y'+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol
が成り立つ自然数jがあるということであり、z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol]は、第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位の数を表し、z'は第5時間単位の数であり、qは、Qより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、y'は、第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位との第2の予め設定された時間関係を満たす時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、周期的なデータの予約数であり、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Prsvp_TXは、周期的なデータの予約周期を表し、周期的なデータの予約周期は、時間単位において測定され、Prsvp_RXは、第2の過去の周期的なデータの予約周期を表し、第2の過去の周期的なデータの予約周期は、時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す。Prsvp_RX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z'≦Nsymbol×Prsvp_RXである場合、Q=K/(Prsvp_RX/Nsymbol)であり、そうでない場合は、Q=1である。Kは予め構成された正の整数であり、Kは、上位レイヤシグナリングにより示される正の整数であり、又は、Kは、動的に示される正の整数である。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、第3時間単位セット内の第5時間単位にあり、かつ、別の第2端末デバイスにより送信されるデータのために予約されている時間単位、及び、第4時間単位セットから除外される必要がある時間単位における自然数jがあり、その結果、y'の番号が付され、かつ、除外される必要がある時間単位には、以下の数式が成り立つ。
y'+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z'+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]
本願において、第2の予め設定された時間関係とは、式が成り立つ自然数jがあることを意味し、この場合、第4時間単位セットにあり、かつ、数式内のyに対応する時間単位が除外される必要があることを理解されたい。
第1態様に関連して、第1態様のいくつかの実装では、第1時間領域インターバルP'rsvp_TXは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、周期的なデータの予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの数との積として表され、第2時間単位セット内のM番目の時間単位と第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、第4時間単位セットから第1時間単位を決定した後に、第1端末デバイスは、第1時間単位と、第2時間単位セットにある時間単位との間の時間領域インターバル関係に基づいて、第2時間単位セットを決定してよい。次に、第1時間単位及び第2時間単位セットにおいて、周期的なデータが送信される。
第1態様に関連して、第1態様のいくつかの実装では、周期的なデータの予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの数が、周期的なデータの予約周期Prsvp_TXと、フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolとの間の比率として表される場合、第1時間領域インターバルは、P'rsvp_TXは、P'rsvp_TX=[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、第1時間領域インターバルは、式、P'rsvp_TX=[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]を用いることにより表され得る。この場合、第1時間単位と、第2時間単位セットにあるM番目の時間単位との間の時間領域インターバルは、式、M×P'rsvp_TXを用いることにより表され得る。
過去の周期的なデータを送信するために、第3時間単位セットが第2端末デバイスにより用いられる時間単位を含んでいない場合、前述の演算は、第2端末デバイスにより送信された過去の周期的なデータのために予約されている時間単位との第2の予め設定された時間関係を満たす時間単位を第4時間単位セットから除外することを理解されたい。
第2態様によれば、通信方法が提供される。方法は、ネットワークデバイスが、半永続スケジューリング(SPS)情報を決定する段階を含み、SPS情報は、第1時間単位セット内の第1時間単位が、周期的なデータを送信するために第1端末デバイスに対して利用可能であることを示すために用いられ、SPS情報はSPS周期PSPSを含み、PSPSは第1時間領域インターバルを決定するために用いられ、
第1時間領域インターバルP'SPSは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、SPS周期SPSに含まれるシステムフレームの数との積として表され、第1時間単位セット内の時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であり、第1時間単位セットは複数の時間単位を含み、複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付されており、第1時間領域インターバル及び予約数Nは、第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定するために用いられ、第2時間単位セット内の時間単位は、周期的なデータを送信するために第1端末デバイスにより用いられ、第2時間単位セットはN-1個の時間単位を含み、第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の時間単位の数は、第1時間単位の数より多い。ネットワークデバイスは、SPS情報を第1端末デバイスに送信する。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、ネットワークデバイスは、SPS情報を第1端末デバイスに送信し、周期的なデータを送信するために、第1端末デバイスに対して第1時間単位セット内の第1時間単位が利用可能であることを示す。さらに、ネットワークデバイスにより送信されるSPS情報はSPS周期を保持しているので、第1端末デバイスは、さらに、第1端末デバイスに知られるSPS周期PSPS及びSsymbolに含まれるシステムフレームの数と、SPS周期とに基づいて、周期的なデータを送信するために用いられる第2時間単位セットを第1時間単位セットから決定できる。
第2態様に関連して、第2態様のいくつかの実装では、周期PSPSに含まれるシステムフレームの数は、周期PSPSと、フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolとの間の比率として表され、第1時間領域インターバルP'SPSは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、第1時間領域インターバルは、式、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]を用いることにより表され得る。この場合、第1時間単位と、第2時間単位セットにあるM番目の時間単位との間の時間領域インターバルは、式、M×P'SPSを用いることにより表され得る。
第2態様に関連して、第2態様のいくつかの実装では、第2時間単位セット内のM番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは、M個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である。
本願の実施形態において提供される通信方法によれば、第1時間単位と、第2時間単位セットにある時間単位との間の時間領域インターバルは、特定の関係を満たし、第2時間単位セットは、第1時間単位に基づいて決定され得る。次に、第1時間単位及び第2時間単位セットにおいて、周期的なデータが送信される。
第3態様によれば、通信装置が提供される。 装置は、第1態様又は第1態様の可能な実施例のうちのいずれか1つにおける第1端末デバイスの動作を実行するように構成され得る。具体的には、通信装置は、第1態様において説明された段階又は機能を実行するように構成される対応する構成要素(手段)を含み、第1態様における第1端末デバイス、又は、第1端末デバイス内のチップ又は機能モジュールであってよい。段階又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより実装され得る。
第4態様によれば、通信装置が提供される。装置は、第2態様又は第2態様の可能な実施例のうちのいずれか1つにおけるネットワークデバイスの動作を実行するように構成され得る。具体的には、通信装置は、第2態様において説明される段階又は機能を実行するように構成される対応する構成要素(手段)を含んでよく、第2態様におけるネットワークデバイス、又は、ネットワークデバイス内のチップ又は機能モジュールであってよい。段階又は機能は、ソフトウェア、ハードウェア、又は、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせにより実装され得る。
第5態様によれば、通信デバイスが提供され、プロセッサ、送受信機及びメモリを含む。メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成される。送受信機は、第1態様又は第1態様の可能な実施例のうちのいずれか1つ、又は、第2態様又は第2態様の可能な実施例のうちのいずれか1つにおける通信方法の受信及び送信段階を実行するように構成される。プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して、コンピュータプログラムを実行するように構成され、その結果、通信デバイスは、第1態様又は第1態様の可能な実施例のうちのいずれか1つ、又は、第2態様又は第2態様の可能な実施例のうちのいずれか1つにおける通信方法を実行する。
任意で、1つ又は複数のプロセッサがあり、1つ又は複数のメモリがある。
任意で、メモリは、プロセッサと統合されてよく、メモリ及びプロセッサは別個に配置される。
任意で、送受信機は、送信機(transmitter)及び受信機(receiver)を含む。
可能な設計において、通信デバイスが提供され、送受信機、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、送受信機を制御して、信号を受信/送信するように構成される。メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して、コンピュータプログラムを実行するように構成され、その結果、通信デバイスは、第1態様又は第1態様の可能な実施例のうちのいずれか1つにおける方法を実行する。
別の可能な設計において、通信デバイスが提供され、送受信機、プロセッサ及びメモリを含む。プロセッサは、送受信機を制御して、信号を受信/送信するように構成される。メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して、コンピュータプログラムを実行するように構成され、その結果、通信デバイスは、第2態様又は第2態様の可能な実施例のうちのいずれか1つにおける方法を実行する。
第6態様によれば、システムが提供される。システムは、第3態様及び第4態様において提供される通信装置を含む。
第7態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、(コード又は命令とも称されてよい)コンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムが実行される場合、コンピュータは、第1態様又は第1態様の可能な実施例のうちのいずれか1つ、又は、第2態様又は第2態様の可能な実施例のうちのいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
第8態様によれば、コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータ可読媒体は、(コード又は命令とも称されてよい)コンピュータプログラムを格納する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、第1態様又は第1態様の可能な実施例のうちのいずれか1つ、又は、第2態様又は第2態様の可能な実施例のうちのいずれか1つにおける方法を実行することが可能になる。
第9態様によれば、チップが提供され、メモリ及びプロセッサを含む。メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して、コンピュータプログラムを実行するように構成され、その結果、チップシステムと共に設置される通信デバイスは、第1態様又は第1態様の可能な実施例のうちのいずれか1つ、又は、第2態様又は第2態様の可能な実施例のうちのいずれか1つにおける方法を実行する。
現在の技術におけるV2Xシステムの概略図である。
本願の実施形態が適用可能な通信システムの概略ブロック図である。
本願の実施形態に係るPSSCH伝送の概略図である。
本願の実施形態に係るPSSCH伝送のために用いられるサブフレームの概略図である。
本願の実施形態に係るサブフレームセットの概略図である。
本願の実施形態に係るフレーム構造の概略図である。
本願の実施形態に係るスロットタイプの概略図である。
本願の実施形態に係る通信方法の概略フローチャートである。
本願の実施形態に係るフレーム構造の概略図である。
本願の実施形態に係る時間単位セットの概略図である。
本願に係る通信装置10の概略図である。
本願の実施形態が適用可能な第1端末デバイス20の構造の概略図である。
本願に係る通信装置30の概略図である。
本願の実施形態が適用可能なネットワークデバイス40の構造の概略図である。
以下では、添付の図面に関連して本願の技術的解決手段を説明する。
本願の実施形態の技術的解決手段は、モバイル通信のためのグローバルシステム(global system for mobile communications、GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、マイクロ波アクセスのためのワールドワイドインターオペラビリティ(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX(登録商標))通信システム、将来の第5世代(5th generation、5G)システム、新無線(new radio、NR)システムなどの様々な通信システムにおいて用いられ得る。
本願の実施形態における第1端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment、UE)、アクセス端末、サブスクライバユニット、サブスクライバステーション、移動局、モバイルコンソール、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント又はユーザ装置などとも称されてよい。
第1端末デバイスは、セルラフォン、コードレスフォン、セッション初期化プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、無線モデムに接続される別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末デバイス、又は、将来の進化型公衆陸上移動体ネットワーク(public land mobile network、PLMN)における端末デバイスであってよい。これは、本願の実施形態において限定されるものではない。
本願の実施形態におけるネットワークデバイスは、第1端末デバイスと通信するように構成されるデバイスであってよい。ネットワークデバイスは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(global system for mobile communications、GSM(登録商標))又は符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システムにおけるベーストランシーバ基地局(base transceiver station、BTS)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システムにおけるノードB(NodeB、NB)、LTEシステムにおける進化型NodeB(evolved NodeB、eNB又はeNodeB)、又は、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)における無線コントローラであってよい。代替的に、ネットワークデバイスは、リレーノード、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、将来の進化型PLMNネットワークにおけるネットワークデバイスなどであってよい。これは、本願の実施形態において限定されるものではない。
本願の実施形態において、第1端末デバイス又はネットワークデバイスは、ハードウェアレイヤ、ハードウェアレイヤ上で実行するオペレーティングシステムレイヤ、オペレーティングシステムレイヤ上で実行するアプリケーションレイヤを含む。ハードウェアレイヤは、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)、メモリ管理ユニット(memory management unit、MMU)、及び、メモリ(メインメモリとも称される)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、プロセス(process)、例えば、Linux(登録商標)オペレーティングシステム、Unix(登録商標)オペレーティングシステム、Android(登録商標)オペレーティングシステム、iOS(登録商標)オペレーティングシステム、又は、Windows(登録商標)オペレーティングシステムを用いることによりサービスを処理する任意の1つ又は複数のコンピュータオペレーティングシステムであってよい。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、アドレス帳、文書作成ソフトウェア及びインスタントメッセージソフトウェアなどのアプリケーションを含む。さらに、本願の実施形態では、本願の実施形態において提供される方法を実行するためのエンティティの特定の構造は、特に限定されることはないが、ただし、本願の実施形態において提供される方法に従って通信を実行するために、本願の実施形態において提供される方法を実行するためのコードを記録するプログラムが実行され得る。例えばは、本願の実施形態において提供される方法を実行するためのエンティティは、プログラムを呼び出して実行できる第1端末デバイス又はネットワークデバイスであってよい、又は、第1端末デバイス又はネットワークデバイスにおける機能モジュールであってよい。
さらに、本願の態様又は特徴は、標準的なプログラミング及び/又はエンジニアリング技術を用いる方法、装置又は製品として実装され得る。本願において用いられる「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読コンポーネント、キャリア又は媒体からアクセスされ得るコンピュータプログラムをカバーする。例えば、コンピュータ可読媒体は、限定されるものではないが、磁気ストレージコンポーネント(例えば、ハードディスクドライブ、フロッピディスク又は磁気テープ)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(compact disc、CD)、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc、DVD)、スマートカード、フラッシュメモリコンポーネント(例えば、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(erasable programmable read-only memory、EPROM)、カード、スティック又はキードライブ)を含んでよい。さらに、本明細書で説明される様々な記憶媒体は、情報を格納するように構成される1つ又は複数のデバイス及び/又は他の機械可読媒体を示し得る。「機械可読媒体」という用語は、限定されるものではないが、無線チャネル、及び、命令及び/又はデータを格納、包含及び/又は保持できる様々な他の媒体を含んでよい。
無線通信技術の発展に伴い、高データレート及びユーザエクスペリエンスに対する人々の要求が高まってきており、人々が周囲の人又はモノを理解して通信することが可能な隣接するサービスに対する人々の要求が徐々に高まっている。したがって、デバイスツーデバイス(device-to-device、D2D)通信技術がそれに応じて登場した。D2D通信技術のアプリケーションは、セルラネットワークの負荷を低減し、端末デバイスのバッテリの電力消費を低減し、データレートを増大させ、望ましい方式で隣接するサービスに対する要件を満たすことができる。D2D通信技術は、D2D機能のサポートにおいて、複数の端末デバイスが、ネットワークインフラストラクチャの有無に関わらず、ダイレクトディスカバリ及びダイレクト通信を実行することを認めている。D2D通信技術の特徴及び長所を考慮して、D2D通信技術に基づいた車両のインターネットの適用シナリオが提案されている。しかしながら、安全性を考慮して、このシナリオではレイテンシ要件が非常に高く、既存のD2D通信技術では、そのような高いレイテンシ要件を満たすことができない。
次に、第3世代パートナーシッププロジェクト(the 3rd Generation Partnership Project、3GPP)により提案されるLTEシステムに基づいて、ビークルツーエブリシング(vehicle-to-everything、V2X)通信(Xはあらゆるものを表す)のための車両のインターネット技術が提案されている。V2Xシステムにおける通信モードは、まとめて、V2X通信と称される。例えば、V2X通信は、車車間(vehicle-to-vehicle、V2V)通信、車両-インフラストラクチャ間(vehicle-to-infrastructure、V2I)通信、車両-歩行者間(vehicle-to-pedestrian、V2P)通信及び車両-ネットワーク間(vehicle-to-network、V2N)通信を含む。V2Xシステムにおける端末デバイス間の通信は、広くサイドリンク(sidelink、SL)通信と称される。
