JP2023119272A - 遠心圧縮機 - Google Patents

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Teruhiro Nakaniwa
穣 枡谷
Minoru Masutani
伸一郎 得山
Shinichiro Tokuyama
佳晃 昌子
Yoshiaki Shoji
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Abstract

【課題】中間スクロールにおける圧力損失を抑えつつ、ケーシングの小径化を図る。【解決手段】遠心圧縮機は、複数のインペラを有する回転軸と、吸込口、吐出口、及び中間吐出口、を有するケーシングと、を備える。ケーシングは、複数のダイアフラムと、筒状に形成された外部ケーシングと、インペラから吐出された作動流体の流れ方向を径方向の内側へ案内するリターン流路と、中間段のインペラから吐出された作動流体の一部を中間吐出口に導く中間スクロールと、を有する。中間スクロールは、リターン流路に対して軸線方向の第二側に形成されたスクロール流路と、リターン流路とスクロール流路とを接続する導入部と、を有し、スクロール流路の外側流路形成面が、外部ケーシングにおいて径方向の内側を向くケーシング内周面により形成されている。【選択図】図2

Description

本開示は、遠心圧縮機に関する。
遠心回転機械の一種として、ガスを圧縮するインペラを複数段に備えた多段遠心圧縮機が知られている。多段遠心圧縮機は、吸込口からケーシング内に吸い込んだガスを、複数段のインペラで順次圧縮し、吐出口からケーシング外に排出する。
このような多段遠心圧縮機において、吸込口と吐出口との間に、中間吐出口を備えた構造が知られている。例えば、特許文献1には、吸込口、吐出口、及び中間吐出口を有するケーシングと、ケーシング内に配置され、軸線方向に延びる回転軸と、回転軸に固定された複数のインペラと、各インペラの径方向の外側に配置されたディフューザと、ディフューザの下流に配置されたリターン流路と、を備えた多段遠心圧縮機が開示されている。この多段遠心圧縮機は、中間段のインペラにより昇圧されたガスの一部を抽出する環状の抽出口と、抽出したガスの流れを集め中間吐出口へ導く中間スクロール(集合管)と、を備えている。中間スクロールは、ディフューザからリターン流路へ移る曲がり部よりも径方向外周側であって、軸方向でリターン流路とディフューザとの間に配置されている。
特許第3432674号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、中間スクロールは、ディフューザからリターン流路へ移る曲がり部よりも径方向の外側に配置されている。このため、ケーシングの大径化に繋がり、多段遠心圧縮機の小型化の妨げとなってしまう。一方で、中間スクロールを、リターン流路の曲がり部より径方向の内側に配置した場合、その位置によっては、ディフューザから吐出された作動流体の流れ方向の転向が大きくなり、圧力損失が増大してしまう。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、中間スクロールにおける圧力損失を抑えつつ、ケーシングの小径化を図ることができる遠心圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る遠心圧縮機は、中心軸の延びる軸線方向に延びる回転軸と、前記軸線方向の第一側に形成された吸込口、前記軸線方向の第二側に形成された吐出口、及び前記軸線方向で前記吸込口と前記吐出口との間に形成された中間吐出口、を有するケーシングと、を備え、前記回転軸は、前記ケーシング内で前記軸線方向に離れて複数配置され、前記軸線方向の第一側から供給された作動流体を、前記中心軸を基準とする径方向の外側に圧縮して吐出するインペラを有し、前記ケーシングは、前記インペラを覆うように前記軸線方向に延びる筒状に形成された複数のダイアフラムと、複数の前記ダイアフラムを覆うように前記軸線方向に延びる筒状に形成された外部ケーシングと、前記インペラから吐出されて前記径方向の外側に向けて流れる前記作動流体の流れ方向を前記径方向の内側へ案内するリターン流路と、複数の前記インペラのうち、前記軸線方向の途中に配置された中間段の前記インペラから吐出された前記作動流体の一部を前記中間吐出口に導く中間スクロールと、を有し、前記中間スクロールは、前記リターン流路に対して前記軸線方向の第二側に形成されて前記中心軸回りの周方向に延び、前記周方向の一部で前記中間吐出口に接続されたスクロール流路と、前記リターン流路と前記スクロール流路とを接続し、前記リターン流路を流れる前記作動流体の一部を前記スクロール流路に導入する導入部と、を有し、前記スクロール流路において、前記径方向の最も外側に位置する外側流路形成面が、前記外部ケーシングにおいて前記径方向の内側を向いて、前記ダイアフラムにおいて前記径方向の外側を向くダイアフラム外周面と対向するケーシング内周面により形成されている。
本開示の遠心圧縮機によれば、中間スクロールにおける圧力損失を抑えつつ、ケーシングの小径化を図ることができる。
