JP2023122329A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023122329000001
【課題】複数の基板の全てに対して均一な処理を行うことができる基板処理方法および基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板処理装置は、積層配列された複数の基板Wを一括して保持して処理液中に浸漬し、処理液および気泡を供給して基板Wの表面処理を行う。基板Wの積層配列において、抜けが生じているスロットにダミー基板DWを挿入する。ダミー基板DWを挿入した複数の基板Wの積層体に対して処理を行う。複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となり、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れおよび気泡の挙動等が均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、複数の基板に対して処理液によるエッチング等の表面処理を行う基板処理方法および基板処理装置に関する。処理対象となる基板には、例えば、半導体基板、液晶表示装置用基板、有機EL(electroluminescence)表示装置などに用いるflat panel display(FPD)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、または、太陽電池用基板などが含まれる。
従来より、半導体装置の製造工程では、半導体基板(以下、単に「基板」と称する)に対して種々の処理を行う基板処理装置が用いられている。そのような基板処理装置の1つとして、処理槽内に処理液を貯留し、その処理液中に複数の基板を一括して浸漬してエッチング処理等を行うバッチ式の基板処理装置が知られている。
特許文献1には、バッチ式の基板処理装置において、複数の基板を浸漬する処理槽の底部に処理液を供給する処理液供給部と気泡を供給する気泡供給部(バブラ)とを設けることが開示されている。処理液の供給に加えて気泡を処理液中に供給することにより、処理槽内における処理液の流速が速くなって基板の表面処理の効率が向上する。
特開2005-244162号公報
しかし、複数の基板を積層配列して処理槽内の処理液中に浸漬したときに、積層配列の中央部に含まれる基板の表面近傍における処理液および気泡の流れと、積層配列の最端部に位置する基板の表面近傍における処理液および気泡の流れとでは異なるものとなっていた。すなわち、積層配列の中央部と最端部とでは処理条件が異なっており、その結果複数の基板に対して不均一な処理が行われることとなっていた。
また、前工程での処理結果によっては複数の基板の積層配列から一部の基板が間引かれることもある。複数の基板の積層配列から一部の基板が抜けた状態で浸漬処理が行われたときにも、欠落位置近傍の基板とそれ以外の基板とで処理条件が異なることとなり、複数の基板に対する処理が不均一になっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の基板の全てに対して均一な処理を行うことができる基板処理方法および基板処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、複数の基板に対して処理液による表面処理を行う基板処理方法において、複数の基板の配列状態を検出する検出工程と、前記検出工程にて検出された前記複数の基板の配列状態に基づいて、前記複数の基板の並びに対してダミー基板を挿入する位置を特定する特定工程と、前記特定工程にて特定された位置にダミー基板を挿入した前記複数の基板を処理槽に貯留された処理液中に浸漬して前記複数の基板の表面処理を行う処理工程と、を備え、前記特定工程では、前記複数の基板のそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるようにダミー基板を挿入する位置を特定することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る基板処理方法において、前記検出工程は、前記複数の基板のそれぞれの向きを検知する工程と、前記複数の基板の配列間隔を検出する工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る基板処理方法において、前記特定工程では、前記複数の基板のいずれかの表面にダミー基板が対向配置されるようにダミー基板を挿入する位置を特定することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る基板処理方法において、前記特定工程では、前記複数の基板のそれぞれとダミー基板とが等間隔で配置されるようにダミー基板を挿入する位置を特定することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかの発明に係る基板処理方法において、前記処理工程は、前記処理槽内に処理液の流れを形成する工程と、前記処理槽に貯留された処理液中に気泡を供給する工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、複数の基板に対して処理液による表面処理を行う基板処理方法において、複数の基板のそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるように対向板を前記複数の基板に対して配置した状態で前記複数の基板をリフタに保持する保持工程と、前記リフタを昇降させて前記複数の基板を処理槽に貯留された処理液中に浸漬させて前記複数の基板の表面処理を行う処理工程と、を備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6の発明に係る基板処理方法において、前記対向板は、前記リフタに設けられた円形の背板を含むことを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項6または請求項7の発明に係る基板処理方法において、前記処理工程は、前記処理槽内に処理液の流れを形成する工程と、前記処理槽に貯留された処理液中に気泡を供給する工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項9の発明は、複数の基板に対して処理液による表面処理を行う基板処理装置において、処理液を貯留する処理槽と、前記処理槽内に処理液を供給する処理液供給部と、複数の基板を保持して昇降し、前記処理槽に貯留された処理液中に前記複数の基板を浸漬するリフタと、を備え、前記リフタは、前記複数の基板のそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるように対向板を前記複数の基板に対して配置した状態で前記複数の基板を保持することを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項9の発明に係る基板処理装置において、前記対向板は、前記リフタに設けられた円形の背板を含むことを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項9または請求項10の発明に係る基板処理装置において、前記対向板は、ダミー基板を含むことを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項9から請求項11のいずれかの発明に係る基板処理装置において、前記処理槽に貯留された処理液に気泡を供給する気泡供給部をさらに備えることを特徴とする。