現在のところ、車両は、V2V、V2I、V2P又はV2N通信モードで、道路状況の情報を取得したり、又は、サービス情報を時間内に受信したりすることができ、これらの通信モードは、まとめて、V2X通信と称され得る。図1は、現在の技術におけるV2Xシステムの概略図である。V2V通信、V2P通信及びV2I/N通信が概略図に含まれている。
V2X通信は、車両の代表的な高速デバイスを対象としており、インテリジェントカー、自動運転及びインテリジェント輸送システムのシナリオなど、通信における非常に高いレイテンシ要件を有する将来のシナリオにおいて用いられる基本的な技術及び主要な技術である。
図1に示されるように、車両は、V2Vを通じて互いに通信する。車両は、車両の速度、運転方向及び具体的な位置、並びに、非常ブレーキがかかっているか否かなどの情報を周囲の車両にブロードキャストし得る。情報を取得することにより、周囲の車両の運転手は、視線の先の道路状況についてより良く知ることで、危険な状況を予め判断して、さらに避けることができる。車両は、V2Iを通じて道路脇のインフラストラクチャと通信し、道路脇のインフラストラクチャは、様々なタイプのサービス情報及びデータネットワークアクセスを車両に提供できる。電子料金収受及び車内エンタテインメントなどの機能は、交通インテリジェンスを大きく改善する。道路脇のインフラストラクチャ、例えば、路側機(roadside unit、RSU)は、2つのタイプを含む。一方のタイプは、端末デバイスタイプのRSUである。RSUは道路脇に分散されているので、端末デバイスタイプのRSUは動かない状態にあり、移動性を考慮する必要がない。他方のタイプは、ネットワークデバイスタイプのRSUである。ネットワークデバイスタイプのRSUは、ネットワークデバイスと通信する車両にタイミング同期及びリソーススケジューリングを提供できる。車両及び人(例えば、車両と歩行者、車両と自転車に乗っている人、車両と運転手、又は、車両と同乗者)は、V2Pを通じて互いに通信する。車両は、V2Nを通じてネットワークと通信する。V2N及びV2Iは、まとめてV2I/Nと称され得る。
図1は、単にV2Xシステムを紹介するための例示的な概略図に過ぎず、本願においていかなる制限も設けることはないことを理解されたい。例えば、車両、歩行者及びインフラストラクチャの数は、それぞれ1つより多くてよいが、図1に示された数でなくてよい。図1は、現在の技術におけるV2Xシステムを簡潔に説明する。図2に関連して、以下では、本願において提供される実装が適用可能なシナリオを簡潔に説明する。
図2は、本願の実施形態が適用可能な通信システムの概略ブロック図である。図2に示されるように、通信システム100において、データ伝送が実行される前に、端末デバイス121及びネットワークデバイス110は、シグナリングインタラクションを通じて、端末デバイス122を用いてデータを伝送するために用いられるリソースを決定してよく、次に、端末デバイス121は、決定したリソースを用いることにより、端末デバイス122と通信する。代替的に、データ伝送が実行される前に、端末デバイス122及びネットワークデバイス110は、シグナリングインタラクションを通じて、端末デバイス121を用いてデータを伝送するために用いられるリソースを決定してよく、次に、端末デバイス122は、決定したリソースを用いることにより、端末デバイス121と通信する。つまり、本願の本実施形態は、サイドリンクデータ伝送の適用シナリオにおいて用いられる。
図2は、単に概略図に過ぎず、本願の保護範囲にいかなる制限も設けることはないことを理解されたい。例えば、図2に示される端末デバイスの数は、単に、例として用いられるに過ぎない。
V2Xシステムに含まれる端末デバイス間の通信は、本願においてサイドリンク通信と称されるが、本願に対していかなる制限も設けることはないことも理解されたい。例えば、サイドリンク通信は、サイドリンク通信、ストレートスルーリンク通信又はセカンダリリンク通信とも称され得る。さらに、サイドリンク通信は、V2Xシステムにおいて用いられるために限定されるものではなく、他のシナリオにおける端末デバイス間の通信がサイドリンク通信とも称され得る。
図2は、本願の本実施形態が用いられ得るシナリオを説明する。本願の技術的解決手段を理解しやすくするために、以下では、本願の技術的解決手段におけるいくつかの基本的なコンセプトを簡潔に説明する。
1.フレーム構造
本願の以下の内容は、主に、LTEフレーム構造及び5G NRフレーム構造に関する。LTEフレーム構造及び5G NRフレーム構造は、既存のプロトコルにおいて詳細に定義されており、既存のプロトコルにおけるLTEフレーム構造及び5G NRフレーム構造の定義は、本願において直ちにかつ直接的に用いられることを理解されたい。したがって、本願において、フレーム構造は、単に、簡潔に説明されたものに過ぎない。関連する内容については、既存のプロトコルにおける規定を参照されたい。具体的なLTEフレーム構造及び具体的な5G NRフレーム構造は本願において詳しく述べられていない。
(1)LTEフレーム構造
2つのタイプの異なるデュプレックスモードがLTEに含まれる。異なるデュプレックスモード間の最も直接的な違いは、エアインタフェース無線フレーム構造上のそれらの影響にある。FDDにおいて、周波数は、アップリンクとダウンリンクとの間を区別するために用いられ、1つの方向におけるリソースは、時間の観点でいうと連続している。TDDにおいて、アップリンクとダウンリンクとの間を区別するために、時間が用いられ、1つの方向におけるリソースは、時間の観点でいうと不連続であり、2つの方向の間の受信及び送信干渉を回避するために、ガード期間が必要とされる。したがって、LTEでは、FDD及びTDDに対して、フレーム構造がそれぞれ設計されている。
LTEにおいて、TDDモードにおけるアップリンク及びダウンリンクの時間変換の要件を満たすべく、以下の特定のフレーム構造が設計される。
無線フレームの持続時間は10msである無線フレーム構造が用いられ、それぞれが5msの持続時間を有する2つの半フレームを含み、各半フレームは、それぞれが1msの持続時間を有する5つのサブフレーム、すなわち、4つの共通サブフレーム及び1つのスペシャルサブフレームを含む。したがって、フレーム全体が、それぞれが1msの持続時間を有する10個のサブフレームに分割され、データスケジューリング伝送単位(すなわち、TTI)として用いられることも理解され得る。スペシャルサブフレームは、ダウンリンクパイロットタイムスロット(downlink pilot time slot、DwPTS)、ガード期間(guard period、GP)、及び、アップリンクパイロットタイムスロット(uplink pilot time slot、UpPTS)という3つの部分を含む。DwPTSは、ダウンリンク基準信号を伝送するために用いられる、又は、いくつかの制御情報を伝送するために利用可能である。UpPTSは、いくつかの短いランダムアクセスチャネル(random access channel、RACH)及びサウンディング基準信号(sounding reference signal、SRS)に関する情報を伝送するために利用可能である。GPは、アップリンクとダウンリンクとの間のガード期間である。
LTE FDD無線フレームの持続時間は10msである。各フレームは、10個のサブフレーム又は20個のスロットを含む。各サブフレームは2つのスロットを含み、各スロットの持続時間は0.5msである。LTEにおける各スロットは、いくつかの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)に対応してよく、各PRBは、複数のサブキャリアを含む。
(2)5G NRフレーム構造
LTE(サブキャリア間隔及びシンボル長)(LTEでは、15kHzのサブキャリア間隔のタイプのみがある)と比較して、5G NRは、複数のタイプのサブキャリア間隔をサポートする。他の内容は、前述したLTEフレーム構造のものと同様である。詳細については、再度ここで説明しない。
2.LTE V2X
LTE V2Xは、携帯電話が3G/4Gネットワークに接続されるような、モバイルセルラネットワークに基づいたV2X通信技術である。2つの通信モード、すなわち、集中及び分散モードが、車両アプリケーションに対するLTE V2Xにおいて定義される。集中モードは、セルラモードとも称され、制御センタとして基地局が必要である。分散モードは、ストレイトスルーモードとも称され、基地局のサポートを必要としない。
3.LTE V2Xリソース構成
既存のプロトコルにおけるLTE V2X通信は、ネットワークカバレッジの有無にかかわらず通信シナリオをサポートできる。LTE V2X通信のリソース構成モードは、ネットワークデバイス割り当てモード及び端末デバイス自己選択モードを用いてよい。具体的には、LTE V2X通信システムにおいて、ネットワークデバイス割り当てモードは、LTEプロトコル標準において定義されるモード3(mode3)であり、以下では略してLTEモード3と称され、端末デバイス自己選択モードは、LTEプロトコル標準において定義されるモード4(mode 4)であり、以下では略してLTEモード4と称される。ネットワークデバイス割り当てモードは、主に、ネットワークカバレッジが存在する事例におけるV2X通信において用いられる。ネットワークデバイスは、端末デバイスのバッファ状態報告(buffer state report、BSR)の報告状況に基づいて、一元化されたリソース構成を実行する。ネットワークデバイスがリソース割り当てを実行するスケジューリングモードは、半永続スケジューリング(semi-persistent scheduling、SPS)モード又は動的スケジューリングモードであってよい。SPSスケジューリングモードは、端末デバイスの周期的なデータのために用いられ得る。SPSモード及び動的スケジューリングモードは、従来のスケジューリングモードであり、本願において直接利用可能である。ここでは詳細は説明されていない。
端末デバイス自己選択モードは、主に、ネットワークカバレッジがない場合にV2X通信において用いられる。共にリソースを管理するネットワークデバイスがないので、V2X端末デバイスは、V2X通信に対する通信リソースのみを選択できる。しかしながら、V2X端末デバイスが別のV2X端末デバイスと少なくとも部分的に同じ通信リソースを選択し、リソース選択コリジョンを引き起こす可能性を減らすために、履歴モニタリング情報に基づいた方式が用いられる。
潜在的に利用可能なリソースが別の端末デバイスにより占有されるか否かが、履歴情報に基づいて決定される。潜在的に利用可能なリソースが端末デバイスにより占有されている場合、端末デバイスの優先度及びリソース予約状況などの端末デバイスのいくつかの特性情報を取得すべく、端末デバイスのスケジューリング割り当て(scheduling assignment、SA)情報がデコードされることができるか否かがさらに決定される。次に、将来のリソース選択時間ウィンドウにおいて、潜在的に利用可能なリソースが端末デバイスによりさらに占有されるか否かが予め定められており、利用可能なリソースは、V2X伝送のために、将来のリソース選択時間ウィンドウから選択される。
モード3及びモード4について、物理サイドリンク共有チャネル(physical sidelink shared channel、PSSCH)伝送のために用いられるサブフレームセット
がLTEにおいて定義されている。具体的には、本願において、PSSCHはサイドリンクサービスデータとも称されてよい。サブフレームセット内の各サブフレームに対して、
が成り立ち、iは各サブフレームの数であり、i=0、1、...及びmaxであり、10240は、システムフレーム内のサブフレームの総数を表す。さらに、PSSCH伝送のために用いられるサブフレームセットから、以下のサブフレームが除外される必要がある。
(1)サイドリンク同期信号伝送のために用いられるサブフレーム、
(2)TDDモードにおけるダウンリンクサブフレーム及びスペシャルサブフレーム、及び、
(3)予約されたサブフレーム。
PSSCH伝送のために用いられる最終的なサブフレームセット(
)は、前述した3つの事例(1)、(2)及び(3)に示されるサブフレームがシステムフレーム内の総サブフレームから除外された後に残されている残りのサブフレームを含む。具体的には、サブフレームセット内のサブフレームは、時系列で連続的に番号が付されている残りのサブフレームである。
例えば、100個のサブフレームは、サイドリンク同期信号伝送のために用いられるサブフレームの後に残されており、TDDモードにおけるダウンリンクサブフレーム及びスペシャルサブフレーム、並びに、予約されたサブフレームは、システムフレーム内の総サブフレームから除外される。この場合、PSSCH伝送のために用いられるサブフレームセットは、残りの100個のサブフレームを含み、PSSCH伝送のために用いられるサブフレームセット内の100個のサブフレームは、0から始まる番号が連続的に付されている。具体的には、PSSCH伝送のために用いられるサブフレームセット内の100個のサブフレームは、
を取得するために、番号の昇順でソートされる。
例えば、LTEモード3において、現在のリソース構成モードが、周期的なスケジューリングを実行するネットワークデバイスに基づいたSPSモードであると仮定する。PSSCH伝送のために用いられる時間-周波数リソースに対応するサブフレームセットが、
であるときに、ネットワークデバイスが、サブフレーム
の開始時点において、時間-周波数リソースブロックを、SPS状態にある端末デバイスに割り当てて、サブフレーム
においてPSSCH伝送を実行する場合、端末デバイスは、サブフレーム
において、PSSCH伝送のために同一の時間周波数リソースを用いてよい。ここで、j=1、2、...、であり、P'SPS=Pstep×PSPS/100であり、PSPSは、SPS構成周期を表し、Pstepの値は、LTEフレーム構造に関する。具体的には、Pstepは表1に定義されている。
表1 Pstepとフレーム構造との間の対応表
表1におけるフレーム構造は、可能な既存のLTEフレーム構造フォームである。D、S、U及びD/Uは、各サブフレームの伝送状態である。アップリンク(uplink、UL)伝送状態は、略してUと称され、ダウンリンク(downlink、DL)伝送状態は、略してDと称され、スペシャル(special、S)状態は、略してSと称され、ダウンリンク又はアップリンク(D/U)伝送状態は、略してD/Uと称される。
stepの値は、フレーム構造構成内のアップリンク伝送状態のサブフレームの数に10を乗じたものとみなされ得ることが表1から分かり得る。例えば、フレーム構造がTDD構成2である場合、アップリンク伝送状態のサブフレームの数は2であり、Pstepの値は、この場合、2*10=20であることが表1から分かり得る。図3は、本願の実施形態に係るPSSCH伝送の概略図である。詳細は以下のとおりである。
端末デバイスが最初に、第1フレーム内の1番目のアップリンクサブフレームにおいてPSSCHを伝送し、かつ、SPS周期PSPSが20msである場合、端末デバイスは、2回目に、第3フレーム内の1番目のアップリンクサブフレームにおいてPSSCHを伝送する。図3は、単に例示的な形式の概略図に過ぎず、本願に対していかなる制限も設けることはない。
PSSCH伝送のために用いられるサブフレームセット
の定義に従って、図3におけるフレーム構造内のダウンリンクサブフレーム及びスペシャルサブフレームが除外されている。予約されたサブフレームの数が0である仮定して、図4には、PSSCH伝送のために用いられるサブフレームセットが示されている。図4は、本願の実施形態に係るPSSCH伝送のために用いられるサブフレームの概略図である。
図4において、端末デバイスは、最初に、第1フレーム内の1番目のアップリンクサブフレームにおいてPSSCHを伝送し、端末デバイスは、2回目に、第3フレーム内の1番目のアップリンクサブフレームにおいてPSSCHを伝送する。PSSCH伝送のために用いられるサブフレームセット
内の2つのサブフレーム間のインターバルは、4である。以下の式を用いることにより、計算が実行されて、
P'SPS=Pstep×PSPS/100=20×20/100=4
を取得し、
P'SPS=Pstep×PSPS/100は、フレーム構造構成におけるシステムフレーム内のアップリンク伝送状態のサブフレームの数と、SPS周期PSPSに含まれるシステムフレームの数との積と解釈され得る。
LTEモード4において、端末デバイスが周期的なPSSCHを送信する必要がある場合、端末デバイスの周期的なPSSCHがサブフレームnに到達すると仮定して、端末デバイスは、上位レイヤシグナリング構成に基づいて、リソース選択又はリソース再選択を実行することを開始する。詳細については、図5を参照されたい。図5は、本願の実施形態に係るサブフレームセットの概略図である。端末デバイスは、サブフレームnの前の(n-10×Pstepからn-1の番号が付されている)10×Pstep個のサブフレームの履歴モニタリング情報(Pstepの定義は、表1におけるものと同じである)を調査し、利用できないリソースをリソース選択時間ウィンドウ([n+T、n+T]であり、T≦4、20≦T≦100)から除外し、PSSCHを伝送するために、利用可能な時間-周波数リソースブロックを残りのリソースセットからランダムに選択する。リソース選択時間ウィンドウ[n+T、n+T]における各利用可能なリソースは、本明細書において、Rx、yとして定義され、yは、サブフレームの数を表し、xは、それぞれが長さLを有する連続的な時間-周波数リソースのセットを表す。
モード4におけるサブフレームセット
に関して、リソースの除外を完了した後に、端末デバイスがサブフレーム
の開始時点おいて、利用可能な時間-周波数リソースブロックを用いて、サブフレーム
においてPSSCH伝送を実行する場合、端末デバイスは、サブフレーム
におけるPSSCH伝送のために、同一の時間周波数リソースを用いてよい。
j=1、2、...、Cresel-1であり、P'rsvp_TX=Pstep×Prsvp_TX/100であり、Prsvp_TXは、端末デバイスのPSSCHの予約周期を表し、Pstepの定義は、フレーム構造に関するものであり、表1にあるものと同じであり、ここでは再び説明されない。Creselは、モード4で端末デバイスにより伝送される必要があるPSSCHの予約数を表す。例えば、図3及び図4に示されるように、フレーム構造がTDD構成2であり、かつ、PSSCHの予約周期Prsvp_TXが20msである場合、P'rsvp_TX=20×20/100=4である。P'rsvp_TX=Pstep×Prsvp_TX/100の物理的な意味は、P'SPS=Pstep×PSPS/100のものと同じであり、フレーム構造構成におけるシステムフレーム内のアップリンクサブフレームの数と、PSSCHの予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの数との積として表される。
サブフレーム
ときに、端末デバイスは、端末デバイスがデータを送信したサブフレーム以外のサブフレームセット
にあるサブフレームを継続的にモニタリングする。特定のリソースの除外原理は以下のとおりである。
(1)端末デバイスがサブフレーム
でデータを送信したと仮定する。y+j*Prsvp_TX=z+Pstep×q×kを成り立たせる整数jがある場合、リソースRx、yは、除外される必要があり、xは、リソースRx、yの周波数領域の位置を示し、yは、リソースRx、yの時間領域の位置を示す。リソースRx、yの周波数領域の位置を決定することは、本願において関係がなく、したがって、リソースRx、yの除外は、yの番号が付された時間単位の除外として理解され得ることを理解されたい。ここで、j=1、2、...、Cresel-1であり、Creselは、モード4におけるPSSCHの予約数を表し、P'rsvp_TX=Pstep×Prsvp_TX/100であり、Pstepの定義は、フレーム構造に関するものであり、表1にあるものと同じである。kは、上位レイヤのパラメータ、すなわち、限定的なリソース予約周期(restrict resource reservation period)を用いることにより構成され、q=1、2、...、Qである。k<1であり、かつ、n'-z≦Pstep×kである場合、Q=1/kであり、そうでない場合、Q=1である。ここで、n'は、
が、サブフレームセット
に属する場合、
は、
であり、そうでない場合、
は、サブフレームセット
に属しており、かつ、サブフレーム
の後にある1番目のサブフレームであるものと定義される。
(2)端末デバイスがサブフレーム
における別の端末デバイスのサイドリンク制御情報(sidelink control information、SCI)を取得し、SCIをデコードして、別の端末デバイスにより伝送されるPSSCHのPrsvp_RXと、prioRXとを取得し、
rsvp_RX及びprioRXに基づいて、閾値を算出するものと仮定する。別の端末デバイスにより伝送されるPSSCHの基準信号受信電力(reference signal received power、RSRP)の測定結果が、閾値ThprioTX、prioRXより大きい場合、y+j×P'rsvp_TX=z'+q×Pstep×Prsvp_RXを成り立たせる整数jがあり、yの番号が付された時間単位に対応するリソースが除外される必要がある。ここで、P'rsvp_TXの定義は、上述したものと同じであり、j=1、2、...、Cresel-1であり、q=1、2、...Qである。Pstepの定義は、フレーム構造に関するものであり、表1にあるものと同じである。Prsvp_RXは、SCIフォーマット1(format-1)におけるリソース予約フィールド(resource reservation field)により示され、表2において定義されている。特定の値Xは、100で分割されるPSSCHの予約周期である。Prsvp_RX<1であり、かつ、n'-m≦Pstep×Prsvp_RXである場合、Q=1/Prsvp_RXであり、そうでない場合、Q=1である。
が時間単位セット
に属する場合、
は、
であり、そうでない場合、
は、時間単位セット
に属し、かつ、
時間単位
の後にある1番目の時間単位である。
4.5G NRフレーム構造
NRフレーム構造がLTEフレーム構造より柔軟で可変であることが、既存のプロトコルにおける定義から分かり得る。各システムフレームの持続時間は、LTEにおけるものと同じであり、さらに10msである。システムフレーム番号(system frame number、SFN)の範囲は、0~1023であり、各サブフレームの持続時間は、さらに1msであり、システムフレームにおけるサブフレーム番号は、0~9である。各サブフレームにおけるスロットと、5G NRにおけるサブキャリア間隔との間の関係は、以下の表3に列挙されている。
表3 スロットとサブキャリア間隔との間の関係
SCSが、例えば、30kHz及び120kHzであるNRフレーム構造が図6に示される。図6は、本願の実施形態に係るフレーム構造の概略図である。
LTEにおけるサブフレームレベルのフレーム構造構成と比較して、NRフレーム構造はより柔軟である。NRにおけるDL及びUL構成は、シンボルレベルであってよく、それぞれ、ダウンリンクシンボルD、アップリンクシンボルU、及び、(ダウンリンク伝送及びアップリンク伝送のために用いられ、ギャップ(GAP)又は予約されたリソースとして用いられ得る)フレキシブルシンボルXであってよい。さらに、NRにおけるスロットタイプは、図7に示される4つの構造を含む。図7は、本願の実施形態に係るスロットタイプの概略図である。スロットタイプは、