本開示の実施形態に係る遠心圧縮機の断面図である。 上記遠心圧縮機の中間スクロール周辺の構成を示す拡大断面図である。 図1のI-I矢視断面図である。 上記中間スクロールの導入部の変形例を示す断面図である。
以下、添付図面を参照して、本開示による遠心圧縮機を実施するための形態を説明する。しかし、本開示はこの実施形態のみに限定されるものではない。
(遠心圧縮機の構成)
図1に示すように、本実施形態における遠心圧縮機1は、一軸多段遠心圧縮機である。遠心圧縮機1は、中心軸O回りに回転する回転軸2と、回転軸2を囲うように形成されたケーシング10と、を主に備えている。
回転軸2は、中心軸Oの延びている軸線方向Daに延びている。回転軸2は、ケーシング10の内部を中心軸Oに沿って貫通するように延びている。回転軸2は、回転軸本体2Aと、インペラ3とを有している。
回転軸本体2Aは、軸線方向Daに延びる円柱状に形成されている。回転軸本体2Aの軸線方向Daの第一側Da1の端部は、ジャーナル軸受4A及びスラスト軸受5により、中心軸O回りに回転可能にケーシング10に支持されている。回転軸本体2Aの軸線方向Daの第二側Da2の端部は、ジャーナル軸受4Bにより、中心軸O回りに回転可能にケーシング10に支持されている。
インペラ3は、回転軸本体2Aに対して、中心軸Oを基準とする径方向Drの外側に配置されている。インペラ3は、ケーシング10の内で軸線方向Daに離れて複数配置されている。本実施形態において、インペラ3は、軸線方向Daに間隔をあけて、例えば六つ配置されている。
各インペラ3は、軸線方向Daから見て略円形の断面を有するディスク3aと、ディスク3aの軸線方向Daの第一側Da1の面から延びる複数のブレード3bと、これら複数のブレード3bを軸線方向Daの第一側Da1から覆うシュラウド3cと、を有している。各インペラ3は、軸線方向Daの第一側Da1から供給された作動流体Gを、径方向Drの外側Droに圧縮して吐出する。図2に示すように、各インペラ3は、内部に圧縮流路33が形成されている。圧縮流路33は、ディスク3aの軸線方向Daの第一側Da1の面、シュラウド3cの軸線方向Daの第二側Da2の面、及び周方向に隣り合う一対のブレード3bによって囲まれて形成されている。圧縮流路33は、径方向Drの内側Driから径方向Drの外側Droに向かうに従って、その断面積が次第に減少している。これにより、インペラ3が回転している状態で圧縮流路33中を流通する作動流体Gは、徐々に圧縮されて高圧となる。図1に示すように、各インペラ3は、遠心圧縮機1における圧縮段を構成する。遠心圧縮機1は、計六段の第一の圧縮段P1~第六の圧縮段P6を備えている。なお、各々のインペラ3は、シュラウドを有していないオープンインペラであってもよい。
ケーシング10は、回転軸本体2A及び複数のインペラ3を、径方向Drの外側Droから囲うように形成されている。ケーシング10は、外部ケーシング11と、吸込口12と、吐出口13と、中間吐出口14と、複数のダイアフラム20と、第一ケーシングヘッド7Aと、第二ケーシングヘッド7Bとを備えている。
外部ケーシング11は、軸線方向Daに延びる筒状に形成されている。外部ケーシング11は、回転軸2、及び複数のダイアフラム20を径方向Drの外側Droから覆うように形成されている。外部ケーシング11は、吸込口12と、吐出口13と、中間吐出口14とを形成している。
吸込口12は、外部ケーシング11の軸線方向Daの第一側Da1に形成されている。吸込口12は、外部から外部ケーシング11内に作動流体Gを流入させる。
吐出口13は、外部ケーシング11の軸線方向Daの第二側Da2に形成されている。吐出口13は、外部ケーシング11内で全ての圧縮段P1~P6のインペラ3を経て圧縮された作動流体Gを、外部ケーシング11の外部に吐出する。つまり、吐出口13は、吸込口12に対して、軸線方向Daの第二側Da2に離れて配置されている。
中間吐出口14は、軸線方向Daで吸込口12と吐出口13との間に形成されている。中間吐出口14は、吸込口12及び吐出口13に対して、軸線方向Daに離れた位置に形成されている。中間吐出口14は、後に詳述するように、複数の全ての圧縮段P1~P6のインペラ3のうち、一部の圧縮段のインペラ3を経て圧縮された作動流体Gを、外部ケーシング11の外部に吐出する。本実施形態の中間吐出口14は、軸線方向Daの第一側Da1の一部の圧縮段P1~P3のインペラ3を経て圧縮された作動流体Gを、外部ケーシング11の外部に吐出する。中間吐出口14から吐出される作動流体Gの圧力は、全てのインペラ3で圧縮されて吐出口13から吐出される作動流体Gの圧力よりも低い。
複数のダイアフラム20は、外部ケーシング11の径方向Drの内側Driに配置されている。複数のダイアフラム20は、各段のインペラ3を覆うように、全体として、軸線方向Daに延びる筒状に形成されている。各ダイアフラム20は、中心軸Oを中心とする円板状に形成されている。複数のダイアフラム20は、回転軸2の周囲を覆うことで複数のインペラ3の間を結ぶケーシング流路30を形成する。
