JP2023119861A - 内視鏡用穿刺針ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】感染性を有するウイルスを含み希少で高価なウイルス製剤を無駄にすることなく、計画された投与量を腫瘍局所へ適切に投与できる内視鏡用穿刺針ユニットを提供する。【解決手段】ウイルス製剤を腫瘍局所へ投与するための内視鏡用穿刺針ユニットであって、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されるシースと、シースに内挿され、先端部が穿刺針に加工されカヌラと、シースの基端部であるシース基端部およびカヌラの基端部であるカヌラ基端部を支持すると共に、ウイルス製剤を貯留するシリンジを装着可能なグリップ部とを備え、カヌラは、シリンジの接続基に直接的に装着される装着部からウイルス製剤を吐出する穿刺針まで一体的に形成されて死腔が少ない。【選択図】図1

Description

本発明は、ウイルス製剤を腫瘍局所へ投与するための内視鏡用穿刺針ユニットに関する。
本発明者らは、遺伝子工学的に単純ヘルペスウイルス(HSV)のゲノムを改変することにより、がん細胞でのみ増殖し正常組織を傷害しない遺伝子組換えHSVをがん治療用ウイルスとして作製し、このがん治療用ウイルスで直接がん細胞を破壊するウイルス療法の開発研究を行っている。
ウイルス療法をより具体的に説明すると、増殖型のがん治療用ウイルスをがん(腫瘍)細胞に感染させ、ウイルス複製に伴うウイルスそのものの直接的な殺細胞効果によりがんの治癒を図る方法である。遺伝子組換えによりがん細胞でのみ選択的に複製するように工夫された増殖型のがん治療用ウイルスは、がん細胞に感染すると複製し、その過程で宿主のがん細胞を死滅させる。複製したがん治療用ウイルスは周囲に散らばって再びがん細胞に感染し、その後、複製→細胞死→感染を繰り返して抗腫瘍効果を現す。一方、正常細胞に感染したがん治療用ウイルスは複製しないため、正常組織には害が生じない。また腫瘍内でのウイルス増殖は、特異的抗腫瘍免疫を誘導する。従って、ウイルス複製による直接的殺細胞効果と、特異的抗腫瘍免疫の惹起により、特定の治療遺伝子の発現なしにがんを治癒させることが可能で、新しいがん治療法として高い効果が期待できる。
そこで、本発明者らは、ウイルス療法を脳腫瘍の治療に適用するため、定位脳手術を行い、病変部を生検し、その病変部にがん治療用ウイルスを含むウイルス製剤を投与するためのニードル装置を開発した(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-80943号公報
一般的な内視鏡用の穿刺針ユニットは、上記のニードル装置を含め、薬液を輸送するカヌラの基端部と薬液を供給するシリンジとの間に空間が存在する。具体的には、カヌラを接続しシリンジを受容する接続部の内部空間であり、シリンジから供給される薬液は、カヌラの内腔に到達するまでに、一端この内部空間を満たす必要があった。また、一般的な穿刺針ユニットにおいては、穿刺針とカヌラを別体として、カヌラを樹脂チューブで成形する場合もあるが、このような場合にはチューブの内腔が大きくなり、患部へ投与するよりもかなり多くの薬液を必要としていた。本発明者らが進めるウイルス療法の開発研究において、腫瘍局所へ投与するウイルス製剤は非常に希少で高価であり、また製剤に含まれるウイルスは感染性を有し一般の薬剤とは異なる接着性を有するため、穿刺針ユニットに残留する残留量を極力減らし、カヌラ内腔での吸着量を極力減らして、必要とするウイルス製剤を含む薬液の薬液量を腫瘍局所へ投与する投与量にできるだけ近づけたい。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、希少で高価なウイルス製剤を無駄にすることなく、計画された投与量を腫瘍局所へ適切に投与できる内視鏡用穿刺針ユニットを提供するものである。
本発明の一態様における内視鏡用穿刺針ユニットは、ウイルス製剤を腫瘍局所へ投与するための穿刺針ユニットであって、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されるシースと、シースに内挿され、先端部が穿刺針に加工されたカヌラと、シースの基端部であるシース基端部およびカヌラの基端部であるカヌラ基端部を支持すると共に、ウイルス製剤を貯留するシリンジを装着可能なグリップ部とを備え、カヌラは、シリンジの接続基に直接的に装着される装着部からウイルス製剤を吐出する穿刺針まで一体的に形成されている。このように構成された内視鏡用穿刺針ユニットによれば、シースの内腔を細径化できると共に、従来必要とされたシリンジとカヌラの間の空間を省けるので、ウイルス製剤が穿刺針ユニットに残留する残留量を極力減らすことができる。
