JP2023119329A - ベーン型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダ部の内周面とロータの外周面との最接近部の近傍にシール部材が設けられたベーン型圧縮機において、圧縮機の動力増大とシール部材の摩耗とを抑える。【解決手段】駆動軸11と一体回転可能なロータ19に形成された複数のベーン溝19bには、ベーン21が出没可能に設けられるともに、ベーン21と一対の区画壁によって背圧室23が区画される。シリンダブロック5の内周面5aにおけるロータ19の外周面19aとの最接近部の近傍に、ロータ19の外周面19a及びベーン21の先端面21aに摺接するシール部材41a、41bが設けられる。圧縮室25を区画する一対の区画壁のうちの少なくとも一方には、背圧室23の圧力を抜くダンパ室43a、43bが凹設される。ダンパ室43a、43bは、ロータ19の回転中にシール部材41a、41bに摺接しているベーン21によって区画された背圧室23に対向する。【選択図】図3

Description

本発明はベーン型圧縮機に関する。
特許文献1に従来のベーン型圧縮機が開示されている。このベーン型圧縮機は、駆動軸と、ハウジングと、ロータと、複数のベーンとを備えている。
ハウジングは、冷媒を吸入する吸入口と、内部に設けられた吐出室から冷媒を吐出する吐出口とを備える。また、ハウジングは、筒状のシリンダ部と、このシリンダ部における駆動軸の軸方向の両端を閉塞して駆動軸を支持する一対の区画壁とを有する。
ロータは、シリンダ部内において駆動軸と一体回転可能に設けられている。ロータには複数のベーン溝が形成され、各々のベーン溝に各々のベーンが出没可能に設けられている。
ハウジング内には、シリンダ部の内周面、一対の区画壁、ロータの外周面及び複数のベーンにより圧縮室が区画されている。各々のベーン溝には、ベーンと一対の区画壁によって背圧室が区画されている。ハウジングには、吐出室と背圧室とを連通させる油供給路が設けられている。油供給路は、吐出室内で冷媒から分離された潤滑油を背圧室に供給する。
この種のベーン型圧縮機では、楕円形状をなすシリンダ部の内周面とロータの外周面との最接近部においても、両者間に適切なクリアランスを設ける必要がある。圧縮機運転時にシリンダ部及びロータが熱変形することによる焼付き等の不都合を回避するためである。
一方、圧縮室内は、上記最接近部によって吸入側と吐出側とが隔てられている。このため、上記クリアランスの設定は圧縮効率の低下につながる。
そこで、特許文献1の従来のベーン型圧縮機では、上記最接近部の近傍に、ロータの外周面及びベーンに摺接するシール部材を設けている。これにより、上記最接近部においては適切なクリアランスを設定して焼付き等の不都合を回避しつつ、圧縮効率の低下を抑えることができる。
実開平3-25881号公報
しかしながら、上記従来のベーン型圧縮機では、シール部材の存在により、ベーンがシール部材と摺接する際の抵抗が発生するため、圧縮機の動力増大という不都合が懸念される。また、シール部材よりも硬質のベーンとの摺接によるシール部材の摩耗も懸念される。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、シリンダ部の内周面とロータの外周面との最接近部の近傍にシール部材が設けられたベーン型圧縮機において、圧縮機の動力増大とシール部材の摩耗とを抑えることを解決すべき課題としている。
上記課題を解決する本発明のベーン型圧縮機は、
駆動軸と、
冷媒を吸入する吸入口及び内部に設けられた吐出室から冷媒を吐出する吐出口を備え、筒状のシリンダ部及び前記シリンダ部における前記駆動軸の軸方向の両端を閉塞し、前記駆動軸を支持する一対の区画壁を有するハウジングと、
前記駆動軸と一体回転可能に設けられ、複数のベーン溝が形成されたロータと、
各々の前記ベーン溝に出没可能に設けられたベーンと、を備え、
前記ハウジングには、前記シリンダ部の内周面、一対の前記区画壁、前記ロータの外周面及び複数の前記ベーンにより区画され、前記吐出室と連通可能な圧縮室が設けられ、
各々の前記ベーン溝には、前記ベーンと一対の前記区画壁によって背圧室が区画され、
前記ハウジングには、前記吐出室と前記背圧室とを連通させ、前記吐出室内で冷媒から分離された潤滑油を前記背圧室に供給する油供給路が設けられ、
前記シリンダ部の前記内周面における前記ロータの前記外周面との最接近部の近傍に、前記ロータの前記外周面及び前記ベーンに摺接するシール部材が設けられたベーン型圧縮機において、