また、本実施形態において、複数のダイアフラム20は、軸線方向Daの第一側Da1に配置された第一ダイアフラム21と、第一ダイアフラム21に対して軸線方向Daの第二側Da2に配置された第二ダイアフラム22と、を有している。第二ダイアフラム22は、第一ダイアフラム21よりも径方向Drの外径が小さい。本実施形態において、計六段の圧縮段P1~P6のうち、第一の圧縮段P1~第三の圧縮段P3のインペラ3を覆う複数(三つ)のダイアフラム20が少なくとも第一ダイアフラム21によって構成されている。第五の圧縮段P5~第六の圧縮段P6のインペラ3を覆う複数(二つ)が少なくとも第二ダイアフラム22によって構成されている。
また、各段の圧縮段P1~P6において、複数のダイアフラム20は、ケーシング流路30として、図2に示すように、導入流路31と、曲がり流路32と、ディフューザ流路34と、リターン流路35と、を有している。
導入流路31は、作動流体Gを径方向Drの外側Droから径方向Drの内側Driに向けて案内する。導入流路31は、径方向Drの内側Driに向かう作動流体Gを、曲がり流路32を介して、インペラ3に案内する。
曲がり流路32は、導入流路31の下流側である径方向Drの内側Driに接続されている。曲がり流路32は、導入流路31と接続する位置から軸線方向Daの第二側Da2に向かって曲がるように延びている。これにより、作動流体Gの径方向Drの内側Driに向かう流れが軸線方向Daの第二側Da2に向かう流れに変わる。曲がり流路32は、このように、導入流路31から流れてきた作動流体Gを軸線方向Daの第二側Da2へ偏向させてインペラ3の圧縮流路33に案内する。つまり、曲がり流路32は、圧縮流路33に接続されている。圧縮流路33は、曲がり流路32の下流側である軸線方向Daの第二側Da2に接続されている。圧縮流路33は、曲がり流路32と接続する位置から径方向Drの外側Droに向かって曲がるように延びている。
ディフューザ流路34は、径方向Drの内側Driから外側Droに向かって延びている。ディフューザ流路34における径方向Drの内側Driの端部は、圧縮流路33の径方向Drの外側Droの端部に連通されている。ディフューザ流路34は、インペラ3で圧縮された作動流体Gを、径方向Drの内側Driから径方向Drの外側Droに案内する。
リターン流路35は、ディフューザ流路34を経て、径方向Drの内側Driから径方向Drの外側Droに向かって流通した作動流体Gの流れ方向を反転させる。リターン流路35は、径方向Drの外側Droに向けて流れる作動流体Gを径方向Drの内側Driへ案内する。作動流体Gの流通する方向の上流であるリターン流路35の一端(軸線方向Daの第一側Da1)は、ディフューザ流路34に連通されている。作動流体Gの流通する方向の下流であるリターン流路35の他端側(軸線方向Daの第二側Da2)は、次の導入流路31に連通されている。
さらに、外部ケーシング11は、第一筒状部111と、第二筒状部112と、接続壁部113と、を有している。
第一筒状部111は、外部ケーシング11において、軸線方向Daの第一側Da1の領域を形成している。第一筒状部111は、第一ダイアフラム21を径方向Drの外側Droから覆うように形成されている。第一筒状部111は、軸線方向Daにおいて一定の内径のまま延びている。
第二筒状部112は、第一筒状部111に対して軸線方向Daの第二側Da2に形成されている。つまり、第二筒状部112は、外部ケーシング11において、軸線方向Daの第二側Da2の領域を形成している。第二筒状部112は、第二ダイアフラム22を径方向Drの外側Droから覆うように形成されている。第二筒状部112は、第一筒状部111よりも径方向Drの内径が小さい。第二筒状部112は、軸線方向Daにおいて一定の内径のまま延びている。
接続壁部113は、第一筒状部111と第二筒状部112との間に形成されている。接続壁部113は、第一筒状部111と第二筒状部112とを径方向Drで接続している。接続壁部113は、軸線方向Daに直交(交差)する方向に延びるように広がっている。本実施形態の接続壁部113は、軸線方向Daから見た際に、軸線方向Daに直交する径方向Drに広がる円板状に形成されている。
図1に示すよう、第一ケーシングヘッド7Aは、外部ケーシング11の軸線方向Daの第一側Da1の開口を塞ぐように配置されている。つまり、第一ケーシングヘッド7Aは、複数のダイアフラム20に対して軸線方向Daで第一側Da1に隣接して配置されている。第一ケーシングヘッド7Aと、複数のダイアフラム20のうち軸線方向Daで最も第一側Da1に配置されたダイアフラム20Aとの間には、吸込口12を介して外部の作動流体Gをケーシング流路30に取り込む吸込スクロール9Aが形成されている。吸込スクロール9Aは、吸込口12とケーシング流路30とを接続している。吸込スクロール9Aは、周方向Dcに連続し、断面積が吸込口12からケーシング流路30に向かって次第に縮小する渦巻状に形成されている。
第二ケーシングヘッド7Bは、外部ケーシング11の軸線方向Daの第二側Da2の開口を塞ぐように配置されている。つまり、第二ケーシングヘッド7Bは、複数のダイアフラム20に対して軸線方向Daで第二側Da2に隣接して配置されている。第二ケーシングヘッド7Bと、複数のダイアフラム20のうち、軸線方向Daで最も第二側Da2に配置されたダイアフラム20Bとの間には、作動流体Gを、吐出口13を介して外部に吐出する吐出スクロール9Bが形成されている。吐出スクロール9Bは、吐出口13とケーシング流路30とを接続されている。吐出スクロール9Bは、周方向Dcに連続して渦巻状に形成され、その断面積がケーシング流路30から吐出口13に向かって次第に拡大する渦巻状に形成されている。