図7における(1)に示されるようなダウンリンク伝送のために用いられるフルダウンリンクスロット、
図7における(2)に示されるようなアップリンク伝送のために用いられるフルアップリンクスロット、
図7における(3)に示されるようなフルフレキシブルスロット、及び、
図7の(4.1)から(4.5)に示されるような少なくとも1つのダウンリンクシンボル及び/又はアップリンクシンボルを含む混合スロット
である。
図7は、単に、NRにおける異なるスロットタイプを説明するために用いられる例に過ぎず、本願に対していかなる制限も設けることはないことを理解されたい。
5G NRのための特定のスロット構成の解決手段は、4つのレイヤに分割され得る。
第1レイヤは、UL-DL構成共通(UL-DL-configuration-common)情報において保持されるセルベースの無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリングの半永続的構成、及び、システム情報ブロック1(system information block 1、SIB1)にあるUL-DL構成共通セット2(UL-DL-configuration-common-Set2)情報であり、フレーム構造周期は、{0.5、0.625、1、1.25、2、2.5、5、10}msであり、サブキャリア間隔とは独立している。
第2レイヤは、上位レイヤシグナリングUL-DL専用構成(UL-DL-configuration-dedicated)において保持されるUEベースのRRCシグナリングの半永続的構成であり、フレーム構造周期は、{0.5、0.625、1、1.25、2、2.5、5、10}msであり、サブキャリア間隔とは独立している。
第3レイヤは、ダウンリンク制御情報フォーマット2_0(downlink control information format 2_0、DCI format 2_0)において保持されるユーザ機器グループスロットフォーマット情報(user equipment group slot format information、UE-group SFI)インジケータシグナリングの動的構成であり、フレーム構造周期は、{1、2、4、5、8、10、20}スロットであり、サブキャリア間隔とは独立している。
第4レイヤは、DCIフォーマット0及び1において保持されるユーザ機器に固有のダウンリンク制御情報(user equipment specific downlink control information、UE-specific DCI)インジケータシグナリングの動的構成である。
具体的には、スロットに含まれる各シンボルの伝送状況は、
UL/DL/X(又は、簡潔にU/D/Xと示される)として示され得るアップリンク(uplink、UL)伝送状態、ダウンリンク(downlink、DL)伝送状態及び未知(unknown)の状態の3つの状態のうちのいずれか1つであり、Xは、未知の状態又はフレキシブル(flexible)状態と称され、端末デバイスは、X状態に対応するシンボル上で情報を受信することも伝送することもなく、Xは、F又はUとも称され得る。
例えば、スロットフォーマット_0は、1つのスロットに含まれる14個のシンボルの伝送状態がすべてのダウンリンク伝送状態であることを示す。スロットフォーマット_1は、1つのスロットに含まれる14個のシンボルの伝送状態がすべてアップリンク伝送状態であることを示す。スロットフォーマット_2は、1つのスロットに含まれる14個のシンボルの伝送状態がすべて非アップリンク伝送状態及び非ダウンリンク伝送状態にあることを示す。最大で256個のスロットフォーマットは、5G NRに存在してよく、本明細書では列挙されていない。さらに、異なるスロットフォーマットは、異なる数のアップリンク伝送シンボル、ダウンリンク伝送シンボル又はフレキシブルシンボルを含む。本願の本実施形態は、スロットフォーマットを構成する方式に関するものではないが、異なるサブキャリア間隔に対応する異なるフレーム構造にのみ関することを理解されたい。異なるフレーム構造周期内のスロット/シンボルの数は異なっており、したがって、NRにおけるスロットフォーマットに関する詳細はここでは説明されない。
前述では、図3から図5に関連して、LTEモード3及びLTEモード4におけるリソース構成モードを簡潔に説明する。リソース構成プロセスにおけるP'SPS=Pstep×PSPS/100及びP'rsvp_TX=Pstep×Prsvp_TX/100の値は、LTEフレーム構造に強く関連しており、LTEフレーム構造は、表1に列挙されるように固定モードにある。つまり、リソース構成モードは、LTE V2Xのみにおいて用いられ得る。
V2X通信技術に基づいて、車両ユーザ機器(vehicle user equipment、V-UE)は、車両ユーザ機器に関するいくつかの情報、例えば、位置、速度及び意図(曲がる、車線を変更する又は車をバックさせる)などの周期的なイベント及びいくつかの非周期的なイベントによりトリガされる情報を周囲のV-UEに送信でき、V-UEは、周囲のV-UEにより送信された情報をリアルタイムに受信できる。LTE V2X通信は、V2Xシナリオにおけるいくつかの基本的な要件を満たす。しかしながら、LTE V2X通信は、現在のところ、フルインテリジェント運転及び自動運転などの将来の適用シナリオを効率的にサポートできていない。3GPP標準化団体における第5世代新無線(5th generation new radio、5G NR)通信技術の発展に伴い、5G NRシステムにおけるV2Xがさらに開発されることになる。例えば、V2Xは、より低い伝送レイテンシ、より信頼性のある通信伝送、より高いスループット、及び、より良好なユーザエクスペリエンスをサポートでき、適用シナリオの幅広い範囲に関する要件を満たす。
5G NR V2Xを円滑に開発するために、本願の実施形態は、それぞれLTEモード3及びLTEモード4に対応する5G NRモード1及び5G NRモード2という2つのリソース構成モードを提案する。
図8から図10に関連して、以下では、本願の実施形態において提供される通信方法を詳しく述べる。
図8は、本願の実施形態に係る通信方法の概略フローチャートである。インタラクションの視点から、本願の実施形態において提供される通信方法のための可能な手順が説明されており、第1端末デバイス、ネットワークデバイス及び段階S110からS140を含む。
具体的には、第1端末デバイスは、周期的なデータを周期的に送信する必要がある。つまり、図8に示される方法の手順は、S111:第1端末デバイスが送信対象の周期的なデータを決定することを含む。第1端末デバイスが送信対象の周期的なデータを決定するということは、送信対象の周期的なデータが第1端末デバイスの物理レイヤ又は別のトランスポートレイヤに到達するものと理解され得る。
本願における周期的なデータとは、いくつかのサービスのデータが端末デバイスに周期的に到達することを意味しており、すなわち、端末デバイスは、データの周期的な特性に基づいて、将来、周期的なデータを伝送するために用いられる必要がある時間単位を決定してよいことを理解されたい。本願の本実施形態における周期的なデータは、伝送特性、すなわち、データの周期的な伝送に焦点を当てており、データが変化するか否かに限定されるものではないことに留意されたい。例えば、第1周期で伝送されるデータの内容は、第2周期で伝送されるデータの内容とは異なっていてよい。
周期的なデータを伝送するために用いられる時間-周波数リソースを決定すべく、以下の段階が実行される。本願において、周期的なデータを伝送するために用いられる時間-周波数リソースの決定は、主に、時間-周波数リソースの時間領域の位置の決定を含むが、時間-周波数リソースの周波数領域の位置の決定における変更を含むものではないことを理解されたい。しかしながら、5G NRシナリオにおいて、時間領域の位置は、通常、時間単位に基づいて決定されており、本願における時間単位は、5G NRにおっけるシンボル又はスロットであってよい(前述した表3に列挙されるように、異なるサブキャリア間隔が異なるシンボル又はスロットに対応している)。つまり、周期的なデータを送信するために用いられる時間単位が以下において決定される場合、時間領域の位置が時間単位である時間-周波数リソースが周期的なデータを伝送するために用いられることを理解されたい。
S110.第1端末デバイスは、第1時間単位セットを決定する。
具体的には、第1時間単位セットは、プロトコルにおいて規定されており、かつ、システムフレームにおいて周期的なデータを伝送するために、第1端末デバイスにより用いられ得る時間単位を含む。
本願の本実施形態における周期的なデータは、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを含むことを理解されたい。サイドリンクサービスデータは、物理サイドリンクデータチャネルPSSCHとも称されてよく、サイドリンク制御情報は、物理サイドリンク制御チャネル(physical sidelink control channel、PSCCH)とも称されてよく、サイドリンクフィードバック情報は、物理サイドリンクフィードバックチャネル(physical sidelink feedback channel、PSFCH)とも称されてよい。説明を簡単にするために、以下での周期的なデータは、PSSCHと置き換えられる。
第1端末デバイスによるPSSCHの伝送は、第1端末デバイスによるPSSCHの送信として理解されることができ、複数の方法で説明され得ることも理解されたい。これは本願において限定されるものではない。以下では、主に、第1端末デバイスによるPSSCHの伝送を説明する。
第1時間単位セットは、
であってよく、
は、PSSCHを伝送するために用いられ得る時間単位を表し、i=0、1、...、及び、maxである。
具体的には、第1時間単位セット内の時間単位がシンボルである場合、
であり、又は、
第1時間単位セット内の時間単位がスロットである場合、
であり、10240は、システムフレームのサブフレームの総数を表し、Nslotは、異なるサブキャリア間隔に対応する各サブフレーム内のスロットの数を表す。さらに、以下の時間単位は、PSSCH伝送のために用いられ得る第1時間単位セットから除外される必要がある。
(1)サイドリンク同期信号(SLSS)伝送のために用いられる時間単位、
(2)第1端末デバイスが動作するTDDモードにおけるダウンリンク時間単位及びスペシャル時間単位、及び、
(3)予約された時間単位。
この場合、本願における第1時間単位セットは、
(1)サイドリンク同期信号(sidelink synchronization signal、SLSS)を送信するために構成される時間単位の後の予め設定されたサブキャリア間隔に対応するシステムフレームにおけるすべての時間単位の間で残されている時間単位がシステムフレームから除外され、フレーム構造タイプがTDDキャリアである場合、TTDモードにおけるダウンリンク時間単位及びスペシャル時間単位がさらに除外される、
(2)SLSSを送信するために構成され、かつ、セル固有のSRSを送信するために構成される時間単位の後の予め設定されたサブキャリア間隔に対応するシステムフレームにおけるすべての時間単位の間で残されている時間単位がシステムフレームから除外され、フレーム構造タイプがTDDキャリアである場合、TTDモードにおけるダウンリンク時間単位及びスペシャル時間単位がさらに除外される、
(3)SLSSを送信するために構成され、セル固有のSRSを送信するために構成され、かつ、PRACHを送信するために構成される時間単位の後の予め設定されたサブキャリア間隔に対応するシステムフレームにおけるすべての時間単位の間で残されている時間単位がシステムフレームから除外され、フレーム構造タイプがTDDキャリアである場合、TTDモードにおけるダウンリンク時間単位及びスペシャル時間単位がさらに除外される、
(4)SLSSを送信するために構成され、セル固有のSRSを送信するために構成され、PUSCHのために予約されている時間単位の後の予め設定されたサブキャリア間隔に対応するシステムフレームにおけるすべての時間単位の間で残されている時間単位がシステムフレームから除外され、フレーム構造タイプがTDDキャリアである場合、TTDモードにおけるダウンリンク時間単位及びスペシャル時間単位がさらに除外される、又は、
(5)SLSSを送信するために構成され、セル固有のSRSを送信するために構成され、PRACHを送信するために構成され、かつ、PUSCHのために予約されている時間単位の後の予め設定されたサブキャリア間隔に対応するシステムフレームにおけるすべての時間単位の間で残されている時間単位がシステムフレームから除外され、フレーム構造タイプがTDDキャリアである場合、TTDモードにおけるダウンリンク時間単位及びスペシャル時間単位がさらに除外される、
といった時間単位のうちのいずれか1つであってよい。
前述の(1)から(5)は、第1時間単位セットのいくつかの可能なフォームを単に提供したものに過ぎず、本願の保護範囲に対して何らかの制限を構成するものではないことを理解されたい。本願における第1時間単位セットは、既存のプロトコルにおいて定義され、かつ、PSSCHを伝送するために用いられる時間単位セットであってよい、又は、通信技術の開発プロセスにおける将来のプロトコルにおいて定義され、かつ、PSSCHを伝送するために用いられることができる時間単位セットであってよい。本願において、これは厳密に限定されるものではない。第1時間単位セットについての詳細は、ここでは説明されない。
具体的には、第1時間単位セットは複数の時間単位を含み、複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付される。つまり、複数の時間単位のそれぞれは、対応する番号を有する。各時間単位の番号は、第1時間単位セット内の時間単位の順序として理解され得る。
例えば、第1時間単位セット内の複数の時間単位は、時系列で番号0から始まる番号が連続的に付され、その結果、時間単位の昇順は、
である。この場合、第1時間単位セット内の複数の時間単位は、0番目の時間単位、1番目の時間単位、...、及び、max番目の時間単位と称されてよく、maxの値は、第1時間単位セット内の時間単位の総数から1を減算することにより得られる値である。
代替的に、第1時間単位セット内の複数の時間単位は、時系列で番号1から始まる番号が連続的に付され、その結果、時間単位の昇順は
である。この場合、第1時間単位セット内の複数の時間単位は、1番目の時間単位、2番目の時間単位、...、及び、(max+1)番目の時間単位と称され得る。
代替的に、第1時間単位セット内の複数の時間単位は、時系列で番号Xから始まる番号が連続的に付され、その結果、時間単位の昇順は、
である。この場合、第1時間単位セット内の複数の時間単位は、X番目の単位、(X+1)番目の単位、...、及び、(max+X)番目の時間単位と称されてよく、Xは正の整数である。
本願の本実施形態において、第1時間単位セット内の複数の時間単位は、時系列で特定の数字から始まる番号が連続的に付され、特定の数字は限定されるものではなく、ただし、第1時間単位セット内の複数の時間単位が番号の昇順でソートされることを理解されたい。理解しやすくするために、以下では、具体的な例を用いて、番号順に基づいて、どのように時間単位をソートするかを説明する。
例えば、第1時間単位セットは、10個の時間単位(SL#1からSL#10)を含み、10個の時間単位は、番号0から始まってソートされ、等差数列の許容範囲が1であることを用いることにより、番号が連続的に付される。その結果、10個の時間単位には、0、1、2、3、4、5、6、7、8及び9の番号が連続的に付される。最後に、10個の時間単位が番号順に基づいてソートされた後に、時間単位は、連続に、SL#1、SL#2、SL#3、SL#4、SL#5、SL#6、SL#7、SL#8、SL#9及びSL#10である。
前述では、例を用いることにより、本願における番号順に基づいて第1時間単位セット内の時間単位をソートする方式を簡潔に説明していた。前述の説明は、一例に過ぎず、本願の保護範囲を制限するために用いられているわけではないことを理解されたい。特定ソート方式が列挙されているわけではない。したがって、ここでは詳細は説明されていない。
S120.第1端末デバイスは、第1時間単位を決定する。
第1端末デバイスは、S110において決定された第1時間単位セットから第1時間単位を決定し、第1時間単位は、PSSCHを送信するために用いられる。
例えば、第1時間単位の開始時点で、又は、第1時間単位の開始時点の前に、第1端末デバイスは、時間領域の位置が第1時間単位である第1時間周波数リソースを用いることによりPSSCHを伝送することを決定する。例えば、本願は、第1端末デバイスによる第1時間単位を決定するための2つの解決手段を提供する。
解決手段-1
第1時間単位セットから第1時間単位を決定する前に、第1端末デバイスは、ネットワークデバイスから半永続スケジューリング(SPS)情報を受信し、SPS情報は、第1時間単位セット内の第1時間単位がPSSCHを送信するために用いられることを示す。
例えば、第1端末デバイスは、第1時間単位の開始時点において、又は、第1時間単位の開始時点の前に、ネットワークデバイスからSPS情報を受信し、SPS情報は、時間領域の位置が第1時間単位である第1時間周波数リソースが、第1端末デバイスに割り当てられることを示し、その結果、第1端末デバイスは、第1時間周波数リソースを用いることによりPSSCHを伝送する。
解決手段-1に示される事例において、図8に示される方法は、さらに、S121、すなわち、ネットワークデバイスがSPS情報を第1端末デバイスに送信すること、及び、S123、すなわち、ネットワークデバイスがSPS情報を決定することを含む。具体的には、本願では、以下の方式は、ネットワークデバイスが、リソース調整を実行して第1端末デバイスへの第1時間周波数リソースの割り当てを決定し、その結果、第1端末デバイスは、第1時間周波数リソースを用いることによりPSSCHを伝送することに限定されるものではない。任意の従来技術のリソース調整解決手段が用いられてよい。
理解しやすくするために、具体的な例は、どのように第1端末デバイスが、解決手段-1において、PSSCHが第1時間周波数リソースを用いることにより伝送されることを知るかを簡潔に説明するために用いられる。
例えば、ネットワークデバイスは、負荷状況に基づいて、第1時間周波数リソースが第1端末デバイスに割り当てられ得ると決定し、第1時間周波数リソースの時間領域の位置は、第1時間単位に対応している。第1端末デバイスは、第1時間周波数リソースを用いることによりPSSCHを伝送してよい。第1時間単位の開始時点において、又は、第1時間単位の開始時点の前に、ネットワークデバイスは、SPS情報を第1端末デバイスに送信する。SPS情報は、時間領域の位置が第1時間単位セット内の第1時間単位である第1時間周波数リソースを用いることにより、第1端末デバイスがPSSCHを送信することを示す。
解決手段-2
解決手段-2に示される事例において、図8に示される方法は、さらに、S122:第1端末デバイスが時間単位の除外を実行することを含む。
具体的には、第1端末デバイスは、まず、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータのために予約されている時間単位を決定する。過去の周期的なデータは、PSSCHが到達する前に端末デバイスにより受信されるデータであり、データはまた、周期的である。過去の周期的なデータのために予約されている時間単位について、第1端末デバイスが第3時間単位セット内の時間単位において過去の周期的なデータを受信した後に、過去の周期的なデータが周期的なデータであるので、第1端末デバイスは、過去の周期的なデータが送信され得る特定の時間単位を決定する必要があり、特定の時間単位は、過去の周期的なデータのために予約されている時間単位である。
次に、第1端末デバイスは、第4時間単位セットにあり、かつ、過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定する。具体的には、過去の周期的なデータのために予約されている時間単位内の少なくとも1つの時間単位が第4時間単位セットに位置する場合、第1端末デバイスは、第4時間単位セットから少なくとも1つの時間単位を決定する必要がある。少なくとも1つの時間単位は、少なくとも1つの過去の周期的なデータのために予約されている時間単位と称される。最後に、第1端末デバイスは、第4時間単位セットにあり、かつ、少なくとも1つの過去の周期的なデータのために予約されている時間単位との予め設定された時間関係を満たす時間単位を除外し、第4時間単位セット内の1つ又は複数の残りの時間単位から第1時間単位を決定する。
PSSCHは、第3時間単位において到達し、第3時間単位セットは第3時間単位の前のP個の時間単位を含み、Pは正の整数であり、第3時間単位セットは第1時間単位セットのサブセットであり、第4時間単位セットは第1時間単位セットのサブセットであり、第4時間単位セット内の開始時間単位は第3時間単位の後であり、P個の時間単位は、n'-Pからn'-1までの番号が連続的に付されている。n'は、第3時間単位が第1時間単位セット内の時間単位である場合、n'は、第1時間単位セット内の第3時間単位の数である、又は、第3時間単位が第1時間単位セット内の時間単位ではない場合、n'は、第1時間単位セットに属しており、かつ、第3時間単位の後の1番目の時間単位の数である、ということを含む。
可能な実施例において、P個の時間単位に関して、P=P×Ssymbolであり、Pは、正の整数であり、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、P×Ssymbol個の時間単位には、n'-P×Ssymbolからn'-1までの番号が連続的に付されている。Pの特定の値は、上位レイヤシグナリングを用いることにより第1端末デバイスに対してネットワークデバイスにより構成されてよい、又は、プロトコルにおいて予め定められ得る。これは本願において限定されるものではない。例えば、Pが100であることを上位レイヤシグナリングが示す場合、第3時間単位セットは、第3時間単位の前に、100×Ssymbol個の時間単位を含み、100×Ssymbol個の時間単位には、n'-100×Ssymbolからn'-1までの番号が連続的に付されている。
別の可能な実施例において、Pは、上位レイヤシグナリングを用いることにより構成される、又は、予め構成されている。例えば、プロトコルは、P=200と規定する。
例えば、第3時間単位は、システムフレーム内の時間単位セット全体における時間単位であり、システムフレーム内の時間単位セット全体における時間単位には、時系列で番号が付されており、第3時間単位の数はnである。例えば、本願における時間単位がシンボルである場合、システムフレーム内の時間単位セット全体における時間単位の総数は、10240*14*Wであり、Wは、予め設定されたサブキャリア間隔に対応する各サブフレーム内のスロットの数である。本願における時間単位がスロットである場合、システムフレーム内の時間単位セット全体における時間単位の総数は、10240*Wであり、Wは、予め設定されたサブキャリア間隔に対応する各サブフレーム内のスロットの数である。10240*14*W又は10240*W個の時間単位には、時系列で番号が付される。第3時間単位は、システムフレーム内の時間単位セット全体において番号10が付された時間単位であると仮定する。具体的には、第1時間単位セットは、時系列で番号を付すことにより取得される時間単位セットであり、いくつかの時間単位の後に残されている残りの時間単位は、システムフレーム内の時間単位セット全体から除外される。第1時間単位セットを取得するために、システムフレーム内の時間単位セット全体におけるいくつかの時間単位が除外される場合、0から5の番号が付されている時間単位が、システムフレーム内の時間単位セット全体における0から10の番号が付されている時間単位から除外されると仮定する。この場合、第3時間単位が第1時間単位セット内の時間単位である場合、第1時間単位セット内の第3時間単位の番号は、4である。