また、上記の内視鏡用穿刺針ユニットにおいて、カヌラの内腔直径は、0.2mm以上1.0mm以下であり、全長は、例えば消化管内視鏡と共に用いる場合には1.5m以上2.6m以下であることが好ましく、気管支鏡と共に用いる場合には0.6m以上1.0m以下であることが好ましい。カヌラ内腔に残留する薬液量を極力減らすこと、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通する用途に適すること、医師の操作に応じて穿刺針から薬液を円滑に投与できることの各要請を、バランスよく実現するように本発明者らが試行錯誤を繰り返した結果、このような条件を満たせばよいとの知見が得られた。
また、上記の内視鏡用穿刺針ユニットにおいて、カヌラの素材はステンレスであるとよい。カヌラをステンレスで形成することにより、一般的な薬剤より接着性の高いウイルスでも内腔に吸着しにくく、必要とするウイルス製剤量の削減に寄与する。このとき、シースの素材はフッ素樹脂であるとよい。シースをフッ素樹脂で形成すれば内視鏡の鉗子チャンネルに挿通しやすく、カヌラをステンレスで形成すれば内腔を細径化しやすい上に可撓性にも優れる。また、このような素材の組み合わせは、カヌラがシース内を進退する場合の摺動性にもよい。
また、上記の内視鏡用穿刺針ユニットにおいて、グリップ部は、シース基端部を支持する固定部と、カヌラ基端部を支持すると共にカヌラのシースに対する内挿方向へ沿って固定部に対して進退可能な可動部とを有し、穿刺針は、固定部に対して可動部が進退されることにより、シースの開口先端部から突出または開口先端部に収容されるように構成してもよい。このような構成により、例えば、内視鏡の鉗子チャンネルへ挿通するときには穿刺針を収容することで引掛かりを防いだり、腫瘍局所へ近づいたら穿刺針を突出させることで他の組織の損傷を防いだりすることができる。このとき、グリップ部は、開口先端部から突出する穿刺針の突出量を段階的に変化させる突出量調整機構を有するように構成してもよい。突出量を段階的に変化させることができれば、操作する医師は穿刺針の突出量を直感的に把握することができる。また、穿刺針は、シースへの内挿方向に対して湾曲するように形成してもよい。穿刺針を湾曲させることにより、カヌラをシース内へ挿通しやすくなる。
本発明により、希少で高価なウイルス製剤を無駄にすることなく、計画された投与量を腫瘍局所へ適切に投与できる内視鏡用穿刺針ユニットを提供することができる。
本実施形態に係る穿刺針ユニットの正面図である。 穿刺針ユニットの断面図である。 グリップ部の操作に対する穿刺針の進退を説明する図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。また、各図において、同一又は同様の構成を有する構造物が複数存在する場合には、煩雑となることを回避するため、一部に符号を付し、他に同一符号を付すことを省く場合がある。
図1は、本実施形態に係る内視鏡用の穿刺針ユニット100の正面図である。本実施形態に係る穿刺針ユニット100は、ウイルス製剤に含まれるがん治療用ウイルスをがん細胞に感染させてその殺細胞効果によりがんの治癒を図るウイルス療法において、ウイルス製剤を対象とする腫瘍局所へ投与するために用いることを想定している。
穿刺針ユニット100は、主に、グリップ部110、シース120、カヌラ130によって構成される。グリップ部110は、医師が把持する把持部である。グリップ部110は、全体的には鉛筆形状を成すと共に、指掛かり等のためのいくつかのフランジを有する。グリップ部110は、例えばポリカーボネート樹脂で形成されている。
シース120は、グリップ部110の先端から延出し、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通される外筒チューブである。シース120は、例えばフッ素樹脂で形成されている。フッ素樹脂は一般的に摩擦係数が小さいので、医師は、シース120を内視鏡の鉗子チャンネルへ容易に挿通することができる。本実施形態においては、シース120の外径を1.46mm、内径を0.86mmとしている。
カヌラ130は、シース120に内挿される内筒チューブであり、その内腔は、ウイルス製剤を輸送する機能を担う。カヌラ130は、例えばステンレスで形成されている。ステンレス素材はフッ素樹脂に対する滑り性がよく、シース120の内腔にカヌラ130を挿通しやすく、また、挿通されたカヌラ130を進退させやすい。また、外径を細径化した場合には可撓性に優れ、シース120の湾曲に対して良好に随伴する。また、ステンレス素材は加工性に優れるので、内腔を細径化しやすい。本実施形態においては、カヌラ130の外径を0.55mm、内径を0.38mmとしている。
カヌラ130は、腫瘍局所へ繰り出される先端部が穿刺針131に加工されている。穿刺針131は、カヌラ130の内腔を輸送されてきたウイルス製剤を吐出する。また、カヌラ130のうち穿刺針131が設けられた先端側とは反対の基端側の端は、後述するシリンジの接続基に直接的に装着される装着部132として機能する。装着部132は、シリンジの接続基に装着しやすいように端面加工が施されていたり、キャップが設けられたりしてもよい。