さらに、遠心圧縮機1は、軸線方向Daの中間部に、中間スクロール50を有している。中間スクロール50は、複数のインペラ3のうち、軸線方向Daの途中に配置された中間段のインペラ3から吐出された作動流体Gの一部を中間吐出口14に導く。本実施形態において、中間スクロール50は、第三の圧縮段P3と、第四の圧縮段P4との間に配置されている。つまり、中間スクロール50は、第三段の圧縮段P3のインペラ3から吐出された作動流体Gの一部を中間吐出口14に導いている。中間スクロール50は、外部ケーシング11の第一筒状部111の径方向Drの内側Driに配置されている。中間スクロール50は、スクロール流路51と、導入部52と、を備えている。
図2に示すように、スクロール流路51は、リターン流路35Cに対して軸線方向Daの第二側Da2に形成されている。スクロール流路51は、軸線方向Daの第二側Da2の第一筒状部111の端部111sに対し、径方向Drの内側Driに配置されている。図3に示すように、スクロール流路51は、中心軸O回りの周方向Dcに渦巻状に形成されている。スクロール流路51は、その断面積が周方向Dcの一方側Dc1に向かって次第に拡大するよう形成されている。スクロール流路51は、周方向Dcの一部で中間吐出口14に接続されている。
スクロール流路51は、第三の圧縮段P3と第四の圧縮段P4との間に配置されたダイアフラム20Cの径方向Drの外側に形成されている。スクロール流路51において、径方向Drの最も内側に位置する内側流路形成面514は、ダイアフラム20Cにおいて、径方向Drの外側Droを向くダイアフラム外周面20fにより形成されている。内側流路形成面514は、スクロール流路51において、径方向Drの外側Droを向く面である。
スクロール流路51において、径方向Drの最も外側に位置する外側流路形成面512は、外部ケーシング11の第一筒状部111において、径方向Drの内側Driを向くケーシング内周面108により形成されている。ケーシング内周面108は、ダイアフラム20Cのダイアフラム外周面20fに対し、径方向Drで対向している。外側流路形成面512は、スクロール流路51において、径方向Drの内側Driを向く面である。
図2に示すように、スクロール流路51において軸線方向Daの第二側Da2に位置する第二側流路形成面516は、接続壁部113において軸線方向Daの第一側Da1を向く内壁面113fにより形成されている。第二側流路形成面516は、スクロール流路51において、軸線方向Daの第一側Da1を向く面である。
スクロール流路51を形成しているダイアフラム20Cは、軸線方向Daでスクロール流路51とリターン流路35Cとを仕切る延出部205を備えている。延出部205は、内側流路形成面514の軸線方向Daの第一側Da1から、径方向Drの外側Droに延びている。スクロール流路51において、軸線方向Daの第一側Da1に位置する第一側流路形成面518は、延出部205において、軸線方向Daの第二側Da2を向く延出壁面205fにより形成されている。第一側流路形成面518は、スクロール流路51において、軸線方向Daの第二側Da2を向く面である。
導入部52は、リターン流路35Cとスクロール流路51とを接続している。導入部52は、リターン流路35Cを流れる作動流体Gの一部を、スクロール流路51に導入する。導入部52は、リターン流路35Cにおいて径方向Drの最も外側の最大径部35mから軸線方向Daにまっすぐ延びている。導入部52は、延出部205に対して径方向Drの外側Droに形成されている。本実施形態において、導入部52において径方向Drの最も外側に位置する導入部外側流路形成面521の少なくとも一部が、ケーシング内周面108により形成されている。
なお、軸線方向Daから見た際の、導入部52の流路断面積(又は周方向Dcから見た際の導入部52の径方向Drの流路幅)は、スクロール流路51へ供給すべき作動流体Gの流量と、リターン流路35から次の導入流路31に供給される(痴愚のインペラ3に供給される)流量との比に基づいて適宜設定されればよい。
また、リターン流路35の最大径部35mを形成する流路内面351の少なくとも一部が、ケーシング内周面108により形成されている。つまり、径方向Drにおけるリターン流路35の最大径部35mの位置は、スクロール流路51において径方向Drの最も外側Droである外側流路形成面512と同じ位置とされている。
このような中間スクロール50においては、第一の圧縮段P1~第三の圧縮段P3を経ることで圧力上昇した作動流体Gの一部が、リターン流路35Cから導入部52を経て、スクロール流路51に流入する。作動流体Gは、スクロール流路51に沿って周方向Dcの一方側Dc1に向かって流れ、中間吐出口14から外部に吐出される。
(作用効果)