請求項1から請求項5の発明によれば、複数の基板のそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるようにダミー基板を挿入する位置を特定するため、複数の基板の全てについて表面近傍における処理条件が均一となり、複数の基板の全てに対して均一な処理を行うことができる。
請求項6から請求項8の発明によれば、複数の基板のそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるように対向板を複数の基板に対して配置した状態で複数の基板を処理槽に貯留された処理液中に浸漬させるため、複数の基板の全てについて表面近傍における処理条件が均一となり、複数の基板の全てに対して均一な処理を行うことができる。
請求項9から請求項12の発明によれば、複数の基板のそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるように対向板を複数の基板に対して配置した状態で複数の基板を保持して処理液中に浸漬させるため、複数の基板の全てについて表面近傍における処理条件が均一となり、複数の基板の全てに対して均一な処理を行うことができる。
本発明に係る基板処理装置の全体構成を示す図解的な平面図である。 第1薬液槽の構成を示す図である。 リフタが上昇した状態を示す図である。 リフタが下降した状態を示す図である。 ノズル、分散板およびパンチングプレートを処理槽の底部から見た図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の基板処理装置における処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態におけるダミー基板挿入の一例を概念的に説明するための図である。 第1実施形態におけるダミー基板挿入の他の例を概念的に説明するための図である。 第2実施形態におけるダミー基板挿入の一例を概念的に説明するための図である。 第3実施形態のリフタの背板を示す図である。 第3実施形態のリフタに複数の基板が保持された状態を示す図である。 ダミー基板挿入の他の例を概念的に説明するための図である。 ダミー基板挿入の他の例を概念的に説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係る基板処理装置100の全体構成を示す図解的な平面図である。基板処理装置100は、複数枚の半導体ウェハーなどの基板Wに対して一括して処理液による表面処理を行うバッチ式の基板処理装置である。なお、図1および以降の各図においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数を誇張または簡略化して描いている。また、図1および以降の各図には、それらの方向関係を明確にするためZ軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を適宜付している。
基板処理装置100は、主として、ロードポート110、基板処理部120、主搬送ロボット130、搬出入機構140、枚葉ハンド150、移載機構160、および、水平搬送機構170を備える。また、基板処理装置100は、これら各機構の動作を制御する制御部70を備える。
ロードポート110は、平面視でほぼ長方形に形成された基板処理装置100の端部に設けられている。ロードポート110には、基板処理装置100で処理される複数枚の基板(以下、単に「基板」とする)Wを収容するキャリア111が載置される。未処理の基板Wを収容したキャリア111は無人搬送車(AGV、OHT)等によって搬送されてロードポート110に載置される。また、処理済みの基板Wを収容したキャリア111も無人搬送車によってロードポート110から持ち去られる。
キャリア111は、典型的には、基板Wを密閉空間に収納するFOUP(front opening unified pod)である。キャリア111は、その内部に形設された複数の保持棚によって複数の基板Wを水平姿勢(法線が鉛直方向に沿う姿勢)で鉛直方向(Z方向)に一定間隔で積層配列した状態で保持する。キャリア111の最大収容枚数は、25枚または50枚である。なお、キャリア111の形態としては、FOUPの他に、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや収納した基板Wを外気に曝すOC(open cassette)であっても良い。
基板処理装置100の本体部とロードポート110との境界部分には、センサ112およびポッドオープナー(図示省略)等が設けられている。ポッドオープナーは、ロードポート110に載置されたキャリア111の前面の蓋を開閉する。センサ112は、ポッドオープナーによって蓋が開かれたキャリア111の内部に収容されている基板Wの枚数および存在位置を光学的手法によって検出する。
基板処理部120は、基板Wに対して種々の表面処理を行う基板処理装置100の主要部である。基板処理部120は、基板処理装置100の内部にてX方向に沿って配列された複数の処理槽を備える。具体的には、基板処理装置100の(-X)側端部から順に、第1薬液槽121、第1リンス槽122、第2薬液槽123、第2リンス槽124および乾燥処理部125が配置される。第1薬液槽121および第2薬液槽123は、それぞれ、同種または異種の薬液を貯留し、その薬液中に複数の基板Wを一括して浸漬させてエッチング処理等の薬液処理を行う。また、第1リンス槽122および第2リンス槽124は、それぞれ、リンス液(典型的には純水)を貯留し、そのリンス液中に複数の基板Wを一括して浸漬させてリンス処理を行う。
本明細書においては、薬液槽およびリンス槽を総称して「処理槽」とする。処理槽は、処理液を貯留し、その処理液中に基板Wを浸漬させて表面処理を行うものである。本明細書において、「表面処理」とは薬液処理およびリンス処理を含む概念の用語である。また、本明細書において、「処理液」とは各種の薬液および純水を含む概念の用語である。薬液としては、例えば、エッチング処理を行うための液、または、パーティクルを除去するための液などが含まれ、具体的には、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)、SC-1液(水酸化アンモニウムと過酸化水素水と純水との混合溶液)、SC-2液(塩酸と過酸化水素水と純水との混合溶液)、または、リン酸などが用いられる。薬液は、純水によって希釈されたものも含む。
基板処理装置100においては、第1薬液槽121と第1リンス槽122とが対になっており、第2薬液槽123と第2リンス槽124とが対になっている。そして、第1薬液槽121と第1リンス槽122との対に専用の搬送機構である第1リフタ126、および、第2薬液槽123と第2リンス槽124との対に専用の搬送機構である第2リフタ127が設けられている。第1リフタ126は、第1薬液槽121と第1リンス槽122との間でX方向に沿って移動可能とされている。第2リフタ127は、第2薬液槽123と第2リンス槽124との間でX方向に沿って移動可能とされている。
第1リフタ126は、主搬送ロボット130から受け取った複数の基板Wを保持し、その基板Wを第1薬液槽121に貯留された薬液中に浸漬させる。薬液処理の終了後、第1リフタ126は、第1薬液槽121から基板Wを引き上げて第1リンス槽122に移送し、第1リンス槽122に貯留されたリンス液中に基板Wを浸漬させる。リンス処理終了後、第1リフタ126は、第1リンス槽122から基板Wを引き上げて主搬送ロボット130に渡す。