図1においては、カヌラ130のうち、シース120の内部およびグリップ部110の内部に位置する部分を点線で示している。図からも理解されるように、カヌラ130は、穿刺針131に加工された先端側から装着部132として機能する基端側まで一体的に形成されている。カヌラ130の基端部は、グリップ部110によって支持されている。内視鏡を用いた腫瘍内投与、特に胃カメラや大腸ファイバーのような消化管内視鏡を用いた投与を想定すると、カヌラ130の全長は、1.5m以上2.6m以下であることが好ましく、気管支鏡を用いた投与を想定すると、0.6m以上1.0m以下であることが好ましい。このような条件のもと、カヌラ130の内腔に残留するウイルス製剤を極小化しつつ、医師の操作に応じて穿刺針131からウイルス製剤を円滑に吐出させようとすると、本発明者らが実施した試行錯誤により、カヌラ130の内腔直径は、0.2mm以上1.0mm以下であることが好ましいとの結果を得た。
図2は、穿刺針ユニット100の断面図である。具体的には、図1に示すカヌラ130の中心線を含むyz平面で切断した断面図であり、主にグリップ部110周辺の様子を示すものである。
本実施形態においてグリップ部110は、主に、固定部140、可動部150、ホルダ管160によって構成されている。固定部140は、シース120の基端側の端であるシース基端部121を支持する。具体的には、シース基端部121を圧入するための圧入スリット141が固定部140の先端側に設けられており、シース基端部121は、圧入スリット141に圧入されることにより、固定部140に固定されている。シース120に内挿されているカヌラ130は、シース基端部121からさらに固定部140の内部を基端側へ延伸している。
可動部150は、カヌラ130の基端部を支持すると共に、固定部140に対してカヌラ130のシース120に対する内挿方向へ沿って進退可能に構成されている。具体的には、まず、カヌラ130の基端部は、ステンレスから成るホルダ管160に挿通され、その両端がゴム栓161で封塞されることによりホルダ管160に固定されている。ホルダ管160は、可動部150の内腔の一部として設けられた嵌挿孔154に嵌挿されることにより、可動部150に固定されている。このようにホルダ管160を介在させることにより、細いカヌラ130に過剰な負荷がかからないように、カヌラ130を可動部150に確実に固定している。
ホルダ管160は、固定部140の内腔の一部として設けられた第1内筒部145まで到達しており、その外周面が第1内筒部145の内周面にガイドされることにより、可動部150が固定部140に対して進退することができる。また、第1内筒部145の内周面にはOリング142が装着されており、Oリング142がホルダ管160の外周面と遊嵌することにより、可動部150の不用意な進退を防いでいる。
嵌挿孔154の基端側はシリンジ収容部155と連通しており、シリンジ収容部155の端は可動部150の基端側開口を形成している。ウイルス製剤300が貯留されたシリンジ200は、当該基端側開口からシリンジ収容部155に内挿されて装着され、その接続基201は、ホルダ管160から若干突出するように設けられたカヌラ130の装着部132に装着される。ウイルス製剤300は、不図示のプランジャによって押圧されると、装着部132を介して直接的にカヌラ130の内腔へ供給される。
可動部150は、嵌挿孔154が内部に設けられている胴部151から先端側へ向かって伸延する2つの伸延部152を有する。伸延部152は、薄板状の片持梁であり、その先端には外周方向へ向かって突出する突起153が設けられている。また、固定部140は、第1内筒部145に連通し、第1内筒部145よりも大きな径を有する第2内筒部146を有する。第2内筒部146の端は固定部140の基端側開口を形成している。第2内筒部146の内径は、可動部150の胴部151の外径よりもやや大きく形成されており、可動部150が固定部140に対して進退するときには、突起153が第2内筒部146の内周面と接触する。
第2内筒部146の内壁には、一方の伸延部152の伸延方向に沿って、3つのスライド孔143(第1孔143a、第2孔143b、第3孔143c)が設けられている。可動部150が固定部140に対して進退(スライド)された場合に、スライド孔143に対向する一方の突起153がいずれかのスライド孔143に嵌入すると、可動部150はその位置で仮固定される。医師が一定の力を加えると突起153はスライド孔143から脱出し、再度可動部150を進退させることができる。カヌラ130は、ホルダ管160を介して可動部150に固定されているので、可動部150が固定部140に対して進退されると、固定部140に固定されているシース120の内部を進退することになる。