例えば、第4時間単位セットは、図5に示されるサブフレーム選択時間ウィンドウと同様のものであってよい。例えば、第4時間単位セットは、第1時間単位セットに属しており、かつ、システムフレームにおけるウィンドウ[n+T、n+T]内にある時間単位を含む時間単位セットであってよく、T≦4であり、20≦T≦100であり、nは、第3時間単位の数nである。T及びTの値範囲及び特定の値は予め構成されている、又は、T及びTの値範囲及び特定の値は、上位レイヤシグナリングを用いることにより構成されることを理解されたい。これは本願において限定されるものではない。
さらに、第4時間単位セット内の1つ又は複数の残りの時間単位から第1時間単位を選択するということは、1つ又は複数の残りの時間単位から、任意の利用可能な時間単位を第1時間単位として選択する、又は、時間領域の位置が1つ又は複数の残りの時間単位のそれぞれである時間-周波数リソースに対する平均エネルギー値を算出し、比較的低い平均エネルギーを有する時間-周波数リソースに対応する時間単位を第1時間単位として選択する、ということであってよい。
例えば、第1端末デバイスにより、第4時間単位セットにあり、かつ、PSSCHを送信するために用いられることができない時間単位を除外することは、
第1端末デバイスにより、第3時間単位セット内の第4時間単位において第1端末デバイスにより送信される第1の過去の周期的なデータを決定することと、第1端末デバイスにより、第4時間単位セットにあり、かつ、第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することとを含む。
第3時間単位セットにあり、かつ、PSSCHが到達する前に存在する時間単位が、第1の過去の周期的なデータ(周期的なPSSCHではない)を送信するために第1端末デバイスにより用いられる時間単位を含むか否かを第1端末デバイスが検出することが理解され得る。次に、過去の周期的なデータのために予約されている時間単位内の少なくとも1つの時間単位が第4時間単位セットに含まれているか否かが決定され得る。少なくとも1つの時間単位が第4時間単位セットに含まれている場合、第4時間単位セットにあり、かつ、少なくとも1つの時間単位との第1の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外される必要がある。
具体的には、第1の予め設定された時間関係は、以下の数式
y+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol
が成り立つ自然数jがあることであり、z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]は、第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位の第4時間単位セット内の位置を表し、zは前記第4時間単位の数であり、qは、Qより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、yは、前記第1の過去の周期的なデータおために予約された前記少なくとも1つの時間単位との前記第1の予め設定された時間関係を満たす前記時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、PSSCHの予約数であり、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、Prsvp_TXは、周期的なデータの予約周期を表し、周期的なデータの予約周期は、時間単位において測定され、P"rsvp_TXは、第1の過去の周期的なデータの予約周期を表し、第1の過去の周期的なデータの予約周期は、時間単位において測定される。P"rsvp_TX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z≦[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]である場合、Q=K/(P"rsvp_TX/Nsymbol)であり、そうでない場合は、Q=1である。Kは予め構成された正の整数であり、Kは、上位レイヤシグナリングにより示される正の整数であり、又は、Kは、動的に示される正の整数である。[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す。
yの番号が付された時間単位は、第4時間単位セットにあり、かつ、PSSCHを送信するために用いられることができない時間単位である。yの番号が付された時間単位に対応する時間-周波数リソースRx、yは、PSSCHを伝送するために用いられることができず、Rx、yにおけるyは、時間単位の数を表すことが理解され。具体的には、Rx、yは、時間-周波数リソースブロックである。時間領域において、時間-周波数リソースは、yの番号が付された時間単位である。周波数領域において、時間-周波数リソースは、xから始まる連続的な時間-周波数リソースのセットであり、それぞれが長さLを有する。具体的には、x及びLの値が第1端末デバイスに知られている。例えば、第1端末デバイスは、利用可能な時間-周波数リソースが合計20個のサブチャネルを有することを認識しており、20個のサブチャネルは、0から19の番号が連続的に付されており、第1端末デバイスは、Lが2であることを認識する。この場合、20個のサブチャネルは、19個の時間-周波数リソースブロックに分割されてよく、各時間-周波数リソースブロックは、2つのサブチャネルを含む。サブチャネルは、時間-周波数リソースを示すために用いられる単位として理解され得る。
理解しやすくするために、以下では、具体的な例を用いて、yの番号が付され、かつ、式により示される時間単位が除外される事例を説明する。
PSSCHが到達する第3時間単位が第1時間単位セットに位置すると仮定すると、第1時間単位セット内の第3時間単位の番号は100であり、P=100である。この場合、第3時間単位セット内の時間単位には、0から99までの番号が連続的に付されている。T1=1であり、かつ、T2=20である場合、第4時間単位セット内の時間単位は、101から120までの番号が連続的に付される。第1の過去の周期的なデータが、第3時間単位セット内の95の番号が付された時間単位において送信されると仮定すると、第1の過去の周期的なデータの予約周期は、P"rsvp_TX=30(時間単位)であり、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数は、Ssymbol=5であり、1つのフレーム構造周期における時間単位の総数は、Nsymbol=10であり、K=10である。P"rsvp_TX/(K*Nsymbol)=1であり、したがって、Q=1であり、q=1である。この場合、式の右側の値は110である。
第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位との第1の予め設定された時間関係を満たす時間単位が第4時間単位セットから除外される場合、第4時間単位セット内の各時間単位が式を成り立たせるか否かが別個に決定される。PSSCHの予約数は、Cresel=10であり、PSSCHの予約周期は、Prsvp_TX=10(時間単位)であると仮定し、この場合、数式の左側は、y+5jになるように単純化され、j=0、1、2、3、...、及び9である。
つまり、数式は、y+5j=110に単純化される。第4時間単位セットにおける1番目の時間単位の式が成り立つか否かが決定される。1番目の時間単位に対応するyが101であり、かつ、y=101が数式を満たすjがないので、第4時間単位セット内の1番目の時間単位を除外することができない。同様に、第4時間単位セット内の2番目の時間単位を除外することができない。5番目の時間単位に対応するyが105であり、かつ、j=1はy=105が数式を満たすようにするので、第4時間単位セット内の5番目の時間単位は除外される必要がある。10番目の時間単位に対応するyが110であり、かつ、j=0はy=110が数式を満たすようにするので、第4時間単位セット内の10番目の時間単位が除外される必要がある。残りは類推で推定することができる。
前述の説明は、単に、例を用いて、第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位との第1の予め設定された時間関係を満たす時間単位を除外するプロセスを説明したものに過ぎず、本願に対していかなる制限も設けることはないことを理解されたい。実際の除外プロセスでは、数式の右側の値は、前述の値とは異なっていてよく、数式の左側の値も前述の値とは異なっていてよい。ここでの説明のための例はこれ以上提供されない。
第1端末デバイスにより、第4時間単位セットにあり、かつ、PSSCHを送信するために用いられることができない時間単位を除外する段階は、さらに、
第1端末デバイスにより、モニタリングを通じて、第2端末デバイスからサイドリンク制御情報(SCI)を取得する段階であって、SCIは、第2端末デバイスの第2の過去の周期的なデータを示すために用いられる、段階を含む。第2端末デバイスは、特に、1つの端末デバイスを意味するものではなく、第1端末デバイス以外の1つ又は複数の端末デバイスであってよい。第1端末デバイスは、モニタリングを通じて、少なくとも1つの他の端末デバイスが第3時間単位セットにおいて第2の過去の周期的なデータを送信したか否か、及び、第2の過去の周期的なデータのために予約されている時間単位が第4時間単位セットに含まれているか否かを決定してよく、
第1端末デバイスにより、SCIをデコードして、第2の過去の周期的なPSSCHの予約周期Prsvp_RX及び優先度prioRXを取得し、Prsvp_RX及びprioRXは、閾値ThprioTX、prioRXを決定するために用いられ、第2端末デバイスは、第1端末デバイス以外の端末デバイスであり、
端末デバイスにより、第3時間単位セット内の第5時間単位における第2の過去の周期的なデータの基準信号受信電力(RSRP)の測定結果がThprioTX、prioRXより大きいことを決定し、第1端末デバイスにより、第4時間単位セットにあり、かつ、第2端末デバイスにより送信された第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定する
ことが理解され得る。y'の番号が付された時間単位に対応する時間-周波数リソースRx、y'は、PSSCHを伝送するために用いられることができず、xは、Rx、y'の周波数領域の位置を示すために用いられることが理解される。
周期的なPSSCHが到達する前の第3時間単位セット内の時間単位が、第2の過去の周期的なデータを送信するために別の端末デバイスにより用いられる時間単位を含むか否かを第1端末デバイスが検出することが理解され得る。次に、別の端末デバイスにより送信される第2の過去の周期的なデータのために予約されている時間単位内の少なくとも1つの時間単位が第4時間単位セットに含まれているか否かが決定され得る。少なくとも1つの時間単位が第4時間単位セットに含まれている場合、第4時間単位セットにあり、かつ、少なくとも1つの時間単位との第2の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外される必要がある。
具体的には、第2の予め設定された時間関係は、以下の数式
y'+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol
が成り立つ自然数jがあるということであり、z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol]は、第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位の数を表し、z'は第5時間単位の数であり、qは、Qより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、y'は、第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位との第2の予め設定された時間関係を満たす時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、周期的なデータの予約数であり、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Prsvp_TXは、周期的なデータの予約周期を表し、周期的なデータの予約周期は、時間単位において測定され、Prsvp_RXは、第2の過去の周期的なデータの予約周期を表し、第2の過去の周期的なデータの予約周期は、時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す。Prsvp_RX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z'≦Nsymbol×Prsvp_RXである場合、Q=K/(Prsvp_RX/Nsymbol)であり、そうでない場合は、Q=1である。Kは予め構成された正の整数であり、Kは、上位レイヤシグナリングにより示される正の整数であり、又は、Kは、動的に示される正の整数である。
式が成り立つjがある場合、y'の番号が付された時間単位に対応する時間-周波数リソースRx、y'は、PSSCHを送信するために用いられることができず、Rx、y'におけるy'は、時間単位の数を示す。具体的には、Rx、y'は、時間-周波数リソースブロックである。時間領域において、時間-周波数リソースは、y'の番号が付された時間単位である。周波数領域において、時間-周波数リソースは、xから始まる連続的な時間-周波数リソースのセットであり、それぞれが長さLを有する。
本願の技術的解決手段についての実際の適用手順において、第4時間単位セット内の時間単位の総数に対する第4時間単位セット内の1つ又は複数の残りの時間単位の割合が20%より少ない場合、閾値ThprioTX、prioRXの値は、第4時間単位セット内の時間単位の総数に対する第4時間単位セット内の1つ又は複数の残りの時間単位の割合が20%よりも大きいか、又はそれに等しくなるまで調整される必要がある。
理解しやすくするために、具体的な例は、どのように第1端末デバイスが、解決手段-2において、第1時間単位を用いることによりPSSCHが伝送されることを知るのかを簡潔に説明するために用いられる。
例えば、時間単位
の開始時点において、第1端末デバイスは、第1端末デバイスがデータを送信した時間単位以外の第3時間単位セット
にある時間単位を継続的にモニタリングし、時間単位の予約状況を決定し、予約状況に基づいて時間単位の除外を実行する。
特定の時間単位の除外原理は以下のとおりである。
(1)第1端末デバイスが第3時間単位セット内の第4時間単位
にあるデータを送信したと仮定する。y+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z+q×[Ssymbol×P'rsvp_TX/Nsymbol]を成り立たせる整数jがある場合、yの番号が付された時間単位が除外されるということは、PSSCHを伝送するために用いられることができないyの番号が付された時間単位に対応するリソースRx、yとして理解される。ここで、Prsvp_TXは、第1端末デバイスにより送信されるPSSCHの予約周期を表し、時間単位において測定される。Nsymbolは、フレーム構造構成内の単一のフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Ssymbolは、フレーム構造構成内の単一のフレーム構造周期におけるサイドリンク伝送のために利用可能な時間単位の数を表す。jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、PSSCHの予め設定された予約数を表し、定数である。Prsvp_TXは、周期的なデータの予約周期を表し、周期的なデータの予約周期は、時間単位において測定され、P'rsvp_TXは、時間単位
において送信されるデータの予約周期を表し、かつ、時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表し、q=1、2、3、...、及びQである。P"rsvp_TX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z≦[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]である場合、Q=K/(P"rsvp_TX/Nsymbol)であり、そうでない場合は、Q=1である。第1端末デバイスが周期的なPSSCHを受信する時間単位が、時間単位セット
に属する場合、
は、周期的なPSSCHが受信される時間単位であり、そうでない場合、
は、時間単位セット
に属し、かつ、時間単位nの後の1番目の時間単位である。
(2)第1端末デバイスが別の端末デバイスのSCIを取得し、SCIをデコードして、別の端末デバイスにより伝送されるPSSCHのPrsvp_RXと、prioRXとを決定し、Prsvp_RX及びprioRXに基づいて、閾値ThprioTXprioRXを算出すると仮定する。別の端末デバイスにより伝送されるPSSCHのRSRPの測定結果が閾値ThprioTX、prioRXより大きく、かつ、y'+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol]を成り立たせる整数jがある場合、y'の番号が付された時間単位が除外されるということは、y'の番号が付された時間単位に対応するリソースRx、y'がPSSCHを伝送するために用いられることができないものと理解され、z'は、別の端末デバイスがデータを送信する時間単位の数である。ここで、Prsvp_TXは、PSSCHの予約周期を表し、時間単位において測定される。Nsymbolは、フレーム構造構成内の単一のフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Ssymbolは、フレーム構造構成内の単一のフレーム構造周期におけるサイドリンク伝送のために利用可能な時間単位の数を表す。jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、PSSCHの予約数を表し、定数である。q=1、2、3、...、及びQである。Prsvp_RX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z'≦Nsymbol×Prsvp_RXである場合、Q=K/(Prsvp_RX/Nsymbol)であり、そうでない場合は、Q=1である。第1端末デバイスが周期的なPSSCHを受信する時間単位が時間単位セット
に属する場合、
は、周期的なPSSCHが受信される時間単位であり、そうでない場合、
は、時間単位セット
に属し、かつ、時間単位nの後の1番目の時間単位である。
PSSCHを送信するために、第1時間単位セット内の第1時間単位が用いられることを第1端末デバイスが決定した後において、第1端末デバイスにより伝送されるPSSCHが周期的であるので、周期的なPSSCH伝送に関しては、第1時間単位セット内の第1時間単位の後の第2時間単位セットがPSSCHを送信するために用いられることが決定されてよい。つまり、S130が実行され、第1端末デバイスは、第2時間単位セットを決定し、第2時間単位セット内の各時間単位は、PSSCHを送信するために用いられる。
具体的には、第1端末デバイスは、第1時間領域インターバル及び予約数Nに基づいて、第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定し、第2時間単位セット内の時間単位は、PSSCHを送信するために用いられ、第2時間単位セットはN-1個の時間単位を含み、第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の時間単位の数は、第1時間単位の数より多い。
例えば、S121及びS122において説明された前述の2つの解決手段に対応して、第2時間単位セット内の時間単位と、第1時間単位との間で満たされている時間領域インターバル関係は、以下の2つの可能性を含む。
可能性1
第1端末デバイスは、ネットワークデバイスから半永続スケジューリング(SPS)情報を受信し、SPS情報は、第1時間単位セット内の第1時間単位が周期的なデータを送信するために用いられることを示し、SPS情報はSPS周期PSPSを含み、PSPSは、第1時間領域インターバルを決定するために用いられ、第1時間領域インターバルP'SPSは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、SPS周期に含まれるシステムフレームの数との積として表され、
第2時間単位セット内のM番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である。
周期PSPSに含まれるシステムフレームの数は、周期PSPSと、フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolとの間の比率として表され、第1時間領域インターバルP'SPSは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す。
第2時間単位セット内のM番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは、M×P'SPSであることが理解される。例えば、第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは、P'SPSである。
理解しやすくするために、以下では、可能性1における第1時間単位の数と、第2時間単位セット内の時間単位の数との間の関係を簡潔に説明する。
第1時間単位の数がmであり、mは自然数であるると仮定する。
例えば、第1時間単位セット内の複数の時間単位には、等差数列の許容範囲が1であることを用いることにより、時系列で0から始まる番号が連続的に付されており、0≦m<maxであり、maxが、第1時間単位セット内の時間単位の総数から1を減算することにより得られる値である場合、
第2時間単位セット内のM番目の時間単位の数と、第1時間単位の数mとの間の関係は、m+M×P'SPSであり、0≦m+M×P'SPS<maxであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である。
第1時間単位の数と第2時間単位セット内の時間単位の数との間の関係式、及び、第2時間単位セット内の時間単位と第1時間単位との間の時間領域インターバル関係式を比較することにより、第1時間単位セット内の複数の時間単位には時系列で連続的に番号が付されているので、第1時間単位の後の第2時間単位の数は、第1時間単位の数、及び、第1時間単位と第2時間単位との間の時間領域インターバルの和であることが分かり得る。