上記構成の遠心圧縮機1は、中間段のインペラ3から吐出された作動流体Gの一部を中間吐出口14に導く中間スクロール50を備えている。中間スクロール50のスクロール流路51において、径方向Drの最も外側に位置する外側流路形成面512が、ケーシング内周面108により形成されている。さらに、ケーシング内周面108は、ダイアフラム20において径方向Drの外側Droを向くダイアフラム外周面20fと対向するように、外部ケーシング11において径方向Drの内側Driを向いている。つまり、スクロール流路51の径方向Drの外側Droの領域は、ダイアフラム20ではなく、外部ケーシング11によって形成されている。そのため、スクロール流路51を形成するためだけに、ダイアフラム20を径方向Drに大きくする必要が無く、ダイアフラム20の大きさを低減できる。さらに、外側流路形成面512がダイアフラム外周面20fと対向するケーシング内周面108であることで、外側流路形成面512は、外部ケーシング11においてダイアフラム20に最も近い径方向Drの最も内側Driに形成されている。したがって、ダイアフラム20の大きさを低減したうえで、スクロール流路51を径方向Drに最大限大きく形成することができる。したがって、中間スクロール50の性能を確保しつつ、ケーシング10の小径化を図ることができる。さらに、外部ケーシング11により、スクロール流路51の耐圧性能を十分に確保することができる。
また、スクロール流路51がリターン流路35Cに対して軸線方向Daの第二側Da2に形成されている。そのため、導入部52は、スクロール流路51に向かってリターン流路35Cから軸線方向Daの第二側Da2に向けて作動流体Gを排出する。このため、リターン流路35Cを流通する作動流体Gの流れによる慣性を利用して、作動流体Gを導入部52からスクロール流路51へとスムーズに流入させることができる。したがって、中間スクロール50へ流入する際の作動流体Gの圧力損失を抑えることができる。したがって、中間スクロール50における圧力損失を抑えつつ、ケーシング10の小径化を図ることができる。
また、外部ケーシング11が、第一ダイアフラム21を覆う第一筒状部111と、第一ダイアフラム21よりも径方向Drの外径が小さい第二ダイアフラム22を覆う第二筒状部112とを備えている。第一筒状部111と第二筒状部112との間には、接続壁部113が形成されている。さらに、スクロール流路51の第二側流路形成面516が、接続壁部113において軸線方向Daの第一側Da1を向く内壁面113fによって形成されている。つまり、スクロール流路51の軸線方向Daの第二側Da2の領域は、ダイアフラム20ではなく、外部ケーシング11の一部である接続壁部113によって形成されている。そのため、スクロール流路51を形成するためだけに、ダイアフラム20を軸線方向Daに大きくする必要が無く、ダイアフラム20の大きさを低減できる。これにより、ケーシング10を軸線方向Daに小型化することが可能となる。
また、中間スクロール50の導入部52が、リターン流路35の最大径部35mから軸線方向Daに延びている。リターン流路35を流れる作動流体Gは、遠心力により、径方向Drの外側Droに集まるように流れる。しかしながら、本実施形態では、導入部52が、リターン流路35の最大径部35mから軸線方向Daに延びている。その結果、リターン流路35の径方向Drの外側Droを流れる作動流体Gは、リターン流路35の最大径部35mから導入部52に、リターン流路35を流れてきた勢いに乗ったまま流入する。したがって、導入部52に流入する際の作動流体Gの動圧が抑えられる。さらに、導入部52の導入部外側流路形成面521の少なくとも一部が、ケーシング内周面108により形成されている。これにより、導入部52を画成する径方向Drの外側Droの面は、軸線方向Daにまっすぐ延びた状態なる。したがって、導入部52内を流れる作動流体Gの動圧を抑えることができる。したがって、導入部52における圧力損失を抑え、中間スクロール50における圧力損失を低減することができる。
また、リターン流路35の最大径部35mの流路内面351の少なくとも一部が、ケーシング内周面108により形成されている。つまり、リターン流路35の最大径部35mの流路内面351と、導入部52の導入部外側流路形成面521とが同一の面によって形成される。これにより、リターン流路35から導入部52に流入する際の作動流体Gの動圧がより抑えられる。したがって、導入部52における圧力損失を抑え、中間スクロール50における圧力損失をより低減することができる。
また、スクロール流路51は、ダイアフラム20Cのダイアフラム外周面20fによって形成された内側流路形成面514を有している。したがって、ダイアフラム20Cは、軸線方向Daでスクロール流路51が形成される位置と重なる領域では、ケーシング内周面108と同じ位置まで径方向Drに広げなくても、スクロール流路51の内側流路形成面514が形成される位置に応じた径方向Drの外径を有していればよい。したがって、スクロール流路51が形成される位置のダイアフラム20Cの径方向Drの大きさを抑えることができる。
(第一実施形態の変形例)
なお、上記第一実施形態において、導入部52を備えているが、導入部52は、例えば、以下に示すような構成とすることもできる。