一対の前記区画壁のうちの少なくとも一方には、前記背圧室の圧力を抜くダンパ室が凹設され、
前記ダンパ室は、前記ロータの回転中に前記シール部材に摺接している前記ベーンによって区画された前記背圧室に対向することを特徴とする。
本発明のベーン型圧縮機では、圧縮室を区画する区画壁に、背圧室の圧力を抜くダンパ室が凹設されている。このダンパ室は、ロータの回転中にシール部材に摺接しているベーンによって区画された背圧室に対向するので、この背圧室の圧力がダンパ室に抜かれる。このため、シール部材に摺接するベーンに作用する背圧が下がり、このベーンからシール部材に対する押し付け力も低下する。よって、ベーンがシール部材と摺接する際の抵抗が低減されるとともに、ベーンとの摺接によるシール部材の摩耗が低減される。
したがって、本発明によれば、シリンダ部の内周面とロータの外周面との最接近部の近傍にシール部材が設けられたベーン型圧縮機において、圧縮機の動力増大とシール部材の摩耗とを抑えることができる。
一方の区画壁における圧縮室側の端面には油供給路が開口し得る。このとき、ダンパ室と油供給路とは、同一の背圧室に同時に対向しないように、シリンダ部の周方向に相互に離隔して設けられていることが好ましい。
この場合、背圧室を介してダンパ室と油供給路とが連通することがない。このため、油供給路の高圧の潤滑油が背圧室を経てダンパ室に供給されることがない。よって、ダンパ室は、背圧室の圧力を効果的に抜くことができる。
一対の区画壁のうちの少なくとも一方には、シリンダ部の周方向に延在し、複数の背圧室に同時に対向して複数の背圧室の圧力を調整する背圧調整室が凹設され得る。このとき、ダンパ室と背圧調整室とは、同一の背圧室に同時に対向しないように、前記周方向に相互に離隔して設けられ、背圧調整室と油供給路とは、同一の背圧室に同時に対向するように設けられていることが好ましい。
この場合、背圧調整室に同時に対向する背圧室同士が背圧調整室を介して連通するので、これらの背圧室間で圧力が均等化する。また、背圧調整室と油供給路とが同一の背圧室に同時に対向するように設けられているので、当該背圧室を介して背圧調整室と油供給路とが連通し、油供給路から背圧調整室へ高圧の潤滑油が導入される。これらにより、背圧調整室の潤滑油は、油供給路の潤滑油よりも圧力が低い中間圧の潤滑油となる。このため、中間圧となった背圧調整室に背圧室が対向するベーンには、高すぎず低すぎない背圧が作用するので、そのベーンはシリンダ部の内周面に対して適切な押し付け力で摺接する。よって、圧縮室内で高圧側から低圧側への漏れを良好に抑えつつ、シリンダ部及びベーンの摩耗を抑えことができる。
仮にダンパ室と背圧調整室とが同一の背圧室に同時に対向すると、当該背圧室を介してダンパ室と背圧調整室とが連通してしまう。そうすると、当該背圧室を介して背圧調整室からダンパ室へ中間圧の潤滑油が導入され、ダンパ室としての本来の機能が低下するおそれがある。この点、ダンパ室と背圧調整室とが同一の背圧室に同時に対向することがないように、両者はシリンダ部の周方向に相互に離隔して設けられている。このため、背圧調整室からダンパ室へ中間圧の潤滑油が導入されることがなく、ダンパ室は良好に機能し得る。
ダンパ室はシリンダ部の周方向よりもシリンダ部の径方向に長く延び得る。このとき、ダンパ室における径方向の内側の端部が、ダンパ室が形成された区画壁における駆動軸が挿通された軸孔に連通していることが好ましい。
この場合、ダンパ室が径方向に長く延びるので、ダンパ室の容積を増大させるのに有利となる。また、ダンパ室が軸孔に連通しているので、ダンパ室内の潤滑油を軸孔へ排出することができる。このため、ダンパ室の圧力をより低減させて、ダンパ室の機能を向上させ得る。また、駆動軸周り等に潤滑油を供給し得るので、駆動軸周り等の摺動特性を向上させ得る。
よって、本発明によれば、シリンダ部の内周面とロータの外周面との最接近部の近傍にシール部材が設けられたベーン型圧縮機において、圧縮機の動力増大とシール部材の摩耗とを抑えることができる。