以下では、具体的な例を用いて、可能性1における第2時間単位セット内の時間単位の数と、第1時間単位の数との間の関係を説明する。
例えば、サブキャリア間隔が60kHzである場合には、図9における第1の行を参照されたい。図9は、本願の実施形態に係るフレーム構造の概略図である。具体的には、図9における第1の行に示されるフレーム構造に関して、フレーム構造の周期長は0.5msであり、説明のための例として、システムフレーム内の2つのサブフレームが選択される。システムフレーム内のフレーム構造は周期的であるので、図に示されていないサブフレームは、図9に示されている2つのサブフレームと同様である。
さらに、図9における第1の行に示されるフレーム構造に対応する第1時間単位セットは、図9における第2の行に示されている。Ssymbol=14であり、Nsymbol=28であり、PSPS=28である場合、P'SPS=[14×28/28]=14である。第1時間単位の番号が0である場合、第1時間単位は、第1時間単位セット内の0番目の時間単位であることが理解される。第1時間単位の数と、第2時間単位セット内の時間単位の数との間の前述の関係によれば、m+M×P'SPS=0+1*14=14、及び、m+M×P'SPS=0+2*14=28などである。具体的には、第2時間単位セット内の1番目の時間単位には14の番号が付されており、第1時間単位セット内の14番目の時間単位であり、第2時間単位セット内の2番目の時間単位には28の番号が付されており、第1時間単位セット内の28番目の時間単位である。図9に示される第1時間単位セットは、0から27の番号が付されている合計で28個の時間単位のみを含む。したがって、図9に示されるシステムフレームにおいて、第2時間単位セットは、第1時間単位セット内の14番目の時間単位であり、14の番号が付されている。
しかしながら、図9は単に例に過ぎず、システムフレーム内の2つのサブフレームが説明のための例として用いられていることを理解されたい。実際には、複数のサブフレームがあってよい。ここでは詳細は説明されていない。
可能性2
第1時間領域インターバルP'rsvp_TXは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、周期的なデータの予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの数との積として表される。周期的なデータの予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの数が、周期的なデータの予約周期Prsvp_TXと、フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolとの間の比率として表される場合、第1時間領域インターバルは、P'rsvp_TXは、P'rsvp_TX=[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す。第2時間単位セット内のM番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは、M×P'rsvp_TXであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、予約数Nは、PSSCHの予約数である。例えば、第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは、P'rsvp_TXである。
理解しやすくするために、以下では、可能性2における第1時間単位の数と、第2時間単位セット内の時間単位の数との間の関係を簡潔に説明する。
第1時間単位の数がmであり、mは自然数であると仮定する。
例えば、第1時間単位セット内の複数の時間単位には、等差数列の許容範囲が1であることを用いることにより、時系列で0から始まる番号が連続的に付されており、0≦m<maxであり、maxが、第1時間単位セット内の時間単位の総数から1を減算することにより得られる値である場合、
第2時間単位セット内のj番目の時間単位の数と、第1時間単位の数mとの間の関係は、m+M×P'SPSであり、0≦m+M×P'SPS<maxであり、Mは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、PSSCHの予め設定された予約数であり、定数である。
具体的には、PSSCHの予約周期は、第1端末デバイスがPSSCHを2度伝送するインターバルを示し、PSSCHの予め設定された予約数は、PSSCHを周期的に伝送するために第1端末デバイスにより予約される必要がある回数を示す。
第1時間単位の数と第2時間単位セット内の時間単位の数との間の関係式、及び、第2時間単位セット内の時間単位と第1時間単位との間の時間領域インターバル関係式を比較することにより、第1時間単位セット内の複数の時間単位には時系列で連続的に番号が付されているので、第1時間単位の後の第2時間単位の数は、第1時間単位の数、及び、第1時間単位と第2時間単位との間の時間領域インターバルの和であることが分かり得る。
以下では、具体的な例を用いて、可能性2における第2時間単位セット内の時間単位の数と、第1時間単位の数との間の関係を説明する。
例えば、サブキャリア間隔が60kHzである場合には、図9における第1の行を参照されたい。図9は、本願の実施形態に係るフレーム構造の概略図である。具体的には、図9における第1の行に示されるフレーム構造に関して、フレーム構造の周期長は0.5msであり、説明のための例として、システムフレーム内の2つのサブフレームが選択される。システムフレーム内のフレーム構造は周期的であるので、図に示されていないサブフレームは、図9に示されている2つのサブフレームと同様である。
さらに、図9における第1の行に示されるフレーム構造に対応する第1時間単位セットは、図10に示されている。図10は、本願の実施形態に係る時間単位セットの概略図である。Ssymbol=14であり、Nsymbol=28であり、Prsvp_TX=14である場合、P'rsvp_TX=[14×14/28]=7である。第1時間単位の番号が0である場合、第1時間単位は、第1時間単位セット内の0番目の時間単位であることが理解される。第1時間単位の数と、第2時間単位セット内の時間単位の数との間の前述の関係によれば、m+M×P' rsvp_TX=0+1*7=7、及び、m+M×P'rsvp_TX=0+2*7=14などである。具体的には、第2時間単位セット内の1番目の時間単位には7の番号が付されており、第1時間単位セット内の7番目の時間単位であり、第2時間単位セット内の2番目の時間単位には14の番号が付されており、第1時間単位セット内の14番目の時間単位である。
最後に、第1端末デバイスは、第1時間単位、及び、第2時間単位セットにある時間単位においてPSSCHを送信してよい。つまり、第1端末デバイスは、S140を実行する、すなわち、PSSCHを送信する。本願において、第1時間単位、及び、第2時間単位セットにある時間単位においてPSSCHを送信するということは、時間領域の位置が第1時間単位及び第2時間単位セットにある時間単位である時間-周波数リソース上でPSSCHを送信することを意味することを理解されたい。
前述の方法の実施形態における番号は、実行順序を意味しているわけではないことを理解されたい。プロセスの実行順序は、プロセスの機能及び内部ロジックに基づいて決定されるべきであり、本願の実施形態の実装プロセスに対する何らかの制限を構成すべきではない。
図8から図10に関連して、前述では、本願において提供される通信方法を詳しく説明した。以下では、図11から図14に関連して、本願における通信装置を詳しく説明する。
図11は、本願に係る通信装置10の概略図である。図11に示されるように、装置10は、送信ユニット110及び処理ユニット120を含む。通信装置10は、前述の方法の実施形態における第1端末デバイス、又は、第1端末デバイス内のチップ又は機能モジュールであってよい。
送信ユニット110は、第1時間単位における周期的なデータ及び第2時間単位セット内の時間単位を送信するように構成される。
処理ユニット120は、第1時間単位セットを決定するように構成され、第1時間単位セット内の時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であり、第1時間単位セットは複数の時間単位を含み、複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付される。
処理ユニット120は、さらに、送信対象の周期的なデータを決定するように構成され、周期的なデータは、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを含む。
処理ユニット120は、さらに、第1時間単位セットから第1時間単位を決定することであって、第1時間単位は、周期的なデータを送信するために用いられる、決定することと、第1時間領域インターバル及び予約数Nに基づいて、第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定することであって、第2時間単位セット内の時間単位は、周期的なデータを送信するために用いられ、第2時間単位セットはN-1個の時間単位を含み、第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の時間単位の数は、第1時間単位の数より多い、決定することとを行うように構成される。
装置10は、方法の実施形態における第1端末デバイスに完全に対応しており、装置10の対応するユニットは、図8に示される方法の実施形態における第1端末デバイスにより実行される対応する段階を実行するように構成される。
装置10における送信ユニット110は、方法の実施形態における送信段階を実行する。例えば、送信ユニット110は、図8におけるS140を実行する、すなわち、第1時間単位、及び、第2時間単位セットにある時間単位において周期的なデータを送信する。処理ユニット120は、方法の実施形態における第1端末デバイス内で実装又は処理される段階を実行する。例えば、処理ユニット120は、図8におけるS110を実行、すなわち、第1時間単位セットを決定し、図8におけるS111を実行、すなわち、送信対象の周期的なデータを決定し、図8におけるS120を実行、すなわち、第1時間単位を決定し、図8におけるS130を実行する、すなわち、第2時間単位セットを決定する。
任意で、装置10は、さらに、別のデバイスにより送信される情報を受信するように構成される受信ユニット130を含んでよい。例えば、受信ユニット130は、図8におけるS121を実行する、すなわち、ネットワークデバイスにより送信されるSPS情報を受信する。送信ユニット110及び受信ユニット130は、受信及び送信機能の両方を有する送受信ユニットを構成してよい。処理ユニット120はプロセッサであってよく、送信ユニット110は送信機であってよく、受信ユニット130は受信機であってよい。受信機及び送信機は、送受信機を構成するように統合されてよい。
例えば、装置10が前述の方法の実施形態における端末デバイスである場合、送信ユニット110及び受信ユニット130は、端末デバイスのアンテナ及び入力/出力装置であってよく、処理ユニット120は、端末デバイスのプロセッサであってよい。装置10が前述の方法の実施形態における端末デバイス内のチップである場合、送信ユニット110及び受信ユニット130は、チップ上の入力/出力回路であってよく、処理ユニット120は、チップ上のプロセッサであってよい。装置10が前述の方法の実施形態における端末デバイス内の機能モジュールである場合、送信ユニット110は送信機能モジュールであってよく、受信ユニット110は受信機能モジュールであってよく、処理ユニット120は処理機能モジュールであってよい。
図12は、本願の実施形態が適用可能な第1端末デバイス20の構造の概略図である。第1端末デバイス20は、図1に示されるシステムにおいて用いられてよい。説明を簡単にするために、図12は、第1端末デバイスの主なコンポーネントのみを示している。図12に示されるように、第1端末デバイス20は、プロセッサ、メモリ、制御回路、アンテナ及び入力/出力装置を含む。プロセッサは、アンテナ及び入力/出力装置を制御して、信号を受信/送信するように構成される。メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成される。プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して、コンピュータプログラムを実行し、本願において提案される通信方法において第1端末デバイスにより実行される対応する手順及び/又は動作を実行するように構成される。ここでは詳細は説明されていない。
当業者であれば、説明を簡単にするために、図12が1つのメモリ及び1つのプロセッサのみを示すことを理解できる。実際には、第1端末デバイスは、複数のプロセッサ及びメモリを含んでよい。メモリは、記憶媒体又はストレージデバイスなどとも称されてよい。これは、本願の本実施形態において限定されるものではない。
図13は、本願に係る通信装置30の概略図である。図13に示されるように、装置30は、送信ユニット310及び処理ユニット320を含む。通信装置30は、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイス、又は、ネットワークデバイス内のチップ又は機能モジュールであってよい。
処理ユニット320は、半永続スケジューリング(SPS)情報を決定するように構成され、SPS情報は、第1時間単位セット内の第1時間単位が、周期的なデータを送信するために第1端末デバイスに対して利用可能であることを示すために用いられ、
SPS情報はSPS周期PSPSを含み、PSPSは第1時間領域インターバルP'SPS、=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]を決定するために用いられ、Nsymbolは、予め設定されたフレーム構造構成内の1つのフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表し、第1時間単位セット内の時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であり、第1時間単位セットは複数の時間単位を含み、複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付されており、
第1時間領域インターバル及び予約数Nは、第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定するために用いられ、第2時間単位セット内の時間単位は、周期的なデータを送信するために第1端末デバイスにより用いられ、第2時間単位セットはN-1個の時間単位を含み、第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、第1時間単位との間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、第2時間単位セット内の時間単位の数は第1時間単位の数より多く、
送信ユニット310は、SPS情報を第1端末デバイスに送信するように構成される。
装置30は、方法の実施形態におけるネットワークデバイスに完全に対応しており、装置30の対応するユニットは、図8に示される方法の実施形態におけるネットワークデバイスにより実行される対応する段階を実行するように構成される。
装置30における送信ユニット310は、方法の実施形態におけるネットワークデバイスにより実行される送信段階を実行する。例えば、送信ユニット310は、図8における段階121を実行する、すなわち、SPS情報を第1端末デバイスに送信する。処理ユニット320は、方法の実施形態におけるネットワークデバイス内で実装又は処理される段階を実行する。例えば、処理ユニット320は、図8における段階123を実行する、すなわち、SPS情報を決定する。
任意で、装置30は、さらに、別のデバイスにより送信される情報を受信するように構成される受信ユニット330を含んでよい。受信ユニット330及び送信ユニット310は、受信及び送信機能の両方を有する送受信ユニットを構成してよい。処理ユニット320はプロセッサであってよく、送信ユニット310は受信機であってよく、受信ユニット330は送信機であってよい。受信機及び送信機は、送受信機を構成するように統合されてよい。
例えば、装置30が前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスである場合、送信ユニット310及び受信ユニット330は、ネットワークデバイスのリモート無線ユニット(remote radio unit、RRU)であってよく、処理ユニット320は、ネットワークデバイスのベースバンドユニット(baseband unit、BBU)であってよい。装置30が前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイス内のチップである場合、送信ユニット310及び受信ユニット330は、チップ上の入力/出力回路であってよく、処理ユニット320は、チップ上のプロセッサであってよい。装置30が前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイス内の機能モジュールである場合、送信ユニット310は送信機能モジュールであってよく、受信ユニット330は受信機能モジュールであってよく、処理ユニット320は処理機能モジュールであってよい。
図14は、本願の実施形態が適用可能なネットワークデバイス40の構造の概略図であり、通信方法でネットワークデバイスの機能を実装するために用いられてよい。例えば、図14は、基地局の構造の概略図であり得る。図14に示されるように、ネットワークデバイスは、図1に示されるシステムにおいて用いられ得る。
ネットワークデバイス40は、1つ又は複数の無線周波数ユニット、例えば、RRU401及び1つ又は複数のBBUを含んでよい。ベースバンドユニットは、デジタルユニット(digital unit、DU)402とも称されてよい。RRU401は、送受信ユニットと称されてよく、図13における送信ユニット310に対応している。任意で、送受信ユニット401は、送受信機又は送受信機回路などとも称されてよく、少なくとも1つのアンテナ4011及び無線周波数ユニット4012を含んでよい。任意で、送受信ユニット401は、受信ユニット及び送信ユニットを含んでよい。受信ユニットは、受信機(又は、受信機回路と称される)に対応していてよく、送信ユニットは、送信機(又は、送信機回路と称される)に対応していてよい。一部のRRU401は、主に、無線周波数信号を受信/送信し、無線周波数信号とベースバンド信号との間の変換を実行するように構成され、例えば、前述の実施形態における制御情報を第1端末デバイスに送信するように構成される。 一部のBBU402は、主に、ベースバンド処理を実行し、基地局を制御するなどを行うように構成される。RRU401及びBBU402は、物理的に一緒に配置されてよい、又は、物理的に分かれて配置されてよい、すなわち、RRU401及びBBU402は、分散型基地局を構成する。
BBU402は、ネットワークデバイスの制御センタであり、処理ユニットとも称されてよい。BBU402は、図13における処理ユニット320に対応していてよく、主に、チャネル符号化、多重化、変調及びスペクトラム拡散などのベースバンド処理機能を実装するように構成される。BBU(処理ユニット)402は、ネットワークデバイス40を制御して、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスに関する動作手順を実行する、例えば、第1端末デバイスの制御情報を保持する時間単位の持続時間を決定するように構成されてよい。
例において、BBU402は、1つ又は複数の基板を含んでよい。複数の基板は、単一のアクセス標準における無線アクセスネットワーク(LTEシステム又は5Gシステムなど)を協調してサポートできる、又は、それぞれが、異なるアクセス標準で無線アクセスネットワークをサポートできる。BBU402は、さらに、メモリ4021及びプロセッサ4022を含む。メモリ4021は、必要な命令及びデータを格納するように構成される。例えば、メモリ4021は、前述の実施形態におけるコードブックなどを格納する。プロセッサ4022は、基地局を制御して、必要な動作を実行するように構成され、例えば、基地局を制御して、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスに関する動作手順を実行するように構成される。 メモリ4021及びプロセッサ4022は、1つ又は複数の基板を扱ってよい。つまり、メモリ及びプロセッサは、各基板上に配置されてよい。代替的に、同じメモリ及びプロセッサは、複数の基板により共有されてよい。さらに、必要な回路が各基板上にさらに配置されてよい。
図14に示されるネットワークデバイス40は、図8から図10における方法の実施形態のネットワークデバイスに関する機能を実装できることを理解されたい。ネットワークデバイス40内のユニットの動作及び/又は機能は、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスにより実行される対応する手順を実装するために用いられる。繰り返しを避けるために、ここでは詳細な説明が適切に省略されている。図14に示されるネットワークデバイスの構造は、単に、可能性がある形態に過ぎず、本願の本実施形態に対して何らかの制限を構成するべきではない。本願において、別の形態のネットワークデバイス構造が将来登場し得る可能性は除外されていない。
本願の実施形態は、さらに、前述したネットワークデバイス及び1つ又は複数の第1端末デバイスを含む通信システムを提供する。
本願は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納する。命令がコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、図8から図10に示される方法でネットワークデバイスにより実行される段階を実行することを可能にする。
本願は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納する。命令がコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、図8から図10に示される方法で第1端末デバイスにより実行される段階を実行することを可能にする。
本願は、さらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、図8から図10に示される方法でネットワークデバイスにより実行される段階を実行することを可能にする。
本願は、さらに、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行される場合、コンピュータは、図8から図10に示される方法で第1端末デバイスにより実行される段階を実行することを可能にする。