同様に、第2リフタ127は、主搬送ロボット130から受け取った複数の基板Wを保持し、その基板Wを第2薬液槽123に貯留された薬液中に浸漬させる。薬液処理の終了後、第2リフタ127は、第2薬液槽123から基板Wを引き上げて第2リンス槽124に移送し、第2リンス槽124に貯留されたリンス液中に基板Wを浸漬させる。リンス処理終了後、第2リフタ127は、第2リンス槽124から基板Wを引き上げて主搬送ロボット130に渡す。なお、処理槽の構成については後にさらに詳述する。
乾燥処理部125は、密閉された乾燥チャンバー内を大気圧未満に減圧する機構と、当該乾燥チャンバー内に有機溶剤(例えば、イソプロピルアルコール(IPA))を供給する機構とを備える。乾燥処理部125は、主搬送ロボット130から受け取った基板Wを乾燥チャンバー内に収容し、その乾燥チャンバー内を減圧雰囲気としつつ、基板Wに有機溶剤を供給して基板Wを乾燥させる。乾燥処理後の基板Wは主搬送ロボット130に受け渡される。
主搬送ロボット130は、水平搬送機構170から受け取った未処理の基板Wを第1薬液槽121から乾燥処理部125にかけて配列された基板処理部120に搬送する。また、主搬送ロボット130は、基板処理部120から受け取った処理済みの基板Wを水平搬送機構170に渡す。
主搬送ロボット130は、水平搬送機構170との基板受渡位置から第1薬液槽121に至る範囲でX方向に沿って水平移動可能に設けられている。また、主搬送ロボット130は、複数の基板Wを一括して把持する一対の基板チャック132を備えている。主搬送ロボット130は、一対の基板チャック132の間隔を狭めることにより複数の基板Wを一括して把持することができ、基板チャック132の間隔を拡げることにより把持状態を解除することができる。さらに、主搬送ロボット130は、一対の基板チャック132を昇降させる機構を備える。このような構成により、主搬送ロボット130は、水平搬送機構170に対して基板Wの受け渡しを行うことができるとともに、第1リフタ126および第2リフタ127とも基板Wの受け渡しを行うことができる。さらに、主搬送ロボット130は、乾燥処理部125に対しても基板Wの受け渡しを行うことができる。
搬出入機構140は、ロードポート110に載置されたキャリア111から基板処理装置100の内部に未処理の基板Wを搬入するとともに、基板処理装置100からキャリア111に処理済みの基板Wを搬出する。搬出入機構140は、それぞれが1枚の基板Wを保持可能なハンド要素を多段に積層してなるバッチハンド141を備える。バッチハンド141における複数のハンド要素の設置間隔は、キャリア111内における基板Wの配列間隔と同じである。また、搬出入機構140は、バッチハンド141をX方向に沿って水平移動させる機構と、バッチハンド141をY方向に沿った軸を中心に90°回動させる機構とを備える。
搬出入機構140は、X方向に沿って搬出入位置P1にまで移動してバッチハンド141をキャリア111内に進入させ、キャリア111内に積層配列した状態で収納されている複数の基板Wを一括して取り出して保持する。そして、搬出入機構140は、バッチハンド141に複数の基板Wを保持した状態でX方向に沿って移載位置P2にまで移動してからバッチハンド141をY方向に沿った軸を中心に90°回動させる。これにより、水平姿勢で積層配列されていた複数の基板Wが起立姿勢(法線が水平方向に沿う姿勢)に変換されることとなる。搬出入機構140はさらにX方向に沿って移動し、起立姿勢で積層配列されてバッチハンド141に保持された基板Wは搬出入機構140から移載機構160に渡される。
逆に、移載機構160からは起立姿勢で積層配列された状態で複数の基板Wが搬出入機構140に渡される。搬出入機構140は、起立姿勢で積層配列された基板Wを保持するバッチハンド141をY方向に沿った軸を中心に90°回動させる。これにより、起立姿勢で積層配列されていた複数の基板Wが水平姿勢に変換される。そして、搬出入機構140は、X方向に沿って搬出入位置P1にまで移動して基板Wを保持するバッチハンド141をキャリア111内に進入させ、基板Wをキャリア111に渡す。
移載機構160は、搬出入機構140と水平搬送機構170との間で基板Wを移載する。移載機構160は、起立姿勢で積層配列された複数の基板Wを一括して支持する一対の支持軸161を備える。また、移載機構160は、一対の支持軸161を昇降移動させる機構を備える。
移載機構160は、起立姿勢で積層配列された複数の基板Wを一対の支持軸161によって搬出入機構140から受け取る。そして、移載機構160は、搬出入機構140から受け取った基板Wを起立姿勢のまま水平搬送機構170に渡す。また、移載機構160は、起立姿勢で積層配列された複数の基板Wを水平搬送機構170から一対の支持軸161によって受け取り、その基板Wを搬出入機構140に渡す。
水平搬送機構170は、基板WをY方向に沿って水平搬送する機構と、基板WをZ方向に沿った軸を中心に90°回動させる機構とを備える。水平搬送機構170は、搬出入機構140から受け取った起立姿勢で積層配列された複数の基板WをZ方向に沿った軸を中心に90°回動させるとともに、その基板WをY方向に沿って搬送して主搬送ロボット130に渡す。また、水平搬送機構170は、主搬送ロボット130から受け取った起立姿勢で積層配列された複数の基板WをZ方向に沿った軸を中心に90°回動させるとともに、その基板WをY方向に沿って搬送して移載機構160に渡す。
また、本実施形態の基板処理装置100には、枚葉ハンド150およびストッカー155が設けられている。ストッカー155には、ダミー基板DWが収納されている。ダミー基板DWは、処理対象となる通常の基板Wと同様の円板形状のシリコンウェハーであり、基板Wと同様のサイズおよび形状を有する。但し、ダミー基板DWには、パターン形成や成膜はなされていない。すなわち、ダミー基板DWは、いわゆるベアウェハーである。枚葉ハンド150は、1枚のダミー基板DWを水平姿勢で保持する。また、枚葉ハンド150は、Y方向に沿った移動、Z方向に沿った昇降移動、および、X方向に沿った進退移動が可能に構成されている。
枚葉ハンド150は、ストッカー155から1枚のダミー基板DWを取り出して保持し、Y方向に沿って搬出入位置P1まで移動し、移載位置P2に位置している搬出入機構140と相対向する。そして、枚葉ハンド150は、X方向に沿って前進移動し、バッチハンド141を構成する複数のハンド要素のいずれかにダミー基板DWを渡す。
次に、基板処理部120に設けられた処理槽の構成について説明する。ここでは、処理槽として第1薬液槽121について説明するが、他の処理槽も同様の構成を備える。図2は、第1薬液槽121の構成を示す図である。第1薬液槽121は、処理液を貯留する処理槽10と、処理槽10に処理液を供給する処理液供給部30と、処理槽10から処理液を排出する排液部40と、処理槽10に貯留された処理液中に気泡を供給する気泡供給部50とを備える。
処理槽10は、石英等の耐薬性の材料により構成された貯留容器である。処理槽10は、処理液を貯留してその内部に基板Wを浸漬させる内槽11と、内槽11の上端外周部に形成された外槽12とを含む二重槽構造を有する。内槽11および外槽12はそれぞれ上向きに開いた上部開口を有する。外槽12の上縁の高さは、内槽11の上縁の高さよりも高い。内槽11の上端まで処理液が貯留されている状態で処理液供給部30から処理液がさらに供給されると、内槽11の上部から処理液が溢れて外槽12へとオーバーフローする。