図1は、実施例1のベーン型圧縮機の断面図である。 図2は、実施例1のベーン型圧縮機に係り、図1のII-II線矢視断面図である。 図3は、実施例1のベーン型圧縮機に係り、任意の一つのベーンが一方のシール部材と摺接している状態を示す図1のII-II線矢視断面図である。 図4は、実施例1のベーン型圧縮機に係り、任意の一つの背圧室がダンパ室と油供給路との間に位置し、その背圧室がダンパ室にも油供給路にも連通していない状態を示す要部断面図である。 図5は、実施例1のベーン型圧縮機に係り、任意の一つの背圧室がダンパ室と背圧調整室との間に位置し、その背圧室がダンパ室にも背圧調整室にも連通していない状態を示す要部断面図である。 図6は、実施例1のベーン型圧縮機に係り、任意の一つの背圧室が背圧調整室と油供給路とに連通している状態を示す要部断面図である。 図7は、実施例2のベーン型圧縮機に係り、図1のII-II線に相当する断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1及び2を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
実施例1のベーン型圧縮機は、図1及び図2に示すように、互いに結合されたフロントハウジング1及びリヤハウジング3内にシリンダブロック5が収容された状態で固定されている。図1に示すように、フロントハウジング1が位置する側を圧縮機の前方側とし、リヤハウジング3が位置する側を圧縮機の後方側として、圧縮機の前後方向を規定するとともに、圧縮機の上下方向を規定する。なお、これらの各方向は説明の便宜上のための一例であり、圧縮機は、搭載される車両等に対応して、その姿勢が適宜変更される。
図2に示すように、シリンダブロック5の内周面5aは楕円形状を有し、シリンダブロック5にはシリンダ室5bが形成されている。シリンダ室5bは、後述する駆動軸11の回転軸心Oに直交する断面が楕円形となる柱状をなしている。図1に示すように、フロントハウジング1及びリヤハウジング3内には、フロントサイドプレート7及びリヤサイドプレート9が収納された状態で固定されている。シリンダ室5bの前側はフロントサイドプレート7により閉鎖され、シリンダ室5bの後側はリヤサイドプレート9により閉鎖されている。フロントサイドプレート7の後端面7aとリヤサイドプレート9の前端面9aとの間にシリンダ室5bが形成されている。フロントハウジング1、フロントサイドプレート7、シリンダブロック5、リヤサイドプレート9及びリヤハウジング3が本発明におけるハウジングに相当する。シリンダブロック5は本発明におけるシリンダ部に相当する。フロントサイドプレート7及びリヤサイドプレート9は、本発明における一対の区画壁に相当する。
フロントハウジング1、フロントサイドプレート7、リヤサイドプレート9には、駆動軸11を軸支する軸孔1a、軸孔7b、軸孔9bがそれぞれ形成されている。軸孔1a内には、軸封装置13を介して駆動軸11が回転軸心O周りで回転可能に支持されている。軸孔7b内には、滑り軸受15を介して駆動軸11が回転軸心O周りで回転可能に支持されている。軸孔9b内には、滑り軸受17を介して駆動軸11が回転軸心O周りで回転可能に支持されている。滑り軸受17はリヤサイドプレート9の軸孔9bに後方から圧入されている。駆動軸11の先端はフロントハウジング1の軸孔1aを貫通して突出し、その先端には図示しない電磁クラッチ又はプーリが固定される。電磁クラッチ又はプーリには車両のエンジン又はモータにより駆動力が伝達されるようになっている。
シリンダ室5b内には、駆動軸11と同期回転可能にロータ19が設けられている。ロータ19は、シリンダブロック5の内周面5aの楕円の短径と略同一の直径を有する断面正円の円柱形状をなしており、図2に示すように、ロータ19の外周面19aは正円形状を有する。楕円形状をなすシリンダブロック5の内周面5aとロータ19の外周面19aとの最接近部においては、圧縮機運転時にシリンダブロック5及びロータ19が熱変形することによる焼付き等の不都合を良好に回避しうるように、両者間に適切なクリアランスが設定されている。
ロータ19の外周面19aには、放射方向に5個のベーン溝19bが凹設されている。各ベーン溝19bにはそれぞれベーン21が出没可能に収納されている。各ベーン溝19bと各ベーン21の底面との間は、フロントサイドプレート7の後端面7aとリヤサイドプレート9の前端面9aとで区画される背圧室23がそれぞれ形成されている。
以下のベーン21及び背圧室23に関する説明において、任意の一つのベーン210及び背圧室230についての内容は他の4個のベーン21及び背圧室23についても同様に当てはまる。
駆動軸11及びロータ19が回転することに伴って、各ベーン21の先端面21aはシリンダブロック5の内周面5aに摺接する。シリンダ室5b内には複数の圧縮室25が形成される。隣合う2枚のベーン21、21、ロータ19の外周面19a、シリンダブロック5の内周面5a、フロントサイドプレート7の後端面7a及びリヤサイドプレート9の前端面9aによって5個の圧縮室25が形成されている。