図4に示すように、中間スクロール50Bの導入部52Bは、ダイアフラム20Cに形成された延出部205の先端部205sと、外部ケーシング11の第一筒状部111のケーシング内周面108との間に形成されている。本変形例において、延出部205の先端部205sは、上記実施形態における図2の構成に比較し、軸線方向Daにおける長さが短く形成されている。本変形例において、先端部205sは、径方向Drの外側Droに向かって突出する湾曲面205wのみによって形成されている。
この場合、導入部52Bにおいて径方向Drの最も内側に位置する導入部内側流路形成面524は、周方向Dcから見た際に、延出部205の先端部205sに形成され湾曲面205wである。
このような構成においても、湾曲面205wにより、導入部52Bの導入部内側流路形成面524を形成することができる。これにより、リターン流路35からスクロール流路51へと導入される作動流体Gは、湾曲面205wに沿ってスムーズに流れるため、導入部52Bの径方向Drの内側Driにおける圧力損失を抑えることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記実施形態では、外部ケーシング11が、第一筒状部111と、第二筒状部112と、接続壁部113と、を備え、スクロール流路51の第二側流路形成面516を、接続壁部113の内壁面113fによって形成するようにしたが、これに限るものではない。例えば、外部ケーシング11が、軸線方向Daの全体にわたって一定の外径で形成されている場合、スクロール流路51の第二側流路形成面516は、軸線方向Daの第二側Da2に位置する他のダイアフラムによって形成するようにしてもよい。
<付記>
各実施形態に記載の遠心圧縮機1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る遠心圧縮機1は、中心軸Oの延びる軸線方向Daに延びる回転軸2と、前記軸線方向Daの第一側Da1に形成された吸込口12、前記軸線方向Daの第二側Da2に形成された吐出口13、及び前記軸線方向Daで前記吸込口12と前記吐出口13との間に形成された中間吐出口14、を有するケーシング10と、を備え、前記回転軸2は、前記ケーシング10内で前記軸線方向Daに離れて複数配置され、前記軸線方向Daの第一側Da1から供給された作動流体Gを、前記中心軸Oを基準とする径方向Drの外側Droに圧縮して吐出するインペラ3を有し、前記ケーシング10は、前記インペラ3を覆うように前記軸線方向Daに延びる筒状に形成された複数のダイアフラム20と、複数の前記ダイアフラム20を覆うように前記軸線方向Daに延びる筒状に形成された外部ケーシング11と、前記インペラ3から吐出されて前記径方向Drの外側Droに向けて流れる前記作動流体Gの流れ方向を前記径方向Drの内側Driへ案内するリターン流路35と、複数の前記インペラ3のうち、前記軸線方向Daの途中に配置された中間段の前記インペラ3から吐出された前記作動流体Gの一部を前記中間吐出口14に導く中間スクロール50と、を有し、前記中間スクロール50は、前記リターン流路35に対して前記軸線方向Daの第二側Da2に形成されて前記中心軸O回りの周方向Dcに延び、前記周方向Dcの一部で前記中間吐出口14に接続されたスクロール流路51と、前記リターン流路35と前記スクロール流路51とを接続し、前記リターン流路35を流れる前記作動流体Gの一部を前記スクロール流路51に導入する導入部52と、を有し、前記スクロール流路51において、前記径方向Drの最も外側に位置する外側流路形成面512が、前記外部ケーシング11において前記径方向Drの内側Driを向いて、前記ダイアフラム20Cにおいて前記径方向Drの外側Droを向くダイアフラム外周面20fと対向するケーシング内周面108により形成されている。
これにより、スクロール流路51の径方向Drの外側Droの領域は、ダイアフラム20ではなく、外部ケーシング11によって形成されている。そのため、スクロール流路51を形成するためだけに、ダイアフラム20を径方向Drに大きくする必要が無く、ダイアフラム20の大きさを低減できる。さらに、外側流路形成面512がダイアフラム外周面20fと対向するケーシング内周面108であることで、外側流路形成面512は、外部ケーシング11においてダイアフラム20に最も近い径方向Drの最も内側Driに形成されている。したがって、ダイアフラム20の大きさを低減したうえで、スクロール流路51を径方向Drに最大限大きく形成することができる。したがって、中間スクロール50の性能を確保しつつ、ケーシング10の小径化を図ることができる。さらに、外部ケーシング11により、スクロール流路51の耐圧性能を十分に確保することができる。
また、スクロール流路51がリターン流路35Cに対して軸線方向Daの第二側Da2に形成されている。そのため、導入部52は、スクロール流路51に向かってリターン流路35Cから軸線方向Daの第二側Da2に向けて作動流体Gを排出する。このため、リターン流路35Cを流通する作動流体Gの流れによる慣性を利用して、作動流体Gを導入部52からスクロール流路51へとスムーズに流入させることができる。したがって、中間スクロール50へ流入する際の作動流体Gの圧力損失を抑えることができる。したがって、中間スクロール50における圧力損失を抑えつつ、ケーシング10の小径化を図ることができる。