第1リフタ126は、鉛直方向(Z方向)に延びる背板22と、背板22の下端から水平方向(Y方向)に延びる3本の保持棒21とを有する。各保持棒21には複数(例えば、52個)の保持溝が所定のピッチで刻設されている。複数の基板Wは、その周縁部を保持溝に嵌合させた状態で3本の保持棒21上に互いに所定間隔を隔てて平行に起立姿勢で保持される。
第1リフタ126は、第1薬液槽121において昇降移動を行う。図3および図4は、第1リフタ126の昇降動作を示す図である。第1リフタ126が上下に移動することにより、基板Wは図2の矢印AR2にて示すように、処理槽10の内部の浸漬位置(図4の位置)と、処理槽10の上方の引き上げ位置(図3の位置)との間で昇降移動される。処理槽10に処理液が貯留された状態で基板Wが浸漬位置に下降されることにより、当該処理液中に基板Wが浸漬されて表面処理が行われる。
図2に戻り、処理液供給部30は、ノズル31およびそれに処理液を送給する配管系を備える。ノズル31は、処理槽10の内槽11内の底部に配置される。ノズル31の直上にはノズル31に対向するように分散板15が設けられる。さらに、分散板15の上方にはパンチングプレート17が設けられている。
図5は、ノズル31、分散板15およびパンチングプレート17を処理槽10の底部から見た図である。処理液供給部30の配管32の先端部分(処理槽10内に延びる部分)が配管32aを構成する。配管32aの上側に複数のノズル31が形設される。各ノズル31は、配管32aに連通接続されている。複数のノズル31のそれぞれの上方に分散板15が設けられる。分散板15は、水平面に平行に設けられた円板形状の部材である。ノズル31は、分散板15に向かって、配管32aから鉛直上方に突設されている。分散板15のさらに上方には内槽11の水平断面の全体にパンチングプレート17が設けられる。パンチングプレート17の全面に複数の処理液孔17aが穿設されている。
配管32aに送給された処理液は、ノズル31から直上の分散板15に向けて吐出される。処理槽10に処理液が貯留されている状態でノズル31から上方に向けて処理液が吐出されると、その処理液の流れが分散板15に突き当たって液の圧力が分散され、処理液が分散板15の面に沿って水平方向に拡がる。そして、分散板15によって水平方向に拡がった処理液は、パンチングプレート17の複数の処理液孔17aから上昇して処理槽10内に下方から上方へと向かう層流を形成する。
図2に戻り、ノズル31に処理液を送給する配管系は、配管32にポンプ33、ヒータ34、フィルタ35、流量調整バルブ36およびバルブ37を備えて構成される。ポンプ33、ヒータ34、フィルタ35、流量調整バルブ36およびバルブ37は、この順番で配管32の上流から下流に向かって(外槽12から内槽11に向かって)配置される。
配管32の先端側は処理槽10内に延設されて配管32a(図5)を構成するとともに、配管32の基端側は外槽12に接続される。配管32は、外槽12から流れ出た処理液を再び内槽11に導く。すなわち、処理液供給部30は、処理槽10内の処理液を循環させるのである。ポンプ33は、外槽12から配管32に処理液を排出させるとともに、その処理液をノズル31に送り出す。ヒータ34は、配管32を流れる処理液を加熱する。処理液としてリン酸等を用いる場合には、ヒータ34によって処理液を加熱し、昇温した処理液を処理槽10に貯留する。
フィルタ35は、配管32を流れる処理液をろ過して不純物等を取り除く。流量調整バルブ36は、配管32を流れる処理液の流量を調整する。バルブ37は、配管32の流路を開閉する。ポンプ33を作動させつつバルブ37を開放することにより、外槽12から排出された処理液が配管32を流れてノズル31に送給され、その流量は流量調整バルブ36によって規定される。
薬液供給部80は、薬液供給源81、バルブ82、ノズル83および配管84を含む。配管84の先端側はノズル83に接続されるとともに、基端側は薬液供給源81に接続される。配管84の経路途中にバルブ82が設けられている。バルブ82が開放されると、薬液供給源81からノズル83に薬液が送給され、ノズル83から処理槽10の外槽12に向けて薬液が吐出される。薬液供給部80から外槽12に供給された薬液は処理液供給部30によって内槽11内に供給される。なお、薬液供給部80のノズル83は、内槽12に直接薬液を供給するようにしても良い。また、第1リンス槽122および第2リンス槽124には、薬液供給部80は設けられていない。
純水供給部90は、純水供給源91、バルブ92、ノズル93および配管94を含む。配管94の先端側はノズル93に接続されるとともに、基端側は純水供給源91に接続される。配管94の経路途中にバルブ92が設けられている。バルブ92が開放されると、純水供給源91からノズル93に純水が送給され、ノズル93から処理槽10の外槽12に向けて純水が吐出される。第1薬液槽121においては、純水供給部90が供給する純水は薬液の希釈液として機能する。薬液供給部80から処理槽10に薬液が供給されるとともに、純水供給部90から純水が供給されることにより、薬液が希釈されることとなる。
排液部40は、配管41およびバルブ45を含む。配管41の先端側は処理槽10の内槽11の底壁に接続される。配管41の経路途中にはバルブ45が設けられている。配管43の基端側は、基板処理装置1が設置される工場の排液設備に接続されている。バルブ45が開放されると、内槽11内に貯留されていた処理液が内槽11の底部から配管41に急速排出され、排液設備にて処理される。
気泡供給部50は、複数本の気泡供給管51(本実施形態では6本)およびそれらに気体を送給する配管系を備える。6本の気泡供給管51は、処理槽10の内槽11の内部において、パンチングプレート17の上方、かつ、第1リフタ126によって浸漬位置に保持された基板Wの下方に配置される。6本の気泡供給管51のそれぞれは長尺の管状部材である。各気泡供給管51には複数の気泡孔が穿設されている。6本の気泡供給管51のそれぞれは、処理槽10内に貯留されている処理液中に気泡孔から気体を吐出する。処理槽10に処理液が貯留された状態で6本の気泡供給管51から処理液中に気体を供給すると、その気体は気泡となって処理液中を上昇する。気泡供給部50が供給する気体は、例えば不活性ガスである。その不活性ガスは、例えば、窒素またはアルゴンである(本実施形態では窒素を使用)。
6本の気泡供給管51に気体を送給する配管系は、配管52、気体供給機構53および気体供給源54を含む。6本の気泡供給管51のそれぞれに1本の配管52の先端側が接続される。配管52の基端側は気体供給源54に接続されている。そして、配管52のそれぞれに気体供給機構53が設けられる。つまり、6本の気泡供給管51のそれぞれについて1個の気体供給機構53が設けられている。気体供給源54は、各配管52に気体を送り出す。気体供給機構53は、図示省略のマスフローコントローラおよび開閉バルブ等を備えており、配管52を介して気泡供給管51に気体を送給するとともに、その送給する気体の流量を調整する。
制御部70は、基板処理装置100に設けられた上記の種々の動作機構を制御する。図6は、制御部70の構成を示すブロック図である。制御部70のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。すなわち、制御部70は、各種演算処理を行う回路であるCPU、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAMおよび制御用ソフトウェアやデータなどを記憶しておく記憶部74(例えば、磁気ディスク)を備えている。制御部70のCPUが所定の処理プログラムを実行することによって基板処理装置100における処理が進行する。