図1に示すように、フロントハウジング1とフロントサイドプレート7との間には吸入室27が形成されている。フロントハウジング1には、配管を介して吸入室27と図示しない蒸発器とを接続する吸入口1bが形成されている。フロントサイドプレート7には吸入室27と連通する2個の吸入孔7cが貫設されている。各吸入孔7cはシリンダブロック5の各吸入空間5cに連通している。各吸入空間5cは、図2にも示すように、吸入ポート5dによって吸入行程にある圧縮室25と連通するようになっている。
図2に示すように、シリンダブロック5とリヤハウジング3との間には、2個の吐出空間5eが形成されている。吐出行程にある圧縮室25と各吐出空間5eとは複数の吐出ポート5fによって連通している。各吐出空間5e内には、吐出ポート5fを閉鎖する吐出弁29と、吐出弁29のリフト量を規制するリテーナ31とが設けられている。
図1に示すように、リヤサイドプレート9とリヤハウジング3との間には吐出室33が形成されている。リヤハウジング3には、吐出室33を図示しない凝縮器に接続する吐出口3aが設けられている。吐出室33内では、リヤサイドプレート9とリヤハウジング3とに挟持されることによって遠心分離式のセパレータ35が固定されている。セパレータ35は、エンドフレーム37と、エンドフレーム37内に固定された上下に延びる円筒状の円筒部39とからなる。
エンドフレーム37内には上下に円柱状に延びる油分離室37aが形成されている。油分離室37aの上端に円筒部39が圧入されている。このため、油分離室37aの一部は、円筒部39の外周面周りにガス状の冷媒を周回させる案内面37bとなっている。エンドフレーム37の下端には油分離室37aの底面を吐出室33に連通させる連通口37eが形成されている。
エンドフレーム37及びリヤサイドプレート9には吐出孔37cが貫設されている。図2に示すように、吐出孔37cの一端は吐出空間5eに開口している。吐出孔37cの他端は油分離室37aに開口している。吐出孔37cは、吐出空間5eと油分離室37aとを連通している。
なお、図2は図1のII-II線矢視断面図であり、図1に示されるII-II線の位置及び矢視方向に基づけば、吐出孔37c、後述する背圧調整室9d1、9d2及び油供給路9e1、9e2は、図2中には本来的には現れない。説明上の便宜のため、図2以降において、吐出孔37c、後述する背圧調整室9d1、9d2及び油供給路9e1、9e2を2点鎖線により仮想的に図示する。
セパレータ35は、冷媒ガス中に含まれる潤滑油を分離する。圧縮室25で圧縮された吐出空間5e内の冷媒は、吐出孔37c及び油分離室37aを経て吐出室33に吐出される。吐出室33は、圧縮室25内で圧縮された冷媒から分離された潤滑油を貯留するとともに、圧縮室25内で圧縮された冷媒を吐出口3aを通して外部に吐出する。
図1に示すように、リヤサイドプレート9には、油通路9c1及び環状通路9c2が形成されている。油通路9c1は、吐出室33の下部と環状通路9c2とを連通させる。環状通路9c2は、軸孔9bを取り囲むように形成されている。油通路9c1及び環状通路9c2は、吐出室33の下部と軸孔9bとを連通し、潤滑油を軸孔9bに供給する。
リヤサイドプレート9の前端面9aには、一対の背圧調整室9d1、9d2が凹設されている。一対の背圧調整室9d1、9d2は、駆動軸11の回転軸心Oを中心として径方向に対向し、互いに反対側の位置に配置されている。図2に示すように、一対の背圧調整室9d1、9d2は、いずれもリヤサイドプレート9の前端面9aにおける背圧室23の回転移動軌跡に対して回転軸心O方向に対向する部位に開口している。一対の背圧調整室9d1、9d2は、いずれも所定の周長さを有する円弧状に延びている。一方の背圧調整室9d1は、同時に対向する2つの背圧室23同士を連通して、両背圧室23の圧力を調整して均等化する。同様に、他方の背圧調整室9d2は、同時に対向する2つの背圧室23同士を連通して、両背圧室23の圧力を調整して均等化する。
図2に示すように、リヤサイドプレート9の前端面9aには、一対の油供給路9e1、9e2が形成されている。一対の油供給路9e1、9e2は、駆動軸11の回転軸心Oを中心として径方向に対向し、互いに反対側の位置に配置されている。一対の油供給路9e1、9e2の一端は、いずれもリヤサイドプレート9の前端面9aにおける背圧室23の回転移動軌跡に対して回転軸心O方向に対向する部位に開口している。一対の油供給路9e1、9e2の他端は、いずれもリヤサイドプレート9内を回転軸心O方向に延びて環状通路9c2に開口している。一対の油供給路9e1、9e2は、吐出室33に貯留された潤滑油を油通路9c1及び環状通路9c2を介して背圧室23に供給する。