(2)第2の態様に係る遠心圧縮機1は、(1)の遠心圧縮機1であって、複数の前記ダイアフラム20は、前記軸線方向Daの第一側Da1に配置された第一ダイアフラム21と、前記第一ダイアフラム21に対して前記軸線方向Daの第二側Da2に配置され、前記第一ダイアフラム21よりも前記径方向Drの外径が小さい第二ダイアフラム22と、を有し、前記ケーシング10は、前記第一ダイアフラム21を覆う第一筒状部111と、前記第二ダイアフラム22を覆い、前記第一筒状部111よりも前記径方向Drの内径が小さい第二筒状部112と、前記第一筒状部111と前記第二筒状部112との間に形成され、前記軸線方向Daに交差する方向に延びて前記第一筒状部111と前記第二筒状部112とを接続する接続壁部113と、を有し、前記スクロール流路51において前記軸線方向Daの第二側Da2に位置する第二側流路形成面516は、前記接続壁部113において前記軸線方向Daの第一側Da1を向く内壁面113fにより形成されている。
これにより、スクロール流路51の軸線方向Daの第二側Da2の領域は、ダイアフラム20ではなく、外部ケーシング11の一部である接続壁部113によって形成されている。そのため、スクロール流路51を形成するためだけに、ダイアフラム20を軸線方向Daに大きくする必要が無く、ダイアフラム20の大きさを低減できる。これにより、ケーシング10を軸線方向Daに小型化することが可能となる。
(3)第3の態様に係る遠心圧縮機1は、(1)又は(2)の遠心圧縮機1であって、前記導入部52は、前記リターン流路35において前記径方向Drの最も外側の最大径部35mから前記軸線方向Daに延び、前記径方向Drの最も外側に位置する導入部外側流路形成面521の少なくとも一部が、前記ケーシング内周面108により形成されている。
リターン流路35を流れる作動流体Gは、遠心力により、径方向Drの外側Droに集まるように流れる。しかしながら、導入部52が、リターン流路35の最大径部35mから軸線方向Daに延びている。その結果、リターン流路35の径方向Drの外側Droを流れる作動流体Gは、リターン流路35の最大径部35mから導入部52に、リターン流路35を流れてきた勢いに乗ったまま流入する。したがって、導入部52に流入する際の作動流体Gの動圧が抑えられる。さらに、導入部52の導入部外側流路形成面521の少なくとも一部が、ケーシング内周面108により形成されている。これにより、導入部52を画成する径方向Drの外側Droの面は、軸線方向Daにまっすぐ延びた状態なる。したがって、導入部52内を流れる作動流体Gの動圧を抑えることができる。したがって、導入部52における圧力損失を抑え、中間スクロール50における圧力損失を低減することができる。
(4)第4の態様に係る遠心圧縮機1は、(3)の遠心圧縮機1であって、前記リターン流路35の前記最大径部35mの流路内面351の少なくとも一部が、前記ケーシング内周面108により形成されている。
これにより、リターン流路35の最大径部35mの流路内面351と、導入部52の導入部外側流路形成面521とが同一の面によって形成される。これにより、リターン流路35から導入部52に流入する際の作動流体Gの動圧がより抑えられる。したがって、導入部52における圧力損失を抑え、中間スクロール50における圧力損失をより低減することができる。
(5)第5の態様に係る遠心圧縮機1は、(1)から(4)の何れか一つの遠心圧縮機1であって、前記スクロール流路51において前記径方向Drの最も内側に位置する内側流路形成面514は、前記ダイアフラム20Cにより形成されている。
これにより、ダイアフラム20Cは、軸線方向Daでスクロール流路51が形成される位置と重なる領域では、ケーシング内周面108と同じ位置まで径方向Drに広げなくても、スクロール流路51の内側流路形成面514が形成される位置に応じた径方向Drの外径を有していればよい。したがって、スクロール流路51が形成される位置のダイアフラム20Cの径方向Drの大きさを抑えることができる。
(6)第6の態様に係る遠心圧縮機1は、(1)から(5)の何れか一つの遠心圧縮機1であって、前記ダイアフラム20Cは、前記スクロール流路51に対して前記軸線方向Daの第一側Da1で、前記径方向Drの外側Droに延び、前記軸線方向Daで前記リターン流路35と前記スクロール流路51とを仕切る延出部205を備え、前記導入部52Bにおいて前記径方向Drの最も内側に位置する導入部内側流路形成面524が、前記周方向Dcから見た際に、前記延出部205の前記径方向Drの外側Droの先端部205sに形成され、前記径方向Drの外側Droに向かって突出する湾曲面205wである。
これにより、湾曲面205wにより、導入部52Bの導入部内側流路形成面524を形成することができる。これにより、リターン流路35からスクロール流路51へと導入される作動流体Gは、湾曲面205wに沿ってスムーズに流れるため、導入部52Bの径方向Drの内側Driにおける圧力損失を抑えることができる。
1…遠心圧縮機
2…回転軸
2A…回転軸本体
3…インペラ
3a…ディスク
3b…ブレード
3c…シュラウド
4A、4B…ジャーナル軸受