制御部70は、挿入位置特定部71を備える。この挿入位置特定部71は、制御部70のCPUが所定の処理プログラムを実行することによって実現される機能処理部である。挿入位置特定部71の処理内容についてはさらに後述する。また、制御部70の記憶部74には、基板Wを処理する手順および条件を定めた処理レシピ75が記憶されている。処理レシピ75は、例えば、装置のオペレータが、後述する入力部72を介して入力して記憶部74に記憶させることによって、基板処理装置100に取得される。或いは、複数の基板処理装置100を管理するホストコンピュータから基板処理装置100に処理レシピ75が通信により引き渡されて記憶部74に記憶されても良い。
制御部70には、センサ112および枚葉ハンド150等の機構が電気的に接続されている。制御部70は、センサ112から検出結果を受信するとともに、枚葉ハンド150の動作を制御する。
また、制御部70には、表示部73および入力部72が接続されている。表示部73および入力部72は、基板処理装置100のユーザーインターフェイスとして機能する。制御部70は、表示部73に種々の情報を表示する。基板処理装置100のオペレータは、表示部73に表示された情報を確認しつつ、入力部72から種々のコマンドやパラメータを入力することができる。入力部72としては、例えばキーボードやマウスを用いることができる。表示部73としては、例えば液晶ディスプレイを用いることができる。本実施形態においては、表示部73および入力部72として、基板処理装置100の外壁に設けられた液晶のタッチパネルを採用して双方の機能を併せ持たせるようにしている。
次に、基板処理装置100における処理動作について説明する。図7は、第1実施形態の基板処理装置100における処理手順を示すフローチャートである。以下に示す処理手順は、制御部70が基板処理装置100の各動作機構を制御することによって進行する。
まず、未処理の基板Wを収納したキャリア111がロードポート110に載置されて基板Wが基板処理装置100に搬入される(ステップS1)。キャリア111内には、複数の基板Wが水平姿勢で積層配列された状態で収納されている。キャリア111がロードポート110に載置されると、そのキャリア111に付されたIDタグが図示省略の光学リーダによって読み取られ、キャリア111に収納されたロット(一組の複数の基板W)の識別番号が制御部70に伝達される。制御部70は、記憶部74に格納されている多数の処理レシピ75から当該ロットの識別番号に予め割り当てられている処理レシピ75を抽出する。
制御部70は、抽出した処理レシピ75に基づいて、キャリア111に収納されている複数の基板Wのそれぞれの向きを検知する(ステップS2)。基板Wの向きとは、表面がいずれを向いているかという情報である。例えば、複数の基板Wが水平姿勢で積層配列された状態においては、各基板Wの表面は上方または下方のいずれかに向いている。キャリア111に収納されている複数の基板Wのそれぞれの向きは処理レシピ75で指定されている。制御部70は、キャリア111に水平姿勢で積層配列されている複数の基板Wのそれぞれの表面が上方または下方のいずれを向いているかを処理レシピ75に基づいて検知するのである。なお、基板Wの表面とは、2つある主面のうちパターンや膜が形成されている面である。表面とは反対側の基板Wの主面は裏面となる。
また、キャリア111がロードポート110に載置された後、ポッドオープナーがキャリア111の前面の蓋を開く。そして、センサ112がキャリア111に収納されている複数の基板Wの配列間隔を検出する(ステップS3)。センサ112は、水平姿勢で積層配列されている複数の基板Wの配列間隔を光学的手法によって検出する。センサ112によって検出された基板Wの配列間隔に関する情報は制御部70に伝達される。
ステップS2における基板Wの向きの検知、および、ステップS3における基板Wの配列間隔の検出によって、制御部70はキャリア111に収納されている複数の基板Wの配列状態に関する2つの情報を取得することとなる。そして、制御部70の挿入位置特定部71は、検出された複数の基板Wの配列状態に関する2つの情報(向き情報および配列間隔情報)に基づいて、ダミー基板DWの挿入位置を特定する(ステップS4)。
図8は、第1実施形態におけるダミー基板挿入の一例を概念的に説明するための図である。図8の下方に示す凹凸の各凹部は1枚の基板Wを保持可能なスロットを示している。図8に示す複数のスロットは、例えば第1リフタ126の保持棒21に刻設された複数の保持溝等に対応している。また、図8において、短い矢印で示しているのは基板Wの表面である(以降、図9,10,12,13,14において同じ)。
図8に示す例においては、基本的には全てのスロットに対して順次に基板Wが保持されている。すなわち、隣り合う基板Wの基本間隔は1スロットである。このような例は、50枚のロットを処理する場合に対応している。但し、複数の基板Wの積層配列において、基板W11と基板W12との間からは1枚の基板Wが抜けている。同様に、基板W13と基板W14との間からも1枚の基板Wが抜けている。このような基板Wの抜けは、例えば基板処理装置100よりも前工程にて処理不良となった基板Wを取り除いた結果として生じる。
基板Wの抜けが生じることによって、基板W11と基板W12との間隔および基板W13と基板W14との間隔は2スロットとなる。すなわち、複数の基板Wの積層配列において、隣り合う基板Wの間隔は不均一となる。なお、このような隣り合う基板Wの間隔に関する情報はステップS3で取得されて制御部70に伝達される。また、それぞれの基板Wの表面の向きに関する情報はステップS2で取得される。
基板W11と基板W12との間隔および基板W13と基板W14との間隔が相対的に広くなることは、基板W11および基板W13の表面側に存在する空間の幅が他の基板Wの表面側に存在する空間の幅よりも広くなることを意味している。すなわち、当該他の基板Wの表面側に存在する空間の幅が1スロットであるのに対して、基板W11および基板W13の表面側に存在する空間の幅は2スロットとなる。
また、複数の基板Wの積層配列における最端部の基板W15についても表面側に存在する空間の幅が相対的に広くなっている。なお、基板W15とは反対側の最端部に位置する基板Wについては、表面側の隣り合う位置に基板Wが配置されているため、その表面側に存在する空間の幅は他の基板Wの表面側に存在する空間の幅と同じである(つまり、1スロット)。
このような間隔が不均一な状態で積層配列された複数の基板Wをそのまま基板処理部120にて処理すると、基板間の間隔が広いところでは処理液や気泡の流れが他とは異なることとなり、その結果不均一な処理が行われることとなる。このため、第1実施形態においては、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるように、挿入位置特定部71がダミー基板DWを挿入する位置を特定している。特に第1実施形態では、表面側に存在する空間の幅が相対的に広い基板Wの表面にダミー基板DWが対向配置されるように、挿入位置特定部71がダミー基板DWを挿入する位置を特定する。具体的には、基板W11の表面から1スロット隔てたスロットA、基板W13の表面から1スロット隔てたスロットB、および、基板W15の表面から1スロット隔てたスロットCがダミー基板DWの挿入位置として特定される。すなわち、第1実施形態では、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が1スロットとなるように、ダミー基板DWの挿入位置が特定されることとなる。なお、保持棒21には52個の保持溝が刻設されているため、50枚のロットであっても基板W15の表面から1スロット隔てたスロットCにダミー基板DWを保持させることは可能である。