シリンダブロック5の内周面5aには、一対のシール室5g1、5g2が凹設されている。一対のシール室5g1、5g2は、駆動軸11の回転軸心Oを中心として径方向に対向し、互いに反対側の位置に配置されている。一対のシール室5g1、5g2は、シリンダブロック5の内周面5aにおけるロータ19の外周面19aとの最接近部に配置されている。一対のシール室51g1、51g2は、シリンダブロック5の内周面5aにおける楕円形状の短径側の対向面に配置されている。一対のシール室5g1、5g2は、回転軸心O方向に沿ってロータ19の長さ全体に延びている。
一対のシール室5g1、5g2内には、一対のシール部材41a、41bが配設されている。一対のシール部材41a、41bは、ゴム又は樹脂製の棒状部材よりなる。一対のシール部材41a、41bは、略矩形状の断面形状で回転軸心O方向に沿ってシリンダ室5bの長さ全体に延びている。一対のシール部材41a、41bは、ロータ19の回転中に、ロータ19の外周面19a及び各ベーン21の先端面21aに摺接する。一方のシール室5g1内に配設された一方のシール部材41aは、シール部材41aに対向する圧縮室25内を高圧側の吐出領域と低圧側の吸入領域とに区画してシールする。他方のシール室5g2内に配設された他方のシール部材41bも同様に、シール部材41bに対向する圧縮室25内を高圧側の吐出領域と低圧側の吸入領域とに区画してシールする。
フロントサイドプレート7の後端面7aには、一対のダンパ室43a、43bが凹設されている。図2以降において破線で示すように、一対のダンパ室43a、43bは、駆動軸11の回転軸心Oに直交する断面が略円形となる柱状をなしている。一対のダンパ室43a、43bは、後端面7aから回転軸心O方向に沿って数ミリの深さまで延びている。ロータ19の回転方向において、一方のダンパ室43aは一方のシール部材41aと同じ位相に位置している。図3に示すように、一方のダンパ室43aは、ロータ19の回転中に一方のシール部材41aに摺接しているベーン21(図3では任意の一つのベーン210)によって区画された背圧室23(図3では任意の一つの背圧室230)に対向する。同様に、ロータ19の回転方向において、他方のダンパ室43bは他方のシール部材41bと同じ位相に位置している。他方のダンパ室43bは、ロータ19の回転中に他方のシール部材41bに摺接しているベーン21によって区画された背圧室23に対向する。
図4に示すように、一方のダンパ室43aと一方の油供給路9e1とは、同一の背圧室23(図4では任意の一つの背圧室230)に同時に対向しないように、シリンダブロック5の周方向に相互に離隔して設けられている。同様に、他方のダンパ室43bと他方の油供給路9e2とは、同一の背圧室23に同時に対向しないように、シリンダブロック5の周方向に相互に離隔して設けられている。
図5に示すように、一方のダンパ室43aと一方の背圧調整室9d1とは、同一の背圧室23(図5では任意の一つの背圧室230)に同時に対向しないように、シリンダブロック5の周方向に相互に離隔して設けられている。同様に、他方のダンパ室43bと他方の背圧調整室9d2とは、同一の背圧室23に同時に対向しないように、シリンダブロック5の周方向に相互に離隔して設けられている。
図6に示すように、一方の背圧調整室9d1と他方の油供給路9e2とは、同一の背圧室23(図6では任意の一つの背圧室230)に同時に対向するように設けられている。同様に、他方の背圧調整室9d2と一方の油供給路9e1とは、同一の背圧室23に同時に対向するように設けられている。
駆動軸11及びロータ19が回転する際、各背圧室23は回転移動して、一方の油供給路9e1、一方のダンパ室43a、一方の背圧調整室9d1、他方の油供給路9e2、他方のダンパ室43b、他方の背圧調整室9d2と順に対向することを繰り返す。
以上のように構成されたベーン型圧縮機では、エンジン等によって駆動軸11が駆動されると、ロータ19が駆動軸11と同期回転し、圧縮室25が容積変化を生じる。このため、吸入口1bから吸入室27内に流入した冷媒が吸入孔7c、吸入空間5c及び吸入ポート5dを経て圧縮室25に吸入される。
圧縮室25で圧縮された冷媒は吐出ポート5f、吐出空間5e、吐出孔37c及び油分離室37aを経て吐出室33に吐出される。吐出室33内の高圧の冷媒は吐出口3aから外部に流出する。外部に流出した高圧の冷媒は、凝縮器、膨張弁及び蒸発器に供給される。このため、このベーン型圧縮機が搭載された車両の車室内が空調される。