本願は、さらに、プロセッサを含むチップを提供する。プロセッサは、メモリに格納されているコンピュータプログラムを読み取って、コンピュータプログラムを実行し、本願において提供される通信方法において第1端末デバイスにより実行される対応する動作及び/又は手順を実行するように構成される。任意で、チップは、さらに、メモリを含む。メモリは、回路又はワイヤを通じてプロセッサに接続され、プロセッサは、メモリ内のコンピュータプログラムを読み取って実行するように構成される。さらに、任意で、チップは、さらに、通信インタフェースを含み、プロセッサは、通信インタフェースに接続される。通信インタフェースは、処理される必要があるデータ及び/又は情報を受信するように構成される。プロセッサは、通信インタフェースからデータ及び/又は情報を取得し、データ及び/又は情報を処理する。通信インタフェースは、入力/出力インタフェースであってよい。
本願は、さらに、装置を提供する。装置は、通信チップ、又は、通信チップを含む統合モジュールであってよく、プロセッサを含む。プロセッサは、メモリに格納されているコンピュータプログラムを呼び出して、コンピュータプログラム実行し、本願において提供される通信方法においてネットワークデバイスにより実行される対応する動作及び/又は手順を実行するように構成される。任意で、チップは、さらに、メモリを含む。メモリは、回路又はワイヤを通じてプロセッサに接続され、プロセッサは、メモリ内のコンピュータプログラムを読み取って実行するように構成される。さらに、任意で、チップは、さらに、通信インタフェースを含み、プロセッサは、通信インタフェースに接続される。通信インタフェースは、処理される必要があるデータ及び/又は情報を受信するように構成される。プロセッサは、通信インタフェースからデータ及び/又は情報を取得し、データ及び/又は情報を処理する。通信インタフェースは、入力/出力インタフェースであってよい。
前述の実施形態において、プロセッサは、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、又は、本願の技術的解決手段におけるプログラムの実行を制御するように構成される1つ又は複数の集積回路などであってよい。例えば、プロセッサは、デジタル信号処理デバイス、マイクロプロセッサデバイス、アナログ-デジタル変換器又はデジタル-アナログ変換器であってよい。プロセッサは、端末デバイス又はネットワークデバイスの制御及び信号処理機能を、これらのデバイスのそれぞれの機能に基づいて、これらのデバイス間で割り当ててよい。さらに、プロセッサは、1つ又は複数のソフトウェアプログラムを動作させる機能を有してよく、ソフトウェアプログラムは、メモリに格納されてよい。プロセッサの機能は、ハードウェアを用いることにより実装されてよい、又は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアにより実装されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述した機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
メモリは、リードオンリメモリ(read-only memory、ROM)、静的な情報及び命令を格納できる別のタイプの静的なストレージデバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、又は、情報及び命令を格納できる別のタイプの動的なストレージデバイスであってよい、又は、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)、他の光ディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク及びブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体、別の磁気ストレージデバイス、又は、命令又はデータ構造の形式で、予想されるプログラムコードを搬送又は格納するために用いられることができ、コンピュータによりアクセスされることができる任意の他の媒体であってよい。
任意で、前述の実施形態におけるメモリ及びプロセッサは、物理的に独立したユニットであってよい、又は、メモリは、プロセッサと統合されてよい。
本願の実施形態において、「少なくとも1つ」は、1つ又は複数を意味し、「複数」は、2つ又はそれより多いことを意味する。「及び/又は」という用語は、関連する対象を説明するための関連する関係を説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、及び、Bのみが存在するという3つの場合を表し得る。A及びBはそれぞれ、単数形又は複数形であってよい。記号「/」は、概して、関連する対象物間の「又は」の関係を示す。「以下の少なくとも1つの(項目)」又はそれと同様の表現は、これらの項目の任意の組み合わせを意味し、単一の(項目)又は複数の(項目)の任意の組み合わせを含む。例えば、a、b又はcの少なくとも1つの(項目)は、a;b;c;a及びb;a及びc;b及びc;又は、a、b及びcを表してよく、a、b及びcはそれぞれ、単数形でも複数形でもよい。
当業者であれば、本明細書において開示される実施形態で説明されるユニット及びアルゴリズム段階は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせにより実装され得ることを認識し得る。当該機能がハードウェアにより実行されるのか、又は、ソフトウェアにより実行されるのかは、特定の用途及び技術的解決手段の設計上の制約条件によって決まる。当業者であれば、異なる方法を用いて、特定の用途ごとの説明される機能を実装してよいが、当該実装が本願の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
便利で簡単な説明の目的で、前述したシステム、装置及びユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することとし、詳細については、再度ここで説明しないことが、当業者により明確に理解され得る。
本願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置及び方法が他の方式で実装され得る。例えば、説明される装置の実施形態は、例に過ぎない。例えば、モジュール区分は、単に、論理的な機能区分に過ぎず、実際の実装では他の区分であってよい。例えば、複数のモジュール又はコンポーネントは、組み合わせられてよく、又は、別のシステムに統合されてよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、組み合わせられてよく、又は、別のシステムに統合されてよく、又は、いくつかの機能が無視されてよい、又は、実行されなくてよい。さらに、表示又は説明された相互連結もしくは直接連結又は通信接続は、いくつかのインタフェースを用いることにより実装されてよい。装置又はユニット間の直接的な連結又は通信接続は、電子的、機械的又は他の形態で実装されてよい。
ユニットは、別個のパーツとして、物理的に分離していなくてよく、ユニットとして表示されるパーツは、物理的なユニットでなくてよく、一か所に位置してよく、又は、複数のネットワークユニット上に分散されてよい。一部又はすべてのユニットは、本願の技術的解決手段の目的を実現すべく、実際の要件に基づいて選択され得る。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよい、又は、ユニットのそれぞれは、物理的に単独で存在してよい、又は、2つ又はそれより多くのユニットが1つのユニットに統合される。
機能がソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。そのような理解に基づいて、本願の技術的解決手段は本質的に、又は、現在の技術に貢献する部分、又は、技術的解決手段のいくつかが、ソフトウェア製品の形式で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワークデバイスであってよい)コンピュータデバイスに、本願の実施形態において説明される方法の段階のすべて又は一部を実行するよう命令するためのいくつかの命令を含む。前述した記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスクドライブ、リードオンリメモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを格納できる任意の媒体を含む。
前述の説明は、単に本願の特定の実装に過ぎない。本願において開示する技術的範囲内で当業者が容易に考え出す変形又は置換はいずれも、本願の保護範囲に含まれるものとする。本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
[他の可能な項目]
[項目1]
第1端末デバイスにより、第1時間単位セットを決定する段階であって、前記第1時間単位セット内の時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であり、前記第1時間単位セットは複数の時間単位を有し、前記複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付され、前記時間単位はシンボル又はスロットを有する、段階と、
前記第1端末デバイスにより、送信対象の周期的なデータを決定する段階であって、前記周期的なデータは、前記サイドリンクサービスデータ、前記サイドリンク制御情報及び前記サイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを有する、段階と、
前記第1端末デバイスにより、前記第1時間単位セットから第1時間単位を決定する段階であって、前記第1時間単位は前記周期的なデータを送信するために用いられる、段階と、
前記第1端末デバイスにより、第1時間領域インターバル及び予約数Nに基づいて、前記第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定する段階であって、前記第2時間単位セット内の時間単位は前記周期的なデータを送信するために用いられ、前記第2時間単位セットはN-1個の時間単位を有し、前記第2時間単位セット内の1番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の時間単位の数は、前記第1時間単位の数より多い、段階と、
前記第1端末デバイスにより、前記第1時間単位、及び、前記第2時間単位セットにある前記時間単位における前記周期的なデータを送信する段階と
を備える通信方法。
[項目2]
前記第1端末デバイスにより、前記第1時間単位セットから第1時間単位を前記決定する段階は、
前記第1端末デバイスにより、ネットワークデバイスから半永続スケジューリング(SPS)情報を受信する段階を有し、前記SPS情報は、前記第1時間単位セット内の前記第1時間単位が前記周期的なデータを送信するために用いられることを示し、前記SPS情報は、SPS周期PSPSを有し、前記SPS周期PSPSは、前記第1時間領域インターバルを決定するために用いられ、前記第1時間領域インターバルP'SPSは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、前記SPS周期PSPSに含まれるシステムフレームの数との積として表され、
前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、項目1に記載の通信方法。
[項目3]
前記周期PSPSに含まれるシステムフレームの前記数は、前記周期PSPSと、前記フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolとの間の比率として表され、前記第1時間領域インターバルP'SPSは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、項目2に記載の通信方法。
[項目4]
前記第1端末デバイスにより、前記第1時間単位セットから第1時間単位を前記決定する段階は、
前記第1端末デバイスにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを決定する段階と、
前記第1端末デバイスにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定する段階と、
前記第1端末デバイスにより、残りの時間単位から前記第1時間単位を決定する段階であって、前記残りの時間単位は、前記過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に前記第4時間単位セットに残されている時間単位である、段階と
を有し、
前記周期的なデータは、第3時間単位において到達し、前記第3時間単位セットは前記第3時間単位の前のP個の時間単位を有し、Pは正の整数であり、前記第3時間単位セットは前記第1時間単位セットのサブセットであり、前記第4時間単位セットは前記第1時間単位セットのサブセットであり、前記第4時間単位セット内の開始時間単位は前記第3時間単位よりも後であり、前記P個の時間単位は、n'-Pからn'-1までの番号が連続的に付されているおり、
n'は、
前記第3時間単位が前記第1時間単位セット内の時間単位である場合、n'は、前記第1時間単位セット内の前記第3時間単位の数である、又は、
前記第3時間単位が前記第1時間単位セット内の時間単位ではない場合、n'は、前記第1時間単位セットに属しており、かつ、前記第3時間単位の後の1番目の時間単位の数である、
ということを有する、項目1に記載の通信方法。
[項目5]
前記第1端末デバイスにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを前記決定する段階は、
記第1端末デバイスにより前記第3時間単位セット内の第4時間単位において前記第1端末デバイスにより送信される第1の過去の周期的なデータを決定する段階を有し、
前記第1端末デバイスにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を前記決定する段階は、
前記第1端末デバイスにより、前記第4時間単位セットにあり、かつ、前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定する段階を有する、項目4に記載の通信方法。
[項目6]
前記残りの時間単位は、
前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との第1の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に、前記第4時間単位セットに残されている時間単位を有し、
前記第1の予め設定された時間関係は、数式
y+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol
が成り立つ自然数jがあるということであり、
z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]は、前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位の数を表し、zは前記第4時間単位の数であり、qはQより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、yは、前記第1の過去の周期的なデータおために予約された前記少なくとも1つの時間単位との前記第1の予め設定された時間関係を満たす前記時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、前記周期的なデータの前記予約数であり、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、Prsvp_TXは、前記周期的なデータの予約周期を表し、前記周期的なデータの前記予約周期は時間単位において測定され、P"rsvp_TXは、前記第1の過去の周期的なデータの予約周期を表し、前記第1の過去の周期的なデータの前記予約周期は時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、項目5に記載の通信方法。
[項目7]
P"rsvp_TX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z≦[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]である場合、Q=K/(P"rsvp_TX/Nsymbol)であり、そうでない場合、Q=1であり、Kは正の整数である、項目6に記載の通信方法。
[項目8]
前記第1端末デバイスにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを前記決定する段階は、
前記第1端末デバイスにより、モニタリングを通じて、第2端末デバイスからサイドリンク制御情報(SCI)を取得する段階であって、前記SCIは、前記第2端末デバイスの第2の過去の周期的なデータを示すために用いられる、段階と、及び
前記第1端末デバイスにより、前記SCIをデコードして、前記第2の過去の周期的なデータの周期Prsvp_RX及び優先度prioRXを取得する段階であって、前記予約周期Prsvp_RX及び前記優先度prioRXは、閾値ThprioTX、prioRXを決定するために用いられ、前記第2端末デバイスは、前記第1端末デバイス以外の端末デバイスである、段階を有し、
前記第1端末デバイスにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を前記決定する段階は、
前記第1端末デバイスにより、前記第3時間単位セット内の第5時間単位における前記第2の過去の周期的なデータの基準信号受信電力(RSRP)の測定結果が、前記閾値ThprioTX、prioRXより大きいことを決定する段階と、前記第1端末デバイスにより、前記第4時間単位セットにあり、かつ、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定する段階とを有する、項目4から7のいずれか一項に記載の通信方法。
[項目9]
前記残りの時間単位は、
前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との第2の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に、前記第4時間単位セットに残されている時間単位を有し、
前記第2の予め設定された時間関係は、数式
y'+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol
が成り立つ自然数jがあるということであり、
z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol]は、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位の数を表し、z'は前記第5時間単位の数であり、qは、Qより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、y'は、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との前記第2の予め設定された時間関係を満たす前記時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、前記周期的なデータの前記予約数であり、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の前記数を表し、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における前記時間単位の総数を表し、Prsvp_TXは、前記周期的なデータの前記予約周期を表し、前記周期的なデータの前記予約周期は、時間単位において測定され、Prsvp_RXは、前記第2の過去の周期的なデータの前記予約周期を表し、前記第2の過去の周期的なデータの前記予約周期は、時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、項目8に記載の通信方法。
[項目10]
rsvp_RX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z'≦Nsymbol×Prsvp_RXである場合、Q=K/(Prsvp_RX/Nsymbol)であり、そうでない場合、Q=1であり、Kは正の整数である、項目9に記載の通信方法。
[項目11]
前記第1時間領域インターバルP'rsvp_TXは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の前記数Ssymbolと、前記周期的なデータの前記予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの数との積として表され、
前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、項目4から10のいずれか一項に記載の通信方法。
[項目12]
前記周期的なデータの前記予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの前記数が、前記周期的なデータの前記予約周期Prsvp_TXと、前記フレーム構造周期における時間単位の前記総数Nsymbolとの間の比率として表される場合、前記第1時間領域インターバルP'rsvp_TXは、P'rsvp_TX=[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、項目11に記載の通信方法。
[項目13]
ネットワークデバイスにより、半永続スケジューリング(SPS)情報を決定する段階であって、前記SPS情報は、第1時間単位セット内の第1時間単位が、周期的なデータを送信するために第1端末デバイスに対して利用可能であることを示すために用いられ、
前記SPS情報はSPS周期PSPSを有し、前記SPS周期PSPSは第1時間領域インターバルを決定するために用いられ、第1時間領域インターバルP'SPSは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、前記SPS周期PSPSに含まれるシステムフレームの数との積として表され、
前記第1時間単位セット内の時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であり、前記第1時間単位セットは複数の時間単位を有し、前記複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付されており、
前記第1時間領域インターバル及び予約数Nは、前記第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定するために用いられ、前記第2時間単位セット内の時間単位は、前記周期的なデータを送信するために前記第1端末デバイスにより用いられ、前記第2時間単位セットはN-1個の時間単位を有し、前記第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、前記第1時間単位との間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の時間単位の数は、前記第1時間単位の数より多い、段階と、