ダミー基板DWの挿入位置が特定された後、搬出入機構140がキャリア111から複数の基板Wを取り出す。搬出入機構140は、搬出入位置P1に移動してバッチハンド141によってキャリア111に収容されている複数の基板Wを一括して受け取って保持する。そして、搬出入機構140は、バッチハンド141に複数の基板Wを保持した状態で移載位置P2に移動する。
一方、枚葉ハンド150は、ストッカー155からダミー基板DWを取り出して搬出入位置P1に移動し、移載位置P2に停止している搬出入機構140と相対向する。そして、枚葉ハンド150は、搬出入機構140が保持している複数の基板Wの積層配列に対してダミー基板DWを挿入する(ステップS5)。枚葉ハンド150は、ステップS4で特定されたスロットにダミー基板DWを挿入する。具体的には、枚葉ハンド150は、図8のスロットA、スロットBおよびスロットCにダミー基板DWを挿入する。なお、本明細書において、ダミー基板DWの挿入には、複数の基板Wの積層配列の端にダミー基板DWを配置することも含む。
ダミー基板DWが挿入された後、搬出入機構140は、ダミー基板DWが挿入された複数の基板W(以下、挿入されたダミー基板DWを含む複数の基板Wの積層配列を「基板Wの積層体」と称する)を水平姿勢から起立姿勢に姿勢変換する。起立姿勢とされた基板Wの積層体は搬出入機構140から移載機構160を介して水平搬送機構170に渡される。水平搬送機構170は、基板Wの積層体を主搬送ロボット130に渡す。そして、主搬送ロボット130は、基板Wの積層体を第1リフタ126(または第2リフタ127)に渡す。
第1薬液槽121においては、処理槽10の内槽11から外槽12へとオーバーフローし、外槽12から流れ出た処理液が内槽11に戻ることによって処理液が循環している。具体的には、外槽12から配管32に流れ出た処理液は、ポンプ33によってノズル31に送り出される。このとき、配管32を流れる処理液は必要に応じてヒータ34によって加熱される。また、配管32を流れる処理液の流量は流量調整バルブ36によって規定される。
ノズル31に送給された処理液は、ノズル31から内槽11内の上方に向けて吐出される。ノズル31から吐出された処理液は、分散板15に突き当たって分散板15の面に沿って水平方向に拡がる。分散板15によって水平方向に拡がった処理液は、パンチングプレート17に到達して複数の処理液孔17aを通過し、その処理液孔17aから上昇して上方へと向かう層流を内槽11内に形成する。内槽11の上端にまで到達した処理液は外槽12にオーバーフローして流れ込む。
処理槽10内に上昇する処理液の層流が形成されている状態で基板Wの積層体が処理液中に浸漬される。具体的には、基板Wの積層体を受け取った第1リフタ126が処理槽10上方の引き上げ位置から下降し、基板Wの積層体を処理槽10内の浸漬位置に下降させて処理液中に基板Wを浸漬させる。
処理槽10内に処理液の層流が形成されている状態で第1リフタ126によって基板Wの積層体が浸漬位置に保持されることにより、基板Wと基板Wとの間を処理液の層流が流れて基板Wの表面が処理液に曝されることとなり、基板Wの表面処理(本実施形態ではエッチング処理)が進行する(ステップS7)。
また、気泡供給部50は、気泡供給管51から処理槽10内の処理液中に気泡を供給する。分散板15およびパンチングプレート17によって形成される処理液の層流の流速は比較的低速なのであるが、供給された気泡が基板Wの表面に沿って処理液中を上昇することにより、処理液の流速が速くなる。基板Wの表面近傍における処理液の流速が速くなることにより、基板Wの表面処理効率が向上してエッチングレートを高めることが可能となる。
第1実施形態においては、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定(1スロット)となるように、ダミー基板DWが挿入されている。従って、複数の基板Wの全てについて表面側に存在する空間の幅が等しくなる。その結果、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れおよび気泡の挙動が均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができる。
所定時間のエッチング処理が終了した後、第1リフタ126が基板Wの積層体を第1薬液槽121から引き上げて第1リンス槽122に移送する。第1リンス槽122では、複数の基板Wに対するリンス処理が行われる。その後、主搬送ロボット130が基板Wの積層体を乾燥処理部125に搬送し、複数の基板Wの乾燥処理が行われる。乾燥処理の後、基板Wの積層体は、主搬送ロボット130から水平搬送機構170に渡され、さらに移載機構160を介して搬出入機構140に渡される。そして、搬出入機構140が複数の基板Wをキャリア111に収納して基板Wが搬出される(ステップS8)。
図9は、第1実施形態におけるダミー基板挿入の他の例を概念的に説明するための図である。図8の例では、全ての基板Wの表面の向きが同じであったが、図9の例では、隣り合う2枚の基板Wが一対となり、それら2枚の基板Wの表面が相対向するように積層配列されている。
図9に示す例においても、基本的には基板Wの表面側に存在する空間の幅は1スロットである。しかし、基板W21と対をなす基板Wおよび基板W22と対をなす基板Wが抜けている。このような基板Wの抜けが生じることによって、基板W21および基板W22の表面側に存在する空間の幅は2スロットとなる。すなわち、基板Wの表面側に存在する空間の幅が不均一となっている。
このため、図9に示す例では、基板W21の表面に対向してその表面から1スロット隔てたスロットD、および、基板W22の表面に対向してその表面から1スロット隔てたスロットEがダミー基板DWの挿入位置として特定され、スロットDおよびスロットEにダミー基板DWが挿入される。このようにしても、複数の基板Wの全てについて表面側に存在する空間の幅が等しくなり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができる。
要するに、第1実施形態においては、表面側に存在する空間の幅が1スロットよりも広い基板Wの表面にダミー基板DWが対向配置されるように、ダミー基板DWの挿入位置が特定される。その結果として複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定(1スロット)となる。これにより、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れおよび気泡の挙動等が均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができるのである。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態の基板処理装置の構成は第1実施形態と同じである。また、第2実施形態の基板処理装置における処理手順も第1実施形態と同様である。第2実施形態が第1実施形態と相違するのは、ダミー基板DWを挿入する態様である。