吐出孔37cから油分離室37aに吐出された冷媒は、案内面37bを周回して遠心分離により潤滑油が分離される。分離された潤滑油は、油分離室37a内から連通口37eを経て吐出室33内に貯留される。吐出室33内の潤滑油は、吐出室33が高圧であることから、油通路9c1及び環状通路9c2を経て油供給路9e1、9e2に供給される。
図6に示すように、ロータ19の回転中に任意の一つの背圧室230が他方の油供給路9e2に対向すれば、他方の油供給路9e2からその背圧室230に潤滑油が供給される。図6に示すように、ロータ19の回転中に任意の一つの背圧室230が他方の油供給路9e2及び一方の背圧調整室9d1の双方に対向すれば、その背圧室230を介して他方の油供給路9e2と一方の背圧調整室9d1とが連通する。このため、他方の油供給路9e2からその背圧室230を経て一方の背圧調整室9d1にも潤滑油が供給され、またこの時この一方の背圧調整室9d1に同時に対向する他の一つの背圧室23(図6では、任意の一つの背圧室230の隣り(ロータ19の回転方向後側の隣り)の背圧室23)にも潤滑油が供給される。なお、ロータ19の回転方向は図6において反時計回り方向である。
ロータ19の回転中に任意つの一つの背圧室230が一方の油供給路9e1に対向した時も同様に、一方の油供給路9e1からその背圧室230に潤滑油が供給される。ロータ19の回転中に任意の一つの背圧室230が一方の油供給路9e1及び他方の背圧調整室9d2の双方に対向した時も同様に、その背圧室230を介して一方の油供給路9e1と他方の背圧調整室9d2とが連通する。このため、一方の油供給路9e1からその背圧室230を経て他方の背圧調整室9d2にも潤滑油が供給され、またこの時この他方の背圧調整室9d2に同時に対向する他の一つの背圧室23(背圧室230の隣り(ロータ19の回転方向後側の隣り)の背圧室23)にも潤滑油が供給される。
このベーン型圧縮機では、シリンダブロック5の内周面5aとロータ19の外周面19aとの最接近部に、ロータ19の外周面19a及び各ベーン21の先端面21aに摺接する一対のシール部材41a、41bを設けている。これにより、上記最接近部において適切なクリアランスを設定しては焼付き等の不都合を回避しつつ、圧縮効率の低下を抑えることができる。
そして、このベーン型圧縮機では、圧縮室25を区画するフロントサイドプレート7の後端面7aに、各背圧室23の圧力を抜く一対のダンパ室43a、43bが凹設されている。図3に示すように、一方のダンパ室43aは、ロータ19の回転中に一方のシール部材41aに摺接している任意の一つのベーン210によって区画された背圧室230に対向するので、この背圧室230の圧力が一方のダンパ室43aに抜かれる。他方のダンパ室43bも同様に、ロータ19の回転中に他方のシール部材41bに摺接している任意の一つのベーン210によって区画された背圧室230に対向するので、この背圧室230の圧力が他方のダンパ室43bに抜かれる。このため、一対のシール部材41a、41bに摺接するベーン210に作用する背圧が下がり、このベーン210からシール部材41a、41bに対する押し付け力も低下する。よって、ベーン210がシール部材41a、41bと摺接する際の抵抗が低減されるとともに、ベーン210との摺接によるシール部材41a、41bの摩耗が低減される。
したがって、シリンダブロック5の内周面5aとロータ19の外周面19aとの最接近部にシール部材41a、41bが設けられたベーン型圧縮機において、圧縮機の動力増大とシール部材41a、41bの摩耗とを抑えることができる。
図4に示すように、一方のダンパ室43aと一方の油供給路9e1とは、同一の背圧室230に同時に対向しないように、シリンダブロック5の周方向に相互に離隔して設けられている。他方のダンパ室43bと他方の油供給路9e2も同様に、同一の背圧室230に同時に対向しないように、シリンダブロック5の周方向に相互に離隔して設けられている。
この場合、背圧室230を介して一方のダンパ室43aと一方の油供給路9e1とが連通することがなく、同様に、背圧室230を介して他方のダンパ室43bと他方の油供給路9e2とが連通することがない。このため、一方の油供給路9e1の高圧の潤滑油が背圧室230を経て一方のダンパ室43aに供給されることがなく、同様に、他方の油供給路9e2の高圧の潤滑油が背圧室230を経て他方のダンパ室43bに供給されることがない。よって、ダンパ室43a、43bは、各背圧室23の圧力を効果的に抜くことができる。