図3は、グリップ部110の操作に対する穿刺針131の進退を説明する図である。具体的には、固定部140に対して互いに異なる位置に進退された可動部150の様子と、その時の穿刺針131の様子をそれぞれ示すものであり、穿刺針131の様子は、グリップ部110の様子に比べて拡大して示している。
図3(a)は、突起153がスライド孔143のうちの第1孔143aに嵌入したときの様子を示す。このとき、穿刺針131は、シース120の開口先端部122から大きく突出する。本実施形態においては、突出量が10mmとなるように設計されている。
図3(b)は、突起153がスライド孔143のうちの第2孔143bに嵌入したときの様子を示す。このとき、穿刺針131は、シース120の開口先端部122から少し突出する。本実施形態においては、突出量が5mmとなるように設計されている。
図3(c)は、突起153がスライド孔143のうちの第3孔143cに嵌入したときの様子を示す。このとき、穿刺針131は、シース120の開口先端部122からは突出せず、シース120内に収容された状態となる。
このように、スライド孔143と伸延部152に設けられた突起153は、開口先端部122から突出する穿刺針131の突出量を段階的に変化させる突出量調整機構として機能する。例えば上述のように、突出量を5mmと10mmの2段階に設定することにより、ウイルス製剤を投与する腫瘍局所の状態に応じて適切な突出量を選択することができる。また、このような突出量調整機構によれば、操作する医師は穿刺針131の突出量を直感的に把握することができる。また、穿刺針131をシース120の内部に収容できるので、例えば、内視鏡の鉗子チャンネルへシース120を挿通するときに引掛かりを防いだり、腫瘍局所近傍で周辺組織の損傷を防いだりすることができる。
また、本実施形態においては、図示するように、穿刺針131はシース120に対するカヌラ130の内挿方向に対して若干湾曲させている。このように湾曲させることにより、カヌラ130をシース120内へ挿通しやすくしている。
以上説明した穿刺針ユニット100は、消化器腫瘍や呼吸器腫瘍の治療に適用することを想定するものであったが、消化器腫瘍や呼吸器腫瘍に限らず他の腫瘍に対してもウイルス療法が有効な場合には応用可能である。シース120やカヌラ130の内腔径や、穿刺針131の突出量などは、それぞれの用途に合わせて適宜調整すればよい。
100…穿刺針ユニット、110…グリップ部、120…シース、121…シース基端部、122…開口先端部、130…カヌラ、131…穿刺針、132…装着部、140…固定部、141…圧入スリット、142…Oリング、143…スライド孔、145…第1内筒部、146…第2内筒部、150…可動部、151…胴部、152…伸延部、153…突起、154…嵌挿孔、155…シリンジ収容部、160…ホルダ管、161…ゴム栓、200…シリンジ、201…接続基、300…ウイルス製剤

Claims (8)

  1. ウイルス製剤を腫瘍局所へ投与するための内視鏡用穿刺針ユニットであって、
    内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されるシースと、
    前記シースに内挿され、先端部が穿刺針に加工されたカヌラと、
    前記シースの基端部であるシース基端部および前記カヌラの基端部であるカヌラ基端部を支持すると共に、前記ウイルス製剤を貯留するシリンジを装着可能なグリップ部と
    を備え、
    前記カヌラは、前記シリンジの接続基に直接的に装着される装着部から前記ウイルス製剤を吐出する前記穿刺針まで一体的に形成されている内視鏡用穿刺針ユニット。
  2. 前記カヌラの内腔直径は、0.2mm以上1.0mm以下であり、全長は1.5m以上2.6m以下である、消化管内視鏡と共に用いる請求項1に記載の内視鏡用穿刺針ユニット。
  3. 前記カヌラの内腔直径は、0.2mm以上1.0mm以下であり、全長は0.6m以上1.0m以下である、気管支鏡と共に用いる請求項1に記載の内視鏡用穿刺針ユニット。
  4. 前記カヌラの素材はステンレスである請求項1または2に記載の内視鏡用穿刺針ユニット。
  5. 前記シースの素材はフッ素樹脂である請求項4に記載の内視鏡用穿刺針ユニット。
  6. 前記グリップ部は、前記シース基端部を支持する固定部と、前記カヌラ基端部を支持すると共に前記カヌラの前記シースに対する内挿方向へ沿って前記固定部に対して進退可能な可動部とを有し、
    前記穿刺針は、前記固定部に対して前記可動部が進退されることにより、前記シースの開口先端部から突出または前記開口先端部に収容される請求項1から5のいずれか1項に記載の内視鏡用穿刺針ユニット。
  7. 前記グリップ部は、前記開口先端部から突出する前記穿刺針の突出量を段階的に変化させる突出量調整機構を有する請求項6に記載の内視鏡用穿刺針ユニット。
  8. 前記穿刺針は、前記内挿方向に対して湾曲している請求項6または7に記載の内視鏡用穿刺針ユニット。
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