前記ネットワークデバイスにより、前記SPS情報を前記第1端末デバイスに送信する段階と
を備える通信方法。
[項目14]
前記SPS周期PSPSに含まれるシステムフレームの前記数は、前記SPS周期PSPSと、前記フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolとの間の比率として表され、前記第1時間領域インターバルP'SPSは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、項目13に記載の通信方法。
[項目15]
前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と、前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、項目13又は14に記載の通信方法。
[項目16]
第1時間単位セットを決定するように構成される処理ユニットであって、前記第1時間単位セット内の時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であり、前記第1時間単位セットは複数の時間単位を有し、前記複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付されており、
前記処理ユニットは、さらに、送信対象の周期的なデータを決定するように構成され、前記周期的なデータは、前記サイドリンクサービスデータ、前記サイドリンク制御情報及び前記サイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを有し、
前記処理ユニットは、さらに、前記第1時間単位セットから第1時間単位を決定するように構成され、前記第1時間単位は、前記周期的なデータを送信するために用いられ、
前記処理ユニットは、さらに、第1時間領域インターバル及び予約数Nに基づいて、前記第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定するように構成され、前記第2時間単位セット内の時間単位は、前記周期的なデータを送信するために用いられ、前記第2時間単位セットはN-1個の時間単位を有し、前記第2時間単位セット内の1番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルは、前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の時間単位の数は、前記第1時間単位の数より多い、処理ユニットと、
前記第1時間単位、及び、前記第2時間単位セットにある前記時間単位において前記周期的なデータを送信するように構成される送信ユニットと
を備える通信装置。
[項目17]
前記通信装置は、さらに、
ネットワークデバイスから半永続スケジューリング(SPS)情報を受信するように構成される受信ユニットであって、前記SPS情報は、前記第1時間単位セット内の前記第1時間単位が前記周期的なデータを送信するために用いられることを示し、前記SPS情報は、SPS周期PSPSを有し、前記SPS周期PSPSは、前記第1時間領域インターバルを決定するために用いられ、前記第1時間領域インターバルP'SPSは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、前記SPS周期PSPSに含まれるシステムフレームの数との積として表され、前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、項目16に記載の通信装置。
[項目18]
前記SPS周期PSPSに含まれるシステムフレームの前記数は、前記SPS周期PSPSと、前記フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolとの間の比率として表され、前記第1時間領域インターバルP'SPSは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、項目17に記載の通信装置。
[項目19]
前記処理ユニットにより、前記第1時間単位セットから第1時間単位を前記決定することは、
前記処理ユニットにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを決定することと、
前記処理ユニットにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することと、
前記処理ユニットにより、残りの時間単位から前記第1時間単位を決定することであって、前記残りの時間単位は、前記過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に前記第4時間単位セットに残されている時間単位である、決定することと
を有し、
前記周期的なデータは、第3時間単位において到達し、前記第3時間単位セットは前記第3時間単位の前のP個の時間単位を有し、Pは正の整数であり、前記第3時間単位セットは前記第1時間単位セットのサブセットであり、前記第4時間単位セットは前記第1時間単位セットのサブセットであり、前記第4時間単位セット内の開始時間単位は前記第3時間単位よりも後であり、前記P個の時間単位は、n'-Pからn'-1までの番号が連続的に付されているおり、
n'は、
前記第3時間単位が前記第1時間単位セット内の時間単位である場合、n'は、前記第1時間単位セット内の前記第3時間単位の数である、又は、
前記第3時間単位が前記第1時間単位セット内の時間単位ではない場合、n'は、前記第1時間単位セットに属しており、かつ、前記第3時間単位の後の1番目の時間単位の数である、
ということを有する、項目16に記載の通信装置。
[項目20]
前記処理ユニットにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを前記決定することは、
前記処理ユニットにより、前記第3時間単位セット内の第4時間単位において前記送信ユニットにより送信される第1の過去の周期的なデータを決定することを有し、
前記処理ユニットにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を前記決定することは、
前記処理ユニットにより、前記第4時間単位セットにあり、かつ、前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することを有する、項目19に記載の通信装置。
[項目21]
前記残りの時間単位は、
前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との第1の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に、前記第4時間単位セットに残されている時間単位を有し、
前記第1の予め設定された時間関係は、数式
y+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol
が成り立つ自然数jがあるということであり、
z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]は、前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位の数を表し、zは前記第4時間単位の数であり、qはQより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、yは、前記第1の過去の周期的なデータおために予約された前記少なくとも1つの時間単位との前記第1の予め設定された時間関係を満たす前記時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、前記周期的なデータの前記予約数であり、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Prsvp_TXは、前記周期的なデータの予約周期を表し、前記周期的なデータの前記予約周期は時間単位において測定され、P"rsvp_TXは、前記第1の過去の周期的なデータの予約周期を表し、前記第1の過去の周期的なデータの前記予約周期は時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、項目20に記載の通信装置。
[項目22]
P"rsvp_TX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z≦[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]である場合、Q=K/(P"rsvp_TX/Nsymbol)であり、そうでない場合、Q=1であり、Kは正の整数である、項目21に記載の通信装置。
[項目23]
前記処理ユニットにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを前記決定することは、
前記受信ユニットにより、モニタリングを通じて、第2端末デバイスからサイドリンク制御情報(SCI)を取得することであって、前記SCIは、前記第2端末デバイスの第2の過去の周期的なデータを示すために用いられる、取得することと、
前記処理ユニットにより、前記SCIをデコードして、前記第2の過去の周期的なデータの予約周期Prsvp_RX及び優先度prioRXを取得することであって、前記予約周期Prsvp_RX及び前記優先度prioRXは、閾値ThprioTX、prioRXを決定するために用いられ、前記第2端末デバイスは、前記第1端末デバイス以外の任意の端末デバイスである、取得することとを有し、
前記処理ユニットにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を前記決定することは、
前記処理ユニットにより、前記第3時間単位セット内の第5時間単位における前記第2の過去の周期的なデータの基準信号受信電力(RSRP)の測定結果が、前記閾値ThprioTX、prioRXより大きいことを決定することと、前記第4時間単位セットにあり、かつ、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することとを有する、項目19から22のいずれか一項に記載の通信装置。
[項目24]
前記残りの時間単位は、
前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との第2の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に、前記第4時間単位セットに残されている時間単位を有し、
前記第2の予め設定された時間関係は、数式
y'+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol
が成り立つ自然数jがあるということであり、
z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol]は、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位の数を表し、z'は前記第5時間単位の数であり、qは、Qより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、y'は、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との前記第2の予め設定された時間関係を満たす前記時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、前記周期的なデータの前記予約数であり、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の前記数を表し、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における前記時間単位の総数を表し、Prsvp_TXは、前記周期的なデータの前記予約周期を表し、前記周期的なデータの前記予約周期は、時間単位において測定され、Prsvp_RXは、前記第2の過去の周期的なデータの前記予約周期を表し、前記第2の過去の周期的なデータの前記予約周期は、時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、項目23に記載の通信装置。
[項目25]
rsvp_RX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z'≦Nsymbol×Prsvp_RXである場合、Q=K/(Prsvp_RX/Nsymbol)であり、そうでない場合、Q=1であり、Kは正の整数である、項目24に記載の通信装置。
[項目26]
前記第1時間領域インターバルP'rsvp_TXは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の前記数Ssymbolと、前記周期的なデータの前記予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの数との積として表され、
前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、項目19から25のいずれか一項に記載の通信装置。
[項目27]
前記周期的なデータの前記予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの前記数が、前記周期的なデータの前記予約周期Prsvp_TXと、前記フレーム構造周期における時間単位の前記総数Nsymbolとの間の比率として表される場合、前記第1時間領域インターバルP'rsvp_TXは、P'rsvp_TX=[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、項目26に記載の通信装置。
[項目28]
半永続スケジューリング(SPS)情報を決定するように構成される処理ユニットであって、前記SPS情報は、第1時間単位セット内の第1時間単位が、周期的なデータを送信するために第1端末デバイスに対して利用可能であることを示すために用いられ、
前記SPS情報はSPS周期PSPSを有し、前記SPS周期PSPSは第1時間領域インターバルを決定するために用いられ、第1時間領域インターバルP'SPSは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、前記SPS周期PSPSに含まれるシステムフレームの数との積として表され、
前記第1時間領域インターバル及び予約数Nは、前記第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定するために用いられ、前記第2時間単位セット内の時間単位は、前記周期的なデータを送信するために前記第1端末デバイスにより用いられ、前記第2時間単位セットはN-1個の時間単位を有し、前記第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、前記第1時間単位との間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の時間単位の数は、前記第1時間単位の数より多い、処理ユニットと、
前記SPS情報を前記第1端末デバイスに送信するように構成される送信ユニットと
を備える通信装置。
[項目29]
前記SPS周期PSPSに含まれるシステムフレームの前記数は、前記SPS周期PSPSと、前記フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolとの間の比率として表され、前記第1時間領域インターバルP'SPSは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、項目28に記載の通信装置。
[項目30]
前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と、前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、項目28又は29に記載の通信装置。
[項目31]
コンピュータプログラムを備え、
前記コンピュータプログラムが実行される場合、コンピュータが、項目1から15のいずれか一項に記載の方法を実行することを可能にする、コンピュータプログラム製品。
[項目32]
項目16から27のいずれか一項に記載の通信装置と、項目28から30のいずれか一項に記載の通信装置とを備える通信システム。

Claims (30)

  1. 第1端末デバイスにより、第1時間単位セットを決定する段階であって、前記第1時間単位セット内の時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であり、前記第1時間単位セットは複数の時間単位を有し、前記複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付され、前記時間単位はシンボル又はスロットを有する、段階と、
    前記第1端末デバイスにより、送信対象の周期的なデータを決定する段階であって、前記周期的なデータは、前記サイドリンクサービスデータ、前記サイドリンク制御情報及び前記サイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを有する、段階と、
    前記第1端末デバイスにより、前記第1時間単位セットから第1時間単位を決定する段階であって、前記第1時間単位は前記周期的なデータを送信するために用いられる、段階と、
    前記第1端末デバイスにより、第1時間領域インターバル及び予約数Nに基づいて、前記第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定する段階であって、前記第2時間単位セット内の時間単位は前記周期的なデータを送信するために用いられ、前記第2時間単位セットはN-1個の時間単位を有し、前記第2時間単位セット内の1番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルは第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の時間単位の数は、前記第1時間単位の数より多い、段階と、
    前記第1端末デバイスにより、前記第1時間単位、及び、前記第2時間単位セットにある前記時間単位における前記周期的なデータを送信する段階と
    を備え、
    前記第1端末デバイスにより、前記第1時間単位セットから第1時間単位を前記決定する段階は、
    前記第1端末デバイスにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを決定する段階と、
    前記第1端末デバイスにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定する段階と、
    前記第1端末デバイスにより、残りの時間単位から前記第1時間単位を決定する段階であって、前記残りの時間単位は、前記過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に前記第4時間単位セットに残されている時間単位である、段階と
    を有し、
    前記第1端末デバイスにより伝送される前記周期的なデータは、第3時間単位において到達し、前記第3時間単位セットは前記第3時間単位の前のP個の時間単位を有し、Pは正の整数であり、前記第3時間単位セットは前記第1時間単位セットのサブセットであり、前記第4時間単位セットは前記第1時間単位セットのサブセットであり、前記第4時間単位セット内の開始時間単位は前記第3時間単位よりも後であり、前記P個の時間単位は、n'-Pからn'-1までの番号が連続的に付されており、
    前記第3時間単位が前記第1時間単位セット内の時間単位であり、n'は、前記第1時間単位セット内の前記第3時間単位の数である、通信方法。
  2. 前記第1端末デバイスにより、前記第1時間単位セットから第1時間単位を前記決定する段階は、
    前記第1端末デバイスにより、ネットワークデバイスから半永続スケジューリング(SPS)情報を受信する段階を有し、前記SPS情報は、前記第1時間単位セット内の前記第1時間単位が前記周期的なデータを送信するために用いられることを示し、前記SPS情報は、SPS周期PSPSを有し、前記SPS周期PSPSは、前記第1時間領域インターバルを決定するために用いられ、前記第1時間領域インターバルは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、前記SPS周期PSPS及び前記フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolの間の比率との積として表され、
    前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記第1時間領域インターバルは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、請求項2に記載の通信方法。
  4. 前記第1端末デバイスにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを前記決定する段階は、
    前記第1端末デバイスにより前記第3時間単位セット内の第4時間単位において前記第1端末デバイスにより送信される第1の過去の周期的なデータを決定する段階を有し、
    前記第1端末デバイスにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を前記決定する段階は、
    前記第1端末デバイスにより、前記第4時間単位セットにあり、かつ、前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定する段階を有する、請求項1に記載の通信方法。
  5. 前記残りの時間単位は、
    前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との第1の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に、前記第4時間単位セットに残されている時間単位を有し、
    前記第1の予め設定された時間関係は、数式
    y+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol
    が成り立つ自然数jがあるということであり、
    z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]は、前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位の数を表し、zは前記第4時間単位の数であり、qはQより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、yは、前記第1の過去の周期的なデータのために予約された前記少なくとも1つの時間単位との前記第1の予め設定された時間関係を満たす前記時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、前記周期的なデータの予約数であり、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、Prsvp_TXは、前記周期的なデータの予約周期を表し、前記周期的なデータの前記予約周期は時間単位において測定され、P"rsvp_TXは、前記第1の過去の周期的なデータの予約周期を表し、前記第1の過去の周期的なデータの前記予約周期は時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、請求項4に記載の通信方法。