図6に示すように、一方の背圧調整室9d1には、背圧室230と当該背圧室230の隣り(ロータ19の回転方向後側の隣り)の背圧室23とが同時に対向する。また、このとき一方の背圧調整室9d1と他方の油供給路9e2とは、同一の当該背圧室230に同時に対向する。
この場合、一方の背圧調整室9d1に同時に対向する隣り合う背圧室230と背圧室23とが一方の背圧調整室9d1を介して連通するので、これらの背圧室230及び背圧室23間で圧力が均等化する。また、このとき、当該背圧室230を介して一方の背圧調整室9d1と他方の油供給路9e2とが連通し、当該背圧室230を介して他方の油供給路9e2から一方の背圧調整室9d1へ高圧の潤滑油が導入される。これらにより、一方の背圧調整室9d1の潤滑油はいわば中間圧の潤滑油となる。
このため、中間圧となった一方の背圧調整室9d1に背圧室23が対向するベーン21には、高すぎず低すぎない背圧が作用するので、そのベーン21はシリンダブロック5の内周面5aに対して適切な押し付け力で摺接する。よって、圧縮室25内で高圧側から低圧側への漏れを良好に抑えつつ、シリンダブロック5及びベーン21の摩耗を抑えことができる。
仮に一方のダンパ室43aと一方の背圧調整室9d1とが同一の背圧室23に同時に対向すると、当該背圧室23を介して一方のダンパ室43aと一方の背圧調整室9d1とが連通してしまう。そうすると、当該背圧室23を介して背圧調整室9d1から一方のダンパ室43aへ中間圧の潤滑油が導入され、一方のダンパ室43aとしての本来の機能が低下するおそれがある。
この点、図5に示すように、一方のダンパ室43aと一方の背圧調整室9d1とが同一の背圧室230に同時に対向することがないように、両者はシリンダブロック5の周方向に相互に離隔して設けられている。このため、一方の背圧調整室9d1から一方のダンパ室43aへ中間圧の潤滑油が導入されることがなく、一方のダンパ室43aは良好に機能し得る。これらのことは、他方のダンパ室43bについても同様に言える。
(実施例2)
図7に示すように、実施例2のベーン型圧縮機では、一対のダンパ室43a、43bの形状が変更されている。このベーン型圧縮機における他の構成は実施例1のベーン型圧縮機と同一であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
図7において破線で示すように、フロントサイドプレート7の後端面7aに形成された一対のダンパ室43a、43bは、シリンダブロック5の周方向よりもシリンダブロック5の径方向に長く延びている。すなわち、実施例1におけるダンパ室43a、43bに対して、径方向の内方及び外方の双方に延びている。これらのダンパ室43a、43bにおける径方向の内側の端部は、ダンパ室43a、43bが形成されたフロントサイドプレート7の軸孔7bにそれぞれ連通している。
この場合、ダンパ室43a、43bが径方向に長く延びるので、ダンパ室43a、43bの容積を増大させるのに有利となる。また、ダンパ室43a、43bが軸孔7bに連通しているので、ダンパ室43a、43b内の潤滑油を軸孔7bへ排出することができる。このため、ダンパ室43a、43bの圧力をより低減させて、ダンパ室43a、43bの機能を向上させ得る。また、駆動軸11周り等に潤滑油を供給することができるので、駆動軸11周り等の摺動特性を向上させ得る。
その他の作用効果は実施例1と同様である。
以上において、本発明を実施例1及び2に即して説明したが、本発明は上記実施例1及び2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施例1及び2では、一対のダンパ室43a、43bはフロントサイドプレート7の後端面7aに形成されるが、本発明はこの構成に限定されない。一対のダンパ室43a、43bは、フロントサイドプレート7の後端面7aの代わりに、又はフロントサイドプレート7の後端面7aと共に、リヤサイドプレート9の前端面9aに設けてもよい。
実施例1及び2では、一対の背圧調整室9d1、9d2は、リヤサイドプレート9の前端面9a上の駆動軸11よりも外周側の位置に駆動軸11を囲むように形成されるが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、一対の背圧調整室9d1、9d2は、リヤサイドプレート9の前端面9a上において軸孔9bを介して相互に連通していてもよい。一対の背圧調整室9d1、9d2は、リヤサイドプレート9の前端面9aの代わりに、又はリヤサイドプレート9の前端面9aと共に、フロントサイドプレート7の後端面7aに設けてもよい。