図10は、第2実施形態におけるダミー基板挿入の一例を概念的に説明するための図である。第1実施形態では基本的には全てのスロットに対して順次に基板Wが保持されていたが、第2実施形態においては隣り合う基板Wの基本間隔が複数スロット(図10の例では4スロット)である。すなわち、第2実施形態の基板Wの積層配列においては、基本的には4スロット毎に基板Wが保持されている。但し、基板W31の表面から4スロット隔てたスロットFの位置にあるべき基板Wが1枚抜けている。
このような基板Wの抜けが生じることによって、基板W31と基板W32との間隔が他の隣り合う基板Wの間隔よりも広くなって基板間隔が不均一となる。このため、第2実施形態においては、複数の基板Wのそれぞれとダミー基板DWとが等間隔で配置されるようにダミー基板DWを挿入する位置が特定される。具体的には、基板W31の表面から4スロット隔てたスロットFがダミー基板DWの挿入位置として特定され、スロットFにダミー基板DWが挿入される。これにより、複数の基板Wのそれぞれとダミー基板DWとは4スロット間隔で配置されることとなる。第2実施形態のようにしても、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるようにダミー基板DWの挿入位置が特定されることとなる。
第2実施形態においては、複数の基板Wのそれぞれとダミー基板DWとが等間隔で配置されるように、ダミー基板DWの挿入位置が特定される。その結果として複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定(4スロット)となる。これにより、第1実施形態と同様に、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れおよび気泡の挙動等が均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができるのである。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態の基板処理装置の全体構成は第1実施形態と概ね同じである。また、第3実施形態の基板処理装置における処理内容も第1実施形態と概ね同様である。第3実施形態においては、基板処理装置の構造物の一部をダミー基板DWの代わりに用いている。
図11は、第3実施形態の第1リフタ126(または第2リフタ127)の背板222を示す図である。第3実施形態の背板222の一部には円形板223が形成されている。円形板223は、基板Wと同じ直径の円形に形成されている。リフタの背板222を除く残余の基板処理装置の構成は第1実施形態と同様である。
図12は、第3実施形態の第1リフタ126に複数の基板Wが保持された状態を示す図である。図12に示す例においては、複数の基板Wが等間隔(1スロット間隔)で第1リフタ126の保持棒21に保持されている。すなわち、ほとんどの基板Wの表面側には1スロット隔てて隣り合う基板Wが保持されている。但し、複数の基板Wの積層配列における最端部の基板W41については表面側に隣り合う基板Wが存在しない。
このため、第3実施形態においては、背板222の一部に基板Wと同じ形状およびサイズの円形板223を形成している。そして、最端部の基板W41と円形板223とが対向するように、具体的には基板W41と円形板223との間隔が他の隣り合う基板Wの間隔と同じ(1スロット分)となるように、複数の基板Wを保持している。これにより、複数の基板Wの全てについて表面側に存在する空間の幅が等しくなる。
第3実施形態においては、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定(1スロット)となるように対向板を配置した状態で複数の基板Wを第1リフタ126に保持している。ここでの対向板は、基板処理装置の構造物の一部である円形板223である。第3実施形態のようにしても、複数の基板Wの全てについて表面側に存在する空間の幅が等しくなるため、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れおよび気泡の挙動等が均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができる。
<変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この発明はその趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記各実施形態においては、複数の基板Wが規則的に配列されていたが、複数の基板Wが不規則に配列されていても本発明に係る技術を適用することができる。図13は、ダミー基板挿入の他の例を概念的に説明するための図である。図13の例では、複数の基板Wが不規則な間隔で積層配列されている。複数の基板Wが不規則に配列されているため、第2実施形態のように複数の基板Wのそれぞれとダミー基板DWとを等間隔で配置することは不可能である。このため、図13に示す例では、全ての基板Wの表面に対向してその表面から1スロット隔てたスロットがダミー基板DWの挿入位置として特定される。このようにしても、複数の基板Wの全ての表面にダミー基板DWが対向配置されることとなり、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定(1スロット)となる。その結果、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れおよび気泡の挙動等が均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができる。
また、第2実施形態においては、複数の基板Wのそれぞれとダミー基板DWとが等間隔で配置されるようにしていたが、これに代えて複数の基板Wのそれぞれの表面にダミー基板DWを対向配置するようにしても良い。図14は、ダミー基板挿入の他の例を概念的に説明するための図である。図14の基板Wの積層配列は、第2実施形態の基板Wの積層配列(図10)と同じである。図10では複数の基板Wのそれぞれとダミー基板DWとが等間隔で配置されるようにダミー基板DWを挿入していたが、図14に示す例では、全ての基板Wの表面に対向してその表面から1スロット隔てたスロットがダミー基板DWの挿入位置として特定される。このようにしても、複数の基板Wの全ての表面にダミー基板DWが対向配置されることとなり、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定(1スロット)となる。その結果、第2実施形態と同様に、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れおよび気泡の挙動等が均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができる。
また、第3実施形態において、第1,2実施形態と同様に、複数の基板Wの並びに対してダミー基板DWを挿入するようにしても良い。この場合、円形板223に加えてダミー基板DWも対向板として機能することとなる。すなわち、「対向板」とは、基板処理装置の構造物の一部である円形板223およびダミー基板DWの双方を含む概念の用語である。そして、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるように対向板を配置した状態で複数の基板Wを第1リフタ126に保持することにより、複数の基板Wの全てについて表面側に存在する空間の幅が等しくなる。その結果、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れおよび気泡の挙動等が均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができる。