5…スラスト軸受
7A…第一ケーシングヘッド
7B…第二ケーシングヘッド
9A…吸込スクロール
9B…吐出スクロール
10…ケーシング
11…外部ケーシング
111…第一筒状部
111s…端部
112…第二筒状部
113…接続壁部
113f…内壁面
12…吸込口
13…吐出口
14…中間吐出口
20、20A、20B、20C…ダイアフラム
20f…ダイアフラム外周面
205…延出部
205f…延出壁面
205s…先端部
205w…湾曲面
21…第一ダイアフラム
22…第二ダイアフラム
30…ケーシング流路
31…導入流路
32…曲がり流路
33…圧縮流路
34…ディフューザ流路
35、35C…リターン流路
351…流路内面
35m…最大径部
50、50B…中間スクロール
51…スクロール流路
52、52B…導入部
108…ケーシング内周面
512…外側流路形成面
514…内側流路形成面
516…第二側流路形成面
518…第一側流路形成面
521…導入部外側流路形成面
524…導入部内側流路形成面
Da…軸線方向
Da1…第一側
Da2…第二側
Dc…周方向
Dc1…一方側
Dr…径方向
Dri…内側
Dro…外側
G…作動流体
O…中心軸
P1~P6…圧縮段

Claims (6)

  1. 中心軸の延びる軸線方向に延びる回転軸と、
    前記軸線方向の第一側に形成された吸込口、前記軸線方向の第二側に形成された吐出口、及び前記軸線方向で前記吸込口と前記吐出口との間に形成された中間吐出口、を有するケーシングと、を備え、
    前記回転軸は、前記ケーシング内で前記軸線方向に離れて複数配置され、前記軸線方向の第一側から供給された作動流体を、前記中心軸を基準とする径方向の外側に圧縮して吐出するインペラを有し、
    前記ケーシングは、
    前記インペラを覆うように前記軸線方向に延びる筒状に形成された複数のダイアフラムと、
    複数の前記ダイアフラムを覆うように前記軸線方向に延びる筒状に形成された外部ケーシングと、
    前記インペラから吐出されて前記径方向の外側に向けて流れる前記作動流体の流れ方向を前記径方向の内側へ案内するリターン流路と、
    複数の前記インペラのうち、前記軸線方向の途中に配置された中間段の前記インペラから吐出された前記作動流体の一部を前記中間吐出口に導く中間スクロールと、を有し、
    前記中間スクロールは、
    前記リターン流路に対して前記軸線方向の第二側に形成されて前記中心軸回りの周方向に延び、前記周方向の一部で前記中間吐出口に接続されたスクロール流路と、
    前記リターン流路と前記スクロール流路とを接続し、前記リターン流路を流れる前記作動流体の一部を前記スクロール流路に導入する導入部と、を有し、
    前記スクロール流路において、前記径方向の最も外側に位置する外側流路形成面が、前記外部ケーシングにおいて前記径方向の内側を向いて、前記ダイアフラムにおいて前記径方向の外側を向くダイアフラム外周面と対向するケーシング内周面により形成されている遠心圧縮機。
  2. 複数の前記ダイアフラムは、
    前記軸線方向の第一側に配置された第一ダイアフラムと、
    前記第一ダイアフラムに対して前記軸線方向の第二側に配置され、前記第一ダイアフラムよりも前記径方向の外径が小さい第二ダイアフラムと、を有し、
    前記ケーシングは、
    前記第一ダイアフラムを覆う第一筒状部と、
    前記第二ダイアフラムを覆い、前記第一筒状部よりも前記径方向の内径が小さい第二筒状部と、
    前記第一筒状部と前記第二筒状部との間に形成され、前記軸線方向に交差する方向に延びて前記第一筒状部と前記第二筒状部とを接続する接続壁部と、を有し、
    前記スクロール流路において前記軸線方向の第二側に位置する第二側流路形成面は、前記接続壁部において前記軸線方向の第一側を向く内壁面により形成されている請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記導入部は、前記リターン流路において前記径方向の最も外側の最大径部から前記軸線方向に延び、前記径方向の最も外側に位置する導入部外側流路形成面の少なくとも一部が、前記ケーシング内周面により形成されている請求項1又は2に記載の遠心圧縮機。
  4. 前記リターン流路の前記最大径部の流路内面の少なくとも一部が、前記ケーシング内周面により形成されている請求項3に記載の遠心圧縮機。
  5. 前記スクロール流路において前記径方向の最も内側に位置する内側流路形成面は、前記ダイアフラムにより形成されている請求項1から4の何れか一項に記載の遠心圧縮機。
  6. 前記ダイアフラムは、前記スクロール流路に対して前記軸線方向の第一側で、前記径方向の外側に延び、前記軸線方向で前記リターン流路と前記スクロール流路とを仕切る延出部を備え、
    前記導入部において前記径方向の最も内側に位置する導入部内側流路形成面が、前記周方向から見た際に、前記延出部の前記径方向の外側の先端部に形成され、前記径方向の外側に向かって突出する湾曲面である請求項1から5の何れか一項に記載の遠心圧縮機。
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