実施例1及び2では、一方のダンパ室43aと一方の背圧調整室9d1とが同一の背圧室23に同時に対向することがないように、両者はシリンダブロック5の周方向に相互に離隔して設けられており、同様に、他方のダンパ室43bと他方の背圧調整室9d2とが同一の背圧室23に同時に対向することがないように、両者はシリンダブロック5の周方向に相互に離隔して設けられているが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、中間圧となった背圧調整室9d1、9d2に対向する背圧室23の圧力を効果的に抜ける程度に、ダンパ室43a、43bの容積を十分に確保できれば、一方のダンパ室43aと一方の背圧調整室9d1とが同一の背圧室23に同時に対向したり、他方のダンパ室43bと他方の背圧調整室9d2とが同一の背圧室23に同時に対向したりしてもよい。
実施例2では、実施例1の一対のダンパ室43a、43bに対して、シリンダブロック5の径方向の内方及び外方の双方に延ばしているが、径方向の内方又は外方のどちらか一方のみに延ばしてもよい。
本発明は車両用空調装置等に利用可能である。
1…フロントハウジング(ハウジング)
1b…吸入口
3…リヤハウジング(ハウジング)
3a…吐出口
5…シリンダブロック(シリンダ部)
5b…シリンダ室
7…フロントサイドプレート(ハウジング、区画壁)
7b…軸孔
9…リヤサイドプレート(ハウジング、区画壁)
9d1、9d2…背圧調整室
9e1、9e2…油供給路
11…駆動軸
19…ロータ
19a…外周面
19b…ベーン溝
21、210…ベーン
23、230…背圧室
25…圧縮室
33…吐出室
41a、41b…シール部材
43a、43b…ダンパ室

Claims (4)

  1. 駆動軸と、
    冷媒を吸入する吸入口及び内部に設けられた吐出室から冷媒を吐出する吐出口を備え、筒状のシリンダ部及び前記シリンダ部における前記駆動軸の軸方向の両端を閉塞し、前記駆動軸を支持する一対の区画壁を有するハウジングと、
    前記駆動軸と一体回転可能に設けられ、複数のベーン溝が形成されたロータと、
    各々の前記ベーン溝に出没可能に設けられたベーンと、を備え、
    前記ハウジングには、前記シリンダ部の内周面、一対の前記区画壁、前記ロータの外周面及び複数の前記ベーンにより区画され、前記吐出室と連通可能な圧縮室が設けられ、
    各々の前記ベーン溝には、前記ベーンと一対の前記区画壁によって背圧室が区画され、
    前記ハウジングには、前記吐出室と前記背圧室とを連通させ、前記吐出室内で冷媒から分離された潤滑油を前記背圧室に供給する油供給路が設けられ、
    前記シリンダ部の前記内周面における前記ロータの前記外周面との最接近部の近傍に、前記ロータの前記外周面及び前記ベーンに摺接するシール部材が設けられたベーン型圧縮機において、
    一対の前記区画壁のうちの少なくとも一方には、前記背圧室の圧力を抜くダンパ室が凹設され、
    前記ダンパ室は、前記ロータの回転中に前記シール部材に摺接している前記ベーンによって区画された前記背圧室に対向することを特徴とするベーン型圧縮機。
  2. 一方の前記区画壁における前記圧縮室側の端面には前記油供給路が開口し、
    前記ダンパ室と前記油供給路とは、同一の前記背圧室に同時に対向しないように、前記シリンダ部の周方向に相互に離隔して設けられている請求項1記載のベーン型圧縮機。
  3. 一対の前記区画壁のうちの少なくとも一方には、前記シリンダ部の周方向に延在し、複数の前記背圧室に同時に対向して前記複数の前記背圧室の圧力を調整する背圧調整室が凹設され、
    前記ダンパ室と前記背圧調整室とは、同一の前記背圧室に同時に対向しないように、前記周方向に相互に離隔して設けられ、
    前記背圧調整室と前記油供給路とは、同一の前記背圧室に同時に対向するように設けられている請求項1又は2記載のベーン型圧縮機。
  4. 前記ダンパ室は前記シリンダ部の周方向よりも前記シリンダ部の径方向に長く延び、
    前記ダンパ室における前記径方向の内側の端部が、前記ダンパ室が形成された前記区画壁における前記駆動軸が挿通された軸孔に連通している請求項1乃至3のいずれか1項記載のベーン型圧縮機。
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