  6. P"rsvp_TX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z≦[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]である場合、Q=K/(P"rsvp_TX/Nsymbol)であり、そうでない場合、Q=1であり、Kは正の整数である、請求項5に記載の通信方法。
  7. 前記第1端末デバイスにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを前記決定する段階は、
    前記第1端末デバイスにより、モニタリングを通じて、第2端末デバイスからサイドリンク制御情報(SCI)を取得する段階であって、前記SCIは、前記第2端末デバイスの第2の過去の周期的なデータを示すために用いられる、段階と、
    前記第1端末デバイスにより、前記SCIをデコードして、前記第2の過去の周期的なデータの予約周期Prsvp_RX及び優先度prioRXを取得する段階であって、前記予約周期Prsvp_RX及び前記優先度prioRXは、閾値ThprioTX、prioRXを決定するために用いられ、前記第2端末デバイスは、前記第1端末デバイス以外の端末デバイスである、段階を有し、
    前記第1端末デバイスにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を前記決定する段階は、
    前記第1端末デバイスにより、前記第3時間単位セット内の第5時間単位における前記第2の過去の周期的なデータの基準信号受信電力(RSRP)の測定結果が、前記閾値ThprioTX、prioRXより大きいことを決定する段階と、前記第1端末デバイスにより、前記第4時間単位セットにあり、かつ、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定する段階とを有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の通信方法。
  8. 前記残りの時間単位は、
    前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との第2の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に、前記第4時間単位セットに残されている時間単位を有し、
    前記第2の予め設定された時間関係は、数式
    y'+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol
    が成り立つ自然数jがあるということであり、
    z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol]は、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位の数を表し、z'は前記第5時間単位の数であり、qは、Qより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、y'は、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との前記第2の予め設定された時間関係を満たす前記時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、前記周期的なデータの予約数であり、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の前記数を表し、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における前記時間単位の総数を表し、Prsvp_TXは、前記周期的なデータの予約周期を表し、前記周期的なデータの前記予約周期は、時間単位において測定され、Prsvp_RXは、前記第2の過去の周期的なデータの前記予約周期を表し、前記第2の過去の周期的なデータの前記予約周期は、時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、請求項7に記載の通信方法。
  9. rsvp_RX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z'≦Nsymbol×Prsvp_RXである場合、Q=K/(Prsvp_RX/Nsymbol)であり、そうでない場合、Q=1であり、Kは正の整数である、請求項8に記載の通信方法。
  10. 前記第1時間領域インターバルは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、前記周期的なデータの予約周期Prsvp_TX及び、前記フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolの間の比率との積として表され、
    前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、請求項1から9のいずれか一項に記載の通信方法。
  11. 前記第1時間領域インターバルは、P'rsvp_TX=[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、請求項10に記載の通信方法。
  12. ネットワークデバイスにより、半永続スケジューリング(SPS)情報を決定する段階であって、前記SPS情報は、第1時間単位セット内の第1時間単位が、周期的なデータを送信するために第1端末デバイスに対して利用可能であることを示すために用いられ、
    前記SPS情報はSPS周期PSPSを有し、前記SPS周期PSPSは第1時間領域インターバルを決定するために用いられ、第1時間領域インターバルは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、前記SPS周期PSPS及び前記フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolの間の比率との積として表され、
    前記第1時間単位セット内の時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であり、前記第1時間単位セットは複数の時間単位を有し、前記複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付されており、
    前記第1時間領域インターバル及び予約数Nは、前記第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定するために用いられ、前記第2時間単位セット内の時間単位は、前記周期的なデータを送信するために前記第1端末デバイスにより用いられ、前記第2時間単位セットはN-1個の時間単位を有し、前記第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、前記第1時間単位との間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の時間単位の数は、前記第1時間単位の数より多い、段階と、
    前記ネットワークデバイスにより、前記SPS情報を前記第1端末デバイスに送信する段階と
    を備える通信方法。
  13. 前記第1時間領域インターバルは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、請求項12に記載の通信方法。
  14. 前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と、前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、請求項12又は13に記載の通信方法。
  15. 通信装置であって、
    第1時間単位セットを決定するように構成される処理ユニットであって、前記第1時間単位セット内の時間単位は、サイドリンクサービスデータ、サイドリンク制御情報及びサイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを伝送するために利用可能であり、前記第1時間単位セットは複数の時間単位を有し、前記複数の時間単位は時系列で連続的に番号が付されており、
    前記処理ユニットは、さらに、送信対象の周期的なデータを決定するように構成され、前記周期的なデータは、前記サイドリンクサービスデータ、前記サイドリンク制御情報及び前記サイドリンクフィードバック情報のうちの少なくとも1つを有し、
    前記処理ユニットは、さらに、前記第1時間単位セットから第1時間単位を決定するように構成され、前記第1時間単位は、前記周期的なデータを送信するために用いられ、
    前記処理ユニットは、さらに、第1時間領域インターバル及び予約数Nに基づいて、前記第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定するように構成され、前記第2時間単位セット内の時間単位は、前記周期的なデータを送信するために用いられ、前記第2時間単位セットはN-1個の時間単位を有し、前記第2時間単位セット内の1番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルは、前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の時間単位の数は、前記第1時間単位の数より多い、処理ユニットと、
    前記第1時間単位、及び、前記第2時間単位セットにある前記時間単位において前記周期的なデータを送信するように構成される送信ユニットと
    を備え、
    前記処理ユニットは具体的には、
    第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを決定することと、
    第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することと、
    残りの時間単位から前記第1時間単位を決定することであって、前記残りの時間単位は、前記過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に前記第4時間単位セットに残されている時間単位である、決定することと
    を行うように構成され、
    前記通信装置により伝送される前記周期的なデータは、第3時間単位において到達し、前記第3時間単位セットは前記第3時間単位の前のP個の時間単位を有し、Pは正の整数であり、前記第3時間単位セットは前記第1時間単位セットのサブセットであり、前記第4時間単位セットは前記第1時間単位セットのサブセットであり、前記第4時間単位セット内の開始時間単位は前記第3時間単位よりも後であり、前記P個の時間単位は、n'-Pからn'-1までの番号が連続的に付されており、
    前記第3時間単位が前記第1時間単位セット内の時間単位であり、n'は、前記第1時間単位セット内の前記第3時間単位の数である、通信装置。
  16. 前記通信装置は、さらに、
    ネットワークデバイスから半永続スケジューリング(SPS)情報を受信するように構成される受信ユニットであって、前記SPS情報は、前記第1時間単位セット内の前記第1時間単位が前記周期的なデータを送信するために用いられることを示し、前記SPS情報は、SPS周期PSPSを有し、前記SPS周期PSPSは、前記第1時間領域インターバルを決定するために用いられ、前記第1時間領域インターバルは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、前記SPS周期PSPS、及び、前記フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolの間の比率との積として表され、前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、請求項15に記載の通信装置。
  17. 前記第1時間領域インターバルは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、請求項16に記載の通信装置。
  18. 前記処理ユニットにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを前記決定することは、
    前記処理ユニットにより、前記第3時間単位セット内の第4時間単位において前記送信ユニットにより送信される第1の過去の周期的なデータを決定することを有し、
    前記処理ユニットにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を前記決定することは、
    前記処理ユニットにより、前記第4時間単位セットにあり、かつ、前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することを有する、請求項15に記載の通信装置。
  19. 前記残りの時間単位は、
    前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との第1の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に、前記第4時間単位セットに残されている時間単位を有し、
    前記第1の予め設定された時間関係は、数式
    y+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol
    が成り立つ自然数jがあるということであり、
    z+q×[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]は、前記第1の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位の数を表し、zは前記第4時間単位の数であり、qはQより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、yは、前記第1の過去の周期的なデータのために予約された前記少なくとも1つの時間単位との前記第1の予め設定された時間関係を満たす前記時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、前記周期的なデータの予約数であり、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数を表し、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における時間単位の総数を表し、Prsvp_TXは、前記周期的なデータの予約周期を表し、前記周期的なデータの前記予約周期は時間単位において測定され、P"rsvp_TXは、前記第1の過去の周期的なデータの予約周期を表し、前記第1の過去の周期的なデータの前記予約周期は時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、請求項18に記載の通信装置。
  20. P"rsvp_TX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z≦[Ssymbol×P"rsvp_TX/Nsymbol]である場合、Q=K/(P"rsvp_TX/Nsymbol)であり、そうでない場合、Q=1であり、Kは正の整数である、請求項19に記載の通信装置。
  21. 前記処理ユニットにより、第3時間単位セットにおいて送信される過去の周期的なデータを前記決定することは、
    受信ユニットにより、モニタリングを通じて、第2端末デバイスからサイドリンク制御情報(SCI)を取得することであって、前記SCIは、前記第2端末デバイスの第2の過去の周期的なデータを示すために用いられる、取得することと、
    前記処理ユニットにより、前記SCIをデコードして、前記第2の過去の周期的なデータの予約周期Prsvp_RX及び優先度prioRXを取得することであって、前記予約周期Prsvp_RX及び前記優先度prioRXは、閾値ThprioTX、prioRXを決定するために用いられ、前記第2端末デバイスは、第1端末デバイス以外の任意の端末デバイスである、取得することとを有し、
    前記処理ユニットにより、第4時間単位セットにあり、かつ、前記過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を前記決定することは、
    前記処理ユニットにより、前記第3時間単位セット内の第5時間単位における前記第2の過去の周期的なデータの基準信号受信電力(RSRP)の測定結果が、前記閾値ThprioTX、prioRXより大きいことを決定することと、前記第4時間単位セットにあり、かつ、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている少なくとも1つの時間単位を決定することとを有する、請求項15から20のいずれか一項に記載の通信装置。
  22. 前記残りの時間単位は、
    前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との第2の予め設定された時間関係を満たす時間単位が除外された後に、前記第4時間単位セットに残されている時間単位を有し、
    前記第2の予め設定された時間関係は、数式
    y'+j×[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]=z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol
    が成り立つ自然数jがあるということであり、
    z'+q×[Ssymbol×Prsvp_RX/Nsymbol]は、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位の数を表し、z'は前記第5時間単位の数であり、qは、Qより少ないか、又はそれに等しい正の整数であり、y'は、前記第2の過去の周期的なデータのために予約されている前記少なくとも1つの時間単位との前記第2の予め設定された時間関係を満たす前記時間単位の数であり、jは、Cresel-1より少ないか、又はそれに等しい自然数であり、Creselは、前記周期的なデータの予約数であり、Ssymbolは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の前記数を表し、Nsymbolは、1つのフレーム構造周期における前記時間単位の総数を表し、Prsvp_TXは、前記周期的なデータの予約周期を表し、前記周期的なデータの前記予約周期は、時間単位において測定され、Prsvp_RXは、前記第2の過去の周期的なデータの前記予約周期を表し、前記第2の過去の周期的なデータの前記予約周期は、時間単位において測定され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、請求項21に記載の通信装置。
  23. rsvp_RX/(K*Nsymbol)<1であり、かつ、n'-z'≦Nsymbol×Prsvp_RXである場合、Q=K/(Prsvp_RX/Nsymbol)であり、そうでない場合、Q=1であり、Kは正の整数である、請求項22に記載の通信装置。
  24. 前記第1時間領域インターバルは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、前記周期的なデータの予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの数との積として表され、
    前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、請求項15から23のいずれか一項に記載の通信装置。
  25. 前記周期的なデータの前記予約周期Prsvp_TXに含まれるシステムフレームの前記数が、前記周期的なデータの前記予約周期Prsvp_TXと、前記フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolとの間の比率として表される場合、前記第1時間領域インターバルは、P'rsvp_TX=[Ssymbol×Prsvp_TX/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、請求項24に記載の通信装置。
  26. 半永続スケジューリング(SPS)情報を決定するように構成される処理ユニットであって、前記SPS情報は、第1時間単位セット内の第1時間単位が、周期的なデータを送信するために第1端末デバイスに対して利用可能であることを示すために用いられ、
    前記SPS情報はSPS周期PSPSを有し、前記SPS周期PSPSは第1時間領域インターバルを決定するために用いられ、第1時間領域インターバルは、1つのフレーム構造周期におけるサイドリンク通信伝送のために利用可能な時間単位の数Ssymbolと、前記SPS周期PSPS及び前記フレーム構造周期における時間単位の総数Nsymbolの間の比率との積として表され、
    前記第1時間領域インターバル及び予約数Nは、前記第1時間単位セットから第2時間単位セットを決定するために用いられ、前記第2時間単位セット内の時間単位は、前記周期的なデータを送信するために前記第1端末デバイスにより用いられ、前記第2時間単位セットはN-1個の時間単位を有し、前記第2時間単位セット内の1番目の時間単位と、前記第1時間単位との間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の任意の2つの隣接する時間単位間の時間領域インターバルは前記第1時間領域インターバルであり、前記第2時間単位セット内の時間単位の数は、前記第1時間単位の数より多い、処理ユニットと、
    前記SPS情報を前記第1端末デバイスに送信するように構成される送信ユニットと
    を備える通信装置。
  27. 前記第1時間領域インターバルは、P'SPS=[Ssymbol×PSPS/Nsymbol]として表され、[]は、ラウンドアップ又はラウンドダウン演算を表す、請求項26に記載の通信装置。
  28. 前記第2時間単位セット内のM番目の時間単位と、前記第1時間単位との間の時間領域インターバルはM個の第1時間領域インターバルであり、Mは、N-1より少ないか、又はそれに等しい正の整数である、請求項26又は27に記載の通信装置。
  29. コンピュータによりプログラムが実行される場合、前記コンピュータに請求項1から14のいずれか一項に記載の通信方法を実行させるプログラム。
  30. 請求項15から25のいずれか一項に記載の通信装置と、請求項26から28のいずれか一項に記載の通信装置とを備える通信システム。
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