また、第2実施形態においては、4スロット間隔で複数の基板Wが配列されていたが、これに限定されるものではなく、他の間隔、例えば2スロット間隔で複数の基板Wが配列されていても良い。このような例は、25枚のロットを処理する場合に対応している。2スロット間隔で複数の基板Wが配列されている場合であっても、第2実施形態と同様に、複数の基板Wのそれぞれとダミー基板DWとが等間隔で配置されるようにダミー基板DWを挿入すれば、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定(2スロット)となる。或いは、全ての基板Wの表面に対向してその表面から1スロット隔てたスロットにダミー基板DWを挿入するようにしても良い。このようにすれば、複数の基板Wの全ての表面にダミー基板DWが対向配置されることとなり、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定(1スロット)となる。いずれの手法であっても、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れおよび気泡の挙動等が均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができる。
また、上記各実施形態においては要するに必要なスロットのみにダミー基板DWを挿入するようにしていたが、空いている全てのスロットにダミー基板DWを挿入するようにしても良い。このようにしても、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅が確実に一定(1スロット)となる。その結果、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れおよび気泡の挙動等が均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができる。
また、上記各実施形態において、気泡の供給は必須ではない。気泡を供給しない場合であっても、複数の基板Wのそれぞれの表面側に存在する空間の幅を一定にすることにより、複数の基板Wの全てについて表面近傍における処理液の流れが均一となり、複数の基板Wの全てに対して均一な処理を行うことができる。
10 処理槽
30 処理液供給部
50 気泡供給部
70 制御部
100 基板処理装置
110 ロードポート
111 キャリア
112 センサ
120 基板処理部
121 第1薬液槽
122 第1リンス槽
123 第2薬液槽
124 第2リンス槽
125 乾燥処理部
126 第1リフタ
127 第2リフタ
130 主搬送ロボット
140 搬出入機構
150 枚葉ハンド
160 移載機構
170 水平搬送機構
DW ダミー基板
W 基板

Claims (12)

  1. 複数の基板に対して処理液による表面処理を行う基板処理方法であって、
    複数の基板の配列状態を検出する検出工程と、
    前記検出工程にて検出された前記複数の基板の配列状態に基づいて、前記複数の基板の並びに対してダミー基板を挿入する位置を特定する特定工程と、
    前記特定工程にて特定された位置にダミー基板を挿入した前記複数の基板を処理槽に貯留された処理液中に浸漬して前記複数の基板の表面処理を行う処理工程と、
    を備え、
    前記特定工程では、前記複数の基板のそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるようにダミー基板を挿入する位置を特定することを特徴とする基板処理方法。
  2. 請求項1記載の基板処理方法において、
    前記検出工程は、
    前記複数の基板のそれぞれの向きを検知する工程と、
    前記複数の基板の配列間隔を検出する工程と、
    を含むことを特徴とする基板処理方法。
  3. 請求項1または請求項2記載の基板処理方法において、
    前記特定工程では、前記複数の基板のいずれかの表面にダミー基板が対向配置されるようにダミー基板を挿入する位置を特定することを特徴とする基板処理方法。
  4. 請求項1または請求項2記載の基板処理方法において、
    前記特定工程では、前記複数の基板のそれぞれとダミー基板とが等間隔で配置されるようにダミー基板を挿入する位置を特定することを特徴とする基板処理方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の基板処理方法において、
    前記処理工程は、
    前記処理槽内に処理液の流れを形成する工程と、
    前記処理槽に貯留された処理液中に気泡を供給する工程と、
    を含むことを特徴とする基板処理方法。
  6. 複数の基板に対して処理液による表面処理を行う基板処理方法であって、
    複数の基板のそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるように対向板を前記複数の基板に対して配置した状態で前記複数の基板をリフタに保持する保持工程と、
    前記リフタを昇降させて前記複数の基板を処理槽に貯留された処理液中に浸漬させて前記複数の基板の表面処理を行う処理工程と、
    を備えることを特徴とする基板処理方法。
  7. 請求項6記載の基板処理方法において、
    前記対向板は、前記リフタに設けられた円形の背板を含むことを特徴とする基板処理方法。
  8. 請求項6または請求項7記載の基板処理方法において、
    前記処理工程は、
    前記処理槽内に処理液の流れを形成する工程と、
    前記処理槽に貯留された処理液中に気泡を供給する工程と、
    を含むことを特徴とする基板処理方法。
  9. 複数の基板に対して処理液による表面処理を行う基板処理装置であって、
    処理液を貯留する処理槽と、
    前記処理槽内に処理液を供給する処理液供給部と、
    複数の基板を保持して昇降し、前記処理槽に貯留された処理液中に前記複数の基板を浸漬するリフタと、
    を備え、
    前記リフタは、前記複数の基板のそれぞれの表面側に存在する空間の幅が一定となるように対向板を前記複数の基板に対して配置した状態で前記複数の基板を保持することを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項9記載の基板処理装置において、
    前記対向板は、前記リフタに設けられた円形の背板を含むことを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項9または請求項10記載の基板処理装置において、
    前記対向板は、ダミー基板を含むことを特徴とする基板処理装置。
  12. 請求項9から請求項11のいずれかに記載の基板処理装置において、
    前記処理槽に貯留された処理液に気泡を供給する気泡供給部をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
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